JP6735709B2 - 環境試験装置及び発煙検知装置 - Google Patents
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Description
また本発明は、検知対象空間の空気を取り入れて検知対象空間内で発生した発煙を検知する発煙検知装置に関するものである。
特定の環境下に被試験物を置いて、被試験物に通電する場合もある。
例えば、蓄電池を被試験物とし、特定の環境下で蓄電池への充電・放電を繰り返す場合がある。この様な環境試験では、蓄電池の充放電を繰り返し行う中で、何らかの要因が影響して、当該電池が異常発熱したり、発火や発煙を起こす場合があった。
そのため発火物や発煙物を扱う環境試験装置においては、煙を検知する検知器を設けることが望ましい。
本発明は、従来技術の上記した問題を解決するものであり、煙を検知する煙検知器を備え、発煙を短時間で検知することができる環境試験装置を提供することを課題とするものである。
また本発明は、同様の課題を解決する煙検知装置を提供すること課題とするものである。
請求項3に記載の発明は、前記検知器収容箱は、前記煙検知器の一部または全部を収容する内箱部材と、当該内箱部材を取り巻く外箱部材を有し、前記内箱部材の内部に前記煙充満用空間が形成されており、前記パッキンが前記内箱部材と前記煙検知器の間に配されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の環境試験装置である。
請求項4に記載の発明は、被試験物が配される試験室を備え、前記試験室内を所望の環境に調整することが可能な環境試験装置であって、前記試験室内の発煙を検知する発煙検知手段を備えた環境試験装置において、前記発煙検知手段は、発煙検知装置を含み、当該発煙検知装置は、煙検知器と検知器収容箱を有し、前記煙検知器は、他の部材に固定される固定部を備えた本体部と、当該本体部の下部であって保護部材によって少なくとも一部が囲まれた位置に設けられた煙検知部があり、前記検知器収容箱は煙充満用空間を有し、前記煙検知器は前記検知器収容箱に取り付けられていて少なくとも前記煙検知器の下部が前記煙充満用空間に収容され、前記検知器収容箱は、前記試験室の外に設置されていて直接的又は間接的に前記試験室と連通し、前記試験室内の空気が前記煙充満用空間に導入されるものであり、前記煙充満用空間の上部には開口を有する封止材があり、当該開口に前記煙検知部が挿入されていて前記煙検知部の側面に前記封止材が接触していることを特徴とする環境試験装置である。
請求項5に記載の発明は、被試験物が配される試験室を備え、前記試験室内を所望の環境に調整することが可能な環境試験装置であって、前記試験室内の発煙を検知する発煙検知手段を備えた環境試験装置において、前記発煙検知手段は、発煙検知装置を含み、当該発煙検知装置は、煙検知器と検知器収容箱を有し、前記煙検知器は、一定の平面断面積を有する本体部領域があり、当該本体部領域の下部に平面断面積が前記本体部領域よりも小さい垂下領域があり、前記検知器収容箱は煙充満用空間を有し、前記煙検知器は前記検知器収容箱に取り付けられていて少なくとも前記垂下領域の一部が前記煙充満用空間に収容され、前記検知器収容箱は、前記試験室の外に設置されていて直接的又は間接的に前記試験室と連通し、前記試験室内の空気が前記煙充満用空間に導入されるものであり、前記煙充満用空間の上部には開口を有する封止材があり、当該開口に前記垂下領域が挿入されていて前記垂下領域の側面に前記封止材が接触していることを特徴とする環境試験装置である。
本発明の環境試験装置では、煙充満用空間内に煙検知器の検知部分があるので、煙検知器が早期に煙を検知することにより、試験室内で煙が発生したことが早期に判る。
請求項6に記載の発明は、前記検知器収容箱は、前記煙検知器の一部または全部を収容する内箱部材と、当該内箱部材を取り巻く外箱部材を有し、前記内箱部材の内部に前記煙充満用空間が形成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の環境試験装置である。
また煙充満用空間から煙が漏れにくい。
本発明の環境試験装置では、空気導入口の開口位置の高さが、検知器収容箱における空気排出口の開口位置の高さよりも高いので、水は空気排出口から排水され、空気導入口は水没しない。そのため検知器収容箱内に円滑に空気が流れ込む。
請求項10に記載の発明は、検知対象空間の空気を取り入れて当該検知対象空間内で発生した煙を検知する発煙検知装置において、煙検知器と検知器収容箱を有し、前記煙検知器は、一定の平面断面積を有する本体部領域があり、当該本体部領域の下部に平面断面積が前記本体部よりも小さい垂下領域があり、前記検知器収容箱は煙充満用空間を有し、前記煙検知器は前記検知器収容箱に取り付けられていて少なくとも前記垂下領域の一部が前記煙充満用空間に収容され、前記煙充満用空間には空気導入口と空気排出口があり、当該空気導入口から前記検知対象空間の空気が前記煙充満用空間に導入されるものであり、前記煙充満用空間の上部には開口を有する封止材があり、当該開口に前記垂下領域が挿入されていて前記垂下領域の側面に前記封止材が接触していることを特徴とする発煙検知装置である。
本実施形態の環境試験装置1は、試験室5内での発煙を検知する発煙検知手段30に特徴があり、環境試験装置1の本体部分の基本構成は公知のそれと大差ない。
特徴的構成に先立って、環境試験装置1の本体部分について説明する。
環境試験装置1は、図2に示すように被試験物18が配される試験室5を備え、試験室5内を所望の温度や湿度の環境に調整することができるものである。
環境試験装置1は、断熱壁2によって覆われた断熱槽3を有している。そして当該断熱槽3の一部に試験室5が形成されている。試験室5は、被試験物18を設置する空間である。試験室5の正面には扉21が設けられている。
環境試験装置1は、さらに空調機器17と送風機10を備えている。空調機器17は、加湿装置6、冷却装置7及び加熱装置8によって構成されている。
そのため送風機10を起動すると、試験室5内の空気が空気導入部20から空調通風路15内に導入される。そして空調通風路15が通風状態となり、空調機器17に空気が接触して熱交換や湿度調整がなされ、空気吹き出し部16から試験室5内に調整後の空気が吹き出される。
また空調通風路15の空気吹き出し部16の近傍に、温度センサー12と湿度センサー13が設けられている。
環境試験装置1を使用する際には、送風機10を運転して空調通風路15内を通風状態とし、温度センサー12及び湿度センサー13の検出値が、設定環境の温度及び湿度に近づく様に空調機器17を制御する。
発煙検知手段30は、発煙検知装置31を中心とし、これに付属する部材として、冷却手段32、除湿手段33、流量調節器35、エアポンプ36、オートドレン37を有している。
煙検知器40は、一般に火災報知機として使用される天井付け仕様の煙検知器であり、通常は、一般家庭、事務所、工場、商店等の天井に取り付けられて煙を検知するものである。
煙検知器40の外観形状は図7の通りであり、大径であって円柱形の本体部41と、テーパ部42と、小径円柱部43に分かれている。
煙検知器40は、前記した様に天井付け仕様の煙検知器であり、本体部41が他の部材に固定される固定部として機能する。具体的には、本体部41の天面に取り付け用のネジ孔87があり、本体部41の天面が固定部23として機能する。
また別の見方をすると、大径であって円柱形の本体部41に、テーパ部42と、小径円柱部43が垂下した形状であると言える。
即ち煙検知器40は、一定の平面断面積を有する本体部領域Aがあり、本体部領域の下部に本体部よりも平面断面積が小さい垂下領域Bがある。
検知部47は、例えば光の透過や乱反射を利用して煙の有無を検知するものであり、発光器26と、受光器51が暗箱52と称される光透過空間を挟んで対峙するものである。暗箱52内に煙が侵入すると、発光器26が発光する光が煙で遮られたり、乱反射し、受光器51の受光量に変化が現れる。
受光量の変化が一定の閾値を超えると、回路基板46から所定の信号が発信される。
具体的には、垂下領域Bの底部は底板50で保護されている。垂下領域Bの小径円柱部43には、縦桟27があり、さらにその奥には、網材28が配されている。
本実施形態で採用される煙検知器40は、底板50、縦桟27及び網材28からなる保護部材25によって検知部47が囲まれている。
そのため検知部47に繋がる煙導入口22は、垂下領域Bの小径円柱部43に限られ、本体部領域Aには検知部47に繋がる流路はない。
報知部48は、検知部47が煙を検知した際に発光し、煙を検知したことを視覚的に報知するものである。
即ち検知器収容箱38は、図4、図5、図6の様に、外箱部材53と、内箱部材55を有している。
外箱部材53は、発煙検知装置31の外郭を構成する箱体であり、平面形状は四角形であって、上部が開放されている。上部の開放部には、内フランジ58が設けられている。
外箱部材53の一面には、ガラス等の透光板56がはめ込まれた窓57がある。
側面62の上端であってその一部には切り欠き部63が設けられている。
外蓋部材65は、外箱部材53の開口部と合致する蓋であり、電線挿通孔72が設けられている。
検知器支持部材67の4辺には、それぞれ間隔保持部77が形成されている。間隔保持部77は、検知器支持部材67の各辺の中央から立ち上げられた立ち上げ部78と、これに続く水平部86によって構成されている。
内パッキン68は、ある程度の厚さを有する弾性材で作られている。
検知器収容箱38は、外箱部材53の内部に内箱部材55が挿入されたものであり、外箱部材53は、内箱部材55の周囲を取り巻いている。
外箱部材53と内箱部材55には、図4の様に導入管80と排気管81が挿通されている。
導入管80と排気管81は、いずれも外箱部材53の底部と内箱部材55の底部61を貫通し、検知器収容箱38の外部と内箱部材55の内部を連通している。
本実施形態では、導入管80の先端が空気導入口として機能し、排気管81の先端が空気排出口として機能する。
内箱部材55内における導入管80と排気管81の開口位置の高さは、導入管80の方が高い。言い換えると、検知器収容箱38には、空気導入口と空気排出口があり、検知器収容箱38における空気導入口の開口位置の高さは、検知器収容箱38における空気排出口の開口位置の高さよりも高い。
即ち煙検知器40の本体部41の天面(固定部23)にあるネジ孔87と、検知器支持部材67の取り付け孔76にネジ82が挿通され、検知器支持部材67の下部に煙検知器40が一体的に取り付けられている。
そして煙検知器40と検知器支持部材67とが一体化した状態で、煙検知器40が内箱部材55内に挿入されている。
煙検知器40の底板50は、内箱部材55の底部61の近くにある。
また内箱部材55の底部61から突出する導入管80と排気管81は、煙検知器40の垂下領域Bを挟んだ位置関係となっている。
また報知部48は外箱部材53の透光板56がはめ込まれた窓57に面している。
本実施形態では、内箱部材55と垂下領域Bの間の実質的空間が、煙充満用空間83となっている。
外蓋部材65と煙検知器40の間には、検知器支持部材67の間隔保持部77があり、検知器支持部材67と外箱部材53の間に適切な隙間を保持している。
煙検知器40の信号線や、電力線は、検知器支持部材67の開口73及び外蓋部材65の電線挿通孔72を経て検知器収容箱38の外部に引き出されている。
また外蓋部材65の電線挿通孔72には、ブッシング91が装着されており、検知器収容箱38の電線挿通孔72からの空気漏れが防止されている。
外箱部材53等によって構成される外側の閉塞空間は、外パッキン66によって密閉されている。内箱部材55等によって構成される内側の閉塞空間は、煙充満用空間83として機能するものであり、内パッキン68によって密閉されている。従って煙充満用空間83は二重に封鎖された空間である。
外箱部材53等によって構成される外側の筐体と、内箱部材55等によって構成される内側の筐体の間には隙間がある。
煙充満用空間83の底部61からは導入管80と排気管81が突出している。
冷却手段32は、試験室5内から取り出した空気を外気との熱交換によって冷却し、空気中の水蒸気を凝縮させるものである。
冷却手段32は、1本の管状部材102を有し、その管状部材102を螺旋状に成形したものである。
流量調節器35は、公知の手動弁である。
エアポンプ36は、公知のそれと同様のものである。
オートドレン37は内部にフロート等があり、一定量のドレンが溜まると、当該ドレンを排出するものである。
なおオートドレン37は、除湿手段33に接続されている。
本実施形態の発煙検知手段30は、吸引管101が試験室5内に挿入されており、エアポンプ36を駆動することによって試験室5内の空気が発煙検知装置31に供給される。 ここで本実施形態では、試験室5から発煙検知装置31に至るまでの間に、空気が冷却手段32を通過する。その際に空気は、外気と熱交換される。
ここで仮に試験室5が高温環境であったならば、試験室5から排出された高温の空気は、冷却手段32を通過する間に冷やされ、温度が低下する。そのため発煙検知装置31に導入される空気は、ある程度、温度が下げられたものであり、内部の煙検知器40を傷めない。
また仮に試験室5が高湿環境であったならば、試験室5から排出された高温の空気は、冷却手段32を通過する間に温度低下して水蒸気が凝縮し、続く除湿手段33で気液分離された後、発煙検知装置31に導入される。そのため内部の煙検知器40に触れる空気は、ある程度除湿されており、且つ水滴を含まず、煙検知器40を傷めない。
ここで仮に試験室5で煙が発生すると、煙を含んだ空気が、前記した経路を経て発煙検知装置31の煙充満用空間83に入る。
ここで本実施形態では、煙充満用空間83は、垂下領域Bの周囲を覆う狭い空間であるから、極めて短時間の内に煙が煙充満用空間83に充満し、検知部47に入る。そして発光器26が発する光を煙が遮り、受光量の変化が一定の閾値を超えると、回路基板46から所定の信号が発信される。また報知部48が発光し、窓57を通してそれを確認することができる。
環境試験装置1は、回路基板46から発信される信号を受信し、図示しない表示装置に発煙の発生を表示したり、音や、光で警報を発する。
また空調機器17や送風機10を緊急停止したり、消火装置を起動する場合もある。
具体的に説明すると、内箱部材55は円筒形であり、煙検知器40の本体部41も同様に円筒形である。そして煙検知器40の本体部41が内箱部材55に挿入されているが、両者の間には、内パッキン68が装着されている。内パッキン68の高さは、煙検知器40の本体部41の高さと同等、あるいはそれよりも高いので、内箱部材55の内面と、煙検知器40の本体部41の間は、相当の縦幅に渡って内パッキン68が存在し、垂下領域Bの周囲を取り巻く煙充満用空間83の気密性が確保されている。
そのため仮に内パッキン68に欠陥があり、煙充満用空間83とその外部に狭小な空気流路が出来たとしても、煙充満用空間83と内箱部材55の周囲との間に圧力差が発生することが少なく、煙を含んだ空気が煙充満用空間83から漏れ出ることは少ない。
即ち、煙検知器40の本体部41と内箱部材55の内面の間の隙間は、内パッキン68で埋められており、当該領域には空気が流れ込んだり、停留する空間は存在しない。
煙を含んだ空気が停留したり、空気が通過する空間たる煙充満用空間83は、煙検知器40の垂下領域Bの周囲に限定され、その容積は極めて狭い。そのため試験室5内で発生した煙は、速やかに煙充満用空間83に充満し、煙検知器40の検知部47で検知される。
これに対して、煙検知器40の煙導入口22は、垂下領域Bに開いており、煙検知器40の下部寄りの位置にあると言える。
ここで本実施形態では、前記した様に煙検知器40の本体部41と内箱部材55の内面の間の隙間が、内パッキン68で埋められている。
そのため煙充満用空間83に導入された煙は、上昇傾向であると言っても垂下領域Bの周囲よりも上には行くことができず、最初に円柱形の本体部41の下部であって垂下領域Bの周囲に流れ込むこととなる。
そのため煙充満用空間83に導入された煙は、早い時期に煙検知器40の煙導入口22に入る。
本実施形態では、導入管80から煙充満用空間83に入った煙は、煙充満用空間83の内壁に沿って流れることで煙検知器40の検知部47に流れ込みやすい。
幾分かの煙は、垂下領域Bの一方の側面側に入り、垂下領域Bを迂回して排気管81側に流れるが、多くの煙は、垂下領域Bの検知部47を通過して排気管81側に流れる。そのため煙が煙検知器40の検知部47に流れ込みやすい。
そのため除湿手段33が、万一故障して水を分離できなかった場合でも、水滴が煙充満用空間83に入ったり、冷却手段32で凝縮しきれなかった水蒸気が煙充満用空間83で液化した場合であっても、その水位が導入管80の開口位置の高さに至る前に、排気管81の高さに達し、排水される。そのため煙充満用空間83内に溜まった水が逆流したり煙検知器40を水没させることはなく、煙充満用空間83内への空気の導入を妨げることはない。
本発明は、この構成に限定されるものではなく、図9(a)の様に、内パッキン68の高さをより高くして、垂下領域Bの一部にまで至らせてもよい。
図9(a)に示した構成によると、煙充満用空間83は、本体部領域Aと垂下領域Bの上部を除く、垂下領域Bの一部の周囲の領域に限定される。
図9(b)に示した構成によると、煙充満用空間83は、本体部領域Aの一部及び垂下領域Bの全部を取り巻く領域に限定される。
さらに、図9(c)の様に、内パッキン68そのものを無くしてもよい。
図9(c)に示した構成によると、煙充満用空間83は、本体部領域Aの全部及び垂下領域Bの全部を取り巻く領域に限定される。
図11に示す発煙検知装置111は、内箱部材112の平面形状が、煙検知器40の本体部41よりも小さく、煙検知器40の本体部41は内箱部材112には入らない。
発煙検知装置111の内箱部材112は、図の様に上部が開口している。そして内箱部材112の開口113に、シート(封止材)116が装着されている。シート(封止材)116には開口115が形成されている。
シート(封止材)116の開口115は、小径円柱部43より大きく、本体部41の外径よりも小さい。
また本実施形態の発煙検知装置111では、内箱部材112の底部にブロック状の容積専有物117が設けられている。
容積専有物117は、内箱部材112の中である程度の容積を占め、煙充満用空間83の容積を実質的に小さくする働きがある。
また容積専有物117には、煙検知器40の先端が当接され、煙検知器40の高さ方向の位置決めを行わせる機能もある。
さらに容積専有物117には、導入管80から供給された空気を煙検知器40の検知部47に導く機能もある。
この様に、煙充満用空間83の天井側に煙検知器40を配置する構成は、煙充満用空間83に導入する空気に水分が含まれていても煙検知器40に悪影響を与えず、推奨される。
しかしながら本発明は、この姿勢に限定されるものではなく、煙検知器40を天地逆姿勢としてもよい。即ち本体部領域Aが下にあり、垂下領域Bが上方となる様に配置してもよい。
また煙検知器40を縦姿勢として検知器収容箱38に配置してもよい。例えば検知器収容箱38の側壁に煙検知器40を取り付けてもよい。
流量確認手段や、通風検知手段は、発煙検知装置31、111の下流側に設けることが望ましい。
発煙検知装置31、111の下流側に流量確認手段を設けることにより、試験室5内の空気が所定量、発煙検知装置31、111に供給されていることを確認することができる。同様に、発煙検知装置31、111の下流側に通風検知手段を設けることにより、試験室5内の空気が発煙検知装置31、111に供給されていることを確認することができる。
5 試験室
23 固定部
25 保護部材
30 発煙検知手段
31 発煙検知装置
38 検知器収容箱
40 煙検知器
41 本体部
42 テーパ部
43 小径円柱部
47 検知部
48 報知部
53 外箱部材
55 内箱部材
57 窓
65 外蓋部材
66 外パッキン
67 検知器支持部材
68 内パッキン
80 導入管
81 排気管
83 煙充満用空間
111 発煙検知装置
112 内箱部材
116 シート(封止材)
117 容積専有物
A 本体部領域
B 垂下領域
Claims (10)
- 被試験物が配される試験室を備え、前記試験室内を所望の環境に調整することが可能な環境試験装置であって、前記試験室内の発煙を検知する発煙検知手段を備えた環境試験装置において、
前記発煙検知手段は、発煙検知装置を含み、
当該発煙検知装置は、煙検知器と検知器収容箱を有し、
前記煙検知器は、他の部材に固定される固定部を備えた本体部と、当該本体部の下部であって保護部材によって少なくとも一部が囲まれた位置に設けられた煙検知部があり、
前記検知器収容箱は煙充満用空間を有し、
前記煙検知器は前記検知器収容箱に取り付けられていて少なくとも前記煙検知器の下部が前記煙充満用空間に収容され、
前記検知器収容箱は、前記試験室の外に設置されていて直接的又は間接的に前記試験室と連通し、前記試験室内の空気が前記煙充満用空間に導入されるものであり、
前記検知器収容箱と前記煙検知器の間にパッキンが配されていることを特徴とする環境試験装置。 - 被試験物が配される試験室を備え、前記試験室内を所望の環境に調整することが可能な環境試験装置であって、前記試験室内の発煙を検知する発煙検知手段を備えた環境試験装置において、
前記発煙検知手段は、発煙検知装置を含み、
当該発煙検知装置は、煙検知器と検知器収容箱を有し、
前記煙検知器は、一定の平面断面積を有する本体部領域があり、当該本体部領域の下部に平面断面積が前記本体部領域よりも小さい垂下領域があり、
前記検知器収容箱は煙充満用空間を有し、
前記煙検知器は前記検知器収容箱に取り付けられていて少なくとも前記垂下領域の一部が前記煙充満用空間に収容され、
前記検知器収容箱は、前記試験室の外に設置されていて直接的又は間接的に前記試験室と連通し、前記試験室内の空気が前記煙充満用空間に導入されるものであり、
前記検知器収容箱と前記煙検知器の間にパッキンが配されていることを特徴とする環境試験装置。 - 前記検知器収容箱は、前記煙検知器の一部または全部を収容する内箱部材と、当該内箱部材を取り巻く外箱部材を有し、
前記内箱部材の内部に前記煙充満用空間が形成されており、
前記パッキンが前記内箱部材と前記煙検知器の間に配されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の環境試験装置。 - 被試験物が配される試験室を備え、前記試験室内を所望の環境に調整することが可能な環境試験装置であって、前記試験室内の発煙を検知する発煙検知手段を備えた環境試験装置において、
前記発煙検知手段は、発煙検知装置を含み、
当該発煙検知装置は、煙検知器と検知器収容箱を有し、
前記煙検知器は、他の部材に固定される固定部を備えた本体部と、当該本体部の下部であって保護部材によって少なくとも一部が囲まれた位置に設けられた煙検知部があり、
前記検知器収容箱は煙充満用空間を有し、
前記煙検知器は前記検知器収容箱に取り付けられていて少なくとも前記煙検知器の下部が前記煙充満用空間に収容され、
前記検知器収容箱は、前記試験室の外に設置されていて直接的又は間接的に前記試験室と連通し、前記試験室内の空気が前記煙充満用空間に導入されるものであり、
前記煙充満用空間の上部には開口を有する封止材があり、
当該開口に前記煙検知部が挿入されていて前記煙検知部の側面に前記封止材が接触していることを特徴とする環境試験装置。 - 被試験物が配される試験室を備え、前記試験室内を所望の環境に調整することが可能な環境試験装置であって、前記試験室内の発煙を検知する発煙検知手段を備えた環境試験装置において、
前記発煙検知手段は、発煙検知装置を含み、
当該発煙検知装置は、煙検知器と検知器収容箱を有し、
前記煙検知器は、一定の平面断面積を有する本体部領域があり、当該本体部領域の下部に平面断面積が前記本体部領域よりも小さい垂下領域があり、
前記検知器収容箱は煙充満用空間を有し、
前記煙検知器は前記検知器収容箱に取り付けられていて少なくとも前記垂下領域の一部が前記煙充満用空間に収容され、
前記検知器収容箱は、前記試験室の外に設置されていて直接的又は間接的に前記試験室と連通し、前記試験室内の空気が前記煙充満用空間に導入されるものであり、
前記煙充満用空間の上部には開口を有する封止材があり、
当該開口に前記垂下領域が挿入されていて前記垂下領域の側面に前記封止材が接触していることを特徴とする環境試験装置。 - 前記検知器収容箱は、前記煙検知器の一部または全部を収容する内箱部材と、当該内箱部材を取り巻く外箱部材を有し、
前記内箱部材の内部に前記煙充満用空間が形成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の環境試験装置。 - 前記検知器収容箱には、空気導入口と空気排出口があり、前記検知器収容箱における前記空気導入口の開口位置の高さは、前記検知器収容箱における前記空気排出口の開口位置の高さよりも高いことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の環境試験装置。
- 前記煙充満用空間内に容積専有物があり、前記煙充満用空間の実質的な空間容積が前記容積専有物によって狭められていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の環境試験装置。
- 検知対象空間の空気を取り入れて当該検知対象空間内で発生した煙を検知する発煙検知装置において、
煙検知器と検知器収容箱を有し、
前記煙検知器は、一定の平面断面積を有する本体部領域があり、当該本体部領域の下部に平面断面積が前記本体部よりも小さい垂下領域があり、
前記検知器収容箱は煙充満用空間を有し、
前記煙検知器は前記検知器収容箱に取り付けられていて少なくとも前記垂下領域の一部が前記煙充満用空間に収容され、
前記煙充満用空間には空気導入口と空気排出口があり、当該空気導入口から前記検知対象空間の空気が前記煙充満用空間に導入されるものであり、
前記検知器収容箱と前記本体部領域の間にパッキンが配されていることを特徴とする発煙検知装置。 - 検知対象空間の空気を取り入れて当該検知対象空間内で発生した煙を検知する発煙検知装置において、
煙検知器と検知器収容箱を有し、
前記煙検知器は、一定の平面断面積を有する本体部領域があり、当該本体部領域の下部に平面断面積が前記本体部よりも小さい垂下領域があり、
前記検知器収容箱は煙充満用空間を有し、
前記煙検知器は前記検知器収容箱に取り付けられていて少なくとも前記垂下領域の一部が前記煙充満用空間に収容され、
前記煙充満用空間には空気導入口と空気排出口があり、当該空気導入口から前記検知対象空間の空気が前記煙充満用空間に導入されるものであり、
前記煙充満用空間の上部には開口を有する封止材があり、
当該開口に前記垂下領域が挿入されていて前記垂下領域の側面に前記封止材が接触していることを特徴とする発煙検知装置。
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