JP6739872B2 - 電源供給装置及び情報処理装置 - Google Patents

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本発明は、電源異常を監視する技術に関するものである。
電源異常を監視する技術としては、図6aに示すように、電源Vから内部電源装置61で生成した内部電源Vddで動作する処理装置を備えたシステムに、電源Vの電圧降下を検出して処理装置62に通知する検知回路として、電源Vの電圧が停電を表す第1のしきい値より低下したとき電源Vの電圧降下を検出する停電判定回路63と、電源Vの電圧が前記第1のしきい値より大きい第2のしきい値より低下したとき電源Vの電圧降下を検出する瞬断判定回路64との二つの検知回路を備える技術が知られている(たとえば、特許文献1)。
この技術において、処理装置62は、瞬断判定回路64において電圧降下を検出したときに、処理装置62のシャットダウン処理で行う処理のうちのデータ待避などの処理装置62の動作の継続に影響のない処理を行うと共に、その後、停電判定回路63において電圧降下を検出したときに、シャットダウン処理の残りの処理を行っている。
この技術によれば、シャットダウン処理を開始してから電源Vの電圧が処理装置62の動作不能電圧まで降下するまでの時間、すなわち、シャットダウン処理を行える時間を、停電判定回路63のみを設け、停電判定回路63が電源Vの電圧降下を検出したときにシャットダウン処理を開始する場合より長く確保することができる。
特開2008-97068号公報
図6aに示した技術によれば、電源Vの電圧が急降下した場合には、瞬断判定回路64の電圧降下の検出から停電判定回路63の電圧降下の検出までの時間は短く、停電判定回路63のみを設け停電判定回路63が電源Vの電圧降下を検出したときにシャットダウン処理を開始する場合と、シャットダウン処理を行える時間はほとんど変わらなくなる。
一方、図6bに示すようにダイオード65とキャパシタ66を設け、電源Vの電圧が正常な期間にダイオード65を介して電源Vからキャパシタ66に充電すると共に、電源Vの電圧が降下したときにキャパシタ66から内部電源装置61を介して処理装置に電源を供給すると共に、停電判定回路63と瞬断判定回路64においてキャパシタが供給する電源の電圧Vcの電圧降下を検知するようにすれば、電源Vの電圧が急降下した際にも電圧Vcはなだらかに低下していくので、瞬断判定回路64の電圧降下の検出から停電判定回路63の電圧降下の検出までの時間を、より長くすることができる。
しかしながら、この場合において、瞬断判定回路64の電圧降下の検出から停電判定回路63の電圧降下の検出までの時間を充分に確保するためには、キャパシタ66として大容量のキャパシタが必要となりコストの増加やサイズの大型化を招いてしまうことなる
そこで、本発明は、電源をデータ処理装置に供給する電源供給装置において、必要となるキャパシタの容量を抑制しつつ、データ処理装置がシャットダウン処理を行える時間を充分に確保できるように電源の異常を検出することを課題とする。
前記課題達成のために、本発明は、直流電源に接続した入力と、出力とを備えた電源供給装置に、前記入力に前記直流電源から供給される電力を整流する整流部と、前記整流部で整流された電力によって充電され、充電した電力を前記出力に供給するキャパシタと、前記入力の予め定めたレベルを超える電圧降下を検出する第1検出部と、前記出力の所定レベルを超える電圧降下を検出する第2検出部とを含めて構成したものである。
ここで、このような電源供給装置において、前記整流部はダイオードであってよく、この場合、ダイオードのアノードは前記入力に接続し、カソードは前記出力と前記キャパシタの正極とに接続する。
また、以上のような電源供給装置に、前記入力と前記ダイオードのアノードの間に設けたチョークコイルを設けるようにしてもよい。
このような電源供給装置によれば、第2検出部は、入力に接続された直流電源により充電されるキャパシタの後段において、出力の電圧の降下を検知する。一方、第1検出部は、直接、入力の電圧を監視し、入力の電圧の降下を検知する。
そして、キャパシタの作用により、入力に接続された直流電源が停電したときには、出力の電圧は、入力の電圧よりもなだらかに低下するので、キャパシタをさほど大容量化しなくても、第1検出部の電圧降下の検出から第2検出部の電圧降下の検出までの時間を長時間確保することができる。
したがって、情報処理装置に、このような電源供給装置を備えることにより、シャットダウン処理に使える時間を、より長時間確保できるようになる。
すなわち、より具体的には、たとえば、以上の電源供給装置を備えた情報処理装置の、前記電源供給装置の出力を電源として稼働し、当該情報処理装置の電源をオフする際に所定の処理を行ってから当該情報処理装置の電源をオフに制御するシャットダウン処理を行うデータ処理部において、前記第1検出部の電圧降下の検出に応答して、前記シャットダウン処理の第1の処理部分の実行を開始し、前記第2検出部の電圧降下の検出に応答して、前記シャットダウン処理の前記第1の処理部分を除く処理部分を実行するようにすればよい。
または、たとえば、以上の電源供給装置を備えた情報処理装置の、前記電源供給装置の出力を電源として稼働し、当該情報処理装置の電源をオフする際に所定の処理を行ってから当該情報処理装置の電源をオフに制御するシャットダウン処理を行うデータ処理部において、前記第1検出部の電圧降下の検出に応答して、前記シャットダウン処理の第1の処理部分の実行を開始し、前記第1検出部の電圧降下を検出した時点から所定期間経過後の前記第2検出部の電圧降下の検出に応答して、前記シャットダウン処理の前記第1の処理部分を除く処理部分を実行し、前記第1検出部の電圧降下を検出した時点から所定期間経過前の前記第2検出部の電圧降下の検出に応答して、前記第1検出部の電圧降下を検出してから、当該情報処理装置の電源がオフとなるまでに、前記シャットダウン処理の一部の処理部分を省略した処理である簡易シャットダウン処理が行われるように、前記シャットダウン処理の処理部分を実行するようにしてもよい。
ここで、以上の情報処理装置は、前記データ処理部には、所定のデータ処理を行ってユーザに所定のサービスを提供するサービス提供部を備えると共に、前記シャットダウン処理の第1の処理部分を、前記シャットダウン処理の各処理部分のうちの、前記サービス提供部の前記サービスの提供の継続を不能としない処理部分のみを含むものとしてもよい。
また、以上の情報処理装置は、データ処理部において、前記第1検出部が電圧降下を検出した後、前記第2検出部が電圧降下を検出する前に、前記第1検出部が電圧降下を検出しなくなったならば、前記シャットダウン処理の前記第1の処理部分の実行を終了するように構成してもよい。
また、以上の情報処理装置は、前記データ処理部に、プロセッサと、当該プロセッサによって制御される1または複数の周辺装置とを備えると共に、前記プロセッサにおいて、前記第2検出部の電圧降下の検出に応答して、少なくとも現在利用されていない前記周辺装置の電源をオフに制御するように構成してもよい。
また、以上の情報処理装置は、前記データ処理部において、前記第1検出部の電圧降下の検出の履歴と、前記第2検出部の電圧降下の検出の履歴を保存するように構成してもよい。
以上のように、本発明によれば、電源をデータ処理装置に供給する電源供給装置において、必要となるキャパシタの容量を抑制しつつ、データ処理装置がシャットダウン処理を行える時間を充分に確保できるように電源の異常を検出することができる。
本発明の実施形態に係るデータ処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る電源供給装置の電源異常検出動作を示す図である。 本発明の実施形態に係る電源供給装置の電源異常検出動作を示す図である。 本発明の実施形態に係る電源供給装置の電源異常検出動作を示す図である。 本発明の実施形態に係る電源異常対応処理を示すフローチャートである。 公知の電源異常を監視する技術を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1に本実施形態に係るデータ処理装置の構成を示す。
図示するように、データ処理装置は、DC電源である電源Vinを入力し、電源VCを出力する電源供給装置10、電源VCから内部電源Voを生成する内部電源回路11、内部電源Voを動作電源として稼働するプロセッサ12、内部電源Voを動作電源として稼働する周辺装置13を備えている。
ここで、周辺装置13は記憶装置やラジオ受信器やGPS受信器などの装置であり、プロセッサ12は周辺装置13を用いてユーザに各種サービスを提供するための各種処理を行う。
なお、データ処理装置は、たとえば、自動車に搭載されるナビゲーション装置やAV装置であり、この場合、電源Vinは、自動車のバッテリから供給される電源となる。
次に、電源供給装置10は、チョークコイル101、ダイオード102、電解コンデンサなどのキャパシタ103、減電検出回路104、減電予測回路105を備えている。
ここで、電源Vinから電源供給装置10に供給された電力はチョークコイル101でノイズ成分が除去された後、ダイオード102で整流され、電源VCとして内部電源回路11に供給されると共に、二次電池として機能するキャパシタ103に充電される。また、電源Vinの電圧が降下すると、キャパシタ103に充電された電力が、内部電源回路11に電源VCとして供給される。
次に、電源供給装置10の減電検出回路104は、内部電源Voを用いて動作し、電源VCの電圧が所定のしきい値THd以下に降下したことを検知すると共に、電源VCの電圧が所定のしきい値THd以下に降下していることを検知している期間中、減電検出信号DETをプロセッサ12に出力する。
一方、電源供給装置10の減電予測回路105は、内部電源Voを用いて動作し、電源Vinの電圧をチョークコイル101を介して監視し、電源Vinの電圧が所定のしきい値THpd以下に降下したことを検知する。そして、減電予測回路105は、電源Vinが所定のしきい値THd以下に降下していることを検知している期間中、減電予測信号PDETをプロセッサ12に出力する。ここで、しきい値THpdは、しきい値THdと同じ値であってもよい。
なお、内部電源回路11から以上のように各部に供給される内部電源Voの電圧は、供給先毎に異なっていてもよい。
さて、このような構成において、データ処理装置は、時間TC1(たとえば、2ms)以下の期間の電源Vinの瞬断が発生した場合でも、動作を停止せずにユーザに対する各種サービスの提供を継続するように構成されている。また、電源Vinの停電が発生した場合、シャットダウン処理の実行に必要な時間は、動作を継続するように構成されている。なお、シャットダウン処理を完了できるよう、電源Vinの停電が発生した場合、シャットダウン処理を行うために必要な時間以上の時間、動作を継続することが、時間TC1以下の期間の電源Vinの瞬断が発生した場合でも、動作を停止せずにユーザに対する各種サービスの提供を継続することよりも優先される。
次に、図2に、電源供給装置10の減電検出回路104と減電予測回路105の動作例を示す。
いま、図2aに示すように、データ処理装置の最低動作保証電圧VRmin以上の電圧の電力を供給していた電源Vinが、時刻t1で停電した場合、減電予測回路105において直ちに電源Vinの電圧のしきい値THpd以下への降下が検出され減電予測信号PDETがプロセッサ12に出力される。
一方、図2bに示すように、電源Vinが停電すると電源VCの電圧はなだらかに降下を始め、やがて、時刻t2でしきい値THd以下となると、そのことが減電検出回路104で検知され減電検出信号DETがプロセッサ12に出力される。
ここで、時刻t2以降の電源VCの降下は、さらにゆるやかなものとなっているのは、減電検出信号DETを受け取ったプロセッサ12が、シャットダウン処理に不要な周辺装置13の動作を停止するためである。なお、このような周辺装置13の動作の停止を含むプロセッサ12の動作については後に詳述する。
そして、電源VCはやがて、時刻t3において、プロセッサ12や周辺装置13が動作可能となる電源VCの最低の電圧Vminまで低下する。
ここで、キャパシタ103のキャパシタンスやしきい値THdは、電源Vinが、データ処理装置の最低動作保証電圧VRmin以上であるときに電源Vinが停電したときの、減電予測回路105の検知時刻t1から減電検出回路104の検知時刻t2の間の時間p1が、上述した時間TC1以上の、ほぼ時間TC1に近い時間となるように設定されている。
また、キャパシタ103のキャパシタンスやしきい値THdは、電源Vinが停電したときの、電源VCがしきい値THdまで降下した時点t2から、電源VCが、プロセッサ12や周辺装置13が動作可能となる電源VCの最低の電圧Vminまで低下する時刻t3までの時間p2が時間TC2以上となるように設定されている。そして、時間TC2は、時間TC1に時間TC2を加えた時間が、シャットダウン処理を行うために必要な時間を超える時間となるように定められている。
次に、図3aに示すように、時刻t1で、電源Vinが時間TC1未満の時間瞬断した場合、減電予測回路105において即座に電源Vinの電圧のしきい値THpd以下への降下が検出され減電予測信号PDETがプロセッサ12に出力される。
一方、図3bに示すように、電源Vinが停電すると電源VCの電圧はなだらかに降下を始めるが、時間TC1が経過する前に電源Vinが回復すると、電源VCの電圧はしきい値THdに達する前に上昇を始め、減電検出回路104の検知は発生せず、減電検出信号DETはプロセッサ12に出力されない。
また、時間TC1が経過する前に電源Vinが回復し、時刻t2で電源Vinがしきい値THpdを超えると、減電予測回路105から減電予測信号PDETがプロセッサ12に出力されなくなる。
次に、図4aに示すように、電源Vinの供給元等に問題があり、非停電時においても電源Vinの電圧が、しきい値THd以上ではあるが、最低動作保証電圧VRminを下回っている場合に時刻t1で電源Vinが停電した場合、減電予測回路105において即座に電源Vinの電圧のしきい値THpd以下への降下が検出され減電予測信号PDETがプロセッサ12に出力される。
一方、図4bに示すように、電源Vinが停電すると電源VCの電圧はなだらかに降下を始め、やがて、時刻t2でのしきい値THd以下となると、そのことが減電検出回路104で検知され減電検出信号DETがプロセッサ12に出力される。
そして、電源VCはやがて、時刻t3において、プロセッサ12や周辺装置13が動作可能となる電源VCの最低の電圧Vminまで低下する。
ここで、このように、非停電時においても電源Vinの電圧が、しきい値THd以上ではあるが、最低動作保証電圧VRminを下回っている場合、減電予測回路105の検知時刻t1から減電検出回路104の検知時刻t2の間の時間が、上述した時間TC1未満となることがある。
しかし、この場合でも電源VCがしきい値THdまで降下した時点t2から、電源VCが、プロセッサ12や周辺装置13が動作可能となる電源VCの最低の電圧Vminまで低下する時刻t3までの時間p2としては、上述した時間TC2以上の時間が確保される。
以上、電源供給装置10の減電検出回路104と減電予測回路105の動作について説明した。
次に、プロセッサ12が、停電対策として行う電源異常対応処理について説明する。
なお、この電源異常対応処理は、プロセッサ12が所定のコンピュータプログラムに従って実行する処理である。
図5に、電源異常対応処理の手順を示す。
図示するようにプロセッサ12は、電源異常対応処理において、減電予測信号PDETの減電予測回路105からの入力の発生を監視し(ステップ502)、減電予測信号PDETが入力したならばタイマをスタートし計時を開始すると共に(ステップ504)、減電予測信号PDETの発生を現在日時と共に、周辺装置13として備えた記憶装置に記憶している電源異常ログに追加登録する(ステップ506)。
そして、シャットダウン前段処理を開始する(ステップ508)。
ここで、プロセッサは、データ処理装置の電源をオフする前に、データ処理装置の現在の状態を次回起動時にデータ処理装置に継承させるために必要な処理や、データ処理装置の各部の動作を停止させる処理等を含むシャットダウン処理を行う必要がある。そして、シャットダウン前段処理としては、このようなシャットダウン処理において行う各処理のうちの、データ処理装置のユーザへのサービスを提供する動作を阻害しない処理を行う。なお、このようなサービスを提供する動作を阻害しない処理としては、アクティブ状態にない処理のユーザデータや、アクティブ状態にない処理や周辺装置の状態情報の、周辺装置13として備えた記憶装置への保存などがある。
次に、シャットダウン前段処理を開始したならば(ステップ508)、減電予測信号PDETの減電予測回路105からの入力の停止の発生と(ステップ510)と、減電検出信号DETの減電検出回路104からの入力の発生(ステップ512)とを監視する。
そして、減電予測信号PDETの減電予測回路105からの入力の停止が発生したならば(ステップ510)、シャットダウン前段処理を終了し(ステップ528)、ステップ502からの処理に戻る。この結果、時間TC1以下の期間の電源Vinの瞬断が発生した場合でも、動作を停止せずにユーザに対する各種サービスの提供は継続されることとなる。
一方、電検出信号DETの減電検出回路104からの入力が発生した場合には(ステップ512)、電検出信号DETの発生を現在日時と共に、周辺装置13として備えた記憶装置に記憶している電源異常ログに追加登録する(ステップ514)。
そして、シャットダウン処理に不要な周辺装置13、すなわち、たとえば、現在利用していない周辺装置13の電源をオフに制御する(ステップ516)。
次に、ステップ504でスタートしたタイマで計時している時間が、TC1未満であるかどうかを調べる(ステップ518)。
そして、タイマで計時している時間が、TC1未満でなければ(ステップ518)、シャットダウン前段処理の終了を待って(ステップ520)、シャットダウン後段処理を開始する(ステップ522)。
ここで、シャットダウン後段処理としては、上述したシャットダウン処理において行う各処理うちのシャットダウン前段処理に含めなかった各処理を、データ処理装置全体の電源をオフに制御する処理を除き行う。なお、シャットダウン後段処理としては、たとえば、ユーザへの電源異常発生やシャットダウン実行の通知や、現在アクティブ状態にある処理のユーザデータの保存や、現在アクティブ状態にある処理や周辺装置の状態情報の保存及び動作停止、まだ電源をオフしていない周辺装置13の電源のオフの制御等を行う。
次に、シャットダウン後段処理を開始したならば(ステップ522)、シャットダウン後段処理の終了を待って(ステップ524)、シャットダウン完了処理を行い(ステップ526)、電源対応異常処理を終了する。シャットダウン完了処理では、内部電源装置61の動作を停止して、プロセッサ12を含むデータ処理装置の全体の電源をオフする。
一方、ステップ518で、ステップ504でスタートしたタイマで計時している時間が、TC1未満であると判定された場合には、停電発生前に入力電源Vinの電圧が最低動作保証電圧VRminを下回る異常が発生していたことを表す入力電源電圧異常情報を記憶装置に記憶している電源異常ログに追加登録する(ステップ530)。
そして、次に、シャットダウン前段処理を終了し(ステップ532)、コンパクト化したシャットダウン処理を開始する(ステップ534)。
ここで、コンパクト化したシャットダウン処理としては、シャットダウン処理の各処理のうちの次回起動時のデータ処理装置の各機能の正常な起動に必要な処理のみ、または、当該必要な処理と、その他の処理の一部を行う。ただし、シャットダウン前段処理で行う処理のうちの現在までに完了している処理は、コンパクト化したシャットダウン処理においては行わないようにする。また、データ処理装置全体の電源をオフに制御する処理も、コンパクト化したシャットダウン処理においては行わない。
なお、コンパクト化したシャットダウン処理において、どの処理を行うかは、個々のデータ処理装置の適用において適宜設定するようにしてよい。
ただし、タイマの計時時間から見て、シャットダウン前段処理の終了を待ってシャットダウン後段処理を行っても、プロセッサ12や周辺装置13が動作可能となる電源VCの最低の電圧Vminまで低下する時刻t3までに、シャットダウン後段処理が完了することが見込まれる場合には、コンパクト化したシャットダウン処理に代えて、シャットダウン前段処理の終了を待ってシャットダウン後段処理を行う処理を行ってもよい。
そして、コンパクト化したシャットダウン処理を開始したならば(ステップ534)、コンパクト化したシャットダウン処理の終了を待って(ステップ536)、シャットダウン完了処理を行いデータ処理装置の全体の電源をオフに制御し(ステップ526)、電源対応異常処理を終了する。
以上、プロセッサ12が行う電源異常対応処理について説明した。
なお、以上の電源異常対応処理により記憶した電源異常ログや入力電源電圧異常ログは、別途、電源の異常解析などに用いることができる。
以上のように、本実施形態によれば、電源供給装置10の減電検出回路104は、電源Vinにより充電されるキャパシタ103の後段において、内部電源装置61に供給される電源VCを監視し、電源VCの電圧がしきい値THd以下に降下したことを検知する。一方、電源供給装置10の減電予測回路105は、直接、入力する電源Vinを監視し、電源Vinの電圧が所定のしきい値THpd以下に降下したことを検知する。
そして、キャパシタ103の作用により、電源Vinが停電したときには、電源VCは、電源Vinよりもなだらかに電圧が低下するので、キャパシタ103をさほど大容量化しなくても、減電予測回路105の電圧降下の検知から減電検出回路104の電圧降下の検知までの時間を長時間確保することができる。
そして、プロセッサ12において、減電検出回路104の内部電源装置61に供給される電源VCの電圧降下の検出を待たずに、減電予測回路105の電圧降下の検出に応答して、シャットダウン処理のユーザへのサービスの提供に影響の無い部分の処理を開始するので、シャットダウン処理に使える時間を、より長時間確保できるようになる。
10…電源供給装置、11…内部電源回路、12…プロセッサ、13…周辺装置、61…内部電源装置、62…処理装置、63…停電判定回路、64…瞬断判定回路、101…チョークコイル、102…ダイオード、103…キャパシタ、104…減電検出回路、105…減電予測回路。

Claims (6)

  1. 直流電源に接続した入力と、出力とを有する電源供給装置を備えた情報処理装置であって、
    前記電源供給装置は、
    前記入力に前記直流電源から供給される電力を整流する整流部と、
    前記整流部で整流された電力によって充電され、充電した電力を前記出力に供給するキャパシタと、
    前記入力の予め定めたレベルを超える電圧降下を検出する第1検出部と、
    前記出力の所定レベルを超える電圧降下を検出する第2検出部とを有し、
    前記情報処理装置は、
    前記電源供給装置の出力を電源として稼働し、当該情報処理装置の電源をオフする際に所定の処理を行ってから当該情報処理装置の電源をオフに制御するシャットダウン処理を行うデータ処理部を備え、
    当該データ処理部は、前記第1検出部の電圧降下の検出に応答して、前記シャットダウン処理の第1の処理部分の実行を開始し、前記第2検出部の電圧降下の検出に応答して、前記シャットダウン処理の前記第1の処理部分を除く処理部分を実行することを特徴とする情報処理装置。
  2. 直流電源に接続した入力と、出力とを有する電源供給装置を備えた情報処理装置であって、
    前記電源供給装置は、
    前記入力に前記直流電源から供給される電力を整流する整流部と、
    前記整流部で整流された電力によって充電され、充電した電力を前記出力に供給するキャパシタと、
    前記入力の予め定めたレベルを超える電圧降下を検出する第1検出部と、
    前記出力の所定レベルを超える電圧降下を検出する第2検出部とを有し、
    前記情報処理装置は、
    前記電源供給装置の出力を電源として稼働し、当該情報処理装置の電源をオフする際に所定の処理を行ってから当該情報処理装置の電源をオフに制御するシャットダウン処理を行うデータ処理部を備え、
    当該データ処理部は、
    前記第1検出部の電圧降下の検出に応答して、前記シャットダウン処理の第1の処理部分の実行を開始し、
    前記第1検出部の電圧降下を検出した時点から所定期間経過後の前記第2検出部の電圧降下の検出に応答して、前記シャットダウン処理の前記第1の処理部分を除く処理部分を実行し、
    前記第1検出部の電圧降下を検出した時点から所定期間経過前の前記第2検出部の電圧降下の検出に応答して、前記第1検出部の電圧降下を検出してから、当該情報処理装置の電源がオフとなるまでに、前記シャットダウン処理の一部の処理部分を省略した処理である簡易シャットダウン処理が行われるように、前記シャットダウン処理の処理部分を実行することを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1または2記載の情報処理装置であって、
    前記データ処理部は、所定のデータ処理を行ってユーザに所定のサービスを提供するサービス提供部を備え、
    前記シャットダウン処理の第1の処理部分は、前記シャットダウン処理の各処理部分のうちの、前記サービス提供部の前記サービスの提供の継続を不能としない処理部分のみを含むことを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項1、2または3記載の情報処理装置であって、
    データ処理部は、前記第1検出部が電圧降下を検出した後、前記第2検出部が電圧降下を検出する前に、前記第1検出部が電圧降下を検出しなくなったならば、前記シャットダウン処理の前記第1の処理部分の実行を終了することを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項1、2、3または4記載の情報処理装置であって、
    前記データ処理部は、プロセッサと、当該プロセッサによって制御される1または複数の周辺装置とを備え、
    前記プロセッサは、前記第2検出部の電圧降下の検出に応答して、少なくとも現在利用されていない前記周辺装置の電源をオフに制御することを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項1、2、3、4または5記載の情報処理装置であって、
    前記データ処理部は、前記第1検出部の電圧降下の検出の履歴と、前記第2検出部の電圧降下の検出の履歴を保存することを特徴とする情報処理装置。
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