JP6751356B2 - 燃料配置確認システム - Google Patents

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Description

本発明は、原子力発電所における燃料交換作業に係る燃料配置確認システムに関する。
原子力発電所の原子炉内に配置された燃料集合体は、使用後に使用済燃料集合体として燃料保管プールに保管される。使用済燃料集合体の炉心から燃料保管プールへの移動、及び、新しい燃料集合体の炉心への装荷は、定期検査での一工程として実施されている。このとき、所定の位置から燃料が取り出されているか、また、所定の位置に燃料が装荷されたかを確認するため、燃料集合体上部に刻印された刻印番号を水中カメラ等によって撮像し、撮像画像から人による目視で番号が正しいか判断している。
従来の配置確認では、一連の燃料交換作業が終了した後、水中カメラを用いて、多数配列された燃料集合体を1列ごとに確認していたことから、全ての燃料集合体の刻印番号確認には非常に時間が掛かっていた。そこで、時間短縮技術として、例えば、特許文献1には、複数の水中カメラと水中照明の反射板を備えた装置を、燃料交換機等を用いて水中を移動させ、燃料集合体の複列を同時に検査する装置について記載されている。
また、特許文献2の燃料配置確認装置は、原子力発電所の原子炉の上部に移動自在に設置して燃料取替作業をする燃料交換機の燃料取替作業の経過を作業信号として入力し、炉心における燃料取替作業後の燃料の配置情報信号を出力する専用計算機と、炉心における燃料取替状況を映像信号として出力する水中テレビカメラと、この映像信号を入力して燃料の配置に変化が生じた場合に画像信号として出力する画像処理装置と、この画像信号と燃料取替作業後の燃料の配置情報信号を入力するとともにこれらを比較して燃料交換機による燃料取替作業が正しく行われたか否かの診断をする燃料配置診断装置からなることが記載されている。
特許2547680号公報 特許3288167号公報
特許文献1においては、燃料集合体の刻印番号の確認作業のみの効率化、すなわち時間を短縮することを目的としており、燃料交換作業から燃料集合体の刻印番号確認作業までの一連の作業時間を短縮することは考慮されていない。
特許文献2では、水中テレビカメラで撮影するのは、炉心における燃料取替状況であり、燃料集合体の刻印番号を読み取っていないので、取替の燃料集合体が指示されたものであるか否かが問題となる。
本発明は、前記の課題を解決するための発明であって、燃料交換作業の際に燃料集合体の刻印番号の確認ができる燃料配置確認システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明の燃料配置確認システムは、原子力発電所の原子炉の上部に移動自在に設置して燃料交換作業をする燃料交換機の燃料交換作業の経過を作業信号として入力し、炉心における燃料交換作業後の燃料の配置情報信号を出力する燃料交換機制御装置と、燃料交換作業の際に炉心の領域と燃料保管プール間にあるゲート部を通過する燃料の識別情報を撮像する撮像手段(例えば、水中カメラ5)と、撮像手段で取得した画像に基づく燃料の識別情報と燃料交換機に作業信号として指令された燃料の識別情報とが一致しているか否かを判定し、その判定結果を表示部に表示する燃料配置管理装置と、を有することを特徴とする。本発明のその他の態様については、後記する実施形態において説明する。
本発明によれば、燃料交換作業の際に燃料集合体の刻印番号の確認ができる。
本実施形態に係る燃料配置確認システムの構成を示す図である。 炉心領域及び燃料保管プールの燃料集合体の配置イメージを示す図である。 燃料配置管理装置の燃料交換作業の処理を示すフローチャートである。 炉心領域と燃料保管プール間のゲート部での撮像手段の設置例を示す図である。 炉心に存在する燃料集合体の配置例を示す図である。 燃料交換作業中の燃料配置管理装置の表示画面を示す図である。 燃料交換作業終了時の燃料配置管理装置の表示画面を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、燃料保管プールから炉心に燃料集合体を装荷する場合、炉心に挿入されている燃料集合体を燃料保管プールへ移動する場合を例示しながら燃料配置確認システムの処理内容を説明する。
図1は、本実施形態に係る燃料配置確認システム100の構成を示す図である。図2は、炉心領域及び燃料保管プール6の燃料集合体の配置イメージを示す図である。図1及び図2を用いて、本実施形態における作業環境、作業手順、機器構成について説明する。
燃料配置確認システム100は、原子力発電所の原子炉の上部に移動自在に設置して燃料交換作業をする燃料交換機80(例えば、伸縮管2を含む燃料交換台車1)の燃料交換作業の経過を作業信号として入力し、炉心における燃料交換作業後の燃料の配置情報信号を出力する燃料交換機制御装置8と、燃料交換作業の際に炉心3の領域の上部にある原子炉ウエル28と燃料保管プール6の間にあるゲート部20を通過する燃料の識別情報を撮像する水中カメラ5(撮像手段)と、水中カメラ5で取得した画像に基づく燃料の識別情報と燃料交換機80に作業信号として指令された燃料の識別情報とが一致しているか否かを判定し、その判定結果を表示装置10に表示する燃料配置管理装置9と、を有する。
炉心3には燃料集合体4が挿入されており、燃料交換台車1は、炉心3の上部を、平面内で二次元的に移動する。燃料交換台車1には、固定され昇降移動する伸縮管2が設置され、燃料交換台車1及び伸縮管2は、ケーブルを介して燃料交換機制御装置8に接続される。燃料交換台車1は、例えば、走行台車と横行台車とからなり、走行台車は、原子炉ウエル28及び燃料保管プール6を跨いで走行できるように、原子炉建屋内の運転床上に設置された一対のレール23,23上に配置される。横行台車は、走行台車上に設けられた一対のレール24,24上に配置され、走行台車の移動方向と直交する方向に移動する。
前記したように、炉心3の領域の上部にある原子炉ウエル28と、燃料保管プール6との間にはゲート部20を有し、ゲート部20には、燃料交換作業の際にゲート部20を通過する燃料集合体4の識別情報を撮像する水中カメラ5(撮像手段)が配設されている。
燃料交換台車1を用いた燃料集合体4の交換は、例えば、沸騰水型原子力プラントの運転停止後における定期検査期間にて行われる。原子炉圧力容器25及び原子炉圧力容器25を取り囲む原子炉格納容器(図示せず)は、原子炉建屋(図示せず)内に設置されている。沸騰水型原子力プラントの運転停止後、原子炉格納容器の上方に位置する原子炉ウエル28内に冷却水が充填される。その後、原子炉格納容器の蓋及び原子炉圧力容器25の蓋が取り外される。原子炉圧力容器25内に設置されている蒸気乾燥器、気水分離器及びシュラウドヘッドが原子炉圧力容器25外に搬出される。
原子炉圧力容器25内の炉心に装荷されている、寿命となった複数の燃料集合体4(使用済の燃料集合体4)が炉心から取り出されて燃料保管プール6へ移送され、燃料保管プール6内に保管されている、新燃料である燃料集合体4が炉心内に装荷される。このような使用済の燃料集合体4及び新燃料である燃料集合体4の移送に燃料交換台車1が用いられる。
燃料交換作業では、作業者からの操作信号、すなわち移動対象である燃料集合体4の識別情報、座標値の始点位置及び終点位置が入力され、その入力信号に基づいて燃料交換機制御装置8において燃料交換台車1及び伸縮管2の制御信号が生成される。炉心3のある燃料集合体の座標が入力された場合、燃料交換台車1は水平位置を移動させ、目標位置に停止後、伸縮管2を炉心3の下部へ降下させる。ここで、燃料交換台車1と伸縮管2の移動は同時、またはシーケンスで実施してもよい。
移動対象の燃料集合体4の上部に伸縮管2の先端が移動した後、燃料集合体4の上部に設けられた燃料集合体ハンドル14(図4参照)をグラップル27(図4参照)でつかみ、炉心3からの引き抜き動作(伸縮管2を上昇)に移る。そして、移動中の燃料集合体4の底面が燃料保管プール6の所定位置以上に達したことを確認し、燃料保管プール6内への移動動作に移る。炉心3の上部にある原子炉ウエル28と燃料保管プール6の間には、ゲート部20があり、前記したように、そのゲート部20に燃料集合体4の燃料集合体ハンドル14に刻印されている燃料番号(燃料の識別情報)を読み取るための水中カメラ5が設置されている。水中カメラ5の制御及びカメラ画像の取得には燃料配置管理装置9を用いる。燃料配置管理装置9は、燃料交換機制御装置8と接続されており、燃料交換台車1及び伸縮管2の移動時の位置データを取得可能な構成となっている。また、燃料配置管理装置9には、燃料配置情報の更新処理も内蔵しており、処理内容の監視、処理結果の確認をするための表示装置10も接続されている。
次に、図3から図7を用いて燃料配置情報の更新処理について説明する。
図3は、燃料配置管理装置9の燃料交換作業の処理を示すフローチャートである。実施形態では、図1中の燃料配置管理装置9内に本処理を実装しているが、燃料配置管理装置9とは別に処理装置を設けてもよいし、燃料交換機制御装置8と共通化してもよい。
燃料交換作業開始後、まずステップS1において、交換作業前の燃料配置情報を読込む。ここで、交換作業前の燃料配置情報は、予め設定した共通の座標系、例えば方位の北方向をY軸正方向、方位の東方向をX軸正方向と設定した座標系における、炉心3の各燃料集合体座標値データと燃料保管プール6の各燃料集合体の座標値データ、及び各座標値データの関連付けされた燃料番号データを少なくとも含むデータである。
ステップS2では、作業員により燃料交換機80の動作入力がされる。動作入力の手順は、移動対象である燃料集合体の座標値または燃料番号を入力することで、燃料配置管理装置9は、始点のXY座標を取得し、移動先も始点同様に終点のXY座標を取得する。
そして、ステップS3において、燃料配置管理装置9は、指定された始点及び終点情報から、燃料交換台車1及び伸縮管2に備えられた駆動部の指令値を生成する。なお、駆動部の指令値は、電動モータであれば電圧信号を指令値として生成する。
次に、ステップS4において、炉心3の上部と燃料保管プール6間のゲート部20に設置された水中カメラ5から燃料集合体ハンドル14(図4参照)に刻印された燃料番号の撮像画像(カメラ画像)を取得する。
図4は、炉心3の領域と燃料保管プール6間のゲート部20での撮像手段の設置例を示す図である。撮像手段として水中カメラ5の設置例を示す。ゲート部20には、水中カメラ5の他に水中照明装置11が設置されており、水中カメラ5と対向する配置にしてもよいし、水中カメラ5と同方向に設置してもよい。
図5は、炉心3に存在する燃料集合体4の配置例を示す図である。正方に区切られた上部格子板12の中心位置に十字形状の制御棒13が配置され、その四方に燃料集合体4が一体ずつ配置されている。燃料集合体4の上部には燃料集合体ハンドル14が取り付けられており、制御棒13のブレード方向と45度をなす角度で、四体の燃料集合体ハンドル14が制御棒13の中心を囲むように配置される。読み取り対象である燃料集合体4の燃料番号(燃料の識別情報)は、燃料集合体4の燃料集合体ハンドル14上部に、ハンドルの向きに沿って刻印されている。
図3に戻り、ステップS4において、画像の取得方法としては、燃料交換機制御装置8から得られる燃料交換台車1及び伸縮管2の現在位置データをもとに、ゲート部20の水中カメラ5から燃料集合体までの距離が予め設定した値以下になった場合に、トリガー信号を入力して撮像する。ここで、他の画像取得方法として、一定周期で静止画を取得してもよいし、連続画像として動画を撮影してもよい。
そして、ステップS5において、燃料配置管理装置9は、ステップS4で取得したカメラ画像に対して前処理を実施する。画像前処理の処理内容としては、平滑化処理により画像中のノイズを除去し、2値化処理により予め設定した輝度のしきい値以下の領域と以上の領域を分ける。
ステップS6において、番号認識処理として、燃料配置管理装置9は、エッジ抽出処理により文字の輪郭を抽出し、予め燃料配置管理装置9内に保存している文字列データと比較することで、刻印番号の各文字(英数字、記号等)を同定する。なお、エッジ抽出処理で得られる文字の輪郭が一部欠落する場合は、2値化処理後に領域の膨張、縮退、細線化処理を追加で実施し、エッジの欠落を防止する。
ステップS7において、燃料配置管理装置9は、燃料番号照合処理として、ステップS6で同定した文字列と、ゲート部20の水中カメラ5の通過前に取得している移動中の燃料集合体4の刻印番号の文字列とを比較することで、燃料番号が一致しているか否かを判定する。そして、一致していれば(ステップS7,Yes)、ステップS10に進み、一致していなければ(ステップS7,No)、ステップS8に進む。
ステップS8において、燃料配置管理装置9は、表示装置10にエラー表示をするとともに、燃料交換機80の移動を停止する。図6を参照して表示装置10に表示されるエラー表示を説明する。
図6は、燃料交換作業中の燃料配置管理装置9の表示画面を示す図である。表示画面30には、燃料交換機状態表示部31、燃料番号確認部32、燃料配置情報確認部33、及び作業者への伝達内容表示部34を備える。燃料交換機状態表示部31には、燃料交換台車1及び伸縮管2の現在位置データとして、X、Y、Z座標が数値で表示される。燃料番号確認部32には、移動中の燃料番号と水中カメラ5の画像から読み取った燃料番号の情報が表示される。燃料配置情報確認部33では、移動対象の燃料集合体の始点位置及び終点位置を視覚的に表示する機能を有しており、移動中の軌跡を表示してもよい。
図6の表示内容を具体的に説明すると、燃料集合体4の装荷の燃料交換作業を示している。燃料配置情報確認部33には、燃料集合体4の始点位置は位置36であり、終点位置は位置37である。また、現在の位置は位置38で示されている。この場合において、燃料番号確認部32には、移動中の燃料番号は、A1AA01であり、水中カメラ5からの番号認識結果が、A1AA03であり、燃料番号が不一致である。このため、燃料配置管理装置9は、作業者に注意喚起のため、燃料番号確認部32の表示枠を赤色で表示するとともに、警告ブザー等を発生する。このため、作業者は、作業交換作業手順等に何らかの不具合があったことを、早期に認識することができる。
また、伝達内容表示部34には、「燃料保管プールの燃料配置情報に誤りがあります。燃料の移動先を指示して下さい。」と表示され、作業者は、今後の作業内容を確認することができる。本実施形態の燃料配置管理装置9は、どこに燃料配置情報に誤りがあるかも認識し、その内容を指示することができる。
図3に戻り、ステップS9において、燃料配置管理装置9は、作業者からの指示に基づき、燃料集合体4の移動を開始する。作業者からの指示とは、終点位置の変更である。
ステップS10において、燃料配置管理装置9は、燃料交換機制御装置8から終点への移動完了通知を受信をしたか否かを判定する。移動完了通知を受信していない場合、ステップS10に戻り、移動完了通知を受信している場合、ステップS11に進む。
ステップS11において、燃料配置マップの更新処理として、ステップS1で読込んだ燃料交換作業前の燃料配置情報を更新する。更新処理は、1体の燃料集合体が移動するごとに実行し、燃料配置情報を常に修正する。
ステップS12において、作業者による出力結果(図7参照)の目視確認を実施し、最後に、ステップS13において、燃料配置管理装置9は、燃料配置情報を保存して処理を終了する。なお、ステップS13において保存した燃料配置情報は、次の定期検査における燃料交換作業まで燃料交換機制御装置8または燃料配置管理装置9内で保存してもよいし、外部記憶媒体にデータを格納して保存してもよい。
以上の方法によって、燃料集合体の交換作業と同時に炉心3及び燃料保管プール6内での燃料集合体配置情報を更新・確認が可能となる。
図7は、燃料交換作業終了時の燃料配置管理装置の表示画面を示す図である。図7は、図3のステップS7において、燃料番号が一致した場合の画面例を示す。表示画面30の燃料番号確認部32には、移動中の燃料番号は「A1AA01」であり、水中カメラ5からの番号認識結果が「A1AA01」であり、燃料番号が一致していることが示されている。また、作業者への伝達内容表示部34には、「作業番号00XXの燃料交換作業が終了しました。」の表示がされている。このため、作業者は、正常に燃料交換作業が終了したことを確認することができる。
図3〜図7の説明では、燃料集合体4の装荷について説明したが、燃料集合体4の取出しについても同様である。すなわち、図3のステップS7で燃料番号が一致しない場合、図6の表示画面30の伝達内容表示部34には、「炉心の燃料配置情報に誤りがあります。燃料の移動先を指示して下さい。」と表示され、作業者は、今後の作業内容を確認することができる。本実施形態の燃料配置管理装置9は、どこに燃料配置情報に誤りがあるかも認識し、その内容を指示することができる。
図4において、撮像手段として水中カメラ5の設置例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、ゲート部20の燃料保管プール6側と、原子炉ウエル28側の複数の水中カメラ5を設置してもよい。複数の水中カメラ5は、対向する面側、図4においては、図の左側の側壁と右側の側壁に設置する。これに対応して、水中照明装置11は、水中カメラ5と対向する側壁に設置する。これにより、燃料集合体ハンドル14の刻印番号を、複数の水中カメラ5で確実に撮像可能となる。また、複数の水中カメラ5での文字列が一致しない場合、燃料配置管理装置9は、図6の伝達内容表示部34に、「複数の水中カメラの燃料番号が一致しません。燃料の移動先を指示して下さい。」と表示するとともに、燃料交換機80の移動を停止するとよい。これにより、燃料集合体4の燃料交換作業の不具合を早期に発見することができる。
本実施形態の燃料配置確認システム100によれば、燃料交換作業中に炉心3の上部領域と燃料保管プール6との間のゲート部20に設置した水中カメラ5によって、ゲート部20を通過する燃料集合体4の刻印番号を撮像し、撮像した画像からの燃料番号と交換作業前の炉心または燃料保管プール内の燃料集合体配置情報を用いて、適切に燃料集合体4の燃料交換作業ができているか否かを早期に発見することができ、その不具合の原因について表示装置10に表示することができる。
1 燃料交換台車
2 伸縮管
3 炉心
4 燃料集合体
5 水中カメラ(撮像手段)
6 燃料保管プール
8 燃料交換機制御装置
9 燃料配置管理装置
10 表示装置(表示部)
11 水中照明装置
12 上部格子板
13 制御棒
14 燃料集合体ハンドル
20 ゲート部
25 原子炉圧力容器
28 原子炉ウエル
30 表示画面
31 燃料交換機状態表示部
32 燃料番号確認部
33 燃料配置情報確認部
34 伝達内容表示部
80 燃料交換機
100 燃料配置確認システム

Claims (8)

  1. 原子力発電所の原子炉の上部に移動自在に設置して燃料交換作業をする燃料交換機の前記燃料交換作業の経過を作業信号として入力し、炉心における前記燃料交換作業後の燃料の配置情報信号を出力する燃料交換機制御装置と、
    前記燃料交換作業の際に前記炉心の領域と燃料保管プール間にあるゲート部を通過する燃料の識別情報を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段で取得した画像に基づく燃料の識別情報と前記燃料交換機に前記作業信号として指令された燃料の識別情報とが一致しているか否かを判定し、その判定結果を表示部に表示する燃料配置管理装置と、を有する
    ことを特徴とする燃料配置確認システム。
  2. 前記撮像手段は、水中カメラと水中照明装置とを含んでなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の燃料配置確認システム。
  3. 前記燃料交換機への作業データは、予め設定した座標系における水平位置及び垂直位置を表すデータを含み、前記炉心の燃料配置情報は水平位置及び垂直位置のデータと燃料の識別情報が関連付けられたデータである
    ことを特徴とする請求項1に記載の燃料配置確認システム。
  4. 前記撮像手段は、前記燃料交換機制御装置から得られる燃料交換台車及び伸縮管の現在位置データに基づいて、前記ゲート部から前記燃料交換作業中の燃料までの距離が予め設定した値以下になった場合に撮像する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の燃料配置確認システム。
  5. 前記燃料配置管理装置は、前記撮像手段で取得した画像からエッジ抽出処理により文字の輪郭を抽出して燃料の文字列を認識する文字列認識処理を行う
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の燃料配置確認システム。
  6. 前記燃料配置管理装置は、前記文字列認識処理において同定した文字列と、前記作業信号として指令された燃料の識別情報である文字列とを比較することで、前記ゲート部を通過した燃料が前記指令された燃料と同一であるか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の燃料配置確認システム。
  7. 前記燃料配置管理装置は、前記燃料交換作業が、前記燃料の装荷の際に、前記撮像手段で取得した画像に基づく燃料の識別情報と前記燃料交換機に前記作業信号として指令された燃料の識別情報とが一致していない場合、前記表示部に、前記燃料保管プールの燃料配置情報に誤りがある旨を表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の燃料配置確認システム。
  8. 前記燃料配置管理装置は、前記燃料交換作業が、前記燃料の前記炉心からの取出しの際に、前記撮像手段で取得した画像に基づく燃料の識別情報と前記燃料交換機に前記作業信号として指令された燃料の識別情報とが一致していない場合、前記表示部に、前記炉心の燃料配置情報に誤りがある旨を表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の燃料配置確認システム。
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