JP6755163B2 - センタリング機構及びこれを備えたハンド装置 - Google Patents

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Description

本明細書開示の発明は、センタリング機構及びこれを備えたハンド装置に関する。
従来、駆動モータ回転駆動軸に装着されたピニオンにより一対のラックを反対方向に案内移動することで、それぞれのラックが備えるチャック用爪を開閉するチャック駆動装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。チャック用爪にはそれぞれ把持用フィンガが設けられており、対象物を把持することができる。また、ハンド装置におけるセンタリングを可能とする左右同軸ボールねじが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平7−96483号公報 特開2010−139015号公報
近年、ハンド装置を備えた産業用のロボットは、例えば、モバイル機器の製造にも普及しつつある。モバイル機器の製造では、軽量の部品を取り扱うことが多い。しかしながら、従来のハンド装置は、ハンド装置自体が重いため、ハンド装置を移動させるロボットには、取り扱う部品の重量以上の可搬性能が求められている。ロボットに求められる可搬性能が高くなると、ロボットが高価になる。また、人とロボットが共存する製造現場において、危険度が上がるという問題がある。
特許文献1のチャック駆動装置は、ラックを駆動するためにモータを備えているため、ハンド装置が重くなる。また、特許文献2の左右同軸ボールねじを用いた場合も、左右同軸ボールねじを回転させるためには、モータの使用が想定され、ハンド装置が重くなることが考えられる。
1つの側面では、本明細書開示のセンタリング機構及びこれを備えたハンド装置は、センタリング機構及びハンド装置を軽量化することを課題とする。
本明細書開示のセンタリング機構は、固定ラックと、前記固定ラックに平行に配置されると共に、前記固定ラックの長手方向に沿って移動可能に設けられた可動ラックと、前記固定ラックに噛み合う第1のピニオン歯車と、回転軸部を介して前記第1のピニオン歯車と連結されると共に、ピッチ円直径が前記第1のピニオン歯車のピッチ円直径と異なり、前記可動ラックと噛み合う第2のピニオン歯車を備えた第1組歯車と、前記固定ラックに噛み合う第3のピニオン歯車と、回転軸部を介して前記第3のピニオン歯車と連結されると共に、ピッチ円直径が前記第3のピニオン歯車のピッチ円直径と異なり、前記可動ラックと噛み合う第4のピニオン歯車を備えた第2組歯車と、前記可動ラックを移動させるアクチュエータと、を備え、前記固定ラックと前記可動ラックのうち、少なくとも一方は上段部と下段部とを有する2段ラックであり、前記第1組歯車と前記第2組歯車のうち、一方は、前記固定ラックの長手方向に沿う前記上段部に対応する範囲内に配置され、他方は、前記固定ラックの長手方向に沿う前記下段部に対応する範囲内に配置されている。
また、本明細書開示のハンド装置は、固定ラックと、前記固定ラックに平行に配置されると共に、前記固定ラックの長手方向に沿って移動可能に設けられた可動ラックと、前記固定ラックに噛み合う第1のピニオン歯車と、回転軸部を介して前記第1のピニオン歯車と連結されると共に、ピッチ円直径が前記第1のピニオン歯車のピッチ円直径と異なり、前記可動ラックと噛み合う第2のピニオン歯車を備えた第1組歯車と、前記固定ラックに噛み合う第3のピニオン歯車と、回転軸部を介して前記第3のピニオン歯車と連結されると共に、ピッチ円直径が前記第3のピニオン歯車のピッチ円直径と異なり、前記可動ラックと噛み合う第4のピニオン歯車を備えた第2組歯車と、前記可動ラックを移動させるアクチュエータと、前記固定ラックの長手方向に沿って設けられたリニアガイドと、前記リニアガイドに摺動自在に設けられると共に、前記第1組歯車と連結された第1ハンドと、前記リニアガイドに摺動自在に設けられると共に、前記第2組歯車と連結された第2ハンドと、を備え、前記固定ラックと前記可動ラックのうち、少なくとも一方は上段部と下段部とを有する2段ラックであり、前記第1組歯車と前記第2組歯車のうち、一方は、前記固定ラックの長手方向に沿う前記上段部に対応する範囲内に配置され、他方は、前記固定ラックの長手方向に沿う前記下段部に対応する範囲内に配置されている。
本明細書開示のセンタリング機構及びこれを備えたハンド装置は、センタリング機構及びハンド装置を軽量化することができる。
図1(A)、図1(B)は実施形態に適用される直動変速機構の原理の一例を説明する図である。 図2は実施形態に適用される直動変速機構における可動ラックの移動距離の計算の一例を説明する図である。 図3(A)、図3(B)は実施形態に適用される直動変速機構の動作例を示す説明図である。 図4(A)は実施形態のセンタリング機構が備える二つの組歯車が接近する様子を模式的に示す説明図であり、図4(B)は実施形態のセンタリング機構が備える二つの組歯車が離間する様子を模式的に示す説明図である。 図5は実施形態のハンド装置の概略構成を模式的に示す説明図である。 図6は図5におけるA−A線断面図である。 図7はハンド装置が開閉する様子を模式的に示す説明図である。 図8(A)は他の実施形態のセンタリング機構が備える二つの組歯車が接近する様子を模式的に示す説明図であり、図8(B)は実施形態のセンタリング機構が備える二つの組歯車が離間する様子を模式的に示す説明図である。 図9は固定ラックと可動ラックの双方が2段ラックであるセンタリング機構を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。ただし、図面中、各部の寸法、比率等は、実際のものと完全に一致するようには図示されていない場合がある。また、図面によっては、説明の都合上、実際には存在する構成要素が省略されていたり、寸法が実際よりも誇張されて描かれていたりする場合がある。
まず、図1(A)乃至図3(B)を参照しつつ、本発明の実施形態に適用される直動変速機構の原理について説明する。図1(A)、図1(B)は実施形態に適用される直動変速機構の原理の一例を説明する図である。図2は実施形態に適用される直動変速機構における可動ラックの移動距離の計算の一例を説明する図である。図3(A)、図3(B)は実施形態に適用される直動変速機構の動作例を示す説明図である。
図1(A)や図1(B)に示すように、直動変速機構1(以下、単に変速機構1という場合がある)は、1つの固定ラック2と、固定ラック2に平行に配置されると共に、図示されないスライド機構によって矢印に示す長手方向に沿って移動可動な可動ラック3とを有する。固定ラック2と可動ラック3は、歯が同じ向きになるように、かつ複数の歯の配列方向である固定ラック2、可動ラック3の長手方向が平行になるように配置されている。また、固定ラック2には、第1のピニオン歯車4が噛み合わされており、第1ラックアンドピニオン機構7を構成している。また、可動ラック3には、第2のピニオン歯車5が噛み合わされており、第2ラックアンドピニオン機構8を構成している。
固定ラック2と噛み合う第1のピニオン歯車4のピッチ円直径はDaになっている。可動ラック3と噛み合う第2のピニオン歯車5のピッチ円直径はDbになっている。第1のピニオン歯車4及び第2のピニオン歯車5は回転軸部6によって同軸に連結されている。ここで、ピッチ円直径とは、歯数×モジュールである。また、第1のピニオン歯車4と第2のピニオン歯車5のピッチ円直径は、異なる値になっている。図1(A)に示す例では、第1のピニオン歯車4のピッチ円直径が第2のピニオン歯車5のピッチ円直径よりも大きくなっている。一方、図1(B)に示す例では、第2のピニオン歯車5のピッチ円直径が第1のピニオン歯車4のピッチ円直径よりも大きくなっている。
図1(A)に示す例では、第1のピニオン歯車4を固定ラック2の長手方向、即ち矢印に示す方向に平行移動させると、固定ラック2に噛み合っている第1のピニオン歯車4が回転し、回転軸部6によって第1のピニオン歯車4に連結された第2のピニオン歯車5も同じ回転数で回転する。そして、第2のピニオン歯車5が回転することによって、可動ラック3が矢印に示す長手方向に移動させられる。
このとき、第1のピニオン歯車4の直線移動距離と、可動ラック3の移動距離の比率は図2に示すように計算できる。なお、図2では、計算の都合上、固定ラック2が移動することを仮定して計算している。図2のケース(1)に示すように、第1のピニオン歯車4及び第2のピニオン歯車5が平行移動せずに1回転した場合は、第1のピニオン歯車4及び第2のピニオン歯車5の移動距離は、「0」である。そして、固定ラック2の仮想の移動距離が「−π・Da」になり、可動ラック3の移動距離は、「−π・Db」になる。
また、ケース(2)に示すように、全体を「π・Da」だけ平行移動させた場合、第1のピニオン歯車4及び第2のピニオン歯車5の移動距離は、「π・Da」である。そして、固定ラック2の仮想の移動距離が「π・Da」になり、可動ラック3の移動距離は、「π・Da」になる。
従って、ケース(1)とケース(2)を合計すると、第1のピニオン歯車4及び第2のピニオン歯車5の移動距離は、「π・Da」であり、固定ラック2の移動距離が「0」になる。可動ラック3の移動距離は、「π・(Da−Db)」になる。このことは、固定ラック2を固定した状態で、第1のピニオン歯車4及び第2のピニオン歯車5を「π・Da」だけ移動させると、可動ラック3は「π・(Da−Db)」だけ移動することを示し、変速比は(Da−Db)/Daとなる。
従って、図1(A)図示のように、第1のピニオン歯車4のピッチ円直径が第2のピニオン歯車5のピッチ円直径よりも大きい場合(Da>Db)、可動ラック3とピニオン歯車4、5の移動方向は、図3(A)に示すように一致する。
一方、図1(B)図示のように、第2のピニオン歯車5のピッチ円直径が第1のピニオン歯車4のピッチ円直径よりも大きい場合(Db>Da)、可動ラック3とピニオン歯車4、5の移動方向は、図3(B)に示すように逆向きとなる。
以下で説明する本実施形態のセンタリング機構10では、図3(A)で示す態様と図3(B)に示す態様とを組み合わせることによって、後に説明するハンド装置20における右ハンド23及び左ハンド24の左右対称の動作を実現する。
(実施形態)
まず、図4(A)及び図4(B)を参照しつつ、センタリング機構10の概略構成及びその動作について説明する。図4(A)は実施形態のセンタリング機構が備える二つの組歯車が接近する様子を模式的に示す説明図であり、図4(B)は実施形態のセンタリング機構が備える二つの組歯車が離間する様子を模式的に示す説明図である。
センタリング機構10は、固定ラック12と、この固定ラック12に平行に配置されると共に、上段部13aと下段部13bとを有し、固定ラック12の長手方向に沿って移動可能に設けられた可動ラック13を備える。また、センタリング機構10は、第1組歯車14と第2組歯車15を備える。すなわち、本実施形態では、可動ラック13を2段ラックとしている。
第1組歯車14は、固定ラック12に噛み合う第1のピニオン歯車14aと、可動ラック13の上段部13aと噛み合う第2のピニオン歯車14bとを備える。第1のピニオン歯車14aと第2のピニオン歯車14bとは、回転軸部14cを介して連結されている。第1のピニオン歯車14aのピッチ円直径をEaとし、第2のピニオン歯車14bのピッチ円直径をEbとすると、Ea>Ebの関係が成立している。
第2組歯車15は、固定ラック12に噛み合う第3のピニオン歯車15aと、可動ラック13の下段部13bと噛み合う第4のピニオン歯車15bとを備える。第3のピニオン歯車15aと第4のピニオン歯車15bとは、回転軸部15cを介して連結されている。第3のピニオン歯車15aのピッチ円直径をDaとし、第4のピニオン歯車15bのピッチ円直径をDbとすると、Da<Dbの関係が成立している。
このようなセンタリング機構10において、図4(A)に示すように可動ラック13を矢示16aのように左側に移動させると、第1組歯車14は矢示16bのように左側に移動する。一方、第2組歯車15は矢示16cのように右側に移動する。また、図4(B)に示すように可動ラック13を矢示19aのように右側に移動させると、第1組歯車14は矢示19bのように右側に移動する。一方、第2組歯車15は矢示19cのように左側に移動する。このように、センタリング機構10によれば、第1組歯車14と第2組歯車15との左右対称の動作を実現することができる。
なお、可動ラック13が上段部13aと下段部13bとを備えるのは、下径が異なる第2のピニオン歯車14bと第4のピニオン歯車15bとをともに可動ラック13に噛み合わせるためである。また、可動ラック13は、アクチュエータで移動させることができる。
つぎに、このような原理で作動するセンタリング機構10を備えたハンド装置20について、図5乃至図7を参照しつつ説明する。図5は実施形態のハンド装置の概略構成を模式的に示す説明図である。図6は図5におけるA−A線断面図である。図7はハンド装置が開閉する様子を模式的に示す説明図である。
ハンド装置20は、フレーム21を備えている。フレーム21は、底面板21a、背面板21b、右側面板21c及び左側面板21dを備えている。なお、図6では、左側面板21dは取り外されている。
図6を参照すると、背面板21bには、図5における左右方向に延びるリニアガイド22が設けられている。また、背面板21bには、スペーサ部25を介して固定ラック12が設けられている。固定ラック12は、図5における左右方向を長手方向として設けられている。従って、リニアガイド22は、固定ラック12の長手方向に沿って設けられていることになる。
図5において、固定ラック12の手前側には、固定ラック12に平行に配置されると共に、固定ラック12の長手方向に沿って移動可能に設けられた可動ラック13が配置されている。可動ラック13には、固定ラック12の長手方向に沿って延びる案内溝131が設けられている。案内溝131には、図6に示すように固定ラック12を貫通してスペーサ部25に支持されているピン部材30が挿通されている。これにより、可動ラック13は、固定ラック12の長手方向に沿って移動できるようになっている。
可動ラック13には、磁石26が取り付けられている。フレーム21には、電磁石27が取り付けられている。電磁石27は、左側面板21cに支持されている。電磁石27は、可動ラック13を移動させるアクチュエータの一例である。電磁石27は、可動ラック13に設けられた磁石26を吸引することで可動ラック13を移動させることができる。電磁石27の一端部には、鍔部28が設けられている。鍔部28と可動ラック13との間には、電磁石27によって吸引された可動ラック13を元の位置に復帰させる弾性体であるバネ29が挟持されている。なお、本実施形態では、コイルバネを用いているが、可動ラック13を元の位置に復帰されることができれば、他の弾性体を用いてもよい。また、電磁石27に逆向きの電流を流すようにすれば、弾性体を廃止してもよい。
リニアガイド22には、右ハンド23と左ハンド24とが摺動自在に取り付けられている。右ハンド23は、把持部23aとスライダブロック部23bを備え、スライダブロック部23bがリニアガイド22に取り付けられている。左ハンド24は、把持部24aとスライダブロック部24bを備え、スライダブロック部24bがリニアガイド22に取り付けられている。
右ハンド23には、第1組歯車14が取り付けられている。一方、左ハンド24には第2組歯車15が取り付けられている。第1組歯車14と第2組歯車15とは、図4(A)及び図4(B)に示すように左右対称の動作をするため、右ハンド23と左ハンド24は、図7に示すように開閉動作をすることができる。
ここで、各ピニオン歯車14a、14b、15a、15bの歯数について説明する。右ハンド23と左ハンド24とをセンタリングするには、第1組歯車14と第2組歯車15が異なる向きに移動し、かつ、その移動量が同一であることが求められる。
右ハンド23に取り付けられている第1組歯車14の変速比は、(Ea−Eb)/Eaであり、一方、左ハンド24に取り付けられている第2組歯車15の変速比は、(Da−Db)/Daである。そして、第1組歯車14と第2組歯車15の移動方向は逆向きになるため、下記式1が成立する。
(Da−Db)/Da=−(Ea−Eb)/Ea
1−Db/Da=−1+Eb/Ea
Db/Da+Eb/Ea=2
式1
これより、第1組歯車14と第2組歯車15のそれぞれのピッチ円直径の比、すなわち、歯数比(速度比)の和が2になるように各ピニオン歯車14a、14b、15a、15bの歯数を選択すればよいことがわかる。例えば、Da=20、Db=22、Ea=20、Eb=18とすれば、22/20+18/20=2となる。このような歯数に設定することで、可動ラック13の移動によって右ハンド23と左ハンド24とのセンタリングが可能になる。
なお、上記の計算例のように、Da=Eaとすれば、式1における分母が共通となり、和が2となる整数の選択肢が増えるため、歯数を選定するための計算が簡単になる。
以上のような本実施形態のハンド装置20によれば、センタリング機構10を駆動するためのアクチュエータを装備すればよいため、モータによりハンド装置を駆動する場合と比較して、軽量化することができる。また、アクチュエータとして電磁石27を用いた場合、小型の電磁石27であっても、電流や電圧の調整で所望の出力を得ることができ、可動ラック13を移動させることができる。この結果、ハンド装置20が装備されるロボットの可搬性能を低く抑えることができる。すなわち、ロボットの出力を抑えることができ、作業の安全性を向上させることができる。
なお、上記実施形態では、可動ラック13を2段ラックとしているが、図8(A)及び図8(B)に示すように、固定ラック12を上段部12aと下段部12bを備えた2段ラックとしてもよい。このように、固定ラックを2段ラックとし、可動ラックを1段ラックとしても、開閉動作を実現することができる。すなわち、図8(A)に示すように可動ラック13を矢示16aのように左側に移動させると、第1組歯車14は矢示16bのように左側に移動する。一方、第2組歯車15は矢示16cのように右側に移動する。また、図8(B)に示すように可動ラック13を矢示19aのように右側に移動させると、第1組歯車14は矢示19bのように右側に移動する。一方、第2組歯車15は矢示19cのように左側に移動する。このように、センタリング機構10によれば、第1組歯車14と第2組歯車15との左右対称の動作を実現することができる。
また、図9に示すように、固定ラック12と可動ラック13の双方を2段ラックとすることもできる。すなわち、固定ラック12と可動ラック13のいずれかを直線状としなくても第1組歯車14と第2組歯車15との左右対称の動作を実現することができる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1 変速機構
10 センタリング機構
12 固定ラック
13 可動ラック
13a 上段部
13b 下段部
14 第1組歯車
14a 第1のピニオン歯車
14b 第2のピニオン歯車
14c 回転軸部
15 第2組歯車
15a 第3のピニオン歯車
15b 第4のピニオン歯車
15c 回転軸部
20 ハンド装置
21 フレーム
22 リニアガイド
23 右ハンド
23a 把持部
23b スライダブロック部
24 左ハンド
24a 把持部
24b スライダブロック部
25 スペーサ部
26 磁石
27 電磁石
28 鍔部
29 バネ
30 ピン部材

Claims (6)

  1. 固定ラックと、
    前記固定ラックに平行に配置されると共に、前記固定ラックの長手方向に沿って移動可能に設けられた可動ラックと、
    前記固定ラックに噛み合う第1のピニオン歯車と、回転軸部を介して前記第1のピニオン歯車と連結されると共に、ピッチ円直径が前記第1のピニオン歯車のピッチ円直径と異なり、前記可動ラックと噛み合う第2のピニオン歯車を備えた第1組歯車と、
    前記固定ラックに噛み合う第3のピニオン歯車と、回転軸部を介して前記第3のピニオン歯車と連結されると共に、ピッチ円直径が前記第3のピニオン歯車のピッチ円直径と異なり、前記可動ラックと噛み合う第4のピニオン歯車を備えた第2組歯車と、
    前記可動ラックを移動させるアクチュエータと、を備え、
    前記固定ラックと前記可動ラックのうち、少なくとも一方は上段部と下段部とを有する2段ラックであり、
    前記第1組歯車と前記第2組歯車のうち、一方は、前記固定ラックの長手方向に沿う前記上段部に対応する範囲内に配置され、他方は、前記固定ラックの長手方向に沿う前記下段部に対応する範囲内に配置されたセンタリング機構。
  2. 少なくとも前記可動ラックは、前記上段部と前記下段部とを有する2段ラックであり、
    前記第2のピニオン歯車のピッチ円直径は前記第1のピニオン歯車のピッチ円直径よりも小さく、
    前記第4のピニオン歯車のピッチ円直径は前記第3のピニオン歯車のピッチ円直径よりも大きい請求項1に記載のセンタリング機構。
  3. 少なくとも前記固定ラックは、前記上段部と前記下段部とを有する2段ラックであり、
    前記第2のピニオン歯車のピッチ円直径は前記第1のピニオン歯車のピッチ円直径よりも大きく、
    前記第4のピニオン歯車のピッチ円直径は前記第3のピニオン歯車のピッチ円直径よりも小さい請求項1に記載のセンタリング機構。
  4. 前記アクチュエータは、前記可動ラックに設けられた磁石を吸引する電磁石である請求項1乃至3のいずれか1項に記載のセンタリング機構。
  5. 前記電磁石によって吸引された前記可動ラックを元の位置に復帰させる弾性体をさらに備える請求項4に記載のセンタリング機構。
  6. 固定ラックと、
    前記固定ラックに平行に配置されると共に、前記固定ラックの長手方向に沿って移動可能に設けられた可動ラックと、
    前記固定ラックに噛み合う第1のピニオン歯車と、回転軸部を介して前記第1のピニオン歯車と連結されると共に、ピッチ円直径が前記第1のピニオン歯車のピッチ円直径と異なり、前記可動ラックと噛み合う第2のピニオン歯車を備えた第1組歯車と、
    前記固定ラックに噛み合う第3のピニオン歯車と、回転軸部を介して前記第3のピニオン歯車と連結されると共に、ピッチ円直径が前記第3のピニオン歯車のピッチ円直径と異なり、前記可動ラックと噛み合う第4のピニオン歯車を備えた第2組歯車と、
    前記可動ラックを移動させるアクチュエータと、
    前記固定ラックの長手方向に沿って設けられたリニアガイドと、
    前記リニアガイドに摺動自在に設けられると共に、前記第1組歯車と連結された第1ハンドと、
    前記リニアガイドに摺動自在に設けられると共に、前記第2組歯車と連結された第2ハンドと、を備え、
    前記固定ラックと前記可動ラックのうち、少なくとも一方は上段部と下段部とを有する2段ラックであり、
    前記第1組歯車と前記第2組歯車のうち、一方は、前記固定ラックの長手方向に沿う前記上段部に対応する範囲内に配置され、他方は、前記固定ラックの長手方向に沿う前記下段部に対応する範囲内に配置されたハンド装置。
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