JP6746024B1 - 3dモデルデータの管理システム、モデル配信サーバ、3dサービスサーバ、3dモデルデータの管理方法、モデル配信サーバのプログラム、および3dサービスサーバのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】3Dモデルデータ中において改変が許可された領域において改変がなされたかどうかを確認可能な3Dモデリングデータの管理システムを提供すること。【解決手段】改変許可領域を設定可能な所定のコードにより記述された3Dモデルデータをダウンロード可能に格納するモデル配信サーバと、配信要求に応じてモデル配信サーバから3Dモデルデータをダウンロードし3Dサービスの配信を行う3Dサービスサーバとを備え、モデル配信サーバは、改変許可領域を除くコードに基づき計算したハッシュ値と3Dモデルデータが有するハッシュ値とが不一致の際はアップロード要求を拒否するモデル改変確認部を備え、3Dサービスサーバは、ダウンロードした3Dモデルデータが有するハッシュ値と改変許可領域を除くコードに基づき計算したハッシュ値とが不一致の際は3Dサービスの配信を拒否するモデル正当性確認部を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、3Dモデルデータの管理システム、モデル配信サーバ、3Dサービスサーバ、3Dモデルデータの管理方法、モデル配信サーバのプログラム、および3Dサービスサーバのプログラムに関する。
近年、仮想現実を実現する環境が整いつつある。現在は、3Dモデル、モーションデータなど各々独立して作成され、それらを用いて仮想現実の配信システムなどが作られるという分業作業として行われている。
この様な過程で作成された3Dモデルは標準化された仮想現実モデリング言語で記述されており、OSS(Open Source Software)などのオープンなネットワーク上に公開されていることも多い。記述された3Dモデルは、またOSSでオープン化されているフレームワークを使い、VRゲームやVR配信を手軽に構築することが出来る。
公開されている3Dモデルデータは二次創作者の手により改変がされ、よりユニークなコンテンツとして広められていく。
3Dモデルのファイルフォーマットとしては、glTF(GL Transmission Format)などが知られておりJSONによって3Dモデルやシーンを表現することができる。また、glTF−2.0のバイナリ形式glbをベースにした、VR向けモデルフォーマットなどが定義され広まりつつある。
上記のような標準化により、現在はモデルデータと実行プラットフォームは独立して創作活動が行われており、配布されたものを組み合わせてWebサービスやゲームを作ることが多い。
また、OSS化され配布される場合、配布経路で改変が行われたりして悪用されることを防ぐ技術として、サイトの証明書や、ファイル自体の整合性を証明するためにSHAIやMD5といったハッシュ値を用いた確認チェックが行われている。
例えば、あるファイルをダウンロードした後、ハッシュ関数にダウンロードしたファイルを与え出てきた値と、公開されているハッシュ値とを比較し、一致していればダウンロード経路で改変されていないことが確認できる(特許文献1)。
特開2020−9220号公報
しかしながら、従来の手法では、3Dモデルフォーマットで改変を許す部分を細かく明示的に表現することが出来なかった。その結果、著作権表示やライセンス形態を表示によりデータ全体の単位でしか明示できず、また配布物が改変されたかどうかは配布物の単位で改変されたかどうかの確認しか出来なかった。
2次創作に利用可能とした場合、2次創作の作成者の改変の仕方によってはオリジナルモデルの雰囲気を壊すものが出てきてしまう。オリジナルデータのデザイン上欠かせない特徴が消される場合がでてくる。例えば、Tシャツのお腹にカエルが大きく書かれたキャラがデザインされた場合、オリジナルの作者としてはお腹に書かれたカエルはそのデザインの肝であり、それを削除されたり改変されたりすると自分のオリジナリティが損なわれることになり許諾しにくい状況となる。
また、上記のモデルデータの場合、オリジナル作者としては肩周りのデザインについての改変は許していた場合として、2次創作者が肩まわりの改変を加えた場合、ファイルのハッシュ値はオリジナルと一致しない。
このように、単純なハッシュ値を比較するだけでは許された範囲の改変かどうかは区別が出来ない。
そこで、本発明は、3Dモデルデータ中において改変を許可する領域を設定することができ、改変が許可された領域において改変がなされたかどうかを確認可能な3Dモデリングデータの管理システム、モデル配信サーバ、3Dサービスサーバ、3Dモデルデータの管理方法、モデル配信サーバのプログラム、および3Dサービスサーバのプログラムを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る3Dモデルデータの管理システムの一態様は、
改変許可領域を設定可能な所定のコードにより記述された3Dモデルデータの制作に用いられるコンテンツ制作者端末と、
前記コンテンツ制作者端末から前記3Dモデルデータのアップロードを受け付け、アップロードした3Dモデルデータをダウンロード可能に格納するモデル配信サーバと、
3Dサービスの配信要求に応じて、前記モデル配信サーバから3Dモデルデータをダウンロードし、3Dサービスの配信を行う3Dサービスサーバと、を備える3Dモデルデータの管理システムであって、
前記モデル配信サーバは、
前記コンテンツ制作者端末からアップロード要求のあった3Dモデルデータがハッシュ値を有する場合には、前記改変許可領域を除いたコードに基づいてハッシュ値を計算するハッシュデータ計算部と、
前記3Dモデルデータが有するハッシュ値と、前記ハッシュデータ計算部により計算したハッシュ値との一致を判断し、一致していない場合には、アップロード要求を拒否するモデル改変確認部と、を備え、
前記3Dサービスサーバは、
3Dサービスの配信要求のあった3Dモデルデータを、前記モデル配信サーバからダウンロードするモデルデータダウンロード部と、
ダウンロードした3Dモデルデータが有するハッシュ値と、前記改変許可領域を除いたコードに基づいて計算したハッシュ値との一致を判断し、一致していない場合には、3Dサービスの配信を拒否するモデル正当性確認部と、を備える。
本明細書において、「3Dモデルデータ」は、標準化された仮想現実モデリング言語で記述されたデータであり、アバターとそれ以外の家具等のオブジェクトとの区別をせずに、3次元空間に存在するすべての物の表面の座標データ、テクスチャ(色含む)データ、ボーンデータ、音声データ等を含む概念である。
前記態様によれば、コンテンツ制作者端末は、改変許可領域を設定可能な所定のコードにより記述された3Dモデルデータの制作に用いられる。モデル配信サーバは、コンテンツ制作者端末から3Dモデルデータのアップロードを受け付け、アップロードした3Dモデルデータをダウンロード可能に格納する。3Dサービスサーバは、3Dサービスの配信要求に応じて、モデル配信サーバから3Dモデルデータをダウンロードし、3Dサービスの配信を行う。以上のような3Dモデルデータの管理システムにおいて、モデル配信サーバのハッシュデータ計算部は、コンテンツ制作者端末からアップロード要求のあった3Dモデルデータがハッシュ値を有する場合には、改変許可領域を除いたコードに基づいてハッシュ値を計算する。モデル配信サーバのモデル改変確認部は、3Dモデルデータが有するハッシュ値と、ハッシュデータ計算部により計算したハッシュ値との一致を判断し、一致していない場合には、アップロード要求を拒否する。3Dサービスサーバのモデルデータダウンロード部は、3Dサービスの配信要求のあった3Dモデルデータを、モデル配信サーバからダウンロードする。3Dサービスサーバのモデル正当性確認部は、ダウンロードした3Dモデルデータが有するハッシュ値と、改変許可領域を除いたコードに基づいて計算したハッシュ値との一致を判断し、一致していない場合には、3Dサービスの配信を拒否する。以上のような3Dモデルデータの管理システムの態様によれば、3Dモデルデータのデータフォーマットに改変許可領域を設定することができ、ハッシュ値を計算することにより、改変許可領域以外の領域において改変がなされたかどうかを確認することができる。
本発明に係る3Dモデルデータの管理システムの他の態様においては、前記モデル配信サーバの前記ハッシュデータ計算部は、前記コンテンツ制作者端末からアップロード要求のあった3Dモデルデータがハッシュ値を有していない場合には、前記改変許可領域を除いたコードに基づいてハッシュ値を計算し、前記3Dモデルデータに、計算したハッシュ値を持たせる。
この態様によれば、オリジナルの3Dモデルデータの製作者が3Dモデルデータをアップロードすると、その3Dモデルデータには、改変許可領域を除いたコードに基づいてハッシュ値が計算され、その3Dモデルデータはそのハッシュ値を有することになる。したがって、その後に3Dモデルデータが改変された場合であっても、ハッシュ値を計算することにより、改変許可領域以外の領域において改変がなされたかどうかを確認することができる。
前記課題を解決するため、本発明に係る3Dモデルデータの管理システムの他の態様は、
前記モデル配信サーバの前記ハッシュデータ計算部は、
前記コンテンツ制作者端末からアップロード要求のあった3Dモデルデータがハッシュ値を有していない場合には、前記改変許可領域を含めたコードに基づいて第1のハッシュ値を計算し、前記3Dモデルデータに、計算した第1のハッシュ値を持たせ、
前記コンテンツ制作者端末からアップロード要求のあった3Dモデルデータが第1のハッシュ値を有している場合には、前記改変許可領域を除いたコードに基づいて第2のハッシュ値を計算し、前記3Dモデルデータに、計算した第2のハッシュ値を持たせ、
前記モデル配信サーバの前記モデル改変確認部は、
前記3Dモデルデータが有する前記第2のハッシュ値と、前記改変許可領域を除いたコードに基づいて計算したハッシュ値との一致を判断し、一致していない場合には、アップロード要求を拒否し、
前記3Dサービスサーバの前記モデル正当性確認部は、
ダウンロードした前記3Dモデルデータが有する第2のハッシュ値と、前記改変許可領域を除いたコードに基づいて計算したハッシュ値との一致を判断し、一致していない場合には、3Dサービスの配信を拒否する。
この態様によれば、モデル配信サーバのハッシュデータ計算部は、コンテンツ制作者端末からアップロード要求のあった3Dモデルデータがハッシュ値を有していない場合には、改変許可領域を含めたコードに基づいて第1のハッシュ値を計算し、3Dモデルデータに、計算した第1のハッシュ値を持たせる。また、ハッシュデータ計算部は、コンテンツ制作者端末からアップロード要求のあった3Dモデルデータが第1のハッシュ値を有している場合には、改変許可領域を除いたコードに基づいて第2のハッシュ値を計算し、3Dモデルデータに、計算した第2のハッシュ値を持たせる。モデル配信サーバのモデル改変確認部は、3Dモデルデータが有する第2のハッシュ値と、改変許可領域を除いたコードに基づいて計算したハッシュ値との一致を判断し、一致していない場合には、アップロード要求を拒否する。3Dサービスサーバのモデル正当性確認部は、ダウンロードした3Dモデルデータが有する第2のハッシュ値と、改変許可領域を除いたコードに基づいて計算したハッシュ値との一致を判断し、一致していない場合には、3Dサービスの配信を拒否する。以上のような3Dモデルデータの管理システムの態様によれば、オリジナルの許諾の範囲で改変が行われたかどうかを確認することができる。
本発明に係るモデル配信サーバの一態様においては、
改変許可領域を設定可能な所定のコードにより記述された3Dモデルデータの制作に用いられるコンテンツ制作者端末と、前記コンテンツ制作者端末から前記3Dモデルデータのアップロードを受け付け、アップロードした3Dモデルデータをダウンロード可能に格納するモデル配信サーバと、3Dサービスの配信要求に応じて、前記モデル配信サーバから3Dモデルデータをダウンロードし、3Dサービスの配信を行う3Dサービスサーバと、を備える3Dモデルデータの管理システムにおける前記モデル配信サーバであって、
前記コンテンツ制作者端末からアップロード要求のあった3Dモデルデータがハッシュ値を備えている場合には、前記改変許可領域を除いたコードに基づいてハッシュ値を計算するハッシュデータ計算部と、
前記3Dモデルデータが備えているハッシュ値と、ハッシュデータ計算部により計算したハッシュ値との一致を判断し、一致していない場合には、アップロード要求を拒否するモデル改変確認部と、を備える。
前記態様によれば、モデル配信サーバのハッシュデータ計算部は、コンテンツ制作者端末からアップロード要求のあった3Dモデルデータがハッシュ値を備えている場合には、改変許可領域を除いたコードに基づいてハッシュ値を計算する。また、モデル配信サーバのモデル改変確認部は、3Dモデルデータが備えているハッシュ値と、ハッシュデータ計算部により計算したハッシュ値との一致を判断し、一致していない場合には、アップロード要求を拒否する。したがって、3Dモデルデータのアップロード時において、ハッシュ値を計算することにより、改変許可領域以外の領域において改変がなされたかどうかを確認することができる。
本発明に係る3Dサービスサーバの一態様においては、
改変許可領域を設定可能な所定のコードにより記述された3Dモデルデータの制作に用いられるコンテンツ制作者端末と、前記コンテンツ制作者端末から前記3Dモデルデータのアップロードを受け付け、アップロードした3Dモデルデータをダウンロード可能に格納するモデル配信サーバと、3Dサービスの配信要求に応じて、前記モデル配信サーバから3Dモデルデータをダウンロードし、3Dサービスの配信を行う3Dサービスサーバと、を備える3Dモデルデータの管理システムにおける前記3Dサービスサーバであって、
3Dサービスの配信要求のあった3Dモデルデータを、前記モデル配信サーバからダウンロードするモデルデータダウンロード部と、
ダウンロードした3Dモデルデータが備えているハッシュ値と、前記改変許可領域を除いたコードに基づいて計算したハッシュ値との一致を判断し、一致していない場合には、3Dサービスの配信を拒否するモデル正当性確認部と、を備える。
前記態様によれば、3Dサービスサーバのモデルデータダウンロード部は、3Dサービスの配信要求のあった3Dモデルデータを、モデル配信サーバからダウンロードする。また、3Dサービスサーバのモデル正当性確認部は、ダウンロードした3Dモデルデータが備えているハッシュ値と、改変許可領域を除いたコードに基づいて計算したハッシュ値との一致を判断し、一致していない場合には、3Dサービスの配信を拒否する。したがって、3Dモデルデータの3Dサービスの配信時において、ハッシュ値を計算することにより、改変許可領域以外の領域において改変がなされたかどうかを確認することができる。
前記課題を解決するため、本発明に係る3Dモデルデータの管理方法の一態様は、
改変許可領域を設定可能な所定のコードにより記述された3Dモデルデータの制作に用いられるコンテンツ制作者端末と、前記コンテンツ制作者端末から前記3Dモデルデータのアップロードを受け付け、アップロードした3Dモデルデータをダウンロード可能に格納するモデル配信サーバと、3Dサービスの配信要求に応じて、前記モデル配信サーバから3Dモデルデータをダウンロードし、3Dサービスの配信を行う3Dサービスサーバと、を備える3Dモデルデータの管理システムにおける3Dモデルデータの管理方法であって、
前記モデル配信サーバにおいては、
前記コンテンツ制作者端末からアップロード要求のあった3Dモデルデータがハッシュ値を有する場合には、前記改変許可領域を除いたコードに基づいてハッシュ値を計算するステップと、
前記3Dモデルデータが有するハッシュ値と、前記ハッシュデータ計算部により計算したハッシュ値との一致を判断するステップと、
一致していない場合には、アップロード要求を拒否するステップと、を備え、
前記3Dサービスサーバにおいては、
3Dサービスの配信要求のあった3Dモデルデータを、前記モデル配信サーバからダウンロードするステップと、
ダウンロードした3Dモデルデータが有するハッシュ値と、前記改変許可領域を除いたコードに基づいて計算したハッシュ値との一致を判断するステップと、
一致していない場合には、3Dサービスの配信を拒否するステップと、を備える。
前記3Dモデルデータの管理方法の一態様によれば、コンテンツ制作者端末は、改変許可領域を設定可能な所定のコードにより記述された3Dモデルデータの制作に用いられる。モデル配信サーバは、コンテンツ制作者端末から3Dモデルデータのアップロードを受け付け、アップロードした3Dモデルデータをダウンロード可能に格納する。3Dサービスサーバは、3Dサービスの配信要求に応じて、モデル配信サーバから3Dモデルデータをダウンロードし、3Dサービスの配信を行う。以上のような3Dモデルデータの管理方法において、モデル配信サーバは、コンテンツ制作者端末からアップロード要求のあった3Dモデルデータがハッシュ値を有する場合には、改変許可領域を除いたコードに基づいてハッシュ値を計算する。また、モデル配信サーバは、3Dモデルデータが有するハッシュ値と、ハッシュデータ計算部により計算したハッシュ値との一致を判断し、一致していない場合には、アップロード要求を拒否する。3Dサービスサーバは、3Dサービスの配信要求のあった3Dモデルデータを、モデル配信サーバからダウンロードする。また、3Dサービスサーバは、ダウンロードした3Dモデルデータが有するハッシュ値と、改変許可領域を除いたコードに基づいて計算したハッシュ値との一致を判断し、一致していない場合には、3Dサービスの配信を拒否する。以上のような3Dモデルデータの管理方法の態様によれば、3Dモデルデータのデータフォーマットに改変許可領域を設定することができ、ハッシュ値を計算することにより、改変許可領域以外の領域において改変がなされたかどうかを確認することができる。
前記課題を解決するため、本発明に係る配信サーバのプログラムの一態様は、
改変許可領域を設定可能な所定のコードにより記述された3Dモデルデータの制作に用いられるコンテンツ制作者端末と、前記コンテンツ制作者端末から前記3Dモデルデータのアップロードを受け付け、アップロードした3Dモデルデータをダウンロード可能に格納するモデル配信サーバと、3Dサービスの配信要求に応じて、前記モデル配信サーバから3Dモデルデータをダウンロードし、3Dサービスの配信を行う3Dサービスサーバと、を備える3Dモデルデータの管理システムにおける前記モデル配信サーバのプログラムであって、
前記プログラムは、コンピュータを、
前記コンテンツ制作者端末からアップロード要求のあった3Dモデルデータがハッシュ値を備えている場合には、前記改変許可領域を除いたコードに基づいてハッシュ値を計算するハッシュデータ計算部、および、
前記3Dモデルデータが備えているハッシュ値と、ハッシュデータ計算部により計算したハッシュ値との一致を判断し、一致していない場合には、アップロード要求を拒否するモデル改変確認部として機能させる。
前記配信サーバのプログラムの一態様によれば、モデル配信サーバのハッシュデータ計算部は、コンテンツ制作者端末からアップロード要求のあった3Dモデルデータがハッシュ値を備えている場合には、改変許可領域を除いたコードに基づいてハッシュ値を計算する。また、モデル配信サーバのモデル改変確認部は、3Dモデルデータが備えているハッシュ値と、ハッシュデータ計算部により計算したハッシュ値との一致を判断し、一致していない場合には、アップロード要求を拒否する。したがって、3Dモデルデータのアップロード時において、ハッシュ値を計算することにより、改変許可領域以外の領域において改変がなされたかどうかを確認することができる。
前記課題を解決するため、本発明に係る3Dサービスサーバのプログラムの一態様は、
改変許可領域を設定可能な所定のコードにより記述された3Dモデルデータの制作に用いられるコンテンツ制作者端末と、前記コンテンツ制作者端末から前記3Dモデルデータのアップロードを受け付け、アップロードした3Dモデルデータをダウンロード可能に格納するモデル配信サーバと、3Dサービスの配信要求に応じて、前記モデル配信サーバから3Dモデルデータをダウンロードし、3Dサービスの配信を行う3Dサービスサーバと、を備える3Dモデルデータの管理システムにおける前記3Dサービスサーバのプログラムであって、
前記プログラムは、コンピュータを、
3Dサービスの配信要求のあった3Dモデルデータを、前記モデル配信サーバからダウンロードするモデルデータダウンロード部、および、
ダウンロードした3Dモデルデータが備えているハッシュ値と、前記改変許可領域を除いたコードに基づいて計算したハッシュ値との一致を判断し、一致していない場合には、3Dサービスの配信を拒否するモデル正当性確認部として機能させる。
前記3Dサービスサーバのプログラムの一態様によれば、3Dサービスサーバのモデルデータダウンロード部は、3Dサービスの配信要求のあった3Dモデルデータを、モデル配信サーバからダウンロードする。また、3Dサービスサーバのモデル正当性確認部は、ダウンロードした3Dモデルデータが備えているハッシュ値と、改変許可領域を除いたコードに基づいて計算したハッシュ値との一致を判断し、一致していない場合には、3Dサービスの配信を拒否する。したがって、3Dモデルデータの3Dサービスの配信時において、ハッシュ値を計算することにより、改変許可領域以外の領域において改変がなされたかどうかを確認することができる。
本発明によれば、3Dモデルデータ中において改変を許可する領域を設定することができ、改変が許可された領域において改変がなされたのか、あるいは、改変が許可されていない領域において改変がなされたのかを確認することができる。
本発明に係る第1実施形態の3Dサービス配信システムを概略的に示す図である。 第1実施形態におけるモデル配信サーバの構成を概略的に示すブロック図である。 第1実施形態における3Dサービスサーバの構成を概略的に示すブロック図である。 第1実施形態におけるコンテンツ制作者が作成した3Dモデルの一例を示す図である。 図4の3Dモデルに対応する3Dモデル擬似コードの一例を示す図である。 モデル配信サーバにアップロードする3Dモデル擬似コードの一例を示す図である。 モデル配信サイトで3Dモデルがダウンロード可能になった状態を示したイメージ図である。 モデル配信サイトにアップロードする改変3Dモデル擬似コードの一例を示す図である。 図8の改変3Dモデル擬似コードに対応する改変3Dモデルの一例を示す図である。改変された3Dモデルの一例を示す図である。 モデル配信サイトで改変3Dモデルがダウンロード可能になった状態を示したイメージ図である。 不正に改変された不正改変3Dモデルの一例を示す図である。 図11の不正改変3Dモデルに対応する3Dモデル擬似コードの一例を示す図である。 モデル配信サーバにおけるデータ受付処理のフローチャートである。 3Dサービスサーバにおけるライブ配信受付処理のフローチャートである。 本発明の第2実施形態における改変された履歴リストが添付された形態の改変された3Dモデル擬似コードの一例を示す図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態の3Dサービス配信システムを概略的に示す図である。
(3Dサービス配信システム)
図1に示すように、本実施形態の3Dサービス配信システム100は、コンテンツ制作者端末1と、モデル配信サーバ2と、3Dサービスサーバ3と、ライブ配信者端末4と、ライブ視聴者端末5とを備えている。それぞれの端末およびサーバは、例えばインターネットなどのネットワーク6に接続可能に構成されている。本実施形態の3Dサービス配信システム100は、後述するように、3Dモデルデータの管理システムとしても機能する。
[コンテンツ制作者端末1]
コンテンツ制作者端末1は、コンテンツ制作者が使用する端末であり、例えば、パーソナルコンピュータ等が用いられる。本実施形態のコンテンツ制作者端末1に制作されるコンテンツは、例えば、3Dアバター、および投銭用アイテム等の3Dモデルである。図1には、便宜上、1台のコンテンツ制作者端末1のみを示しているが、本実施形態の3Dサービス配信システム1においては、複数台のコンテンツ制作者端末1を用いることができる。コンテンツ制作者端末1を使用するコンテンツ制作者としては、オリジナルの3Dモデルを制作する一次創作者だけでなく、他人が制作したオリジナルの3Dモデルに改変を加えた改変3Dモデルを制作する二次創作者、さらには、改変3Dモデルにさらに改変を加える三次創作者等も含む。
コンテンツ制作者端末1により作成される3Dモデルは、3Dモデル擬似コードにより表記される。3Dモデル擬似コードのフォーマットとしては、例えば、glTF(GL Transmission Format)などが知られておりJSONによって3Dモデルやシーンを表現することができる。また、glTF−2.0のバイナリ形式glbをベースにした、VR向けモデルフォーマットなどが定義され広まりつつある。3Dモデル擬似コードおよび3Dモデルの具体例については後述する。
[モデル配信サーバ2]
モデル配信サーバ2は、モデル配信サイトを提供するためのサーバであり、ユーザは、モデル配信サイトを利用することにより、自らが製作したオリジナルの3Dモデルを配信することができる。ユーザが二次創作者である場合には、他人が製作したオリジナルの3Dモデルに改変を加え、モデル配信サイトを利用することにより、改変3Dモデルを配信することができる。
モデル配信サーバ2は、モデル配信サイトを介して、コンテンツ制作者端末1から3Dモデルデータのアップロードを受け付ける。モデル配信サイト2は、受け付けた3Dモデルデータを、記憶する。モデル配信サーバ2は、図2に示すように、モデルデータ受付部20と、ハッシュデータ計算部21と、モデル改変確認部22と、モデルデータ記憶部23と、モデルデータ配信部24とを備える。
モデルデータ受付部20は、ネットワーク6経由でコンテンツ制作者端末1から3Dモデルデータのアップロードを受け付ける。アップロードされる3Dモデルデータには、オリジナルの3Dモデルデータの他、オリジナルの3Dモデルデータに改変が加えられた改変3Dモデルデータが含まれる。
ハッシュデータ計算部21は、アップロードされた3Dモデルデータのハッシュ値を計算する。ハッシュ値の計算の詳細については後述する。
モデル改変確認部22は、アップロードされた3Dモデルデータが、オリジナルから不当に改変されたものかどうかを確認する。この確認は、3Dモデルデータが有するハッシュ値と、ハッシュデータ計算部21によって計算したハッシュ値との比較によって行う。詳細については後述する。
モデルデータ記憶部23は、アップロードされた3Dモデルデータのうち、改変されていないオリジナルの3Dモデルデータ、および正当に改変された改変3Dモデルデータを記憶する。モデルデータ記憶部23は、例えばHDD(Hard Disk Drive)等から構成される。
モデルデータ配信部24は、3Dサービスサーバ3からのリクエストに応じて、3Dモデルデータを配信する。
[3Dサービスサーバ3]
図1に戻り、次に、3Dサービスサーバ3について説明する。3Dサービスサーバ3は、サービス事業者が提供するサーバであり、サービス事業者は、3Dサービスサーバ3を用いて、3Dサービスサイトを公開する。3Dサービスサイトでは、ライブ配信者であるユーザが、OSSで公開されている3Dモデルデータを用いて、チャットや生放送など3Dサービスを利用することができる。なお、本実施形態では、3Dサービスサーバ3が提供する3Dサービスの一例として、チャットや生放送(ライブ)などの3Dサービスについて説明するが、本発明はこのような態様に限定される訳ではない。3Dサービスサーバ3、タイムシフト再生のように、リアルタイムではなく事後的に再生を行う3Dサービスも行うことが可能であり、このような事後的に再生を行う3Dサービスにも本発明を適用可能である。
ライブ配信者は、ライブ配信者端末4経由で3Dサービスサイトを利用し、指定した3Dモデルデータを用いたライブ配信のリクエストを3Dサービスサイトに送信する。3Dサービスサーバ3は、ライブ配信のリクエストを受け付けると、モデル配信サーバ2に対して、指定された3Dモデルデータのダウンロードをリクエストし、モデル配信サーバ2から、指定された3Dモデルデータのダウンロードを行う。3Dサービスサーバ3は、3Dサービスサイト上において、ライブ配信者端末4からの指示に応じて、3Dモデルデータを動かし、ライブ配信を行う。ライブ配信では、オリジナルの3Dモデルデータと、正当に改変された改変3Dモデルデータとが用いられる。
3Dサービスサーバ3は、図3に示すように、配信受付部30と、モデルデータダウンロード部31と、モデル正当性確認部32と、モデルデータ記憶部33と、ライブ配信処理部34と、ライブ配信部35とを備える。
配信受付部30は、ライブ配信者端末4からのモデル配信のリクエストを受け付ける。モデル配信のリクエストには、使用する3Dモデルデータの指定が含まれる。3Dモデルデータの指定は、例えば、3Dモデルデータが格納されているサイトのURLを示すことにより行われる。
モデルデータダウンロード部31は、指定された3Dモデルデータのダウンロードを、モデル配信サーバ2にリクエストし、指定された3Dモデルデータをモデル配信サーバ2からダウンロードする。本実施形態では、一例として、3Dモデルデータはモデル配信サーバ2に格納されており、モデル配信サーバ2上の格納場所のURLにアクセスすることにより、3Dモデルデータのダウンロードが可能となる。
モデル正当性確認部32は、ダウンロードした3Dモデルデータが、オリジナルの3Dモデルデータか、あるいは、正当に改変された改変3Dモデルデータであるかを確認する。この確認は、3Dモデルデータが有するハッシュ値と、3Dモデルデータを示す3Dモデル擬似コードうち、改変許可領域を除いたコードに基づいて計算したハッシュ値とを比較することにより行われる。
モデルデータ記憶部33は、ダウンロードした3Dモデルデータのうち、改変されていないオリジナルの3Dモデルデータ、および正当に改変された改変3Dモデルデータを記憶する。モデルデータ記憶部33は、例えばHDD(Hard Disk Drive)等から構成される。
ライブ配信処理部34は、モデルデータ記憶部33に記憶された3Dモデルデータを読み出し、ライブ配信者端末4からの指示に応じて3Dモデルを動かす等して、チャットや生放送などのライブ配信の処理を行う。
ライブ配信部35は、ライブ視聴者端末5に対して、チャットや生放送などのライブ配信を行う。
[ライブ配信者端末4]
ライブ配信者端末4は、ライブ配信者が使用する端末であり、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、携帯電話、PHS、コンピュータ、ゲーム装置、PDA、携帯型ゲーム機、腕時計、スマートウォッチ、ヘッドマウントディスプレイ、ウェアラブルディスプレイ、画像生成装置等の情報処理装置により実現される。ライブ配信者は、ライブ配信者端末4を用いて、3Dサービスサーバにより提供される3Dサービスサイトにアクセスし、ライブ配信をリクエストする。
[ライブ視聴者端末5]
ライブ視聴者端末5は、ライブ視聴者が使用する端末であり、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、携帯電話、PHS、コンピュータ、ゲーム装置、PDA、携帯型ゲーム機、腕時計、スマートウォッチ、ヘッドマウントディスプレイ、ウェアラブルディスプレイ、画像生成装置等の情報処理装置により実現される。ライブ視聴者は、ライブ視聴者端末5によりライブを視聴することができる。
(3Dモデルデータ)
次に、3Dモデルデータについて説明する。3Dモデルには、例えば、図4に示すような3Dアバター60が含まれる。3Dアバター60は、3Dモデルデータとしての3Dモデル擬似コードにより記載される。図5は、コンテンツ制作者端末1の表示部10のコード表示欄11に表示された3Dモデル擬似コードの一例を示す。図5に示す例では、“without_hash”という記述子が書かれた後の{ }でくくられた点線で示す改変許可領域12は、デザイナー等のコンテンツ制作者が改変を許可した領域である。図5は、図4に示す3Dアバター60を記述した3Dモデル擬似コードであり、当該コンテンツ制作者は“Body skin”の部分、即ち、3Dアバター60の胴体部分の改変を許可していることになる。
コンテンツ制作者は、モデル配信サーバ2により提供されるモデル配信サイトに、コンテンツ制作者端末1からアクセスし、モデル配信サイトを介して、作成した3Dモデルデータをモデル配信サーバ2にアップロードする。この際、3Dモデルデータは、3Dモデル擬似コードの形態でモデル配信サーバ2に格納される。
図6は、例えば、コンテンツ制作者端末1によりモデル配信サイトにアクセスし、コンテンツ制作者端末1の表示部10に、モデル配信サイトのコード表示欄25、URL情報表示欄27、およびハッシュ値表示欄28を表示させた場合を示している。コード表示欄25には、コンテンツ制作者がアップロードした3Dモデル擬似コードが表示されている。この例は、図5に示す3Dモデル擬似コードを、モデル配信サイト経由でモデル配信サーバ2にアップロードした例を示している。したがって、図5と同様に、コンテンツ制作者が改変を許可した領域として、改変許可領域26が表示されている。
図6に示すように、URL情報表示欄27には、改変チェック用のURL情報27−1が表示される。改変チェック用のURL情報27−1は、3Dモデルデータがアップロードされ、今後この3Dモデルデータの配信元になるモデル配信サーバ2上のURL情報である。
また、図6に示すように、ハッシュ値表示欄28には、ハッシュ値28−1が表示される。ハッシュ値表示欄28に表示されるハッシュ値28−1を示す数列は、改変許可領域26に表示されたコードを除いた3Dモデル擬似コードのハッシュ値である。
一方、3Dモデルを用いてライブ配信をしようとするライブ配信者が、ライブ配信者端末4により、モデル配信サイトにアクセスすると、図7に示すように、ライブ配信者端末4の表示部40に、ダウンロードページ41を表示させることができる。ダウンロードページ41には、サムネイル画像表示領域42と、改変チェック用情報表示欄43が設けられている。サムネイル画像表示領域42には、3Dモデルのサムネイル画像44が表示される。サムネイル画像44は、複数種類の3Dモデルについて表示され、ユーザは好みの3Dモデルのサムネイル画像44をクリックすることにより、3Dモデルデータを指定することができる。また、改変チェック用情報表示欄43には、改変チェック用の情報として、改変チェック用のURL情報45と、ハッシュ値46が表示される。
(改変3Dモデルデータ)
次に、改変3Dモデルデータについて説明する。コンテンツ制作者が2次制作者であった場合には、3Dモデル擬似コードの改変許可領域を改変し、改変3Dモデルデータを制作する。図8は、2次制作者であるユーザが、コンテンツ制作者端末1によりモデル配信サイトにアクセスし、コンテンツ制作者端末1の表示部10に、モデル配信サイトのコード表示欄25、URL情報表示欄27、およびハッシュ値表示欄28を表示させた場合を示している。コード表示欄25には、2次制作者であるユーザがモデル配信サーバ2にアップロードした改変した3Dモデル擬似コードが表示されている。
図6に示す改変許可領域26の内容と図8に示す改変許可領域26の内容とを比較すると分かるように、図8では“without_hash”という記述子が書かれた後の{ }でくくられた部分が改変されている。
図9は、図8に示す改変した3Dモデル擬似コードに対応する改変3Dアバター61の一例である。図4と図9を比較すると分かるように、図9に示す改変3Dアバター61は、胴体部分62が、図4に示すオリジナルの3Dアバター60と異なり、改変されたことが分かる。
2次制作者であるユーザが、改変した3Dモデル擬似コードを、モデル配信サイトを介してモデル配信サーバ2にアップロードすると、モデル配信サーバ2においては、改変の正当性の確認が行われる。
モデル配信サーバ2のハッシュデータ計算部21は、アップロードされた3Dモデル擬似コードのうち、改変許可領域26を除くコードのハッシュ値を計算する。また、モデル配信サーバ2のモデル改変確認部22は、図8に示すハッシュ値表示欄28に表示されたオリジナルの3Dモデル擬似コードにおけるハッシュ値28−1と、ハッシュデータ計算部21により計算したハッシュ値との一致を判断する。図8に示す改変された3Dモデル擬似コードは、改変許可領域26のみが改変されており、改変許可領域26を除くコードはオリジナルと同じである。したがって、改変許可領域26を除くコードのハッシュ値と、オリジナルの3Dモデル擬似コードにおけるハッシュ値とは一致することになる。モデル改変確認部22は、このようにハッシュ値の一致を確認した場合には、改変された3Dモデル擬似コードの受付を許可し、モデルデータ記憶部23に格納する。
一方、改変された3Dモデルを用いてライブ配信をしようとするライブ配信者が、ライブ配信者端末4により、モデル配信サイトにアクセスすると、図10に示すように、ライブ配信者端末4の表示部40に、ダウンロードページ41を表示させることができる。ダウンロードページ41には、サムネイル画像表示領域42と、改変チェック用情報表示欄43が設けられている。サムネイル画像表示領域42には、改変された3Dモデルのサムネイル画像47が表示される。図10に示す改変された3Dモデルのサムネイル画像47は、図7に示すオリジナルの3Dモデルのサムネイル画像44と比較すると分かるように、胴体部分48が改変されている。
改変の正当性の確認は、3Dサービスサーバ3においても行われる。仮に、ライブ配信者が、図10に示すサムネイル画像47に対応する改変された3Dモデルを、ライブ配信用の3Dモデルに指定したとすると、3Dサービスサーバ3のモデルデータダウンロード部31は、指定された3Dモデルデータのダウンロードを、モデル配信サーバ2にリクエストし、指定された3Dモデルデータをモデル配信サーバ2からダウンロードする。この場合には、図8に示す改変された3Dモデル擬似コードをモデル配信サーバ2からダウンロードする。
3Dサービスサーバ3のモデル正当性確認部32は、ダウンロードされた3Dモデル擬似コードのうち、改変許可領域26を除くコードのハッシュ値を計算する。また、3Dサービスサーバ3のモデル正当性確認部32は、図8に示すハッシュ値表示欄28に表示されたオリジナルの3Dモデル擬似コードにおけるハッシュ値28−1と、上述のように計算したハッシュ値との一致を判断する。図8に示す改変された3Dモデル擬似コードは、改変許可領域26のみが改変されており、改変許可領域26を除くコードはオリジナルと同じである。したがって、改変許可領域26を除くコードのハッシュ値と、オリジナルの3Dモデル擬似コードにおけるハッシュ値とは一致することになる。モデル正当性確認部32は、このようにハッシュ値の一致を確認した場合には、改変された3Dモデル擬似コードに対応する改変された3Dモデルによるライブ配信を許可する。
(不正改変3Dモデルデータ)
次に、不正に改変された3Dモデルデータが使用された場合について説明する。図11は、不正に改変された3Dアバターの一例である。図11示す改変3Dアバター63は、改変が許可された胴体部分ではなく、顔部分64が改変されている。
図12は、2次制作者であるユーザが、不正に改変した3Dモデル擬似コードを、モデル配信サーバ2にアップロードしようとして、コンテンツ制作者端末1によりモデル配信サイトにアクセスした例を示す。図12に示すように、コンテンツ制作者端末1の表示部10には、モデル配信サイトのコード表示欄25、URL情報表示欄27、およびハッシュ値表示欄28が表示される。コード表示欄25には、不正に改変した3Dモデル擬似コードが表示されている。
このユーザは、図12に示す“Face”の部分、改変3Dアバター63の顔部分64の改変を行っており、“Face”という記述子が書かれた後の{ }でくくられた部分29が改変されている。
ユーザが、このように不正に改変した3Dモデル擬似コードを、モデル配信サイトを介してモデル配信サーバ2にアップロードしようとすると、モデル配信サーバ2においては、改変の正当性の確認が行われる。
モデル配信サーバ2のハッシュデータ計算部21は、アップロード対象の3Dモデル擬似コードのうち、改変許可領域26を除くコードのハッシュ値を計算する。また、モデル配信サーバ2のモデル改変確認部22は、図12に示すハッシュ値表示欄28に表示されたオリジナルの3Dモデル擬似コードにおけるハッシュ値28−1と、ハッシュデータ計算部21により計算したハッシュ値との一致を判断する。図12に示す改変された3Dモデル擬似コードは、改変が許可されていない部分29が改変されており、改変許可領域26を除くコードのハッシュ値と、オリジナルの3Dモデル擬似コードにおけるハッシュ値とは一致しないことになる。モデル改変確認部22は、このようにハッシュ値の不一致を確認した場合には、改変された3Dモデル擬似コードの受付を拒否する。
このように、本実施形態によれば、オリジナルの3Dモデル制作者の意図に反する改変を防ぎつつ、2次創作者のデザインも尊重した3Dモデルを利用したコンテンツの配信等が可能になる。
(モデル配信サイトにおけるデータ受付処理)
次に、モデル配信サーバ2におけるデータ受付処理について説明する。図13は、モデル配信サーバ2におけるデータ受付処理のフローチャートである。
モデル配信サーバ2のモデルデータ受付部20は、コンテンツ制作者端末1から3Dモデルデータのアップロードのリクエストがあると(図13:S1)、その3Dモデルデータがハッシュ値を有しているかどうかを判断する(図13:S2)。例えば、オリジナルの3Dモデルの制作者が、最初に3Dモデルデータをアップロードする場合には、その3Dモデルデータはハッシュ値を有していない。このように、3Dモデルデータがハッシュ値を有していない場合には(図13:S2;NO)、ハッシュデータ計算部21は、アップロード対象の3Dモデル擬似コードのうち、可変許可領域26を除くコードに基づいて、ハッシュ値を計算する(図13:S3)。そして、ハッシュデータ計算部21は、計算したハッシュ値を3Dモデル擬似コードに付属するデータとして持たせる。次に、モデル改変確認部22は、3Dモデル擬似コードおよびハッシュ値を、モデルデータ記憶部23に、ダウンロード可能に格納する(図13:S5)。
一方、2次創作者が、モデル配信サーバ2からオリジナルの3Dモデル擬似コードをダウンロードした場合には、そのオリジナルの3Dモデル擬似コードは、ハッシュ値を有している。このように3Dモデルデータがハッシュ値を有している場合には(図13:S2;YES)、ハッシュデータ計算部21は、アップロード対象の3Dモデル擬似コードのうち、可変許可領域26を除くコードに基づいて、ハッシュ値を計算し、モデル改変確認部22は、計算したハッシュ値と、3Dモデル擬似コードが有しているハッシュ値とが一致するかどうかを判断する(図13:S6)。モデル改変確認部22は、これらのハッシュ値が一致すると判断した場合には(図13:S6;YES)、その3Dモデル擬似コードは、正当な改変が行われたと判断して、3Dモデル擬似コードおよびハッシュ値を、モデルデータ記憶部23に、ダウンロード可能に格納する(図13:S5)。
しかし、モデル改変確認部22は、これらのハッシュ値が一致しないと判断した場合には(図13:S6;NO)、その3Dモデル擬似コードは、不正な改変が行われたと判断して、3Dモデル擬似コード、つまり3Dモデルデータの受付を拒否する(図13:S7)。
このように、本実施形態によれば、オリジナルの3Dモデル制作者の意図に反する改変を防ぎつつ、2次創作者のデザインも尊重した3Dモデルの配信が可能になる。
(3Dサービスサーバ3におけるライブ配信受付処理)
次に、3Dサービスサーバ3におけるライブ配信受付処理について説明する。図14は、3Dサービスサーバ3におけるライブ配信受付処理のフローチャートである。
3Dサービスサーバ32の配信受付部30は、ライブ配信者端末4から、3Dモデルデータの指定と共にライブ配信のリクエストがあると、そのリクエストを受け付ける(図14:S10)。モデルデータダウンロード部31は、モデル配信サーバ2から、指定された3Dモデルデータのダウンロードを行う(図14:S11)。次に、モデル正当性確認部32は、ダウンロードした3Dモデルデータに正当性があるかどうかを判断する(図14:S11)。
モデル正当性確認部32は、ダウンロードした3Dモデルデータとしての3Dモデル擬似コードのうち、可変許可領域26を除くコードに基づいて、ハッシュ値を計算し、計算したハッシュ値と、3Dモデル擬似コードが有しているハッシュ値とが一致するかどうかを判断する。モデル正当性確認部32は、これらのハッシュ値が一致すると判断した場合には(図14:S12;YES)、ダウンロードした3Dモデル擬似コードをモデルデータ記憶部33に格納する(図14:S13)。そして、ライブ配信処理部34は、モデルデータ記憶部33に記憶された3Dモデル擬似コードを読み出し、ライブ配信者端末4からの指示に応じて3Dモデルを動かす等して、チャットや生放送などのライブ配信の処理を行う(図14:S14)。さらに、ライブ配信部35は、ライブ視聴者端末5に対して、チャットや生放送などのライブ配信を行う(図14:S15)。
しかし、モデル正当性確認部32は、上述したハッシュ値が一致しないと判断した場合には(図14:S12;NO)、ダウンロードした3Dモデル擬似コードは、不正な改変が行われたと判断して、ライブ配信を拒否する(図14:S16)。
このように、本実施形態によれば、オリジナルの3Dモデル制作者の意図に反して改変された3Dモデルによるライブ配信を防ぎつつ、2次創作者のデザインも尊重した3Dモデルによるライブ配信が可能になる。
以上のように、本実施形態によれば、3モデルデータのデータフォーマットに改変が許可された改変許可領域を明記することができるので、オリジナルの3Dモデル制作者の意図に反して3Dモデルの改変を防ぐことができる。また、3Dモデルの改変が正当か不正かの判断は、改変許可領域を除いた3Dモデル擬似コードに基づいてハッシュ値を計算し、オリジナルの3Dモデル擬似コードのハッシュ値と比較することにより行われる。したがって、3Dモデルの改変が正当か不正かの判断を容易かつ確実に行うことができる。
(実施例1)
次に、本発明を様々なビジネスに応用した実施例について説明する。まず、改変許可領域を広告領域とした実施例1について説明する。
実施例1では、基本となるオリジナルの3Dモデルデータは広告の効果などを考え、オリジナルデザインに対して邪魔にならない部分に広告を入れられるように改変許可領域を設定し、3Dモデルデータを作成する。
2次創作者は、オリジナルの3Dモデルデータを入手し、改変許可領域である広告領域に広告を入れたり、改変をしたりして独自性を出す改変を行い、2次著作物としての改変3Dモデルを制作する。そして、ライブ配信者は、2次著作物としての改変3Dモデルを使って、VRチャットなどのサービスを利用する。
このようなシステムにより、3Dモデルデザイナーは自分のデザインのオリジナリティを担保し、広告効果を考えた3Dモデルを設計できる。また、2次創作者はオリジナルデータを用いて許諾された範囲でのオリジナリティのあるデザインの創造が出来る。さらに、これらのデータを使ってライブ配信を行う場合、ハッシュ値のチェックにより不当に改変されたデータでないことを確認した上で、ライブ配信を行うことができ、安全性を担保出来る。
実施例1は、広告などでは有効な例となる。例えば、スポーツ選手の3Dアバターの場合を考えと、3Dアバターの胸にメインスポンサー、背中にサブスポンサー、両肩に3番目、4番目のスポンサー広告が入る等、広告位置によって利用料金を変更する等のビジネスモデルが考えられる。
このような広告モデルでは、前面にはチーム名などがデザインされることが多く、背中には背番号などがデザインされるため、自由な位置に広告を置くことを許可することは出来ない。このような状況であるため、3Dモデルデザイナーは広告効果を考えたデザインをすることが可能で、広告代理店(2次創作者)はスポンサーを後で改変して入れることができる。
また、肩などの3番目、4番目のスポンサーは試合や時期でこまめに入れ替えたりすることもでき、手間もかからないという利点がある。
上述した例は、一般的なスポーツ選手の3Dモデル(形状)を考えた場合であるが、動きデータ(決めポーズ)などの独特の動きを考慮した場合、つまり、形状データとモデルデータを考えてデザインした場合、通常の形状から考える位置と異なる位置の露出度が高くなる。本発明によれば、そのような従来と違う広告価値を生み出すことが可能であり、それをデザインの段階から組み込むことがでる。また、VRカメラで撮られた場合、カメラから移る領域が常に最大広告価値があるように、広告内容がカメラ位置に最適な配置に自動的に入れ替わるようなモデルを作ってもよい。
(実施例2)
実施例2は、改変許可領域に条件を持たせる例である。改変許可領域に条件を持たせることにより統一感を持たせることができる。例えば、3Dモデルデータが清涼飲料水C社のコスチュームを着た3Dモデルデータで、手に何かアイテムを持たせることが出来るモデルデータになっていた場合を考える。
その3DモデルデータがOSSとして配布され、それを用いた2次創作者やサービス会社が、3Dモデルの手にライバル会社P社の清涼のアイテムを手に持たすことを考えたとする。
実施例2では、3Dアバターの3Dモデルデータには、改変許可領域に属性が設定されており、また、組み付け用としている(手に持たそうとしている)3Dアイテムにも属性データが設定されている。
その場合、3Dアバターの改変許可領域についての条件を3Dサービスサーバ3に問い合わせ、問題ないかを問い合わせることで、3Dアバターと3Dアイテムの組み合わせの可否を判断することが出来、組み合わせによる問題を回避することができる。
また、上述した例は、広告での衝突の例ではあるが、属性データとしては、年齢制限や宗教的な属性などの記載により問題が起きないようにしてもよい。
(実施例3)
実施例3は、本発明のシステムと入札システムとを結びつけた例である。上述したような3Dモデルデータを使ってサービスを行う場合、広告を時期によって入札システムと結びつけ、モデルデータの広告位置をオークションするシステムと連動させることにより、効果的な広告システムが構築される。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。図15は、本実施形態における3Dモデル擬似コード、URL情報、およびハッシュ値の表示例を示す図である。本実施形態では、オリジナルの3Dモデルデータの改変するごとに、その改変の履歴をリスト化し追加することにより、複数次創作の改変の履歴と許諾の正当性を確認できる配布できるデータを創作できる。
改変された3Dモデルは、図15に示すように、履歴付き改変3Dモデル擬似コードで表される。この履歴付き改変3Dモデル擬似コードには、改変された履歴リストが、URL情報表示欄27,27a,27b、ハッシュ値表示欄28,28a,28bに表示される。
URL情報表示欄27には、オリジナルの3Dモデル擬似コードが格納されたモデル配信サーバ2のURLが表示される。また、ハッシュ値表示欄28には、3Dモデル擬似コードのうち、改変許可領域を除いたハッシュ値が表示される。
URL情報表示欄27aには、2次創作者により改変された3Dモデル擬似コードが格納されたモデル配信サーバ2のURLが表示される。また、ハッシュ値表示欄28aには、改変された3Dモデル擬似コードのうち、改変許可領域を除いたハッシュ値が表示される。
URL情報表示欄27bには、3次創作者により改変された3Dモデル擬似コードが格納されたモデル配信サーバ2のURLが表示される。また、ハッシュ値表示欄28bには、改変された3Dモデル擬似コードのうち、改変許可領域を除いたハッシュ値が表示される。
本実施形態によれば、2次創作者から受け取ったデータをもとに3次創作者が改変を行う場合でも、改変された3Dモデル擬似コードのうち、改変許可領域を除いたコードに基づいて計算したハッシュ値と、ハッシュ値表示欄28bに表示されたハッシュ値とを比較することにより、受け取ったデータがオリジナルの配布元の許諾の範囲で改変されたかどうかを確認することができる。
上述した実施形態では、3Dサービスの一例として、チャットや生放送(ライブ)などのリアルタイムで配信される3Dサービスに本発明を適用した態様について説明した。しかしながら、本発明はこのような態様に限定される訳ではなく、3Dモデルデータを用いるサービス全般に適用可能である。例えば、チャットや生放送(ライブ)されたものを、事後的に視聴する、いわゆるタイムシフト再生と呼ばれるサービスにも、本発明は適用可能である。タイムシフト再生とは、3Dモデルデータを用いて生配信を行った後、配信データを保存しておき、生配信と同様のVR(Virtual Reality)空間の視聴を後から行う形態のサービスである。タイムシフト再生の場合には、後から視聴するユーザがこの保存された配信データに一部改変や追加を行って、例えば自分がこのVR空間に参加しているコンテンツとして、以後他の視聴者が視聴できるようにすることも可能となっている。したがって、このようなタイムシフト再生を行う場合であって、保存された配信データに一部改変や追加を行う場合にも、上述したような本発明の改変の確認、および改変の正当性のチェックの手法を適用することができる。
(変形例)
以上の実施形態は例示であり、この発明の範囲から離れることなく様々な変形が可能である。
(変形例1)
上述した第1実施形態では、1つのハッシュ値を用いてのケースを説明しているが、オリジナル配布サイトで配布されている完全オリジナルと改変可能部分のハッシュ計算を除いて計算される2つのハッシュ値を用いても良い。
例えば、ハッシュ値表示欄に、改変許可領域26を含めた全ての3Dモデル擬似コードを用いたハッシュ値と、改変許可領域26を除いた3Dモデル擬似コードを用いたハッシュ値の2つのハッシュ値を表示してもよい。
このようにすれば、ハッシュ値の比較により、オリジナルの元データが全く改変されていないことを確認することができる。
インターネットでは2次創作したものが配布され改変されるが、この変形例によれば、改変の許諾範囲はオリジナルのデザイナーの意思が尊重した形で配布されることになる。つまり、改変し配布されるごとにデザイナーの意思を繋いだ3Dモデルとして創作し配布することができる。
例えば、オリジナルの3Dモデルの模様に使われるテクスチャ画像のリンクをオリジナルサイトにリンクとしておき、デフォルトの模様を提供する。そして、そのテクスチャ部分を改変可能とするようにしてもよい。
(変形例2)
VRM等の3Dモデル擬似コードは、柔軟な構造となっているため、上述した例では、without_hashの範囲に多くのことを詰め込み、予想外の改変が出来る可能性も否定できない。そのため、without_hash(3)のように数字を記入し、改変追記できるSyntaxの数を特定できるようにすればより安全性が担保できる。
上述した実施形態では、モデル配信サーバ2および3Dサービスサーバ3を物理的に別々に存在するサーバとして構成した態様について説明した。しかしながら、本発明はこのような態様に限定される訳ではなく、これらのサーバを全て一つのサーバで構成してもよいし、いずれか2種類のサーバを一つのサーバで構成してもよい。
上述した実施形態では、テキストでの擬似コードを用いて説明を行なったが、擬似コードが、ハフマン符号化などの可変長符号化されたバイナリ、またはビットストリームで表現されている場合にも本発明は適用可能である。
以上の態様に係る各サーバのプログラム、並びにライブ配信者端末4およびライブ視聴者端末5のアプリケーションプログラムは、コンピュータが読取可能な記録媒体に格納された形態で提供されてコンピュータにインストールされ得る。記録媒体は、例えば非一過性(non-transitory)の記録媒体であり、CD-ROM等の光学式記録媒体が好例であるが、半導体記録媒体や磁気記録媒体等の公知の任意の形式の記録媒体を包含し得る。なお、通信網を介した配信の形態で前述のプログラムを提供してコンピュータにインストールすることも可能である。
以上、本発明の実施形態に係る3Dモデルデータの管理システム、モデル配信サーバ、3Dサービスサーバ、3Dモデルデータの管理方法、モデル配信サーバのプログラム、および3Dサービスサーバのプログラムについて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
1 コンテンツ制作者端末
2 モデル配信サーバ
3 3Dサービスサーバ
4 ライブ配信者端末
5 ライブ視聴者端末
6 ネットワーク
10 表示部
11 コード表示欄
12 改変許可領域
13 URL情報表示欄
13−1 URL情報
14 ハッシュ値表示欄
14−1 ハッシュ値
20 モデルデータ受付部
21 ハッシュデータ計算部
22 モデル改変確認部
23 モデルデータ記憶部
24 モデルデータ配信部
25 コード表示欄
26 改変許可領域
27 URL情報表示欄
27−1 URL情報
28 ハッシュ値表示欄
28−1 ハッシュ値
29 不正に改変された部分
30 配信受付部
31 モデルデータダウンロード部
32 モデル改変確認部
33 モデルデータ記憶部
34 ライブ配信処理部
35 ライブ配信部
40 表示部
41 ダウンロードページ
42 サムネイル画像表示領域
43 改変チェック用情報表示欄
44 サムネイル画像
45 URL情報
46 ハッシュ値
47 改変された3Dモデルのサムネイル画像
48 胴体部分
60 3Dアバター
61 改変された3Dアバター
62 胴体部分
63 不正に改変された3Dアバター
64 顔部分
100 3Dサービス配信システム

Claims (8)

  1. 改変許可領域を設定可能な所定のコードにより記述された3Dモデルデータの制作に用いられるコンテンツ制作者端末と、
    前記コンテンツ制作者端末から前記3Dモデルデータのアップロードを受け付け、アップロードした3Dモデルデータをダウンロード可能に格納するモデル配信サーバと、
    3Dサービスの配信要求に応じて、前記モデル配信サーバから3Dモデルデータをダウンロードし、3Dサービスの配信を行う3Dサービスサーバと、を備える3Dモデルデータの管理システムであって、
    前記モデル配信サーバは、
    前記コンテンツ制作者端末からアップロード要求のあった3Dモデルデータがハッシュ値を有する場合には、前記改変許可領域を除いたコードに基づいてハッシュ値を計算するハッシュデータ計算部と、
    前記3Dモデルデータが有するハッシュ値と、前記ハッシュデータ計算部により計算したハッシュ値との一致を判断し、一致していない場合には、アップロード要求を拒否するモデル改変確認部と、を備え、
    前記3Dサービスサーバは、
    3Dサービスの配信要求のあった3Dモデルデータを、前記モデル配信サーバからダウンロードするモデルデータダウンロード部と、
    ダウンロードした3Dモデルデータが有するハッシュ値と、前記改変許可領域を除いたコードに基づいて計算したハッシュ値との一致を判断し、一致していない場合には、3Dサービスの配信を拒否するモデル正当性確認部と、を備える、
    3Dモデルデータの管理システム。
  2. 前記モデル配信サーバの前記ハッシュデータ計算部は、
    前記コンテンツ制作者端末からアップロード要求のあった3Dモデルデータがハッシュ値を有していない場合には、前記改変許可領域を除いたコードに基づいてハッシュ値を計算し、前記3Dモデルデータに、計算したハッシュ値を持たせる、
    請求項1に記載の3Dモデルデータの管理システム。
  3. 前記モデル配信サーバの前記ハッシュデータ計算部は、
    前記コンテンツ制作者端末からアップロード要求のあった3Dモデルデータがハッシュ値を有していない場合には、前記改変許可領域を含めたコードに基づいて第1のハッシュ値を計算し、前記3Dモデルデータに、計算した第1のハッシュ値を持たせ、
    前記コンテンツ制作者端末からアップロード要求のあった3Dモデルデータが第1のハッシュ値を有している場合には、前記改変許可領域を除いたコードに基づいて第2のハッシュ値を計算し、前記3Dモデルデータに、計算した第2のハッシュ値を持たせ、
    前記モデル配信サーバの前記モデル改変確認部は、
    前記3Dモデルデータが有する前記第2のハッシュ値と、前記改変許可領域を除いたコードに基づいて計算したハッシュ値との一致を判断し、一致していない場合には、アップロード要求を拒否し、
    前記3Dサービスサーバの前記モデル正当性確認部は、
    ダウンロードした前記3Dモデルデータが有する第2のハッシュ値と、前記改変許可領域を除いたコードに基づいて計算したハッシュ値との一致を判断し、一致していない場合には、3Dサービスの配信を拒否する、
    請求項1に記載の3Dモデルデータの管理システム。
  4. 改変許可領域を設定可能な所定のコードにより記述された3Dモデルデータの制作に用いられるコンテンツ制作者端末と、前記コンテンツ制作者端末から前記3Dモデルデータのアップロードを受け付け、アップロードした3Dモデルデータをダウンロード可能に格納するモデル配信サーバと、3Dサービスの配信要求に応じて、前記モデル配信サーバから3Dモデルデータをダウンロードし、3Dサービスの配信を行う3Dサービスサーバと、を備える3Dモデルデータの管理システムにおける前記モデル配信サーバであって、
    前記コンテンツ制作者端末からアップロード要求のあった3Dモデルデータがハッシュ値を備えている場合には、前記改変許可領域を除いたコードに基づいてハッシュ値を計算するハッシュデータ計算部と、
    前記3Dモデルデータが備えているハッシュ値と、ハッシュデータ計算部により計算したハッシュ値との一致を判断し、一致していない場合には、アップロード要求を拒否するモデル改変確認部と、を備える、
    モデル配信サーバ。
  5. 改変許可領域を設定可能な所定のコードにより記述された3Dモデルデータの制作に用いられるコンテンツ制作者端末と、前記コンテンツ制作者端末から前記3Dモデルデータのアップロードを受け付け、アップロードした3Dモデルデータをダウンロード可能に格納するモデル配信サーバと、3Dサービスの配信要求に応じて、前記モデル配信サーバから3Dモデルデータをダウンロードし、3Dサービスの配信を行う3Dサービスサーバと、を備える3Dモデルデータの管理システムにおける前記3Dサービスサーバであって、
    3Dサービスの配信要求のあった3Dモデルデータを、前記モデル配信サーバからダウンロードするモデルデータダウンロード部と、
    ダウンロードした3Dモデルデータが備えているハッシュ値と、前記改変許可領域を除いたコードに基づいて計算したハッシュ値との一致を判断し、一致していない場合には、3Dサービスの配信を拒否するモデル正当性確認部と、を備える、
    3Dサービスサーバ。
  6. 改変許可領域を設定可能な所定のコードにより記述された3Dモデルデータの制作に用いられるコンテンツ制作者端末と、前記コンテンツ制作者端末から前記3Dモデルデータのアップロードを受け付け、アップロードした3Dモデルデータをダウンロード可能に格納するモデル配信サーバと、3Dサービスの配信要求に応じて、前記モデル配信サーバから3Dモデルデータをダウンロードし、3Dサービスの配信を行う3Dサービスサーバと、を備える3Dモデルデータの管理システムにおける3Dモデルデータの管理方法であって、
    前記モデル配信サーバにおいては、
    前記コンテンツ制作者端末からアップロード要求のあった3Dモデルデータがハッシュ値を有する場合には、前記改変許可領域を除いたコードに基づいてハッシュ値を計算するステップと、
    前記3Dモデルデータが有するハッシュ値と、前記ハッシュデータ計算部により計算したハッシュ値との一致を判断するステップと、
    一致していない場合には、アップロード要求を拒否するステップと、を備え、
    前記3Dサービスサーバにおいては、
    3Dサービスの配信要求のあった3Dモデルデータを、前記モデル配信サーバからダウンロードするステップと、
    ダウンロードした3Dモデルデータが有するハッシュ値と、前記改変許可領域を除いたコードに基づいて計算したハッシュ値との一致を判断するステップと、
    一致していない場合には、3Dサービスの配信を拒否するステップと、を備える、
    3Dモデルデータの管理方法。
  7. 改変許可領域を設定可能な所定のコードにより記述された3Dモデルデータの制作に用いられるコンテンツ制作者端末と、前記コンテンツ制作者端末から前記3Dモデルデータのアップロードを受け付け、アップロードした3Dモデルデータをダウンロード可能に格納するモデル配信サーバと、3Dサービスの配信要求に応じて、前記モデル配信サーバから3Dモデルデータをダウンロードし、3Dサービスの配信を行う3Dサービスサーバと、を備える3Dモデルデータの管理システムにおける前記モデル配信サーバのプログラムであって、
    前記プログラムは、コンピュータを、
    前記コンテンツ制作者端末からアップロード要求のあった3Dモデルデータがハッシュ値を備えている場合には、前記改変許可領域を除いたコードに基づいてハッシュ値を計算するハッシュデータ計算部、および、
    前記3Dモデルデータが備えているハッシュ値と、ハッシュデータ計算部により計算したハッシュ値との一致を判断し、一致していない場合には、アップロード要求を拒否するモデル改変確認部として機能させる、
    モデル配信サーバのプログラム。
  8. 改変許可領域を設定可能な所定のコードにより記述された3Dモデルデータの制作に用いられるコンテンツ制作者端末と、前記コンテンツ制作者端末から前記3Dモデルデータのアップロードを受け付け、アップロードした3Dモデルデータをダウンロード可能に格納するモデル配信サーバと、3Dサービスの配信要求に応じて、前記モデル配信サーバから3Dモデルデータをダウンロードし、3Dサービスの配信を行う3Dサービスサーバと、を備える3Dモデルデータの管理システムにおける前記3Dサービスサーバのプログラムであって、
    前記プログラムは、コンピュータを、
    3Dサービスの配信要求のあった3Dモデルデータを、前記モデル配信サーバからダウンロードするモデルデータダウンロード部、および、
    ダウンロードした3Dモデルデータが備えているハッシュ値と、前記改変許可領域を除いたコードに基づいて計算したハッシュ値との一致を判断し、一致していない場合には、3Dサービスの配信を拒否するモデル正当性確認部として機能させる、
    3Dサービスサーバのプログラム。
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