JP6746071B2 - 手甲枕 - Google Patents

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Description

本発明は、肘掛けを有する座席や椅子に座ったまま睡眠をとる場合に、手甲(てっこう)のように手首及び手の少なくとも一部に装着して使用される手甲枕に関するものである。
近年、列車、飛行機、車等において首枕を使用して睡眠をとる者が増えている。この首枕は、略コ字状に形成されており、首の周りに装着して使用される。しかし、首枕はかさばり、持ち運びに不便であるという問題がある。また、首枕が首や肩に接触する面積は大きいので、使用時に使用者に不快感を与えてしまうことがある。一方、最近では、手や腕等に装着して使用する持ち運び可能な枕が多数提案されている。具体的に、このような枕としては、前腕及び手に装着するタイプのもの(例えば、特許文献1参照。)、前腕に取り付けるタイプのもの(例えば、特許文献2参照。)、手に取り付けるタイプのもの(例えば、特許文献3及び4参照。)等がある。
特許文献1に記載された前腕及び手に装着するタイプの枕は、中空の円筒形状部と、円筒形状部の一方の端部に取り付けられた上側四角形状部及び下側四角形状部とを備える。これら各部はクッション性を有する。この枕を使用する場合には、使用者は前腕を円筒形状部の内部に通して手を上側四角形状部及び下側四角形状部で挟み込む。その後、頭部を円筒形状部、上側四角形状部又は下側四角形状部に接触させる。また、特許文献2に記載された前腕に取り付けるタイプの旅行枕は、円形状の枕と、その枕の裏側に取り付けられた弾性ストラップとを備える。使用者は、腕を枕と弾性ストラップとの間に挿入し、その腕によって保持される枕の表側に頭部を載せる。また、特許文献3に記載された手のひらに取り付けるタイプの枕は、手のひらにのる程度の大きさのクッションと、そのクッションを手のひらに固定するためのストラップとを備える。使用者は、手をストラップに差し込み、頭部を手のひら上のクッションに載せる。更に、特許文献4に記載された手に取り付けるタイプの携帯用枕は、例えば服のポケットに入れることができる程度の大きさに形成された枕本体と、その枕本体に設けられたベルトとを備える。使用者は、ベルトを介して枕本体を手、腕のほか、列車、飛行機、車の手摺等の任意の個所に装着した後、頭部を枕本体に載せる。
米国特許第8839472号明細書 米国特許出願公開第2013/0117939号明細書 米国特許第6526612号明細書 登録実用新案第3039594号公報
ところで、例えば列車、飛行機、車等で肘掛けを有する座席や椅子に着座したまま睡眠をとる場合には、上述した従来の持ち運び可能な枕を使用しても、快適な睡眠をとることができないという問題があった。例えば、上記特許文献1や特許文献2に記載された枕を使用する場合には、頭部を腕の位置に持っていく必要がある。このため、座席や椅子に座った状態でこれらの枕を使用しようとすると、使用者は、腕を前側のテーブル等の上においてうつ伏せ寝のように体を前傾させざるを得なくなり、したがって、腰等に負担をかけることになる。また、上記特許文献3や特許文献4に記載された枕を使用する場合には、頭部を載せるクッションや枕本体が腕ではなく手の位置に取り付けられているので、使用者は前傾姿勢になることを避けることができる。しかしながら、使用者が座席や椅子に着座して肘をその座席や椅子に設けられた肘掛けに置くと、その肘掛けが通常の適切な位置に設けられていたとしても、肘をその肘掛けに乗せたときの手のひらの高さは使用者の頸部よりかなり低位置となる。このため、手のひらに取り付けられたクッションや枕本体で頭部を支えようとすると、頭部が必要以上に低い位置となり、頸部等に大きな負担を与えることになる。このため、使用者が従来の持ち運び可能な枕を飛行機や車等の肘掛けを有する座席や椅子に座った状態で使用しても、快適な睡眠をとることは困難であった。
本発明は上記事情に基づいてなされたものであり、例えば列車、飛行機、車等で肘掛けを有する座席や椅子に座ったまま快適な睡眠をとることができる手甲枕を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するための本発明に係る手甲枕は、手首の可動を制限するために、手首とその手首に連なる手の少なくとも一部とを覆うように装着される手甲本体部と、手甲本体部を手首及び手の少なくとも一部に装着したときに親指を除く各指の基節骨上で突出するように手甲本体部に設けられた、頭部の一部を支えるための枕部と、を備えることを特徴とするものである。
本発明に係る手甲枕は、手首の可動を制限する手甲本体部と、手甲本体部を手首及び手の少なくとも一部に装着したときに親指を除く各指の基節骨上で突出するように手甲本体部に設けられた枕部とを備えることにより、使用者が肘掛けを有する座席や椅子に着座し、肘をその肘掛けにおいた場合、手首が真直ぐな状態になっているので、各指の基節骨に対応する位置に配された枕部は使用者の頸部よりも高いところに位置するようになる。このため、使用者は、肘掛けを有する座席や椅子に座った状態で睡眠をとるときに、頸部を大きく湾曲させたり、頭部の位置を大きく下げたりすることなく、枕部で頭部の一部を支持することができるので、頸部の負担を軽減することができる。また、本発明の手甲枕では、枕部を、手首の可動を制限する手甲本体部に設けたことにより、使用者が睡眠時に脱力状態になっても、手首の真直ぐな状態を維持して手首が曲がってしまうのを防ぐことができるので、枕部による頭部の一部の支持状態をしっかりと維持することができる。したがって、本発明の手甲枕を使用することにより、使用者は、肘掛けを有する座席や椅子に座ったまま快適な睡眠をとることができる。
また、枕部の一方の端部は人差指、中指、薬指及び小指のうち少なくとも一本の指の第二関節付近に装着され、当該一方の端部と反対側に位置する枕部の他方の端部は手甲本体部の手の甲に対応する位置に取着されることが望ましい。これにより、枕部の一方の端部を所定の指の第二間接付近に装着し、枕部の他方の端部を手甲本体部の手の甲に対応する位置に取着するだけで、枕部を、親指を除く各指の基節骨に対応する位置に容易に配置することができる。
特に、枕部は、人差指、中指、薬指及び小指のうち少なくとも一本の指を通すための孔部が一方の端部に形成され、その一方の端部と反対側に位置する他方の端部が手甲本体部の手の甲に対応する位置に取着されるシート状の基部と、基部に取り付けられた枕本体部とを有しており、枕本体部は、人差指、中指、薬指及び小指のうち少なくとも一本の指を孔部に通し且つ基部の他方の端部を手甲本体部の手の甲に対応する位置に取着したときに、基部によって覆われた状態で親指を除く各指の基節骨上に配置されるように基部に取り付けられていることが望ましい。このように、枕部として、所定の指を通すための孔部が形成されたシート状の基部と、その基部に取り付けられた枕本体部とを有するものを用いたことにより、簡単な構成の枕部を用いて、枕本体部を、親指を除く各指の基節骨に対応する位置に容易に配置することができる。また、枕本体部をシート状の基部と親指を除く各指の基節骨との間に配置することにより、基部で枕本体部を保護すると共に安定して保持しておくことができる。
また、手甲本体部には、手甲本体部の手の甲に対応する位置に取着される基部の端部の位置を調整するための位置調整機構が設けられていることが望ましい。これにより、使用者は、自分の手の大きさに応じて位置調整機構を用いて基部の端部の位置を調整し、枕本体部を、親指を除く各指の基節骨上に適切に配置することができる。
更に、枕本体部は、縦の長さ3〜7cm、横の長さ4〜12cm、高さ3〜15cmの略四角柱形状、又は直径4〜12cm、高さ3〜15cmの略円柱形状に形成されていることが望ましい。このように、枕本体部を手の甲の幅に応じた大きさに形成しているので、本発明の手甲枕を携帯する際に枕本体部が嵩張ることはない。また、枕本体部は、弾力性又は緩衝性を有する材料を用いて作製されていることが望ましい。これにより、枕本体部と接触する頭部への圧力を軽減することができるので、使用者の安眠を確保することができる。
また、手甲本体部と枕部とは着脱可能に構成されていることが望ましい。これにより、未使用時には枕部を手甲本体部から取り外すことができるので、本発明の手甲枕を持ち運ぶ際の利便性の向上を図ることができる。
また、手甲本体部は、複数の金属製の板状部材を紐で繋ぎ合わせることにより作製されたものであってもよい。これにより、手甲本体部は甲冑のような構造を有するものとなるので、手首をしっかりと固定することができる。
更に、手甲本体部は、伸縮性又は柔軟性を有する材料で作製されており、手の甲側に対応する手甲本体部の部位及び手のひら側に対応する手甲本体部の部位にはそれぞれ、手首の可動を制限するための手首固定用部材が取り付けられているものであってもよい。これにより、簡単な構成の手甲本体部を用いて、手首をしっかりと固定することができる。
本発明に係る手甲枕では、使用者が肘掛けを有する座席や椅子に着座し、肘をその肘掛けにおいた場合、手首が真直ぐな状態になっているので、各指の基節骨に対応する位置に配された枕部は使用者の頸部よりも高いところに位置するようになる。このため、使用者は、肘掛けを有する座席や椅子に座った状態で睡眠をとるときに、頸部を大きく湾曲させたり、頭部の位置を大きく下げたりすることなく、枕部で頭部の一部を支持することができるので、頸部の負担を軽減することができる。また、本発明の手甲枕では、枕部を、手首の可動を制限する手甲本体部に設けたことにより、使用者が睡眠時に脱力状態になっても、手首の真直ぐな状態を維持して手首が曲がってしまうのを防ぐことができるので、枕部による頭部の一部の支持状態をしっかりと維持することができる。したがって、本発明の手甲枕を使用することにより、使用者は、肘掛けを有する座席や椅子に座ったまま快適な睡眠をとることができる。
図1は本発明の一実施形態である手甲枕を手の甲側の斜め上側から見たときの概略斜視図である。 図2は本実施形態の手甲枕を手のひら側の斜め下側から見たときの概略斜視図である。 図3は本実施形態の手甲枕における手甲本体部の概略斜視図である。 図4は本実施形態の手甲枕における枕部の概略斜視図である。 図5(a)は本実施形態の手甲枕における枕部の概略正面図、図5(b)はその枕部の概略平面図、図5(c)はその枕部の概略右側面図、図5(d)はその枕部の概略底面図である。 図6は本実施形態の手甲枕の使用状況を説明するための図である。
以下に、図面を参照して、本願に係る発明を実施するための形態について説明する。図1は本発明の一実施形態である手甲枕を手の甲側の斜め上側から見たときの概略斜視図、図2はその手甲枕を手のひら側の斜め下側から見たときの概略斜視図である。
本発明は、例えば列車、飛行機、車等で肘掛けを有する座席や椅子に座ったまま睡眠をとる場合に、手首及び手の少なくとも一部に装着して使用される枕に関するものである。ところで、我が国では、古来より、「手甲(てっこう)」という、腕から手首や手の甲までを覆う衣類又は武具が知られている。本発明の枕はこの手甲のように手首及び手の少なくとも一部に装着されるものであるので、本発明の枕と一般の枕とを区別するためにも本発明の枕を「手甲枕」と称することにする。
本実施形態の手甲枕は、図1及び図2に示すように、手首とその手首に連なる手の少なくとも一部とを覆うように装着される手甲本体部10と、その手甲本体部10に設けられた、頭部の一部を支えるための枕部20と、位置調整機構30とを備える。尚、一般に、「手」には、肩から先の部分という広義の意味と、手首を含まず、手首から先の部分という狭義の意味とがある。本明細書では、「手」を狭義の意味で使用することにする。また、本実施形態では、手甲本体部10を右手に装着する場合について説明する。
図3は本実施形態の手甲枕における手甲本体部10の概略斜視図である。手甲本体部10としては、図1乃至図3に示すように、例えば手首を保護するサポータ(リストガード)に類似した構造のものを用いることができる。具体的に、手甲本体部10は、通気性及び伸縮性(又は柔軟性)を有する材料で作製されている。この手甲本体部10は、前腕の橈骨の一部から手の中手骨の一部までを覆うことができるような大きさ・形状を有している。また、手甲本体部10には、親指(第一指)を挿通するための開口部11が形成されている。
手甲本体部10については開口部11と対向する側が開放状態になっている。使用者はこの開放された部分から手甲本体部10内に手を入れ、開口部11に親指を挿入することにより、前腕の一部、手首、及び手の一部が手甲本体部10によって覆われるようにする。このとき、親指を除く四本の指は手甲本体部10の上側から露出する(図1及び図2参照)。また、上記開放状態となっている部分における手甲本体部10の手の甲側の端部には二つの舌状の連結部12,12が連なっている。各連結部12,12の先端部の裏面、及び上記開放状態となっている部分における手甲本体部10の手のひら側の端部の表面には、面状ファスナー16,16(一部不図示)が設けられている。使用者はこれらの面状ファスナーを用いて手甲本体部10の開放された部分を留めることにより、手甲本体部10が前腕の一部、手首、及び手の一部にしっかりと装着される。
また、本実施形態では、手甲本体部10は、手首の可動を制限するという役割を果たす。このため、手の甲側に対応する手甲本体部10の部位及び手のひら側に対応する手甲本体部10の部位にはそれぞれ、手首の可動を制限するための手首固定用部材13a,13bが着脱可能に設けられている。例えば、手の甲側に対応する手甲本体部10の表面、及び手のひら側に対応する甲本体部10の表面にそれぞれ、前腕から手に向かう方向に延びる略長方形状のポケット14a,14bを形成しておき、これら各ポケット14a,14bに、手首固定用部材13a,13bを収容する。ここで、各手首固定用部材13a,13bは、その収容される部位において手の形状にフィットするように少し湾曲させておくことが望ましい。こうして、使用者が手甲本体部10を装着すると、手首は二つの手首固定用部材13a,13bにより挟まれるので、手首の真直ぐな状態が維持されて手首が曲がってしまうことはない。具体的に、手首固定用部材13a,13bとしては、例えばアルミニウムやプラスチック等で作製されたものを用いることができる。特に、高い剛性を有する材料で作製されたものを用いることが望ましい。
枕部20は、手甲本体部10を前腕の一部、手首、及び手の一部に装着したときに親指を除く各指の基節骨上で突出するように手甲本体部10に設けられている。図4は本実施形態の手甲枕における枕部20の概略斜視図である。また、図5(a)はその枕部20の概略正面図、図5(b)はその枕部20の概略平面図、図5(c)はその枕部20の概略右側面図、図5(d)はその枕部20の概略底面図である。
具体的に、枕部20は、図1、図2、図4及び図5に示すように、シート状の基部21と、その基部21に取り付けられた枕本体部22とを備える。シート状の基部21は、布又は柔軟性を有する材料で作製されている。一般に、基部21の材料は、枕本体部22を取り付けることができるものであれば、どのようなものであってもよい。この基部21は、図4及び図5に示すように、大きさの異なる二つの長方形を繋ぎ合わせたような形状に形成されている。具体的に、基部21は、略長方形状の第一シート部211と、その第一シート部211に連なる略長方形状の第二シート部212とで構成される。第一シート部211の長さは約14cm、幅は約10cmであり、第二シート部212の長さは約10cm、幅は約5cmである。第二シート部212の長さ方向における一方の端部は第一シート部211の長さ方向における一方の端部とその中央付近において一体的に連なっている。したがって、基部21全体の長さは約24cmである。尚、本実施形態では、第一シート部211の長さ方向における先端部の角部を、図4及び図5に示すように切り欠いている。不要な部分を除去し、コンパクト化を図るためである。
第一シート部211は、枕本体部22を取り付けると共に枕部20の一方の端部を、親指を除く各指の第二関節付近に装着するためのものである。本実施形態では、第一シート部211の長さ方向における先端部には、人差指(第二指)、中指(第三指)、薬指(第四指)及び小指(第五指)をそれぞれ通すための四つの孔部213a,213b,213c,213dが形成されている。実際、これらの孔部213a,213b,213c,213dは、第一シート部211の当該先端部の先端から長さ方向に沿って約4cmまでの範囲内に形成されている。人差指、中指、薬指及び小指をそれぞれ孔部213a,213b,213c,213dに通すことにより、枕部20の一方の端部がこれらの指の第二関節付近に装着される。一方、第二シート部212は、枕部20の当該一方の端部と反対側に位置する他方の端部を手甲本体部10の人差指、中指、薬指及び小指の各々の根元に対応する位置に取着するために用いられる。この取着には、後述する位置調整機構30が利用される。
枕本体部22は、枕部20のうち実際に枕として機能する部分であり、使用時には親指を除く各指の基節骨上に配置される。具体的に、この枕本体部22は、図4及び図5に示すように、縦の長さが約5cm、横の長さが約10cm、高さが約5cmの略四角柱形状に形成されている。このように、枕本体部22は手の甲の幅に応じた大きさを有するものであるので、本実施形態の手甲枕を携帯する際に枕本体部22が嵩張ることはない。また、枕本体部22は、弾力性又は緩衝性を有する材料を用いて作製されている。特に、軽量な材料を用いることが望ましい。例えば、枕本体部22の材料として、ウレタンを用いることができる。これにより、枕本体部22と接触する頭部への圧力を軽減し、使用者の安眠を確保することができる。この枕本体部22は、基部21の所定箇所、すなわち孔部213a,213b,213c,213dが形成された側と反対側における第一シート部211の端部に取り付けられている。具体的に、孔部213a,213b,213c,213dが形成された側の基部21(第一シート部211)の端縁から枕本体部22までの距離は約9cmである。一方、孔部213a,213b,213c,213dが形成された側と反対側に位置する基部21(第二シート部212)の端縁から枕本体部22までの距離は約10cmである。
手甲本体部10には、手甲本体部10の手の甲に対応する位置に取着される基部21の位置を調整するための位置調整機構30が設けられている。この位置調整機構30は、図1及び図3に示すように、親指を除く各指が引き出される側の手甲本体部10の端部に形成された二つの溝部31a,31bと、孔部213a〜213dから溝部31aまでの基部21の長さを調整する長さ調整具32とから構成される。溝部31aは溝部31bよりも親指を除く各指が引き出される側に位置している。各溝部31a,31bの長さは第二シート部212の幅(約5cm)と略同じであり、二つの溝部31a,31bは互いに略平行になっている。長さ調整具32としては、「日」の字の形状に形成されたコキを用いている。金属製又はプラスチック製のいずれのコキでも使用することができる。このコキの横幅も第二シート部212の幅(約5cm)と略同じである。長さ調整具32は、二つの溝部31a,31bよりも手首の側に位置すると共に二つの溝部31a,31bと略平行になるように、手甲本体部10に取着される。使用者は、自分の手の大きさに応じて位置調整機構30から引き出される基部21の長さを調整することにより、枕本体部22を、親指を除く各指の基節骨上に適切に配置することができる。
枕部20を手甲本体部10に取着するには、まず、基部21の第二シート部212の端部を手甲本体部10の外側から手前側の溝部31aに通して、手甲本体部10の内側に出す。次に、その内側に出された第二シート部212の端部を隣の溝部31bに通して、手甲本体部10の外側に出す。その後、その外側に出された第二シート部212の端部を長さ調整具32に通して、手首の側に引き出す(図1参照)。このように基部21の端部(第二シート部212)を二つの溝部31a,31bを介して湾曲させながら、長さ調整具32に通しているので、使用者が枕本体部22を引っ張っても、第二シート部212は摩擦力によって位置調整機構30から簡単に抜けてしまうことはない。また、上記と逆の手順を踏めば、枕部20を位置調整機構30から容易に取り外すことができる。このように、本実施形態では、手甲本体部10と枕部20とは着脱可能に構成されている。このため、未使用時には枕部20を手甲本体部10から取り外してそれらを持ち運ぶことができる。
また、枕部20を手甲本体部10に取着する際には、手甲本体部10を手の甲に対応する側から見たときに枕本体部22が基部21の下側に位置するように基部21の向きに注意する。これにより、図1に示すように、本実施形態の手甲枕を装着して、枕本体部22を、親指を除く各指の基節骨上に配置したときに、その枕本体部22が基部21と親指を除く各指の基節骨とで挟まれるようになる。これは、基部21で枕本体部22を保護すると共に基部21を用いて枕本体部22を安定的に保持するためである。
次に、本実施形態の手甲枕の装着手順について説明する。まず、使用者は、人差指、中指、薬指及び小指をそれぞれ、基部21の孔部213a,213b,213c,213dに通して、基部21の先端部をこれらの指の第二関節付近に装着する。その後、使用者は、手甲本体部10内に手を入れ、開口部11から親指を出す。そして、面状ファスナー16a,16bを用いて手甲本体部10の開放された部分を留めることにより、手甲本体部10を前腕の一部、手首、及び手の一部に装着する。次に、使用者は、位置調整機構30の長さ調整具32から引き出す基部21の端部の長さを調整して、枕本体部22が基部21によって覆われた状態で親指を除く各指の基節骨上に配置されるようにする。こうして、本実施形態の手甲枕を使用者の手に装着する作業が終了する。図1及び図2は本実施形態の手甲枕を装着した状態を示している。
次に、本実施形態の手甲枕の使用例について説明する。図6は本実施形態の手甲枕の使用状況を説明するための図である。ここでは、図6の例に示すように、使用者が肘掛けを有する座席や椅子に着座して本実施形態の手甲枕を使用する場合を考える。
使用者は、まず、本実施形態の手甲枕を装着した手の側の肘を、座席又は椅子の肘掛けにおく。ここで、手甲本体部10は手首の可動を制限するので、手首は真直ぐな状態になっている。このため、親指を除く各指の基節骨上に配置された枕本体部22は、使用者の頸部よりも高いところに位置するようになる。次に、使用者は、頭部の一部、例えば下顎や側頭部を枕本体部22に載せる。このとき、枕本体部22は頸部よりも高いところに位置しているので、使用者は、頸部を大きく湾曲させたり、頭部の位置を大きく下げたりすることなく頭部を枕本体部22で支えることができる。こうして、使用者は、図6に示すように、リラックスした体勢で睡眠をとることができる。また、使用者が睡眠時に脱力状態になっても、手甲本体部10が手首の真直ぐな状態を維持することができるので、頭部が枕本体部22から脱落してしまうことはない。
本実施形態の手甲枕は、手首の可動を制限する手甲本体部と、手甲本体部を手首及び手の一部に装着したときに親指を除く各指の基節骨上で突出するように手甲本体部に設けられた枕部とを備えることにより、使用者が肘掛けを有する座席や椅子に着座し、肘をその肘掛けにおいた場合、手首が真直ぐな状態になっているので、各指の基節骨に対応する位置に配された枕部は使用者の頸部よりも高いところに位置するようになる。このため、使用者は、肘掛けを有する座席や椅子に座った状態で睡眠をとるときに、頸部を大きく湾曲させたり、頭部の位置を大きく下げたりすることなく、枕部で頭部の一部を支持することができるので、頸部の負担を軽減することができる。また、本実施形態の手甲枕では、枕部を、手首の可動を制限する手甲本体部に設けたことにより、使用者が睡眠時に脱力状態になっても、手首の真直ぐな状態を維持して手首が曲がってしまうのを防ぐことができるので、枕部による頭部の一部の支持状態をしっかりと維持することができる。したがって、本実施形態の手甲枕を使用することにより、使用者は、肘掛けを有する座席や椅子にリラックスして座ったまま快適な睡眠をとることができる。
また、本実施形態では、枕部として、親指の除く各指を通すための孔部が形成されたシート状の基部と、その基部に取り付けられた枕本体部とを有するものを用いたことにより、簡単な構成の枕部を用いて、枕本体部を、親指を除く各指の基節骨に対応する位置に容易に配置することができる。また、枕本体部をシート状の基部と親指を除く各指の基節骨とで挟まれるように配置することにより、基部で枕本体部を保護すると共に安定して保持しておくことができる。
更に、本実施形態では、手甲本体部の手の甲に対応する位置に取着される基部の端部の位置を調整するための位置調整機構を手甲本体部に設けたことにより、使用者は、自分の手の大きさに応じて位置調整機構を用いて基部の端部の位置を調整し、枕本体部を、親指を除く各指の基節骨上に適切に配置することができる。
また、本実施形態では、枕本体部として、縦の長さが約5cm、横の長さが約10cm、高さが約5cmの略四角柱形状に形成されたものを用いたことにより、枕本体部は手の甲の幅に応じた大きさであり、したがって本実施形態の手甲枕を携帯する際に枕本体部が嵩張ることはない。しかも、枕本体部が使用時に身体と接触する面積は小さいので、本実施形態の手甲枕は、首枕と比べて使用者に大きな不快感を与えることはない。また、枕本体部を、弾力性又は緩衝性を有する材料を用いて作製したことにより、枕本体部と接触する頭部への圧力を軽減することができるので、使用者の安眠を確保することができる。更に、手甲本体部と枕部とを着脱可能に構成したことにより、未使用時には枕部を手甲本体部から取り外すことができるので、本実施形態の手甲枕を持ち運ぶ際の利便性の向上を図ることができる。
更に、本実施形態では、手甲本体部を、伸縮性を有する材料で作製し、手の甲側に対応する手甲本体部の部位及び手のひら側に対応する手甲本体部の部位にそれぞれ、手首の可動を制限するための手首固定用部材を取り付けたことにより、簡単な構成の手甲本体部を用いて、手首をしっかりと固定することができる。しかも、手首固定用部材を取り外せば、手甲本体部は折り畳むことが可能となり、携帯に便利である。また、本実施形態では、手甲本体部を手に装着したときに面状ファスナーで留めることにより、手甲本体部の着脱が容易であり、本実施形態の手甲枕の使い勝手がとてもよい。
尚、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の変形が可能である。
例えば、上記の実施形態では、手甲本体部として右手に装着するものを用いた場合について説明したが、勿論、手甲本体部としては左手に装着するものを用いてもよい。
また、上記の実施形態では、手甲本体部として、前腕の橈骨の一部から手の中手骨の一部までを覆うことができるような大きさ・形状を有するものを用いた場合について説明したが、一般に、手甲本体部としては、手首の可動を制限することができるのであれば、手首及びその手首に連なる手の少なくとも一部を覆うものを用いることができる。例えば、手甲本体部は、手袋のように、手首及び指を含めた手の全体を覆うことができるような形状のものであってもよい。
また、上記の実施形態では、枕部の基部を第一シート部と第二シート部とで構成し、第二シート部と第一シート部とが段差状に連なっている場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば第一シート部と第二シートとを、テーパー状に連なるように連結するようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、枕部における基部の一方の端部に、人差指、中指、薬指及び小指をそれぞれ通すための四つの孔部を形成した場合について説明したが、基部の当該一方の端部には、人差指、中指、薬指及び小指のうち少なくとも一本の指を通すための孔部が形成されていればよい。少なくとも一本の指を通すための孔部があれば、枕本体部を安定して保持することができる。また、孔部の数が少なければ、基部の幅を短くすることも可能である。例えば、基部の一方の端部に三つの孔部を形成する場合には基部の幅を約8cmにすることができ、基部の一方の端部に二つの孔部を形成する場合には基部の幅を約6cmにすることができ、そして、基部の一方の端部に一つの孔部を形成する場合には基部の幅を約4cmにすることができる。特に、孔部の数が一つ又は二つであれば、第一シート部と第二シート部との幅を同じにして、基部を略長方形状に形成することができる。但し、この場合でも、枕本体部が取り付けられる部位における基部の幅は枕本体部の大きさと同じにすることが望ましい。
更に、上記の実施形態では、基部の端部に形成した孔部に指を挿入することにより枕部の端部を指に装着する場合について説明したが、孔部に指を挿入する方法に限らず、それ以外の方法を用いて、枕部の端部を人差指、中指、薬指及び小指のうち少なくとも一本の指の第二関節付近に装着するようにしてもよい。この場合も、枕部の端部を所定の指の第二間接付近に装着するだけで、枕部を、親指を除く各指の基節骨に対応する位置に容易に配置することができる。
また、上記の実施形態では、枕本体部として、縦の長さが約5cm、横の長さが約10cm、高さが約5cmの略四角柱形状に形成されたものを用いた場合について説明したが、枕本体部としては、人の手の大きさに応じて、縦の長さ3〜7cm、横の長さ4〜12cm、高さ3〜15cmの略四角柱形状に形成されたものを用いることが好ましい。このような大きさの枕本体部であれば、本発明の手甲枕を携帯する際に枕本体部が嵩張ることはない。尚、肘掛けが通常の適切な位置に設けられていないような座席や椅子に着座して本発明の手甲枕を使用するような場合には、高さが0.5〜25cmである枕本体部を用いてもよい。
また、上記の実施形態では、枕本体部として略四角柱形状に形成されたものを用いた場合について説明したが、枕本体部としては、例えば、直径4〜12cm、高さ3〜15cmの略円柱形状に形成されたものを用いることも可能である。
また、上記の実施形態では、枕本体部が基部と親指を除く各指の基節骨とで挟まれるように枕本体部を配置した場合について説明したが、基部が枕本体部と親指を除く各指の基節骨とで挟まれるように枕本体部を配置するようにしてもよい。この場合は、枕本体部が直に頭部と接触するようになる。また、枕本体部は孔部の近傍における基部に取り付けられることになるので、基部の長さを短くすることができるという利点がある。
また、上記の実施形態では、弾力性又は緩衝性を有する材料を用いて枕本体部を作製した場合について説明したが、例えば、枕本体部としては、ビーズやそば殻等を袋に充満させて作製されたものを用いてもよい。
また、上記の実施形態では、手甲本体部と枕部とを着脱可能に構成した場合について説明したが、枕部と手甲本体部とを一体的に作製するようにしてもよい。例えば、親指を除く各指が引き出される側の手甲本体部の端部と枕部の基部の第二シート部とを連結するようにしてよい。
更に、上記の実施形態では、手甲本体部が伸縮性を有する材料で作製されており、手の甲側に対応する手甲本体部の部位及び手のひら側に対応する手甲本体部の部位にそれぞれ、手首の可動を制限するための手首固定用部材が取り付けられる場合について説明したが、例えば手甲本体部を非伸縮性を有する材料で作製するような場合には手首固定用部材は手の甲側或いは手のひら側の一方だけに取り付けるようにしてもよい。また、手甲本体部としては、手首の可動を制限することができるものであれば、どのような構造のものを用いてもよい。例えば、手甲本体部を、複数の金属製の板状部材を紐で繋ぎ合わせることにより作製するようにしてもよい。この場合、手甲本体部は甲冑のような構造を有するものとなり、手首をしっかりと固定することができる。
加えて、上記の実施形態では、位置調整機構の長さ調整具としてコキを用いた場合について説明したが、長さ調整具としてはコキに限定されるものではなく、例えば面状ファスナー等を使用するようにしてもよい。具体的には、例えば溝部とコキの代わりに、手甲本体部の手の甲側における先端部(図1に示す状態では上端部)と基部の端部とに面状ファスナーを設けておき、これらの面状ファスナーを用いて手甲本体部への基部の取着位置を調整するようにしてもよい。一般に、親指を除く各指の基節骨上に枕本体部を適切に配置することができるのであれば、位置調整機構としてはどのような構成のものでも用いることができる。
以上説明したように、本発明に係る手甲枕では、使用者が肘掛けを有する座席や椅子に着座し、肘をその肘掛けにおいた場合、手首が真直ぐな状態になっているので、各指の基節骨に対応する位置に配された枕部は使用者の頸部よりも高いところに位置するようになる。このため、使用者は、肘掛けを有する座席や椅子に座った状態で睡眠をとるときに、頸部を大きく湾曲させたり、頭部の位置を大きく下げたりすることなく、枕部で頭部の一部を支持することができるので、頸部の負担を軽減することができる。また、本発明の手甲枕では、枕部を、手首の可動を制限する手甲本体部に設けたことにより、使用者が睡眠時に脱力状態になっても、手首の真直ぐな状態を維持して手首が曲がってしまうのを防ぐことができるので、枕部による頭部の一部の支持状態をしっかりと維持することができる。したがって、本発明の手甲枕を使用することにより、使用者は、肘掛けを有する座席や椅子に座ったまま快適な睡眠をとることができる。したがって、本発明は、例えば列車、飛行機、車等で肘掛けを有する座席や椅子に腰掛けたまま睡眠をとる場合に使用するのに好適である。
10 手甲本体部
11 開口部
12 連結部
13a,13b 手首固定用部材
14a,14b ポケット
16 面状ファスナー
20 枕部
21 基部
211 第一シート部
212 第二シート部
213a,213b,213c,213d 孔部
22 枕本体部
30 位置調整機構
31a,31b 溝部
32 長さ調整具



Claims (9)

  1. 手首とその手首に連なる手の少なくとも一部とを覆うように装着される手甲本体部と、
    手の甲側に対応する前記手甲本体部の部位及び手のひら側に対応する前記手甲本体部の部位にそれぞれ着脱可能に取り付けられた、手首の可動を制限するための手首固定用部材と、
    前記手甲本体部を手首及び手の少なくとも一部に装着したときに親指を除く各指の基節骨上で突出するように前記手甲本体部に設けられた、頭部の一部を支えるための枕部と、
    を備えることを特徴とする手甲枕。
  2. 前記枕部の一方の端部は人差指、中指、薬指及び小指のうち少なくとも一本の指の第二関節付近に装着され、当該一方の端部と反対側に位置する前記枕部の他方の端部は前記手甲本体部の手の甲に対応する位置に取着されることを特徴とする請求項1記載の手甲枕。
  3. 前記枕部は、人差指、中指、薬指及び小指のうち少なくとも一本の指を通すための孔部が一方の端部に形成され、その一方の端部と反対側に位置する他方の端部が前記手甲本体部の手の甲に対応する位置に取着されるシート状の基部と、前記基部に取り付けられた枕本体部とを有しており、
    前記枕本体部は、人差指、中指、薬指及び小指のうち少なくとも一本の指を前記孔部に通し且つ前記基部の他方の端部を前記手甲本体部の手の甲に対応する位置に取着したときに、前記基部によって覆われた状態で親指を除く各指の基節骨上に配置されるように前記基部に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の手甲枕。
  4. 前記手甲本体部には、前記手甲本体部の手の甲に対応する位置に取着される前記基部の端部の位置を調整するための位置調整機構が設けられていることを特徴とする請求項3記載の手甲枕。
  5. 前記枕本体部は、縦の長さ3〜7cm、横の長さ4〜12cm、高さ3〜15cmの略四角柱形状、又は直径4〜12cm、高さ3〜15cmの略円柱形状に形成されていることを特徴とする請求項3又は4記載の手甲枕。
  6. 前記枕本体部は、弾力性又は緩衝性を有する材料を用いて作製されていることを特徴とする請求項3、4又は5記載の手甲枕。
  7. 前記手甲本体部と前記枕部とは着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項記載の手甲枕。
  8. 前記手甲本体部は、複数の金属製の板状部材を紐で繋ぎ合わせることにより作製されたものであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項記載の手甲枕。
  9. 前記手甲本体部は、伸縮性又は柔軟性を有する材料で作製されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項記載の手甲枕。

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