JP6730543B1 - 塩素注入濃度管理装置、塩素注入濃度管理方法、及び塩素注入濃度管理プログラム - Google Patents

塩素注入濃度管理装置、塩素注入濃度管理方法、及び塩素注入濃度管理プログラム Download PDF

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Abstract

従来技術に比較して、煩雑な手続を必要とせずに、復水器入口での残留塩素濃度を目標値に合わせることが可能な、塩素注入濃度管理装置を提供する。海水利用プラントのための塩素注入濃度管理装置1であって、海水利用プラントにおける塩素注入口から注入する塩素の注入率と、注入から所定時間後の、海水利用プラントに設置される復水器の入口における残留塩素濃度との組のデータを取得するデータ取得部111と、少なくとも二組の注入率と残留塩素濃度とのデータに基づいて、注入率と残留塩素濃度との関係を指数近似する関係演算部112と、残留塩素濃度の目標値を取得する目標濃度取得部113と、残留塩素濃度の目標値と、指数近似された前記関係とに基づいて、注入率の最適値を算出する最適塩素注入率算出部114と、を備える。

Description

本発明は、塩素注入濃度管理装置、塩素注入濃度管理方法、及び塩素注入濃度管理プログラムに関する。より詳しくは、発電所等の海水利用プラントで用いられる塩素注入濃度管理装置、塩素注入濃度管理方法、及び塩素注入濃度管理プログラムに関する。
火力・原子力発電所をはじめとする海水利用プラントの海水系統に付着する、フジツボ類、イガイ類等の付着生物、及びバイオフィルムへの対策として、海水電解塩素(次亜塩素酸ソーダ)の注入が広く実施されている。
例えば、特許文献1は、天然の海水を電気分解することにより次亜塩素酸ソーダを生成し、当該次亜塩素酸ソーダを含む電解液を、海水の取水口に注入して海洋生物の付着防止に用いる技術を開示している。
特許第4932529号公報
海水に電解塩素(次亜塩素酸ソーダ)を注入すると、速やかに濃度が減衰するが、減衰速度は水温、水質に左右されることから、水温、水質が日々変動する条件下において、付着生物やバイオフィルムの付着を抑制すると共に、海水利用プラントの放水口における環境保全協定値としての残留塩素濃度(例えば、0.02mg/L)を維持することは非常に困難となる。現状では、環境保全協定値の順守を優先し、電解塩素の注入濃度を控えめにしていることから、付着生物やバイオフィルムの付着抑制効果は十分に得られていない。
現状では、一週間に一回程度、復水器入口で手分析で残留塩素濃度を確認しながら濃度調整を実施しているが、あくまで運転員の経験に基づく調整によるものであり、明確な根拠に基づく理論的な調整方法が従来までなかった。また、電解塩素の注入率を変更した後に、変更が復水器入口に反映されるまで、貯留槽の容量や流下時間の影響により、30分〜50分かかる。このため、残留塩素濃度の目標値に合わせるためには、何度も手分析を繰り返す必要があり煩雑であった。このことも、電解塩素の注入率が控えめに設定され、十分な付着抑制効果が得られない要因となっている。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、従来技術に比較して、煩雑な手続を必要とせずに、復水器入口での残留塩素濃度を目標値に合わせることが可能な、塩素注入濃度管理装置を提供することを目的とする。
本発明は、海水利用プラントのための塩素注入濃度管理装置であって、前記海水利用プラントにおける塩素注入口から注入する塩素の注入率と、前記注入から所定時間後の、前記海水利用プラントに設置される復水器の入口における残留塩素濃度との組のデータを取得するデータ取得部と、少なくとも二組の前記注入率と前記残留塩素濃度とのデータに基づいて、前記注入率と前記残留塩素濃度との関係を指数近似する関係演算部と、前記残留塩素濃度の目標値を取得する目標濃度取得部と、前記残留塩素濃度の目標値と、指数近似された前記関係とに基づいて、前記注入率の目標値を算出する目標注入率算出部と、を備える、塩素注入濃度管理装置に関する。
また、前記復水器の入口において前記残留塩素濃度を連続的に測定し、前記残留塩素濃度の実測値を前記データ入力部に出力する残留塩素分析部を更に備えることが好ましい。
また、前記残留塩素濃度の目標値と前記復水器の出口での水温とに基づいて、前記海水利用プラントに設置される放水口での残留塩素濃度の予測値を算出する予測値算出部を更に備えることが好ましい。
また、前記放水口での残留塩素濃度を連続的に測定する第二残留塩素分析部と、前記第二残留塩素分析部によって測定された前記残留塩素濃度と、前記予測値との差分が所定値を超えた場合に警報を発報する警報部と、を更に備えることが好ましい。
また本発明は、海水利用プラントのための塩素注入濃度管理方法であって、前記海水利用プラントにおける塩素注入口から注入する塩素の注入率と、前記注入から所定時間後の、前記海水利用プラントに設置される復水器の入口における残留塩素濃度との組のデータを取得するデータ取得ステップと、少なくとも二組の前記注入率と前記残留塩素濃度とのデータに基づいて、前記注入率と前記残留塩素濃度との関係を指数近似する関係演算ステップと、前記残留塩素濃度の目標値を取得する目標濃度取得ステップと、前記残留塩素濃度の目標値と、指数近似された前記関係とに基づいて、前記注入率の最適値を算出する最適塩素注入率算出ステップと、を有する、塩素注入濃度管理方法に関する。
また本発明は、海水利用プラントのための塩素注入濃度管理プログラムであって、前記海水利用プラントにおける塩素注入口から注入する塩素の注入率と、前記注入から所定時間後の、前記海水利用プラントに設置される復水器の入口における残留塩素濃度との組のデータを取得するデータ取得ステップと、少なくとも二組の前記注入率と前記残留塩素濃度とのデータに基づいて、前記注入率と前記残留塩素濃度との関係を指数近似する関係演算ステップと、前記残留塩素濃度の目標値を取得する目標濃度取得ステップと、前記残留塩素濃度の目標値と、指数近似された前記関係とに基づいて、前記注入率の最適値を算出する最適塩素注入率算出ステップと、をコンピュータに実行させるための、塩素注入濃度管理プログラムに関する。
従来技術に比較して、煩雑な手続を必要とせずに、復水器入口での残留塩素濃度を目標値に合わせることが可能となる。
本発明の実施形態に係る塩素注入濃度管理装置の機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る塩素注入濃度管理装置に表示されるGUI(Graphical User Interface)の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る塩素注入濃度管理装置の動作を示すフローチャートである。 本発明に係る実験データとしての、注入率と復水器入口における残留塩素濃度との時系列変化を示す図である。 本発明に係る実験データとしての、注入率と復水器入口における残留塩素濃度との時系列変化を示す図である。 本発明に係る実験データとしての、注入率と復水器入口における残留塩素濃度との時系列変化を示す図である。 本発明に係る実験データとしての、注入率と復水器入口における残留塩素濃度との時系列変化を示す図である。 本発明に係る実験データとしての、注入率と復水器入口における残留塩素濃度との関係を示すグラフである。 本発明に係る実験データとしての、注入率と復水器入口における残留塩素濃度との関係を示すグラフである。 本発明に係る実験データとしての、注入率と復水器入口における残留塩素濃度との関係を示すグラフである。 本発明に係る実験データとしての、注入率と復水器入口における残留塩素濃度との関係を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る塩素注入濃度管理装置の機能ブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
〔1 第1実施形態〕
〔1.1 発明の概要〕
後述の試験データに示すように、発電所の実機において復水器入口に連続式の残留塩素濃度分析計を設置し、塩素注入口から注入する塩素の注入率、すなわち1時間当たりの注入塩素量を変化させながら、復水器入口における残留塩素濃度を分析した所、どの季節、どの水温でも、注入率と残留塩素濃度の関係を指数近似できることが判明した。すなわち、注入率を横軸に、残留塩素濃度を縦軸にグラフ化した場合、片対数グラフを用いれば、注入率と残留塩素濃度との関係を直線で示すことが可能となる。
これに基づいて、ある注入率と、当該注入率で塩素を注入してから所定時間後の復水器入口における残留塩素濃度との組、及び、これとは異なる注入率と、当該注入率で塩素を注入してから所定時間後の復水器入口における残留塩素濃度との組、以上二組のデータに基づいて、注入率と残留塩素濃度との関係を導き出す。この関係と、復水器入口における残留塩素濃度の目標値とから、注入率の最適値を算出する。
これにより、何度も手分析を繰り返す等の煩雑な手続をする必要なく、目標となる残留塩素濃度を達成することが可能となる。
〔1.2 実施形態の構成〕
図1は、本実施形態に係る塩素注入濃度管理装置1の機能ブロック図である。塩素注入濃度管理装置1は、制御部11、残留塩素分析部12、及び記憶部13を備える。
制御部11は、塩素注入濃度管理装置1の全体を制御する部分であり、各種プログラムを、ROM、RAM、フラッシュメモリ又はハードディスク(HDD)等の記憶領域から適宜読み出して実行することにより、本実施形態における各種機能を実現している。制御部11は、CPUであってよい。制御部11は、データ取得部111、関係演算部112、目標濃度取得部113、及び最適塩素注入率算出部114を備える。
また、制御部11は、それ以外にも、塩素注入濃度管理装置1の全体を制御するための機能ブロック、通信を行うための機能ブロックといった一般的な機能ブロックを備える。ただし、これらの一般的な機能ブロックについては当業者によく知られているので図示及び説明を省略する。
データ取得部111は、海水利用プラントにおける塩素注入口から注入する塩素の注入率と、当該注入率で塩素注入口から塩素を注入してから所定時間後の、海水利用プラントに設置される復水器の入口における残留塩素濃度とを組とするデータを取得する。なお、ここで「注入率」とは、1時間当たりの注入塩素量であり、電解電流値から換算される。
より詳細には、海水電解装置において、電解電流値を上げれば注入塩素量が上がる。この電解電流値と注入塩素量の関係は数式化されているが、電極の劣化、電極へのカルシウムの付着、洗浄の実施などにより、長期的には数式は変化する。そこで、特定の電解電流値における手分析の残留塩素濃度を計測して、数式を定期的に見直す。当該定期的に見直される数式に対し電解電流値を適用することにより、注入率を算出する。
また、例えば、復水器が塩素注入口から約500m下流に位置し、利用する海水の平均流速が0.8m/s程度の場合、上記の所定時間として10分程度の時間を設定してもよい。
更に、データ取得部111は、後述のように、塩素注入濃度管理装置1のユーザが、塩素注入濃度管理装置1の表示画面に表示されるGUI(Graphical User Interface)から入力した値を、塩素の注入率や残留塩素濃度のデータとして取得してもよい。あるいは、後述の残留塩素分析部12によって連続的に分析された復水器の入口における残留塩素濃度の測定値を、残留塩素濃度のデータとして取得してもよい。
関係演算部112は、データ取得部111によって取得された、少なくとも二組の、塩素の注入率と復水器の入口における残留塩素濃度との組のデータに基づいて、塩素の注入率と復水器の入口における残留塩素濃度との関係を指数近似する。
関係演算部112が、塩素の注入率と復水器の入口における残留塩素濃度との関係を指数近似することにより、塩素の注入率を横軸、復水器の入口における残留塩素濃度を縦軸とする片対数グラフにおいて、注入率と残留塩素濃度との関係を直線で表すことが可能となる。
目標濃度取得部113は、復水器の入口における残留塩素濃度の目標値を取得する。目標濃度取得部113は、後述のように、塩素注入濃度管理装置1のユーザが、例えば、塩素注入濃度管理装置1の表示画面に表示されるGUIから入力した値を、残留塩素濃度の目標値として取得してもよい。
最適塩素注入率算出部114は、目標濃度取得部113によって取得された残留塩素濃度の目標値を、関係演算部112によって指数近似された注入率と残留塩素濃度との関係に当てはめることで、注入率の最適値を算出する。
これにより、塩素注入濃度管理装置1のユーザは、残留塩素濃度の目標値を達成するために最適な注入率を把握することが可能となる。
残留塩素分析部12は、復水器の入口において残留塩素濃度を連続的に測定し、測定の都度、残留塩素濃度の実測値をデータ取得部111に出力する。この残留塩素分析部12は、例えば市販の連続分析計を用いて実現することが可能である。
記憶部13は、データ取得部111によって取得された、塩素の注入率と、復水器の入口における残留塩素濃度とを組とするデータや、関係演算部112によって指数近似された塩素の注入率と復水器の入口における残留塩素濃度との関係を記憶する。例えば、関係演算部112は、記憶部13に記憶された塩素の注入率と、復水器の入口における残留塩素濃度とを組とするデータを複数読み出して、塩素の注入率と復水器の入口における残留塩素濃度との関係を指数近似してもよい。また、最適塩素注入率算出部114は、記憶部13に記憶された、塩素の注入率と復水器の入口における残留塩素濃度との関係を読み出して、最適な注入率を算出してもよい。
図2は、上記の塩素注入濃度管理装置1の表示画面に表示されるGUIの一例を示す図である。
最初のステップとして、ユーザは、入力欄d11に現在の塩素注入率を入力し、入力欄d12に現在の復水器入口における残留塩素濃度を入力する。
第2のステップとして、ユーザは、入力欄d21に変更後の塩素注入率を入力し、入力欄d22に塩素注入率を変更してから所定時間後の復水器入口における残留塩素濃度を入力する。
第3のステップとして、ユーザは、入力欄t1に現在の水温を入力する。
第4のステップとして、ユーザは、入力欄o1に、復水器入口における残留塩素濃度の目標値を入力する。
第5のステップとして、ユーザは、入力欄p1に、参考として表示する過去の指数近似曲線の日付を指定する。
これにより、表示欄m1に、塩素注入率と復水器入口における残留塩素濃度の指数近似曲線、復水器入口における残留塩素濃度の目標値、当初の復水器入口における残留塩素濃度、塩素注入率を変更した後の復水器入口における残留塩素濃度、指定した過去の指数近似曲線が表示される。
更に、表示欄r1に、復水器入口で目標濃度となる最適塩素注入率が表示される。
〔1.3 実施形態の動作〕
図3は、塩素注入濃度管理装置1の動作を示すフローチャートである。
ステップS11において、データ取得部111は、塩素注入口から注入する塩素の注入率と、当該注入率で塩素注入口から塩素を注入してから所定時間後の、復水器の入口における残留塩素濃度とからなる1組目のデータを取得する。
ステップS12において、データ取得部111は、変更後の、塩素注入口から注入する塩素の注入率と、当該注入率で塩素注入口から塩素を注入してから所定時間後の、復水器の入口における残留塩素濃度とからなる2組目のデータを取得する。
ステップS13において、関係演算部112は、塩素の注入率と残留塩素濃度との関係を指数近似する。
ステップS14において、目標濃度取得部113は、復水器の入口における残留塩素濃度の目標値を取得する。
ステップS15において、最適塩素注入率算出部114が、指数近似した塩素の注入率と残留塩素濃度の関係から、塩素の注入率の最適値を算出する。
〔1.4 試験データ〕
〔1.4.1 実地試験〕
岡山県倉敷市に立地する玉島発電所実機において、塩素を注入する取水口から約500m下流に位置する復水器入口に連続分析計を設置し、塩素の注入率と、塩素を注入してから約10分後相当の復水器入口における残留塩素濃度との関係を測定した。
図4Aは、2018年7月5日に測定した、塩素の設定注入率と復水器入口における残留塩素濃度の時系列変化を示すグラフである。
図4Bは、2018年8月8日に測定した、塩素の設定注入率と復水器入口における残留塩素濃度の時系列変化を示すグラフである。
図4Cは、2018年9月14日に測定した、塩素の設定注入率と復水器入口における残留塩素濃度の時系列変化を示すグラフである。
図4Dは、2018年11月7日に測定した、塩素の設定注入率と復水器入口における残留塩素濃度の時系列変化を示すグラフである。
これらの各々のグラフの元データから、1時間間隔となる複数の時刻(注入濃度を変更した時刻)において、各々の時刻前後の10点(1分毎の瞬時データの10分間分)の残留塩素濃度をピックアップし、これらの平均値を算出した。
図5は、各平均値を縦軸(対数軸)に、当該平均値に対応する設定注入率を横軸にプロットした片対数グラフである。
図5から明らかなように、2018年7月5日、2018年8月8日、2018年9月14日、2018年11月7日のいずれの日に測定したデータを用いても、注入率を横軸、残留塩素濃度を縦軸(対数軸)とする片対数グラフ上に直線で示されることから、注入率と残留塩素濃度の関係は、指数近似可能であることが示された。
〔1.4.2 室内試験〕
室内において、フラスコに海水を採取して塩素(次亜塩素酸ソーダ)を注入すると共に、塩素の注入から10分後の残留塩素濃度を測定した。試験は、2005年7月26日、2005年9月26日、2005年12月2日、2006年1月24日に山口県柳井市周辺海域において採取した海水について実施した。また、試験は水温10℃、20℃、30℃の3種類の温度設定をした海水に対して実施した。
より詳細には、海水をフラスコに分取した後、恒温水槽で一定温度に保持し、次亜塩素酸ソーダを添加し、所定時間ごとに残留塩素濃度を測定した。添加する次亜塩素酸ソーダは事前に標定しておき、この液を海水試料に一定量添加したときの塩素濃度(計算値)を初期塩素注入濃度とした。
残留塩素濃度は、オルト―トリジン法により発色させ、吸光度を測定し求めた。事前に残留塩素標準比色液(クロム酸カリウム−二クロム酸カリウム溶液とリン酸塩緩衝液の混合)の吸光度から検量線を求め、これにより濃度を算出した。このときの測定波長は440nmを用いた。
図6Aは、2005年7月26日、2005年9月26日、2005年12月2日、及び2006年1月24日の各々に採水した海水における、水温10℃の海水に塩素注入(次亜塩素酸ソーダを添加)をした場合の注入率を横軸に、塩素注入から10分後の残留塩素濃度を縦軸(対数軸)にプロットした片対数グラフである。
図6Bは、2005年7月26日、2005年9月26日、2005年12月2日、及び2006年1月24日の各々における、水温20℃の海水に塩素注入をした場合の注入率を横軸に、塩素注入から10分後の残留塩素濃度を縦軸(対数軸)にプロットした片対数グラフである。
図6Cは、2005年7月26日、2005年9月26日、2005年12月2日、及び2006年1月24日の各々に採水した海水における、水温30℃の海水に塩素注入をした場合の注入率を横軸に、塩素注入から10分後の残留塩素濃度を縦軸(対数軸)にプロットした片対数グラフである。
いずれのグラフにおいても、注入率を横軸、残留塩素濃度を縦軸(対数軸)とする片対数グラフ上に直線で示されることから、注入率と残留塩素濃度の関係は、指数近似可能であることが示された。
〔2 第2実施形態〕
〔2.1 発明の概要〕
上記のように第1実施形態に係る塩素注入濃度管理装置1は、ある注入率と、当該注入率で塩素を注入してから所定時間後の復水器入口における残留塩素濃度との組、及び、これとは異なる注入率と、当該注入率で塩素を注入してから所定時間後の復水器入口における残留塩素濃度との組、以上二組のデータに基づいて、注入率と残留塩素濃度との関係を導き出し、この関係と、復水器入口における残留塩素濃度の目標値とから、注入率の最適値を算出するものであった。
一方、第2実施形態に係る塩素注入濃度管理装置1Aは、上記の最適値で塩素を注入した場合に実現されるであろう残留塩素濃度の目標値に基づいて、放水口での残留塩素濃度の予測値を算出すると共に、当該予測値と放水口での残留塩素濃度の実測値との差分が所定値を超えた場合に、警報を発報する。
〔2.2 実施形態の構成〕
図7は、本実施形態に係る塩素注入濃度管理装置1Aの機能ブロック図である。なお、図7では、塩素注入濃度管理装置1Aが備える構成要素のうち、塩素注入濃度管理装置1が備える構成要素と同一の構成要素については同一の符号を用いて示し、以下ではその機能の説明は基本的に省略する。
塩素注入濃度管理装置1Aは、塩素注入濃度管理装置1と異なり、制御部11の代わりに制御部11Aを備える。制御部11Aは、制御部11が備える構成要素に加えて、予測値算出部115を備える。また、塩素注入濃度管理装置1Aは、塩素注入濃度管理装置1が備える構成要素に加えて、第二残留塩素分析部14、及び警報部15を備える。
予測値算出部115は、目標濃度取得部113が取得した復水器入口での残留塩素濃度の目標値と、復水器出口での水温とに基づいて、放水口での残留塩素濃度の予測値を算出する。なお、予測値算出部115は、予測値の算出の際、後述の〔2.3 理論式〕で示す理論式を用いて予測値を算出する。
第二残留塩素分析部14は、放水口での残留塩素濃度を連続的に測定し、測定の都度、残留塩素濃度の実測値を警報部116に出力する。この第二残留塩素分析部14は、例えば市販の連続分析計を用いて実現することが可能である。
警報部15は、後述の第二残留塩素分析部14によって測定された、放水口での残留塩素濃度の実測値と、予測値算出部115で算出された予測値との差分が所定値を超えた場合に、警報を発報する。これにより、塩素注入濃度管理装置1Aのユーザは、放水口での残留塩素濃度の予測値を達成するために最適な注入率で塩素を注入していながら、放水口での残留塩素の実測値が、当該予測値から一定以上のかい離している場合に、このかい離を認識することが可能となる。
〔2.3 理論式〕
復水器入口での残留塩素濃度に対する放水口での残留塩素濃度の減衰は、一次反応式で説明できると仮定する。ここで、放水口における残留塩素濃度をC、復水器入口における残留塩素濃度をC、反応速度定数をk、流下時間をtとすると、以下の数式(1)が成り立ち、数式(1)から数式(2)が導かれる。

更に反応速度定数kはArrheniusの式で説明され、以下の式に示す通り、水温上昇に伴い増加する。
ここで、Aは定数である。Eは海水への塩素注入の結果生成される次亜塩素酸イオン、次亜臭素酸イオン等と海水の成分との反応に固有の活性化エネルギーであり、例えば発電所の場所や時間により固有の定数である。また、Rは気体定数、Tは復水器出口での水温(K)である。
ここでE/Rを定数Bと置き換えると、
となる。すなわち、A、Bは定数であるので、水温Tから反応速度定数kを算出することができ、復水器入口における残留塩素濃度から放水口における残留塩素濃度を予測することができる。
具体的な予測方法としては、第1のステップとして、数式(2)に、過去の復水器入口の残留塩素濃度と放水口での残留塩素濃度と、少なくとも二組の実測値を代入し、複数の反応速度定数kを算出する。ここで、放水口での残留塩素濃度としては、数式(2)に代入した復水器入口での残留塩素濃度から所定時間(例えば4分間)静置した後の残留塩素濃度を用いてもよい。
第2のステップとして、第1のステップで得られた複数のkと、各kに対応する実測時の復水器出口または放水口水温を数式(6)に代入し、A、Bをそれぞれ算出する。
第3のステップとして、第2のステップで得られた係数A、Bと、現在の復水器出口または放水口の水温とを数式(6)に代入して、反応速度定数kを算出する。
第4のステップとして、反応速度定数kと、復水器入口の残留塩素濃度とを用いて、放水口における残留塩素濃度を予測する。
〔3 効果〕
上記実施形態に係る塩素注入濃度管理装置によれば、以下の効果が奏される。
(1)上記のように、上記実施形態に係る塩素注入濃度管理装置は、海水利用プラントのための塩素注入濃度管理装置であって、海水利用プラントにおける塩素注入口から注入する塩素の注入率と、当該注入から所定時間後の、海水利用プラントに設置される復水器の入口における残留塩素濃度との組のデータを取得するデータ取得部111と、少なくとも二組の注入率と残留塩素濃度とのデータに基づいて、注入率と残留塩素濃度との関係を指数近似する関係演算部112と、残留塩素濃度の目標値を取得する目標濃度取得部113と、残留塩素濃度の目標値と、指数近似された関係とに基づいて、注入率の最適値を算出する最適塩素注入率算出部114と、を備える。
これにより、従来技術に比較して、煩雑な手続を必要とせずに、復水器入口での残留塩素濃度を目標値に合わせることが可能となる。
(2)上記のように、上記実施形態に係る塩素注入濃度管理装置は、復水器の入口において残留塩素濃度を連続的に測定し、前記残留塩素濃度の実測値を前記データ取得部に出力する残留塩素分析部12を更に備える。
これにより、塩素注入濃度管理装置のユーザは、手分析によらず自動的に、復水器入口における残留塩素濃度を測定することが可能となる。
(3)上記のように、上記実施形態に係る塩素注入濃度管理装置は、残留塩素濃度の目標値と前記復水器の出口または放水口での水温とに基づいて、前記海水利用プラントに設置される放水口での残留塩素濃度の予測値を算出する予測値算出部を更に備える。
これにより、塩素注入濃度管理装置のユーザは、放水口での残留塩素濃度を環境保全協定値に維持するための最適な注入率を把握することが可能となる。
(4)上記のように、上記実施形態に係る塩素注入濃度管理装置は、放水口での残留塩素濃度を連続的に測定する第二残留塩素分析部14と、第二残留塩素分析部14によって測定された残留塩素濃度と予測値との差分が所定値を超えた場合に警報を発報する警報部116と、を更に備える。
これにより、塩素注入濃度管理装置のユーザは、放水口での残留塩素濃度の予測値を実現するために最適な注入率で塩素を注入していながら、放水口での残留塩素の実測値と、当該予測値との間に一定以上のかい離がある場合に、このかい離を認識することが可能となる。かい離を認識した際は復水器入口目標値を見直す必要があることになる。
〔4 変形例〕
上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態ではあるが、上記実施形態に本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を施した形態での実施が可能である。
〔4.1 変形例1〕
第1実施形態に係る塩素注入濃度管理装置1は残留塩素分析部12を備え、第2実施形態に係る塩素注入濃度管理装置1Aは、更に第二残留塩素分析部14を備えるとしたが、これには限定されない。例えば、残留塩素分析部12及び/又は第二残留塩素分析部14を必須の構成要素とせず、その代わりに、塩素注入濃度管理装置1又は1Aのユーザは、例えば手分析で測定された残留塩素濃度を、塩素注入濃度管理装置1又は1Aに対して手入力してもよい。
〔4.2 変形例2〕
第1実施形態に係る塩素注入濃度管理装置1及び第2実施形態に係る塩素注入濃度管理装置1Aの関係演算部112は、少なくとも二組の、塩素の注入率と復水器の入口における残留塩素濃度との組のデータに基づいて、塩素の注入率と復水器の入口における残留塩素濃度との関係を指数近似するとしたがこれには限定されない。例えば、関係演算部112は、一組の塩素の注入率と復水器の入口における残留塩素濃度との組のデータと、ゼロ点、すなわち注入率と残留塩素濃度との双方がゼロのデータ、あるいは、注入率がゼロで、残留塩素濃度が所定値(例えば0.01mg/L)のデータを用いて、上記の関係を指数近似してもよい。
塩素注入濃度管理装置1又は1Aによる管理方法は、ソフトウェアにより実現される。ソフトウェアによって実現される場合には、このソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ(塩素注入濃度管理装置1又は1A)にインストールされる。また、これらのプログラムは、リムーバブルメディアに記録されてユーザに配布されてもよいし、ネットワークを介してユーザのコンピュータにダウンロードされることにより配布されてもよい。更に、これらのプログラムは、ダウンロードされることなくネットワークを介したWebサービスとしてユーザのコンピュータ(塩素注入濃度管理装置1又は1A)に提供されてもよい。
1 1A 塩素注入濃度管理装置
11 11A 制御部
12 残留塩素分析部
13 記憶部
14 第二残留塩素分析部
15 警報部
111 データ取得部
112 関係演算部
113 目標濃度取得部
114 最適塩素注入率算出部
115 予測値算出部

Claims (6)

  1. 海水利用プラントのための塩素注入濃度管理装置であって、
    前記海水利用プラントにおける塩素注入口から注入する塩素(次亜塩素酸ソーダ)の1時間当たりの注入塩素量である注入率と、前記注入から所定時間後の、前記海水利用プラントに設置される復水器の入口における残留塩素濃度との組のデータを取得するデータ取得部と、
    少なくとも二組の前記注入率と前記残留塩素濃度とのデータに基づいて、前記注入率と前記残留塩素濃度との関係を指数近似する関係演算部と、
    前記残留塩素濃度の目標値を取得する目標濃度取得部と、
    前記残留塩素濃度の目標値と、指数近似された前記関係とに基づいて、前記注入率の最適値を算出する最適塩素注入率算出部と、
    を備える、塩素注入濃度管理装置。
  2. 前記復水器の入口において前記残留塩素濃度を連続的に測定し、前記残留塩素濃度の実測値を前記データ取得部に出力する残留塩素分析部を更に備える、請求項1に記載の塩素注入濃度管理装置。
  3. 前記残留塩素濃度の目標値と前記復水器の出口または放水口の水温とに基づいて、前記海水利用プラントに設置される放水口での残留塩素濃度の予測値を算出する予測値算出部を更に備える、請求項1又は2に記載の塩素注入濃度管理装置。
  4. 前記放水口での残留塩素濃度を連続的に測定する第二残留塩素分析部と、
    前記第二残留塩素分析部によって測定された前記残留塩素濃度と、前記予測値との差分が所定値を超えた場合に警報を発報する警報部と、
    を更に備える、請求項3に記載の塩素注入濃度管理装置。
  5. 海水利用プラントのための塩素注入濃度管理方法であって、
    前記海水利用プラントにおける塩素注入口から注入する塩素(次亜塩素酸ソーダ)1時間当たりの注入塩素量である注入率と、前記注入から所定時間後の、前記海水利用プラントに設置される復水器の入口における残留塩素濃度との組のデータを取得するデータ取得ステップと、
    少なくとも二組の前記注入率と前記残留塩素濃度とのデータに基づいて、前記注入率と前記残留塩素濃度との関係を指数近似する関係演算ステップと、
    前記残留塩素濃度の目標値を取得する目標濃度取得ステップと、
    前記残留塩素濃度の目標値と、指数近似された前記関係とに基づいて、前記注入率の最適値を算出する最適塩素注入率算出ステップと、
    を有する、塩素注入濃度管理方法。
  6. 海水利用プラントのための塩素注入濃度管理プログラムであって、
    前記海水利用プラントにおける塩素注入口から注入する塩素(次亜塩素酸ソーダ)1時間当たりの注入塩素量である注入率と、前記注入から所定時間後の、前記海水利用プラントに設置される復水器の入口における残留塩素濃度との組のデータを取得するデータ取得ステップと、
    少なくとも二組の前記注入率と前記残留塩素濃度とのデータに基づいて、前記注入率と前記残留塩素濃度との関係を指数近似する関係演算ステップと、
    前記残留塩素濃度の目標値を取得する目標濃度取得ステップと、
    前記残留塩素濃度の目標値と、指数近似された前記関係とに基づいて、前記注入率の最適値を算出する最適塩素注入率算出ステップと、
    をコンピュータに実行させるための、塩素注入濃度管理プログラム。
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