JP6747257B2 - 制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、静電容量式タッチパネルを制御する制御装置に関する。
従来より、静電容量式タッチパネルは、例えば静電気ノイズなどの外来ノイズの影響を受けやすい。このため外来ノイズによる誤動作を防ぐため、筐体を金属シールドを用いて構成する場合がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−222091号公報
しかしながら、特許文献1記載の技術を採用し、所望の特性を満たすように構成しようとすると強固なシールド構造を追加しなければならなくなる。また、発明者は静電容量値を検出するときにディジタルフィルタを通じて入力し、当該静電容量値を平均化した値をフィードバック制御することで誤検出を極力防ぐことも考えている。しかし、平均化処理を行うと、逆に接触子が非近接したときの値の変化幅が大きくなり、タッチパネルの感度が悪化してしまう。また、フィードバック制御を行うと、タッチしたときの値の変化の検出に遅延を生じ、応答性が悪化してしまうという欠点がある。
その他、スキャンする電極を監視し液晶モニタ(LCD)の走査タイミングとスキャンタイミングが被らないようにスキャンタイミングを制御する方法も開発されている。この手法を用いたとしても、液晶モニタのノイズから保護できる可能性はあるものの不十分であり、しかも、例えば規則性のない電波や蛍光灯から発生される電磁波ノイズや静電気ノイズ、また例えば自動車のモータや電車のインバータにより生じる低周波磁界ノイズ、等には有効に機能しない。この種の低周波磁界ノイズは周波数が低いことから、例えば電磁シールドで防ぐためには当該シールド厚さを比較的厚く施さなければならない。これは電波の減衰損が表皮効果の影響により低周波になるほど小さくなるためである。例えば、自動車内に低周波を防ぐための電磁シールドを設けることは重くなりやすく実用的に困難となる。
本発明の目的は、電磁波ノイズ、静電気ノイズ、低周波磁界ノイズ等のノイズに起因する誤検出(以下、誤タッチと称す)と、操作子による実際のタッチ(以下、正規タッチと称す)とを極力正確に判別できるようにした静電容量式タッチパネルの制御装置を提供することにある。
請求項1記載の発明によれば、複数のラインセンサが交差する格子点にセルを備え当該セルの静電容量変化を検出する静電容量式タッチパネルの制御装置を対象としている。電磁波ノイズ、静電気ノイズ、低周波磁界ノイズ等のノイズを生じると、通常タッチによる静電容量の時間的変化に比較して静電容量の時間的変化が大きくなる。請求項1記載の発明によれば、合計算出部が、セルに生じる静電容量変化に応じた値を取得し、前記ラインセンサ毎に取得された値を合計しライン合計値として算出し、判定部が、合計算出部によるライン合計値に応じて正規タッチであるか誤タッチであるかを判定する。判定部は、合計算出部によるライン合計値が最大値、最小値となる条件を満たす2つのライン合計値の差が所定値を超えないことを条件として正規タッチと見做すため、誤タッチと正規タッチとを極力正確に判別でき、これによりイミュニティの性能を高めることができる。
また、特にノイズを生じると、スキャン方向であるラインセンサの方向に沿って静電容量の変化に応じた取得値が大きく得られる。このため、請求項2記載の発明のように、判定部は、合計算出部によるラインセンサ毎に取得されたライン合計値に応じて誤タッチと正規タッチとを判定することで、誤タッチと正規タッチとを極力正確に判別でき、これによりイミュニティの性能を高めることができる。
第1実施形態において、表示ユニットのタッチパネル周辺の断面構造を模式的に表す図 ラインセンサの構成例を概略的に示す平面図 表示ユニット内の電気的構成を概略的に示す図 静電容量の時間的変化を示す図(その1) 静電容量の時間的変化を示す図(その2) 静電容量の時間的変化を示す図(その3) 処理の流れを概略的に示すフローチャート 第2実施形態においてノイズに起因して生じるラインセンサの検出値を指標として示す図 タッチ時に生じるラインセンサの検出値を指標として示す図(その1) タッチ時に生じるラインセンサの検出値を指標として示す図(その2) タッチ時に生じるラインセンサの検出値を指標として示す図(その3) 処理の流れを概略的に示すフローチャート 第3実施形態において処理の流れを概略的に示すフローチャート
以下、静電容量式タッチパネルの制御装置の幾つかの実施形態について図面を参照しながら説明する。以下に説明する各実施形態において、同一又は類似の動作を行う構成については、同一又は類似の符号、ステップ番号を付して必要に応じて説明を省略する。
(第1実施形態)
図1から図7は、第1実施形態の説明図を示している。図1は静電容量式タッチパネル付きの表示ユニット1について、タッチパネル周辺を中心とした断面構造例を模式的に表している。また図2はラインセンサの構成例を概略的に示す平面図である。
図1に示すように、表示ユニット1は筐体2に保持されることで構成される。筐体2は、例えばガラス又は樹脂等の材料により構成されていても良いし、導電性の材料を用いて構成されていても良い。筐体2が導電性の材用を用いて構成されていれば静電ノイズ、電磁ノイズ等の各種外来ノイズによる影響を極力抑制できるため望ましい。
表示ユニット1は、筐体2の内部に位置して、例えば背面側からZ方向に、バックライト3、接着層4、液晶ディスプレイ5、タッチパネル6、接着層7、及び、オーバーレイ8をそれぞれ平板状に積層した構造を備える。オーバーレイ8の露出面が操作者による操作指(操作子相当)の操作面になる。操作子は操作者による操作指に限られるものではない。
ここで、図示しない保持部材となる治具などを用いて、液晶ディスプレイ5とタッチパネル6との間の空間9は中空状態に保持される。この中空状態の空間9には、視認性を向上させるためのオプティカルボンディング樹脂が充填されていても良く、これにより、液晶ディスプレイ5とタッチパネル6との間の隙間を埋めて張り合わせて構成しても良い。
バックライト3は、液晶ディスプレイ5の輝度を向上させるために設けられる。接着層4は、例えばオプティカルボンディング用OCR(Optical Clear Resin)ゲルなど視認性を向上する接着剤を用いて構成される。
液晶ディスプレイ5は、液晶組成物を利用した平面薄型の視覚表示装置を基板(図示せず)に搭載して構成される。液晶ディスプレイ5の搭載基板にはFPC(Flexible Printed Circuit)9が接続されている。このFPC9は銅等による配線を絶縁材料で挟んで構成され可撓性を有する。このFPC9の上には、半導体チップによる液晶ディスプレイコントローラ10が所謂COF(Chip On Flexible)技術により搭載されており、これにより、液晶ディスプレイコントローラ10と液晶ディスプレイ5とがFPC9の配線を介して電気的に接続されている。
タッチパネル6はタッチセンサ11を備える。このタッチセンサ11は、図2に示すように、X方向に沿うX側ラインセンサ12、及び、X方向に交差するY方向に沿うY側ラインセンサ13、を備える。なお、必要に応じて、各X側ラインセンサ12及びY側ラインセンサ13の間、又は、その上層又は下層にガラス又はフィルム(図示せず)等を積層して構成しても良い。X側ラインセンサ12は、X方向に沿う電極14をY方向に並列に複数離間して配置されている。またY側ラインセンサ13は、Y方向に沿う電極15をX方向に並列に複数離間して配置されている。タッチパネル6は例えば自己容量方式又は相互容量方式に基づいて動作する。
相互容量方式は、タッチセンサ11のX側ラインセンサ12及びY側ラインセンサ13の電極14及び15間でXY方向に交差するZ方向に電界を形成する箇所に対して、操作指等の導体の操作子が近接することにより電界の一部が減少して生じる容量差を検知する方式である。以下では、相互容量方式を用いた説明を行う。
図1に示すように、このタッチパネル6にはFPC16が接続されている。このFPC16は、タッチセンサ11の各電極14及び15を電気的に通電するために設けられている。このFPC16には半導体チップによるタッチパネルコントローラ17がCOF技術により搭載されている。これによりタッチパネルコントローラ17とタッチパネル6のタッチセンサ11との間がFPC16の配線により電気的に接続されている。接着層7は、例えばオプティカルボンディング用OCRゲルなど視認性を向上する接着剤を用いて構成される。オーバーレイ8は、エポキシ又はポリカーボネートなどの樹脂材料により例えば数[mm]の厚みで構成される。
また、表示ユニット1にはプリント配線基板(PCB:Printed CircuitBoard)18が搭載されており、このプリント配線基板18にホストコントローラ19が搭載されている。プリント配線基板18には図示していないが配線パターンが構成されており、FPC9及び16の接続コネクタ18a、18bなどが搭載されている。そして、タッチパネルコントローラ17は、ホストコントローラ19との間でFPC16の配線及びプリント配線基板18上の配線パターンにより電気的に接続されている。また液晶ディスプレイコントローラ10は、ホストコントローラ19との間でFPC9の配線及びプリント配線基板18上の配線パターンにより電気的に接続されている。なお、タッチパネルコントローラ17及び液晶ディスプレイコントローラ10が各FPC16及び9に搭載されている形態を示すが、プリント配線基板18に搭載されていても良い。
図3に電気的構成ブロックを概略的に示す。表示ユニット1は、タッチパネル6と、タッチパネル6を制御するタッチパネルコントローラ17と、液晶ディスプレイ5と、当該液晶ディスプレイ5を制御する液晶ディスプレイコントローラ10と、タッチパネルコントローラ17及び液晶ディスプレイコントローラ10を制御するホストコントローラ19と、を電気的構成として備える。
タッチパネルコントローラ17は、例えばマイコン等により構成されタイマ20を内蔵し時間を計測する計測部として機能する。第1〜第3実施形態では、タッチパネルコントローラ17が処理を主体的に実行するように構成した形態を示す。タッチパネルコントローラ17は、本開示における計測部、判定部、第1判定部、第2判定部、合計算出部等の各種機能を実現するように構成される。
また、タッチパネルコントローラ17はタッチセンサ11の配線14及び15間に生じる静電容量を検知する。タッチパネルコントローラ17は、タイマ20を内蔵しているため、このタイマ20による時間計測結果に応じて静電容量変化を検知でき、この静電容量変化を検知することでタッチの正誤判定を行うが、この詳細説明は後に行う。
タッチパネルコントローラ17は、タッチの正誤判定を行った結果、操作指による実際のタッチ(以下、正規タッチと称す)であると判定すると、ホストコントローラ19にこのタッチ操作情報を出力する。ホストコントローラ19は、このタッチ操作情報に応じて液晶ディスプレイコントローラ10に表示画面を変化させる指令を行い、液晶ディスプレイコントローラ10は、液晶ディスプレイ5の表示画面を変化させる。例えば、液晶ディスプレイコントローラ10は、タッチ操作情報の示すタッチ操作位置にポインタを表示させたり移動させるように表示画面を変更する。
以下、タッチパネルコントローラ17によって行われるタッチの正誤判定処理について説明する。図1に示したように、タッチパネル6と液晶ディスプレイ5との間は、その距離が例えば数mm程度と非常に近接しており、タッチパネル6の電極14及び15は液晶ディスプレイ5により発生されるノイズの影響を受けやすい。
また、例えば規則性のない電波や蛍光灯から発生される電磁波ノイズや静電気ノイズ、また、自動車のモータや電車のインバータが駆動されることにより生じる低周波磁界ノイズ、にも影響を受けやすい。特に、低周波磁界ノイズは、一般に15Hz〜150kHz程度の低周波数帯に生じる磁界ノイズであり、特にハイブリッド自動車や、一般的に電車に採用されているVVVFインバータ等から発せられることが多い。タッチパネルの駆動周波数はこの低周波数帯に設定されるケースが多いため、この低周波磁界ノイズによる妨害を受けやすくなる。
このため、タッチパネルコントローラ17は、これらの各種のノイズの影響を避けるようにタッチの正誤判定処理を行った上で、ホストコントローラ19にタッチ操作情報を出力し、タッチの誤検出があったときには、ホストコントローラ19にタッチ操作情報を出力することなく当該検出結果を破棄する。
ここでまず、発明者らが検討した結果を説明する。図4は、操作者の操作指がタッチパネル6に近接してオーバーレイ8に接触し、その後、離間したときのタッチパネル6に生じる容量変化の例を示す。タッチパネルコントローラ17が、相互容量方式を用いて各電極間の容量を検知するときには、X側ラインセンサ12又はY側ラインセンサ13の一方の電極(例えば、X側ラインセンサ12の電極14)でスキャンし、他方のラインセンサの電極(例えば、Y側ラインセンサ13の電極15)でセンシングし、このとき、各X側ラインセンサ12及びY側ラインセンサ13の各電極14及び15が交差する格子点に位置する領域(以下、セル21と称する)で生じる容量値を検知する。以下、スキャンする側をX側ラインセンサ12とし、センシングする側をY側ラインセンサ13として説明を行う。なお逆でも同様の作用効果が得られるものである。
タッチパネルコントローラ17によるX側ラインセンサ12のスキャン速度は、通常、操作指が近接する速度に比較して数〜十数倍(例えば、10倍)程度に設定されている。このため、操作者の操作指が如何なる速度でタッチパネル6に近接/離間したとしても各電極14及び15間の容量を精度良く検知できる。
このとき、操作指がタッチパネル6に近接したときの静電容量の時間変化は、標準勾配値から所定範囲の勾配となるように設定されており比較的緩やかな勾配となる。この場合、図4の波形ToAに示すように、微弱ノイズを無視すれば、操作指が所定の近接状態に対応した所定の静電容量閾値(第1値相当)をC1とすると共に、例えばこの状態よりもさらに静電容量が高くなる状態に対応して予め定められた所定の静電容量閾値をC2(>C1:第2値相当)とし、さらに静電容量閾値C1に達するタイミングをt1とすると共に静電容量閾値C2に達するタイミングをt2とすれば、立上り時間|t1−t2|は比較的長い時間となる。
図5の波形ToB、ToCは、タッチパネル6に静電ノイズが印加されたときのタッチパネル6の電極14及び15間に生じる容量変化の例を示す。静電ノイズが印加されたときに図4と同様の静電容量閾値C1、C2を定め、それぞれの静電容量閾値C1、C2に達するタイミングt3、t4を求めると、立上り時間|t1−t2|と比較して明らかに立上り時間|t3−t4|が短い時間となる。また、波形ToCに示すように、パルス状にノイズが現れる場合もある。
図6は、通常のタッチがなされたときの容量変化、静電ノイズが印加されたときの容量変化を同じ時間軸で示している。それぞれ容量値が静電容量閾値C1、C2に達するまでの時間を考慮すると、図6の通常タッチ時の波形To1においては、立上り時間|t5−t6|となる。このため立上り時間は比較的緩やかとなる。しかし、図6の静電ノイズ印加時の波形To2、To3では、静電容量が急峻に変化する。特に、図6の波形To3は立上り時間|t7−t8|となり、静電容量が急峻に変化する。すなわち、静電ノイズが印加されると静電容量の増加度は通常時に比較して大幅に大きくなることが確認された。
ところで、表示ユニット1に発生するノイズは、液晶ディスプレイ5が映像を走査する際に発するノイズ、バックライト3によるノイズ、外部の電波塔が発する強電界ノイズ、自動車のモータや電車のインバータにより生じる低周波磁界ノイズ、などが想定される。これらの電磁波ノイズ、静電ノイズ、低周波磁界ノイズは、その発生電力が周波数スペクトル解析したとしても安定した強度とはならないことが多い。
タッチパネル6が、特に受信しやすい周波数スペクトルを有する強電界ノイズを受けたときには、特に前述したような急峻に静電容量変化を生じるノイズを受信することになる。このようなことを想定すると、タッチパネルコントローラ17が、図7に示すように処理を行うことが望ましい。
図7に示すように、表示ユニット1が起動され電源供給されると、タッチパネルコントローラ17はS1においてタッチセンサ11によるタッチ受付可能状態になる。タッチパネルコントローラ17は、S2においてタッチセンサ11により静電容量閾値C1に到達したセル21が存在するか否かを判定する。タッチパネルコントローラ17は、S2において静電容量閾値C1への到達を検出すると、S3においてタイマ20を始動する。その後、タッチパネルコントローラ17はそのセル21の静電容量が静電容量閾値C2に到達したか否かを判定する。ここで、静電容量閾値C1は、微弱ノイズでは達しえない容量値を設定することが望ましく、静電容量閾値C2は操作指がタッチしたときの判定閾値を設定することが望ましい。
タッチパネルコントローラ17は、セル21の静電容量が静電容量閾値C2へ到達したことを検出するとタイマ20による時間計測を停止し、タイマ20の時間計測結果に応じて、S4において静電容量閾値C2を所定時間(数十〜数百msec:例えば100[msec])以降に検出したか、所定時間前に検出したか、を判定する。タッチパネルコントローラ17は、所定時間以降に検出したと判定すれば、S5において正規タッチと見做し、所定時間前に検出したと判定すれば、S6においてノイズに起因する誤検出(以下、誤タッチと称す)と見做す。一般に、操作指によるタッチは意図的に素早く実行したとしても100[msec]程度かかることになる。このため、前述の「所定時間」を100[msec]以下に設定することが望ましい。
タッチパネルコントローラ17は、S5において正規タッチと見做したときには、S7においてホストコントローラ19にタッチ操作情報を送信しS1へ戻りタッチ受付可能状態に戻る。ホストコントローラ19は、タッチ操作情報を受け付けると当該タッチ操作情報に基づいて液晶ディスプレイコントローラ10に表示画面を変化させる指令を行い、液晶ディスプレイコントローラ10は、液晶ディスプレイ5の表示画面を変化させる。タッチパネルコントローラ17は、S6において誤タッチと見做したときにはタッチ操作情報を送信することなくこの情報を破棄し、S1へ戻りタッチ受付可能状態に戻る。
これにより、例えば図6に示した波形To1〜To3の特性が得られたときには、波形To1の特性だけを正規タッチとして見做すことができ、波形To2及びTo3の特性を誤タッチと見做すことができる。すなわち、静電容量閾値C1、C2を2種類用意することで、タッチ判定処理が適切な速度で行われているか否かを判定し、この結果、正規タッチと誤タッチとを判別できるようになる。
本実施形態の特徴を概念的にまとめる。タッチパネルコントローラ17は、セル21に生じる静電容量変化に応じた値を取得し当該取得された値が所定の静電容量閾値C1に到達したことを条件としてタイマ20により時間を計測開始し、この計測時間が所定時間以降に所定の静電容量閾値C2に到達したことを条件として正規タッチと見做し、計測時間が所定時間に達する前に静電容量閾値C2に到達したことを条件として誤タッチと見做している。このため、電磁波ノイズや静電気ノイズ等のノイズに起因する誤タッチと正規タッチとを極力正確に判別できるようになる。これにより、イミュニティの性能を高めることができる。
さらに、タッチパネル6やその周辺の層構造3〜8を囲うようにシールド筐体や各種センサを用いることなく、誤タッチと正規タッチとを極力正確に判別できる。
図4から図6に示したように、タッチ時における静電容量値の変動範囲を増加させる必要なく、イミュニティの性能を高めることができる。
(第2実施形態)
図8〜図12は第2実施形態の追加説明図を示す。第2実施形態では別の判別方法について説明する。まず発明者らにより行われた実験結果を説明する。図8は、静電ノイズ印加時における各セル21の静電容量変化を示している。なお、この各セル21の静電容量変化の例は、タッチパネルコントローラ17等が数値処理を施した後の相対的な指標を表すもので絶対的な静電容量変化の値を示していないが、一義的に対応づけられる値であることに留意する。この静電容量変化の結果は、オーバーレイ8の表面に接触放電処理を施した静電気試験により得られた結果を示しており、+15kVの電圧を10回印加した際の結果を示している。静電ノイズによる強電界がタッチセンサ11に印加されると、図8のセル21a,21b,21c及びそのX側ラインセンサ12に沿うセルの指標に示すように、一本のX側ラインセンサ12に沿って大きなオフセットを生じることになり、検出される静電容量変化の指標は大幅に大きくなる。図8にハッチングを付したセルを参照。
特に、相互容量方式を適用した場合、X側ラインセンサ12がスキャンするときには、X方向の一方向の静電容量変化が大きくなる。なお、相互容量方式を適用した場合であっても、Y側ラインセンサ13によりスキャンするときにはY方向の一方向の静電容量の指標が大きくなる。タッチパネルコントローラ17が、X側ラインセンサ12をスキャンするときに例えば静電ノイズ等による強電界が印加されると、スキャンを行う間だけ値が大きくなる。この検出値は一瞬だけ大きくなり、その後、放電されることで減少する。
他方、図9〜図11はタッチ時における各セルの静電容量の相対指標の例を示している。タッチパネルコントローラ17は、スキャンするときにX側ラインセンサ12の電極14に電圧を印加することでX側ラインセンサ12の電極14とY側ラインセンサ13の電極15との間に電界を形成する。
図9に通常の操作指によりタッチしたときの各セル21の静電容量の相対指標の例を示している。通常はタッチ位置に対応するセル121aの位置と、当該セル121aの位置の周囲に位置する8つのセル121bの位置とがノイズレベルよりも大きな指標となるように分布する。また図10に示すように、タッチされたセル221aの位置が、2つの隣接セル221aに跨っている場合には、これらの2つの隣接セル221aとその周囲に隣接する例えば6つのセル221bとがノイズレベルよりも大きな指標となるように分布することもある。さらに図11に示すように、タッチされたセル321aの位置が4つの正方位置に跨っている場合には、これらの4つの正方位置セル321aとその周囲に隣接する例えば8つのセル321bがノイズレベルよりも大きな指標となるように分布することもある。
これらの図9〜図11に示すように、操作指によりタッチされたときにも様々な態様でタッチセンサ11の指標の検出差を生じるものの、図8に示すノイズ印加時の指標分布と、図9〜図11に示す正常タッチ操作時の指標分布と、は大きく異なるため、この差に基づいて正規タッチであるか誤タッチであるか、を判別することが可能である。本実施形態ではこの判別方法の例を示す。
ノイズが印加されたときには、図8等に示したように、スキャンしているX側ラインセンサ12の指標だけ大きくなる。このため、ライン合計値Lを算出し、このライン合計値Lが所定の閾値以上となるか否かを判定することで、ノイズが印加されているか否かを判別できる。
図12は処理をフローチャートで概略的に示している。以下では、相互容量方式を適用した例を示すが、X側ラインセンサ12の指標のライン合計値Lのうち最も大きいライン合計値Lをライン最大値Lmaxとし、X側ラインセンサ12の指標のライン合計値Lのうち最も小さいライン合計値Lをライン最小値Lminとして説明する。
図12に示すように、表示ユニット1が起動されると当該表示ユニット1には電源供給されるようになり、タッチパネルコントローラ17は、S11においてタッチ受付可能状態になる。タッチパネルコントローラ17は、S12においてタッチセンサ11により静電容量閾値C2に到達したセル21が存在するか否かを判定する。ここで、タッチパネルコントローラ17は、S13において静電容量値のマッピングデータを確認し、S14においてX側ラインセンサ12のライン合計値Lを一行ずつそれぞれ算出する。
タッチパネルコントローラ17は、S14においてライン合計値Lを算出した後、S15においてライン最大値Lmax及びライン最小値Lminを特定し、S16においてLmax>Lmin+αであるか否かを判定する。αは重み付け値を示している。ライン最大値Lmaxとライン最小値Lminとの差が重み付け値α以下となるときには、ライン毎のライン合計値Lに大きな差は見られないことからノイズを生じた可能性は低いと判断し、S17において正規タッチと見做し、S18においてホストコントローラ19にタッチ操作情報を送信する。
また、タッチパネルコントローラ17は、S16においてライン最大値Lmaxがライン最小値Lminに所定の重み付け値αを加入しても大きくなるときには、ノイズ印加による誤タッチの可能性があることを判断し、ステップS19以降の処理を行う。
タッチパネルコントローラ17は、S19においてライン最大値Lmaxを満たすX側ラインセンサ12の中でセル21の指標の最大値Smaxを確認する。指標が最大値Smaxとなる条件を満たすセル21がノイズ印加セルと考えられるため、S20においてセル21からスキャン方向に沿って例えば中央方向に向かう所定個(例えば5個)のセル21のライン平均値Aveを算出する。
例えば、図8に示すようにノイズを生じたときには、原則的にラインTX6の図中右端部の指標が「604」と大幅に大きくなり、中央方向に向かうにしたがって指標が小さくなる傾向にある。このため、例えばラインTX6においては、最大値Smaxを満たすX方向端部のセル21aからスキャン方向に沿って中央方向に向かう所定個(例えば、5個)のライン平均値Aveを算出すると、このライン平均値Aveはノイズの影響で指標が高い値を示した可能性の高いセル21a等の平均値を表すことになる。
タッチパネルコントローラ17は、S21においてライン平均値Aveが静電容量閾値C2以下であるか否かを判定し、この条件を満たしたときには、ノイズに起因した値ではないと判定し、S21において正規タッチと見做す。この場合、タッチパネルコントローラ17は、S22においてホストコントローラ19にタッチ操作情報を送信する。
逆に、タッチパネルコントローラ17は、S21においてライン平均値Aveが静電容量閾値C2を超えると判定したときには、最大値Smaxを満たすセル21aからスキャン方向に沿った所定個のセル21a等がノイズに起因した静電容量の上昇を検知していると判定し、ノイズによる誤タッチと見做す。
再度、図8を例に挙げて図12のフローチャートに沿って説明を行う。例えば、図8に示すようにノイズを生じたときには、タッチパネルコントローラ17は、S15においてライン最大値Lmaxを図8中のラインTX6の合計値として特定する。このとき大幅に大きな値を算出することになる。また、タッチパネルコントローラ17は、S15においてライン最小値Lminを図8中のラインTX2の合計値として特定する。このとき大幅に小さな値を算出することになる。このため、タッチパネルコントローラ17は、S16においてこれらの差が、重み付け値αを考慮しても大きいと判別する。
そしてタッチパネルコントローラ17は、当該ライン最大値Lmaxを満たすラインTX6を特定し、S19において最大値Smax=604を確認し、S20において最大値Smaxを満たすセル21aから所定個のライン平均値Aveを算出する。このとき、ラインTX6のうち最大値Smaxとなるセル21aからスキャン方向に沿った所定個のセル21a等の指標が大きいためライン平均値Aveも大きくなる。このため、図12のS21の条件を満たすことがなくなり、図12のS24において誤タッチと見做すことができる。
例えば、操作指がタッチセンサ11に近接することで、図9に示すように指標が検出されたときには、タッチパネルコントローラ17は、ライン最大値Lmaxを図9中のラインTX5の指標の合計値として算出し、ライン最小値Lminを図9中のラインTX10の指標の合計値として算出する。これらの値の差は図8の条件に比較して少なくなる。このため、重み付け値αに関する図12のS16の条件を満たせば正規タッチと見做すことができる。
また、例えば、操作者が例えば自身の4本の指を平行に揃えてタッチしたときには、重み付け値αに関するS16の条件を満たさない場合も想定される。このような場合であっても、ライン最大値Smaxを満たすセル21からスキャン方向に沿った所定個のセル121a,121bの指標の合計値は少なくなるためライン平均値Aveが小さくなる。これは、あるスキャン方向に沿ったラインのうち一部(例えば4つ)のセル21だけが大きな指標を示し、その他のラインに沿うセルは大幅に小さな指標を示すためである。
このため、図12のS21の条件を満たすことで正規タッチと見做すことができる。また、操作指がタッチセンサ11に触れることにより、図10又は図11に示すようにタッチセンサ11が検出したときも図9と同様に検出できるようになるが、この説明は省略する。
本実施形態の特徴を概念的にまとめる。
タッチパネルコントローラ17は、セル21に生じる静電容量変化に応じた値、すなわち指標を取得し、ラインセンサ毎に指標を合計してライン合計値Lとして算出し、このライン合計値Lに応じて正規タッチか誤タッチかを判定するようにした。このため、誤タッチと正規タッチとを極力正確に判別でき、これによりイミュニティの性能を高めることができる。
特に、ライン合計値Lが最大値、最小値となる条件を満たす2つのライン合計値Lmax、Lminの差が所定値αを超えないことを条件として正規タッチであると判定するようにした。このため正規タッチを極力正確に判定できる。
このとき特に、図8のように誤検出と判定すべき指標を取得した場合においては、2つのライン合計値Lmax、Lminの差が所定値αを超えることを条件としてライン合計値Lが最大値となる条件を満たすラインTX6の中のセル21aの値の最大値Smaxを確認し、この最大値Smaxを満たすセル21aからラインTX6の中央方向に向かう所定個(例えば5個)のセル21a等の値の平均をライン平均値Aveとして算出し、当該ライン平均値Aveが所定の静電容量閾値C2を超えることを条件として誤タッチと見做すようにしている。このため、誤タッチを極力正確に判定できる。
また特に、図9のように正規タッチと判定すべき指標を取得した場合においては、2つのライン合計値Lmax、Lminの差が所定値αを超えることを条件としてライン合計値Lが最大値となる条件を満たすラインTX5の中のセル121aの値の最大値Smaxを確認し、この最大値Smaxを満たすセル21aからラインTX5の中央方向に向かう所定個(例えば5個)のセル121a、121b等の値の平均をライン平均値Aveとして算出し、当該ライン平均値Aveが所定の静電容量閾値以下となることを条件として正規タッチと見做すようにしている。このため、正規タッチを極力正確に判定できる。
(第3実施形態)
図13は第3実施形態の追加説明図を示している。第3実施形態は第1実施形態と第2実施形態の特徴を組み合わせた形態を示す。図13は処理をフローチャートで示している。第1及び第2実施形態と同一のステップ番号を付している。すなわち、第1実施形態では、ステップS1〜S4の処理を行い、S4において所定時間以降に検出したときに正規タッチと見做したが、本実施形態では図13に示すように、S4において所定時間以降に検出したときには、第2実施形態に示したように、S13において静電容量値のマッピングを確認し、S14以降の処理を行う。
本実施形態においては、正規タッチと見做す条件を第1実施形態よりも厳しくしている。これにより、さらに正確に正規タッチを判定できるようになる。また、誤タッチと見做す条件を第2実施形態よりも厳しくしている。これにより、より正確に誤タッチ及び正規タッチを判別できる。
例えば第1実施形態の方法を用いた場合には、静電ノイズ以外の例えば到来電波による電磁ノイズの周波数が低い場合には検出されにくくなり、
また、ノイズのピーク値が静電容量閾値C1、C2付近になる場合にも検出されにくくなる。このため、図13に示すように処理を実行することで、高確率に電磁ノイズから保護できる。
(他の実施形態)
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、種々変形して実施することができ、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。例えば以下に示す変形又は拡張が可能である。
第2実施形態では、重み付け値αをLmaxとLminとの差のマージンとして示しているが、S16においてLmax>Lmin×αの判断条件を用いても良い。このαは乗算用重み付け値として表される値である。
第1〜第3実施形態では、主に相互容量方式のタッチパネル6を適用して説明を行ったが、自己容量方式のタッチパネルを適用しても良い。自己容量方式は、X側ラインセンサ12とY側ラインセンサ13とを交差させたタッチセンサ11を用いた方式であり、タッチセンサ11の電極(例えば14)と操作指等の導体の操作子との間で容量結合を検知する方式である。第1〜第3の何れの実施形態においても、容量検知後の処理によりノイズに起因した誤タッチを検出するため、自己容量方式を適用しても良いことは明白である。すなわち投影型の何れの容量方式を適用してもノイズを検知できる。自己容量方式を採用したときには、X側ラインセンサ12又はY側ラインセンサ13の電極14及び15で交互にセンシングすることになる。第2又は第3実施形態において、ノイズを生じたときには当該ラインセンサの方向に沿って静電容量値が大きくなる。このため、センシング方向に沿ってX方向及びY方向を入れ替えて第2又は第3実施形態で説明した処理を実行すれば良い。
タッチパネルコントローラ17の機能をホストコントローラ19が実行しても良いし、タッチパネルコントローラ17の機能をホストコントローラ19に統合して構成しても良い。また、タッチパネルコントローラ17の機能を分割し、タッチパネルコントローラ17とホストコントローラ19とが協働して処理するようにしても良い。第1〜第3実施形態のフローチャートに示した各処理は、実用的であれば処理順序を入れ替えて行っても良いし、その他、処理を適宜変更しても良い。
前述した複数の実施形態を組み合わせて構成しても良い。また、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、本発明の一つの態様として前述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。前述実施形態の一部を、課題を解決できる限りにおいて省略した態様も実施形態と見做すことが可能である。また、特許請求の範囲に記載した文言によって特定される発明の本質を逸脱しない限度において、考え得るあらゆる態様も実施形態と見做すことが可能である。
本開示は、前述した実施形態に準拠して記述したが、本開示は当該実施形態や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範畴や思想範囲に入るものである。
図面中、12はX側ラインセンサ、13はY側ラインセンサ、17はタッチパネルコントローラ(静電容量式タッチパネルの制御装置、計測部、判定部、第1判定部、第2判定部、合計算出部)、19はホストコントローラ(静電容量式タッチパネルの制御装置、計測部、判定部、第1判定部、第2判定部、合計算出部)、21はセル、を示す。

Claims (3)

  1. 複数のラインセンサ(12、13)が交差する格子点にセル(21、21a、21b、21c、121a、121b、221a、221b、321a、321b)を備え当該セルの静電容量変化を検出する静電容量式タッチパネルの制御装置(17、19)であって、
    前記セルに生じる静電容量変化に応じた値を取得し、前記ラインセンサ毎に取得された値を合計しライン合計値として算出する合計算出部(S14)と、
    前記合計算出部によるライン合計値に応じて正規タッチであるか誤タッチであるかを判定する判定部(S16〜S24)と、を備え、
    前記判定部は、前記合計算出部によるライン合計値が最大値、最小値となる条件を満たす2つのライン合計値(Lmax、Lmin)の差が所定値(α)を超えないことを条件として正規タッチと見做す(S17)静電容量式タッチパネルの制御装置。
  2. 複数のラインセンサ(12、13)が交差する格子点にセル(21、21a、21b、21c、121a、121b、221a、221b、321a、321b)を備え当該セルの静電容量変化を検出する静電容量式タッチパネルの制御装置(17、19)であって、
    前記セルに生じる静電容量変化に応じた値を取得し、前記ラインセンサ毎に取得された値を合計しライン合計値として算出する合計算出部(S14)と、
    前記合計算出部によるライン合計値に応じて正規タッチであるか誤タッチであるかを判定する判定部(S16〜S24)と、を備え、
    前記判定部は、前記合計算出部によるライン合計値が最大値、最小値となる条件を満たす2つのライン合計値(Lmax、Lmin)の差が所定値(α)を超えることを条件として前記ライン合計値が最大値となる条件を満たす前記ラインセンサの中のセルの値の最大値(Smax)を確認し、この最大値を満たすセルから前記ラインセンサの方向に沿う所定個のセルの値の平均をライン平均値(Ave)として算出し、当該ライン平均値が所定の静電容量閾値(C2)を超えることを条件として誤タッチと見做す(S19〜S21、S24)静電容量式タッチパネルの制御装置。
  3. 複数のラインセンサ(12、13)が交差する格子点にセル(21、21a、21b、21c、121a、121b、221a、221b、321a、321b)を備え当該セルの静電容量変化を検出する静電容量式タッチパネルの制御装置(17、19)であって、
    前記セルに生じる静電容量変化に応じた値を取得し、前記ラインセンサ毎に取得された値を合計しライン合計値として算出する合計算出部(S14)と、
    前記合計算出部によるライン合計値に応じて正規タッチであるか誤タッチであるかを判定する判定部(S16〜S24)と、を備え、
    前記判定部は、前記合計算出部によるライン合計値が最大値、最小値となる条件を満たす2つのライン合計値(Lmax、Lmin)の差が所定値(α)を超えることを条件として前記ライン合計値が最大値となる条件を満たす前記ラインセンサの中のセルの値の最大値(Smax)を確認し、この最大値を満たすセルから前記ラインセンサの方向に沿う所定個のセルの値の平均をライン平均値(Ave)として算出し、当該ライン平均値が所定の静電容量閾値(C2)以下となることを条件として正規タッチと見做す(S19〜S22)静電容量式タッチパネルの制御装置。
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