JP6747898B2 - Magnetic resonance imaging apparatus and installation method - Google Patents
Magnetic resonance imaging apparatus and installation method Download PDFInfo
- Publication number
- JP6747898B2 JP6747898B2 JP2016141736A JP2016141736A JP6747898B2 JP 6747898 B2 JP6747898 B2 JP 6747898B2 JP 2016141736 A JP2016141736 A JP 2016141736A JP 2016141736 A JP2016141736 A JP 2016141736A JP 6747898 B2 JP6747898 B2 JP 6747898B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sequence
- execution
- resonance imaging
- magnetic resonance
- magnetic field
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
Description
本発明の実施形態は、磁気共鳴イメージング装置及び設置方法に関する。 Embodiments of the present invention relate to a magnetic resonance imaging apparatus and an installation method.
静磁場中に置かれた被検体の原子核スピンをラーモア周波数(Larmor frequency)のRF(Radio Frequency)パルスで磁気的に励起し、この励起に伴って発生するMR(Magnetic Resonance)信号から画像を再構成する磁気共鳴イメージング(MRI:Magnetic Resonance Imaging)装置がある。 Nuclear spins of a subject placed in a static magnetic field are magnetically excited by RF (Radio Frequency) pulse of Larmor frequency, and the image is reconstructed from MR (Magnetic Resonance) signal generated by this excitation. There is a magnetic resonance imaging (MRI: Magnetic Resonance Imaging) apparatus which comprises.
かかる磁気共鳴イメージング装置は、運転開始時から安定した状態で使用できるよう、設置(据付)時に様々な処理が施されている。 Such a magnetic resonance imaging apparatus is subjected to various processes during installation (installation) so that it can be used in a stable state from the start of operation.
本発明が解決しようとする課題は、運転開始時から安定した状態で使用できる磁気共鳴イメージング装置及び設置方法を提供することである。 The problem to be solved by the present invention is to provide a magnetic resonance imaging apparatus and an installation method that can be used in a stable state from the start of operation.
実施形態の磁気共鳴イメージング装置は、選択部と、実行部とを備える。選択部は、設置場所における自装置の冷却に関する情報に基づいて、複数のシーケンスの中から、当該自装置の状態を安定化させるために事前運転時に実行されるシーケンスを選択する。実行部は、事前運転時に、選択されたシーケンスを実行する。 The magnetic resonance imaging apparatus of the embodiment includes a selection unit and an execution unit. The selection unit selects, from a plurality of sequences, a sequence to be executed during the pre-operation in order to stabilize the state of the own device, based on the information regarding the cooling of the own device at the installation location. The executing unit executes the selected sequence during the pre-operation.
以下、図面を参照しながら、実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置(以下、適宜「MRI装置」)を説明する。なお、実施形態は、以下の実施形態に限られるものではない。また、各実施形態及び各変形例は、適宜組み合わせることができる。 Hereinafter, a magnetic resonance imaging apparatus according to an embodiment (hereinafter, referred to as an “MRI apparatus” as appropriate) will be described with reference to the drawings. The embodiments are not limited to the following embodiments. In addition, each embodiment and each modification can be appropriately combined.
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るMRI装置100の構成を示す機能ブロック図である。図1に示すように、MRI装置100は、静磁場磁石1と、傾斜磁場コイル2と、傾斜磁場電源3と、送信コイル4と、送信回路5と、受信コイル6と、受信回路7と、寝台8と、入力回路9と、ディスプレイ10と、記憶回路11と、処理回路12〜15と、温度センサ20と、流量センサ21とを備える。なお、MRI装置100に、図1に示す被検体S(例えば、人体)は含まれない。また、図1に示す構成は一例に過ぎない。
(First embodiment)
FIG. 1 is a functional block diagram showing the configuration of the
また、MRI装置100の傾斜磁場コイル2には、冷却管を介して、冷却システム200が接続されている。冷却システム200は、MRI装置100が設置(据付)された病院から提供されたものである。
A
静磁場磁石1は、中空の略円筒形状(円筒の中心軸に直交する断面が楕円状となるものを含む)に形成され、内周側に形成される撮像空間に一様な静磁場を発生させる。例えば、静磁場磁石1は、永久磁石や超伝導磁石等によって実現される。 The static magnetic field magnet 1 is formed in a hollow, substantially cylindrical shape (including one in which the cross section orthogonal to the central axis of the cylinder is elliptical), and generates a uniform static magnetic field in the imaging space formed on the inner peripheral side. Let For example, the static magnetic field magnet 1 is realized by a permanent magnet, a superconducting magnet, or the like.
傾斜磁場コイル2は、中空の略円筒形状(円筒の中心軸に直交する断面が楕円状となるものを含む)に形成され、静磁場磁石1の内周側に配置される。傾斜磁場コイル2は、互いに直交するx軸、y軸及びz軸それぞれに沿った傾斜磁場を発生させる3つのコイルを有する。ここで、x軸、y軸及びz軸は、MRI装置100に固有の装置座標系を構成する。例えば、x軸の方向は、鉛直方向に設定され、y軸の方向は、水平方向に設定される。また、z軸の方向は、静磁場磁石1によって発生する静磁場の磁束の方向と同じに設定される。後述するが、傾斜磁場コイル2は、エポキシ樹脂等の樹脂により位置が固定されている。
The gradient
傾斜磁場電源3は、傾斜磁場コイル2が有する3つのコイルそれぞれに個別に電流を供給することで、x軸、y軸及びz軸それぞれに沿った傾斜磁場を撮像空間に発生させる。x軸、y軸及びz軸それぞれに沿った傾斜磁場を適宜に発生させることによって、互いに直交するリードアウト方向、位相エンコード方向、及びスライス方向それぞれに沿った傾斜磁場を発生させることができる。ここで、リードアウト方向、位相エンコード方向、及びスライス方向それぞれに沿った軸は、撮像の対象となるスライス領域又はボリューム領域を規定するための論理座標系を構成する。なお、以下では、リードアウト方向に沿った傾斜磁場をリードアウト傾斜磁場と呼び、位相エンコード方向に沿った傾斜磁場を位相エンコード傾斜磁場と呼び、スライス方向に沿った傾斜磁場をスライス傾斜磁場と呼ぶ。
The gradient magnetic field power supply 3 individually supplies currents to the three coils of the gradient
各傾斜磁場は、静磁場磁石1によって発生する静磁場に重畳され、磁気共鳴(Magnetic Resonance:MR)信号に空間的な位置情報を付与するために用いられる。具体的には、リードアウト傾斜磁場は、リードアウト方向の位置に応じてMR信号の周波数を変化させることで、MR信号にリードアウト方向に沿った位置情報を付与する。また、位相エンコード傾斜磁場は、位相エンコード方向に沿ってMR信号の位相を変化させることで、MR信号に位相エンコード方向の位置情報を付与する。また、スライス傾斜磁場は、撮像領域がスライス領域の場合には、スライス領域の方向、厚さ、枚数を決めるために用いられ、撮像領域がボリューム領域である場合には、スライス方向の位置に応じてMR信号の位相を変化させることで、MR信号にスライス方向に沿った位置情報を付与する。 Each gradient magnetic field is superposed on the static magnetic field generated by the static magnetic field magnet 1, and is used to add spatial position information to the magnetic resonance (Magnetic Resonance: MR) signal. Specifically, the readout gradient magnetic field changes the frequency of the MR signal in accordance with the position in the readout direction, thereby giving the MR signal position information along the readout direction. Further, the phase encode gradient magnetic field changes the phase of the MR signal along the phase encode direction to give the MR signal position information in the phase encode direction. The slice gradient magnetic field is used to determine the direction, thickness, and number of slice areas when the imaging area is a slice area, and is dependent on the position in the slice direction when the imaging area is a volume area. By changing the phase of the MR signal in accordance with the above, position information along the slice direction is added to the MR signal.
送信コイル4は、中空の略円筒形状(円筒の中心軸に直交する断面が楕円状となるものを含む)に形成され、傾斜磁場コイル2の内側に配置される。送信コイル4は、送信回路5から出力されるRF(Radio Frequency)パルスを撮像空間に印加する。
The
送信回路5は、ラーモア周波数に対応するRFパルスを送信コイル4に出力する。例えば、送信回路5は、発振回路、位相選択回路、周波数変換回路、振幅変調回路、及び、RF増幅回路を有する。発振回路は、静磁場中に置かれた対象原子核に固有の共鳴周波数のRFパルスを発生する。位相選択回路は、発振回路から出力されるRFパルスの位相を選択する。周波数変換回路は、位相選択回路から出力されるRFパルスの周波数を変換する。振幅変調回路は、周波数変換回路から出力されるRFパルスの振幅を例えばsinc関数に従って変調する。RF増幅回路は、振幅変調回路から出力されるRFパルスを増幅して送信コイル4に出力する。
The
受信コイル6は、傾斜磁場コイル2の内側に配置され、RFパルスの影響によって被検体Sから発せられるMR信号を受信する。受信コイル6は、MR信号を受信すると、受信したMR信号を受信回路7へ出力する。
The reception coil 6 is arranged inside the gradient
受信回路7は、受信コイル6から出力されるMR信号に基づいてMR信号データを生成し、生成したMR信号データを処理回路13に出力する。例えば、受信回路7は、選択回路、前段増幅回路、位相検波回路、及び、アナログデジタル変換回路を有する。選択回路は、受信コイル6から出力されるMR信号を選択的に入力する。前段増幅回路は、選択回路から出力されるMR信号を増幅する。位相検波回路は、前段増幅器から出力されるMR信号の位相を検波する。アナログデジタル変換回路は、位相検波器から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換することでMR信号データを生成し、生成したMR信号データを処理回路13に出力する。
The receiving circuit 7 generates MR signal data based on the MR signal output from the receiving coil 6, and outputs the generated MR signal data to the
なお、ここでは、送信コイル4がRFパルスを印加し、受信コイル6がMR信号を受信する場合の例を説明するが、送信コイル及び受信コイルの形態はこれに限られない。例えば、送信コイル4が、MR信号を受信する受信機能をさらに有してもよい。また、受信コイル6が、RF磁場を印加する送信機能をさらに有していてもよい。送信コイル4が受信機能を有している場合は、受信回路7は、送信コイル4によって受信されたMR信号からもMR信号データを生成する。また、受信コイル6が送信機能を有している場合は、送信回路5は、受信コイル6にもRFパルスを出力する。
Here, an example in which the
寝台8は、被検体Sが載置される天板8aを備え、被検体Sの撮像が行われる際に、静磁場磁石1及び傾斜磁場コイル2の内側に形成される撮像空間へ天板8aを挿入する。例えば、寝台8は、長手方向が静磁場磁石1の中心軸と平行になるように設置される。
The
入力回路9は、操作者から各種指示及び各種情報の入力操作を受け付ける。例えば、入力回路9は、トラックボール、スイッチボタン、マウス、キーボード、タッチパネル等によって実現される。入力回路9は、処理回路15に接続されており、操作者から受け付けた入力操作を電気信号に変換して処理回路15へ出力する。
The
ディスプレイ10は、各種情報及び各種画像を表示する。例えば、ディスプレイ10は、液晶モニタやCRT(Cathode Ray Tube)モニタ、タッチパネル等によって実現される。ディスプレイ10は、処理回路15に接続されており、処理回路15から送られる各種情報及び各種画像のデータを表示用の電気信号に変換して出力する。
The display 10 displays various information and various images. For example, the display 10 is realized by a liquid crystal monitor, a CRT (Cathode Ray Tube) monitor, a touch panel, or the like. The display 10 is connected to the
記憶回路11は、各種データを記憶する。例えば、記憶回路11は、MR信号データや画像データを被検体Sごとに記憶する。例えば、記憶回路11は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子やハードディスク、光ディスク等によって実現される。 The storage circuit 11 stores various data. For example, the storage circuit 11 stores MR signal data and image data for each subject S. For example, the storage circuit 11 is realized by a semiconductor memory device such as a RAM (Random Access Memory), a flash memory, a hard disk, an optical disk, or the like.
記憶回路11は、事前運転時シーケンス取得用データベース(Data Base)11aを記憶する。事前運転時シーケンス取得用データベース11aの詳細については後述する。 The storage circuit 11 stores a pre-operation sequence acquisition database (Data Base) 11a. Details of the pre-operation sequence acquisition database 11a will be described later.
処理回路12は、寝台制御機能12aを有する。例えば、処理回路12は、プロセッサによって実現される。寝台制御機能12aは、寝台8に接続されており、制御用の電気信号を寝台8へ出力することで、寝台8の動作を制御する。例えば、寝台制御機能12aは、入力回路9を介して、天板8aを長手方向、上下方向又は左右方向へ移動させる指示を操作者から受け付け、受け付けた指示に従って天板8aを移動するように、寝台8が有する天板8aの駆動機構を動作させる。
The processing circuit 12 has a
処理回路13は、実行機能13aを有する。例えば、処理回路13は、プロセッサによって実現される。実行機能13aは、各種のプロトコルを実行する。具体的には、実行機能13aは、処理回路15から出力されるシーケンス実行データに基づいて傾斜磁場電源3、送信回路5及び受信回路7を駆動することで、各種プロトコルを実行する。
The
ここで、シーケンス実行データは、MR信号データを収集するための手順を示すプロトコルを定義した情報である。具体的には、シーケンス実行データは、傾斜磁場電源3が傾斜磁場コイル2に電流を供給するタイミング及び供給される電流の大きさ(強さ)、送信回路5が送信コイル4に供給するRFパルス電流の強さや供給タイミング、受信回路7がMR信号を検出する検出タイミング等を定義した情報である。このシーケンス実行データは、単に、シーケンス(パルスシーケンス)とも称される。
Here, the sequence execution data is information defining a protocol indicating a procedure for collecting MR signal data. Specifically, the sequence execution data includes the timing at which the gradient magnetic field power supply 3 supplies a current to the gradient
また、実行機能13aは、各種シーケンスを実行した結果として、受信回路7からMR信号データを受信し、受信したMR信号データを記憶回路11に格納する。実行機能13aは、実行部の一例である。なお、実行機能13aによって受信されたMR信号データの集合は、前述したリードアウト傾斜磁場、位相エンコード傾斜磁場、及びスライス傾斜磁場によって付与された位置情報に応じて2次元又は3次元に配列されることで、k空間を構成するデータとして記憶回路11に格納される。
Further, the
処理回路14は、画像生成機能14aを有する。例えば、処理回路14は、プロセッサによって実現される。画像生成機能14aは、記憶回路11に格納されたMR信号データに基づいて画像を生成する。具体的には、画像生成機能14aは、実行機能13aによって記憶回路11に格納されたMR信号データを読み出し、読み出したMR信号データに後処理すなわちフーリエ変換等の再構成処理を施すことで画像を生成する。また、画像生成機能14aは、生成した画像の画像データを記憶回路11に格納する。
The processing circuit 14 has an
処理回路15は、MRI装置100が有する各構成要素を制御することで、MRI装置100の全体制御を行う。例えば、処理回路15は、プロセッサによって実現される。例えば、処理回路15は、選択機能15aを有する。選択機能15aは、MRI装置100の設置場所における冷却システム200から供給される、MRI装置100を冷却する冷却水の情報に基づいて、複数のシーケンスの中から、MRI装置100の状態を安定化させるために事前運転時に実行されるシーケンスを選択する。選択機能15aの詳細については後述する。なお、選択機能15aは、選択部の一例である。
The
ここで、例えば、処理回路15の構成要素である選択機能15aは、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態で記憶回路11に記憶されている。処理回路15は、選択機能15aに対応するプログラムを記憶回路11から読み出し、読み出したプログラムを実行することで、プログラムに対応する選択機能15aを実現する。換言すると、プログラムを読み出した状態の処理回路15は、図1の処理回路15内に示された選択機能15aを有することとなる。
Here, for example, the selection function 15a, which is a component of the
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(central processing unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。なお、記憶回路11にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むように構成しても構わない。この場合、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。 The word "processor" used in the above description means, for example, a CPU (central processing unit), a GPU (Graphics Processing Unit), an application specific integrated circuit (ASIC), a programmable logic device (for example, It means a circuit such as a simple programmable logic device (SPLD), a complex programmable logic device (CPLD), and a field programmable gate array (FPGA). Instead of storing the program in the memory circuit 11, the program may be directly incorporated in the circuit of the processor. In this case, the processor realizes the function by reading and executing the program incorporated in the circuit.
なお、処理回路12と処理回路13と処理回路14と処理回路15とのうち、いくつか又は全ては、同一のプロセッサで実現してもよい。
Note that some or all of the processing circuit 12, the
温度センサ20は、傾斜磁場コイル2の近傍に設けられ、傾斜磁場コイル2を流れる冷却水の温度を検知し、検知した温度を示す信号を処理回路15に出力する。
The
流量センサ21は、傾斜磁場コイル2の近傍に設けられ、単位時間(例えば、1秒又は1分)あたりの傾斜磁場コイル2を流れる冷却水の流量を検知し、検知した流量を示す信号を処理回路15に出力する。なお、単位時間あたりの冷却水の流量は、冷却水の流速を示す。すなわち、本実施形態に係る流量センサ21から出力される信号は、冷却水の流速を示す。
The
冷却システム200は、例えば、傾斜磁場コイル2に向けて、所定の温度(例えば、20度や18度等)に調整された水を冷却管に流すことで、傾斜磁場コイル2内に水を流す。また、冷却システム200は、冷却管を介して、傾斜磁場コイル2内を流れた水が戻ってくると、戻ってきた水を所定の温度に冷やした上で、傾斜磁場コイル2に向けて、再び冷却管に流す。このように、冷却システム200は、傾斜磁場コイル2との間で水を循環させることで、傾斜磁場コイル2を冷却する。
The
以上、実施形態に係るMRI装置100の全体構成について説明した。
The overall configuration of the
ここで、MRI装置100の傾斜磁場コイル2を構成する上述した3つのコイルのそれぞれは、X・Y・Zの各層に配置されている。各層の空洞部には、エポキシ樹脂等の樹脂が充填されており、この樹脂によりコイルの位置が固定される。各層のコイルに電流が流れると、コイルは振動し、コイルと樹脂との間に微小な隙間が形成される。この隙間の大きさは、例えば、コイルに流される電流の幅が大きくなるほど大きくなる。
Here, each of the above-mentioned three coils forming the gradient
ここで、1枚の画像を得るための撮像において、隙間の大きさが一定でない場合には、画質が劣化してしまうが、隙間の大きさが一定である場合には、画質が劣化しない。 Here, in the imaging for obtaining one image, the image quality deteriorates if the size of the gap is not constant, but the image quality does not deteriorate if the size of the gap is constant.
この隙間の大きさは、傾斜磁場におけるMT(Maxwell term)値の大きさと関係がある。例えば、測定されたMT値が大きいほど、隙間の大きさが大きくなるという傾向がある。 The size of this gap is related to the size of the MT (Maxwell term) value in the gradient magnetic field. For example, the larger the measured MT value, the larger the size of the gap tends to be.
ここで、MRI装置が一定の期間、使用され続けることにより、コイルと樹脂との間の隙間の大きさが、一定の大きさに収束される場合がある。この場合には、1枚の画像を得るための撮像において、隙間の大きさが一定であるため、画質が劣化しない。なお、コイルと樹脂との間の隙間の大きさが、一定の大きさに収束される場合には、MT値も一定の値に収束することになる。 Here, when the MRI apparatus is used for a certain period of time, the size of the gap between the coil and the resin may converge to a certain size. In this case, since the size of the gap is constant in image pickup for obtaining one image, the image quality does not deteriorate. When the size of the gap between the coil and the resin converges to a constant size, the MT value also converges to a constant value.
しかしながら、MRI装置が病院等に設置されて、その使用が開始された直後では、コイルと樹脂と間の隙間の大きさが一定の大きさに収束していないため、得られる画像の画質が劣化してしまう場合がある。 However, immediately after the MRI apparatus is installed in a hospital or the like and its use is started, the size of the gap between the coil and the resin does not converge to a certain size, so the image quality of the obtained image deteriorates. It may happen.
そこで、本実施形態に係るMRI装置100は、以下に説明するように、運転開始時から安定した状態で使用できるように構成されている。なお、ここでいう安定した状態とは、例えば、コイルと樹脂との間の隙間の大きさが一定の大きさに収束して、得られる画像の画質の劣化が抑制されるような状態を指す。換言すれば、安定した状態とは、MT値が一定の値に収束するような状態でもある。
Therefore, as described below, the
次に、図1に示す事前運転時シーケンス取得用データベース11aのデータ構造の一例について説明する。なお、以下の説明では、「事前運転時シーケンス取得用データベース11a」を、「データベース11a」と略記する。データベース11aには、MRI装置100が設置された病院の冷却システム200から供給される冷却水の温度及び流速と、事前運転時に実行されるシーケンスを一意に識別するID(Identification)とが対応付けられて登録されている。図2は、データベース11aのデータ構造の一例を示す図である。図2の例に示すように、データベース11aは、「温度」、「流速」、「ID」及び「実行時間」の各項目に値が登録されたレコードが複数登録されている。
Next, an example of the data structure of the pre-operation sequence acquisition database 11a shown in FIG. 1 will be described. In the following description, the “pre-operation sequence acquisition database 11a” is abbreviated as “database 11a”. The database 11a is associated with the temperature and flow rate of the cooling water supplied from the
「温度」の項目には、冷却システム200から供給される冷却水の温度の範囲が登録されている。「流速」の項目には、冷却システム200から供給される冷却水の流速の範囲が登録されている。「ID」の項目には、「温度」の項目に登録された温度の範囲、及び、「流速」の項目に登録された流速の範囲に対応するシーケンスを一意に識別するためのIDが登録されている。「実行時間」の項目には、「ID」の項目に登録されたIDが示すシーケンスを実行する時間が登録されている。なお、「温度」の項目に登録された温度の範囲、及び、「流速」の項目に登録された流速の範囲は、MRI装置100の冷却に関する情報の一例である。
In the “temperature” item, the temperature range of the cooling water supplied from the
例えば、図2の例に示す1番目のレコードは、冷却水の温度が「T1」以上「T2」未満であり、流速が「V1」以上「V2」未満である場合には、ID「AA」が示すシーケンスをMRI装置100の事前運転時に、「t1」分間実行することを示す。
For example, in the first record shown in the example of FIG. 2, when the temperature of the cooling water is “T1” or more and less than “T2” and the flow velocity is “V1” or more and less than “V2”, the ID is “AA”. Shows that the sequence shown by is executed for “t1” minutes during the pre-operation of the
また、図2の例に示す2番目のレコードは、冷却水の温度が「T1」以上「T2」未満であり、流速が「V2」以上「V3」未満である場合には、ID「AB」が示すシーケンスをMRI装置100の事前運転時に、「t2」分間実行することを示す。
In the second record shown in the example of FIG. 2, when the temperature of the cooling water is “T1” or more and less than “T2” and the flow velocity is “V2” or more and less than “V3”, the ID “AB” is displayed. Indicates that the sequence shown by is executed for "t2" minutes during the pre-operation of the
また、図2の例に示す3番目のレコードは、冷却水の温度が「T1」以上「T2」未満であり、流速が「V3」以上「V4」未満である場合には、ID「AC」が示すシーケンスをMRI装置100の事前運転時に、「t3」分間実行することを示す。
Further, the third record shown in the example of FIG. 2 has the ID “AC” when the temperature of the cooling water is “T1” or more and less than “T2” and the flow velocity is “V3” or more and less than “V4”. Indicates that the sequence shown by is executed for “t3” minutes during the pre-operation of the
他のレコード(例えば、冷却水の温度が「T2」以上「T3」未満である場合のレコード)についても同様である。なお、温度「T3」は、温度「T2」よりも高く、温度「T2」は、温度「T1」よりも高い。また、流速「V4」は、流速「V3」よりも大きく、流速「V3」は、流速「V2」よりも大きく流速「V2」は、流速「V1」よりも大きい。 The same applies to other records (for example, records when the temperature of the cooling water is equal to or higher than "T2" and lower than "T3"). The temperature "T3" is higher than the temperature "T2", and the temperature "T2" is higher than the temperature "T1". The flow velocity "V4" is larger than the flow velocity "V3", the flow velocity "V3" is larger than the flow velocity "V2", and the flow velocity "V2" is larger than the flow velocity "V1".
第1の実施形態では、データベース11aの「ID」の項目に登録されたIDが示すシーケンスは、パラメータ値が異なるが、同一の種類のシーケンスである。このようなシーケンスとしては、例えば、EPI(Echo Planar Imaging)のシーケンス(EPIシーケンス)が挙げられる。例えば、ID「AA」、ID「AB」及びID「AC」が示すシーケンスは、同一の種類のシーケンス、例えば、EPIシーケンスである。ただし、ID「AA」が示すEPIシーケンス、ID「AB」が示すEPIシーケンス、及び、ID「AC」が示すEPIシーケンスは、それぞれ、繰り返し時間(TR:Repetition Time)やエコー時間(TE:Echo Time)、傾斜磁場コイル2に供給される電流の大きさ等の各種パラメータのパラメータ値が異なっている。そのため、ID「AA」が示すEPIシーケンスが実行されることによる傾斜磁場コイル2の負荷、ID「AB」が示すEPIシーケンスが実行されることによる傾斜磁場コイル2の負荷、及び、ID「AC」が示すEPIシーケンスが実行されることによる傾斜磁場コイル2の負荷は、異なっている。ここでいう負荷とは、例えば、傾斜磁場コイル2が発生する傾斜磁場の変動を指す。傾斜磁場コイル2に流れる電流の電流値が大きくなるほど負荷が大きくなる。また、負荷が大きくなるほど、傾斜磁場コイル2の振動が大きくなる。以下、負荷が大きいシーケンスとは、実行されることにより、傾斜磁場コイル2を比較的大きく振動させるようなシーケンスを指す。また、負荷が小さいシーケンスとは、実行されることにより、傾斜磁場コイル2を比較的小さく振動させるようなシーケンスを指す。
In the first embodiment, the sequences indicated by the IDs registered in the “ID” item of the database 11a are of the same type, although the parameter values are different. An example of such a sequence is an EPI (Echo Planar Imaging) sequence (EPI sequence). For example, the sequences indicated by ID “AA”, ID “AB”, and ID “AC” are the same type of sequence, for example, EPI sequence. However, the EPI sequence indicated by the ID “AA”, the EPI sequence indicated by the ID “AB”, and the EPI sequence indicated by the ID “AC” are respectively the repetition time (TR: Repetition Time) and the echo time (TE: Echo Time). ), the parameter values of various parameters such as the magnitude of the current supplied to the
例えば、冷却水の温度が低い場合には、負荷が大きいシーケンスを実行しても、傾斜磁場コイル2から発生される熱の温度が、MRI装置100の許容温度を超えにくくなる。このため、データベース11aの各レコードについて、「流速」の項目に登録された流速が同一であるならば、「温度」の項目に登録された冷却水の温度が低くなるほど負荷が大きくなるように各種のパラメータのパラメータ値が設定されたEPIシーケンスを示すIDが「ID」の項目に登録される。例えば、「温度」の項目に登録された冷却水の温度が「T1」以上「T2」未満であるレコードの「ID」の項目に登録されたIDが示すEPIシーケンスが実行されることによる傾斜磁場コイル2の負荷は、「温度」の項目に登録された冷却水の温度が「T2」以上「T3」未満である場合のレコードの「ID」の項目に登録されたIDが示すEPIシーケンスが実行されることによる傾斜磁場コイル2の負荷よりも、大きい傾向がある。
For example, when the temperature of the cooling water is low, the temperature of the heat generated from the gradient
また、冷却水の流速が大きい(速い)場合には、負荷が大きいシーケンスを実行しても、傾斜磁場コイル2から発生される熱の温度が、MRI装置100の許容温度を超えにくくなる。このため、データベース11aの各レコードについて、「流速」の項目に登録された冷却水の流速が大きくなるほど負荷が大きくなるように各種のパラメータのパラメータ値が設定されたEPIシーケンスを示すIDが「ID」の項目に登録される。例えば、「温度」の項目に登録された冷却水の温度が同一である場合(例えば、「T1」以上「T2」未満である場合)、パラメータ値が異なる複数のEPIシーケンスに関して、以下のことが言える。例えば、「流速」の項目に登録された冷却水の流速が「V2」以上「V3」未満であるレコードの「ID」の項目に登録されたID「AB」が示すEPIシーケンスが実行されることによる傾斜磁場コイル2の負荷は、「流速」の項目に登録された冷却水の流速が「V1」以上「V2」未満である場合のレコードの「ID」の項目に登録されたID「AA」が示すEPIシーケンスが実行されることによる傾斜磁場コイル2の負荷よりも、大きい。また、「流速」の項目に登録された冷却水の流速が「V3」以上「V4」未満である場合のレコードの「ID」の項目に登録されたID「AC」が示すEPIシーケンスが実行されることによる傾斜磁場コイル2の負荷は、「流速」の項目に登録された冷却水の流速が「V2」以上「V3」未満である場合のレコードの「ID」の項目に登録されたID「AB」が示すEPIシーケンスが実行されることによる傾斜磁場コイル2の負荷よりも、大きい。
When the flow velocity of the cooling water is high (fast), the temperature of the heat generated from the gradient
また、第1の実施形態では、データベース11aの各レコードについて、「ID」の項目に登録されたIDが示すシーケンスは、MRI装置100に冷却システム200から供給される冷却水の温度が「温度」の項目に登録された温度の範囲内であり、かつ、流速が「流速」の項目に登録された流速の範囲内である場合に実行されてもMRI装置100の許容温度を超えない複数のシーケンスの中から、最短の時間で、傾斜磁場コイル2と樹脂との間の隙間の大きさを一定に収束させることができるシーケンスである。後述するが、MRI装置100は、このようなデータベース11aを用いて、事前運転時に実行するシーケンスを選択することで、運転開始前に、傾斜磁場コイル2と樹脂との間の隙間の大きさを一定に収束させることができる。
Further, in the first embodiment, the sequence indicated by the ID registered in the “ID” item for each record of the database 11a indicates that the temperature of the cooling water supplied from the
次に、第1の実施形態に係るMRI装置100が事前運転時に実行する処理(事前運転時処理)の流れについて説明する。図3は、第1の実施形態に係る事前運転時処理の流れを示すフローチャートである。事前運転時処理は、MRI装置100の設置時(据付時)に、入力回路9を介して、ユーザから事前運転時処理を実行する指示を選択機能15aが受け付けた場合に実行される。なお、第1の実施形態では、事前運転時処理が実行される際に、天板8aには、例えば、被検体Sが載置されていない。
Next, a flow of processing (pre-operation processing) executed by the
図3の例に示すように、選択機能15aは、温度センサ20から出力された信号が示す冷却水の温度、及び、流量センサ21から出力された信号が示す冷却水の流速に対応するシーケンスを選択する(ステップS101)。例えば、ステップS101において、選択機能15aは、「温度」の項目に、温度センサ20から出力された信号が示す冷却水の温度を含む温度の範囲が登録され、かつ、「流速」の項目に、流量センサ21から出力された信号が示す冷却水の流速を含む流速の範囲が登録されたレコードを特定する。そして、ステップS101において、選択機能15aは、特定したレコードの「ID」の項目に登録されたIDが示すシーケンスを選択する。なお、選択機能15aは、温度センサ20及び流量センサ21から出力された信号を用いずに、冷却システム200に設定された冷却水の温度及び流速を含む設定情報を取得し、取得した設定情報を用いて、同様の処理を行って、シーケンスを選択してもよい。
As shown in the example of FIG. 3, the selection function 15a selects a sequence corresponding to the temperature of the cooling water indicated by the signal output from the
そして、実行機能13aは、選択したシーケンスを実行する(ステップS102)。例えば、ステップS102において、実行機能13aは、ステップS101で選択機能15aにより特定されたレコードの「実行時間」の項目に登録された実行時間を取得する。そして、ステップS102において、実行機能13aは、ステップS101で選択機能15aにより選択されたシーケンスを、取得した実行時間分実行する。これにより、運転開始前に、傾斜磁場コイル2と樹脂との間の隙間の大きさが一定に収束される。したがって、第1の実施形態に係るMRI装置100によれば、運転開始時から安定した状態で使用することができる。
Then, the
以上第1の実施形態に係るMRI装置100について説明した。第1の実施形態に係るMRI装置100によれば、上述したように、運転開始時から安定した状態で使用することができる。
The
なお、第1の実施形態では、冷却水の温度の範囲、及び、冷却水の流速の範囲と、シーケンスとが対応付けられてデータベース11aに登録され、ステップS101で、選択機能15aが、温度センサ20から出力された信号が示す冷却水の温度、及び、流量センサ21から出力された信号が示す冷却水の流速に対応するシーケンスを選択する場合について説明した。しかしながら、第1の実施形態において、冷却水の温度の範囲と、シーケンスとが対応付けられてデータベース11aに登録されてもよい。この場合には、ステップS101で、選択機能15aが、温度センサ20から出力された信号が示す冷却水の温度に対応するシーケンスを選択してもよい。また、第1の実施形態において、冷却水の流速の範囲と、シーケンスとが対応付けられてデータベース11aに登録されてもよい。この場合には、ステップS101で、選択機能15aが、流量センサ21から出力された信号が示す冷却水の流速に対応するシーケンスを選択してもよい。すなわち、第1の実施形態において、冷却水の温度の範囲、及び、冷却水の流速の範囲の少なくとも一方と、シーケンスとが対応付けられてデータベース11aに登録されてもよい。この場合には、ステップS101で、選択機能15aは、温度センサ20から出力された信号が示す冷却水の温度、及び、流量センサ21から出力された信号が示す冷却水の流速の少なくとも一方に対応するシーケンスをデータベース11aから検索し、検索の結果得られたシーケンスを選択してもよい。すなわち、選択機能15aは、冷却システム200から供給される冷却水の温度及び流速の少なくとも一方に基づいて、シーケンスを選択してもよい。
In the first embodiment, the temperature range of the cooling water, the flow velocity range of the cooling water, and the sequence are associated with each other and registered in the database 11a. In step S101, the selection function 15a causes the temperature sensor to detect the temperature sensor. The case of selecting the sequence corresponding to the temperature of the cooling water indicated by the signal output from 20 and the flow velocity of the cooling water indicated by the signal output from the
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態では、MRI装置100が、シーケンスを、データベース11aから取得した実行時間分実行する場合について説明した。すなわち、第1の実施形態では、シーケンスの実行が完了するタイミングが、実行時に予め決まっている場合について説明した。しかしながら、MRI装置は、シーケンスの実行を完了するタイミングを判定してもよい。そこで、このような実施形態を第2の実施形態として説明する。
(Second embodiment)
In the above-described first embodiment, the case where the
図4は、第2の実施形態に係るMRI装置300の構成を示す機能ブロック図である。図4に示す第2の実施形態に係るMRI装置300は、算出機能15bを有するという点で、先の図1に示す第1の実施形態に係るMRI装置100と異なる。また、第2の実施形態に係るデータベース11aは、各レコードにおいて「実行時間」という項目がないという点で、先の図2に示す第1の実施形態に係るデータベース11aと異なる。すなわち、第2の実施形態では、シーケンスの実行を完了するタイミングが判定されるため、データベース11aには、シーケンスの実行時間が登録されていない。
FIG. 4 is a functional block diagram showing the configuration of the
第2の実施形態に係る算出機能15bは、事前運転時処理において、実行機能13aによりシーケンスが実行されている際に、所定時間間隔(例えば、1分毎、又は、10分毎等)に、MT値を算出する。例えば、算出機能15bは、実行機能13aによりシーケンスが実行されたことにより収集されたMR信号データを記憶回路11から取得し、取得したMR信号データからMT値を算出する。なお、算出機能15bは、算出部の一例である。また、第2の実施形態では、事前運転時処理が実行される際に、天板8aには、被検体Sが載置されていない。
The calculation function 15b according to the second embodiment, in the pre-operation process, when the sequence is executed by the
そして、第2の実施形態に係る実行機能13aは、MT値の変動に基づいて、MT値が一定の値に収束されたか否かを判定し、MT値が一定の値に収束されたと判定した場合には、事前運転時処理におけるシーケンスの実行を終了する。ここで、MT値が一定の値に収束された場合には、MRI装置300は、安定した状態となっている。すなわち、実行機能13aは、MRI装置300が安定した状態となった場合には、シーケンスの実行を終了する。このように、第2の実施形態に係る実行機能13aは、MRI装置300が安定した状態となった場合にシーケンスの実行を終了するので、MRI装置300の状態が安定せずに、事前運転時処理を終了してしまうような事態の発生を抑制することができる。したがって、第2の実施形態に係るMRI装置300によれば、より確実に、運転開始時から安定した状態で使用することができる。
Then, the
第2の実施形態に係るMRI装置300が事前運転時に実行する事前運転時処理の流れについて説明する。図5は、第2の実施形態に係る事前運転時処理の流れを示すフローチャートである。第2の実施形態に係る事前運転時処理は、MRI装置300の設置時に、入力回路9を介して、ユーザから事前運転時処理を実行する指示を選択機能15aが受け付けた場合に実行される。なお、第2の実施形態では、上述したように、事前運転時処理が実行される際に、天板8aには、被検体Sが載置されていない。
The flow of the pre-operation process performed by the
図5の例に示すように、選択機能15aは、第1の実施形態に係るステップS101と同様に、温度センサ20から出力された信号が示す冷却水の温度、及び、流量センサ21から出力された信号が示す冷却水の流速に対応するシーケンスを選択する(ステップS201)。
As shown in the example of FIG. 5, the selection function 15a is output from the
そして、実行機能13aは、選択したシーケンスの実行を開始する(ステップS202)。
Then, the
そして、算出機能15bは、ステップS202でシーケンスの実行が開始されてから所定時間間隔でMT値を算出する。例えば、算出機能15bは、シーケンスの実行が開始されてから、又は、前回MT値を算出してから、所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS203)。所定時間が経過していないと判定した場合(ステップS203;No)には、算出機能15bは、再び、ステップS203で、所定時間が経過したか否かを判定する。一方、所定時間が経過したと判定した場合(ステップS203;Yes)には、算出機能15bは、MT値を算出する(ステップS204)。 Then, the calculation function 15b calculates the MT value at a predetermined time interval after the execution of the sequence is started in step S202. For example, the calculation function 15b determines whether or not a predetermined time has elapsed since the execution of the sequence was started or the previous MT value was calculated (step S203). When it is determined that the predetermined time has not elapsed (step S203; No), the calculation function 15b determines again in step S203 whether the predetermined time has elapsed. On the other hand, when it is determined that the predetermined time has elapsed (step S203; Yes), the calculation function 15b calculates the MT value (step S204).
そして、実行機能13aは、MT値の変動に基づいて、シーケンスの実行を終了するか否かを判定する(ステップS205)。例えば、実行機能13aは、前回算出されたMT値と、今回算出されたMT値との差を算出し、算出した差が所定の閾値α以内であるか否かを判定する。そして、算出した差が所定の閾値α以内であると判定した場合には、MT値が一定の値に収束されたため、実行機能13aは、シーケンスの実行を終了すると判定する。一方、実行機能13aは、算出した差が所定の閾値αを超えたと判定した場合には、MT値が一定の値に収束していないため、シーケンスの実行を終了しないと判定する。
Then, the
シーケンスの実行を終了しないと判定した場合(ステップS205;No)には、算出機能15bは、ステップS203に戻る。一方、シーケンスの実行を終了すると判定した場合(ステップS205;Yes)には、実行機能13aは、選択したシーケンスの実行を終了し(ステップS206)、事前運転時処理を終了する。
When it is determined that the sequence execution is not finished (step S205; No), the calculation function 15b returns to step S203. On the other hand, when the
以上第2の実施形態に係るMRI装置300について説明した。第2の実施形態に係るMRI装置300によれば、上述したように、より確実に、運転開始時から安定した状態で使用することができる。
The
(第2の実施形態の第1の変形例)
次に、第2の実施形態の第1の変形例について説明する。第2の実施形態では、MRI装置300の実行機能13aが、ステップS205において、算出した差が所定の閾値α以内であると1回判定しただけで、シーケンスの実行を終了すると判定する場合について説明した。しかしながら、第2の実施形態の第1の変形例に係る実行機能13aは、ステップS205において、算出した差が所定の閾値α以内であると複数回(例えば、4回)連続して判定すると、シーケンスの実行を終了すると判定してもよい。これにより、偶発的に、算出した差が所定の閾値α以内となり、シーケンスの実行を終了してしまうことを抑制することができる。
(First Modification of Second Embodiment)
Next, a first modified example of the second embodiment will be described. In the second embodiment, the case where the
(第2の実施形態の第2の変形例)
また、第2の実施形態では、MRI装置300が、事前運転時に、選択した1種類のシーケンスを実行する場合について説明した。しかしながら、MRI装置300は、事前運転時に、複数の種類のシーケンスを実行してもよい。そこで、このような実施形態を第2の実施形態の第2の変形例として説明する。
(Second Modification of Second Embodiment)
Further, in the second embodiment, the case where the
図6は、第2の実施形態の第2の変形例を説明するための図である。図6は、横軸を、前回算出されたMT値と今回算出されたMT値との差を算出した回数、縦軸を、各回において算出された差の大きさを示すグラフである。図6の例に示すように、差60aは、1回目に算出された差である。同様に、差60bは、2回目に算出された差であり、差60cは、3回目に算出された差である。図6の例に示すように、第2の実施形態の第2の変形例に係る実行機能13aは、例えば、ステップS205において、算出した差60a、60b、60cが所定の閾値αを超えたと3回連続して判定した場合には、実行中のシーケンスに代えて、実行中のシーケンスよりも負荷が大きいシーケンスを実行してもよい。すなわち、第2の実施形態の第2の変形例に係る実行機能13aは、MT値の変動に基づいて、事前運転時に実行されるシーケンスを変更してもよい。これにより、より早く、傾斜磁場コイル2と樹脂との間の隙間の大きさが一定に収束されるため、事前運転時処理の全体の実行時間を短縮することができる。
FIG. 6 is a diagram for explaining a second modification of the second embodiment. FIG. 6 is a graph showing the number of times the difference between the MT value calculated last time and the MT value calculated this time is calculated on the horizontal axis, and the magnitude of the difference calculated each time on the vertical axis. As shown in the example of FIG. 6, the
なお、第2の実施形態の第2の変形例において、第2の実施形態の第1の変形例のように、実行機能13aが、ステップS205において、算出した差が所定の閾値α以内であると複数回(例えば、4回)連続して判定すると、シーケンスの実行を終了すると判定する場合について説明する。この場合には、ステップS205において、算出した差が所定の閾値α以内であると複数回(例えば、2回)連続して判定すると、実行機能13aは、実行中のシーケンスに代えて、実行中のシーケンスよりも負荷が小さいシーケンスを実行してもよい。
In addition, in the second modification of the second embodiment, the
(第2の実施形態の第3の変形例)
第2の実施形態の第3の変形例に係るMRI装置300について説明する。第2の実施形態、第2の実施形態の第1の変形例、及び、第2の実施形態の第2の変形例では、実行機能13aが、ステップS205において、算出した差を用いて、シーケンスの実行を終了するか否かを判定する場合について説明した。しかしながら、第2の実施形態の第3の変形例に係るMRI装置300の実行機能13aは、ステップS205において、上述した差に変えて、差の移動平均(例えば、直近の3つの差の移動平均(今回算出された差、前回算出された差、及び、前々回算出された差の平均値))を用いて、同様の処理を行って、シーケンスの実行を終了するか否かを判定してもよい。
(Third Modification of Second Embodiment)
An
(第3の実施形態)
なお、上述した第2の実施形態、第2の実施形態の第1の変形例、及び、第2の実施形態の第2の変形例では、MRI装置300が、MT値を算出し、MT値の変動に基づいて、シーケンスの実行を終了するか否かを判定したり、シーケンスの種類を変更したりする場合について説明した。しかしながら、MRI装置300は、MT値に代えて、位相補正情報を算出し、位相補正情報が示す位相の差の変動に基づいて、シーケンスの実行を終了するか否かを判定したり、シーケンスの種類を変更したりしてもよい。そこで、このような実施形態を第3の実施形態として説明する。
(Third Embodiment)
In the second embodiment, the first modification of the second embodiment, and the second modification of the second embodiment described above, the
第3の実施形態に係る画像生成機能14aは、所定時間間隔で、記憶回路11に格納されたMR信号データを読み出し、読み出したMR信号データに後処理すなわちフーリエ変換等の再構成処理を施すことで画像を生成する。ここで、画像生成機能14aは、EPIシーケンスが実行されることにより収集されたMR信号データから画像を生成する際には、画像における偶数ラインと奇数ラインとの位相の差を補正するための位相補正情報を算出し、算出した位相補正情報が示す位相の差を用いて、偶数ラインと奇数ラインとの位相の差を補正して画像を生成する。第3の実施形態では、この位相補正情報が示す位相の差の大きさと、MT値の大きさとが連動すると仮定して、MRI装置300が、位相補正情報が示す位相の差の変動に基づいて、シーケンスの実行を終了するか否かを判定したり、シーケンスの種類を変更したりする。このように、第3の実施形態においても、第2の実施形態と同様に、MRI装置300が安定した状態となった場合にシーケンスの実行を終了するので、MRI装置300の状態が安定せずに、事前運転時処理を終了してしまうような事態の発生を抑制することができる。したがって、第3の実施形態に係るMRI装置300によれば、より確実に、運転開始時から安定した状態で使用することができる。画像生成機能14aは、画像生成部の一例である。
The
第3の実施形態に係るMRI装置300が事前運転時に実行する事前運転時処理の流れについて説明する。図7は、第3の実施形態に係る事前運転時処理の流れを示すフローチャートである。第3の実施形態に係る事前運転時処理は、MRI装置300の設置時に、入力回路9を介して、ユーザから事前運転時処理を実行する指示を選択機能15aが受け付けた場合に実行される。なお、第3の実施形態では、事前運転時処理が実行される際に、天板8aには、所定のファントム(例えば、水ファントム)が載置されているか、又は、何も載置されていない。
The flow of the pre-driving process executed by the
図7の例に示すように、選択機能15aは、第1の実施形態に係るステップS101や、第2の実施形態に係るステップS201と同様に、温度センサ20から出力された信号が示す冷却水の温度、及び、流量センサ21から出力された信号が示す冷却水の流速に対応するシーケンスを選択する(ステップS301)。
As shown in the example of FIG. 7, the selection function 15a is similar to step S101 according to the first embodiment and step S201 according to the second embodiment in that the cooling water indicated by the signal output from the
そして、実行機能13aは、選択したシーケンスの実行を開始する(ステップS302)。
Then, the
そして、画像生成機能14aは、ステップS302でシーケンスの実行が開始されてから所定時間間隔で、画像を生成するとともに、位相補正情報を算出する。例えば、画像生成機能14aは、シーケンスの実行が開始されてから、又は、前回位相補正情報を算出してから、所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS303)。所定時間が経過していないと判定した場合(ステップS303;No)には、画像生成機能14aは、再び、ステップS303で、所定時間が経過したか否かを判定する。一方、所定時間が経過したと判定した場合(ステップS303;Yes)には、画像生成機能14aは、画像を生成するとともに、位相補正情報を算出する(ステップS304)。
Then, the
そして、実行機能13aは、位相補正情報が示す位相の差の変動に基づいて、シーケンスの実行を終了するか否かを判定する(ステップS305)。例えば、実行機能13aは、前回算出された位相補正情報が示す位相の差と、今回算出された位相補正情報が示す位相の差との差を算出し、算出した差が所定の閾値以内であるか否かを判定する。そして、算出した差が所定の閾値以内であると判定した場合には、位相補正情報が示す位相の差が一定の値に収束されたため、実行機能13aは、シーケンスの実行を終了すると判定する。一方、実行機能13aは、算出した差が所定の閾値を超えたと判定した場合には、位相補正情報が示す位相の差が一定の値に収束していないため、シーケンスの実行を終了しないと判定する。
Then, the
シーケンスの実行を終了しないと判定した場合(ステップS305;No)には、画像生成機能14aは、ステップS303に戻る。一方、シーケンスの実行を終了すると判定した場合(ステップS305;Yes)には、実行機能13aは、選択したシーケンスの実行を終了し(ステップS306)、事前運転時処理を終了する。
When it is determined that the sequence execution is not ended (step S305; No), the
以上第3の実施形態に係るMRI装置300について説明した。第3の実施形態に係るMRI装置300によれば、上述したように、より確実に、運転開始時から安定した状態で使用することができる。
The
また、第3の実施形態では、MRI装置300の実行機能13aが、ステップS305において、算出した位相補正情報が示す位相の差が所定の閾値以内であると1回判定しただけで、シーケンスの実行を終了すると判定する場合について説明した。しかしながら、第3の実施形態に係る実行機能13aは、ステップS305において、算出した位相補正情報が示す位相の差が所定の閾値以内であると複数回(例えば、4回)連続して判定すると、シーケンスの実行を終了すると判定してもよい。
Further, in the third embodiment, the
また、第3の実施形態では、MRI装置300が、事前運転時に、選択した1種類のシーケンスを実行する場合について説明した。しかしながら、第3の実施形態に係るMRI装置300は、事前運転時に、複数の種類のシーケンスを実行してもよい。
Further, in the third embodiment, a case has been described in which the
例えば、第3の実施形態に係る実行機能13aは、例えば、ステップS305において、算出した位相補正情報が示す位相の差が所定の閾値を超えたと3回連続して判定した場合には、実行中のシーケンスに代えて、実行中のシーケンスよりも負荷が大きいシーケンスを実行してもよい。すなわち、第3の実施形態に係る実行機能13aは、位相補正情報が示す位相の差の変動に基づいて、事前運転時に実行されるシーケンスを変更してもよい。これにより、より早く、傾斜磁場コイル2と樹脂との間の隙間の大きさが一定に収束されるため、事前運転時処理の全体の実行時間を短縮することができる。
For example, when the
ここで、第3の実施形態において、上述したように、実行機能13aが、ステップS305において、算出した位相補正情報が示す位相の差が所定の閾値以内であると複数回(例えば、4回)連続して判定すると、シーケンスの実行を終了すると判定する場合について説明する。この場合には、ステップS305において、算出した位相補正情報が示す位相の差が所定の閾値以内であると複数回(例えば、2回)連続して判定すると、実行機能13aは、実行中のシーケンスに代えて、実行中のシーケンスよりも負荷が小さいシーケンスを実行してもよい。
Here, in the third embodiment, as described above, the
また、第3の実施形態では、実行機能13aが、ステップS305において、算出した位相補正情報が示す位相の差を用いて、シーケンスの実行を終了するか否かを判定する場合について説明した。しかしながら、第3の実施形態に係るMRI装置300の実行機能13aは、ステップS305において、位相補正情報が示す位相の差に変えて、位相補正情報が示す位相の差の移動平均(例えば、今回算出された位相補正情報が示す位相の差、前回算出された位相補正情報が示す位相の差、及び、前々回算出された位相補正情報が示す位相の差の平均値)を用いて、同様の処理を行って、シーケンスの実行を終了するか否かを判定してもよい。
Further, in the third embodiment, a case has been described in which the
以上述べた少なくとも1つの実施形態の磁気共鳴イメージング装置及び設置方法によれば、運転開始時から安定した状態で使用することができる。 According to the magnetic resonance imaging apparatus and the installation method of at least one embodiment described above, the magnetic resonance imaging apparatus can be used in a stable state from the start of operation.
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。 While some embodiments of the present invention have been described, these embodiments are presented as examples and are not intended to limit the scope of the invention. These embodiments can be implemented in various other forms, and various omissions, replacements, and changes can be made without departing from the spirit of the invention. The embodiments and their modifications are included in the scope of the invention and the scope thereof, as well as in the invention described in the claims and the scope of equivalents thereof.
2 傾斜磁場コイル
14a 画像生成機能
15a 選択機能
15b 算出機能
100、300 MRI装置
2 gradient
Claims (9)
前記事前運転時に、前記選択されたシーケンスを実行する実行部と、
を備える、磁気共鳴イメージング装置。 Based on the information about the cooling of the own device at the installation location, from a plurality of sequences, a selection unit that selects a sequence executed during pre-operation to stabilize the state of the own device,
An execution unit that executes the selected sequence during the pre-operation,
A magnetic resonance imaging apparatus comprising:
前記実行部は、前記選択されたシーケンスを前記実行時間分実行する、
請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。 Based on the information, the selection unit selects a sequence having the shortest execution time from sequences that can be executed within the allowable temperature of the own device,
The execution unit executes the selected sequence for the execution time,
The magnetic resonance imaging apparatus according to claim 1.
前記選択部は、前記情報に基づいて、前記傾斜磁場におけるMT(Maxwell Term)値を一定にさせるために前記事前運転時に実行される前記シーケンスを選択する、請求項1〜3のいずれか1つに記載の磁気共鳴イメージング装置。 The position is fixed by the resin, further comprising a gradient magnetic field coil for applying a gradient magnetic field in the static magnetic field in which the subject is placed,
The selection unit selects the sequence executed during the pre-operation in order to make the MT (Maxwell Term) value in the gradient magnetic field constant based on the information. Magnetic resonance imaging apparatus according to item 1.
前記実行部は、前記MT値の変動に基づいて、当該MT値が一定の値に収束された場合には、前記事前運転時における前記シーケンスの実行を終了する、
請求項4に記載の磁気共鳴イメージング装置。 Further comprising a calculator for calculating the MT value at predetermined time intervals,
When the MT value is converged to a constant value based on the change in the MT value, the execution unit ends the execution of the sequence during the pre-operation,
The magnetic resonance imaging apparatus according to claim 4.
請求項5に記載の磁気共鳴イメージング装置。 The selector changes the sequence executed during the pre-operation based on the change in the MT value,
The magnetic resonance imaging apparatus according to claim 5.
前記実行部は、前記位相補正情報が示す位相の差の変動に基づいて、当該位相補正情報が示す位相の差が一定の値に収束された場合には、前記事前運転時における前記シーケンスの実行を終了する、
請求項1〜3のいずれか1つに記載の磁気共鳴イメージング装置。 Based on the collected MR signal data, an image generating unit that generates an image at predetermined time intervals and calculates phase correction information is further provided.
The execution unit, based on the fluctuation of the phase difference indicated by the phase correction information, when the phase difference indicated by the phase correction information is converged to a constant value, Terminate execution,
The magnetic resonance imaging apparatus according to claim 1.
請求項7に記載の磁気共鳴イメージング装置。 The selection unit changes the sequence executed during the preliminary operation based on a change in the phase difference indicated by the phase correction information.
The magnetic resonance imaging apparatus according to claim 7.
設置場所における前記磁気共鳴イメージング装置の冷却に関する情報に基づいて、複数のシーケンスの中から、当該磁気共鳴イメージング装置の状態を安定化させるために事前運転時に実行されるシーケンスを選択し、
前記事前運転時に、前記選択されたシーケンスを実行する、
磁気共鳴イメージング装置の設置方法。 Magnetic resonance imaging device
Based on information about cooling the magnetic resonance imaging apparatus at the installation location, from among a plurality of sequences, to select a sequence to be executed during pre-operation to stabilize the state of the magnetic resonance imaging apparatus,
Executing the selected sequence during the pre-operation,
Magnetic resonance imaging apparatus installation method.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016141736A JP6747898B2 (en) | 2016-07-19 | 2016-07-19 | Magnetic resonance imaging apparatus and installation method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016141736A JP6747898B2 (en) | 2016-07-19 | 2016-07-19 | Magnetic resonance imaging apparatus and installation method |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018011659A JP2018011659A (en) | 2018-01-25 |
JP6747898B2 true JP6747898B2 (en) | 2020-08-26 |
Family
ID=61018844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016141736A Active JP6747898B2 (en) | 2016-07-19 | 2016-07-19 | Magnetic resonance imaging apparatus and installation method |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6747898B2 (en) |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62165307A (en) * | 1986-01-16 | 1987-07-21 | Fuji Electric Co Ltd | Liquid-cooled uniform magnetic field coil |
US5923168A (en) * | 1997-06-17 | 1999-07-13 | General Electric Company | Correction of artifacts caused by Maxwell terms in slice offset echo planar imaging |
JP4390328B2 (en) * | 1999-10-19 | 2009-12-24 | 株式会社日立メディコ | Magnetic resonance imaging system |
JP3907182B2 (en) * | 2002-05-07 | 2007-04-18 | 株式会社東芝 | Magnetic resonance imaging system |
US7298602B2 (en) * | 2003-11-26 | 2007-11-20 | Ge Medical System, Inc. | Automated superconducting magnet ramp-up system and method |
JP5931406B2 (en) * | 2011-11-09 | 2016-06-08 | 株式会社東芝 | Magnetic resonance imaging system |
JP2015085137A (en) * | 2013-11-01 | 2015-05-07 | 株式会社東芝 | Magnetic resonance imaging device |
JP2016034457A (en) * | 2014-08-04 | 2016-03-17 | 株式会社東芝 | Magnetic resonance imaging apparatus |
-
2016
- 2016-07-19 JP JP2016141736A patent/JP6747898B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018011659A (en) | 2018-01-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101663367B1 (en) | Method and magnetic resonance system to determine a t1 time of water and a t1 time of fat | |
JP2015532608A (en) | Motion tracking based on high-speed image acquisition | |
JP2011143235A (en) | Magnetic resonance imaging apparatus, and magnetic resonance imaging method | |
JP5534652B2 (en) | Magnetic resonance imaging system | |
JP6651330B2 (en) | Magnetic resonance imaging equipment | |
JP2020000485A (en) | Magnetic resonance imaging apparatus | |
JP6602631B2 (en) | Magnetic resonance imaging equipment | |
JP2005087375A (en) | Magnetic resonance imaging apparatus and magnetic resonance image generation method | |
JP2017077301A (en) | Magnetic resonance imaging device | |
JP2020036813A (en) | Magnetic resonance imaging apparatus | |
JP6615594B2 (en) | Image processing method, image processing apparatus, and magnetic resonance imaging apparatus | |
JP6747898B2 (en) | Magnetic resonance imaging apparatus and installation method | |
JP2008173246A (en) | Image display device, image display method and magnetic resonance imaging apparatus | |
JP7383386B2 (en) | magnetic resonance imaging device | |
JP6203610B2 (en) | Magnetic resonance imaging system | |
JP6855239B2 (en) | Magnetic resonance imaging device | |
JP6687375B2 (en) | RF coil and magnetic resonance imaging apparatus | |
US20200103482A1 (en) | Magnetic resonance imaging apparatus | |
JP7544519B2 (en) | Image Processing Device | |
US20230255507A1 (en) | Magnetic resonance imaging apparatus, hyperpolarization signal obtaining method, and non-volatile computer-readable storage medium storing therein hyperpolarization signal obtaining program | |
JP6697276B2 (en) | Magnetic resonance imaging equipment | |
JP6181374B2 (en) | Magnetic resonance imaging system | |
JP7383509B2 (en) | Medical image data processing device | |
US20230099712A1 (en) | Magnetic resonance imaging apparatus, image generation method, and computer-readable nonvolatile storage medium storing image generation program | |
JP7066381B2 (en) | Magnetic resonance imaging device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20160929 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20161021 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190603 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200520 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200707 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200806 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6747898 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |