このことを考慮して、同じピースのUEにサービスを提供するために少なくとも2つの基地局が協働することを実現するために、データ交換方法および装置が提供される。
第1態様にしたがって、データ交換方法が提供され、方法は以下を含む:プライマリ基地局によって送信された第1メッセージをセカンダリ基地局により受信すること、または、運用、管理、および保守システム(OAM)により構成されるセカンダリ基地局とプライマリ基地局との関係情報を受信することであって、第1メッセージは、S1インターフェースをセットアップすることをセカンダリ基地局に通知するために使用される、受信すること、セカンダリ基地局によりS1インターフェースセットアップリクエストをプライマリ基地局に送信すること、プライマリ基地局によって送信されたS1インターフェースセットアップレスポンスを受信すること、および、S1インターフェースを使用することによりプライマリ基地局との交換をセカンダリ基地局により実行すること。
第1態様の第1実現可能方法では、第1メッセージは、eNB間協調サービス識別子を伝達し、S1インターフェースセットアップリクエストは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、および/または、S1インターフェースセットアップレスポンスは、基地局間協調サービス識別子を伝達する。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第1態様の第2実現可能方法では、好ましくは、第1メッセージは、プライマリ基地局が、OAMからのセカンダリ基地局とプライマリ基地局との関係情報を受信した後に、プライマリ基地局によって送信される。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第1態様の第3実現可能方法では、方法はさらに以下を含む:プライマリ基地局のインターネットプロトコル(IP)アドレスおよびトンネルエンドポイント識別子(TEID)をセカンダリ基地局により受信すること。S1インターフェースを使用することにより、プライマリ基地局との交換をセカンダリ基地局により実行することは以下を含む:ユーザ機器(UE)によって送信された、受信したアップリンクデータを、セカンダリ基地局によりプライマリ基地局に送信することであり、これにより、プライマリ基地局はサービス提供ゲートウェイ(SGW)にアップリンクデータを送信し、ならびに/あるいは、セカンダリ基地局により、プライマリ基地局により転送された、SGWからのダウンリンクデータを受信すること、および、UEにダウンリンクデータを送信すること。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第1態様の第4実現可能方法では、プライマリ基地局によって送信されたS1インターフェースセットアップレスポンスを受信した後に、方法はさらに以下を含む:セカンダリ基地局のダウンリンクトランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレスおよび汎用パケット無線サービストンネリングプロトコル・トンネルエンドポイント識別子(GTP TEID)をセカンダリ基地局によりプライマリ基地局に送信することであり、これにより、モビリティ管理エンティティ(MME)を使用することにより、プライマリ基地局は、セカンダリ基地局のダウンリンクTNLアドレスおよびGTP TEIDをSGWに送信し、セカンダリ基地局は、プライマリ基地局によって送信された、SGWのアップリンクTNLアドレスおよびGTP TEIDを受信する。方法はさらに以下を含む:UEによって送信された、受信したアップリンクデータをセカンダリ基地局によりSGWに送信すること、および、SGWによって送信された、受信したダウンリンクデータをセカンダリ基地局によりUEに送信すること。
第2態様にしたがって、データ交換方法が提供され、方法は以下を含む:プライマリ基地局によりセカンダリ基地局に第1メッセージを送信することであって、第1メッセージは、S1インターフェースをセットアップすることをセカンダリ基地局に通知するために使用される、送信すること、セカンダリ基地局によって送信されたS1インターフェースセットアップリクエストをプライマリ基地局により受信すること、S1インターフェースセットアップレスポンスをセカンダリ基地局に送信すること、および、プライマリ基地局によりS1インターフェースを使用することによりセカンダリ基地局との交換を実行すること。
第2態様の第1実現可能方法では、第1メッセージは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、S1インターフェースセットアップリクエストは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、および/または、S1インターフェースセットアップレスポンスは、基地局間協調サービス識別子を伝達する。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第2態様の第2実現可能方法では、プライマリ基地局によりセカンダリ基地局に第1メッセージを送信することは以下を含む:プライマリ基地局により、運用、管理、および保守システム(OAM)からのセカンダリ基地局とプライマリ基地局との関係情報を受信すること、および、セカンダリ基地局に第1メッセージを送信すること。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第2態様の第3実現可能方法では、方法はさらに以下を含む:プライマリ基地局のインターネットプロトコル(IP)アドレスおよびトンネルエンドポイント識別子(TEID)をプライマリ基地局によりセカンダリ基地局に送信すること。S1インターフェースを使用することにより、セカンダリ基地局との交換をプライマリ基地局により実行することは以下を含む:ユーザ機器(UE)からの、セカンダリ基地局により転送されたアップリンクデータをプライマリ基地局により受信すること、および、プライマリ基地局によりサービス提供ゲートウェイ(SGW)にアップリンクデータを送信し、ならびに/あるいは、SGWからのダウンリンクデータをセカンダリ基地局に転送することであり、これにより、セカンダリ基地局はUEにダウンリンクデータを送信する。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第2態様の第4実現可能方法では、セカンダリ基地局にS1インターフェースセットアップレスポンスを送信した後に、方法はさらに以下を含む:セカンダリ基地局によって送信された、セカンダリ基地局の受信したダウンリンクトランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレスおよび受信した汎用パケット無線サービストンネリングプロトコル・トンネルエンドポイント識別子(GTP TEID)をプライマリ基地局によりSGWに送信すること、ならびに、プライマリ基地局により、SGWのアップリンクTNLアドレスおよびGTP TEIDをセカンダリ基地局に送信することであり、これにより、セカンダリ基地局は、UEによって送信された、受信したアップリンクデータをSGWに送信し、SGWによって送信された、受信したダウンリンクデータをUEに送信する。
第3態様にしたがって、データ交換方法が提供され、方法は以下を含む:プライマリ基地局によりX2ハンドオーバーリクエストメッセージをセカンダリ基地局に送信することであって、X2ハンドオーバーリクエストメッセージは、プライマリ基地局によりユーザ機器(UE)に割り振られたトンネルアドレス情報を含む、送信すること、セカンダリ基地局によって送信されたX2ハンドオーバーリクエストレスポンスをプライマリ基地局により受信すること、ならびに、X2インターフェースを使用することにより、プライマリ基地局によりセカンダリ基地局とのデータ交換を実行すること。
第3態様の第1実現可能方法では、トンネルアドレス情報は以下を含む:プライマリ基地局によりUEに割り振られた、トランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレスおよび汎用パケット無線サービストンネリングプロトコル・トンネルエンドポイント識別子(GTP TEID)。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第3態様の第2実現可能方法では、X2ハンドオーバーリクエストメッセージは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、および/または、X2ハンドオーバーリクエストレスポンスは、基地局間協調サービス識別子を伝達する。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第3態様の第3実現可能方法では、方法はさらに以下を含む:X2インターフェースの関連付けまたはUEに関連するGTPトンネルをプライマリ基地局により更新あるいはリリースすること、ならびに、更新またはリリースメッセージをセカンダリ基地局に送信することであり、これにより、セカンダリ基地局は、X2インターフェースの関連付けまたはUEの汎用パケット無線サービストンネリングプロトコルGTPトンネルを更新あるいはリリースする。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第3態様の第4実現可能方法では、更新またはリリースメッセージは、基地局間協調サービス識別子およびベアラ識別子を伝達する。
第4態様にしたがって、データ交換方法が提供され、方法は以下を含む:プライマリ基地局によって送信されたX2ハンドオーバーリクエストメッセージをセカンダリ基地局により受信することであって、X2ハンドオーバーリクエストメッセージは、プライマリ基地局によりユーザ機器(UE)に割り振られたトンネルアドレス情報を含む、受信すること、X2ハンドオーバーリクエストレスポンスをプライマリ基地局に送信すること、ならびに、X2インターフェースを使用することにより、セカンダリ基地局によりプライマリ基地局とのデータ交換を実行すること。
第4態様の第1実現可能方法では、トンネルアドレス情報は以下を含む:プライマリ基地局によりUEに割り振られた、トランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレスおよび汎用パケット無線サービストンネリングプロトコル・トンネルエンドポイント識別子(GTP TEID)。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第4態様の第2実現可能方法では、X2ハンドオーバーリクエストメッセージは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、および/または、X2ハンドオーバーリクエストレスポンスは、基地局間協調サービス識別子を伝達する。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第4態様の第3実現可能方法では、方法はさらに以下を含む:プライマリ基地局によって送信される更新またはリリースメッセージをセカンダリ基地局により受信すること、ならびに、X2インターフェースの関連付けまたはUEの汎用パケット無線サービストンネリングプロトコルGTPトンネルをセカンダリ基地局により更新またはリリースすること。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第4態様の第4実現可能方法では、更新またはリリースメッセージは、基地局間協調サービス識別子およびベアラ識別子を伝達する。
第5態様にしたがって、データ交換方法が提供され、方法は以下を含む:X3インターフェースセットアップリクエストをプライマリ基地局によりセカンダリ基地局に送信することであって、X3インターフェースは、双方向データ通信の能力を有する、送信すること、セカンダリ基地局によって送信されたX3インターフェースセットアップレスポンスをプライマリ基地局により受信すること、ならびに、X3インターフェースを使用することによりセカンダリ基地局との双方向データ交換をプライマリ基地局により実行すること。
第5態様の第1実現可能方法では、X3インターフェースをセットアップするリクエストは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、および/または、X3インターフェースをセットアップするレスポンスは、基地局間協調サービス識別子を伝達する。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第5態様の第2実現可能方法では、X3インターフェースは以下を含む:S1インターフェース。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第5態様の第3実現可能方法では、方法はさらに以下を含む:プライマリ基地局のインターネットプロトコル(IP)アドレスおよびトンネルエンドポイント識別子(TEID)をプライマリ基地局によりセカンダリ基地局に送信すること。X3インターフェースを使用することにより、セカンダリ基地局との双方向データ交換をプライマリ基地局により実行することは以下を含む:ユーザ機器(UE)によって送信された、セカンダリ基地局により転送されたアップリンクデータをプライマリ基地局により受信すること、および、プライマリ基地局により、サービス提供ゲートウェイ(SGW)によって送信されたダウンリンクデータをセカンダリ基地局に送信することであり、これにより、セカンダリ基地局はUEにダウンリンクデータを送信する。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第5態様の第4実現可能方法では、セカンダリ基地局よって送信されたX3インターフェースセットアップレスポンスをプライマリ基地局により受信した後に、方法はさらに以下を含む:モビリティ管理エンティティ(MME)を使用することによりSGWに送信された、セカンダリ基地局のダウンリンクトランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレスおよび汎用パケット無線サービストンネリングプロトコル・トンネルエンドポイント識別子(GTP TEID)をプライマリ基地局により受信すること、ならびに、プライマリ基地局により、SGWのアップリンクTNLアドレスおよびGTP TEIDをセカンダリ基地局に送信することであり、これにより、セカンダリ基地局は、UEによって送信された、受信したアップリンクデータをSGWに送信し、SGWによって送信された、受信したダウンリンクデータをUEに送信する。
第6態様にしたがって、データ交換方法が提供され、方法は以下を含む:X3インターフェースセットアップリクエストをセカンダリ基地局により受信することであって、X3インターフェースは、双方向データ通信の能力を有する、受信すること、セカンダリ基地局によりX3インターフェースセットアップレスポンスをプライマリ基地局に送信すること、ならびに、X3インターフェースを使用することによりプライマリ基地局との双方向データ交換をセカンダリ基地局により実行すること。
第6態様の第1実現可能方法では、X3インターフェースをセットアップするリクエストは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、および/または、X3インターフェースをセットアップするレスポンスは、基地局間協調サービス識別子を伝達する。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第6態様の第2実現可能方法では、X3インターフェースは以下を含む:S1インターフェース。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第6態様の第3実現可能方法では、方法はさらに以下を含む:プライマリ基地局のインターネットプロトコル(IP)アドレスおよびトンネルエンドポイント識別子(TEID)をセカンダリ基地局により受信すること。X3インターフェースを使用することにより、プライマリ基地局との双方向データ交換をセカンダリ基地局により実行することは以下を含む:ユーザ機器(UE)からのアップリンクデータを、セカンダリ基地局によりプライマリ基地局に送信することであり、これにより、プライマリ基地局はサービス提供ゲートウェイ(SGW)にアップリンクデータを送信し、ならびに、セカンダリ基地局により、プライマリ基地局によって送信された、SGWからのダウンリンクデータを受信すること、および、UEにダウンリンクデータを送信すること。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第6態様の第4実現可能方法では、セカンダリ基地局によりX3インターフェースセットアップレスポンスをプライマリ基地局に送信した後に、方法はさらに以下を含む:プライマリ基地局によって送信される、SGWのアップリンクトランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレスおよび汎用パケット無線サービストンネリングプロトコル・トンネルエンドポイント識別子(GTP TEID)をセカンダリ基地局により受信すること、UEによって送信された、受信したアップリンクデータをSGWに送信すること、および、SGWから受信したダウンリンクデータをUEに送信すること。
第7態様にしたがって、データ交換方法が提供され、方法は以下を含む:プライマリ基地局によって送信された第1メッセージをモビリティ管理エンティティ(MME)により受信することであって、第1メッセージは、ユーザ機器(UE)にサービス提供するために、プライマリ基地局と協働するようにセカンダリ基地局にリクエストするために使用される、受信すること、セカンダリ基地局に第2メッセージを送信することであって、第2メッセージは、UEにサービス提供するために、プライマリ基地局と協働するようにセカンダリ基地局にリクエストするために使用される、送信すること、セカンダリ基地局により返された第1レスポンスを受信することであって、第1レスポンスは、UEにサービス提供するために、プライマリ基地局と協働することにセカンダリ基地局が同意したという情報を伝達する、受信すること、および、プライマリ基地局に第2レスポンスを送信することであって、これにより、UEにサービス提供するために、プライマリ基地局とセカンダリ基地局とが協働する、送信すること。
第7態様の第1実現可能方法では、セカンダリ基地局により返された第1レスポンスを受信した後、方法はさらに以下を含む:セカンダリ基地局のアドレス情報をUEに対応するサービス提供ゲートウェイ(SGW)に通知し、SGWのアドレス情報をセカンダリ基地局に通知し、これにより、セカンダリ基地局はUEに対するSGWとのデータ交換を実行すること。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第7態様の第2実現可能方法では、セカンダリ基地局のアドレス情報は以下を含む:セカンダリ基地局のトランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレスおよび汎用パケット無線サービストンネリングプロトコル・トンネルエンドポイント識別子(GTP TEID)。SGWのアドレス情報は以下を含む:SGWのTNLアドレス情報およびGTP TEID。
第8態様にしたがって、データ交換方法が提供され、本方法は以下を含む:モビリティ管理エンティティ(MME)によって送信された第2メッセージをセカンダリ基地局により受信することであって、第2メッセージは、UEにサービス提供するために、プライマリ基地局と協働するようにセカンダリ基地局にリクエストするために使用される、受信すること、および、セカンダリ基地局によりMMEに第1レスポンスを送信することであって、第1レスポンスは、UEにサービス提供するために、プライマリ基地局と協働することにセカンダリ基地局が同意したという情報を示すために使用され、これにより、MMEはプライマリ基地局に第2レスポンスを送信し、第2レスポンスは、UEにサービス提供するために、プライマリ基地局がセカンダリ基地局と協働することを通知するために使用される、送信すること。
第8態様の第1実現可能方法では、セカンダリ基地局によりMMEに第1レスポンスを送信した後に、方法はさらに以下を含む:MMEによって送信された、UEに対応するサービス提供ゲートウェイ(SGW)のアドレス情報をセカンダリ基地局により受信することと、SGWのアドレス情報にしたがって、UEに対するSGWとのデータ交換を実行すること。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第8態様の第2実現可能方法では、SGWのアドレス情報は以下を含む:SGWのトランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレスおよび汎用パケット無線サービストンネリングプロトコル・トンネルエンドポイント識別子(GTP TEID)。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第8態様の第3実現可能方法では、SGWのアドレス情報にしたがってUEに対するSGWとのデータ交換をセカンダリ基地局により実行することは以下を含む:UEから受信したアップリンクデータをセカンダリ基地局によりSGWに送信すること、および、SGWから受信したダウンリンクデータをUEに送信すること。
第9態様にしたがって、データ交換装置が提供され、本装置はセカンダリ基地局であり、装置は以下を備える:受信ユニット、送信ユニットおよび交換ユニット。受信ユニットは、プライマリ基地局によって送信された第1メッセージを受信するように、または、運用、管理、および保守システム(OAM)により構成されるセカンダリ基地局とプライマリ基地局との関係情報を受信するように構成され、第1メッセージは、S1インターフェースをセットアップすることをセカンダリ基地局に通知するために使用される。送信ユニットは、S1インターフェースセットアップリクエストをプライマリ基地局に送信するように構成される。受信ユニットは、プライマリ基地局によって送信されたS1インターフェースセットアップレスポンスを受信するように構成される。交換ユニットは、S1インターフェースを使用することによりプライマリ基地局との交換を実行するように構成される。
第9態様の第1実現可能方法では、第1メッセージは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、S1インターフェースセットアップリクエストは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、および/または、S1インターフェースセットアップレスポンスは、基地局間協調サービス識別子を伝達する。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第9態様の第2実現可能方法では、第1メッセージは、プライマリ基地局が、OAMからのセカンダリ基地局とプライマリ基地局との関係情報を受信した後に、プライマリ基地局によって送信される。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第9態様の第3実現可能方法では、受信ユニットは、プライマリ基地局によって送信される、プライマリ基地局のインターネットプロトコル(IP)アドレスおよびトンネルエンドポイント識別子(TEID)を受信するように構成される。交換ユニットは、ユーザ機器(UE)によって送信された、受信したアップリンクデータをプライマリ基地局に送信するように構成され、これにより、プライマリ基地局は、サービス提供ゲートウェイ(SGW)にアップリンクデータを送信し、および/または、プライマリ基地局により転送される、SGWからのダウンリンクデータを受信し、ダウンリンクデータをUEに送信する。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第9態様の第4実現可能方法では、送信ユニットは、セカンダリ基地局のダウンリンクトランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレスおよび汎用パケット無線サービストンネリングプロトコル・トンネルエンドポイント識別子(GTP TEID)をプライマリ基地局に送信するようにさらに構成され、これにより、モビリティ管理エンティティ(MME)を使用することにより、プライマリ基地局は、セカンダリ基地局のダウンリンクTNLアドレスおよびGTP TEIDをSGWに送信し、セカンダリ基地局は、プライマリ基地局によって送信された、SGWのアップリンクTNLアドレスおよびGTP TEIDを受信する。送信ユニットは、UEによって送信された、受信したアップリンクデータをSGWに送信するようにさらに構成され、これにより、セカンダリ基地局は、SGWによって送信された、受信したダウンリンクデータをUEに送信する。
第10態様にしたがって、データ交換装置が提供され、本装置はプライマリ基地局であり、装置は以下を備える:送信ユニット、受信ユニットおよび交換ユニット。送信ユニットは、セカンダリ基地局に第1メッセージを送信するように構成され、第1メッセージは、S1インターフェースをセットアップすることをセカンダリ基地局に通知するために使用される。受信ユニットは、セカンダリ基地局によって送信されたS1インターフェースセットアップリクエストをプライマリ基地局により受信するように構成される。送信ユニットは、S1インターフェースセットアップレスポンスをセカンダリ基地局に送信するようにさらに構成される。交換ユニットは、S1インターフェースを使用することによりセカンダリ基地局との交換を実行するように構成される。
第10態様の第1実現可能方法では、第1メッセージは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、S1インターフェースセットアップリクエストは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、および/または、S1インターフェースセットアップレスポンスは、基地局間協調サービス識別子を伝達する。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第10態様の第2実現可能方法では、受信ユニットは、OAMからのセカンダリ基地局とプライマリ基地局との関係情報を受信するように構成され、送信ユニットは第1メッセージをセカンダリ基地局に送信するようにさらに構成される。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第10態様の第3実現可能方法では、送信ユニットは、プライマリ基地局のIPアドレスおよびTEIDをセカンダリ基地局に送信するようにさらに構成される。交換ユニットは、セカンダリ基地局によって送信され、ユーザ機器(UE)から受信したアップリンクデータを受信し、アップリングデータをサービス提供ゲートウェイ(SGW)に送信するように、および/または、SGWからのダウンリンクデータをセカンダリ基地局に転送するように構成され、これにより、セカンダリ基地局はUEにダウンリンクデータを送信する。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第10態様の第4実現可能方法では、送信ユニットは、MMEを使用することにより、セカンダリ基地局によって送信された、セカンダリ基地局の受信したダウンリンクTNLアドレスおよび受信したGTP TEIDをSGWに送信し、SGWのアップリンクTNLアドレスおよびGTP TEIDをセカンダリ基地局に送信するようにさらに構成され、これにより、セカンダリ基地局は、UEによって送信された、受信したアップリンクデータをSGWに送信し、セカンダリ基地局は、SGWによって送信された、受信したダウンリンクデータをUEに送信する。
第11態様にしたがって、データ交換装置が提供され、本装置はプライマリ基地局であり、装置は以下を備える:送信ユニット、受信ユニットおよび交換ユニット。送信ユニットは、X2ハンドオーバーリクエストメッセージをセカンダリ基地局に送信するように構成され、X2ハンドオーバーリクエストメッセージは、プライマリ基地局によりユーザ機器(UE)に割り振られたトンネルアドレス情報を含み、受信ユニットは、セカンダリ基地局によって送信されたX2ハンドオーバーリクエストレスポンスを受信するように構成され、交換ユニットは、X2インターフェースを使用することにより、セカンダリ基地局とのデータ交換を実行するように構成される。
第11態様の第1実現可能方法では、トンネルアドレス情報は以下を含む:プライマリ基地局によりUEに割り振られた、トランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレスおよび汎用パケット無線サービストンネリングプロトコル・トンネルエンドポイント識別子(GTP TEID)。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第11態様の第2実現可能方法では、X2ハンドオーバーリクエストメッセージは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、および/または、X2ハンドオーバーリクエストレスポンスは、基地局間協調サービス識別子を伝達する。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第11態様の第3実現可能方法では、装置は、制御ユニットをさらに備え、制御ユニットは、X2インターフェースの関連付けまたはUEに関連するGTPトンネルを更新あるいはリリースするように構成され、送信ユニットは、更新またはリリースメッセージをセカンダリ基地局に送信するようにさらに構成され、これにより、セカンダリ基地局は、X2インターフェースの関連付けまたはUEの汎用パケット無線サービストンネリングプロトコルGTPトンネルを更新あるいはリリースする。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第11態様の第4実現可能方法では、更新またはリリースメッセージは、基地局間協調サービス識別子およびベアラ識別子を伝達する。
第12態様にしたがって、データ交換装置が提供され、本装置はセカンダリ基地局であり、装置は以下を備える:受信ユニット、送信ユニットおよび交換ユニット。受信ユニットは、プライマリ基地局によって送信されたX2ハンドオーバーリクエストメッセージを受信するように構成され、X2ハンドオーバーリクエストメッセージは、プライマリ基地局によりユーザ機器(UE)に割り振られたトンネルアドレス情報を含み、送信ユニットは、X2ハンドオーバーリクエストレスポンスをプライマリ基地局に送信するように構成され、交換ユニットは、X2インターフェースを使用することにより、プライマリ基地局とのデータ交換を実行するように構成される。
第12態様の第1実現可能方法では、トンネルアドレス情報は以下を含む:プライマリ基地局によりUEに割り振られた、トランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレスおよび汎用パケット無線サービストンネリングプロトコル・トンネルエンドポイント識別子(GTP TEID)。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第12態様の第2実現可能方法では、X2ハンドオーバーリクエストメッセージは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、および/または、X2ハンドオーバーリクエストレスポンスは、基地局間協調サービス識別子を伝達する。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第12態様の第3実現可能方法では、受信ユニットは、プライマリ基地局によって送信される更新またはリリースメッセージを受信するように構成され、装置はさらに以下を備える:制御ユニット。制御ユニットは、X2インターフェースの関連付けまたはUEの汎用パケット無線サービストンネリングプロトコルGTPトンネルを更新またはリリースするように構成される。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第12態様の第4実現可能方法では、更新またはリリースメッセージは、基地局間協調サービス識別子およびベアラ識別子を伝達する。
第13態様にしたがって、データ交換装置が提供され、本装置はプライマリ基地局であり、装置は以下を備える:送信ユニット、受信ユニットおよび交換ユニット。送信ユニットは、X3インターフェースセットアップリクエストをセカンダリ基地局に送信するように構成され、X3インターフェースは、双方向データ通信の能力を有する。受信ユニットは、セカンダリ基地局によって送信されたX3インターフェースセットアップレスポンスを受信するように構成される。交換ユニットは、X3インターフェースを使用することによりセカンダリ基地局との双方向データ交換を実行するように構成される。
第13態様の第1実現可能方法では、X3インターフェースをセットアップするリクエストは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、および/または、X3インターフェースをセットアップするレスポンスは、基地局間協調サービス識別子を伝達する。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第13態様の第2実現可能方法では、X3インターフェースは以下を含む:S1インターフェース。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第13態様の第3実現可能方法では、送信ユニットは、プライマリ基地局のインターネットプロトコル(IP)アドレスおよびトンネルエンドポイント識別子(TEID)をセカンダリ基地局に送信するように構成される。交換ユニットは、ユーザ機器(UE)によって送信され、セカンダリ基地局により転送されたアップリンクデータを受信し、アップリングデータをサービス提供ゲートウェイ(SGW)に送信するように、および、SGWによって送信されたダウンリンクデータをセカンダリ基地局に送信するように構成され、これにより、セカンダリ基地局はUEにダウンリンクデータを送信する。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第13態様の第4実現可能方法では、送信ユニットは、MMEを使用することにより、セカンダリ基地局のダウンリンクトランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレスおよび汎用パケット無線サービストンネリングプロトコル・トンネルエンドポイント識別子(GTP TEID)をSGWに送信し、SGWのアップリンクTNLアドレスおよびGTP TEIDをセカンダリ基地局に送信するようにさらに構成され、これにより、セカンダリ基地局は、UEによって送信された、受信したアップリンクデータをSGWに送信し、SGWによって送信された、受信したダウンリンクデータをUEに送信する。
第14態様にしたがって、データ交換装置が提供され、本装置はセカンダリ基地局であり、装置は以下を備える:受信ユニット、送信ユニットおよび交換ユニット。受信ユニットは、X3インターフェースセットアップリクエストをプライマリ基地局により送信するように構成され、X3インターフェースは、双方向データ通信の能力を有する。送信ユニットは、プライマリ基地局にX3インターフェースセットアップレスポンスを送信するように構成される。交換ユニットは、X3インターフェースを使用することによりプライマリ基地局との双方向データ交換を実行するように構成される。
第14態様の第1実現可能方法では、X3インターフェースをセットアップするリクエストは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、および/または、X3インターフェースをセットアップするレスポンスは、基地局間協調サービス識別子を伝達する。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第14態様の第2実現可能方法では、X3インターフェースは以下を含む:S1インターフェース。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第14態様の第3実現可能方法では、受信ユニットは、プライマリ基地局によって送信される、プライマリ基地局のインターネットプロトコル(IP)アドレスおよびトンネルエンドポイント識別子(TEID)を受信するようにさらに構成される。交換ユニットは、ユーザ機器(UE)から送信されたアップリンクデータをプライマリ基地局に送信するように構成され、これにより、プライマリ基地局は、サービス提供ゲートウェイ(SGW)にアップリンクデータを送信し、セカンダリ基地局は、プライマリ基地局によって送信される、SGWからのダウンリンクデータを受信し、ダウンリンクデータをUEに送信する。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第14態様の第4実現可能方法では、交換ユニットは、プライマリ基地局によって送信される、SGWのアップリンクトランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレスおよび汎用パケット無線サービストンネリングプロトコル・トンネルエンドポイント識別子(GTP TEID)を受信し、UEによって送信された、受信したアップリンクデータをSGWに送信し、SGWから受信したダウンリンクデータをUEに送信するようにさらに構成される。
第15態様にしたがって、データ交換装置が提供され、本装置はモビリティ管理エンティティであり、装置は以下を備える:受信ユニットおよび送信ユニット。受信ユニットは、プライマリ基地局によって送信された第1メッセージを受信するように構成され、第1メッセージは、ユーザ機器(UE)にサービス提供するために、プライマリ基地局と協働するようにセカンダリ基地局にリクエストするために使用され、送信ユニットは、セカンダリ基地局に第2メッセージを送信するように構成され、第2メッセージは、UEにサービス提供するために、プライマリ基地局と協働するようにセカンダリ基地局にリクエストするために使用され、受信ユニットは、セカンダリ基地局により返された第1レスポンスを受信するようにさらに構成され、第1レスポンスは、UEにサービス提供するために、プライマリ基地局と協働することにセカンダリ基地局が同意したという情報を伝達し、送信ユニットは、プライマリ基地局に第2レスポンスを送信するようにさらに構成され、これにより、UEにサービス提供するために、プライマリ基地局とセカンダリ基地局とが協働する。
第15態様の第1実現可能方法では、送信ユニットは、セカンダリ基地局のアドレス情報をUEに対応するサービス提供ゲートウェイ(SGW)に通知し、SGWのアドレス情報をセカンダリ基地局に通知するようにさらに構成され、これにより、セカンダリ基地局はUEに対するSGWとのデータ交換を実行する。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第15態様の第2実現可能方法では、セカンダリ基地局のアドレス情報は以下を含む:セカンダリ基地局のトランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレスおよび汎用パケット無線サービストンネリングプロトコル・トンネルエンドポイント識別子(GTP TEID)。SGWのアドレス情報は以下を含む:SGWのTNLアドレス情報およびGTP TEID。
第16態様にしたがって、データ交換装置が提供され、本装置はセカンダリ基地局であり、装置は以下を備える:受信ユニットおよび送信ユニット。受信ユニットは、モビリティ管理エンティティ(MME)によって送信された第2メッセージを受信するように構成され、第2メッセージは、UEにサービス提供するために、プライマリ基地局と協働するようにセカンダリ基地局にリクエストするために使用され、送信ユニットは、MMEに第1レスポンスを送信するように構成され、第1レスポンスは、UEにサービス提供するために、プライマリ基地局と協働することにセカンダリ基地局が同意したという情報を示すために使用され、これにより、MMEはプライマリ基地局に第2レスポンスを送信し、第2レスポンスは、UEにサービス提供するために、プライマリ基地局がセカンダリ基地局と協働することを通知するために使用される。
第16態様の第1実現可能方法では、受信ユニットは、MMEによって送信された、UEに対応するサービス提供ゲートウェイ(SGW)のアドレス情報を受信するようにさらに構成され、装置はさらに交換ユニットを備え、交換ユニットは、SGWのアドレス情報にしたがって、UEに対するSGWとのデータ交換を実行するように構成される。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第16態様の第2実現可能方法では、SGWのアドレス情報は以下を含む:SGWのトランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレスおよび汎用パケット無線サービストンネリングプロトコル・トンネルエンドポイント識別子(GTP TEID)。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第16態様の第3実現可能方法では、交換ユニットは、UEから受信したアップリンクデータをSGWに送信し、SGWから受信したダウンリンクデータをUEに送信するようにさらに構成される。
第17態様にしたがって、データ交換装置が提供され、本装置はセカンダリ基地局であり、装置は以下を備える:ネットワークインターフェース、プロセッサ、メモリ、およびメモリに格納されたアプリケーションプログラム。アプリケーションプログラムは以下を含む:プライマリ基地局によって送信された第1メッセージを受信する、または、運用、管理、および保守システム(OAM)により構成される、セカンダリ基地局とプライマリ基地局との関係情報を受信するために使用される命令であり、第1メッセージは、S1インターフェースをセットアップすることをセカンダリ基地局に通知するために使用され、S1インターフェースセットアップリクエストをプライマリ基地局に送信するために使用される命令、プライマリ基地局によって送信されたS1インターフェースセットアップレスポンスを受信するために使用される命令、および、S1インターフェースを使用することによりプライマリ基地局との交換を実行するために使用される命令。プロセッサはアプリケーションプログラムを実行するように構成される。
第17態様の第1実現可能方法では、第1メッセージは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、S1インターフェースセットアップリクエストは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、および/または、S1インターフェースセットアップレスポンスは、基地局間協調サービス識別子を伝達する。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第17態様の第2実現可能方法では、第1メッセージは、プライマリ基地局が、OAMからのセカンダリ基地局とプライマリ基地局との関係情報を受信した後に、プライマリ基地局によって送信される。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第17態様の第3実現可能方法では、アプリケーションプログラムはさらに以下を含む:プライマリ基地局によって送信された、プライマリ基地局のインターネットプロトコル(IP)アドレスおよびトンネルエンドポイント識別子(TEID)を受信するために使用される命令。S1インターフェースを使用することにより、プライマリ基地局との交換を実行するために使用される命令は以下を含む:ユーザ機器(UE)によって送信された、受信したアップリンクデータをプライマリ基地局に送信するために使用される命令であり、これにより、プライマリ基地局はアップリンクデータをSGWに送信し、ならびに/あるいは、プライマリ基地局により転送される、SGWからのダウンリンクデータを受信し、ダウンリンクデータをUEに送信するために使用される命令。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第17態様の第4実現可能方法では、アプリケーションプログラムはさらに以下を含む:セカンダリ基地局のダウンリンクトランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレスおよび汎用パケット無線サービストンネリングプロトコル・トンネルエンドポイント識別子(GTP TEID)をプライマリ基地局に送信するために使用される命令であって、これにより、プライマリ基地局は、MMEを使用することにより、セカンダリ基地局のダウンリンクトランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレスおよび汎用パケット無線サービストンネリングプロトコル・トンネルエンドポイント識別子(GTP TEID)をSGWに送信する、命令、および、プライマリ基地局によって送信されるSGWのアップリンクTNLアドレスおよびGTP TEIDを受信するために使用される命令。アプリケーションプログラムはさらに以下を含む:UEによって送信された、受信したアップリンクデータをSGWに送信し、SGWによって送信された、受信したダウンリンクデータをUEに送信するために使用される命令。
第18態様にしたがって、データ交換装置が提供され、本装置はプライマリ基地局であり、装置は以下を備える:ネットワークインターフェース、プロセッサ、メモリ、およびメモリに格納されたアプリケーションプログラム。アプリケーションプログラムは以下を含む:セカンダリ基地局に第1メッセージを送信するために使用される命令であって、第1メッセージは、S1インターフェースをセットアップすることをセカンダリ基地局に通知するために使用される、命令、セカンダリ基地局によって送信されたS1インターフェースセットアップリクエストを受信するために使用される命令、S1インターフェースセットアップレスポンスをセカンダリ基地局に送信するために使用される命令、および、S1インターフェースを使用することによりセカンダリ基地局との交換を実行するために使用される命令。プロセッサはアプリケーションプログラムを実行するように構成される。
第18態様の第1実現可能方法では、第1メッセージは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、S1インターフェースセットアップリクエストは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、および/または、S1インターフェースセットアップレスポンスは、基地局間協調サービス識別子を伝達する。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第18態様の第2実現可能方法では、セカンダリ基地局に第1メッセージを送信するために使用される命令は以下を含む:OAMからのセカンダリ基地局とプライマリ基地局との関係情報を受信するために使用される命令、および、セカンダリ基地局に第1メッセージを送信するために使用される命令。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第18態様の第3実現可能方法では、アプリケーションプログラムはさらに以下を含む:プライマリ基地局のインターネットプロトコル(IP)アドレスおよびトンネルエンドポイント識別子(TEID)をセカンダリ基地局に送信するために使用される命令。S1インターフェースを使用することにより、セカンダリ基地局との交換を実行するために使用される命令は以下を含む:セカンダリ基地局によって送信され、ユーザ機器(UE)から受信した、アップリンクデータを受信するために使用される命令、および、SGWにアップリンクデータを送信するために使用される命令、ならびに/あるいは、SGWからのダウンリンクデータをセカンダリ基地局に転送するために使用される命令であり、これにより、セカンダリ基地局は、ダウンリンクデータをUEに送信する。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第18態様の第4実現可能方法では、アプリケーションプログラムはさらに以下を含む:MMEを使用することにより、セカンダリ基地局によって送信された、セカンダリ基地局の受信したダウンリンクTNLアドレスおよび受信したGTP TEIDをSGWに送信するために使用される命令、ならびに、SGWのアップリンクTNLアドレスおよびGTP TEIDをセカンダリ基地局に送信するために使用される命令であり、これにより、セカンダリ基地局は、UEによって送信された、受信したアップリンクデータをSGWに送信し、セカンダリ基地局は、SGWによって送信された、受信したダウンリンクデータをUEに送信する。
第19態様にしたがって、データ交換装置が提供され、本装置はプライマリ基地局であり、装置は以下を備える:ネットワークインターフェース、プロセッサ、メモリ、およびメモリに格納されたアプリケーションプログラム。アプリケーションプログラムは以下を含む:セカンダリ基地局にX2ハンドオーバーリクエストメッセージを送信するために使用される命令であって、X2ハンドオーバーリクエストメッセージは、プライマリ基地局によりユーザ機器(UE)に割り振られたトンネルアドレス情報を含む、命令、セカンダリ基地局によって送信されたX2ハンドオーバーリクエストレスポンスを受信するために使用される命令、および、X2インターフェースを使用することによりセカンダリ基地局とのデータ交換を実行するために使用される命令。プロセッサはアプリケーションプログラムを実行するように構成される。
第19態様の第1実現可能方法では、トンネルアドレス情報は以下を含む:プライマリ基地局によりUEに割り振られた、トランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレスおよび汎用パケット無線サービストンネリングプロトコル・トンネルエンドポイント識別子(GTP TEID)。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第19態様の第2実現可能方法では、X2ハンドオーバーリクエストメッセージは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、および/または、X2ハンドオーバーリクエストレスポンスは、基地局間協調サービス識別子を伝達する。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第19態様の第3実現可能方法では、アプリケーションプログラムはさらに以下を含む:X2インターフェースの関連付けまたはUEに関連するGTPトンネルを更新あるいはリリースするために使用される命令、ならびに、更新またはリリースメッセージをセカンダリ基地局に送信するために使用される命令であり、これにより、セカンダリ基地局は、X2インターフェースの関連付けまたはUEの汎用パケット無線サービストンネリングプロトコルGTPトンネルを更新あるいはリリースする。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第19態様の第4実現可能方法では、更新またはリリースメッセージは、基地局間協調サービス識別子およびベアラ識別子を伝達する。
第20態様にしたがって、データ交換装置が提供され、本装置はセカンダリ基地局であり、装置は以下を備える:ネットワークインターフェース、プロセッサ、メモリ、およびメモリに格納されたアプリケーションプログラム。アプリケーションプログラムは以下を含む:プライマリ基地局によって送信されたX2ハンドオーバーリクエストメッセージを受信するために使用される命令であって、X2ハンドオーバーリクエストメッセージは、プライマリ基地局によりユーザ機器(UE)に割り振られたトンネルアドレス情報を含む、命令、プライマリ基地局にX2ハンドオーバーリクエストレスポンスを送信するために使用される命令、および、X2インターフェースを使用することによりプライマリ基地局とのデータ交換を実行するために使用される命令。プロセッサはアプリケーションプログラムを実行するように構成される。
第20態様の第1実現可能方法では、トンネルアドレス情報は以下を含む:プライマリ基地局によりUEに割り振られた、トランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレスおよび汎用パケット無線サービストンネリングプロトコル・トンネルエンドポイント識別子(GTP TEID)。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第20態様の第2実現可能方法では、X2ハンドオーバーリクエストメッセージは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、および/または、X2ハンドオーバーリクエストレスポンスは、基地局間協調サービス識別子を伝達する。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第20態様の第3実現可能方法では、アプリケーションプログラムはさらに以下を含む:プライマリ基地局によって送信される更新またはリリースメッセージを受信し、X2インターフェースの関連付けまたはUEの汎用パケット無線サービストンネリングプロトコルGTPトンネルを更新またはリリースするために使用される命令。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第20態様の第4実現可能方法では、更新またはリリースメッセージは、基地局間協調サービス識別子およびベアラ識別子を伝達する。
第21態様にしたがって、データ交換装置が提供され、本装置はプライマリ基地局であり、装置は以下を備える:ネットワークインターフェース、プロセッサ、メモリ、およびメモリに格納されたアプリケーションプログラム。アプリケーションプログラムは以下を含む:X3インターフェースをセットアップするリクエストをセカンダリ基地局に送信するために使用される命令であって、X3インターフェースは双方向データ通信の能力を有する、命令、セカンダリ基地局によって送信されたX3インターフェースをセットアップするレスポンスを受信するために使用される命令、および、X3インターフェースを使用することによりセカンダリ基地局との双方向データ交換を実行するために使用される命令。プロセッサはアプリケーションプログラムを実行するように構成される。
第21態様の第1実現可能方法では、X3インターフェースをセットアップするリクエストは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、および/または、X3インターフェースをセットアップするレスポンスは、基地局間協調サービス識別子を伝達する。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第21態様の第2実現可能方法では、X3インターフェースは以下を含む:S1インターフェース。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第21態様の第3実現可能方法では、アプリケーションプログラムはさらに以下を含む:プライマリ基地局のインターネットプロトコル(IP)アドレスおよびトンネルエンドポイント識別子(TEID)をセカンダリ基地局に送信するために使用される命令。X3インターフェースを使用することにより、セカンダリ基地局との双方向データ交換を実行するために使用される命令は以下を含む:ユーザ機器(UE)によって送信され、セカンダリ基地局により転送されるアップリンクデータを受信し、サービス提供ゲートウェイ(SGW)にアップリンクデータを送信するために使用される命令、および、SGWによって送信されるダウンリンクデータをセカンダリ基地局に送信するために使用される命令であり、これにより、セカンダリ基地局は、ダウンリンクデータをUEに送信する。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第21態様の第4実現可能方法では、アプリケーションプログラムはさらに以下を含む:プライマリ基地局が、セカンダリ基地局によって送信されたX3インターフェースセットアップレスポンスを受信した後に、モビリティ管理エンティティ(MME)を使用することにより、セカンダリ基地局のダウンリンクトランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレスおよび汎用パケット無線サービストンネリングプロトコル・トンネルエンドポイント識別子(GTP TEID)をSGWに送信するために使用される命令と、SGWのアップリンクTNLアドレスおよびGTP TEIDをセカンダリ基地局に送信するために使用される命令であり、これにより、セカンダリ基地局は、UEによって送信された、受信したアップリンクデータをSGWに送信し、SGWによって送信された、受信したダウンリンクデータをUEに送信する。
第22態様にしたがって、データ交換装置が提供され、本装置はプライマリ基地局であり、装置は以下を備える:ネットワークインターフェース、プロセッサ、メモリ、およびメモリに格納されたアプリケーションプログラム。アプリケーションプログラムは以下を含む:プライマリ基地局によって送信されたX3インターフェースをセットアップするリクエストを受信するために使用される命令であって、X3インターフェースは双方向データ通信の能力を有する、命令、プライマリ基地局にX3インターフェースをセットアップするレスポンスを送信するために使用される命令、および、X3インターフェースを使用することによりプライマリ基地局との双方向データ交換を実行するために使用される命令。プロセッサはアプリケーションプログラムを実行するように構成される。
第22態様の第1実現可能方法では、X3インターフェースをセットアップするリクエストは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、および/または、X3インターフェースをセットアップするレスポンスは、基地局間協調サービス識別子を伝達する。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第22態様の第2実現可能方法では、X3インターフェースは以下を含む:S1インターフェース。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第22態様の第3実現可能方法では、アプリケーションプログラムはさらに以下を含む:プライマリ基地局によって送信された、プライマリ基地局のインターネットプロトコル(IP)アドレスおよびトンネルエンドポイント識別子(TEID)を受信するために使用される命令。X3インターフェースを使用することにより、プライマリ基地局との双方向データ交換を実行するために使用される命令は以下を含む:ユーザ機器(UE)からのアップリンクデータをプライマリ基地局に送信するために使用される命令であり、これにより、プライマリ基地局はアップリンクデータをサービス提供ゲートウェイ(SGW)に送信し、ならびに、プライマリ基地局によって送信される、SGWからのダウンリンクデータを受信し、ダウンリンクデータをUEに送信するために使用される命令。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第22態様の第4実現可能方法では、アプリケーションプログラムはさらに以下を含む:プライマリ基地局によって送信される、SGWのアップリンクトランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレスおよび汎用パケット無線サービストンネリングプロトコル・トンネルエンドポイント識別子(GTP TEID)を受信し、UEによって送信された、受信したアップリンクデータをSGWに送信し、SGWから受信したダウンリンクデータをUEに送信するために使用される命令。
第23態様にしたがって、データ交換装置が提供され、本装置はモビリティ管理エンティティ(MME)であり、装置は以下を備える:ネットワークインターフェース、プロセッサ、メモリ、およびメモリに格納されたアプリケーションプログラム。アプリケーションプログラムは以下を含む:プライマリ基地局によって送信された第1メッセージを受信するために使用される命令であって、第1メッセージは、ユーザ機器(UE)にサービス提供するために、プライマリ基地局と協働するようにセカンダリ基地局にリクエストするために使用される、命令、セカンダリ基地局に第2メッセージを送信するために使用される命令であって、第2メッセージは、UEにサービス提供するために、プライマリ基地局と協働するようにセカンダリ基地局にリクエストするために使用される、命令、セカンダリ基地局により返された第1レスポンスを受信するために使用される命令であって、第1レスポンスは、UEにサービス提供するために、プライマリ基地局と協働することにセカンダリ基地局が同意したという情報を伝達する、命令、および、プライマリ基地局に第2レスポンスを送信するために使用される命令であって、これにより、UEにサービス提供するために、プライマリ基地局とセカンダリ基地局とが協働する、命令。プロセッサはアプリケーションプログラムを実行するように構成される。
第23態様の第1実現可能方法では、アプリケーションプログラムは、セカンダリ基地局のアドレス情報をUEに対応するサービス提供ゲートウェイ(SGW)に通知し、SGWのアドレス情報をセカンダリ基地局に通知するために使用される命令をさらに含み、これにより、セカンダリ基地局はUEに対するSGWとのデータ交換を実行する。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第23態様の第2実現可能方法では、セカンダリ基地局のアドレス情報は以下を含む:セカンダリ基地局のトランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレスおよび汎用パケット無線サービストンネリングプロトコル・トンネルエンドポイント識別子(GTP TEID)。SGWのアドレス情報は以下を含む:SGWのTNLアドレス情報およびGTP TEID。
第24態様にしたがって、データ交換装置が提供され、本装置はセカンダリ基地局であり、装置は以下を備える:ネットワークインターフェース、プロセッサ、メモリ、およびメモリに格納されたアプリケーションプログラム。アプリケーションプログラムは以下を含む:モビリティ管理エンティティ(MME)によって送信された第2メッセージを受信するために使用される命令であって、第2メッセージは、UEにサービス提供するために、プライマリ基地局と協働するようにセカンダリ基地局にリクエストするために使用される、命令、MMEに第1レスポンスを送信するために使用される命令であって、第1レスポンスは、UEにサービス提供するために、プライマリ基地局と協働することにセカンダリ基地局が同意したという情報を示すために使用され、これにより、MMEはプライマリ基地局に第2レスポンスを送信し、第2レスポンスは、UEにサービス提供するために、プライマリ基地局がセカンダリ基地局と協働することを通知するために使用される、命令。プロセッサはアプリケーションプログラムを実行するように構成される。
第24態様の第1実現可能方法では、セカンダリ基地局がMMEに第1レスポンスを送信した後に、アプリケーションプログラムはさらに以下を含む:MMEによって送信された、UEに対応するサービス提供ゲートウェイ(SGW)のアドレス情報を受信するために使用される命令と、SGWのアドレス情報にしたがって、UEに対するSGWとのデータ交換を実行するために使用される命令。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第24態様の第2実現可能方法では、SGWのアドレス情報は以下を含む:SGWのトランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレスおよび汎用パケット無線サービストンネリングプロトコル・トンネルエンドポイント識別子(GTP TEID)。
先述の可能性ある実現方法のうちの1つにしたがって、第24態様の第3実現可能方法では、SGWのアドレス情報にしたがってUEに対するSGWとのデータ交換を実行するために使用される命令は以下を含む:UEから受信したアップリンクデータをSGWに送信し、SGWから受信したダウンリンクデータをUEに送信するために使用される命令。
本発明の実施形態のデータ交換方法および装置に関して、SGWとのデータ送信を実行するために、プライマリ基地局とセカンダリ基地局との間のS1、X2またはX3インターフェースが使用されてもよく、あるいは、SGWとのデータ送信を直接実行するためにセカンダリ基地局が使用されてもよく、それにより、プライマリ基地局とセカンダリ基地局との間のデータ交換を実現する。協調データ送信が実行され、プライマリ基地局はセカンダリ基地局との双方向データ送信を実行してもよく、それにより、UEに対するサービス品質を改善する。
添付の図面および実施形態を参照して、本発明の技術的解決策を以下でさらに詳細に説明する。
本発明の実施形態では、基地局eNB1と基地局eNB2は、UEにサービス提供するために共に働いてもよく、ここで、eNB1はプライマリサービス提供基地局であり、eNB2はセカンダリサービス提供基地局であり、あるいは、セカンダリ基地局、協調基地局、スモールセルノード、低パワーノード、中継局、ホーム基地局、スモールセル基地局、マイクロ基地局、ピコ基地局、マクロ基地局、または、これらに類するものと呼ばれてもよい。本発明の実施形態では、1つのセカンダリ基地局があってもよく、または、複数のセカンダリ基地局があってもよい。
図1および図2は、本発明の第1実施形態および第2実施形態にしたがったデータ交換方法のフローチャートである。第1実施形態は、プライマリ基地局の処理プロセスを示し、第2実施形態はセカンダリ基地局の処理プロセスを示す。第1実施形態および第2実施形態におけるプライマリ基地局およびセカンダリ基地局は、S1インターフェースを使用することにより交換を実行する。
図1は、本発明の第1実施形態にしたがったデータ交換方法のフローチャートである。図に示すように、本実施形態における方法は以下のステップを含む:
ステップ101:セカンダリ基地局は、プライマリ基地局によって送信される第1メッセージを受信し、または、運用、管理、および保守システムにより構成される、セカンダリ基地局とプライマリ基地局との関係情報を受信し、ここで、第1メッセージはS1インターフェースをセットアップすることをセカンダリ基地局に通知するために使用される。
例えば、プライマリ基地局eNB1は、セカンダリ基地局eNB2とのS1インターフェースをセットアップすることを期待し、セカンダリ基地局eNB2の観点からは、プライマリ基地局eNB1は特殊コアネットワークノードと考えられ、そのため、プライマリ基地局eNB1はセカンダリ基地局eNB2におけるUEコンテキスト管理およびベアラ管理を実行してもよい。例えば、S1APプロトコルの3GPP TS 36.413におけるUEコンテキスト管理およびベアラ管理プロシージャが、プライマリ基地局eNB1とセカンダリ基地局eNB2との間で使用される。
場合により、S1インターフェースは基地局間協調サービスのために使用されるS1インターフェースであり、S1インターフェースセットアップ要件S1 SETUP REQUIRED/INVOKEメッセージは、基地局間協調サービス識別子を伝達する。例えば、S1インターフェースセットアップ要件中の名前を記録するフィールドは、基地局間協調サービスについての情報を含む。
基地局間協調サービスは、基地局間協調送信、基地局間CoMP、基地局間キャリアアグリゲーション、基地局間マルチフローサービス、または、これらに類するものであってもよい。
このステップでは、プライマリ基地局eNB1は、S1インターフェースセットアップ要件をセカンダリ基地局eNB2に送信し、これにより、セカンダリ基地局eNB2は、プライマリ基地局eNB1がセカンダリ基地局eNB2とのS1インターフェースをセットアップすることを期待していると分かる。セカンダリ基地局eNB2は、プライマリ基地局eNB1がセカンダリ基地局eNB2とのS1インターフェースをセットアップすることを期待していると他の方法で分かることがある。例えば:
運用、管理、および保守システム(Operation Administration and Maintenance,OAM)は、OAMにより構成される関係情報をプライマリ基地局および/またはセカンダリ基地局に送信し、ならびに/あるいは、S1インターフェースセットアップ要件は、基地局間協調サービス識別子を伝達する。
関係情報は、プライマリ基地局とセカンダリ基地局との間の対応する関係性であり、あるいは、制御ノードと被制御ノードとの間の対応する関係性である。
ステップ102:セカンダリ基地局はS1インターフェースセットアップリクエストをプライマリ基地局に送信する。
例えば、S1インターフェースセットアップ要件を受信した後に、または、OAMによって送信された関係情報を受信した後に、セカンダリ基地局eNB2は、UEにサービス提供しているプライマリ基地局eNB1を支援することをリクエストするために、プライマリ基地局eNB1がセカンダリ基地局eNB2を必要としていることが分かる。セカンダリ基地局eNB2が合意した場合に、セカンダリ基地局eNB2はS1インターフェースセットアップリクエスト S1 SETUP REQUESTメッセージをプライマリ基地局eNB1に送信する。セットアップリクエストは、セカンダリ基地局eNB2からプライマリ基地局eNB1に送信され、基地局間協調サービス識別子を伝達してもよい。
ステップ103:プライマリ基地局によって送信されたS1インターフェースセットアップレスポンスを受信する。
プライマリ基地局eNB1がS1インターフェースセットアップを認めた場合に、プライマリ基地局eNB1はS1インターフェースセットアップレスポンスS1 SETUP RESPONSEメッセージをセカンダリ基地局に送信し、ここで、メッセージは、基地局間協調サービス識別子を伝達してもよい。プライマリ基地局eNB1がS1インターフェースセットアップを認めなかった場合に、プライマリ基地局eNB1はセカンダリ基地局にS1セットアップ失敗S1 SETUP FAILUREメッセージを返す。
ステップ104:セカンダリ基地局は、S1インターフェースを使用することにより、プライマリ基地局との交換を実行する。例えば、セカンダリ基地局とプライマリ基地局との間にS1インターフェース接続がセットアップされ、S1インターフェースを使用することによりデータ交換が実行される。
プライマリ基地局eNB1とセカンダリ基地局eNB2との間にS1インターフェースがセットアップされ、その後、基地局間協調送信サービスを実現するために、UEコンテキスト管理およびベアラ管理の機能が再使用される。UEの観点から、eNB1を使用することにより、UEのS1インターフェースがモビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity,MME)に接続されてもよい。先行技術では、eNB2は、UEについての情報をUEのサービス提供MMEと直接交換しない。本実施形態では、eNB2はeNB2とeNB1との間のS1インターフェースを使用することにより、UEのサービス提供MMEに接続でき、これにより、UEについての情報をUEのサービス提供MMEと交換できる。
本実施形態におけるデータ交換方法を使用して、プライマリ基地局によるトリガまたはOAMによる構成後に、双方向データ送信を実行するために使用できるS1インターフェースをセットアップするために、セカンダリ基地局がS1インターフェースセットアップリクエストを開始することが実現され、それにより、S1インターフェースを使用することにより、プライマリ基地局とセカンダリ基地局との間で双方向データ交換が実行されることが実現される。
図2は、本発明の第2実施形態にしたがったデータ交換方法のフローチャートである。図に示すように、本実施形態における方法は以下のステップを含む:
ステップ201:プライマリ基地局はセカンダリ基地局に第1メッセージを送信し、ここで、S1インターフェースをセットアップすることをセカンダリ基地局に通知するために第1メッセージが使用される。
例えば、プライマリ基地局eNB1は、セカンダリ基地局eNB2とのS1インターフェースをセットアップすることを期待し、セカンダリ基地局eNB2の観点からは、プライマリ基地局eNB1は特殊コアネットワークノードと考えられ、そのため、プライマリ基地局eNB1はセカンダリ基地局eNB2におけるUEコンテキスト管理およびベアラ管理を実行してもよい。例えば、S1APプロトコルの3GPP TS 36.413におけるUEコンテキスト管理およびベアラ管理プロシージャが、プライマリ基地局eNB1とセカンダリ基地局eNB2との間で使用される。
場合により、S1インターフェースは基地局間協調サービスのために使用されるS1インターフェースであり、S1インターフェースセットアップ要件S1 SETUP REQUIRED/INVOKEメッセージは、基地局間協調サービス識別子を伝達する。例えば、S1インターフェースセットアップ要件中の名前を記録するフィールドは、基地局間協調サービスについての情報を含む。
基地局間協調サービスは、基地局間協調送信、基地局間CoMP、基地局間キャリアアグリゲーション、基地局間マルチフローサービス、または、これらに類するものであってもよい。
ステップ201では、プライマリ基地局eNB1は、S1インターフェースセットアップ要件をセカンダリ基地局eNB2に送信し、これにより、セカンダリ基地局eNB2は、プライマリ基地局eNB1がセカンダリ基地局eNB2とのS1インターフェースをセットアップすることを期待していると分かり、または、セカンダリ基地局eNB2は、プライマリ基地局eNB1がセカンダリ基地局eNB2とのS1インターフェースをセットアップすることを期待していると他の方法で分かることがある。例えば:
運用、管理、および保守システム(Operation Administration and Maintenance,OAM)は、OAMにより構成される関係情報をプライマリ基地局および/またはセカンダリ基地局に送信し、ならびに/あるいは、S1インターフェースセットアップ要件は、基地局間協調サービス識別子を伝達する。
関係情報は、プライマリ基地局とセカンダリ基地局との間の対応する関係性であり、あるいは、制御ノードと被制御ノードとの対応する関係性である。
ステップ202:プライマリ基地局はセカンダリ基地局によって送信されたS1インターフェースセットアップリクエストを受信する。
例えば、S1インターフェースセットアップ要件を受信した後に、または、OAMによって送信された関係情報を受信した後に、セカンダリ基地局eNB2は、UEにサービス提供しているプライマリ基地局eNB1を支援することをリクエストするために、プライマリ基地局eNB1がセカンダリ基地局eNB2を必要としていることが分かる。セカンダリ基地局eNB2が合意した場合に、セカンダリ基地局eNB2はS1インターフェースセットアップリクエスト S1 SETUP REQUESTメッセージをプライマリ基地局eNB1に送信する。セットアップリクエストは、セカンダリ基地局eNB2からプライマリ基地局eNB1に送信され、基地局間協調サービス識別子を伝達してもよい。
ステップ203:プライマリ基地局は、セカンダリ基地局にS1インターフェースセットアップレスポンスを送信する。
プライマリ基地局eNB1がS1インターフェースセットアップを認めた場合に、プライマリ基地局eNB1はS1インターフェースセットアップレスポンスS1 SETUP RESPONSEメッセージをセカンダリ基地局に送信し、ここで、メッセージは、基地局間協調サービス識別子を伝達してもよい。プライマリ基地局eNB1がS1インターフェースセットアップを認めなかった場合に、プライマリ基地局eNB1はセカンダリ基地局にS1セットアップ失敗S1 SETUP FAILUREメッセージを返す。
ステップ204:プライマリ基地局は、S1インターフェースを使用することにより、セカンダリ基地局との交換を実行する。例えば、プライマリ基地局とセカンダリ基地局との間にS1インターフェース接続がセットアップされ、S1インターフェースを使用することによりデータ交換が実行される。
プライマリ基地局eNB1とセカンダリ基地局eNB2との間にS1インターフェースがセットアップされ、その後、基地局間協調送信サービスを実現するために、UEコンテキスト管理およびベアラ管理の機能が再使用される。
本実施形態におけるデータ交換方法を使用して、プライマリ基地局によるトリガまたはOAMによる構成後に、双方向データ送信を実行するために使用できるS1インターフェースをセットアップするために、セカンダリ基地局がS1インターフェースセットアップリクエストを開始することが実現され、それにより、S1インターフェースを使用することにより、プライマリ基地局とセカンダリ基地局との間で双方向データ交換が実行されることが実現される。
図3および図4は、本発明の第3実施形態および第4実施形態にしたがったデータ交換方法のフローチャートである。第3実施形態および第4実施形態では、基地局間データ交換を実現するために、X2インターフェースが使用される。
図3に示すように、第3実施形態における方法は以下のステップを含む:
ステップ301:プライマリ基地局は、X2ハンドオーバーリクエストメッセージをセカンダリ基地局に送信し、ここで、X2ハンドオーバーリクエストメッセージは、プライマリ基地局によりユーザ機器(UE)に割り振られたトンネルアドレス情報を含む。
X2ハンドオーバーリクエストメッセージは、プライマリ基地局eNB1によりUEに割り振られた、トランスポートネットワークレイヤ(Transport Network Layer,TNL)アドレスおよび汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service,GPRS)トンネリングプロトコル(GPRS Tunneling Protocol,GTP)トンネルエンドポイント識別子(Tunnel Endpoint Identifier,TEID)を伝達し、あるいは、協調サービス識別子を同時に伝達してもよく、協調サービス識別子は、基地局間の協調送信/サービス識別子、基地局間CoMP識別子、基地局間キャリアアグリゲーションサービス識別子、基地局間マルチフローサービス識別子、または、これらに類するものであってもよい。
ステップ302:プライマリ基地局eNB1は、セカンダリ基地局eNB2により返されたX2ハンドオーバーレスポンスメッセージを受信する。
セカンダリ基地局eNB2は、X2ハンドオーバーリクエストメッセージを受信し、セカンダリ基地局eNB2がUEに対する協調送信を実行することをプライマリ基地局eNB1が期待していることが分かる。セカンダリ基地局eNB2が同意した場合に、セカンダリ基地局eNB2は、ハンドオーバーレスポンスhandover request acknowledgeメッセージをプライマリ基地局eNB1に返し、ここで、メッセージは、基地局間協調サービス識別子を伝達してもよい。セカンダリ基地局eNB2が同意しない場合に、セカンダリ基地局eNB2は、ハンドオーバー準備失敗Handover preparation failureメッセージをプライマリ基地局eNB1に返す。
ステップ303:セカンダリ基地局は、X2インターフェースを使用することにより、プライマリ基地局とのデータ交換を実行する。例えば、X2インターフェースを使用することによりデータ送信を実行するために、プライマリ基地局eNB1とセカンダリ基地局eNB2との間に、X2の関連付けおよびUEの双方向GTPトンネルがセットアップされる。
先行技術では、X2インターフェースのセットアップ中に、プライマリ基地局からセカンダリ基地局へのGTPトンネルがセットアップされるため、一方向のデータ送信を実行するためにX2インターフェースのみを使用できる。本実施形態では、X2ハンドオーバーリクエストメッセージは、プライマリ基地局によりユーザ機器(UE)に割り振られたトンネルアドレス情報を含み、これにより、セカンダリ基地局からプライマリ基地局へのGTPトンネルをセットアップでき、先行技術と組み合わせて、双方向GTPトンネルがセットアップされる。そのため、本実施形態におけるX2インターフェースセットアップを使用して、双方向データ送信を実行でき、それにより、プライマリ基地局とセカンダリ基地局との間の双方向データ交換を実現する。
好ましくは、図3に示すように、本実施形態における方法はさらに以下を含む:
ステップ304:プライマリ基地局はX2インターフェースの関連付けまたはUEに関連するGTPトンネルを更新あるいはリリースし、更新またはリリースメッセージをセカンダリ基地局に送信し、これにより、セカンダリ基地局は、X2インターフェースの関連付けまたはUEのGTPトンネルを更新あるいはリリースする。本実施形態により、プライマリ基地局がX2インターフェースに関連した情報を更新するときに、セカンダリ基地局も対応する更新プロシージャを実行する。このように、プライマリ基地局およびセカンダリ基地局はX2インターフェースに関連した一致した情報を有し、プライマリ基地局およびセカンダリ基地局は、X2インターフェースを使用することにより交換を実行し続けてもよい。プライマリ基地局がX2インターフェースに関連した情報をリリースするときに、セカンダリ基地局も対応するリリースプロシージャを実行する。このように、リリースされたリソースは別のプロシージャのために使用されてもよく、それにより、システム性能を改善する。
プライマリ基地局eNB1がセカンダリ基地局eNB2にUEに対する協調サービスを中止するようリクエストするときに、プライマリ基地局eNB1はリリースメッセージ、すなわち、handover cancel messageをセカンダリ基地局eNB2に送信し、関連付けおよびUEの関連するGTPトンネルをリリースする。好ましくは、メッセージは、基地局間協調サービス識別子および/またはベアラ識別子を伝達してもよい。
図4に示すように、第4実施形態における方法は以下のステップを含む:
ステップ401:セカンダリ基地局は、プライマリ基地局によって送信されたX2ハンドオーバーリクエストメッセージを受信し、ここで、X2ハンドオーバーリクエストメッセージは、プライマリ基地局によりユーザ機器(UE)に割り振られたトンネルアドレス情報を含む。
X2ハンドオーバーリクエストX2AP Handover requestメッセージは、プライマリ基地局eNB1によりUEに割り振られた、トランスポートネットワークレイヤ(Transport Network Layer,TNL)アドレスaddressおよびGPRSトンネリングプロトコル(GPRS Tunneling Protocol,GTP)トンネルエンドポイント識別子(Tunnel Endpoint Identifier,TEID)を伝達し、あるいは、協調サービス識別子を同時に伝達してもよく、協調サービス識別子は、基地局間の協調送信/サービス識別子、基地局間CoMP識別子、基地局間キャリアアグリゲーションサービス識別子、基地局間マルチフローサービス識別子、または、これらに類するものであってもよい。
ステップ402:セカンダリ基地局は、プライマリ基地局にX2ハンドオーバーリクエストレスポンスを送信する。
セカンダリ基地局eNB2は、X2ハンドオーバーリクエストメッセージを受信し、セカンダリ基地局eNB2がUEに対する協調送信を実行することをプライマリ基地局eNB1が期待していることが分かる。セカンダリ基地局eNB2が同意した場合に、セカンダリ基地局eNB2は、ハンドオーバーレスポンスHandover request acknowledgeメッセージをプライマリ基地局eNB1に返し、ここで、メッセージは、基地局間協調サービス識別子を伝達してもよい。セカンダリ基地局eNB2が同意しない場合に、セカンダリ基地局eNB2は、ハンドオーバー準備失敗Handover preparation failureメッセージをプライマリ基地局eNB1に返す。
ステップ403:セカンダリ基地局は、X2インターフェースを使用することにより、プライマリ基地局とのデータ交換を実行する。例えば、X2インターフェースを使用することによりデータ送信を実行するために、セカンダリ基地局eNB2とプライマリ基地局eNB1との間に、X2の関連付けおよびUEの双方向GTPトンネルがセットアップされる。
先行技術では、X2インターフェースのセットアップ中に、プライマリ基地局からセカンダリ基地局へのGTPトンネルがセットアップされるため、一方向のデータ送信を実行するためにX2インターフェースのみを使用できる。本実施形態では、X2ハンドオーバーリクエストメッセージは、プライマリ基地局によりユーザ機器(UE)に割り振られたトンネルアドレス情報を含み、これにより、セカンダリ基地局からプライマリ基地局へのGTPトンネルをセットアップでき、先行技術と組み合わせて、双方向GTPトンネルがセットアップされる。そのため、本実施形態におけるX2インターフェースセットアップを使用して、双方向データ送信を実行でき、それにより、セカンダリ基地局とプライマリ基地局との間の双方向データ交換を実現する。
好ましくは、図4に示すように、本実施形態における方法はさらに以下を含む:
ステップ404:プライマリ基地局はX2インターフェースの関連付けまたはUEに関連するGTPトンネルを更新あるいはリリースし、セカンダリ基地局は、プライマリ基地局によって送信された更新またはリリースメッセージを受信し、セカンダリ基地局は、X2インターフェースの関連付けまたはUEのGTPトンネルを更新あるいはリリースする。
プライマリ基地局eNB1がセカンダリ基地局eNB2にUEに対する協調サービスを中止するようリクエストするときに、プライマリ基地局eNB1はリリースメッセージ、すなわち、handover cancel messageをセカンダリ基地局eNB2に送信し、関連付けおよびUEの関連するGTPトンネルをリリースする。好ましくは、メッセージは、基地局間協調サービス識別子および/またはベアラ識別子を伝達してもよい。
第3実施形態および第4実施形態におけるX2APハンドオーバー方法を使用して、プライマリ基地局のトランスポートネットワークレイヤ(transport network layer,TNL)アドレスaddressおよび汎用パケット無線サービストンネリングプロトコル(GPRS Tunnelling Protocol,GTP)トンネルエンドポイント識別子(Tunnel Endpoint Identifier,TEID)もまたセカンダリ基地局に送信される。そのため、プライマリ基地局とセカンダリ基地局との間の双方向データ送信は、X2APハンドオーバープロシージャを使用することにより実現されてもよい。代替的に、UEコンテキスト管理プロシージャおよびベアラ管理プロシージャは、X2APプロトコルに追加されてもよく、S1APプロトコルのものと同じである。
図5および図6は、本発明の第5実施形態および第6実施形態にしたがったデータ交換方法のフローチャートである。第5実施形態および第6実施形態において、X3インターフェースを使用して、データ交換を実行してもよい。
図5に示すように、第5実施形態における方法は以下のステップを含む:
ステップ501:プライマリ基地局はX3インターフェースをセットアップするリクエストをセカンダリ基地局に送信し、ここで、X3インターフェースは双方向データ通信の能力を有する。
例えば、X3インターフェースは、基地局間協調サービスのインターフェースであり、S1インターフェースを使用することにより実現されてもよい。セットアップリクエストはプライマリ基地局eNB1からセカンダリ基地局eNB2に送信され、すなわち、プライマリ基地局からセカンダリ基地局へのX3インターフェースセットアップが開始され、このケースでは、プライマリ基地局はセカンダリ基地局が接続される「コアネットワークデバイス」と考えられてもよい。
いわゆるX3インターフェースは別の既存インターフェース、例えば、既存のS1インターフェースであってもよく、または、情報交換を実現できる限り、新たに規定されたインターフェースであってもよい。
好ましくは、X3インターフェースセットアップリクエストは、基地局間協調サービスのために使用されるX3 Setup Requestであってもよい。X3インターフェースセットアップリクエストは、基地局間協調サービス識別子を伝達する。基地局間協調サービスは、基地局間協調送信/基地局間協調サービス、基地局間CoMP、基地局間キャリアアグリゲーション、基地局間マルチフローサービス、または、これらに類するものであってもよい。
ステップ502:プライマリ基地局はセカンダリ基地局によって送信されたX3インターフェースをセットアップするレスポンスを受信する。
セカンダリ基地局eNB2がX3インターフェースのセットアップに同意する場合に、セカンダリ基地局eNB2は基地局間協調サービスのX3インターフェースセットアップレスポンスX3 setup response messageをプライマリ基地局eNB1に返し、ここで、レスポンスメッセージは基地局間協調サービス識別子を伝達してもよい。
セカンダリ基地局eNB2がX3インターフェースのセットアップに同意しない場合に、セカンダリ基地局eNB2は基地局間協調サービスのX3 setup Failure messageを返し、ここで、X3 setup Failure messageも基地局間協調サービス識別子を伝達してもよい。
ステップ503:プライマリ基地局は、X3インターフェースを使用することにより、セカンダリ基地局との双方向データ交換を実行する。例えば、X3インターフェースを使用することによりデータ送信を実行するために、プライマリ基地局eNB1とセカンダリ基地局eNB2との間に、UEのX3インターフェースがセットアップされる。
本実施形態では、プライマリ基地局はX3インターフェースをセットアップするリクエストを送信し、これにより、プライマリ基地局からセカンダリ基地局へのX3インターフェースをセットアップでき、X3インターフェースは既存のインターフェース、例えば、S1インターフェースにより実現されてもよく、または、双方向データ通信の能力を有する新規に規定されたインターフェースであってもよい。そのため、本実施形態におけるX3インターフェースセットアップを使用して、双方向データ送信を実行でき、それにより、プライマリ基地局とセカンダリ基地局との間の双方向データ交換を実現する。
図6に示すように、第6実施形態における方法は以下のステップを含む:
ステップ601:セカンダリ基地局は、プライマリ基地局によって送信されたX3インターフェースをセットアップするリクエストを受信し、ここで、X3インターフェースは双方向データ通信の能力を有する。
例えば、X3インターフェースは、基地局間協調サービスのインターフェースであり、S1インターフェースを使用することにより実現されてもよい。セットアップリクエストはプライマリ基地局eNB1からセカンダリ基地局eNB2に送信され、すなわち、プライマリ基地局からセカンダリ基地局へのX3インターフェースセットアップが開始され、このケースでは、プライマリ基地局はセカンダリ基地局が接続される「コアネットワークデバイス」と考えられてもよい。
いわゆるX3インターフェースは別の既存インターフェース、例えば、既存のS1インターフェースであってもよく、または、情報交換を実現できる限り、新たに規定されたインターフェースであってもよい。
好ましくは、X3インターフェースセットアップリクエストは、基地局間協調サービスのために使用されるX3 Setup Requestであってもよい。X3インターフェースセットアップリクエストは、基地局間協調サービス識別子を伝達する。基地局間協調サービスは、基地局間協調送信/基地局間協調サービス、基地局間CoMP、基地局間キャリアアグリゲーション、基地局間マルチフローサービス、または、これらに類するものであってもよい。
ステップ602:セカンダリ基地局は、プライマリ基地局にX3インターフェースをセットアップするレスポンスを送信する。
セカンダリ基地局eNB2がX3インターフェースのセットアップに同意する場合に、セカンダリ基地局eNB2は基地局間協調サービスのX3インターフェースセットアップレスポンスX3 setup response messageをプライマリ基地局eNB1に返し、ここで、レスポンスメッセージは基地局間協調サービス識別子を伝達してもよい。
セカンダリ基地局eNB2がX3インターフェースのセットアップに同意しない場合に、セカンダリ基地局eNB2は基地局間協調サービスのX3 setup Failure messageを返し、ここで、X3 setup Failure messageも基地局間協調サービス識別子を伝達してもよい。
ステップ603:セカンダリ基地局は、X3インターフェースを使用することにより、プライマリ基地局との双方向データ交換を実行する。例えば、X3インターフェースを使用することによりデータ送信を実行するために、セカンダリ基地局eNB2とプライマリ基地局eNB1との間に、UEのX3インターフェースがセットアップされる。
本実施形態では、セカンダリ基地局はプライマリ基地局によって送信されたX3インターフェースをセットアップするリクエストを受信し、これにより、セカンダリ基地局からプライマリ基地局へのX3インターフェースをセットアップでき、X3インターフェースは既存のインターフェース、例えば、S1インターフェースにより実現されてもよく、または、双方向データ通信の能力を有する新規に規定されたインターフェースであってもよい。そのため、本実施形態におけるX3インターフェースセットアップを使用して、双方向データ送信を実行でき、それにより、セカンダリ基地局とプライマリ基地局との間の双方向データ交換を実現する。
先述の実施形態はすべて、インターフェースセットアップまたはハンドオーバーのプロセスを示す。インターフェースのセットアップまたはハンドオーバー後、セカンダリ基地局eNB2はデータ交換を実行するために使用される必要がある。プライマリ基地局eNB1はMMEの機能を提供するだけでなく、サービス提供ゲートウェイ(Serving GW,S-GW)の機能も提供する。プライマリ基地局eNB1は、プライマリ基地局により割り振られた、S-GW IPアドレスおよびGTP TEIDをセカンダリ基地局eNB2に送信する。
コアネットワークノードの観点から、プライマリ基地局eNB1はUEのサービス提供基地局であり、コアネットワークはUEのデータおよび制御シグナリングをプライマリ基地局eNB1に送信する。プライマリ基地局eNB1はUEのデータおよび制御シグナリングのすべてまたはこれらのうちのいくつかをeNB2に転送する。UEは、UEのアップリンクデータのすべてまたそのうちのいくつかをセカンダリ基地局eNB2に送信し、セカンダリ基地局eNB2は受信したUEのアップリンクデータをプライマリ基地局eNB1に送信し、その後、プライマリ基地局eNB1はアップリンクデータを実際のコアネットワークノードS-GWに転送する。
プライマリ基地局eNB1はセカンダリ基地局eNB2により特殊コアネットワークノードと考えられる。プライマリ基地局は、以下の機能を少なくとも提供する:UEコンテキスト管理機能、ベアラ管理機能およびインターフェース管理機能。
これらの実施形態におけるX3インターフェースは、プライマリ基地局がセットアップリクエストをアクティブにトリガする方法でセットアップされ、セカンダリ基地局はリクエストにレスポンスする。X3インターフェースがセットアップされた後、プライマリ基地局は、以下の機能を提供してもよい:UEコンテキスト管理機能、ベアラ管理機能およびインターフェース管理機能。
このケースでは、プライマリ基地局eNB1はNASノード選択機能(NAS node selection function,NNSF)プロシージャに対するコアネットワークノード候補の範囲に含まれない。すなわち、UEがセカンダリ基地局eNB2に新たに接続されたときに、UEはセカンダリ基地局eNB2が送信においてプライマリeNB1を支援する必要があるUEではなく、プライマリ基地局eNB1は、eNB2がUEに対するコアネットワークノードを選択するときに候補の範囲に含まれない。
さらに、プライマリ基地局eNB1は、プライマリ基地局eNB1とS-GWとの間のGTP-Uトンネルと、プライマリ基地局eNB1とセカンダリ基地局eNB2との間のGTP-Uトンネルとの間でのマッピングを実現するために、GTP-Uトンネルマッピング(GTP-U tunnel mapping)の機能を提供する。
場合により、セカンダリ基地局eNB2はS-GWとのデータ交換を直接実行してもよく、プライマリ基地局eNB1を使用することによりS-GWとのデータ交換を実行する必要はない。プライマリ基地局eNB1とセカンダリ基地局eNB2との間にS1インターフェースがセットアップされた後に、プライマリ基地局eNB1はS1APメッセージ中のTNLアドレスおよびGTP TEIDを変更する。本実施形態もまた独立した実施形態として実現されてもよいことに留意すべきである。
特に、プライマリ基地局eNB1は、MMEを使用することにより、セカンダリ基地局eNB2によって送信された、セカンダリ基地局の受信したダウンリンクTNLアドレスと受信したGTP TEIDをS-GWに送信し、プライマリ基地局eNB1はS-GWのアップリンクTNLアドレスおよびGTP TEIDをセカンダリ基地局eNB2に送信する。そのため、セカンダリ基地局eNB2により送信されたUEのベアラのデータは、eNB2とS-GWとの間で直接送信され、セカンダリ基地局eNB2は、UEによって送信された、受信したアップリンクデータをS-GWに送信し、セカンダリ基地局eNB2は、S-GWによって送信された、受信したダウンリンクデータをUEに送信する。
プライマリ基地局は、セカンダリ基地局との双方向データ送信を実行してもよい。そのため、セカンダリ基地局は、プライマリ基地局を使用することにより、S-GWとのデータ交換を実行してもよい。セカンダリ基地局はまた、S-GWとのデータ交換を直接実行してもよい。そのため、基地局間の協調サービスに関して、異なる基地局が異なるベアラにサービス提供してもよく、それにより、UEに対するサービス品質を改善する。既存のメッセージは最大限再使用される。
図7および図8は、それぞれ、本発明の第7実施形態および第8実施形態にしたがったデータ交換方法のフローチャートである。先述の実施形態のすべてにおいて、セカンダリ基地局eNB2と協調データ交換を実行するのはプライマリ基地局eNB1であり、第7実施形態および第8実施形態では、コアネットワークを使用して、支援されたデータ交換を実行してもよい。
図7に示すように、第7実施形態における方法は以下のステップを含む:
ステップ701:MMEはプライマリ基地局によって送信された第1メッセージを受信し、ここで、第1メッセージは、ユーザ機器(UE)にサービス提供するためにプライマリ基地局と協働するようにセカンダリ基地局にリクエストするために使用される。好ましくは、第1メッセージはUEの識別子およびセカンダリ基地局の識別子を含む。
プライマリ基地局eNB1は、ユーザ機器(UE)にサービス提供するためにプライマリ基地局と協調するようにセカンダリ基地局にリクエストするために第1メッセージをMMEに送信し、ここで、第1メッセージは、セカンダリ基地局eNB2が協調するよう期待されていることをMMEに通知するために、UEの識別子、ベアラ識別子および協調するセカンダリ基地局eNB2の識別子を伝達してもよい。
ステップ702:セカンダリ基地局に第2メッセージを送信し、ここで、第2メッセージは、ユーザ機器(UE)にサービス提供するためにプライマリ基地局と協働するようにセカンダリ基地局にリクエストするために使用される。好ましくは、第2メッセージはUEの識別子を含む。
MMEが基地局間協調サービスリクエストに同意した場合に、MMEは、第2メッセージ、例えば、UEにサービス提供するためにプライマリ基地局と協働するようセカンダリ基地局にリクエストするために、基地局間協調サービスリクエスト/コマンドを協調するセカンダリ基地局eNB2に送信し、ここで、基地局間協調サービスリクエスト/コマンドは、UEの識別子およびベアラ識別子を伝達し、好ましくは、基地局間協調サービスリクエスト/コマンドはさらにプライマリ基地局の識別子を伝達してもよい。
ステップ703:セカンダリ基地局により返された第1レスポンスを受信し、ここで、第1レスポンスは、UEにサービス提供するためにプライマリ基地局と協働することにセカンダリ基地局が同意したという情報を伝達する。
セカンダリ基地局eNB2がリクエストに同意した場合に、セカンダリ基地局eNB2は、第1レスポンスをMMEに送信し、ここで、第1レスポンスは、基地局間協調サービスレスポンスメッセージであってもよい。セカンダリ基地局eNB2がリクエストに同意しない場合に、セカンダリ基地局eNB2は失敗レスポンスを返す。
セカンダリ基地局はいくつかのベアラのみの協調送信が可能であり、このケースでは、基地局間協調サービスレスポンスメッセージは、協調送信が可能なベアラの識別子を伝達する。
MMEは、協調サービスレスポンスで伝達されたベアラ識別子またはステップ701において基地局間協調サービスリクエストで伝達されたベアラ識別子にしたがって、各ベアラがどの基地局で送信されるかを決定してもよく、さらに、MMEは、プライマリ基地局およびセカンダリ基地局の負荷状況ならびにUEのベアラについての情報にしたがって、各ベアラがどの基地局で送信されるかを決定してもよい。
ステップ704:第2レスポンスをプライマリ基地局に送信し、これにより、プライマリ基地局およびセカンダリ基地局は、UEにサービス提供するために協働する。セカンダリ基地局とMMEとの間、および、セカンダリ基地局とMMEに対応するS-GWとの間で、UEの識別子に対応するUEのベアラに関して、データ交換が実行される。
MMEはプライマリ基地局eNB1に第2レスポンスメッセージを送信する。セカンダリ基地局eNB2がリクエストに同意しない場合に、セカンダリ基地局eNB2は失敗レスポンスを返す。MMEは、各ベアラがどの基地局で送信されるかにしたがって、対応するTNLアドレスおよびGTP TEIDを対応するノード(プライマリ基地局eNB1またはセカンダリ基地局eNB2)に送信する。セカンダリ基地局は、UEによって送信された、受信したアップリンクデータをS-GWに送信し、セカンダリ基地局は、S-GWによって送信された、受信したダウンリンクデータをUEに送信する。
本実施形態でのデータ交換方法において、コアネットワークのネットワークエレメントMMEがデータ交換を支援するために使用され、それにより、プライマリ基地局とセカンダリ基地局がUEにサービス提供するために協働することを実現する。セカンダリ基地局は、S-GWとのデータ送信を直接実行するために使用され、これにより、基地局間協調サービスに関して、異なる基地局が異なるベアラにサービス提供してもよく、それにより、UEに対するサービス品質を改善する。既存のメッセージは最大限再使用される。
図8に示すように、第8実施形態における方法は以下のステップを含む:
ステップ801:セカンダリ基地局はMMEによって送信された第2メッセージを受信し、ここで、第2メッセージは、UEにサービス提供するためにプライマリ基地局と協働するようにセカンダリ基地局にリクエストするために使用される。好ましくは、第2メッセージはUEの識別子を含む。
プライマリ基地局eNB1は、ユーザ機器(UE)にサービス提供するためにプライマリ基地局と協働するようにセカンダリ基地局にリクエストするために第1メッセージをMMEに送信し、ここで、第1メッセージは、セカンダリ基地局eNB2が協調するよう期待されていることをMMEに通知するために、UEの識別子、ベアラ識別子および協調するセカンダリ基地局eNB2の識別子を伝達してもよい。
ステップ802:セカンダリ基地局は、MMEに第1レスポンスを送信し、ここで、第1レスポンスは、セカンダリ基地局が、プライマリ基地局と共同してUEにサービスするための第1メッセージに同意する、という情報を伝達し、これにより、MMEは第2レスポンスをプライマリ基地局に送信する。
MMEが基地局間協調サービスリクエストに同意した場合に、MMEは、第2メッセージ、例えば、UEにサービス提供するためにプライマリ基地局と協働するようセカンダリ基地局にリクエストするために、基地局間協調サービスリクエスト/コマンドを協調するセカンダリ基地局eNB2に送信し、ここで、基地局間協調サービスリクエスト/コマンドは、UEの識別子およびベアラ識別子を伝達し、好ましくは、基地局間協調サービスリクエスト/コマンドはさらにプライマリ基地局の識別子を伝達してもよい。
セカンダリ基地局eNB2がリクエストに同意した場合に、セカンダリ基地局eNB2は、第1レスポンス、例えば、基地局間協調サービスレスポンスメッセージをMMEに送信する。セカンダリ基地局eNB2がリクエストに同意しない場合に、セカンダリ基地局eNB2は失敗レスポンスを返す。
セカンダリ基地局はいくつかのベアラのみの協調送信が可能であり、このケースでは、基地局間協調サービスレスポンスメッセージは、協調送信が可能なベアラの識別子を伝達する。
MMEは、協調サービスレスポンスで伝達されたベアラ識別子またはステップ801において基地局間協調サービスリクエストで伝達されたベアラ識別子にしたがって、各ベアラがどの基地局で送信されるかを決定してもよく、さらに、MMEは、プライマリ基地局およびセカンダリ基地局の負荷状況ならびにUEのベアラについての情報にしたがって、各ベアラがどの基地局で送信されるかを決定してもよい。
ステップ803:プライマリ基地局およびセカンダリ基地局は、UEにサービス提供するために協働する。セカンダリ基地局とMMEとの間、および、セカンダリ基地局とMMEに対応するS-GWとの間で、UEの識別子に対応するUEのベアラに関して、データ交換が実行される。
MMEはプライマリ基地局eNB1に、関連する第2レスポンスメッセージを送信する。セカンダリ基地局eNB2がリクエストに同意しない場合に、セカンダリ基地局eNB2は失敗レスポンスを返す。MMEは、各ベアラがどの基地局で送信されるかにしたがって、対応するTNLアドレスおよびGTP TEIDを対応するノード(プライマリ基地局eNB1またはセカンダリ基地局eNB2)に送信する。セカンダリ基地局は、UEによって送信された、受信したアップリンクデータをS-GWに送信し、S-GWは、S-GWによって送信された、受信したダウンリンクデータをUEに送信する。
本実施形態でのデータ交換方法において、コアネットワークのネットワークエレメントMMEがデータ交換を支援するために使用され、それにより、プライマリ基地局とセカンダリ基地局がUEにサービス提供するために協働することを実現する。セカンダリ基地局は、S-GWとのデータ送信を直接実行するために使用され、これにより、基地局間の協調サービスに関して、異なる基地局が異なるベアラにサービス提供してもよく、それにより、UEに対するサービス品質を改善する。既存のメッセージは最大限再使用される。
図9は、本発明の第1実施形態にしたがったデータ交換装置の概略図である。本実施形態における装置はセカンダリ基地局であり、図に示すように、本実施形態におけるデータ交換装置は、特に以下を含む:受信ユニット11、送信ユニット12および交換ユニット13。
受信ユニット11は、プライマリ基地局によって送信された第1メッセージを受信するように、または、運用、管理、および保守システム(OAM)により構成されるセカンダリ基地局とプライマリ基地局との関係情報を受信するように構成され、ここで、第1メッセージは、S1インターフェースをセットアップすることをセカンダリ基地局に通知するために使用される。送信ユニット12は、S1インターフェースセットアップリクエストをプライマリ基地局に送信するように構成される。受信ユニット11は、プライマリ基地局によって送信されたS1インターフェースセットアップレスポンスを受信するようにさらに構成される。交換ユニット13は、S1インターフェースを使用することによりプライマリ基地局との交換を実行するように構成される。
交換ユニット13は受信ユニット11および/または送信ユニット12を含んでもよく、あるいは、送信および/または受信機能を有する別のユニットであってもよい。
特に、第1メッセージは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、S1インターフェースセットアップリクエストは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、および/または、S1インターフェースセットアップレスポンスは、基地局間協調サービス識別子を伝達する。第1メッセージは、プライマリ基地局が、OAMからのセカンダリ基地局とプライマリ基地局との関係情報を受信した後に、プライマリ基地局によって送信される。
好ましくは、受信ユニット11は、プライマリ基地局によって送信される、プライマリ基地局のインターネットプロトコル(IP)アドレスおよびトンネルエンドポイント識別子(TEID)を受信するようにさらに構成される。交換ユニット13は、ユーザ機器(UE)によって送信された、受信したアップリンクデータをプライマリ基地局に送信するように構成され、これにより、プライマリ基地局は、サービス提供ゲートウェイ(S-GW)にアップリンクデータを送信し、および/または、プライマリ基地局により転送される、S-GWからのダウンリンクデータを受信し、ダウンリンクデータをUEに送信する。
好ましくは、送信ユニット12は、セカンダリ基地局のダウンリンクトランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレスおよび汎用パケット無線サービストンネリングプロトコル・トンネルエンドポイント識別子(GTP TEID)をプライマリ基地局に送信するようにさらに構成され、これにより、モビリティ管理エンティティ(MME)を使用することにより、プライマリ基地局は、セカンダリ基地局のダウンリンクTNLアドレスおよびGTP TEIDをS-GWに送信し、セカンダリ基地局は、プライマリ基地局によって送信された、S-GWのアップリンクTNLアドレスおよびGTP TEIDを受信する。送信ユニット12は、UEによって送信された、受信したアップリンクデータをS-GWに送信するようにさらに構成され、これにより、セカンダリ基地局は、S-GWによって送信された、受信したダウンリンクデータをUEに送信する。
本実施形態におけるデータ交換装置は、プライマリ基地局によるトリガまたはOAMによる構成後に、双方向データ送信を実行するために使用できるS1インターフェースをセットアップするために、セカンダリ基地局がS1インターフェースセットアップリクエストを開始することを実現し、それにより、S1インターフェースを使用することにより、プライマリ基地局とセカンダリ基地局との間で双方向データ交換の実行が実現される。
図10は、本発明の第2実施形態にしたがったデータ交換装置の概略図である。本実施形態における装置はプライマリ基地局であり、図に示すように、本実施形態におけるデータ交換装置は、特に以下を含む:送信ユニット21、受信ユニット22および交換ユニット23。
送信ユニット21は、セカンダリ基地局に第1メッセージを送信するように構成され、ここで、第1メッセージは、S1インターフェースをセットアップすることをセカンダリ基地局に通知するために使用される。受信ユニット22は、セカンダリ基地局によって送信されたS1インターフェースセットアップリクエストを受信するように構成される。送信ユニット21は、S1インターフェースセットアップレスポンスをセカンダリ基地局に送信するようにさらに構成される。交換ユニット23は、S1インターフェースを使用することによりセカンダリ基地局との交換を実行するように構成される。
交換ユニット23は送信ユニット21および/または受信ユニット22を含んでもよく、あるいは、送信および/または受信機能を有する別のユニットであってもよい。
好ましくは、第1メッセージは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、S1インターフェースセットアップリクエストは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、および/または、S1インターフェースセットアップレスポンスは、基地局間協調サービス識別子を伝達する。
好ましくは、受信ユニット22は、OAMからのセカンダリ基地局とプライマリ基地局との関係情報を受信するようにさらに構成され、送信ユニット21は、セカンダリ基地局に第1メッセージを送信するようにさらに構成される。
好ましくは、送信ユニット21は、プライマリ基地局のインターネットプロトコル(IP)アドレスおよびトンネルエンドポイント識別子(TEID)をセカンダリ基地局に送信するようにさらに構成され、交換ユニット23は、セカンダリ基地局から送信され、ユーザ機器(UE)から受信したアップリンクデータを受信し、アップリンクデータをSGWに送信し、および/または、SGWからのダウンリンクデータをセカンダリ基地局に転送するように構成され、これにより、セカンダリ基地局はUEにダウンリンクデータを送信する。
好ましくは、送信ユニット21は、MMEを使用することにより、セカンダリ基地局によって送信された、セカンダリ基地局の受信したダウンリンクTNLアドレスおよび受信したGTP TEIDをSGWに送信し、SGWのアップリンクTNLアドレスおよびGTP TEIDをセカンダリ基地局に送信するようにさらに構成され、これにより、セカンダリ基地局は、UEによって送信された、受信したアップリンクデータをSGWに送信し、セカンダリ基地局は、SGWによって送信された、受信したダウンリンクデータをUEに送信する。
本実施形態におけるデータ交換装置は、プライマリ基地局によるトリガまたはOAMによる構成後に、双方向データ送信を実行するために使用できるS1インターフェースをセットアップするために、セカンダリ基地局がS1インターフェースセットアップリクエストを開始することを実現し、それにより、S1インターフェースを使用することにより、プライマリ基地局とセカンダリ基地局との間で双方向データ交換の実行が実現される。
図11は、本発明の第3実施形態にしたがったデータ交換装置の概略図である。本実施形態における装置はプライマリ基地局であり、図に示すように、本実施形態におけるデータ交換装置は、特に以下を含む:送信ユニット31、受信ユニット32および交換ユニット33。
送信ユニット31は、X2ハンドオーバーリクエストメッセージをセカンダリ基地局に送信するように構成され、ここで、X2ハンドオーバーリクエストメッセージは、プライマリ基地局によりユーザ機器(UE)に割り振られたトンネルアドレス情報を含み、受信ユニット32は、セカンダリ基地局によって送信されたX2ハンドオーバーリクエストレスポンスを受信するように構成され、交換ユニット33は、X2インターフェースを使用することにより、セカンダリ基地局とのデータ交換を実行するように構成される。
交換ユニット33は送信ユニット31および/または受信ユニット32を含んでもよく、あるいは、送信および/または受信機能を有する別のユニットであってもよい。
特に、トンネルアドレス情報は以下を含む:プライマリ基地局によりUEに割り振られたTNLアドレスおよびGTP TEID。X2ハンドオーバーリクエストメッセージは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、および/または、X2ハンドオーバーリクエストレスポンスは、基地局間協調サービス識別子を伝達する。
好ましくは、装置は、制御ユニット34をさらに備え、制御ユニット34は、X2インターフェースの関連付けまたはUEに関連するGTPトンネルを更新あるいはリリースするように構成され、送信ユニット31は、更新またはリリースメッセージをセカンダリ基地局に送信するようにさらに構成され、これにより、セカンダリ基地局は、X2インターフェースの関連付けまたはUEのGTPトンネルを更新あるいはリリースする。更新またはリリースメッセージは、基地局間協調サービス識別子およびベアラ識別子を伝達する。
本実施形態におけるデータ交換装置に関して、X2ハンドオーバーリクエストメッセージは、プライマリ基地局によりユーザ機器(UE)に割り振られたトンネルアドレス情報を含み、これにより、セカンダリ基地局からプライマリ基地局へのGTPトンネルをセットアップでき、すなわち、双方向GTPトンネルがセットアップされる。そのため、本実施形態におけるX2インターフェースセットアップを使用して、双方向データ送信を実行でき、それにより、プライマリ基地局とセカンダリ基地局との間の双方向データ交換を実現する。
図12は、本発明の第4実施形態にしたがったデータ交換装置の概略図である。本実施形態における装置はセカンダリ基地局であり、図に示すように、本実施形態におけるデータ交換装置は、特に以下を含む:受信ユニット41、送信ユニット42および交換ユニット43。
受信ユニット41は、プライマリ基地局によって送信されたX2ハンドオーバーリクエストメッセージを受信するように構成され、ここで、X2ハンドオーバーリクエストメッセージは、プライマリ基地局によりユーザ機器(UE)に割り振られたトンネルアドレス情報を含み、送信ユニット42は、X2ハンドオーバーリクエストレスポンスをプライマリ基地局に送信するように構成され、交換ユニット43は、X2インターフェースを使用することにより、プライマリ基地局とのデータ交換を実行するように構成される。
交換ユニット43は受信ユニット41および/または送信ユニット42を含んでもよく、あるいは、送信および/または受信機能を有する別のユニットであってもよい。
特に、トンネルアドレス情報は以下を含む:プライマリ基地局によりUEに割り振られたTNLアドレスおよびGTP TEID。X2ハンドオーバーリクエストメッセージは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、および/または、X2ハンドオーバーリクエストレスポンスは、基地局間協調サービス識別子を伝達する。
好ましくは、受信ユニット41は、プライマリ基地局によって送信された更新またはリリースメッセージを受信するように構成される。装置は、制御ユニット44をさらに備え、制御ユニット44は、X2インターフェースの関連付けまたはUEのGTPトンネルを更新あるいはリリースするように構成される。更新またはリリースメッセージは、基地局間協調サービス識別子およびベアラ識別子を伝達する。
本実施形態におけるデータ交換装置に関して、X2ハンドオーバーリクエストメッセージは、プライマリ基地局によりユーザ機器(UE)に割り振られたトンネルアドレス情報を含み、これにより、セカンダリ基地局からプライマリ基地局へのGTPトンネルをセットアップでき、すなわち、双方向GTPトンネルがセットアップされる。そのため、本実施形態におけるX2インターフェースセットアップを使用して、双方向データ送信を実行でき、それにより、セカンダリ基地局とプライマリ基地局との間の双方向データ交換を実現する。
図13は、本発明の第5実施形態にしたがったデータ交換装置の概略図である。本実施形態における装置はプライマリ基地局であり、図に示すように、本実施形態におけるデータ交換装置は、特に以下を含む:送信ユニット51、受信ユニット52および交換ユニット53。
送信ユニット51は、X3インターフェースセットアップリクエストをセカンダリ基地局に送信するように構成され、ここで、X3インターフェースは、双方向データ通信の能力を有する。受信ユニット52は、セカンダリ基地局によって送信されたX3インターフェースセットアップレスポンスを受信するように構成される。交換ユニット53は、X3インターフェースを使用することによりセカンダリ基地局との双方向データ交換を実行するように構成される。
交換ユニット53は送信ユニット51および/または受信ユニット52を含んでもよく、あるいは、送信および/または受信機能を有する別のユニットであってもよい。
特に、X3インターフェースをセットアップするリクエストは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、および/または、X3インターフェースをセットアップするレスポンスは、基地局間協調サービス識別子を伝達する。X3インターフェースは以下を含む:S1インターフェース。
好ましくは、送信ユニット51は、プライマリ基地局のインターネットプロトコル(IP)アドレスおよびトンネルエンドポイント識別子(TEID)をセカンダリ基地局に送信するようにさらに構成される。交換ユニット53は、ユーザ機器(UE)によって送信され、セカンダリ基地局により転送されたアップリンクデータを受信し、アップリンクデータをサービス提供ゲートウェイ(S-GW)に送信し、S-GWによって送信されたダウンリンクデータをセカンダリ基地局に送信するように特に構成され、これにより、セカンダリ基地局はUEにダウンリンクデータを送信する。
好ましくは、送信ユニット51は、MMEを使用することにより、セカンダリ基地局のダウンリンクTNLアドレスおよびGTP TEIDをS-GWに送信し、S-GWのアップリンクTNLアドレスおよびGTP TEIDをセカンダリ基地局に送信するように構成され、これにより、セカンダリ基地局は、UEによって送信された、受信したアップリンクデータをS-GWに送信し、S-GWによって送信された、受信したダウンリンクデータをUEに送信する。
本実施形態におけるデータ交換装置に関して、プライマリ基地局はX3インターフェースをセットアップするリクエストを送信し、これにより、プライマリ基地局からセカンダリ基地局へのX3インターフェースをセットアップでき、X3インターフェースは既存のインターフェース、例えば、S1インターフェースにより実現されてもよく、または、双方向データ通信の能力を有する新規に規定されたインターフェースであってもよい。そのため、本実施形態におけるX3インターフェースセットアップを使用して、双方向データ送信を実行でき、それにより、プライマリ基地局とセカンダリ基地局との間の双方向データ交換を実現する。
図14は、本発明の第6実施形態にしたがったデータ交換装置の概略図である。本実施形態における装置はセカンダリ基地局であり、図に示すように、本実施形態におけるデータ交換装置は、特に以下を含む:受信ユニット61、送信ユニット62および交換ユニット63。
受信ユニット61は、プライマリ基地局によって送信されたX3インターフェースセットアップリクエストを受信するように構成され、ここで、X3インターフェースは、双方向データ通信の能力を有する。送信ユニット62は、プライマリ基地局にX3インターフェースセットアップレスポンスを送信するように構成される。交換ユニット63は、X3インターフェースを使用することによりプライマリ基地局との双方向データ交換を実行するように構成される。
交換ユニット63は受信ユニット61および/または送信ユニット62を含んでもよく、あるいは、送信および/または受信機能を有する別のユニットであってもよい。
特に、X3インターフェースをセットアップするリクエストは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、および/または、X3インターフェースをセットアップするレスポンスは、基地局間協調サービス識別子を伝達する。X3インターフェースは以下を含む:S1インターフェース。
好ましくは、受信ユニット61は、プライマリ基地局によって送信される、プライマリ基地局のインターネットプロトコル(IP)アドレスおよびトンネルエンドポイント識別子(TEID)を受信するようにさらに構成され、交換ユニット63は、ユーザ機器(UE)によって送信された、転送されたアップリンクデータをプライマリ基地局に送信するように特に構成され、これにより、プライマリ基地局は、サービス提供ゲートウェイ(S-GW)にアップリンクデータを送信し、プライマリ基地局によって送信され、S-GWによって送信され、そしてその後プライマリ基地局により送信された、ダウンリンクデータを受信し、これにより、セカンダリ基地局はダウンリンクデータをUEに送信する。
好ましくは、交換ユニット63は、プライマリ基地局によって送信される、S-GWのアップリンクトランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレスおよび汎用パケット無線サービストンネリングプロトコル・トンネルエンドポイント識別子(GTP TEID)を受信し、UEによって送信された、受信したアップリンクデータをS-GWに送信し、S-GWから受信したダウンリンクデータをUEに送信するようにさらに構成される。
本実施形態におけるデータ交換装置に関して、セカンダリ基地局はプライマリ基地局によって送信されたX3インターフェースをセットアップするリクエストを受信し、これにより、セカンダリ基地局からプライマリ基地局へのX3インターフェースをセットアップでき、X3インターフェースは既存のインターフェース、例えば、S1インターフェースにより実現されてもよく、または、双方向データ通信の能力を有する新規に規定されたインターフェースであってもよい。そのため、本実施形態におけるX3インターフェースセットアップを使用して、双方向データ送信を実行でき、それにより、セカンダリ基地局とプライマリ基地局との間の双方向データ交換を実現する。
図15は、本発明の第7実施形態にしたがったデータ交換装置の概略図である。本実施形態における装置はモビリティ管理エンティティ(MME)であり、図に示すように、本実施形態におけるデータ交換装置は、特に以下を含む:受信ユニット71および送信ユニット72。
受信ユニット71は、プライマリ基地局によって送信された第1メッセージを受信するように構成され、ここで、第1メッセージは、ユーザ機器(UE)にサービス提供するために、プライマリ基地局と協働するようにセカンダリ基地局にリクエストするために使用され、第1メッセージは、UEの識別子およびセカンダリ基地局の識別子を含む。送信ユニット72は、セカンダリ基地局に第2メッセージを送信するように構成され、ここで、第2メッセージは、UEにサービス提供するために、プライマリ基地局と協働するようにセカンダリ基地局にリクエストするために使用され、第2メッセージはUEの識別子を含む。受信ユニット71は、セカンダリ基地局により返された第1レスポンスを受信するようにさらに構成され、ここで、第1レスポンスは、UEにサービス提供するために、プライマリ基地局と協働することにセカンダリ基地局が同意したという情報を示すために使用される。送信ユニット72は、プライマリ基地局に第2レスポンスを送信するようにさらに構成され、これにより、UEにサービス提供するために、プライマリ基地局とセカンダリ基地局とが協働する。
好ましくは、送信ユニット72は、セカンダリ基地局のアドレス情報をUEに対応するS-GWに通知し、S-GWのアドレス情報をセカンダリ基地局に通知するようにさらに構成され、これにより、セカンダリ基地局はUEに対するS-GWとのデータ交換を実行する。セカンダリ基地局のアドレス情報は以下を含む:セカンダリ基地局のTNLアドレスおよびGTP TEID。S-GWのアドレス情報は以下を含む:S-GWのTNLアドレス情報およびGTP TEID。
本実施形態におけるデータ交換装置に関して、コアネットワークのネットワークエレメントMMEがデータ交換を支援するために使用され、それにより、プライマリ基地局とセカンダリ基地局がUEにサービス提供するために協働することを実現する。セカンダリ基地局は、S-GWとのデータ送信を直接実行するために使用され、これにより、基地局間協調サービスに関して、異なる基地局が異なるベアラにサービス提供してもよく、それにより、UEに対するサービス品質を改善する。既存のメッセージは最大限再使用される。
図16は、本発明の第8実施形態にしたがったデータ交換装置の概略図である。本実施形態における装置はセカンダリ基地局であり、図に示すように、本実施形態におけるデータ交換装置は、特に以下を含む:受信ユニット81および送信ユニット82。
受信ユニット81は、MMEによって送信された第2メッセージを受信するように構成され、ここで、第2メッセージは、UEにサービス提供するために、プライマリ基地局と協働するようにセカンダリ基地局にリクエストするために使用され、第2メッセージはUEの識別子を含む。送信ユニット82は、MMEに第1レスポンスを送信するように構成され、ここで、第1レスポンスは、UEにサービス提供するために、プライマリ基地局と協働することにセカンダリ基地局が同意したという情報を示すために使用され、これにより、MMEはプライマリ基地局に第2レスポンスを送信し、ここで、第2レスポンスは、UEにサービス提供するために、プライマリ基地局がセカンダリ基地局と協働することを通知するために使用される。
好ましくは、受信ユニット81は、MMEによって送信された、UEに対応するS-GWのアドレス情報を受信するようにさらに構成され、装置はさらに交換ユニット83を備え、交換ユニット83は、S-GWのアドレス情報にしたがって、UEに対するS-GWとのデータ交換を実行するように構成される。S-GWのアドレス情報は以下を含む:S-GWのTNLアドレスおよびGTP TEID。
交換ユニット83は受信ユニット81および/または送信ユニット82を含んでもよく、あるいは、送信および/または受信機能を有する別のユニットであってもよい。
好ましくは、交換ユニット83は、UEによって送信された、受信したアップリンクデータをS-GWに送信し、S-GWによって送信された、受信したダウンリンクデータをUEに送信するようにさらに構成されている。
本実施形態におけるデータ交換装置に関して、コアネットワークのネットワークエレメントMMEがデータ交換を支援するために使用され、それにより、プライマリ基地局とセカンダリ基地局がUEにサービス提供するために協働することを実現する。セカンダリ基地局は、S-GWとのデータ送信を直接実行するために使用され、これにより、基地局間協調サービスに関して、異なる基地局が異なるベアラにサービス提供してもよく、それにより、UEに対するサービス品質を改善する。既存のメッセージは最大限再使用される。
図17は、本発明の第1実施形態にしたがった別のデータ交換装置の概略図である。本実施形態における装置は、セカンダリ基地局であり、図に示すように、本実施形態はネットワークインターフェース111、プロセッサ112およびメモリ113を備える。場合により、装置はさらに、ネットワークインターフェース111と、プロセッサ112と、メモリ113とを接続するように構成されているシステムバス114を備える。場合により、ネットワークインターフェース111とプロセッサ112が接続され、プロセッサ112とメモリ113が接続される。
ネットワークインターフェース111は、外部デバイスと通信するように構成される。
メモリ113は、永久メモリ、例えば、ハードディスクドライブおよびフラッシュメモリであってもよく、メモリ113はソフトウェアモジュールおよびデバイスドライバプログラムを有する。ソフトウェアモジュールは本発明の先述の方法において様々な機能モジュールを実行できる。デバイスドライバプログラムは、ネットワークおよびインターフェースドライバプログラムであってもよい。
開始されるときに、ソフトウェアコンポーネント、例えば、ソフトウェアモジュールおよび/またはデバイスドライバプログラムがメモリ113にロードされ、その後、プロセッサ112によりアクセスされ、以下の命令を実行する:プライマリ基地局によって送信された第1メッセージを受信する、または、運用、管理、および保守システム(OAM)により構成される、セカンダリ基地局とプライマリ基地局との関係情報を受信するために使用される命令であり、ここで、第1メッセージは、S1インターフェースをセットアップすることをセカンダリ基地局に通知するために使用され、S1インターフェースセットアップリクエストをプライマリ基地局に送信するために使用される命令、プライマリ基地局によって送信されたS1インターフェースセットアップレスポンスを受信するために使用される命令、および、S1インターフェースを使用することによりプライマリ基地局との交換を実行するために使用される命令。プロセッサはアプリケーションプログラムを実行するように構成される。
特に、第1メッセージは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、S1インターフェースセットアップリクエストは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、および/または、S1インターフェースセットアップレスポンスは、基地局間協調サービス識別子を伝達する。第1メッセージは、プライマリ基地局が、OAMからのセカンダリ基地局とプライマリ基地局との関係情報を受信した後に、プライマリ基地局によって送信される。
好ましくは、アプリケーションプログラムはさらに以下を含む:プライマリ基地局によって送信される、プライマリ基地局のインターネットプロトコル(IP)アドレスおよびトンネルエンドポイント識別子(TEID)を受信するために使用される命令。
好ましくは、S1インターフェースを使用することにより、プライマリ基地局との交換を実行するために使用される命令は以下を含む:ユーザ機器(UE)によって送信された、受信したアップリンクデータをプライマリ基地局に送信するために使用される命令であり、これにより、プライマリ基地局は、S-GWにアップリンクデータを送信し、および/または、S-GWからの、プライマリ基地局により転送されるダウンリンクデータを受信し、ダウンリンクデータをUEに送信するために使用される命令。
好ましくは、アプリケーションプログラムはさらに以下を含む:MMEを使用することにより、セカンダリ基地局によって送信された、セカンダリ基地局の受信したダウンリンクTNLアドレスおよび受信したGTP TEIDをS-GWに送信するために使用される命令と、S-GWのアップリンクTNLアドレスおよびGTP TEIDをセカンダリ基地局に送信するために使用される命令であり、これにより、セカンダリ基地局は、UEによって送信された、受信したアップリンクデータをS-GWに送信し、セカンダリ基地局は、S-GWによって送信された、受信したダウンリンクデータをUEに送信する。
本実施形態におけるデータ交換装置は、プライマリ基地局によるトリガまたはOAMによる構成後に、双方向データ送信を実行するために使用できるS1インターフェースをセットアップするために、セカンダリ基地局がS1インターフェースセットアップリクエストを開始することを実現し、それにより、S1インターフェースを使用することにより、プライマリ基地局とセカンダリ基地局との間で双方向データ交換の実行が実現される。
図18は、本発明の第2実施形態にしたがった別のデータ交換装置の概略図である。本実施形態における装置は、プライマリ基地局であり、図に示すように、本実施形態はネットワークインターフェース121、プロセッサ122およびメモリ123を備える。場合により、装置はさらに、ネットワークインターフェース121と、プロセッサ122と、メモリ123とを接続するように構成されているシステムバス124を備える。場合により、ネットワークインターフェース121とプロセッサ122が接続され、プロセッサ122とメモリ123が接続される。
ネットワークインターフェース121は外部デバイスと通信するように構成される。
メモリ123は、永久メモリ、例えば、ハードディスクドライブおよびフラッシュメモリであってもよく、メモリ123はソフトウェアモジュールおよびデバイスドライバプログラムを有する。ソフトウェアモジュールは本発明の先述の方法において様々な機能モジュールを実行できる。デバイスドライバプログラムは、ネットワークおよびインターフェースドライバプログラムであってもよい。
開始されるときに、ソフトウェアコンポーネント、例えば、ソフトウェアモジュールおよび/またはデバイスドライバプログラムがメモリ123にロードされ、その後、プロセッサ122によりアクセスされ、以下の命令を実行する:セカンダリ基地局に第1メッセージを送信するために使用される命令であり、ここで、第1メッセージは、S1インターフェースをセットアップすることをセカンダリ基地局に通知するために使用され、セカンダリ基地局によって送信されたS1インターフェースセットアップリクエストを受信するために使用される命令、S1インターフェースセットアップレスポンスをセカンダリ基地局に送信するために使用される命令、および、S1インターフェースを使用することによりセカンダリ基地局との交換を実行するために使用される命令。プロセッサはアプリケーションプログラムを実行するように構成される。
好ましくは、第1メッセージは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、S1インターフェースセットアップリクエストは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、および/または、S1インターフェースセットアップレスポンスは、基地局間協調サービス識別子を伝達する。
好ましくは、セカンダリ基地局に第1メッセージを送信するために使用される命令は以下を含む:OAMからのセカンダリ基地局とプライマリ基地局との関係情報を受信するために使用される命令、および、セカンダリ基地局に第1メッセージを送信するために使用される命令。
好ましくは、アプリケーションプログラムはさらに以下を含む:プライマリ基地局のインターネットプロトコル(IP)アドレスおよびトンネルエンドポイント識別子(TEID)をセカンダリ基地局に送信するために使用される命令。
好ましくは、S1インターフェースを使用することにより、セカンダリ基地局との交換を実行するために使用される命令は以下を含む:セカンダリ基地局によって送信され、ユーザ機器(UE)から受信した、アップリンクデータを受信するために使用される命令、S-GWにアップリンクデータを送信するために使用される命令、および/または、S-GWからのダウンリンクデータをセカンダリ基地局に転送するために使用される命令であり、これにより、セカンダリ基地局は、ダウンリンクデータをUEに送信する。
好ましくは、アプリケーションプログラムはさらに以下を含む:MMEを使用することにより、セカンダリ基地局によって送信された、セカンダリ基地局の受信したダウンリンクTNLアドレスおよび受信したGTP TEIDをS-GWに送信するために使用される命令と、S-GWのアップリンクTNLアドレスおよびGTP TEIDをセカンダリ基地局に送信するために使用される命令であり、これにより、セカンダリ基地局は、UEによって送信された、受信したアップリンクデータをS-GWに送信し、セカンダリ基地局は、S-GWによって送信された、受信したダウンリンクデータをUEに送信する。
本実施形態におけるデータ交換装置は、プライマリ基地局によるトリガまたはOAMによる構成後に、双方向データ送信を実行するために使用できるS1インターフェースをセットアップするために、セカンダリ基地局がS1インターフェースセットアップリクエストを開始することを実現し、それにより、S1インターフェースを使用することにより、プライマリ基地局とセカンダリ基地局との間で双方向データ交換の実行が実現される。
図19は、本発明の第3実施形態にしたがった別のデータ交換装置の概略図である。図に示すように、本実施形態における装置は、プライマリ基地局であり、本実施形態はネットワークインターフェース131、プロセッサ132およびメモリ133を備える。場合により、装置はさらに、ネットワークインターフェース131と、プロセッサ132と、メモリ133とを接続するように構成されているシステムバス134を備える。場合により、ネットワークインターフェース131とプロセッサ132が接続され、プロセッサ132とメモリ133が接続される。
ネットワークインターフェース131は外部デバイスと通信するように構成される。
メモリ133は、永久メモリ、例えば、ハードディスクドライブおよびフラッシュメモリであってもよく、メモリ133はソフトウェアモジュールおよびデバイスドライバプログラムを有する。ソフトウェアモジュールは本発明の先述の方法において様々な機能モジュールを実行できる。デバイスドライバプログラムは、ネットワークおよびインターフェースドライバプログラムであってもよい。
開始されるときに、ソフトウェアコンポーネント、例えば、ソフトウェアモジュールおよび/またはデバイスドライバプログラムがメモリ133にロードされ、その後、プロセッサ132によりアクセスされ、以下の命令を実行する:セカンダリ基地局にX2ハンドオーバーリクエストメッセージを送信するために使用される命令であり、ここで、X2ハンドオーバーリクエストメッセージは、プライマリ基地局によりユーザ機器(UE)に割り振られたトンネルアドレス情報を含み、セカンダリ基地局によって送信されたX2ハンドオーバーリクエストレスポンスを受信するために使用される命令、および、X2インターフェースを使用することによりセカンダリ基地局とのデータ交換を実行するために使用される命令。プロセッサはアプリケーションプログラムを実行するように構成される。
特に、トンネルアドレス情報は以下を含む:プライマリ基地局によりUEに割り振られたTNLアドレスおよびGTP TEID。X2ハンドオーバーリクエストメッセージは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、および/または、X2ハンドオーバーリクエストレスポンスは、基地局間協調サービス識別子を伝達する。
好ましくは、アプリケーションプログラムはさらに以下を含む:X2インターフェースの関連付けまたはUEに関連するGTPトンネルを更新あるいはリリースし、更新またはリリースメッセージをセカンダリ基地局に送信するために使用される命令であり、これにより、セカンダリ基地局は、X2インターフェースの関連付けまたはUEの汎用パケット無線サービストンネリングプロトコルGTPトンネルを更新あるいはリリースする。更新またはリリースメッセージは、基地局間協調サービス識別子およびベアラ識別子を伝達する。
本実施形態におけるデータ交換装置に関して、X2ハンドオーバーリクエストメッセージは、プライマリ基地局によりユーザ機器(UE)に割り振られたトンネルアドレス情報を含み、これにより、セカンダリ基地局からプライマリ基地局へのGTPトンネルをセットアップでき、すなわち、双方向GTPトンネルがセットアップされる。そのため、本実施形態におけるX2インターフェースセットアップを使用して、双方向データ送信を実行でき、それにより、プライマリ基地局とセカンダリ基地局との間の双方向データ交換を実現する。
図20は、本発明の第4実施形態にしたがった別のデータ交換装置の概略図である。本実施形態における装置は、セカンダリ基地局であり、図に示すように、本実施形態はネットワークインターフェース141、プロセッサ142およびメモリ143を備える。場合により、装置はさらに、ネットワークインターフェース141と、プロセッサ142と、メモリ143とを接続するように構成されているシステムバス144を備える。場合により、ネットワークインターフェース141とプロセッサ142が接続され、プロセッサ142とメモリ143が接続される。
ネットワークインターフェース141は外部デバイスと通信するように構成される。
メモリ143は、永久メモリ、例えば、ハードディスクドライブおよびフラッシュメモリであってもよく、メモリ143はソフトウェアモジュールおよびデバイスドライバプログラムを有する。ソフトウェアモジュールは本発明の先述の方法において様々な機能モジュールを実行できる。デバイスドライバプログラムは、ネットワークおよびインターフェースドライバプログラムであってもよい。
開始されるときに、ソフトウェアコンポーネント、例えば、ソフトウェアモジュールおよび/またはデバイスドライバプログラムがメモリ143にロードされ、その後、プロセッサ142によりアクセスされ、以下の命令を実行する:プライマリ基地局によって送信されたX2ハンドオーバーリクエストメッセージを受信するために使用される命令であり、ここで、X2ハンドオーバーリクエストメッセージは、プライマリ基地局によりユーザ機器(UE)に割り振られたトンネルアドレス情報を含み、X2ハンドオーバーリクエストレスポンスをプライマリ基地局に送信するために使用される命令、および、X2インターフェースを使用することによりプライマリ基地局とのデータ交換を実行するために使用される命令。プロセッサはアプリケーションプログラムを実行するように構成される。
特に、トンネルアドレス情報は以下を含む:プライマリ基地局によりUEに割り振られたTNLアドレスおよびGTP TEID。X2ハンドオーバーリクエストメッセージは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、および/または、X2ハンドオーバーリクエストレスポンスは、基地局間協調サービス識別子を伝達する。
好ましくは、アプリケーションプログラムはさらに以下を含む:プライマリ基地局によって送信される更新またはリリースメッセージを受信し、X2インターフェースの関連付けまたはUEの汎用パケット無線サービストンネリングプロトコルGTPトンネルを更新あるいはリリースするために使用される命令。更新またはリリースメッセージは、基地局間協調サービス識別子およびベアラ識別子を伝達する。
本実施形態におけるデータ交換装置に関して、X2ハンドオーバーリクエストメッセージは、プライマリ基地局によりユーザ機器(UE)に割り振られたトンネルアドレス情報を含み、これにより、セカンダリ基地局からプライマリ基地局へのGTPトンネルをセットアップでき、すなわち、双方向GTPトンネルがセットアップされる。そのため、本実施形態におけるX2インターフェースセットアップを使用して、双方向データ送信を実行でき、それにより、セカンダリ基地局とプライマリ基地局との間の双方向データ交換を実現する。
図21は、本発明の第5実施形態にしたがった別のデータ交換装置の概略図である。本実施形態における装置は、プライマリ基地局であり、図に示すように、本実施形態はネットワークインターフェース151、プロセッサ152およびメモリ153を備える。場合により、装置はさらに、ネットワークインターフェース151と、プロセッサ152と、メモリ153とを接続するように構成されているシステムバス154を備える。場合により、ネットワークインターフェース151とプロセッサ152が接続され、プロセッサ152とメモリ153が接続される。
ネットワークインターフェース151は外部デバイスと通信するように構成される。
メモリ153は、永久メモリ、例えば、ハードディスクドライブおよびフラッシュメモリであってもよく、メモリ153はソフトウェアモジュールおよびデバイスドライバプログラムを有する。ソフトウェアモジュールは本発明の先述の方法において様々な機能モジュールを実行できる。デバイスドライバプログラムは、ネットワークおよびインターフェースドライバプログラムであってもよい。
開始されるときに、ソフトウェアコンポーネント、例えば、ソフトウェアモジュールおよび/またはデバイスドライバプログラムがメモリ153にロードされ、その後、プロセッサ152によりアクセスされ、以下の命令を実行する:セカンダリ基地局にX3インターフェースセットアップリクエストを送信するために使用される命令であり、ここで、X3インターフェースは、双方向データ通信の能力を有し、セカンダリ基地局によって送信されたX3インターフェースセットアップレスポンスを受信するために使用される命令、および、X3インターフェースを使用することによりセカンダリ基地局との双方向データ交換を実行するために使用される命令。プロセッサはアプリケーションプログラムを実行するように構成される。
特に、X3インターフェースをセットアップするリクエストは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、および/または、X3インターフェースをセットアップするレスポンスは、基地局間協調サービス識別子を伝達する。X3インターフェースは以下を含む:S1インターフェース。
好ましくは、アプリケーションプログラムは、プロセッサおよびシステムが以下のプロセスを実行できるようにするために使用されてもよい命令をさらに含む:プライマリ基地局のインターネットプロトコル(IP)アドレスおよびトンネルエンドポイント識別子(TEID)を、プライマリ基地局により、セカンダリ基地局に送信すること。
好ましくは、アプリケーションプログラムはさらに以下を含む:プライマリ基地局のインターネットプロトコル(IP)アドレスおよびトンネルエンドポイント識別子(TEID)をセカンダリ基地局に送信するために使用される命令。X3インターフェースを使用することにより、セカンダリ基地局との双方向データ交換を実行するために使用される命令は以下を含む:ユーザ機器(UE)によって送信され、セカンダリ基地局により転送されるアップリンクデータを受信し、サービス提供ゲートウェイ(S-GW)にアップリンクデータを送信するために使用される命令、および、S-GWによって送信されるダウンリンクデータをセカンダリ基地局に送信するために使用される命令であり、これにより、セカンダリ基地局は、ダウンリンクデータをUEに送信する。
好ましくは、プライマリ基地局が、セカンダリ基地局によって送信されたX3インターフェースセットアップレスポンスを受信した後に、アプリケーションプログラムはさらに以下を含む:モビリティ管理エンティティ(MME)を使用することにより、セカンダリ基地局のダウンリンクトランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレスおよび汎用パケット無線サービストンネリングプロトコル・トンネルエンドポイント識別子(GTP TEID)をS-GWに送信するために使用される命令、S-GWのアップリンクTNLアドレスおよびGTP TEIDをセカンダリ基地局に送信するために使用される命令であり、これにより、セカンダリ基地局は、UEによって送信された、受信したアップリンクデータをS-GWに送信し、ならびに、S-GWによって送信された、受信したダウンリンクデータをUEに送信するために使用される命令。
本実施形態におけるデータ交換装置に関して、プライマリ基地局はX3インターフェースをセットアップするリクエストを送信し、これにより、プライマリ基地局からセカンダリ基地局へのX3インターフェースをセットアップでき、X3インターフェースは既存のインターフェース、例えば、S1インターフェースにより実現されてもよく、または、双方向データ通信の能力を有する新規に規定されたインターフェースであってもよい。そのため、本実施形態におけるX3インターフェースセットアップを使用して、双方向データ送信を実行でき、それにより、プライマリ基地局とセカンダリ基地局との間の双方向データ交換を実現する。
図22は、本発明の第6実施形態にしたがった別のデータ交換装置の概略図である。本実施形態における装置は、セカンダリ基地局であり、図に示すように、装置はネットワークインターフェース161、プロセッサ162およびメモリ163を備える。場合により、装置はさらに、ネットワークインターフェース161と、プロセッサ162と、メモリ163とを接続するように構成されているシステムバス164を備える。場合により、ネットワークインターフェース161とプロセッサ162が接続され、プロセッサ162とメモリ163が接続される。
ネットワークインターフェース161は外部デバイスと通信するように構成される。
メモリ163は、永久メモリ、例えば、ハードディスクドライブおよびフラッシュメモリであってもよく、メモリ163はソフトウェアモジュールおよびデバイスドライバプログラムを有する。ソフトウェアモジュールは本発明の先述の方法を実行できる様々な機能モジュールを含んでもよい。デバイスドライバプログラムは、ネットワークおよびインターフェースドライバプログラムであってもよい。
開始されるときに、ソフトウェアコンポーネント、例えば、ソフトウェアモジュールおよび/またはデバイスドライバプログラムがメモリ163にロードされ、その後、プロセッサ162によりアクセスされ、以下の命令を実行する:プライマリ基地局によって送信されたX3インターフェースセットアップリクエストを受信するために使用される命令であり、ここで、X3インターフェースは、双方向データ通信の能力を有し、X3インターフェースセットアップレスポンスをプライマリ基地局に送信するために使用される命令、および、X3インターフェースを使用することによりプライマリ基地局との双方向データ交換を実行するために使用される命令。プロセッサはアプリケーションプログラムを実行するように構成される。
特に、X3インターフェースをセットアップするリクエストは、基地局間協調サービス識別子を伝達し、および/または、X3インターフェースをセットアップするレスポンスは、基地局間協調サービス識別子を伝達する。X3インターフェースは以下を含む:S1インターフェース。
好ましくは、アプリケーションプログラムは、プロセッサおよびシステムが以下のプロセスを実行できるようにするために使用されてもよい命令をさらに含む:プライマリ基地局によって送信される、プライマリ基地局のインターネットプロトコル(IP)アドレスおよびトンネルエンドポイント識別子(TEID)を受信すること。
好ましくは、アプリケーションプログラムはさらに、プライマリ基地局によって送信される、プライマリ基地局のインターネットプロトコル(IP)アドレスおよびトンネルエンドポイント識別子(TEID)を受信するために使用される命令を含む。X3インターフェースを使用することにより、プライマリ基地局との双方向データ交換を実行するために使用される命令は以下を含む:ユーザ機器(UE)からのアップリンクデータをプライマリ基地局に送信するために使用される命令であり、これにより、プライマリ基地局は、サービス提供ゲートウェイ(S-GW)にアップリンクデータを送信し、および、S-GWからの、プライマリ基地局によって送信されるダウンリンクデータを受信し、ダウンリンクデータをUEに送信するために使用される命令。
好ましくは、アプリケーションプログラムはさらに以下を含む:プライマリ基地局によって送信される、S-GWのアップリンクトランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレスおよび汎用パケット無線サービストンネリングプロトコル・トンネルエンドポイント識別子(GTP TEID)を受信し、UEによって送信された、受信したアップリンクデータをS-GWに送信し、S-GWから受信したダウンリンクデータをUEに送信するために使用される命令。
本実施形態におけるデータ交換装置に関して、セカンダリ基地局はプライマリ基地局によって送信されたX3インターフェースをセットアップするリクエストを受信し、これにより、セカンダリ基地局からプライマリ基地局へのX3インターフェースをセットアップでき、X3インターフェースは既存のインターフェース、例えば、S1インターフェースにより実現されてもよく、または、双方向データ通信の能力を有する新規に規定されたインターフェースであってもよい。そのため、本実施形態におけるX3インターフェースセットアップを使用して、双方向データ送信を実行でき、それにより、セカンダリ基地局とプライマリ基地局との間の双方向データ交換を実現する。
図23は、本発明の第7実施形態にしたがった別のデータ交換装置の概略図である。本実施形態における装置は、モビリティ管理エンティティ(MME)であり、図に示すように、本実施形態はネットワークインターフェース171、プロセッサ172およびメモリ173を備える。場合により、装置はさらに、ネットワークインターフェース171と、プロセッサ172と、メモリ173とを接続するように構成されているシステムバス174を備える。場合により、ネットワークインターフェース171とプロセッサ172が接続され、プロセッサ172とメモリ173が接続される。
ネットワークインターフェース171は外部デバイスと通信するように構成される。
メモリ173は、永久メモリ、例えば、ハードディスクドライブおよびフラッシュメモリであってもよく、メモリ173はソフトウェアモジュールおよびデバイスドライバプログラムを有する。ソフトウェアモジュールは本発明の先述の方法において様々な機能モジュールを実行できる。デバイスドライバプログラムは、ネットワークおよびインターフェースドライバプログラムであってもよい。
開始されるときに、ソフトウェアコンポーネント、例えば、ソフトウェアモジュールおよび/またはデバイスドライバプログラムがメモリ173にロードされ、その後、プロセッサ172によりアクセスされ、以下の命令を実行する:プライマリ基地局によって送信された第1メッセージを受信するために使用される命令であり、ここで、第1メッセージは、ユーザ機器(UE)にサービス提供するために、プライマリ基地局と協働するようにセカンダリ基地局にリクエストするために使用され、セカンダリ基地局に第2メッセージを送信するために使用される命令であり、ここで、第2メッセージは、UEにサービス提供するために、プライマリ基地局と協働するようにセカンダリ基地局にリクエストするために使用され、セカンダリ基地局により返された第1レスポンスを受信するために使用される命令であり、ここで、第1レスポンスは、UEにサービス提供するために、プライマリ基地局と協働することにセカンダリ基地局が同意したという情報を伝達し、および、プライマリ基地局に第2レスポンスを送信するために使用される命令であり、これにより、UEにサービス提供するために、プライマリ基地局とセカンダリ基地局とが協働する。プロセッサはアプリケーションプログラムを実行するように構成される。
好ましくは、アプリケーションプログラムは、セカンダリ基地局のアドレス情報をUEに対応するサービス提供ゲートウェイ(S-GW)に通知し、S-GWのアドレス情報をセカンダリ基地局に通知するために使用される命令をさらに含み、これにより、セカンダリ基地局はUEに対するS-GWとのデータ交換を実行する。セカンダリ基地局のアドレス情報は以下を含む:セカンダリ基地局のトランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレスおよび汎用パケット無線サービストンネリングプロトコル・トンネルエンドポイント識別子(GTP TEID)。S-GWのアドレス情報は以下を含む:S-GWのTNLアドレスおよびGTP TEID。
本実施形態におけるデータ交換装置に関して、コアネットワークのネットワークエレメントMMEがデータ交換を支援するために使用され、それにより、プライマリ基地局とセカンダリ基地局がUEにサービス提供するために協働することを実現する。セカンダリ基地局は、S-GWとのデータ送信を直接実行するために使用され、これにより、基地局間協調サービスに関して、異なる基地局が異なるベアラにサービス提供してもよく、それにより、UEに対するサービス品質を改善する。既存のメッセージは最大限再使用される。
図24は、本発明の第8実施形態にしたがった別のデータ交換装置の概略図である。本実施形態における装置は、セカンダリ基地局であり、図に示すように、本実施形態はネットワークインターフェース181、プロセッサ182およびメモリ183を備える。場合により、装置はさらに、ネットワークインターフェース181と、プロセッサ182と、メモリ183とを接続するように構成されているシステムバス184を備える。場合により、ネットワークインターフェース181とプロセッサ182が接続され、プロセッサ182とメモリ183が接続される。
ネットワークインターフェース181は外部デバイスと通信するように構成される。
メモリ183は、永久メモリ、例えば、ハードディスクドライブおよびフラッシュメモリであってもよく、メモリ183はソフトウェアモジュールおよびデバイスドライバプログラムを有する。ソフトウェアモジュールは本発明の先述の方法において様々な機能モジュールを実行できる。デバイスドライバプログラムは、ネットワークおよびインターフェースドライバプログラムであってもよい。
開始されるときに、ソフトウェアコンポーネント、例えば、ソフトウェアモジュールおよび/またはデバイスドライバプログラムがメモリ183にロードされ、その後、プロセッサ182によりアクセスされ、以下の命令を実行する:モビリティ管理エンティティ(MME)によって送信された第2メッセージを受信するために使用される命令であり、ここで、第2メッセージは、UEにサービス提供するために、プライマリ基地局と協働するようにセカンダリ基地局にリクエストするために使用され、および、MMEに第1レスポンスを送信するために使用される命令であり、ここで、第1レスポンスは、UEにサービス提供するために、プライマリ基地局と協働することにセカンダリ基地局が同意したという情報を伝達し、これにより、MMEはプライマリ基地局に第2レスポンスを送信し、第2レスポンスは、UEにサービス提供するために、プライマリ基地局がセカンダリ基地局と協働することを通知するために使用される。プロセッサはアプリケーションプログラムを実行するように構成される。
好ましくは、セカンダリ基地局がMMEに第1レスポンスを送信した後に、アプリケーションプログラムはさらに以下を含む:MMEによって送信された、UEに対応するサービス提供ゲートウェイ(S-GW)のアドレス情報を受信するために使用される命令と、S-GWのアドレス情報にしたがって、UEに対するS-GWとのデータ交換を実行するために使用される命令。S-GWのアドレス情報は以下を含む:S-GWのトランスポートネットワークレイヤ(TNL)アドレスおよび汎用パケット無線サービストンネリングプロトコル・トンネルエンドポイント識別子(GTP TEID)。
好ましくは、S-GWのアドレス情報にしたがってUEに対するS-GWとのデータ交換を実行するために使用される命令は以下を含む:UEから受信したアップリンクデータをS-GWに送信し、S-GWから受信したダウンリンクデータをUEに送信するために使用される命令。
本実施形態におけるデータ交換装置に関して、コアネットワークのネットワークエレメントMMEがデータ交換を支援するために使用され、それにより、プライマリ基地局とセカンダリ基地局がUEにサービス提供するために協働することを実現する。セカンダリ基地局は、S-GWとのデータ送信を直接実行するために使用され、これにより、基地局間協調サービスに関して、異なる基地局が異なるベアラにサービス提供してもよく、それにより、UEに対するサービス品質を改善する。既存のメッセージは最大限再使用される。
当業者は、本明細書で開示した実施形態で説明した例と組み合わせて、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの組み合わせで、ユニットおよびアルゴリズムステップを実現してもよいことをさらに認識してもよい。ハードウェアとソフトウェアとの間の互換性を明確に説明するために、先では、機能にしたがった各例の構成要素およびステップを一般的に説明した。機能がハードウェアまたはソフトウェアにより実行されるか否かは、技術的解決策の特定の適用および設計の制約条件に依存する。当業者は、各特定の適用に対する説明した機能を実現するための異なる方法を使用してもよいが、そのような実現が本発明の範囲を逸脱すると考えるべきではない。
本明細書で開示した実施形態に説明した方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェア、プロセッサにより実行されるソフトウェアモジュール、または、これらの組み合わせにより実現されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、メモリ、リードオンリーメモリ(ROM)、電気的にプログラム可能なROM、電気的に消去可能プログラム可能なROM、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または技術的によく知られている他の任意の形での記憶媒体に存在してもよい。
先述の特定の実現方法では、本発明の目的、技術的解決策、および利益をさらに詳細に説明する。先述の説明は、単に本発明の特定の実現方法に過ぎず、本発明の保護範囲を限定することを意図していないことを理解すべきである。本発明の原理から逸脱することなく行われる任意の修正例、均等な置換例、または改善例は、本発明の保護範囲内にある。