JP6744073B2 - 超音波診断装置および超音波画像診断表示システム - Google Patents

超音波診断装置および超音波画像診断表示システム Download PDF

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Description

この発明の実施形態は、超音波診断装置および超音波画像診断表示システムに関する。
一般的な医用画像診断装置は、被検体に対する走査の結果に基づく被検体内の生体情報を取得し、取得した生体情報に基づいて被検体内の形態や機能を表す医用画像を表示する機能を有する。
通常、医用画像診断装置のディスプレイに表示された医用画像は、自動又はユーザによる保存操作に応じて保存される。一例として、超音波診断装置は、ディスプレイに表示されている医用画像が1フレーム分の画像からなる静止画像である場合には、保存操作に応じて、当該1フレーム分の画像が所定の記憶部に記憶される。一方で、ディスプレイに表示されている医用画像が複数フレーム分の画像からなる動画像(ライブ画像)である場合には、保存操作に応じて2フレーム以上の画像が所定の記憶部に記憶される。
また、例えば、医用画像診断装置、ワークステーション、ビューア、レポート作成装置などの医用画像の表示制御機能を有する装置で医用画像を表示することがある。これらの装置で医用画像を表示する場合は、例えば医用画像診断装置による保存操作で保存された画像が1フレーム分の画像のみである場合、保存された1フレーム分の画像が表示される。
特開2008−284082号公報
本発明は、医用画像の保存や表示に関する装置の使い易さを改善する。
本発明の一実施形態にかかる医用画像診断装置は、入力部と、表示制御部と、制御部とを備える。入力部は、被検体に対する走査の結果に基づく医用画像データを生成する画像データ生成部によって生成された医用画像データを保存するための保存指示を受け付ける。表示制御部は、画像データ生成部によって生成された医用画像データに基づく画像を動画または静止画として表示させる。制御部は、画像データ生成部によって生成された複数の医用画像データと、入力部が保存指示を受け付けた際に画像が動画として表示されているか静止画として表示されているかに応じた情報であって、複数の医用画像データに関する表示を動画で行うか静止画で行うかを指定する情報とを関連付けて所定の記憶部に保存する。
第1実施形態にかかる医用画像診断装置の構成を示すブロック図。 第1実施形態にかかる医用画像診断装置の動作を説明するフローチャート。 第1実施形態にかかる医用画像診断装置の動作を説明するフローチャート。 第2実施形態にかかる医用画像診断装置の動作を説明するフローチャート。 第2実施形態にかかる医用画像診断装置の動作の他の例を説明するフローチャート。 第3実施形態にかかる医用画像診断装置の動作を説明するフローチャート。 第4実施形態にかかる医用画像診断装置の動作を説明するフローチャート。 第5実施形態にかかる医用画像表示制御装置の構成を示すブロック図。
[第1実施形態]
(構成)
第1実施形態に係る医用画像診断装置の構成について、図1を参照して説明する。図1は、この発明の実施形態に係る医用画像診断装置の概略構成を示すブロック図である。なお、本実施形態では、医用画像診断装置が超音波診断装置である場合について説明する。
この実施形態にかかる医用画像診断装置1は、走査部10A、画像生成部10Bおよびデータ処理部20を備える。また医用画像診断装置1は、表示操作部OP1(フリーズ操作等)、記憶操作部OP2(ストア操作等)および表示部Dを有する。なお、表示部Dは、医用画像診断装置1と一体に設けられたディスプレイでもよく、または医用画像診断装置1と別体であってもよい。また表示操作部OP1および記憶操作部OP2は、図1の構成に限らず、任意のユーザインターフェースを用いることができる。例えばこれらを、タッチパネルとして構成することも可能であり、その場合に表示部Dと一体に構成することも可能である。この構成の場合、表示部Dは医用画像を表示するものとし、当該タッチパネルを表示する表示操作部(不図示)を別途設けてもよい。さらにこの場合、表示操作部OP1および記憶操作部OP2を、一体としても別体としてもよい。以下、医用画像診断装置1の各部の構成について説明する。画像生成部10Bは、「画像データ生成部」の一例に相当する。
<走査部>
走査部10Aは、被検体に対するスキャンを実行し、被検体の生体情報を取得する。医用画像診断装置1が超音波診断装置である場合、走査部10Aは、超音波プローブ11、送受信部12を備える。送受信部12から超音波プローブ11に電気信号が送信され、それを受けて超音波プローブ11は、電気信号を超音波パルスに変換することにより、被検体に送波する。超音波プローブ11は、被検体の体内組織からの反射波を受けてそれを電気信号に変換し、送受信部12に送信し、送受信部12はその信号を受信すると信号処理部13に送信する。なお、医用画像診断装置1がX線診断装置である場合、走査部10Aは、X線管、検出器を含み、これらを用いて走査が行われる。医用画像診断装置1がX線CT装置である場合、X線管、検出器を含み、これらを用いて走査が行われる。医用画像診断装置1がMRI装置である場合、照射コイル、受信コイル、傾斜磁場コイルを含み、これらを用いて走査が行われる。医用画像診断装置1が核医学診断装置である場合、検出器を含み、これらを用いて走査が行われる。
≪超音波プローブ≫
超音波プローブ11は、図示しない音響整合層、超音波振動子、バッキング材、前面・背面電極、接続リード等を具備して構成される。超音波プローブ11は、超音波振動子が走査方向に1列に配置されたいわゆる1次元アレイであってもよく、または超音波振動子が格子(マトリックス)状に配置され、ボリュームスキャンを実行して3次元的な生体情報を取得する、いわゆる2次元アレイが用いられる。
≪送受信部≫
送受信部12は、超音波プローブ11に電気信号を供給して超音波を発生させる送信部と、超音波プローブ11からの信号を受信する受信部とを備えて構成されている。すなわち送信部は、レートパルス発生器と、送信遅延回路と、パルサを備えている。レートパルス発生器は、被検体内に送波する超音波パルスのレート周期を決定するレートパルスを発生して送信遅延回路に供給する。この送信遅延回路は、供給されたレートパルスに対し、超音波パルスを所定の深さに集束するための集束用遅延時間および超音波パルスを所定の方向に送信するための偏向用遅延時間を与える。また、送信遅延回路は、このレートパルスをパルサに供給する。また、パルサは駆動回路を備え、各駆動回路が発生する駆動信号を超音波プローブ11における超音波振動子に印加することで各超音波振動子が駆動される。その結果、超音波プローブ11から被検体内に超音波パルスが送波される。
また、受信部は、プリアンプと、A/Dコンバータと、ビームフォーマと、加算器を備えている。プリアンプは、超音波振動子によって変換された微小な電気信号を増幅し、当該増幅された電気信号の基本波成分および高調波成分は、A/Dコンバータにてデジタル信号に変換され、ビームフォーマに送られる。ビームフォーマは、所定の深さからの超音波反射波を集束するための集束用遅延時間と、超音波反射波の受信指向性を順次変更して被検体を走査するための偏向用遅延時間をデジタル信号に変換された受信信号に与え、加算器は、これらビームフォーマからの出力を整相加算(所定の方向から得られた受信信号を、位相を合わせて加算)する。
<画像生成部>
画像生成部10Bは、走査部10Aからの出力に基づく画像データを生成する。例えば、医用画像診断装置1が超音波診断装置である場合、画像生成部10Bは、信号処理部13および画像処理部14を備える。信号処理部13は、走査部10Aから受けた信号の信号処理を行う。信号処理部13は信号処理を行うと、画像処理部14に当該処理したデータを送信し、画像処理部14が被検体の体内組織を表す画像データを生成する。
≪信号処理部≫
信号処理部13は、図示しないBモード処理部及びドプラ処理部を備えて構成されている。送受信部12から出力された信号は、いずれかの処理部にて所定の処理が施されることにより、RAWデータとなる。RAWデータは、例えば当該信号に基づいた、輝度値の調整が可能な段階の画像データ、あるいは所定の画像フォーマットに変換前の画像データである。Bモード処理部は送受信部12から送られるエコー信号に対してバンドパスフィルタ処理を行い、その後、出力信号の包絡線を検波し、検波されたデータに対して対数変換による圧縮処理を施す。
ドプラ処理部は、パルスドプラ法または連続波ドプラ法により血流情報を生成する。パルスドプラ法によると、特定部位の組織や血流の速度計測に用いられ、連続波ドプラ法は高速血流計測に用いられている。ドプラ処理部は、送受信部12から送られる信号に対して、所定の大きさを有する観測点(サンプルボリューム)内における受信信号を位相検波することによりドプラ偏移周波数成分を取り出し、さらにFFT処理を施して、所定の大きさを有する観測点(サンプルボリューム)内の血流速度を表すドプラ周波数分布を生成する。また、送受信部12から送られる信号に対して、血流観測のサンプルライン上における受信信号を位相検波することによりドプラ偏移周波数成分を取り出し、さらにFFT処理を施して、サンプルライン上の血流速度を表すドプラ周波数成分を生成する。
≪画像処理部≫
画像処理部14は、後述の一時記憶部21に記憶されたRAWデータに対して画像処理を施す。例えば、RAWデータが、走査ごとの信号列としての信号である場合に画像処理部14は、DSC(digital scan conversion)処理を行い、当該RAWデータを所定の映像フォーマットに対応した画像信号列に変換する。また、ボリュームスキャンが実行されてボリュームデータ(ボクセルデータ)が取得された場合、例えば画像処理部14は、そのボリュームデータに対してボリュームレンダリングを施すことにより、レンダリング画像データを生成する。あるいは画像処理部14は、ボリュームデータに対してMPR処理(Multi Plannar Reconstruction)を施すことにより、任意断面の画像データ(MPR画像データ)を生成する。
<データ処理部>
データ処理部20は、画像生成部からの出力データを処理する。例えば、医用画像診断装置1が超音波診断装置である場合、データ処理部20は、一時記憶部21と、第1の制御部22と、第2の制御部23と、データベース24を備える。データ処理部20は、主に画像生成部10Bにより生成されたRAWデータおよび医用画像データ(超音波画像データ等)の記憶と出力に関する処理を行う。
≪一時記憶部≫
一時記憶部21には、信号処理部13により生成されたRAWデータが送られる。一時記憶部21は、そのRAWデータの複数フレーム分を一時的に記憶する。また一時記憶部21には、次に説明する画像処理部14により生成された医用画像も記憶される。
≪第1の制御部≫
第1の制御部22は、表示部Dにおける表示制御を行う。例えば第1の制御部22は、画像処理部14により生成され、一時記憶部21に一時記憶されている医用画像を読み出し、表示部Dに表示させる。また、第1の制御部22は表示操作部OP1に対する操作があると、表示部Dの表示態様を、医用画像の動画表示(リアルタイム表示)から、当該操作に対応するタイミングにおける静止画表示に切り替える(フリーズ操作)。
また第1の制御部22は、当該操作に応じた動画表示または静止画表示等の表示制御に関する情報を表示態様情報として生成する。第1の制御部22は、後述の第2の制御部23からの要求に応じて当該表示態様情報を第2の制御部23に送る。この表示態様情報の種別と表示態様情報の送信に関する制御については次に説明する。なお、表示態様情報は、「表示モードを指定するための情報」、「第1の情報」および「第2の情報」のうち、少なくとも1つの一例である。また、第1の制御部22による動画表示は、「第1の表示モード」の一例に相当する。また、第1の制御部22による静止画表示は、「第2の表示モード」の一例に相当する。
≪第2の制御部−記憶処理≫
第2の制御部23は、記憶操作部OP2に対する操作があると、一時記憶部21に記憶されたデータ群(フレーム群;RAWデータまたは表示用の画像データ)を読み出し、データベース24に記憶させる。このデータは、画像処理部14による画像処理前のRAWデータでもよく、あるいは処理後の医用画像データであってもよい。読み出されるデータがRAWデータである場合には、一時記憶部21に、画像データとRAWデータの双方が所定期間だけ一時記憶されることになる。読み出されるデータが画像データである場合、表示態様情報に応じ、動画のデータ形式または静止画のデータ形式でフレーム群がデータベース24に記憶される。
また、当該操作に対応して第2の制御部23は第1の制御部22から表示態様情報を取得し、データベース24に当該読み出したデータと対応付けて記憶させる。
この表示態様情報は、第1の制御部22による表示部Dについての制御情報であり、一例として動画表示を示す表示態様情報や、静止画表示を示す表示態様情報等が挙げられる。また、第2の制御部23は、静止画表示を示す表示態様情報に対応するフレーム群について、出力先の装置(ビューワ等)において最初に表示される代表画像を選択し、設定してもよい。例えば記憶されたフレーム群における最初のフレームが代表画像として設定される。
さらに動画表示を示す表示態様情報として、表示操作部OP1の操作により一端、静止画表示(フリーズ表示)がされた後にループ再生されたものと、そうでないものが区別される構成であってもよい。なお、ループ再生とは、表示操作部OP1が操作されたタイミングに対応するフレームを含んだ所定数のフレームを含むフレーム群が、時系列順に反復表示されることを示すものとする。なお、フレーム群は「複数の医用画像データ」の一例に相当する。
このように区別された当該2種類の動画表示それぞれは、動画表示である点において同様である。しかしながらこれらを区別することにより、出力先の装置における最初の表示態様を規定することができる。すなわち、フリーズ表示にかかる静止画が参照された後、医師等がループ再生の操作を行う場合、例えばその所定タイミングの静止画の後に続く所定期間内のフレーム群が、動画として反復的に表示される。そのような医用画像取得時の状況を再現するという意味において、フリーズ表示後のループ再生時に記憶されたフレーム群が出力先のビューワ等で再生される場合がある。したがって、そのようなフレーム群については、画像取得時に医師が着目した時相のフレームのみ静止画表示される態様でもよく、あるいは当該フレームを含む所定期間についてループ再生される態様でもよい。このような構成によれば、フリーズ表示後のループ再生にかかるフレーム群を、読影医それぞれに合わせた表示態様で記憶あるいは出力することが可能である。また、装置が利用される医療機関で利用される頻度の高い表示態様で記憶あるいは出力することが可能である。
他の例として、表示操作部OP1の操作により一端フリーズ表示がされた後に、一時記憶部21に記憶されたフレーム群(画像データまたはRAWデータ)のうち、一部が範囲指定された場合に対応する表示態様情報が挙げられる。この例においては、動画表示を示す表示態様情報が、記憶されたフレーム群のうち、範囲指定されたものと、そうでないものを区別する。フレーム群の一部が範囲指定される場合の一例として、超音波プローブ11を取り扱う医師等が、フリーズ表示させたフレームと、その前後のフレームを参照しようとした状況が考えられる。フリーズ表示後に範囲指定された上で記憶されたフレーム群は、対応する表示態様情報に応じて例えば動画として取り扱われる。あるいは、範囲指定されたフレーム群は、それらの少なくとも一部を含む静止画像の画像群として取り扱われる。ただし、記憶されたフレーム群が静止画像の画像群として取り扱われる場合は、リアルタイム表示のときのフレームレートよりフレーム数が少なくなるように、数フレームごとに間引かれて記憶されてもよい。これは上記ループ再生時に記憶されたフレーム群についても同様である。なお、範囲指定は、例えば操作部(不図示)を介して超音波プローブ11を取り扱う医師等により実行される。
上記のように、フリーズ表示後における、ループ再生の操作あるいはフレーム群の一部の範囲指定の操作に対応して、第2の制御部23により、フレーム群を静止画として保存する場合、静止画表示を示す表示態様情報と同様に、代表画像が選定される。
また表示態様情報が、ループ再生の操作あるいは範囲指定の操作にかかる一部のフレーム群をその他と区別する構成においては、3種以上の表示態様情報から第1の制御部22が操作に応じた表示態様情報を第2の制御部23に送る。第2の制御部23はその表示態様情報にしたがってフレーム群を区別して記憶させる。つまり、この構成の場合において表示態様情報としては、動画表示時か静止画表示時の2種類だけでなく、ループ再生の有無の区別や、範囲指定の有無の区別等、3種類以上があらかじめ設定される。
しかしながらこれに限らず、第1の制御部22は表示態様情報としてフリーズ表示の操作の有無に応じた2種類の表示態様情報のいずれかを、第2の制御部23に送る構成であってもよい。この構成においては、表示操作部OP1等の操作に応じ、第2の制御部23が、ループ再生の有無や範囲指定の有無等を識別する。例えば第2の制御部23が、第1の制御部22から静止画表示を示す表示態様情報だけでなく、フリーズ表示操作後のループ再生操作を伴う旨の情報(操作信号等)を受けた場合、記憶処理としてあらかじめ設定された方法で記憶するかを判定する。すなわち第2の制御部23は、フレーム群を動画として記憶するか、静止画として記憶するかを判定する。第2の制御部23がフレーム群の一部の範囲指定操作を伴う旨の情報を受けた場合も同様である。
これに対し、第2の制御部23がいずれか(動画/静止画)の表示態様情報のみを第1の制御部22から受けた場合、一時記憶部21から読み出したフレーム群を表示態様情報のみにしたがい、動画として記憶するか、あるいは静止画として記憶する。
上述した記憶処理において、医用画像データあるいはRAWデータにかかるフレーム群と、表示態様情報等との対応付けは、第2の制御部23が表示態様情報等を付帯情報としてフレーム群とともにデータベース24に記憶させることにより行われる。
≪第2の制御部−出力処理≫
第2の制御部23は、以下のようにしてデータベース24に記憶させたデータ(1フレームまたはフレーム群)を、医用画像診断装置1の表示部D、または外部装置に出力する。なお、図1に示したビューワVあるいはサーバSは、この外部装置の一例である。なお、本実施形態の説明においては、記憶されたフレーム群が、医用画像診断装置1の表示部Dに出力される第1の例を示す。その他の例は、他の実施形態において説明する。なお、サーバSは「サーバ装置」の一例に相当する。
出力処理の第1の例として、医師がデータベース24に記憶されたいずれかのデータを選択して、表示部Dに表示させる操作を行った場合が挙げられる。この場合、医師の操作に応じて、データベース24に記憶された医用画像にかかる各データのリストが表示部Dに表示される。医師等が表示されたリストのうちのいずれかを選択する操作を行うと、第2の制御部23は、当該操作を受け、データベース24から対応するフレーム群を読み出す。さらに第2の制御部23は、読み出したフレーム群を一時記憶部21に一時的に記憶させる。
さらに第2の制御部23は、読み出したフレーム群に対応付けられた表示態様情報を第1の制御部22に送る。第1の制御部22は、対応付けられた表示態様情報にしたがい、医用画像を表示部Dに表示させる。例えばフレーム群が動画表示されるものとして記憶されている場合、第1の制御部22により、表示部Dはフレーム群を時系列順に表示する。フレーム群のうち、第2の制御部23により上記のように1のフレームが静止画表示されるように設定されている場合、一時記憶部21はそのフレームを表示部Dに静止画表示させる。
なお、読み出されたフレーム群に付帯された表示態様情報がフリーズ表示後のループ再生を示す場合、第1の制御部22は記憶時の設定にしたがって、表示部Dにフレーム群を動画表示させるか、あるいは代表画像を静止画表示させる。また、他の表示方法として、第1の制御部22は代表画像を含むフレーム群の少なくとも一部についてサムネイル表示をしてもよい。さらに第1の制御部22は、操作者の操作に応じ表示部Dにサムネイル表示されたフレーム群の1つが選択されると、選択されたフレームを静止画表示する構成であってもよい。
また、記憶されたデータがRAWデータである場合、第2の制御部23により一時記憶部21から読み出されたRAWデータが画像処理部14に送られる。また、第1の制御部22は画像処理部14による画像処理後の医用画像データを表示部Dに表示させる。このとき第1の制御部22は、フレーム群に付帯された表示態様情報にしたがって医用画像を、フレーム群に基づく動画表示、ループ再生、もしくは複数フレームのサムネイル表示または代表画像を静止画表示させる。
〔パーシステンス処理〕
本実施形態においては上記記憶処理において表示態様情報に関わらず複数フレームが記憶される。このことを利用し、画像処理部14は、医用画像の生成時にパーシステンス処理を行ってもよい。例えばフレーム群に静止画表示を示す表示態様情報が付帯されている場合、第2の制御部23が画像処理部14に、代表画像についてその他のフレームを用いたパーシステンス処理を行わせる。画像処理部14は、複数フレームの画像に対し重み付け加算を行い、代表画像についてノイズやスペックルを低減することができる。
また、例えば静止画表示にかかる代表画像が表示された後、操作に応じて動画表示に切り替わる場合、第2の制御部23は動画像の時間的ななめらかさを調整するため、画像処理部14に、時間フィルタとしてパーシステンス処理を行わせてもよい。パーシステンス処理により、時間フィルタのフィルタ対象として扱うフレーム枚数を変えて、フレーム間スムージングが行われる。
〔エラストグラフィー〕
本実施形態の医用画像診断装置1において複数フレームが記憶されることを利用しエラストグラフィーが行われてもよい。エラストグラフィーでは、生体組織の硬さを測定し、測定した硬さの分布が画像化される。
例えば画像処理部14は、所定の計測点におけるフレーム間の変位もしくは移動ベクトル(変位の方向と大きさ)を計測し、変位フレームデータを生成する。また画像処理部14は、変位フレームデータにかかる断層像上の各計測点の歪みを演算して歪みの数値データ(以下、「弾性フレームデータ」)を生成する。また画像処理部14は、弾性フレームデータに時間フィルタ、空間フィルタ等の画像処理を施す。
また画像処理部14は、弾性フレームデータにおける各領域に、歪みに応じた色相情報や輝度情報を付与して、弾性画像データを生成する。この弾性画像データは、第1の制御部22により表示部Dに表示される。また画像処理部14は、弾性フレームデータにパーシステンス処理を施してもよい。
≪表示操作部・記憶操作部≫
表示操作部OP1は、動画表示/静止画表示の切替を行うための操作ボタンである。記憶操作部OP2は、例えば表示部Dに表示されている医用画像に対応する医用画像データの記憶を行うための操作ボタンである。表示操作部OP1および記憶操作部OP2のうち、少なくともいずれか1つをハードウェアとしての操作ボタンでなく、タッチパネル等に表示されるように構成してもよい。
本実施形態では、第2の制御部23が第1の制御部22における画像の表示態様の制御情報に基づいて、記憶するデータの表示形式を規定する構成である。つまり、記憶処理に関する操作部により記憶するデータの表示形式を指示する必要がない。したがって、記憶操作部OP2は、例えば動画像の記憶操作および静止画像の記憶操作の双方を1つのキー(ボタン)で行うように構成されてもよい。また、さらに表示操作部OP1と記憶操作部OP2とを1つの操作ボタンとして構成してもよい。この構成の場合、当該1つの操作ボタンが連続して押下され続けている時間または所定時間内に押下された回数により、所定の制御部が表示操作と記憶操作とを識別してもよい。その結果、画像取得時に超音波プローブ11を把持しつつ、表示部Dを参照しなければならない医師等にとって、複数の記憶操作キーをOP2および表示操作部OP1識別して操作する必要がなく、医用画像取得時の操作性が向上する。なお、記憶操作部OP2、または表示操作部OP1と一体の記憶操作部OP2は「入力部」の一例に相当する。
(動作-記憶処理)
次に、この実施形態における医用画像診断装置1の記憶処理の流れの一例について図2を参照して説明する。図2は、第1実施形態にかかる医用画像診断装置1の動作の概略を示すフローチャートである。
(ステップ01)
操作者により超音波プローブ11を介して被検体に超音波が送信されると、超音波プローブ11は、被検体の組織からの反射波を受信する。超音波プローブ11は反射波を処理して医用画像診断装置1本体の送受信部12に送る。送受信部12は、超音波プローブ11からの信号を受信し、処理して信号処理部13に送る。信号処理部13は、送受信部12からの信号に基づきRAWデータを生成する。生成されたRAWデータは一時記憶部21に記憶される。
(ステップ02)
画像処理部14は、一時記憶部21におけるRAWデータに画像処理を施し、医用画像データを生成する。医用画像データは一時記憶部21に一時記憶される。第1の制御部22は、一時記憶された医用画像データを時系列順に表示部Dに表示させる。
(ステップ03)
第1の制御部22は、表示操作部OP1に対する操作の有無に基づき、すなわち静止画表示の指示があったか否かについて判断する。
(ステップ04−1)
S03において静止画表示の指示があったと判断された場合(S03;Yes)、第1の制御部22は、表示操作部OP1への操作時に対応するフレームを表示部Dに静止画表示させる。
(ステップ04−2)
静止画表示の指示があったと判断されるまで(S03;No)、第1の制御部22は、表示部Dにおける動画表示を継続させる。
(ステップ05)
第2の制御部23は、画像取得時の静止画表示または動画表示の間、記憶操作部OP2に対する操作の有無に基づき、すなわち画像データまたはRAWデータにかかる記憶指示があったか否かについて判断する。記憶指示があったと判断されるまで(S05;No)、S01〜S05の処理が継続される。
(ステップ06)
S05において記憶指示があったと判断されると(S05;Yes)、第2の制御部23は、第1の制御部22から表示態様情報を取得する。また第2の制御部23は、表示態様情報が静止画を示すものであるか判断する。
(ステップ07)
S06において表示態様情報が静止画を示すものであると判断されると(S06;Yes)、第2の制御部23は、さらに表示態様情報が静止画表示後のループ再生指示を示すかについて判断する。あるいは第2の制御部23により第1の制御部22に記憶されたフレームの範囲指定の有無が判断される構成であってもよい。第2の制御部23におけるこれら判断は、例えば第1の制御部22から取得した表示態様情報に含まれた情報に基づいて行われる。
なお、フレーム群の記憶処理の種別が、静止画像または動画像の2種類のみである場合は、S07の処理は行われない。
(ステップ08−1)
S07において表示態様情報が静止画像の表示後のループ再生を示すものでないと判断された場合(S07;No)、第2の制御部23は、フレーム群における1のフレームを代表画像とする付帯情報をフレーム群に付加する。代表画像の選択は、あらかじめ設定されるものであり、例えばその対象はフレーム群の最初のフレームである。S07において表示態様情報がフレームの範囲指定を示すものでないと判断された場合も同様である。
なお、S08−1の処理に限らず、表示態様情報がループ再生を示す場合に、第2の制御部23が代表画像を静止画表示する旨の付帯情報をフレーム群に付加する構成であってもよい。さらにこの場合、フレーム群の付帯情報に対し、ループ再生がなされたことを示す情報を付加させる構成であってもよい。表示態様情報がフレーム群の一部の範囲指定を示すものである場合も同様である。
(ステップ08−2)
S06において表示態様情報が静止画を示すものでないと判断された場合(S06;No)、またはS07において表示態様情報が静止画像の表示後のループ再生を示すものであると判断された場合(S07;Yes)、第2の制御部23は、フレーム群を動画像として表示する旨の付帯情報をフレーム群に付加する。S07において表示態様情報がフレームの範囲指定を示すものであると判断された場合も同様である。
なお、表示態様情報がループ再生または範囲指定にかかるものである場合であっても、第2の制御部23がS08−2の処理を行う構成に限られない。例えば第2の制御部23は、フリーズ操作時のフレームを動画とともに並列表示させるように、付帯情報をフレーム群に付加してもよい。
(ステップ09)
走査部10Aは、図示しない操作部への操作の有無に基づき、画像取得処理を終了するか判断する。終了指示があったと判断されるまで(S09;No)、S01〜S09の一連の処理が継続される。
S09において終了指示があったと判断されると(S09;Yes)、医用画像診断装置1は、フレーム群の記憶にかかる一連の処理を終了する。
(動作-出力処理)
次に、この実施形態における医用画像診断装置1の出力処理の流れの一例について図3を参照して説明する。図3は、第1実施形態にかかる医用画像診断装置1の動作の概略を示すフローチャートである。なお、データベース24にはフレーム群としてRAWデータが記憶されているものとする。
(ステップ11)
操作に応じて第1の制御部22は、データベース24に記憶されたフレーム群のリスト(不図示)を、例えば検査ごとの一覧等で表示部Dに表示させる。さらに操作者が表示されたリストのうちのいずれかを選択する操作を行うと、第2の制御部23は、データベース24から選択操作に対応するフレーム群と、付帯された表示態様情報を読み出し、一時記憶部21に一時的に記憶させる。
(ステップ12)
第1の制御部22は、一時記憶部21からフレーム群と表示態様情報を読出す。
(ステップ13)
第1の制御部22は、表示態様情報に基づいて、フレーム群を静止画表示するかについて判断する。
(ステップ14)
S13において、読み出されたフレーム群が静止画表示されると判断された場合(S13;Yes)、第1の制御部22は、表示態様情報を参照し、フレーム群から代表画像を抽出して表示部Dに表示させる。
(ステップ15−1)
第1の制御部22が代表画像を静止画表示した後、一時記憶部21は動画表示に切り替える操作の有無を判断する。
(ステップ15−2)
S15−1において、動画表示に切り替える操作が行われると(S15−1;Yes)、第1の制御部22は、一時記憶部21に一時記憶されたフレーム群を用いて表示部Dの表示態様を動画表示に切り替える。
医用画像診断装置1は表示を終了する旨の操作があるまで上記一連の動作を繰り返す。以下に述べる実施形態においても同様である。
(作用・効果)
以上説明した第1実施形態にかかる医用画像診断装置1の作用および効果について説明する。
本実施形態の医用画像診断装置においては、画像取得時にデータが静止画像として記憶された場合であっても、その静止画像(代表画像等)に対応するフレーム群も共に記憶される構成である。したがって、画像診断の後に、読影医等はその静止画像に対応する動画像を参照することができる。
また、本実施形態において、フレーム群が動画像として記憶されるときに各フレームに圧縮処理を行わない構成とすることも可能である。この構成においては、読影医等が動画表示のときに、コマ送り表示あるいは一時停止表示の操作を行っても、各フレームの静止画表示において解像度等の問題が生じにくくなる。つまり、動画表示においてコマ送り表示または一時停止表示がなされた場合に、読影医等が注目部位等の参照を困難にしてしまう状況を回避することが可能となる。
以上のように、画像取得時の記憶処理の後であっても、画像取得時のフレームの記憶態様に関わらず、読影医等は所望の表示態様で医用画像を参照することが可能となる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態にかかる医用画像診断装置について説明する。第1実施形態の説明において、医用画像診断装置1はデータベース24に記憶されたフレーム群を、医用画像診断装置1の表示部Dに出力する構成である。これに対し第2実施形態においては、第2の制御部23がデータベース24に記憶されたフレーム群を医用画像診断装置1の外部装置に出力する。以下、第1実施形態との相違点として第2実施形態における第2の制御部23の処理内容について説明する。
≪第2の制御部−出力処理≫
第2の制御部23の出力処理の第2の例について図4を参照して説明する。図4は、第2実施形態にかかる医用画像診断装置1の動作の概略を示すフローチャートである。出力処理の第2の例として、医師がデータベース24に記憶されたいずれかのデータを選択して、サーバSに出力する操作を行った場合が挙げられる。
(ステップ21)
第1実施形態において説明した第1の例と同様、第2の例においても医師の操作に応じて、データベース24に記憶された医用画像にかかる各データのリストが表示部Dに表示される。第2実施形態においては、医師等が表示されたリスト(検査リスト等)のうちのいずれかを選択する操作を行うと、第2の制御部23は、当該操作を受け、データベース24から対応するフレーム群を読み出す。さらに第2の制御部23は、読み出したフレーム群と、対応する表示態様情報をサーバSに送る。
(ステップ22)
第2の制御部23は、操作者により、データベース24におけるいずれかのフレーム群と、出力先とが選択されると、データベース24を参照して、選択にかかるフレーム群の全データ容量を取得する。第2の制御部23は、さらにサーバSを参照して、サーバSにおける記憶手段の記憶容量の残量情報を取得する。さらに第2の制御部23は当該残量情報と、出力しようとするフレーム群のデータ容量とを比較する。
(ステップ23)
比較の結果、第2の制御部23は出力先(サーバS等)に選択したフレーム群を送ってよいか判定する。例えば第2の制御部23は出力先の記憶容量の残量情報と、出力にかかるデータ容量との差を求める。さらに第2の制御部23は差を所定の閾値と比較する。比較の結果、第2の制御部23は差が閾値以上であれば、差が適正であると判断する。
(ステップ24)
S23の判断の結果、差が閾値未満である場合(S23;No)、第1の制御部22により、表示部Dに「出力不可」等の文字列からなる、あらかじめ設定された警告メッセージを表示させる。警告は、操作者が認識可能な他の方法(音声出力、発光等)でもよい。その場合、その制御は第2の制御部23が行ってもよい。
(ステップ25)
S24の警告表示の後、第2の制御部23は、出力データ量の低減のため、フレーム群にかかるデータの圧縮を行うか操作者に判断を促すメッセージを表示部Dに表示させる制御を、第1の制御部22に行わせる。第2の制御部23は、メッセージ表示の結果、データの圧縮を行う選択操作がなされたかについて判断する。
(ステップ26)
S23の判断の結果、差が閾値以上(適正)である場合(S23;Yes)、フレーム群と対応する表示態様情報をサーバSに出力する。あるいは、S25の判断の結果、データの圧縮を行う選択操作がなされた場合(S25;Yes)、圧縮されたフレーム群と対応する表示態様情報とをサーバSに出力する。また、第2の制御部23は、圧縮後の出力データ量と残量情報を比較し、差が適正であるか判断してもよい。なお適正でない場合は、S24と同様に警告表示がなされる。
《第3の例》
第2の制御部23の出力処理の第3の例について図5を参照して説明する。図5は、第2実施形態にかかる医用画像診断装置1の動作の他の例の概略を示すフローチャートである。出力処理の第3の例は、表示態様情報が静止画像を示す場合であって、出力データ量と出力先の記憶可能データ量の差が適正でない場合について示すものである。
(ステップ31〜ステップ33)
第2の制御部23の出力処理の第2の例におけるステップ21〜ステップ23と同様である。
(ステップ34)
S33における、出力先の記憶容量の残量情報に対する出力データ量の差と、閾値との比較の結果、差が適正でない(閾値未満である)場合(S33;No)、警告表示の前にフレーム群に対応する表示態様情報が静止画像を示すものであるか判断する。S34の判断の結果、表示態様情報が静止画像を示す場合(S34;Yes)、第2の制御部23は、表示態様情報を参照してフレーム群から代表画像のみを抽出して出力してもよい。
(ステップ35)
S34の判断の結果、表示態様情報が動画を示す場合(S34;No)、第2の制御部23の出力処理の第2の例におけるステップ24と同様に、第1の制御部22等により、所定の警告処理を実行させる。
(ステップ36)
S35の警告表示の後、第2の制御部23は、出力データ量の低減のため、フレーム群にかかるデータの圧縮を行うか、もしくは代表画像のみを出力するか、またはそのいずれも行わないか操作者に判断を促すメッセージを表示部Dに表示させる制御を、第1の制御部22に行わせる。第2の制御部23は、メッセージ表示の結果、データの圧縮を行うか、代表画像のみを出力するか、データ容量の削減を行わない等、操作者の選択に応じて、あらかじめ規定された処理の種別を判断する。なお、S34の判断の結果、表示態様情報が静止画像を示す場合(S34;Yes)においても、第2の制御部23が当該S36の処理を行ってもよい。
(ステップ37)
S33の判断の結果、差が閾値以上(適正)である場合(S33;Yes)、フレーム群と対応する表示態様情報をサーバSに出力する。あるいは、S36の判断の結果、データの圧縮または代表画像のみを出力する選択操作がなされた場合(S36;Yes)、圧縮されたフレーム群および対応する表示態様情報、もしくは代表画像のみをサーバSに出力する。S36の判断の結果、データの圧縮および代表画像のみを出力する選択操作のいずれも行わないという選択がなされた場合(S36;No)、第1の制御部22により、表示部Dに「出力不可」等の文字列からなる、あらかじめ設定された警告メッセージを表示させる。
(作用・効果)
以上説明した第2実施形態にかかる医用画像診断装置1の作用および効果について説明する。
本実施形態の医用画像診断装置においては、画像取得時にデータが静止画像として記憶された場合であっても、その静止画像(代表画像等)に対応するフレーム群も共に記憶される構成である。したがって、画像診断の後に、読影医等はその静止画像に対応する動画像を参照することができる。
また、医用画像診断装置は、外部装置へフレーム群を出力する前に、出力先の記憶容量の残量情報を参照する。さらに医用画像診断装置は、参照の結果、警告表示をする場合がある。さらに参照の結果、出力データ量の調整を行う。したがって、出力先の記憶容量の圧迫や、記憶容量による出力が不可能になる事態を回避することが可能である。
(第2実施形態の変形例)
次に、第2実施形態の変形例の構成について説明する。第2実施形態では、出力先がサーバSである場合について説明したが、出力先が可搬記憶媒体(リムーバブルメディア)であってもよい。なお、ここでの可搬記憶媒体としては、リムーバブルドライブが含まれてもよい。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態にかかる医用画像診断装置について説明する。第2実施形態の説明において、医用画像診断装置1は、出力先の記憶容量の残量情報を参照した結果に応じて、警告表示や出力データ量の調整を行う構成である。これに対し第3実施形態においては、第2の制御部23が、出力先で表示態様情報を利用したフレーム群の表示が可能であるか出力前に参照する構成である。以下、第2実施形態との相違点として第3実施形態における第2の制御部23の処理内容について説明する。
≪第2の制御部−出力処理≫
第2の制御部23の出力処理の第4の例について図6を参照して説明する。図6は、第3実施形態にかかる医用画像診断装置1の動作の概略を示すフローチャートである。出力処理の第4の例として、医師がデータベース24に記憶されたいずれかのデータを選択して、ビューワVに出力する操作を行った場合が挙げられる。
上記第1の例〜第3の例それぞれと同様に、第4の例においても医師の操作に応じて、データベース24に記憶された医用画像にかかる各データのリストが表示部Dに表示される。また、第2の制御部23は、医師等の選択操作を受け、データベース24から対応するフレーム群と、対応する表示態様情報を読み出す。さらに第2の制御部23は、読み出したフレーム群と、対応する表示態様情報をビューワVに送る。
(ステップ41)
第2の制御部23の出力処理の第2の例におけるステップ21と同様である。
(ステップ42)
第2の制御部23は、操作者により、データベース24におけるいずれかのフレーム群と、出力先とが選択されると、出力先の外部装置(ビューワV等)の表示制御に関する環境情報を参照する。なお環境情報とは、例えば当該外部装置においてフレーム群に付帯された表示態様情報を読み込んで、第1実施形態の上記第1の例と同様の表示制御を行うことができるかを示す情報である。すなわちこのS42では、外部装置において、表示態様情報によりフレーム群について表示態様の切替(静止画表示と動画表示の切替等)を行うためのプログラム等を実行可能か否か等を示す情報が参照される。
(ステップ43)
上記環境の参照の結果、第2の制御部23はビューワVに選択したフレーム群を送ってよいか判定する。例えば第2の制御部23は、出力するフレーム群について表示態様情報を参照し、ビューワVにおいて表示態様の切り替えが可能であるか判断する。
(ステップ44)
S43の判断の結果、出力先の外部装置で表示態様情報を利用可能でない場合(S43;No)、さらに第2の制御部23は、出力しようとするフレーム群に付帯された表示態様情報が静止画像を示すものであるか判断する。
(ステップ45)
S44の判断の結果、表示態様情報が静止画像を示す場合(S44;Yes)、第2の制御部23は、表示部Dに「出力不可」あるいは「出力先で表示態様の切替不可」等のあらかじめ設定された警告メッセージを表示させる制御を第1の制御部22に行わせる。第2実施形態と同様に、警告は他の方法とすることが可能である。
(ステップ46)
S45の警告表示の後、第2の制御部23は表示態様情報を利用可能とするプログラムをビューワVに出力するか、もしくは代表画像のみを出力するか、またはそのいずれも行わないか操作者に判断を促すメッセージを表示部Dに表示させる制御を、第1の制御部22に行わせる。第2の制御部23は、メッセージ表示の結果、プログラムの送信処理、代表画像のみの出力、またはこれらの何れも行わない等、操作者の選択に応じて、あらかじめ規定された処理の種別を判断する。
(ステップ47)
S43の判断の結果、ビューワVにおいて、表示態様情報を利用して表示態様の切替が可能である場合(S43;Yes)、フレーム群と対応する表示態様情報をサーバSに出力する。あるいはS44の判断の結果、表示態様情報が動画像を示す場合(S44;No)、フレーム群と対応する表示態様情報をサーバSに出力する。ただし、この場合は出力先で表示態様の切替ができないため、S45のように「出力先で表示態様の切替不可」等のあらかじめ設定された警告メッセージを表示させてもよい。さらにS46のように、表示態様情報を利用可能とするプログラムをビューワVに出力するか操作者に判断を促すメッセージが表示部Dに表示される構成であってもよい。あるいはS46の判断の結果、表示態様を切り替え可能とするプログラムの送信、または代表画像のみを出力する選択操作がなされた場合(S46;Yes)、選択に応じて、プログラム、表示態様情報およびフレーム群の組み合わせ、または代表画像のみをビューワVに出力する。
≪ビューワVにおける表示処理≫
医用画像診断装置1の第1の制御部22と同様に、ビューワVでは、対応する表示手段において、表示態様情報に規定された表示態様で、フレーム群に基づいた医用画像を表示させる。例えばフレーム群が動画表示されるものとして記憶されている場合、フレーム群が時系列順に順次表示される。これに対し、フレーム群のうち、1のフレームが静止画表示されるように設定されている場合、そのフレームが静止画表示される。また表示態様情報がフリーズ表示後のループ再生を示す場合、あるいはサムネイル表示を示す場合については第1実施形態と同様である。
また、記憶されたデータがRAWデータである場合、ビューワVの画像処理手段による画像処理後の医用画像データが当該装置の表示手段に表示される。また、医用画像診断装置1から、表示態様情報を利用可能とするプログラムとともに、フレーム群および表示態様情報が出力されている場合、ビューワVは、操作者の操作に応じ当該プログラムを利用してフレーム群の表示態の切替を行う。
(作用・効果)
以上説明した第3実施形態にかかる医用画像診断装置1の作用および効果について説明する。
本実施形態の医用画像診断装置においては、画像取得時にデータが静止画像として記憶された場合であっても、その静止画像(代表画像等)に対応するフレーム群も共に記憶される構成である。したがって、画像診断の後に、読影医等はその静止画像に対応する動画像を参照することができる。
また、医用画像診断装置は、外部装置へフレーム群を出力する前に、出力先の表示制御にかかる環境を参照し、表示態様情報を利用可能であるか判断する。判断の結果、医用画像診断装置は、警告表示をする場合がある。さらに表示態様情報を利用可能とするプログラムをフレーム群および表示態様情報とともに出力する場合がある。したがって、出力先の表示制御にかかる環境により、フレーム群での出力が無意味になる事態を回避することが可能である。
(第3実施形態の変形例)
第3実施形態では、出力先がビューワVである場合について説明したが、出力先が可搬記憶媒体である場合、またはサーバSである場合も、表示態様情報およびフレーム群と、表示態様情報を利用可能とするプログラムとを対にして出力してもよい。なお、その場合に第2実施形態と同様、出力データ量と出力先の記憶可能容量とを比較してデータ量の調整等を行ってもよい。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態にかかる医用画像診断装置1について図7を参照して説明する。図7は、第4実施形態にかかる医用画像診断装置の動作の概略を示すフローチャートである。
(ステップ51)
第2の制御部23の出力処理の第2の例におけるステップ21と同様である。
(ステップ52)
第2の制御部23は、出力対象のフレーム群に付帯された表示態様情報を参照する。
(ステップ53)
第2の制御部23は、出力対象のフレーム群に付帯された表示態様情報を動画像から静止画像に、または静止画像から動画像に切り替えるかを促すメッセージを表示部Dに表示させる制御について、第1の制御部22に行わせる。第2の制御部23は、メッセージ表示の結果、表示態様情報を変更するかについて選択操作の有無を判断する。
(ステップ54−1)
S53の判断の結果、操作者により表示態様情報を変更する選択がされなかったと判断された場合(S53;No)、第2の制御部23は、表示態様情報を変更しないでフレーム群と表示態様情報とを出力する。
(ステップ54−2)
S53の判断の結果、操作者により表示態様情報を変更する選択がされたと判断された場合(S53;Yes)、第2の制御部23は、表示態様情報を変更してフレーム群と表示態様情報とを出力する。第2の制御部23は、変更前の表示態様情報が動画像を示すものである場合、1の代表画像を選択する。代表画像の選択は上記と同様に、例えばフレーム群のうちの先頭のフレームとなる。また、表示態様情報は、動画から静止画または静止画から動画の変更だけでなく、複数フレームに基づくサムネイル表示、あるいは静止画からのループ再生等、任意の表示態様情報に変更可能となるように構成されてもよい。
(作用・効果)
以上説明した第4実施形態にかかる医用画像診断装置1の作用および効果について説明する。
本実施形態の医用画像診断装置においては、画像取得時にデータが静止画像として記憶された場合であっても、その静止画像(代表画像等)に対応するフレーム群も共に記憶される構成である。したがって、画像診断の後に、読影医等はその静止画像に対応する動画像を参照することができる。
また、医用画像診断装置は、外部装置へフレーム群を出力する前に、操作者に表示態様情報の切り替えを促す。また、操作者が表示態様情報の切り替えを指示した場合は、指示にしたがって、表示態様情報を動画像から静止画像へ、または静止画像から動画像へ切り替えて出力する等、任意の表示態様情報に変更可能である。したがって、操作者が判断する最適な表示態様となるように出力することが可能である。
[第5実施形態]
本実施形態は、医用画像表示制御装置に関する。本実施形態において、医用画像表示制御装置とは、医用画像を表示可能な装置であり、例えば、生体情報を取得するための走査部を有する医用画像診断装置に含まれる。あるいは医用画像診断装置で生成された画像データに画像処理を実行し新たな画像データを生成する画像処理装置に含まれる。あるいはデータベースに記憶された医用画像データなどを読み出して表示するビューアに含まれる。あるいは画像に関する所見を作成する際に使用されるレポート作成装置に含まれる。本実施形態の医用画像診断装置と第1実施形態に記載の医用画像診断装置の違いは、本実施形態における医用画像診断装置が、医用画像データに対する表示態様情報の付帯機能を有さないことにある。
医用画像表示制御装置は、装置の内部又は外部の記憶装置から医用画像データを取得し、取得した医用画像データに付帯されている表示態様情報にしたがって、医用画像データに基づく医用画像を所定のディスプレイに表示する。
≪医用画像診断装置の場合≫
医用画像表示制御装置が医用画像診断装置である場合、表示態様情報にしたがった表示制御は、例えば、第1実施形態における医用画像診断装置1で生成され、表示態様情報が付帯された医用画像データを所定のディスプレイに表示する際に実行される。
医用画像表示制御装置が医用画像処理装置である場合、表示態様情報にしたがった表示制御は、例えば、画像処理の対象となる医用画像データを所定のディスプレイに表示する際に実行される。医用画像表示制御装置がビューワである場合、表示態様情報に従った表示制御は、例えば、観察の対象となる医用画像データを所定のディスプレイに表示する際に実行される。
≪レポート作成装置の場合≫
医用画像表示制御装置がレポート作成装置である場合、表示態様情報に従った表示制御は、例えば、所定のディスプレイに表示されたレポート上に添付された医用画像データを表示する際に実行される。
本実施形態にかかる医用画像表示制御装置1000について、図8を参照して説明する。医用画像表示制御装置1000は、データ処理部1001を備える。データ処理部1001は、読み出し部1002、第3の制御部1003を備える。
読み出し部1002は、例えば、図示しない入力部が受け付けた指示に応じて、医用画像表示制御装置1000の外部の記憶部1004から、医用画像診断装置で生成され、表示態様情報が付帯されたフレーム群を含む医用画像データを読み出す。なお、読み出し部1002は、医用画像表示制御装置1000の内部の記憶部(メモリ、ストレージ;不図示)から、表示態様情報が付帯された複数の医用画像データを取得してもよい。
第3の制御部1003は、読み出し部1002により読み出されたフレーム群を含む医用画像データに付帯された表示態様情報に従って、当該医用画像データに基づき医用画像を医用画像表示制御装置1000の外部のディスプレイ1005に表示させる。なお、ディスプレイ1005は、医用画像表示制御装置1000が有する構成であってもよい。
つまり、本実施形態における医用画像表示制御装置1000は、読み出し部1002と表示制御部(第3の制御部1003)を備える。医用画像表示制御装置1000において、医用診断装置で生成され、所定の記憶部(装置の外部または内部に設けられる)に保存されている医用画像データを、当該所定の記憶部から読み出すための指示を入力部が受け付けた場合、読み出し部1002は、当該医用画像データに含まれたフレームのうち少なくとも一つと、当該医用画像診断装置で前記複数の医用画像データの保存が決定されたときの当該医用画像診断装置における表示モードに応じた情報であって、当該複数の医用画像データに関する表示モードを指定するための情報と、を当該所定の記憶部から読み出す。また、第3の制御部1003は、当該情報によって指定される表示モードで、当該所定の記憶部から読み出した当該複数の医用画像データのうち少なくとも一つをディスプレイ1005等の表示手段に表示させる。
(第1〜第5実施形態の変形例1)
上記実施形態では、静止画像の代表画像としてフレーム群の最初のフレームを選択する構成であった。しかしながらこれに限られない。例えば超音波診断装置は、心電計から心拍同期信号を取得しつつ、画像取得処理が行われる場合がある。超音波診断装置はこれを利用して、フレーム群から所定のフレームを選択するときに、所定の心時相、例えばP波、Q波、R波、S波、T波またはU波等が取得されたタイミングに相当するフレームを選択する構成であってもよい。また、超音波診断装置は、PQ時間、QRS時間またはQT時間に含まれるフレームを指定範囲としてもよい。また、表示態様情報において、静止画像としてサムネイル画像を表示する場合も、所定の心時相が取得されたタイミングに相当するフレームを選択する構成であってもよい。
(第1〜第5実施形態の変形例2)
上記実施形態では、フレーム群が一時記憶部21およびデータベース24に記憶される構成であった。しかしながら、これに限られず、例えば医用画像診断装置は一時記憶部21およびデータベース24に対し、時系列順に取得されたボリュームデータを記憶させる構成であってもよい。また、走査部10Aおよび画像生成部10Bによる画像取得処理によって、ボリュームデータが生成される場合であっても、同一断面のMPR画像、直交3断面等フレーム群が記憶される構成であってもよい。
(第1〜第5実施形態の変形例3)
上記実施形態では、フレーム群が一時記憶部21およびデータベース24に記憶される構成であった。しかしながら、これに限られず、例えば医用画像診断装置は一時記憶部21およびデータベース24に対し、時系列順に取得されたボリュームデータを記憶させる構成であってもよい。また、走査部10Aおよび画像生成部10Bによる画像取得処理によって、ボリュームデータが生成される場合であっても、同一断面のMPR画像、直交3断面等フレーム群が記憶される構成であってもよい。さらに上記実施形態では、複数の医用画像データとして、複数フレーム分の医用画像データについて説明したが、これに限られない。例えば複数スライス分の画像データを動画・静止画で表示する場合、複数のボリュームデータに基づく画像を動画・静止画で表示することも可能である。例えばX線CT装置で取得した複数スライスの医用画像データが一時記憶部21に一時記憶されており、各医用画像データを動画として再生する表示モードと、一枚の画像データを静止画として保存する表示モードを選択可能に構成することも可能である。
上記第1〜第5実施形態およびこれらの変形例のうち、2以上を組み合わせて構成することが可能である。なお、第1〜第5実施形態およびこれらの変形例における第1の制御部22は、「表示制御部」の一例に相当する。また、第1〜第5実施形態およびこれらの変形例のうち、2以上を組み合わせた場合の第1の制御部22は、「表示制御部」の一例に相当する。また、第3の制御部1003は、「表示制御部」の一例に相当する。
なお、第1〜第5実施形態およびこれらの変形例における第2の制御部23は、「制御部」の一例に相当する。また、第1〜第5実施形態およびこれらの変形例のうち、2以上を組み合わせた場合の第2の制御部23は、「制御部」の一例に相当する。
(効果)
上記第1〜第5実施形態および各変形例における医用画像診断装置は、画像取得時にデータが静止画像として記憶された場合であっても、その静止画像(代表画像等)に対応するフレーム群も共に記憶される構成である。したがって、画像診断の後に、読影医等はその静止画像に対応する動画像を参照することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これら実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、様々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
上記説明において用いた「データ処理部」、「画像生成部」は、例えば、CPU(central processing unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、或いは、特定用途向け集積回路(ApplicationSpecificIntegratedCircuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple ProgrammableLogic Device:SPLD))、複合プログラマブル論理デバイス(Complex ProgrammableLogic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA)等の処理回路で構成されていてもよい。処理回路は記憶回路に保存されたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。なお、記憶回路にプログラムを保存する代わりに、処理回路内にプログラムを直接組み込むよう構成しても構わない。この場合、処理回路は、組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。なお、本実施形態の各処理回路は、処理回路ごとに単一の回路として構成される場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて1つの処理回路として構成し、その機能を実現するようにしてもよい。さらに、複数の構成要素を1つの処理回路へ統合してその機能を実現するようにしてもよい。
例えば画像生成部は画像生成回路として構成してもよく、それには信号処理機能と、画像処理機能とが含まれる。画像生成回路にて行なわれる各処理機能は、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態で記憶回路へ記録されている。画像生成回路は、プログラムを図示しない記憶回路から読み出し、実行することで各プログラムに対応する機能を実現するプロセッサである。換言すると、各プログラムを読み出した状態の画像生成回路が、上記信号処理機能、画像処理機能を有することとなる。なお、これら機能は単一の処理回路にて実現されてもよく、複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより機能を実現するものとしても構わない。
なお第1の制御部22または第3の制御部1003は、下記のような表示画面を所定の表示手段に表示させる制御を行ってもよい。
動画または静止画のいずれの形式で医用画像データを出力するかユーザに指定させるための表示画面;
静止画の形式で出力するとき、表示対象となるフレームの選択を促す表示画面;
外部装置の仕様を示す表示画面として、例えば外部装置の記憶容量、記憶容量の残量、処理可能な医用画像データのデータ形式および認識可能な付帯情報の種別等のうち少なくともいずれか1つを表示する画面;
医用画像データの圧縮処理についてユーザに指定させるための表示画面として、例えば圧縮処理としては、圧縮の有無、圧縮率および圧縮の形式等のうち少なくともいずれか1つを指定するための表示画面;
医用画像データまたは付帯情報(表示態様情報等)を読み込み可能とするプログラムを送信するかについてユーザに指定させるための表示画面。
第2の制御部23は、記憶操作部OP2に対する操作に対応して動画表示または静止画表示を示す表示態様情報を取得し、所定の表示手段に下記のような表示態様で表示処理をしてもよい。
医用画像データの検査リスト;
当該検査リストから選択されたフレーム群のサムネイル表示;
当該サムネイル表示から選択された1の医用画像;
当該検査リストから選択されたフレーム群に基づく動画表示。
1 医用画像診断装置
11 超音波プローブ
14 画像処理部
21 一時記憶部
22 第1の制御部
23 第2の制御部
24 データベース
D 表示部
OP1 表示操作部
OP2 記憶操作部
S サーバ
V ビューワ
1000 医用画像表示制御装置
1001 データ処理部
1002 読み出し部
1003 第3の制御部

Claims (9)

  1. 被検体に対する走査の結果に基づく超音波画像データを生成する画像データ生成部によって生成された超音波画像データを保存するための保存指示を受け付ける入力部と、
    前記画像データ生成部によって生成された超音波画像データに基づく画像を動画または静止画として表示させる表示制御部と、
    前記画像データ生成部によって生成された複数の超音波画像データと、前記入力部が前記保存指示を受け付けた際に前記画像が動画として表示されているか静止画として表示されているかに応じた情報であって、前記複数の超音波画像データに関する表示を動画で行うか静止画で行うかを指定する情報と、を関連付けて所定の記憶部に保存する制御部と、
    を備え
    前記入力部が前記保存指示を受け付けた際に前記画像が静止画として表示されている場合、前記制御部は、前記複数の超音波画像データと、前記複数の超音波画像データにおける1の超音波画像データに基づく画像を代表画像に指定する第1の情報と、を関連付けて前記所定の記憶部に保存させる一方、前記複数の超音波画像データに関する表示を動画で行うことを指定する第2の情報は前記所定の記憶部に保存せず、
    前記入力部が前記保存指示を受け付けた際に前記画像が動画として表示されている場合、前記制御部は、前記複数の超音波画像データと、前記複数の超音波画像データに関する表示を動画で行うことを指定する前記第2の情報と、を関連付けて前記所定の記憶部に保存させる一方、前記複数の超音波画像データに関する表示を静止画で行うことを指定する前記第1の情報は前記所定の記憶部に保存しない、
    ことを特徴とする超音波診断装置
  2. 前記入力部が前記保存指示を受け付けた際に前記画像が静止画として表示されている場合、前記制御部は、前記複数の超音波画像データと、前記複数の超音波画像データに関する表示を静止画で行いつつ、変更要求に応じて表示対象となる画像データの表示を時系列順に反復表示するループ再生へ変更することを指定するための情報と、を関連付けて前記所定の記憶部に保存する請求項に記載の超音波診断装置
  3. 前記制御部は、前記所定の記憶部から前記複数の超音波画像データ、および対応して記憶された前記第1の情報または前記第2の情報を読み出し、
    前記表示制御部は、前記第1の情報または前記第2の情報によって指定されるように動画または静止画で、読み出した超音波画像データに基づく画像を表示部に表示させる請求項に記載の超音波診断装置
  4. 前記所定の記憶部は、超音波診断装置にネットワークを介して接続されたサーバ装置である請求項1に記載の超音波診断装置
  5. 前記画像データ生成部によって生成された超音波画像データは、超音波プローブによる走査の結果に基づく前記超音波画像データである請求項1に記載の超音波診断装置
  6. 前記所定の記憶部に保存される前に、前記画像データ生成部によって生成された超音波画像データを一時的に記憶する一時記憶部を備え、
    前記入力部が前記保存指示を受け付けた場合、前記制御部は、前記一時記憶部に記憶された前記複数の超音波画像データを前記所定の記憶部に出力する、請求項1に記載の超音波診断装置
  7. 前記入力部は、保存ボタンを表示し、前記保存ボタンに対するタッチ操作によって前記保存指示を受け付けるタッチパネルであり、
    前記保存ボタンは、前記タッチパネル上に1つのみ表示される、請求項1に記載の超音波診断装置
  8. 超音波診断装置とビューワとを備えた超音波画像診断表示システムであって、
    前記超音波診断装置は、
    被検体に対する走査の結果に基づく超音波画像データを生成する画像データ生成部によって生成された超音波画像データを保存するための保存指示を受け付ける入力部と、
    前記画像データ生成部によって生成された超音波画像データに基づく画像を動画または静止画として表示させる表示制御部と、
    前記画像データ生成部によって生成された複数の超音波画像データと、前記入力部が前記保存指示を受け付けた際に前記画像が動画として表示されているか静止画として表示されているかに応じた情報であって、前記複数の超音波画像データに関する表示を動画で行うか静止画で行うかを指定する情報と、を関連付けて所定の記憶部に保存する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記入力部が前記保存指示を受け付けた際に前記画像が静止画として表示されている場合、前記複数の超音波画像データと、前記複数の超音波画像データにおける1の超音波画像データに基づく画像を代表画像に指定する第1の情報と、を関連付けて前記所定の記憶部に保存させる一方、前記複数の超音波画像データに関する表示を動画で行うことを指定する第2情報は前記所定の記憶部に保存せず、
    前記入力部が前記保存指示を受け付けた際に前記画像が動画として表示されている場合、前記複数の超音波画像データと、前記複数の超音波画像データに関する表示を動画で行うことを指定するための前記第2情報と、を関連付けて前記所定の記憶部に保存させる一方、前記複数の超音波画像データに関する表示を静止画で行うことを指定する前記第1の情報は前記所定の記憶部に保存せず、
    前記ビューワは、前記第1の情報に基づいて、前記代表画像を表示する超音波画像診断表示システム。
  9. 記ビューワは、前記第2の情報に基づいて、前記複数の超音波画像データに基づく複数の画像を動画表示することを特徴とする請求項8に記載の超音波画像診断表示システム。
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