JP6735147B2 - 表示装置、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置、及びプログラムに関する。
近年、携帯端末装置のカメラを通じて、例えば、テレビなどの表示画面を見ることで、表示画面の映像を画面外に拡張する技術が知られている(例えば、非特許文献1を参照)。このような技術では、表示画面を基準とする座標系により、画面外の3DCG(3次元コンピューターグラフィックス)のオブジェクトを描画していた。
川喜田 裕之、中川 俊夫"テレビ映像を画面外に拡張するシステム「Augmented TV」"、NHK技研 R&D/No.149、2015年1月、p36−p45
しかしながら、上述した従来の技術では、表示画面を見る位置によって表示画面に表示される映像に歪みが生じるのに対して、画面外のオブジェクトが歪むことはないため、画面を境界として空間の不連続性が生じる場合があった。ここで「歪み」とは、表示画面に表示される映像内の被写体に対する映像の見た目の歪みを意味する。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、オブジェクトの画面内外での表示の不連続性を低減することができる表示装置、及びプログラムを提供することにある。
[1]上記問題を解決するために、本発明の一態様は、表示画面を見た際に前記表示画面に表示する表示映像が撮像された光学中心と一致する最適視位置を示す最適視位置情報と、前記表示画面を撮像する撮像部の現在視位置を示す現在視位置情報とに基づいて、前記最適視位置を基準にオブジェクトの前記表示画面の画面外の位置情報を表す絶対座標系の位置情報を、前記現在視位置を基準に前記画面外の位置情報を表す相対座標系の位置情報に変換する相対座標系変換部と、前記相対座標系変換部によって変換された前記相対座標系の位置情報に基づいて、前記撮像部によって撮像された撮像映像の前記画面外に前記オブジェクトを描画する描画処理部とを備えることを特徴とする表示装置である。
[2]また、本発明の一態様は、上記の表示装置において、前記オブジェクトの各描画点の位置座標を前記オブジェクトの中心位置を基準としたローカル座標系により表したローカル位置情報を、空間全体を表す世界座標系の位置情報に変換する世界座標系変換部と、前記各描画点の前記世界座標系の位置情報を、前記ローカル位置情報に変換するローカル座標系変換部とを備え、前記相対座標系変換部は、前記各描画点の前記世界座標系の位置情報を含む前記絶対座標系の位置情報を、前記各描画点の位置情報を含む前記相対座標系の位置情報に変換し、前記ローカル座標系変換部は、前記相対座標系変換部によって前記相対座標系に変換された前記各描画点の前記世界座標系の位置情報を、前記相対座標系における前記各描画点の前記ローカル位置情報に変換し、前記描画処理部は、前記ローカル座標系変換部によって変換された前記相対座標系における前記各描画点の前記ローカル位置情報に基づいて、前記画面外に前記オブジェクトを描画することを特徴とする。
[3]また、本発明の一態様は、上記の表示装置において、前記オブジェクトが前記画面外に出た後に、所定の時定数によって、前記相対座標系変換部によって変換される前記相対座標系の位置情報を、前記絶対座標系の位置情報に推移させるように、前記相対座標系変換部が変換する変換度を変更する変換度調整部を備え、前記相対座標系変換部は、前記変換度調整部によって変更された前記変換度に基づいて、前記絶対座標系における前記各描画点の前記世界座標系の位置情報を、前記相対座標系における前記各描画点の位置情報に変換することを特徴とする。
[4]また、本発明の一態様は、上記の表示装置において、前記オブジェクトが前記画面外に出た後に、所定の時定数によって、前記相対座標系変換部によって変換される前記相対座標系の位置情報を、前記絶対座標系の位置情報に推移させるように、前記相対座標系変換部が変換する変換度を変更する変換度調整部を備え、前記相対座標系変換部は、前記変換度調整部によって変更された前記変換度に基づいて、前記各描画点の前記世界座標系の位置情報を含む前記絶対座標系の位置情報を、前記各描画点の位置情報を含む前記相対座標系の位置情報に変換することを特徴とする。
[5]また、本発明の一態様は、コンピューターに、表示画面を見た際に前記表示画面に表示する表示映像が撮像された光学中心と一致する最適視位置を示す最適視位置情報と、前記表示画面を撮像する撮像部の現在視位置を示す現在視位置情報とに基づいて、前記最適視位置を基準にオブジェクトの前記表示画面の画面外の位置情報を表す絶対座標系の位置情報を、前記現在視位置を基準に前記画面外の位置情報を表す相対座標系の位置情報に変換する相対座標系変換ステップと、前記相対座標系変換ステップによって変換された前記相対座標系の位置情報に基づいて、前記撮像部によって撮像された撮像映像の前記画面外に前記オブジェクトを描画する描画処理ステップとを実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、オブジェクトの画面内外での表示の不連続性を低減することができる。
第1の実施形態による画像処理システムの一例を示す外観図である。 同実施形態による携帯端末装置の概略機能構成を示す機能ブロック図である。 同実施形態における最適視位置を説明するための概略図である。 同実施形態における絶対座標系と相対座標系との関係を説明するための概略図である。 同実施形態における絶対座標系から相対座標系への変換を説明するための概略図である。 同実施形態による携帯端末装置の動作の手順を示すフローチャートである。 同実施形態による携帯端末装置の表示例を説明する概略図である。 第2の実施形態による携帯端末装置の概略機能構成を示す機能ブロック図である。 同実施形態による携帯端末装置の動作の手順を示すフローチャートである。 同実施形態における携帯端末装置の表示例を説明する概略図である。 第3の実施形態による携帯端末装置の概略機能構成を示す機能ブロック図である。 同実施形態における変換度の変更例を示す図である。 同実施形態による携帯端末装置の動作の手順を示すフローチャートである。 第4の実施形態による携帯端末装置の動作の手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態による携帯端末装置、及び画像処理システムについて説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態による画像処理システム100の一例を示す外観図である。
図1に示すように、画像処理システム100は、携帯端末装置1と、テレビ2とを含んで構成される。以下において、「携帯端末装置」を「表示装置」と呼ぶ場合がある。
テレビ2は、テレビ画面21(表示画面の一例)を備え、当該テレビ画面21にオブジェクトOBを含む所定の映像(コンテンツ)を表示する。
携帯端末装置1は、例えば、タブレット情報端末などであり、テレビ2のテレビ画面21を、携帯端末装置1が撮像して、テレビ画面21が表示する映像から3DCG(3次元コンピューターグラフィックス)のオブジェクトOBをテレビ画面21の画面外に拡張して、端末表示部12に表示させる。
このように、画像処理システム100では、テレビ2のテレビ画面21を、携帯端末装置1が撮像して、テレビ画面21が表示する映像から3DCGのオブジェクトOBをテレビ画面21の画面外に拡張して携帯端末装置1の端末表示部12に表示する。
なお、以下の説明において、画像処理システム100が表示するコンテンツに含まれる任意のオブジェクトを示す場合、又は特に区別しない場合には、オブジェクトOBとして説明する。
次に、携帯端末装置1の機能構成について説明する。
図2は、本実施形態による携帯端末装置1の概略機能構成を示す機能ブロック図である。図示するように、携帯端末装置1は、撮像部11と、端末表示部12と、端末記憶部13と、端末制御部14とを備えている。
撮像部11は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサーを備えたカメラであり、端末表示部12が配置されている携帯端末装置1の面とは反対側の面に配置されている。撮像部11は、テレビ2のテレビ画面21が表示するオブジェクトOBを含む映像を撮像する。
端末表示部12は、例えば、液晶ディスプレイ装置などであり、撮像部11が撮像した映像を表示するとともに、テレビ画面21の画面外にオブジェクトOBを拡張して表示する。
端末記憶部13は、携帯端末装置1が実行する各種処理に利用される情報を記憶する。端末記憶部13は、例えば、撮像部11が撮像した映像データなどを記憶する。また、端末記憶部13は、コンテンツ記憶部131を備えている。
コンテンツ記憶部131は、テレビ画面21の画面外に拡張される3DCGのオブジェクトOBを含むコンテンツを記憶する。なお、本実施形態において、コンテンツ記憶部131には、予め所定のコンテンツが記憶されているものとする。
端末制御部14は、例えば、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)を含むプロセッサであり、携帯端末装置1を統括的に制御する。端末制御部14は、3DCGデータ取得部141と、最適視位置算出部142と、現在視位置取得部143と、相対座標系変換部144と、描画処理部145とを備えている。
3DCGデータ取得部141は、コンテンツ記憶部131が記憶するコンテンツから、3DCGのオブジェクトOB(例えば、モデルデータ、モーションデータ)を抽出し、例えば、オブジェクトOBの絶対座標系の位置情報(座標情報)を取得する。ここで、オブジェクトOBの絶対座標系の位置情報には、例えば、オブジェクトOBの中心位置の位置情報、及びオブジェクトOBのポリゴン頂点(描画点)のローカル座標情報などが含まれる。なお、ローカル座標情報(ローカル位置情報)は、オブジェクトOBの中心位置を基準とした各ポリゴン頂点(各描画点)のローカル座標系の位置情報である。また、絶対座標系の位置情報の詳細については後述する。
最適視位置算出部142は、コンテンツ記憶部131が記憶するコンテンツ、及び撮像部11の撮像パラメータ(例えば、F値など画角に関するパラメータ)に基づいてテレビカメラの画角を取得し、当該テレビカメラの画角に基づいてテレビ画面21の中心を原点とする座標系(世界座標系)において最適視位置の座標を最適視位置情報として計算する。
ここで、最適視位置について説明する。
図3は、本実施形態における最適視位置を説明する図である。
図3(a)は、同一サイズのオブジェクト(例えば、ボールOB1〜OB3)が、光学中心P0から等距離にあり、撮像面PF1に向って同速度により移動している例を示している。図3(a)に示す例では、テレビカメラTVCが、光学中心P0の位置からカメラ画角θにて、撮像面PF1に向って同速度により移動しているボールOB1〜OB3を撮像している。
また、図3(b)は、図3(a)により撮像された映像をテレビ画面21に表示させた場合に、当該テレビ画面21を見た見込角θを示している。図3(b)に示すように、カメラ画角θと見込角θとが等しい位置P2(θ=θ)が、最適視位置であり、この位置P2でテレビ画面21を見た場合、テレビ画面21(画面G2)に表示されるボールOB12,ボールOB22、及びボールOB32の形状は歪みのない等しい大きさとなる。また、ボールOB12、ボールOB22、及びボールOB32がテレビ画面21から飛び出す際の速度は一定となる。
また、最適視位置(位置P2)よりテレビ画面21に近く、カメラ画角θより見込角θが大きい位置P1(θ>θ)でテレビ画面21を見た場合、テレビ画面21(画面G1)に表示されるボールOB21の形状はほとんど歪みのない等しい大きさとなるが、ボールOB11及びボールOB31の形状は歪む。すなわち、ボールOB11及びボールOB31の形状は、動径方向に縮んだ形状となる。また、ボールOB11、ボールOB21、及びボールOB31がテレビ画面21から飛び出す際の速度は画面内の速度より速くなる。
また、最適視位置(位置P2)よりテレビ画面21から遠く、カメラ画角θより見込角θが小さい位置P3(θ<θ)でテレビ画面21を見た場合、テレビ画面21(画面G3)に表示されるボールOB23の形状は歪みのない等しい大きさとなるが、ボールOB13及びボールOB33の形状は歪む。すなわち、ボールOB13及びボールOB33の形状は、動径方向に伸びた形状となる。また、ボールOB13、ボールOB23、及びボールOB33がテレビ画面21から飛び出す際の速度は画面内の速度より遅くなる。
このように、最適視位置は、テレビ画面21に表示する表示映像が撮像された画角θとテレビ画面21を見た見込角θとが一致する位置である。また、最適視位置は、オブジェクトOBがテレビ画面21から飛び出す際の速度が一定となり、オブジェクトOBの形状に歪みが生じない位置である。最適視位置算出部142は、このような最適視位置の位置情報(最適視位置情報)をテレビカメラTVCの画角(θ)に基づいて算出する。
図2に戻り、現在視位置取得部143は、世界座標系において、現在の携帯端末装置1の位置姿勢情報に基づいて、現在視位置の位置情報を現在視位置情報として取得する。ここで、現在視位置情報は、テレビ画面21を撮像する撮像部11の現在視位置を示す座標情報である。現在視位置取得部143は、既存技術(例えば、川喜田、中川、佐藤、“携帯端末によるTV画面の位置と姿勢の推定方法”、情報処理学会論文誌 コンシューマ・デバイス&システム、Vol.5、No.4、pp61−69(2015)に記載の位置姿勢推定の技術)を利用して、現在視位置情報を取得する。具体的には、この従来技術では、カメラによって撮影した画像と、ジャイロセンサーによって検知した加速度の情報とを用いることによって、現在視位置情報を求める。
相対座標系変換部144は、最適視位置算出部142によって算出された最適視位置情報と、現在視位置取得部143によって取得された現在視位置情報とに基づいて、3DCGデータ取得部141によって取得された絶対座標系の位置情報を、相対座標系の位置情報に変換する。なお、相対座標系変換部144による処理の過程を「相対座標系変換ステップ」と呼ぶ。
ここで、本実施形態における絶対座標系と相対座標系との関係について説明する。
図4は、本実施形態における絶対座標系と相対座標系との関係を説明する図である。同図は、テレビ画面21を紙面下方向に表示させた場合において、テレビ画面21の上方向から見た平面図である。同図において、座標系CS1は、テレビ画面21の画面内部の座標系を示し、座標系CS2は、テレビ画面21の画面外の座標系を示している。座標系CS2は、最適視位置(位置P2)におけるオブジェクトOBのテレビ画面21の画面外の位置情報を表す絶対座標系であり、直交格子状の座標系である。オブジェクトOBが等速直線運動した場合、最適視位置(位置P2)において、オブジェクトOBは、当該絶対座標系によって軌跡K1によりテレビ画面21の画面外に移動するように描画される。
また、座標系CS3は、最適視位置(位置P2)とは異なる位置P4における画面外の位置情報を示す相対座標系であり、直交格子状でない歪んだ座標系である。ここで、軌跡K2は、上述した軌跡K1を最適視位置(位置P2)における相対座標系に変換したオブジェクトOBの軌跡である。オブジェクトOBが等速直線運動した場合、この位置P4において、オブジェクトOBは、当該相対座標系によって、テレビ画面21の画面外に軌跡K2により不連続性が生じずに移動するように描画される。なお、座標系CS3は、テレビ画面21を撮像する携帯端末装置1の位置に対応して、座標系の歪みの程度(歪み量)が異なる。
図5は、本実施形態における絶対座標系から相対座標系への変換を説明する図である。同図において、位置Oが最適視位置を示し、位置Oからテレビ画面21を見た場合に、オブジェクトOBが、位置B、位置C、位置D、及び位置Eの順に移動することを示している。また、位置Oからテレビ画面21を見た場合に、テレビ画面21の画面上では、オブジェクトOBは、位置S、位置S、及び位置Dの順に移動することを示している。なお、位置Sは、テレビ画面21の画面外に飛び出たオブジェクトOBが位置Eである場合に、オブジェクトOBをテレビ画面21の画面上に射影した位置である。
また、同図において、位置Aが携帯端末装置1の位置(現在視位置)を示し、位置Aからテレビ画面21を見た場合に、オブジェクトOBが、位置B’、位置C’、位置D’、及び位置E’の順に移動することを示している。
ここで、画面外の物体の軌跡DE’がテレビ画面21内のオブジェクトOBの見た目の軌跡B’Dの延長(同じ直線上)となるものとする。また、位置B’から位置E’にかけて物体の見込角によって遠近感が与えられるとすると、線分OSと線分SBとの比は、線分ASと線分SB’との比と等しくなる(|OS|:|SB|=|AS|:|SB’|)。なお、|xy|は、線分xyの長さを示す。したがって、三角形OSAと三角形BSB’とは、相似である(△OSA∽△BSB’)。
また、位置Dで見た目の速さが変わらないとすると、線分BDと線分DEとの比は、線分B’Dと線分DE’との比と等しくなる(|BD|:|DE|=|B’D|:|DE’|)。さらにDE’はB’Dの延長にあるため三角形BDB’と三角形EDE’とは、相似となる(△BDB’∽△EDE’)。これら2つの相似から、線分OAと線分EE’とが平行であることが導かれる(OA//EE’)。なお、“//”は、平行を意味する。また、上述した2つの相似は、いずれもテレビ画面21を挟んだ対角する三角形であり、線分BB’を含むことに着目すると、下記の式(1)が導かれる。
Figure 0006735147
また、平行、且つ三角形の辺の比の関係から、三角形OSAと三角形ESE’とは、相似となる(△OSA∽△ESE’)。このことから、位置Eの座標から位置E‘の座標への変換式は、下記の式(2)となる。
Figure 0006735147
なお、式(2)において、記号の上に付した矢印はベクトルを表す。相対座標系変換部144は、上記の式(2)を用いて、絶対座標系の位置情報を、相対座標系の位置情報に変換する。例えば、相対座標系変換部144は、3DCGデータ取得部141が取得したオブジェクトOBの中心位置の位置情報(絶対座標系)を、上記の式(2)を用いて、相対座標系の位置情報に変換する。
なお、図4及び図5においては現在視位置が最適視位置からテレビ画面21の水平方向にずれている場合の例を説明したが、上記の式(2)は3次元ベクトルとして扱えるため、現在視位置が最適視位置からテレビ画面21の垂直方向にずれている場合も同様である。
図2に戻り、描画処理部145は、相対座標系変換部144によって変換された相対座標系の位置情報に基づいて、撮像部11によって撮像された撮像映像の画面外にオブジェクトOBを描画する。描画処理部145は、例えば、相対座標系に変換されたオブジェクトOBの中心位置に基づいて、3DCGデータ取得部141が取得したオブジェクトOBのポリゴン頂点(描画点)のローカル座標情報により、オブジェクトOBを描画し、撮像部11によって撮像された撮像映像にオーバーレイした合成映像を生成する。描画処理部145は、生成した合成映像を端末表示部12に表示させる。なお、描画処理部145による処理の過程を「描画処理ステップ」と呼ぶ。
次に、本実施形態による携帯端末装置1の動作について説明する。
図6は、本実施形態による携帯端末装置1の動作の手順を示すフローチャートである。図示するように、まず、携帯端末装置1は、テレビ画面21を撮像する(ステップS101)。すなわち、携帯端末装置1の撮像部11は、所定の映像を表示しているテレビ画面21を撮像する。また、携帯端末装置1の端末制御部14は、撮像部11が撮像した映像を、例えば、端末記憶部13に記憶させる。
次に、端末制御部14の3DCGデータ取得部141は、3DCGデータを取得する(ステップS102)。3DCGデータ取得部141は、コンテンツ記憶部131が記憶するコンテンツから、画面外の3DCGのオブジェクトOB(例えば、モデルデータ、モーションデータ)を抽出し、例えば、オブジェクトOBの中心位置の座標情報(絶対座標系)、及びオブジェクトOBのポリゴン頂点(描画点)のローカル座標情報(絶対座標系)を取得する。
次に、端末制御部14の最適視位置算出部142は、最適視位置情報を算出する(ステップS103)。最適視位置算出部142は、例えば、コンテンツ記憶部131が記憶するコンテンツ、及び撮像部11の撮像パラメータに基づいてテレビカメラの画角を取得し、当該テレビカメラの画角に基づいてテレビ画面21の中心を原点とする座標系(世界座標系)において最適視位置情報を算出する。
次に、端末制御部14の現在視位置取得部143は、現在視位置情報を取得する(ステップS104)。現在視位置取得部143は、例えば、世界座標系において、現在の携帯端末装置1の位置姿勢情報に基づいて、現在視位置の位置座標(位置情報)を現在視位置情報として取得する。
次に、端末制御部14の相対座標系変換部144は、絶対座標系の位置情報を相対座標系の位置情報に変換する(ステップS105)。相対座標系変換部144は、最適視位置算出部142によって算出された最適視位置情報と、現在視位置取得部143によって取得された現在視位置情報とに基づいて、3DCGデータ取得部141によって取得された絶対座標系の位置情報を、相対座標系の位置情報に変換する。具体的に、相対座標系変換部144は、3DCGデータ取得部141が取得したオブジェクトOBの中心位置の位置情報(絶対座標系)を、上記の式(2)を用いて、相対座標系の位置情報に変換する。
次に、端末制御部14の描画処理部145は、相対座標系の位置情報に基づいて、3DGDデータを描画する(ステップS106)。描画処理部145は、例えば、相対座標系に変換されたオブジェクトOBの中心位置に基づいて、オブジェクトOB(3DGDデータ)を描画し、撮像部11によって撮像された撮像映像にオーバーレイした合成映像を生成する。そして、描画処理部145は、例えば、描画処理部145は、生成した合成映像を端末表示部12に表示させる。
次に、端末制御部14は、描画を終了するか否かを判定する(ステップS107)。端末制御部14は、使用者の操作などにより描画を終了する場合(ステップS107:YES)に、処理を終了する。また、端末制御部14は、描画を終了しない場合(ステップS107:NO)に、処理をステップS101に戻し、ステップS101からステップS107までの処理を繰り返す。
なお、ステップS101からステップS104の各処理が実行される順番は、上述した順番に限定されるものではなく、ステップS101からステップS104の各処理が、ステップS105の処理を実行するまでに実行されていれば、他の順番であってもよい。また、ステップS101からステップS104までの処理の一部が並列に実行されてもよい。
次に、携帯端末装置1の表示例について説明する。
図7は、本実施形態による携帯端末装置1の表示例を説明する図である。
同図(a)〜同図(c)は、比較のために、撮像部11が最適視位置からずれた位置(例えば、斜めの位置)からテレビ画面21を撮像した場合において、絶対座標系を用いてオブジェクトOBを描画する従来技術による表示例を示している。同図(a)〜同図(c)は、オブジェクトOBがテレビ画面21から飛び出る時刻t0の表示画面(画面G20)と、その前後の時刻(t0−1)、及び時刻(t0+1)における表示画面(画面G10及び画面G30)とを示している。また、軌跡K1は、絶対座標系によるオブジェクトOBの軌跡を示し、軌跡K2は、テレビ画面21内のオブジェクトOBの軌跡を画面外に延長した軌跡を示している。
また、同図(d)〜同図(f)は、撮像部11が最適視位置からずれた位置(例えば、斜めの位置)からテレビ画面21を撮像した場合において、相対座標系を用いてオブジェクトOBを描画する本実施形態による表示例を示している。同図(d)〜同図(f)は、オブジェクトOBがテレビ画面21から飛び出る時刻t0の表示画面(画面G21)と、その前後の時刻(t0−1)、及び時刻(t0+1)における表示画面(画面G11及び画面G31)とを示している。
従来技術では、同図(a)及び同図(b)に示すように、オブジェクトOBは、時刻(t0−1)から時刻t0の変化に応じて、軌跡K2に沿って、オブジェクトOB40からオブジェクトOB50に移動して表示される。そして、同図(b)及び同図(c)に示すように、オブジェクトOBは、時刻t0から時刻(t0+1)の変化に応じて、画面外の軌跡K1に沿って、オブジェクトOB50からオブジェクトOB60に移動して表示される。従来技術では、時刻t0から時刻(t0+1)の変化する際に、オブジェクトOBの飛び出す方向が屈曲したり速度が不連続に変化したりするなど不自然に変化して、テレビ画面21を境界として不連続性が生じる。
これに対して、本実施形態による携帯端末装置1は、同図(d)〜同図(f)に示すように、時刻(t0−1)→時刻t0→時刻(t0+1)の変化に応じて、軌跡K2に沿って、オブジェクトOB41→オブジェクトOB51→オブジェクトOB61に移動してオブジェクトOBを表示する。このように、本実施形態による携帯端末装置1は、オブジェクトOBのテレビ画面21内の移動方向及び速度と、オブジェクトOBの飛び出す方向及び速度とが一致しており、テレビ画面21を境界として不連続性が生じない。
以上説明したように、本実施形態による携帯端末装置1は、相対座標系変換部144と、描画処理部145とを備えている。相対座標系変換部144は、最適視位置情報と、現在視位置情報とに基づいて、絶対座標系の位置情報を、相対座標系の位置情報に変換する。ここで、最適視位置情報は、テレビ画面21(表示画面)を見た際にテレビ画面21に表示する表示映像が撮像された光学中心と一致する最適視位置を示し、現在視位置情報は、テレビ画面21を撮像する撮像部11の現在視位置を示している。また、絶対座標系は、最適視位置を基準にオブジェクトOBのテレビ画面21の画面外の位置情報を表す座標系であり、相対座標系は、現在視位置を基準に画面外の位置情報を表す座標系である。描画処理部145は、相対座標系変換部144によって変換された相対座標系の位置情報に基づいて、撮像部11によって撮像された撮像映像の画面外にオブジェクトOBを描画する。
これにより、本実施形態による携帯端末装置1は、現在視位置を基準にした相対座標系の位置情報に変換して、オブジェクトOBを描画するため、図7に示すように、オブジェクトOBのテレビ画面21内の移動方向及び速度と、オブジェクトOBの飛び出す方向及び速度とが一致させることができる。すなわち、本実施形態による携帯端末装置1は、画面内外を挟んで、直線的な表現及び空間スケール感(遠近感)を保持することができる。そのため、本実施形態による携帯端末装置1は、オブジェクトOBの画面内外での表示の不連続性を低減することができる。よって、本実施形態による携帯端末装置1は、オブジェクトOBがテレビ画面21から飛び出る際に違和感なくより自然に表示させることができる。
また、本実施形態では、相対座標系変換部144は、上述した式(2)を利用して、絶対座標系の位置情報を、相対座標系の位置情報に変換する。すなわち、相対座標系変換部144は、最適視位置からオブジェクトOBをテレビ画面21の画面上に射影した位置SとオブジェクトOBの絶対座標系の位置との間の第1の距離(|ES|)と、最適視位置と位置Sとの間の第2の距離(|OS|)との比に基づいて、オブジェクトOBの絶対座標系の位置情報を相対座標系の位置情報に変換する。
これにより、本実施形態による携帯端末装置1は、簡易な手法により、オブジェクトOBの画面内外での表示の不連続性を低減することができる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態による携帯端末装置1a及び画像処理システム100aについて説明する。
図8は、第2の実施形態による携帯端末装置1aの概略機能構成を示す機能ブロック図である。図示するように、携帯端末装置1aは、撮像部11と、端末表示部12と、端末記憶部13と、端末制御部14aとを備えている。
なお、本実施形態による画像処理システム100aは、第1の実施形態の携帯端末装置1が携帯端末装置1aに置き換わる点を除いて、第1の実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。また、図8において、第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付与し、その説明を省略する。
端末制御部14aは、例えば、CPUを含むプロセッサであり、携帯端末装置1aを統括的に制御する。端末制御部14aは、3DCGデータ取得部141と、最適視位置算出部142と、現在視位置取得部143と、相対座標系変換部144aと、描画処理部145と、世界座標系変換部146と、ローカル座標系変換部147とを備えている。
世界座標系変換部146は、3DCGデータ取得部141によって取得されたオブジェクトOBのポリゴン頂点(描画点)のローカル座標情報(絶対座標系)を、世界座標系の位置情報に変換する。ここで世界座標系とは、空間全体を表す座標系のことであり、例えば、テレビ画面21の中心を原点とする座標系のことである。
相対座標系変換部144aは、オブジェクトOBの各描画点の世界座標系の位置情報を含む絶対座標系の位置情報を、各描画点の位置情報を含む相対座標系の位置情報に変換する。相対座標系変換部144aは、例えば、上述した式(2)を用いて、オブジェクトOBの中心位置の位置情報(絶対座標系)及び各描画点の位置情報(世界座標系且つ絶対座標系)を相対座標系の位置情報に変換する。
ローカル座標系変換部147は、オブジェクトOBの各描画点の世界座標系の位置情報を、ローカル座標情報に変換する。ローカル座標系変換部147は、相対座標系変換部144aによって相対座標系に変換された各描画点の世界座標系の位置情報を、相対座標系における各描画点のローカル座標情報に変換する。
なお、本実施形態における描画処理部145は、ローカル座標系変換部147によって変換された相対座標系における各描画点のローカル座標情報に基づいて、画面外にオブジェクトOBを描画する。
次に、携帯端末装置1aの動作について説明する。
図9は、本実施形態による携帯端末装置1aの動作の手順を示すフローチャートである。同図におけるステップS201からステップS204までの処理は、第1の実施形態に示すステップS101からステップS104までの処理と同様であるため、ここではその説明を省略する。
ステップS205において、端末制御部14aの世界座標系変換部146は、各描画点をローカル座標系から世界座標系に変換する。世界座標系変換部146は、例えば、3DCGデータ取得部141によって取得されたオブジェクトOBのポリゴン頂点(描画点)のローカル座標情報(絶対座標系)を、世界座標系の位置情報に変換する。
次に、端末制御部14aの相対座標系変換部144aは、絶対座標系の位置情報を相対座標系の位置情報に変換する(ステップS206)。相対座標系変換部144aは、例えば、上述した式(2)を用いて、オブジェクトOBの中心位置の位置情報(絶対座標系)を相対座標系の位置情報に変換する。また、相対座標系変換部144aは、例えば、上述した式(2)を用いて、世界座標系変換部146によって世界座標系に変換された各描画点の位置情報(絶対座標系)を相対座標系の位置情報に変換する。
次に、端末制御部14aのローカル座標系変換部147は、各描画点を世界座標系からローカル座標系に変換する(ステップS207)。ローカル座標系変換部147は、例えば、相対座標系変換部144aによって相対座標系に変換された各描画点の世界座標系の位置情報を、相対座標系における各描画点のローカル座標情報に変換する。
次に、端末制御部14aの描画処理部145は、相対座標系の位置情報に基づいて、3DGDデータを描画する(ステップS208)。描画処理部145は、例えば、相対座標系に変換されたオブジェクトOBの中心位置及び各描画点のローカル座標情報に基づいて、オブジェクトOB(3DGDデータ)を描画し、撮像部11によって撮像された撮像映像にオーバーレイした合成映像を生成する。そして、描画処理部145は、例えば、描画処理部145は、生成した合成映像を端末表示部12に表示させる。
次に、端末制御部14aは、描画を終了するか否かを判定する(ステップS209)。端末制御部14aは、使用者の操作などにより描画を終了する場合(ステップS209:YES)に、処理を終了する。また、端末制御部14aは、描画を終了しない場合(ステップS209:NO)に、処理をステップS201に戻し、ステップS201からステップS209までの処理を繰り返す。
次に、携帯端末装置1aの表示例について説明する。
図10は、携帯端末装置1aの表示例を説明する図である。
同図(a)〜同図(c)は、比較のために、従来技術による表示例を示しており、上述した図7(a)〜図7(c)と同様である。
また、図10(d)〜図10(f)は、撮像部11が最適視位置からずれた位置(例えば、斜めの位置)からテレビ画面21を撮像した場合において、相対座標系を用いてオブジェクトOBを描画する本実施形態による表示例を示している。図10(d)〜図10(f)は、オブジェクトOBがテレビ画面21から飛び出る時刻t0の表示画面(画面G22)と、その前後の時刻(t0−1)、及び時刻(t0+1)における表示画面(画面G12及び画面G32)とを示している。
従来技術では、図10(a)〜図10(c)に示すように、オブジェクトOBの飛び出す方向と速度が不自然に変化して、テレビ画面21を境界として不連続性が生じる。また、従来技術では、図10(a)及び図10(b)のオブジェクトOB40及びオブジェクトOB50に示すように、オブジェクトOBは、テレビ画面21内では、歪んで変形して見える。そのため、従来技術では、図10(c)のオブジェクトOB60に示すように、画面外に飛び出た瞬間に、オブジェクトOBは、歪みのない形状となる形状変化により不自然な動きとなり、テレビ画面21を境界として不連続性が生じる。
これに対して、本実施形態による携帯端末装置1aは、図10(d)〜図10(f)に示すように、オブジェクトOBのテレビ画面21内の移動方向及び速度と、オブジェクトOBの飛び出す方向及び速度とが一致している。さらに、本実施形態による携帯端末装置1aは、図10(f)のオブジェクトOB62に示すように、画面外に飛び出た瞬間に、変形した(歪んだ)オブジェクトOBを表示する。このように、本実施形態による携帯端末装置1aは、画面内外において飛び出す方向及び速度が一致しているとともに、オブジェクトOBの形状を変形させて表示するため、テレビ画面21を境界として不連続性が生じない。
以上説明したように、本実施形態による携帯端末装置1aは、世界座標系変換部146と、相対座標系変換部144aと、ローカル座標系変換部147と、描画処理部145とを備えている。世界座標系変換部146は、オブジェクトOBの各描画点の位置座標をオブジェクトOBの中心位置を基準としたローカル座標系により表したローカル座標情報を、空間全体を表す世界座標系の位置情報に変換する。相対座標系変換部144aは、各描画点の世界座標系の位置情報を含む絶対座標系の位置情報を、各描画点の位置情報を含む相対座標系の位置情報に変換する。ローカル座標系変換部147は、各描画点の世界座標系の位置情報を、ローカル座標情報に変換する。すなわち、ローカル座標系変換部147は、相対座標系変換部144aによって相対座標系に変換された各描画点の世界座標系の位置情報を、相対座標系における各描画点のローカル座標情報に変換する。そして、描画処理部145は、ローカル座標系変換部147によって変換された相対座標系における各描画点のローカル座標情報に基づいて、画面外にオブジェクトOBを描画する。
これにより、本実施形態による携帯端末装置1aは、現在視位置を基準にした相対座標系の位置情報に変換して、オブジェクトOBを描画するため、図10に示すように、オブジェクトOBのテレビ画面21内の移動方向及び速度と、オブジェクトOBの飛び出す方向及び速度とが一致させることができる。さらに、本実施形態による携帯端末装置1aは、オブジェクトOBのローカル座標情報を世界座標系に変換した上で、相対座標系に変換し、相対座標系のローカル座標情報に再変換するため、オブジェクトOBの飛び出す際の形状を一致させることができる。よって、本実施形態による携帯端末装置1aは、オブジェクトOBの画面内外での表示の不連続性をさらに低減することができ、オブジェクトOBがテレビ画面21から飛び出る際にさらに違和感なく自然に表示させることができる。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態による携帯端末装置1b及び画像処理システム100bについて説明する。
図11は、第3の実施形態による携帯端末装置1bの概略機能構成を示す機能ブロック図である。図示するように、携帯端末装置1bは、撮像部11と、端末表示部12と、端末記憶部13と、端末制御部14bとを備えている。
なお、本実施形態による画像処理システム100bは、第1の実施形態の携帯端末装置1が携帯端末装置1bに置き換わる点を除いて、第1の実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
また、図11において、第2の実施形態と同一の構成には同一の符号を付与し、その説明を省略する。
端末制御部14bは、例えば、CPUを含むプロセッサであり、携帯端末装置1bを統括的に制御する。端末制御部14bは、3DCGデータ取得部141と、最適視位置算出部142と、現在視位置取得部143と、相対座標系変換部144bと、描画処理部145と、世界座標系変換部146と、ローカル座標系変換部147と、変換度調整部148を備えている。
変換度調整部148は、オブジェクトOBが画面外に出た後に、所定の時定数によって、相対座標系変換部144bによって変換される相対座標系の位置情報を、絶対座標系の位置情報に推移させるように、相対座標系変換部144bが変換する変換度kを変更する。変換度調整部148は、例えば、図12に示すように、変換度kを“1.0”〜“0”の値に、所定の時定数により変更する。
図12は、本実施形態における変換度kの変更例を示す図である。同図において、グラフの縦軸は、変換度kを示し、グラフの横軸は、オブジェクトOBが画面外に出た後の時間(t)を示している。また、波形W1は、変換度kの時間に対する変化を示している。変換度調整部148は、波形W1に示すように、オブジェクトOBが画面外に出た後の期間(即ち、0≦0<T/2)で、変換度kを“1.0”〜“0.5”の値に変更し、それに続く期間(即ち、T/2≦t≦T)で変換度kを“0.5”〜“0”に変更する。すなわち、変換度調整部148は、オブジェクトOBが画面外に出た後の期間(0≦t≦T)で、変換度kを“1.0”〜“0”の値に変更する。つまり、変換度調整部148は、変換度kを“1.0”から“0”までなめらかに変化させる。具体的には、変換度調整部148は、kの値が連続になるように、且つkの時間微分値(dk/dt)が連続になるように、変換度kを変化させる。変換度調整部148は、具体例としては、次の数式によって求められるkを用いる。即ち、0≦t<(T/2)においては、k=−(2/T^2)・(t^2)+1とする。また、(T/2)≦t≦1においては、k=(2/T^2)・{(t−T)^2}とする。
相対座標系変換部144bは、変換度調整部148によって変更された変換度kに基づいて、絶対座標系における各描画点の世界座標系の位置情報を、相対座標系における各描画点の位置情報に変換する。ここで、相対座標系変換部144bは、下記の式(3)を用いて、絶対座標系における各描画点の世界座標系の位置情報を、相対座標系における各描画点の位置情報に変換する。
Figure 0006735147
ここで、変換度kは、0以上1.0以下の値である(0≦k≦1)。
また、相対座標系変換部144bは、各描画点の世界座標系の位置情報以外の絶対座標系の位置情報については、第1及び第2の実施形態と同様に、上述した式(2)を用いて、相対座標系の位置情報に変換する。
このように本実施形態では、変換度調整部148は、所定の時定数を持ち、オブジェクトOBが画面外に飛び出した後に上述した第2の実施形態から第1の実施形態に推移するように、変換度kを調整する。
次に、携帯端末装置1bの動作について説明する。
図13は、携帯端末装置1bの動作の手順を示すフローチャートである。同図におけるステップS301からステップS305までの処理は、第2の実施形態におけるステップS201からステップS205までの処理と同様であるため、ここではその説明を省略する。
ステップS306において、端末制御部14bの変換度調整部148は、所定の時定数により変換度kを変更する。変換度調整部148は、オブジェクトOBの画面外に飛び出してからの時間に応じて、例えば、図12に示すように、変換度kを変更する。なお、オブジェクトOBが複数ある場合には、変換度調整部148は、各オブジェクトOBの画面外に飛び出してからの時間に応じて、異なる変換度kを設定する。
次に、端末制御部14bの相対座標系変換部144bは、各描画点の絶対座標系の位置情報を変換度kに応じて相対座標系の位置情報に変換する(ステップS307)。相対座標系変換部144bは、例えば、変換度調整部148によって変更された変換度kと、上述した式(3)を用いて、オブジェクトOBの各描画点の絶対座標系の位置情報を相対座標系の位置情報に変換する。
次に、相対座標系変換部144bは、中心点の絶対座標系の位置情報を相対座標系の位置情報に変換する(ステップS308)。相対座標系変換部144bは、例えば、上述した式(2)を用いて、オブジェクトOBの中心点の絶対座標系の位置情報を相対座標系の位置情報に変換する。
続く、ステップS309からステップS311までの処理は、それぞれ、第2の実施形態におけるステップS207からステップS209までの処理と同様であるため、ここではその説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態による携帯端末装置1bは、相対座標系変換部144bと、変換度調整部148とを備えている。変換度調整部148は、オブジェクトOBが画面外に出た後に、所定の時定数によって、相対座標系変換部144bによって変換される相対座標系の位置情報を、絶対座標系の位置情報に推移させるように、相対座標系変換部144bが変換する変換度kを変更する。相対座標系変換部144bは、変換度調整部148によって変更された変換度kに基づいて、絶対座標系における各描画点の世界座標系の位置情報を、相対座標系における各描画点の位置情報に変換する。
これにより、オブジェクトOBは、画面外に出た後の時間に応じて、現在視位置から見た歪んだ形状から本来の形状に推移するため、本実施形態による携帯端末装置1bは、さらに自然に画面外のオブジェクトOBを描画することができる。よって、本実施形態による携帯端末装置1bは、オブジェクトOBをテレビ画面21から飛び出た後にさらに違和感なく自然に表示させることができる。
[第4の実施形態]
次に、第4の実施形態による携帯端末装置1b及び画像処理システム100bについて説明する。
なお、携帯端末装置1bは、第3の実施形態における変換度kの適用範囲を変更した変形例である。第4の実施形態による携帯端末装置1bは、相対座標系変換部144bの処理が異なる点を除いて、第3の実施形態における携帯端末装置1bの構成と同様であるため、ここではその説明を省略する。また、第4の実施形態による画像処理システム100bは、第3の実施形態の構成と同様であるため、ここではその説明を省略する。
上述した第3の実施形態では、オブジェクトOBの各描画点における相対座標系への変換について変換度kを適用する一例を説明したが、本実施形態では、オブジェクトOBの中心点における相対座標系への変換についても変換度kを適用する。
本実施形態による相対座標系変換部144bは、変換度調整部148によって変更された変換度kに基づいて、各描画点の世界座標系の位置情報を含む絶対座標系の位置情報を、各描画点の位置情報を含む相対座標系の位置情報に変換する。相対座標系変換部144bは、例えば、各描画点の世界座標系の位置情報及び中心点の位置情報を、上述した式(3)を用いて、相対座標系の位置情報に変換する。
このように本実施形態では、変換度調整部148は、所定の時定数を持ち、オブジェクトOBが画面外に飛び出した後に、上述した第2の実施形態から絶対座標系の位置情報を用いる絶対座標系方式に推移するように、変換度kを調整する。
次に、携帯端末装置1bの動作について説明する。
図14は、携帯端末装置1bの動作の手順を示すフローチャートである。
同図におけるステップS401からステップS406までの処理は、第3の実施形態におけるステップS301からステップS306までの処理と同様であるため、ここではその説明を省略する。
ステップS407において、相対座標系変換部144bは、絶対座標系の位置情報を変換度kに応じて相対座標系の位置情報に変換する。相対座標系変換部144bは、例えば、変換度調整部148によって変更された変換度kと、上述した式(3)を用いて、オブジェクトOBの各描画点の絶対座標系の位置情報及びオブジェクトOBの中心位置の位置情報を相対座標系の位置情報に変換する。
続く、ステップS408からステップS410までの処理は、第3の実施形態におけるステップS309からステップS311までの処理と同様であるため、ここではその説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態による携帯端末装置1bは、相対座標系変換部144bと、変換度調整部148とを備えている。変換度調整部148は、オブジェクトOBが画面外に出た後に、所定の時定数によって、相対座標系変換部144bによって変換される相対座標系の位置情報を、絶対座標系の位置情報に推移させるように、相対座標系変換部144bが変換する変換度kを変更する。相対座標系変換部144bは、変換度調整部148によって変更された変換度kに基づいて、各描画点の世界座標系の位置情報を含む絶対座標系の位置情報を、各描画点の位置情報を含む相対座標系の位置情報に変換する。
これにより、オブジェクトOBは、画面外に出た後の時間に応じて、現在視位置から見た歪んだ形状から本来の形状に推移するため、本実施形態による携帯端末装置1bは、第3の実施形態と同様に、さらに自然に画面外のオブジェクトOBを描画することができる。さらに、本実施形態による携帯端末装置1bは、画面外のオブジェクトOBの軌跡を相対座標系から絶対座標系に連続的に推移させるため、オブジェクトOBは、変換度kが0以降では絶対座標系と同一になり、複数の携帯端末装置1bにおいて同じ位置とすることができる。よって、本実施形態による携帯端末装置1bは、オブジェクトOBをテレビ画面21から飛び出た後にさらに違和感なく自然に表示させることができる。
なお、本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記の各実施形態において、携帯端末装置1(1a、1b)が、タブレット情報端末である例を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、透過式でないヘッドマントディスプレイ装置などの他の携帯端末装置であってもよい。
また、上記の第1から第4までの各実施形態において、携帯端末装置1(1a、1b)は、テレビ2のテレビ画面21を撮像する例を説明したが、これに限定されるものではなく、所定の映像(コンテンツ)を表示する表示装置であれば、他の装置であってもよい。
また、上記の各実施形態において、携帯端末装置1(1a、1b)は、コンテンツをコンテンツ記憶部131に予め記憶している例を説明したが、例えば、ネットワークを介して外部からコンテンツを取得するようにしてもよい。
また、上記の各実施形態において、携帯端末装置1(1a、1b)は、全てのオブジェクトOBに対して、相対座標系に変換した位置情報に基づいてオブジェクトOBを描画する例を説明したが、コンテンツに応じて、従来の絶対座標系方式と、上記の各実施形態の相対座標系の位置情報を用いる相対座標系方式とを切り替えて実施するようにしてもよい。携帯端末装置1(1a、1b)は、例えば、1つのテレビ画面21に対して複数の携帯端末装置1(1a、1b)でサブコンテンツ(例えば3DCGアニメーションコンテンツ)を楽しむ場合や、「飛び出し」表現時の形状変化をあえて見せたい場合などには、絶対座標系方式を選択して、当該絶対座標系方式により描画を実行するようにしてもよい。また、携帯端末装置1(1a、1b)は、例えば、視位置に応じたインタラクティブなコンテンツである場合や「飛び出し」表現の連続性が重視される場合などには、上記の各実施形態の相対座標系方式を選択して、当該相対座標系方式により描画を実行するようにしてもよい。
また、上記の第3及び第4の実施形態において、変換度調整部148は、図12に示す波形W1によって、変換度kを変更する例を説明したが、これに限定されるものではなく、他の所定の関数により変換度kを変更するようにしてもよい。また、変換度調整部148は、オブジェクトOBの形状及び大きさに応じて、変換度kを変更する所定の時定数又は所定の関数を変更してもよい。
なお、上述した携帯端末装置1(1a、1b)が備える各構成は、内部に、コンピューターシステムを有している。そして、上述した携帯端末装置1(1a、1b)が備える各構成の機能を実現するためのプログラムをコンピューター読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピューターシステムに読み込ませ、実行することにより上述した携帯端末装置1(1a、1b)が備える各構成における処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピューターシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピューターシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピューターシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピューターシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピューター装置を含んでもよい。また、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。
また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部又は外部に設けられた記録媒体も含まれる。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に携帯端末装置1(1a、1b)が備える各構成で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピューターシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピューターシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
また、上述した機能の一部又は全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。上述した各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、又は全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、又は汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
1,1a,1b 携帯端末装置(表示装置)
2 テレビ
11 撮像部
12 端末表示部
13 端末記憶部
14,14a,14b 端末制御部
21 テレビ画面
100,100a,100b 画像処理システム
131 コンテンツ記憶部
141 3DCGデータ取得部
142 最適視位置算出部
143 現在視位置取得部
144,144a,144b 相対座標系変換部
145 描画処理部
146 世界座標系変換部
147 ローカル座標系変換部
148 変換度調整部

Claims (5)

  1. 表示画面を見た際に前記表示画面に表示する表示映像が撮像された光学中心と一致する最適視位置を示す最適視位置情報と、前記表示画面を撮像する撮像部の現在視位置を示す現在視位置情報とに基づいて、前記最適視位置を基準にオブジェクトの前記表示画面の画面外の位置情報を表す絶対座標系の位置情報を、前記現在視位置を基準に前記画面外の位置情報を表す相対座標系の位置情報に変換する相対座標系変換部と、
    前記相対座標系変換部によって変換された前記相対座標系の位置情報に基づいて、前記撮像部によって撮像された撮像映像の前記画面外に前記オブジェクトを描画する描画処理部と
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記オブジェクトの各描画点の位置座標を前記オブジェクトの中心位置を基準としたローカル座標系により表したローカル位置情報を、空間全体を表す世界座標系の位置情報に変換する世界座標系変換部と、
    前記各描画点の前記世界座標系の位置情報を、前記ローカル位置情報に変換するローカル座標系変換部と
    を備え、
    前記相対座標系変換部は、前記各描画点の前記世界座標系の位置情報を含む前記絶対座標系の位置情報を、前記各描画点の位置情報を含む前記相対座標系の位置情報に変換し、
    前記ローカル座標系変換部は、前記相対座標系変換部によって前記相対座標系に変換された前記各描画点の前記世界座標系の位置情報を、前記相対座標系における前記各描画点の前記ローカル位置情報に変換し、
    前記描画処理部は、前記ローカル座標系変換部によって変換された前記相対座標系における前記各描画点の前記ローカル位置情報に基づいて、前記画面外に前記オブジェクトを描画する
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記オブジェクトが前記画面外に出た後に、所定の時定数によって、前記相対座標系変換部によって変換される前記相対座標系の位置情報を、前記絶対座標系の位置情報に推移させるように、前記相対座標系変換部が変換する変換度を変更する変換度調整部を備え、
    前記相対座標系変換部は、前記変換度調整部によって変更された前記変換度に基づいて、前記絶対座標系における前記各描画点の前記世界座標系の位置情報を、前記相対座標系における前記各描画点の位置情報に変換する
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記オブジェクトが前記画面外に出た後に、所定の時定数によって、前記相対座標系変換部によって変換される前記相対座標系の位置情報を、前記絶対座標系の位置情報に推移させるように、前記相対座標系変換部が変換する変換度を変更する変換度調整部を備え、
    前記相対座標系変換部は、前記変換度調整部によって変更された前記変換度に基づいて、前記各描画点の前記世界座標系の位置情報を含む前記絶対座標系の位置情報を、前記各描画点の位置情報を含む前記相対座標系の位置情報に変換する
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  5. コンピューターに、
    表示画面を見た際に前記表示画面に表示する表示映像が撮像された光学中心と一致する最適視位置を示す最適視位置情報と、前記表示画面を撮像する撮像部の現在視位置を示す現在視位置情報とに基づいて、前記最適視位置を基準にオブジェクトの前記表示画面の画面外の位置情報を表す絶対座標系の位置情報を、前記現在視位置を基準に前記画面外の位置情報を表す相対座標系の位置情報に変換する相対座標系変換ステップと、
    前記相対座標系変換ステップによって変換された前記相対座標系の位置情報に基づいて、前記撮像部によって撮像された撮像映像の前記画面外に前記オブジェクトを描画する描画処理ステップと
    を実行させるためのプログラム。
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