JP6749376B2 - 照明ランプ - Google Patents
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Description
基板に配置されている光源と、
前記基板が固定されるとともに、一対の保持部を有している台座と、
前記台座に取り付けられた状態で前記光源の光が透過する位置に配置された第一の透光部と、
前記第一の透光部の内側である、前記光源と前記第一の透光部との間に配置されるとともに、光学的な処理が施されている第二の透光部と、
前記第一の透光部に保持された状態で前記第一の透光部と第二の透光部との間に配置されるとともに、光学的な処理が施されている第三の透光部と、
を備えたことを特徴とする。
図1は、実施の形態1の照明ランプ50を示す図である。照明ランプ50は、例えば、複数の発光ダイオード(LED)を使用した直管形LEDランプである。
照明ランプ50は、筒状のランプ管51を有している。ランプ管51は、透明な又は透光性のある直管形筒管である。
発光部60は、発光ダイオード(LED54)と基板53とヒートシンク52を有している。
発光部60は、ランプ管51に収納されて、照明ランプ50の発光方向(図1では上方向)に光を発光する。発光部60は、ランプ管51の長手方向に渡って延在している。
ヒートシンク52は、アルミニウム製などの金属製であり、基板53を取り付ける台座となりかつ放熱部材となる。例えば、ヒートシンク52は基板53を接着固定する。
各口金57は、一対の給電端子58を備えている。給電端子58の本数や形は、図の例に限らず他の本数でも他の形状でもよい。
発光部60は、ランプ管の内部の下部に取り付けられている。
拡散板55は、ランプ管の内部で、発光部60の上部に、取り付けられている。
拡散板55は、光を拡散する表面処理がされた透光性のガラス板である。
表面処理としては、サンドブラスト処理又は化学処理(エッチング)を用いる。
図2では、表面処理は、ガラス板の表面(上面)のみに施している。しかし、表面処理は、裏面のみ、又は、両面に施すことができる。
表面処理は、ガラス板の全面に施してもよいし、各LED54が存在する部分に円形に施してもよい。
管壁保持部61は、凹部が形成されたコ字型をしている。拡散板55は、両サイドが一対の管壁保持部61の凹部に長手方向にスライド挿入されることにより、ランプ管5に保持される。
LED54の頂部中心から拡散幅Bの両端までの中心角をθとし、
LED54の頂部中心から拡散板55の端(拡散幅Bの端)までの距離をaとし、
LED54の頂部中心から拡散板55の表面(拡散面)までの距離をcとし、
拡散幅Bの半分の長さをbとすると、関係は以下のようになる。
b/a=sin(θ/2)
b=a×sin(θ/2)
拡散幅B=b+b=2b=2×a×sin(θ/2)
配光角H÷2≦中心角θ≦配光角H×2
すなわち、拡散板55は、LED54の配光角Hの二分の一以上二倍以下の角度θの光を拡散する拡散幅Bを有している。換言すれば、拡散幅Bが確保できるように、長さcを調整する。
拡散幅B=ランプ管51の直径d=ランプ管51の半径r×2
ランプ管51の材質は、樹脂又はガラスである。
Aタイプ.拡散板55=ガラス製、かつ、ランプ管51=樹脂製
Bタイプ.拡散板55=樹脂製、かつ、ランプ管51=ガラス製
Cタイプ.拡散板55=ガラス製、かつ、ランプ管51=ガラス製
Dタイプ.拡散板55=樹脂製、かつ、ランプ管51=樹脂製
また、ガラスは、樹脂と比較し、光透過率もよいことから、長時間経過後においても着色が少なく、明るい光拡散板を実現することができる。
しかし、ガラスは、樹脂と比較し、重くなる。また、ガラスは、破損しやすい。
すなわち、Aタイプのように、外殻は、軽く丈夫な樹脂で構成し、内部の拡散板55は、多少重くなるが明るい光拡散板を実現することができるガラスで構成するのがよい。
Bタイプの場合のように、拡散板55の材質は樹脂とし、ランプ管51の材質はガラスとすれば、重くて破損しやすくなる上に、拡散板55が経年劣化による着色による光束の低下を招きやすいことになる。
Cタイプの場合は、重くて破損しやすくなるが、明るい光拡散板を実現することができる。
Dタイプの場合は、軽くて丈夫になるが、拡散板55が経年劣化による着色による光束の低下を招きやすい。
第一の透光部はチューブ型をしており、第一の透光部の内部に第二の透光部が設置されている。第二の透光部は光を拡散するガラスである。
第一の透光部と第二の透光部を設けると、第一の透光部と第二の透光部を光が透過するたびに透過率が減少してランプが暗くなる可能性が有るが、第二の透光部に拡散ガラスを使用するために透過率の減少を抑制することができる。
第二の透光部は、光を拡散するガラスを使用し、ガラス表面を粗くしたガラスである。ガラス表面処理は、サンドブラスト処理や化学処理(エッチング)などで行う。
第二の透光部の透光性ガラスは、第一の透光部の透光性チューブに設けた管壁保持部により設置される。
あるいは、第二の透光部の透光性ガラスは、第一の透光部の透光性チューブに設けたヒートシンクのシンク保持部により設置される。
透光性ガラスは、平板でも曲面状でもよい。
第一の透光部は、透光性が有ればよく、透明でもよい。透明であれば、透過率が増加する。
図3は、図1の照明ランプ50のAA断面図である。
以下、主として、実施の形態1と異なる点について説明する。
拡散板55は、両サイドが一対のシンク保持部62により保持される。
図4は、図1の照明ランプ50のAA断面図である。
以下、主として、実施の形態1と異なる点について説明する。
ヒートシンク52は、拡散板55の両サイドを固定している。
図5は、図1の照明ランプ50のAA断面図である。
以下、主として、実施の形態1と異なる点について説明する。
拡散板55は、個々のLED54を覆うドーム型あるいは半球型の曲面板であってもよい。
基板53は、拡散板55の両サイドあるいは端部を固定している。
図6は、図1の照明ランプ50のAA断面図である。
以下、主として、実施の形態1と異なる点について説明する。
ヒートシンク52は、外側の拡散板55の両サイドを固定している。基板53は、内側の拡散板55の両サイドを固定している。
図7は、図1の照明ランプ50のAA断面図である。
以下、主として、実施の形態1と異なる点について説明する。
拡散板55の外径は、ランプ管51の内径と同じである。
拡散板55は、長手方向にスライド挿入されることにより、ランプ管51に保持される。
ハーフパイプ型の拡散板55の両端は、凸型の管壁保持部64に達しており、拡散板55は、一対の管壁保持部64とランプ管51の内壁とによりランプ管51に固定されている。
図8は、図1の照明ランプ50のAA断面図である。
以下、主として、実施の形態1と異なる点について説明する。
拡散板55の外径は、ランプ管51の内径と同じである。
拡散板55は、長手方向にスライド挿入されることにより、ランプ管51に保持される。
パイプ型の拡散板55は、ランプ管51の内壁によりランプ管51に固定されている。
図2〜図8のいずれか2個以上を組み合わせてもよい。
照明ランプ50は、直管形LEDランプに限らず、環形LEDランプでもよいし、L字型、コ字型等のその他の形状のLEDランプでもよい。あるいは、電球形LEDランプでもよい。
Claims (11)
- 長手方向と前記長手方向と直交する幅方向とを有する照明ランプにおいて、
基板に配置されている光源と、
前記基板が固定された台座と、
前記台座に取り付けられた状態で前記光源の光が透過する位置に配置された第一の透光部と、
前記第一の透光部の内側である、前記光源と前記第一の透光部との間に配置されるとともに、光学的な処理が施されている第二の透光部と、
前記第一の透光部に保持された状態で前記第一の透光部と第二の透光部との間に配置されるとともに、光学的な処理が施されている第三の透光部と、
を備え、
前記第二の透光部の前記幅方向における最大寸法は、前記台座の前記幅方向における最大寸法より大きく、
前記第三の透光部の前記幅方向における最大寸法は、前記台座の前記幅方向における最大寸法より大きく、
前記第二の透光部と前記第三の透光部とは、一方が曲面板であり、他方が平板である照明ランプ。 - 前記第二の透光部又は前記第三の透光部を保持する一対の保持部を有しており、
前記保持部は、
前記長手方向に沿って形成されている請求項1に記載の照明ランプ。 - 前記保持部は、
前記第一の透光部における前記幅方向に形成された壁のそれぞれに、互いに対向した状態で形成されている請求項2に記載の照明ランプ。 - 前記第一の透光部の前記幅方向における最大寸法は、前記第三の透光部の前記幅方向における最大寸法よりも大きく、
第二の透光部の前記幅方向における最大寸法は、前記第三の透光部の前記幅方向における最大寸法よりも小さい請求項2又は請求項3に記載の照明ランプ。 - 前記保持部は、
前記第一の透光部の内壁に形成され前記第二の透光部を保持したコ字型の保持部と、
前記第一の透光部の内壁に形成され前記第三の透光部を保持した凸型の保持部と
を有する請求項2から4のいずれか1項に記載の照明ランプ。 - 前記第一の透光部、第二の透光部、及び、前記第三の透光部は、互いに前記幅方向における断面形状が異なる請求項2から請求項5の何れか一項に記載の照明ランプ。
- 前記第一の透光部、第二の透光部、及び、前記第三の透光部は、ガラス製、又は、樹脂製である請求項1から請求項6の何れか一項に記載の照明ランプ。
- 長手方向と前記長手方向と直交する幅方向とを有する照明ランプにおいて、
光源を固定した基板と、
前記基板が固定された台座と、
前記光源の光を透過する第一の透光部と、
前記第一の透光部の内側に配置されるとともに、前記光源の光を透過する第二の透光部と、
前記第一の透光部と第二の透光部との間に配置されるとともに、前記光源の光が透過する第三の透光部と、
を備え、
第二の透光部の前記幅方向における最大寸法は、前記台座の前記幅方向における最大寸法より大きく、
前記第三の透光部の前記幅方向における最大寸法は、前記台座の前記幅方向における寸法より大きく、
前記第二の透光部と前記第三の透光部とは、一方が曲面板であり、他方が平板である照明ランプ。 - 前記第三の透光部は、前記第一の透光部に取り付けられている請求項1から請求項8の何れか一項に記載の照明ランプ。
- 前記第三の透光部は、前記第一の透光部の内壁と1対の凸型保持部とにより取り付けられている請求項1から請求項9の何れか一項に記載の照明ランプ。
- 前記第三の透光部は、前記第一の透光部に対してスライド挿入された状態で前記第一の透光部に保持されている請求項1から請求項10の何れか一項に記載の照明ランプ。
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