JP6733403B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

本明細書は、回転電機に関する技術を開示する。
回転電機としては、電気エネルギを回転の運動エネルギに変換する電動機と、回転の運動エネルギを電気エネルギに変換する発電機と、電動機および発電機の両方として機能する電気機器とが知られている。一形態における回転電機は、回転可能に支持されたロータシャフトと、ロータシャフトの外周に設けられたロータと、ロータの径方向外側に対向するステータコアと、ステータコアに巻き付いたステータコイルとを備える。
特許文献1,2には、回転電機においてステータコイルを冷媒によって冷却する技術について開示されている。特許文献1には、ロータシャフトに設けられたエンドプレートの凹部にロータシャフトの外部から冷媒を供給し、遠心力によってロータシャフトの径方向外側へと冷媒を飛散させる技術が開示されている。特許文献2には、ロータシャフトの内側から外側へと冷媒を噴射する技術が開示されている。
国際公開第2013/080275号明細書 特開2013−132151号公報
特許文献1,2の技術では、ステータコイルを効果的に冷却することについて改善の余地があった。
本明細書が開示する回転電機の一形態は、ロータシャフトと、ロータと、ステータコアと、ステータコイルと、固定部とを備える。ロータシャフトは、回転可能に支持されている。ロータは、ロータシャフトと共に回転可能にロータシャフトの外周に設けられている。ステータコアは、ロータの径方向外側に対向する。ステータコイルは、ロータシャフトの軸方向においてステータコアから突出する状態でステータコアに巻き付いている。固定部は、ロータに隣接した状態でロータシャフトの外周に設けられている。固定部は、ロータをロータシャフトに固定する。固定部は、軸方向においてロータに向かうにつれて外径が大きくなる拡径部を有する。固定部は、拡径部を小径側の部位と大径側の部位とに分断する段部であって径方向外側へ突出している段部と、段部を貫通しており拡径部の小径側の部位と大径側の部位を連通する複数の貫通孔を有する。そして、ロータシャフトを伝って拡径部の小径側に冷媒が供給される。
上記形態の回転電機によれば、小径側の部位における冷媒を段部において飛散させることができる。さらに、小径側の部位から貫通孔を通過して大径側の部位へ移動した冷媒を飛散させることができる。ステータコイルへと冷媒を飛散させる位置を段部によって調整できる。その結果、ステータコイルを効果的に冷却できる。拡径部のロータの側の端に、径方向外側に突出する別の段部が設けられていてもよい。小径側の部位から貫通孔を通過して大径側の部位へ移動した冷媒を別の段部において飛散させることができる。これによって、ステータコイルへと冷媒を飛散させる位置を段部および別の段部によって調整できる。また、別の段部における冷媒の飛散量を、貫通孔の大きさおよび個数の少なくとも一方によって調整できる。
第1実施形態における回転電機の概略構成を示す説明図である。 ロータシャフトの詳細構成を示す説明図である。 カシメナットを示す説明図である。 回転電機における冷媒の挙動を示す説明図である。 カシメナットの拡径部における各部の速度を示す説明図である。 カシメナットの拡径部から冷媒が飛散する様子を示す説明図である。 第2実施形態におけるカシメナットを示す説明図である。 第3実施形態におけるカシメナットを示す説明図である。
図1は、第1実施形態における回転電機10の概略構成を示す説明図である。本実施形態では、回転電機10は、電動機および発電機の両方として機能する装置である。回転電機10は、車両(図示しない)に搭載され、車両を駆動する駆動力を発生させるとともに、車両で使用する電力を生成する。他の実施形態では、回転電機10は、電動機および発電機の一方として機能する装置であってもよい。
図1には、相互に直交するXYZ軸が図示されている。図1のXYZ軸におけるX軸Y軸は、水平方向に延びた座標軸である。図1のXYZ軸におけるZ軸は、重力方向の下方から上方に向かう座標軸である。回転電機10の回転中心ARは、Y軸に平行である。図1には、回転中心ARを通るとともにYZ平面に平行な平面で、回転電機10の主要な構成要素を切断した断面が図示されている。回転電機10は、筐体110と、ロータシャフト130と、ロータ140と、ステータ150と、カシメナット160と、冷媒循環機構180とを備える。
回転電機10の筐体110は、ロータ140およびステータ150を収容する。筐体110は、供給口116と、排出口118とを有する。筐体110の供給口116は、ロータシャフト130より重力方向上方(+Z軸方向)に設けられた貫通孔である。供給口116は、冷媒循環機構180から供給される冷媒を筐体110の内部へと導入する。筐体110の排出口118は、ステータ150より重力方向下方(−Z軸方向)に設けられた貫通孔である。排出口118は、筐体110の内部から外部へと冷媒を排出する。
回転電機10のロータシャフト130は、回転中心ARを中心として回転可能に支持された軸である。ロータシャフト130は、軸受121および軸受122を介して筐体110に支持されている。軸受121は、ロータシャフト130における−Y軸方向側に設けられ、軸受122は、ロータシャフト130における+Y軸方向側に設けられている。
ロータシャフト130は、Y軸方向に延びた貫通孔132を有する筒状を成す。貫通孔132は、ロータシャフト130との間で動力を伝達する動力伝達軸(図示しない)と嵌め合い可能に構成されている。
図2は、ロータシャフト130の詳細構成を示す説明図である。図2には、ロータシャフト130を+Y軸方向から見た外観と、ロータシャフト130の軸である回転中心ARを通る平面でロータシャフト130を切断した断面F2−F2とが図示されている。
ロータシャフト130は、貫通孔132の他、端部131と、軸受部133と、ロータ保持部134と、ロータ固定部136と、軸受部138と、端部139とを有する。回転電機10に組み込まれた状態において、ロータシャフト130の端部131は、−Y軸方向側に位置し、ロータシャフト130の端部139は、+Y軸方向側に位置する。回転電機10に組み込まれた状態において、ロータシャフト130の軸受部133は、軸受121に嵌まり合い、ロータシャフト130の軸受部138は、軸受122に嵌まり合う。
ロータシャフト130のロータ保持部134は、軸受部133と軸受部138との間に位置する円筒状の部位である。回転電機10に組み込まれた状態において、ロータ保持部134は、ロータ140に挿入された状態でロータ140を保持する。ロータ保持部134に保持されるロータ140は、ロータ固定部136とカシメナット160との間に挟まれることによってロータシャフト130に固定される。
ロータシャフト130のロータ固定部136は、ロータ保持部134と軸受部138との間に位置し、ロータ保持部134より大きな外径を有する部位である。ロータ固定部136は、ロータシャフト130に一体的に形成されている。回転電機10に組み込まれた状態において、ロータ固定部136は、ロータ140のエンドプレート149に隣接した状態で、ロータ140をロータシャフト130に固定する固定部である。回転電機10に組み込まれた状態において、ロータ固定部136は、ステータコイル154の径方向内側に位置する。回転電機10に組み込まれた状態において、ロータ固定部136は、回転中心ARに平行なロータシャフト130の軸方向(Y軸方向)においてロータ140に向かうにつれて外径が大きくなる拡径部を構成する。このようなロータ固定部136は、ロータシャフト130の軸(回転中心AR)に長軸LA1が一致する楕円体SP1の表面に沿うように湾曲している。楕円体SP1の短軸SA1は、ロータシャフト130の軸(回転中心AR)に直交する。
図1の説明に戻り、回転電機10の説明を続ける。回転電機10のロータ140は、ロータシャフト130と共に回転可能にロータシャフト130の外周に設けられている。ロータ140は、ロータコア142と、永久磁石144と、エンドプレート148,149とを備える。ロータ140のロータコア142は、円筒状を成す磁性体である。ロータ140の永久磁石144は、ロータコア142に埋め込まれている。ロータ140のエンドプレート148は、円板状を成し、ロータコア142の−Y軸方向側に隣接した状態でエンドプレート149との間にロータコア142を挟む。ロータ140のエンドプレート149は、円板状を成し、ロータコア142の+Y軸方向側に隣接した状態でエンドプレート148との間にロータコア142を挟む。
回転電機10のステータ150は、ステータコア152と、ステータコイル154とを備える。ステータ150のステータコア152は、ロータ140の径方向外側に対向する磁性体である。ステータコア152は、筐体110に固定されている。ステータ150のステータコイル154は、ロータシャフト130の軸方向(Y軸方向)においてステータコア152から突出する状態でステータコア152に巻き付けられている。ステータコイル154は、ステータコア152から+Y軸方向および−Y軸方向の両方に突出する状態でステータコア152に巻き付けられている。
回転電機10のカシメナット160は、ロータ140のエンドプレート148に隣接した状態でロータシャフト130の外周に設けられ、ロータ140をロータシャフト130に固定する固定部である。カシメナット160は、ロータシャフト130のロータ固定部136との間にロータ140を挟む状態で、ロータシャフト130に対して、かしめられている。カシメナット160は、ロータシャフト130に組み付けられた部材である。カシメナット160は、環状を成す。
図3は、カシメナット160を示す説明図である。図3には、カシメナット160を−Y軸方向から見た外観と、ロータシャフト130の軸である回転中心ARを通る平面でカシメナット160を切断した断面F3−F3とが図示されている。
カシメナット160は、端部161と、拡径部162と、貫通孔166と、端部169とを有する。回転電機10に組み込まれた状態において、カシメナット160の端部161は、−Y軸方向側に位置する。回転電機10に組み込まれた状態において、カシメナット160の貫通孔166は、ロータシャフト130に嵌まり合う。回転電機10に組み込まれた状態において、カシメナット160の端部169は、+Y軸方向側に位置するとともに、ロータ140のエンドプレート148に隣接する。
回転電機10に組み込まれた状態において、カシメナット160の拡径部162は、ステータコイル154の径方向内側に位置する。回転電機10に組み込まれた状態において、拡径部162は、回転中心ARに平行なロータシャフト130の軸方向(Y軸方向)に沿ってロータ140に向かうにつれて外径が大きくなる。このような拡径部162は、ロータシャフト130の軸(回転中心AR)に長軸LA2が一致する楕円体SP2の表面に沿うように湾曲している。楕円体SP2の短軸SA2は、ロータシャフト130の軸(回転中心AR)に直交する。
図1の説明に戻り、回転電機10の説明を続ける。回転電機10の冷媒循環機構180は、ステータコイル154を冷却する冷媒を循環させる機構である。冷媒循環機構180は、供給配管182と、回収配管184と、ポンプ186とを備える。冷媒循環機構180の供給配管182は、筐体110の供給口116に冷媒を供給する配管である。冷媒循環機構180の回収配管184は、筐体110の排出口118から排出される冷媒を回収する配管である。冷媒循環機構180のポンプ186は、回収配管184を通じて回収される冷媒を供給配管182へと送り出す。冷媒はオイルである。
図4は、回転電機10における冷媒CMの挙動を示す説明図である。回転電機10における冷媒CMは、供給配管182から筐体110の供給口116へと供給された後、重力によって筐体110の内側を伝ってロータシャフト130へと流れる(図4の矢印f1)。ロータシャフト130へと流れた冷媒CMの少なくとも一部は、冷媒CMに作用する表面張力および摩擦力によってロータシャフト130上に留まる。これによって、ロータシャフト130からカシメナット160の拡径部162の小径側(−Y軸方向側)に冷媒CMが供給される。冷媒循環機構180は、拡径部162の小径側が冷媒CMに浸かる状態となるように、冷媒CMを供給口116へと供給する。
ロータシャフト130の回転により、冷媒CMには遠心力が作用し、冷媒CMは、拡径部162の小径側から大径側へ移動する(図4の矢印f2)。
拡径部162の小径側から大径側へ移動した冷媒CMは、さらに、遠心力によって拡径部162からステータコイル154へと飛散する(図4の矢印f3)。ステータコイル154へと飛散した冷媒CMは、筐体110の内部を巡った後、筐体110の排出口118から最終的に排出される。
図5は、カシメナット160の拡径部162における各部の速度を示す説明図である。拡径部162における小径側の部位A1は、回転中心ARから半径R1の位置にある。拡径部162における大径側の部位A2は、回転中心ARから、半径R1より大きな半径R2の位置にある。ロータシャフト130の角速度をWとするとき、部位A1における速度V1は、V1=R1・Wとなり、部位A2における速度V2は、V2=R2・Wとなる。そして、R1<R2であることから、速度V1と速度V2との関係は、V1<V2となる。
部位A1における冷媒CMの流速がV1であるとともに、部位A2における冷媒CMの流速がV2であると考えると、部位A1と部位A2で冷媒CMに速度差が発生する。冷媒CMは粘性流体であるが、境界層の外では非粘性流体として扱うことができ、ベルヌーイの定理が適用できる。部位A1と部位A2で、ベルヌーイの定理により次の関係式が成り立つ。
(1/2)・p・V1+p・g・z+P1=一定
(1/2)・p・V2+p・g・z+P2=一定
p:冷媒CMの密度、g:重力加速度、z:冷媒CMの重力方向の位置
P1:部位A1における気圧、P2:部位A2における気圧
上記関係式においてV1<V2であることから、P1<P2となる。言い換えると、大径側の部位A2における気圧P2は、小径側の部位A1における気圧P1と比較して負圧となる。この負圧も、拡径部162の小径側から大径側への冷媒CMの移動を促進する。
冷媒が粘性抵抗を有することから、拡径部162の形状としては、図3に示すように楕円体が好ましい。
図6は、カシメナット160の拡径部162から冷媒CMが飛散する様子を示す説明図である。図6に示す例では、ロータシャフト130の回転方向DRは、−Y軸方向から見て右回りである。拡径部162における部位のうち部位Aa,Abは、回転方向DRが重力方向下方(−Z軸方向)を向く部位である。拡径部162における部位のうち部位Ac,Adは、回転方向DRが重力方向下方(−Z軸方向)とは逆方向を向く部位である。拡径部162における冷媒CMには、重力方向下方(−Z軸方向)に重力が作用するため、部位Aa,Abにおける冷媒CMの流速は、部位Ac,Adにおける冷媒CMの流速より速くなる。その結果、部位Aa,Abから飛散する冷媒CMの飛散量は、部位Ac,Adから飛散する冷媒CMの飛散量より増加する。この傾向は、ロータシャフト130の回転速度が低くなるほど顕著となり、ロータシャフト130の回転速度が高くなるほど小さくなる。
以上説明した第1実施形態の回転電機10によれば、遠心力によってロータシャフト130から楕円体形状の拡径部162を伝ってステータコイル154へと冷媒CMを飛散させることができる。それゆえ、ロータシャフト130からステータコイル154へと供給される冷媒CMの供給量を増加できる。その結果、ステータコイル154を効果的に冷却できる。
第1実施形態の回転電機10において、ロータシャフト130のロータ固定部136の小径側に冷媒CMが供給される構成であってもよい。これによって、遠心力によってロータシャフト130から楕円体形状のロータ固定部136を伝ってステータコイル154へと冷媒CMを飛散させることができる。それゆえ、ロータシャフト130からステータコイル154へと供給される冷媒CMの供給量を増加できる。その結果、ステータコイル154を効果的に冷却できる。
図7は、第2実施形態におけるカシメナット160Aを示す説明図である。第2実施形態の回転電機10は、カシメナット160に代えてカシメナット160Aを備える点を除き、第1実施形態と同様である。第2実施形態のカシメナット160Aは、段部168を有する点を除き、第1実施形態のカシメナット160と同様である。カシメナット160Aの段部168は、拡径部162より大きな外径を有し、拡径部162と端部169との間に拡径部162に対して段差を形成する。第2実施形態の回転電機10によれば、拡径部162の小径側から大径側へ移動した冷媒CMを段部168において飛散させることができる(図7の矢印f4)。これによって、ステータコイル154へと冷媒CMを飛散させる位置を段部168によって調整できる。
図8は、第3実施形態におけるカシメナット160Bを示す説明図である。図8には、カシメナット160Bを−Y軸方向から見た外観と、ロータシャフト130の軸である回転中心ARを通る平面でカシメナット160Bを切断した断面F8−F8とが図示されている。第3実施形態の回転電機10は、カシメナット160に代えてカシメナット160Bを備える点を除き、第1実施形態と同様である。
第3実施形態のカシメナット160Bは、段部163と貫通孔164とを有する点を除き、第2実施形態のカシメナット160Aと同様である。カシメナット160Bの段部163は、拡径部162を小径側の部位162aと大径側の部位162bとに分断する段差を形成する。カシメナット160Bの貫通孔164は、段部163を貫通し、拡径部162における小径側の部位162aと大径側の部位162bとを連結する。複数個の貫通孔164が、カシメナット160Bの周方向に沿って、段部163に設けられている。
第3実施形態の回転電機10によれば、拡径部162における小径側の部位162aにおける冷媒CMを段部163において飛散させることができる(図8の矢印f5)。さらに、小径側の部位162aから貫通孔164を通過して大径側の部位162bへ移動した冷媒CMを段部168において飛散させることができる(図8の矢印f6)。これによって、ステータコイル154へと冷媒CMを飛散させる位置を段部163および段部168によって調整できる。また、段部168における冷媒CMの飛散量を、貫通孔164の大きさおよび個数の少なくとも一方によって調整できる。
他の実施形態において、第2実施形態および第3実施形態における構造の少なくとも一方をロータシャフト130のロータ固定部136に適用してもよい。これによって、ロータ固定部136において、ステータコイル154へと冷媒CMを飛散させる位置を調整できる。
上述した実施形態の特徴を以下に述べる。拡径部を有する固定部は、ロータシャフトに一体的に形成された部分と、ロータシャフトに組み付けられた部材との少なくとも一方であってもよい。この形態によれば、拡径部を容易に構成できる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10…回転電機
110…筐体
116…供給口
118…排出口
121,122…軸受
130…ロータシャフト
131…端部
132…貫通孔
133…軸受部
134…ロータ保持部
136…ロータ固定部
138…軸受部
139…端部
140…ロータ
142…ロータコア
144…永久磁石
148,149…エンドプレート
150…ステータ
152…ステータコア
154…ステータコイル
160,160A,160B…カシメナット
161…端部
162…拡径部
162a…小径側の部位
162b…大径側の部位
163…段部
164…貫通孔
166…貫通孔
168…段部
169…端部
180…冷媒循環機構
182…供給配管
184…回収配管
186…ポンプ

Claims (3)

  1. 回転可能に支持されたロータシャフトと、
    前記ロータシャフトと共に回転可能に前記ロータシャフトの外周に設けられたロータと、
    前記ロータの径方向外側に対向するステータコアと、
    前記ロータシャフトの軸方向において前記ステータコアから突出する状態で前記ステータコアに巻き付けられているステータコイルと、
    前記ロータに隣接した状態で前記ロータシャフトの外周に設けられ、前記ロータを前記ロータシャフトに固定する固定部と、
    を備える回転電機であって、
    前記固定部は、
    前記軸方向において前記ロータに向かうにつれて外径が大きくなる拡径部と、
    前記拡径部を小径側の部位と大径側の部位とに分断する段部であって径方向外側へ突出している段部と、
    前記段部を貫通しており、前記拡径部の前記小径側の部位と前記大径側の部位を連通する複数の貫通孔と、
    を備えており、
    前記ロータシャフトを伝って前記拡径部の小径側に冷媒が供給されることを特徴とする回転電機。
  2. 前記拡径部の前記ロータの側の端に、径方向外側に突出する別の段部が設けられている、請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記拡径部が、前記ロータシャフトの軸に長軸が一致する楕円体の表面に沿うように湾曲している、請求項1または2に記載の回転電機。
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