JP6740849B2 - 燃焼放散塔 - Google Patents
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Description
(1)コークス炉の燃焼放散塔であって、コークス炉から発生したコークス炉ガスを燃焼放散する燃焼放散塔であって、
前記コークス炉ガスを噴出するコークス炉ガス噴出口および外部から空気を自然導入する第1の空気導入口が設けられたバーナー部と、
前記バーナー部の先端部を囲み、かつ前記バーナー部の上部空間を囲むように前記バーナー部の上方に向けて延在する中空筒状の風防部と、
前記風防部の内部において前記バーナー部の上側に配置され、前記コークス炉ガスと空気との混合を促進する混合促進部材と、を備え、
前記バーナー部と前記風防部との間には、外部から空気を自然導入する第2の空気導入口が設けられ、
前記混合促進部材には、平面視で前記第2の空気導入口と重なる貫通開口が設けられている、燃焼放散塔。
前記第1の空気導入口が、平面視で前記貫通開口と重なる、(1)に記載の燃焼放散塔。
図1は、第1実施形態の燃焼放散塔1の内部構造を示す概略図である。また、図2は、燃焼放散塔1の平面図である。図1において、支燃性ガスとしての空気Aの導入経路を無地の矢印で示し、コークス炉ガスG又はコークス炉ガスGと空気Aとの混合ガスの導入経路をドット模様の矢印で示す。
なお、本明細書において特に断りのない限り、上下方向に延びる中心軸Jを中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、中心軸Jを中心とする周方向、すなわち、中心軸Jの軸周りを単に「周方向」と呼ぶ。なお、上下方向は、中心軸Jの軸方向に相当する。
バーナー部10は、上下方向に延びる管路部11と、管路部11の上側の先端に位置する先端部12と、を有する。バーナー部10は、コークス炉から排出されるコークス炉ガスGを上端から放出する。バーナー部10の上側には、コークス炉ガスGが空気Aと反応して燃焼する燃焼領域FAが形成される。なお、燃焼領域FAは、混合促進部材30の上側まで達していてもよい。
バーナー部10の上端10aには、コークス炉ガスGが噴出する複数のコークス炉ガス噴出口18A、18Bと、空気導入路7の開口である複数の第1の空気導入口17と、が開口している。
風防部20は、円筒形状を有する。風防部20は、バーナー部10の先端部12を径方向外側から囲む。また、風防部20は、バーナー部10の上部空間を囲むようにバーナー部10の上方に向けて延在する。風防部20の下端部20bは、バーナー部10の先端部12の上下方向中程に位置している。風防部20の上端部20aは、バーナー部10の上端10aより上側に位置している。
なお、風防部20は、図示略の支持部を介して、バーナー部10に固定されている。この支持部は、第2の空気導入口における空気Aの導入を阻害しない。
混合促進部材30は、風防部20の内部においてバーナー部10の上端10aより上側に位置する。混合促進部材30は、バーナー部10の先端部12から噴出するコークス炉ガスGの流動を部分的に阻害して、コークス炉ガスGと空気Aとの混合を促進する。混合促進部材30は、十分な耐熱性を有する材料から構成されている。
0.15≦A1/A0≦0.35
一方で、風防部20の内側の断面積に対する混合促進部材30の面積の比率が、小さくなるに従い、バーナー部10の上端10aより上側におけるコークス炉ガスGと空気Aとの混合が促進され難くなる。
本実施形態によれば、風防部20の内側の断面積A0に対する混合促進部材30の面積A1の比率を、0.15以上0.35以下とすることで、燃焼領域FAに対する空気Aの導入を十分に確保しつつ、コークス炉ガスGと空気Aとの混合を促進し、燃焼効率を高めることができる。
0.1≦H2/H1≦0.5
本実施形態によれば、風防部20の上端部20aの高さH1に対する混合促進部材30の下端30aの高さH2の比率を、0.1以上0.5以下とすることで、燃焼領域FAに対する空気Aの導入を十分に確保しつつ、コークス炉ガスGと空気Aとの混合を促進し、燃焼効率を高めることができる。
第1および第2の放水部5、6は、風防部20の内側に水を散水し、水の蒸発潜熱により風防部20の内部の温度を下げ、風防部20および混合促進部材30の輻射熱による損傷を抑制する。第1および第2の放水部5、6は、それぞれ放水ノズル5b、6bと配管5a、6aとを有する。第1および第2の放水部5、6は、配管5a、6aを介して導入された水を放水ノズル5b、6bから放水する。
本実施形態では、混合促進部材30が設けられたことで、第1および第2のコークス炉ガス噴出口18A、18B並びに第1の空気導入口17から上側に向かって噴出されたコークス炉ガスGおよび空気Aの流れが阻害され、燃焼領域FAにおけるコークス炉ガスGと空気Aとの混合が促進される。すなわち、本実施形態によれば、燃焼領域FAにおいける燃焼効率を高めることができ、不完全燃焼に伴う黒煙の発生を抑制できる。
また、本実施形態では、バーナー部10の上端10aにおいて、第2のコークス炉ガス噴出口18Bの径方向外側には、第1の空気導入口17が配置されている。第2のコークス炉ガス噴出口18Bから噴出し混合促進部材30に衝突したコークス炉ガスGの一部は、径方向外側に流れ、第1の空気導入口17から噴出した空気Aと高効率で混ざり合う。
このように、本実施形態のコークス炉ガス噴出口18A、18Bおよび第1の空気導入口17の配置によれば、コークス炉ガスGと空気Aとを高効率で混合させることができ不完全燃焼を抑えて黒煙の発生を抑制できる。
図4は、第2実施形態の燃焼放散塔101の平面図である。図4を基に、第2実施形態の燃焼放散塔101について説明する。燃焼放散塔101は、第1実施形態の燃焼放散塔1と比較して、混合促進部材130の構成が異なる。なお、上述の実施形態と同一態様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略する。
図5および図6において、混合促進部材を配さない場合の測定結果を1点鎖線で示す。図5および図6の測定結果は、上述の第2実施形態における平面視十字形状の混合促進部材130を用いた場合のものである。
Claims (5)
- コークス炉から発生したコークス炉ガスを燃焼放散する燃焼放散塔であって、
前記コークス炉ガスを噴出するコークス炉ガス噴出口および外部から空気を自然導入する第1の空気導入口が設けられたバーナー部と、
前記バーナー部の先端部を囲み、かつ前記バーナー部の上部空間を囲むように前記バーナー部の上方に向けて延在する中空筒状の風防部と、
前記風防部の内部において前記バーナー部の上側に配置され、前記コークス炉ガスと空気との混合を促進する混合促進部材と、を備え、
前記バーナー部と前記風防部との間には、外部から空気を自然導入する第2の空気導入口が設けられ、
前記混合促進部材には、平面視で前記第2の空気導入口と重なる貫通開口が設けられている、燃焼放散塔。 - 前記コークス炉ガス噴出口が、平面視で前記混合促進部材と重なり、
前記第1の空気導入口が、平面視で前記貫通開口と重なる、請求項1に記載の燃焼放散塔。 - 前記コークス炉ガス噴出口と前記第1の空気導入口とが、前記バーナー部の周方向に沿って交互に配置されている、請求項1又は2に記載の燃焼放散塔。
- 平面視において、前記風防部の内側の断面積に対する前記混合促進部材の面積の比率が、0.15以上0.35以下である、請求項1〜3の何れか一項に記載の燃焼放散塔。
- 前記バーナー部の前記上端を基準とした前記風防部の上端部の高さに対する前記混合促進部材の下端の高さの比率が、0.1以上0.5以下である、請求項1〜4の何れか一項に記載の燃焼放散塔。
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JP2016203496A JP6740849B2 (ja) | 2016-10-17 | 2016-10-17 | 燃焼放散塔 |
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