JP6744770B2 - レンズ装置及びそれを有する撮像装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施例を構成するブロック図であり、レンズ装置の光学部材の駆動制御を構成した例である。
S201において、演算部(目標位置導出手段)24は、駆動指令をもとに、光学部材21を駆動させる目標位置を算出(導出)する。目標位置の算出が終わるとS202へ進む。
S202において、演算部24は、S201で算出した目標位置を、保存部26に保存する。目標位置の保存を終えると、目標位置の設定は終了する。
S302において、演算部24はS303で算出した出力値を保存部26に保存し、S303へ進む。
S303において、演算部24はS301で算出した出力値を駆動部22へ送信し、処理を終了する。
S401において、演算部24は、図2のS202で保存部26に保存した目標位置と、位置検出部23で検出された光学部材21の現在位置の差分を算出する。算出を終えるとS402へ進む。
S402において、演算部(速度導出手段)24は、S401で算出した目標位置と現在位置の差分に基づき目標速度を算出する。目標速度については後述する。目標速度の算出を終えるとS403へ進む。
S403において、演算部24は、S402で算出した目標速度と、光学部材の現在速度の差分を算出する。差分の算出を終えるとS404へ進む。
S404において、演算部24は、S402で算出した差分に基づき、現時点で出力されている出力値に対する補正量を算出する。補正量の算出を終えるとS405へ進む。補正量の算出は後述する。
S405において、演算部24は、保存部26に出力値が既に保存されているか否かを調べる。保存されていない場合はS406へ進み、保存されている場合はS407へ進む。
S406において、演算部24は、保存部26に保存された目標位置と、位置検出部23から送信された光学部材21の現在位置に基づき、駆動部22への出力値を算出し、保存部26へ保存する。S406へ進んだ場合、ここで駆動部22への出力値を算出するサブルーチンを終了する。
S407において、演算部24は、S404で算出した補正量と、保存部26に保存されている出力値に基づき駆動部22への出力値を算出する。算出方法については後述する。ここで、駆動部22への出力値を算出するサブルーチンを終了する。
C=(V1−V2)×G1 ・・・(1)
すなわち、目標速度V1と現在速度V2との差(ΔVとする)に比例する値として補正量Cが導出される。目標速度V1が現在速度V2より速い(大きい)場合、補正量Cは正の値(現在の出力値を増加させる補正)となる。一方、目標速度V1が現在速度V2よりも遅い(小さい)場合、補正量Cは負の値(現在の出力値を減少させる補正)となる。補正量Cが正のとき光学部材21の速度を増加するように働き、補正量Cが負のとき光学部材21の速度を減少するように働く。
O(n)=O(n−1)+C(n) ・・・(2)
(2)式により、周期ごとに出力値を補正量C(n)だけ補正して更新することで光学部材21を目標速度に近づけるように現在速度を修正しながら駆動させることが可能である。
O=(P1−P2)×G2 ・・・(3)
すなわち、目標位置P1と現在位置P2との差に比例する値として出力値Oが導出される。なお本実施例ではこのように出力値Oを算出したが、それ以外の方法で求めても良い。
S502において、演算部24は、S501で算出した差分をもとに、現在速度が目標速度より速いか否かを判断する。速い場合はS504へ進む。それ以外の場合(同じ速さもしくは遅い場合)はS503へ進む。
S503において、演算部24は、S501で算出された補正量に、S501で算出した速度の差分に応じた第一の制御ゲインをかける。第一の制御ゲインをかけると補正量の算出を終了する。
S504において、演算部24は、S501で算出された補正量に、S501で算出した速度の差分に応じた第二の制御ゲインをかける。第二の制御ゲインをかけると補正量の算出を終了する。
S503、S504では、現在速度と目標速度を比較して、現在速度と目標速度との間の大小関係に基づき、異なる制御ゲインをかける。すなわち、異なる追従性で、現在速度が目標速度に追従するように制御される。こうすることにより、停止精度の向上や応答性の向上が可能となる。
現在速度が目標速度より速く、補正量が負の値となるときに補正量が小さい場合には、出力値を下げて現在速度を落とす事が困難となる。そのまま小さな補正量でフィードバック制御を行うと、目標速度が0となる点(目標位置)で現在速度を0にできず、目標位置を超えてしまい、オーバーシュートの原因となる。また、現在速度が目標速度より速い場合と遅い場合の両方において制御ゲインを大きくすると、目標速度が0となる位置付近での速度の精細な制御が難しくなり、ハンチングの原因となる。
また、演算部24の行う目標位置の設定の処理の概要については、図2のフローチャートを用いて説明した実施例1での処理と同じであるので、ここでの説明は省略する。 演算部24は、入力装置10から駆動指令を受信した際に、光学部材21を駆動させる目標位置の設定が可能である。駆動指令は現在位置からの相対的な位置を指定するものや、絶対的な位置を指定するものがあるが特に限定はしない。また、S201における目標位置の算出方法は特に限定しない。
S902において、演算部24は、第一の手段で駆動部22への出力値を算出する。第一の手段の出力値の算出方法については後に詳しく説明する。出力値の算出を終えるとS302へ進む。
S903において、演算部24は、第二の手段で駆動部22への出力値を算出する。第二の手段の出力値の算出方法については後に詳しく説明する。出力値の算出を終えるとS302へ進む。
S302において、演算部24は、S902、またはS903で算出した出力値を、保存部26に保存する。出力値の保存を終えると、S303へ進む。
S303において、演算部24は、S902、またはS903で算出した出力値を駆動部22へ送信し、処理を終了する。
S1001において、演算部24は、保存部26に保存されている目標位置と、位置検出部23で検出された光学部材21の現在位置の差分を算出する。算出を終えるとS1002へ進む。
S1002において、演算部24は、S1001で算出された差分をもとに、出力値を算出する。ここで、第一の手段の駆動部22への出力値の算出を終了する。
O=(P1−P2)×G1 ・・・(4)
すなわち、目標位置P1と現在位置P2との差に比例する値として出力値Oが導出される。
S1101において、演算部24は、図2のS202で保存部26に保存した目標位置と、位置検出部23で検出された光学部材21の現在位置の差分を算出する。算出を終えるとS1102へ進む。
S1102において、演算部24は、S1101で算出した目標位置と現在位置の差分から目標速度を算出する。目標速度については後述する。目標速度の算出を終えるとS1103へ進む。
S1103において、演算部24は、S1102で算出した目標速度と、光学部材の現在速度の差分を算出する。差分の算出を終えるとS1104へ進む。
S1104において、演算部24は、S1103で算出した差分に基づき、出力値の補正量を算出する。補正量の算出を終えるとS1105へ進む。補正量の算出は後述する。
S1105において、演算部24は、S1104で算出した補正量と、保存部26に保存されている出力値から、駆動部出力値を算出する。算出方法については後述する。ここで、第二の手段の駆動部22への出力値の算出を終了する。
C=(V1−V2)×G2 ・・・(5)
すなわち、目標速度V1と現在速度V2との差(ΔVとする)に比例する値として補正量Cが導出される。目標速度V1が現在速度V2より速い(大きい)場合、補正量Cは正の値となり、目標速度V1が現在速度V2よりも遅い(小さい)場合、負の値となる。補正量Cが正のとき光学部材21の速度を増加するように働き、補正量Cが負のとき光学部材21の速度を減少するように働く。
O(n)=O(n−1)+C(n) ・・・(6)
(6)式により、周期ごとに出力値を補正量だけ補正して更新することで光学部材21を目標速度で駆動させることが可能である。
本実施例では、図9のS901において、光学部材が移動していない場合(No側へ)の分岐後に、第一の手段ではなく第三の手段で駆動部出力値の算出を行う点において実施例2とは異なる。
本実施例においては、S1201において、S1104で算出した補正量を小さくする制御ゲインをかける。
S1105は図11と同様であるため説明を省略する。
以上により、駆動開始前には補正量を小さくすることで、出力値を徐々に大きくすることが可能となる。
S1301において、演算部24は、通信部25が駆動指令を受信してからの経過時間を計測(取得)する。経過時間が閾値以上の場合S903、閾値未満の場合S902へ進む。
S302、S303は図9と同様であるであるため説明を省く。
S1402において、演算部24は、S1401において、光学部材が移動していると判定したか判断する。移動していると判定された場合S903、移動していないと判定された場合S1301へ進む。
S1301からS303は図9、図13と同様であるであるため説明を省略する。
以上により、演算部24は、駆動の検知を細かく判定することが可能である。
S1502において、演算部24は、光学部材21の移動している方向を検知する。移動方向の検知をしたら、S1503へ進む。移動方向の検知の仕方については後に詳しく説明を行う。
S1503において、演算部24は、S1502で検知した光学部材21の移動方向が現在位置に対して目標位置の方向であるか判断する。移動方向が目標位置方向の場合はS1504へ、移動方向が目標位置と反対方向の場合はS1505へ進む。
S1504において、演算部24は、光学部材21の現在位置と目標位置の差分が閾値(第1の閾値)以下であるか判断する。該閾値以下の場合はS1505へ、該閾値より大きい場合はS1506へ進む。
S1505において、演算部24は、光学部材21が移動していないと判定し、移動しているかの判定処理を終了する。
S1506において、演算部24は、光学部材21が移動していると判定し、移動しているかの判定処理を終了する。
21 :光学部材
22 :駆動部(駆動手段)
23 :位置検出部(位置検出手段)
24 :演算部(制御手段、速度導出手段、目標位置導出手段)
Claims (12)
- 光学部材と、前記光学部材を駆動する駆動手段と、前記光学部材の位置を検出する検出手段と、前記光学部材の目標位置を設定し、前記目標位置と前記光学部材の位置との差に基づき前記光学部材の目標速度を導出し、前記光学部材を前記目標位置へ駆動するように前記駆動手段を制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、少なくとも前記光学部材を前記目標位置に停止させる場合に、前記光学部材の速度が前記目標速度より速い場合より前記光学部材の速度が前記目標速度より遅い場合の方が制御ゲインを小さくして前記駆動手段を制御する、
ことを特徴とするレンズ装置。 - 前記制御手段は、前記光学部材が移動していると判断した場合は、前記光学部材の速度が前記目標速度となるように前記駆動手段を制御し、前記光学部材が移動していないと判断した場合は、前記光学部材の位置と前記目標位置とに基づいて前記駆動手段を制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。 - 前記制御手段は、前記駆動手段の電源電流に基づき前記光学部材が移動しているかを判断することを特徴とする請求項2に記載のレンズ装置。
- 前記制御手段は、前記光学部材の駆動速度に基づき前記光学部材が移動しているかを判断することを特徴とする請求項2に記載のレンズ装置。
- 前記制御手段は、前記制御手段が駆動指令を受信してからの経過時間に基づき前記光学部材が移動しているかを判断することを特徴とする請求項2に記載のレンズ装置。
- 前記制御手段は、前記レンズ装置のF値に基づき前記光学部材が移動しているかを判断する閾値を決定することを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載のレンズ装置。
- 前記制御手段は、前記レンズ装置の焦点距離に基づき前記光学部材が移動しているかを判断する閾値を決定することを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載のレンズ装置。
- 前記制御手段は、カメラ装置の許容錯乱円に基づき前記光学部材が移動しているかを判断する閾値を決定することを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載のレンズ装置。
- 前記制御手段は、前記光学部材の移動方向が前記目標位置への方向ではない場合、前記光学部材が移動していないと判断することを特徴とする請求項2乃至8のいずれか1項に記載のレンズ装置。
- 前記制御手段は、前記光学部材の移動方向が前記目標位置への方向である場合、前記目標位置と前記光学部材の位置との差が第1の閾値以下である場合には、前記光学部材が移動していないと判断し、前記差が前記第1の閾値より大きい場合には、前記光学部材が移動していると判断することを特徴とする請求項2乃至8のいずれか1項に記載のレンズ装置。
- 前記制御手段は、前記光学部材の位置が前記目標位置から第2の閾値以上離れている場合、前記光学部材の速度が前記目標速度より速い場合より前記光学部材の速度が前記目標速度より遅い場合の方が制御ゲインを大きくして前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のレンズ装置。
- 請求項1乃至11のいずれか1項に記載のレンズ装置と、該レンズ装置によって形成された被写体像を受光する撮像素子を備えるカメラ装置と、を有することを特徴とする撮像装置。
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JP2016130375A JP6744770B2 (ja) | 2016-06-30 | 2016-06-30 | レンズ装置及びそれを有する撮像装置 |
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JP2016130375A Active JP6744770B2 (ja) | 2016-06-30 | 2016-06-30 | レンズ装置及びそれを有する撮像装置 |
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