JP6730436B2 - 撮像装置及び撮像装置の調整方法 - Google Patents
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Description
従来の撮像装置の全体構成図の図11を参照。図11は、雑音低減、ゲイン補正およびアナログ−デジタル変換のAFE(Analog Front End)を集積したCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)撮像素子であり、映像信号処理で遮光画素信号(以下、OBと称する)補正を行う従来例である。
即ち、撮像素子と、該撮像素子の映像信号の画素ごとに遮光時の暗電流を検出する手段と、第一の所定のレベルより大きい暗電流の画素ごとに独立に周囲画素の信号レベルを用いて補間する手段と、映像信号処理で遮光画素映像信号の代表値を有効画素映像信号から減算する遮光画素信号(以下、OBと称する)補正をする映像信号処理手段と、を有する撮像装置において、
正常画素の暗電流を検出する手段(OB画素の最小値からN番目からN+M番目平均値を算出する手段)または撮像素子の温度を検出する手段を有し、該検出した撮像素子温度に対応する正常画素の暗電流に蓄積時間を逆比例させて遮光蓄積する手段と、
映像信号処理のOB補正前に、第二の所定のレベルより小さい暗電流の画素(以下、完全黒キズと称する)を前記正常画素の暗電流と識別して検出する手段と、
撮影時に第二の所定のレベルより小さい暗電流の完全黒キズの画素ごとに独立に周囲画素の信号レベルを用いて補間する手段と、を有することを特徴とする。
即ち、上述の撮像装置において、
垂直走査周期に基づく前記検出した撮像素子温度に対応する正常画素の暗電流に蓄積時間を逆比例させて垂直走査周期の任意の倍数の範囲で垂直走査周期の所定の可変時間又は垂直走査周期の所定の遮光蓄積時間で暗電流が所定以上の画素欠陥(以下、白キズと称する)の検出を行う手段と、
上記検出した撮像素子温度に対応する正常画素の暗電流に蓄積時間を逆比例させて遮光蓄積してOB補正前に白キズ補間を行う手段と、
白キズ補間後に前記完全黒キズを前記正常画素の暗電流と識別して検出する手段と、
撮影時に前記完全黒キズごとに独立に周囲画素の信号レベルを用いて補間する手段と、
完全黒キズ補間後にOB補正を行う手段と、を有することを特徴とする。
さらに、上述の撮像装置であって、白キズ検出の蓄積での白キズ基準レベル又は標準撮像時の白キズ補間レベルと、判定レベルを入れ替えて、白キズの映像信号タイミング(アドレス)判定と標準撮像時の白キズ補間判定とを同一手段で行うことを特徴とする。
また、上記撮像装置において、白キズ補間後に完全黒キズ補間するので、(撮像信号の周囲画素信号及び撮像信号、又は白キズ補間信号の周囲画素信号及び白キズ補間信号の様に)入力信号を変えて、白キズのレベル以下判定時の白キズの映像信号タイミング(アドレス)、又は完全黒キズの映像信号タイミング(アドレス)の様に)制御信号を変えることにより、同一回路で白キズ補間と完全黒キズ補間と2回処理することで、白キズ補間と完全黒キズ補間とを同一回路で行う手段とを有することを特徴とする。
即ち、本発明の撮像装置の調整方法は、色分解光学系及び3個以上の撮像素子あるいはR,G1,G2,Bのベイヤ配列のカラーフィルタ付撮像素子と、該撮像素子の各赤緑青の原色映像信号の画素ごとに遮光時の暗電流を検出する手段と、第一の所定のレベルより大きい暗電流の画素ごとに独立に周囲画素の信号レベルを用いて補間する手段と、映像信号処理で遮光画素映像信号の代表値を有効画素の映像信号から減算する遮光画素信号(以下、OBと称する)補正をする映像信号処理手段とを有する撮像装置において、
撮像装置を撮像素子温度が所定以上の温度の状態時に、所定時間範囲にて遮光蓄積し、
映像信号処理のOB補正前に、第二の所定のレベルより小さい暗電流の画素(以下、完全黒キズと称する)を正常画素の暗電流と識別して検出し、
撮影時に前記完全黒キズの画素ごとに独立に周囲画素の信号レベルを用いて補間することを特徴とする。
また、白キズ補間後完全黒キズ補間後に映像信号処理で遮光画素信号(以下、OBと称する)補正するので、OB補正は白キズと完全黒キズの影響を受けないで安定に動作するので、映像信号の黒が安定し、テレビカメラのワイドダイナミックレンジ化が容易になる。
図1Aと図1Bと図1Cと図1Dとは本発明の撮像装置の全体構成の一実施例を示すブロック図であり、雑音低減、ゲイン補正およびアナログ−デジタル変換のAFEを集積したCMOS撮像素子で、映像信号処理で遮光画素の映像信号の代表値を有効画素映像信号から減算するOB補正を行う。
図1Aのテレビジョンカメラ30はガンマ後マトリクスの映像信号処理で、R,G,Bの3板撮像素子を用いたカラー撮像装置である。
図1Bは本発明の撮像装置の全体構成の他の一実施例を示すブロック図で、R,G1,G2,Bの4板撮像素子を用いたカラー撮像装置である。
図1Cは本発明の撮像装置の全体構成の他の一実施例を示すブロック図で、R,G1,G2,Bのベイヤ配列のオンチップカラーフィルタ付撮像素子を用いたカラー撮像装置である。
図1Dは本発明の撮像装置の全体構成の他の一実施例を示すブロック図で、モノクロ撮像素子を用いたモノクロ撮像装置である。
なお、本発明は、撮像素子をCMOSに限定するものではなく、CCD(Charge Coupled Device)等であってもよい。
撮像素子制御54は、CPU(Central Processing Unit)39の指示に従いCMOS撮像素子部33R,33G,33G1,33G2,33B,58,59の蓄積(露光)や読出しを制御する。
レンズ部31はCPU39の指示に従い遮光または標準撮像を光学絞りまたは可変光学減衰(以下、絞りと称する)で制御する。
また、50は白キズ検出補間、51は完全黒キズ検出補間、52は暗電流算出OB補正、53はガンマ色輪郭補正である。
図1Bと図1Cとにおいて、57はパラレル−シリアル変換部(P/S)であり、パラレル−シリアル変換部(P/S)の57により、G1とG2の撮像信号からGの撮像信号が生成される。
図1Dにおいて、59はモノクロ撮像素子で、60はガンマ輪郭補正であり、モノクロの輝度(Y)信号のみが出力される。
Y=0.2126R+0.7152G+0.0722B Pb=0.5389(B−Y) Pr=0.6350(R−Y)の計算式により、R/G/Bから輝度信号(Y)と色差信号(Pb/Pr)に変換する。そしてパラレル−シリアル変換部(P/S)37でシリアル映像信号に変換され、外部に出力される。
ビューファインダまたはモニタディスプレイの40では被写体の映像にメニュー画面を重畳し、ユーザーはメニュー画面を見ながら白キズと完全黒キズとの自動検出補間操作や任意の画素の手動での周囲画素での補間操作を表示する。
ここで、図2は、暗電流が異常に多い白キズと正常画素と感度が異常に低く暗電流が漏れ電流程度しかない撮像画素(以下、完全黒キズと称する)の遮光時の、映像信号処理でOB画素の映像信号の代表値を有効画素映像信号から減算するOB補正前の撮像信号(水平走査線)での完全黒キズ映像信号の撮像装置起動時から内部温度上昇の飽和までの変化を示す模式図模式図であり、(a)は遮光時のOB補正前の撮像信号(水平走査線)での感度が異常に低い撮像画素(以下、完全黒キズと称する)映像信号の撮像装置の起動時から内部温度上昇の飽和までの変化を示す模式図であり、(b)は 撮像素子の温度と蓄積時間と暗電流との白キズの映像信号の撮像装置起動時から内部温度上昇の飽和までの変化を示す模式図である。
撮像素子は一般に、6℃温度上昇で暗電流は2倍程度となっている。放熱に工夫しているカメラでは、一般に、内部温度上昇がおよそ2時間で飽和し12℃程度となっている。そのため、周囲温度が一定であっても、内部温度上昇12℃で、起動時に比べ、内部温度上昇の飽和時には4倍となる。通常はその中間となる。
漏れ電流相当の暗電流しかない完全黒キズを検出するため、白キズ検出の蓄積時間は白キズが飽和しない中時間(垂直走査周期の約60Hzの60倍のおよそ1秒)であるのに対し、完全黒キズ検出の蓄積時間は撮像素子の温度に6℃で2倍の正常画素の暗電流に反比例させて長時間(1秒から163894秒)とすることにより、正常画素の暗電流と、漏れ電流相当の暗電流しかない完全黒キズの暗電流と確実に識別する。
具体的には、撮影直前の検出は、撮像素子温度22℃で128秒程度が低温の実用限界であるが、撮像装置を組立調整後のヒートランまたは高温エージング等なら、最高使用温度45℃で放熱に工夫しているカメラで内部温度上昇約12℃で撮像素子温度57℃なら完全黒キズ検出の遮光蓄積時間は約2秒となる。
最高使用温度45℃で放熱に工夫していないカメラは内部温度上昇約19℃で撮像素子温度が64℃となり、完全黒キズ検出の遮光蓄積時間は垂直走査周期の約60Hzの60倍の約1秒となる。
最高使用温度40℃で特に放熱に工夫しているカメラは内部温度上昇約8℃で撮像素子温度が48℃となり、完全黒キズ検出の遮光蓄積時間は約16秒となる。ヒートランまたは高温エージング等での完全黒キズ検出の遮光蓄積時間は約1秒から約16秒なら、原価上昇はほとんどない。
正常画素の暗電流が少ない低温時において、正常画素の暗電流と、完全黒キズの暗電流と確実に識別するために、完全黒キズ検出の遮光蓄積時間は撮像素子の温度に6℃で2倍の正常画素の暗電流に正確に反比例させるために、暗電流算出OB補正52で遮光された正常画素の暗電流の代表値を算出する方法は、後述の実施例3で説明する。
撮像装置を組立調整後の(ヒートランまたは高温エージング等)撮像素子温度が40℃以上の状態時に、垂直走査周期の約60Hzの60倍のおよそ1秒から16秒(できれば周囲温度40℃以上、内部温度上昇11℃以上、撮像素子温度が51℃以上でおよそ4秒)遮光蓄積して映像信号処理のOB補正前に又はOB補正を中止して、第二の所定のレベルより小さい暗電流の画素(感度が異常に低く暗電流が漏れ電流程度しかない撮像画素(以下、完全黒キズと称する))を(正常画素の暗電流と識別して)検出し、撮影時に第二の所定のレベルより小さい暗電流の完全黒キズの画素ごとに独立に周囲画素の信号レベルを用いて補間することを特徴とする撮像装置の調整方法である。
図4は本発明の一実施例の白キズ検出と補間の詳細構成図である。
図5は本発明の一実施例の完全黒キズ検出と補間の詳細構成図である。
図6(A)は本発明の一実施例であり、遮光時のOB補正前の完全黒キズを周囲8画素の中央値で補間する模式図(標準撮像信号での完全黒キズの周囲正常画素での補間)である。
図6(B)は本発明の一実施例であり、遮光時のOB補正前の完全黒キズを周囲8画素の中央値で補間する模式図(標準撮像信号での完全黒キズの周囲黒キズを含む正常画素での補間)である。
図6(C)は本発明の一実施例であり、遮光時のOB補正前の撮像信号での白キズを周囲8画素の中央値で補間する模式図(標準撮像信号での白キズの周囲正常画素での補間)である。
図6(D)は本発明の一実施例であり、遮光時のOB補正前の撮像信号での白キズを周囲8画素の中央値で補間する模式図(標準撮像信号での白キズの周囲白キズを含む正常画素での補間)である。
図8は本発明の一実施例の完全黒キズの周囲8画素の中央値を算出し、完全黒キズを補間する詳細構成図である。
図9は本発明の一実施例の白キズ検出と完全黒キズ検出とのフローチャートであり、図10は発明の一実施例の白キズ補間と完全黒キズ補間とのフローチャートである。
図4と図5において、Rの白キズ補間信号、Gの白キズ補間信号、Bの白キズ補間信号から完全黒キズ検出の長時間蓄積での完全黒キズ基準レベルを減算し、完全黒キズの映像信号タイミング(アドレス)を判定し、標準撮像時に、標準撮像時の完全黒キズ補間レベル判定はしないで、完全黒キズの映像信号タイミング(アドレス)で完全黒キズの周囲画素での補間を行う。
ここで、完全黒キズ補間は白キズ補間後に行う。
図7と図8において、9は周囲画素信号選択部であり、16は白キズの周囲画素での補間、18は黒キズの周囲画素での補間、19は周囲画素中央値検出部、21,22,23,24,25,26,27,28は比較部、29は映像信号切替器である。
映像信号切替器7は、0H,1H,2Hの撮像信号を選択して撮像信号の周囲画素信号を生成し、0H,1H,2Hの白キズ補間信号を選択して白キズ補間信号の周囲画素信号を生成する。ラインメモリ5と6の替わりに図示しないフレームメモリでも良い。
また、図7と図8において、白キズ補間後に完全黒キズ補間するので、(撮像信号の周囲画素信号及び撮像信号、又は白キズ補間信号の周囲画素信号及び白キズ補間信号の様に)入力信号を変えて、白キズのレベル以下判定時の白キズの映像信号タイミング(アドレス)、又は完全黒キズの映像信号タイミング(アドレス)の様に)制御信号を変えることにより、同一回路で白キズ補間と完全黒キズ補間と2回処理することで、白キズ補間と完全黒キズ補間とを同一回路で行うことが可能であり、回路の小型化と低価格化が実現できる。
次に、CPU39は、画素の映像信号は黒キズレベルを下回っているかを判定(S908)し、“NO”なら終了に進み、“YES”なら黒キズの映像タイミング(アドレス)を記憶(S909)し、終了に進む。
以上で、白キズと完全黒キズとの検出の処理が終了となる。
次に、CPU39は、画素の映像信号は黒キズの映像タイミング(アドレス)かを判定(S1006)し、“NO”なら終了に進み、“YES”なら周囲8画素の中央値を算出(S1007)し、周囲8画素の中央値で補間(S1008)して終了に進む。
以上で、白キズと完全黒キズとの検出の補間が終了となる。
図12Bは、本発明の一実施例のOB補正の一例のOB画素信号の代表値検出部の一例となるOB画素信号の最小値からN(2)番目からN(2)+M(1)番目の平均検出部とOB補正との、暗電流算出OB補正である。
図12Dは、本発明の一実施例のOB補正の一例のOB画素信号の代表値検出部の一例となるOB画素信号の最小値からN(4)番目からN(4)+M(3)番目の平均検出部とV−OB補正との、暗電流算出OB補正である。
V−OB補正は縦筋補正やH Shading補正も兼ねる方が小型の信号処理回路で黒が安定した映像信号が出力でき、テレビカメラのワイドダイナミックレンジ化が容易になる。
図12Aから図12Dにおいて、OB画素信号の最小値からN(4)番目からN(4)+M(3)番目の平均検出部48は、21,22,23,24,25,26,27,28との比較部と、43,44,45との加算器と、46の1/4(2bitシフト)、47は最小値から4から4+3番目検出部からなる。
しかし、本発明では、OB画素の白キズと完全黒キズの影響を受けないで、撮像素子の温度が6℃上昇すると約2倍に増加するOB画素信号の正常画素の暗電流を検出することができる。その結果、検出した(撮像素子温度に6℃でおよそ2倍となる)正常画素の暗電流に蓄積時間を逆比例させることができる。
また、検出したOB画素信号の正常画素の暗電流の信号を撮像有効画素信号から減算すれば、OB画素の白キズと完全黒キズの影響を受けないで、映像信号処理で安定にOB補正をすることができ、映像信号の黒が安定し、テレビカメラのワイドダイナミックレンジ化が容易になる。
検出した(撮像素子温度が6℃上昇でおよそ2倍となる)正常画素の暗電流に蓄積時間を逆比例させることにより、正常画素の暗電流が少ない低温時の正常画素の暗電流と、漏れ電流相当の暗電流しかない異常低感度画素(完全黒キズ)の暗電流と確実に識別し、完全黒キズを確実に検出する。
白キズ検出と異なり、感度が異常に低く暗電流が漏れ電流程度しかない撮像画素(以下、完全黒キズと称する)信号検出は困難なので、低温度における検出時の長時間蓄積が許容される。
さらに、入力信号を変えて、白キズのレベル以下判定時の白キズの映像信号タイミング(アドレス)、又は完全黒キズの映像信号タイミング(アドレス)の様に)制御信号を変えて同一回路で2回処理して、白キズ補間と完全黒キズ補間とを同一手段で行うことが可能であり、回路の小型化と低価格化が実現できる。
また、白キズ補間後完全黒キズ補間後に映像信号処理で遮光画素信号(以下、OBと称する)補正するので、OB補正は白キズと完全黒キズの影響を受けないで安定に動作するので、映像信号の黒が安定し、テレビカメラのワイドダイナミックレンジ化が容易になる。
テレビカメラの撮像素子は、2K(1920H×1080V),4K(3840H×2160V),8K(7680H×4320V)と高画素になるに従い、有効画素に比較してOB画素が少なくなる。そのため、OB画素の白キズの影響を受けやすくなる。しかし、本発明では、OB画素の白キズの影響を受けないで、撮像素子の温度が6℃上昇すると約2倍に増加するOB画素信号の代表値を検出することができる。
従来は、白キズ検出と異なり、感度が異常に低く暗電流が漏れ電流程度しかない撮像画素(以下、完全黒キズと称する)信号検出と補間との自動化は困難で手動補間を行っていた。
本発明によれば、完全黒キズの検出と補間とが自動で可能で、CCD撮像素子に比べ、高画素化と高速読出しとが容易で安価なMOS撮像素子の完全黒キズが許容できない放送用カメラや高い信頼性が要求される(原子力発電所や新幹線等の)監視用カメラや(自動車塗装や織物等の確認の)産業用カメラ等への適用が加速される。
Claims (3)
- 撮像素子と、該撮像素子の映像信号の画素ごとに遮光時の暗電流を検出する手段と、第一の所定のレベルより大きい暗電流の画素ごとに独立に周囲画素の信号レベルを用いて補間する手段と、映像信号処理で遮光画素映像信号の代表値を有効画素映像信号から減算する遮光画素信号(以下、OBと称する)補正をする映像信号処理手段と、を有する撮像装置において、
正常画素の暗電流を検出する手段(OB画素の最小値からN番目からN+M番目平均値を算出する手段)により撮像素子の温度の増加を検出する手段、または、撮像素子の温度を検出する手段を有し、前記撮像素子の温度の増加または前記検出した撮像素子の温度に対応する正常画素の暗電流に蓄積時間を逆比例させて遮光蓄積する手段と、
映像信号処理のOB補正前に、第二の所定のレベルより小さい暗電流の画素(以下、完全黒キズと称する)を前記正常画素の暗電流と識別して検出する手段と、
撮影時に第二の所定のレベルより小さい暗電流の完全黒キズの画素ごとに独立に周囲画素の信号レベルを用いて補間する手段と、を有することを特徴とする撮像装置。 - 撮像素子と、該撮像素子の映像信号の画素ごとに遮光時の暗電流を検出する手段と、第一の所定のレベルより大きい暗電流の画素ごとに独立に周囲画素の信号レベルを用いて補間する手段と、映像信号処理で遮光画素映像信号の代表値を有効画素映像信号から減算する遮光画素信号(以下、OBと称する)補正をする映像信号処理手段と、を有する撮像装置において、
正常画素の暗電流を検出する手段(OB画素の最小値からN番目からN+M番目平均値を算出する手段)により撮像素子の温度の増加を検出する手段、または、撮像素子の温度を検出する手段を有し、
映像信号処理のOB補正前に、第二の所定のレベルより小さい暗電流の画素(以下、完全黒キズと称する)を前記正常画素の暗電流と識別して検出する手段と、
垂直走査周期に基づく前記撮像素子の温度の増加または前記検出した撮像素子の温度に対応する正常画素の暗電流に蓄積時間を逆比例させて垂直走査周期の任意の倍数の範囲で垂直走査周期の所定の可変時間又は垂直走査周期の所定の遮光蓄積時間で暗電流が所定以上の画素欠陥(以下、白キズと称する)の検出を行う手段と、
上記撮像素子の温度の増加または前記検出した撮像素子の温度に対応する正常画素の暗電流に蓄積時間を逆比例させて遮光蓄積してOB補正前に白キズ補間を行う手段と、
白キズ補間後に前記完全黒キズを前記正常画素の暗電流と識別して検出する手段と、
撮影時に前記完全黒キズごとに独立に周囲画素の信号レベルを用いて補間する手段と、
完全黒キズ補間後にOB補正を行う手段と、を有することを特徴とする撮像装置。 - 色分解光学系及び赤緑青の3個以上の撮像素子あるいはR,G1,G2,Bのベイヤ配列のカラーフィルタ付撮像素子と、前記赤緑青の各原色映像信号または前記R,G1,G2,Bの各原色映像信号の画素ごとに遮光時の暗電流を検出する手段と、第一の所定のレベルより大きい暗電流の画素ごとに独立に周囲画素の信号レベルを用いて補間する手段と、映像信号処理で遮光画素映像信号の代表値を有効画素の映像信号から減算する遮光画素信号(以下、OBと称する)補正をする映像信号処理手段とを有する撮像装置において、
撮像装置を撮像素子温度が所定以上の温度の状態時に、所定時間範囲にて遮光蓄積し、
映像信号処理のOB補正前に、第二の所定のレベルより小さい暗電流の画素(以下、完全黒キズと称する)を正常画素の暗電流と識別して検出し、
撮影時に前記完全黒キズの画素ごとに独立に周囲画素の信号レベルを用いて補間することを特徴とする撮像装置の調整方法。
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