JP6756178B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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Description
図1および図2を参照して、本発明の一実施形態としての吸収性物品10を説明する。図1は、吸収性物品10を示す概略平面図である。図1には、展開した状態にある吸収性物品10の使用時に着用者に対向する側の面(以下、単に「着用者側の面」とも呼ぶ。)を図示してある。図2の(A)欄〜(C)欄にはそれぞれ、図1に示されているA−A切断、B−B切断およびC−C切断における吸収性物品10の概略断面構成を図示してある。図1および図2には、吸収性物品10を基準とする互いに直交する三方向を示す矢印X,Y,Zと、吸収性物品10の中心線CLと、を図示してある。
B1.変形例1:
上記実施形態では、吸収体20に、非固定領域配置部位27への液体の移動を防ぐために、吸収体20の外表面を下方に落ち込ませた陥没部26として、直線状に延びる溝部が形成されている。これに対して、非固定領域配置部位27への液体の移動を防ぐための陥没部26は、直線状の溝部以外の構成を有していてもよい。例えば、吸収体20には、陥没部26として曲線状に延びている溝部が形成されていてもよいし、非固定領域63に沿って点状に分散して配列された凹部が形成されていてもよい。このような構成であっても、吸収体20の中央側において吸収された液体が非固定領域配置部位27へと移動する経路が少なからず制限されるため、非固定領域63への液体の移動が抑制される。また、当該陥没部26は、吸収体20を、陥没部26を挟んだ外側と内側の部位とに分断するスリット状の切れ間として形成されていてもよい。
上記実施形態において、陥没部26は、第2シート50a側と第3シート50b側の両方に設けられている。これに対して、陥没部26は、第2シート50a側と第3シート50b側のうちのいずれか一方にのみ設けられていてもよい。上記実施形態では、陥没部26は、4つの張出部25a〜25dのそれぞれに1つずつ対応して設けられている。これに対して、陥没部26は、4つの張出部25a〜25dの全てに対応して設けられていなくてもよく、4つの張出部25a〜25dのうちの一部に対してのみ設けられていてもよい。また、陥没部26は、各張出部25a〜25dに対して1つずつ設けられるのではなく、各張出部25a〜25dに対して複数の陥没部26が形成されていてもよい。例えば、陥没部26として2本の並列な溝部が形成されていてもよい。
上記実施形態では、吸収体20の張出部25a〜25dが、吸収体20から第1シート30に向かう方向に見たときに非固定領域63に重なる非固定領域配置部位27を有している。これに対して、吸収体20は、張出部25a〜25d以外の部位に、非固定領域配置部位27を有していてもよい。また、吸収体20は、4つの張出部25a〜25dの全てが、非固定領域配置部位27を有している必要はなく、4つの張出部25a〜25dのうちのいずれかの非固定領域配置部位27が省略されていてもよい。吸収体20は、括れ部22を有していなくてもよく、例えば、長手方向にわたってほぼ均一な幅を有する構成を有していてもよい。この場合には、長手方向にわたって側端部24が非固定領域配置部位27を構成する。
上記実施形態では、吸収体20の陥没部26は、吸収性繊維の量を、陥没部26の形成部位以外の他の部位よりも少なくすることによって形成されている。これに対して、陥没部26は、吸収体20を厚み方向に押圧して、吸収体20における吸収性繊維の密度を高めることによって形成されてもよい。この構成によれば、毛細管現象によって、陥没部26の下の領域に液体を溜めることができ、非固定領域63の下の領域へと液体が移動することを抑制することができる。
上記実施形態では、吸収体20の製造工程において、吸着ドラムに堆積される吸収性繊維の量を局所的に減少させることによって陥没部26を形成している。これに対して、吸収体20の陥没部26は、他の方法によって形成されてもよい。陥没部26は、例えば、厚みが均一なシート状の吸収体20を作製した後に、吸収体20の一部を削ることによって形成されてもよい。ただし、上記実施形態の製法であれば、そうした陥没部26を形成するための加工工程を設ける必要がないため効率的である。
上記実施形態では、内側固定部62において、第2シート50aおよび第3シート50bは、表面シート40に接着されている。これに対して、内側固定部62において、第2シート50aおよび第3シート50bは、表面シート40ではなく、吸収体20のコアラップシートに接着されてもよい。また、上記実施形態では、外側固定部61において、第2シート50aおよび第3シート50bは、第1シート30に接着されている。これに対して、外側固定部61において、第2シート50aおよび第3シート50bは、第1シート30ではなく、短手方向に配置領域が延ばされた表面シート40に接着されてもよい。中部12の外側固定部61において、各シート50a,50bと表面シート40とが接着される場合には、弾性部材60は、表面シート40とを挟んで各シート50a,50bと第1シート30との間に配置される。各シート50a,50bは、一対の固定部61,62によって、直下の部材に接着されて、吸収性物品10に固定されていればよい。
上記実施形態では、吸収性物品10はテープ型の紙おむつとして構成されている。これに対して、吸収性物品10はテープ型の紙おむつとして構成されていなくてもよい。吸収性物品10は、例えば、前部11と後部13のそれぞれの短手方向における端部同士を連結することによって、パンツ型の紙おむつとして構成されてもよい。その他に、吸収性物品10は、紙おむつとして構成されていなくてもよく、尿取りパッドや、ナプキン、その他の生理用品等として構成されていてもよい。
11…前部
12…中部
13…後部
20…吸収体
21…前側幅広部
22…括れ部
23…後側幅広部
24…側端部
25a〜25d…張出部
26…陥没部
27…非固定領域配置部位
30…第1シート
31…第1部位
32…第2部位
33…第3部位
34…側端部
40…表面シート
50a…第2シート
50b…第3シート
52a,52b…側端部
53a,53b…側端部
60…弾性部材
61…外側固定部
62…内側固定部
63…非固定領域
65…弾性部材
CL…中心線
XL…切断線
Claims (6)
- 着用者の少なくとも股下部に配置されて用いられ、液体を吸収する吸収性物品であって、
液不透過性を有する第1シートと、
前記液体を吸収する吸収体であって、少なくとも、前記股下部に配置される部位を有し、前記第1シートの前記着用者側の面に、前記第1シートの短手方向における両側の側端部よりも内側に配置される吸収体と、
前記第1シートの前記着用者側の面に、前記短手方向における前記第1シートの中央より前記第1シートの一方の前記側端部側に寄った位置において、前記第1シートの長手方向にわたって積層されて、前記吸収体の少なくとも一部を覆う第2シートと、
を備え、
前記第1シートと前記第2シートとの間には、弾性的に収縮してギャザー部を形成する弾性部材が、少なくとも前記股下部に配置される部位において、少なくとも前記長手方向に弾性収縮力が生じる状態で張り渡されており、
前記弾性部材を前記弾性部材の径方向に挟む両側の領域および当該両側の領域から前記長手方向における両端に向かって延びる領域には、前記第2シートを固定する一対の固定部が、前記長手方向にわたって設けられており、
前記一対の固定部に挟まれ、前記弾性部材の配置領域の前記長手方向における両端より外側に位置する領域にはそれぞれ、前記第2シートが固定されていない非固定領域が前記長手方向の端まで形成されており、
前記吸収体は、前記吸収体から前記第1シートに向かう方向に見たときに、前記非固定領域に重なる部位である非固定領域配置部位を有し、
前記一対の固定部のうちの前記短手方向内側の固定部は、前記吸収体と平面視において重なる領域では、前記第2シートを前記第1シートに固定しておらず、
前記吸収体には、前記吸収体における前記非固定領域配置部位以外の部位から前記非固定領域配置部位への前記液体の移動を抑制する液体移動抑制部が、前記短手方向に見たときに前記非固定領域配置部位に重なり、前記短手方向において、前記非固定領域配置部位よりも内側、かつ、前記吸収体の中央よりも前記非固定領域配置部位に寄った位置に、前記非固定領域配置部位の長手方向に沿って形成されている、吸収性物品。 - 請求項1記載の吸収性物品であって、
前記液体移動抑制部は、前記吸収体の前記着用者側の外表面が、前記第1シート側へと落ち込んでいる陥没部である、吸収性物品。 - 請求項2記載の吸収性物品であって、
前記吸収性物品は、前記着用者の腹側から前記股下部を経て背側へと配置され、
前記吸収体は、
前記股下部に配置され、前記短手方向における幅が、前記腹側に配置される部位の幅および前記背側に配置される部位の幅よりも小さい括れ部と、
前記括れ部の前記長手方向における両外側に設けられ、前記括れ部の側端部よりも前記短手方向において外側に張り出して、少なくとも一部が、前記非固定領域配置部位を構成している一対の張出部と、
を有する、吸収性物品。 - 請求項2または請求項3に記載の吸収性物品であって、
前記陥没部は、前記内側の固定部に沿って前記長手方向に延びている溝部を含む、吸収性物品。 - 請求項3に従属する請求項4記載の吸収性物品であって、
前記溝部は、前記括れ部における前記側端部が前記短手方向において最も中央側に位置している部位よりも、前記短手方向において外側に設けられている、吸収性物品。 - 請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の吸収性物品であって、
前記吸収体は、少なくとも、前記液体を吸収する吸収性繊維を含み、
前記陥没部は、前記吸収性繊維の量を他の部位よりも低減させることによって形成されている、吸収性物品。
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