JP6738099B2 - 哺乳容器 - Google Patents

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Description

本発明は、哺乳容器に関する。
従来の哺乳容器は、ミルクを貯えるための容器本体と、容器本体の雄ネジ口部に螺着して人工乳首を容器本体に取着するための取付キャップと、を備えたものが公知である(例えば、特許文献1参照)。
実開昭55−131242号公報
従来の哺乳容器は、授乳後に、容器本体の底部にまで長いブラシを挿入して洗浄し、さらに、容器本体を、煮沸して、又は、消毒液に浸して、殺菌する必要があり、手間と時間がかかるといった問題があった。特に、外出時や災害避難時においては、洗浄や殺菌を行うことが非常に困難であり、ミルクを加熱することも困難であった。
そこで、本発明は、外出時や災害避難時に使い勝手の良い哺乳容器の提供を目的とする。
本発明の哺乳容器は、人工乳首が取着される蓋部材と、ミルクが収容される使い捨て自在な第1コップと、該第1コップに対して下方から外嵌されるリング状の保持部材と、上記ミルクを加熱するための発熱剤が収容される使い捨て自在な第2コップと、該第2コップに対して下方から外嵌されるリング状の支持部材と、を備え、上記蓋部材と上記保持部材とを螺合して上記第1コップの開口外縁鍔部を上下から挟持し、さらに、上記第1コップの下方から上記第2コップを重ね合わせ状に配設した状態で、上記保持部材と上記支持部材とを螺合して上記第2コップの開口外縁鍔部を上下から挟持して、上記第1コップと上記第2コップの間に上記ミルクを加熱するため上記発熱剤が収容される発熱剤収納部を形成するように構成したものである。
また、上記第1コップと上記第2コップとは、同形状・同寸法のコップから成るものである。
また、上記第2コップの下端部を支持する台座部材を備え、上記台座部材は、上記第2コップが載置される円形状の平盤部と、上記平盤部を包囲する円環状の凸部と、該凸部の下外縁部から突出する台座外鍔部と、を有し、非使用状態において、上記第1コップを挟持せずに上記蓋部材と上記保持部材とを螺合し、さらに、上記台座部材の凸部が下方突出状となるように上下ひっくり返して配設し、上記第2コップを挟持せずに上記保持部材と上記支持部材とを螺合して上記台座部材の台座外鍔部を上下から挟持して、収納組付ユニットとなるように構成したものである。
また、上記収納組付ユニットの上記台座部材の凸部を、直列積層状のコップ群の最上位置のコップの開口部に内嵌させて、上記収納組付ユニットと上記コップ群とを一体状に携帯可能に構成すると共に、上記台座部材と上記最上位置のコップの間に、収納空間が形成されるように構成したものである。
本発明によれば、第2コップに収容している発熱剤で第1コップ内のミルクを加熱でき、コンロや湯煎用鍋を用いずに加熱が可能となる。使用後に、第1コップと第2コップを廃棄(使い捨て)し、洗浄や殺菌にかかる手間と時間を削減できる。つまり、洗い場や調理場の使用時間や使用範囲が限定される外出時や災害避難時において至便である。第1・第2コップの形状が簡素で容易に大量生産でき、使い捨て用として好適である。また、市販の液体ミルクを乳児が飲みやすくするために、人肌程度に温めるのに最適である。
本発明の実施の一形態を示す断面正面図である。 分解斜視図である。 収納短縮組付状態の断面正面図である。 コップ取付け収納状態の断面正面図である。
以下、図示の実施形態に基づき本発明を詳説する。
本発明に係る哺乳容器は、図1と図2に示すように、ゴム製の人工乳首4が着脱自在に取着される蓋部材1と、ミルクMが収容される使い捨て自在な紙製の第1コップ7Aと、第1コップ7Aに対して下方から外嵌されるリング状の保持部材2と、ミルクMを加熱するための発熱剤Kが収容される使い捨て自在な紙製の第2コップ7Bと、第2コップ7Bに対して下方から外嵌されるリング状の支持部材3と、第2コップ7Bの下端部を支持する台座部材8と、蓋部材1に人工乳首4を取着するための取付キャップ5と、取付キャップ5に取着して人工乳首4を保護するための保護キャップ6と、を備えている。
第1コップ7Aと第2コップ7Bとは、同形状かつ同寸法の(同種類の)紙製のコップ7であって、上方開口部の縁に外鍔状の開口外縁鍔部71A,71Bを有すると共に、下方縮径型のテーパー状外周壁部72A,72Bを有している。また、図示省略するが、第1コップ7A及び第2コップ7Bは、外周壁部72A,72Bの内周面に、内部に貯えた液体の容量を測ることが可能な目盛を印刷等によって、表示している。また、内部が殺菌(滅菌)処理や抗菌処理が行われたものが望ましい。
蓋部材1は、樹脂成形品であって、第1コップ7Aに対して施蓋状に配設される平面視円形状の蓋上壁部16と、蓋上壁部16の中央部に上方突出状に設けられたミルク流出用の筒状口部11と、筒状口部11に形成された蓋雄ネジ部12と、蓋上壁部16の外周縁部から垂下状に設けられた外周壁部10と、外周壁部10に形成された蓋雌ネジ部14と、第1コップ7Aの開口外縁鍔部71Aに上方から当接して押圧するための底面視円環状の押圧裏面15と、を有している。押圧裏面15は、蓋雌ネジ部14よりもラジアル内方位置かつ蓋雌ネジ部14の上端部近傍に配設される段差部の下面である。なお、蓋部材1は、透明乃至半透明の樹脂で形成するのが好ましい。第1コップ7Aの内面に印刷又は付加された目盛りによりミルクMの残量を確認できる。言い換えると、蓋部材1は、第1コップ7A内のミルクMが目視可能な可視光線透過率をもった樹脂で成形するのが好ましい。
取付キャップ5は、樹脂成形品であって、中心孔53とキャップ雌ネジ部52と、人工乳首4の下端外鍔部41を押圧するための押さえ裏面55と、を有している。取付キャップ5は、中心孔53に人工乳首4の乳首本体部40を挿通させると共に、キャップ雌ネジ部52を蓋雄ネジ部12に螺着させて、押さえ裏面55と筒状口部11の上端面とで人工乳首4の下端外鍔部41を挟持して、蓋部材1の筒状口部11と人工乳首4の内部を連通させて蓋部材1に人工乳首4を着脱自在に取着している。また、既存(市販品)の人工乳首4を蓋部材1に取着可能としている。
保持部材2は、樹脂成形品であって、円筒状の外周壁部20の上部に形成された上雄ネジ部24と、外周壁部20の下部に形成された下雄ネジ部22と、第1コップ7Aの開口外縁鍔部71Aに下方から当接して支持するための平面視円環状の支持面25と、第2コップ7Bの開口外縁鍔部71Bに上方から当接して押圧するための底面視円環状の押圧面26と、外周壁部20の上下中間部に形成された外鍔状の把持部29と、を有している。支持面25は外周壁部20の上端面であり、押圧面26は外周壁部20の下端面である。
保持部材2は、第1コップ7Aに対して下方から外嵌される。そして、保持部材2の上雄ネジ部24に、蓋部材1の蓋雌ネジ部14が螺着して、保持部材2の支持面25と、蓋部材1の押圧裏面15とで、第1コップ7Aの開口外縁鍔部71Aを上下から密封状に挟持して、第1コップ7Aの内部と蓋部材1の筒状口部11を連通させて第1コップ7Aに蓋部材1を取着している。このように、開口外縁鍔部71Aを挟圧する構造により水密性が確保される。
支持部材3は、樹脂成形品であって、円筒状の外周壁部30と、外周壁部30に形成された雌ネジ部32と、第2コップ7Bの開口外縁鍔部71Bに下方から当接して支持するための平面視円環状の支持面35と、を有している。支持面35は、外周壁部30の下端部に設けられた内鍔部の上面である。
支持部材3は、第2コップ7Bに対して下方から外嵌される。そして、支持部材3の雌ネジ部32が、保持部材2の下雄ネジ部22に螺着して、支持部材3の支持面35と、保持部材2の押圧面26とで、第2コップ7Bの開口外縁外鍔部71Bを上下から密封状に挟持する。
保持部材2は、支持面25と押圧面26を上下方向に所定寸法Hだけ離間させているので、第1コップ7Aよりも第2コップ7Bを大きく形成せずに(別部品とせずに)、第1コップ7Aと第2コップ7Bを同寸法・同形状としながらも、発熱剤Kを発熱させるのに十分な発熱剤収納部77を形成するように構成している。
言い換えると、第1コップ7Aと第2コップ7Bとを同軸心状に上下に重ね合わせ状に配設した状態で、第1コップ7Aの外周面と第2コップ7Bの内周面の間、及び、第1コップ7Aの底外面と第2コップ7Bの底内面間に、発熱剤Kによって発生した高温の蒸気が充満する空間部(発熱剤収納部)77を形成するように構成している。
さらに、保持部材2は、発熱剤収納部77と外部と連通させ、発熱剤収納部77内の過剰な蒸気を外部へ吐出させる複数の通気孔27を有している。蒸気による第2コップ7Bの膨張や第1コップ7Aの圧縮を防止でき、安全に加熱を行える。なお、図例の通気孔27は、外周壁部20をラジアル方向に貫通するように設けているが、他の箇所に設けるも良い。
発熱剤Kは、火や電気を使用せずに化学反応によって発熱するものであって、不織布や織物生地等の袋に収納されている。発熱剤Kは、第1コップ7A内のミルクMを約50度〜約60度に加熱した状態を20分〜25分程度維持できるものが好ましい。なお、第1コップ7A内のミルクMを約80度まで加熱可能な発熱剤Kを用いて、粉ミルクを溶かしたミルクMを殺菌可能とすることもできる。発熱剤Kとしては、数滴の水に触れさせることで発熱し、高温の蒸気を発生させるものが好ましく、発熱剤Kの成分としては、例えば、粉末生石灰等の酸化カルシウム(CaO)と粉末アルミニウム(Al)とを混合させたものである。なお、発熱剤Kとしては、空気中の湿気を吸うと発熱するものや、空気に触れると発熱するものとするも良い。
そして、ミルク加熱作業としては、液状のミルクMを収容している第1コップ7Aの開口外縁鍔部71Aを、蓋部材1と保持部材2とで挟圧しつつ、蓋部材1と保持部材2を螺合する。つまり、第1コップ7Aに人工乳首4付の蓋部材1が取着した状態となる。
次に、第2コップ7Bに収容している発熱剤Kを発熱状態にさせ、第1コップ7Aの下方から第2コップ7Bを重ね合わせ状に配設して、第2コップ7Bの開口外縁外鍔部71Bを、保持部材2と支持部材3とで挟圧しつつ、保持部材2と支持部材3を螺合する。保持部材2に第2コップ7Bが取着され、第1コップ7Aと第2コップ7Bの間に、発熱状態の発熱剤Kを収容する発熱剤収納部77が形成される。
なお、発熱剤Kを発熱状態にするタイミングは、第2コップ7Bを保持部材2に取着後に、通気孔27から水を注入するも良い。
発熱剤Kによって発生した加熱用の蒸気は、発熱剤収納部77に充満して、第1コップ7Aの底部と外周壁部72Aに接触し、第1コップ7A内のミルクMを加熱する。湯煎用の鍋や、鍋を温めるコンロ等の大きな加熱調理器具を用いずに、ミルクMの加熱が行われる。
所定加熱時間後に、保持部材2から支持部材3を螺退させ、第2コップ7Bを取外すと共に、取付キャップ5から保護キャップ6を取外し、人工乳首4と取付キャップ5と蓋部材1と第1コップ7Aと保持部材2とが一体状に組み付けられた哺乳器本体を形成する。この哺乳器本体を用いてミルクMを授乳させる。
なお、ミルクMの加熱状態(保温)を維持するために、第2コップ7Bを離脱せずに授乳するも良い。
さらに、授乳後は、第1コップ7A及び第2コップ7Bを、廃棄することで、洗浄と殺菌の手間を削減できる。数時間後に、再び、授乳を行う場合は、予め用意している新たな2つのコップ7,7を、第1コップ7A及び第2コップ7Bとして使用することで、衛生的にミルクMを加熱することができる。なお、第1コップ7Aは、1回で使い捨てるのが好ましいが、第2コップ7Bは、加熱・保温用であるため、複数回使用後に、使い捨てるも良い。また、紙製のコップ7はコンパクトに折り畳んで(小さく潰して)破棄でき、使い捨てに好適である。
また、台座部材8は、樹脂成形品であって、第2コップ7Bが載置される円形状の平盤部82と、平盤部82を包囲する円環状の凸部80と、凸部80の下外縁部から突出する台座外鍔部81と、を有し、第2コップ7Bの下端部と水平面状の載置面Gの間に配設されるコースター型(コップ敷き型)である。
凸部80は、横断面台形状であって、上方拡径型のテーパー状の内周面が、第2コップ7Bの外周壁部72Bの下端部に外嵌して支持し、ミルク加熱中の転倒を防止する。
また、第2コップ7Bは、第1コップ7Aと同形状・同寸法であるため、図1の状態から第2コップ7Bを取外した場合に、第1コップ7Aの下端部を台座部材8にて支持させることも可能である。つまり、授乳中の一時的な仮置きにも使用できる。
そして、非使用時においては、図3に示すように、第1コップ7Aを挟持せずに蓋部材1と保持部材2を螺合し、さらに、台座部材8を上下ひっくり返して、凸部80を下方突出状となるように配設し、台座外鍔部81を、保持部材2の押圧面26と支持部材3の支持面35とで挟持することで、収納短縮組付状態Y(収納組付ユニットY)にできる。
つまり、保護キャップ6、人工乳首4、取付キャップ5、蓋部材1、保持部材2、支持部材3、台座部材8を、一体状とした収納短縮組付状態Yで(収納組付ユニットYとして)、バッグ等に収納して持ち運びでき、紛失を防止できる。台座部材8が底蓋作用を発揮して、衛生的に持ち運びできる。
さらに、図4に示すように、直列状に積層された複数のコップ7,7から成るコップ群70の最上位置のコップ7(7D)の開口部に、収納短縮組付状態Yでの台座部材8を、施蓋状に配設して、凸部80を差込むことで、凸部80のテーパー状外周面が、最上位置のコップ7Dのテーパー状内周面に弾性変形により内嵌できる。即ち、直列積層状のコップ群70を、収納組付ユニットYと一体状として、持ち運びできる。このコップ群70から選択した2つを、第1コップ7Aと第2コップ7Bとして使用する。
また、台座部材8とコップ7(最上位置のコップ7D)の間には、持ち運び用収納空間79が形成され、発熱剤Kや、発熱剤Kを発熱させるための水が収納された小容器や密封袋等の貯水部材J等を収容可能であり、災害避難時や災害備蓄用として好適である。
なお、図3と図4の収納組付ユニットY(収納短縮組付状態Y)に於て、図示省略するが、取付キャップ5から保護キャップ6及び人工乳首4を取外す。そして、保護キャップ6を収納空間79に収容し、取付キャップ5の中心孔53を密封状に塞ぐようにシート状のシール部材を貼着するも良い。人工乳首4は、複数個、準備して、収納組付ユニットYとは別梱包とし、複数個の人工乳首4を衛生的な袋や箱等に収容して携帯・備蓄するも良い。また、図4に於て、発熱剤Kをそのまま図示しているが、実際には、薄いシート状の保護袋に収容されている状態で、上記収納空間79に収容される。また、発熱剤Kや貯水部材Jは、コップ群70を形成するコップ7の数に対応させて、複数個(図示省略)を、収納空間79に収容するのが望ましい。
図1と図2に於て、保護キャップ6は、樹脂成形品のドーム型であって、取付キャップ5に着脱自在であって、保護キャップ6の下端部が取付キャップ5の外周壁部に外嵌して、取付キャップ5から上方突出状の乳首本体部40を包囲して保護する。
また、図2に於て、取付キャップ5の外周壁部、蓋部材1の外周壁部10、保持部材2の把持部29、支持部材3の外周壁部30、の各外周面には、回転操作を容易にするための手滑り防止用の凹凸部を形成している。
なお、本発明は、設計変更可能であって、図示省略するが、保持部材2の把持部29は、外鍔形状に限らず、ハンドル形状等自由である。支持部材3に、第2コップ7Bの外周壁部72Bを包囲するような円筒状の把持部や、ハンドル状の把持部を設けるも良い。開口外縁鍔部71A,71Bの形状は、図例のような横断面平板状に限らず、横断面円形状や縁巻形状(渦巻き形状)等自由である。また、コップ7(第1・第2コップ7A,7B)の材質としては、紙製に限らず、生分解性を有するバイオプラスチック等の樹脂製とするも良い。樹脂(プラスチック)としては、断熱性(保温性)を有する発泡プラスチックが望ましい。
なお、図1に示すように、蓋部材1の軸心Laと、保持部材2、支持部材3、人工乳首4、取付キャップ5、保護キャップ6、コップ7、台座部材8の各軸心は、同軸心状に配設される。
以上のように、本発明の哺乳容器は、人工乳首4が取着される蓋部材1と、ミルクMが収容される使い捨て自在な第1コップ7Aと、該第1コップ7Aに対して下方から外嵌されるリング状の保持部材2と、上記ミルクMを加熱するための発熱剤Kが収容される使い捨て自在な第2コップ7Bと、該第2コップ7Bに対して下方から外嵌されるリング状の支持部材3と、を備え、上記蓋部材1と上記保持部材2とを螺合して上記第1コップ7Aの開口外縁鍔部71Aを上下から挟持し、さらに、上記第1コップ7Aの下方から上記第2コップ7Bを重ね合わせ状に配設した状態で、上記保持部材2と上記支持部材3とを螺合して上記第2コップ7Bの開口外縁鍔部71Bを上下から挟持して、上記第1コップ7Aと上記第2コップ7Bの間に上記ミルクMを加熱するため上記発熱剤Kが収容される発熱剤収納部77を形成するように構成したので、第2コップ7B内の発熱剤Kにて第1コップ7A内のミルクMを加熱でき、コンロや湯煎用鍋を用いずに加熱が可能となる。ミルクM加熱後や授乳後に、ミルクMを収容していた第1コップ7Aと発熱剤Kを収容していた第2コップ7Bを使い捨てし、洗浄や殺菌にかかる手間と時間を削減できる。つまり、洗い場や調理場の使用時間や使用範囲が限定される外出時や災害避難時において至便である。第1・第2コップ7A,7Bの形状が簡素で容易(安価)に大量生産できて使い捨て用として好適である。
上記第1コップ7Aと上記第2コップ7Bとは、同形状・同寸法のコップ7から成るので、第1コップ7A及び第2コップ7Bを容易(安価)に大量生産でき、使い捨てとして用いるのに最適である。ミルク加熱準備の際に、コップの大きさや形状を気にせずに、容易かつ迅速に組み付けることができる。
また、上記第2コップ7Bの下端部を支持する台座部材8を備え、上記台座部材8は、上記第2コップ7Bが載置される円形状の平盤部82と、上記平盤部82を包囲する円環状の凸部80と、該凸部80の下外縁部から突出する台座外鍔部81と、を有し、非使用状態において、上記第1コップ7Aを挟持せずに上記蓋部材1と上記保持部材2とを螺合し、さらに、上記台座部材8の凸部80が下方突出状となるように上下ひっくり返して配設し、上記第2コップ7Bを挟持せずに上記保持部材2と上記支持部材3とを螺合して上記台座部材8の台座外鍔部81を上下から挟持して、収納組付ユニットYとなるように構成したので、バッグ等に収納して持ち運びでき、紛失を防止できる。台座部材8が底蓋作用を発揮して、衛生的に持ち運びできる。
また、上記収納組付ユニットYの上記台座部材8の凸部80を、直列積層状のコップ群70の最上位置のコップ7Dの開口部に内嵌させて、上記収納組付ユニットYと上記コップ群70とを一体状に携帯可能に構成すると共に、上記台座部材8と上記最上位置のコップ7Dの間に、収納空間79が形成されるように構成したので、発熱剤Kや、発熱剤Kを発熱させるための水が収納された小容器や密封袋等の貯水部材J等を収容可能であり、災害避難時や災害備蓄用として好適である。
1 蓋部材
2 保持部材
3 支持部材
4 人工乳首
7 コップ
7A 第1コップ
7B 第2コップ
7D 最上位置のコップ
8 台座部材
70 コップ群
71A 開口外縁鍔部
71B 開口外縁鍔部
77 発熱剤収納部
79 収納空間
80 凸部
81 台座外鍔部
82 平盤部
K 発熱剤
M ミルク
Y 収納組付ユニット

Claims (4)

  1. 人工乳首(4)が取着される蓋部材(1)と、ミルク(M)が収容される使い捨て自在な第1コップ(7A)と、該第1コップ(7A)に対して下方から外嵌されるリング状の保持部材(2)と、上記ミルク(M)を加熱するための発熱剤(K)が収容される使い捨て自在な第2コップ(7B)と、該第2コップ(7B)に対して下方から外嵌されるリング状の支持部材(3)と、を備え、
    上記蓋部材(1)と上記保持部材(2)とを螺合して上記第1コップ(7A)の開口外縁鍔部(71A)を上下から挟持し、さらに、上記第1コップ(7A)の下方から上記第2コップ(7B)を重ね合わせ状に配設した状態で、上記保持部材(2)と上記支持部材(3)とを螺合して上記第2コップ(7B)の開口外縁鍔部(71B)を上下から挟持して、上記第1コップ(7A)と上記第2コップ(7B)の間に上記ミルク(M)を加熱するため上記発熱剤(K)が収容される発熱剤収納部(77)を形成するように構成したことを特徴とする哺乳容器。
  2. 上記第1コップ(7A)と上記第2コップ(7B)とは、同形状・同寸法のコップ(7)から成る請求項1記載の哺乳容器。
  3. 上記第2コップ(7B)の下端部を支持する台座部材(8)を備え、
    上記台座部材(8)は、上記第2コップ(7B)が載置される円形状の平盤部(82)と、上記平盤部(82)を包囲する円環状の凸部(80)と、該凸部(80)の下外縁部から突出する台座外鍔部(81)と、を有し、
    非使用状態において、上記第1コップ(7A)を挟持せずに上記蓋部材(1)と上記保持部材(2)とを螺合し、さらに、上記台座部材(8)の上記凸部(80)が下方突出状となるように上下ひっくり返して配設し、上記第2コップ(7B)を挟持せずに上記保持部材(2)と上記支持部材(3)とを螺合して上記台座部材(8)の台座外鍔部(81)を上下から挟持して、収納組付ユニット(Y)となるように構成した請求項1又は2記載の哺乳容器。
  4. 上記収納組付ユニット(Y)の上記台座部材(8)の上記凸部(80)を、直列積層状のコップ群(70)の最上位置のコップ(7D)の開口部に内嵌させて、上記収納組付ユニット(Y)と上記コップ群(70)とを一体状に携帯可能に構成すると共に、上記台座部材(8)と上記最上位置のコップ(7D)の間に、収納空間(79)が形成されるように構成した請求項3記載の哺乳容器。
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