JP6738832B2 - 光源のアップグレード - Google Patents

Description

本開示は、スマートフォン、タブレット、若しくはノートパソコン、又はデスクトップコンピュータなどの制御デバイスから遠隔操作で制御されることが可能な追加的な機能をもつ照明器具又は個々のランプを提供することに関する。

照明器具（照明器具）は、照明を照射するための少なくとも１つのライティング要素（ランプ）と、任意の関係するソケット、支持体、及び／又は筐体を備えるデバイスである。照明器具は、従来の天井又は壁設置型照明器具、独立型照明器具、若しくはウォールウォッシャー、若しくは、表面又は家具の物品に内蔵された照明光源などのあまり一般的でない形態、又は、環境内に照明を照射するための他の任意の種類のライティングデバイスなどの任意の様々な形態をとる。ランプは、実際のライティング要素を表し、１つの照明器具あたり１つ又は複数のライティング要素が存在する。ランプは、さらに、１つ又は複数のＬＥＤ、有機ＬＥＤ（ＯＬＥＤ：ｏｒｇａｎｉｃ ＬＥＤ）、若しくはガス放電ランプ、又は従来のフィラメント電球を備えるＬＥＤベースのランプなどの、多くの形態のうちの任意の形態をとってもよい。「光源」は、個々のランプ又は１つ又は複数のランプを備える照明器具を表すために本明細書において使用される概括的な用語である。

現在、照明器具又は、さらには個々のランプが、さらに、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、若しくはデスクトップコンピュータ、又は無線壁スイッチなどのユーザーデバイスから受信されたライティング制御コマンドにより、及び／又は、１つ又は複数の遠隔のセンサーから受信されたセンサーの測定値に基づいて、照明器具又はランプ（光源）が遠隔操作で制御されることを可能にする通信インターフェースを装備する。通信インターフェースは、照明器具の筐体内に、又は、さらにはランプ自体の中（例えば、フィラメント電球又は蛍光灯の旧型対応した置換品の端部キャップ内）に直接的に含まれる。例えば、これは、ユーザーがユーザーデバイスを通して、光源（照明器具又はランプ）からの照明のオン及びオフを切り替えること、照明レベルを上昇又は低下させるように調光すること、照射される照明の色を変更すること、及び／又は、動的な（時間的に変化する）ライティング効果を生成することを可能にする。加えて、光源は、例えば、ライティング（例えば、太陽光センサー若しくは占有センサー）及び／又は非ライティング用途（ＣＯ、ＣＯ２、水分、ノイズ、温度、汚染）の両方に関して、複数のこのような光源からデータを収集するために光源に内蔵された、様々な種類の環境センサーのうちの１つ又は複数を含む。

一形態において、通信インターフェースは、典型的には、Ｗｉ−Ｆｉ（登録商標）、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標）、又はＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）などの短距離無線アクセス技術、又は、ＮＦＣなどの非接触通信技術を使用して、ライティング制御コマンドを受信するように、及び／又は、ローカル無線通信チャンネルを介してセンサーデータを共有するように設定される。これは、制御デバイスから光源への直接リンク（例えば、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標）又はＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）リンクなどの直接無線リンク）を介し、又は、ローカルエリアネットワークのルーターを介し（例えば、Ｗｉ−Ｆｉ（登録商標）ネットワークなどの無線エリアネットワークの無線ルーターを介し）、又は、さらには、（例えば、同様に、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標）又はＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）を使用した）光源の分散ネットワーク間のローカルアドホック接続を介してもよい。無線機の場合、短距離通信技術は、アンライセンスバンド上のものでもよい。無線通信の場合、全体的に、ローカル通信技術は、典型的には、１００ｍ未満から２００ｍ以下の範囲にわたって動作する。上述のこのような照明器具又はランプは、本明細書において「無線光源」と呼ばれる。

別の形態において、光源の通信インターフェースは、広域ネットワーク、例えば、インターネット、モバイルセルラーネットワーク（例えば、３ＧＰＰネットワーク）、及び／又は、さらには（例えば、長距離ＲＦに基づく）専用広域ライティング制御ネットワーク、又は（スマートメーター、ライティング、及びスマートシティアプリケーションのためのメッシュネットワークなどの）スマートシティインフラネットワーク上の接続を介して、光源がライティング制御コマンドを受信すること、及び／又は、センサーデータを共有することを可能にするように設定される。これは、超狭帯域に基づくものなどの、インターネットプロトコル（ＩＰ：Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）、セルラープロトコル、又は、さらには、専用広域ライティング制御技術などの、有線及び／又は無線ネットワーク上での広域通信のための適切なパケットベースの通信技術を使用して実行されてもよい。広域ネットワークは、ローカルエリアネットワーク又は他のこのような短距離ローカル技術よりも広いエリアをカバーするものであり、多くの場合、はるかに長い距離をカバーするものである（例えば、ネットワーク接続されたエンドノード同士が１０００ｍを越えて離間される）。これらのような光源は、本明細書において「接続された」光源と呼ばれる（ただし、本明細書において「接続された光源」が基本的な「無線光源」と対比されることは、接続された光源が無線手段を使用する可能性を排除せず、例えば、光源と広域ネットワークへのアクセスを提供するブリッジとの間の接続が、Ｗｉ−Ｆｉ（登録商標）、６ＬｏＷＰＡＮ、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標）、又はＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）を介するなど、ローカル無線リンクを介してもよいことに留意されたい）。

サイズの制限されたローカルネットワーク内のユーザー端末又はセンサーなどの無線制御デバイスと通信することが可能な無線光源が、ますます多く配備されている。遠隔接続を含む追加的な高度なデジタル機能を含む接続された光源は、一部のユーザーにとって興味深いものであるが、プロバイダーが実施するにはより複雑である。現在はプロバイダーにより２つの選択肢が使用される。第１の選択肢は、２つの意図的に相互運用不能な無線エコシステムを提案することである。第２の選択肢は、無線光源と接続された光源との両方に対して、同じ無線光源ＳＫＵ（ｓｔｏｃｋ−ｋｅｅｐｉｎｇ−ｕｎｉｔ、最小在庫管理単位、すなわち製品）を使用することである。

上述の選択肢のうちの第１の選択肢は、１つ又は複数の基本的な無線光源のユーザーが、より高度な接続された特徴に移行するためにまったく新しいシステムを導入する必要があるという点で、システムが柔軟でないという欠点をもつ。一方、第２の選択肢は、プロバイダーが、より高度な接続された機能のための能力を装備した光源をすべてのユーザーに区別なく提供する必要があるという欠点をもつ。

１つの通信技術から別の通信技術に、例えば、独立ローカル制御からブリッジベースで接続されたライティングに光源（照明器具及び／又は個々のランプ）をアップグレードするためのモデルを提供することが望まれる。

本明細書において開示される一態様によると、（環境を照らすための照明などの）環境内に光を照射するように動作可能な照明器具又はランプの形態の光源を提供するステップであって、環境内に最初に光源が配備された時点から光源が有効化されて、第１の通信チャンネルを介して光が制御されることを可能にするが、該時点において電子的に無効化された第２の通信チャンネルを介して光が制御される能力をもつ、光源を提供するステップと、次に、環境内への光源の配備の時点の後、光源をアップグレードする要求を受信するステップと、要求に応答して光源又は光源のユーザーに有効化データを送るステップと、それにより、第２の通信チャンネルを介して光が制御される能力が電子的に有効化されることを可能にするステップとを有する方法が提供される。

例えば、光源は、光源の配備の時点から第２の通信チャンネルを介して光が制御される能力を装備するが、配備の時点において電子的にロックされることにより電子的に無効化される能力を備え、有効化データは、電子セキュリティー鍵を含み、該能力が光源上でロック解除されることを可能にする。代替的に（又は、追加的に）、該能力は、該能力を実現するために必要とされるソフトウェアの少なくとも一部分が配備の時点において光源から除去されることにより電子的に無効化され、有効化データは、除去されたソフトウェアを提供するソフトウェアアップグレード（光源にダウンロードされて光源上で動作するときに、該能力を提供するコードを含むソフトウェアアップグレード）を含む。

実施形態において、第１の通信チャンネルは、ローカルエリアネットワーク、又は光源との直接ポイントツーポイント接続を介する。実施形態において、第１の通信技術は、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標）、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）、６ＬｏＷＰＡＮ、又はＷｉ−Ｆｉ（登録商標）などの無線通信技術を含む。代替的に第１の通信チャンネルは、電力線通信、Ｅｔｈｅｒｎｅｔケーブル、ＤＭＸネットワーク、又はＤＡＬＩネットワーク、又は他のケーブルベースのネットワークなどの有線式の手段を介してもよい。

実施形態において、第２の通信チャンネルは、インターネットなどの広域ネットワーク、３ＧＰＰネットワークなどのセルラーネットワーク、又は、専用広域（例えば、都市規模）ライティング又は公共サービス制御ネットワーク（例えば、無線スマートメーターネットワークなどのスマートシティインフラネットワーク）を介する。代替的に第２の通信チャンネルは、単に、光源が中に配備された建物全体のためのローカル需要応答制御装置を介してもよい。

実施形態において、方法は、光源に関する情報を受信するステップと、情報の関数として支払又は他のトランザクションを演算するステップとを含み、有効化データを送るステップは、支払又は他のトランザクションの受信を条件として実行される（支払は、金銭的支払を意味し、他の種類のトランザクションは、例えば、将来的に光源の供給業者に追加的な製品を注文するために、又はサービス契約を締結するために顧客が行う事業上の約束、又は、高度な金融スキームを含んでもよい）。例えば、情報は、光源の消費された寿命又は残存寿命、アップグレードにより達成される予測される節電、第２の通信チャンネルが照明を制御するために使用される予測される時間長又は回数、ライティングブリッジの種類、配備の地理的位置、及び／又は、該能力が有効化された場合に光源と同じネットワーク内に組み込まれることが可能な環境内の他のネットワーク接続可能な照明器具及び／又は公共サービスの数の１つ又は複数を含む。

したがって、動的料金ベースのアップグレードシステムが可能にされることにより、料金ベースのアップグレードの価格設定が、コネクトレディから接続されたシステムへのアップグレードから得られる特定のユーザーの利益に基づいて、状況ごとに動的に計算される。

実施形態において、セキュリティー鍵は、（少なくとも部分的に）光源の固有ＩＤに基づく。実施形態において、セキュリティー鍵は、光源の固有ＩＤと、複数の光源に共通なユニバーサルロック解除鍵との両方に基づく。

実施形態において、セキュリティー鍵は、第１の通信技術をロック解除して、第１の通信技術を介して光が制御されることを可能にするためにも必要とされるが、第１の通信技術をロック解除するためのセキュリティー鍵は、配備の前に又は配備の時点において光源又はユーザーに提供されてもよい。

実施形態において、要求は、ユーザーから受信される。実施形態において、方法は、第２の通信技術をロックしたときに、環境内における光源の配備を検出するステップと、検出に応答して、光源をアップグレードする選択肢をユーザーに提示することにより、要求を促すステップとをさらに含み得る。好ましくは（必ずというわけではないが）、配備の検出及び／又はユーザーへの提示は、自動的に実施される。

本明細書において開示される別の一態様によると、環境内に光を照射するように構成された、環境内に配備された照明器具又はランプの形態の光源であって、光源が、第１の通信チャンネルを介して光が制御されることを可能にするように設定されるが、電子的に無効化された第２の通信チャンネルを介して光が制御される能力をもつ、光源と、光源をアップグレードする要求を受信するように、及び、要求に応答して光源又は光源のユーザーに有効化データを送ることにより、第２の通信チャンネルを介して光が制御される能力が電子的に有効化されることを可能にするように構成されたサーバーと、を備えるシステムが提供される。

実施形態において、システムは、第２の通信技術をロックしたときに、環境内における光源の配備を自動的に検出するように、及び、検出に応答して、光源をアップグレードする選択肢をユーザーに自動的に提示することにより、要求を促すように構成されたライティングブリッジを備える。

本明細書において開示される別の一態様によると、照明器具又はランプの形態の光源を制御して環境内に光を照射するためのコンピュータプログラム製品が提供され、コンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読記憶媒体上で具現化され、光源上で動作するときに、環境内に光源が最初に配備された時点から、第１の通信チャンネルを介して光が制御されることを可能にし、環境内への光源の配備の時点の後に有効化データを受信し、受信された有効化データを使用して、第２の通信チャンネルを介して光が制御されることを可能にするように設定される。

本開示及び特許請求の範囲の文脈において、「を可能にするように有効化される（ａｃｔｉｖａｔｅｄ ｔｏ ｅｎａｂｌｅ）」という表現の意味は、「するように適応された（ａｄａｐｔｅｄ ｔｏ）」又は「するように設定された（ｃｏｎｆｉｇｕｒｅｄ ｔｏ）」の意味と同様であるが、有効化される特徴の有効化という側面にさらに注目する。さらなる実施形態において、光源、コンピュータプログラム、サーバー、又はブリッジは、必要に応じて、本明細書において開示される方法ステップのうちの任意のものを実施するように設定される。

本開示の理解を助けるために、及び、実施形態がどのように実施されるかを示すために、例示として添付図面が参照される。

ライティングシステムの概略図である。 光源をアップグレードする工程を描いたフロー図である。

以下、エンドユーザーが、より接続されたシステム内における使用のために自身の無線照明器具又はランプをアップグレードするための現場での（ｉｎ−ｆｉｅｌｄ）移行手法について説明する。

本開示において、ローカルエリアネットワーク、直接ポイントツーポイント接続、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標）、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標） Ｌｉｇｈｔ Ｌｉｎｋ、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）、６ＬｏＷＰＡＮ、Ｗｉ−Ｆｉ（登録商標）、電力線通信、Ｅｔｈｅｒｎｅｔ、ＤＭＸ、ＤＡＬＩ、広域ネットワーク、インターネット、及びセルラーネットワークという用語は、次のように説明される。

・「ローカルエリアネットワーク」（ＬＡＮ：ｌｏｃａｌ ａｒｅａ ｎｅｔｗｏｒｋ）は、住居、学校、実験室、又はオフィスビルなどの限定されたエリア内のコンピューティングデバイスを相互接続するネットワークである。ローカルエリアネットワークは、より長い地理的距離をカバーするリースされた電気通信回線を伴う広域ネットワーク（ＷＡＮ：ｗｉｄｅ ａｒｅａ ｎｅｔｗｏｒｋ）と原理的に対比されるとともに、ＬＡＮのための媒体はローカルで管理される。ツイストペアケーブル上のＥｔｈｅｒｎｅｔ及びＷｉ−Ｆｉ（登録商標）は、ローカルエリアネットワークのために使用される最も一般的な送信技術の２つである。

・「直接ポイントツーポイント接続」は、ネットワーク内に要素／ノードを構成するためのネットワークトポロジーである。ポイントツーポイント接続は、２つのエンドポイント間における専用リンクを含む最も簡単なトポロジーである。スイッチドポイントツーポイントトポロジーは、従来の電話通信の基本モデルである。永久的なポイントツーポイントネットワークは、２つのエンドポイント間における妨害のない通信という利点をもつ。

・「ＺｉｇＢｅｅ（登録商標）」は、小型低出力デジタル無線機を使用したパーソナルエリアネットワークを形成するために使用される高レベル通信プロトコルの組のためのＩＥＥＥ ８０２．１５．４ベースの仕様である。ＺｉｇＢｅｅ（登録商標）仕様により規定された技術は、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）又はＷｉ−Ｆｉ（登録商標）などの他の無線パーソナルエリアネットワーク（ＷＰＡＮ：ｗｉｒｅｌｅｓｓ ｐｅｒｓｏｎａｌ ａｒｅａ ｎｅｔｗｏｒｋ）より簡単で、より低価格であることが意図される。用途として、無線照明スイッチ、宅内ディスプレーを含む電力メーター、交通管理システム、及び短距離低速無線データ転送を必要とする他の消費者用機器及び産業機器が挙げられる。

ＺｉｇＢｅｅ（登録商標）は低電力消費であることから、電力出力及び環境特性に応じて、送信距離が見通し線で１０〜１００メートルに制限される。ＺｉｇＢｅｅ（登録商標）デバイスは、より離れたデバイスに達するように中間デバイスのメッシュネットワークを通してデータを渡すことにより、長距離にわたってデータを送信可能である。ＺｉｇＢｅｅ（登録商標）は、典型的には、長い電池寿命及び安全なネットワーキングを必要とする低データ速度の用途において使用される（ＺｉｇＢｅｅ（登録商標）ネットワークは、１２８ビット対称暗号鍵により安全にされる）。ＺｉｇＢｅｅ（登録商標）は、２５０ｋｂｉｔ／ｓの規定速度を有し、センサー又は入力デバイスからの断続的なデータ送信に最適である。ＺｉｇＢｅｅ（登録商標）は、１９９８年に着想され、２００３年に標準化され、２００６年に改訂された。

ＺｉｇＢｅｅ（登録商標） Ａｌｌｉａｎｃｅは、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標）規格を管理及び公開する企業のグループである。［１０］ＺｉｇＢｅｅ（登録商標）という用語は、このグループの登録商標であり、単一の技術規格ではない。Ａｌｌｉａｎｃｅは、複数のＯＥＭベンダーが相互運用可能な製品を作成することを可能にするアプリケーションプロファイルを公開する。ＩＥＥＥ ８０２．１５．４とＺｉｇＢｅｅ（登録商標）［１１］との間の関係は、ＩＥＥＥ ８０２．１１とＷｉ−Ｆｉ（登録商標） Ａｌｌｉａｎｃｅとの間の関係と同様である。公開されたアプリケーションプロファイルの現在のリストは、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標） Ｈｏｍｅ Ａｕｔｏｍａｔｉｏｎ １．２、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標） Ｓｍａｒｔ Ｅｎｅｒｇｉｅｓ １．１ｂ、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標） Ｔｅｌｅｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ Ｓｅｒｖｉｃｅｓ １．０、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標） Ｈｅａｌｔｈ Ｃａｒｅ １．０、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標） ＲＦ４ＣＥ−Ｒｅｍｏｔｅ Ｃｏｎｔｒｏｌ １．０、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標） ＲＦ４ＣＥ−Ｉｎｐｕｔ Ｄｅｖｉｃｅ １．０、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標） Ｒｅｍｏｔｅ Ｃｏｎｔｒｏｌ ２．０、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標） Ｌｉｇｈｔ Ｌｉｎｋ １．０、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標） ＩＰ １．０、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標） Ｂｕｉｌｄｉｎｇ Ａｕｔｏｍａｔｉｏｎ １．０、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標） Ｇａｔｅｗａｙ １．０、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標） Ｇｒｅｅｎ Ｐｏｗｅｒ １．０（ＺｉｇＢｅｅ（登録商標） ２０１２の任意選択的な無電池遠隔制御機能）、及びＺｉｇＢｅｅ（登録商標） Ｒｅｔａｉｌ Ｓｅｒｖｉｃｅｓを含む。

・「ＺｉｇＢｅｅ（登録商標） Ｌｉｇｈｔ Ｌｉｎｋ」は、相互運用可能で非常に使いやすい消費者用ライティング及び制御製品のための国際規格をライティング産業に提供する。ＺｉｇＢｅｅ（登録商標） Ｌｉｇｈｔ Ｌｉｎｋは、消費者が自身のＬＥＤ器具、電球、タイマー、リモコン及びスイッチのすべてに対して無線制御を行うことを可能にする。この規格を使用した製品は、すべて、エネルギー使用状況を管理して消費者の家を環境に優しいものとしながら、消費者に、遠隔操作でライティングを変更して周辺環境、タスク、又は季節を反映させる。ＺｉｇＢｅｅ（登録商標） Ｌｉｇｈｔ ＬｉｎｋはＺｉｇＢｅｅ（登録商標）規格なので、ライティング製品は、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標） Ｈｏｍｅ Ａｕｔｏｍａｔｉｏｎ、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標） Ｉｎｐｕｔ Ｄｅｖｉｃｅ、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標） Ｒｅｍｏｔｅ Ｃｏｎｔｒｏｌ、及びＺｉｇＢｅｅ（登録商標） Ｈｅａｌｔｈ Ｃａｒｅを含む、既に消費者用の家内にある他のＺｉｇＢｅｅ（登録商標）規格を使用した製品と苦労せずに相互運用できる。

・「Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）」は、固定及びモバイルデバイス、及びビルのパーソナルエリアネットワーク（ＰＡＮ）から（２．４から２．４８５ＧＨｚのＩＳＭバンド内の短波長ＵＨＦラジオ波を使用して）短距離でデータを交換するための無線技術規格である。電気通信、コンピューティング、ネットワーキング、及び消費者向け電子機器の分野における２５，０００を上回るメンバー企業が参加したＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）は、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標） Ｓｐｅｃｉａｌ Ｉｎｔｅｒｅｓｔ Ｇｒｏｕｐ（ＳＩＧ）により管理される。ＩＥＥＥは、ＩＥＥＥ ８０２．１５．１としてＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）を標準化したが、もはや規格を維持していない。Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標） ＳＩＧは、仕様の策定を監督し、認証プログラムを管理し、商標を保護する。製造業者は、デバイスをＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）デバイスとして市場に出すためには、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標） ＳＩＧ規格を満たすデバイスを作製しなければならない。

・「６ＬｏＷＰＡＮ」は、ＩＰｖ６ ｏｖｅｒ Ｌｏｗ ｐｏｗｅｒ Ｗｉｒｅｌｅｓｓ Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋｓ（ＩＰｖ６オーバー低出力無線パーソナルエリアネットワーク）の頭字語である。６ＬｏＷＰＡＮは、ＩＥＴＦ（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｅｎｇｉｎｅｅｒｉｎｇ Ｔａｓｋ Ｆｏｒｃｅ、インターネットエンジニアリングタスクフォース）のインターネット分野における成立させたワーキンググループの名称である。６ＬｏＷＰＡＮの概念は、「インターネットプロトコルは最も小型のデバイスにも適用可能であり、また適用されなければならない」というアイデア、及び、処理能力に制限のある低出力デバイスがモノのインターネット（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ ｏｆ Ｔｈｉｎｇｓ）に関与しなければならないというアイデアから生まれた。６ＬｏＷＰＡＮグループは、ＩＥＥＥ ８０２．１５．４ベースのネットワーク上でＩＰｖ６パケットが送信及び受信されることを可能にするカプセル化及びヘッダー圧縮メカニズムを規定した。６ＬｏＷＰＡＮ ＩＥＴＦグループにより策定された基本仕様は、（ヘッダー圧縮を伴うＲＦＣ ６２８２と、隣接機器発見最適化を伴うＲＦＣ ６７７５とにより更新された）ＲＦＣ ４９４４である。

・「Ｗｉ−Ｆｉ（登録商標）」は、電子デバイスが主に、２．４ギガヘルツＵＨＦ及び５ギガヘルツＳＨＦ ＩＳＭラジオバンドを使用して無線ＬＡＮ（ＷＬＡＮ：ｗｉｒｅｌｅｓｓ ＬＡＮ）ネットワークに接続することを可能にする技術である。Ｗｉ−Ｆｉ（登録商標） Ａｌｌｉａｎｃｅは、電気電子技術者協会（ＩＥＥＥ：Ｉｎｓｔｉｔｕｔｅ ｏｆ Ｅｌｅｃｔｒｉｃａｌ ａｎｄ Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃｓ Ｅｎｇｉｎｅｅｒｓ）の８０２．１１規格に基づく任意の「無線ローカルエリアネットワーク」（ＷＬＡＮ）製品としてＷｉ−Ｆｉ（登録商標）を規定する。

・「電力線通信」（ＰＬＣ：Ｐｏｗｅｒ−ｌｉｎｅ ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ）は、データと交流（ＡＣ：Ａｌｔｅｒｎａｔｉｎｇ Ｃｕｒｒｅｎｔ）送電又は配電との両方を同時に搬送する電線を使用する通信プロトコルである。電力線通信は、電力線搬送、電力線デジタル加入者線（ＰＤＳＬ：ｐｏｗｅｒ−ｌｉｎｅ ｄｉｇｉｔａｌ ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒ ｌｉｎｅ）、配電線通信、電力線電気通信、又は電力線ネットワーキング（ＰＬＮ：ｐｏｗｅｒ−ｌｉｎｅ ｎｅｔｗｏｒｋｉｎｇ）としても知られている。様々な電力線通信技術が、ホームオートメーションから、電力線を利用したブロードバンド（ＢＰＬ：ｂｒｏａｄｂａｎｄ ｏｖｅｒ ｐｏｗｅｒ ｌｉｎｅｓ）と呼ばれることの多いインターネットアクセスに及ぶ範囲の種々の用途に必要とされる。ほとんどのＰＬＣ技術は、それら自体を一種類の配線（単一の建物内の構内配線など）に制限するが、一部のＰＬＣ技術は、２つのレベル（例えば、配電網と構内配線との両方）の間にわたることもある。典型的には、変圧器は、信号の伝搬を防ぎ、非常に大きなネットワークを形成するために複数の技術を必要とする。異なる状況において、様々なデータ速度及び周波数が使用される。

・「Ｅｔｈｅｒｎｅｔ」は、ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）及びメトロポリタンエリアネットワーク（ＭＡＮ：ｍｅｔｒｏｐｏｌｉｔａｎ ａｒｅａ ｎｅｔｗｏｒｋ）において一般的に使用されるコンピュータネットワーキング技術のファミリーである。Ｅｔｈｅｒｎｅｔは、１９８０年に商業的に導入され、１９８３年に初めてＩＥＥＥ ８０２．３として標準化され、それ以来、より高いビット伝送速度及びより長いリンク距離をサポートするように改訂されてきた。元の１０ＢＡＳＥ５ Ｅｔｈｅｒｎｅｔは、共有された媒体として同軸ケーブルを使用するのに対して、より新しいＥｔｈｅｒｎｅｔの派生規格は、ハブ又はスイッチとともにツイストペア及び光ファイバーリンクを使用する。その変遷を通じて、Ｅｔｈｅｒｎｅｔデータ転送速度が、元の１秒あたり２．９４メガビット（Ｍｂｉｔ／ｓ）から、最新の１秒あたり１００ギガビット（Ｇｂｉｔ／ｓ）まで増大しており、２０１７年後半までに４００Ｇｂｉｔ／ｓになると予想される。Ｅｔｈｅｒｎｅｔ規格は、Ｅｔｈｅｒｎｅｔとともに使用する際のＯＳＩ物理層のいくつかの配線及び信号伝達の派生規格を含む。

・「ＤＭＸ」（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｍｕｌｔｉｐｌｅｘ、デジタル多重化）又はＤＭＸ５１２は、ステージライティング及び演出を制御するために一般的に使用されるデジタル通信ネットワークのための規格である。ＤＭＸは、当初、ＤＭＸ５１２より前に、様々な互換性のない独自プロトコルを採用した調光器を制御するための標準化された方法であることが意図された。それは、すぐに、煙霧機やインテリジェントライトなどの調光器及び特殊効果デバイスに制御装置（ライティングコンソールなど）をリンクするための主要な方法になった。ＤＭＸは、さらに、一連のクリスマスライトから電子掲示板に及ぶ範囲のスケールでの、非劇場用屋内及び建築物ライティングにおける使用まで拡張された。ＤＭＸは、現在、劇場及び開催地におけるその普及を反映して、ほぼすべてのものを制御するために使用可能である。ＤＭＸ５１２は、可変サイズパケットベースの通信プロトコルに関連して、物理層においてＥＩＡ−４８５差動信号方式を採用する。これは一方向である。

・「ＤＡＬＩ」（Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｄｄｒｅｓｓａｂｌｅ Ｌｉｇｈｔｉｎｇ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ、デジタルアドレス指定可能ライティングインターフェース）は、ライティング機器のいくつかの製造業者により共同で開発及び指定されたデータプロトコル及び伝送メカニズムである。ＤＡＬＩの共通プラットフォームが、異なる製造業者からの機器がともに接続されることを可能にする。ＤＡＬＩ規格の初版は、ＩＥＣ ６０９２９の附属書Ｅにおいて規定された。ＤＡＬＩプロトコルは、現在、ＩＥＣ ６２３８６に記載される。ＩＥＣ ６０９２９及びＩＥＣ ６２３８６は、ビルオートメーションにおいてライティングを制御するネットワークベースのシステムのための技術規格である。これらは、０〜１０Ｖライティング制御システムの後継として、及び、それが基礎とするデジタル信号インターフェース（ＤＳＩ：Ｄｉｇｉｔａｌ Ｓｉｇｎａｌ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）の代替となるオープンスタンダードとして確立された。

・「広域ネットワーク」（ＷＡＮ）は、長い地理的距離にわたって広がる電気通信ネットワーク又はコンピュータネットワークである。広域ネットワークは、多くの場合、リースされた電気通信回線を使用して確立される。インターネットはＷＡＮとみなすことができる。広域ネットワークリンクには多くの技術が利用可能である。例として、回線交換式電話線、ラジオ波送信、及び光ファイバーが挙げられる。技術の新たな発展により、伝送速度が連続的に高まってきた。現在、家庭が、１Ｍｂｉｔ／ｓから１Ｇｂｉｔ／ｓの範囲の速度で、ＡＤＳＬ、ケーブル、Ｗｉｍａｘ、４Ｇ又はファイバーを使用してインターネットに接続され、ＷＡＮのコアにおける接続は、１Ｇｂｉｔ／ｓから１００Ｇｂｉｔ／ｓの範囲である可能性がある。

・「インターネット」は、インターネットプロトコルスイート（ＴＣＰ／ＩＰ）を使用して世界中の数十億のデバイスをリンクする、相互接続されたコンピュータネットワークの世界規模のシステムである。インターネットは、多岐にわたる電子、無線、及び光ネットワーキング技術によりリンクされたローカルから地球規模の範囲の何百万というプライベート、パブリック、大学、企業、及び政府のネットワークからなるネットワークのネットワークである。インターネットは、ワールドワイドウェブ（ＷＷＷ：Ｗｏｒｌｄ Ｗｉｄｅ Ｗｅｂ）の相互に関連するハイパーテキストドキュメント及びアプリケーション、電子メール、電話通信、並びにファイル共有のためのピアツーピアネットワークなどの広範囲にわたる情報リソース及びサービスを伝達する。

多くの場合、インターネットインフラ内におけるハードウェアコンポーネントが、他のソフトウェアシステムをサポートするために使用可能であるが、インターネットを特徴付け、インターネットの拡張性及び成功のための基盤を提供するものは、ソフトウェアの設計及び標準化工程である。インターネットソフトウェアシステムのアーキテクチャ設計に対する責任は、インターネットエンジニアリングタスクフォース（ＩＥＴＦ）が負ってきた。ＩＥＴＦは、インターネットアーキテクチャの様々な側面について、すべての個人に対してオープンな規格セッティングワーキンググループを指揮する。結果として得られる提案及び規格は、ＩＥＴＦのウェブサイト上でリクエストフォーコメント（ＲＦＣ：Ｒｅｑｕｅｓｔ ｆｏｒ Ｃｏｍｍｅｎｔｓ）ドキュメントとして公開される。インターネットを実現するネットワーキングの主要な方法は、インターネット規格を構成する特別に指定されたＲＦＣに含まれる。他のより少ない厳格ドキュメントは、単なる参考情報、実験、又は変遷であるか、又は、インターネット技術を実施するときの現時点で最良の方法（ＢＣＰ：ｂｅｓｔ ｃｕｒｒｅｎｔ ｐｒａｃｔｉｃｅｓ）を文書化する。インターネット規格は、インターネットプロトコルスイートと呼ばれるフレームワークについて説明する。

・「セルラーネットワーク」又はモバイルネットワークは、最後のリンクが無線である通信ネットワークである。ネットワークは、セルと呼ばれる陸上エリアにわたって分散され、セルの各々が、セルサイト又は基地局と呼ばれる少なくとも１つの定位置送受信器によりサービス提供を受ける。この基地局は、音声、データ、及びその他の送信のために使用可能なネットワークのカバレッジを伴うセルを提供する。セルラーネットワーク内において、各セルは、隣接したセルとは異なるセットの周波数を使用して干渉を防ぎ、各セル内で保証された帯域幅を提供する。相互に結合されたとき、これらのセルは、広い地理的エリアにわたって無線カバレッジを提供する。これは、多数のポータブル送受信器（例えば、携帯電話、ポケットベルなど）が、送受信器のうちのいくつかが送信中に２つ以上のセルを通って移動する場合でも、基地局を介して、ネットワーク内のどこでも互いに、及び、固定送受信器及び電話と通信することを可能にする。

セルラーモバイル無線ネットワークを簡単に概説すると、（ｉ）基地局サブシステムを形成する無線基地局のネットワーク、（ｉｉ）音声通話とテキストとを取り扱うためのコア回線交換ネットワーク、（ｉｉｉ）モバイルデータを取り扱うためのパケット交換ネットワーク、及び（ｉｖ）加入者をより広域の電話通信ネットワークに接続する公衆交換電話網からなる。

上述の通信方法は、考慮される通信方法の特定の特徴に応じて、異なるカテゴリにグループ化される。１つの分類は、例えば、有線（例えば、ＤＡＬＩ、ＤＭＸ、電力線通信、Ｅｔｈｅｒｎｅｔ）と無線（例えば、Ｗｉ−Ｆｉ（登録商標）、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標）、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）、６ＬｏＷＰＡＮ）との違いに基づく。屋内ライティング用途の場合に多く適用される通信方法として、例えば、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標） Ｌｉｇｈｔ Ｌｉｎｋ、ＤＭＸ、及びＤＡＬＩが挙げられるのに対し、屋外ライティング用途の場合は、例えば、電力線通信、及びセルラーネットワークが使用される。最近、モノのインターネットの分野では、ライティング産業は、さらにネットワーク内のライティングデバイスと接続及び通信するために、インターネットプロトコル（ＩＰ）、パワーオーバーイーサネット（登録商標）（ＰｏＥ：ｐｏｗｅｒ−ｏｖｅｒ−ｅｔｈｅｒｎｅｔ）、及びＵＳＢ規格を採用する。

例えば、実施形態において、各光源の最小在庫管理単位（ＳＫＵ）に、独自のコネクトレディ鍵及びＺｉｇＢｅｅ（登録商標） Ｌｉｇｈｔ Ｌｉｎｋ鍵が提供される。本明細書においてコネクトレディは、インターネットに接続されていない（しかし接続される能力をもつ）システムを表す。コネクトレディ及びＺｉｇＢｅｅ（登録商標） Ｌｉｇｈｔ Ｌｉｎｋは、同様のセキュリティー及び鍵アプローチ、及び、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標） Ｌｉｇｈｔ Ｌｉｎｋと同じコマンドセットに従った２つの異なる併存する世界として設計されるが、コネクトレディ鍵は、特定の照明器具においてのみ知られるか、又は、特定の照明器具においてのみ利用可能である。光源が（基本的な）無線光源として販売されるとき、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標） Ｌｉｇｈｔ Ｌｉｎｋ鍵は有効とされない。

移行方法は、以下の特徴を含む。

・接続されたシステムのブリッジが、接続されていない無線光源を発見し、例えば、料金ベースのアップグレードをエンドユーザーに示唆する。

・エンドユーザーがアップグレードするという希望を承認した場合、ブリッジは、無線光源のアプリケーションフレームワークにアプリケーション関係データを要求する。

・受信されたデータに基づいて、ブリッジ又はポータルが、独立型無線光源から接続された光源へのアップグレードのための動的な料金又は定期収入を計算する。料金又は定期収入は、ブリッジにより受信されたデータに関係する。

・エンドユーザーにより支払が行われると、ブリッジが、無線光源に支払証明又は他の認証若しくはアクセス制御認証情報を送り、無線光源は、次に、無線光源のステータスを変更して、ブリッジにより制御されるネットワークへの接続能力を有効化する。無線光源は、無線光源の独自のコネクトレディ鍵を、接続されたシステムのための公式ＺｉｇＢｅｅ（登録商標） Ｌｉｇｈｔ Ｌｉｎｋ鍵に変更する。

料金は、光源からブリッジにより受信される使用データに関係する潜在的収入に基づく。料金は、光源に関するブリッジによる所望の将来的な使用特性（例えば、光源のための所望の将来的な制御の特徴、寿命終期データなどのデータ分析のための光源データの所望のアクセス、接続されたネットワークの地理的位置及び／又はサイズなど）にも基づいてもよい。

接続された光源へのアップグレードのために無線光源をロック解除することに加えて、無線によるファームウェアアップグレード又は設定データの任意の更新を選択的に可能にするために（例えば、最新の検出レシピで光源の挙動をアップグレードするために）同様の料金ベースのロック解除メカニズムが使用可能である。

無線壁スイッチなどのエコシステム内の特定のコンポーネントは、料金の支払なく、自動的に接続されたスイッチへとアップグレードされるのに対し、ＬＥＤ光源などの他のコンポーネントは料金を要求する。

開示される技術は、例えば、ブリッジが存在せずにスマートフォン及びＬＥＤ光源だけが関与する、Ｗｉ−Ｆｉ（登録商標）、６ＬｏＷＰＡＮ、又はＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）を使用する場合にも拡張可能である。開示される技術は、「無線（コネクトレディ）」と「接続された」場合との両方に対して同じ照明器具ＳＫＵを使用することを可能にする。開示されるモデルは、「無線」及び「接続された」制御エコシステムを相互運用不能に維持することを可能にするにもかかわらず、同時に、「接続された」システム内で使用するためにエンドユーザーが自身の「無線」光源をアップグレードするための、動的料金ベースの現場での移行手法を可能にする。

図１は、開示される技術が実施される例示的なライティングシステムを示す。システムは、その環境２を照らすために光を照射するように構成された、環境２内に設置された１つ又は複数の照明器具４を備える。環境２は、１つ又は複数の部屋及び／又は廊下などの屋内空間、又は、公園、庭園、道、又は屋外駐車場などの屋外空間、又は、スタジアム、構造化された駐車施設、又はあずまやなどの部分的に覆われた空間、若しくは、乗り物の内部などの任意の他の空間、又は、これらの任意の組み合わせである。照明器具４の各々は、ＬＥＤベースのランプ、ガス放電ランプ、又はフィラメント電球などの少なくとも１つのそれぞれのランプと、さらに、任意の関係する筐体又は支持体とを備える。照明器具４の各々は、天井又は壁設置型照明器具、独立型照明器具、ウォールウォッシャー、又は家具の物品、ガラス、又はコンクリートなどの建築材料、又は任意の他の表面に内蔵された組み込まれたライティングなどのあまり一般的でない形態などの任意の適切な形態をとる。概して、照明器具４は、環境２を照らすために環境２内に照明を照射するための任意の種類の照明デバイス、すなわち、ユーザーが環境２内で周囲を見、進路を発見できるように設計及び使用され、その目的に適したスケールで照明を提供する、又は照明を提供することに実質的に寄与するデバイスである。

ライティングシステムを制御するために、１つ又は複数のユーザー端末６が、１人又は複数のユーザー８により操作される。例えば、ユーザー端末６は、スマートフォン、タブレット、又はノートパソコンなどのモバイルユーザー端末の形態をとるか、又は、代替的に、デスクトップコンピュータ又は無線壁スイッチなどの非モバイル端末であってもよい。ユーザー端末６は、例えば、照射される照明をオン又はオフに切り替えるために、照明レベルを調光するために、照明の色を制御するために、及び／又は、照明における動的な（時間的に変化する）効果をもたらすために、１つ又は複数の照明器具４に制御信号を送信することにより、ライティングシステム内の照明器具４のうちの１つ又は複数により照射される照明を制御することが可能であるように設定される。

代替的又は追加的に、照明器具４のうちの１つ又は複数は、センサー５により取得されたセンサーの１つ又は複数の測定値を表す１つ又は複数のセンサー５からの信号に基づいて制御される。例えば、センサー５は、環境２内で人の存在を検出するための、１つ又は複数の存在センサーを備え、この場合、センサー信号は、検出された存在（又は、その不存在）を表し、照明器具４は、特定の既定の近傍内に人が存在することが検出されたときは、照射される照明を明るくなるように調光するか、又はオンに切り替え、逆に、事前に決定された近傍内に人が存在することが検出されないときは、照射される照明を暗くなるように調光するか、又は、オフに切り替えるように設定される。及び／又は、センサー５は、環境２における周辺光の量を検出するための１つ又は複数の光センサーを備え、この場合、センサー信号は、検出された光量を表し、照明器具４は、より少ない環境光が検出されたときは、照射される照明を明るくなるように調光するか、又はオンに切り替え、より多くの環境光が検出されたときは、照射される照明をオフに切り替えるか、又は暗くなるように調光するように設定される。

したがって、ユーザーデバイス６及び／又は検出デバイス５のいずれかは、１つ又は複数の照明器具４へのコマンド信号及び／又はセンサー信号の形態で１つ又は複数の制御信号を送信することにより、１つ又は複数の照明器具４を制御するための制御デバイスとして機能する。（１つ又は複数のセンサー、スイッチ、タイマー、及び／又はＵＩからの１つ又は複数の刺激に基づいて）照明器具のライティングセッティングを決定するための規則エンジンは、照明器具４内に位置するか、又は、照明器具の外部のデバイス（例えば、センサー５）内に常駐する。実施形態において、ユーザーデバイス６は、照明器具４のうちの１つ又は複数から戻される情報、例えば、動作温度、現在までの燃焼時間、検出された異常状態の報告、照明器具ベースのセンサーから収集された環境データなどのステータス情報などをさらに受信する。

ユーザーデバイス６及び／又はセンサー５からの、及び／又は、ユーザーデバイス６及び／又はセンサー５への上述の任意の通信を達成するために、照明器具４のうちの１つ又は複数の各々が、制御信号を受信するための２つの異なる使用される通信メカニズム、すなわち、実施形態において、第１の基本的な「無線」（「コネクトレディ」）通信メカニズムと第２のより高度な「接続された」通信メカニズムとを装備する。注記：代替的に個々のランプの各々は、後述の制御メカニズム（例えば、従来のフィラメント電球又は蛍光灯に対する旧型対応したＬＥＤベースの置換品の端部キャップ内に組み込まれた送受信器及び論理回路）を装備する。例示を目的として、以下では、照明器具の筐体内に含まれる関連する通信メカニズムを含み、アップグレードされるデバイスが照明器具４全体である照明器具の観点で説明される。しかし、他の実施形態において、以下及び本明細書の別の場所における任意の教示が、（１つの照明器具４あたり１つ又は複数のランプが存在する場合の）個々の無線ランプをアップグレードすることに同じく適用可能であることが理解される。

実施形態において、第１の基本的な無線通信メカニズムは、ローカル無線技術、例えば、Ｗｉ−Ｆｉ（登録商標）、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標）、６ＬｏＷＰＡＮ、又はＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）などの短距離ＲＦ技術を使用する。これは、制御デバイス６及び／又はセンサー５が、制御される１つ又は複数の照明器具４のうちの個々の各１つの照明器具４と直接、すなわち、直接ポイントツーポイント接続を介して通信することを可能にする。代替的に第１の通信メカニズムは、無線ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）を介して、例えば、家庭又はオフィスのＷｉ−Ｆｉ（登録商標）ルーター（図示せず）などの「処理能力のない」無線ルーターを介して照明器具４と通信する制御デバイス６及び／又はセンサー５を伴う。

他方、第２の「接続された」通信メカニズムは、例えば、壁パネル、天井の上方に隠されたユニット、又は独立型ユニットの形態で環境２内に設置又は配置されたライティングブリッジ１０を伴う。これを使用するために、ユーザーデバイス６及び／又はセンサー５は、ブリッジ１０に接続し、続いて、ブリッジ１０が、制御される１つ又は複数の照明器具４に接続する。次に、ユーザーデバイス６及び／又はセンサー５の間の通信が、ブリッジ１０を介して実行される。ブリッジ１０は、（Ａ）コネクトレディの場合に提供される特徴よりも高度な特徴を可能にすること、（Ｂ）インターネット１２への接続を可能にすること、及び／又は（Ｃ）ライティングを個人のＵＩデバイス６が制御することを可能にすることのいずれかを行う（これらは、以前は「コネクトレディ」の場合において可能であったとは限らず、例えば、第１の通信チャンネルのみが壁スイッチからの制御を可能にするものであった）。

例えば、ブリッジ１０は、例えば、１つ又は複数のセンサー５からセンサー信号を受信し、意思決定工程を実施し、これらの信号に基づいて、１つ又は複数の照明器具４の調光を制御するために、又は、ユーザーの制御コマンドを解釈するか、又は、ユーザーの制御コマンドに１つ又は複数の条件を付加して、例えば、異なるユーザーからのコマンド間で調整を図るなどのために、又は、複数の照明器具４からのステータス報告を収集し、ステータス報告を解釈し、ステータス報告に基づいて、ユーザーデバイス６に報告するか否か及び／又は何を報告するかを決定するために、ユーザーデバイス６及び／又はセンサー５から／への制御信号の内容の処理のうちのいくつかに関与する。代替的に、ブリッジ１０は、内容の実質的な処理を一切伴わずに無条件に、ユーザーデバイス６及び／又はセンサー５から／に、照明器具４に／から１つ又は複数のこのような通信を簡単に転送してもよい。

別の一例として、ブリッジ１０は、インターネット１２などの広域ネットワークへのアクセスポイント又はゲートウェイとして機能する。ユーザーデバイス６又はセンサー５がブリッジ１０に接続するとき、ユーザーデバイス６又はセンサー５は、ブリッジを使用して、１つ又は複数の場所における１つ又は複数のサーバーユニットを備えるサーバー１４に接続する。このサーバー１４は、本明細書において「ポータル」として説明される。ポータルは、例えば、Ｐｈｉｌｉｐｓ Ｈｕｅシステムのｍｅｅｔｈｕｅ．ｃｏｍポータルである。例えば、サーバー１４は、（例えば、パスワード及びユーザーネームに基づいて）ユーザー８又はユーザーデバイス６を認証するように構成され、及び／又は、１つ又は複数の照明器具４の制御、例えば、１つ又は複数の動的なライティング効果、及び／又はセンサーレシピ（１つ又は複数のセンサーの測定値に基づいて、１つ又は複数の照明器具４の制御がどのように変化するかを決定するためのアルゴリズム）に関する１つ又は複数のセッティングをユーザーデバイス６及び／又はセンサー５が入手することを可能にするように構成される。例えばユーザーは、ポータル１４によりホストされるアカウントの一部としてこのようなセッティングをあらかじめ記憶させてもよく、ユーザーのユーザーネーム及びパスワードを使用してユーザーがログインしたときに、ユーザーはセッティングにアクセスしてもよい。

代替的又は追加的に、ブリッジ１０は、インターネット１２及びブリッジ１０を介して（及び、任意選択的にポータルサーバー１４をさらに介して）ユーザーデバイス６から１つ又は複数の照明器具４にコマンド信号を送信することにより、環境の外部に位置するときにユーザーのユーザーデバイス６から環境２内における照明器具４のうちの１つ又は複数を、ユーザー８が制御することを可能にするように構成される。したがって、ユーザー８は、目的の環境２から離れている場合でも、ライティングを制御することが可能である。

ブリッジ１０は、さらに、例えば、「ビッグデータ」を目的としてインターネット１２を介して照明器具４のステータス及び／又は使用に関するデータを報告することによるデータ収集のために使用されてもよい。

本明細書のいずれかにおいて開示されるユーザーデバイス６、センサー５、及び／又は照明器具４の様々な制御機能は、関連するエンティティ４、５、６の（１つ又は複数の記憶デバイスを備える）メモリに記憶されたソフトウェアコードにより実施され、及び、関連するエンティティ４、５、６の（１つ又は複数の処理ユニットを備える）プロセッサ上で動作するとき、本明細書において開示される技術に従って処理を実施するように構成される。代替的に、専用ハードウェア回路、又はＰＧＡ又はＦＰＧＡなどの構成可能回路又は再構成可能回路、又はソフトウェア及びハードウェアの任意の組み合わせにおいて実施態様を使用することは排除されない。通信機能は、少なくとも何らかのフロントエンドハードウェアを必要とするが、関係する通信プロトコルは、ソフトウェア若しくはハードウェア又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにおいて実施される。

開示される技術は、例えば、基本的な第１の通信メカニズムとしてのＥｔｈｅｒｎｅｔ、ＤＭＸ、又は電力線通信技術などの有線技術、及び／又は、第２のより高度なメカニズムとしての３ＧＰＰネットワークなどのモバイルセルラーネットワークといった、第１の通信メカニズムと第２の通信メカニズムとの任意の他の組み合わせとの関係において使用されてもよいことにさらに注意されたい。以下、第１の基本的な無線技術としてのＺｉｇＢｅｅ（登録商標）などのローカル無線技術、及び、第２の無線技術としてのブリッジ１０及び／又はインターネット１２を介した通信の例について説明されるが、これらの例は、本明細書において開示される技術の可能性のあるすべての用途に対する限定とは限られないことが理解される。

以下でさらに詳細に例示されるように、制御される照明器具４のうちの１つ又は複数は、照明器具４が最初に配備された時点から（例えば、設置及びコミッションが必要とされる場合、これは、照明器具４が最初に設置及びコミッションされた時点からを意味する）動作可能な第１の基本的な無線機能を装備した環境２内への配備のために提供される。照明器具４は、第２の「接続された」機能を可能にするために必要とされる手段（例えば、ソフトウェア）をさらに装備するが、照明器具４が最初に配備された時点において（例えば、照明器具４が最初に設置及びコミッションされた後でも）この機能は電子的にロックされる。

実施形態において、第１の技術と第２の技術とは、同じフロントエンドハードウェアを備えてもよいが、異なる通信プロトコルを備えてもよい。例えば、両方がＺｉｇＢｅｅ（登録商標）を採用するが、第１の基本的な無線通信メカニズムが、制御される１つ又は複数の照明器具４と直接通信する一方で、第２の「接続された」メカニズムは、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標）を使用して１つ又は複数の照明器具４とブリッジ１０との間を接続し、制御は、ブリッジ１０と任意選択的なインターネット１２（又は、他の広域ネットワーク）とを介する。代替的に、第１のメカニズムと第２のメカニズムとは、異なるフロントエンドを使用してもよく、例えば、第１のメカニズムがＷｉ−Ｆｉ（登録商標）を使用する一方で、第２のメカニズムが（例えば、３ＧＰＰ規格に基づく）モバイルセルラー接続を使用する。

いずれにしても、第１の（基本的な無線）制御技術と第２の（「接続された」）制御技術との両方を装備した、目的の１つ又は複数の照明器具４が提供されるが、本開示によると、第１の制御技術は最初ロックされており、使用のためにロック解除されてそれぞれの照明器具４を実際に制御するためにセキュリティー鍵を必要とする。例えば、このセキュリティー鍵は、ポータルサーバー１４又はブリッジ１０から供給される。鍵は、関連する照明器具４に直接送信されてもよく、又は、鍵は、例えば、ドングル上で、若しくは、コードとしてユーザー８に送信されてもよく、続いて、ユーザーがこれを使用して照明器具４上の新しい別の制御機能をロック解除する。

セキュリティー鍵は、照明器具４が最初に配備された時点の実質的に後の任意の時点（例えば、照明器具４が最初に設置及びコミッションされた後）で、第２の技術をロック解除するために提供される。例えば、セキュリティー鍵は、１日を越えた後で、１週間を越えた後で、１月を越えた後で、又は、さらには、１年を越えた後で送られてもよい。実施形態において、セキュリティー鍵のこの送付は、例えば、ユーザー端末を通して提出された、照明器具４のうちの１つ又は複数をアップグレードするためにユーザーから受信された要求に応答して実施される。これは、照明器具４の実際の制御を実施するものと同じユーザー８及び／又はユーザーデバイス６であってもよい。鍵が直接的に照明器具４ではなくユーザーに戻される場合、要求を作成するユーザーは、鍵が戻されるユーザーと同じユーザー８の場合も、又は異なるユーザーの場合もある（例えば、ユーザーは、ユーザー自身で鍵を要求するか、又は、ユーザーの友人、家族、若しくは同僚などの代わりに鍵を要求する）。

さらなる実施形態において、ブリッジ１０は、第１の制御技術と第２の制御技術との両方を含むが第２の制御技術がロックされた照明器具４のうちの新たに配備された（例えば、新たに設置及びコミッションされた）１つを環境２内で検出するように設定される。この場合、ブリッジ１０は、ユーザーに提示をして、アップグレードを要求する機会をユーザーに提供するように設定される。提示は、照明器具４を制御するためにユーザーが使用するものと同じユーザーデバイス６、又は異なるデバイスを通して発行される。例えば、ブリッジ１０は、ユーザーデバイス６にＺｉｇＢｅｅ（登録商標）又はＷｉ−Ｆｉ（登録商標）信号などの無線信号を送って、ユーザーデバイス６の画面上に提示を表示させる。提示を受けるユーザーは、目的の照明器具４を制御するユーザーと同じユーザー８、要求を作成するユーザーと同じユーザー、及び／若しくは、鍵が戻されるユーザーと同じユーザーであってもよく、又は、異なるユーザーであってもよい（例えば、提示を受けたユーザーは、後日、鍵を要求することをユーザーの友人、家族、又は同僚に知らせる）。

開示される技術の例示的な用途として、本発明者らは、将来、コモディティ無線ＬＥＤ照明器具が、ＬＥＤ照明器具カテゴリの将来の成長において中心的な役割を果たすと考えている。この無線照明器具の小売業は、従来のＬＥＤ照明器具又はコンパクト蛍光灯ランプ（ＣＦＬ：Ｃｏｍｐｌａｃｔ Ｆｌｕｏｒｅｓｃｅｎｔ Ｌａｍｐ）の事業と同様に、急速に利益の比較的低い「レッドオーシャン」（すなわち、「サメが出没する海域」）になると予想される。その一方で、「接続された」事業は、遠隔アクセスのためのポータルなどの高度なデジタル機能に中心を置いた、高い利益の「ブルーオーシャン」（すなわち「イルカと太陽の光」）の事業を構築することで注目され続ける。

したがって、無線ＬＥＤ照明器具（例えば、家具店、ＤＩＹ店、又はスーパーマーケットの棚の一番下にあるコモディティ製品）のこれらの「レッドオーシャン」を、（例えば、ハイテク電器店における）接続されたＬＥＤ照明器具の「ブルーオーシャン」から切り離す一方で、依然として「レッドオーシャン」のＬＥＤランプ製品から、「ブルーオーシャン」のＬＥＤ照明器具への現場でのアップグレード可能性のための方策を実現したいという要望が存在する。

本開示は、接続された全機能型無線照明器具（例えば、電器店において１９．９５ドル、売上総利益４０％）への、大量市場無線ランプ（例えば、家具又はＤＩＹ店において販売価格１４．９５ドル、売上総利益２５％）の現場アップグレードに基づく料金ベースのビジネスモデルを実現する無線ＬＥＤ照明器具の解決策を実現する。このモデルは、最初は基本的な無線「レッドオーシャン」の照明器具だけを購入した顧客を介して、ライティングブリッジ１０のさらなる浸透を促すことに役立つ。

「レッドオーシャン」対「ブルーオーシャン」の対立（基本的な無線対接続されたもの）を扱うために、現在、プロバイダーにより次の２つの選択肢が使用される。

（Ｉ）２つの意図的に相互運用不能とした無線エコシステムが、別個のブルーオーシャンの製品とレッドオーシャンの製品とに対して使用される。又は、
（ＩＩ）多くの企業が、現在、「レッドオーシャン」と「ブルーオーシャン」との両方の使用ケースにおいて同じ無線ランプＳＫＵを使用する。したがって、（ブリッジを一切伴わずに）無線壁スイッチのみを備える無線ＬＥＤ照明器具を使用する「レッドオーシャン」の顧客は、それにもかかわらず、ブリッジに関係するコストを間接的に支払わなければならず、ブリッジソフトウェアの開発努力及び繰り返し必要なクラウドサービスコストは、典型的にはＬＥＤ照明器具のハードウェア販売価格を介してカバーされる。その結果、（基本的な無線接続された機能の能力を装備した）「レッドオーシャン＋ブルーオーシャン」の照明器具の価格設定は、「レッドオーシャン」（基本的な無線）のみの使用ケースのために専用の無線エコシステムを導入する競合他社と比較して競争力のないものとなる。

本開示は、「ブルーオーシャン」と「レッドオーシャン」との両方の市場に対して厳密に同じＬＥＤランプＳＫＵの使用を可能にする技術的な解決策について説明し、このモデルは、（Ｉ）「レッドオーシャン」と「ブルーオーシャン」との制御エコシステムを相互運用不能なまま維持することと、（ＩＩ）それにもかかわらず、動的料金ベースの、エンドユーザーが「ブルーオーシャン」の完全に接続されたシステム内での使用のためにエンドユーザーの「レッドオーシャン」の（基本的な無線）照明器具をアップグレードするための、現場での移行手法を可能にすることとを同時に可能にする。

以下、「接続されていない」独立型ライティング制御から、例えば、複数のゾーン及び／又はクラウド接続を使用した「接続された」ライティング制御へのアップグレード工程について説明する。工程は、図２に示すフロー図を参照しながら説明される。

開始時の状況は、基本的な「レッドオーシャン」の無線ＬＥＤ照明器具４が、ローカル無線壁スイッチ及び占有センサー５とともに動作するだけであり、「レッドオーシャン」のＬＥＤ照明器具４とブリッジ１０とは、したがって、相互運用可能ではない。

ステップＳ１０において、ブリッジ１０は、「接続されていない」レッドオーシャンの無線ＬＥＤ照明器具４が存在することを判別し、エンドユーザー８に料金ベースのアップグレードを提案する。代替的に、エンドユーザー８が、ユーザーがアップグレードを検討するレッドオーシャンの照明器具のシリアル番号をブリッジ１０に直接提供する。

ステップＳ２０において、エンドユーザー８は、「ブルーオーシャン」の接続されたシステム内にレッドオーシャンの基本的な無線ＬＥＤ照明器具４を含めるという希望をブリッジ１０を介して承認する。代替的に、この要求は、ブリッジ１０により提示されるのではなく、ユーザー８により自発的に開始されてもよい（すなわち、ステップＳ１０は任意選択的である）。

ステップＳ３０において、「レッドオーシャン」のＬＥＤ照明器具４は、ＬＥＤ照明器具のアプリケーションフレームワークからアプリケーション関係データにアクセスするための、ブリッジ１０からの要求を受信する。このデータは、例えば、次のうちの任意の１つ又は複数であってもよい。
ａ．現時点で中に「レッドオーシャン」のＬＥＤランプが存在する現在の基本的な無線アプリケーションインフラの設定情報、
ｂ．「コネクトレディ」無線システムの設定パラメータ、
ｃ．無線照明器具４の特性（例えば、ルーメン、製造日、及び／又は色温度など）、
ｄ．ライティングブリッジ１０との照明器具の相互運用可能性に関する照明器具の許可ステータス、
ｅ．「コネクトレディ」システムの過去の使用情報（例えば、過去又は現在の電力消費、及び／又は、スイッチングイベントの統計量）、及び／又は、
ｆ．照明器具４の予測される将来の使用。

ステップＳ４０において、基本的な無線照明器具４は、照明器具のアプリケーションフレームワークから要求されたデータに少なくとも部分的に基づいて、ブリッジ１０からの要求に対する応答（例えば、ＬＥＤ照明器具の固有識別子、ネットワークの寸法、及び／又は、ランプの過去の使用情報など）を送信する。代替的に、ステップＳ２０において、上述の情報のうちの任意の情報が、要求の一部として前もって提出されてもよい（すなわち、ステップＳ３０におけるブリッジからの別々の要求は任意選択的である）。

ステップＳ５０において、ブリッジ１０又はポータル１２が、独立型無線制御から接続された制御へのアップグレードのための動的な料金又は定期収入を計算する。料金又は定期収入は、ブリッジ１０により受信されたアプリケーション特有の照明器具データに関係する。

ステップＳ６０において、基本的な無線照明器具４を完全に接続された照明器具にアップグレードするために、エンドユーザー８に料金が請求される。消費者８により支払が行われると、ブリッジ１０がＬＥＤ照明器具４に支払証明若しくは他の認証又はアクセス制御認証情報を送る。基本的なＬＥＤ照明器具４は、ブリッジ１０を介して受信する支払証明若しくは他の認証又はアクセス制御認証情報を検証する。

ステップＳ７０において、ＬＥＤ照明器具４は、そのステータスを変更して、ブリッジにより制御されるネットワーク内の基本的なＬＥＤ照明器具の包含を可能にする。ＬＥＤ照明器具４は、ＬＥＤ照明器具４自体の「レッドオーシャン」のネットワーク鍵を、「ブルーオーシャン」のエコシステム内において使用される公式ＺｉｇＢｅｅ（登録商標） Ｌｉｇｈｔ Ｌｉｎｋ鍵と交換する。ブリッジ１０は、自律的に独立型で制御される無線ネットワークから基本的なＬＥＤ照明器具４を除去する。ブリッジ１０は、ブリッジネットワーク内にＬＥＤ照明器具４を含める。したがって、この時点で接続されたＬＥＤ照明器具４は、この時点からブリッジ１０により制御される。

料金は、照明器具４からブリッジにより受信された使用データ（アプリケーション特有のデータ）に関係する潜在的収入に基づく。計算は、１つ又は複数のＬＥＤ照明器具４が島状の（基本的な）制御から、ブリッジ１０及び／又はクラウド１２に接続されたものに遷移された場合、例えば、想定されるエネルギーの節約（例えば、ピーク負荷の低減に対する公共サービスからの割引）を含む。

アップグレード料金は、ブリッジ１０及び／又はＬＥＤ照明器具に対する所望の将来的な使用特性（例えば、照明器具４が、動的なライティング効果が可能なブリッジ制御装置１０とともに使用されるか、無線による対応するファームウェアアップグレードに対して追加請求が生じる、静的なシーンセッティングのための白色調光のみのブリッジとともに使用されるか）に基づく。

将来の使用特性は、ブリッジ１０がＬＥＤランプ又はインテリジェントＬＥＤ照明器具４から典型的にどのくらいの頻度でデータにアクセスするか（例えば、照明器具ベースの占有検出からの非常に細粒度のデータの生成）、データの量、ＬＥＤ照明器具４及び／若しくはブリッジ１０の地理的位置（例えば、新興国と米国とに対する異なるアップグレード価格）、ライティング制御ネットワークの構造（例えば、照明器具４及び／又はスイッチの数）、並びに／又はＬＥＤランプがどれだけ長く動作しているか、若しくは、ＬＥＤランプがその寿命の終わりにどれだけ近いかをさらに含んでもよい。例えば、消費された寿命又は想定される残存寿命は、月又は年での燃焼時間、又は、新品時からの総経過時間の単位で測定される。例えば、１万時間しか残されていない時点を予測するために、光源調光レベル及び周辺温度などの因子を考慮して、例えば、消費された寿命が、現在までの燃焼時間数として検出されるか、又は、残存寿命が、高度な寿命終期予測により決定される。

ほぼ故障状態の照明器具４の具体的な設置位置に関する知識をもつことは、照明器具の製造業者にとって高い経済的価値があるので、ランプ又は照明器具４のために、ランプ又は照明器具４の寿命の終わりに向かって非常に魅力的に価格設定された「ブルーオーシャン」のアップグレードを提案することが望ましい場合があり、このことは、ブリッジ１０及び／又はユーザーデバイス６（又は、他のユーザーデバイス）上で動作するアプリを介して、ＬＥＤランプ又は照明器具置換品の売買を顧客に提案するモデルを含む。

ブリッジ１０とともに使用するために「レッドオーシャン」の照明器具をロック解除することに加えて、同様の料金ベースのロック解除メカニズムが、無線によるファームウェアアップグレード又は設定データの任意の更新を選択的に可能にするために使用されてもよい（例えば、照明器具のＯＥＭが、最新の検出レシピを使用して照明器具の「パーソナリティ」をアップグレードすることを望む）。

実施形態において、無線壁スイッチなどのエコシステム内の特定のコンポーネントは、接続されたものへと、料金の支払なく、自動的にアップグレードされる一方で、ＬＥＤ照明器具などの他のコンポーネントは料金を要求する。

本開示は、さらに、ブリッジが存在せずにスマートフォン及びＬＥＤ照明器具だけが関与するＷｉ−Ｆｉ（登録商標）又はＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）の使用ケースにも拡張可能である。

料金ベースのアップグレードアプローチの可能性のある一実施形態が、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標） Ｌｉｇｈｔ Ｌｉｎｋの実施態様に関係して以下に説明される。この例において、プロバイダーは、各「レッドオーシャン」のコネクトレディ照明器具４内に、独自のコネクトレディ鍵とＬｉｇｈｔ Ｌｉｎｋ鍵との両方を組み込む。ＺｉｇＢｅｅ（登録商標） Ａｌｌｉａｎｃｅは、Ｌｉｇｈｔ Ｌｉｎｋ鍵のためにいかなる料金も請求せず、このことは、実際にコネクトレディ照明器具４の小さな部分のみが接続されたモダリティにアップグレードされるモデルを可能にする。コネクトレディ及びＺｉｇＢｅｅ（登録商標） Ｌｉｇｈｔ Ｌｉｎｋは、２つの異なる併存する世界として設計される。しかし、コネクトレディは、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標） Ｌｉｇｈｔ Ｌｉｎｋといくぶん似たセキュリティー及び鍵アプローチと、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標） Ｌｉｇｈｔ Ｌｉｎｋと同じコマンドセットに従うが、ＺＬＬとは異なり、ＺＬＬ−ｒｅａｄｙのためのグローバル鍵は、いくつかの特定の照明器具４及び壁スイッチのみ知られるか、又は、利用可能とされ、その他には知られず利用可能ともされず、例えば、特定の１つ又は複数のプロバイダーからのこれだけである。

独自の「ＺＬＬ−Ｒｅａｄｙ」コネクトレディ照明器具から、「ＺＬＬオープンスタンダード」の接続された照明器具への販売後のアップグレードのための例示的なプロセスは、したがって、次のとおりである。まず、ブリッジ１０は、独自のＺＬＬ−Ｒｅａｄｙコネクトレディランプを検索する。ＺＬＯ（ＺＬＬ、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標） Ｇｒｅｅｎ Ｐｏｗｅｒ、及びＺｉｇＢｅｅ（登録商標） Ｈｏｍｅ Ａｕｔｏｍａｔｉｏｎが近々併合してできるもの）では、各照明器具４が個々の固有識別子コードをもつ。ブリッジ１０は、この固有コードをコネクトレディ照明器具に問い合わせ可能である。これは、ブリッジのネットワーク内にまだコミッション中のコネクトレディＺＬＬ−Ｒｅａｄｙ照明器具４がない状態で可能である。ブリッジ１０は、次に、この固有照明器具識別子コードをポータル１４に送り、この特定のコネクトレディ照明器具４がエンドユーザー８により接続されたＬＥＤ照明器具にアップグレードされているか否かをチェックする。アップグレードの支払がポータル１４により確認された場合、ブリッジ１０は、アップグレード工程を開始する。すなわち、ブリッジ１０は、コネクトレディＬＥＤランプ内に既に隠された実際のＺＬＬ又はＺＬＯ鍵を暗号解読可能な二重に安全なユニバーサルロック解除鍵をコネクトレディランプに送る。

二重に安全な鍵は、ロック解除されることが必要な特定のＬＥＤ照明器具４の固有識別子と、ＺＬＬへのアップグレードのためのユニバーサルロック解除鍵との両方を含む。これは、リプレーアタックを防ぐ。次に、文字列が、ポータル１４とＺＬＬ−Ｒｅａｄｙ照明器具４との両方により知られた別の鍵を使用して暗号化される。ＬＥＤ照明器具４は、鍵を使用して、ブリッジ１０又はポータル１４により送信されたメッセージを暗号解読する。次に、照明器具４は、このメッセージ内で受信された固有識別子が照明器具４の固有識別子に一致するか否かを比較する。一致する場合、照明器具４は、ブリッジにより送信されたロック解除鍵を使用して、ＬＥＤ照明器具４内のＺＬＬ鍵を明らかにする。アップグレードされたコネクトレディＬＥＤ照明器具４は、次に、「レッドオーシャン」の独立型ネットワークを離れて、（例えば、無線によるファームウェアアップグレード能力をもつ）全機能型の接続された照明器具としてブリッジに接続する。照明器具４は、再起動して、新しいＺＬＬネットワーキングスタックと新しい設定パラメータとから開始する。

上述のアップグレード工程は、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標）において一般的なものと同じメカニズムを使用し、したがって、このアップグレード工程は、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標）と全く同様に安全であることに留意されたい。

実施形態において、ブリッジ１０が新しいコネクトレディ照明器具４を発見すると直ちに開始されるアプリベースのアップグレード工程が適用される。この場合、通知メッセージは、エンドユーザーのスマートフォン上で動作するアプリケーション（アプリ）にプッシュされ、接続された照明器具への料金ベースのアップグレードをエンドユーザーに提案する。アプリベースの支払は、オンライン小売業者により使用されるよく知られたセキュリティー技法に従う。

実施形態において、ＬＥＤ照明器具４のステータス（既に支払われた料金又は未払の料金）は、ポータルサーバー１４にアクセス可能な、ＬＥＤランプ及びスイッチの中央データベースに登録される。

ブリッジ１０が制御する権限をまだ与えられていないコネクトレディランプをブリッジ１０が検出したときはいつでも、ブリッジ１０は、登録情報に対する要求をクラウド１２、１４に送信する。ＬＥＤ照明器具４が権限を与えると決定された場合、クラウド１２、１４は、ブリッジ１０からの要求に対する応答を送信し、応答は、照明器具４の識別子に基づき、ブリッジ１０とともに使用するためにＬＥＤ照明器具をロック解除するためにブリッジ１０が使用可能なセキュリティーコードを含む。特定のブリッジ１０は、クラウド内における登録情報の支払又はチェックを一切伴わずに、すべてのコネクトレディＬＥＤ照明器具４をロック解除することを可能にされる。

上述の実施形態が例示としてのみ説明されることが理解される。

例えば、上述の工程は、第１の技術としての独自の「コネクトレディ」技術だけでなく、及び／又は、第２の技術としてのＺｉｇＢｅｅ（登録商標） Ｌｉｇｈｔ Ｌｉｎｋだけでなく、他の種類の第１のアクセス技術及び第２のアクセス技術に対して適用可能である。概して、光源４が任意の第１の通信チャンネルを介して制御可能である場合、アップグレードは、第１のチャンネルとは異なる任意の第２の通信チャンネルを介して追加的な制御機能を可能にしてもよく、第２の通信チャンネルは、第１の通信チャンネルとは異なる通信技術を使用してもよく（例えば、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標）へのアップグレード）、又は、同じ通信技術（例えば、いずれもＺｉｇＢｅｅ（登録商標））を使用してもよいが、第２のチャンネルは、第１のチャンネルとは異なる経路を介する（例えば、ライティングブリッジ１０を介して制御するためのアップグレード）。

例えば、光源は、最初は電力線通信（例えば、パワーオーバーイーサネット（登録商標））などの有線式の手段の形態で第１のチャンネルを介してのみ制御可能であり、次に、光源４は、例えば、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標）、Ｗｉ−Ｆｉ（登録商標）などの無線手段の形態で第２の通信チャンネルを介して制御可能となるようにアップグレードされる。又は別の一例として、第１の通信チャンネルは、光源４を設定するためだけに存在するポイントツーポイント通信モードのみを備える（例えば、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）を介した光出力トリミング、独立型太陽光センサー又は占有センサー制御のパラメータセッティング）。この場合、光源４がアップグレードする対象の第２のチャンネルは、例えば、光源４が中に配備される建物のために単一のローカル需要応答制御装置を介して制御するようにアップグレードするための、単に２つ以上の光源４程度の小さなもののためのローカル無線ネットワークである。別の一例において、第２のチャンネルは、３ＧＰＰネットワークなどのモバイルセルラーネットワークを介したセルラー接続である（例えば、この例は特に街路灯用途に関連する）。

別の一例として、光源４は、分散型インテリジェンス（これにより、各光源がそれぞれのセンサーを含み、光源４間で共有されたセンサー信号に基づいて、光源４が光源４自体を制御する）から、集中型インテリジェンス（これにより、照明器具４を制御することに関与する意思決定のうちの少なくとも一部が、集中型ライティングブリッジ１０により実施される）にアップグレードされる。さらに別の他の一例として、光源は、独立型インテリジェンス（これにより、各光源が各自のセンサーに基づいて自律的に動作する）から分散型インテリジェンスにアップグレードされる。

さらに、他の形態のセキュリティー鍵自体が将来的に当業者に知られることになり、その結果、第２の制御技術のロック解除に使用されてもよい。さらに、開示される技術は、第２の通信チャンネルを介して制御される能力が、配備の時点において光源４に内蔵されてあらかじめ事前装備されて、セキュリティー鍵によりロック解除されることにより有効化される場合に限定されない。代替的に、第２のチャンネルを介して制御される能力は、ファームウェア（組み込みソフトウェア）又は、第２のチャンネルを介した通信を実施するために光源４上で必要とされるファームウェアの少なくとも一部分（例えば、ブリッジ１０又はインターネット１２を介して通信するために必要なソフトウェア）を除去することにより無効化されてもよい。この場合、この能力は、光源４にダウンロードされたファームウェア、すなわち、第２のチャンネルを介した通信を実施するための関連コードを提供するソフトウェアアップグレードを送ることにより有効化される。照明器具のファームウェアアップグレードは、ブリッジを介して、又は、スマートフォン／タブレットなどのコミッションデバイスを介して実施されてもよい。この選択肢は、この能力をロック解除するために鍵を取得することを光源４に要求することの代替例として、又は追加的に使用される。

さらに、第２の通信チャンネルが有効化されると、第１の通信チャンネルが無効化されるが、必ず無効化されるとは限らないことに留意されたい。代替的に、第２のチャンネルが有効化された後でも、第１のチャンネルが完全に有効又は部分的に有効のままであってもよい。例えば、ライティング分野では、複数のプロトコルを同時にサービス提供するますます多くの無線機が存在する。照明器具４は、例えば、ブリッジ１０と通信するために第２の通信チャンネルにスイッチングする一方で、照明器具４は、依然、第２の通信チャンネルに更新されなかった壁スイッチエンドノードに対して第１の通信チャンネルを介して通信し続ける。例えば、いくつかの壁スイッチ（ＺｉｇＢｅｅ（登録商標） Ｇｒｅｅｎ Ｐｏｗｅｒを使用するＰｈｉｌｉｐｓ Ｈｕｅ製のＴａｐ壁スイッチ製品など）は機械的エネルギーハーベスティングを使用し、このようなスイッチは、アップグレードされやすいとは限らない。

さらに別のさらなる実施形態において、１つ又は複数の光源４、１つ又は複数の制御デバイス６、及び／又は、１つ又は複数のセンサー５の他の構成を備える他のライティングシステムは、本明細書において開示される技術と同様の技術の恩恵をさらに受ける。例えば、開示される技術は、ＬＥＤベースの照明器具に適用可能なだけでなく、上述の特徴のうちの任意の特徴が、ガス放電ランプ、フィラメント電球、有機ＬＥＤ（ＯＬＥＤ）、又はレーザーライティングを備えるものといった他の種類に同じく適用される。さらに、本開示の範囲は、照明器具の目的という観点で限定されない。実施形態において、アップグレードされる照明器具４は、環境２を照らすこと、すなわち、機能的ライティングに適した照明を照射するように設計されたものである。それにもかかわらず、機能的ライティングを提供する代わりに（又は、機能的ライティングを提供するとともに）、照明器具４は、タスクライティング、アクセントライティング、又はムードライティングなどのライティング効果を生成するように設計されたデバイス、例えば、色を変更する表面内に組み込まれた組み込み照明器具であることも可能である。さらに、照明器具に関連してここまでに開示される特徴のうちの任意の特徴は、通信技術がまさに照明器具の筐体内でなくランプ自体内に組み込まれる場合に、個々のランプをアップグレードすることを制御することに同じく適用される。

さらに、アップグレードのために演算された（金銭的）支払は、その代わりに、１つ又は複数の他の種類のトランザクションにより置換（又は、補完）されてもよい。他の種類のトランザクションは、例えば、将来的に光源の供給業者に追加的な製品を注文するために、又は、サービス契約を締結するために顧客が行う事業上の約束、高度な金融スキームを含む。

開示される実施形態に対する他の変形例が、図面、本開示、及び付属の特許請求の範囲の考察により、特許請求の範囲に記載された発明を実施する当業者により理解及び実現される。特許請求の範囲において、「備える（ｃｏｍｐｒｉｓｉｎｇ）」という用語は他の要素もステップも排除せず、不定冠詞「１つ（ａ）」又は「１つ（ａｎ）」は複数を排除しない。単一のプロセッサ又は他のユニットが、特許請求の範囲に記載されるいくつかの項目の機能を果たしてもよい。単に、相互に異なる従属請求項に特定の手段が記載されているという事実は、利点を得るためにこれらの手段の組み合わせが使用され得ないということを示すわけではない。コンピュータプログラムは、他のハードウェアと一体的に又は他のハードウェアの一部として供給される、光記憶媒体又は固体媒体などの適切な媒体に記憶／分散されてもよいが、インターネット又は他の有線又は無線電気通信システムを介するなどにより、他の形態でも分散され得る。特許請求の範囲における参照符号はいずれも特許請求の範囲を限定するように解釈されてはならない。

Claims (15)

1. 環境内に光を照射するように動作可能な照明器具又はランプの形態の光源を提供するステップであって、前記光源は、前記環境内に最初に当該光源が配備された時点から有効化されて、第１の通信チャンネルを介して光が制御されることを可能にするが、前記配備の時点において電子的に無効化された第２の通信チャンネルを介して光が制御される能力をもつ、ステップと、
   サーバーにより、前記環境内への前記光源の前記配備の時点の後、前記光源をアップグレードする要求を受信するステップと、
   前記サーバーにより、前記要求に応答して前記光源又は前記光源のユーザーに有効化データを送信することによって、前記第２の通信チャンネルを介して光が制御される能力が電子的に有効化されることを可能にするステップと、を有する、方法。
2. 前記第１の通信チャンネルは、ローカルエリアネットワーク、又は前記光源との直接ポイントツーポイント接続を介する、請求項１に記載の方法。
3. 前記第１の通信チャンネルは、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標）、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）、６ＬｏＷＰＡＮ、Ｗｉ−Ｆｉ（登録商標）、電力線通信、Ｅｔｈｅｒｎｅｔケーブル、ＤＭＸネットワーク、又はＤＡＬＩネットワークを介する、請求項２に記載の方法。
4. 前記第２の通信チャンネルは、広域ネットワークを介する、又は、前記広域ネットワークへ接続するブリッジを介する、請求項１乃至３の何れか一項に記載の方法。
5. 前記広域ネットワークはインターネット、セルラーネットワーク、専用広域ライティング又は公共サービス制御ネットワークを含む、請求項４に記載の方法。
6. 前記光源に関する情報を受信するステップと、前記情報の関数として支払又は他のトランザクションを演算するステップとを含み、前記有効化データを送信するステップは、前記支払又は前記他のトランザクションの受信を条件として実行される、請求項１に記載の方法。
7. 前記情報は、
   前記光源の消費された寿命又は残存寿命、
   前記アップグレードにより達成される予測される節電、
   前記第２の通信チャンネルが照明を制御するために使用される予測される時間長又は回数、
   ライティングブリッジの種類、
   前記配備の地理的位置、及び／又は、
   前記能力が有効化された場合に前記光源と同じネットワーク内に組み込まれることが可能な前記環境内の他のネットワーク接続可能な照明器具及び／又は公共サービスの数、
   のうちの１つ又は複数を含む、請求項６に記載の方法。
8. 前記光源は、前記光源の前記配備の時点から前記第２の通信チャンネルを介して光が制御される能力を装備するが、前記配備の時点において電子的にロックされることにより電子的に無効化される前記能力を装備し、
   前記有効化データは、前記能力が前記光源上でロック解除されることを可能にする電子セキュリティー鍵を含む、請求項１乃至７の何れか一項に記載の方法。
9. 前記セキュリティー鍵は、少なくとも部分的に前記光源の固有ＩＤに基づく、請求項８に記載の方法。
10. 前記セキュリティー鍵は、第１の通信技術をロック解除して、前記第１の通信技術を介して光が制御されることを可能にするためにも必要とされるが、前記第１の通信技術をロック解除するための前記セキュリティー鍵は、前記配備の前に又は前記配備の時点において前記光源又はユーザーに提供される、請求項８又は９に記載の方法。
11. 前記能力は、前記能力を実現するために必要とされるソフトウェアの少なくとも一部分が前記配備の時点において前記光源から除去されることにより電子的に無効化され、前記有効化データは、除去された前記ソフトウェアを提供するソフトウェアアップグレードを含む、請求項１乃至１０の何れか一項に記載の方法。
12. 前記要求は、ユーザーから受信され、前記方法は、
    第２の通信技術をロックしたときに、前記環境内における前記光源の前記配備を検出するステップと、
    前記検出に応答して、前記光源をアップグレードする選択肢をユーザーに提示することにより、前記要求を促すステップと、をさらに含む、請求項１乃至１１の何れか一項に記載の方法。
13. 環境内に光を照射する、前記環境内に配備された照明器具又はランプの形態の光源であって、第１の通信チャンネルを介して光が制御されることを可能にするが、電子的に無効化された第２の通信チャンネルを介して光が制御される能力をもつ、光源と、
    前記光源をアップグレードする要求を受信するように、及び、前記要求に応答して前記光源又は前記光源のユーザーに有効化データを送信することにより、前記第２の通信チャンネルを介して光が制御される能力が電子的に有効化されることを可能にするサーバーと、を備える、システム。
14. 第２の通信技術をロックしたときに、前記環境内における光源の前記配備を自動的に検出するように、及び、前記検出に応答して、前記光源をアップグレードする選択肢をユーザーに自動的に提示することにより、前記要求を促すライティングブリッジを備える、請求項１３に記載のシステム。
15. 照明器具又はランプの形態の光源を制御して環境内に光を照射するためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体上で具現化され、前記光源上で動作するときに、
    前記環境内に前記光源が最初に配備された時点から、第１の通信チャンネルを介して光が制御されることを可能にし、
    サーバーから、前記環境内への前記光源の前記配備の時点の後に有効化データを受信し、
    受信された前記有効化データを使用して、第２の通信チャンネルを介して光が制御されることを可能にする、コンピュータプログラム。

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