JP6735709B2 - 環境試験装置及び発煙検知装置 - Google Patents

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Description

本発明は、試験室内に所望の環境を創出することができる環境試験装置に関するものであり、特に試験室内で煙が発生したことを検知する機能を備えた環境試験装置に関するものである。
また本発明は、検知対象空間の空気を取り入れて検知対象空間内で発生した発煙を検知する発煙検知装置に関するものである。
製品の素材等の性能や耐久性を試験する装置として、環境試験装置がある(特許文献1)。環境試験装置は、試験対象たる被試験物が載置される試験室を備え、この試験室内の温度や湿度を所望の環境に調整することができる。例えば、被試験物の耐熱性を試験する場合には、試験室内の雰囲気温度を高温状態に制御する。逆に氷点下の低温状態に試験室内の温度を制御する場合もある。低温環境から高温環境に変化させたり、高温環境から低温環境に変化させる場合もある。
特定の環境下に被試験物を置いて、被試験物に通電する場合もある。
特開2011−163585号公報
被試験物の中には、環境の変化や通電することによって発熱するものがある。また被試験物の中には、発火するおそれがある物もある。
例えば、蓄電池を被試験物とし、特定の環境下で蓄電池への充電・放電を繰り返す場合がある。この様な環境試験では、蓄電池の充放電を繰り返し行う中で、何らかの要因が影響して、当該電池が異常発熱したり、発火や発煙を起こす場合があった。
そのため発火物や発煙物を扱う環境試験装置においては、煙を検知する検知器を設けることが望ましい。
しかしながら、煙検知器に煙がうまく充満せず、煙の検知に時間を要することが懸念される。
本発明は、従来技術の上記した問題を解決するものであり、煙を検知する煙検知器を備え、発煙を短時間で検知することができる環境試験装置を提供することを課題とするものである。
また本発明は、同様の課題を解決する煙検知装置を提供すること課題とするものである。
上記した課題を解決するための請求項1に記載の発明は、被試験物が配される試験室を備え、前記試験室内を所望の環境に調整することが可能な環境試験装置であって、前記試験室内の発煙を検知する発煙検知手段を備えた環境試験装置において、前記発煙検知手段は、発煙検知装置を含み、当該発煙検知装置は、煙検知器と検知器収容箱を有し、前記煙検知器は、他の部材に固定される固定部を備えた本体部と、当該本体部の下部であって保護部材によって少なくとも一部が囲まれた位置に設けられた煙検知部があり、前記検知器収容箱は煙充満用空間を有し、前記煙検知器は前記検知器収容箱に取り付けられていて少なくとも前記煙検知器の下部が前記煙充満用空間に収容され、前記検知器収容箱は、前記試験室の外に設置されていて直接的又は間接的に前記試験室と連通し、前記試験室内の空気が前記煙充満用空間に導入されるものであり、前記検知器収容箱と前記煙検知器の間にパッキンが配されていることを特徴とする環境試験装置である。
請求項2に記載の発明は、被試験物が配される試験室を備え、前記試験室内を所望の環境に調整することが可能な環境試験装置であって、前記試験室内の発煙を検知する発煙検知手段を備えた環境試験装置において、前記発煙検知手段は、発煙検知装置を含み、当該発煙検知装置は、煙検知器と検知器収容箱を有し、前記煙検知器は、一定の平面断面積を有する本体部領域があり、当該本体部領域の下部に平面断面積が前記本体部領域よりも小さい垂下領域があり、前記検知器収容箱は煙充満用空間を有し、前記煙検知器は前記検知器収容箱に取り付けられていて少なくとも前記垂下領域の一部が前記煙充満用空間に収容され、前記検知器収容箱は、前記試験室の外に設置されていて直接的又は間接的に前記試験室と連通し、前記試験室内の空気が前記煙充満用空間に導入されるものであり、前記検知器収容箱と前記煙検知器の間にパッキンが配されていることを特徴とする環境試験装置である。
請求項3に記載の発明は、前記検知器収容箱は、前記煙検知器の一部または全部を収容する内箱部材と、当該内箱部材を取り巻く外箱部材を有し、前記内箱部材の内部に前記煙充満用空間が形成されており、前記パッキンが前記内箱部材と前記煙検知器の間に配されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の環境試験装置である。
請求項4に記載の発明は、被試験物が配される試験室を備え、前記試験室内を所望の環境に調整することが可能な環境試験装置であって、前記試験室内の発煙を検知する発煙検知手段を備えた環境試験装置において、前記発煙検知手段は、発煙検知装置を含み、当該発煙検知装置は、煙検知器と検知器収容箱を有し、前記煙検知器は、他の部材に固定される固定部を備えた本体部と、当該本体部の下部であって保護部材によって少なくとも一部が囲まれた位置に設けられた煙検知部があり、前記検知器収容箱は煙充満用空間を有し、前記煙検知器は前記検知器収容箱に取り付けられていて少なくとも前記煙検知器の下部が前記煙充満用空間に収容され、前記検知器収容箱は、前記試験室の外に設置されていて直接的又は間接的に前記試験室と連通し、前記試験室内の空気が前記煙充満用空間に導入されるものであり、前記煙充満用空間の上部には開口を有する封止材があり、当該開口に前記煙検知部が挿入されていて前記煙検知部の側面に前記封止材が接触していることを特徴とする環境試験装置である。
請求項5に記載の発明は、被試験物が配される試験室を備え、前記試験室内を所望の環境に調整することが可能な環境試験装置であって、前記試験室内の発煙を検知する発煙検知手段を備えた環境試験装置において、前記発煙検知手段は、発煙検知装置を含み、当該発煙検知装置は、煙検知器と検知器収容箱を有し、前記煙検知器は、一定の平面断面積を有する本体部領域があり、当該本体部領域の下部に平面断面積が前記本体部領域よりも小さい垂下領域があり、前記検知器収容箱は煙充満用空間を有し、前記煙検知器は前記検知器収容箱に取り付けられていて少なくとも前記垂下領域の一部が前記煙充満用空間に収容され、前記検知器収容箱は、前記試験室の外に設置されていて直接的又は間接的に前記試験室と連通し、前記試験室内の空気が前記煙充満用空間に導入されるものであり、前記煙充満用空間の上部には開口を有する封止材があり、当該開口に前記垂下領域が挿入されていて前記垂下領域の側面に前記封止材が接触していることを特徴とする環境試験装置である。
請求項1乃至5に記載の環境試験装置では、試験室外に設置された検知器収容箱の中に煙検知器が配置され、試験室内の空気が検知器収容箱内の煙充満用空間に導入される。仮に試験室内で煙が発生すると、煙充満用空間に導入される空気に煙が混入し、煙充満用空間に煙が入る。
本発明の環境試験装置では、煙充満用空間内に煙検知器の検知部分があるので、煙検知器が早期に煙を検知することにより、試験室内で煙が発生したことが早期に判る。
上記した請求項3に記載の発明は、検知器収容箱は、煙検知器の一部または全部を収容する内箱部材と、当該内箱部材を取り巻く外箱部材を有し、内箱部材の内部に煙充満用空間が形成されていることを特徴とする
請求項6に記載の発明は、前記検知器収容箱は、前記煙検知器の一部または全部を収容する内箱部材と、当該内箱部材を取り巻く外箱部材を有し、前記内箱部材の内部に前記煙充満用空間が形成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の環境試験装置である。
本発明の環境試験装置では、検知器収容箱が二重構造となっているので、煙が検知器収容箱から漏れにくい。そのため試験室内で生じた発煙を短時間で検知することができる。
検知器は、一定の平面断面積を有する本体部領域があり、本体部領域の下部に平面断面積が本体部よりも小さい垂下領域があり、内箱部材は本体部領域の一部又は全部と、垂下領域の全部を覆い、内箱部材と本体部領域の間にパッキンが配されていることが望ましい
本発明によると、煙充満用空間が実質的に煙検知器の垂下領域の周囲に限定される。そのため煙充満用空間が狭く、試験室内で煙が生じた場合の検知速度が早い。
また煙充満用空間から煙が漏れにくい。
請求項に記載の発明は、前記検知器収容箱には、空気導入口と空気排出口があり、前記検知器収容箱における前記空気導入口の開口位置の高さは、前記検知器収容箱における前記空気排出口の開口位置の高さよりも高いことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の環境試験装置である。
試験室内から検知器収容箱に導入される空気には、水蒸気が含まれていることがある。そのため検知器収容箱で結露したり、試験室から検知器収容箱に至る間に水蒸気が液化し、水分混じりの空気が検知器収容箱に入ることがある。
本発明の環境試験装置では、空気導入口の開口位置の高さが、検知器収容箱における空気排出口の開口位置の高さよりも高いので、水は空気排出口から排水され、空気導入口は水没しない。そのため検知器収容箱内に円滑に空気が流れ込む。
検知器は、一定の平面断面積を有する本体部領域があり、本体部領域の下部に平面断面積が本体部よりも小さい垂下領域があり、煙充満用空間の上部には開口を有する封止材があり、当該封止材の開口に煙検知器の垂下領域が挿入されていて垂下領域の側面に封止材が接触していることが望ましい。
本発明によると、煙充満用空間が実質的に煙検知器の垂下領域の周囲に限定される。そのため煙充満用空間が狭く、試験室内で煙が生じた場合の検知速度が早い。
請求項に記載の発明は、前記煙充満用空間内に容積専有物があり、前記煙充満用空間の実質的な空間容積が前記容積専有物によって狭められていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の環境試験装置である。
本発明によると、煙充満用空間が実質的に狭くなる。そのため試験室内で煙が生じた場合の検知速度が早い。
請求項に記載の発明は、検知対象空間の空気を取り入れて当該検知対象空間内で発生した煙を検知する発煙検知装置において、煙検知器と検知器収容箱を有し、前記煙検知器は、一定の平面断面積を有する本体部領域があり、当該本体部領域の下部に平面断面積が前記本体部よりも小さい垂下領域があり、前記検知器収容箱は煙充満用空間を有し、前記煙検知器は前記検知器収容箱に取り付けられていて少なくとも前記垂下領域の一部が前記煙充満用空間に収容され、前記煙充満用空間には空気導入口と空気排出口があり、当該空気導入口から前記検知対象空間の空気が前記煙充満用空間に導入されるものであり、前記検知器収容箱と前記本体部領域の間にパッキンが配されていることを特徴とする発煙検知装置である。
請求項10に記載の発明は、検知対象空間の空気を取り入れて当該検知対象空間内で発生した煙を検知する発煙検知装置において、煙検知器と検知器収容箱を有し、前記煙検知器は、一定の平面断面積を有する本体部領域があり、当該本体部領域の下部に平面断面積が前記本体部よりも小さい垂下領域があり、前記検知器収容箱は煙充満用空間を有し、前記煙検知器は前記検知器収容箱に取り付けられていて少なくとも前記垂下領域の一部が前記煙充満用空間に収容され、前記煙充満用空間には空気導入口と空気排出口があり、当該空気導入口から前記検知対象空間の空気が前記煙充満用空間に導入されるものであり、前記煙充満用空間の上部には開口を有する封止材があり、当該開口に前記垂下領域が挿入されていて前記垂下領域の側面に前記封止材が接触していることを特徴とする発煙検知装置である。
本発明の発煙検知装置では、煙検知器の検知部分が煙充満用空間内にあるので早期に煙を検知することができる。
本発明の環境試験装置及び発煙検知装置は、早期に煙を検知することができる。
本発明の実施形態の環境試験装置の斜視図である。 図1の環境試験装置を概念的に示した断面図である。 図1の環境試験装置で採用する発煙検知装置の斜視図である。 図3の発煙検知装置のA−A断面図である。 図3の発煙検知装置のB−B断面図である。 図3の発煙検知装置の断面斜視図である。 発煙検知装置に内蔵されている煙検知器の斜視図である。 図7の煙検知器の断面図である。 (a)(b)(c)は本発明の他の実施形態の発煙検知装置の断面図である。 本発明のさらに他の実施形態の発煙検知装置の断面図である。 (a)は本発明のさらに他の実施形態の発煙検知装置の断面図であり、(b)はその部分拡大図である。
以下さらに本発明の実施形態について説明する。
本実施形態の環境試験装置1は、試験室5内での発煙を検知する発煙検知手段30に特徴があり、環境試験装置1の本体部分の基本構成は公知のそれと大差ない。
特徴的構成に先立って、環境試験装置1の本体部分について説明する。
環境試験装置1は、図2に示すように被試験物18が配される試験室5を備え、試験室5内を所望の温度や湿度の環境に調整することができるものである。
環境試験装置1は、断熱壁2によって覆われた断熱槽3を有している。そして当該断熱槽3の一部に試験室5が形成されている。試験室5は、被試験物18を設置する空間である。試験室5の正面には扉21が設けられている。
環境試験装置1は、さらに空調機器17と送風機10を備えている。空調機器17は、加湿装置6、冷却装置7及び加熱装置8によって構成されている。
環境試験装置1には、試験室5と環状に連通する空調通風路15があり、当該空調通風路15に前記した空調機器17と送風機10が内蔵されている。
空調通風路15は、断熱槽3の一部に形成され、空気吹き出し部16と空気導入部20の2箇所で試験室5と連通している。
そのため送風機10を起動すると、試験室5内の空気が空気導入部20から空調通風路15内に導入される。そして空調通風路15が通風状態となり、空調機器17に空気が接触して熱交換や湿度調整がなされ、空気吹き出し部16から試験室5内に調整後の空気が吹き出される。
また空調通風路15の空気吹き出し部16の近傍に、温度センサー12と湿度センサー13が設けられている。
環境試験装置1を使用する際には、送風機10を運転して空調通風路15内を通風状態とし、温度センサー12及び湿度センサー13の検出値が、設定環境の温度及び湿度に近づく様に空調機器17を制御する。
即ち送風機10を運転することによって、空気導入部20から試験室5内の空気が空調通風路15に導入され、空調通風路15内の空調機器17を通過して温度・湿度が整えられる。そして温度・湿度を調整された空気が、空気吹き出し部16から試験室5に戻され、試験室5内に所望の温度・湿度の環境が作られる。
本実施形態の環境試験装置1は、特有の発煙検知手段30を備えている。
発煙検知手段30は、発煙検知装置31を中心とし、これに付属する部材として、冷却手段32、除湿手段33、流量調節器35、エアポンプ36、オートドレン37を有している。
発煙検知装置31は、外観平面形状が四角形であり、検知器収容箱38の中に煙検知器40が内蔵されたものである(図3、図4参照)。
煙検知器40は、一般に火災報知機として使用される天井付け仕様の煙検知器であり、通常は、一般家庭、事務所、工場、商店等の天井に取り付けられて煙を検知するものである。
煙検知器40の外観形状は図7の通りであり、大径であって円柱形の本体部41と、テーパ部42と、小径円柱部43に分かれている。
煙検知器40は、前記した様に天井付け仕様の煙検知器であり、本体部41が他の部材に固定される固定部として機能する。具体的には、本体部41の天面に取り付け用のネジ孔87があり、本体部41の天面が固定部23として機能する。
また別の見方をすると、大径であって円柱形の本体部41に、テーパ部42と、小径円柱部43が垂下した形状であると言える。
即ち煙検知器40は、一定の平面断面積を有する本体部領域Aがあり、本体部領域の下部に本体部よりも平面断面積が小さい垂下領域Bがある。
煙検知器40は、図8に示すように、本体部領域Aの中に回路基板46があり、垂下領域Bに検知部47がある。
検知部47は、例えば光の透過や乱反射を利用して煙の有無を検知するものであり、発光器26と、受光器51が暗箱52と称される光透過空間を挟んで対峙するものである。暗箱52内に煙が侵入すると、発光器26が発光する光が煙で遮られたり、乱反射し、受光器51の受光量に変化が現れる。
受光量の変化が一定の閾値を超えると、回路基板46から所定の信号が発信される。
検知部47は、虫等が入って誤検知することを防ぐために、垂下領域Bの奥の位置にあり、周囲は保護部材25によって囲まれている。
具体的には、垂下領域Bの底部は底板50で保護されている。垂下領域Bの小径円柱部43には、縦桟27があり、さらにその奥には、網材28が配されている。
本実施形態で採用される煙検知器40は、底板50、縦桟27及び網材28からなる保護部材25によって検知部47が囲まれている。
そのため検知部47に繋がる煙導入口22は、垂下領域Bの小径円柱部43に限られ、本体部領域Aには検知部47に繋がる流路はない。
煙検知器40の本体部41には、報知部48がある。報知部48は、本体部41の上端部の一部が、周方向に突出した部分である。報知部48には、LED等の小型発光部材45a、45bが設けられたものである。
報知部48は、検知部47が煙を検知した際に発光し、煙を検知したことを視覚的に報知するものである。
煙検知器40を収容する検知器収容箱38は、二重構造の箱である。
即ち検知器収容箱38は、図4、図5、図6の様に、外箱部材53と、内箱部材55を有している。
外箱部材53は、発煙検知装置31の外郭を構成する箱体であり、平面形状は四角形であって、上部が開放されている。上部の開放部には、内フランジ58が設けられている。
外箱部材53の一面には、ガラス等の透光板56がはめ込まれた窓57がある。
内箱部材55は、円筒形の箱である。内箱部材55は、底部61と側面62で覆われていて、天面は開放されている。
側面62の上端であってその一部には切り欠き部63が設けられている。
検知器収容箱38は、さらに外蓋部材65、外パッキン66、検知器支持部材67、内パッキン68、導入管80、排気管81を有している。
外蓋部材65は、外箱部材53の開口部と合致する蓋であり、電線挿通孔72が設けられている。
外パッキン66は、外箱部材53の内フランジ58と、外蓋部材65の間に介在され、気密性を確保するためのシール部材である。
検知器支持部材67は、平面視が四角形の板であり、中央に開口73が設けられている。また開口の周囲には、取り付け孔76が設けられている。
検知器支持部材67の4辺には、それぞれ間隔保持部77が形成されている。間隔保持部77は、検知器支持部材67の各辺の中央から立ち上げられた立ち上げ部78と、これに続く水平部86によって構成されている。
内パッキン68は、ある程度の厚さを有する弾性材で作られている。
次に、発煙検知装置31を構成する各部材の位置関係について説明する。
検知器収容箱38は、外箱部材53の内部に内箱部材55が挿入されたものであり、外箱部材53は、内箱部材55の周囲を取り巻いている。
外箱部材53と内箱部材55には、図4の様に導入管80と排気管81が挿通されている。
導入管80と排気管81は、いずれも外箱部材53の底部と内箱部材55の底部61を貫通し、検知器収容箱38の外部と内箱部材55の内部を連通している。
本実施形態では、導入管80の先端が空気導入口として機能し、排気管81の先端が空気排出口として機能する。
内箱部材55内における導入管80と排気管81の開口位置の高さは、導入管80の方が高い。言い換えると、検知器収容箱38には、空気導入口と空気排出口があり、検知器収容箱38における空気導入口の開口位置の高さは、検知器収容箱38における空気排出口の開口位置の高さよりも高い。
煙検知器40は、検知器支持部材67に固定された状態で、内箱部材55内に挿入されている。
即ち煙検知器40の本体部41の天面(固定部23)にあるネジ孔87と、検知器支持部材67の取り付け孔76にネジ82が挿通され、検知器支持部材67の下部に煙検知器40が一体的に取り付けられている。
そして煙検知器40と検知器支持部材67とが一体化した状態で、煙検知器40が内箱部材55内に挿入されている。
煙検知器40の底板50は、内箱部材55の底部61の近くにある。
また内箱部材55の底部61から突出する導入管80と排気管81は、煙検知器40の垂下領域Bを挟んだ位置関係となっている。
煙検知器40の報知部48は、内箱部材55の切り欠き部63の位置に合わされており、煙検知器40の報知部48は内箱部材55の外に突出している。
また報知部48は外箱部材53の透光板56がはめ込まれた窓57に面している。
煙検知器40は、報知部48を除いて内箱部材55内に挿入されており、煙検知器40の本体部領域Aと、内箱部材55の間には、内パッキン68が詰め込まれている。そのため内箱部材55と煙検知器40の間の隙間は、実質的に煙検知器40の、垂下領域Bの周囲だけに限定されている。
本実施形態では、内箱部材55と垂下領域Bの間の実質的空間が、煙充満用空間83となっている。
外箱部材53の上部の開口には、外パッキン66を介して外蓋部材65が固定されている。
外蓋部材65と煙検知器40の間には、検知器支持部材67の間隔保持部77があり、検知器支持部材67と外箱部材53の間に適切な隙間を保持している。
煙検知器40の信号線や、電力線は、検知器支持部材67の開口73及び外蓋部材65の電線挿通孔72を経て検知器収容箱38の外部に引き出されている。
また外蓋部材65の電線挿通孔72には、ブッシング91が装着されており、検知器収容箱38の電線挿通孔72からの空気漏れが防止されている。
組み立てられた状態の発煙検知装置31において、外箱部材53と外蓋部材65によって平面視四角形の閉塞空間が構成され、その中に内箱部材55と煙検知器40及び検知器支持部材67によって構成されるもう一つの閉塞空間が構成される。
外箱部材53等によって構成される外側の閉塞空間は、外パッキン66によって密閉されている。内箱部材55等によって構成される内側の閉塞空間は、煙充満用空間83として機能するものであり、内パッキン68によって密閉されている。従って煙充満用空間83は二重に封鎖された空間である。
外箱部材53等によって構成される外側の筐体と、内箱部材55等によって構成される内側の筐体の間には隙間がある。
煙充満用空間83の底部61からは導入管80と排気管81が突出している。
次に発煙検知装置31に付属する部材について説明する。前記した様に、発煙検知装置31に付属する部材として、冷却手段32、除湿手段33、流量調節器35、エアポンプ36、オートドレン37がある。
冷却手段32は、試験室5内から取り出した空気を外気との熱交換によって冷却し、空気中の水蒸気を凝縮させるものである。
冷却手段32は、1本の管状部材102を有し、その管状部材102を螺旋状に成形したものである。
除湿手段33は、トラップ構造であって、除湿した気液を分離するものである。
流量調節器35は、公知の手動弁である。
エアポンプ36は、公知のそれと同様のものである。
オートドレン37は内部にフロート等があり、一定量のドレンが溜まると、当該ドレンを排出するものである。
発煙検知手段30は、図2の様に、試験室5と連通する吸引管101、冷却手段32、除湿手段33、流量調節器35及びエアポンプ36の吸入側がこの順に接続されている。そしてエアポンプ36の吐出側が、発煙検知装置31の導入管80に接続されている。
なおオートドレン37は、除湿手段33に接続されている。
次に、発煙検知手段30の機能について説明する。
本実施形態の発煙検知手段30は、吸引管101が試験室5内に挿入されており、エアポンプ36を駆動することによって試験室5内の空気が発煙検知装置31に供給される。 ここで本実施形態では、試験室5から発煙検知装置31に至るまでの間に、空気が冷却手段32を通過する。その際に空気は、外気と熱交換される。
ここで仮に試験室5が高温環境であったならば、試験室5から排出された高温の空気は、冷却手段32を通過する間に冷やされ、温度が低下する。そのため発煙検知装置31に導入される空気は、ある程度、温度が下げられたものであり、内部の煙検知器40を傷めない。
また仮に試験室5が高湿環境であったならば、試験室5から排出された高温の空気は、冷却手段32を通過する間に温度低下して水蒸気が凝縮し、続く除湿手段33で気液分離された後、発煙検知装置31に導入される。そのため内部の煙検知器40に触れる空気は、ある程度除湿されており、且つ水滴を含まず、煙検知器40を傷めない。
発煙検知装置31に入った空気は、煙充満用空間83に入り、その後、排気管81から外部に排出される。
ここで仮に試験室5で煙が発生すると、煙を含んだ空気が、前記した経路を経て発煙検知装置31の煙充満用空間83に入る。
ここで本実施形態では、煙充満用空間83は、垂下領域Bの周囲を覆う狭い空間であるから、極めて短時間の内に煙が煙充満用空間83に充満し、検知部47に入る。そして発光器26が発する光を煙が遮り、受光量の変化が一定の閾値を超えると、回路基板46から所定の信号が発信される。また報知部48が発光し、窓57を通してそれを確認することができる。
環境試験装置1は、回路基板46から発信される信号を受信し、図示しない表示装置に発煙の発生を表示したり、音や、光で警報を発する。
また空調機器17や送風機10を緊急停止したり、消火装置を起動する場合もある。
本実施形態で採用する発煙検知装置31は、煙検知器40を内蔵する検知器収容箱38が二重構造となっており、それぞれに封止手段が設けられている。
具体的に説明すると、内箱部材55は円筒形であり、煙検知器40の本体部41も同様に円筒形である。そして煙検知器40の本体部41が内箱部材55に挿入されているが、両者の間には、内パッキン68が装着されている。内パッキン68の高さは、煙検知器40の本体部41の高さと同等、あるいはそれよりも高いので、内箱部材55の内面と、煙検知器40の本体部41の間は、相当の縦幅に渡って内パッキン68が存在し、垂下領域Bの周囲を取り巻く煙充満用空間83の気密性が確保されている。
またさらに外箱部材53の上部の開口には、外パッキン66を介して外蓋部材65が取り付けられている。そのため内箱部材55と外箱部材53の間の空間は、気密性が確保されており、空気の抜け道がない。
そのため仮に内パッキン68に欠陥があり、煙充満用空間83とその外部に狭小な空気流路が出来たとしても、煙充満用空間83と内箱部材55の周囲との間に圧力差が発生することが少なく、煙を含んだ空気が煙充満用空間83から漏れ出ることは少ない。
加えて、本実施形態では、煙充満用空間83は極めて狭い空間である。
即ち、煙検知器40の本体部41と内箱部材55の内面の間の隙間は、内パッキン68で埋められており、当該領域には空気が流れ込んだり、停留する空間は存在しない。
煙を含んだ空気が停留したり、空気が通過する空間たる煙充満用空間83は、煙検知器40の垂下領域Bの周囲に限定され、その容積は極めて狭い。そのため試験室5内で発生した煙は、速やかに煙充満用空間83に充満し、煙検知器40の検知部47で検知される。
導入管80から煙充満用空間83に入った煙は、エアポンプ36の圧力によって煙充満用空間83内で上昇し、煙充満用空間83内においては、上方から煙が充満してゆくこととなる。
これに対して、煙検知器40の煙導入口22は、垂下領域Bに開いており、煙検知器40の下部寄りの位置にあると言える。
ここで本実施形態では、前記した様に煙検知器40の本体部41と内箱部材55の内面の間の隙間が、内パッキン68で埋められている。
そのため煙充満用空間83に導入された煙は、上昇傾向であると言っても垂下領域Bの周囲よりも上には行くことができず、最初に円柱形の本体部41の下部であって垂下領域Bの周囲に流れ込むこととなる。
そのため煙充満用空間83に導入された煙は、早い時期に煙検知器40の煙導入口22に入る。
特に本実施形態では、導入管80の開口位置の高さが比較的高いので、開口が煙検知器40の煙導入口22に近く、煙が煙検知器40の内に入りやすい。
また本実施形態では、煙充満用空間83の幅(内箱部材55の直径)が、煙検知器40の本体部41の直径に近く、小径である。従って煙充満用空間83の内壁と、煙検知器40の煙導入口22との間の距離が近い。そのため導入管80から煙充満用空間83に入った煙は、煙充満用空間83の内壁に沿って上昇し、速やかに煙検知器40の煙導入口22に入って検知部47で検知される。
本実施形態では、導入管80から煙充満用空間83に入った煙は、煙充満用空間83の内壁に沿って流れることで煙検知器40の検知部47に流れ込みやすい。
また本実施形態の発煙検知装置31では、煙充満用空間83内における導入管80と排気管81の平面位置関係は、煙検知器40の垂下領域Bを挟んで対向する位置にある。そのため導入管80から煙充満用空間83に入った煙は、当初、垂下領域Bの一方の側面側に入り、排気管81が設けられた垂下領域Bの他方の側面側に流れる。
幾分かの煙は、垂下領域Bの一方の側面側に入り、垂下領域Bを迂回して排気管81側に流れるが、多くの煙は、垂下領域Bの検知部47を通過して排気管81側に流れる。そのため煙が煙検知器40の検知部47に流れ込みやすい。
また本実施形態の発煙検知装置31では、内箱部材55内における導入管80と排気管81の開口位置の高さは、導入管80の方が排気管81の開口位置の高さよりも高い。
そのため除湿手段33が、万一故障して水を分離できなかった場合でも、水滴が煙充満用空間83に入ったり、冷却手段32で凝縮しきれなかった水蒸気が煙充満用空間83で液化した場合であっても、その水位が導入管80の開口位置の高さに至る前に、排気管81の高さに達し、排水される。そのため煙充満用空間83内に溜まった水が逆流したり煙検知器40を水没させることはなく、煙充満用空間83内への空気の導入を妨げることはない。
また本実施形態で採用する発煙検知装置31は、外蓋部材65を取り外すことによって、煙検知器40を検知器収容箱38から取り出すことができるので、煙検知器40が故障した場合に煙検知器40を容易に取り替えることができる。
以上説明した実施形態では、内箱部材55の内面と、煙検知器40の本体部41の間に内パッキン68が存在し、本体部領域Aの周囲が内パッキン68で埋められている。そのため発煙検知装置31では、煙充満用空間83が、本体部領域Aを除く垂下領域Bの全部の周囲の領域に限定されている。
本発明は、この構成に限定されるものではなく、図9(a)の様に、内パッキン68の高さをより高くして、垂下領域Bの一部にまで至らせてもよい。
図9(a)に示した構成によると、煙充満用空間83は、本体部領域Aと垂下領域Bの上部を除く、垂下領域Bの一部の周囲の領域に限定される。
逆に、図9(b)の様に、内パッキン68の高さを低くして、本体部領域Aの下部と内箱部材55の内面との間に空隙があってもよい。
図9(b)に示した構成によると、煙充満用空間83は、本体部領域Aの一部及び垂下領域Bの全部を取り巻く領域に限定される。
さらに、図9(c)の様に、内パッキン68そのものを無くしてもよい。
図9(c)に示した構成によると、煙充満用空間83は、本体部領域Aの全部及び垂下領域Bの全部を取り巻く領域に限定される。
また以上説明した実施形態では、発煙検知装置31が内箱部材55と外箱部材53の二重構造となっているが、図10に示す発煙検知装置110の様に、単層の箱であってもよい。
以上説明した実施形態では、内箱部材55の内面と煙検知器40の本体部41の間に内パッキン68を詰めこんで、煙充満用空間83の気密性を確保したが、他の構成として、図11に示す構造が考えられる。
図11に示す発煙検知装置111は、内箱部材112の平面形状が、煙検知器40の本体部41よりも小さく、煙検知器40の本体部41は内箱部材112には入らない。
発煙検知装置111の内箱部材112は、図の様に上部が開口している。そして内箱部材112の開口113に、シート(封止材)116が装着されている。シート(封止材)116には開口115が形成されている。
シート(封止材)116の開口115は、小径円柱部43より大きく、本体部41の外径よりも小さい。
本実施形態の発煙検知装置111では、シート116の開口115に、煙検知器40の垂下領域Bが差し込まれている。そのためシート116の開口115の端部が、変形して煙検知器40の垂下領域Bのテーパ部に密着し、煙充満用空間83の気密性を確保している。
また本実施形態では、煙充満用空間83に空気が導入された際に、煙充満用空間83内が正圧傾向となり、図11(b)の様に、シート116が煙検知器40の垂下領域Bに押し付けられ、煙充満用空間83内の空気が漏れるのを防止する。
また本実施形態の発煙検知装置111では、内箱部材112の底部にブロック状の容積専有物117が設けられている。
容積専有物117は、内箱部材112の中である程度の容積を占め、煙充満用空間83の容積を実質的に小さくする働きがある。
また容積専有物117には、煙検知器40の先端が当接され、煙検知器40の高さ方向の位置決めを行わせる機能もある。
さらに容積専有物117には、導入管80から供給された空気を煙検知器40の検知部47に導く機能もある。
上記した各実施形態では、煙検知器40として天井付け仕様の煙検知器を採用し、検知器収容箱38内における煙検知器40の姿勢は、天井に取り付ける場合に習って、本体部領域Aが上であり、垂下領域Bが下となる様に配置した。
この様に、煙充満用空間83の天井側に煙検知器40を配置する構成は、煙充満用空間83に導入する空気に水分が含まれていても煙検知器40に悪影響を与えず、推奨される。
しかしながら本発明は、この姿勢に限定されるものではなく、煙検知器40を天地逆姿勢としてもよい。即ち本体部領域Aが下にあり、垂下領域Bが上方となる様に配置してもよい。
また煙検知器40を縦姿勢として検知器収容箱38に配置してもよい。例えば検知器収容箱38の側壁に煙検知器40を取り付けてもよい。
以上説明した実施形態では、内箱部材55内等における導入管80と排気管81の開口位置の高さを異なるものとした。この構成は推奨されるものであるが、本発明は、この構成に限定されるものではなく、両者の高さは同一であってもよく、排気管81の方が高くてもよい。
図4、図10に示した発煙検知装置31は、容積専有物117に相当する部材を持たないが、図4、図10に示した発煙検知装置31の内箱部材55内に容積専有物117を設けてもよい。
また上記した実施形態の発煙検知手段30は、前記したように発煙検知装置31、111を中心とし、これに付属する部材として、冷却手段32、除湿手段33 流量調節器35、エアポンプ36 オートドレン37によって構成されているが、これに加えて流量計等の流量確認手段や、空気の流れの有無を確認する通風検知手段を設けることも推奨される。
流量確認手段や、通風検知手段は、発煙検知装置31、111の下流側に設けることが望ましい。
発煙検知装置31、111の下流側に流量確認手段を設けることにより、試験室5内の空気が所定量、発煙検知装置31、111に供給されていることを確認することができる。同様に、発煙検知装置31、111の下流側に通風検知手段を設けることにより、試験室5内の空気が発煙検知装置31、111に供給されていることを確認することができる。
1 環境試験装置
5 試験室
23 固定部
25 保護部材
30 発煙検知手段
31 発煙検知装置
38 検知器収容箱
40 煙検知器
41 本体部
42 テーパ部
43 小径円柱部
47 検知部
48 報知部
53 外箱部材
55 内箱部材
57 窓
65 外蓋部材
66 外パッキン
67 検知器支持部材
68 内パッキン
80 導入管
81 排気管
83 煙充満用空間
111 発煙検知装置
112 内箱部材
116 シート(封止材)
117 容積専有物
A 本体部領域
B 垂下領域

Claims (10)

  1. 被試験物が配される試験室を備え、前記試験室内を所望の環境に調整することが可能な環境試験装置であって、前記試験室内の発煙を検知する発煙検知手段を備えた環境試験装置において、
    前記発煙検知手段は、発煙検知装置を含み、
    該発煙検知装置は、煙検知器と検知器収容箱を有し、
    前記煙検知器は、他の部材に固定される固定部を備えた本体部と、当該本体部の下部であって保護部材によって少なくとも一部が囲まれた位置に設けられた煙検知部があり、
    前記検知器収容箱は煙充満用空間を有し、
    前記煙検知器は前記検知器収容箱に取り付けられていて少なくとも前記煙検知器の下部が前記煙充満用空間に収容され、
    前記検知器収容箱は、前記試験室の外に設置されていて直接的又は間接的に前記試験室と連通し、前記試験室内の空気が前記煙充満用空間に導入されるものであり、
    前記検知器収容箱と前記煙検知器の間にパッキンが配されていることを特徴とする環境試験装置。
  2. 被試験物が配される試験室を備え、前記試験室内を所望の環境に調整することが可能な環境試験装置であって、前記試験室内の発煙を検知する発煙検知手段を備えた環境試験装置において、
    前記発煙検知手段は、発煙検知装置を含み、
    該発煙検知装置は、煙検知器と検知器収容箱を有し、
    前記煙検知器は、一定の平面断面積を有する本体部領域があり、当該本体部領域の下部に平面断面積が前記本体部領域よりも小さい垂下領域があり、
    前記検知器収容箱は煙充満用空間を有し、
    前記煙検知器は前記検知器収容箱に取り付けられていて少なくとも前記垂下領域の一部が前記煙充満用空間に収容され、
    前記検知器収容箱は、前記試験室の外に設置されていて直接的又は間接的に前記試験室と連通し、前記試験室内の空気が前記煙充満用空間に導入されるものであり、
    前記検知器収容箱と前記煙検知器の間にパッキンが配されていることを特徴とする環境試験装置。
  3. 前記検知器収容箱は、前記煙検知器の一部または全部を収容する内箱部材と、当該内箱部材を取り巻く外箱部材を有し、
    前記内箱部材の内部に前記煙充満用空間が形成されており、
    前記パッキンが前記内箱部材と前記煙検知器の間に配されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の環境試験装置。
  4. 被試験物が配される試験室を備え、前記試験室内を所望の環境に調整することが可能な環境試験装置であって、前記試験室内の発煙を検知する発煙検知手段を備えた環境試験装置において、
    前記発煙検知手段は、発煙検知装置を含み、
    当該発煙検知装置は、煙検知器と検知器収容箱を有し、
    前記煙検知器は、他の部材に固定される固定部を備えた本体部と、当該本体部の下部であって保護部材によって少なくとも一部が囲まれた位置に設けられた煙検知部があり、
    前記検知器収容箱は煙充満用空間を有し、
    前記煙検知器は前記検知器収容箱に取り付けられていて少なくとも前記煙検知器の下部が前記煙充満用空間に収容され、
    前記検知器収容箱は、前記試験室の外に設置されていて直接的又は間接的に前記試験室と連通し、前記試験室内の空気が前記煙充満用空間に導入されるものであり、
    前記煙充満用空間の上部には開口を有する封止材があり、
    該開口に前記煙検知が挿入されていて前記煙検知部の側面に前記封止材が接触していることを特徴とする環境試験装置。
  5. 被試験物が配される試験室を備え、前記試験室内を所望の環境に調整することが可能な環境試験装置であって、前記試験室内の発煙を検知する発煙検知手段を備えた環境試験装置において、
    前記発煙検知手段は、発煙検知装置を含み、
    当該発煙検知装置は、煙検知器と検知器収容箱を有し、
    前記煙検知器は、一定の平面断面積を有する本体部領域があり、当該本体部領域の下部に平面断面積が前記本体部領域よりも小さい垂下領域があり、
    前記検知器収容箱は煙充満用空間を有し、
    前記煙検知器は前記検知器収容箱に取り付けられていて少なくとも前記垂下領域の一部が前記煙充満用空間に収容され、
    前記検知器収容箱は、前記試験室の外に設置されていて直接的又は間接的に前記試験室と連通し、前記試験室内の空気が前記煙充満用空間に導入されるものであり、
    前記煙充満用空間の上部には開口を有する封止材があり、
    当該開口に前記垂下領域が挿入されていて前記垂下領域の側面に前記封止材が接触していることを特徴とする環境試験装置。
  6. 前記検知器収容箱は、前記煙検知器の一部または全部を収容する内箱部材と、当該内箱部材を取り巻く外箱部材を有し、
    前記内箱部材の内部に前記煙充満用空間が形成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の環境試験装置。
  7. 前記検知器収容箱には、空気導入口と空気排出口があり、前記検知器収容箱における前記空気導入口の開口位置の高さは、前記検知器収容箱における前記空気排出口の開口位置の高さよりも高いことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の環境試験装置。
  8. 前記煙充満用空間内に容積専有物があり、前記煙充満用空間の実質的な空間容積が前記容積専有物によって狭められていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の環境試験装置。
  9. 検知対象空間の空気を取り入れて当該検知対象空間内で発生した煙を検知する発煙検知装置において、
    煙検知器と検知器収容箱を有し、
    前記煙検知器は、一定の平面断面積を有する本体部領域があり、当該本体部領域の下部に平面断面積が前記本体部よりも小さい垂下領域があり、
    前記検知器収容箱は煙充満用空間を有し、
    前記煙検知器は前記検知器収容箱に取り付けられていて少なくとも前記垂下領域の一部が前記煙充満用空間に収容され、
    前記煙充満用空間には空気導入口と空気排出口があり、当該空気導入口から前記検知対象空間の空気が前記煙充満用空間に導入されるものであり、
    前記検知器収容箱と前記本体部領域の間にパッキンが配されていることを特徴とする発煙検知装置。
  10. 検知対象空間の空気を取り入れて当該検知対象空間内で発生した煙を検知する発煙検知装置において、
    煙検知器と検知器収容箱を有し、
    前記煙検知器は、一定の平面断面積を有する本体部領域があり、当該本体部領域の下部に平面断面積が前記本体部よりも小さい垂下領域があり、
    前記検知器収容箱は煙充満用空間を有し、
    前記煙検知器は前記検知器収容箱に取り付けられていて少なくとも前記垂下領域の一部が前記煙充満用空間に収容され、
    前記煙充満用空間には空気導入口と空気排出口があり、当該空気導入口から前記検知対象空間の空気が前記煙充満用空間に導入されるものであり、
    前記煙充満用空間の上部には開口を有する封止材があり、
    当該開口に前記垂下領域が挿入されていて前記垂下領域の側面に前記封止材が接触していることを特徴とする発煙検知装置。
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