JP6733141B2 - 変形検出センサ、入力装置 - Google Patents
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Description
本発明において、前記センサ部から送信される信号波の伝搬領域を制限して、前記信号波を閉じ込めると共に前記制限部材における境界層よりも内側での変形を検出する。
本発明の変形検出センサにおいて、前記センサ部が、準ミリ波以上の周波数を送信し、前記境界層の変形度合いに比例して受信波の周波数がシフトするドップラー効果を利用したドップラーセンサであることを特徴とする。
ドップラーセンサの送信した信号波を特定の領域内に閉じ込める構成としたため、送信した信号波の周波数と、受信波(受信した信号波)の周波数との差に基づき、制限部材の変形度合いを認識することができる。
本発明の変形検出センサにおいて、前記制限部材における境界層よりも内方の領域に充填され、当該制限部材を特定の外形に保持する絶縁性の充填部材をさらに有し、前記充填部材が、弾性力を備えた素材であり、前記制限部材の外形を内部から圧力をかけた状態で維持することを特徴とする。
制限部材には、境界層よりも内方の領域に絶縁性の充填材が充填されており、充填部材によって、制限部材を予め定めた外形となるように内部から圧力をかけた状態で弾性力をもって外形を維持することができる。
例えば、弾性力を備えた素材としては、発泡ビーズ、フェルト、ウレタン、スポンジが挙げられる。また、ゲル状の流体や、制限部材に気密性があれば気体であってもよい。
弾性力を持たせることで、センサユニット全体が柔らかい触感となる。柔らかい触感を持つ物品は、例えば、クッション、ソファ、座席、ぬいぐるみ、車両の内装トリム等に代表される緩衝機能を持つ物品が代表的である。
図1には、第1の実施の形態に係る変形検出センサの一例としてのセンサユニット10が示されている。
以下に本発明の第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態におけるクッション材52において、ドップラーセンサ20の解析結果を適用する一例として、変形度合いに基づく振動電圧及び/又は音出力がある。
次に、第2の実施の形態におけるクッション材52において、ドップラーセンサ20の解析結果を適用する他の一例として、スイッチ機能(オン/オフ)の判定を行うことができる。
なお、第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、センサユニット10の基本形を円柱状としたが、図8に示される如く、紐又は棒状のセンサユニット10Aであってもよい。紐又は棒状のセンサユニット10Aであれば、図8の矢印A、B、Cで示すように、相互に離れた位置での押圧であっても、ドップラーセンサ20による検出で、出力信号が変化し得るため、単一のセンサユニット10Aを設置することで、同じスイッチ操作を離れた位置で行うことができる。
第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、センサユニット10の基本形を円柱状とし、出力される電磁波を、導電性布部材16の内層16Aを境界とした領域内に閉じ込める構成としたが、図9に示される如く、導電製布部材16の一部に貫通孔64を設けるようにしてもよい。貫通孔64は、発泡ビーズ14の漏出を防止するための絶縁部材(一般的な布製部材や、ビニールシート等)を貼付けることが好ましい。
第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、センサユニット10の基本形を円柱状とし、外部からの押圧(図3及び図4参照)による変形を検出するようにしたが、図10に示される如く、導電性布部材16を境界とした領域内に、導電製布部材16を外方向へ突出させるアクチュエータ68を装備するようにしてもよい。
本願発明は、圧力センサのように、押圧するベース部分を、ある程度堅牢としなければ押圧力を検知することができないのに対し(例えば、既存の着座センサ等)、堅牢な部分が不要であり、軟らかい触感の妨げになることがない。
12 ベース部
14 発泡ビーズ(充填部材)
16 導電性布部材(制限部材)
16A 内層(境界層)
16B 外層(装飾層)
18 回路基板1
20 ドップラーセンサ(センサ部)
22 信号処理部
24 ナイロン繊維
26 発振器
28 送信アンテナ
30 受信アンテナ
32 ミキサ
34 出力端子
36 第1の増幅器
38 第1のローパスフィルタ
40 第2の増幅器
42 第2のローパスフィルタ
44 バッファ
46 指
48 介在物
50 入力装置
52 クッション材
54 操作者
54A 手
56 加振機(報知手段)
58 スピーカー(報知手段)
56A 振動子
60、62 駆動ドライバ
64 貫通孔
66 移動体
68 アクチュエータ
68A 本体
68B 可動部
70 赤外線センサ
Claims (13)
- 対象物に向けて特定の周波数の信号波を送信し、前記対象物から反射した信号波を受信して、送信した信号波と前記受信した信号波との周波数差に基づく信号を出力するセンサ部と、
前記センサ部を覆うように設けられ、前記センサ部から送信される信号波の伝搬領域を制限すると共に前記対象物となり得る導電性の境界層を備え、変形可能な制限部材と、
を有し、
前記制限部材が、
内層に前記導電性の境界層が設けられ、外層に装飾層が設けられ、圧力を受けることで変形可能、かつ柔軟な布製部材である変形検出センサ。 - 対象物に向けて特定の周波数の信号波を送信し、前記対象物から反射した信号波を受信して、送信した信号波と前記受信した信号波との周波数差に基づく信号を出力するセンサ部と、
前記センサ部を覆うように設けられ、前記センサ部から送信される信号波の伝搬領域を制限すると共に前記対象物となり得る導電性の境界層を備え、変形可能な制限部材と、
を有し、
前記制限部材が、
内層に前記導電性の境界層が設けられ、外層に装飾層が設けられ、圧力を受けることで伸縮可能、かつ柔軟な布製部材である変形検出センサ。 - 前記センサ部から送信される信号波の伝搬領域を制限して、前記信号波を閉じ込めると共に前記制限部材における境界層よりも内側での変形を検出する、
請求項1又は請求項2記載の変形検出センサ。 - 対象物に向けて特定の周波数の信号波を送信し、前記対象物から反射した信号波を受信して、送信した信号波と前記受信した信号波との周波数差に基づく信号を出力するセンサ部と、
前記センサ部を覆うように設けられ、前記センサ部から送信される信号波の伝搬領域を制限すると共に前記対象物となり得る導電性の境界層を備え、変形可能な制限部材と、
を有し、
前記制限部材の一部には、送信する信号波を外部へ漏出させる貫通孔が設けられ、外部で移動する移動体で反射した信号波を受信可能とする変形検出センサ。 - 対象物に向けて特定の周波数の信号波を送信し、前記対象物から反射した信号波を受信して、送信した信号波と前記受信した信号波との周波数差に基づく信号を出力するセンサ部と、
前記センサ部を覆うように設けられ、前記センサ部から送信される信号波の伝搬領域を制限すると共に前記対象物となり得る導電性の境界層を備え、変形可能な制限部材と、
前記制限部材の内側に設けられ、前記センサ部の出力が移動体で反射した信号波を含む場合に制限部材を変形させるアクチュエータと、
を有する変形検出センサ。 - 対象物に向けて特定の周波数の信号波を送信し、前記対象物から反射した信号波を受信して、送信した信号波と前記受信した信号波との周波数差に基づく信号を出力するセンサ部と、
前記センサ部を覆うように設けられ、前記センサ部から送信される信号波の伝搬領域を制限すると共に前記対象物となり得る導電性の境界層を備え、変形可能な制限部材と、
前記制限部材の外側に設けられ、移動体の移動を検出する移動体検出手段と、
前記移動体検出手段の出力に応じて制限部材を変形させるアクチュエータと、
を有する変形検出センサ。 - 対象物に向けて特定の周波数の信号波を送信し、前記対象物から反射した信号波を受信して、送信した信号波と前記受信した信号波との周波数差に基づく信号を出力するセンサ部と、
前記センサ部を覆うように設けられ、前記センサ部から送信される信号波の伝搬領域を制限すると共に前記対象物となり得る導電性の境界層を備え、変形可能な制限部材と、
を有し、
前記センサ部から出力される信号のレベルを、予め定めたしきい値と比較することで、切替スイッチの切替信号として適用する変形検出センサ。 - 対象物に向けて特定の周波数の信号波を送信し、前記対象物から反射した信号波を受信して、送信した信号波と前記受信した信号波との周波数差に基づく信号を出力するセンサ部と、前記センサ部を覆うように設けられ、前記センサ部から送信される信号波の伝搬領域を制限すると共に前記対象物となり得る導電性の境界層を備え、変形可能な制限部材と、を有する変形検出センサと、
前記変形検出センサに対して、直接又は間接的に操作者の操作を伝達する伝達部材と、
前記センサ部からの出力信号に基づき、前記制限部材の変形度合いに応じた強度で、変形を報知する報知手段と、
を有する入力装置。 - 対象物に向けて特定の周波数の信号波を送信し、前記対象物から反射した信号波を受信して、送信した信号波と前記受信した信号波との周波数差に基づく信号を出力するセンサ部と、前記センサ部を覆うように設けられ、前記センサ部から送信される信号波の伝搬領域を制限すると共に前記対象物となり得る導電性の境界層を備え、変形可能な制限部材と、を有する変形検出センサと、
前記変形検出センサに対して、直接又は間接的に操作者の操作を伝達する伝達部材と、
前記センサ部からの出力信号に基づき、予め定めたしきい値以上の前記制限部材の変形を検出した場合に、操作遂行を報知する報知手段と、
を有する入力装置。 - 前記報知手段が、操作者に対して、触覚を通じた報知を含むことを特徴とする請求項8又は請求項9記載の入力装置。
- 前記報知手段が、前記操作者の腕部を加振することにより、変形を報知する請求項9又は請求項10記載の入力装置。
- 前記センサ部が、
準ミリ波以上の周波数を送信し、前記境界層の変形度合いに比例して受信波の周波数がシフトするドップラー効果を利用したドップラーセンサであることを特徴とする請求項1〜請求項7の何れか1項記載の変形検出センサ。 - 前記制限部材における境界層よりも内方の領域に充填され、当該制限部材を特定の外形に保持する絶縁性の充填部材をさらに有し、
前記充填部材が、弾性力を備えた素材であり、前記制限部材の外形を内部から圧力をかけた状態で維持することを特徴とする請求項1〜請求項7の何れか1項記載の変形検出センサ。
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JP2015175990A JP6733141B2 (ja) | 2015-09-07 | 2015-09-07 | 変形検出センサ、入力装置 |
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