JP6745472B2 - 照明システム - Google Patents

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Description

本発明は、照明システムに関し、より詳細には照明器具を含む照明システムに関する。
従来、建物(特に住宅)の室内においては、天井(天井仕上材)に先行配線されている引掛シーリングに照明器具が取り付けられていた。つまり、天井に取り付けられる照明器具は、引掛シーリングの配設箇所にしか設置されることがなかった。
これに対して、照明器具の取付位置を変更したいという要望があり、特許文献1に記載されているLED照明用天井などが提案されている。特許文献1記載のLED照明用天井は、天井下地材の下面に、プラスターボードを介して取り付けられている。LED照明用天井の天井面には、複数の取付孔がグリッド状に形成されている。これに対応して、LED照明器具の上面側には、受電部及び固定用ダボが立設されている。受電部及び固定用ダボが取付孔に差し込まれれば、電気的接続状態が確保される。従って、LED照明器具の取付位置を任意に変更できる。
特開2010−129390号公報
しかしながら、特許文献1記載のLED照明用天井が施工されていない既存の建物においては、照明器具の取付位置を任意に変更可能とすることは困難である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされており、既存の建物においても照明器具の取付位置を任意に変更可能とすることを目的とする。
本発明の証明システムは、少なくとも1つの電力変換ユニットと、1つ又は複数の照明器具と、1つ又は複数の給電ユニットとを有し、前記電力変換ユニットは、建物の造営材に設けられている給電用の配線器具と電気的に接続され、前記配線器具を通じて給電される交流電力を直流電力に変換して前記給電ユニットに出力するように構成され、前記給電ユニットは、前記電力変換ユニットから前記照明器具に向かう往きの電流が流れる第1導体と、前記照明器具から前記電力変換ユニットに向かう戻りの電流が流れる第2導体とを備えて前記造営材の表面に沿うように配置され、前記照明器具は、取付部材によって前記造営材に取り付けられ、前記第1導体と電気的に接続される第1接続端子と、前記第2導体と電気的に接続される第2接続端子と、前記第1接続端子と前記第2接続端子の間に電気的に接続される1つ又は複数の光源と、前記第1接続端子、前記第2接続端子及び前記光源を保持して前記造営材の表面に配置される器具本体とを備え、前記第1接続端子並びに前記第2接続端子は、前記第1導体及び前記第2導体の任意の位置で電気的に接続可能に構成されており、前記給電ユニットは、金属製の線材で形成され、かつ、電気的な絶縁性を有する絶縁体で被覆されていない前記第1導体及び前記第2導体が、前記造営材の表面において、互いに並行して張り渡されるように構成されており、前記取付部材は、矩形箱状のベース部と、前記ベース部に設けられ、前記第1接続端子及び前記第2接続端子と電気的に接続される一対の端子金具とを有し、前記一対の端子金具の間隔は、前記第1導体と前記第2導体の間隔よりも広く、前記一対の端子金具は、前記第1導体と前記第2導体の間隔を広げるようにして前記第1導体及び前記第2導体に対して径方向から圧接するとを特徴とする。
本発明の照明システムは、既存の建物においても照明器具の取付位置を任意に変更可能とすることができるという効果がある。
本発明の一実施形態に係る照明システムのシステム構成図である。 本発明の一実施形態に係る照明システムにおける電力変換ユニットの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る照明システムにおける電力変換ユニットの回路ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る照明システムにおける照明器具の分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る照明システムにおける給電ユニットを示し、図5Aは一部省略した斜視図、図5Bは一部省略した断面図である。 本発明の一実施形態に係る照明システムにおける給電ユニットを示す一部省略した正面図である。 図7Aは、本発明の一実施形態に係る照明システムにおける照明器具及び給電ユニットを示す斜視図であり、図7Bは、本発明の一実施形態に係る照明システムにおける給電ユニットを示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る照明システムにおける照明器具の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る照明システムにおける給電ユニットの巻取部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る照明システムにおける照明器具及び給電ユニットを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る照明システムにおける給電ユニットのジョイントボックスを示し、図11Aは前方から見た斜視図、図11Bは後方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係る照明システムにおける給電ユニットの一部省略した正面図である。 本発明の一実施形態に係る照明システムにおける照明器具を示し、図13Aは点灯回路を含む全体の回路図、図13Bは定電流回路の回路図である。 本発明の一実施形態に係る照明システムの変形例を示すシステム構成図である。 本発明の一実施形態に係る照明システムの変形例における照明器具及び給電ユニットの断面図である。
以下、本実施形態に係る照明システムXについて、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施形態で説明する構成は本発明の一例にすぎない。本発明は、以下の実施形態に限定されず、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
本実施形態に係る照明システムXは、図1に示すように、電力変換ユニット1と、複数の照明器具2と、複数の給電ユニット3とを有している。電力変換ユニット1は、建物の造営材に設けられている給電用の配線器具と電気的に接続されている。給電用の配線器具は、例えば、住宅の天井(天井仕上材)Sに配設されている引掛シーリング4である。引掛シーリング4は、天井裏などに先行配線されている電灯線に電気的に接続され、電灯線を通して電力系統から交流電力が供給(給電)されている。
電力変換ユニット1は、図2に示すように、円筒形のハウジング10を有している。ハウジング10は、例えば、合成樹脂のような電気絶縁性を有する材料で形成されることが好ましい。ハウジング10の天面には、一対の引掛刃11が突出している。すなわち、電力変換ユニット1は、これら一対の引掛刃11で引掛シーリング4の引掛刃用刃受部にかん合することにより、引掛シーリング4と電気的及び機械的に接続される。
また、電力変換ユニット1は、図3に示すように、入力回路12、給電回路13、レセプタクルコネクタ14などを備えている。入力回路12は、例えば、フィルタ回路、全波整流器、力率改善回路(昇圧チョッパ回路)などで構成されている。すなわち、入力回路12は、電力系統ACから電灯線を介して供給される交流の電圧及び電流を全波整流器で全波整流し、全波整流器から入力される脈流電圧を力率改善回路で昇圧するように構成されている。なお、フィルタ回路は、力率改善回路におけるスイッチング動作に起因した高周波ノイズが電灯線に漏れ出すことを抑制するように構成されている。そして、入力回路12の出力端には、複数(図示例では4つ)の給電回路13が電気的に並列接続されている。
これら4つの給電回路13は、例えば、降圧チョッパ回路などのDC/DCコンバータであって、入力回路12から出力される高圧の直流電圧を低圧の直流電圧に変換(降圧)するように構成されている。なお、給電回路13は、数ボルトから十数ボルト程度の低い直流電圧を出力するように構成されることが好ましい。また、これら4つの給電回路13の出力端には、4つのレセプタクルコネクタ14がそれぞれ電気的に接続されている。これら4つのレセプタクルコネクタ14は、2つのコンタクト受けと、これら2つのコンタクト受けを支持するコネクタハウジングとを有している。そして、2つのコンタクト受けは、給電回路13の正極の出力端子と、負極の出力端子とに各別かつ電気的に接続されている。
入力回路12及び4つの給電回路13は、トランジスタや抵抗、コンデンサなどの回路部品がプリント配線板に実装されて構成されている。また、4つのレセプタクルコネクタ14もプリント配線板に実装されている。そして、回路部品及びレセプタクルコネクタ14が実装されたプリント配線板は、ハウジング10内に収容されている。ただし、4つのレセプタクルコネクタ14は、図2に示すように、ハウジング10の天面における周縁近傍に設けられている4つの孔100からハウジング10の外に臨むようにハウジング10内に収容されている。
照明器具2は、光源20、器具本体21、取付板22などを備えている(図3及び図4参照)。光源20は、例えば、複数個の発光ダイオード200の直列回路が実装基板に実装されて構成されている(図3参照)。ただし、光源20は、発光ダイオード200以外の発光素子、例えば、有機エレクトロルミネセンス素子などで構成されてもよい。また、実装基板には、レセプタクルコネクタ23が実装されている。このレセプタクルコネクタ23は、正極と負極の2つのコンタクト受けを有している。正極のコンタクト受け(第1接続端子に相当)は、光源20の正極(発光ダイオード200のアノード)と電気的に接続されている。負極のコンタクト受け(第2接続端子に相当)は、光源20の負極(発光ダイオード200のカソード)と電気的に接続されている。ただし、実装基板に2つのレセプタクルコネクタ23が実装されてもよい。これら2つのレセプタクルコネクタ23は、正極のコンタクト受けが光源の20の正極に並列接続され、負極のコンタクト受けが光源20の負極に並列接続されることが好ましい。つまり、2つのレセプタクルコネクタ23は、給電ユニット3を送り配線するように構成されることが好ましい。
器具本体21は、合成樹脂によって円筒形状に形成され、内部に光源20及びレセプタクルコネクタ23を収容している。また、器具本体21は、底面(下面)に円形の窓孔210が設けられ、この窓孔210を塞ぐようにカバー211が取り付けられている。カバー211は、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂などの透光性を有する合成樹脂材料で円盤状に形成されている。そして、光源20から放射される光(照明光)は、カバー211を通して器具本体21の外に出射される。さらに、器具本体21の側壁(周壁)には、一対の引掛孔212が間隔を空けて開口している(図4参照)。これら一対の引掛孔212は、器具本体21の側壁を貫通した矩形状に形成されることが好ましい。また、器具本体21の側壁において、一対の引掛孔212から周方向に沿ってほぼ等距離の位置に、レセプタクルコネクタ23の差込口が露出している(図4参照)。
取付板22は、金属板若しくは合成樹脂成形体によって円盤状に形成されている。取付板22は、一対の丸孔に挿通されるねじ220で天井Sに固定されている(図4参照)。また、取付板22は、一対の引掛部221が法線方向に突出するように設けられている。一対の引掛部221は、鉤形に形成されている。これら一対の引掛部221は、先端部分が器具本体21の一対の引掛孔212に内側から挿入されて引っ掛かるように構成されている。つまり、器具本体21は、一対の引掛部221が一対の引掛孔212にそれぞれ引っ掛けられることによって、取付板22に取り付けられる。
給電ユニット3は、例えば、2心の電気ケーブル30と、電気ケーブル30の両端に設けられている2つのプラグコネクタ31とを有している(図3参照)。電気ケーブル30は、例えば、軟銅線からなる導体(第1導体300及び第2導体301)が電気絶縁性を有する合成樹脂(絶縁体)で被覆された2本の電線がシースで覆われて構成されている。また、2つのプラグコネクタ31は、電気ケーブル30の両端に、それぞれ設けられている。より詳細には、プラグコネクタ31は、2つのコンタクトを有しており、それら2つのコンタクトに第1導体300及び第2導体301が各別かつ電気的に接続されている。そして、これらのプラグコネクタ31は、電力変換ユニット1のレセプタクルコネクタ14、及び照明器具2のレセプタクルコネクタ23の双方と挿抜可能に接続される(図3参照)。なお、給電ユニット3は、両面テープやケーブルホルダなどの固定部材によって天井Sに固定されることが好ましい。
次に、本実施形態に係る照明システムXを住宅の天井Sに施工する手順について、説明する。まず、施工作業を行う作業者は、天井Sに配設されている引掛シーリング4に電力変換ユニット1を取り付ける。続いて、作業者は、天井Sの所望の位置に照明器具2の取付板22を固定し、さらに、取付板22に器具本体21を取り付ける。それから、作業者は、電力変換ユニット1のレセプタクルコネクタ14に給電ユニット3の一方のプラグコネクタ31を差込接続し、かつ、照明器具2のレセプタクルコネクタ23に給電ユニット3の他方のプラグコネクタ31を差込接続する。作業者は、全ての照明器具2について、給電ユニット3との接続作業を実施する。ただし、作業者は、1つの照明器具2に設けられている2つのレセプタクルコネクタ23にそれぞれ別の給電ユニット3のプラグコネクタ31を差込接続することにより、複数の照明器具2に給電ユニット3を送り配線してもよい。このようにして、本実施形態に係る照明システムXの施工作業が完了する。なお、照明器具2の取付箇所は天井Sに限定されず、壁や床などの天井S以外の造営材であってもよい。
従来は、照明器具の取付場所が引掛シーリング4の設置位置に制約されていた。それに対して本実施形態に係る照明システムXでは、引掛シーリング4の設置位置に制約されることなく、照明器具2を造営材(天井S、壁、床など)の任意の場所に設置することができる。つまり、本実施形態に係る照明システムXは、既存の建物においても照明器具2の取付位置を任意に変更可能とすることができる。
上述のように本実施形態に係る照明システムXは、少なくとも1つの電力変換ユニット1と、1つ又は複数の照明器具2と、1つ又は複数の給電ユニット3とを有している。電力変換ユニット1は、建物の造営材(天井S)に設けられている給電用の配線器具(引掛シーリング4)と電気的に接続されるように構成されている。また、電力変換ユニット1は、配線器具(引掛シーリング4)を通じて給電される交流電力を直流電力に変換して給電ユニット3に出力するように構成されている。給電ユニット3は、電力変換ユニット1から照明器具2に向かう往きの電流が流れる第1導体300と、照明器具2から電力変換ユニット1に向かう戻りの電流が流れる第2導体301とを備えている。また、給電ユニット3は、造営材の表面(天井面)に沿うように配置されている。照明器具2は、第1導体300と電気的に接続される第1接続端子(レセプタクルコネクタ23の正極のコンタクト受け)と、第2導体301と電気的に接続される第2接続端子(レセプタクルコネクタ23の負極のコンタクト受け)とを備えている。また、照明器具2は、第1接続端子と第2接続端子の間に電気的に接続される1つ又は複数の光源20と、第1接続端子、第2接続端子及び光源20を保持して造営材の表面(天井面)に配置される器具本体21とを備えている。
本実施形態に係る照明システムXが上述のように構成されれば、配線器具(引掛シーリング4)の設置位置に制約されることなく、照明器具2を造営材(天井S、壁、床など)の任意の場所に設置することができる。その結果、本実施形態に係る照明システムXは、既存の建物においても照明器具2の取付位置を任意に変更可能とすることができる。
ここで、照明器具2は、取付板22に代えて、図5Aに示す取付部材24によって造営材(例えば、天井S)に取り付けられてもよい。取付部材24は、一対の端子金具240と、ベース部241と、支持部242とを有している。
ベース部241は、合成樹脂のような電気絶縁性を有する材料で直方体状に形成されている。また、ベース部241は、長手方向の両端に、半円柱面状に凹んだねじ挿通溝2410が設けられている。さらに、ベース部241は、長手方向の中央に、おおよそ半円筒形の凹部2411が長手方向に並べて設けられている。
支持部242は、電気絶縁性を有する合成樹脂材料により、一対の端子金具240がインサート成形されて直方体状に形成されている。また、支持部242は、ベース部241と同様に、長手方向の両端に、半円筒形に凹んだねじ挿通溝2420が設けられている。さらに、支持部242は、長手方向の中央に、おおよそ半円筒形の凹部2421が長手方向に並べて設けられている。
端子金具240は、引掛刃2400と、差込刃2401と、連結部2402とを有している(図5A及び図5B参照)。引掛刃2400は、レセプタクルコネクタ23の代わりに器具本体21に設けられている引掛刃用刃受部とかん合するように構成されている。より詳細には、引掛刃2400は、円柱の先端に円盤状の刃が一体に形成されて構成されている。差込刃2401は、先端が半円弧状に凹んだ矩形の板状に形成されている(図5B参照)。連結部2402は、鉤形に形成され、引掛刃2400と差込刃2401とを連結している。なお、引掛刃2400、差込刃2401及び連結部2402は、金属材料によって一体に形成されることが好ましい。これら一対の端子金具240は、図5Bに示すように、引掛刃2400と差込刃2401をそれぞれ反対側へ突出させるようにして、連結部2402が支持部242にインサート成形されている。
ここで、給電ユニット3は、2本の被覆電線32が並行するようにして造営材(例えば、天井S)の表面に張り渡されている(図5A参照)。ただし、これら2本の被覆電線32は、造営材の表面(天井面)と平行に張り渡されることが好ましい。取付部材24は、ベース部241の凹部2411と支持部242の凹部2421とで2本の被覆電線32をそれぞれ径方向に挟み込むようにして造営材(天井S)に固定される(図5A参照)。このとき、支持部242の2つの凹部2421からそれぞれ突出している端子金具240の一対の差込刃2401が、2本の被覆電線32の被覆321を突き破って、それぞれの導体320(第1導体及び第2導体)に接触導通する。そして、造営材(天井S)に固定された取付部材24の端子金具240の一対の引掛刃2400が、器具本体21の一対の引掛刃用刃受部にかん合されれば、照明器具2が取付部材24に取り付けられる。ゆえに、照明器具2の一対の引掛刃用刃受部(第1接続端子及び第2接続端子)は、一対の端子金具240を介して給電ユニット3の2本の被覆電線32のそれぞれの導体320(第1導体及び第2導体)と電気的に接続される。つまり、照明器具2は、取付部材24により、給電ユニット3の任意の位置に電気的かつ機械的に接続されるので、取付位置が容易に変更可能である。
また、照明器具2は、図6に示す取付部材25によって造営材(例えば、天井S)に取り付けられてもよい。取付部材25は、一対の端子金具250と、ベース部251とを有している。ベース部251は、一面(前面)が開口した矩形の箱状に形成されている。ベース部251は、短手方向に対向する一対の側壁に、それぞれ一対の溝2510が平行に設けられている。また、ベース部251は、底壁の中央にねじ挿通孔が設けられており、このねじ挿通孔に挿通されるねじ252によって、造営材(天井Sなど)に固定される。一対の端子金具250は、円柱状の軸部2500と、軸部2500の前端に設けられている円盤状の引掛刃2501とをそれぞれ有している。これら一対の端子金具250は、それぞれの軸部2500がベース部251の底壁にインサート成形されることによって、底壁から前方へ突出するように設けられている。ただし、一対の端子金具250は、ベース部251の長手方向に沿ったねじ挿通孔(ねじ252)の両側であり、かつ、一対の側壁における一対の溝2510の間隔よりも広い間隔を空けて配置されている(図6参照)。
一方、給電ユニット3は、絶縁体で被覆されていない2本の裸電線33(第1導体及び第2導体)が並行するように、がいし(碍子 insulator)によって造営材(例えば、天井S)の表面に張り渡されている(図6参照)。また、これら2本の裸電線33は、造営材の表面(天井面)と平行に張り渡されることが好ましい。取付部材25は、ベース部251のそれぞれ一対の溝2510に2本の裸電線33が各別に挿通された状態で、2本の裸電線33と造営材の表面(天井面)との間に配置されている。これら2本の裸電線33は、ベース部251の内部において、一対の端子金具250の軸部2500にそれぞれ引っ掛けられている(図6参照)。そして、一対の端子金具250の間隔が一対の溝2510の間隔よりも広いので、2本の裸電線33は、それぞれ端子金具250の軸部2500と接触導通する。なお、取付部材25は、ねじ252で造営材に固定されない状態においては、2本の裸電線33が溝2510に挿通され、かつ、軸部2500に引っ掛けられたまま、2本の裸電線33に沿って自由に移動可能である。
そして、造営材(天井S)に固定された取付部材25の端子金具250の一対の引掛刃2501が、器具本体21の一対の引掛刃用刃受部にかん合されれば、照明器具2が取付部材25に取り付けられる。ゆえに、照明器具2の一対の引掛刃用刃受部(第1接続端子及び第2接続端子)は、一対の端子金具250を介して給電ユニット3の2本の裸電線33(第1導体及び第2導体)と電気的に接続される。つまり、照明器具2は、取付部材25により、給電ユニット3の任意の位置に電気的かつ機械的に接続されるので、取付位置が容易に変更可能である。
また、給電ユニット3は、図7A及び図7Bに示すように、平角銅線からなる第1導体340及び第2導体341が直方体状の絶縁体342で被覆されている電気ケーブル34で構成されてもよい。このような給電ユニット3は、例えば、ケーブルホルダなどの固定部材によって造営材の表面(天井面など)に固定されることが好ましい。
一方、照明器具2は、器具本体21から導出される2本の電線26と、これら2本の電線26の先端に各別に設けられている第1接続端子260及び第2接続端子261とを備えている。第1接続端子260及び第2接続端子261は、それぞれ端子ピン2600、2610と、支持体2601、2611とを有している。端子ピン2600、2610は、銅又は銅合金によって円錐状に形成されることが好ましい。支持体2601、2611は、合成樹脂材料によって円盤状に形成されることが好ましい。また、支持体2601、2611は、片側の面における中心付近から立ち上がるように端子ピン2600、2610を支持している。なお、支持体2601、2611は、2本の電線26の導体と端子ピン2600、2610とを各別かつ電気的に接続するための金属体がインサート成形されることが好ましい。そして、第1接続端子260及び第2接続端子261は、画鋲のように端子ピン2600、2610が絶縁体342に突き刺されることにより、端子ピン2600、2610が第1導体340及び第2導体341に接触導通する(図7B参照)。ゆえに、照明器具2は、2本の電線26と第1接続端子260及び第2接続端子261を通して、給電ユニット3の第1導体340及び第2導体341と電気的に接続されて給電される。あるいは、図8に示すように、円錐状の第1接続端子213及び第2接続端子214が器具本体21に設けられてもよい。この場合、照明器具2は、第1接続端子213及び第2接続端子214が絶縁体342に突き刺されることにより、第1導体340及び第2導体341に電気的に接続されるとともに、絶縁体342に機械的に保持されることが好ましい。
上述のように本実施形態に係る照明システムXにおいて、第1接続端子(引掛刃用引掛部、260、213)は、第1導体(導体320、裸電線33、340)の任意の位置で電気的に接続可能に構成されていることが好ましい。同じく、第2接続端子(引掛刃用引掛部、261、214)は、第2導体(導体320、裸電線33、341)の任意の位置で電気的に接続可能に構成されていることが好ましい。
本実施形態に係る照明システムXが上述のように構成されれば、照明器具2の設置場所の自由度を高めることができる。
また、本実施形態に係る照明システムXにおいて、給電ユニット3は、電気的な絶縁性を有して第1導体(320、340)及び第2導体(320、341)を被覆する絶縁体(321、342)を備えることが好ましい。第1接続端子(端子金具240)及び第2接続端子(端子金具240)は、絶縁体を突き破って第1導体及び第2導体とそれぞれ接触導通するように構成されていることが好ましい。
本実施形態に係る照明システムXが上述のように構成されれば、給電ユニット3の任意の箇所に、第1接続端子及び第2接続端子が容易に接続可能となって、照明器具2の設置場所の自由度をさらに高めることができる。
さらに、本実施形態に係る照明システムXにおいて、給電ユニット3は、金属製の線材で形成されている第1導体及び第2導体(裸電線33)が、造営材(天井S)の表面において、互いに並行して張り渡されるように構成されていることが好ましい。第1接続端子及び第2接続端子(端子金具250)は、第1導体及び第2導体(裸電線33)に対して径方向から圧接するように構成されていることが好ましい。
本実施形態に係る照明システムXが上述のように構成されれば、第1導体及び第2導体(裸電線33)の任意の箇所に、第1接続端子及び第2接続端子が容易に接続可能となって、照明器具2の設置場所の自由度をさらに高めることができる。
ところで、給電ユニット3は、電力変換ユニット1からの距離を可変とするように構成されることが好ましい。例えば、給電ユニット3は、2心の電気ケーブル30と、電気ケーブル30が巻き取られる巻取部35とを備えることが好ましい。巻取部35は、例えば、図9に示すような合成樹脂成形体で構成されることが好ましい。より詳細には、巻取部35は、長手方向に対向する両側壁に矩形の窓350が設けられ、かつ、短手方向に対向する両側壁に、長手方向に沿った溝351がそれぞれ設けられている。これら一対の溝351は、長手方向の両端において、長手方向に対向する両側壁の窓350と繋がっている。さらに、巻取部35は、奥行き方向(長手方向及び短手方向と直交する方向)に沿った軸を有し、軸を除く内部が空洞となるように形成されている。電気ケーブル30は、一対の窓350及び一対の溝351を通して軸に巻き回されることで巻取部35に巻き取られている。ゆえに、給電ユニット3は、巻取部35における電気ケーブル30の巻き取り量が調整されることによって、電力変換ユニット1からの距離が可変となり、照明器具2の設置場所の自由度を高めることができる。
ここで、巻取部は、図10に示すように、照明器具2の器具本体21に設けられてもよい。巻取部は、器具本体21の周方向に沿って、電気ケーブル30を巻き取るように構成されている。ただし、巻取部は、器具本体21に対して回転可能に設けられ、双方向に回転することによって、電気ケーブル30の巻き取り及び送り出しを行うように構成されてもよい。なお、器具本体21は、L字形の突起216を有し、この突起216に送り配線用のレセプタクルコネクタ23が設けられることが好ましい。あるいは、巻取部は、電力変換ユニット1のハウジング10内に設けられてよい。
本実施形態に係る照明システムXにおいて、給電ユニット3は、電力変換ユニット1からの距離(長さ)を可変とするように構成されていることが好ましい。
本実施形態に係る照明システムXが上述のように構成されれば、電力変換ユニット1から照明器具2までの配線長が可変となることによって、照明器具2の設置場所の自由度をさらに高めることができる。
また、本実施形態に係る照明システムXにおいて、給電ユニット3は、2心以上の電気ケーブル30と、電気ケーブル30が巻き取られる巻取部35とを備えることが好ましい。電気ケーブル30の心線で第1導体300及び第2導体301が構成されていることが好ましい。
本実施形態に係る照明システムXが上述のように構成されれば、電気ケーブル30の余長分を巻取部35に巻き取らせることにより、電気ケーブル30の余長処理が簡素化される。
さらに、本実施形態に係る照明システムXにおいて、巻取部は、器具本体21に設けられていることが好ましい。
本実施形態に係る照明システムXが上述のように構成されれば、造営材の表面に巻取部の固定箇所を確保する必要がないので、照明器具2の設置場所の自由度をさらに高めることができる。
またさらに、本実施形態に係る照明システムXにおいて、照明器具2は、電気ケーブル30と電気的に接続されているレセプタクルコネクタ23を備えることが好ましい。レセプタクルコネクタ23と電気的に接続されるプラグコネクタ31が電気ケーブル30に設けられていることが好ましい。
本実施形態に係る照明システムXが上述のように構成されれば、照明器具2と給電ユニット3(の電気ケーブル30)との電気的な接続作業が簡素化される。
さらに、本実施形態に係る照明システムXにおいて、巻取部は、電力変換ユニット1に設けられていることが好ましい。
本実施形態に係る照明システムXが上述のように構成されれば、造営材の表面に巻取部の固定箇所を確保する必要がないので、照明器具2の設置場所の自由度をさらに高めることができる。
また、給電ユニット3は、図11A及び図11Bに示すようなジョイントボックス36を有していてもよい。ジョイントボックス36は、合成樹脂成形体からなる直方体状のハウジング360と、複数(図示例では4つ)のレセプタクルコネクタ361とを備えている。これら4つのレセプタクルコネクタ361は、それぞれ正極用のコンタクト受けと、負極用のコンタクト受けとを有している。4つの正極用のコンタクト受けは、金属製の導電板によって電気的に接続されている。同じく、4つの負極用のコンタクト受けは、金属製の導電板によって電気的に接続されている。ハウジング360は、4つのレセプタクルコネクタ361と、正極用及び負極用の導電板とを収容するように構成されている。給電ユニット3は、電気ケーブル30の先端に設けられているプラグコネクタ31がジョイントボックス36のレセプタクルコネクタ361に差込接続されることにより、第1導体及び第2導体を分岐することができる。なお、ジョイントボックス36のハウジング360は、両面テープやねじ止めなどの適宜の方法で造営材(天井Sなど)の表面に固定されることが好ましい。また、照明器具2の器具本体21は、ねじ止めなどにより、ジョイントボックス36のハウジング360に取り付けられても構わない。
さらに、給電ユニット3は、図12に示すように、2つの電気ケーブル34(34A、34B)の端部同士が厚み方向に重ねられた状態で、2本の木ねじ343によってそれぞれの端部が造営材(天井S)にねじ止めされて結合されてもよい。このとき、2つの電気ケーブル34A、34Bは、それぞれの長手方向を交差(図示例では直交)させるように配置されることが好ましい。ここで、2本の木ねじ343は金属製であって、2つの電気ケーブル34A、34Bの第1導体340及び第2導体341をそれぞれ貫通して造営材(天井S)にねじ込まれている。つまり、2つの電気ケーブル34A、34Bの第1導体340及び第2導体341は、それぞれ木ねじ343を介して電気的に接続されている。ただし、一方の電気ケーブル34Aの端部以外の部位(例えば、中央部)に他方の電気ケーブル34Bの端部あるいは端部以外の部位が結合されてもよい。このように2つの電気ケーブル34A、34Bが連結されれば、照明器具2の設置場所の自由度をさらに高めることができる。また、電気ケーブル34A、34B同士を結合している2本の木ねじ343を引掛刃に利用し、これら2本の木ねじ343が引掛刃用引掛部にかん合させられることによって、照明器具2が給電ユニット3に取り付けられるようにしてよい。
上述のように本実施形態に係る照明システムXにおいて、給電ユニット3は、複数の第1導体340同士、並びに複数の第2導体341同士をそれぞれ個別かつ電気的に接続する1つ又は複数の接続部材(木ねじ343)を備えていることが好ましい。
本実施形態に係る照明システムXが上述のように構成されれば、接続部材によって複数の第1導体340同士、並びに複数の第2導体341同士がそれぞれ個別かつ電気的に接続されることで給電ユニット3の長さ(配線長)を容易に伸ばすことができる。
また、本実施形態に係る照明システムXにおいて、接続部材(木ねじ343)は、器具本体21が着脱可能に取り付けられるように構成されていることが好ましい。
本実施形態に係る照明システムXが上述のように構成されれば、接続部材(木ねじ343)が器具本体21の固定に兼用されることにより、造営材(天井S)に対する照明器具2の取付作業の簡素化が図られる。
さらに、本実施形態に係る照明システムXにおいて、複数の給電ユニット(電気ケーブル34)は、電気的な絶縁性を有して第1導体340及び第2導体341を被覆する絶縁体342をそれぞれ備えることが好ましい。接続部材(木ねじ343)は、一の電気ケーブル34と、他の電気ケーブル34とが部分的に重なって配置されている箇所において、一の電気ケーブル34の絶縁体342、第1導体340及び他の電気ケーブル34の絶縁体342を突き通すことが好ましい。また、接続部材(木ねじ343)は、他の電気ケーブル34の第1導体340と一の電気ケーブル34の第1導体340とを電気的に導通させることが好ましい。さらに、接続部材(木ねじ343)は、一の電気ケーブル34の絶縁体342、第2導体341及び他の電気ケーブル34の絶縁体342を突き通すことが好ましい。またさらに、接続部材(木ねじ343)は、他の電気ケーブル34の第2導体341と一の電気ケーブル34の第2導体341とを電気的に導通させるように構成されていることが好ましい。
本実施形態に係る照明システムXが上述のように構成されれば、複数の電気ケーブル34同士を結合して給電ユニット3の長さ(配線長)を容易に伸ばすことができる。
ここで、給電ユニット3は、いわゆるカールコードからなる電気ケーブルを有していてもよい。給電ユニット3は、カールコードからなる電気ケーブルを有していることにより、長さ(配線長)を容易に変えることができる。なお、給電ユニット3は、カールコードからなる電気ケーブルを内部に収容する配線モールを有していてもよい。
上述のように本実施形態に係る照明システムXにおいて、給電ユニット3は、伸縮可能に形成されていることが好ましい。
本実施形態に係る照明システムXが上述のように構成されれば、給電ユニット3の長さ(配線長)を容易に変化させることができる。
ところで、照明器具2は、図13Aに示すように、点灯回路27を備えてもよい。点灯回路27は、例えば、定電流回路270と、制御回路271とを有している。さらに、点灯回路27は、定電流回路270及び制御回路271に電源電圧(制御電源電圧Vcc)を供給する電源回路を有することが好ましい。定電流回路270は、図13Bに示すように、トランジスタQ1、抵抗R1、オペアンプOP1、基準電源E1などを有している。トランジスタQ1は、例えば、nチャネルのMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)である。トランジスタQ1のドレインが光源20の負極と電気的に接続され、トランジスタQ1のソースが抵抗R1の一端と電気的に接続されている。また、抵抗R1の他端は第2接続端子(レセプタクルコネクタ23の負極側のコンタクト受け)と電気的に接続されている。さらに、トランジスタQ1のゲートは、オペアンプOP1の出力端子と電気的に接続されている。オペアンプOP1は、反転入力端子(−端子)にトランジスタQ1のソースが電気的に接続され、非反転入力端子(+端子)に基準電源E1の電圧(基準電圧)Vthが入力されている。ただし、基準電源E1は、制御電源電圧Vccが可変抵抗で分圧されて構成されてもよい。
制御回路271は、定電流回路270の可変抵抗の抵抗値を調整することにより、光源20に所定の電流(例えば、発光ダイオード200の定格電流)を流すように定電流回路270を制御する。定電流回路270は、光源20に流れる電流の大きさに比例する抵抗R1の両端電圧と、基準電圧Vthとの差分をゼロに近付けるようにトランジスタQ1のゲート電圧を調整する。ゆえに、点灯回路27は、レセプタクルコネクタ23から入力される直流電圧の大きさに関わらず、光源20に所定の電流(例えば、定格電流)を流すことができる。なお、点灯回路27は、明るさセンサ及び人感センサのうちの少なくともいずれか1つを備えてもよい。例えば、点灯回路27が人感センサを備えている場合、制御回路271は、人感センサが人を検知していないときは基準電圧Vthを小さくし、人感センサが人を検知しているときは基準電圧Vthを大きくして元に戻すことが好ましい。制御回路271がこのように動作すれば、人がいないときに照明器具2が調光点灯して消費電力を低減し、人がいるときに照明器具2が定格点灯して必要な明るさを確保することができる。
上述のように本実施形態に係る照明システムXにおいて、複数の照明器具2は、点灯回路27を備えることが好ましい。点灯回路27は、第1接続端子と第2接続端子(レセプタクルコネクタ23の一対のコンタクト受け)の間に印加される直流電圧の電圧値に関わらず、光源20に所定の電流を流すように構成されていることが好ましい。
本実施形態に係る照明システムXが上述のように構成されれば、複数の照明器具2毎に光源20の定格電圧がことなったとしても、常に光源20に適した所定の電流(例えば、定格電流)を流すことができる。
ところで、電力変換ユニット1は、一対の引掛刃11と各別かつ電気的に接続されている一対の引掛刃用引掛部をハウジング10内に内蔵するように構成されてもよい。また、ハウジング10の前面(下面)の中央に、一対の引掛刃用引掛部にかん合する一対の引掛刃がそれぞれ挿通される弧状の一対の孔が設けられている。このように構成される電力変換ユニット1は、交流電源で動作する照明器具(例えば、シーリングライト)の一対の引掛刃が孔を通してハウジング10内の一対の引掛刃用引掛部とかん合される。つまり、電力変換ユニット1は、一対の引掛刃11に印加される交流電圧を、一対の引掛刃用引掛部を介して交流電源用の照明器具に供給することができる。
上述のように本実施形態に係る照明システムXにおいて、電力変換ユニット1は、配線器具(引掛シーリング4)と電気的に接続されている一対の引掛刃用引掛部を備えていることが好ましい。
本実施形態に係る照明システムXが上述のように構成されれば、電力変換ユニット1から交流電源用の照明器具に交流電力を供給することができる。
次に、引掛シーリング4に代えて、壁面に埋込配設されている壁コンセント(差込接続器)から電力変換ユニット1に交流電力が給電されるように構成された照明システムXX(変形例)について、説明する。
この変形例に係る照明システムXXにおいて、電力変換ユニット1は、図14に示すように、壁W1と壁W2の入り隅の上端に設置されている。ハウジング10は、直方体状に形成されている。ハウジング10からは、電源コード15が導出されている。電源コード15の先端に設けられているプラグ150が、一方の壁W1に埋込配設されている壁コンセントYに差込接続されている。つまり、電力変換ユニット1は、壁コンセントYに差込接続されているプラグ150から電源コード15を介して交流電力が給電されている。また、変形例に係る照明システムXXにおいて、給電ユニット3は、ライティングダクト(照明器具用ダクト)37を有している。ライティングダクト37は、壁W1、W2と天井Sの入り隅に沿って配置されている。また、ライティングダクト37は、配線器具用プラグ370が長手方向の任意の位置に取付可能に構成されている。配線器具用プラグ370は、ライティングダクト37の第1導体及び第2導体とそれぞれ各別かつ電気的に接続されている。配線器具用プラグ370から電気ケーブル371を介して照明器具2に直流電力が給電されている。照明器具2は、電気ケーブル371の他端に設けられているプラグコネクタが差込接続されるレセプタクルコネクタを有している。つまり、照明器具2は、図14に示すように、壁W2や天井Sの任意の位置に設置されることが可能である。
ここで、ライティングダクト37は、図15に示すように、上向きの開口部372を有し、内部の側面に第1導体373と第2導体374が間隔を空けて対向するように配置されても構わない。また、照明器具2は、器具本体21に設けられているプラグ部215が開口部372からライティングダクト37の内部に挿入されるように構成されてもよい。プラグ部215の先端には、第1接続端子2150及び第2接続端子2151が設けられている。第1接続端子2150は、ライティングダクト37の第1導体373と接触して電気的に接続されている。第2接続端子2151は、ライティングダクト37の第2導体374と接触して電気的に接続されている。ただし、ライティングダクト37は、横向きだけでなく縦向きに配設されてもよい。照明器具2は、縦向きに配設されたライティングダクト37の開口部に挿入され、任意の位置(高さ)でライティングダクト37に固定されるプラグを有することが好ましい。つまり、照明器具2は、ライティングダクト37に沿って上下方向に移動可能であり、かつ、任意の高さ位置で固定可能である。
X 照明システム
1 電力変換ユニット
2 照明器具
3 給電ユニット
4 引掛シーリング
20 光源
21 器具本体
23 レセプタクルコネクタ
27 点灯回路
30 電気ケーブル
35 巻取部
36 ジョイントボックス(接続部材)
213 第1接続端子
214 第2接続端子
260 第1接続端子
261 第2接続端子
300 第1導体
301 第2導体
340 第1導体
341 第2導体
342 絶縁体
373 第1導体
374 第2導体
S 天井(造営材)
W1、W2 壁(造営材)

Claims (7)

  1. 少なくとも1つの電力変換ユニットと、1つ又は複数の照明器具と、1つ又は複数の給電ユニットとを有し、
    前記電力変換ユニットは、建物の造営材に設けられている給電用の配線器具と電気的に接続され、前記配線器具を通じて給電される交流電力を直流電力に変換して前記給電ユニットに出力するように構成され、
    前記給電ユニットは、前記電力変換ユニットから前記照明器具に向かう往きの電流が流れる第1導体と、前記照明器具から前記電力変換ユニットに向かう戻りの電流が流れる第2導体とを備えて前記造営材の表面に沿うように配置され、
    前記照明器具は、取付部材によって前記造営材に取り付けられ、前記第1導体と電気的に接続される第1接続端子と、前記第2導体と電気的に接続される第2接続端子と、前記第1接続端子と前記第2接続端子の間に電気的に接続される1つ又は複数の光源と、前記第1接続端子、前記第2接続端子及び前記光源を保持して前記造営材の表面に配置される器具本体とを備え、
    前記第1接続端子並びに前記第2接続端子は、前記第1導体及び前記第2導体の任意の位置で電気的に接続可能に構成されており、
    前記給電ユニットは、金属製の線材で形成され、かつ、電気的な絶縁性を有する絶縁体で被覆されていない前記第1導体及び前記第2導体が、前記造営材の表面において、互いに並行して張り渡されるように構成されており、
    前記取付部材は、矩形箱状のベース部と、前記ベース部に設けられ、前記第1接続端子及び前記第2接続端子と電気的に接続される一対の端子金具とを有し、
    前記一対の端子金具の間隔は、前記第1導体と前記第2導体の間隔よりも広く、
    前記一対の端子金具は、前記第1導体と前記第2導体の間隔を広げるようにして前記第1導体及び前記第2導体に対して径方向から圧接するとを特徴とする照明システム。
  2. 前記給電ユニットは、前記電力変換ユニットからの距離を可変とするように構成されていることを特徴とする請求項1記載の照明システム。
  3. 前記給電ユニットは、複数の前記第1導体同士、並びに複数の前記第2導体同士をそれぞれ個別かつ電気的に接続する1つ又は複数の接続部材を備えていることを特徴とする請求項2記載の照明システム。
  4. 前記接続部材は、前記器具本体が着脱可能に取り付けられるように構成されていることを特徴とする請求項3記載の照明システム。
  5. 前記給電ユニットは、伸縮可能に形成されていることを特徴とする請求項記載の照明システム。
  6. 複数の前記照明器具は、点灯回路を備え、前記点灯回路は、前記第1接続端子と前記第2接続端子の間に印加される直流電圧の電圧値に関わらず、前記光源に所定の電流を流すように構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明システム。
  7. 前記電力変換ユニットは、前記配線器具と電気的に接続されている一対の引掛刃用引掛部を備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の照明システム
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