JP6736567B2 - 薬液投与装置及び薬液投与ユニット - Google Patents

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Description

本発明は薬液投与装置に関し、特にはインスリンポンプのように持続的な薬液投与を行うための携帯型の薬液投与装置及び、この薬液投与装置を備えた薬液投与ユニットに関する。
近年、皮下注射や静脈内注射などによって、患者の体内に薬液を持続的に投与する治療法が行われている。例えば、糖尿病患者に対する治療法として、患者の体内に微量のインスリンを持続的に注入する治療が実施されている。この治療法では、一日中患者に薬液(インスリン)を投与するために、患者の身体又は衣服に固定して持ち運び可能な携帯型の薬液投与装置(いわゆるインスリンポンプ)が用いられている。
このような携帯型の薬液投与装置の一つとして、薬液が貯蔵されるシリンジと、シリンジの内部で駆動される押し子とを有するシリンジポンプ形式のものが提案されている。このような薬液投与装置には、何らかの理由による薬液流路の閉塞を検知するための閉塞センサが設けられている。閉塞センサとしては、例えば押し子を駆動するためのモータの回転を制御するエンコーダ、および薬液の出口側に設けたダイアフラム付きの圧力センサを用いて閉塞を検知する構成が開示されている(下記特許文献1参照)。
特表2013−537844号公報(図39〜41,図93および関連記載部)
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、圧力センサを常に通電させて動作させる必要があり、閉塞検知にかかる消費電力が増加する、という問題を有していた。また、特許文献1に記載された技術では、精度の高い閉塞検知を行うことが困難であった。
本発明の目的は、上記の問題点を考慮し、閉塞検知にかかる消費電力を軽減することができると共に精度の高い閉塞検知を行うことが可能な薬液投与装置及び薬液投与ユニットを提供することを目的とする。
以上のような目的を達成するための本発明の薬液投与装置は、駆動部と、操作部と、伝達機構と、閉塞検知機構と、報知部と、を備えている。
操作部は、薬液を収容する薬液容器内に摺動可能に設けられた押し子部材を操作する。伝達機構は、駆動部の駆動力を操作部に伝達する。閉塞検知機構は、伝達機構に設けられ、薬液容器から投与される薬液の流路の閉塞を検知する。報知部は、閉塞検知機構が流路の閉塞を検知した際に、使用者に報知する。
また、閉塞検知機構は、駆動側ギア部と、押し子側ギア部と、絶縁部と、第1接点部と、第2接点部と、仮保持部と、を備えている。
駆動側ギア部は、駆動部側の歯車と歯合し、報知部に電気的に接続される。押し子側ギア部は、駆動側ギア部と共に回転し、操作部側の歯車と歯合し、報知部に電気的に接続される。絶縁部は、駆動側ギア部と押し子側ギア部の間に設けられ、駆動側ギア部と押し子側ギア部を電気的に絶縁する。第1接点部は、駆動側ギア部に設けられる。第2接点部は、押し子側ギア部に設けられ、第1接点部に接触可能である。仮保持部は、第1接点部と第2接点部を離反した状態で、押し子側ギア部を所定の力で保持する。また、仮保持部は、押し子側ギア部に掛かる回転抵抗が所定の力よりも大きくなると、押し子側ギア部の保持を解除する。
また、本発明の薬液投与ユニットは、薬液を収容する薬液容器を有する薬液投与装置と、薬液投与装置が着脱可能に装着されるクレードル装置と、クレードル装置に装着され、生体に穿刺されるカニューレを有すると共に薬液投与装置から薬液が供給される接続ポートと、を備えている。薬液投与装置は、上述した薬液投与装置が用いられる。
本発明の薬液投与装置及び薬液投与ユニットによれば、閉塞検知にかかる消費電力を軽減することができると共に精度の高い閉塞検知を行うことが可能となる。
本発明の実施の形態例にかかる薬液投与ユニットを示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態例にかかる薬液投与装置を示す平面図である。 本発明の実施の形態例にかかる薬液投与装置の閉塞検知機構を示す斜視図である。 本発明の実施の形態例にかかる薬液投与装置の閉塞検知機構の要部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態例にかかる薬液投与装置の閉塞検知機構の要部を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態例にかかる薬液投与装置の閉塞検知機構の要部を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態例にかかる薬液投与装置の閉塞検知機構の要部を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態例にかかる薬液投与装置の閉塞検知機構の閉塞検知動作を説明する説明図である。 本発明の実施の形態例にかかる薬液投与装置の閉塞検知機構の閉塞検知動作を説明する説明図である。
以下、本発明の薬液投与ユニット及び薬液投与装置の実施の形態例について、図1〜図9を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。また、本発明は、以下の形態に限定されるものではない。
1.薬液投与ユニットの構成例
まず、図1を参照して、本発明の薬液投与ユニットの実施の形態例(以下、「本例」という。)の構成例について説明する。
図1は、薬液投与ユニットを示す分解斜視図である。
図1に示す装置は、パッチ式のインスリンポンプやチューブ式のインスリンポンプ、さらにその他の携帯型の薬液投与装置のように、患者の体内に持続的に薬液投与を行うための携帯型の薬液投与ユニットに広く適用されるものである。図1に示すように、薬液投与ユニット1は、薬液投与装置2と、薬液投与装置2が着脱可能に装着されるクレードル装置3と、クレードル装置3に装着される接続ポート6とを有している。
クレードル装置3には、接続ポート6が装着される装着部5が設けられている。接続ポート6は、カニューレ6aを有している。クレードル装置3を患者の皮膚に貼着し、不図示の穿刺機構を用いることにより、接続ポート6は装着部5に装着される。接続ポート6をクレードル装置3の装着部5に装着した際に、クレードル装置3における薬液投与装置2が装着される側と反対側からカニューレ6aが突出し、カニューレ6aが生体に穿刺・留置される。また、接続ポート6は、クレードル装置3に装着された状態において、薬液投与装置2が装着されると、後述する薬液投与装置2の筐体11の裏面収納部に収納される。そして、接続ポート6は、薬液投与装置2の送液配管19に接続される。
[薬液投与装置]
次に、図1及び図2を参照して、薬液投与装置2について説明する。
図2は、薬液投与装置2を示す平面図である。
図1及び図2に示すように、薬液投与装置2は、筐体11と、蓋体12と、薬液貯蔵部13と、伝達機構14と、駆動部15と、報知部16と、電池収納部17と、押し子部材18と、回転検出部21と、押し子部材18を操作する操作部22とを有している。また、薬液投与装置2は、薬液貯蔵部13に接続された送液配管19と、不図示の制御基板を有している。
筐体11は、一面が開口した中空の略直方体状に形成されている。筐体11には、第1収納部11aと、第2収納部11bが形成されている。第1収納部11aには、駆動部15と、電池収納部17と、回転検出部21と、伝達機構14の一部が収納される。第2収納部11bには、薬液貯蔵部13と、押し子部材18と、操作部22と、伝達機構14の一部が収納される。
蓋体12は、略平板状に形成されている。蓋体12は、筐体11に形成された第1収納部11a及び第2収納部11bを覆い、筐体11の開口を閉じる。また、蓋体12には、伝達機構14、駆動部15、報知部16、及び回転検出部21が固定される。
薬液貯蔵部13は、軸方向の一端が閉塞し、軸方向の他端が開口した筒状に形成されている。この薬液貯蔵部13の筒孔内には、薬液が貯蔵される。薬液貯蔵部13の軸方向の一端部には、送液ポート13aと、充填ポート13bが形成されている。送液ポート13aは、送液配管19に接続されており、薬液貯蔵部13内に貯蔵された薬液が排出される。
充填ポート13bには、不図示の充填装置が接続される。そして、充填ポート13bを介して薬液貯蔵部13の筒孔内に薬液が充填される。また、薬液貯蔵部13の筒孔内には、押し子部材18が摺動可能に挿入されている。
押し子部材18は、ガスケット18aと、シャフト部18bとを有している。ガスケット18aは、薬液貯蔵部13の筒孔内において摺動可能に配置されている。ガスケット18aは、薬液貯蔵部13の筒孔の内周面に液密に密着しながら移動する。ガスケット18aにおける先端部の形状は、薬液貯蔵部13の筒孔の軸方向の一端側の形状に対応して形成されている。これにより、ガスケット18aが薬液貯蔵部13の軸方向の一端側に移動した際に、薬液貯蔵部13内に充填された薬液が無駄なく送液ポート13aから排出させることができる。
ガスケット18aにおける先端部と反対側には、シャフト部18bが設けられている。シャフト部18bは、薬液貯蔵部13の軸方向の他端に形成された開口から外側に延設されている。シャフト部18bにおけるガスケット18aと反対側の端部には、後述する操作部22の連結ナット22cと係合する連結部18cが設けられている。連結部18cが連結ナット22cと連結されて操作部22が駆動すると、押し子部材18は、薬液貯蔵部13の軸方向に沿って移動する。
操作部22は、操作歯車22aと、送りねじ軸22bと、連結ナット22cとを有している。操作歯車22aは、後述する伝達機構14の押し子側歯車57と歯合する。送りねじ軸22bは、操作歯車22aの回転軸に接続されている。送りねじ軸22bは、筐体11に設けた軸受けに回転可能に支持された状態で、シャフト部18bに対して平行に配置される。
送りねじ軸22bには、連結ナット22cが螺合されている。連結ナット22cは、筐体11の第2収納部11bに収納された際に、送りねじ軸22bの周方向回りの回転が規制される。これにより、操作歯車22aが回転し、送りねじ軸22bが回転すると、連結ナット22cは、送りねじ軸22bの軸方向に沿って移動する。そして、連結ナット22cに押し子部材18の連結部18cが係合されると、押し子部材18は、連結ナット22cと共に送りねじ軸22bの軸方向に沿って移動する。また、操作部22には、伝達機構14を介して駆動部15の駆動力が伝達される。
駆動部15は、電池収納部17に収納された電池によって駆動されるものである。駆動部15としては、例えば、ステッピングモータが適用される。駆動部15は、筐体11の開口を蓋体12で閉塞した状態において、筐体11に収納された電池収納部17の電極に接続されて電力が供給される。駆動部15の駆動軸15aには、駆動軸15aの回転を検出する回転検出部21が設けられている。
回転検出部21は、検出センサ21aと、スリット円盤21bとを有するロータリーエンコーダである。スリット円盤21bは、駆動部15の駆動軸15aに固定されている。スリット円盤21bは、駆動軸15aの回転に同期して回転する。スリット円盤21bの周縁には、等間隔にスリットが形成されている。
検出センサ21aは、筐体11の第1収納部11aに配置されている。検出センサ21aは、光を出射する発光部と、発光部から出射された光を受光する受光部とを有する光学式センサである。検出センサ21aは、スリット円盤21bのスリットを透過した光を検出することで、駆動部15の回転を検出する。
駆動部15の駆動軸15aには、後述する伝達機構14の第1歯車31が設けられている。伝達機構14は、駆動部15の駆動力(回転)を操作部22に伝達するものである。伝達機構14は、第1歯車31と、第2ギア部32と、第3ギア部33と、閉塞検知機構34とを有している。
第1歯車31は、駆動部15の駆動軸15aに設けられている。第1歯車31は、駆動部15の駆動軸15aに同期して回転する。第1歯車31には、減速用の第2ギア部32の歯車と歯合している。第2ギア部32における第1歯車31と歯合した歯車と異なる歯車は、第3ギア部33の歯車と歯合している。第3ギア部33における第2ギア部32の歯車と歯合した歯車と異なる歯車は、閉塞検知機構34の駆動側歯車52と歯合している。また、閉塞検知機構34の押し子側歯車57は、操作部22の操作歯車22aと歯合している。
駆動部15が駆動すると、第1歯車31、第2ギア部32、第3ギア部33と、後述する閉塞検知機構34の駆動側ギア部41及び押し子側ギア部42が回転する。これにより、駆動部15の駆動力は、伝達機構14を介して操作歯車22aに伝達される。
[閉塞検知機構]
次に、図3〜図7を参照して閉塞検知機構34について説明する。
図3及び図4は、閉塞検知機構34を示す斜視図、図5〜図7は、閉塞検知機構34におけるギア部を示す分解斜視図である。
図3及び図4に示すように、閉塞検知機構34は、報知部16に接続された第1端子部35及び第2端子部36と、駆動側ギア部41と、押し子側ギア部42と、仮保持部の一例を示すねじりコイルばね44と、を有している。さらに、閉塞検知機構34は、駆動側ギア部41に設けられた第1回転軸46と、押し子側ギア部42に設けられた第2回転軸47とを有している。駆動側ギア部41、押し子側ギア部42、ねじりコイルばね44、第1回転軸46及び第2回転軸47は、導電性を有する部材により構成されている。
第1端子部35には、板ばね部35aが設けられている。板ばね部35aは、第1回転軸46を回転可能に支持する。そして、駆動側ギア部41と押し子側ギア部42は、第1端子部35と第2端子部36の間に回転可能に介在されている。第1端子部35の板ばね部35aは、駆動側ギア部41と押し子側ギア部42を第2端子部36に向けて付勢している。これにより、第1回転軸46と第1端子部35との接触、及び第2回転軸47と第2端子部36との接触が外れることを防ぐことができる。
また、図4に示すように、閉塞検知機構34は、絶縁部43を有している。絶縁部43は、電気を通さない絶縁性を有する部材により構成されている。
図5及び図6に示すように、駆動側ギア部41は、本体部51と、駆動側歯車52と、第1接点部53と、挿入軸54とを有している。本体部51は、中空の円柱状に形成されている。また、本体部51には、円柱状に開口した収容凹部51aが形成されている。そして、本体部51は、軸方向の一端が開口し、軸方向の他端が閉塞している。本体部51の軸方向の他端側の一面には、第1回転軸46が設けられている。第1回転軸46は、本体部51の一面における半径方向の中心に設けられている。
本体部51における軸方向の他端には、係止部の一例を示す係止開口部51bが開口している。係止開口部51bは、本体部51における軸方向の他端の一部を切り欠くことで形成される。係止開口部51bには、後述する絶縁部43の係止片43eが係止される。
駆動側歯車52は、本体部51の側周部に形成されている。駆動側歯車52は、第3ギア部33の歯車と歯合する(図2参照)。
第1接点部53は、収容凹部51aにおける内壁に設けられている。第1接点部53は、収容凹部51aの内壁から本体部51の軸方向の一端に向けて突出している。第1接点部53には、ねじりコイルばね44の一端部44aが当接する。
挿入軸54は、収容凹部51aに設けられている。挿入軸54は、本体部51における第1回転軸46が設けられた一面と反対側の面に形成されている。挿入軸54は、第1回転軸46と同心円上に配置される。そして、挿入軸54は、本体部51の軸方向と平行に設けられている。この挿入軸54は、後述する絶縁部43の挿入孔43dに嵌入される。
押し子側ギア部42は、本体部56と、押し子側歯車57と、第2接点部58とを有している。本体部56は、円柱状に形成されている。本体部56における軸方向の一端側の一面には、第2回転軸47が設けられている。第2回転軸47は、本体部56の一面における半径方向の中心に設けられている。
また、本体部56における軸方向の他端側の一面には、連結孔56aが形成されている。連結孔56aは、本体部56の軸方向に沿って形成されている。連結孔56aには、後述する絶縁部43の連結軸43bが挿入される。
押し子側歯車57は、本体部56の側周部に形成されている。押し子側歯車57は、操作部22の操作歯車22aと歯合する。
第2接点部58は、本体部56における軸方向の一端側の側周部に形成されている。第2接点部58は、本体部56の側周部から半径方向の外側に向けて突出している。図4に示すように、本体部56における軸方向の一端部と第2接点部58は、駆動側ギア部41における本体部51の収容凹部51aに収容される。
絶縁部43は、円盤状に形成された支持板43aと、連結軸43bと、保持片43cとを有している。支持板43aは、駆動側ギア部41における本体部51の収容凹部51aに収容される。支持板43aにおける駆動側ギア部41の収容凹部51aと対向する一面には、挿入孔43dが形成されている。挿入孔43dは、支持板43aにおける半径方向の中心に形成されている。挿入孔43dには、駆動側ギア部41の挿入軸54が嵌入される。
また、支持板43aにおける収容凹部51aと対向する一面には、係止片43eが設けられている。係止片43eは、駆動側ギア部41の本体部51に設けた係止開口部51bに係止される。これにより、絶縁部43は、駆動側ギア部41の収容凹部51aに収容された状態で、駆動側ギア部41と一体に回転する。
支持板43aにおける係止片43eが設けられた一面と反対側の一面には、連結軸43bと保持片43cが形成されている。連結軸43bは、支持板43aにおける半径方向の中心に形成されている。この連結軸43bの軸心には、挿入孔43dが形成されている。図7に示すように、連結軸43bには、ねじりコイルばね44が取り付けられる。
また、連結軸43bは、押し子側ギア部42における本体部56に設けた連結孔56aに挿入される。そして、連結軸43bは、押し子側ギア部42の本体部56を回転可能に支持する。ここで、第1回転軸46、第2回転軸47、挿入軸54及び連結軸43bは、全て同心円上に配置される。
保持片43cは、支持板43aの外縁部の一部から半径方向の外側に向けて突出している。保持片43cには、ねじりコイルばね44の他端部44bが当接する。この絶縁部43は、駆動側ギア部41の収容凹部51aに収容された状態で、駆動側ギア部41の本体部51と、押し子側ギア部42の本体部56の間に配置される。そして、薬液の流路が閉塞される前の状態において、絶縁部43は、駆動側ギア部41と押し子側ギア部42を絶縁させる。
ねじりコイルばね44は、絶縁部43の連結軸43bに取り付けられた状態で、一端部44aが押し子側ギア部42の第2接点部58に当接し、他端部44bが絶縁部43の保持片43cに当接する。そして、図4に示すように、ねじりコイルばね44は、第2接点部58が第1接点部53と離反する方向へ押し子側ギア部42を所定の力で付勢する。ねじりコイルばね44の付勢力は、閉塞検知機構34で検知可能な流路の閉塞の下限値に設定されている。
なお、本例では、仮保持部の一例としてねじりコイルばね44を適用した例を説明したが、これに限定されるものではない。仮保持部としては、第2接点部58が第1接点部53と離反する方向へ、押し子側ギア部42を所定の力で付勢できるものであればよく、例えばゴムや、板ばね等その他各種の弾性を有する部材を用いてもよい。
[報知部]
ここで、報知部16について説明する。
報知部16は、上述した閉塞検知機構34の第1端子部35と第2端子部36に接続されている。そして、閉塞検知機構34の第1接点部53と第2接点部58がねじりコイルばね44の一端部44aを介して接触すると、第1端子部35と第2端子部36が導通する。第1端子部35と第2端子部36が導通すると、報知部16が作動する。報知部16としては、例えば、音、発光、振動等により使用者に対して報知可能な構成を有している。なお、報知部16が無線により使用者が保持する不図示のコントローラを動作させて使用者に対して報知する構成とすることもできる。
2.閉塞検知動作
次に、上述した構成を有する閉塞検知機構34の閉塞検知動作について図8〜図9を参照して説明する。
図8及び図9は、閉塞検知機構34の閉塞検知動作について示す説明図である。
まず、カニューレ6a等の薬液の流路が閉塞されていない状態では、ねじりコイルばね44に付勢されて、第2接点部58が第1接点部53に対して離反した状態で、押し子側ギア部42は、駆動側ギア部41と共に回転する。そのため、押し子側ギア部42の押し子側歯車57と歯合する操作歯車22aが回転し、操作歯車22aに固定された送りねじ軸22bが回転する。
これに対して、何らかの要因によって押し子部材18によって押し出される薬液の流路が閉塞されると、送りねじ軸22bを介して操作歯車22aに掛かる回転抵抗(トルク)が増加する。そのため、操作歯車22aを介して、押し子側ギア部42の押し子側歯車57に掛かるトルクも増加する。そして、押し子側歯車57に掛かるトルクがねじりコイルばね44の付勢力よりも大きくなると、押し子側ギア部42の回転が遅くなる。
ここで、駆動側ギア部41は、駆動部15からの駆動力が伝達されている。そのため、図8に示すように、駆動側ギア部41のみが回転し、第1接点部53と第2接点部58が接近する。さらに、流路の閉塞が進むと、図9に示すように、第1接点部53と第2接点部58がねじりコイルばね44の一端部44aを介して接触する。
これにより、第1回転軸46、第2回転軸47、駆動側ギア部41及び押し子側ギア部42を介して、第1端子部35と第2端子部36が導通する。その結果、報知部16が作動し、使用者に閉塞状態を報知することができる。そして、上述した閉塞検知機構34によれば、実際に伝達機構14に加わるトルクを検知しているため、閉塞検知の精度の向上を図ることが可能となる。
また、薬液の流路の閉塞が解消されると、操作歯車22aに掛かるトルクも小さくなる。そして、押し子側ギア部42に掛かるトルクが、ねじりコイルばね44の付勢力よりも小さくなると、押し子側ギア部42は、ねじりコイルばね44によって第2接点部58が第1接点部53と離反する方向に付勢される。このように、本例の閉塞検知機構34では、薬液の流路の閉塞が解消されると、押し子側ギア部42を図9に示す閉塞状態から図4に示す初期状態に自動的に戻すことができる。
さらに、本例の閉塞検知機構34では、ねじりコイルばね44の付勢力を調整することで、閉塞検知の精度を目的に応じて変更させることができる。また、本例の閉塞検知機構34において報知部16が通電し、作動するのは、第1接点部53と第2接点部58が接触したときのみである。その結果、閉塞検知にかかる消費電力の軽減を図ることができる。
なお、上述した薬液投与装置2では、閉塞検知機構34を、伝達機構14における最終段の歯車に設けた例を説明したが、これに限定されるものではない。上述した閉塞検知機構34は、駆動部15の駆動力を操作部22に伝達させる伝達機構14を構成する複数の歯車のうちいずれかに適用すればよい。
以上、本発明の実施の形態例について、その作用効果も含めて説明した。しかしながら、本発明の薬液投与装置及び薬液投与ユニットは、上述の実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
上述した実施の形態例では、仮保持部としては、弾性を有する部材を適用した例を説明したが、これに限定されるものではない。仮保持部としては、例えば、第2接点部58が第1接点部53と離反した状態で、押し子側ギア部42の本体部56を仮保持し、所定の力以上の力が加わると、係合が外れる係合部であってもよい。しかしながら、仮保持部として弾性を有する部材を適用した場合、薬液の流路の閉塞が解消された際に、自動的に初期状態に戻すことができる。
1…薬液投与ユニット、 2…薬液投与装置、 3…クレードル装置、 5…装着部、 6…接続ポート、 6a…カニューレ、 11…筐体、 13…薬液貯蔵部、 13a…送液ポート、 13b…充填ポート、 14…伝達機構、 15…駆動部、 15a…駆動軸 16…報知部、 18…押し子部材、 19…送液配管、 21…回転検出部、 21a…検出センサ、 21b…スリット円盤、 22…操作部、 31…第1歯車、 32…第2ギア部、 33…第3ギア部、 34…閉塞検知機構、 35…第1端子部、 36…第2端子部、 41…駆動側ギア部、 42…押し子側ギア部、 43…絶縁部、 43b…連結軸、 43c…保持片、 43d…挿入孔、 43e…係止片、44…ねじりコイルばね(仮保持部)、 44a…一端部、 44b…他端部、 46…第1回転軸、 47…第2回転軸、 51…本体部、 51a…収容凹部、 51b…係止開口部(係止部)、 52…駆動側歯車、 53…第1接点部、 54…挿入軸、 56…本体部、 56a…連結孔、 57…押し子側歯車、 58…第2接点部

Claims (6)

  1. 駆動部と、
    薬液を収容する薬液容器内に摺動可能に設けられた押し子部材を操作する操作部と、
    前記駆動部の駆動力を前記操作部に伝達する伝達機構と、
    前記伝達機構に設けられ、前記薬液容器から投与される前記薬液の流路の閉塞を検知する閉塞検知機構と、
    前記閉塞検知機構が前記流路の閉塞を検知した際に、使用者に報知する報知部と、
    を備え、
    前記閉塞検知機構は、
    前記駆動部側の歯車と歯合し、前記報知部に電気的に接続された駆動側ギア部と、
    前記駆動側ギア部と共に回転し、前記操作部側の歯車と歯合し、前記報知部に電気的に接続された押し子側ギア部と、
    前記駆動側ギア部と前記押し子側ギア部の間に設けられ、前記駆動側ギア部と前記押し子側ギア部を電気的に絶縁する絶縁部と、
    前記駆動側ギア部に設けられた第1接点部と、
    前記押し子側ギア部に設けられ、前記第1接点部に接触可能な第2接点部と、
    前記第1接点部と前記第2接点部を離反した状態で、前記押し子側ギア部を所定の力で保持する仮保持部と、を備え、
    前記仮保持部は、前記押し子側ギア部に掛かる回転抵抗が前記所定の力よりも大きくなると、前記押し子側ギア部の保持を解除する
    薬液投与装置。
  2. 前記仮保持部は、弾性を有する部材により形成され、前記押し子側ギア部を、前記第2接点部が前記第1接点部と離反する方向に前記所定の力で付勢する
    請求項1に記載の薬液投与装置。
  3. 前記駆動側ギア部に設けられた第1回転軸と、
    前記押し子側ギア部に設けられた第2回転軸と、
    前記駆動側ギア部に設けられ、前記絶縁部が嵌入される挿入軸と、
    前記絶縁部に設けられ、前記押し子側ギア部に挿入される連結軸と、を備え、
    前記第1回転軸、前記第2回転軸、前記挿入軸及び前記連結軸は、同心円上に配置される
    請求項1又は2に記載の薬液投与装置。
  4. 前記仮保持部は、ねじりコイルばねからなり、前記連結軸に取り付けられる
    請求項3に記載の薬液投与装置。
  5. 前記絶縁部に設けられた係止片と、
    前記駆動側ギア部に設けられ、前記係止片が係止される係止部と、を備えた
    請求項1〜4のいずれかに記載の薬液投与装置。
  6. 薬液を収容する薬液容器を有する薬液投与装置と、
    前記薬液投与装置が着脱可能に装着されるクレードル装置と、
    前記クレードル装置に装着され、生体に穿刺されるカニューレを有すると共に前記薬液投与装置から前記薬液が供給される接続ポートと、を備え、
    前記薬液投与装置は、
    駆動部と、
    前記薬液容器内に摺動可能に設けられた押し子部材を操作する操作部と、
    前記駆動部の駆動力を前記操作部に伝達する伝達機構と、
    前記伝達機構に設けられ、前記薬液容器から投与される前記薬液の流路の閉塞を検知する閉塞検知機構と、
    前記閉塞検知機構が前記流路の閉塞を検知した際に、使用者に報知する報知部と、
    を備え、
    前記閉塞検知機構は、
    前記駆動部側の歯車と歯合し、前記報知部に電気的に接続された駆動側ギア部と、
    前記駆動側ギア部と共に回転し、前記操作部側の歯車と歯合し、前記報知部に電気的に接続された押し子側ギア部と、
    前記駆動側ギア部と前記押し子側ギア部の間に設けられ、前記駆動側ギア部と前記押し子側ギア部を電気的に絶縁する絶縁部と、
    前記駆動側ギア部に設けられた第1接点部と、
    前記押し子側ギア部に設けられ、前記第1接点部に接触可能な第2接点部と、
    前記第1接点部と前記第2接点部を離反した状態で、前記押し子側ギア部を所定の力で保持する仮保持部と、を備え、
    前記仮保持部は、前記押し子側ギア部に掛かる回転抵抗が前記所定の力よりも大きくなると、前記押し子側ギア部の保持を解除する
    薬液投与ユニット。
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