JP6733559B2 - 緊急通報システム及び緊急通報方法 - Google Patents

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Description

本発明は、緊急通報システム及び緊急通報方法に関する。
従来では、急病人の発生等により、119番の通報が成されると、この通報は災害救急情報センターに受け付けられ、現場に救急車等が派遣される。また、例えば、急病人が心肺停止状態等である場合には、緊急通報を行った通報者は、救急隊員が到着するまでの間、急病人に対して適切な蘇生処置を施す必要に迫られることがある。
このような状況では、通報者が災害救急情報センターの通話者(以下、指令員という)の指示に従って、心臓マッサージ等の蘇生処置を実施することになる。
ところで、例えば、心臓マッサージを実施する場合には、正確なリズムで患者の心臓を圧迫し続ける等、手順の理解も含めた処置者の熟練度が要求されるが、緊急の場合にその処置を実施する通報者が熟練している可能性は低い。そのため、従来では、このような状況においては、指令員の口頭指示(イチ、ニ、サン・・・を指令員が口頭で繰り返す)によって、通報者に急病人への心肺蘇生を実施させている。
しかしながら、この方法では、指令員の口頭指示が行われている間は、指令員は通報者と会話ができず、現場の状況の把握が困難となる。そこで、従来では、メトロノーム等の機器により、胸骨圧迫のリズムを指示するリズム音を発生させ、蘇生処置の処置者にリズム音を聞かせる手法が取られている。
特開2004−205483号公報 特開平5−219181号公報 特開2007−130120号公報
しかしながら、従来の方法では、指令員と通報者が通話をしている最中でも、常時リズム音が聞こえる状態であり、依然として、指令員と通報者との通話が困難になる。
一態様によれば、本発明は、緊急事態における情報の伝達を支援する緊急通報システム及び緊急通報方法を提供することを目的としている。
一様態によれば、緊急通報の通報者の音声、リズム音源により出力される胸骨圧迫のリズムを示すリズム音、及び前記緊急通報先の指令員の音声の入出力を制御する制御部と、前記通報者の音声、前記指令員の音声及び前記リズム音の音量を検出する音量検出部と、前記通報者の音声又は前記指令員の音声の音量が閾値以上となったとき、前記リズム音源の出力を減衰させる音量調整部と、を有する。
上記各部は、上記各部を手順としてコンピュータにより実行させる方法、プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体とすることもできる。
緊急事態における情報の伝達を支援できる。
第一の実施形態の緊急通報システムを説明する図である。 第一の実施形態の緊急通報システムのシステム構成を説明する図である。 第一の実施形態の情報処理装置のハードウェア構成を説明する図である。 第一の実施形態の情報処理装置の機能を説明する図である。 第一の実施形態の情報処理装置の処理を説明するフローチャートである。 第二の実施形態の緊急通報システムを説明する図である。
(第一の実施形態)
以下に、図面を参照して第一の実施形態について説明する。図1は、第一の実施形態の緊急通報システムを説明する図である。
本実施形態の緊急通報システム100は、例えば、119番の通報を受け付ける災害救急情報センター1内に設けられる。
災害救急情報センター1は、電話回線を介して119番の通報を受け付けると、交換機2を介して災害救急情報センター1内の緊急通報システム100を電話回線と接続させる。
本実施形態の緊急通報システム100は、例えば、災害救急情報センター1側の通報者(以下、指令員)によって操作される。本実施形態では、緊急通報システム100が、交換機2を介して通報が行われた電話機と接続されると、指令員と、通報を行った通報者との通話が可能となる。
災害救急情報センター1では、指令員による緊急通報システム100の操作によって、現場付近の消防署14等に対し、通報者との通話に基づく救急車の派遣要請が行われる。つまり、本実施形態の緊急通報システム100は、通報に応じて救急車等の派遣要請を行う指令台の役割を果たす。
また、緊急通報システム100では、通報者との通話により、指令員が急病人に対して心臓マッサージ等の蘇生処置が必要であると判断した場合、指令員の操作に応じて災害救急情報センター1に設けられたリズム再生装置3から一定のリズムを刻む音声を出力する。
この一定のリズムとは、例えば、心臓マッサージにおいて、胸骨を圧迫するタイミングを示すリズムである。
本実施形態では、このように、一定のリズムを刻む音声を再生することで、指令員の口頭による蘇生処置の支援を不要とし、指令員と通報者との通話ができるようにする。以下の説明では、一定のリズムを刻む音声をリズム音と呼ぶ。
そして、本実施形態の緊急通報システム100は、通報者又は指令員の音声の音量が、所定の閾値以上となったことを検出すると、両者の通話が開始されたものと判定し、リズム音の音量を下げて、通話を優先させる。
また、本実施形態の緊急通報システム100では、通報者又は指令員の音声の音量が、所定の閾値未満となった場合には、リズム音の音量を上げ、胸骨の圧迫のタイミングの指示を優先させる。
以上のように、本実施形態では、指令員と通報者との通話を検出してリズム音の音量を下げることで、指令員と通報者との通話がリズム音により阻害されることを回避する。また、本実施形態では、リズム音の音量を下げることで、指令員による、音声からの現場の状況把握をしやすくする。
また、本実施形態では、通報者と指令員との会話(通話)が途切れた場合、つまり、通報者と指令員の両方の音声の音量が閾値未満となった場合には、リズム音の音量を上げることで、通報者に、蘇生処置への注力を促すことができる。
尚、以下の説明では、通報者と指令員とが通信回線を介して行う会話を通話と呼び、通報者が通報に用いた電話機と、指令員が通話に用いる端末とが、通話可能な状態で接続されている状態を、接続中と呼ぶ。
以下に、図2を参照して、本実施形態の緊急通報システム100のシステム構成について説明する。図2は、第一の実施形態の緊急通報システムのシステム構成を説明する図である。
本実施形態の緊急通報システム100は、情報処理装置200と、音声集約装置300と、を有する。本実施形態の緊急通報システム100では、情報処理装置200と音声集約装置300とは接続されている。
本実施形態の情報処理装置200は、緊急通報処理部210を有する。音声集約装置300は、ミキシング部310と、入出力端子320、330、入力端子340、スイッチ部材341を有する。
本実施形態の音声集約装置300において、本実施形態のミキシング部310は、入出力端子320、330からの音声データの入出力を制御する。
また、本実施形態のミキシング部310は、入出力端子320、330、入力端子340から入力された音声データを情報処理装置200へ出力する。さらに、本実施形態のミキシング部310は、情報処理装置200からの指示に応じて、出力される音声データの音量を変更する。また、ミキシング部310は、情報処理装置200からの指示に応じて、スイッチ部材341のオン/オフを制御し、入力端子340からの音声データの入力を制御する。つまり、本実施形態のミキシング部310は、緊急通報の通報者の音声、リズム再生装置3により出力される胸骨圧迫のリズムを示すリズム音、及び緊急通報先の指令員の音声の入出力を制御する制御部である。
本実施形態の音声集約装置300において、入出力端子320は、指令員により装着されるヘッドセット14等と接続される。音声集約装置300において、入出力端子320からは、指令員の音声データが入力され、ミキシング部310に供給される。また、入出力端子320からは、ミキシング部310から出力される通報者の音声データが、ヘッドセット14に対して出力される。このとき、入出力端子320からは、指令員の操作に応じて、ミキシング部310に入力されたリズム音が出力されても良い。
尚、図2の例では、入出力端子320は、ヘッドセット14と接続されるものとしたが、これに限定されない。入出力端子320は、指令員が通報者と通話を行う際に用いる端末と接続されていればよい。
本実施形態の音声集約装置300において、入出力端子330は、交換機2と接続される。音声集約装置300において、入出力端子330からは、通報者の音声データが交換機2を介して入力され、ミキシング部310に供給される。また、入出力端子330からは、ミキシング部310から出力される指令員の音声データが、交換機2に対して出力される。このとき、入出力端子330からは、指令員の操作に応じて、ミキシング部310に入力されたリズム音が出力される。
本実施形態の音声集約装置300において、入力端子340は、リズム再生装置3から出力されるリズム音が入力され、ミキシング部310に供給される。
本実施形態のスイッチ部材341は、入力端子340とミキシング部310との接続/遮断を制御する。スイッチ部材341は、ミキシング部310によって、オン/オフが制御される。尚、スイッチ部材341は、入力端子340とミキシング部310との接続/遮断を制御する手法の一例であり、これに限定されない。
本実施形態の情報処理装置200において、緊急通報処理部210は、音声集約装置300から出力される指令員と通報者の音声の音声データの音量を検出し、検出した結果に応じて、リズム音の音量の変更を音声集約装置300に対して指示する。
尚、図2では、緊急通報システム100は、情報処理装置200と音声集約装置300とを有するものとしたが、これに限定されない。緊急通報システムは、例えば、情報処理装置200と、音声集約装置300に加え、リズム再生装置3を有する緊急通報システム101としても良い。
以下に、リズム再生装置3について説明する。本実施形態のリズム再生装置3は、リズム音生成部31と、リズム音出力部32と、を有する。
リズム音生成部31は、心臓マッサージ等の蘇生処置において、胸骨を圧迫するタイミングを示すリズム音を生成する。このとき、リズム音生成部31は、予め設定された音量のリズム音を生成しても良い。
リズム音出力部32は、リズム音生成部31が生成したリズム音を音声データとして音声集約装置300へ出力する。
本実施形態のリズム再生装置3は、例えば、メトロノーム等であっても良く、胸骨の圧迫するタイミングを示すリズム音を出力するリズム音源となり得るものであれば、どのようなものであっても良い。
次に、図3及び図4を参照して、本実施形態の情報処理装置200について説明する。図3は、第一の実施形態の情報処理装置のハードウェア構成を説明する図である。
本実施形態の情報処理装置200は、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置21、出力装置22、ドライブ装置23、補助記憶装置24、メモリ装置25、演算処理装置26及びインターフェース装置27を含む情報処理装置である。
入力装置21は、情報処理装置200に対して各種の情報を入力するための装置である。具体的には、例えば入力装置21は、キーボードや、リズム音源の取得指示/取得停止指示を行うための操作部材等である。出力装置22は、情報処理装置200から各種の情報を出力するための装置である。インターフェース装置27は、LANカード等を含み、ネットワークに接続する為に用いられる。
緊急通報プログラムは、情報処理装置200を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。緊急通報プログラムは例えば記憶媒体28の配布やネットワークからのダウンロードなどによって提供される。緊急通報プログラムを記録した記憶媒体28は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的、電気的或いは磁気的に記録する記憶媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記憶媒体を用いることができる。
また、緊急通報プログラムは、緊急通報プログラムを記録した記憶媒体28がドライブ装置23にセットされると、記憶媒体28からドライブ装置23を介して補助記憶装置24にインストールされる。ネットワークからダウンロードされた緊急通報プログラムは、インターフェース装置27を介して補助記憶装置24にインストールされる。
補助記憶装置24は、インストールされた緊急通報プログラムを格納すると共に、必要なファイル、データ等を格納する。メモリ装置25は、コンピュータの起動時に補助記憶装置24から緊急通報プログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置26はメモリ装置25に格納された緊急通報プログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
図4は、第一の実施形態の情報処理装置の機能を説明する図である。本実施形態の情報処理装置200は、緊急通報処理部210を有する。緊急通報処理部210は、情報処理装置200の演算処理装置26が、メモリ装置25等に格納された緊急通報プログラムを読み出して実行することで実現される。
本実施形態の緊急通報処理部210は、操作受付部211、リズム音取得指示部212、音量検出部213、通話判定部214、音量調整部215、リズム音取得停止部216を有する。
操作受付部211は、入力装置21に対する操作を受け付ける。具体的には、例えば操作受付部211は、リズム音の取得指示/取得停止指示を行う操作部材に対する操作を受け付ける。
リズム音取得指示部212は、操作受付部211がリズム音の取得指示を行う操作部材の操作を受け付けると、音声集約装置300に対してリズム音の取得要求と、リズム音の出力要求を行う。そして、リズム音取得指示部212は、リズム音の音声データを取得すると共に、ミキシング部310の入出力端子320、330から、リズム音の音声データを出力させる。
尚、音声集約装置300は、この取得要求を受けると、ミキシング部310により、情報処理装置200に対して、リズム再生装置3から出力されているリズム音の出力を開始させる。具体的には、音声集約装置300は、情報処理装置200からリズム音の取得要求を受けて、スイッチ部材341により入力端子340とミキシング部310とを接続させても良い。
尚、本実施形態の災害救急情報センター1では、リズム再生装置3は、常時リズム音を出力していても良い。また、本実施形態の災害救急情報センター1は、複数の緊急通報システム100が設けられており、リズム再生装置3から出力されるリズム音は、全ての緊急通報システム100に対して供給されていても良い。
音量検出部213は、音声集約装置300から情報処理装置200に供給される音声データの音量を検出する。
通話判定部214は、音量検出部213により検出された音量に基づき、通報者と指令員との通話が行われているか否かを判定する。具体的には、通話判定部214は、音声集約装置300の入出力端子320から入力された音声データの音量又は入出力端子330から入力された音声データの音量が、閾値以上となったとき、通報者と指令員との通話中と判定する。
尚、この閾値は、予め通話判定部214に設定されるものとした。また、この閾値は、例えば、指令員によって任意の値に調整されても良い。また、通報者と指令員とが通話中でない場合とは、例えば、通報者が通報に用いた電話機と、指令員のヘッドセット14とが、接続されている状態で、通報者と指令員との通話が行われていない状態である。
音量調整部215は、通話判定部214による判定結果に応じて、リズム音の音量の調整を音声集約装置300に対して指示する。具体的には、音量調整部215は、通話判定部214により、通報者と指令員との通話中と判定されたとき、音声集約装置300の入力端子340から入力される音声データを出力するときの音量を下げるように、音声集約装置300に対して指示する。
リズム音取得停止部216は、操作受付部211が、取得指示/取得停止指示を行う操作部材に対する取得停止指示の操作を受け付けると、音声集約装置300に対して、リズム音の出力の停止を指示する。
次に、図5を参照して、本実施形態の情報処理装置200の処理について説明する。図5は、第一の実施形態の情報処理装置の処理を説明するフローチャートである。
図5に示す処理は、例えば、災害救急情報センター1が緊急通報を受け付けて、通報者の電話機と、ヘッドセット14とが、緊急通報システム100及び交換機2を介して接続された状態における、情報処理装置200の動作を示している。つまり、図5では、情報処理装置200には、通報者の音声データと、指令員の音声データと、が供給されている状態における動作を示している。
本実施形態の情報処理装置200は、緊急通報処理部210の操作受付部211により、リズム音の取得指示を受け付ける(ステップS501)。尚、リズム音の取得指示は、指令員によって操作部材が操作されたときに行われる。指令員が操作部材を操作するときとは、例えば、指令員が通報者から急病人の状況の聞き取りを行い、その状況から蘇生処置を行う必要があると判断したときである。
続いて、緊急通報処理部210は、リズム音取得指示部212により、音声集約装置300に対して、リズム音の取得要求を行ってリズム音の音声データを取得し、さらに、リズム音の音声データを入出力端子330、340から出力させる(ステップS502)。
本実施形態では、この処理により、通報者の電話機と、指令員のヘッドセット14に対して、リズム音の音声データが供給され、リズム音が出力される。
続いて、緊急通報処理部210は、音量検出部213により、通報者の音声データ及び指令員の音声データの音量の検出を介し、検出した音量と閾値との比較を開始する(ステップS503)。尚、このとき、音量検出部213は、リズム音の音量も検出する。
次に、緊急通報処理部210は、通話判定部214により、指令員と通報者とが通話中であるか否かを判定する(ステップS504)。具体的には、通話判定部214は、検出している音声データの音量が閾値以上となったか否かを判定している。
ステップS504において、通話中ではないと判定された場合、後述するステップS509へ進む。
ステップS504において、通話中と判定された場合、緊急通報処理部210は、音量調整部215は、音量検出部213により検出されたリズム音の音量に基づき、リズム音の音量が減衰しているか否かを判定する(ステップS505)。
具体的には、音量調整部215は、リズム音の音量が下げられているか否かを判定している。尚、本実施形態の音量調整部215は、リズム音の音量の初期値を予め記憶しておき、記憶された初期値と、検出された音量とを比較して、音量が減衰しているか否かを判定しても良い。
ステップS505において、音量が減衰している、と判定された場合、緊急通報処理部210は、後述するステップS507へ進む。
ステップS505において、音量が減衰していないと判定された場合、音量調整部215は、リズム音の音量を下げる(ステップS507)。言い換えれば、音量調整部215は、リズム再生装置3からの出力を減衰させる。このとき、音量調整部215には、リズム音の減衰量が予め設定されており、設定された値に基づき、リズム音を減衰させても良い。具体的には、例えば減衰量が−3[dB]と設定されていた場合には、音量調整部215は、この減衰量に従ってリズム音を減衰させる。
続いて、緊急通報処理部210は、操作受付部211により、リズム音の取得停止の指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS507)。
リズム音の取得停止の指示は、リズム音の取得指示を行う操作部材と同一の操作部材に対する操作によって、行われても良い。具体的には、操作受付部211は、通報者の電話機と、指令員のヘッドセット14とが接続されてから、最初にリズム音の取得指示/取得停止指示を行う操作部材が押下されたとき、この操作をリズム音の取得指示と受け付けても良い。また、操作受付部211は、次に、同じ操作部材が押下されたとき、この操作をリズム音の取得停止指示と受け付けても良い。
ステップS507において、取得停止の指示を受け付けていない場合、緊急通報処理部210は、ステップS504へ戻る。
ステップS507において、リズム音の取得停止の指示を受け付けた場合、緊急通報処理部210は、リズム音取得停止部216により、音声集約装置300に対して、リズム音の音声データの取得停止要求を行い(ステップS508)、処理を終了する。
尚、音声集約装置300は、リズム音の取得要求指示を受け付けると、スイッチ部材341により、入力端子340とミキシング部310との接続を遮断しても良い。
ステップS504において、通話中でないと判定された場合、緊急通報処理部210は、音量調整部215により、リズム音が予め設定された初期値と比較して、減衰しているか否かを判定する(ステップS509)。
ステップS509において、リズム音が減衰していないと判定された場合、ステップS507へ進む。また、ステップS509において、リズム音が減衰していると判定された場合、緊急通報処理部210は、音量調整部215により、リズム音の音量を初期値に戻し(ステップS510)、ステップS507へ進む。言い換えれば、音量調整部215は、リズム再生装置3の出力を、減衰させた分、増幅させる。
以上のように、本実施形態では、通報者と指令員が通話中である場合のみ、リズム音の音量を下げ、通報者と指令員との通話を容易にしている。また、本実施形態では、リズム音の音量を下げることで、指令員に対し、ヘッドセット14を介して通報者がいる現場から聞こえる音による状況の把握をしやすくする。
このように、本実施形態によれば、通報者と指令員との間での情報の伝達を支援することができる。
また、本実施形態によれば、通報者と指令員の通話が中断された場合には、音量が下げられていたリズム音の音量を上げて元の音量に戻し、通報者に対して蘇生処置への集中を促すことができる。
尚、本実施形態では、緊急通報処理部210を情報処理装置200に設けたが、これに限定されない。緊急通報処理部210は、例えば、音声集約装置300が演算処理装置とメモリ装置を有する場合には、音声集約装置300に設けられていても良い。
(第二の実施形態)
以下に図面を参照して第二の実施形態について説明する。第二の実施形態では、情報処理装置に音声集約装置の機能を含めた点が、第一の実施形態と相違する。よって、以下の第二の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点について説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには、第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図6は、第二の実施形態の緊急通報システムを説明する図である。
本実施形態の緊急通報システム100Aは、緊急通報処理部210と、ミキシング部310と、入出力端子320、330と、入力端子340と、スイッチ部材341と、を有する情報処理装置である。
本実施形態では、このように、緊急通報処理部210とミキシング部310とを1つの装置で実現することで、2つの装置を接続する必要がなくなるため、容易に設置することができる。
尚、本実施形態の緊急通報システムは、緊急通報システム100Aを実現する情報処理装置と、リズム再生装置3とを有する緊急通報システム101Aとしても良い。
また、緊急通報システム101Aでは、リズム再生装置3も含む1つの装置によって実現されても良い。
開示の技術では、以下に記載する付記のような形態が考えられる。
(付記1)
緊急通報の通報者の音声、リズム音源により出力される胸骨圧迫のリズムを示すリズム音、及び前記緊急通報先の指令員の音声の入出力を制御する制御部と、
前記通報者の音声、前記指令員の音声及び前記リズム音の音量を検出する音量検出部と、
前記通報者の音声又は前記指令員の音声の音量が閾値以上となったとき、前記リズム音源の出力を減衰させる音量調整部と、を有する、緊急通報システム。
(付記2)
前記音量調整部は、
前記通報者の音声又は前記指令員の音声の音量が前記閾値未満となったとき、前記リズム音源の出力を、減衰させた分、増幅させる、付記1記載の緊急通報システム。
(付記3)
前記リズム音の出力を指示する操作を受け付ける操作受付部と、
前記制御部に前記リズム音の取得要求を指示するリズム音取得指示部と、を更に有し、
前記制御部は、前記取得要求を受けて、前記リズム音源に接続し、前記リズム音を出力する、付記1又は2記載の緊急通報システム。
(付記4)
緊急通報の通報者の音声、リズム音源により出力される胸骨圧迫のリズムを示すリズム音、及び前記緊急通報先の指令員の音声の入出力を制御し、
前記通報者の音声、前記指令員の音声及び前記リズム音の音量を検出し、
前記通報者の音声又は前記指令員の音声の音量が閾値以上となったとき、前記リズム音源の出力を減衰させる、緊急通報方法。
(付記5)
緊急通報の通報者の音声、リズム音源により出力される胸骨圧迫のリズムを示すリズム音、及び前記緊急通報先の指令員の音声の音量を検出する音量検出部と、
前記通報者の音声又は前記指令員の音声の音量が閾値以上となったとき、前記リズム音源の出力を減衰させる音量調整部と、を有する、情報処理装置。
(付記6)
緊急通報の通報者の音声、リズム音源により出力される胸骨圧迫のリズムを示すリズム音、及び前記緊急通報先の指令員の音声の音量を検出する処理と、
前記通報者の音声又は前記指令員の音声の音量が閾値以上となったとき、前記リズム音源の出力を減衰させる処理と、コンピュータを実行させる緊急通報プログラム。
本発明は、具体的に開示された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
1 災害救急情報センター
2 交換機
3 リズム再生装置
100、100A 緊急通報システム
200、200A 情報処理装置
210 緊急通報処理部
211 操作受付部
212 リズム音取得指示部
213 音量検出部
214 通話判定部
215 音量調整部
216 リズム音取得停止部
300 音声集約装置
310 ミキシング部
320、330 入出力端子
340 入力端子

Claims (4)

  1. 緊急通報の通報者の音声、リズム音源により出力される胸骨圧迫のリズムを示すリズム音、及び前記緊急通報先の指令員の音声の入出力を制御する制御部と、
    前記通報者の音声、前記指令員の音声及び前記リズム音の音量を検出する音量検出部と、
    前記通報者の音声又は前記指令員の音声の音量が閾値以上となったとき、前記リズム音源の出力を減衰させる音量調整部と、を有する、緊急通報システム。
  2. 前記音量調整部は、
    前記通報者の音声又は前記指令員の音声の音量が前記閾値未満となったとき、前記リズム音源の出力を、減衰させた分、増幅させる、請求項1記載の緊急通報システム。
  3. 前記リズム音の出力を指示する操作を受け付ける操作受付部と、
    前記制御部に前記リズム音の取得要求を指示するリズム音取得指示部と、を更に有し、
    前記制御部は、前記取得要求を受けて、前記リズム音源に接続し、前記リズム音を出力する、請求項1又は2記載の緊急通報システム。
  4. 緊急通報の通報者の音声、リズム音源により出力される胸骨圧迫のリズムを示すリズム音、及び前記緊急通報先の指令員の音声の入出力を制御し、
    前記通報者の音声、前記指令員の音声及び前記リズム音の音量を検出し、
    前記通報者の音声又は前記指令員の音声の音量が閾値以上となったとき、前記リズム音源の出力を減衰させる、緊急通報方法。
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