[00055]図1は、例示的な一実施形態によって実施される例示的なシステム100の図である。例示的なシステム100は、対象となる1つまたは複数の所望の領域たとえば1つまたは複数の現場(venue)のセクションに情報を通信するビーコンの生成と、使用と、送信とをサポートする。
[00056]例示的なシステム100は、対象となる1つまたは複数の場所、たとえば店舗と、通信ネットワーク112と、場所管理/ビーコン/構成および/またはゾーン相関サーバ120とを含む。諒解されるべきであるように、構成、管理、ゾーン相関サービスは、1つのサーバ120によっても提供可能であり、例示的なサーバ120によって提供される機能を提供するために共に動作する複数のサーバを通して分散可能でもある。サーバ120は通常は顧客場所に配置されないが、サーバの物理的ロケーションはシステムの動作にとって重要ではないので、サーバ120は、ネットワーク内に配置されてよく、時にはネットワーク内に配置され、したがって、時にはクラウドサーバと呼ばれる。しかしながら、いくつかの適用例では、サーバ120は、顧客サイドまたはオフィスのロケーションに配置されてよく、配置される。対象となる1つまたは複数の場所は、店舗1 102と、…、店舗N 110とを含む。1つまたは複数のワイヤレス端末504は、店舗または他の場所に存在してよく、以下で説明されるように、アクセスポイントによって送信されるビーコン信号、ゾーン、および/または仮想ビーコンを構成するための制御デバイスとして動作することができる。ワイヤレス端末は、仮想ビーコン信号の受領を報告するビーコン信号および/またはメッセージを受信し、受信ビーコン信号情報に対して作用してよく、さまざまな実施形態では、そのように動作する。ワイヤレス端末は、受信信号たとえばゾーン相関エンジンに報告されたビーコン信号からワイヤレスデバイスのロケーションを決定できるゾーン相関情報を含む情報を、サーバなどのネットワークデバイスに提供することができ、時には提供し、WTによって受信されるビーコン信号またはワイヤレス端末が配置されることが決定されるゾーンに対応する情報、提案、および/または店舗もしくはセール位置ロケーション情報を返すことができ、時には返す。図でわかるように、店舗1 102はアクセスポイント1 130とアクセスポイント2 132とを含むが、店舗NはアクセスポイントN 136を含む。アクセスポイント130、132、136の各々は、1つまたは複数のビーコンを送信するために使用できるビーム形成能力、たとえば、ビームを生成する能力を有する。ビーコンは、ビーコンの内容を介して直接的に、または送信ビーコン内の1つまたは複数の識別子を他の情報と相関させることによって、のいずれかで、情報を通信するために使用される。ビーコンは、本発明の特徴により、対応する店舗の領域へと送信される。店舗内のエリアは、特定のエリア内で受信されると予想されるビーコン信号に関して定義され得る。たとえば、ゾーンは、アクセスポイントのカバレッジエリア内のどこででも、恣意的な形状によって定義され得る。いくつかの実施形態では、アクセスポイント130、132、136の各々は、ワイヤレス接続またはワイヤード接続を介して、バックエンドサーバたとえば場所管理/ビーコンサービスサーバ120、または他のネットワークデバイスに結合される。バックエンドサーバは、タグにゾーンをマップするためにゾーン相関エンジンとデータベースとを含んでよく、いくつかの実施形態では、これらを含む。
[00057]いくつかの実施形態では、アクセスポイント130、132、136は、天井灯固定具に配置されるもしくは組み込まれる、および/またはそのような固定具に隣接して設置される。いくつかの実施形態では、アクセスポイントの各々の構成および/または設定は、そのようなデバイスにアクセスポイントを結合するワイヤレス接続またはワイヤード接続を介してアクセスポイントと通信できるデバイスを介して、管理者によって制御可能である。同様に、いくつかの実施形態では、アクセスポイント130、132、136の各々は、ネットワーク112を経由するワイヤレス接続またはワイヤード接続を介してアクセスポイントと通信できる場所管理/ビーコンサービスサーバ120によって制御可能である。通信ネットワーク112は、たとえば、ハイブリッドファイバ同軸(HFC:hybrid fiber−coaxial)ネットワーク、衛星ネットワーク、および/またはインターネットであってよい。
[00058]場所管理/ビーコンサービスサーバ120は、そのようなビームによってカバーされることが意図された店舗の1つまたは複数の領域に情報たとえば広告および/または他の関連情報を通信するビーコンを伝達するビームを生成するように、さまざまな場所に配置されたアクセスポイントを制御および/または構成するように構成される。場所管理/ビーコンサービスサーバ120は、メモリ122と、プロセッサ124と、ネットワークインターフェース126とを含む。いくつかの実施形態では、メモリ122は、システム内の複数の店舗102から110に対応する店舗間取り図および/またはマーケティング情報140、142を含む。場所管理/ビーコンサービスサーバ120は、店舗102、110内の1つまたは複数のターゲット領域をカバーするビームを介してこれらのターゲット領域に情報たとえば広告/プロモーションを通信するビーコンを生成するようにアクセスポイント130、132、136を構成および/または制御するために、記憶された間取り図および/またはマーケティング情報140、142を使用する。アクセスポイントを制御するための情報および/または制御シグナリングは、店舗102、110のアクセスポイントおよび/または通信ネットワークにリンク115、117を介して場所管理/ビーコンサービスサーバ120を結合したネットワークインターフェースを介して場所管理/ビーコンサービスサーバ120から通信可能である。
[00059]ワイヤレスビーコンを生成、送信、および/または使用するための方法および/または装置が説明される。さまざまな実施形態では、環境たとえば店舗、オフィス、または他のエリアの各領域に個々のビーコン送信機を使用するのではなく、指向性アンテナビームを有する1つまたは複数のアクセスポイントが使用される。アクセスポイントたとえば基地局のビームは、環境の異なる地理的エリアをカバーする。個々のビームは、1つまたは複数のビーコンを送信する。ビーコンは、ビーコン内で直接的に、または情報にマップするビーコン内に含まれる1つもしくは複数の識別子を介して間接的に、情報を通信する。情報へのマッピングは、データベースルックアップを介してまたは他の技法を通して取り出し可能な対応する情報に直接的に対応するビーコン内に含まれる識別子を用いた直接的マッピングであってよい。あるいは、1つまたは複数のビーコンの識別子は、ゾーンと、1つまたは複数の受信ビーコンが対応するゾーンを決定し、次いで、たとえばビーコン内に含まれる1つまたは複数の識別子に基づいて識別およびアクセス可能な情報へのゾーンのマッピングを含むデータベースから、ゾーンに対応する情報を取得するために使用されるゾーンに対応するビーコンの受領とに関連付けられてよい。したがって、送信ビーコンは、通信されることになる情報を含んでもよいし、ビーコン−データベースルックアップまたはビーコン信号−ゾーンマッピングおよび次いでゾーン−情報マッピング動作を通して間接的に通信される情報を取り出すために使用できる受信デバイスに、値または他の識別子を提供してもよい。
[00060]すべてではないが、いくつかの実施形態では、情報が受信デバイスに知られているまたは受信デバイスにとってアクセス可能である場合、ビーコンは、第1の情報にマップする主idと、第2の情報にマップする副識別子とを通信する。ビーコンを受信するデバイスは、受信ビーコン内の主識別子と副識別子とを受信し、次いで、対応する情報に対する受信識別子のルックアップを行うことによって、ビーコンによって通信される情報を受信するために以前に記憶されたデータベースまたは遠隔でアクセス可能なデータベースにおいてルックアップを行う。
[00061]いくつかの実施形態では、たとえば、BTLE(ブルートゥース低エネルギー)基地局のビームを使用して送信される、個々のビーコンは、ビーコンを送信するために使用される個々のビームが対応する特定の地理的エリアに関連する情報を直接的に通信するが、ビームが指向性であることを仮定すれば、ビームは、長距離、たとえば50フィート、60フィート、またはそれ以上にわたって延びるエリアをカバーし得る。いくつかの実施形態の場合、そのようなエリアは、特定の情報が関連付け可能であるエリアよりも大きい。特定の一実施形態では、異なるビーコンが、異なる基地局からのビーム上で送信される。各ビームは比較的大きいエリアをカバーするが、複数のビームが重複するゾーンは、個々のビームの総エリアよりもはるかに小さいことがある。
[00062]ビーム送信能力を有する複数の基地局、たとえばセクタ化された基地局または操縦可能ビームを有する基地局を配備することによって、内部フロアエリアまたはスタジアムの内部などのエリアは、指向性ビームを使用して送信される重複するビーコンを用いてカバー可能である。エリアは、本明細書では「ゾーン」と呼ばれる領域へと情報を提供する目的で、分割可能である。基地局の数は比較的少ないことがあるが、各基地局が複数の比較的小さいビームを使用して送信し得ることを仮定して、ならびにビーム重複が、ロケーションを正確に決定するおよび/または異なるゾーンを画定するために使用され得ることを仮定して、ゾーンの数は比較的多くすることが可能である。
[00063]さまざまな実施形態では、各ビーコンは、送信基地局とビーコンを送信するために使用されたビームとを識別するために使用できる識別子を通信する。ビーコンを受信するデバイスは、受信信号強度測定を行い、受信ビーコン信号の強度を示すRSSI(受信信号強度インジケータ)値を生成する。ビーコン信号の受領の時間を示すタイムスタンプも生成される。RSSI値、受領の時間を示すタイムスタンプ、およびビーコン信号の内容を示す情報、たとえば1つまたは複数の識別子が、ゾーン相関エンジンに通信される。類似の情報が、各受信ビーコン信号に対して生成される。したがって、デバイスは、異なる基地局から複数のビーコンが送信されるエリア内にあるが、ワイヤレス端末は、異なる基地局に対応するビーム上で受信された複数のビーコン信号を受信、測定、およびタイムスタンプ付与し得る。
[00064]受信ビーコン信号のためのビーコン情報、信号測定値、およびタイムスタンプは、受信情報を処理してワイヤレス端末が特定の時間に配置されるロケーションたとえばゾーンを決定するゾーン相関エンジンに通信される。
[00065]ゾーン相関エンジンは、ゾーンに対して記憶された1つまたは複数の仮想タグがあるかどうかを決定する情報サーバにゾーン情報を提供する。仮想タグは、ワイヤレス端末が配置されると決定されるゾーンに対して記憶された提案または他の情報であってよい。仮想タグは、異なる時間および/または曜日に基づいて、たとえば、特定の時間/曜日にゾーン内で利用可能なセールスケジュールまたはアイテムに基づいて、ゾーンに提供されることがスケジュールされる異なる提案および情報を有するスケジュールに基づいて構成されてよい。
[00066]いくつかの実施形態では、ビーコンを検出するデバイスは、ビーム内に含まれる識別子をゾーン相関エンジンに提供するが、返されるものは、識別子が直接的にマップする情報ではなく、むしろワイヤレス端末が配置されることをビーコンが示すことをゾーン相関物が決定するゾーンに対するタグ情報である。そのような一実施形態では、ビーコンは、ゾーンに対する情報に対応するが、場合によっては、ビーコン内容と返される情報との間の直接的な1対1マッピングはなく、返される情報は、場合によっては、複数のビーコンがワイヤレス端末によって受信されたことに依存し、返される情報は、個々のビーコンを送信するために使用されるビームによってカバーされるエリアよりも小さいゾーンを示す複数のビーコンの受領に依存する。
[00067]ゾーンに対応するビーコンのセットの受領を報告するデバイスに返されることになる情報にゾーンをマップするためにタグ情報データベースを使用することによって、ビーコン内で送信される識別子は、変更されないままにされ、送信基地局とビームとを識別するために使用可能であるが、ビーコン識別子に応答して提供される返される情報は、スケジュール、セール、プロモーション、および/または他の時間と共に変化する制約を反映するために変更可能である。
[00068]返される情報は、必ずしもすべてではないがいくつかの実施形態では、異なる基地局からの複数のビームの共通部分によって画定されたゾーンに対応するので、ゾーンの数および大きさは、比較的小さく正確になることができ、ビームを送信するために使用される基地局の数は、比較的に少ない状態を保つことができる。
[00069]ゾーンの一貫性のあるパターンを容易にするために、基地局は、天井におけるグリッドパターンにおいて配備されてもよいし、場所において、たとえば、ホールまたは競技場の各壁の上で、他の均一間隔で配備されてもよい。
[00070]したがって、少なくともいくつかの実施形態では、環境の異なるエリアに対応する複数の別個のビームをサポートするアクセスポイントは、天井または壁に取り付けられる。これは、単一のアクセスポイントが、異なる別個のビームを有する店舗または他の環境内の複数のロケーションをカバーすることを可能にする。天井取り付けは、床ベースの送信機と比較して比較的遮られていない経路を複数のロケーションに提供することが多いので、多くの場合に好ましいが、本明細書で説明される方法および装置は、天井または壁に取り付けられたアクセスポイントに限定されない。いくつかの実施形態では、単一の基地局が使用可能であるが、必ずしもすべてではないが多くの実施形態では、ビーム能力を有する複数の基地局が使用される。
[00071]ビームは、ロケーション決定を容易にし、無指向性アンテナが使用された場合に達成されるであろうよりも長い範囲を可能にするように、地理的精度を提供するために使用されるので、いくつかの実施形態では、単一の送信機たとえば送信機チェーンが、基地局の異なるビーム間で時分割され、いくつかのそのような実施形態では、単一ビーム上での送信が所与の時間に行われる。そのような手法は、基地局のセクタ/ビームごとに別個の送信機が提供される必要がないので、低コストの基地局実装形態を可能にする。他の実施形態では、セクタ/ビームごとに別個の送信機が提供され、複数のビームが基地局から並列に、たとえば同時に、送信されることを可能にする。
[00072]いくつかの実施形態では、複数の別個のビームをサポートできる単一のアクセスポイントを使用することによって、ロケーションの異なるエリアに関連付けられた複数のビーコンを送信することが達成される。したがって、単一のアクセスポイントは、そうでなければ同じ数の別個のロケーションをカバーすることが求められるであろう複数の個々のビーコン送信機の使用を置き換えることができる。
[00073]そのようなアクセスポイントのうちの複数のアクセスポイントを組み合わせて使用することによって、比較的小さいゾーンが画定可能であり、少ない数の基地局が必要とされる。
[00074]さまざまな実施形態において使用されるビーム形成能力を有するアクセスポイントは、ワイヤレス接続またはワイヤード接続を介して、バックエンドサーバまたは他のネットワークデバイスに結合されてよい。いくつかの実施形態では、アクセスポイントは、電力とサーバまたは他のネットワークデバイスへのデータ接続の両方に電力線接続を使用する。本発明のアクセスポイントは、天井灯固定具配置されるもしくは組み込まれてよく、および/またはそのような固定具に隣接して設置されてよく、時にはそうされる。したがって、本発明のアクセスポイントは、天井タイルまたは他の天井固定具内に据え付けられ、照明目的で天井内にすでに存在する電力線などの既存の電力線に接続することによって電力を取得することができることが理解されるべきである。したがって、少なくともいくつかの実施形態では、本発明のアクセスポイントはバッテリ式ではなく、したがって、バッテリ使用に関連付けられたメンテナンスコストおよび交換コストが回避可能である。
[00075]本発明のアクセスポイントを形成する単一のビームが、複数の個々の領域の各々に合わせて内容および/または形状に関して合わされた異なるビームを用いて複数の別個の領域をカバーすることができることを考えると、本発明のアクセスポイントは、そうでなければビーコンを用いて供給されることになる環境内の別個の領域をカバーすることが求められるであろういくつかの個々のビーコン送信機の代わりに、使用可能である。
[00076]エリア内に据え付けられると、アクセスポイントは、生成されるビームおよび/または個々のビーム上で1つまたは複数のビーコンを使用して送信される情報に関して制御および/または構成可能である。ビーコンは、定期的またはその他反復的に送信可能であり、連続的に送信される必要はないので、複数のビームをサポートするために必要とされる送信機回路の数は、サポートされるビームの数よりも少なくすることが可能であり、多くの実施形態では少ない。そのような場合、送信機回路および/または受信機回路は、複数のビーム間で、時分割方式で使用される。したがって、本発明のアクセスポイントを形成するビームは、ビームによってカバーされる領域ごとに別個の送信が使用される場合に必要とされるであろうよりも少ない送信機回路を使用することができる。
[00077]アクセスポイントビームおよび/またはビームカバレッジの使用は、アクセスポイントへのネットワーク接続を介して、またはたとえば特定の地理的エリアのビーコン送信カバレッジを持ちたいという要望をシグナリングするために使用されるハンドヘルドデバイスからの、アクセスポイントにおいて受信されるワイヤレス信号を介して、制御可能である。ビームカバレッジが構成されると、個々の既知のアクセスポイントのビームを特定のロケーションたとえば店舗の部分に関連付ける情報が、特定の領域に送信される1つまたは複数のビーコンを使用して通信されることになる情報を決定するために記憶および使用可能である。他の実施形態では、ビーム上で送信される情報は依然として固定され、1つまたは複数のビーコンの検出に応答してアクセスされるデータベース内の情報は、デバイスが1つまたは複数の検出されたビーコンに対応するゾーン内に配置されたことに応答して供給されることになる情報を反映するために更新される。
[00078]たとえば、アクセスポイントの異なるビームまたはロケーションを示すために使用できる複数の異なるアクセスポイントからのビームのセットを関連付ける情報が記憶され、店舗内の特定の製品表示に対応することが知られてよい。異なるアクセスポイントからの特定のアクセスポイントビームまたはビームの共通部分を特定の店舗表示に関連付ける情報は、所与の時間に表示されている1つまたは複数の製品についての対応する情報と共にサーバ内に記憶されてよい。アクセスポイントは、ビーコンによってカバーされるロケーションに現在表示されている製品についての情報を通信するビーコンを送信するために、サーバへのネットワーク接続を介してシグナリング可能である。表示されている製品が変更されるおよび/または製品のための現在のプロモーションが変化するおよび/または新しいプロモーションが出現するとき、ビーコンが、ビーコンを送信するために使用されるアクセスポイントを物理的に訪問するまたはこれにアクセスするネットワークを介して変更されてもよいし、ビーコンが変更されないままである実施形態では、ゾーンに対応する情報を供給するために使用されるデータベース内の情報は、ゾーンに対応するビーコンが検出されると、現在の情報が対応するビーコンの検出を報告するゾーン内のワイヤレスデバイスに供給されるように更新されてもよく、したがって、ビーコンが供給する特定のエリアに対応するビーコンの管理が、遠隔ロケーションから容易に管理でき、全国的店舗チェーンまたは他の店舗チェーンの場合、毎週の目玉品またはマーケティングと一致する他の目玉品および特定のアクセスポイントビームに対応することが知られているロケーションに表示される製品に対応する情報をブロードキャストするように遠隔で構成可能である。たとえば、食品雑貨店において毎週の目玉品を陳列するために使用される異なる店舗島の端における製品表示は、異なるビームに対応してよい。各島の端に表示されることになる製品および計画された毎週のプロモーションを知った上で、スケジュールは、所与の時間に島の端に表示されている製品に対応する目玉品を通信するビーコンが、対応する製品を用いて島表示の個々の端をカバーするアクセスポイントビームを介してブロードキャストされるように策定可能である。
[00079]さまざまな構成技術が、アクセスポイントが位置決めされる環境へとビーコンを送信するために使用され得るビームのカバレッジエリアを制御するために使用可能である。広範囲のビーム形成技法が、ビーコンを送信するために使用できるビームを生成する目的で、アクセスポイントによって使用されてよい。たとえば、固定アンテナ間の切り換えが行われる切り換えられるビーム形成が使用可能であり、アナログビーム形成またはデジタルビーム形成も使用可能である。さまざまな実施形態では、ビーム形成技法の組み合わせが使用可能であり、使用される。
[00080]アクセスポイントのビームが特定の領域に対応することが知られると、この情報は、特定のビーム上で送信されるビーコン上でどの情報が通信されるべきかを決定することの一部として使用可能であることが理解されるべきである。
[00081]どの領域がアクセスポイントビームによってカバーされるべきかを決定すること、および/またはアクセスポイントのどのビームが環境の特定の領域をカバーするかを決定することは、1つまたは複数の異なる手法を使用して対処可能であり、実施形態によっては対処される、重要な管理上の問題である。
[00082]一実施形態では、構成は、環境内のアクセスポイントのロケーションおよびアクセスポイントの送信機能力についての情報の使用を含む。この情報から、環境内のどの領域が、環境内に配置されたアクセスポイントによって生成され得る個々のビームに対応するかを決定することが可能である。アクセスポイントのビームのカバレッジエリアの決定を容易にするために、一実施形態では、アクセスポイントは、コンパスおよび/または範囲検出デバイスを含む。コンパスは、据え付け後のアクセスポイントの方位(たとえば、相対的な北、南、東、西の方位)を決定する。アクセスポイント内に含まれる範囲検出デバイスは、床からの高さを測定する。床からの高さと、アクセスポイントの方位と、1つまたは複数の壁に対するアクセスポイントロケーションを決定するために使用される天井タイルの測定値または数を介して据え付けの時に容易に決定され得るエリアの天井における一般的なロケーションについての情報と、算出可能であり、時には算出されるビームのカバレッジエリアとを使用すること。エリア内の他のアクセスポイントによって検出されるアクセスポイントによって送信される信号の測定は、隣接するアクセスポイントにおける1つまたは複数の受信信号の強度に基づく経路損失測定値に基づいてアクセスポイント間の相対的間隔を決定するために使用可能であり、いくつかの実施形態では、そのために使用される。重要ではないが、いくつかの実施形態では、アクセスポイントはアレイパターンで取り付けられ、各アクセスポイントは同じ方向に向けられる。アクセスポイント間隔は、比較的均一であってよく、エリアの均一なカバレッジを容易にし得る。
[00083]一実施形態では、送信目的でのアクセスポイントビーム構成が、ビーコンが送信されることになる領域を示すために管理者が環境内に物理的に存在しなくても決定される。そのような一実施形態では、店舗マネージャ、マーケティング担当重役、および/またはシステムの他のユーザであってよい、管理者は、1つまたは複数のビーコンが送信されることになるエリアの間取り図を表示することができる。次いで、ユーザは、たとえば、示されたロケーションにビーコンを送信したいという要望を示すために、ビーコンの所望のロケーションに対応するスクリーン上のロケーションにタッチすることによって、またはマウスを使用してエリアをクリックすることによって、単に間取り図上にマークすることができる。ユーザは、送信されることになるビーコンに名前を割り当て、ビーコンを指定するとき、または後でのいずれかで、ビーコンを使用して通信されることになる情報を示すことができる。たとえば、ユーザは、示されたロケーションをカバーするビーコンが送信されることになることを示し、ビーコンに名前を付ける、たとえば、ビーコンにタイラックという名前を割り当て、次いで、送信されることになるビーコンによって通信されることになる情報、たとえば、「目玉品、3つのタイで10ドル」を関連付けるために、タイラックに対応する表示されたロケーションをクリックまたはタッチしてよい。ユーザは、ビーコンが送信されることになるスケジュール、たとえば、平日だが週末ではない、または計画されたセールに対応する何らかのスケジュールを示すこともできる。ユーザは、店舗におけるあるロケーションから、または遠隔で、店舗または他の環境内の複数の異なるロケーションに対して、これを行ってよい。したがって、ビーコンの構成およびビーコンに通信されることになる情報は、企業の本社または他のロケーション実行可能である。
[00084]ビーコンの送信を変えるのではなく、間取り図上でのロケーションのマーケティングが、所望のゾーンロケーションを示すために使用される。ゾーンへと送信されるビーコンは変えられてよいが、変える必要はない。ユーザデバイスたとえばワイヤレス端末が、ユーザデバイスが指定のゾーン内にあることを示すビーコン信号を報告するときにユーザに提供されることになる情報が、データベース内に記憶される。たとえば、受信ビーコン信号に対応する報告されたRSSI情報に基づいて、デバイスがゾーン内に存在すると検出可能であるときに提供されることになる情報は、タグと呼ばれることがある。異なるタグを異なるゾーンと関連付けることによって、送信されるビーコン信号の内容を変えなくてもワイヤレス端末に供給される情報を制御することが可能である。さらに、ゾーンは、複数のビーコン信号のカバレッジエリアの共通部分に関して、または1つまたは複数のビーコン送信機に対するゾーンのロケーションに基づいて、画定され得るので、ゾーンは、個々のビーコン信号送信またはビームのカバレッジエリアよりも小さいことがある。提供されることになるタグ情報は、ゾーン内で利用可能なアイテムに対する広告情報または提案情報であってよい。ゾーンを指定し、タグをゾーンと関連付けることによって、提案および情報が、ビーコン送信を変更する必要なくタグデータベースを単に更新することによって変更され得る。しかしながら、ビーコンがゾーンに対応するエリアへとまだ送信されていないことがある場合、ゾーンを構成することの一部として、1つまたは複数の基地局が、ゾーン内の存在を決定するために検出されたビーコンを使用する機能を容易にするためにゾーンへとビーコンを送信するように構成されてよく、時には、そのように構成される。
[00085]ビーコンカバレッジエリア情報に基づいて、サーバ、たとえば、1つまたは複数のアクセスポイントからのビーコン送信を構成するシステムは、どの1つまたは複数のアクセスポイントビームが、ユーザにより示された所望のビームロケーションに対応するかを決定し、1つまたは複数のビームを、送信されることになるビーコンに関連付ける。次いで、ビーコンは、ユーザにより構成された送信スケジュールにより、または所定のスケジュールで、関連付けられたビーム上で送信される。このようにして、ビーコン管理は、ビーコン送信が店舗を通り、店舗ではどのビーコンが送信されるべきか、またはどこにビーコンが送信されるべきかを示すように関係者が構成する必要なく、遠隔で実行可能である。
[00086]アクセスポイントは、店舗のすべてまたは大部分をカバーできるビームを有してよいが、少なくともいくつかの場合、信号は、ビーコンが店舗または他の環境の対応するエリアと関連付けられるべきであるとユーザが指定または規定していないときにたとえばセールアイテムおよび/または場所固有の提案を広告するために使用されるビーコンが信号を送信するために使用されない領域へと送信されない。しかしながら、多くの場合、ビーコンは、カバーされることになるエリアのすべてまたはほとんどへと送信され、提供されることになる情報を有するタグが個々のゾーンと関連付けられていようと関連付けられていまいと、ゾーン内のデバイスの検出を可能にする。
[00087]ビーコン送信を検出するユーザデバイスに加えて、基地局、たとえば、アクセスポイント(AP)が、ワイヤレス端末からの信号の検出を監視および報告することができる。このようにして、ゾーン内のワイヤレス端末の存在を検出する目的で、ワイヤレス端末によって検出される信号に関するRSSI情報に加えて、ワイヤレス端末からの信号が使用可能である。
[00088]いくつかの実施形態では、ビーコンが、送信が可能である環境のすべての領域へと送信されないことがあるが、APは、ユーザからの信号を監視し、サーバまたは他の中央処理場所に信号の検出を報告する。これは、1つまたは複数の個人が店舗または他の環境の中を移動するとき追跡されることになるワイヤレスデバイスを有する1つまたは複数の個人の移動を可能にする。個人の経路は、ワイヤレス信号を介してユーザに示すために特別な提案を決定する際に、および/または店舗または他の場所の将来の構成を決定するために、有用であることがある。
[00089]ビーコン、たとえば実ビーコンまたは仮想ビーコンは、ユーザによって間取り図上で指定されてよいが、他の実施形態では、マネージャなどのユーザが、1つまたは複数のアクセスポイントに信号を送信することが可能であり、アクセスポイントから信号を受信することも可能であるモバイルワイヤレスデバイスを持って、店舗または他の場所を通るまたはその中を移動する。アクセスポイントが、ビーコンによってカバーされるように指定された間取り図上のエリアへと送信するために利用可能である場合、エリアへと送信できるアクセスポイントは、指定の領域へとビーコンを送信するように構成されてよく、いくつかの実施形態では、そのように構成される。あるいは、仮想ビーコンは、エリアをカバーするように構成されてよい。たとえば、アクセスポイントが、領域へと送信するために利用可能でない場合、仮想ビーコン送信機情報はデータベース内で構成可能であり、ビーコンは実際には受信されなかったが、ワイヤレス端末またはネットワークデバイスが、記憶された仮想ビーコン送信機情報とデバイスのロケーションとを使用して、デバイスまたは要素たとえばデバイス内のアプリケーションは、デバイスがビーコンを受信したことをいつ通知されるべきかを決定する。このようにして、受信ビーコンの報告は「仮想」ビーコンであるが、デバイスまたは要素は、実際のビーコン信号が受信されたかのようにビーコン信号の受領の通知に対して作用することができる。
[00090]ユーザは、ビーコン信号によってカバーされることになる環境にいる間、ビーコンによってカバーされることになるロケーションにユーザデバイスを位置決めする。次いで、モバイルデバイス上でセットビーコンオプションを選択する。次いで、モバイルデバイスが信号を送信し、その信号は、たとえば、異なるビームに対応するアンテナ素子を介して、近くの1つまたは複数のアクセスポイントによって受信される。受信アクセスポイントは、各ビームからの信号強度測定値を処理し、確率面を作成し、次いで、デバイスロケーションを決定するために、それらの面を組み合わせる。あるいは、信号強度測定値がサーバに報告され、次いで、サーバが、どのビームが、所望のビーコンロケーションを示すために使用される信号が送信されたエリアの最良のカバレッジを有するかを決定する。ビーコンロケーション指定信号が送信された領域内でビーコンを送信させたいという要望を示すことに加えて、1つまたは複数のアクセスポイントに送信される信号は、ビーコンロケーションに関連付けられたビーコンに使用されることになる名前を示してよい。たとえば、タイスタンドに対応する領域をカバーするためにビーコンが追加されるべきであることをシグナリングするとき、ビーコンを追加する要求をタイスタンドのロケーションから送るユーザは、ビーコンが送信されることになるロケーションに関連付けられることになる「タイラック」という句を入力してよい。ユーザは、ビーコンの使用によって通信されることになるセール情報および/もしくは他の情報ならびに/またはビーコンが送信されることになる時間期間をアクセスポイントにシグナリングすることもできる。あるいは、そのような情報は、後の時間にビーコンと関連付け可能である。アクセスポイントは、ビーコンが送信されることになるビームを識別する情報および/または要求が受信された異なるビームに対応する受信信号強度情報と共にビーコンを作成するために受信要求をビーコンサーバに通信し、それによって、要求されたビーコンにどのビームが使用されるべきかを決定するのに十分な情報をサーバに提供する。サーバは、ユーザによってアクセスおよび更新可能なデータベース内に、ビーコンと、対応するビーム情報とを記憶する。たとえば、ユーザは、新しいビーコンのロケーションに対応するタイラックに関連付けられたセールのためのビーコンを介して通信されることになるセール情報を関連付けることができる。
[00091]店舗および/または他の環境の中を移動し、ビーコンが送信されることになるまたはゾーンが設置されることになる設置をシグナリングすることによって、ユーザは、店舗の詳細な地図を持たなくても、および/または個々のアクセスポイントビームが環境の異なるエリアにどのように対応するかをあらかじめ知らなくても、特定のロケーションにビーコンを関連付けることができる。ビーコンがどこに送信されるべきかまたはゾーンが地理的エリア内のどこに画定されるべきかを示すプロセスは、マネージャがロケーションを通過し、を環境内の異なる設置にビーコン送信機設置することに、いくつかの点で類似してよいが、ビーコン送信機が個々のロケーションに設置されるという要件は、たとえば地面レベルでまたはディスプレイラック上で店舗全体を通して分散される多数の個々のビーコン送信機をメンテナンスする関連コストと共に回避される。
[00092]ビーコンおよび/またはゾーン設置およびカバレッジを指定する異なる方法が、間取り図上でなされた標識を介していくつかのビーコン/ゾーンがシグナリングされることと、マネージャが店舗を通過して、ビーコンによってカバーされることになるまたはゾーンが画定されることになる設置を示すとき、他のビーコン/ゾーンが指定されることと、組み合わされてよいことが理解されるべきである。ゾーン画定は、ゾーンにおいて検出されたビーコンを報告することによって達成されてよく、その場合、将来的に、同じビーコンの受領は、構成プロセスの一部として画定されたゾーン内にワイヤレス端末があることを示し得る。
[00093]重要なことに、ビーコン送信能力を有するまたは別の方法でアクセスポイントと対話できるマルチモードセル電話は、ビーコンカバレッジ/ゾーンの所望のロケーションと、個々のビーコン送信または重複ビーコン送信のセットに関連付けられることになる関連情報とをシグナリングするために使用可能である。
[00094]環境を通過する顧客および/または他の個人は、ビーコンを受信し、たとえばゾーン相関エンジンまたは提供されることになる情報が関連付けられるゾーンに受信ビーコンをマップすることが可能な他のデバイスにビーコンの受領と受領の時間と受信信号強度測定値とを報告した後に、ビーコンを使用して通信されるまたは受信ビーコンのセットに対応する情報を回復することが可能である。情報は、場合によってはビーコン内に直接的に含まれてもよいし、データベースルックアップを通して、またはビーコンの使用を通して通信されることになる情報にビーコン内で受信される値もしくは他の識別子をマップするために使用可能なブロードキャスト情報から、回復されてもよい。したがって、ビーコンは、使用される送信規格および/またはビーコンプロトコルに応じて直接的または間接的に広告および/または他の情報を通信するために使用可能である。
[00095]図2は、アクセスポイント(AP)たとえばAP130によって選択的に使用され得る複数のアンテナパターンたとえば複数のビームを有するパターンを有する例示的なアクセスポイントを示す図200である。このパターンは、すべてのビームが使用された場合のアクセスポイント130のカバレッジエリアを示す。他のアンテナパターンが可能であり、多くの場合、著しい減衰の異なる大きさまたはエリアのローブを含んでよい。
[00096]ビームは、ビームに対応するカバレッジエリアへと異なるビーコンを送信するために個々に使用されてよい。いくつかの実施形態では、アクセスポイント130は、1つまたは複数のビームを使用してビーコン信号を放射できるビーム形成能力、たとえば、ビーム形成アンテナアセンブリを有する。ウェッジ204、206、208、210、212、214、216、218、および220の各々は、情報たとえば広告を通信するビーコンを通信するためにアクセスポイント130によって送信され得るビームの対応するカバレッジエリアを示す。カバレッジエリア204、206、208、210、212、214、216、218、および220の各々は、対象となる場所のエリア、たとえば、店舗、商店街、フードコートなどに対応してよい。本発明の特徴によれば、アクセスポイントは、これらの店舗エリアをカバーしビームのカバレッジエリア内のデバイスがビーコンを受信することを可能にする有向ビームを使用して、場所/店舗の所与のエリアに関連するプロモーション用広告および/または他のマーケティング情報を通信するビーコンを送信してよく、いくつかの実施形態では、送信する。
[00097]ビーコンは、ビームを使用して送信されてよいが、APは、ビームを使用して信号を受信することもできる。受信信号エネルギーおよび/または信号対雑音比(SNR)に基づいて、AP130および/またはAPから信号情報を受信するサーバたとえばビーコンサービスサーバ120は、受信信号が送信された領域を決定することができ、たとえば、その領域は、最も強い信号が受信された領域である。
[00098]図3は、例示的な一実施形態による、複数の異なる店舗エリア/セクションを含む例示的な場所たとえば店舗102の例示的な間取り図を示す図300である。図3の間取り図においてわかるように、店舗102は、商品/アイテムの所与のカテゴリ専用であってよい、さまざまなエリアを含む。間取り図の左上隅近くに、店舗102内でごく接近して一緒に動作されてもよいし別個に動作されてもよいコーヒースタンド302と隣接するクッキースタンド304とを有するエリア/セクションがある。上方中央部分へさらに向かって、パンツ306に対応する店舗エリア/セクション、本308に対応する別のエリア、および靴セクション310のための別のエリアがある。間取り図内の反対側には、タイ316に対応する店舗エリア/セクション、シャツ314に対応する別のセクション、次いでソックス312に対応する別の店舗エリア/セクションがある。諒解され得るように、異なる商品/アイテムを有するエリアの各々は物理的に分離され、したがって、図示の実施形態において異なる専用エリアを形成する。そのような1つの間取り図が一例として示されているが、さまざまな異なる間取り図または構成の変形形態が可能であることが理解されるべきである。いくつかの実施形態では、いくつかの関連アイテムが、単一のエリア内でまとめてグループ化されてよい。たとえば、いくつかの実施形態では、靴とソックスがまとめてグループ化され、単一の専用エリアが与えられてよい。
[00099]天井または壁に取り付けられてもよいし別の構造に単に設置されてもよいアクセスポイント130、132のロケーションも、図3の間取り図に示されている。いくつかの実施形態の特徴によれば、店舗の異なる店舗エリア/セクションが、アクセスポイント130、132によって通信されるビームを介して異なるビーコンに提供されてよい。AP130、132は、ビームによってカバーされるエリア内の1つまたは複数のデバイスに、広告および/または他の情報を通信する1つまたは複数のビーコンを送信するために、対応する領域をカバーする有向ビームを使用してよい。
[000100]図4は、例示的な一実施形態による、ビーコンを受信するためにたとえば管理者/マネージャによってタグ付けされた(図では「X」マークによって示される)例示的な店舗130のさまざまな異なる商品セクションを示す図400である。いくつかの実施形態では、タグ付け動作は、間取り図の視覚的表現を表示するユーザデバイスを使用して異なる商品ロケーションを選択することによって、管理者/マネージャによって実行される。たとえば、間取り図を記憶するまたはこれにアクセスできるユーザデバイス、たとえば、デスクトップ、ラップトップ、スマートフォン、および/またはタブレットデバイスは、間取り図、たとえば、図3に示される間取り図の視覚的表現を見るために、管理者/マネージャによって使用される。いくつかの実施形態の特徴によれば、管理者/マネージャは、プロモーション提案および/または他の所望の情報を通信するビーコンが提供されることになる1つまたは複数の店舗エリアを選択することができる。選択は、いくつかの実施形態では、たとえば、タッチスクリーンデバイスをサポートする一実施形態における表示される間取り図上の特定のロケーションをタップすることによって、および/またはドロップダウンメニューからロケーションを単に選択することによって、および/またはマウスを使用してロケーションをポイントしクリックすることによって、実行されてよい。したがって、選択はさまざまな手段でなされてよいことが理解されるべきである。さまざまな実施形態では、選択情報ならびにビーコンによって通信されることになる情報、たとえば、プロモーション/広告は、選択がなされたユーザデバイスから、選択されたエリアに対応するビームを生成および送信するために情報を使用するアクセスポイント130、132に通信される。アクセスポイント130、132はさらに、ビームを介して通信されるビーコン内で通信されることになる情報を選択および/または生成するために、受信された情報を使用する。管理者は、ビーコンを受信するためのエリアをタグ付けするために、実際の店舗場所に存在する必要はなく、タグ選択は、たとえば、店舗または小売店チェーンに対応する本店から、遠隔で実行可能である。あるいは、いくつかの実施形態では、選択情報およびビーコン情報は、管理者によって動作されるユーザデバイスからビーコンサービスサーバ120に通信され、ビーコンサービスサーバ120は、選択されたエリアに対応するビームを生成および送信するようにアクセスポイントを制御および/または構成するために、受信された情報を使用する。
[000101]いくつかの他の実施形態では、アクセスポイント130、132の異なるビームを関連付ける情報が、たとえば、管理者によって使用されるデバイス内に、および/またはビーコンサービスサーバ120に記憶され、店舗内の特定のエリアに対応することが知られている。特定の店舗エリアたとえば本スタンド308に対応するエリアに特定のアクセスポイントビームを関連付ける情報は、所与の時間に表示されるそのエリア内の1つまたは複数の製品/アイテムについての対応する情報と共に、管理者によって使用されるユーザデバイス内に、および/またはビーコンサービスサーバ120に、記憶されてよい。したがって、いくつかの実施形態では、APは、環境たとえば店舗102内のAPのロケーションおよびAPの送信機能力についての情報を使用して構成される。そのような実施形態では、店舗内のどの領域/エリアが、店舗に配置されたアクセスポイントによって生成され得る個々のビームに対応するかが決定される。対応するビームに領域/店舗エリアをマップするこの情報に基づいて、管理者デバイスおよび/またはビーコンサービスサーバ120は、どの1つまたは複数のアクセスポイントビームが、間取り図上の選択された領域/エリアに対応するかを決定し、その1つまたは複数のビームを、送信されることになるビーコンに関連付ける。いくつかのそのような実施形態では、アクセスポイントは、ビーコンによってカバーされるロケーションに現在表示されている製品についての情報を通信するビーコンを送信するために、ユーザデバイスおよび/またはビーコンサービスサーバ120にネットワーク接続を介して単にシグナリング可能である。いくつかのそのような実施形態では、表示されている製品が変更される、および/または製品のための現在のプロモーションが変化する、および/または新しいプロモーションが出現するとき、ビーコン情報は、ビーコンを送信するために使用されるアクセスポイントを管理者が物理的に訪問したりこれにアクセスしたりしなくても、ネットワークを介して変更されてよい。したがって、いくつかの実施形態では、アクセスポイントは、アクセスポイントによって送信されるそれぞれの特定のビームに対応することが知られている店舗内の1つまたは複数のロケーションに表示される商品に対応するビーコンを送信するように構成可能である。
[000102]エリアの選択/タグ付けが完了した後、アクセスポイントは、管理者によって示されてよいおよび/または記憶されたスケジュールに基づいてよい所望の時間に、選択されたエリアをカバーするビームを送信することができる。
[000103]いくつかの実施形態では、ビーコンによって通信され得る情報としては、プロモーション、広告、特別なセール提案、メニューのアイテム、新しく追加されたアイテム、ロケーションにおける待ち時間、アイテムまたはロケーションに関連する特別な告知、開店時間および/または閉店時間の変更、閉店の告知などがある。
[000104]図5は、たとえば、管理者/マネージャが店舗を通過し、どこにゾーンが配置されるべきかをシグナリングすることによって、例示的な店舗のさまざまな異なる商品セクションがゾーンであることが指定される別の実施形態を示す図500である。一実施形態では、マネージャは、モバイル通信デバイスを使用して、信号が送られるエリアがゾーンとして指定されるべきであることをサーバに示す信号を送る。次いで、タグがゾーンに関連付けられてよい。一実施形態では、ゾーンインジケータ信号は、1つまたは複数の方向ビームを介して対応するゾーンへの1つまたは複数のビーコンの送出をトリガする。別の実施形態では、ゾーンは、どの1つまたは複数のビーコンがおよびロケーションにおいて受信されるべきかと、いくつかの実施形態では受信信号の予想強度とに基づいて、画定される。マネージャが存在し、ゾーンが特定のロケーションに設置されるべきであるということをシグナリングする場合、マネージャのデバイスは、ゾーンにおいて受信されたビーコン信号と、受信信号強度、たとえば、ゾーンロケーションにおいて受信されたビーコンのための受信された測定されたビーコン信号電力レベルとを測定および報告してよい。この情報は、ゾーンを画定する際に使用可能であるが、信号は、信号測定がゾーン場所において行われなかった場合に予測されてよい。
[000105]図5の図500に示される図示の実施形態では、管理者/マネージャは単に、異なる商品が表示のために設置されるまたは何らかの理由でゾーンが指定される店舗のさまざまなセクションを通過する。管理者が、配置されることになるゾーンを望むロケーションでは、管理者は、アクセスポイント130、132にゾーン指定信号を送り、次いで、アクセスポイント130、132が制御デバイスに要求を通信するために、自分のデバイス、たとえば、セル電話、タブレット、または他のデバイスを単に使用することができる。いくつかの実施形態では、ゾーン要求信号を受信するアクセスポイントが、信号が送信された領域/ロケーションを決定し、その対応するエリアをカバーするビームを送信する。いくつかの実施形態では、ゾーン要求信号が受信されたビームに基づいて、どの送信ビームがゾーンに対応するかを基地局が容易に決定できるように、送信ビームカバレッジエリアと受信機ビームカバレッジエリアとの間に1対1マッピングがある。
[000106]むしろゾーンが配置されることになる物理的場所を訪問しなければならない他の実施形態では、ゾーン定義/タグ付け動作は、間取り図の視覚的表現を表示するユーザデバイスを使用してゾーンが設置されることになる異なるロケーションを選択することによって、管理者/マネージャによって実行される。たとえば、間取り図を記憶するまたはこれにアクセスできるユーザデバイス、たとえば、デスクトップ、ラップトップ、スマートフォン、および/またはタブレットデバイスは、間取り図、たとえば、図3に示される間取り図の視覚的表現を見るために、管理者/マネージャによって使用される。いくつかの実施形態の特徴によれば、管理者/マネージャは、プロモーション提案および/または他の所望の情報を通信するためのゾーンとして指定されることになる1つまたは複数の店舗エリアを選択することができる。選択は、いくつかの実施形態では、たとえば、タッチスクリーンデバイスをサポートする一実施形態における表示される間取り図上の特定のロケーションをタップすることによって、および/またはドロップダウンメニューからロケーションを単に選択することによって、および/またはマウスを使用してロケーションをポイントしクリックすることによって、実行されてよい。ユーザは、指定されたゾーンロケーションの周りに円を作成することによって、またはゾーンのロケーションを示すために使用されるタッチセンシティブスクリーンと接触する指を広げることなどの他の入力を通して、ゾーンの大きさを示してよい。したがって、選択はさまざまな手段でなされてよいことが理解されるべきである。さまざまな実施形態では、選択情報、ならびにゾーンのために通信されることになる情報たとえばプロモーション/広告は、ゾーン管理サーバまたは他のデバイスに通信される。ゾーン指定情報は、ゾーンへのビーコンのアクセスポイント送信および/またはゾーン相関エンジンによって決定され得るゾーン内のワイヤレス端末の存在の監視を制御するために使用可能である。管理者は、ゾーンを指定する、またはゾーン内でのデバイスの存在が検出されたときに提供されることになるもしくはゾーンへと送信された1つもしくは複数のビーコンの使用を介して通信されることになるタグ情報を規定するために、実際の店舗場所に存在する必要はない。
[000107]図6は、店舗のタグ付けされた異なる商品セクションに向けられた異なるビームに対応する異なる例示的なビームカバレッジエリアを示す図である。わかるように、さまざまなゾーンが指定されている。ゾーン6は、第1のアクセスポイント130および第2のアクセスポイント132のビーム609、611に対応する重複エリアに対応し、他のゾーンは、個々のビームに関連付けられたカバレッジエリアに対応する。ビーコンの受領は、ワイヤレス端末が特定のビームのカバレッジエリア内にあることを決定するために、ワイヤレス端末または相関エンジンによって使用されてよい。信号強度は、ゾーンが全ビームカバレッジエリアよりも小さいとき、ワイヤレス端末が、ビームによってカバーされるゾーン内にあるかどうかを決定するために、さらに考慮および使用されてよい。ゾーンが複数のビームによってカバーされるとき、異なるビーム上で受信されるビーコンと、異なるビームによってカバーされるゾーン内のワイヤレス端末の存在を決定するために使用される対応する信号強度。たとえば、ゾーン6内での存在は、ビーム611、609内で受信されるビーコン信号およびその信号強度に基づいて決定されてよい。ビーム611、609を介した信号の受領は、ゾーン6内での存在を示し得るが、ビーム609を介した比較的強いビーコン信号の検出と、ビーム611を介して受信される非常に弱いビーコンの検出またはビーム611を介して受信されるビーコンの未検出は、ゾーン5内での存在を示す傾向がある。
[000108]以下で説明されるように、さまざまな実施形態において使用されるゾーン相関エンジンは、ゾーン内でのワイヤレスデバイスの存在を検出し、ゾーン内にあることが決定されたワイヤレス端末への、ゾーンに対応するタグ情報の提供をトリガするために、受信ビーコンおよびビーコンの受信信号強度の報告を使用する。
[000109]図7は、本発明のさまざまな実施形態による、複数の異なるビーム上でビーコンを送信することが可能である例示的なアクセスポイント700、たとえば基地局を示す。
[000110]基地局は、実施形態に応じて複数のセクタ、たとえば、3つのセクタ、6つのセクタ、またはさらに多くのセクタを含むセクタ化されたブルートゥース基地局であってよく、いくつかの実施形態では、そのようなセクタ化されたブルートゥース基地局である。ワイヤレスインターフェース704は、セクタごとに、受信機724または724’と、送信機726または726’とを含む。基地局アンテナは、基地局の異なるセクタに対応する素子から形成されてよく、したがって、いくつかの実施形態ではセクタ化され、セクタ化されたアンテナの異なる受信素子(725、725’)および送信素子(727または727’)は、セクタごとに提供される。たとえば、受信セクタアンテナ素子725および送信セクタアンテナ素子727は、第1のセクタに対応してよく、受信セクタアンテナ素子725および送信アンテナ素子727’は、マルチセクタ基地局のN番目のセクタに対応してよく、セクタ素子の組み合わせは、セクタ化されたアンテナを形成する。セクタアンテナ素子725、725’、727、727’は、基地局に取り付けられてもよいし、基地局から遠くにあり、異なるセクタが異なる地理的カバレッジ領域に対応するように向けられてもよい。
[000111]いくつかの実施形態では、基地局700は、基地局の複数のセクタへと送信するために使用できる送信機要素726、726’のセットの形をした送信機729を備えるブルートゥース基地局である。基地局700は、複数のセクタアンテナ素子727、727’と、前記ブルートゥース基地局の異なる送信ビーム上で異なるブルートゥース低エネルギー(BLE)ビーコンを送信することによって、セクタ化された基地局700の異なるセクタに対応する異なる地理的エリアへと異なる情報を通信するように、送信機704とその中に含まれる送信機要素726、726’とを制御するように構成され少なくとも1つのプロセッサ706であって、前記異なるビームは、セクタアンテナ素子の異なるセットに対応し、たとえば、第1のセットは素子726を含み、第2のセットは素子726’を含むが、素子726は含まない、プロセッサ706と、前記少なくとも1つのプロセッサ706に結合されたメモリ712とを含む。
[000112]いくつかの実施形態では、基地局700は、送信機729と、異なるカバレッジエリアの第1のセットに対応する、たとえば異なるセクタに対応する、第1の複数の送信ビームを使用して異なるビーコンを送信するように前記送信機729を制御するように構成された少なくとも1つのプロセッサ706であって、前記異なるビーコンを送信するように構成されることの一部として、第1のカバレッジエリア内のゾーンに関連する情報を通信する第1のビームまたは第1のカバレッジエリア内のゾーンに関連する情報へのマッピングに対応する第1のカバレッジエリアへビーコンの第1のセットを送信するように構成されたプロセッサ706と、前記少なくとも1つのプロセッサ706に結合されたメモリ712とを含むアクセスポイントである。
[000113]基地局は、天井または壁に取り付けられたデバイスであってよく、いくつかの実施形態では、そのようなデバイスであり、いくつかの実施形態では、配備されると地面からのアクセスポイントの方位と高さとを決定するために使用できる、コンパス710と地面までの距離測定デバイス706とを含む。この情報は測定され、管理サーバに自動的に報告され、次いで、管理サーバは、アクセスポイント700によって送信されるビームのカバレッジエリアを予測することができる。
[000114]アクセスポイント700は、さまざまな要素がその上でデータと情報とを交換し得るバス709を介して互いに結合されたプロセッサ706とメモリ712とを含む。メモリ712は、ルーチン730と、データ/情報732とを含む。アクセスポイント700は、コンパス710および地面までの距離測定デバイス706に加えて、ワイヤードインターフェース702と、ワイヤレスインターフェース704とをさらに含む。
[000115]ワイヤードインターフェース702を介して、アクセスポイント700は、通信ネットワーク、外部デバイス、および/またはインターネットに結合可能である。インターフェース702は、いくつかの実施形態では、受信機720と、送信機722とを含む。ワイヤードインターフェース702は、ワイヤードリンクを経由して情報を送信/受信することが可能である。いくつかの実施形態では、ワイヤード702は、通信リンクを介して他のノードおよび/またはバックホールに結合される。いくつかのそのような実施形態では、インターフェース702を介して、アクセスポイント700は、構成サーバ120/1000などのネットワークノードへ/から情報を送信/受信する。アクセスポイント700は、それを介してアクセスポイント700がワイヤレスデバイスと通信するワイヤレスインターフェース704をさらに含む。ワイヤレスインターフェース704は、受信アンテナ725に結合されたワイヤレス受信機モジュール724を含み、受信アンテナ725を介して、アクセスポイント700は無線信号を受信する。無線信号は、たとえば、1つまたは複数のワイヤレス端末または他のワイヤレスデバイスからの信号を含む。ワイヤレスインターフェース704は、それを介してデバイス700が無線信号を送信する送信アンテナ727に結合されたワイヤレス送信機726をさらに含む。送信される無線信号は、ビーコン信号を含む。いくつかの実施形態では、同じアンテナが、入力ワイヤレス通信信号と出力ワイヤレス通信信号の両方に使用される。
[000116]いくつかの実施形態では、アクセスポイント700は、天井または壁に取り付けられたデバイスであり、磁北に対するアクセスポイントまたはアクセスポイントセクタの方位を決定するように構成されたコンパス710を含む。地面測定デバイス706は、アクセスポイント700が配備されると地面からのアクセスポイントの高さを決定するように構成される。
[000117]プロセッサ706は、さまざまな実施形態では、本発明の方法たとえば流れ図の方法1800を実施するようにアクセスポイント700を制御するように構成される。
[000118]一実施形態では、アクセスポイントは、たとえば、受信機724または受信機720を介して、アクセスポイントのカバレッジエリア内の第1のロケーションにおける制御デバイスから第1のゾーン構成制御信号を受信するように構成され、この第1のゾーン構成制御信号は、制御信号が送信されたエリアを第1のゾーンとして指定したいという要望を示す。アクセスポイントは、たとえば、受信機724を介して、第1のロケーションをカバーするビームを使用して送信されることになるビーコン信号を使用して通信されることになる第1のビーコン内容を示す情報を制御デバイスから受信するようにさらに構成される。いくつかの実施形態では、アクセスポイント700は、たとえば、受信機724を介して、第1のロケーションをカバーするビームを使用して送信されることになるビーコン信号を使用して通信されることになる第1のビーコン内容の送信を制御するために使用されるスケジュール送信を示す情報を制御デバイスから受信するようにさらに構成される。いくつかの実施形態では、アクセスポイント700は、たとえば、受信機724を介して、第1のビームを使用して第1のエリアへと送信されることになる第1のビーコン信号と、第1のアクセスポイントからの第1のビーコン信号の送信を制御するために使用される時間期間またはスケジュールとを示すビーコン情報を受信するように構成される。いくつかの実施形態では、プロセッサ706は、たとえば、インターフェース702を介して、たとえば構成サーバ120/1000などの構成サーバに、上記で説明された第1のゾーンおよび/または第1のビーコン信号に関する少なくとも何らかの情報を転送するように構成される。
[000119]いくつかの実施形態では、アクセスポイント700は、制御デバイスが第1のアクセスポイントのカバレッジエリア内の第2のロケーションに配置されている間、たとえば、受信機724を介して、制御デバイスから第2のゾーン構成制御信号を受信するようにさらに構成され、この第2のゾーン構成制御信号は、第2のエリアを第2ゾーンとして指定したいという要望を示す。いくつかの実施形態では、アクセスポイント700は、たとえば、受信機724を介して、第2のロケーションをカバーするビームを使用して送信されることになる第2のビーコン信号を使用して通信されることになる第2のビーコン内容を示す情報と、第2のロケーションをカバーする第2のビームを使用して送信されることになるビーコン信号を使用して通信されることになる第2のビーコンの送信を制御するために使用されることになるスケジュール送信を示す情報とを制御デバイスから受信するようにさらに構成される。いくつかの実施形態では、プロセッサ706は、たとえば、インターフェース702を介して、たとえば構成サーバ120/1000などの構成サーバに、上記で説明された第2のゾーンおよび/または第2のビーコン信号に関する少なくとも何らかの情報を転送するようにさらに構成される。
[000120]いくつかの実施形態では、アクセスポイント700は、たとえば、受信機724または720を介して、第1のゾーンとして指定されることになる間取り図上のエリアを識別するユーザ入力を受信するように構成される。いくつかの実施形態では、プロセッサ706は、第1のゾーンをカバーするビーム上で送信される1つまたは複数のビーコン信号を識別する情報を(たとえば、データ/情報732と共にメモリ712内に)記憶するようにアクセスポイント700を制御するようにさらに構成される。いくつかの実施形態では、プロセッサ706は、たとえば、インターフェース702を介して、第1のゾーンとして指定されることになる間取り図上のエリアを識別する情報と、第1のゾーンをカバーするビーム上で送信される1つまたは複数のビーコン信号を識別する情報とを構成サーバ120/1000に転送するようにさらに構成される。
[000121]いくつかの実施形態では、アクセスポイント700は、たとえば、受信機720を介して、たとえば構成サーバ120/1000などのネットワークデバイスからアクセスポイント構成情報を受信するように構成される。アクセスポイント構成情報を受信することの一部として、アクセスポイント700は、たとえば、受信機720を介して、ネットワークデバイスから第1のアクセスポイント構成情報を受信するように構成され、このアクセスポイント構成情報は、第1のビームを生成するために使用されることになる第1のビーム形成パターンを規定する第1のアンテナパターン構成情報を提供し、この第1のビーム形成パターンは、第1のビームに対応する信号を送信するために使用されることになるアンテナ素子を示す。いくつかの実施形態では、ビーム形成パターン情報は、第1のビームに対応するアンテナ素子のうちの少なくともいくつかで送信される信号に適用されることになるアンテナビーム利得をさらに示す。いくつかの実施形態では、アクセスポイント700は、たとえば、受信機720を介して、さらなる第1のアクセスポイント構成情報をネットワークデバイスから受信するようにさらに構成され、このさらなる第1のアクセスポイント構成情報は、第2のビームを生成するために使用されることになる第2のビーム形成パターンを規定する第2のアンテナパターン構成情報を提供し、この第2のビーム形成パターンは、第2のビームに対応する信号を送信するために使用されることになるアンテナ素子を示す。
[000122]さまざまな実施形態では、プロセッサ706は、たとえば、受信された構成情報およびビーコン情報に従って、1つまたは複数のビーコン送信ビームを構成するようにアクセスポイントを制御するように構成される。プロセッサ706は、いくつかの実施形態では、第1のロケーションを含む地理的エリアをカバーするように第1のビームを構成し、第2のロケーションを含む地理的エリアをカバーするように第2のビームを構成するように、アクセスポイントを制御するように構成される。さまざまな実施形態では、プロセッサ706は、たとえば、送信機726を介して、異なるカバレッジエリアの第1のセットに対応する第1の複数の送信ビームを使用して異なるビーコンを送信するようにアクセスポイントを制御するようにさらに構成される。異なるビーコンの送信を制御することの一部として、異なるカバレッジエリアの第1のセットに対応する第1の複数の送信ビームを使用して、プロセッサ706は、送信機726を介して、少なくとも部分的に第1のカバレッジエリア内にある第1のゾーンに関連する情報を通信する第1のビームまたは第1のゾーンエリアに関連する情報へのマッピングに対応する第1のカバレッジエリアへとビーコンの第1のセットを送信するようにアクセスポイントを制御するようにさらに構成される。いくつかの実施形態では、プロセッサ706は、送信機726を介して、少なくとも2つのアンテナ素子を使用してビーコンに対応する情報を送信するようにアクセスポイントを制御するようにさらに構成され、少なくとも2つのアンテナ素子からの送信は、第1のカバレッジエリアへとビーコンの第1のセットを送信することの一部として、第1のビームを形成するパターンにおいて組み合わさる。いくつかの実施形態では、プロセッサ706は、送信機726を介して、第2の送信ビームに対応する第2のカバレッジエリアへとビーコンの第2のセットを送信するようにアクセスポイントを制御するようにさらに構成され、第1のカバレッジエリアと第2のカバレッジエリアは異なり、ビーコンの第2のセットは、第2のカバレッジエリア内のゾーンに関連する情報または第2のカバレッジエリア内のゾーンに関連する情報へのマッピングを通信する。いくつかの実施形態では、アクセスポイントは、たとえば、受信機724または受信機720を介して、ビーコン情報を受信するように構成され、このビーコン情報は、第1のビームを使用して第1のエリアへと送信されることになる第1のビーコン信号を示す。いくつかの実施形態では、ビーコン情報は、第1のアクセスポイントからの第1のビーコン信号の送信を制御するために使用される時間期間またはスケジュールをさらに示す。いくつかの実施形態では、ビーコン情報としてはスケジュールがあり、このスケジュールは、第1のビームのカバレッジエリア内に表示された製品に関する製品セールスケジュールに対応する。
[000123]いくつかの実施形態では、ビーコンの第1のセットおよび第2のセットは各々、1つまたは複数のビーコンを含む。いくつかの実施形態では、第1のアクセスポイントはセクタ化されたアクセスポイントであり、各ビームはアクセスポイントの異なるセクタに対応する。いくつかの実施形態では、第1のアクセスポイントは、第1のアクセスポイントから送信するために使用される第1のアンテナ素子を含み、第2のセクタは、第2のアクセスポイントから送信するために使用される第2のアンテナ素子を含む。
[000124]いくつかの実施形態では、第1のビームは、第1のビームによってカバーされる地理的エリア内の少なくとも1つの製品に対応する情報を通信し、または情報にマップし、第2のビームは、第2のビームによってカバーされる地理的エリア内の少なくとも1つの製品に対応する情報を通信する、または情報にマップする。いくつかの実施形態では、第1のアクセスポイントはブルートゥース低エネルギーおよび/またはブルートゥースアクセスポイントであり、ビーコンの第1のセットおよび第2のセットはBLE(ブルートゥース低エネルギー)ビーコンを含む。
[000125]図8Aと図8Bの組み合わせを備える図8は、例示的な方法を実施するビーコンおよび/またはゾーン構成サブルーチン800のステップを示す。方法はステップ802で始まり、構成要素、たとえば、アクセスポイント130、132、136および構成サーバ120、ならびに制御デバイスとして動作可能な1つまたは複数のWT504の電源が投入される。
[000126]動作はステップ802からステップ804および806に進み、ステップ804と806は連続的または並列に実行可能である。ステップ804では、1つまたは複数のアクセスポイント130、132、136は、位置情報、たとえば、アクセスポイントの下の地面もしくは床などの面からの高さ、アクセスポイントの磁気方位、および/または近くのデバイス、たとえば、報告アクセスポイントの受信範囲内のアクセスポイントからの信号を感知する。高さは、APの高さを測定するアクセスポイント内の距離センサによって測定されてよく、いくつかの実施形態では測定される。方位は、報告AP内に含まれるコンパス内のビルト(built)によって測定されてよく、いくつかの実施形態では測定される。信号情報は、隣接するAPによって送信された信号を受信および測定するワイヤレス受信機によって測定されてよい。受信信号の信号強度は、受信信号を識別するアクセスポイント(AP)識別子と共に信号が受信されたそのセクタ化されたアンテナの標識に加えて、測定および報告される。したがって、ステップ804において行われ、報告された測定から、報告された情報から、報告されたコンパス方位に対するAPのセクタ化されたアンテナ構成についての既知の情報と組み合わせ可能な、報告APに隣接するAPと、どのセクタが信号を受信したかに関する情報によって示される報告APに対する隣接物の位置と、地面からのAPの高さ、およびAPの方位とを決定することが可能である。他のAPからの受信信号の強度は、報告APと信号が受信されたAPとの間の距離を推定するために使用可能である。GPSにより決定された、たとえば、AP内のGPS回路を使用して決定された、ロケーション情報、または他のAPロケーション情報も、入手可能なとき、構成サーバに通信されてよく、次いで、構成サーバは、報告された情報を使用することができる。したがって、複数のAP130、132、136から構成サーバ120に通信されてよい、ステップ804において通信された情報に基づいて、構成サーバは、同じロケーションまたは異なるロケーションたとえば店舗に配置可能な複数のAPに対応するロケーションとカバレッジエリアとを決定することが可能である。
[000127]AP配置および方位情報は、ステップ804において自動的に収集および報告可能であるが、そのような情報はまた、アクセスポイントまたは他のノードを通して構成サーバ120にそのような情報を送信可能なWT504または他の通信デバイスを使用して、手動で、たとえばインストーラによって、入力可能である。したがって、ステップ804において取得される情報のすべてまたはいくらかは、ステップ806において、手動で入力され、構成サーバに報告されてよい。そのような場合、受信信号強度は、隣接するAPのために報告されないことがあるが、通信された情報は、APを識別し、APの相対間隔と、GPS座標、所在地住所を介して、または他の情報を使用して識別され得る、店舗または他のロケーションなどの場所における方位とを示す。ステップ806では、アクセスポイントロケーション情報および/またはセクタ方位、隣接するアクセスポイント情報などの他の構成情報を示すユーザ入力が受信される。WT504または他のデバイスにおいて受信可能なこの情報は、たとえば、AP130または132を介して構成サーバ120に通信され、次いで、構成サーバ120は、構成ビーコン送信制御情報内の情報および/またはAPビーコン送信カバレッジエリアに基づいて画定され得るゾーンを使用する。
[000128]動作はステップ804および806から、構成サーバ120の動作を必要とするステップ808に進み、構成サーバは、1つまたは複数のアクセスポイントのための、アクセスポイントロケーション情報と、他のアクセスポイント情報、たとえば、ステップ804および806において通信された情報とを受信する。ステップ820は、ステップ810および/またはステップ812を含む。
[000129]ステップ810では、構成サーバ120は、高さおよび/またはGPSにより取得された位置情報とセクタ方位情報とを含み得るロケーションを示す情報、たとえば、感知された情報をアクセスポイントから受信し、情報は、アクセスポイントのアクセスポイント間隔および/または相対方位ならびにアクセスポイントのセクタアンテナの決定を可能にすることができる他のアクセスポイントからの検出された信号に関する。ステップ812では、構成サーバは、アクセスポイントのロケーションならびに方位および/または間隔ならびにステップ806において提供され得る他の情報を示すユーザ入力を受信する。
[000130]AP情報は、ステップ808が完了されたときには受信されるので、構成サーバ120は、APがどこに配置されているかを知り、セクタ方位を決定するのに十分な情報を有する。この情報から、アクセスポイントのためのカバレッジエリアおよびアクセスポイント内に含まれる個々のセクタ送信機たとえばセクタアンテナが決定可能であり、構成サーバが、どのアクセスポイントが、店舗または他のロケーションの異なる部分をカバーするビーコンを送信できるかを決定することを可能にする。
[000131]動作は、ステップ801のセットを含む図8Bの一部である接続ノード814を介して、ステップ808からステップ816に進む。ステップ816では、1つまたは複数のビーコンの所望のロケーションを示す情報が受信される。いくつかの実施形態では、ステップ816では、所望のビーコンカバレッジエリアロケーションと、任意選択で所望の送信電力レベルとを示すユーザ入力が受信される。さらなる情報としては、ビーコンカバレッジエリアおよび/または所望のビーコン送信電力レベル情報に関連付けられることになるゾーンがあり得る。他の情報としては、ビーコンIDおよび/またはビーコンの一部として送信されることになる情報があり得る。ユーザは、たとえば、WT504または別の制御デバイス上に表示されるマップ上のエリアを示し、関連付けられたゾーンとビーコンID情報と、ならびに最適には送信スケジュールとを提供することによって、所望のビーコンカバレッジエリアを示すことができる。WT504は、この情報を、それを処理し、アクセスポイントがあるとすれば、どのアクセスポイントが、示されたエリアをカバーするビーコンを送信するために使用可能かを決定できる構成サーバ120に送信することができる。あるいは、ユーザは、信号が送信されるエリアをビーコン信号によってカバーさせたいという要望を示す信号を送信することができる。信号を受信するAPは、どのセクタが信号を受信したかと、信号強度情報に基づいて、カバーされることになるエリアのロケーションを決定することができる。カバーされることになるエリアは、所望のビーコンカバレッジエリアを示す信号を送信したデバイスのロケーションを取り囲む所定の大きさ、および/またはビーコンカバレッジ要求信号を送信したデバイスのユーザによって規定された大きさであると仮定され得る。所望のビーコン信号に関して、ゾーン情報、送信スケジュール、および/または他の情報も、通信可能である。ステップ116では、ユーザ入力は、WT504または別の制御デバイスから情報またはビーコンカバレッジエリアを確立したいという要望を示す信号を受信した1つまたは複数のAPを介して受信され得る。
[000132]ステップ818では、構成サーバ120は、ステップ816において取得された受信されたビーコンカバレッジエリア情報に基づいて、1つまたは複数のアクセスポイントが、所望のカバレッジエリアへと1つまたは複数のビーコン信号を送信する構成に利用可能であるかどうかを決定する。この決定は、構成サーバ120に知られているAPが所望のカバレッジエリアへの実ビーコン送信をサポートすることができるかどうかを決定するために、アクセスポイントロケーションとセクタ方位情報とを調べることに基づいてよい。アクセスポイントが、所望のビーコンカバレッジエリアへと送信するために利用可能でない場合、動作はステップ818からステップ822に進み、仮想ビーコン送信機は、実際の送信機の使用なしにカバレッジを提供するように構成される。しかしながら、ステップ818では、1つまたは複数の実ビーコン送信機が、所望のビーコンカバレッジエリアへと1つまたは複数のビーコンを送信するために利用可能であることが決定された場合、動作は、ステップ818からステップ820に進む。ステップ820では、所望のビーコン送信電力が規定されたかどうかに関するチェックがなされる。所望のビーコン送信電力が規定された場合、動作はステップ822に直接進み、そうでない場合はステップ821に進む。ステップ821では、ビーコン送信電力は、たとえば、ビーコンカバレッジエリアのロケーションおよび所望のカバレッジエリアへと送信可能な1つまたは複数のアクセスポイントビーコン送信機のロケーションに基づいて決定される。ビーコン送信機は、所望のカバレッジエリアをカバーするビーコンを送信できるアクセスポイントのセクタに対応する送信機であってよい。送信電力レベルは、ビーコン送信機のロケーションおよび所望のビーコンカバレッジエリアに応じて決定されてよく、エリア全体のカバレッジが単一のビーコン信号を使用して可能である場合、送信電力は、送信ビーコンが所望のカバレッジエリアをカバーする十分なレベルであることが決定される。
[000133]必要とされるビーコン送信電力は、ユーザ入力またはステップ821においてなされた決定からわかっており、動作はステップ822に進む。ステップ822では、所望のエリアをカバーするために1つまたは複数のビーコンを送信するために1つまたは複数のアクセスポイントが、エリアをカバーするために使用されることになる電力レベルで送信できるかどうか決定がなされる。1つまたは複数のアクセスポイントは、必要とされる電力レベルで送信することができる場合、動作は、ステップ822から、1つまたは複数の実際のアクセスポイントが構成サーバ120によって構成されるステップ824に進む。1つまたは複数のアクセスポイントが、1つまたは複数の必要とされる電力レベルで送信することができず、所望のビーコンカバレッジを達成するための実際のアクセスポイントの構成が可能でないことを意味する場合、動作は、仮想ビーコン構成サブルーチンへの呼び出しであるステップ822に進む。実ビーコンまたは仮想ビーコンの構成は、図8では代替として示されているが、いくつかの実施形態では、構成される各実ビーコン送信に対して、仮想ビーコンも構成される。これは、ステップ824の入力からステップ822の入力に至る破線矢印によって表される。同じカバレッジエリアに対する対応する仮想ビーコンならびに実ビーコンの構成は、たとえば、ビーコンを受信すべきだったことを決定したことから、送信された実ビーコンを受信することが可能な受信機を欠くので、実ビーコンを受信することが可能でない、またはビーコンの受領を示すメッセージを受信することが可能でない、デバイスを可能にする。「仮想ビーコン」の受領のこの標識は、デバイスが、実ビーコンが受信されたかのように作用することが可能である。
[000134]図8では、ステップ825に行くことを介して、ステップ822および824からステップ804および806に進む動作が見られる。これは、さらなる構成情報が利用可能になると、継続的に受信されてよく、情報が利用可能になると処理および使用されることを示すことである。したがって、アクセスノードおよび/または構成情報が受信および処理されると、図8に示される方法のステップの複数の通過が経時的に発生し得る。
[000135]アクセスポイント情報および所望のビーコンカバレッジエリア情報の受領に関するさまざまな態様について説明してきたが、次に、図9Aと図9Bの組み合わせを備える図9に示される例示的な仮想ビーコン送信機構成サブルーチン900が説明される。ステップ902において始まる仮想ビーコン送信機構成サブルーチン900のステップは、構成サーバ120によって実行されてよく、いくつかの実施形態では実行される。
[000136]動作は、開始ステップ902からステップ904に進み、ステップ904では、ビーコン送信機IDが、仮想ビーコン信号によってカバーされることになるカバレッジエリアへと送信すると指定されることになる仮想ビーコン送信機に割り当てられる。仮想ビーコン信号は、誰かがそのような情報を入力したことによって示されたまたは制御デバイスたとえばWT504から受信された信号に基づいて決定されたアクセスポイントロケーションに配置された送信機から送信されると示される。仮想ビーコン送信機は、実際のアクセスポイント識別子または実ビーコン送信機を識別するために使用される他の識別子と同じフォーマットと形式とを有してよく、いくつかの実施形態では有する。したがって、ステップ904は、アクセスポイント識別子、たとえば、基地局識別子またはSSIDを仮想送信機に割り当てることを含んでよく、時には、割り当てることを含む。ステップ904において割り当てられた仮想送信機IDは、次いで、実際の送信機を識別したかのように、システムにおいて使用可能である。動作は、ステップ904からステップ906に進む。ステップ906では、1つまたは複数のビーコンIDは、ステップ904において識別された仮想ビーコン送信機によって送信されると見なされることになるビーコン信号に割り当てられる。ステップ906において割り当てられたビーコンIDは、アクセスポイントによって送信される実ビーコン信号の同じ形式と内容とを有してよい。したがって、ステップ908において割り当てられる1つまたは複数のビーコン識別子は、実ビーコン識別子と同じように使用可能であり、ビーコンIDが、実際には送信されないことがある仮想ビーコン信号に対応することを示す必要なく、実ビーコン信号に対応するビーコン識別子を用いてデータベースまたはメモリへと配置可能である。
[000137]動作はステップ906からステップ908に進み、ステップ908では、使用されることになる送信電力が規定されたかどうかに関するチェックがなされる。送信電力が受信ビーコン情報内で規定されていなかった場合、動作はステップ910に進み、ステップ910では、意図されたビーコン信号カバレッジエリアをカバーするために必要とされる送信電力が決定される。このステップは、所望のビーコンカバレッジエリアをカバーするために必要とされる送信電力の量を決定するために、仮想ビーコン送信機のロケーションおよび任意選択で仮想ビーコン送信が対応する周波数を考慮に入れる経路損失モデルの使用を含んでよく、いくつかの実施形態では経路損失モデルの使用を含む。たとえば、仮想ビーコン送信機が方向アンテナを有する基地局のセクタであると考えられる場合、仮想ビーコン送信機特性も考慮に入れてよい。
[000138]動作は、送信電力決定ステップ910からステップ912に進む。ビーコン送信電力が受信情報内で規定された場合、動作はステップ908からステップ912に直接進み、ステップ910の送信電力決定の必要はない。ステップ912では、決定されたまたは示された送信電力が、割り当てられたビーコン送信機IDおよび構成される仮想ビーコンに対応する1つまたは複数の仮想ビーコン識別子に関連付けられる、たとえば、情報データベース内に記憶される。たとえば、例示的なビーコン送信機と、1行がビーコン信号に対応し、図9の方法によって入れられ得る情報を含む信号情報データベースとを示す、図19を参照されたい。ステップ912では、送信電力に加えて、ビーコン信号の周波数帯域および/またはタイプが仮想ビーコン信号に関連付け可能であり、時には関連付けられる。たとえば、仮想ビーコン信号は、図19の例示的な行1926に示されるF4周波数帯域に対応するWiFiビーコン信号であると規定されてよい。
[000139]動作は、ステップ912からステップ914に進む。ステップ914では、ゾーンが、仮想ビーコンが確立されているビーコン信号カバレッジエリアに関連付けられていると示されたかどうかに関する決定がなされる。ゾーンが受信情報内で規定された場合、仮想ビーコンおよび対応するビーコン送信機は、規定されたゾーンに関連付けられる。したがって、WTまたは他のデバイスが、仮想ビーコンの受領を決定するまたは仮想ビーコンの受領を示すメッセージを受信すると、WTが対応するゾーン内にあるという決定がなされ得る。たとえば、ゾーン情報が対応する行のビーコン信号に対応するゾーンを示す列1917を参照されたい。動作は、ステップ916からステップ922に進む。
[000140]ステップ914において、ゾーンが、所望のビーコン信号カバレッジに関連付けられると規定されなかったことが決定された場合、動作はステップ914からステップ918に進み、ステップ918では、仮想ビーコン信号のカバレッジエイジに対応する新しいゾーンが作成され、ゾーン識別子が割り当てられる。所望のビーコンカバレッジエリアへと送信される仮想ビーコン信号は、次いで、仮想ビーコン信号とその内容たとえば割り当てられたビーコン識別子および/または他の情報と新しく作成されたゾーンとの間にマッピングが存在するように、ゾーンに関連付けられる。
[000141]動作は、ステップ920からステップ922に進む。ステップ922では、図19に示されるものなどのビーコン情報のセットが、作成された仮想ビーコン信号に対応する情報を含むように更新されるとき。これは、新しい仮想ビーコン送信機および仮想ビーコン信号に対応する図19の情報のセットに行を追加することを含んでよい。たとえば、図19に示される情報を記憶するメモリおよび/またはデータベースは、ゾーン4に対応する仮想WiFiビーコン信号に対応する行1926の内容を含むように更新されてよい。
[000142]ビーコン送信機、ビーコンIDおよび/または他の情報を含む信号内容情報、ならびに所望のビーコンカバレッジエリアをカバーするように構成された仮想ビーコン信号に対応する他の情報が、更新および/または記憶されると、次いで、情報が、仮想ビーコン情報を使用するデバイスに伝播される。ビーコン情報たとえば図19に示されるテーブル1900が伝播されるデバイスとしては、たとえば、WT504、ゾーン相関エンジンとして動作するサーバが、仮想ビーコン情報を構成および記憶したサーバと同じサーバの一部でない場合の、ゾーン相関エンジンとして動作するサーバ、ならびにサービス、アラート、および/または情報を提供するために受信ビーコン信号の報告を使用または依拠してよいロケーション決定サーバなどの他のデバイスがある。
[000143]動作は、接続ノードC926を介して、ステップ924からステップ928に進む。ステップ928では、仮想ビーコン信号に関する情報の少なくともいくつかが、ビーコン信号報告を受信し、報告されたビーコン信号情報を使用するまたは受信ビーコン信号の報告に応答して情報を提供するノード、たとえばネットワーク内の通信ノードへとロードされる。したがって、情報は、仮想ビーコン信号が受信されたと考えられるかどうかを決定するノードだけでなく、他の情報を提供するため、またはたとえば、報告されたビーコン信号を「送信した」ことが知られている送信機のロケーションに基づいてアクションを起こすためにビーコン受領と関連情報とを使用するノードにも提供される。報告された仮想ビーコン信号の場合、ロケーションから、1つまたは複数のデバイスへとロードされた情報内に示された電力レベルで送信されたと考えられ、1つまたは複数のデバイスが、実際の受信ビーコン信号の報告を使用する同じ手段で仮想ビーコン信号の報告を扱うことを可能にする。
[000144]仮想ビーコン信号に対応する情報が1つまたは複数のデバイスに配信され、デバイス内、たとえばメモリまたは長期記憶域内に記憶されると、仮想ビーコンの構成は完了し、動作は、ステップ930を介して、仮想ビーコン送信機サブルーチン902への呼び出しを行ったルーチンに戻る。
[000145]図10は、基地局ビーコン送信を制御することに加えて、ゾーン相関動作を実行し、ゾーンに対応するビーコンの受領を報告するワイヤレス端末に情報を供給するために使用可能であり、いくつかの実施形態では、そのために使用する、例示的な一実施形態による例示的な場所管理/ビーコンサービスサーバ1000を示す。例示的な場所管理/ビーコンサービスサーバ1000は、ビーコン情報および/または構成サーバとも呼ばれる。いくつかの実施形態では、管理/ビーコンサービスサーバ1000は、コアネットワーク内のノードである。いくつかの実施形態では、構成サーバ1000は、本発明によるサーバ1000の動作を制御するために、流れ図800、900、および1700の方法を実施するように構成される。
[000146]サーバ1000は、さまざまな要素がその上でデータと情報とを交換し得るバス1009を介して互いに結合されたプロセッサ1008とメモリ1012とを含む。メモリ1012は、本発明によるサーバ1000の動作を制御するために使用されるさまざまなルーチンと、モジュールと、データ/情報とを含む。
[000147]サーバ1000は、プロセッサ1008およびメモリ1012に加えて、入力デバイス1004と、入力/出力(I/O)インターフェース1006と、ネットワークインターフェース1014とをさらに含む。さまざまな要素が、その上で信号/情報を交換するバス1009を介して互いに結合される。
[000148]入力デバイス1004としては、キーパッド、音声入力のためのマイクロホン、タッチパッドなどの、入力がサーバ1000に提供できる1つまたは複数のデバイスがあり得る。I/Oインターフェース1006を介して、構成サーバ1000は、1つまたは複数の外部デバイスに結合可能である。ネットワークインターフェース1014を介して、構成サーバ1000は、通信ネットワーク、たとえば、ネットワーク112に結合される。ネットワークインターフェース1014を介して、構成サーバ1000は、ネットワーク112を介して、アクセスポイントなどのシステムの他のノードおよびデバイスと信号および/または情報を交換することができる。インターフェース1014は、異なるデバイスから/への信号および/または情報の受領および/または送信をサポートする。情報の受領と送信とをサポートするために、インターフェース1014は、受信機と送信機とを含む。
[000149]サーバ1000を制御するために、プロセッサ1008は、メモリ1012内に記憶された命令を含む情報および/またはルーチンを使用する。ルーチン1020には、通信ルーチンおよび制御ルーチンがある。制御ルーチン1020に加えて、メモリ1012は、仮想ビーコン送信機構成サブルーチン1051と、ゾーン相関エンジンモジュール1021と、アクセスポイント構成サブルーチン1053とを含む。メモリ1012内に記憶されるデータ/情報は、ゾーンデータ/情報1023と、アクセスポイント(AP)構成情報1031と、店舗1情報1030、…、店舗N情報1032を含む、複数の店舗に対応する店舗情報とを含む。プロセッサ706は、さまざまな実施形態では、流れ図800、900、および1700の方法を実施するように構成サーバ1000を制御するように構成される。
[000150]図11は、ビーコンの受領を検出し、内部ゾーン相関エンジン1111または外部ゾーン相関エンジン1021のいずれかにビーコン情報を通信することが可能であり、ゾーンに対応する1つまたは複数のビーコンの検出に応答してゾーンに対応する情報を受信することが可能である、いくつかの実施形態により実施される例示的なユーザデバイス1100、たとえば、セル電話、デスクトップ、および/またはラップトップなどを示す。
[000151]ユーザデバイス1100は、さまざまな要素がその上でデータと情報とを交換し得るバス1109を介して互いに結合されたプロセッサ1106とメモリ1112とを含む。メモリ1112は、ルーチン1130と、データ/情報1132とを含む。ユーザデバイス1100は、ワイヤードインターフェース1102と、ワイヤレスインターフェース1104と、ディスプレイ1108と、入力デバイス1110と、ゾーン相関エンジン1111とをさらに含む。いくつかの実施形態では、ゾーン相関エンジン1111は、プロセッサ1106内に含まれる。いくつかの実施形態では、メモリ1112は、メモリ1112内のモジュールとして実施されるゾーン相関エンジン1131を含む。いくつかの実施形態では、ユーザデバイス1100の1つまたは複数のモジュールは、たとえば個々の回路として、プロセッサ1106内のハードウェア内で完全に実施される。他の実施形態では、モジュールのうちのいくつかは、プロセッサ1106内の、たとえば回路として、実施され、他のモジュールは、プロセッサの外部にありプロセッサに結合された、たとえば回路として、実施される。あるいは、回路として実施されるのではなく、モジュールのすべてまたはいくつかは、ソフトウェア内で実施され、デバイス1100のメモリ1112内に記憶されてよく、モジュールは、モジュールがプロセッサたとえばプロセッサ1106によって実行されるとモジュールに対応する機能を実施するように、ユーザデバイス1100の動作を制御する。
[000152]ワイヤードインターフェース1102を介して、ユーザデバイス1100は、ワイヤードリンクを使用して、通信ネットワークおよび/または外部デバイスに結合可能である。インターフェース1102は、いくつかの実施形態では、受信機1120と、送信機1122とを含む。受信機1120および送信機1122に加えて、インターフェース1102は、いくつかの実施形態では、さまざまなデバイスおよびシステム要素と通信するために、光インターフェースおよび/または電力線インターフェースをさらに含む。ワイヤードインターフェース1102は、ワイヤードリンクを経由して情報を送信/受信することが可能である。いくつかの実施形態では、ワイヤード1102は、イーサネット(登録商標)インターフェースまたはUSBインターフェースのうちの一方である。
[000153]ユーザデバイス1100は、それを介してユーザデバイス1100がワイヤレスデバイスと通信するワイヤレスインターフェース1104をさらに含む。ワイヤレスインターフェース1104は、受信アンテナ1125に結合されたワイヤレス受信機モジュール1124を含み、受信アンテナ1125を介して、ユーザデバイス1100は無線信号を受信する。無線信号は、たとえば、ビーコン信号を含む。ワイヤレスインターフェース1104は、それを介してデバイス1100が無線信号を送信する送信アンテナ1127に結合されたワイヤレス送信機1126をさらに含む。いくつかの実施形態では、同じアンテナが、入力ワイヤレス通信信号と出力ワイヤレス通信信号の両方に使用される。いくつかの実施形態では、ワイヤレスインターフェース1104は、WAN(ワイドエリアネットワーク)無線モジュールである。いくつかの実施形態では、ワイヤレスインターフェース2204は、さまざまなワイヤレス信号、たとえば、WiFi信号、LTE(登録商標)ダイレクトビーコン信号、iBeacon、ブルートゥースビーコンなどを送信および受信することが可能な複数のワイヤレス送信機/受信機モジュールを含む。いくつかの実施形態では、さまざまな他のタイプの無線モジュールがワイヤレスインターフェースにおいて使用されてよい。したがって、いくつかの実施形態では、ワイヤレスインターフェース内の異なる無線モジュールは、異なる通信技術、異なる通信プロトコル、および/または異なる周波数帯域に対応する。いくつかの実施形態では、さまざまな無線モジュールがユーザデバイス1100内で使用され得るが、本発明の一態様によれば、ユーザデバイス1100が実際には、そうでなければ特定のタイプのビーコン信号を受信することを必要とするであろう特定のタイプのワイヤレス受信機を含まないときですら、ユーザデバイス1100は依然として、ビーコン(たとえば、仮想ビーコン信号)を受信したと主張することができる。インターフェース1102、1104内に含まれる受信機は、信号(たとえば、制御信号、ビーコン信号など)を受信し、受信信号内で通信された情報および/またはデータを回復するために、それらの信号を処理するように構成される。
[000154]図12は、例示的なゾーン相関エンジン1200と関連情報データベースとを示す。ゾーン相関エンジンは、情報受信ビーコンに基づいてどのゾーン内にワイヤレス端末が配置されるかを決定し、受信情報に基づいてRF経路損失モデルパラメータを更新することが可能である。
[000155]図12に示されるように、ゾーン相関エンジン1200は、RSSI情報が対応するビーコン信号とビーコン信号が受信された時間とを識別する情報と共に、1つまたは複数のワイヤレス端末からRSSI情報を入力として受信する。したがって、ゾーン相関エンジン1200は、所与の時間期間中にワイヤレス端末によって受信されたビーコン信号と、受信された信号の強度が知らされる。RSSI情報は、受信信号強度、たとえば、受信電力、測定値の形であってよい。ビーコン信号情報に基づいて、ゾーン相関エンジン1200は、どの基地局およびビームが特定の受信ビーコンを送信するために使用されたかを決定することができ、1つまたは複数のゾーンに対応するロケーションに受信ワイヤレス端末がある確率を反映する確率面を生じさせるために、ビームロケーションと、ゾーンロケーションと、信号強度情報とを使用することができる。
[000156]RSSI情報およびビーコン情報は、ビームによってカバーされるゾーン内にワイヤレス端末が配置される確率を反映する確率面を生成する際に使用されるRFモデルに適用される。所与の報告されたRSSI値の場合、確率面は、受信ビーコン信号が送信されたビームに対してエンジン1206をRFモデル化することによって決定される。確率面は、ビームに対応する面に沿って、RSSI値が特定の1つまたは複数のゾーンに対応する確率を示す。報告されたRSSI値ごとに、確率面が決定される。決定された確率面は、次いで、個々の確率面を組み合わせることから生じる確率面におけるピークのロケーションを決定するために使用されるコンバイナ1207によって組み合わされる。組み合わされた確率面のピーク、たとえば、個々の確率面の値の最大重複を示すエリアに基づいて、ピークアナライザ1208が、ワイヤレス端末のロケーション、たとえば、あるとすれば、どのゾーンにワイヤレス端末が配置されるかを決定する。ロケーション推定は、ワイヤレス端末が配置されたゾーンに対応する情報を提供するゾーンベースタグ情報データベースに提供される。情報は、いわゆる、ロケーションに対するタグに対応する。データベース1114によって出力された情報は、ワイヤレス端末のプロセッサに提供される。したがって、ワイヤレス端末は、ビーコン信号の受領を報告するが、図13の実施形態では、返された情報は、ワイヤレス端末が配置されることを受信ビーコン信号が示すゾーンにマップする。
[000157]一方、ゾーン相関エンジンの下部部分は、ワイヤレス端末が配置されたゾーンに対応する情報を取り出す目的でデバイスロケーションを決定する。要素1206’、1207’、1208’、1209、1211、および1213の上部セットは、受信RSSI情報に基づいたRFパラメータモジュール更新に関連する。
[000158]要素1206’、1207’、および1208’は、要素1206、1207、1208と同じまたは類似の様式で動作するが、より高いレートで動作してよく、異なるパラメータ値は、ビーコンRSSI信号入力の同じセットを使用する異なる反復中にRFモジュールエンジン1206によって使用される。パラメータオプティマイザ1209は、経路損失パラメータの一方または両方を変え、RFモジュールエンジン1206’によって実施されるモジュールRFにおける使用を遮る。ピークアナライザの出力は、1つまたは複数のパラメータの変更が、コンバイナ1207’によって実行される確率面を組み合わせることによって達成される最大ピークを増加させたかどうかを決定するために、パラメータオプティマイザに提供される。組み合わされたピークの増加において、パラメータの変更が、組み合わされた結果の品質を向上させたことを示し、したがって、RFモデルパラメータの精度の改善を反映する。決定ステップ1211は、ピークアナライザの出力に基づいて、パラメータオプティマイザによる更新されたパラメータ出力とのRFモジュールエンジン1206内で使用されるパラメータの交換に値するであろう達成されたピークの改善がどこで取得されるかを決定する。ステップ1211において、モデルパラメータを更新するために決定がなされた場合、更新されたモデルパラメータはRFモジュール1206をサプルドットする(supple dot)が、ステップ1213において、決定が、更新されたモデルパラメータを使用しないことである場合、RFモデルエンジン1206の動作は、ステップ1213によって示されるエンジン1206によって使用中であるパラメータを用いて継続される。
[000159]いくつかの実施形態では、更新ループは、下部経路が単一のロケーション決定を行う同じ量の時間において複数の異なるパラメータ値がテスト可能であるように、下部ロケーション決定経路よりもはるかに速いレートで動作してよい。しかしながら、通常ロケーション推定経路に対するモジュール更新経路の相対的レートは重要でない。
[000160]ということは注目に値するいくつかの実施形態では、エンジン1206によって実施されるRFモデルは、ワイヤレス端末が配置され得るエリアにおいてなされた測定に基づかないモデルパラメータを使用して始まるが、時間が経つにつれて、RSSI値が報告されると、パラメータ値が受信RSSI値に基づいて更新および改良され、RSSI情報が受信される特定のロケーションに対してモデルパラメータを更新および改良するために使用できる自己学習手法を提供する。
[000161]上記の説明は、実施形態において使用されるRFモデリングの第1の手法に関するものであるが、次に、いくつかの実施形態において使用できる別の手法が説明される。第2の手法では、最初に、ビームのセット、たとえば、受信ビーコンを使用して、各ロケーションが決定される。Bが、ロケーション推定を決定するために使用されるビーム上で送信されるビーコンのセットの集合であると表すとしよう。集合内のビームの各セットは、最高確率を生成するために、PLEおよび切片から生成された確率面を組み合わせることによって、ビームに対応して受信されるまたは受信され得るビーコンに基づいて、ロケーション推定を生じさせる。
[000162]一実装形態では、Bにおけるビームのセットごとに、「機械学習」プロセスが、切片およびPLE値を反復する。ビームごとの確率面が生成され、受信ビーコン信号強度に基づいてロケーション推定を作成するために組み合わされる。各ビームは、ロケーション推定における確率を有する。ビームと受信ビーコン信号のRSSIのみを与えられた面における最高確率が決定される。最高確率をロケーション推定における確率で割った比は、ビームごとの誤差項を生じさせる。ビームごとの誤差項は、単一のロケーション推定に寄与したすべてのビームおよび試みられたPLE/切片値に対して加算される。
[000163]すべての試みられたロケーションの誤差項は、PLE/切片値ごとに加算され、PLE/切片誤差項のテーブルを生じさせる。各PLE/切片誤差項は、ビームの同じ集合から生成される。最小誤差項の場合のPLEおよび切片は、最も正確なロケーション推定を生じるPLEおよび切片と識別される。
[000164]図13は、3つの異なる基地局1314、1316、1318が、3つの異なる基地局の重複カバレッジエリアの共通部分に対応する(ゾーン1 1308)において検出可能なビーコンを送信する、例示的なカバレッジエリア図1300を示す。
[000165]ビーコン1を送信する基地局に対する異なる確率を用いて図13に示される環境に適用可能な確率面が作成可能であり、いくつかの実施形態では、作成され、ゾーン1内の予想受信信号強度と測定され得るさまざまな信号強度値との比較に基づいてゾーン1の検出が行われると予想される場合、確率が最も高い。
[000166]図14は、確率値1404(.1)、1406(.2)、1408(.4)、1410(.2)、1412(.1)からなるパターン1400を示す。異なるおそらくの(probably)値は、ビーコン送信機1314からビーコン信号を受信し線1402上の点に対応する受信信号強度(RSSI)を測定するデバイスがゾーン1内にある確率を示す。RSSI値は、送信機1314からの距離が増加するにつれて、線1402上の矢印の方向に減少する。受信信号強度インジケータ(RSSI)は、距離に対応し、RSSIが減少するにつれて、受信機がビーコン送信機1314から遠ざかり、信号強度が減少するにつれて、受信デバイスが送信機1314からさらに遠ざかる。受信ビーコン信号が、ビーコン送信機1314からのボックス1403によって示される距離ゾーン1に対する予想RSSIに対応する受信信号強度を有するとき、受信デバイスがゾーン1内にある確率は.4である。
[000167]図14は、線1402上のRSSIを有するビーコン信号を受信するデバイスがゾーン1内にある確率に関するビーコン1送信機1400からのさまざまな距離に対する確率面であると考えられ得る。類似の確率面が、ビーコン送信機2 1316およびビーコン送信機3 1318に対して生成され得る。
[000168]デバイスが個々の送信機の各々に対して決定する確率を考えることによって、ビーコン信号1と2と3とを受信するデバイスがゾーン1内にある全体的な確率が、受信デバイスがゾーン1内にある確率を所与のRSSIに対して示す対応する確率面からビーコン1、2、および3に対する受信RSSIに基づいて取得される確率を組み合わせることによって生成可能である。
[000169]図15は、壁などの減衰器1506が、ビーコンを送信する基地局たとえばアクセスポイント1502と減衰器1508の存在によって引き起こされる減衰を受けてビーコン信号が受信され得るゾーン1510との間にどのように配置されるかの図1500である。減衰器1508は、ビーコン送信機1502から受信されるエネルギーを減少させるが、遮られていないゾーン1510への送信経路を有するアクセスポイント1504および1506から受信されるビーコン信号の強度は減少させない。減衰器の既知の位置およびその減衰特性は、送信機1502によって送信されるビーコン信号に経路損失モデルを適用するとき、考慮に入れられてよく、ビーコン1502から受信されるエネルギーと比較した、ビーコン送信機1504、1506から受信される相対エネルギーは、異なるアクセスポイントによって送信されるビーコンの受信信号エネルギーを測定するワイヤレス端末が減衰器1508のどの側面に配置されるかに関する決定を可能にする。
[000170]図16は、すべてではないがいくつかの実施形態において1つまたは複数のビーコン信号を受信し受信ビーコン信号に対するRSSI情報をサーバ120または受信信号測定を行うワイヤレス端末内のゾーン相関に報告するワイヤレス端末が対象となるゾーン内にあるかどうかを決定するために使用可能な確率面を作成および更新するプロセスの一部として使用され得るさまざまな例示的なステップを含む方法1600を示す。
[000171]方法は、開始ステップ1602において始まる。次いで、ステップ1604では、たとえば、無指向性アンテナパターンを仮定して、所与の距離dに対して変化され得る少なくとも2つのパラメータ(PLEおよびINT)を含む経路損失モデルを使用して、RSSI面が各アクセスポイントに対して作成され、PLEは経路損失べき指数を表し、Intは切片を指す。
[000172]ステップ1606では、RSSI、ステップ1604において作成された一般的なRSSI面が、特定のビームの指向性特性を考慮に入れて、個々のビームに対して修正される。ビーコンを受信するモバイルデバイスから収集されたデータおよびそのような信号において通信された情報1607のパケットが、各ビームに対して確率面を作成するために、ステップ1608において使用され、個々のビームに対する面は複数のピークと谷とを含む。ステップ1610では、ビームに対する確率面が、PLEおよびINTの値を識別するために組み合わされ、これが、複数のビームに使用されると複数の確率面が組み合わされたときに達成されるピークを最大にする経路損失モデルを生じさせる。
[000173]図16に示されるプロセスは本質的に反復的であり、動作はステップ1610からステップ1604に進み、追加データ1607が収集および報告されるので、モデルパラメータは経時的にさらに改良される。
[000174]RFモジュールエンジン1206の動作は、以下に示される例示的なRSSI経路損失モデルを考慮に入れると、理解可能である。
[000175]Rssi=PLE*log10d+切片
[000176]ここで、「d」は、送信機からの距離値であり、メートルなどの単位を用いる。切片は、送信角度、送信機から地面までの距離、および/または他の要因に基づき得る定数である。たとえば、log10(1)=0のような、切片が1メートルにおける値である場合を考えてみよう。PLE値は、−20(自由空間)から−32(重度の減衰)にわたってよい。ブルートゥース信号の場合の切片は通常、約−59である。
[000177]理解する目的で、経路損失式が完全であると仮定しよう。すなわち、1メートル離れているとき、RSSIは切片(−59)である。
[000178]10メートル離れているとき、RSSIは、PLE*1+切片である。PLEが−28、切片が−59であるとき、たとえば、10メートルにおけるRSSIは常に−87であろう。差し当たり、壁などについては忘れよう。
[000179]ここで、異なる環境が異なるPLEを有することが可能である。そのため、切片が固定されており、常に正しく、経路損失は、環境において、定数値まで変化するという考えで始めよう。無指向性ビーコン送信機とゾーンすなわちゾーン1とを示す図13に示される図を考えてみよう。
[000180]濃い線(実線)1308、1310.1318の各々のPLEは−28であり、破線1302、1304、1306の各々のPLEは−22である。
[000181]完全な世界、すなわち、−28というPLEでは、ロケーションエンジンは、3つの円の共通部分ロケーションであるゾーン1に関する答えをもたらさないであろう。そのようなPLEを考えると3つの濃い線は交差せず、そのため、実際のロケーションは不明である。しかしながら、PLE値を反復することによって、−22というPLEとの共通部分を見つけることが可能であろう。この完全な世界の場合では、誤ったPLE値は全く答えをもたらさないが、適切なPLE値は答えをもたらす。
[000182]また、完全な世界では、2つの異なる距離を取ることによって切片とPLEの両方を決定することが可能である。PLEと切片の単一ペアのみが、2つの別個のロケーションに対するロケーションを提供する。
[000183]1つの変数を追加する。経路損失推定(PLE)が完全であり、切片も完全であるが、RSSI読み取り値は不完全であると仮定する。ランダムに、現実世界では、RSSI読み取り値は、電力の変動、受信機の問題、または他の完全にランダムな理由により変化する。そのため、現実世界の場合、RSSI読み取り値の受領時、実際の距離は不確実である。このため、ビーコン送信機からの実際の距離は確率的である。図14の図は、ビーコン送信機1402に対して異なるロケーションから報告され得るRSSI値を考えて、ゾーン1内にある確率を示す。デバイスがビーコン送信機1314からゾーン1 1414の距離のところに配置されるとき、高い受信RSSIに対応する確率は.4でピークに達することに留意されたい。
[000184]RSSI、ガウス、レイリーなどの変動をモデル化するさまざまな手段がある。一実装形態では、RSSIのガウス変動がモジュールにおいて使用される。
[000185]次いで、単一のRSSI読み取り値が、経路損失モデルおよび確率関数に基づいて、タグに関する可能性の高いロケーションを「n」次元空間内のロケーションに設置することができる。さまざまな実施形態では、目的は、平面内にワイヤレス端末を配置し、そのため、3空間においてゾーンへの距離を構築し、報告されたRSSI値と、RSSI値が対応するビーコン信号を送信するためにどのビームが使用されたかを知っていることを考えて、各ゾーンロケーションに対して平面内の確率を決定する。
[000186]異なるビーコンに対応する複数の確率平面が、デバイスの最も可能性の高いロケーションたとえばゾーンロケーションを決定するために、数学関数を使用して組み合わされる。
[000187]指向性アンテナから送信されたビーコン信号に対して生成された単一の高いRSSI読み取り値に対する例示的な確率面は、所与のRSSI値の確率を表すために陰影を使用してマップ上に表され得る。濃いエリアは、そのようなマップにおいて、高いRSSI読み取り値の高い可能性があるエリアを示すために使用可能である。薄い陰影/色は、可能なロケーションを示すが、高いRSSI読み取り値の確率は低くなる。他のビーコンからの他の読み取り値(RSSI測定および対応するビーコン情報)と、対応する確率面は、その最も可能性の高い位置たとえばゾーンにデバイスを配置する助けとなるために数学的に組み合わされる。
[000188]これらの組み合わせは、ロケーション結果を生じさせる。一般に、誤差により、各「最も可能性の高い」ロケーションは、他のビーコン測定値によって調整され、そのため、各ロケーション決定は、わずかに外れている。ビーコン信号測定値の各セットは誤差を有し、したがって、ロケーション決定は、それに関連付けられた「誤差」も有する。
[000189]図13に示される図をもう一度考える。図13の場合、誤った経路損失推定(PLE)は、破線に低い確率を与えるが、数学的に計算されたロケーションは依然として実際のものであるので、ゾーン相関エンジンは依然として、実際のロケーションを最高確率として生じさせる。しかしながら、PLEは誤っているので、各個々のロケーション決定は外れる。例示的な場合、3つの等距離のビーコン送信機があるので、正しい答えが1つだけある。
[000190]ロケーション推定を作成すると、各ビーコン信号は、計算されたゾーンロケーションに対する誤差値、すなわち理想的にゾーンを設置するところ(濃い線)対実際にタグを設置するところ(破線)を有する。これは、各ビーコン信号がロケーションを設置する場所とビーコンがまとめて示す場所との間の不一致をもたらす。この不一致は、RFモデルの関数たとえばPLE/INTである誤差面を作成するために使用可能である。この誤差面上の最小値を見つけることによって、ロケーション誤差を最小にするRFモデルが決定可能である。この手法は、手動場所調査の必要をなくすことができる。一貫性のあるPLE、および切片の世界では、多数の推定データ点に対する誤差を最小にするPLEと切片とを選択することは、実際のロケーションがわからないにもかかわらず、全体的なロケーション誤差を最小にする。実験的に、いくつかの実験では、計算されたPLE値および切片値は、いくつかの4Kサンプルに対して最適な値の5%以内にある。
[000191]上記の説明は、2つの値、たとえば、経路損失値および切片をどのようにして最適化するかについて説明する。上記の説明は、定数と、予想されるRSSI変動とを仮定する。
[000192]環境変数を決定するために、ガイド(guiding)経路損失式を使用することが可能である。
[000193]一例として、図13に示される図を考える。
[000194]図15では、フレーズビーコン1がその中に設置された円によって表されるアクセスポイント1502から送信された例示的なビーコン信号1は、減衰器1508を通してRSSIを減少させ、したがって、ビーコン送信機1502の、さらに遠いと知覚されたロケーションを見る。これは、ネットワークの全体的PLEを増加させるという一般的な影響を有する。
[000195]一方、図15に示される2つの他のビーコン送信機1504、1506は、減衰器1508の影響を受けないと仮定する。そのような場合、ビーコン送信機1504、1506からの減衰されないビーコン信号は、3つのビーコン送信機すべてに対する同じ経路推定の使用を考えると、減衰させる障害物に対して知覚されたビーコン信号をより近くにプッシュするという性質を有し、統計学的に多数のサンプルに対して、誤差の不一致をもたらす。
[000196]ビーコン送信機1502によって送信されたビーコン信号が送信経路内の特定の点において減衰されることを決定することが可能である。減衰のロケーションは、確率面内の誤差を見て、多数のサンプルに対する誤差値における不一致に注意し、有意な誤差を、ビーコン送信機1502によって送信されたビーコンに帰することによって決定可能である。最終的な変数、すなわち誤差の分布は、機械学習によって同様に決定可能である。
[000197]所与のロケーションに対する多数のサンプルの可能性を統計学的に決定することが可能である。すなわち、誤差の分布である。たとえば、非常に高いRSSI値は、小さな誤差で、ビーコンの正確なロケーションを示す。遠隔読み取り値の変動を決定し、統計学的に、多数を用いて、信頼性の低い値を考えて全体的な確率分布を決定するために、これらの高確率ロケーションを使用することが可能である。
[000198]図16は、経路損失モデルパラメータが受信RSSI値に基づいて経時的にどのように更新され得るかを示す概念図であるが、経路損失モデルは、最初は、デバイスおよびゾーンが配置されるエリアからの信号測定値の使用なしに決定される経路損失モジュールにおいてパラメータの値を使用して始まる。しかしながら、経時的に、モジュールパラメータは、ロケーションにおいてワイヤレスデバイスによって行われるRSSI測定に基づいて更新される。
[000199]いくつかの実施形態では、異なるアンテナビーム上でビーコンを送信することが可能な複数のAPが、ロケーション、たとえば店舗において使用される。個々のアンテナビームは、異なるビームに対応する領域へとビーコンを送信する。ビーコンは、ビーコンが送信される地理的領域に関連する情報を提供する。情報は、単独でまたは受信信号強度情報と組み合わせて、ビーコン信号またはビーコン識別子などのビーコン信号内の情報内に直接含まれてよく、たとえば、直接的にまたはゾーン決定動作を介して、1つまたは複数のビーコンが送信される地理的領域に関連する情報にマップ可能である。たとえば、タイラックをカバーするビームはタイを広告してよく、コーヒーカウンタをカバーするビームはコーヒーを広告してよい。APは、BTLEビーコンを送信するブルートゥースAPであってよい。APは、たとえば、店舗または他の建物の天井内に取り付けられてよい。APは、たとえば、クラウド内のデバイスから受信された信号を介して遠隔で、または店舗内に配置されたデバイスたとえばUEデバイスから受信された信号を介してローカルに、構成可能である。構成は、店舗のどのエリアたとえばゾーンがビーコンによってカバー可能かと、1つもしくは複数の受信ビーコン信号のみに基づいてもしくは受信信号強度情報と組み合わせてワイヤレス端末がゾーン内にあると決定されるとき、どの情報がビーコン上で送信可能かまたはワイヤレス端末に提供可能かとを示すことを含んでよい。いくつかの実施形態では、情報データベースが維持され、含まれる情報は、1つまたは複数の受信ビーコン信号に基づいて、ワイヤレス端末がゾーン内にあることが決定されるとき、ワイヤレス端末に提供されることになるゾーンに対応する。図17Aと図17Bの組み合わせを備える図17は、1つまたは複数のビーコン信号を送信するために使用されるアクセスポイントたとえば実際のアクセスポイントを構成するために呼び出し可能なアクセスポイント構成サブルーチン1700のステップを示す。アクセスポイントは、セクタ化されたアクセスポイント、たとえば、ブルートゥースアクセスポイント、異なるタイプのアクセスポイントのWiFiアクセスポイントであってよい。
[000200]構成サーバ120によって実施され得る方法1700は、別のルーチンまたはデバイスによって、たとえば、図8に示される方法のステップ824によって呼び出されると、ステップ1702において始まる。動作は、開始ステップ1702からステップ1704に進む。ステップ1704では、構成サーバが、1つまたは複数のアクセスポイントに関するアクセスポイントロケーション、アクセスポイントセクタ情報、および/または他の構成もしくは能力情報を受信する。個々のアクセスポイントに関する情報としては、アクセスポイントが取り付けられる地面または床からの高さ、セクタ化されたアンテナまたはビーム形成能力に基づいてアクセスポイントが含むセクタの数、たとえばアクセスポイント内に含まれるコンパスによって測定されるまたは情報プロバイダによって報告される、アクセスポイントおよびセクタの方位アクセスポイントが送信する、1つまたは複数の周波数帯域、最大送信電力、ならびにアクセスポイントによってサポートされる1つまたは複数のプロトコル、たとえば、WiFi、ブルートゥース、iBeaconなどのようなものがあり得る。
[000201]ステップ1704は、いくつかの実施形態では、ステップ1706および1709の一方または両方を含む。ステップ1706では、1つまたは複数のアクセスポイントのロケーションを示すユーザ入力が、ユーザにより提供されるアクセスポイント能力および/または上記で説明されたタイプの構成情報と共に、受信される。情報は、アクセスポイントを介して構成サーバ120に送信されてよく、情報は、WT504または構成サーバに情報を通信することが可能な他の制御デバイスをユーザが動作させることによって入力される。ステップ1709では、アクセスポイント情報がアクセスポイントから受信される。情報としては、感知された位置および方位情報、ならびにデバイス能力および/またはアクセスポイントへとプリロードされたもしくはアクセスポイント内に記憶され構成サーバ120に供給されるデバイスタイプ識別情報に基づいて知られている構成情報があり得る。
[000202]動作はステップ1704からステップ1710に進み、構成は、ビーコンカバレッジエリアおよび/またはゾーンを決定するために使用される入力を受信する。入力としては、アクセスポイントを介して制御デバイス504から構成サーバに通信され得る対応するゾーン情報に加えて、間取り図またはマップ上で示される所望のビーコン送信機ロケーションのユーザ指定についての情報があり得る。あるいはまたはさらに、ステップ1710において受信される情報は、信号が受信されるロケーションにビーコン送信機を設置したいという要望を示す信号が受信されたロケーションまたはセクタを示す情報などの受信信号情報であってよい。ステップ1710において受信されてよく、受信されるさらなる情報としては、送信されることになるビーコン信号に割り当てられることになるビーコン識別子などの情報および/または送信スケジュールもしくは送信されることになるビーコン信号内容についての情報がある。しかしながら、そのような情報は任意選択であり、すべての実施形態において提供されるとは限らない。
[000203]動作はステップ1710からステップ1712に進み、構成サーバ120は、ビーコンカバレッジエリアのすべてまたは少なくとも一部分へとビーコン信号を送信できる所望のビーコンカバレッジエリアに対応する少なくとも1つのアクセスポイントを識別する。次いで、ステップ1714では、セクタが、識別されたアクセスポイントからビーコン信号を送信する際に使用するために識別される。セクタは通常、所望のビーコンカバレッジエリアに面するセクタである。ビーコンを送信するために使用されることになるアクセスポイントおよびセクタ送信機が決定されたので、動作は、識別されたセクタによって送信されることになるビーコン信号にビーコンIDが割り当てられるステップ1716に進む。
[000204]次いで、動作はステップ1718に進み、送信されることになるビーコン信号のための受信情報内で電力レベルが規定されたかどうかを決定するためにチェックがなされる。ステップ1718において、送信電力レベルが規定されたことが決定された場合、動作はステップ1722に進む。しかしながら、ステップ1718において、送信電力レベルが、送信されることになるビーコン信号に対して規定されなかったことが決定された場合、動作は、識別されたアクセスポイントの識別されたセクタ送信機によって使用されると所望のビーコン信号カバレッジエリアのビーコン信号カバレッジをもたらす送信電力レベルが決定されるステップ1720に進む。
[000205]動作は、ステップ1720からステップ1722に進む。ステップ1722では、送信されることになるビーコン信号に使用されることになるビーコン送信電力は、ステップ1720において決定されるまたは受信情報内で規定される電力レベルへのステップである。次いで、動作は、ビーコン信号内で通信されることになる情報が決定されるステップ1724に進む。情報は、1つまたは複数のビーコン識別子であってよく、時には1つまたは複数のビーコン識別子である。情報としては、すべてではないがいくつかの実施形態では、広告可能であり、ビーコン信号のカバレッジエリアに対応する、たとえば、ビーコンカバレッジエリア内またはビーコンカバレッジエリアの近くのロケーションから取得できる、グッズまたはサービスに対応する情報がある。
[000206]動作は、接続ノードD1726を介して、ステップ1724からステップ1728に進む。ステップ1728では、ビーコン送信スケジュールが決定される。いくつかの実施形態では、ビーコン送信スケジュールは、セールスケジュール、すなわちビーコンがブロードキャスト可能なエリア内で特定のアイテムまたはサービスがいつ提案可能かの関数である。いくつかの実施形態では、ゾーン情報も決定され、ステップ1729において、送信されることになるビーコン信号に関連付けられる。これは、ビーコン信号の受領がたとえばゾーン相関エンジンに報告されるとき、ビーコンIDが、ゾーンに対応する情報に関連付けられることを可能にする。ゾーン相関情報に対するビーコンIDは、構成サーバ120内に記憶され、ゾーンおよび1つまたは複数の識別された対応するゾーンに対応する情報に受信ビーコン情報を相関させるゾーン相関エンジンを含むさまざまなデバイスに配信されてよい。
[000207]動作は、ステップ1729から、ビーコン信号情報がメモリ内に記憶されるステップ1730に進む。次いで、ステップ1732では、ビーコン信号の送信に選択されたアクセスポイントに通信されることになるビーコン信号情報が記憶される。次いで、ステップ1736では、情報が通信される、たとえば、構成サーバ120から、構成されることになるアクセスポイント130、132、または136に送信される。このようにして、ビーコン信号を送信するアクセスポイントは、ビーコン信号が送信されることになる1つまたは複数のセクタを示すセクタ情報、送信電力レベル、ビーコン信号内で送信されることになる情報、ビーコン信号送信スケジュール、ならびに複数の送信周波数またはビーコン信号タイプがサポートされる実施形態では、送信されることになるビーコン信号の周波数および/またはタイプが供給される。ビーム形成能力をサポートするアクセスポイントの場合、アンテナ重量および/またはビーム形成動作を制御するために使用されるアンテナ識別子に関する情報も、ビーコン信号を送信することになるアクセスポイントに通信されてよい。
[000208]動作は、ステップ1736から、戻るステップであるステップ1738に進む。動作は、動作が継続可能な場合、アクセスポイント構成サブルーチン1700を呼び出したルーチンに戻り、ルーチン1700は、たとえば、異なるセクタアンテナから、または異なる送信電力レベル、周波数、または信号フォーマットを用いて、異なるビーコン信号を送信するように異なるアクセスポイントを構成するまたは複数の異なるビーコン信号を送信するように同じアクセスを構成するために潜在的に複数回呼び出される。
[000209]図18は、さまざまな特徴に従って構成サーバにアクセスポイント構成情報を通信し、ユーザにより提供された制御入力を通信し、ビーコン信号を送信するように、アクセスポイント、たとえば、第1のアクセスポイント130を動作させる方法1800のステップを示す。
[000210]方法はステップ1802において始まり、方法を実施するアクセスポイントは、電源が投入される。動作は、ステップ1802から、隣接するアクセスポイントに対する距離推定と相対方位とを決定することを可能にするために、内部コンパスによってなされた測定、個々の信号が受信されたセクタを含む隣接するアクセスポイントから受信された信号の測定、および受信信号強度に基づいて、アクセスポイントがさまざまな測定、たとえば、地面または床からの高さ、アクセスポイントおよびセクタの方位を行うステップ1803に進む。さらに、アクセスポイントは、場合によってはセクタの数、サポートされる最大送信電力、サポートされる送信プロトコル、および/または周波数についての情報を含むアクセスポイント能力情報および/またはタイプと共に、測定の結果を別のデバイスたとえば構成サーバ120に報告する。構成サーバ120にロケーションと能力情報とを提供したので、アクセスポイント、たとえば、アクセスポイント130は、たとえば、構成サーバ120などの制御デバイスから、構成情報を受信する準備が整った。
[000211]動作は、ステップ1803からステップ1804に進む。ステップ1804では、第1のアクセスポイントが、第1のアクセスポイント130の構成を制御ために使用可能な制御サーバ120に通信されることになるビーコン信号および/またはゾーン構成情報を提供可能な制御デバイス、たとえば、WT504から、情報を受信する。ステップ1804において情報を受信することは、サブステップ1806に示されるような、第1のアクセスポイントのカバレッジエリア内の第1のロケーションにおいてWT504などの制御デバイスから第1のゾーン構成制御信号を受信することを含むことができる。第1のゾーン構成制御信号は、第1のゾーン構成制御信号が送信されたエリアを第1のゾーンとして指定したいという要望を示してよく、時には示す。したがって、アクセスポイントのカバレッジエリア内のロケーションから信号を送信することによって、WT504は、少なくとも1つのビーコン信号によってカバーされるゾーンを構成したいという要望をアクセスポイントにシグナリングすることができる。ゾーン構成信号は、示されたゾーンをカバーするビーコン信号を送信したいという要望を示してよい。ステップ1808では、アクセスポイントが、情報、たとえば第1のゾーンへと送信されることになる第1のビーコン信号内に内容として含まれることになるビーコンIDまたは他の情報を受信する。情報は、第1のロケーションをカバーする第1のビームを使用する送信のためであると示されてよく、ビームは、セクタに対応してもよいし、第1のアクセスポイントの複数のセクタ送信機からの送信によって形成されてもよい。信号が、ビーコン信号が送信されるまたは送信されるであろうゾーンを構成したいという要望を示すことに加えて、第1のアクセスポイントは、ステップ1810において、制御信号がアクセスポイントに送信される第1のロケーションをカバーするアクセスポイント送信ビーコンを使用して送信される第1のビーコン信号を使用して通信されることになる第1のビーコン内容を含むビーコン信号の送信を制御するために使用されることになる送信スケジュールを示す情報を、制御デバイスWT504から受信する。いくつかの実施形態に含まれるステップ1812は、アクセスポイントが、第1のビームを使用して第1のエリアへと送信されることになる第1のビーコン信号と、第1のアクセスポイントからの第1のビーコン信号の送信を制御するために使用されることになる時間期間またはスケジュールとを示すビーコン情報を受信することを含む。
[000212]ワイヤレス端末504から受信された制御情報は、構成されることになる第1のアクセスポイント130に制御信号を送るために使用され、動作は、第1のアクセスポイントが、第1のアクセスポイントを構成する際に使用するために構成サーバ120にゾーン/ビーコン/アクセスポイント構成情報のすべてまたは少なくともいくつかを転送するステップ1814に進む。したがって、WT504が第1のアクセスポイント130のカバレッジエリア内に配置された場合、第1のアクセスポイント130は、制御情報のためのコンジットとして機能することができ、情報は受信され、構成サーバ120に転送される。
[000213]第1のゾーンの構成を制御するために使用される構成を受信することに加えて、アクセスポイント130は、第1のアクセスポイントの他のゾーンおよびセクタを構成するために使用される制御デバイスから構成情報を受信することができ、受信する。そのような信号は、ユーザがデバイス504を持って、第1のアクセスポイントによってカバーされるエリアを歩くとき、送られてよい。
[000214]動作は、ステップ1814からステップ1816に進む。ステップ1816では、アクセスポイントは、たとえば前記第1のアクセスポイントの第2のセクタから送信可能なビーコンのカバレッジエリアに対応する第2のゾーンの構成のための情報を制御デバイス504から受信する。サブステップ1818では、第1のアクセスポイントは、制御デバイス504が第2のロケーションにある間、第2のゾーン構成制御信号を制御デバイス504から受信し、この第2のロケーションは、第1のアクセスポイントのカバレッジエリア内にあるが、第1のロケーションとは異なるロケーション、たとえば、第2のセクタのカバレッジエリアに対応するロケーションである。ユーザは、第2のロケーションに存在している間、第2のロケーションに対応するゾーンが確立されることになっており、ビーコン送信はこのゾーンに関連付けられるべきであることをシグナリングする信号を、WT504を介してアクセスポイントに送ってよい。したがって、第2のゾーン構成制御信号は、少なくともいくつかの実施形態では、第2のエリア、たとえば第2のロケーションを中心とする所定のまたは示された大きさのエリアを、第2のゾーンとして指定したいという要望を示す。
[000215]ステップ1816は、第2のロケーションをカバーする第2のビームたとえば第1のアクセスポイントの第2のセクタに対応するビームを使用して送信されることになる第2のビーコン信号によって通信されることになる第2のビーコン内容を示す情報が制御デバイス504から受信されるサブステップ1820もステップ1820内に含んでよい。ステップ1816はステップ1822も含んでよく、時には含む。ステップ1822では、第2のビーコン信号と、したがって第2のビーコン信号によって通信されることになる内容の送信を制御するために使用されることになる送信スケジュールを示す情報が制御デバイス504から受信される。したがって、送信が第2のスケジュールに従って実施されるとき、情報、たとえば、広告されることになる情報または広告されることになる実際の情報へのビーコンIdマッピングが、第2のスケジュールに従って第2のビーコン信号によって通信される。
[000216]動作は、ステップ1816から、ステップ181において受信された情報のうちの少なくともいくつかが構成サーバ120に通信されるステップ1824に進む。したがって、マネージャがロケーションからロケーションへと移動すると、マネージャは、ビーコン信号および/またはゾーンが、信号が送信されるエリアに対して確立されるべきであり、情報は、任意選択で、信号を受信したアクセスポイントと、信号と受信信号強度とを受信したアクセスポイントのセクタとを識別する情報と共に、構成サーバに中継されることを、エリアをカバーするアクセスポイントにシグナリングし得る。この情報と、アクセスポイントの既知のロケーションと、潜在的に、同じく制御デバイス504から1つまたは複数の信号を検出した他のアクセスポイントからの情報から、構成サーバは、構成されることになるゾーンおよび/またはビーコンカバレッジエリアのロケーションを決定することができる。
[000217]制御デバイス504のユーザがゾーンとビーコンカバレッジエリアとを設置したい物理的ロケーションから送信された制御信号を受信することの代替として、ユーザが実際のビーコン送信機を設置および構成する手段と同様に、WT504または別の制御デバイスのユーザは、マップ上でゾーンおよび/またはビーコンカバレッジエリアを指定し、ゾーンを構成することができ、ビーコンカバレッジエリアおよび対応するゾーンの関連構成情報およびロケーションは、アクセスノードまたは別のネットワーク接続を通して送られるメッセージを介して構成サーバ120に通信される。ステップ1826では、第1のアクセスポイントは、そのような構成情報を制御デバイス504から受信してよく、いくつかの実施形態では受信する。ステップ1826では、第1のアクセスポイントは、ビーコン信号が送信されることになるゾーンたとえば第3のゾーンまたは別のゾーンとして指定されることになる間取り図上のエリアを識別するユーザ入力を受信する。諒解されるべきであるように、この文脈における「第3の」はゾーン識別子として使用されているに過ぎず、ステップ1826が実施されるときまでに第1のゾーン情報および第2のゾーン情報がまだ受信されていない場合、「第1の」などの別の識別子が使用可能である。
[000218]ステップ1826mに続いて、ステップ1826において受信された情報は、たとえば、第3のゾーンのすべてまたは一部をカバーする1つまたは複数のビームを使用して送信されることになる1つまたは複数のビーコン信号を識別する、制御デバイス504から受信された情報と共に、メモリ内に記憶される。
[000219]動作は、ステップ1828からステップ1830に進む。ステップ1830では、たとえばステップ1826および1828において受信および記憶された情報が、構成サーバに転送される。情報は、第3のゾーンのロケーションと、1つまたは複数のビーコン信号と任意選択で所望の送信スケジュールと共に第3のゾーンへと送信されることになる情報とを示す。したがって、構成サーバ120は、マップベースのビーコンおよびゾーン構成情報をアクセスポイントまたは別のネットワークノードを介して制御サーバ120に転送できる制御デバイス504からのそのような情報を備えてよい。
[000220]動作は、接続ノード1832を介して、ステップ1830からステップ1834に進む。したがって、ステップ1834が実行されるときまでに、1つまたは複数のビーコン信号と対応するゾーンとを構成することに関するさまざまな情報が、構成サーバ120に通信される。構成サーバ120は、所望のゾーンとビーコンカバレッジエリアとビーコンIDとを示す受信構成情報またはカバレッジエリアの各々によって通信されることになる情報に基づいて、もう1つのアクセスポイントをどのようにして構成するかを決定する。前述のように、カバレッジエリアは、ビーコン送信機、たとえば、基地局のブルートゥース、WiFi、または他のタイプのアクセスポイントセクタ送信機に少なくとも部分的によってカバーされるエリアに対応してよい。
[000221]ステップ1834では、第1のアクセスポイント130は、ネットワークデバイス、たとえば、制御サーバ120からアクセスポイント構成情報を受信する。ステップ1834は、ステップ1836と1836とを含んでよく、時には含む。ステップ1836では、第1のアクセスポイントが、第1のビームを生成するために使用されることになる第1のビーム形成パターンを規定する第1のアンテナパターン構成情報を提供する第1のアクセスポイント構成情報を受信する、第1のビーム形成パターン。少なくともいくつかの実施形態では、ステップ1836において受信される情報は、どのアンテナ素子が、第1のビームに対応する信号を送信するために使用されるべきかを示す。ステップ1836は、複数のセクタアンテナが同時に送信し得る場合に使用され、セクタアンテナは、1つまたは複数のビーコン信号を送信するために使用可能な送信ビームを形成するために一緒に動作する。単一または複数のセクタアンテナは、ビームを形成するために使用可能である。
[000222]ステップ1838では、第2のビームを生成するために使用されることになる第2のアンテナパターンに対応する情報を提供する第1のアクセスポイント構成情報が受信される。第2のアンテナパターン情報は、第2のビームを形成するために組み合わせて使用されるアンテナたとえばセクタアンテナの異なるセットを規定してよい。第2のビームに関する受信された情報は、少なくとも、第2のビームを形成するために使用されることになるアンテナ素子の第2のセットを示す。アンテナ素子の第2のセットは、第1のビームを形成するために使用されるセット内に含まれるアンテナ素子とは異なる少なくとも1つのアンテナ素子、たとえば、第1のアクセスポイントのセクタ送信機を含む。
[000223]動作は、ステップ1834から、第1のアクセスポイントが受信情報に基づいて1つまたは複数のビーコン送信ビームを構成するステップ1840に進む。これは、第1のビームが使用可能なときアンテナ素子の第1のセットを送信または受信に使用させるスイッチを設定することと、第2のビームが使用可能なときアンテナ素子の第2のセットを送信または受信に使用させるスイッチを設定することとを含んでよい。
[000224]ステップ1840は、いくつかの実施形態では、第1のロケーションを含む地理的エリア、たとえば、第1のゾーンの一部分またはすべてに対応する地理的エリアをカバーするように第1のビームを構成するように第1のアクセスポイントを動作させることを含むステップ1842を含む。ステップ1840は、第2のロケーションを含む地理的エリア、たとえば、第2のゾーンの一部分またはすべてに対応する地理的エリアをカバーするように第2のビームを構成するように第1のアクセスポイント130を動作させることを含むステップ1844を含んでよく、いくつかの実施形態では含む。ステップ1840の一部として、ビーコン送信スケジュール情報も、第1のアクセスポイント130が、ビーコン信号を送信するために第1のビーム構成と第2のビーム構成とをいつ使用するべきかを知るように記憶されてよい。ビーコン信号の内容、ビーコン信号のタイプ、およびビーコン信号が送信されることになる周波数も、たとえば、ステップ1840の一部として、構成サーバ120から第1のアクセスポイントによって受信され、第1のアクセスポイント内に記憶可能である。
[000225]動作は、ステップ1840からステップ1846に進む。ステップ1846では、第1のアクセスポイントが、たとえば、異なるビームを使用して、たとえば、異なるゾーンおよび/またはビーコン信号に対応する異なるカバレッジエリアへと異なるビーコンを送信するために使用される。
[000226]ステップ1846は、いくつかの実施形態では、ステップ1848を含む。ステップ1848では、第1のアクセスポイントが、第1のビームに対応する第1のカバレッジエリアへと1つまたは複数のビーコン信号の第1のセットを送信する。ビーコン信号は、たとえば、ビーコン信号内で直接的に、または情報にマップするビーコンIDを提供することによって間接的に、第1のゾーンに関連する情報を通信する。少なくともいくつかの実施形態では、第1のゾーンは、第1のカバレッジエリア内に少なくとも部分的にあり、ビーコン信号は、第1のゾーンエリアに関連する情報を提供する。
[000227]ステップ1848は、少なくともいくつかのビーム形成実施形態において、少なくとも2つのアンテナ素子を使用して情報を送信することを含むステップ1850を含み、この少なくとも2つのアンテナ素子の送信は、第1のビームを形成するパターンで組み合わされる。他の実施形態では、第1のビームは、単一のアンテナ素子、たとえば、セクタ送信機に対応してよい。
[000228]ステップ1846は、ステップ1852を含んでよく、時には含む。ステップ1852では、第1のアクセスポイントは、第2のビームに対応する第2のカバレッジエリアへと1つまたは複数のビーコン信号の第2のセットを送信する。いくつかの実施形態では、第1のカバレッジエリアと第2のカバレッジエリアは異なり、ビーコン信号の第2のセットは、第2のカバレッジエリアが対応する第2のゾーンに関連する情報を通信してよく、いくつかの実施形態では通信する。第2のゾーン内で利用可能なグッズまたはサービスについての情報などの、第2のゾーンに関連する情報は、ビーコン信号内で、またはビーコンIDまたはマップする他の識別子を通信するビーコン信号によって、直接的に通信されてよく、したがって、たとえば、データベースから、通信されている情報を取り出すために使用可能である。
[000229]ステップ1846は、第1のアクセスポイント130からのビーコン信号の送信を含むが、第1のアクセスポイントは、さらなる構成情報を受信し、たとえば、必要に応じて、異なるビームを形成するために第1の基地局の1つまたは複数の異なるセクタに対応するアンテナのセットを使用して、異なるときに複数のゾーンへと通過するように構成可能であることが理解されるべきである。進行中の動作の観念を伝えるために、ノード1848に行くことを介してステップ1846からステップ1804に戻る動作が示されている。
[000230]図18は第1のアクセスポイント130の動作を示すが、システムは、各アクセスポイントが図18に示される方法を実施し、アクセスポイントが送信信号を用いて到達できるカバレッジエリアへとビーコン信号を送信するように構成可能である、複数のアクセスポイント130、132、136を含むことが理解されるべきである。したがって、図18の方法は、時には、第2のアクセスポイント132を構成するために使用され、その場合、図18における「第1のアクセスポイント」への言及は、第2のアクセスポイント132を指すと解釈されるであろう。
[000231]いくつかの実施形態では、図18の方法により構成されたアクセスポイントは、BLEビーコン信号を送信してよく、時には送信する、セクタ化されたブルートゥースアクセスポイントであることが理解されるべきである。アクセスポイントは、本出願において任意の1つまたは複数の他の図に関して説明されたアクセスポイントなどであってよい。第1のアクセスポイントは、さらに少なくとも3つだがいくつかであることが多いセクタを含んでよく、いくつかの実施形態では含む。いくつかの実施形態では、高いレベルの指向性を容易にするために、アクセスポイントは、少なくとも6つのセクタを含むが、時には9つ以上のセクタを含む。各セクタのアンテナ素子は、独立して使用可能であり、または、複数のセクタアンテナは、広範囲のビーム形成オプションおよびカバレッジエリアを可能にするビームを形成するために、組み合わせて使用可能である。
[000232]図19は、いくつかの実施形態において構成サーバ120によって生成および維持されるビーコンおよびゾーン情報のセット1900を示す。情報のセットは、複数のビーコン信号1からKの各々に対して、実ビーコン信号の場合にビーコン信号を送信するように送信機を構成するために使用可能である、または送信されないが、デバイスが仮想ビーコン信号のカバレッジエリア内にあるとき受信されると示されるべき信号の場合に仮想ビーコン信号の受領を予測するために使用可能である、さまざまな情報を含む。
[000233]各行1920、1922、1924、1926、1930は異なるビーコン信号に対応し、行が対応する特定のビーコン信号は、行の第3の列すなわち1906内に含まれるビーコン識別子によって識別される。したがって、たとえば、第1の行1920はビーコン1に対応し、行3は、ビーコン識別子ビーコン3によって識別されるビーコンに対応する。各ビーコン信号に対して、さまざまな情報が含まれる。第1の列1902は、対応する行の第3の列にリストされたビーコン信号を送信するために使用されるビーコン送信機を含む。たとえば、識別子TX1によって識別される送信機は、ビーコン信号識別子ビーコン1によって識別されるビーコン信号を送信するために使用される。各行の第2の列は、たとえば、空間内の座標によって、または同じ行の列1で識別される送信機のGPS座標によって、ロケーションを示す。ロケーション情報は、建物内または床もしくは地面より上での送信機の位置の決定を可能にしてよく、時には可能にする。第4の行1908は、特定の行のビーコンに関するビーコン内容を示す。ビーコン内容は、ビーコン識別子に加えて情報を含んでもよいし、1つまたは複数のビーコンIDに限定されてもよい。行の第5の列は、行が対応するビーコンのタイプを示す。これは、送信機が、送信されることになるビーコン信号のフォーマットを決定することを可能にする。第6の行1912は、行のビーコン信号が送信される周波数帯域を示す。異なる周波数帯域が異なるタイプのビーコン信号に使用されてよく、および/またはアクセスポイントは、行が対応するビーコン信号にどの周波数帯域が使用されるべきかに関してAPに知らせることに関して周波数帯域情報1912を有用にする複数の周波数帯域をサポートしてよい。行において識別されるビーコンに対する送信電力レベル情報は、図19の第7の列1914において規定される。第8の列1916が、実ビーコンおよび仮想ビーコンの使用をサポートするシステム内に含まれ、インジケータが対応する行内のビーコンが実ビーコンか仮想ビーコンかを示す。仮想ビーコンの場合、ビーコン信号送信は行われず、識別された送信機は、多くの場合、実送信機でないが、場合によっては、識別された送信機は実送信機であることがあるが、仮想ビーコンに対応する信号を送信しない。最後の列1917は、ビーコンが対応するゾーンである。複数のビーコンが、同じゾーンに対応してよく、時には対応するが、多くの場合、ビーコンは異なるゾーンに対応する。
[000234]図19に示される情報のすべてまたはいくつかは、いくつかの実施形態では、構成サーバ120によって維持、更新、および配信される。実アクセスポイントは、たとえば、どのビーコン信号が送信されるべきかを決定するために構成情報を使用することができ、異なるセクタ送信機または異なるビームは、異なる送信機識別子に対応する。ゾーン相関エンジンは、受信ビーコン信号および/または対応する受信ビーコン信号強度の報告に基づいて、WT504が所与の時間にどのゾーン内にあるかを決定し、次いで、ゾーンに対応する情報を提供するために、テーブル1900内の情報を使用することができる。
[000235]仮想ビーコン信号の受領を決定するために使用されるモジュールおよび/または装置は、仮想ビーコン信号の受領が別のデバイスまたはモジュールにいつ宣言および報告されることになるかを決定するために、ワイヤレス端末の位置情報および経路損失モデルに加えて、テーブル1900内の情報を使用することができる。
[000236]テーブル1900内に含まれる情報の多数の他の使用法が可能である。いくつかの実施形態では、各行は、スケジュールが含まれる行のビーコン信号のビーコン送信時間スケジュールを示すエントリをさらに含む。
[000237]次に、仮想ビーコンが、図20に示される例示的なシステムに関してさらに説明される。
[000238]図20は、さまざまな例示的な実施形態により実施される例示的な通信システム2000を示す。システム2000は、実ビーコン信号に加えて、またはこの代替として、仮想ビーコン信号の使用をサポートする。例示的な通信システム2000は、複数のアクセスポイントとワイヤレス端末デバイスとネットワークノードとを含む複数の通信デバイスを含む。図21は、ワイヤレス端末(WT)1 2002、WT2004、…、WT N2006と、アクセスポイント1 2008、アクセスポイント2 2010、…、アクセスポイントM2016と、ネットワークノード2020とを含むシステム内の通信デバイスを示す。システム2000の通信デバイスは、LTEダイレクト、WiFi、ブルートゥースなどを含むさまざまなプロトコルを使用する通信とシグナリングとをサポートする。通信デバイス、たとえば、WT2002、2004、…、2006のうちのいくつかは、モバイル通信デバイス、たとえば、ハンドヘルドモバイル通信デバイスなどのモバイルワイヤレス端末である。いくつかの他のデバイス、たとえば、アクセスポイント2008、2010、…、2016は、ワイヤレス信号を送信/受信することをサポートするワイヤレスインターフェースと、バックホールネットワークへの結合を提供するワイヤードインターフェースとを含む固定ロケーションデバイスであってよい。
[000239]図示のように、いくつかの実施形態では、アクセスポイント2008、2010、2016、およびネットワークノード2020は、バックホールネットワーク、たとえば、バックホールネットワークを介して結合される。ネットワークノード2020は、コアネットワーク内のノードであり、バックホールを介してアクセスポイントおよび/または他のネットワークノードに結合される。ネットワークノード2020は、いくつかの実施形態では、流れ図2100において説明される本発明の方法を実施するように構成されてよく、いくつかの実施形態ではそのように構成される、ビーコン情報および/または構成サーバである。いくつかの実施形態では、ノード2020は、システム内の実際のビーコン送信機および/または仮想ビーコン送信機(たとえば、ビーコン信号を送信するアクセスポイント)に関するロケーションおよび/または他の情報を示すビーコン送信機情報をワイヤレス端末WT2002、2004、…、2006に提供する。
[000240]さまざまな実施形態では、システム2000内の1つまたは複数のアクセスポイントはビーコン送信機として動作し、情報を含むビーコン信号を送信たとえばブロードキャストしてよい。ビーコン信号内の例示的な情報としては、たとえば、デバイス情報、製品広告、サービス広告、サービスのオファー、製品のオファー、ロケーション情報などがある。図20における説明の目的で、ビーコン信号2022を送信するアクセスポイント1 2008が示され、ビーコン信号2024を送信するアクセスポイント2 2010が示され、ビーコン信号2026を送信するアクセスポイントM2016が示されるが、これは、その近傍またはアクセスポイントの送信範囲内にある他のデバイスによって検出されてよい。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のビーコン送信機のロケーションが、システム内のワイヤレス端末とロケーション情報を共有してよく、いくつかの実施形態では共有する、ネットワークノード2020に知られている。デバイスは、たとえば、音声、テキスト、および/または画像データを含むユーザデータを含む他のタイプの信号、たとえば、トラフィックデータ信号を、通信システム2000内の他の通信デバイスのうちの1つまたは複数に送信してもよい。いくつかの実施形態では、ネットワークノード2020とモバイルワイヤレス端末との間の通信は、システム2000内の1つまたは複数のアクセスポイントを介する。いくつかの実施形態では、アクセスポイント2008、2010、2016のうちの少なくともいくつかは、ワイヤードネットワーク接続またはファイバネットワーク接続を介したインターネットおよび/または他のネットワークノードへのアクセスを提供する。
[000241]本発明の一態様によれば、システム2000およびその中のデバイスは、実ビーコンと仮想ビーコンの両方をサポートする。実ビーコンは実際に、アクセスポイントなどのビーコン送信デバイスから送信されるが、仮想ビーコンは、その名前が示すように仮想であり、実際には、ビーコン送信機から送信されない。したがって、さまざまなアクセスポイントが図1に示されているが、仮想ビーコン信号の場合、実ビーコン送信機は、アクセスポイントに対応するロケーションに存在する必要はない。仮想ビーコン信号は実際には送信または受信されないが、いくつかの実施形態の特徴によれば、ワイヤレス端末などのデバイス(たとえば、WT2002、WT2004、…、WT2006ワイヤレス端末のいずれか)が、誤った表現、たとえば、メッセージを介した標識を得て、ビーコン信号が受信されたとそれに信じさせることがあり、次いで、ワイヤレス端末が、さらなるアクションを起こすワイヤレス端末内のノード2020または構成要素などのネットワークデバイスに、ビーコン信号(たとえば、仮想ビーコン)の受領を報告することがある。ビーコン信号の受信を報告するワイヤレス端末が、実ビーコンが受信されておらず、ワイヤレス端末がだまされて、ビーコン信号が受信されたと信じさせられていることを知らない場合すらある。いくつかの実施形態では、ワイヤレス端末は仮想ビーコン受信決定デバイスとして動作する。
[000242]図21は、例示的な一実施形態による、通信デバイスを動作させる例示的な方法の流れ図2100を示す。いくつかの実施形態では、流れ図2100の方法を実施する例示的な通信デバイスは、システム2000のワイヤレス端末のいずれか1つなどのワイヤレス端末である。さまざまな実施形態では、ワイヤレス端末は、アクセスポイントたとえば基地局として動作しないハンドヘルドデバイスである。いくつかの実施形態では、流れ図2100の方法を実施する例示的な通信デバイスは、ネットワークノード2020などのネットワークノードである。
[000243]動作は、通信デバイスの電源が投入されて初期化されるステップ2102において始まり、ステップ2104に進む。ステップ2104では、通信デバイスは、ビーコン送信機情報を含む入力を受信する。ビーコン送信機情報は、いくつかの実施形態では、ビーコン送信機識別情報、ビーコン送信機ロケーション、ビーコン送信機が実か仮想か、ビーコン信号識別子、ビーコン信号内容(ビーコンが仮想であるか実であるか)、送信電力レベル、送信に使用される周波数帯域などのうちの1つまたは複数を示す、複数のビーコン送信機および/またはビーコン信号に関する情報のセットを含む。情報は、さまざまな手段で、たとえば、手動でビーコン送信機情報を入力すること、管理/構成デバイスから無線で通信デバイスに情報を提供することなどによって、通信デバイスに提供されてよい。
[000244]動作は、ステップ2104からステップ2106に進む。ステップ2106では、ビーコン送信機情報は、たとえば、テーブル1900内の情報として、メモリ内に記憶される。いくつかの実施形態では、ビーコン送信機情報は、第1のビーコン信号の場合、i)第1のビーコン信号を送信する第1のビーコン送信機のロケーションと、ii)第1のビーコン信号の送信電力レベルと、iii)第1のビーコン信号によって通信される情報とを示す情報を含む。例示的なビーコン送信機情報テーブル1900は図19に示されており、上記で詳細に説明されている。いくつかの実施形態では、第1のビーコン送信機は仮想ビーコン送信機である。
[000245]動作は、ステップ2106からステップ2108に進む。ステップ2108では、通信デバイスは、ワイヤレス端末たとえばビーコン信号の受信報告することになるワイヤレス端末のロケーションを示すロケーション情報を受信または決定する。いくつかの実施形態では、通信デバイスは、ビーコンたとえば仮想ビーコンの受領を報告することになるワイヤレス端末それ自体であり、たとえば、GPS信号または他のデバイスからの他の受信信号/情報に基づいてそれ自体のロケーションを決定してもよいし、ワイヤレス端末のロケーションを示す情報をネットワークノードから受信してもよい。ロケーション決定の手法に関係なく、ワイヤレス端末のロケーションが決定および考慮される。動作は、ステップ2108からステップ2110に進む。ステップ2110では、通信デバイスが、1つまたは複数のビーコン送信機たとえば記憶された情報において識別されたビーコン送信機のロケーションに対するワイヤレス端末のロケーションを監視する。さまざまな実施形態では、ワイヤレス端末ロケーションのモニタリングが、ワイヤレス端末が、1つまたは複数の既知のビーコン送信機たとえばそれに対応してビーコン送信機情報が記憶されたビーコン送信機などの近傍および/または送信範囲/カバレッジエリア内にあるかどうかを決定するために実行される。そのような決定は、1つまたは複数のビーコン送信機のロケーションがビーコン送信機情報に含まれるので実行可能であることが理解されるべきである。
[000246]動作は、ステップ2110からステップ2112に進む。ステップ2112では、通信デバイスが、ワイヤレス端末はより多くの既知のビーコン送信機(仮想または実)の送信範囲内にあるかどうかを決定する。ステップ2112において、ワイヤレス端末のロケーションおよび1つまたは複数のビーコン送信機のロケーションに基づいて、ワイヤレス端末が1つまたは複数のビーコン送信機の送信範囲内にないことが決定された場合、動作はステップ2112からステップ2110に戻り、ビーコン送信機のロケーションと比較したワイヤレス端末ロケーションのモニタリングが継続する。ステップ2112において、ワイヤレス端末のロケーションおよび1つまたは複数のビーコン送信機のロケーションに基づいて、ワイヤレス端末が1つまたは複数のビーコン送信機の送信範囲内にあることが決定された場合、動作はステップ2112からステップ2114に進む。ステップ2114では、通信デバイスが、ワイヤレス端末および第1のビーコン送信機のロケーションに基づいて、報告されることになるビーコン信号を決定し、この報告されることになるビーコン信号は、報告されることになるビーコン信号が、記憶されたビーコン送信機情報に従って送信される場合にワイヤレス端末によって受信されるであろうビーコン信号である。たとえば、ステップ2110におけるビーコン送信機のロケーションに対するワイヤレス端末ロケーションのモニタリング中に、所与の時間におけるワイヤレス端末のロケーションに基づいて、ワイヤレス端末が既知のビーコン送信機(実であろうと仮想であろうと)の送信範囲内にあることを検出してよい。ビーコン送信機のロケーションは記憶されたビーコン送信機情報内に示されるので、ロケーション比較に基づいて、どのビーコン送信機がその送信範囲内にワイヤレス端末を有するかが決定可能である。さらに、記憶された情報に基づいて、その送信範囲内にワイヤレス端末を有するビーコン送信機から、どのタイプのビーコン信号およびビーコン内容が予想されるかも決定可能である。したがって、ステップ2114では、通信デバイスは、ワイヤレス端末のロケーションおよびビーコン送信機に対応するロケーションと他の情報と報告されることになるビーコン信号とを示す記憶されたビーコン送信機情報に基づいて、報告されることになるビーコン信号を識別する。
[000247]動作は、ステップ2114からステップ2116に進む。ステップ2116では、通信デバイスは、前記ワイヤレス端末のロケーションに基づいて、および報告されることになるビーコン信号に対応する記憶された送信電力レベル情報に基づいて、報告されることになるビーコン信号に対する受信信号強度を決定する。いくつかの実施形態では、通信デバイスは、報告されることになるビーコン信号に対する受信信号強度を決定するために、記憶された情報に示された報告されることになるビーコン信号(仮想または実)に対応する示された送信電力レベルと、経路損失モデルとを使用する。所定の経路損失モデルおよび仮想ビーコン送信機電力についての記憶された情報は、仮想ビーコン送信機とワイヤレス端末のロケーションとの間の距離に基づいて、ワイヤレス端末または別のデバイスが、仮想送信機によって送信された場合に受信されるであろうビーコンの推定受信信号強度を決定することを可能にする。いくつかの実施形態では、通信デバイスは、仮想ビーコン信号の受信を報告するワイヤレス端末と仮想ビーコン送信機との間の経路損失を算出するように構成された経路損失決定デバイスを含む。当業者は、ワイヤレス端末ロケーションと、報告されることになるビーコン信号に対応する記憶された送信電力レベル情報と、経路損失とを使用して、報告されることになるビーコン信号に対する受信信号強度が決定可能であることを容易に諒解するであろう。
[000248]動作は、ステップ2116からステップ2118に進む。ステップ2118では、通信デバイスは、報告されることになるビーコン信号の受信を示すメッセージを生成し、このメッセージは、報告されることになるビーコン信号を識別するビーコン識別子を含む。いくつかの実施形態では、報告されることになるビーコン信号の受信を示すメッセージを生成するステップ2118は、決定された受信信号強度を示す情報をメッセージに組み込むステップ2120を含む。したがって、いくつかの実施形態では、生成されたメッセージは、その受信が報告されるビーコン信号を識別するビーコン識別子を含む報告されることになるビーコン信号と、決定された受信信号強度(たとえば、ステップ2116において決定された)の受信を示す。いくつかの実施形態では、メッセージは、たとえば仮想ビーコンの場合に実際にはワイヤレス端末によって受信されなかったビーコン信号の受領を報告する。
[000249]動作は、ステップ2118からステップ2122に進む。ステップ2122では、通信デバイスは、ワイヤレス端末または1つもしくは複数のビーコン信号の受領を示す情報に作用するワイヤレス端末内の構成要素に報告されることになるビーコン信号の受信を示すメッセージを通信する。いくつかの実施形態では、通信デバイスは、ワイヤレス端末からワイヤレスロケーション情報を受信するまたは別のデバイスから受信された信号からワイヤレス端末のロケーションを決定する、コアネットワーク内の(たとえば、ワイヤレス端末の外部に配置された)ネットワークデバイスである。したがって、方法2100を実施する通信デバイスがネットワークノードたとえばノード2020であるいくつかの実施形態では、通信デバイスは、ワイヤレス端末のための仮想ビーコン受信決定動作を実行する。いくつかのそのような実施形態では、ネットワークノードは、報告されることになるビーコン信号の受信を示す生成されたメッセージをワイヤレス端末に送る。通信デバイスからのメッセージの受領に続いて、ワイヤレス端末は、いくつかの実施形態では、実ビーコン信号を受信するとワイヤレス端末が起こすであろうアクションを起こすことに進む。
[000250]方法を実施する通信デバイスが、たとえば仮想ビーコン受信決定デバイスとして動作するワイヤレス端末それ自体であるいくつかの他の実施形態では、通信デバイスは、1つまたは複数のビーコン信号の受領を示す情報に対して作用するワイヤレス端末内の構成要素に、報告されることになるビーコン信号の受信を示すメッセージを送る。構成要素は、デバイス、特定用途向け集積回路(ASIC)、プロセッサ、またはビーコン信号の受領に応答してアクションを起こすワイヤレス端末内のモジュールであってよい。いくつかの実施形態では、ステップ2122は、任意選択のステップとして破線のボックス内に示されるステップ2124をさらに含む。ステップ2124では、通信デバイスは、たとえば、送信機を介して、受信ビーコン信号の報告に応答して情報を提供する通信デバイスの外部にあるデバイスに、生成されたメッセージを送信する。受信ビーコン信号の報告に応答して情報を提供するそのような外部デバイスは、たとえば、ロケーションサーバ、広告サーバなどであってよい。仮想ビーコン信号の受領を報告するメッセージは、受信信号強度に加えて、仮想ビーコン送信機に対する距離と、任意選択で仮想ビーコン送信機に対する方向も、示してよく、いくつかの実施形態では、これらを示す。
[000251]図22は、ビーコンの受領を検出し、1つまたは複数のデバイスにビーコン信号の受領を報告することが可能である、いくつかの実施形態により実施される例示的な通信デバイス2200を示す。例示的な通信デバイス2200は、図20に示されるネットワークノード2020として使用可能である。例示的な通信デバイス2200は、図20のワイヤレス端末2002、2004、…、2006のいずれかとしても使用可能である。通信デバイス2200は、流れ図2100による方法を実施してよく、時には実施する。
[000252]通信デバイス2200は、さまざまな要素がその上でデータと情報とを交換し得るバス2209を介して互いに結合されたプロセッサ2208とメモリ2216とを含む。メモリ2216は、ルーチン2218と、データ/情報2220とを含む。通信デバイス2200は、ワイヤードインターフェース2202と、ワイヤレスインターフェース2204と、GPS受信機2205と、経路損失決定デバイス2206と、ロケーション決定デバイス2210と、ディスプレイ2212と、入力デバイス2214とをさらに含む。いくつかの実施形態では、デバイス/モジュール2205、2206、2210のうちの1つまたは複数は、プロセッサ2208に含まれる。いくつかの実施形態では、モジュール2206、2210の1つまたは複数のうちの各部分のうちの1つまたは複数が、プロセッサ2208に含まれる。いくつかの実施形態では、通信デバイスの1つまたは複数のモジュールは、たとえば個々の回路として、プロセッサ2208内のハードウェア内で完全に実施される。他の実施形態では、モジュールのうちのいくつかは、プロセッサ2208内の、たとえば回路として、実施され、他のモジュールは、プロセッサの外部にありプロセッサに結合された、たとえば回路として、実施される。あるいは、回路として実施されるのではなく、モジュールのすべてまたはいくつかは、ソフトウェア内で実施され、デバイス2200のメモリ2216内に記憶されてよく、モジュールは、モジュールがプロセッサたとえばプロセッサ2208によって実行されるとモジュールに対応する機能を実施するように、通信デバイス2200の動作を制御する。
[000253]ワイヤードインターフェース2202を介して、通信デバイス2200は、通信ネットワーク、外部デバイス、および/またはインターネットに結合可能である。インターフェース2202は、いくつかの実施形態では、受信機2222と、送信機2224とを含む。受信機2222および送信機2224に加えて、インターフェース2202は、さまざまなデバイスおよびシステム要素と通信するために、光インターフェースおよび/または電力線インターフェースをさらに含む。ワイヤードインターフェース2202は、ワイヤードリンクを経由して情報を送信/受信することが可能である。いくつかの実施形態では、ワイヤード2202は、リンク2230を介して他のノードおよび/またはバックホールに結合される。いくつかの実施形態では、ワイヤードおよび/または光インターフェース2202はイーサネットインターフェースである。
[000254]通信デバイス2200は、それを介して通信デバイス2200がワイヤレスデバイスと通信するワイヤレスインターフェース2204をさらに含む。ワイヤレスインターフェース2204は、受信アンテナ2225に結合されたワイヤレス受信機モジュール2226を含み、受信アンテナ2225を介して、通信デバイス2200は無線信号を受信する。無線信号は、たとえば、ビーコン信号を含む。ワイヤレスインターフェース2204は、それを介してデバイス2200が無線信号を送信する送信アンテナ2227に結合されたワイヤレス送信機2228をさらに含む。いくつかの実施形態では、同じアンテナが、入力ワイヤレス通信シグナリングと出力ワイヤレス通信シグナリングの両方に使用される。いくつかの実施形態では、ワイヤレスインターフェース2204は、WAN(ワイドエリアネットワーク)無線モジュールである。いくつかの実施形態では、ワイヤレスインターフェース2204は、さまざまなワイヤレス信号、たとえば、WiFi信号、LTEダイレクトビーコン信号、iBeacon、ブルートゥースビーコンなどを送信および受信することが可能な複数のワイヤレス送信機/受信機モジュールを含む。いくつかの実施形態では、さまざまな他のタイプの無線モジュールが、ワイヤレスインターフェースにおいて使用されてよい。したがって、いくつかの実施形態では、ワイヤレスインターフェース内の異なる無線モジュールは、異なる通信技術、異なる通信プロトコル、および/または異なる周波数帯域に対応する。いくつかの実施形態では、さまざまな無線モジュールが通信デバイス2200内で使用され得るが、本発明の一態様によれば、通信デバイス2200が実際には、そうでなければ特定のタイプのビーコン信号を受信することが必要とされるであろう特定のタイプのワイヤレス受信機を含まないときですら、通信デバイス2200は依然として、ビーコン(たとえば、仮想ビーコン信号)を受信したと主張することができる。インターフェース2204、2206内に含まれる受信機は、受信信号内で通信された情報および/またはデータを回復するために、信号(たとえば、制御信号、ビーコン信号など)を受信し、それらの信号を処理するように構成される。
[000255]いくつかの実施形態では、通信デバイス2200は、ビーコン送信機情報を含む入力を(たとえば、インターフェース2202、インターフェース2204、および/または入力デバイス2214を介して)受信する。さまざまな実施形態では、プロセッサ2208は、ビーコン送信機情報をメモリ2216内に記憶するようにデバイス2200を制御するように構成される。いくつかの実施形態では、ビーコン送信機情報は、第1のビーコン信号の場合、i)第1のビーコン信号を送信する第1のビーコン送信機のロケーションと、ii)第1のビーコン信号の送信電力レベルと、iii)第1のビーコン信号によって通信される情報とを示す情報を含む。いくつかの実施形態では、第1のビーコン送信機は仮想ビーコン送信機である。ビーコン送信機情報は、メモリ2216内にデータ/情報2220の一部として記憶されてよい。データ/情報2220に加えて、メモリ2216は、いくつかの実施形態では、制御ルーチンと通信ルーチンとを含むルーチン2218を含む。
[000256]GPS受信機2205は、信号GPSを受信し、ロケーション決定モジュール2210への入力としてGPS位置座標を提供するように構成される。ロケーション決定モジュール2210は、たとえば、GPS受信機2205から受信されたGPSデータに基づいて、または他のデバイスから受信された信号/情報に基づいて、通信デバイスのロケーションを決定するように構成される。いくつかの実施形態では、通信デバイス2200はネットワークノードであり、ロケーション決定モジュール2210は、たとえば、ワイヤレス端末から受信された信号に基づいて、または他のデバイスから受信された情報に基づいて、ワイヤレス端末のロケーションを決定するように構成される。いくつかの実施形態では、通信デバイス2200はワイヤレス端末である。いくつかのそのような実施形態では、ロケーション決定モジュール2210は、たとえば、GPS受信機2205によって獲得されたGPSデータに基づいて、および/または他のデバイスからの信号に基づいて、またはネットワークノード2020などのネットワークノードもしくはアクセスポイントからワイヤレス端末に通信されたロケーション情報に基づいて、ワイヤレス端末ロケーションを決定するように構成される。したがって、ワイヤレス端末のロケーション情報は別のデバイスから決定または受信されてよいことが理解されるべきである。
[000257]入力デバイス2214としては、入力データが通信デバイス2200に提供可能である、キーパッド、マイクロホン、タッチセンシティブデバイスがあり得る。いくつかの実施形態では、プロセッサ2208は、たとえば、ワイヤレス端末の現在のロケーションを記憶されたビーコン情報内に示された1つまたは複数のビーコン送信機のロケーションと比較することによって、1つまたは複数のビーコン送信機(仮想および/または実)のロケーションに対するワイヤレス端末のロケーションを監視するように構成される。さまざまな実施形態では、プロセッサ2208は、ワイヤレス端末が所与の時間に1つまたは複数のビーコン送信機の送信範囲内にあるかどうかを決定するようにさらに構成される。
[000258]さまざまな実施形態では、プロセッサ2208は、ワイヤレス端末のロケーションおよび第1のビーコン送信機のロケーションに基づいて、報告されることになるビーコン信号を決定するようにさらに構成され、この報告されることになるビーコン信号は、報告されることになるビーコン信号が記憶されたビーコン送信機情報に従って送信される場合にワイヤレス端末によって受信されるであろうビーコン信号である。いくつかの実施形態では、プロセッサ2208は、ワイヤレス端末のロケーションに基づいて、および報告されることになるビーコン信号に対応する記憶された送信電力レベル情報に基づいて、報告されることになるビーコン信号に対する受信信号強度を決定するようにさらに構成される。いくつかの実施形態では、プロセッサ2208は、報告されることになるビーコン信号の受信を示すメッセージを生成するようにさらに構成され、このメッセージは、報告されることになるビーコン信号を識別するビーコン識別子を含む。いくつかの実施形態では、プロセッサ2208は、生成された決定された受信信号強度を示す情報をメッセージに組み込むようにさらに構成される。
[000259]プロセッサ2208は、たとえば、デバイス2200のインターフェースおよび/またはバス2209を介して、ワイヤレス端末または1つまたは複数のビーコン信号の受領を示す情報に作用するワイヤレス端末内の構成要素に、報告されることになるビーコン信号の受信を示すメッセージを通信するようにさらに構成される。いくつかの実施形態では、プロセッサ2208は、送信機2228などの送信機を介して、受信ビーコン信号の報告に応答して情報を提供する通信デバイス2200の外部にあるデバイスにメッセージを送信するようにさらに構成される。
[000260]図23Aと図23Bの組み合わせを備える図23は、さまざまな実施形態による例示的な通信方法の流れ図2300である。動作はステップ2302において始まり、ステップ2304に進む。ステップ2304では、ブルートゥース基地局は、前記ブルートゥース基地局の異なる送信ビーム上で異なるブルートゥース低エネルギー(BLE)ビーコンを送信することによって、異なる地理的エリアへと異なる情報を通信するように動作される。いくつかの実施形態では、ブルートゥース基地局は、セクタ化された基地局である。いくつかのそのような実施形態では、セクタ化された基地局は、単一の送信機チェーンを含み、任意の所与の時間に前記基地局の多くても単一のセクタへと送信する。
[000261]さまざまな実施形態では、前記ブルートゥース基地局の送信ビームが操縦可能である。いくつかの実施形態では、ステップ2304は、ステップ2306と2308とを含む。ステップ2306では、ブルートゥース基地局は、第1のブルートゥース低エネルギー(BLE)ビーコンが送信されることになるエリア内の前記基地局に対する方向で、第1の1つ前記送信ビームを操縦する。いくつかのそのような実施形態では、第1のエリアは、前記第1のビーコンによって広告されたグッズまたはサービスが取得可能であるエリアである。いくつかの実施形態では、異なる個々のビームは、特定のビームが送信される特定の地理的エリアに関連する異なる情報を送信する。動作は、ステップ2306からステップ2308に進み、ステップ2308では、ブルートゥース基地局が第1のブルートゥース低エネルギー(BLE)ビーコンを送信する。
[000262]動作は、ステップ2304から、ステップ2316に、ステップ2322に、および接続ノード2309を介してステップ2310に、進む。ステップ2310では、ゾーン相関エンジンは、ワイヤレス端末から受信信号強度情報を受信するように動作される。動作は、ステップ2310から、ゾーン相関エンジンが、経路損失モデルおよびブルートゥース基地局と第1のゾーンとの間の距離を示す情報に基づいて前記ワイヤレス端末が第1のゾーン内にあるかどうかを決定するように動作されるステップ2312に進む。動作は、ステップ2312からステップ2314に進む。ステップ2314では、ゾーン相関エンジンが、ワイヤレス端末は第1のゾーン内にあると決定したことに応答して、ゾーン相関エンジンは、第1のゾーンに対応する情報をワイヤレス端末に提供するように動作される。
[000263]ステップ2316に戻ると、ステップ2316では、センサは、第1の時間に第1のセンサ信号を生成するように動作される。動作は、ステップ2316からステップ2318に進む。ステップ2318では、第1のセンサ信号に対応する時間を示す第1のセンサタイムスタンプが生成される。動作は、ステップ2318からステップ2320に進み、ステップ2320では、第1のセンサ信号および前記第1のセンサタイムスタンプが前記ゾーン相関エンジンに提供される。
[000264]ステップ2322に戻ると、ステップ2322では、前記ブルートゥース基地局は、モバイル通信デバイスから信号を受信するように動作され、前記受信信号は、少なくとも第1のモバイル通信デバイスからの第1の信号を含む。動作は、ステップ2322からステップ2324に進み、ステップ2324では、ブルートゥース基地局が、第1の信号が基地局によって受信された時間を示す第1のタイムスタンプを生成する。動作はステップ2324からステップ2326に進み、ステップ2326では、ブルートゥース基地局が、複数のアンテナビームのうちのどれにおいて第1の信号が受信されたかを示す第1のインジケータを生成する。動作はステップ2326から、ブルートゥース基地局が第1の受信信号から第1の情報を回復するステップ2328に進む。動作は、ステップ2328からステップ2330および2332に進む。
[000265]ステップ2330では、ブルートゥース基地局が、前記第1のタイムスタンプと、前記第1のインジケータと、前記第1の情報とをゾーン相関エンジンに通信する。ステップ2332では、ブルートゥース基地局が、前記受信信号情報および対応するタイムスタンプと共に、前記コーン相関エンジンに受信信号強度情報を提供する。動作は、ステップ2320、2330、および2332からステップ2334に進む。ステップ2334では、ゾーン相関エンジンは、受信信号情報に関連付けられた前記受信信号情報に関連付けられたタイムスタンプ情報および第1の地理的領域に対応するセンサ信号に関連付けられたセンサタイムスタンプに基づいて、前記第1の地理的領域に対応するセンサ情報と前記第1の地理的領域に対応するアンテナビーコンを介して受信された前記受信信号情報とを相関させる。いくつかの実施形態では、受信信号情報が、前記ブルートゥース基地局によって受信されたブルートゥース低エネルギー(BLE)信号から取得され、前記センサ信号は、前記第1の地理的領域に対応する音声信号またはオーディオ信号のうちの一方である。
[000266]いくつかの実施形態では、ゼロ相関エンジンは、ワイヤレス端末またはブルートゥース基地局のうちの一方内に配置される。いくつかの他の実施形態では、ゼロ相関エンジンは、通信ネットワークによって前記ブルートゥース基地局に結合されたネットワークノード内に配置される、たとえば、クラウド内に配置される。
[000267]動作は、ステップ2334から、接続ノードB2336を介して、ステップ2338に進む。ステップ2338では、ゾーン相関エンジンは、示された受信された第1の信号強度および前記相関エンジンに知られている前記第1の地理的領域に対応する経路損失情報に基づいて、第1の信号が受信されたモバイル通信デバイスのロケーションを推定するように動作される。動作は、ステップ2338からステップ2340に進む。ステップ2340では、相関エンジンは、受信情報に基づいてロケーション決定において使用されるRFモデルを更新するように動作される。
[000268]図24は、例示的な一実施形態によるモジュール2400のアセンブリの図である。モジュール2400のアセンブリは、例示的な一実施形態によれば、たとえば、ブルートゥース基地局内に含まれる。モジュールのアセンブリ2400を含むブルートゥース基地局は、たとえば、図1〜図7のアクセスポイント、および/または図1〜図25のいずれかに関して図示もしくは説明されたビーコンを送信する基地局、および/または図23の流れ図2300の方法のさまざまなステップを実施するブルートゥース基地局のうちの1つである。一例では、モジュールのアセンブリを含む基地局は、プロセッサ700とルーチン730とを含む図7のアクセスポイント700である。
[000269]モジュールのアセンブリ2400内のモジュールは、たとえば個々の回路として、プロセッサ内のハードウェア内で完全に実施可能であり、いくつかの実施形態では実施される。モジュールのアセンブリ2400内のモジュールは、たとえば異なるモジュールに対応する個々の回路として、プロセッサの外部にあるモジュールのアセンブリ内のハードウェア内で完全に実施可能であり、いくつかの実施形態では実施される。他の実施形態では、モジュールのうちのいくつかは、プロセッサ内の、たとえば回路として、実施され、他のモジュールは、プロセッサの外部にありプロセッサに結合された、たとえばモジュールのアセンブリ内の回路として、実施される。諒解されるべきであるように、プロセッサ内の、および/またはプロセッサの外部にあるいくつかのモジュールとのモジュールの統合のレベルは、設計上の選択肢の1つであってよい。
[000270]あるいは、回路として実施されるのではなく、モジュールのすべてまたはいくつかは、ソフトウェア内で実施され、デバイスのメモリ内に記憶されてよく、モジュールは、モジュールがプロセッサによって実行されるとモジュールに対応する機能を実施するように、デバイスの動作を制御する。いくつかのそのような実施形態では、モジュールのアセンブリ2400がメモリ内に含まれる。いくつかのそのような実施形態では、モジュールのアセンブリは、メモリ内にルーチンの一部として含まれる。さらに他の実施形態では、モジュールのアセンブリ2400内のさまざまなモジュールは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせとして実施され、たとえば、プロセッサの外部にある別の回路は、プロセッサに入力を提供し、次いで、ソフトウェア制御下で、モジュールの機能の一部分を実行するように動作する。さまざまな実施形態では、単一のプロセッサたとえばコンピュータとして示されているが、プロセッサは、1つまたは複数のプロセッサたとえばコンピュータとして実施されてよいことが理解されるべきである。
[000271]ソフトウェア内で実施されると、モジュールは、プロセッサによって実行されるとモジュールに対応する機能を実施するようにプロセッサを構成するコードを含む。モジュールのアセンブリ2400がメモリ内に記憶される実施形態では、メモリは、モジュールが対応する機能を少なくとも1つのコンピュータたとえばプロセッサに実施させるコード、たとえば、各モジュールに対する個々のコードを備えるコンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品である。
[000272]完全にハードウェアベースのモジュールまたは完全にソフトウェアベースのモジュールが使用されてよい。しかしながら、ソフトウェアとハードウェア、たとえば、回路により実施されるモジュールの任意の組み合わせが、機能を実施するために使用されてよいことが理解されるべきである。諒解されるべきであるように、図24に示されるモジュールは、方法たとえば図23の流れ図2300の方法に示される対応するステップの機能を実行するように、デバイスまたはプロセッサなどのその中の要素を制御および/または構成する。
[000273]モジュールのアセンブリ2400は、前記ブルートゥース基地局の異なる送信ビーム上で異なるブルートゥース低エネルギー(BLE)ビーコンを送信することによって異なる地理的エリアへと異なる情報を通信するように構成されたモジュール2404と、第1のBLEビーコンが送信されることになるエリア内の前記基地局に対する方向に前記送信ビームのうちの第1の送信ビームを操縦するように構成されたモジュール2406と、前記第1のBLEビーコンを送信するように前記基地局を制御するように構成されたモジュール2408とを含む。
[000274]モジュールのアセンブリ2400は、第1の時間に第1のセンサ信号を生成するようにセンサを動作させるように構成されたモジュール2416と、第1のセンサ信号に対応する時間を示す第1のセンサタイムスタンプを生成するように構成されたモジュール2418と、前記第1のセンサ信号と前記第1のセンサタイムスタンプとをゾーン相関エンジンに提供するように構成されたモジュール2420とをさらに含む。
[000275]モジュールのアセンブリ2400は、モバイル通信デバイスから信号を受信するように構成されたモジュール2422であって、前記受信信号は第1のモバイル通信デバイスからの少なくとも第1の信号を含む、モジュール2422と、第1の信号が基地局によって受信された時間を示す第1のタイムスタンプを生成するように構成されたモジュール2424と、複数のアンテナビームのうちのどれにおいて第1の信号が受信されたかを示す第1のインジケータを生成するように構成されたモジュール2426と、第1の受信信号から第1の情報を回復するように構成されたモジュール2428と、前記第1のタイムスタンプと、前記第1のインジケータと、前記第1の情報とをゾーン相関エンジンに通信するように構成されたモジュール2430と、前記受信信号情報および対応するタイムスタンプと共に前記ゾーン相関エンジンに受信信号強度情報を提供するように構成されたモジュール2432とをさらに含む。
[000276]図25は、例示的な一実施形態によるモジュール2500のアセンブリの図である。モジュールのアセンブリ2500は、例示的な一実施形態によれば、ゾーン相関エンジン、たとえば、ブルートゥース基地局内のゾーン相関エンジン、たとえばモバイル通信デバイスであってよいUEデバイスワイヤレス端末内のゾーン相関エンジン、またはネットワークノード内のゾーン相関エンジン内に含まれる。一実施形態では、モジュールのアセンブリ2500を含むゾーン相関エンジンを含むネットワークノードが、ブルートゥース基地局に結合される。モジュールのアセンブリ2500を含むゾーン相関エンジンは、たとえば、図10のゾーン相関エンジン1021、図11のUEデバイス1100のゾーン相関エンジン1131、図12のゾーン相関エンジン1200、図23の流れ図2300の方法のさまざまなステップを実施するゾーン相関エンジン、および/または図1〜図25のいずれかに記載されるゾーン相関エンジンである。一実施形態では、モジュールのアセンブリ2500を含むゾーン相関エンジンは、図10のデバイス1000のゾーン相関エンジン1021である。別の実施形態では、モジュールのアセンブリ2500を含むゾーン相関エンジンは、図11のUEデバイス1100のゾーン相関エンジン1111であり、ルーチン1130のゾーン相関エンジン1131は、UEデバイス1100のメモリ1112内に含まれる。さらに他の実施形態では、モジュールのアセンブリ2500の一部分はゾーン相関エンジン1111内に含まれ、モジュールのアセンブリ2500の他の部分はゾーン相関エンジン1131内に含まれる。さらに他の実施形態では、モジュールのアセンブリ2500を含むゾーン相関エンジンは、アクセスポイント700内に、たとえば、プロセッサ706内に、メモリ712内のルーチン730内に、および/またはプロセッサ706に結合された外部ハードウェアモジュールたとえば回路として、含まれる。
[000277]モジュールのアセンブリ2500内のモジュールは、たとえば個々の回路として、プロセッサ内のハードウェア内で完全に実施可能であり、いくつかの実施形態では実施される。モジュールのアセンブリ2500内のモジュールは、たとえば異なるモジュールに対応する個々の回路として、プロセッサの外部にあるモジュールのアセンブリ内のハードウェア内で完全に実施可能であり、いくつかの実施形態では実施される。他の実施形態では、モジュールのうちのいくつかは、プロセッサ内の、たとえば回路として、実施され、他のモジュールは、プロセッサの外部にありプロセッサに結合された、たとえばモジュールのアセンブリ内の回路として、実施される。諒解されるべきであるように、プロセッサ内の、および/またはプロセッサの外部にあるいくつかのモジュールとのモジュールの統合のレベルは、設計上の選択肢の1つであってよい。
[000278]あるいは、回路として実施されるのではなく、モジュールのすべてまたはいくつかは、ソフトウェア内で実施され、デバイスのメモリ内に記憶されてよく、モジュールは、モジュールがプロセッサによって実行されるとモジュールに対応する機能を実施するように、デバイスの動作を制御する。いくつかのそのような実施形態では、モジュールのアセンブリ2500はメモリ内に含まれる。さらに他の実施形態では、モジュールのアセンブリ2500内のさまざまなモジュールは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせとして実施され、たとえば、プロセッサの外部にある別の回路は、プロセッサに入力を提供し、次いで、ソフトウェア制御下で、モジュールの機能の一部分を実行するように動作する。さまざまな実施形態では、単一のプロセッサたとえばコンピュータとして示されているが、プロセッサは、1つまたは複数のプロセッサたとえばコンピュータとして実施されてよいことが理解されるべきである。
[000279]ソフトウェア内で実施されると、モジュールは、プロセッサによって実行されるとモジュールに対応する機能を実施するようにプロセッサを構成するコードを含む。モジュールのアセンブリ2500がメモリ内に記憶される実施形態では、メモリは、モジュールが対応する機能を少なくとも1つのコンピュータたとえばプロセッサに実施させるコード、たとえば、各モジュールに対する個々のコードを備えるコンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品である。
[000280]完全にハードウェアベースのモジュールまたは完全にソフトウェアベースのモジュールが使用されてよい。しかしながら、ソフトウェアとハードウェア、たとえば、回路により実施されるモジュールの任意の組み合わせが、機能を実施するために使用されてよいことが理解されるべきである。諒解されるべきであるように、図25に示されるモジュールは、方法たとえば図23の流れ図2300の方法に示される対応するステップの機能を実行するように、デバイスまたはプロセッサなどのその中の要素を制御および/または構成する。
[000281]モジュールのアセンブリ2500は、前記受信信号情報に関連付けられたタイムスタンプ情報および前記地理的領域に対応するセンサ信号に関連付けられたセンサタイムスタンプに基づいて第1の地理的領域に対応するセンサ情報と前記第1の地理的領域に対応するアンテナビームを介して受信された受信信号情報とを相関させるように構成されたモジュール2534と、示された受信信号強度および前記相関エンジンに知られている前記第1の地理的領域に対応する経路損失情報に基づいて第1の信号が受信されたモバイル通信デバイスのロケーションを推定するように構成されたとモジュール2536と、受信信号情報に基づいてロケーション決定において使用されるRFモデルを更新するように構成されたモジュール2540とを含む。
[000282]モジュールのアセンブリ2500は、ワイヤレス端末から受信信号強度情報を受信するように構成されたモジュール2510と、経路損失モデルおよびブルートゥース基地局と第1のゾーンとの間の距離を示す情報に基づいて前記ワイヤレス端末が第1のゾーン内にあるかどうかを決定するように構成されたモジュール2512と、ゾーン相関エンジンが、ワイヤレス端末が第1のゾーン内にある決定したことに応答して、第1のゾーンに対応する情報をワイヤレス端末に提供するように構成されたモジュール2514とをさらに含む。
[000283]さまざまな実施形態の技法は、ソフトウェア、ハードウェア、および/またはソフトウェアとハードウェアの組み合わせを使用して実施されてよい。さまざまな実施形態は、装置、たとえば、モバイルワイヤレス端末などのモバイルノード、基地局、通信システムを対象とする。さまざまな実施形態は、方法、たとえば、通信デバイス、たとえば、ワイヤレス端末(UE)、基地局、制御ノード、および/または通信システムを制御および/または動作させる方法も対象とする。さまざまな実施形態は、方法の1つまたは複数のステップを実施するように機械を制御するための機械可読命令を含む、非一時的機械可読媒体たとえばコンピュータ可読媒体、たとえば、ROM、RAM、CD、ハードディスクなども対象にする。
[000284]開示のプロセスにおけるステップの特定の順序または階層は、例示的な手法の一例である。設計上の選好に基づいて、プロセスにおけるステップの特定の順序または階層は、並べ替えても、本開示の範囲内に留まり得ることが理解される。添付の方法クレームは、サンプル順序におけるさまざまなステップの要素を提示し、提示された特定の順序または階層に限定されることを意味するものではない。
[000285]さまざまな実施形態では、本明細書において説明されるデバイスおよびノードは、1つまたは複数の方法に対応するステップ、たとえば、信号生成ステップ、送信ステップ、処理ステップ、および/または受信ステップを実行するために、1つまたは複数のモジュールを使用して実施される。したがって、いくつかの実施形態では、さまざまな特徴が、モジュールを使用して実施される。そのようなモジュールは、ソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアとハードウェアの組み合わせを使用して実施されてよい。いくつかの実施形態では、各モジュールは個々の回路として実施され、デバイスまたはシステムは、各説明されたモジュールに対応する機能を実施するための別個の回路を含む。上記で説明された方法または方法ステップの多くは、たとえば1つまたは複数のノードにおいて上記で説明された方法のすべてまたはいくつかを実施するように、機械、たとえば、追加ハードウェアを持つまたは持たない汎用コンピュータを制御するために、メモリデバイス、たとえば、RAM、フロッピー(登録商標)ディスクなどの機械可読媒体内に含まれる、ソフトウェアなどの機械実行可能命令を使用して実施可能である。したがって、とりわけ、さまざまな実施形態は、機械たとえばプロセッサおよび関連ハードウェアに上記で説明された方法のステップのうちの1つまたは複数を実行させるための機械実行可能命令を含む、機械可読媒体たとえば非一時的コンピュータ可読媒体を対象とする。いくつかの実施形態は、本発明の1つまたは複数の方法のステップのうちの1つ、複数、またはすべてを実施するように構成されたプロセッサを含むデバイスを対象とする。
[000286]いくつかの実施形態では、1つまたは複数のデバイス、たとえば、ワイヤレス端末(UE)などの通信デバイスおよび/またはアクセスノードの1つまたは複数のプロセッサたとえばCPUは、デバイスによって実行されると説明された方法のステップを実行するように構成される。プロセッサの構成は、プロセッサ構成を制御するために1つもしくは複数のモジュールたとえばソフトウェアモジュールを使用することによって、ならびに/または列挙されたステップを実行するおよび/もしくはプロセッサ構成を制御するために、プロセッサ内のハードウェア、たとえば、ハードウェアモジュールを含むことによって、達成されてよい。したがって、すべてではないがいくつかの実施形態は、通信デバイス、たとえば、ユーザ機器を対象とし、さまざまな説明された方法のステップの各々に対応するモジュールを含むプロセッサは、プロセッサが含まれるデバイスによって実行される。すべてではないがいくつかの実施形態では、通信デバイスは、プロセッサが含まれるデバイスによって実行されるさまざまな説明された方法のステップの各々に対応するモジュールを含む。モジュールは、たとえば回路として、ハードウェア内だけで実施されてもよいし、ソフトウェアおよび/もしくはハードウェアまたはソフトウェアとハードウェアの組み合わせを使用して実施されてもよい。
[000287]いくつかの実施形態は、1つのコンピュータまたは複数のコンピュータにさまざまな機能、ステップ、行為、および/または動作、たとえば上記で説明された1つまたは複数のステップを実施させるためのコードを備えるコンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品を対象とする。実施形態に応じて、コンピュータプログラム製品は、各ステップが実行される異なるコードを含むことができ、時には含む。したがって、コンピュータプログラム製品は、方法、たとえば、通信デバイスたとえばワイヤレス端末またはノードを動作させる方法の各個々のステップのためのコードを含んでよい。コードは、機械実行命令、たとえば、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(読み出し専用メモリ)、または他のタイプの記憶デバイスなどのコンピュータ可読媒体上に記憶されたコンピュータ実行可能命令の形をとってよい。コンピュータプログラム製品を対象とすることに加えて、いくつかの実施形態は、上記で説明された1つまたは複数の方法のさまざまな機能、ステップ、行為、および/または動作のうちの1つまたは複数を実施するように構成されたプロセッサを対象とする。したがって、いくつかの実施形態は、本明細書において説明される方法のステップのうちのいくつかまたはすべてを実施するように構成されたプロセッサたとえばCPUを対象とする。プロセッサは、たとえば、通信デバイスまたは本出願において説明された他のデバイスにおいて使用されてよい。
[000288]OFDMシステムの文脈において説明されているが、さまざまな実施形態の方法および装置のうちの少なくともいくつかは、多くの非OFDMおよび/または非セルラーシステムを含む広範囲の通信システムに適用可能である。
[000289]上記で説明されたさまざまな実施形態の方法および装置に関する多数の追加の変形形態は、上記の説明に鑑みて、当業者には明らかであろう。そのような変形形態は、範囲内にあると考えられ得る。方法および装置は、CDMA、直交周波数多重(OFDM)、および/またはアクセスノードとモバイルノードとの間のワイヤレス通信リンクを提供するために使用され得るさまざまな他のタイプの通信技法と共に使用可能であり、いくつかの実施形態では、使用されてよい。いくつかの実施形態では、アクセスノードは、OFDMおよび/またはCDMAを使用してユーザ機器デバイスたとえばモバイルノードと通信リンクを確立する基地局として実施される。さまざまな実施形態では、モバイルノードは、ノートブックコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、または方法を実施するための受信機/送信機回路およびロジックおよび/もしくはルーチンを含む他のポータブルデバイスとして実施される。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
〔1〕
記憶されたビーコン送信機情報を含むメモリと、前記ビーコン送信機情報は、第1のビーコン信号について、i)第1のビーコン送信機のロケーションと、ii)前記第1のビーコン信号の送信電力レベルとを示す情報を含み、
プロセッサであって、
ワイヤレス端末のロケーションおよび前記第1のビーコン送信機の前記示されたロケーションに基づいて、報告されることになるビーコン信号を決定し、前記報告されることになるビーコン信号は、前記記憶されたビーコン送信機情報により前記報告されることになるビーコン信号が送信された場合に前記ワイヤレス端末によって受信されるであろうビーコン信号であり、
前記ワイヤレス端末または1つもしくは複数のビーコン信号の受領を示す情報に作用する前記ワイヤレス端末内の構成要素に前記報告されることになるビーコン信号の受信を示すメッセージを通信する
ように構成されたプロセッサと
を備える通信デバイス。
〔2〕
前記記憶されたビーコン送信機情報が、前記第1のビーコン信号によって通信される情報をさらに含み、
ここにおいて、前記プロセッサが、前記ワイヤレス端末の前記ロケーションに基づいて、および前記報告されることになるビーコン信号に対応する記憶された送信電力レベル情報に基づいて、前記報告されることになるビーコン信号のための受信信号強度を決定するようにさらに構成される、
〔1〕に記載の通信デバイス。
〔3〕
前記プロセッサが、
前記報告されることになるビーコン信号の受信を示す前記メッセージを生成するようにさらに構成され、前記メッセージが、前記報告されることになるビーコン信号を識別するビーコン識別子を含む、
〔2〕に記載の通信デバイス。
〔4〕
前記報告されることになるビーコン信号の受信を示す前記メッセージを生成することが、前記決定された受信信号強度を示す情報を前記メッセージに組み込むことを含む、〔3〕に記載の通信デバイス。
〔5〕
受信ビーコン信号の報告に応答して情報を提供する前記通信デバイスの外部のデバイスに前記メッセージを送信するための送信機
をさらに備える、〔4〕に記載の通信デバイス。
〔6〕
前記第1のビーコン送信機が仮想ビーコン送信機である、〔4〕に記載の通信デバイス。
〔7〕
前記メッセージが、実際には前記ワイヤレス端末によって受信されなかったビーコン信号の受領を報告する、〔4〕に記載の通信デバイス。
〔8〕
前記通信デバイスが、前記ワイヤレス端末の外部に配置されたネットワークデバイスである、〔4〕に記載の通信デバイス。
〔9〕
前記通信デバイスが前記ワイヤレス端末である、〔4〕に記載の通信デバイス。
〔10〕
通信デバイスを動作させる方法であって、
ビーコン送信機情報を記憶することと、前記ビーコン送信機情報は、第1のビーコン信号について、i)第1のビーコン送信機のロケーションと、ii)前記第1のビーコン信号の送信電力レベルとを示す情報を含み、
ワイヤレス端末のロケーションおよび前記第1のビーコン送信機の前記示されたロケーションに基づいて、報告されることになるビーコン信号を決定することと、前記報告されることになるビーコン信号は、前記記憶されたビーコン送信機情報により前記報告されることになるビーコン信号が送信された場合に前記ワイヤレス端末によって受信されるであろうビーコン信号であり、
前記ワイヤレス端末または1つもしくは複数のビーコン信号の受領を示す情報に作用する前記ワイヤレス端末内の構成要素に前記報告されることになるビーコン信号の受信を示すメッセージを通信することと
を備える方法。
〔11〕
前記記憶されたビーコン送信機情報が、前記第1のビーコン信号によって通信される情報をさらに含み、前記方法が、
前記ワイヤレス端末の前記ロケーションに基づいて、および前記報告されることになるビーコン信号に対応する記憶された送信電力レベル情報に基づいて、前記報告されることになるビーコン信号のための受信信号強度を決定すること
をさらに備える、〔10〕に記載の方法。
〔12〕
前記報告されることになるビーコン信号の受信を示す前記メッセージを生成することをさらに備え、前記メッセージが、前記報告されることになるビーコン信号を識別するビーコン識別子を含む、
〔11〕に記載の方法。
〔13〕
前記報告されることになるビーコン信号の受信を示す前記メッセージを生成することが、前記決定された受信信号強度を示す情報を前記メッセージに組み込むことを含む、〔12〕に記載の方法。
〔14〕
受信ビーコン信号の報告に応答して情報を提供する前記通信デバイスの外部のデバイスに前記メッセージを送信すること
をさらに備える、〔13〕に記載の方法。
〔15〕
前記第1のビーコン送信機が仮想ビーコン送信機である、〔13〕に記載の方法。
〔16〕
前記メッセージが、実際には前記ワイヤレス端末によって受信されなかったビーコン信号の受領を報告する、〔13〕に記載の方法。
〔17〕
前記通信デバイスが、前記ワイヤレス端末の外部に配置されたネットワークデバイスである、〔13〕に記載の方法。
〔18〕
前記通信デバイスが前記ワイヤレス端末である、〔13〕に記載の方法。
〔19〕
前記報告されることになるビーコン信号に対応する前記記憶された送信電力レベル情報が前記ビーコン送信機情報に含まれる、〔11〕に記載の方法。
〔20〕
通信デバイスにおいて使用するための非一時的コンピュータ可読媒体であって、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると
ビーコン送信機情報を記憶することと、前記ビーコン送信機情報は、第1のビーコン信号の場合、i)第1のビーコン送信機のロケーションと、ii)前記第1のビーコン信号の送信電力レベルとを示す情報を含み、
ワイヤレス端末のロケーションおよび前記第1のビーコン送信機の前記示されたロケーションに基づいて、報告されることになるビーコン信号を決定することと、前記報告されることになるビーコン信号は、前記記憶されたビーコン送信機情報により前記報告されることになるビーコン信号が送信された場合に前記ワイヤレス端末によって受信されるであろうビーコン信号であり、
前記ワイヤレス端末または1つもしくは複数のビーコン信号の受領を示す情報に作用する前記ワイヤレス端末内の構成要素に前記報告されることになるビーコン信号の受信を示すメッセージを通信すること
を前記通信デバイスに行わせるプロセッサ実行可能命令を含む非一時的コンピュータ可読媒体。