JP6746714B2 - 流体供給設備及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも1つの流体機械から配管を経由して複数の末端部に流体を供給する流体供給設備及びその制御方法に関する。
流体供給設備の一つとして圧縮空気供給設備がある。圧縮空気供給設備は、空気圧縮機(流体機械)から配管を経由して複数の末端機器(末端部)に圧縮空気(流体)を供給する。近年、省エネルギー化のニーズに伴い、製造工場では、空気圧縮機の消費電力を削減することが求められている。このため、末端機器での消費空気量に応じて、末端機器への供給圧力(末端圧力)が一定となるように空気圧縮機の供給圧力を制御する方法が用いられている(例えば特許文献1参照)。
特開2010−24845号公報
しかしながら、上記従来技術では、全ての末端機器に対して末端圧力センサおよび通信手段が必要であり、運用コストが増大する。
上記目的を達成するために、代表的な本発明は、少なくとも1つの流体機械と、複数の末端部と、前記流体機械から前記複数の末端部に流体を供給する配管と、前記流体機械の流体の供給流量を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記流体機械の流体の供給流量を、電流センサから得られた前記流体機械の電動機の電流と、前記複数の末端部のそれぞれに分岐する前記配管の分岐部の上流側における流体の供給圧力とに基づいて演算し、前記流体機械の流体の供給流量と、前記供給圧力と、前記分岐部と前記複数の末端部のうち第1末端部との間の流体の圧力である第1末端圧力と、に基づいて、前記第1末端圧力と、前記複数の末端部のうち第2末端部に供給する流体の圧力である第2末端圧力と、がそれぞれの設定範囲となるように、前記流体機械の流体の供給流量を制御する流体供給設備を提供する。
本発明によれば、末端圧力センサの数を減らしつつ、省エネを図ることができる。
本発明の一実施形態における圧縮空気供給設備の構成を表す概略図である。 本発明の一実施形態における制御装置の消費流量演算処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態における制御装置の消費流量演算処理で得られたデータの具体例を表す図である。 本発明の一実施形態における制御装置の制御設定処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態における制御装置の制御設定処理を説明するためのタイムチャートである。 本発明の第1の変形例における圧縮空気供給設備の構成を表す概略図である。 本発明の第1の変形例における表示装置の設定画面の具体例を表す図である。 本発明の第2の変形例における圧縮空気供給設備の構成を表す概略図である。 本発明の第3の変形例における圧縮空気供給設備の構成を表す概略図である。
本発明の適用対象として圧縮空気供給設備を例にとり、本発明の一実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態における圧縮空気供給設備の構成を表す概略図である。
本実施形態の圧縮空気供給設備は、空気(大気)を圧縮する圧縮機1と、圧縮空気で駆動する2つの末端機器2A,2Bと、圧縮機1で生成された圧縮空気を末端機器2A,2Bに供給する配管ネットワーク3と、制御装置4とを備えている。末端機器2A,2Bは、それぞれ、例えば空気工具、空気プレス、空気ブレーキ、又はスプレーガン等である。制御装置4は、プログラムに基づいて演算処理や制御処理を実行する演算制御部(例えばCPU)と、プログラムや演算処理の結果を記憶する記憶部(例えばROM、RAM)等で構成されたものである。
圧縮機1は、圧縮機本体(図示せず)と、この圧縮機本体を駆動する電動機(図示せず)と、この電動機の回転数(ひいては圧縮機本体の回転数)を可変制御するインバータ(図示せず)と、電流センサ5(状態量センサ)とを有している。圧縮機本体は、空気を吸込んで圧縮し、圧縮空気を吐出する。電流センサ5は、圧縮機1の圧縮空気の供給流量を演算するために必要な状態量として、電動機の電流を計測し、制御装置4に送信するようになっている。
配管ネットワーク3は、例えば、圧縮機1の吐出側に接続された吐出配管6と、吐出配管6の出口側に接続された空気槽7(気体槽)と、空気槽7の出口側に接続されたメイン配管8と、メイン配管8の出口側に接続された分岐部9(詳細には、図1で示すように一箇所から分岐する分岐部か、若しくは後述の図8で示すようにループ状経路の二箇所から分岐する分岐部)と、分岐部9の一方の出口側と末端機器2Aの間で接続されたサブ配管10Aと、分岐部9の他方の出口側と末端機器2Bの間で接続されたサブ配管10Bとを有している。なお、配管ネットワーク3は、フィルタ、ドライヤ、又は弁等の機器を有してもよい。
空気槽7は、末端機器2Aの圧縮空気の消費流量(以降、第1消費流量という)と末端機器2Bの圧縮空気の消費流量(以降、第2消費流量という)の総和が圧縮機1の圧縮空気の供給流量を瞬間的に超える場合に、圧力降下を抑えるためのものである。空気槽7の出口(言い換えれば、配管ネットワーク3の分岐部9の上流側)には供給圧力センサ11が設けられている。供給圧力センサ11は、圧縮空気の供給圧力を計測し、制御装置4に送信するようになっている。
サブ配管10Aの出口(言い換えれば、配管ネットワーク3の分岐部9の下流側且つ末端機器2A側)には末端圧力センサ12が設けられている。末端圧力センサ12は、末端機器2Aに供給する圧縮空気の圧力(以降、第1末端圧力という)を計測し、制御装置4に送信するようになっている。なお、サブ配管10Bの出口(言い換えれば、配管ネットワーク3の分岐部9の下流側且つ末端機器2B側)には、末端圧力センサが設けられていない。すなわち、末端機器2Bに供給する圧縮空気の圧力(以降、第2末端圧力という)を計測しないようになっている。
制御装置4は、第1末端圧力及び第2末端圧力がそれぞれの設定範囲となるように、圧縮機1の圧縮空気の供給流量を可変制御するものであり、機能的構成として、データ蓄積部13、消費流量演算部14、制御設定部15、及び供給流量制御部16を有している。
データ蓄積部13は、電流センサ5で計測された電動機の電流と、供給圧力センサ11で計測された供給圧力と、末端圧力センサ12で計測された第1末端圧力を時系列的に記憶する。
消費流量演算部14は、予め設定された所定の時間区分毎に、データ蓄積部13で記憶された電動機の電流及び供給圧力に基づいて、圧縮機1の圧縮空気の供給流量を演算する。そして、所定の時間区分毎に、演算した供給流量とデータ蓄積部13で記憶された供給圧力及び第1末端圧力に基づいて、第2消費流量を演算し、データ蓄積部13に時系列的に記憶させる(詳細は後述)。
制御設定部15は、現在時刻に対応する過去の日の同時刻の第2消費流量をデータ蓄積部13から読込む。そして、読込んだ第2消費流量と、供給圧力センサ11で計測された現在時刻の供給圧力と、末端圧力センサ12で計測された現在時刻の第1末端圧力に基づいた予測演算を行うことにより、将来の第1末端圧力及び第2末端圧力がそれぞれの設定範囲(後述する設定値±閾値の範囲)となるような供給圧力の目標値を設定する(詳細は後述)。
供給流量制御部16は、供給圧力センサ11で計測された供給圧力が前述した目標値となるように、インバータを介し電動機の回転数を可変制御する。すなわち、圧縮機1の圧縮空気の供給流量を可変制御する。
次に、制御装置4の消費流量演算処理を、図2を用いて説明する。図2は、本実施形態における制御装置4の消費流量演算処理を説明するためのフローチャートである。
まず、ステップS1にて、制御装置4の消費流量演算部14は、取得代表時刻Tiの初期化を行う(i=0)。ステップS2に進み、消費流量演算部14は、時刻T0から時刻(T0+ΔT)までの時間区分における電動機の電流I(t)、供給圧力P_R(t)、及び第1末端圧力P_U(t)を、データ蓄積部13から読込む。
ステップS3に進み、消費流量演算部14は、下記の式(1)を用い、時刻T0から時刻(T0+ΔT)までの時間区分における電動機の電流I(t)及び供給圧力P_R(t)に基づいて、時刻T0から時刻(T0+ΔT)までの時間区分における圧縮機1の圧縮空気の供給流量G_A(t)を演算する。ここで、kは空気の比熱、ηは圧縮機の全断熱効率、Vは電動機の電圧、P0は大気圧である。なお、式中の(V×I(t))は、電動機の消費電力に相当する。
Figure 0006746714
ステップS4に進み、消費流量演算部14は、時刻T0から時刻(T0+ΔT)までの時間区分における第2消費流量の推定値G_V(t)の初期化(例えばG_V(t)=0)を行う。ステップS5に進み、消費流量演算部14は、公知の流体力学的解析手法である陽解法(例えば非特許文献1:G.P. Greyvenstein (2002), An implicit method for the analysis of transient flows in pipe networks, International Journal for Numerical Methods in Engineering, vol.53, issue 5, pp. 1127-1143参照)を用い、前述のステップS2で得られた供給圧力P_R(t)及び及び第1末端圧力P_U(t)と、前述のステップS4で得られた第2消費流量の推定値G_V(t)と、配管ネットワーク3の構造情報(詳細には、配管長や配管口径等)に基づいて、時刻T0から時刻(T0+ΔT)までの時間区分における圧縮機1の圧縮空気の供給流量の推定値G_AP(t)を演算する。
ステップS6に進み、消費流量演算部14は、下記の式(2)を用い、前述のステップS3で得られた供給流量G_A(t)と前述のステップS5で得られた供給流量の推定値G_AP(t)との偏差量E_Gを演算する。ステップS7に進み、偏差量E_Gが予め設定された閾値より小さいか否かを判定する。
Figure 0006746714
偏差量E_Gが閾値より大きい場合は、ステップS7の判定結果がNOとなるので、ステップS8に進む。ステップS8では、偏差量E_Gが減少するように、第2消費流量の推定値G_V(t)を修正する。なお、修正の演算方法としては、例えば、公知の最適化アルゴリズムである遺伝的アルゴリズム法や焼きなまし法などがある。その後、ステップS5に進み、前述のステップS8で修正した第2消費流量の推定値G_V(t)を用いて、上記同様の演算を行う。そして、ステップS6を経てステップS7の判定結果がYESとなるまで、すなわち、偏差量E_Gが閾値より小さくなるまで、ステップS8及びS5の処理を繰り返す。
偏差量E_Gが閾値より小さい場合は、ステップS7の判定結果がYESとなるので、ステップS9に進む。ステップS9では、時刻T0から時刻(T0+ΔT)までの時間区分に対し、最終的に得られた第2消費流量G_V(t)をデータ蓄積部13に記憶させる。
ステップS10に進み、取得代表時刻T1(=T0+ΔT)に移行する。ステップS11に進み、取得代表時刻Tiが終了時刻Tmに到達したか否かを判定する。最初は、取得代表時刻T1であるから、ステップS11の判定結果がNOとなって、ステップS2に進む。そして、時刻T1から時刻(T1+ΔT)までの時間区分に対し、上記同様の処理を行う。その結果、時刻T1から時刻(T1+ΔT)までの時間区分に対し、最終的に得られた第2消費流量G_V(t)をデータ蓄積部13に記憶させる。
ステップS11の判定結果がYESとなるまで、すなわち、取得代表時刻Tiが終了時刻Tmに到達するまで、上記同様の処理を行う。その結果、時刻T2から時刻(T2+ΔT)までの時間区分、時刻T3から時刻(T3+ΔT)までの時間区分、…のそれぞれに対し、最終的に得られた第2消費流量G_V(t)をデータ蓄積部13に記憶させる。そして、取得代表時刻Tiが終了時刻Tmに到達すると、消費流量演算処理が終了する。
なお、上述の処理で得られたデータの具体例を、図3で示す。この具体例では、開始時刻T0は9:00、終了時刻Tmは17:00、時間間隔ΔTは5分としている。
次に、制御装置4の制御設定処理を、図4及び図5を用いて説明する。図4は、本実施形態における制御装置4の制御設定処理を説明するためのフローチャートである。図5は、本実施形態における制御装置4の制御設定処理を説明するためのタイムチャートである。
まず、ステップS21にて、制御装置4の制御設定部15は、供給圧力センサ11で計測された現在時刻tsの供給圧力P_R1(図5中白丸参照)と、末端圧力センサ12で計測された現在時刻tsの第1末端圧力P_U1(図5中白丸参照)を取得する。ステップS22に進み、制御設定部15は、現在時刻tsに対応する過去の日(詳細には、例えば一日前又は一週間前として設定された日)の同時刻の第2消費流量G_V1(図5中白丸参照)をデータ蓄積部13から読込む。
ステップS23に進み、制御設定部15は、公知の流体力学的解析手法である陽解法を用い、上述のステップS21で得られた供給圧力P_R1及び第1末端圧力P_U1と、上述のステップS22で得られた第2消費流量G_V1と、配管ネットワーク3の構造情報に基づいて、現在時刻tsの第1消費流量G_U1(図5中白丸参照)を演算する。そして、ステップS24に進み、制御設定部15は、現在時刻tsから将来時刻(ts+NP)(但し、NPは予め設定された時間間隔)までの予想区間における第1消費流量G_UH(t)を設定する。具体的には、例えば、前述のステップS23で得られた現在時刻の第2消費流量G_U1を代入する。すなわち、G_UH(t)=G_U1として設定する。
また、制御設定部15は、現在時刻tsから将来時刻(ts+NP)までの予想区間における第2消費流量G_VH(t)を設定する。具体的には、例えば、予想区間に対応する過去の日の同区間の第2消費流量をデータ蓄積部13から読込んで代入する(図5中点線参照)。
ステップS25に進み、制御設定部15は、現在時刻tsから将来時刻(ts+NP)までの予想区間における供給圧力の推定値P_RH(t)を初期化する。具体的には、例えば、前述のステップS21で得られた現在時刻の供給圧力P_R1を代入する。すなわち、P_RH(t)=P_R1として設定する(図5中点線参照)。
ステップS26に進み、制御設定部15は、公知の流体力学的解析手法である陽解法を用い、前述のステップS25で設定された供給圧力の推定値P_RH(t)と、前述のステップS24で設定された第1消費流量G_UH(t)及び第2消費流量G_VH(t)と、配管ネットワーク3の構造情報に基づいて、現在時刻tsから将来時刻(ts+NP)までの予測区間における第1末端圧力P_UH(t)(図5中点線参照)及び第2末端圧力P_VH(t)(図5中点線参照)を演算する。これにより、将来時刻(ts+NP)の第1末端圧力P_UH2及び第2末端圧力P_VH2を取得する。
ステップS27に進み、制御設定部15は、下記の式(3)を用い、前述のステップS26で得られた将来時刻(ts+NP)の第1末端圧力P_UH2と予め設定された設定値P_U0(図5中一点鎖線参照)との偏差量E_PUを演算するとともに、前述のステップS26で得られた将来時刻(ts+NP)の第2末端圧力P_VH2と予め設定された設定値P_V0(図5中一点鎖線参照)との偏差量E_PVを演算する。ステップS28に進み、制御設定部15は、偏差量E_PUが予め設定された閾値より小さく且つ偏差量E_PVが予め設定された閾値より小さいか否かを判定する。
Figure 0006746714
偏差量E_PUが閾値より大きいか、若しくは偏差量E_PVが閾値より大きい場合は、ステップS28の判定結果がNOとなるので、ステップS29に進む。ステップS29では、現在時刻tsから将来時刻(ts+NP)までの予想区間における供給圧力の推定値P_RH(t)を修正する。修正の演算方法としては、例えば、公知の最適化アルゴリズムある遺伝的アルゴリズム法や焼きなまし法等がある。その後、ステップS26に進み、修正した供給圧力の推定値P_RH(t)を用いて、上記同様の演算を行う。そして、ステップS27を経てステップS28の判定結果がYESとなるまで、すなわち、偏差量E_PUが閾値より小さく且つ偏差量E_PVが閾値より小さくなるまで、ステップS29及びS26の処理を繰り返す。
偏差量E_PUが閾値より小さく且つ偏差量E_PVが閾値より小さい場合は、ステップS28の判定結果がYESとなるので、ステップS30に進む。ステップS30では、制御設定部15は、最終的に得られた供給圧力の推定値P_RH(t)のうち、現在時刻tsから将来時刻(ts+Δt)(但し、Δt<NP)までの予想区間における供給圧力の推定値P_RH(t)を目標値として設定し、供給流量制御部16に出力する。
その後、ステップS31にて時間間隔Δtが経過すると、ステップS21に進み、上記同様の処理を繰り返す。なお、圧縮機1が停止する等の終了条件に応じて、制御設定処理が終了する。
以上のように本実施形態においては、第2末端圧力を計測する末端圧力センサを設けなくとも、過去の日の第2消費流量を演算して記憶しておき、現在時刻に対応する過去の日の同時刻の第2消費流量等を用いた予測演算を行うことにより、将来の第1末端圧力が設定範囲となり且つ将来の第2末端圧力が設定範囲となるような供給圧力の目標値を設定することができる。したがって、末端圧力センサの数を減らしてコストを低減しつつ、省エネを図ることができる。
なお、上記実施形態において、制御装置4の制御設定部15は、現在時刻に対応する過去の日の同時刻における第2消費流量をデータ蓄積部13から読込んでおり、過去の日の設定が例えば一日前又は一週間前として固定された場合を例にとって説明したが、これに限られず、本発明の趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲内で変形が可能である。第1の変形例を、図6及び図7を用いて説明する。
図6は、本変形例における圧縮空気供給設備の構成を表す概略図である。図7は、本変形例における表示装置の設定画面の具体例を表す図である。なお、本変形例において、上記実施形態と同等の部分は同一の符号を付し、適宜、説明を省略する。
本変形例の制御装置4Aは、データ蓄積部13と、消費流量演算部14と、制御設定部15と、供給流量制御部16と、利用者の入力に応じて過去の日を選択する選択部17とを有している。データ蓄積部13は、第2消費流量の経時変化に関し、消費流量演算部14で演算された履歴データだけでなく、利用者によって作成された複数種類のパターンデータを記憶している。
選択部17は、キーボードやマウス等の入力装置(図示せず)の操作に応じて、表示装置(ディスプレイ)18に設定画面20を表示させるようになっている。設定画面20は、過去の日として「一日前」、「一週間前」、若しくは「特定日」を選択するか、又は「規定パターン」を選択する選択欄21と、「特定日」を選択した場合に年月日を入力する日付入力欄22と、「規定パターン」を選択した場合にパターンの種類を入力する種類入力欄23とを有している。また、設定画面20は、選択欄21で選択された項目に対応する一日の第2消費流量の変化を表示する表示欄24を有している。なお、選択欄21の選択及び入力欄22,23の入力は、入力装置の操作によって行われる。
例えば設定画面20の選択欄21で過去の日として「一日前」、「一週間前」、若しくは「特定日」が選択された場合、選択部17は、該当する履歴データをデータ蓄積部13から読込んで、設定画面20の表示欄24に表示させるとともに、過去の日として一日前、一週間前、若しくは特定日を設定する。そして、制御設定部15は、現在時刻に対応する選択部17で設定された過去の日の同時刻における第2消費流量をデータ蓄積部13から読込み、読込んだ第2消費流量、供給圧力センサ11で計測された現在時刻の供給圧力、末端圧力センサ12で計測された現在時刻の第1末端圧力等に基づいた予測演算を行うことにより、将来の第1末端圧力及び第2末端圧力がそれぞれの設定範囲となるような供給圧力の目標値を設定する。
また、例えば設定画面20の選択欄21で「規定パターン」が選択された場合、選択部17は、該当する第2消費流量のパターンデータをデータ蓄積部13から読込んで、設定画面20の表示欄24に表示させるとともに設定する。そして、制御設定部15は、選択部17で設定された第2消費流量をデータ蓄積部13から読込み、読込んだ第2消費流量、供給圧力センサ11で計測された現在時刻の供給圧力、末端圧力センサ12で計測された現在時刻の第1末端圧力等に基づいた予測演算を行うことにより、将来の第1末端圧力及び第2末端圧力がそれぞれの設定範囲となるような供給圧力の目標値を設定する。
以上のように構成された本変形例では、末端機器2Bの稼働状況に応じて、その消費流量のデータを選択することができる。具体的に説明すると、例えば末端機器2Bの稼働状況が日ごとに徐々に変化する場合は、過去の日として「一日前」を選択すればよい。また、例えば末端機器2Bの稼働状況が曜日に応じて異なる場合は、過去の日として「一週間前」を選択すればよい。また、例えば末端機器2Bの稼働状況が特定の日のものと同じである場合は、過去の日として「特定の日」を選択すればよい。また、例えば末端機器2Bの稼働状況が特定のパターンである場合は、「規定パターン」を選択すればよい。これにより、制御精度を高めることができる。
上記実施形態及び変形例においては、圧縮機1、電流センサ5、空気槽7、及び供給圧力センサ11がそれぞれ1つである場合を例にとって説明したが、これに限られず、圧縮機、電流センサ、空気槽、及び供給圧力センサがそれぞれ複数であってもよい。第2の変形例を、図8を用いて説明する。
図8は、本変形例における圧縮空気供給設備の構成を表す概略図である。なお、本変形例において、上記実施形態と同等の部分は同一の符号を付し、適宜、説明を省略する。
本変形例の圧縮空気製造設備は、2つの圧縮機1A,1Bと、2つの末端機器2A,2Bと、圧縮機1A,1Bで生成された圧縮空気を末端機器2A,2Bに供給する配管ネットワーク3Aと、制御装置4Bとを備えている。圧縮機1A,1Bには、電流センサ5A,5B(状態量センサ)がそれぞれ設けられている。
配管ネットワーク3Aは、例えば、圧縮機1Aの吐出側に接続された吐出配管6Aと、吐出配管6Aの出口側に接続された空気槽7Aと、圧縮機1Bの吐出側に接続された吐出配管6Bと、吐出配管6Bの出口側に接続された空気槽7Bと、空気槽7Aの出口側と空気槽7Bの出口側から合流するように接続されたメイン配管8Aと、メイン配管8Aの出口側に接続された分岐部9と、分岐部9の一方の出口側と末端機器2Aの間で接続されたサブ配管10Aと、分岐部9の他方の出口側と末端機器2Bの間で接続されたサブ配管10Bとを有している。
空気槽7Aの出口(言い換えれば、配管ネットワーク3における分岐部9の上流側且つ圧縮機1A側)には供給圧力センサ11Aが設けられ、空気槽7Bの出口(言い換えれば、配管ネットワーク3における分岐部9の上流側且つ圧縮機1B側)には供給圧力センサ11Bが設けられている。
制御装置4Bは、第1末端圧力及び第2末端圧力がそれぞれの設定範囲となるように、圧縮機1A,2Bの圧縮空気の供給流量を可変制御するものであり、機能的構成として、データ蓄積部13、消費流量演算部14、制御設定部15、及び供給流量制御部16を有している。
データ蓄積部13は、電流センサ5A,5Bで計測された圧縮機1A側の電動機の電流IA(t)及び圧縮機1B側の電動機の電流IB(t)と、供給圧力センサ11A,11Bで計測された圧縮機1A側の供給圧力P_RA(t)及び圧縮機1B側の供給圧力P_RB(t)と、末端圧力センサ12で計測された第1末端圧力P_U(t)を時系列的に記憶する。
消費流量演算部14は、所定の時間区分毎に、データ蓄積部13で記憶された圧縮機1A側の電動機の電流IA(t)及び供給圧力P_RA(t)に基づいて、圧縮機1Aの圧縮空気の供給流量G_AA(t)を演算する。同様に、所定の時間区分毎に、データ蓄積部13で記憶された圧縮機1B側の電動機の電流IB(t)及び供給圧力P_RB(t)に基づいて、圧縮機1Bの圧縮空気の供給流量G_AB(t)を演算する。
また、消費流量演算部14は、所定の時間区分毎に、第2消費流量の推定値G_V(t)の初期化を行う。そして、公知の流体力学的解析手法である陽解法を用い、所定の時間区分毎に、データ蓄積部13で記憶された圧縮機1A側の供給圧力P_RA(t)、圧縮機1B側の供給圧力P_RB(t)、及び第1末端圧力P_U(t)と、第2消費流量の推定値G_V(t)と、配管ネットワーク3の構造情報に基づいて、圧縮機1A側の圧縮空気の供給流量の推定値G_AAP(t)及び圧縮機1B側の圧縮空気の供給流量の推定値G_ABP(t)を演算する。
そして、消費流量演算部14は、所定の時間区分毎に、圧縮機1A側の供給流量G_AA(t)と供給流量の推定値G_AAP(t)との偏差量E_GAを演算するとともに、圧縮機1B側の供給流量G_AB(t)と供給流量の推定値G_ABP(t)との偏差量E_GBを演算する。そして、偏差量E_GAが閾値より小さく且つ偏差量E_GBが閾値より小さくなるまで、第2消費流量の推定値G_V(t)の修正を行う。そして、所定の時間区分毎に、最終的に得られた第2消費流量G_V(t)をデータ蓄積部13に記憶させる。
制御設定部15は、現在時刻tsに対応する過去の日の同時刻の第2消費流量G_V1をデータ蓄積部13から読込む。そして、公知の流体力学的解析手法である陽解法を用い、読込んだ第2消費流量G_V1と、供給圧力センサ11A,11Bで計測された現在時刻tsの圧縮機1A側の供給圧力P_RA1及び圧縮機1B側の供給圧力P_RB1と、末端圧力センサ12で計測された現在時刻tsの第1末端圧力P_U1と、配管ネットワーク3の構造情報に基づいて、現在時刻tsの第1消費流量G_U1を演算する。そして、制御設定部15は、現在時刻tsから将来時刻(ts+NP)までの予想区間における第1消費流量G_UH(t)を設定する。具体的には、例えば、G_UH(t)=G_U1として設定する。
また、制御設定部15は、現在時刻tsから将来時刻(ts+NP)までの予想区間における第2消費流量G_VH(t)を設定する。具体的には、例えば、予想区間に対応する過去の日の同区間の第2消費流量をデータ蓄積部13から読込んで代入する。
そして、制御設定部15は、現在時刻tsから将来時刻(ts+NP)までの予想区間における圧縮機1A側の供給圧力の推定値P_RAH(t)及び圧縮機1B側の供給圧力の推定値P_RBH(t)を初期化する。具体的には、例えば、P_RAH(t)=P_RA1、P_RBH(t)=P_RB1として設定する。そして、公知の流体力学的解析手法である陽解法を用い、供給圧力の推定値P_RAH(t),P_RBH(t)、第1消費流量G_UH(t)、第2消費流量G_VH(t)、及び配管ネットワーク3の構造情報に基づいて、現在時刻tsから将来時刻(ts+NP)までの予測区間における第1末端圧力P_UH(t)及び第2末端圧力P_VH(t)を演算する。これにより、将来時刻(ts+NP)の第1末端圧力P_UH2及び第2末端圧力P_VH2を取得する。
そして、制御設定部15は、将来時刻(ts+NP)の第1末端圧力P_UH2と設定値P_U0との偏差量E_PUを演算するとともに、将来時刻(ts+NP)の第2末端圧力P_VH2と設定値P_V0との偏差量E_PVを演算する。そして、偏差量E_PUが閾値より小さく且つ偏差量E_PVが閾値より小さくなるまで、供給圧力の推定値P_RAH(t),P_RBH(t)の修正を行う。そして、最終的に得られた供給圧力の推定値P_RH(t),P_RBH(t)のうち、現在時刻tsから将来時刻(ts+Δt)までの予想区間における供給圧力の推定値P_RAH(t),P_RBH(t)を目標値として設定し、供給流量制御部16に出力する。
供給流量制御部16は、供給圧力センサ11Aで計測された供給圧力が前述した目標値となるように、インバータを介し電動機の回転数を可変制御する。すなわち、圧縮機1Aの圧縮空気の供給流量を可変制御する。同様に、供給圧力センサ11Bで計測された供給圧力が前述した目標値となるように、インバータを介し電動機の回転数を可変制御する。すなわち、圧縮機1Bの圧縮空気の供給流量を可変制御する。
以上のように構成された本変形例においても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
上記実施形態及び変形例において、配管ネットワークは、2つの末端機器2A,2Bに圧縮空気を供給するように構成された場合を例にとって説明したが、これに限られず、本発明の趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲内で変形が可能である。
例えば、配管ネットワークは、3つ以上の末端機器に圧縮空気を供給するように構成されてもよい。そして、3つ以上の末端機器のうちの少なくとも1つの第1末端機器に供給する圧縮空気の圧力(第1末端圧力)を末端圧力センサで計測し、残りの第2末端機器に供給する圧縮空気の圧力(第1末端圧力)を計測しなければよい。このような変形例でも、制御装置は、上記実施形態とほぼ同様の処理により、第1末端圧力が設定範囲となるように且つ第2末端圧力が設定範囲となるように、圧縮機の圧縮気体の供給流量を可変制御する。したがって、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、例えば図9で示す第3の変形例のように、配管ネットワーク3Bは、サブ配管10Aの出口に接続され、複数の末端機器2Aに供給するための圧縮空気を貯留する圧力ヘッダ30Aと、サブ配管10Bの出口に接続され、複数の末端機器2Bに供給するための圧縮空気を貯留する圧力ヘッダ30Bとを有してもよい。
本変形例では、圧力ヘッダ30A又はその入口側(言い換えれば、配管ネットワーク3の分岐部9の下流側且つ末端機器2A側)に末端圧力センサ12が設けられている。末端圧力センサ12は、複数の末端機器2Aに供給する圧縮空気の圧力(第1末端圧力)を計測し、制御装置4に送信するようになっている。なお、圧力ヘッダ30B又はその入口側(言い換えれば、配管ネットワーク3の分岐部9の下流側且つ末端機器2B側)には、末端圧力センサが設けられていない。すなわち、複数の末端機器2Bに供給する圧縮空気の圧力(第2末端圧力)を計測しないようになっている。
そして、制御装置4の消費流量演算処理及び制御設定処理に関し、第1消費流量は、圧力ヘッダ30Aの圧縮空気の消費流量(言い換えれば、複数の末端機器2Aの圧縮空気の消費流量)に置き換え、第2消費流量は、圧力ヘッダ30Bの圧縮空気の消費流量(言い換えれば、複数の末端機器2Bの圧縮空気の消費流量)に置き換えればよい。
以上のように構成された本変形例においても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上記実施形態及び変形例においては、圧縮機の圧縮空気の供給流量を演算するために必要な状態量を計測する状態量センサとして、圧縮機の電動機の電流を計測する電流センサを設けた場合を例にとって説明したが、これに限られず、本発明の趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲内で変形が可能である。例えば、圧縮機の電動機の回転数を計測する回転数センサを設けてもよい。このような変形例においても、上記同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態及び変形例において、圧縮機は、運転回転数を可変する可変速機であり、制御装置の供給流量制御部16は、インバータを介し電動機の回転数を可変制御することにより、圧縮機の圧縮空気の供給流量を可変制御する場合を例にとって説明したが、これに限られず、本発明の趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲内で変形が可能である。例えば、圧縮機は、運転回転数を固定する定速機であってもよい。
このような変形例では、制御装置の制御設定部15は、将来の第1末端圧力が設定範囲となり且つ将来の第2末端圧力が設定範囲となるような供給圧力の目標範囲(言い換えれば、目標値を中心とした上限値及び下限値)を設定する。そして、制御装置4の供給流量制御部16は、供給圧力センサで計測された供給圧力が上限値以上となる場合に、例えば圧縮機の吸入側絞り弁を閉じるとともに吐出側放気弁を開くことにより、圧縮空気の供給を停止する。その後、供給圧力センサで計測された供給圧力が下限値以下となる場合に、圧縮機の吸入側絞り弁を開くとともに吐出側放気弁を閉じることにより、圧縮空気の供給を再開する。
本変形例においても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、本変形例においても、電流センサで計測された電動機の電流及び供給圧力センサで計測された圧縮空気の供給圧力に基づいて、圧縮機の圧縮空気の供給流量を演算することが可能である。
また、上記実施形態及び変形例において、配管ネットワークは、空気槽を有し、供給圧力センサは、空気槽の出口に設けられた場合を例にとって説明したが、これに限られず、本発明の趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲内で変形が可能である。すなわち、供給圧力センサは、配管ネットワークの分岐部9の上流側であれば、圧縮機の出口又は空気槽の入口に設けられてもよい。また、配管ネットワークは、空気槽を有しなくともよい。これらの場合も、上記同様の効果を得ることができる。
なお、以上においては、本発明の適用対象として、圧縮機から配管を経由して複数の末端部に圧縮空気を供給する圧縮空気供給設備を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、流体機械から配管を経由して複数の末端部に圧縮空気以外の流体を供給する流体供給設備に適用してもよいことは言うまでもない。
上記において、圧縮機は、請求の範囲に記載の流体機械を構成し、末端機器又は圧力ヘッダは、請求の範囲に記載の末端部を構成し、配管ネットワークは、請求項の範囲に記載の流体機械から複数の末端部に流体を供給する配管を構成する。
1,1A,1B 圧縮機
2A,2B 末端機器
3,3A,3B 配管ネットワーク
4,4A,4B 制御装置
5,5A,5B 電流センサ(状態量センサ)
7,7A,7B 空気槽(気体槽)
9 分岐部
11,11A,11B 供給圧力センサ
12 末端圧力センサ
13 データ蓄積部
14 消費流量演算部
15 制御設定部
16 供給流量制御部
17 選択部
30A,30B 圧力ヘッダ

Claims (14)

  1. 少なくとも1つの流体機械と、複数の末端部と、前記流体機械から前記複数の末端部に流体を供給する配管と、前記流体機械の流体の供給流量を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記流体機械の流体の供給流量を、電流センサから得られた前記流体機械の電動機の電流と、前記複数の末端部のそれぞれに分岐する前記配管の分岐部の上流側における流体の供給圧力とに基づいて演算し、
    前記流体機械の流体の供給流量と、前記供給圧力と、前記分岐部と前記複数の末端部のうち第1末端部との間の流体の圧力である第1末端圧力と、に基づいて、前記第1末端圧力と、前記複数の末端部のうち第2末端部に供給する流体の圧力である第2末端圧力と、がそれぞれの設定範囲となるように、前記流体機械の流体の供給流量を制御することを特徴とする流体供給設備。
  2. 少なくとも1つの流体機械と、複数の末端部と、前記流体機械から前記複数の末端部に流体を供給する配管と、前記流体機械の流体の供給流量を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記流体機械の流体の供給流量前記複数の末端部のそれぞれに分岐する前記配管の分岐部の上流側における流体の供給圧力前記分岐部と前記複数の末端部のうち第1末端部との間の流体の圧力である第1末端圧力と、に基づいて、前記複数の末端部のうち第2末端部の流体の消費流量を演算して記憶しており、
    前記供給圧力、前記第1末端圧力、および過去の前記第2末端部の流体の消費流量に基づいて、前記第1末端圧力と、前記第2末端部に供給する流体の圧力である第2末端圧力と、がそれぞれの設定範囲となるように、前記流体機械の流体の供給流量を制御することを特徴とする流体供給設備。
  3. 前記過去の前記第2末端部の流体の消費流量は、現在の時刻と同時刻の過去の前記第2末端部の流体の消費流量である請求項に記載の流体供給設備。
  4. 前記過去の前記第2末端部の流体の消費流量は、利用者により選択された過去の前記第2末端部の流体の消費流量である請求項に記載の流体供給設備。
  5. 前記制御装置は、前記流体機械の流体の供給流量を、状態量センサから得られた前記流体機械の状態量に基づいて演算する請求項に記載の流体供給設備。
  6. 前記制御装置は、前記流体機械の流体の供給流量を、電流センサから得られた前記流体機械の電動機の電流と、前記供給圧力とに基づいて演算する請求項に記載の流体供給設備。
  7. 前記末端部は、空気工具、空気プレス、空気ブレーキ、スプレーガン、及び圧力ヘッダのうちのいずれかである請求項1又は2に記載の流体供給設備。
  8. 少なくとも1つの流体機械と、複数の末端部と、前記流体機械から前記複数の末端部に流体を供給する配管と、を備える液体供給設備における前記流体機械の流体の供給流量を制御する制御方法であって、
    前記流体機械の流体の供給流量を、電流センサから得られた前記流体機械の電動機の電流と、前記複数の末端部のそれぞれに分岐する前記配管の分岐部の上流側における流体の供給圧力とに基づいて演算し、
    前記流体機械の流体の供給流量と、前記供給圧力と、前記分岐部と前記複数の末端部のうち第1末端部との間の流体の圧力である第1末端圧力と、に基づいて、前記第1末端圧力と、前記複数の末端部のうち第2末端部に供給する流体の圧力である第2末端圧力と、がそれぞれの設定範囲となるように、前記流体機械の流体の供給流量を制御することを特徴とする流体供給設備の制御方法。
  9. 少なくとも1つの流体機械と、複数の末端部と、前記流体機械から前記複数の末端部に流体を供給する配管と、を備える液体供給設備における前記流体機械の流体の供給流量を制御する制御方法であって、
    前記流体機械の流体の供給流量前記複数の末端部のそれぞれに分岐する前記配管の分岐部の上流側における流体の供給圧力前記分岐部と前記複数の末端部のうち第1末端部との間の流体の圧力である第1末端圧力と、に基づいて、前記複数の末端部のうち第2末端部の流体の消費流量を演算して記憶しており、
    前記供給圧力、前記第1末端圧力、および過去の前記第2末端部の流体の消費流量に基づいて、前記第1末端圧力と、前記第2末端部に供給する流体の圧力である第2末端圧力と、がそれぞれの設定範囲となるように、前記流体機械の流体の供給流量を制御することを特徴とする流体供給設備の制御方法。
  10. 前記過去の前記第2末端部の流体の消費流量は、現在の時刻と同時刻の過去の前記第2末端部の流体の消費流量である請求項に記載の流体供給設備の制御方法。
  11. 前記過去の前記第2末端部の流体の消費流量は、利用者により選択された過去の前記第2末端部の流体の消費流量である請求項に記載の流体供給設備の制御方法。
  12. 前記流体機械の流体の供給流量を、状態量センサから得られた前記流体機械の状態量に基づいて演算する請求項に記載の流体供給設備の制御方法。
  13. 前記流体機械の流体の供給流量を、電流センサから得られた前記流体機械の電動機の電流と、前記供給圧力とに基づいて演算する請求項に記載の流体供給設備の制御方法。
  14. 前記末端部は、空気工具、空気プレス、空気ブレーキ、スプレーガン、及び圧力ヘッダのうちのいずれかである請求項8又は9に記載の流体供給設備の制御方法。
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