JP6737463B2 - 誘引具 - Google Patents

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Description

本発明は、ぶどう,キウイフルーツ,ナシ,トマト,きゅうり等の果樹及び野菜類の枝や茎,蔓(以下枝類と総称する)を栽培棚の誘引線上で誘引するための誘引具に関する。
ぶどう等の栽培においては、マニュアル化が容易で熟練度がそれ程必要のない等の理由から、H型仕立てによる短梢剪定が頻繁に採用される。例えば、図1に示す例では、ぶどうの木(蔓)Tにおける圃場から上方に延びた主幹T1から側面視でT字状に主枝(枝類,枝)T2が延び、主枝T2の各端側から平面視T字状に亜主枝(枝類,枝)T3が延びるように、H型仕立てによる短梢剪定を行っており、前記亜主枝T3からは結果母枝や新梢等の側枝(枝類,枝)T4が延びている。
上述したような短梢剪定では、網の目状に交差(図示する例では直交)させて張設された複数の誘引線(支持線)Lによって構成された栽培棚Rによって、主枝T2、亜主枝T3又は側枝T4等を支持させる。生育にあたっては、前記枝類T2,T3,T4を平面視で誘引線Lに交差した状態で該誘引線Lに係止させることが望ましく、このような係止によって枝類T2,T3,T4を予め定められた所定の方向に生長させることが容易になる。
そして、このような係止を可能にするものとして、フレキシブルに変更可能なバンド部と、該バンド部の両端部にそれぞれ個別に形成された結束部(取付部)とを備え、該バンド部をU字上に曲げた状態で両側の結束部によって誘引線に吊下げて支持する誘引具が公知になっている(例えば、特許文献1を参照)。
特許平6−335326号公報
上記文献の誘引具は、バンド部のU字状内に枝類を挿通させることにより、この枝類を平面視で誘引線に交差させた状態で係止させることが可能になる一方で、枝類が誘引線の下側に位置し、誘引具によって吊下げ支持されるため、この誘引具の耐荷重を枝類の重さも加味して高く設定する必要があり、その強度を確保するために単価が高くなり易いという欠点がある。
本発明は、水平な方向に沿う誘引線に対して枝類を平面視で交差する方向に誘引する誘引具であって、誘引線に下支えされた枝類を誘引可能であって且つ単価を安く抑えることが可能な誘引具を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、果樹及び野菜類の枝類を誘引する誘引線に対して枝類を平面視で交差する方向に誘引する誘引具であって、U字状の誘引本体と、該誘引本体の少なくとも一端側に一体的に設けられ且つ該誘引本体を上記誘引線に着脱可能に取付ける取付部とを備え、前記取付部は、上記誘引本体を、逆U字状の形状で前記誘引線の上側に突出した状態で該誘引線に固定するように構成され、前記取付部は、上記誘引線の周面を弾力的に挟持する一対の挟持部を有し、前記取付部によって上記誘引線に固定された状態の前記誘引本体が、上記誘引線を挟持した状態の前記一対の挟持部と平面視で重複しない状態になるように、該一対の挟持部が配置され、前記取付部は、逆U字状をなした状態の前記誘引本体を、前記誘引線の下側から上方に移動させるか、或いは、前記誘引線の上側から下方に移動させることにより、該誘引本体を、前記誘引線から上方突出した状態で該誘引線に取付けるように、構成されたことを特徴とする。
字状に成形され且つ該形状が維持される誘引本体備えものとしてもよい。
前記一対の挟持部からそれぞれ連続した一対のガイド部を有し、前記一対のガイド部は、互いの距離を次第に狭くしながら前記誘引線を前記一対の挟持部の間に案内する一対のガイド部を有するものとしてもよい。
U字状の誘引本体を、逆U字状をなす姿勢で且つ誘引線から上側に突出した状態で、取付部によって該誘引線に取付け、この突出した逆U字状内に、枝類を挿通させて係止させれば、誘引線の上側に位置する枝類を、平面視で誘引線に交差させた状態で、誘引することができる他、該枝類は誘引線によって下支えされるため、この枝類の重みを加味して耐荷重を設定する必要がなく、誘引具の単価を易く抑えることが容易になる。
一般的なH型仕立てによる短梢剪定の構成を模式的に示す斜視図である。 本発明を適用した誘引具による誘引方法の一例を示した斜視図である。 図2に示す誘引具の斜視図である。 (A)乃至(C)は、図2,図3に示す誘引具が誘引線に装着される状態で順次示す側面図である。 誘引具の他の実施形態の構成を示す要部斜視図である。 誘引具の他の実施形態の構成を示す斜視図である。 誘引具の他の実施形態の構成を示す要部側面図である。 図7に示す誘引具の他の使用例を示す要部側面図である。 図7に示す誘引具の他の使用例を示す要部側面図である。 誘引具の他の実施形態の構成を示す要部斜視図である。 誘引具の他の実施形態の構成を示す斜視図である。 誘引具の他の実施形態の構成を示す要部背面図である。 誘引具の他の実施形態の構成を示す斜視図である。
図2は、本発明を適用した誘引具による誘引方法の一例を示した斜視図であり、図3は、図2に示す誘引具の斜視図である。これらに示す誘引具1は、枝類T2,T3,T4(図示する例では、新梢T4)を誘引するものであり、一本の線状部材2を曲げ形成することにより構成されている。
この線状部材2は、金属等からなるワイヤーや針金等の芯材2aと、該芯材2の周面を全周且つ全長に亘り覆う合成樹脂製のカバー体2bとから構成されている。この線状部材2の中間部を円弧状に湾曲形成させることによりU字状の誘引本体3が形成され、前記線状部材2における誘引本体3よりも端寄り部分を、該誘引本体3のU字形状を正面から見て手前側又は奥側に円弧状に曲げ形成して該誘引本体3側に折返すことにより、取付部4を構成している。この取付部4によって、前記誘引本体3が誘引線Lに取付けられる。
前記誘引本体3のU字形状は、外力が作用しても、そのU字形状を維持されるように、線状部材2の強度が設定されている。すなわち、曲げ形成は可能である一方で、曲げ形成の後はある程度の外力が作用してもその形状が保持されるような強度を有する材料を、芯材2aの材料として選定する。なお、このU字状には、曲げた部分が円弧状をなすものの他、コの字状をなすようなものも含まれる。
前記取付部4は、図示する例では、誘引本体3のU字形状の両端側にそれぞれ一体成形されている。線状部材2上において、円弧状をなす曲げ部4aよりも誘引本体3に近い側の部分と、遠い側とに、挟持部6,7がそれぞれ形成されている。この一対の挟持部6、7の一方は誘引本体3と連続し且つ誘引本体3に対して固定された固定側挟持部6になり、他方は曲げ部4aを介して前記固定側挟持部6と連続し且つ該固定側挟持部6に対して離間・近接方向の弾力的に回動作動する可動側挟持部7になる。
この可動側挟持部7は、固定側挟持部6との距離が、曲げ部4aから遠ざかるに従って次第に短くなるように該固定側挟持部6に対して斜めに傾斜した部分を有し、この傾斜部分よりも曲げ部4aから遠ざかった先端部が、前記曲げ部4aとは反対方向に湾曲形成されて折返され、後述するガイド部8を構成している。
この一対の挟持部6,7の間に誘引線Lの周面を収容して挟持する。このため、この誘引線Lの周面を挟持部6,7の間に挿入させる挿入部9が固定側挟持部6の誘引本体3寄り部分と、該部分に対向する可動側挟持部7部分との間に形成されている。この挿入部9の寸法は、誘引線Lの径よりも若干小さく設計されているため、該挿入部9から誘引線Lを挿入しようとする場合、可動側挟持部7を、固定側挟持部6から離間する側に弾力的に開作動させる必要がある。
ちなみに、ガイド部8は、誘引線Lの周面の挿入部9を介した挟持部6,7間への挿入時、自身の挿入部9側に円弧状に湾曲した部分によって、該誘引線Lを挿入部9に案内する。
次に、図2及び図4に基づいて、この誘引具1を用いた誘引方法の構成を説明する。
図4(A)乃至(C)は、図2,図3に示す誘引具が誘引線に装着される状態で順次示す側面図である。新梢T4を、この誘引具1によって誘引する場合、まず、誘引本体3が逆U字状をなす姿勢の誘引具1を、誘引線Lによって下支えされた新梢T4の真上から下方に移動させ、該新梢T4の周面を誘引本体3のU字部内に収容させる。
続いて、誘引具1の一対の取付部4,4が誘引線Lの真下に位置するように、該誘引具1を、新梢T4の周囲を逆U字状内に収容したままの状態で、下方に移動させる(図4(A)参照)。ちなみに、この際、新梢T4は、誘引線Lよりも上側に位置している。
続いて、一対の各取付部4を、誘引本体3及びそれに保持された新梢T4と共に、誘引線Lの真下側から誘引線L側に上方移動させると、上記ガイド部8の案内によって、誘引線Lの周面が挿入部9に移動し、一対の挟持部6,7の間の距離が弾力的に拡張されて該挟持部6,7が開作動する(同図(B)参照)。
この状態から誘引具1をさらに誘引線Lに対して上方に移動させると、一対の挟持部6,7の間に、誘引線Lの周面が完全に挿入され、これに伴って、一対の挟持部6,7間の距離が若干弾力的に縮小して該挟持部6,7が閉作動し、誘引線Lの周面を弾力的に挟持する状態になる(同図(C)参照)。
一方、このような装着状態において、装着方向と逆方向にある程度の力を加えると、挟持部6,7間の誘引線Lの挟持が解除され、挿入部9を介して誘引具1が誘引線Lから取外される。
挟持部6,7間に誘引線Lが完全に収容されている状態(具体的には同図(C)に示す状態)と、されていない状態(具体的には同図(A)に示す状態)とを比較すると、前者の状態は、後者の状態に比べて、挟持部6,7間の距離が長く、閉作動側に弾性力が発生する状態になる。このような誘引線Lの弾力的な挟持によって、重力に抗した起立姿勢で、誘引具1(誘引本体3)を誘引線Lに固定させることが可能になる。
また、一対の挟持部6,7間で誘引線Lを移動させれば、可動挟持部7の上述した傾斜部分の作用によって、この弾力的な挟持力の大きさが変化する。
以上のように構成される誘引具1によれば、誘引具1の誘引線Lへの装着作業(取付作業)が、単純に誘引具1を誘引線Lに移動させて着脱可能に取付けるのみであるため、葉身T5や葉柄T6又は副梢(野菜の場合には「脇芽」)T7等に妨げられることなく(これらを折り曲げ等して避ける必要がなく)、迅速且つ正確に実行可能になる。
また、誘引線Lが上記ガイド部8によって、スムーズに挿入部9に案内されるため、誘引線Lの周面を挟持部6,7間に挟持させて誘引具1を該誘引線Lに装着させる作業をよりスムーズに行うことが可能になる。
ちなみに、短梢剪定によるH型仕立てでは、この誘引状態は翌年も同様な状態で維持し又は若干の調整をしながら維持されるため、誘引具1は略同一位置に取付けられ、そのまま次のシーズンまで放置することができる。その結果、誘引具1は材質等に一定の耐候性その他の耐久性をもたせることで繰り返しその場で使用できる利点がある。
なお、上述の例では、誘引対象の枝類が新梢T4である場合を説明したが、勿論枝類は、これに限定されるものではなく、主枝T2でも、亜主枝T3であってもよい。また、本例のぶどうの枝類T2,T3,T4の誘引について説明したが、この誘引具1は、それ以外の果樹や野菜等に用いることが可能である。図示する例では、枝類T4を平面視で誘引線Lに対して直交させているが、その交差角は90度である必要はなく、平面視で交差すればよい。
また、一対の挟持部6,7間の距離は曲げ部4aを支点とした弾力変形によって開閉可能であるため、該一対の挟持部6,7部分同士は、部分的又は全体的に接当して閉じられた状態であってもよい。
また、誘引具1の材料は、単一の線状部材2によって構成されるものに限定されるものではなく、合成樹脂製の複数部品によって構成したものでもよい。
さらに、この誘引具1は、取付部4によって誘引本体3をU字状の姿勢で誘引線Lから下方に突出させた状態で、該誘引線Lに着脱可能に固定させることも可能であり、この場合には、枝類T2,T3,T4が誘引線Lの下側に通され、この誘引具1によって誘引線Lに吊下げ支持される。
次に、図5に基づき、誘引具1の他の実施形態について上述の形態と異なる点を説明する。
図5は、誘引具の他の実施形態の構成を示す要部斜視図である。同図に示す形態では、曲げ部4aに代えて、つる巻きバネ部(バネ部)4bを設けている。つる巻きバネ部4bは、線状部材2をラセン状に巻き成形することにより構成され、上述した弾力的な挟持を可能とする弾性力(具体的には閉方向への弾性力)を生じさせる。また、この形態では、芯材2aの軸方向の一部(具体的には、つる巻きバネ部4b及び可動側挟持部7)では、カバー体2bが省略され、該芯材2aが露出している。さらに、ガイド部8は、上述の形態では、先端側に向かって円弧状に湾曲していたが、本形態では、への字状に屈曲形成され、斜めに傾斜した部分で、誘引線Lの挿入部9へのガイドを行う。なお、本形態においても、勿論、円弧状に湾曲した形状によってガイド部8を構成してもよい。
次に、図6に基づき、誘引具1の他の実施形態について上述の形態と異なる点を説明する。
図6は、誘引具の他の実施形態の構成を示す斜視図である。同図に示す形態では、曲げ部4aが、誘引本体3の逆U字形状を正面から見た場合における側面視で、D字の環状又は略環状に曲げ形成されている。この側面視で環状をなす曲げ部4aは、固定側挟持部6と対向する可動側挟持部7となる。また、この曲げ部4aの一部によって、上述したガイド部8も形成される。
さらに、この挟持部7からはU字状の第2曲げ部11が連続し、この第2曲げ部11から延出された端部は、フック状に曲げ形成されて係止部11aを構成しており、この係止部11aが環状の曲げ部4aに引掛けて係止される。該構成の第2曲げ部11は、一対の取付部4の少なくとも一方側に一体で設けられ、挟持部6,7から誘引本体3と反対側に延出される把持部になる。この把持部11を把持して、上述した誘引具1の誘引線Lへの装着作業や取外し作動を行うと、着脱作業をより簡単に行うことが可能になる。
次に、図7に基づき、誘引具1の他の実施形態について上述の形態と異なる点を説明する。
図7は、誘引具の他の実施形態の構成を示す要部側面図である。上述の形態では、誘引本体3が逆U字状をなす姿勢の誘引具1を、誘引線Lの下側から、上方に移動させることにより、該誘引線Lに装着する例につき説明したが、同図に示す形態では、誘引線Lの上側から下方に移動させることにより、誘引具1の装着を行う。
この機能を実現するため、これまでの形態では、誘引本体3の逆U字形状を正面視とした場合における側面視で、各取付部4の上端側に挿入部9を形成していたが、本形態では、側面視で取付部4の下端側に挿入部9を配置形成させる。これを具体的に説明すると、3つのU字状に湾曲した曲げ部4a,4c,4dによって、取付部4が側面視でW字状に成形され、このW字状の両サイドのU字状部における対向部分が一対の挟持部6,7を構成している。ちなみに、この一対の挟持部6,7は、両方とも可動側挟持部になる。
該構成によって、一対の挟持部6,7の下端部には挿入部9が開口形成され、各挟持部6,7の下端部の曲げ部4a,4dの互いに対向する部分がそれぞれ上述のガイド部8,8として機能する。ちなみに、この一対の挟持部6,7は挿入部9に近くなる程、互いの距離が次第に短くなるように傾斜形成されている他、線状部材2における仮想線lを引いた部分よりも先端側位置する部分はカバー体2bを省略してもよい。
該構成の誘引具1では、誘引本体3が逆U字状をなす姿勢の誘引具1を、誘引線Lによって下支えされた新梢T4の真上から下方に移動させ、該新梢T4の周面を誘引本体3のU字部内に収容させる。
続いて、誘引具1の一対の取付部4,4を誘引線Lの真上に位置させ、該誘引具1を新梢T4を収容した状態のまま下方に移動させることにより、誘引線Lの周面がガイド部8の案内によって挿入部9側に移動し、一対の挟持部6,7間の距離が弾力的に拡張されて該挟持部6,7が開作動する。
この状態から、誘引具1をさらに下方に移動させると、一対の挟持部6,7の間に誘引線Lの周面が完全に挿入され、これに伴って、一対の挟持部6,7間の距離が若干弾力的に縮小して該挟持部6,7が閉作動し、この誘引線Lが一対の挟持部6,7によって弾力的に挟持される。
なお、図8に示す通り、このW字状の最も誘引本体3の近い側のU字状部における対向部分によって前記挟持部6,7を構成することや、図9に示す通り、該W字状の最も誘引本体3の遠い側のU字状部における対向部分によって前記挟持部6,7を構成することも可能である。この場合には、図4に示すような手順によって誘引具1が誘引線Lに装着される。
次に、図10に基づき、誘引具1の他の実施形態について上述の形態と異なる点を説明する。
図10は、誘引具の他の実施形態の構成を示す要部斜視図である。同図に示す例では、一対の挟持部6,7の一方が環状に成形され、他方が線状に成形されている。具体的には、曲げ部4aが環状に湾曲されて固定側挟持部6を構成し、そこからさらに延出された線状部材2を、該固定側挟持部6に環状形状内に挿通させて突出させることにより、可動側挟持部7を構成している。
次に、図11に基づき、誘引具1の他の実施形態について上述の形態と異なる点を説明する。
図11は、誘引具の他の実施形態の構成を示す斜視図である。上述した形態では、U字状の誘引本体3の両端部にそれぞれ取付部4を設ける例につき説明したが、同図に示す形態では、誘引本体3のU字の一端側のみに取付部4を設けるとともに、他端側には誘引線Lに係脱自在に引掛けて係合させる補助フック部12が形成され、さらにこの補助フック部12の先端部は折返され、この折返し部分は、葉身T5等への裂傷を防止する防止部12aを構成している。
また、取付部4は、上述した例では、環状部分が固定側挟持部6になり、線状部分が可動側挟持部7になったが、本形態では、これが逆になっている。具体的には、線状の固定側挟持部6から連続する曲げ部4aからさらに先の線状部材2が、長孔を模した環状に曲げ形成されて可動側挟持部7を構成している。可動側挟持部7の環状内には、線状の固定側挟持部6が挿通された状態になるように、可動側挟持部7が環状に曲げ形成される他、可動側挟持部7の先端部は、折返されるように曲げ形成されて固定側挟持部6に係止されるフック状の係止部7aを構成している。
この取付部4は、誘引本体3に近い側に挿入部9が形成されるので、誘引線Lへの装着作業は、図2乃至図6に示すものと同様である。
次に、図12に基づき、誘引具1の他の実施形態について上述の形態と異なる点を説明する。
図12は、誘引具の他の実施形態の構成を示す要部背面図である。図11に示す形態では、環状の可動側挟持部7と線状の固定側挟持部6とが曲げ部4aによって接続されているが、この図12に示す形態では、螺旋状のつる巻きバネ部4bによって接続されている。環状の可動側挟持部7からさらに先端に延びる線状部材2は、つる巻きバネ4bと一体的に筒状をなすように螺旋状に巻かれて螺旋状部7bを構成している。
次に、図13に基づき、誘引具1の他の実施形態について上述の形態と異なる点を説明する。
図13は、誘引具の他の実施形態の構成を示す斜視図である。同図に示す例では、U字状の誘引本体3の一端から延出された線状部材2は、8の字状に曲げ形成されてクリップ片4eを構成し、さらに螺旋状に巻き形成されてつる巻きバネ部4bを構成し、さらに8の字状に曲げ形成されて別のクリップ片4fを構成している。
この一対のクリップ片4e,4fは、誘引本体3のU字形状を正面から見た場合における側面視で、それぞれ8の字状に曲げ形成され、互いに対向して、その中間部分同士が、側面視で筒状をなす上記つる巻きバネ部4bによって回動可能に連結されている。各クリップ片4e,4fの八の字形状が有する2つの環状部分における誘引本体3側の環状部分は、挟持部6,7を構成し、他方はつまみ部13,14を構成している。
一対の挟持部6,7における誘引本体3に近い側が固定側挟持部6になり、遠い側が可動側挟持部7になり、前記つる巻きバネ4bは、可動側挟持部7が固定側挟持部6に近づく側に該可動側挟持部7を弾性付勢している。言換えると、つる巻きバネ部4bは、一対の挟持部6,7同士が閉じて、一対のつまみ部13,14同士が開く側に、一対のクリップ片4e,4fを弾性付勢している。
そして、この弾性力に抗して、一対のつまみ部13,14を摘んで互いを近づけるように閉操作することにより、一対の挟持部6、7が互いに離間して開作動される。一方、この状態から手を離すと、つる巻きバネ部4bの弾性力によって、一対のつまみ部13,14同士が開操作され、一対の挟持部6,7が互いに近づくように閉作動される。すなわち、一対のつまみ部13,14の開閉操作によって、一対の挟持部6、7が開閉作動し、挟持・挟持解除(保持・保持解除)が行われる。
1 誘引具
2 線状部材
3 誘引本体
4 取付部
6 固定側挟持部(挟持部,可動側挟持部)
7 可動側挟持部(挟持部)
8 ガイド部
13 つまみ部
14 つまみ部
11 把持部(第2曲げ部)
L 誘引線(支持線)
T2 主枝(枝類)
T3 亜主枝(枝類)
T4 側枝(枝類,新梢)

Claims (3)

  1. 果樹及び野菜類の枝類を誘引する誘引線に対して枝類を平面視で交差する方向に誘引する誘引具であって、
    U字状の誘引本体と、
    該誘引本体の少なくとも一端側に一体的に設けられ且つ該誘引本体を上記誘引線に着脱可能に取付ける取付部とを備え、
    前記取付部は、上記誘引本体を、逆U字状の形状で前記誘引線の上側に突出した状態で該誘引線に固定するように構成され、
    前記取付部は、上記誘引線の周面を弾力的に挟持する一対の挟持部を有し、
    前記取付部によって上記誘引線に固定された状態の前記誘引本体が、上記誘引線を挟持した状態の前記一対の挟持部と平面視で重複しない状態になるように、該一対の挟持部が配置され、
    前記取付部は、逆U字状をなした状態の前記誘引本体を、前記誘引線の下側から上方に移動させるか、或いは、前記誘引線の上側から下方に移動させることにより、該誘引本体を、前記誘引線から上方突出した状態で該誘引線に取付けるように、構成された
    ことを特徴とする誘引具。
  2. 字状に成形され且つ該形状が維持される誘引本体備え
    請求項1に記載の誘引具。
  3. 前記一対の挟持部からそれぞれ連続した一対のガイド部を有し、
    前記一対のガイド部は、互いの距離を次第に狭くしながら前記誘引線を前記一対の挟持部の間に案内する一対のガイド部を有する
    請求項1又は2の何れかに記載の誘引具。
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