JP6746812B1 - 肩関節ストレッチ用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、自分では伸ばすことが出来ない肩関節周りの可動域を広げることを可能とし、肩関節周りの筋肉、腱、靭帯、関節包等の軟部組織に対し、自身で痛みや負荷等を加減しながらストレッチ等の運動を施すことが可能となる運動器具を低価格で提供することを課題とするものである。【解決手段】本発明は、肩関節の可動域を拡張するための健康器具であって、本体棒状部材と垂直棒状部材とからなり、前記垂直棒状部材が前記本体棒状部材の片側端部に垂直方向へ突出して備えられている構成を採用した。また、前記垂直棒状部材が前記本体棒状部材に対し対向する両方向へ突出してT字型となるように形成する構成や、前記本体棒状部材と垂直棒状部材の結合箇所及び前記本体棒状部材と前記垂直棒状部材の各端部に掴み部を有する構成、或いは前記本体棒状部材の長さを調整する長さ調整機構を備えた構成を採用することも出来る。【選択図】図1

Description

本発明は、健康器具に関し、詳しくは、肩、肘、肩甲骨の可動域を拡張し、肩関節周りを取り巻く筋肉や腱、靭帯や関節包等の軟部組織に対し、自身で傷みや負荷等を加減しながらストレッチを可能とすることにより、肩凝りの改善、肩、首付近の血行改善、姿勢矯正、猫背の改善、肩のだるさ軽減を図れるストレッチ用具に関する。
近年、パソコンやスマホを操作する動作を長く続けるといった生活習慣が定着し、四十肩・五十肩の低年齢化が進んでいる。また、ゲームやメールなどをスマホで操作する小中学生の肩凝りも増加している。大人と違って成長過程にある子供の肩凝りは、心身の健康のバランスが崩れるとして社会問題ともなっている。
また、肩こりは、運動を行う機会が少なくなったことも大きな原因として考えられている。そこで、運動不足を改善し、肩関節に関係する筋肉や腱をほぐし,肩の可動域を広げる運動やストレッチが有効と考えられる。ところが、筋肉や腱を伸ばすことは、ある程度は自身によるストレッチでもできるが、肩関節の可動域を広げるためには、トレーナーによる外的負荷が必要であり、また、専門知識を有するトレーナーや高度な専用器具が必要となるといった問題がある。そのような器具に関しては価格も高額になり、誰でも買えるものではない。そこで、シンプルで低いコストで生産でき、効果的に肩の可動域を自力で拡張できる健康器具の開発が求められている。
このような問題に鑑み、従来からも種々の技術提案がなされている。例えば、発明の名称を「健康器具」とする技術が開示されている(特許文献1参照)。具体的には、「握り易く、多種類の運動ができ、比較的簡単かつ低コストで製造でき、しかも軽量かつコンパクトで携帯性が良く、使用者の体長に合わせた長さ調整ができる健康器具を提供する。」ことを課題とし、解決手段を「複数本の分割部材乃至を連結して形成された棒状の器具本体と、器具本体の両端部に着脱自在な嵌合部,及び各嵌合部の先端部に中間部が連結された握り部を有する一対のT字形グリップと、器具本体及びT字形グリップ間に設けられるグリップ間隔調整手段とを備えた。」というものである。係る技術は、握り部が器具本体からT字状に設けられている点で本発明と共通する形状ともいえる。しかしながら、係るT字状の握り部はあくまでもグリップとしての長さしか有しておらず、本発明の垂直棒状部材のように握る場所を変えることによって間接の動作角を微妙に調整できるものではない。
また、発明の名称を「美容、健康増進装置」とする技術が開示されている(特許文献2参照)。具体的には、「従来人体の皮膚表面全体をまんべんなくマッサージするのに要した時間と労力を解消する皮膚面に沿って摺動し皮膚面に低周波又は高周波の電気エネルギーを供給する美容・健康増進装置を提供する。」ことを課題とし、解決手段として、「皮膚面に当接して前記電気エネルギーを供給する皮膚接触器具が、軸心に金属棒を挿通した杆状手持ち部と、その先端に直角に取着された導電性を有する杆体とでT字形体を構成し、同杆体には固定又は回転自在に軸支された複数の通電導子体を取着してなり、かつ前記杆体が人体表面形状に沿った湾曲形状をなす美容・健康増進装置による。」という発明が公開され公知技術となっている。しかしながら、特許文献2に記載の技術は、全体的な形状がT字形態を有している点で本発明と共通する部分を有しているといえる。しかしながら、係る美容健康増進装置は皮膚面に当接して電気エネルギーを供給するものであり、そのような構成を有していない点において、本発明とは課題解決の技術的手段が大きく異なっている。
また、発明の名称を「健康器具」とする技術が開示されている(特許文献3参照)。具体的には、「身体の複数の部位の筋力アップ、柔軟性向上のための複数の運動に利用可能な健康器具を提供する。」ことを課題とし、解決手段として「健康器具であって、人が出入りするために一側面が開いた下部枠体と、前記下部枠体と同じ一側面が開いており、前記下部枠体に相対的に上下方向に高さ調整できる上部枠体と、前記上部枠体に取り付けられ、手で把持して回転させる軸棒を支承する少なくとも1つの凹部が設けられる一対の軸受梁部材と、前記上部枠体の上端近傍に取り付けられる一対の手摺梁部材と、を備えることを特徴とする健康器具。」という考案が公開され公知技術となっている。しかしながら、特許文献3に記載の技術は、構造が大掛かりで複雑であり、シンプルな構成でコストを掛けずに提供できるという本発明の課題を解決するに至っていない。
特開平9−313639号 特開2011−83473号 実用新案登録第3190876号
本発明は、自分では伸ばすことが出来ない肩関節周りの可動域を広げることを可能とし、肩関節周りの筋肉、腱、靭帯、関節包等の軟部組織に対し、自身で痛みや負荷等を加減しながらストレッチ等の運動を施すことが可能となる運動器具を低価格で提供することを課題とするものである。
本発明は、肩関節の可動域を拡張するための健康器具であって、本体棒状部材と垂直棒状部材とからなり、前記垂直棒状部材が前記本体棒状部材の片側端部に垂直方向へ突出して備えられている構成を採用する。
また、本発明は、前記垂直棒状部材が前記本体棒状部材に対し対向する両方向へ突出してT字型となるように形成された構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記本体棒状部材と垂直棒状部材の結合箇所及び前記本体棒状部材と前記垂直棒状部材の各端部に掴み部を有する構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記本体棒状部材の長手方向の長さを調整する長さ調整機構を備えている構成を採用することもできる。
本発明に係る肩関節ストレッチ用具によれば、一人でも肩、肘、肩甲骨の可動域を拡張できると共に、これらの関節を取り巻く筋肉、腱、靭帯、関節包等の軟部組織に対し、自身で傷みや負荷等を加減しながらストレッチが可能となり、肩凝りの改善、肩、首付近の血行改善、姿勢矯正、猫背の改善、肩のだるさ軽減を図れるという優れた効果を発揮する。
また、本発明に係る肩関節ストレッチ用具によれば、垂直棒状部材により持ち手の位置を変えることができるため、各関節の可動域や筋肉等へ刺激する位置を微調整できるという優れた効果を発揮する。
また、本発明に係る肩関節ストレッチ用具によれば、本体棒状部材と垂直棒状部材が垂直に構成されていることから、片方の部材を水平動作や垂直動作をする際、他方の部材の存在により、視覚を通じた動作の確認がし易く、特に左右の可動域を容易に比較できるという有利な効果を発揮する。
また、本発明に係る肩関節ストレッチ用具において、本体棒状部材と垂直棒状部材の結合箇所及び本体棒状部材と垂直棒状部材の各端部に掴み部を備えた構成を採用した場合は、掴み部を片方の手で掴むことで他方の手からの力を伝達しやすくなり、優れたストレッチ効果を発揮する。
また、本発明に係る肩関節ストレッチ用具において、本体棒状部材に長さ調整機構を備えた構成を採用した場合は、家族等の複数人それぞれの体格が異なっても対応でき、また、全体がコンパクトになり収納スペースの問題も少なくできるという優れた効果を発揮する。
また、本発明に係る肩関節ストレッチ用具によれば、構成部材が少なく低コストに製造できることから、低価格で提供でき、老若男女を問わず広い需要があるといえる。
本発明に係る肩関節ストレッチ用具の基本構成を説明する基本構成説明図である。 本発明に係る垂直棒状部材が本体棒状部材に対して対向するように垂直に突き出す構成の実施例を示している。 本発明に係る本体棒状部材に長さ調整機構と掴み部が設けられる構成の実施例をしめしている。 肩関節の動作を示す肩関節動作説明図である。 本発明に係る肩関節ストレッチ用具を用いた屈曲・伸展に関する使用例説明図である。 本発明に係る肩関節ストレッチ用具を用いた外旋・内旋に関する使用例説明図である。 本発明に係る肩関節ストレッチ用具を用いた外転・内転に関する使用例説明図である。
本発明は、肩関節の可動域を拡張するための健康器具であって、本体棒状部材と垂直棒状部材とからなり、前記垂直棒状部材が前記本体棒状部材の片側端部に垂直方向へ突出して備えられていることを最大の特徴とするものである。
以下、図面に基づいて説明する。但し、係る図面に記載された形状や構成に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の創作として発揮する効果の得られる範囲内で変更可能である。
図1は、本発明に係る肩関節ストレッチ用具の基本構成を説明する基本構成説明図である。肩関節ストレッチ用具1は、本体棒状部材10と本体棒状部材10に垂直に突き出した垂直棒状部材20という極めてシンプルな構成であり、本体棒状部材10と垂直棒状部材20を繋ぐためのジョイント部材が必要に応じて用いられる。なお、本体棒状部材10と垂直棒状部材20を一体とし、屈曲部分を設けて係る構成とすることも出来るが、係る屈曲部分が持ち手となるため、曲げ部であると掴みにくく、また、図3に示す掴み部30を設けにくいという欠点がある。
図2は、本発明に係る垂直棒状部材20が本体棒状部材10に対して対向するように垂直に突き出す構成の実施例を示している。係る構成によれば、例えば、同じ運動をする際でも垂直棒状部材20の突き出したどこを掴むかによって関節の可動域が異なり、垂直棒状部材20を掴む掴み部30を少しずつ変えることによって関節や筋肉等への刺激を調整することが可能となる。
本体棒状部材10は、片側端部からの押圧若しくは引く力を他方の端部へ伝達するための、中実または中空の棒状部材である。直径は2cmから3cmが好ましく、より好ましくは2,5cmであり、素材は樹脂製やアルミニウム等の軽量のものが望ましい。但し、比重の大きな鉄製やステンレス製を除外するものではなく、コストや高級感といった副次的な要素を考慮して素材については決定すればよい。本体棒状部材10の長手方向の長さL1については後記の通りである。
垂直棒状部材20は、本体棒状部材10に対して垂直に突き出す中実または中空の棒状部材である。本体棒状部材10における片側からの押圧若しくは引く力を他方の端部へ伝達する際、掴み部30を少し変えることで動かすことで図5に示すように関節の動作角度を微妙に変えて、可動域に変化を与えることができる。即ち、掴み部30をオフセットすることで、肩関節周りの筋肉や腱、靭帯、関節包等の軟部組織に対する刺激を微調整する役割を果たす。垂直棒状部材20は、本体棒状部材10から一方へ突き出し、全体としてL字状とするか、本体棒状部材10から対向するように双方へ突き出し、全体としてT字状とすることが有効である。なお、直径と素材については本体棒状部材10と同様である。
なお、本体棒状部材10の長さL1及び垂直棒状部材20の長手方向の長さL2については、肩幅(片側の肩の基点から首の基点までと、首の起点から反対側の肩の基点まで併せた長さ)が成人男性の平均40cmであって、成人男性の腕の長さ平均73.5cmと略同サイズである複数の人Hによる試験の結果、本体棒状部材10の長さL1は60.8cm〜82.2cmが好適であり、より望ましくは71.5cmであった。即ち、腕の長さとほぼ等しい長さとなる。垂直棒状部材20の長手方向の長さL2はT字型の場合には51.4cm〜70.0cmが好適であって、より望ましくは60.5cmであり、L字型の場合にはその半分となる。
図3は、本発明に係る本体棒状部材10に長さ調整機構40と掴み部30が設けられる構成の実施例を示している。
掴み部30は、手からの力を伝達し易くするためにも受けられるもので、図3においては本体棒状部材10の両端と、垂直棒状部材20の両端と、本体棒状部材10と垂直棒状部材20の交差する部分の何れにも設けた構成の場合を例示したもので、係る実施例に限定されることなく、本体棒状部材10の両端又は垂直棒状部材20の両端の何れかでもよく、適宜組み合わせて設けるのが好適である。なお、形状については、略球形状とすれば押す場合も引く場合も掴みやすいと考えられる。
長さ調整機構40は、本体棒状部材10を分割して構成し、ジョイント部分の固定位置を調整できるようにするもので、ボールロックピン、差し込みピン、テーパねじによる締め付け等、その構造には特に限定されるものでなく、伸縮杖等に用いられる一般的なスライドロック機構であれば良い。
図4は、肩関節の動作を示す肩関節動作説明図である。肩関節は、骨格による支えが少ない代わりに、筋肉や腱、靭帯、関節包等の軟部組織によって何重にも支えられており、肩の動作毎の名称と、その動作に伴って関わる筋肉について以下に説明する。
図4(a)に示す肩関節の屈曲KK及び伸展STは、前方に上腕を拳上する動作を屈曲KKといい、肩関節の屈曲KKに関る代表的な筋肉として三角筋前部、大胸筋上部、烏口腕筋などが挙げられ、下垂状態から上腕を後ろに挙げることを伸展STといい、伸展STに関る代表的な筋肉として広背筋、大円筋、小円筋、三角筋後部が挙げられる。
図4(b)に示す肩関節の外転GT及び内転NTは、上腕を拳上する動作を外転GTといい、肩関節の外転GTに関る代表的な筋肉として棘上筋、三角筋中部などが挙げられ、内転NTは下錐状体から内側に動かす動作で可動域は0度である。内転NTに関る代表的な筋肉として広背筋、大円筋、大胸筋が挙げられる。
図4(c)に示す肩関節の外旋GS及び内旋NSは、「小さく前にならえ」の位置から脇を閉めたまま、内側に回す動作を内旋NSといい、肩関節の内旋NSに関る代表的な筋肉として肩甲下筋、大胸筋、広背筋、大円筋などが挙げられ、外旋GSは下垂状体にある上腕の親指が内側から外側に向くように捻ることをいい、外旋GSに関る代表的な筋肉として棘下筋、小円筋が挙げられる。
図4(d)に示す肩関節の水平伸展SS及び水平屈曲SKは、屈曲KK又は外転GTした状態からの内側乃至は前方向の水平の動きを水平内転又は水平屈曲SKといい、肩関節の水平屈曲SKに関る代表的な筋肉として大胸筋、三角筋前部等が挙げられ、水平伸展SSは屈曲KK又は外転GTした状態からの外側ないしは後ろ方向への水平の動作をいい、この動きは水平外転ということもある。水平伸展に関る代表的な筋肉として三角筋後部が挙げられる。
肩甲骨の動きについては図示は省略するが、拳上、下制、内転、外転、上方回旋、可能回旋の6方向に肋骨の上をスライドするように動く。係る6方向の動作は、肩をすくめる「拳上」、上げた肩を下げる「下制」、胸を張る「内転」、腕を前に出す「外転」、腕を上にあげる「上方回旋」、背中に手を回す「下方回旋」であり、実際はこれらの動きと肩関節の動きが連動することで腕の動きが可能となる。またさらに、肩甲骨は体のバランスを維持するのにも重要な役割を果たし、姿勢を保つためには、肩甲骨を取り巻く前記各筋肉等を衰えさせることなく、柔軟且つ自由に動くことが必要である。
肩甲骨の動きが悪くなると肩、首、背中にコリを引き起こし血流が悪くなり、姿勢の乱れを生じ、姿勢の乱れは様々な不調が現れる。前記した通り、特にパソコンやスマートフォンの操作のし過ぎで背中が丸くなり、両肩が前方へ移動する所謂猫背姿勢となる問題に関しては、係る姿勢を長時間過ごすと筋肉が張り詰めて血行も悪くなり、これを繰り返すうちに柔軟性が失われ、硬くなって左右が離れた状態(外転)で固定化することもある。
肘関節についても図示は省略するが、上腕骨と隣り合わせに並んでいる橈骨(親指側の骨)、そして尺骨(小指側の骨)と呼ばれる2本の前腕骨からできている蝶つがい型の関節で、この3本の骨は互いに接触しており、肘関節のまわりは筋肉や腱 に囲まれて補強されている。こうした組織が肘関節を支え、安定性を保ち動きやすくしている。また、肘の軟部組織は肘を動かすだけでなく、手首や指の曲げ伸ばしなどの動作にも関係がある。なお、肘は、膝関節や股関節のような体重が多くかかる関節ではないため、変形性肘関節症を発症する割合は高くはないが、骨折、脱臼などのケガ、肘を酷使する野球やテニスなど過度なスポーツ、或いは重労働などにより関節軟骨や靭帯が傷つき変形性肘関節症を引き起こした後のリハビリにも、痛み等と動作の加減を自身でできることから、本発明に係る肩関節ストレッチ用具は好適である。
図5は、本発明に係る肩関節ストレッチ用具を用いた屈曲・伸展に関する使用例説明図であり、図5(a)は、右手を体の前方から上方へ屈曲KKさせるために、左手で押し上げるように本発明に係るストレッチ用具1を操作する。自分自身では上げられない位置まで左手により力を伝達し、可動域を広げていることを示している。また、図視上の二点鎖線で示した腕は、垂直棒状部材20の掴む位置を変化させることによって肩関節の角度が変更できることを示している。また、図5(b)は、図5(a)の状態から両手を振り下ろし、右手で左手を後方へ押し込むことにより、左手を伸展STさせる動作を行うことを示している。また、更に図5と同様に腕の動作方向を前方ではなく側方から上方へと左手で押し上げるように操作すれば外転させる動作を行うことも可能である。
図6は、本発明に係る肩関節ストレッチ用具を用いた外旋・内旋に関する使用例説明図である。図6(a)は、脇を閉めて肘を垂直に曲げ、右腕を水平に外旋GSさせる為に左手で押し込み、自分自身では曲げられない位置まで可動域を広げられることを示しており、図6(b)は、左手で本体棒状部材10の端部を掴んで引き、右腕を水平に内旋NSさせ、自分自身では曲げられない位置まで可動域を広げられることを示している。また、本発明の特徴として垂直棒状部材が本体棒状部材に対して垂直に設けられていることから、視覚を通じて係る動作が正確に行われているかどうかを確認しながら運動することが可能となる。具体的には、図6に示す通り、一点鎖線で描かれるような垂直棒状部材の通過したときの垂直状態を確認することによって、外旋GS、内旋NS動作が正確に行われていることを確認することができることとなる。
図7は、本発明に係る肩関節ストレッチ用具を用いた水平伸展・水平屈曲に関する使用例説明図である。図7(a)は、動作の初期状態を示し、図7(b)は、水平伸展SS又は水平屈曲SK動作を示している。図7(b)に示すように、左手で本体棒状部材10の端部を引くことで右手の水平屈曲SKを行うことが可能であり、左手の持ち換え、右手で本体棒状部材の端部を押すことで左手の水平伸展SSを行うことが可能であることを示している。係る動作は何れも反対側からの腕の押す力又は引く力を利用して、肩関節周りの可動域を拡張することが可能となる。
本発明に係る肩関節ストレッチ用具によれば、健康な体を維持するといった永遠に尽きない課題に向き合った健康器具の発明であり、手軽に簡単にストレッチが可能な器具としてどなたにでも使用できることから産業上利用可能性は極めて高いと思慮されるものである。
1 肩関節ストレッチ用具
10 本体棒状部材
20 垂直棒状部材
30 掴み部
40 長さ調整機構
L1 長さ
L2 長さ
KK 屈曲
ST 伸展
GT 外転
NT 内転
GS 外旋
NS 内旋
SS 水平伸展
SK 水平屈曲

Claims (2)

  1. 肩関節の可動域を拡張するための健康器具であって、
    本体棒状部材(10)と垂直棒状部材(20)とからなり、
    前記垂直棒状部材(20)が前記本体棒状部材(10)の端部に対向するように両方向へ突出してT字型となるように形成され、
    前記本体棒状部材(10)の長手方向の長さ(L1)が60.8cmから82.2cmの範囲内であり、
    前記垂直棒状部材(20)の長手方向の長さ(L2)は、51.4cmから70.0cmの範囲内であり、
    掴み部(30)が、前記本体棒状部材(10)の両端、前記垂直棒状部材(20)の両端、及び前記本体棒状部材(10)と前記垂直棒状部材(20)の交差する部分設けられ、
    前記本体棒状部材(10)の一方の端部側から押す力又は引く力を他方の端部側へ伝達し、肩関節周りの可動領域を拡張可能とすることを特徴とする肩関節ストレッチ用具(1)。
  2. 前記本体棒状部材(10)の長手方向の長さ(L1)を調整する長さ調整機構(40)を備えていることを特徴とする請求項1に記載の肩関節ストレッチ用具(1)。
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