JP6743139B2 - センサ情報管理システム及び方法 - Google Patents

Description

（著作権の認可）
本特許明細書の開示の一部には著作権保護の対象物が含まれることがある。著作権者は、米国特許商標庁の特許ファイル又は記録に現れることに伴う本特許明細書又は特許開示の複写には異議を唱えないが、それ以外については、どのようなものであれ、全ての著作権を留保する。

本開示は、概して、様々なセンサにより得られたデータを管理するためのシステム及び方法に関する。より詳細には、これに限られないが、本開示は１つ又は複数の分散モバイルセンサプラットフォームに関連付けられた環境センサにより得られたデータを管理するためのシステム及び方法に関する。

分散センサにより得られた情報は、様々な用途で使用可能である。例えば、分散センサで収集された環境情報は、これらに限られないが、天気予測、大気質予測、アレルゲン予測、及び／又は同種のものを含む特定の環境予測活動に関連して使用することができる。環境情報はさらに、例えば環境モデリング、保健計画及び保健方針展開活動、物理科学研究、及び／又は同種のものを含む、様々な他の研究活動に関連して使用することができる。

分散センサにより得られた情報は有益となりうるが、分散センサネットワークを配備し継続的に維持することは、所与の地理的領域に対して十分な情報範囲を提供するには多くのセンサが必要となることがあるため、比較的煩雑及び／又は高価である場合がある。さらに、個々の分散センサは地理的に固定されていることがあり、そのようなセンサで収集された情報の特定の地理的領域に対する有用性が限られることがある。

本明細書で開示されるシステム及び方法は、１つ又は複数の分散モバイルセンサプラットフォームに関連付けられた様々なセンサにより得られたデータの管理を容易にする。モバイルセンサプラットフォームを含む様々なセンサプラットフォームに関連付けられたセンサは、環境情報を含む様々な情報を測定するように構成することができる。例えば、花粉レベル、空中浮遊粒子レベル（例えばＰＭ２．５又は同種のもの）、風速及び／若しくは風向、温度、湿度、騒音レベル、明るさ、オゾン濃度、及び／又は任意の他の種類の環境情報に関する情報を測定、並びに／又はそうでなければ収集するようにセンサを構成することができる。そのような環境情報は、多種多様な予測、モデリング、計画、及び／又は研究活動に関連して使うことができる。本明細書で開示される特定の実施形態は環境情報に関連して論じられているが、開示されるシステム及び方法の実施形態が任意の他の種類のデータ及び／又は情報に関連して使用できることが理解されるであろう。

開示されるシステム及び方法の実施形態に係るモバイルセンサプラットフォームは、環境情報を含みうる情報を収集するための１つ又は複数のセンサを含みうる、及び／又はそうでなければ関連付けされうる、任意のモバイルな、及び／若しくはそうでなければ可搬型のプラットフォーム、エンティティ、並びに／又はデバイスを含むことができる。モバイルセンサプラットフォームは、データを収集可能な１つ又は複数のセンサを含みうる、及び／又はそうでなければ関連付けされうる、乗用車、輸送車両（例えばバス又は同種のもの）、列車及び／若しくは列車車両、自転車、ウェアラブル及び／若しくはそうでなければ可搬型の技術デバイス（例えばスマートフォン又は同種のもの）、並びに／又は任意の他の種類の輸送プラットフォーム、エンティティ、及び／若しくはデバイスを含みうるが、これらに限られない。さらなる実施形態では、開示されるシステム及び方法は、１つ又は複数の分散モバイルセンサプラットフォームに加えて、及び／又はその代わりに、１つ又は複数の固定センサプラットフォームに関連して使用することができる。

特定の実施形態では、モバイルセンサプラットフォームの地理的に一時的な性質を利用して、固定センサプラットフォームよりも大きな地理的領域にわたって環境情報を収集するのを容易にすることができる。例えば、輸送車両に取り付けられた環境センサは、輸送車両が輸送ルートを移動する際に特定の環境情報を継続的に、及び／又は定期的に測定することができる。計測された環境情報は、環境センサ及び／又は輸送車両から１つ又は複数の環境情報サービスプロバイダシステムへ（例えば、継続的に、定期的に、通信の確立時に、及び／又は同様の時期に）伝えることができる。輸送車両が輸送ルートを移動する間に環境情報を収集することで、多数の地理的位置に関連付けられた、及び／又は、より広い地理的領域にわたる情報を得ることができる。

本明細書で開示される特定の実施形態に従って、複数のセンサで収集された情報を集約するよう構成された情報サービスプロバイダシステムにより情報の整合性及び／又は品質検査を行うことができる。例えば、環境情報サービスプロバイダシステムは、複数のモバイルセンサプラットフォームのセンサによって同一の、及び／若しくは類似の地理的位置並びに／又は同一の、及び／若しくは類似の時刻で得られた複数の環境情報データ点を比較して、外れ値データ点を特定することができる。一部の実施形態では、環境情報サービスプロバイダシステムはさらに、このような整合性及び／又は品質検査の判定に基づいて、データ点を採点する、及び／又はそうでなければデータ点に特定の重みを付与するように構成することができる。例えば、他の類似のデータ点（例えば、近接した、及び／又は時間的に類似したデータ点）と比較的高い整合性及び／又は相関のあるデータ点は、より高いスコア及び／又はより大きな重みを付与されることがあり、外れ値データ点はより低いスコア及び／又はより小さな重みを付与されることがある。

本明細書で開示されるシステム及び方法はさらに、特定の情報の収集及び／又は取得を奨励するように使用することができる。例えば、一部の実施形態では、環境情報サービスプロバイダは、興味のある特定の地理的領域、情報取集時刻、及び／又は情報種類を特定することができる。そのような興味のある領域、時刻、及び／又は情報種類は、１つ又は複数のモバイルセンサプラットフォームによってこれまで収集されていない情報、特定の期間内に収集されていない情報、及び／又は、情報、若しくはスコア及び／又は重みの閾値を下回るレベルを付与されたモバイルセンサにより収集された情報を含みうる。一部の実施形態では、環境サービスプロバイダは１つ又は複数のモバイルセンサプラットフォームを奨励して（例えばモバイルセンサプラットフォームに目的地への代替経路及び／又は移動時間を提示することにより）、そのような興味のある情報を得ることができる。このようにして、環境サービスプロバイダシステムは、入手する関連環境データの量、及び／又はそのようなデータの範囲（例えば地理的範囲、時間的範囲、及び／又は情報種類の範囲）を増やすことができる。

本発明は、添付の図面と共に以下の詳細説明を参照することで容易に理解されるであろう。
本開示の実施形態に係る情報サーバプロバイダプラットフォームの例示のアーキテクチャを示す。 本開示の実施形態に係る複数のモバイルセンサプラットフォームからの情報を管理する例示の方法のフローチャートを示す。 本開示の実施形態に係る情報サービスプロバイダシステムによる情報取集管理を示す。 本開示の実施形態に係るモバイルセンサプラットフォームによる情報収集を管理する例示の方法のフローチャートを示す。 本明細書で開示されるシステム及び方法の特定の実施形態を実装するのに使用できる例示のシステムを示す。

本開示の実施形態に係るシステム及び方法の詳細説明を以下に述べる。いくつかの実施形態が説明されるが、本開示はいずれか一つの実施形態に限定されることなく、むしろ多くの代替形態、改良、及び均等物を包含することを理解されたい。加えて、本明細書で開示される実施形態の完全な理解を提供するために、以下の説明において多数の具体的な詳細が記載されているが、一部の実施形態は、こうした詳細の一部又はすべてがなくとも実行可能である。さらに、明確化の目的で、関連技術で既知の特定の技術的材料は、本開示を不必要にわかりにくくすることを避けるために、詳細には説明されていない。

本開示の実施形態は図面を参照することで理解することが可能であり、同様の部品は同様の番号で指定されていることがある。開示される実施形態の構成要素は、本明細書で概して記述され、図示されているように、多種多様な異なる構成で配置、設計できるであろう。したがって、本開示のシステム及び方法の実施形態の以下の詳細な説明は、請求されている本開示の範囲を制限することを意図したものではなく、単に本開示の考えられる実施形態を表しているに過ぎない。加えて、本明細書で開示される任意の方法の手順は、特に指定されていない限り、必ずしも任意の特定の順序で実行される必要はなく、又は連続的に実行される必要すらなく、当該手順を一度のみ実行する必要もない。

１つ又は複数の分散モバイルセンサプラットフォームに関連付けられた様々なセンサにより得られたデータの管理を容易にするシステム及び方法が提示される。特定の実施形態では、本明細書で説明されるシステム及び方法は、例えば、同一出願人による同時係属中の米国特許出願第１１／５８３，６９３号（「第６９３号出願」）に記述されているものなどのデジタル著作権管理（「ＤＲＭ」）技術、同一出願人による同時係属中の米国特許出願第１０／８６３，５５１号（「第５５１号出願」）に記述されているものなどのサービス編成技術、同一出願人による同時係属中の米国特許出願第１３／６５４，３４９号（「第３４９号出願」）に記述されているものなどの情報の記憶及び／若しくは管理技術、並びに／又は同一出願人による同時係属中の米国特許出願第１２／７８５，４０６号（「第４０６号出願」）に記述されているものなどのコンテンツ配送技術（「第６９３号出願」、「第５５１号出願」、「第３４９号出願」、及び「第４０６号出願」の内容はここに参照によりそのすべてが援用される）に関連して、また他の文脈において使用可能である。これらのシステム及び方法は、その中で用いられている構成要素、システム及び方法の多くと同様に新規であることが理解されるであろう。

図１は、本開示の実施形態に係る情報サービスプロバイダプラットフォームの例示のアーキテクチャ１００を示す。このプラットフォームは、情報サービス（例えば環境情報サービス）を実施するよう構成された情報サービスプロバイダシステム１１０、及び、なかでも、本明細書で開示される実施形態に係るサービスプロバイダシステム１１０により管理された情報と対話するように構成されたユーザシステム１２２を含むことができる。別のシステムとして示されているが、特定の実施形態では、情報サービスプロバイダシステム１１０及び／又はユーザシステム１２２は、単一のコンピュータシステムから成ることがある。さらなる実施形態では、情報サービスプロバイダシステム１１０及び／又はユーザシステム１２２は、任意の適切な数のコンピュータシステム及び／又はコンピュータシステムの組み合わせから成ることがある。

情報サービスプロバイダシステム１１０は、１つ若しくは複数の分散モバイルセンサプラットフォーム１０２ａ〜１０２ｅ及び／又は関連するセンサ１０４ａ〜１０４ｅにより収集された情報１０６ａ〜１０６ｅを集約、管理、及び／又はそうでなければ操作するよう構成されてもよい。特定の実施形態では、ユーザシステム１２２は、様々な操作を実行することに関連して、情報サービスプロバイダシステム１１０と対話するように構成されてもよい。例えば、ユーザシステム１２２は、なかでも、サービスプロバイダシステム１１０により管理される情報、当該情報に由来するデータ製品、当該情報に対して実行される特定の計算の結果、及び／又は同種のものに対して、要求１２６を発行する、及び／又は関連する応答１２４を受信するよう構成することができる。

本明細書で開示される実施形態に従って、モバイルセンサプラットフォーム１０２ａ〜１０２ｅは、情報を収集するための１つ又は複数のセンサ１０４ａ〜１０４ｅを含みうる、及び／又はそうでなければ関連付けされうる、任意のモバイルな、及び／若しくはそうでなければ可搬型のプラットフォーム、エンティティ、並びに／又はデバイスを含みうる。例えば、モバイルセンサプラットフォームは、１つ又は複数のセンサ１０４ａ〜１０４ｅを含みうる、及び／又はそうでなければ関連付けされうる、乗用車１０２ｄ、輸送車両（例えばバス１０２ｂ又は同種のもの）、列車１０２ｃ及び／若しくは列車車両、自転車１０２ａ、ウェアラブル及び／若しく又はそうでなければ可搬型の技術デバイス（例えばスマートフォン、スマートウォッチ又は同種のもの）、人１０２ｅ、並びに／又は任意の他の種類の輸送プラットフォーム、エンティティ、及び／若しくはデバイスを含みうるが、これらに限られない。さらなる実施形態では、開示されるシステム及び方法は、１つ又は複数の分散モバイルセンサプラットフォーム１０２ａ〜１０２ｅに加えて、及び／又はその代わりに、１つ又は複数の固定センサプラットフォームに関連して使用することができる。一部の実施形態では、モバイルセンサプラットフォーム１０２ａ〜１０２ｅは空間的に一時的な性質でありえることにより、固定センサプラットフォームよりも大きな地理的領域にわたって情報を収集するのを容易にすることができる。

様々なモバイルセンサプラットフォーム１０２ａ〜１０２ｅに関連付けられたセンサ１０４ａ〜１０４ｅは、例えば、環境情報を含む様々な情報を測定するよう構成することができる。特定の実施形態では、センサ１０４ａ〜１０４ｅの１つ又は複数は、単一種類の情報を測定、及び／又はそうでなければ収集するよう構成されてもよい。他の実施形態では、センサ１０４ａ〜１０４ｅの１つ又は複数は、複数の情報種類を測定、及び／又はそうでなければ収集するよう構成されてもよい。

特定の実施形態では、センサ１０４ａ〜１０４ｅの１つ又は複数は、これらに限られないが、花粉レベル、空中浮遊粒子レベル（例えばＰＭ２．５又は同種のもの）、風速及び／若しくは風向、温度、湿度、騒音レベル、明るさ、オゾン濃度、並びに／又は任意の他の種類の環境情報に関する情報を含む、環境情報１０６ａ〜１０６ｅを測定、及び／又はそうでなければ収集するように構成されてもよい。１つ又は複数のセンサ１０４ａ〜１０４ｅは、例えば、湿度センサ、温度センサ、対気速度センサ、降水量センサ、紫外線センサ、オゾンセンサ、大気圧（又は高度）センサ、粒子センサ、エアロゾルセンサ、花粉センサ、ＰＭセンサ、臭いセンサ、ＣＯ２センサ、騒音センサ、照明レベルセンサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、及び傾斜センサを含みうる。本明細書で開示される特定の実施形態は環境情報を測定、及び／又はそうでなければ収集するように構成されているセンサ１０４ａ〜１０４ｅに関連して論じられているが、開示されるシステム及び方法の実施形態が任意の他の種類のセンサ並びに／又はデータ及び／若しくは情報に関連して使用できることが理解されるであろう。

特定の実施形態では、センサ１０４ａ〜１０４ｅの１つ又は複数はさらに、全地球測位システム（「ＧＰＳ」）センサなどの位置判定センサを、他の位置判定センサも考えられるが、含みうる。一部の実施形態では、位置判定センサにより得られた位置情報は、計測された、及び／又は収集された環境情報１０６ａ〜１０６ｅに関連付けられていることがある。さらなる実施形態では、時間的情報は、計測された、及び／又は収集された環境情報１０６ａ〜１０６ｅに関連付けられていることがある。関連する、計測された、並びに／若しくは収集された環境情報１０６ａ〜１０６ｅ及び／若しくは他の情報、位置情報、並びに／又は時間的情報は、総称して時空間情報と称されることがあり、開示されるシステム及び方法の実施形態に関連して使用することができる。

システム１１０、１２２、モバイルセンサプラットフォーム１０２ａ〜１０２ｅ、及び／又は関連するセンサ１０４ａ〜１０４ｅは、１つ又は複数の接続を含む１つ又は複数のネットワーク１０８を介して通信可能に結合することができる。ネットワーク接続は、様々なネットワーク通信デバイス及び／又はチャネルを備えてもよく、接続されたデバイスとシステムの間の通信を容易にする任意の適切な通信プロトコル及び／又は通信規格を利用することができる。ネットワーク接続は、インターネット、ローカルエリアネットワーク、仮想プライベートネットワーク、並びに／又は１つ若しくは複数の電子通信技術及び／若しくは電子通信規格（例えばイーサネット又は同種のもの）を利用する任意の他の通信ネットワークを含みうる。一部の実施形態では、ネットワーク接続は、個人通信システム（「ＰＣＳ」）などの無線通信事業者システム並びに／又は任意の適切な通信規格及び／若しくは通信プロトコルを組み込んだ任意の他の適切な通信システムを含みうる。さらなる実施形態では、ネットワーク接続は、例えば符号分割多元接続（「ＣＤＭＡ」）、移動通信用グローバルシステム又はGroupe Special Mobile（「ＧＳＭ」）、周波数分割多元接続（「ＦＤＭＡ」）及び／又は時分割多元接続（「ＴＤＭＡ」）規格を利用するアナログ移動通信ネットワーク及び／又はデジタル移動通信ネットワークを含みうる。特定の実施形態では、ネットワーク接続は、１つ又は複数の衛星通信リンクを組み込んでもよい。さらなる実施形態では、ネットワーク接続は、ＩＥＥＥの８０２．１１規格、ブルートゥース（登録商標）、超広帯域無線（「ＵＷＢ」）、ジグビー（Ｚｉｇｂｅｅ）（登録商標）及び／又は任意の他の適切な規格若しくは複数の規格を利用してもよい。

システム１１０、１２２、モバイルセンサプラットフォーム１０２ａ〜１０２ｅ、及び／又は関連するセンサ１０４ａ〜１０４ｅは、本明細書で開示されるシステム及び方法の実施形態を実装するよう構成された任意の適切なコンピュータシステム又は複数のコンピュータシステムを備えることができる。特定の実施形態では、システム１１０、１２２、モバイルセンサプラットフォーム１０２ａ〜１０２ｅ、及び／又は関連するセンサ１０４ａ〜１０４ｅは、関連する非一時的コンピュータ可読記憶媒体上に記憶された命令を実行するよう構成された少なくとも１つのプロセッサシステムを備えてもよい。以下でより詳細に論じられるように、システム１１０、１２２、モバイルセンサプラットフォーム１０２ａ〜１０２ｅ、及び／又は関連するセンサ１０４ａ〜１０４ｅは、信頼される認証情報及び／又は鍵の管理などの注意の必要な操作、セキュアポリシ管理、及び／又は本明細書で開示されるシステム及び方法の他の態様を実行するよう構成されたセキュア処理装置（「ＳＰＵ」）をさらに備えることができる。システム１１０、１２２、モバイルセンサプラットフォーム１０２ａ〜１０２ｅ、及び／又は関連するセンサ１０４ａ〜１０４ｅは、１つ又は複数の関連するネットワーク接続を介してシステム１１０、１２２、モバイルセンサプラットフォーム１０２ａ〜１０２ｅ、及び／又は関連するセンサ１０４ａ〜１０４ｅの間で情報の電子通信を可能とするよう構成されたソフトウェア及び／又はハードウェアをさらに備えることができる。

モバイルセンサプラットフォーム１０２ａ〜１０２ｅに関連付けられたセンサ１０４ａ〜１０４ｅにより計測された、及び／又はそうでなければ収集された環境情報１０６ａ〜１０６ｅは、情報サービスプロバイダシステム１１０へ（例えばネットワーク１０８及び／又は同種のものを介して）伝えることができる。特定の実施形態では、情報１０６ａ〜１０６ｅは、センサ１０４ａ〜１０４ｅ及び／又は関連するモバイルセンサプラットフォーム１０２ａ〜１０２ｅから情報サービスプロバイダシステム１１０へ直接伝えられることがある。他の実施形態では、情報１０６ａ〜１０６ｅは、１つ又は複数の中間システムを介して伝えられることがある。

情報サービスプロバイダシステム１１０は、受信した環境情報１０６ａ〜１０６ｅを集約、管理及び／又はそうでなければ操作するよう構成することができる。特定の実施形態では、受信した情報１０６ａ〜１０６ｅは、環境情報データベース１１２に関連して様々なデータベース管理活動を行うよう構成された、サービスプロバイダシステム１１０上で実行される環境情報管理モジュール１１４により維持されるデータベース１１２の一部として管理されてもよい。環境情報データベース１１２は、なかでも、収集された環境情報、環境情報を収集したセンサ及び／又はモバイルセンサプラットフォームに関連付けられた識別情報、環境情報に関連付けられた地理的位置情報（例えば、関連するセンサプラットフォームの位置ベースのセンサにより得られた環境情報に含まれる情報）、収集された環境情報に関連付けられた時間的情報（例えば情報が収集された日付及び／又は時刻）及び／又は同種のものを含みうる。一部の実施形態では、環境情報管理モジュール１１４は、地理情報を含む地図データベース１２０を使って、地図及び／又は収集された環境情報と地理位置情報データの間の他の関連性を生成することができる。

一部の実施形態では、ユーザシステム１２２は、様々な操作を実行することに関連して、情報サービスプロバイダシステム１１０と対話するように構成することができる。特定の実施形態では、ユーザシステム１２２は、サービスプロバイダシステム１１０により管理される環境情報データベース１１２に含まれる情報、データベース１１２に含まれる情報に由来するデータ製品、データベース１１２に含まれる情報に対して実行される特定の計算の結果、及び／又は同種のものに対して、要求１２６を発行する、及び／又は関連する応答１２４を受信することがある。一部の実施形態では、受信した要求１２６に基づいた応答１２４の生成が、少なくとも部分的に環境情報管理モジュール１１４により行われることがある。

一例として、ユーザシステム１２２は、環境情報データベース１１２に含まれる情報に基づいて１つ又は複数の可視化を生成する要求１２６をサービスプロバイダシステム１１０へ発行することができる。それに応じ、環境情報管理モジュール１１４は、要求１２６に関連付けられた情報データベース１１２内の情報を特定してアクセスし、特定された情報に基づいて当該要求に従い１つ又は複数の可視化を生成し、可視化を含む関連する応答１２４をユーザシステム１２２へ送信することができる。さらなる実施形態では、環境情報管理モジュール１１４は、受信した応答１２６に応答して、環境情報データベース１１２に含まれる情報に対して特定の分析を行い、関連する応答１２４を生成することができる。環境情報管理モジュール１１４は受信した要求１２４に従って情報データベース１１２に含まれる情報に基づいて多種多様な応答１２６を生成するように構成できること、また、データベース１１２に含まれる情報を使って生成される任意の計算結果及び／又は応答が本明細書で開示される実施形態に関連して使用可能であることが理解されるであろう。

一部の実施形態では、環境情報データベース１１２に含まれる情報は、応答１２６の生成に関連して環境情報管理モジュール１１４により執行されうる１つ又は複数の定義済みの方針及び／又は他の規則に関連付けられていることがある。方針が、何よりも、環境情報がどのように使用されるか（例えば、ユーザシステム１２２により使用される）、及び／又は環境情報がどのように環境情報サービスプロバイダシステム１１０から配信されるか（例えば、他のユーザ及び／又はサービスへ配信される）を明確に示すことがある。そのような方針又は規則は、例えば第５５１号出願及び第６９３号出願で記述されているデジタル著作権管理技術を使うことを含む、任意の適切な仕組みを使って明確に示し、実践することができる。本明細書で開示されるシステム及び方法により実践されうる例示の方針は、これらに限られないが、どのような情報が環境情報サービスプロバイダシステム１１０により収集されうるか及びそのような情報がどのように収集されるか（例えば、情報が収集される条件など）、情報がどのように使用及び／若しくは配信されうるか、情報収集に対する制約（例えば、どれだけの日数分の情報が収集されるべきか、どれだけ長く情報が保持されるべきか、収集される情報に対するサイズ制限、ユーザがこうした制限を設定／変更できるか、任意の／若しくは任意の他の所望の制約）並びに／又は同種のものに関する方針を含みうる。

特定の実施形態では、環境情報データベース１１２に含まれる情報の整合性及び／又は品質の検査は、情報サービスプロバイダシステム１１０及び／又はその上で実行されるモジュール（例えば環境情報管理モジュール１１４）により実行されてもよい。例えば、環境情報サービスプロバイダシステム１１０は、複数のモバイルセンサプラットフォーム１０２ａ〜１０２ｅのセンサ１０４ａ〜１０４ｅによって同一の、及び／若しくは類似の地理的位置並びに／又は同一の、及び／若しくは類似の時刻で得られた複数の環境情報データ点を比較して、外れ値のデータ点及び／又はより不正確な可能性のあるデータ点を特定することができる。

一部の実施形態では、環境情報サービスプロバイダシステム１１０はさらに、整合性及び／又は品質検査の判定に基づいて、データ点、関連するセンサ１０４ａ〜１０４ｅ、及び／又は関連するモバイルセンサプラットフォーム１０２ａ〜１０２ｅを採点する、及び／又はそうでなければ特定の重みを付与するように構成されてもよい。特定の実施形態では、環境情報データ点、関連するセンサ１０４ａ〜１０４ｅ、及び／又はモバイルセンサプラットフォーム１０２ａ〜１０２ｅのそのような採点及び／又は重み付けは、環境情報サービスプロバイダシステム１１０上で実行されるモバイルセンサプラットフォーム採点エンジン１１６により実行されてもよい。様々な採点及び／又は重み付けの方法論を開示される実施形態に関連して使用することができる。例えば、他の類似のデータ点（例えば、近接した、及び／又は時間的に類似したデータ点）と比較的高い整合性及び／又は相関のあるデータ点は、より高いスコア及び／又はより大きな重みを付与されることがあり、外れ値データ点はより低いスコア及び／又はより小さな重みを付与されることがある。

図示のアーキテクチャを利用する一つの例示の実装では、３つのモバイルセンサプラットフォーム（すなわち、センサプラットフォーム「Ａ」、「Ｂ」及び「Ｃ」）が関連するセンサを使って環境情報を測定し、環境情報サービスプロバイダシステム１１０へ環境情報を与えることができる。環境情報サービスプロバイダシステム１１０は、計測された環境情報が同一の、及び／若しくは類似の種類であること、並びに／又は同一の、及び／若しくは類似の地理的位置並びに／若しくは同一の、及び／若しくは類似の時刻に収集されたことを（例えば１つ又は複数の閾値との比較に基づき）判断することができる。

環境情報サービスプロバイダシステム１１０上で実行される環境情報管理モジュール１１４及び／又はモバイルセンサプラットフォーム採点エンジン１１６は、３つのセンサプラットフォームから受信した環境情報を比較することができ、センサプラットフォーム「Ａ」及び「Ｂ」から受信した情報が特定の範囲（例えば所定の閾値範囲）内であるが、センサプラットフォーム「Ｃ」から受信した情報は当該範囲から外れていると判断することができる。この整合性及び／又は品質検査の判定に基づき、モバイルセンサプラットフォーム採点エンジン１１６は、センサプラットフォーム「Ａ」及び「Ｂ」から受信した情報並びに／又はセンサプラットフォーム自体により高いスコア及び／又はより大きな重みを付与し、センサプラットフォーム「Ｃ」から受信した情報及び／又はセンサプラットフォーム自体により低いスコア及び／又はより小さな重みを付与することができる。一部の実施形態では、このより低いスコア及び／又はより小さな重みは、センサプラットフォーム「Ｃ」から受信した情報が所定の範囲から外れている程度に基づいて変動することがある。

特定の実施形態では、受信した環境情報、関連するセンサプラットフォーム、及び／又は関連するセンサを採点及び／又は重み付けすることにより、環境情報サービスプロバイダシステム１１０及び／又は環境情報サービスプロバイダシステム１１０と対話するユーザが、より高いスコア及び／又はより大きな重みの付けられた、それゆえより正確である可能性のある環境情報の使用を優先することができる。例えば、２つのモバイルセンサプラットフォームが同一の、及び／又は類似の種類で地理的及び時間的に類似の情報を収集した場合、環境情報サービスプロバイダシステム１１０は、情報及び／又はセンサプラットフォームに関連付けられたスコアを比較して、関連する応答１２４の生成に関連して使用するのに、より高いスコア及び／又はより高いスコアのセンサプラットフォームにより収集された情報を選択することができる。

特定の実施形態では、環境情報サービスプロバイダシステム１１０は、ユーザへ要求１２６を（例えばユーザシステム１２２又は同種のものを介して）発行するのに関連して使用するのに、環境情報データベース１１２に含まれる特定の情報を公開してもよい。例えば、一部の実施形態では、地理位置情報と環境情報データベース１１２に含まれる情報の照合がユーザシステム１２２のユーザへ（例えば、ユーザがユーザシステム１２２のインタフェース及び／又は同種のものを介して興味のある特定の地理的地域を選択するに応答して）提供されることがある。環境サービスプロバイダシステム１１０はさらに、関連する環境情報データ点、センサ、及び／又はモバイルセンサプラットフォームに対するスコア及び／又は重みの情報をユーザシステム１１２のユーザへ提供することができる。この情報をユーザが使って、公開されたデータ点、センサ、及び／又はセンサプラットフォームの信頼度及び／又は正確さの度合いの指示を与えることができる。一部の実施形態では、ユーザシステム１１２のユーザへ公開された情報は、情報並びに／又は収集センサ及び／若しくはセンサプラットフォームに関連付けられた人及び／又はエンティティを秘匿及び／又はそうでなければ匿名化して、情報並びに／又は関連するセンサ及び／若しくはセンサプラットフォームに関連付けられた人のプライバシーを保護することができる。特定の実施形態では、上述した適用された方針を介して、これを実施することができる。

一例として、保健機関はユーザシステム１２２を利用して、環境情報サービスプロバイダシステム１１０により管理される、興味のある特定の地理的地域及び興味のある特定の時刻に対する利用可能な環境情報を閲覧することができる。環境情報サービスプロバイダシステム１１０との対話を通して、保健機関は、呼吸器の問題を抱える人に対する健康予報の生成に関連して使用するため、花粉情報、ＰＭ２．５情報、及び風速情報にアクセスすることができる。

別の例では、政府運輸庁が、特定の車道が高い騒音レベル及び／又は光害の源であるかを評価するために、その車道沿いの計測された騒音及び／又は明るさ情報へアクセスしたいと願うことがある。環境情報サービスプロバイダシステム１１０との対話を通して、運輸庁は、興味のある車道に沿った地理的位置に関連付けられた、計測された騒音及び明るさ情報へアクセスすることができ、そのような情報を使って騒音及び／又は光害の緩和手法が有益となりうる地域を特定することができる。一部の実施形態では、運輸庁は、アクセスした情報に関連付けられたスコア及び／又は重みを提示されることがあり、部分的に特定の地理的位置に関連付けられた情報の相対的なスコア及び／又は重みに基づいて、その場所での騒音及び／又は光害緩和の実施を優先することができる。

さらなる実施形態では、本明細書における環境情報サービスプロバイダシステム１１０が、環境情報データベース１１２の一部として管理される環境情報に関するユーザフィードバックを促進することがある。例えば、特定の実施形態では、２つの時間的、地理的に近接するデータ点の間にかなりの量の違いがある不一致をユーザが発見した場合に、ユーザは不一致をフィードバックとして環境情報サービスプロバイダシステム１１０へ伝えることができる。フィードバックは、例えばフィードバックに関連付けられた環境情報の識別、環境情報に関連付けられた地理的位置、及び／又は環境情報に関連付けられた時刻を含みうる。

フィードバックを受信したら、環境サービスプロバイダシステム１１０及び／又はその上で実行される採点エンジン１１６は、当該フィードバックに関連付けられた環境情報に関連付けられたスコア及び／又は重みを減らすことができる。さらなる実施形態では、環境サービスプロバイダシステム１１０及び／又はその上で実行される採点エンジン１１６は、フィードバックに関連付けられた情報を収集したモバイルセンサプラットフォーム及び／又は関連するセンサを特定して、特定されたモバイルセンサプラットフォーム及び／又はセンサに関連するスコア及び／又は重みを減らすことができる。特定の実施形態では、第１ユーザから受信したフィードバックに関連付けられた情報、プラットフォーム及び／又はセンサに関連付けられたスコア及び／又は重みを減らす前に、環境情報サービスプロバイダシステム１１０及び／又は採点エンジン１１６は、第１ユーザのフィードバックを裏付けるフィードバックを第２ユーザから受信するまで待ってもよい。このようにして、不一致が複数のユーザによって特定されると、スコア及び／又は重みが減らされることがある。

上述の政府運輸庁に関係する例では、運輸庁が、環境情報データベース１１２からアクセスした情報に基づいて特定された高騒音及び／又は光害に関連付けられた特定の地理的位置を訪れるように人を派遣することがある。その場所を訪れると、騒音及び／若しくは光害のレベルが高くない、及び／又は環境情報データベース１１２からアクセスした関連情報で示されているほど高くないと、その人が判断することがある。その人及び／又は運輸庁は環境情報サービスプロバイダシステム１１０にこの不一致について知らせることができる。それに応じ、環境情報は、環境情報に関連付けられたスコア及び／若しくは重み、並びに／又は当該情報を収集したモバイルセンサプラットフォーム及び／又は関連するセンサに関連付けられたスコア及び／若しくは重みを減らすことがある。

別の例では、保健機関が、環境情報データベース１１２からアクセスした汚染情報に基づいて特定されたＰＭ２．５高汚染度に関連付けられた特定の地理的位置を訪れるように人を派遣することがある。その場所を訪れると、ＰＭ２．５汚染度が高くない、及び／又は環境情報データベース１１２からアクセスした関連情報で示されているほど高くないと、その人が判断することがある。その人及び／又は保健機関は環境情報サービスプロバイダシステム１１０にこの不一致について知らせることができる。それに応じ、環境情報サービスプロバイダシステム１１０は、環境情報に関連付けられたスコア及び／若しくは重み、並びに／又は当該情報を収集したモバイルセンサプラットフォーム及び／又は関連するセンサに関連付けられたスコア及び／若しくは重みを減らすことがある。加えて、以下で詳細が論じられるように、環境サービスプロバイダシステム１１０は、不一致を報告するようその人及び／又は保健機関を奨励する、及び／又はそうでなければ不一致の報告に対してその人及び／又は保健機関に対して報酬を与えることができる。

一部の実施形態では、フィードバックを提供するユーザは、裏付けのあるフィードバックを提供するよう奨励されることがある。例えば、裏付けのあるフィードバックを提供するユーザ及び／又はそのユーザに関連付けられたアカウントは、引き換えて様々な製品、サービス、及び／又は割引を受け取るのに使用可能な金銭的報酬及び／又は報奨ポイントにより入金されることがある。一部の実施形態では、モバイルセンサプラットフォームにより収集された環境情報を要求するユーザへ公開する際に、当該プラットフォームに関連付けられた一意に識別可能な情報を公開しないことで、ユーザがモバイルセンサプラットフォームに関連付けられたエンティティと不正確なフィードバックを提出することに関連して協力する可能性を減らすことができる。さらなる実施形態では、特定の閾値量のフィードバック（例えば大量のフィードバック）を提出する、及び／又は他のユーザにより裏付けられていないフィードバックを頻繁に提出するユーザは、環境情報サービスプロバイダシステム１１０により疑わしいと特定されることがあり、そのようなユーザからの将来のフィードバックは無視される、及び／又はそうでなければより小さな重みを与えられることがある。

図１に関連して提示されたアーキテクチャ、関係、及び例は、本発明の範囲内で多くの変形が可能であることが理解されるであろう。例えば、上記の特定のシステム機能性（例えば、システム１１０、１２２、モバイルセンサプラットフォーム１０２ａ〜１０２ｅ、及び／又は関連するセンサ１０４ａ〜１０４ｅの機能性）は、単一のシステム及び／又は任意の適切な構成のシステムの任意の適切な組み合わせへ組み込むことが可能である。したがって、図１に関連して提示されたアーキテクチャ、関係、及び例は例示と説明の目的のために提供されており、制限するためではないことが理解されるであろう。

図２は、本開示の実施形態に係る複数のモバイルセンサプラットフォームからの情報を管理する例示の方法２００のフローチャートを示す。図示の方法２００は、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、及び／又はそれらの任意の組み合わせの使用を含む、様々な方法で実装可能である。特定の実施形態では、方法２００及び／又はその構成手順は、環境サービスプロバイダシステム、１つ若しくは複数のユーザシステム、１つ若しくは複数のモバイルセンサプラットフォーム及び／若しくは関連するセンサ、並びに／又は任意の他の適切なシステム若しくは複数のシステムの組み合わせにより実行することができる。特定の実施形態では、図示の方法は、環境情報サービスプロバイダにより管理される環境情報の整合性及び／若しくは品質の検査、並びに／又はそのような判定に基づいたそのような情報の採点及び／若しくは重み付けを容易にすることができる。

２０２において、第１環境情報は第１モバイルセンサプラットフォームから受信できる。特定の実施形態では、第１環境情報は、第１モバイルセンサプラットフォームに関連付けられたセンサによって測定することができ、本明細書で記述された種類の環境情報及び／又は他の情報のいずれか１つ又は複数を含みうる。第１環境情報は、なかでも、第１モバイルセンサプラットフォーム及び／又は関連するセンサに関連付けられた識別情報、関連する種類の環境情報の指示、計測された及び／又はそうでなければ収集されたデータ点、第１環境情報に関連付けられた地理的位置の指示、及び関連する時刻（例えば第１環境情報に関連付けられた測定時刻）を含みうる。

２０４において、第２環境情報は第２モバイルセンサプラットフォームから受信できる。特定の実施形態では、第２環境情報は、第２モバイルセンサプラットフォームに関連付けられたセンサによって測定することができ、本明細書で記述された種類の環境情報及び／又は他の情報のいずれか１つ又は複数を含みうる。第１環境情報のように、第２環境情報は、なかでも、第２モバイルセンサプラットフォーム及び／又は関連するセンサに関連付けられた識別情報、関連する種類の環境情報の指示、計測された及び／又はそうでなければ収集されたデータ点、第２環境情報に関連付けられた地理的位置の指示、及び関連する時刻（例えば第１環境情報に関連付けられた測定時刻）を含みうる。

２０６において、第１環境情報及び第２環境情報に基づいて比較を行うことができる。一部の実施形態では、比較によって、第１環境情報と第２環境情報が同一の、及び／又は類似の地理的位置に関連しているかどうかを（例えば、地図データベース又は同種のものを使って、第１及び第２環境情報のデータ点に関連付けられた地理情報が、当該データ点はお互いから特定の閾値距離以内に位置していることを示している、と判定することにより）判定することができる。比較によってさらに、第１及び第２環境情報が同一の、及び／又は類似の時刻に関連付けられているかどうか（例えば、特定の期間以内である）を判定することができる。

第１環境情報が第２環境情報に近接し、時間的に類似している場合、２０６においての比較はさらに、第１及び第２環境情報に関連付けられたデータ点間の差異が、特定の実施形態では所定の閾値範囲を含みうる特定の閾値範囲以内であるかどうかを判定することを含みうる。例えば、第１及び第２環境情報は、計測された温度情報を含むことがあり、２０６における比較により、第１及び第２環境情報の計測された温度情報がお互いから５％以内にあるかどうかを判定することができる。第１及び第２環境情報に関連付けられたデータ点間の差異が閾値範囲内である場合、方法２００を進めて、終了することができる。第１及び第２環境情報に関連付けられたデータ点間の差異が閾値範囲外である場合、方法２００を２０８へ進めることができる。

２０８において、環境情報データベースに含まれる第１及び／又は第２環境情報に関連付けられたスコア及び／又は重みは、２０６での判定に基づいて調整することができる。例えば、第１環境情報が閾値量よりも大きな量だけ第２環境情報と異なり、かつ第２環境情報が環境情報データベースに含まれる他の地理的及び／又は時間的に同一の、又は類似の環境情報と閾値量より小さな量だけ異なる場合、第１環境情報が外れ値情報を含んでいると判定してもよい。その結果、２０８において、第１環境情報に関連付けられたスコア及び／又は重みを減らしてもよい。一部の実施形態では、スコア及び／又は重みは、第１及び第２環境情報の間の差異が閾値を超える量に応じた量だけ減らされることがある。

他の例では、第１環境情報が閾値量よりも大きな量だけ第２環境情報と異なり、かつ第２環境情報も環境情報データベースに含まれる他の地理的及び／又は時間的に同一の、又は類似の環境情報と閾値量より大きな量だけ異なる場合、第１及び第２環境情報の両方が外れ値情報を含んでいると判定してもよい。その結果、２０８において、第１及び第２環境情報の両方に関連付けられたスコア及び／又は重みを減らしてもよい（例えば、第１、第２及び／又は他の環境の間の差異が閾値を超える量に応じた量に基づいて減らされる）。

第１及び第２環境情報に関連付けられた同一の、及び／若しくは類似の地理的位置並びに／又は同一の、及び／若しくは類似の時刻に関連付けられた環境情報に基づいて生成された応答に対する要求をユーザシステムから受信すると、２１０において、第１及び／又は第２環境情報に基づいて、第１及び／又は第２環境情報に関連付けられたスコア及び／又は重みに応じて応答を生成することができる。例えば、第１環境情報に関連付けられたスコア及び／又は重みが第２環境情報に関連付けられたスコア及び／又は重みより大きい場合、第１環境情報に基づいて応答を生成することができる。さらなる実施形態では、第１環境情報に関連付けられたスコア及び／又は重みが第２環境情報に関連付けられたスコア及び／又は重みより大きい場合、応答を生成する際に第１環境情報に第２環境情報よりも大きな重みを付けることができる。

図３は、本開示の実施形態に係る情報サービスプロバイダシステム１１０による情報取集管理を示す。開示されるシステム及び方法の実施形態を使って、環境情報の収集及び／又は取得を奨励する及び／又はそうでなければ促すことができる。例えば、特定の状況において、環境情報サービスプロバイダ及び／又は関連するシステム１１０は、興味のある特定の地理的領域、情報取集時刻、及び／又は情報種類に関連付けられた環境情報の入手を願うことがある。そのような興味のある領域、時刻、及び／又は情報種類は、１つ又は複数のモバイルセンサプラットフォーム（例えばモバイルセンサプラットフォーム１０２ｄ）によってこれまで収集されていない情報領域、時刻、及び／若しくは情報種類、特定の期間内に収集されていない情報、並びに／又は情報若しくはスコア及び／又は重みの閾値を下回るレベルを付与されたモバイルセンサにより収集された情報に相当することがある。

興味のある環境情報の収集及び／又は取得を容易にするため、環境情報サービスプロバイダシステム１１０は、その上で実行される環境情報取得エンジン３０８を利用することができる。一部の実施形態では、環境情報取得エンジン３０８は、環境情報データベース１１２及び／又は地図データベース１２０内に記憶されている情報を分析して、興味のある地理的領域、時刻、及び／又は情報種類を特定するように構成してもよい。興味のある環境データが特定されると、環境情報取得エンジン３０８は、興味のある環境情報の収集及び／又は取得をすることのできる１つ又は複数のモバイルセンサプラットフォーム１０２ｄを（例えば、プラットフォーム１０２ｄが特定の種類のセンサ１０４ｄ、センサプラットフォーム１０２ｄの関連するスコア及び／若しくは重み、並びに／又は同種のものに関連付けられていることに基づいて）特定することができる。

一例として、環境情報取得エンジン３０８は、環境情報データベース１１２が特定の地理的位置に対する光害情報を含んでいないことを識別することがある。同様に、環境情報取得エンジン３０８は、環境情報データベース１１２に含まれる光害情報が十分に高いスコア及び／又は十分に大きな重みに関連付けられておらず、そのため、より信頼できない可能性があると判断することがある。そのような識別を基に、環境情報取得エンジン３０８は、そのような情報の収集及び／又はそうでなければ取得が可能な１つ又は複数のモバイルセンサプラットフォーム１０２ｄ及び／又は関連するセンサ１０４ｄを特定することができる。例えば、環境情報取得エンジン３０８は、利用可能なセンサプラットフォーム１０２ｄ、関連するセンサ１０４ｄ並びに／又はセンサプラットフォーム１０２ｄ及び／若しくは関連するセンサ１０４ｄに関する地理情報（例えば、プラットフォーム１０２ｄに含まれるテレマティックスシステム３０４から得られるリアルタイムの地理情報及び／又は登録プロセス又は同種のものを介してプラットフォーム１０２ｄ及び／又はセンサ１０４ｄに概して関連付けられている地理的地域、など）に関する情報を含むデータベースに含まれる情報を利用して、興味のある環境情報を収集及び／又はそうでなければ取得が可能な１つ又は複数のモバイルセンサプラットフォーム１０２ｄ及び／若しくは関連するセンサ１０４ｄを特定することができる。

さらなる実施形態では、興味のある環境情報の収集及び／又はそうでなければ取得が可能な１つ又は複数のモバイルセンサプラットフォーム１０２ｄ及び／若しくは関連するセンサ１０４ｄは、目的地３０２への意図する旅行の指示に基づいて、センサプラットフォーム１０２ｄに関連付けられたユーザによって特定することができる。例えば、車両を含むセンサプラットフォーム１０２ｄのドライバーは、当該車両に関連付けられたテレマティックスシステム３０４及び／又は車載インフォテインメントシステム（「ＩＶＩ」）３０６の地図及び／又は経路発見インタフェースへ意図する目的地３０２を入力することができる。目的地３０２及び／又はテレマティックス３０４及び／又はＩＶＩシステム３０６の地図及び／又は経路発見インタフェースにより提案された目的地への計画された経路に関する情報は、モバイルセンサプラットフォーム１０２ｄから環境情報サービスプロバイダシステム１１０へ送信することができる。

部分的には受信した目的地及び／又は計画された経路情報に基づき、環境情報取得エンジン３０８は、計画された経路沿い又は異なる代替経路沿いのいずれかのモバイルセンサプラットフォーム１０２ｄにより得ることができる興味のある環境情報を特定することができる。興味のある環境情報が異なる経路沿いのモバイルセンサプラットフォーム１０２ｄにより得られる場合、環境情報取得エンジン３０８は、環境情報データベース１１２及び／又は地図データベース１２０内に含まれる情報を使って、関連する提案される代替経路を生成することができる。他の実施形態では、環境情報取得エンジン３０８は、準代替の提案される移動時間を生成して、興味のある環境情報を特定の時刻に取得するのを容易にすることができる。

関連する経路情報３１４及び／又は移動時間情報は、モバイルセンサプラットフォーム１０２ｄ並びに／又はテレマティックスシステム３０４及び／若しくはＩＶＩシステム３０６などのモバイルセンサプラットフォーム１０２ｄに関連付けられたシステムへ送ることができる。受信した経路情報３１４に基づいて提案された代替の経路及び／又は移動時間を（例えば、テレマティックス３０４及び／又はＩＶＩシステム３０６を介して）ユーザへ表示し、ユーザが代替経路を通って意図する目的地３０２へ移動できるようにして、興味のある環境情報（例えば環境情報１０６ｄ）の収集を容易にすることができる。

一部の実施形態では、環境情報サービスプロバイダシステム１１０及び／又は環境情報取得エンジン３０８は、１つ又は複数のモバイルセンサプラットフォーム１０２ｄを奨励して、興味のある環境情報を入手することができる。例えば、特定の実施形態では、モバイルセンサプラットフォーム１０２ｄに関連付けられたユーザは、興味のある環境情報を入手及び／又はそうでなければ取得したことに対する金銭的報酬及び／又はインセンティブベースの報酬を与えられることがある。一例として、ユーザは、環境情報サービスプロバイダシステム１１０から送信された経路情報３１４に基づいてテレマティックスシステム３０４により勧められた提案された代替経路に沿って移動することを選ぶことができる。ユーザは、テレマティックスシステム３０４及び／又はＩＶＩシステム３０６を介してそのような経路を選択する指示を与えることができ、この指示は環境情報サービスプロバイダシステム１１０へ送信することができる。この指示の受信に基づいて、環境情報サービスプロバイダシステム１１０は、ユーザが代替経路情報３１４に関連付けられた経路を移動すると選択したことと引き換えに、ユーザに関連付けられたアカウントに一定額が入金される必要があるという指示３１８を電子通貨管理システム３１６へ与えることができる。このようなクレジットには、引き換えて様々な製品、サービス、及び／又は割引を受け取るのに使用可能な金銭的報酬及び／又は報奨ポイントを含みうる。

他の実施形態では、モバイルセンサプラットフォーム１０２ｄからの興味のある環境情報１０６ｄが環境情報サービスプロバイダシステム１１０によって受信されたという判定に応答して、環境情報サービスプロバイダシステム１１０により指示３１８を電子通貨管理システム３１６へ送ることができる。このようにして、モバイルセンサプラットフォーム１０２ｄに関連付けられたユーザが情報を収集する意図を持っているという指示に基づくのではなく、プラットフォーム１０２ｄにより実際に収集されている興味のある環境情報１０６ｄに基づいて、環境情報サービスプロバイダシステム１１０により指示３１８を送ることができる。同様の仕組みを使って、環境情報データベース１１２に含まれる情報に関するフィードバックを提供するユーザは、裏付けのあるフィードバックの提供を奨励されることがある。

情報サービスプロバイダシステム１１０による情報収集を容易にするシステム及び方法の実施形態を使う例では、保健機関は、特定の地理的領域に対する特定の時刻の大気汚染情報を入手したいと願うことがあるが、そのような情報は環境情報データベース１１２で利用できないことがある。例えば、汚染情報は、特定の地域に対して収集されたことがない、及び／又は興味のある時刻の間に収集されたことがない場合があり、したがって環境情報データベース１１２に含まれていないことがある。

開示されるシステム及び方法の実施形態を使って、保健機関は１つ又は複数のモバイルセンサプラットフォーム１０２ｄに対して、モバイルセンサプラットフォーム１０２ｄに関連付けられたスコア及び／又は重みに依存しうる、特定の時刻の地理的領域に対する大気汚染情報の収集に対する様々なインセンティブを提供することができる。例えば、保健機関は、９０というスコアに関連付けられたセンサプラットフォーム１０２ｄにより得られた情報に対して１０クレジット、５０というスコアに関連付けられたセンサプラットフォームにより得られた情報に対して５クレジット、及び／又は同種のものを提供することができる。特定されたセンサプラットフォーム１０２ｄは、環境情報サービスプロバイダシステム１１０によって、興味のある環境情報の収集（すなわち、特定の位置及び時刻での大気汚染情報の収集）を容易にする、提案された経路情報３１４を送られることがある。特定されたセンサプラットフォーム１０２ｄのうちの１つから興味のある環境情報１０６ｄを受信すると、環境情報サービスプロバイダシステム１１０は、センサプラットフォーム１０２ｄに関連付けられたユーザに関連付けられたアカウントへ対応するクレジットを送信することができる。

図４は、本開示の実施形態に係るモバイルセンサプラットフォームによる情報収集を管理する例示の方法４００のフローチャートを示す。図示の方法４００は、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、及び／又はそれらの任意の組み合わせの使用を含む、様々な方法で実装可能である。特定の実施形態では、方法４００及び／又はその構成手順は、環境サービスプロバイダシステム、１つ若しくは複数のユーザシステム、１つ若しくは複数のモバイルセンサプラットフォーム及び／若しくは関連するセンサ、並びに／又は任意の他の適切なシステム若しくは複数のシステムの組み合わせにより実行することができる。特定の実施形態では、図示の方法により興味のある環境情報の収集及び／又は取得を容易にすることができる。

４０２において、環境情報データベース及び／又は関連する地図データベース内に含まれる情報を分析して、興味のある環境情報を特定することができる。特定の実施形態では、興味のある環境情報は、環境情報及び／又は環境情報データベースに含まれていないスコア及び／又は重みの閾値に関連付けられた環境情報を含みうる。例えば、一部の実施形態では興味のある環境情報は、１つ又は複数のモバイルセンサプラットフォームによってこれまで収集されていない情報領域、時刻、及び／若しくは情報種類、特定の期間内に収集されていない情報（すなわち期限切れの情報）、並びに／又はスコア及び／又は重みの閾値を下回るレベルに関連付けられたモバイルセンサにより収集された情報に相当する、特定の地理的領域、情報取集時刻、及び／又は興味のある情報種類に関連付けられていることがある。

特定された興味のある環境情報を入手できる１つ又は複数のモバイルセンサプラットフォームは、４０４で特定することができる。特定の実施形態では、１つ又は複数のモバイルセンサプラットフォームは、プラットフォームが興味のある環境情報に関連付けられた地域に地理的に近接することに基づいて、興味のある環境情報を収集できる環境センサに関連付けられていることにより、スコア及び／又は重みの特定の閾値に関連付けられていることにより、興味のある及び／又は特定の時刻若しくは特定の時間ウィンドウ内の環境情報に関連付けられた地域に近接する及び／又は近接する移動経路を取り得る意図する目的地の指示を（テレマティクス及び／又はＩＶＩシステムなどを介して）与えることにより、並びに／又は同種の方法により、特定することができる。

４０６において、１つ又は複数の特定されたモバイルセンサプラットフォームによる興味のある環境情報の収集を容易にする提案された経路を（例えば、地図データベース及び／又は同種のものに含まれる情報を使って）特定することができて、１つ又は複数の特定されたモバイルセンサプラットフォームへ伝えることができる。特定の実施形態では、提案された経路は１つ又は複数のモバイルの特定されたセンサプラットフォームの現在地から最終目的地としての興味のある環境情報に関連付けられた地理的領域へと通じることがある。他の実施形態では、提案された経路は１つ又は複数の特定されたセンサプラットフォームの現在地から最終目的地への途上の中間目的地としての興味のある環境情報に関連付けられた地理的領域へと通じることがある。

４０８での判定により、興味のある環境情報が当該の１つ又は複数の特定されたモバイルセンサプラットフォームから受信されたかどうか（例えば、環境情報サービスプロバイダ及び／又は同種のものにより受信された）を識別できる。受信されていない場合、方法４００を進めて、終了することができる。受信されている場合、方法４００を４１０へと進めることができる。

４１０において、興味のある環境情報の収集及び／又は取得を奨励するため、興味のある環境情報の収集及び／又は取得と引き換えにユーザに関連付けられたアカウントに一定額が入金される必要があるという指示を電子通貨管理システム３１６へ送信することができる。このようなクレジットには、引き換えて様々な製品、サービス、及び／又は割引を受け取るのに使用可能な金銭的報酬及び／又は報奨ポイントを含みうる。

図５は、本明細書で開示されるシステム及び方法の実施形態を実装するのに使用できる例示のシステム５００を示す。例示のシステム５００は、ユーザに関連付けられたシステム及び／若しくはデバイス、環境情報サービスプロバイダシステム、モバイルセンサプラットフォーム、電子通貨管理システム、並びに／又は本明細書で開示されるシステム及び方法の実施形態を実装するよう構成された任意の他のシステムを備えることができる。図５に示されているように、システム５００は、処理部５０２、処理部５０２が使用及び実行するプログラム及び他のデータを記憶するための、高速ランダムアクセスメモリ（「ＲＡＭ」）、不揮発性メモリ（「ＲＯＭ」）及び／又は１つ若しくは複数の大容量不揮発性非一時的コンピュータ可読記憶媒体（例えばハードディスク、フラッシュメモリなど）を含みうるシステムメモリ５０４、１つ又は複数のディスケット、光学記憶媒体（例えばフラッシュメモリ、サムドライブ、ＵＳＢドングル、コンパクトディスク、ＤＶＤなど）及び／若しくは他の非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含みうるリムーバブルメモリ５０８との接続用のポート５０６、１つ又は複数の通信技術を使い１つ又は複数のネットワーク接続５３０を介して他のシステムと通信するためのネットワークインタフェース５１０、ディスプレイ及び／又は、例えばタッチスクリーン、キーボード、マウス、トラックパッドなどの１つ又は複数の入力／出力デバイスを含みうるユーザインタフェース５１６、並びにシステム５００の要素を通信可能に結合するための１つ又は複数のバス５３２を備えることができる。特定の実施形態では、システム５００は、本明細書で開示される種類のセンサのいずれかを含む、様々なデバイスデータを収集するよう構成された１つ又は複数のセンサ（図示せず）を含む、及び／又は関連付けられていることがある。

一部の実施形態では、システム５００は代替として、又は追加で、セキュアで物理的な手法及び／又は仮想的なセキュリティ技術を利用することで、システム８００のユーザ又は他のエンティティによる改竄から保護されたＳＰＵ５１４を備えることがある。ＳＰＵ５１４は、個人情報の管理、信頼される認証情報及び／又は鍵の管理などの注意の必要な操作、プライバシー及び方針の管理、並びに本明細書で開示されるシステム及び方法の他の態様のセキュリティ強化を助けることができる。特定の実施形態では、ＳＰＵ５１４は、論理的にセキュアなプロセッシング領域で動作することができ、本明細書で説明したように秘密情報を保護及び操作するように構成することができる。一部の実施形態では、ＳＰＵ５１４は、ＳＰＵ５１４が本明細書で説明されたようにセキュアな操作を行えるようにするよう構成された実行可能な命令又はプログラムを記憶する内部メモリを備えることがある。

システム５００の動作は概して、システムメモリ５０４（及び／又はリムーバブルメモリ５０８などの他のコンピュータ可読媒体）に記憶されているソフトウェア命令及びプログラムを実行することで動作する処理部５０２及び／又はＳＰＵ５１４により制御することができる。システムメモリ５０４は、システム５００の動作を制御するための様々な実行可能プログラム又はモジュールを記憶することができる。例えば、システムメモリ５０４は、少なくとも部分的にシステムハードウェアリソースを管理、調整して、様々なアプリケーションを実行するための共通サービスを提供することのできるオペレーティングシステム（「ＯＳ」）５１８及び、関連する方針の管理及び／又は執行を通して個人データの保護及び／又は管理を含む信頼性・プライバシー管理機能性を実装するための信頼性・プライバシー管理システム５２０を含みうる。システムメモリ５０４は、これらに限られないが、システム５００とのシステム５００による通信を部分的に可能にするよう構成された通信ソフトウェア５２２、地図データベース（図示せず）、環境情報管理モジュール１１４、環境情報データベース１１２、モバイルセンサプラットフォーム採点エンジン１１６、環境情報取得エンジン３０８、並びに／又は本明細書で開示されるシステム及び方法の実施形態を実装するよう構成された任意の他の情報及び／若しくはアプリケーションをさらに含みうる。

本明細書で開示されるシステム及び方法は、特定のコンピュータ若しくは電子制御ユニット、又は他の装置とは本質的に関連しておらず、ハードウェア、ソフトウェア、及び／又はファームウェアの適切な組み合わせにより実現することができる。ソフトウェア実装は、プロセッサにより実行された際に実行可能命令により少なくとも部分的に定義された方法をプロセッサに実行させることができる実行可能コード／命令を含む１つ又は複数のコンピュータプログラムを含んでもよい。コンピュータプログラムは、コンパイラ型又はインタープリタ型言語を含む任意の形態のプログラミング言語で書くことができ、スタンドアローンのプログラムとして、又はモジュール、コンポーネント、サブルーチン若しくはコンピュータ環境で利用するのに適した他の単位とすることを含む、任意の形態で配置することができる。さらに、コンピュータプログラムは、一台のコンピュータ上で、又は一つの場所にある、若しくは複数の場所に分散されて通信ネットワークにより相互接続された複数のコンピュータ上で実行されるよう配置することができる。ソフトウェア実施形態は、コンピュータプログラム及び命令を記憶するよう構成された非一時的記憶媒体を備え、プロセッサにより実行された際にプロセッサに命令に従って方法を実行させるよう構成された、コンピュータプログラム製品として実現することができる。特定の実施形態では、非一時的記憶媒体は、プロセッサ可読命令を非一時的記憶媒体上に記憶することが可能な任意の形態をとりうる。非一時的記憶媒体は、コンパクトディスク、デジタルビデオディスク、磁気テープ、ベルヌーイドライブ、磁気ディスク、パンチカード、フラッシュメモリ、集積回路、又は任意の他の非一時的デジタル処理装置メモリデバイスによって具体化することができる。

前述の内容は明確化の目的で少し詳しく説明されたが、その原理から逸脱することなく特定の変更及び改良が行えることは明らかであろう。本明細書で説明されるシステムと方法の両方を実現する多くの代替の方法があることに留意されたい。したがって、本実施形態は例示的であって、限定的と考えられるべきではなく、本発明は本明細書で与えられた詳細に限定されるものではなく、添付の請求項の範囲及び均等物の範囲内で変更可能である。

Claims (10)

1. プロセッサ及び前記プロセッサにより実行された際に前記プロセッサに方法を実行させる命令を記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体を備えるシステムであって、前記方法が、
   第１モバイルセンサプラットフォームから、少なくとも前記第１モバイルセンサプラットフォームに関連付けられた第１センサにより計測され、第１地理的位置に関連付けられた第１環境情報を受信することと、
   第２モバイルセンサプラットフォームから、少なくとも前記第２モバイルセンサプラットフォームに関連付けられた第２センサにより計測され、第２地理的位置に関連付けられた第２環境情報を受信することと、
   前記第１地理的位置と前記第２地理的位置が第１閾値距離以内に位置しているか否かを判定することと、
   前記第１地理的位置と前記第２地理的位置が第１閾値距離以内に位置している場合、前記第１環境情報と前記第２環境情報の間の差異が所定の閾値を超えるか否かを判定することと、
   前記差異が前記閾値を超える場合、前記第１環境情報に関連付けられた第１重み及び前記第２環境情報に関連付けられた第２重みの少なくとも一方を、前記差異が前記閾値を超える量に応じた量だけ減らすことと、
   ユーザシステムから、第３地理的位置の指示を含む要求を受信することと、
   前記第３地理的位置と前記第１地理的位置及び前記第２地理的位置との間の相対的な近接度と、前記第１重み及び前記第２重みの少なくとも一方に基づいて、前記要求に対する応答を生成することと、
   前記応答を前記ユーザシステムへ送信すること、
   とを含む、システム。
2. 前記応答を生成することが、前記第１地理的位置と前記第２地理的位置が前記第３地理的位置から第２閾値距離以内に位置していると判定することをさらに含む、請求項１に記載のシステム。
3. 前記応答を生成することが、
   前記第１重みが前記第２重みより大きいと判定することと、
   前記第１重みが前記第２重みより大きいとの判定に基づいて前記第１環境情報を使って前記要求への前記応答を生成すること、
   とをさらに含む、請求項２に記載のシステム。
4. 前記第１環境情報及び前記第２環境情報が、花粉レベル情報、空中浮遊粒子情報、風速情報、風向情報、温度情報、湿度情報、騒音レベル情報、明るさ情報、及びオゾン濃度情報の少なくとも１つを含む、請求項１に記載のシステム。
5. 前記第１モバイルセンサプラットフォーム及び前記第２モバイルセンサプラットフォームが、乗用車、輸送車両、列車、列車車両、自転車、ウェアラブル電子デバイス、及び可搬型電子デバイスの少なくとも１つを含む、請求項１に記載のシステム。
6. プロセッサ及び前記プロセッサにより実行された際に前記プロセッサに方法を実行させる命令を記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体を備える第１システムにより実行される方法であって、前記方法が、
   第１モバイルセンサプラットフォームから、少なくとも前記第１モバイルセンサプラットフォームに関連付けられた第１センサにより計測され、第１地理的位置に関連付けられた第１環境情報を受信することと、
   第２モバイルセンサプラットフォームから、少なくとも前記第２モバイルセンサプラットフォームに関連付けられた第２センサにより計測され、第２地理的位置に関連付けられた第２環境情報を受信することと、
   前記第１地理的位置と前記第２地理的位置が第１閾値距離以内に位置しているか否かを判定することと、
   前記第１地理的位置と前記第２地理的位置が第１閾値距離以内に位置している場合、前記第１環境情報と前記第２環境情報の間の差異が所定の閾値を超えるか否かを判定することと、
   前記差異が前記閾値を超える場合、前記第１環境情報に関連付けられた第１重み及び前記第２環境情報に関連付けられた第２重みの少なくとも一方を、前記差異が前記閾値を超える量に応じた量だけ減らすことと、
   ユーザシステムから、第３地理的位置の指示を含む要求を受信することと、
   前記第３地理的位置と前記第１地理的位置及び前記第２地理的位置との間の相対的な近接度と、前記第１重み及び前記第２重みの少なくとも一方に基づいて、前記要求に対する応答を生成することと、
   前記応答を前記ユーザシステムへ送信すること、
   とを含む、方法。
7. 前記応答を生成することが、前記第１地理的位置と前記第２地理的位置が前記第３地理的位置から第２閾値距離以内に位置していると判定することをさらに含む、請求項６に記載の方法。
8. 前記応答を生成することが、
   前記第１重みが前記第２重みより大きいと判定することと、
   前記第１重みが前記第２重みより大きいとの判定に基づいて前記第１環境情報を使って前記要求への前記応答を生成すること、
   とをさらに含む、請求項７に記載の方法。
9. 前記第１環境情報及び前記第２環境情報が、花粉レベル情報、空中浮遊粒子情報、風速情報、風向情報、温度情報、湿度情報、騒音レベル情報、明るさ情報、及びオゾン濃度情報の少なくとも１つを含む、請求項６に記載の方法。
10. 前記第１モバイルセンサプラットフォーム及び前記第２モバイルセンサプラットフォームが、乗用車、輸送車両、列車、列車車両、自転車、ウェアラブル電子デバイス、及び可搬型電子デバイスの少なくとも１つを含む、請求項６に記載の方法。