JP6730042B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、空気入りタイヤに関するものである。
特許文献1,2には、空冷のための複数の突起がタイヤサイド部に形成されたランフラットタイヤが開示されている。これらの突起は、タイヤの回転に伴うタイヤサイド部表面の空気流の乱流化を意図している。乱流化によって、タイヤサイド部表面近傍における空気流の速度勾配が大きくなり、放熱性向上が向上する。
国際公開第WO2007/032405号 国際公開第WO2008/114668号
特許文献1,2には、タイヤサイド部表面近傍の空気流の乱流化以外の手法による放熱性向上は、教示されていない。
本発明は、空冷による放熱を効果的に促進することで、空気入りタイヤの耐久性を向上することを課題とする。
本発明者は、タイヤサイド部表面近傍の空気流の速度勾配の最大化について、種々検討した。物体(例えば平板)が流体の流れの中に配置された場合、流体の粘性によって物体表面近傍では流体の速度が急激に低下することが知られている。流体の速度が急変する領域(境界層)の外側に、流体の速度が粘性の影響を受けない領域が形成される。境界層の厚さは物体の前縁から下流側に向けて増大する。物体の前縁付近の境界層は層流であるが(層流境界層)、下流側に向け、遷移領域を経て、乱流となる(乱流境界層)。本発明者は、層流境界層では乱流境界層に比べて流体の速度勾配が大きいため物体から流体への放熱効率が高いことに着目し、本発明を完成した。つまり、本発明者は、層流境界層における高い放熱性を、空気入りタイヤの空冷に適用することを着想した。本発明は、かかる新たな着想に基づく。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、
タイヤサイド部の表面に突起を備え、
前記突起は、頂面と、タイヤ回転方向側の側面である前側面と、前記頂面と前記前側面とが交わる前辺部とを備え、タイヤ径方向のいずれかの位置に、タイヤ周方向への空気流れを許容し、タイヤ回転逆方向に向かうに従って徐々に間隔を広くする隙間を形成され、
前記突起の前辺部において前記頂面と前記前側面とがなす先端角度は、100°以下であり、
前記突起は、タイヤ周方向に間隔をあけて複数設けられ、
タイヤ周方向に隣接して配置される前記突起は、同一形状を有することを特徴とする空気入りタイヤを提供する。
この構成により、タイヤサイド部の表面を流動する空気は、突起の前辺部によって前側面に沿った第1の流れと、頂面に沿った第2の流れと、突起に形成された隙間を通過する第3の流れとに分流される。第2の流れは、高速となった層流境界層を頂面の広い範囲で形成し、突起の放熱性を向上させる。第3の流れは、流動方向に向かって徐々に広がる隙間を通過し、突起の後側面側で滞留する空気溜まりを引っ張って流動させる。この結果、突起での放熱性を高める。
本発明はまた、
タイヤサイド部の表面に突起を備え、
前記突起は、頂面と、タイヤ回転方向側の側面である前側面と、前記頂面と前記前側面とが交わる前辺部とを備え、タイヤ径方向のいずれかの位置に、タイヤ周方向への空気流れを許容し、タイヤ回転逆方向に向かうに従って徐々に間隔を広くする隙間を形成され、
前記突起の前辺部において前記頂面と前記前側面とがなす先端角度は、100°以下で あり、
前記隙間によってタイヤ径方向の内径側に形成される内側突起は、前記隙間を構成する外端面と頂面とが交わる外辺部のタイヤ回転方向側の端部を通ってタイヤ径方向に延びる直線と、前記外辺部とのなす角度c2が、90°<c2≦133°を満足することを特徴とする空気入りタイヤを提供する。
この構成により、前記発明と同様に、タイヤサイド部の表面を流動する空気は、突起の前辺部によって前側面に沿った第1の流れと、頂面に沿った第2の流れと、突起に形成された隙間を通過する第3の流れとに分流される。第2の流れは、高速となった層流境界層を頂面の広い範囲で形成し、突起の放熱性を向上させる。第3の流れは、流動方向に向かって徐々に広がる隙間を通過し、突起の後側面側で滞留する空気溜まりを引っ張って流動させる。この結果、突起での放熱性を高める。
本発明はまた、
タイヤサイド部の表面に突起を備え、
前記突起は、頂面と、タイヤ回転方向側の側面である前側面と、前記頂面と前記前側面とが交わる前辺部とを備え、タイヤ径方向のいずれかの位置に、タイヤ周方向への空気流れを許容し、タイヤ回転逆方向に向かうに従って徐々に間隔を広くする隙間を形成され、
前記突起の前辺部において前記頂面と前記前側面とがなす先端角度は、100°以下で あり、
前記前側面は、タイヤ外径方向に向かってタイヤ周方向のいずれか一方に変位し、
前記前側面は、タイヤ外径方向に向かってタイヤ回転逆方向に変位することを特徴とする空気入りタイヤを提供する。
この構成により、前記発明と同様に、タイヤサイド部の表面を流動する空気は、突起の前辺部によって前側面に沿った第1の流れと、頂面に沿った第2の流れと、突起に形成された隙間を通過する第3の流れとに分流される。第2の流れは、高速となった層流境界層を頂面の広い範囲で形成し、突起の放熱性を向上させる。第3の流れは、流動方向に向かって徐々に広がる隙間を通過し、突起の後側面側で滞留する空気溜まりを引っ張って流動させる。この結果、突起での放熱性を高める。
本発明によれば、突起の前側面の先端角度を100°以下としたので、タイヤサイド部の表面を流動する空気を、前側面に沿った第1の流れと、頂面に沿った第2の流れとに分流し、頂面での流動状態を層流境界層として流速を高め、放熱性を向上させることができる。また、第3の流れは、タイヤ回転逆方向に向かって広がる突起の隙間を通過するので、後側面側の空気溜まりを引っ張って流動させ、突起からの放熱性を高めることができる。
本発明の第1実施形態に係る空気入りタイヤの子午線半断面図。 本発明の第1実施形態に係る空気入りタイヤの部分側面図。 図2の部分拡大図。 突起の模式的な斜視図。 突起の端面図。 先端角度を説明するための突起の部分端面図。 空気流の経路を説明するための突起の平面図。 空気流の経路を説明するための突起の端面図。 突起及び突起間の空気流の経路を説明するための模式図。 境界層を説明するための突起の端面図。 境界層を説明するための突起の端面図。 第1実施形態と異なる前辺部の傾斜角度を有する突起を備える空気入りタイヤの部分側面図。 図12Aの部分拡大図。 平面視での突起の形状の代案を示す図。 図13Aの部分拡大図。 平面視での突起の形状の代案を示す図。 平面視での突起の形状の代案を示す図。 平面視での突起の形状の代案を示す図。 突起の配置の代案を示す図。 突起の配置の代案を示す図。 突起の配置の代案を示す図。 突起の配置の代案を示す図。 端面視での突起の形状の代案を示す図。 端面視での突起の形状の代案を示す図。 端面視での突起の形状の代案を示す図。 端面視での突起の形状の代案を示す図。 端面視での突起の形状の代案を示す図。 端面視での突起の形状の代案を示す図。 端面視での突起の形状の代案を示す図。 端面視での突起の形状の代案を示す図。 端面視での突起の形状の代案を示す図。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。また、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは必ずしも一致していない。
まず、本発明の実施形態の基本的構成について説明する。
図1は、ゴム製の空気入りタイヤ(以下、タイヤという)1の子午線半断面図を示す。このタイヤ1はサイズ245/40R18のランフラットタイヤである。本発明は、異なるサイズのタイヤにも適用できる。また、本発明は、ランフラットタイヤの範疇に含まれないタイヤにも適用できる。タイヤ1は、回転方向が指定されている。指定された回転方向を図3に矢印RDで示す。
タイヤ1は、トレッド部2、一対のタイヤサイド部3、及び一対のビード部4を備える。個々のビード部4は、タイヤサイド部3のタイヤ径方向の内側端部(トレッド部2とは反対側の端部)に設けられている。一対のビード部4間には、カーカス5が設けられている。カーカス5と、タイヤ1の最内周面のインナーライナー6との間には、補強ゴム7が配置されている。カーカス5とトレッド部2の踏面との間には、ベルト層8が設けられている。言い換えれば、トレッド部2では、カーカス5のタイヤ径方向外側にベルト層8が設けられている。
図2及び図3を参照すると、タイヤサイド部3の表面には、複数の突起がタイヤ周方向に間隔をあけて設けられている。本実施形態では、これらの突起11の形状、寸法、及び姿勢は同じである。図1では、リム(図示せず)の最外周位置P1からトレッド部2のタイヤ径方向の最も外側の位置までの距離(タイヤ高さ)が符号THで示されている。突起11は、リムの最外周位置P1からのタイヤ高さTHの0.05倍以上0.7倍以下の範囲に設けることができる。
本明細書では、タイヤ幅方向から見た突起11の形状に関して「平面視」又はそれに類する用号を使用する場合があり、後述する内端面15側から見た突起11の形状に関して「端面視」又はそれに類する用語を使用する場合がある。
図4及び図5を参照すると、突起11は、タイヤ径方向に2分割されることにより、外径側の外側突起11Aと、内径側の内側突起11Bとが形成されている。
各突起11A,11Bは、タイヤサイド部3の表面に沿って拡がる平坦面である頂面12a,12bをそれぞれ備える。また、各突起11A,11Bは前側面13a,13bと後側面14a,14bとをそれぞれ備える。前側面13a,13bはタイヤ回転方向RDの前方側に位置し、後側面14a,14bはタイヤ回転方向RDの後方側(タイヤ回転逆方向)に位置する。さらに、各突起11A,11Bは、タイヤ径方向内側の内端面15a,15bと、タイヤ径方向外側の外端面16a,16bとをそれぞれ備える。後に詳述するように、本実施形態における前側面13a,13bは、タイヤサイド部3の表面及び頂面12に対して傾斜した平坦面である。本実施形態における後側面14a,14b、内端面15a,15b、及び外端面16a,16bは、タイヤサイド部3の表面に対して概ね垂直に延びる平坦面である。
前辺部17a,17bは頂面12a,12bと前側面13a,13bとがそれぞれ互いに交わる部分であり、後辺部18a,18bは頂面12a,12bと後側面14a,14bとがそれぞれ互いに交わる部分である。内辺部19a,19bは頂面12a,12bと内端面15a,15bとがそれぞれ互いに交わる部分であり、外辺部20a,20bは頂面12a,12bと外端面16a,16bとがそれぞれ互いに交わる部分である。前辺部17a,17b、後辺部18a,18b、内辺部19a,19b、及び外辺部20a,20bは、本実施形態のように鋭いないしは明瞭なエッジであってもよいが、端面視で、ある程度湾曲あるいは面取りした形状を有していてもよい。本実施形態では、前辺部17a,17b、後辺部18a,18b、内辺部19a,19b、及び外辺部20a,20bの平面視での形状は、いずれも直線状である。しかし、これらの平面視での形状は、円弧及び楕円弧を含む曲線状であってもよく、複数の直線から構成された折れ線であってもよく、直線と曲線の組み合わせであってもよい。
外側突起11Aの内端面15aと、内側突起11Bの外端面16bの間には隙間Gが形成されている。そして、内端面15aと外端面16bとはタイヤ回転逆方向に向かって徐々に離間するように傾斜している。隙間Gにはタイヤサイド部3の表面を流動する空気(空気流)が通過する。
外側突起11Aの前辺部17aと内辺部19aとの交点X1を通ってタイヤ径方向に延びる直線LS1と、内辺部19aとのなす傾斜角度c1は、次式を満足するように形成されている。
Figure 0006730042
内側突起11Bの前辺部17bと外辺部20bとの交点X2を通ってタイヤ径方向に延びる直線LS2と、外辺部19bとの成す角度c2は、次式を満足するように形成されている。
Figure 0006730042
図3を参照すると、前辺部17(前側面13)は、平面視において、前辺部17を通るタイヤ径方向に延びる直線に対して傾斜している。言い換えれば、前辺部17はタイヤ径方向に対して傾斜している。前辺部17のタイヤ径方向に対する傾斜角度a1は、前辺部17のタイヤ回転方向RDで最前方側の位置を通り、かつタイヤ径方向に延びる基準直線Lsと、前辺部17が延びる方向(本実施形態では直線である前辺部17自体)とがなす角度(平面視で時計回りを正とする)として定義される。
但し、前記前辺部17(前側面13)は、平面視において直線状に傾斜しているだけでなく、湾曲していてもよく、要はタイヤ外径方向に向かってタイヤ周方向のいずれか一方に変位していればよい。
これによれば、前辺部17で分流したタイヤサイド部3の表面側の空気を、前側面13に沿ってタイヤ周方向へと流動させる第1の流れ(従たる空気流)としやすくなり、頂面12に沿う第2の流れ(主たる空気流)を、高速の層流状態とし、層流境界層LBの範囲を拡大することが可能となる。
前記前側面13は、タイヤ外径方向に向かってタイヤ回転逆方向に変位するのが好ましい。
これによれば、第1の流れを、タイヤの回転によってタイヤサイド部の表面を通過する空気に作用する遠心力の方向と合致させることができる。したがって、第1の流れをより一層スムーズなものとすることができる。
本実施形態における前辺部17は、平面視で右上がりに延びている。図12A及び図12Bに示すように、突起11は前辺部17が平面視で右下がりに延びる形状であってもよい。本実施形態の後辺部18は、平面視で前辺部17と概ね平行に延びている。また、本実施形態の内辺部19と外辺部20は、平面視で互いに平行に延びている。
図3を参照すると、符号Rはタイヤ半径を示し、符号Rpは突起11のタイヤ径方向の任意の位置のタイヤ回転中心からの距離を示す。また、図3の符号Rpcは突起11の中心pc(例えば平面視での頂面12の図心)のタイヤ回転中心からの距離を示す。さらに、図3の符号hRpは、タイヤ径方向の任意の位置における、突起11のタイヤ周方向の寸法、すなわち突起11の幅を示す。また、図3の符号hRpcは突起の中心pcにおける、突起11の幅を示している。
図5を併せて参照すると、本実施形態では、突起11のタイヤ径方向の任意の位置における突起11の厚みtRpは一定である。つまり、突起11の厚みtRpは、突起11のタイヤ径方向で一様である。また、本実施形態では、突起11の厚みtRpは前側面13(前辺部17)から後側面14(後辺部18)まで一定である。つまり、突起11の厚みtRpは突起11のタイヤ周方向でも一様である。
図5及び図6を参照すると、端面視では、前辺部17において突起11の頂面12と前側面13とがある角度(先端角度a2)をなしている。本実施形態における前側面13は、頂面12と前側面13とが前辺部17に向けて間隔が狭まるテーパ形状となるような傾斜を有している。言い換えれば、前側面13の傾斜は、端面視において、前側面13の下端が前辺部17よりもタイヤ回転方向RDの後方側に位置するように設定されている。前側面13がこのような傾斜を有することで、本実施形態の突起11の先端角度a2は鋭角(45°)である。先端角度a2の具体的な定義は後述する。
図7から図9を参照すると、タイヤ1を装着した車両の走行時には、矢印AF0で概念的に示すように、前辺部17側から突起11に流入する空気流がタイヤサイド部3の表面近傍に生じる。図7を参照すると、タイヤサイド部3の表面の特定の位置P2における空気流AF0は、位置P2を通るタイヤ径方向に延びる直線に対して引いた垂線(水平線Lh)に対して、ある角度(流入角度afl)を有する。本発明者が行った解析によると、タイヤサイズ245/40R18、突起11の中心Pcのタイヤ回転中心からの距離Rpcが550mm、車両の走行速度80km/hという条件下では、流入角度aflは12°である。また、走行速度が40〜120km/hの範囲で変化すると、流入角度aflには±1°程度の変化がある。実際の使用時には、走行速度に加え、向かい風、車両の構造等を含む種々の要因による影響があるので、前述の条件下における流入角度aflは12±10°程度とみなせる。
引き続き図7から図9を参照すると、空気流AF1は前辺部17から突起11に流入し、この流入時に2つの空気流に分かれる。図7に最も明瞭に示すように、一方の空気流AF1は、前側面13から頂面12に乗り上がり、前辺部17から後辺部18に向けて頂面12に沿って流れる(主たる空気流:第2の流れ)。他方の空気流AF2は、前側面13に沿ってタイヤ径方向外側へ流れる(従たる空気流:第1の流れ)。図12A及び図12Bに示すように前辺部17が平面視で右下がりの場合、空気流AF2は前側面13に沿ってタイヤ径方向内側へ流れる。
図10を併せて参照すると、突起11の頂面12に沿って流れる空気流AF1は層流となっている。つまり、突起11の頂面12近傍には層流境界層LBが形成される。図10において、符号Vaは空気流AF0,空気流AF1のタイヤサイド部3の表面近傍と突起11の頂面12近傍での速度勾配を概念的に示している。層流である空気流AF2は速度勾配が大きいので、突起11の頂面12から空気流AF2へ高効率で放熱がなされる。言い換えれば、突起11の頂面12の空気流AF2が層流となることで、空冷による放熱が効果的に促進される。効果的に空冷することで、温度上昇によるタイヤ構成材料の経時的変化の促進等が抑えられ、タイヤ1の耐久性が向上する。
図9において矢印AF3で示すように、頂面12を通過して後辺部18から下流側へ流れる空気流は、頂面12を通過した後、タイヤサイド部3の表面に衝突して方向変換される。その結果、隣接する突起11,11間では、タイヤサイド部3の表面からの放熱が促進される。
図4を参照すると、空気流AF0は、空気流AF1,AF2以外に、さらに各突起11A,11Bの隙間Gを通過する空気流AF4にも分流される。各突起11A,11Bの後側面14側では、構造上、空気溜まりが発生し、この部分の放熱性が妨げられやすい。隙間Gを流動する空気は、この空気溜まりを引っ張って流動する。この結果、突起11の後側面14での放熱性が高められる。
以上のように、本実施形態のタイヤ1では、突起11の頂面12の空気流AF1の層流化と、突起11,11間の空気流AF3の衝突と、隙間Gを流動する空気流れAF4による空気溜まりの引っ張りとによってタイヤ1の放熱性を向上している。
後に詳述するように、タイヤ回転中心からの距離Rpにおける突起11の幅hRp(図3参照)は、突起11の頂面12の後辺部18まで層流境界層LBとなるように設定することが好ましい。しかし、図11に概念的に示すように、突起11の幅hRpは、突起11の頂面12の後辺部18側で、速度境界層が遷移領域TRや乱流境界層TBとなるような比較的長い寸法にすることも許容される。このような場合でも、突起11の頂面12のうち層流境界層LBが形成される領域では、大きな速度勾配により放熱性向上の利点が得られる。
前述した突起11に流入した空気流AF0が空気流AF1,AF2へと分流されるためには、突起11の厚さhtp、特に前辺部17の部分における厚さhtpが突起11の幅hp(幅hpが一定でない場合は最小幅)よりも小さいことが好ましい。
前述のように突起11へ流入する空気流AF0は流入角度aflを有する。空気流AF0が空気流AF1,AF2へと分流されるためには、平面視での突起11の前辺部17の傾斜角度a1を、前辺部17に対する空気流AF0の進入角度が90°とならないように設定する必要がある。言い換えれば、平面視において、空気流AF0に対して突起11の前辺部17を傾ける必要がある。
図3を参照すると、前辺部17が平面視で右上がりである場合、前辺部17は、前辺部17に流入する空気流AF0に対して45°で交差するように設定するのがより好ましい。この場合、上述したように、空気流AF0の流入角度aflは12±10°程度とみなせるので、前辺部17の傾斜角度a1は、前辺部17の傾斜角度a1は次式で規定される範囲内に設定することが好ましい。
Figure 0006730042
図13を参照すると、前辺部17が右下がりである場合、前辺部17の傾斜角度a1は、前辺部17に流入する空気流AF0に対して45°で交差するように設定するのが好ましく、以下の次式で規定される範囲内に設定することが好ましい。
Figure 0006730042
要するに、前辺部17の傾斜角度は、式(3)又は(4)を満たすように設定することが好ましい。
図5及び図6を参照すると、突起11へと流入する空気流AF0が空気流AF1,AF2へと適切に分流されるためには、突起11の先端角度a2は過度に大きく設定しない必要がある。具体的には、先端角度a2は100°以下に設定することが好ましい。より好ましくは、先端角度a2は90°以下であり、鋭角、つまり90°未満に設定されるのがよい。先端角度a2が過度に小さいことは、前辺部17付近における突起11の強度低下の原因となるので好ましくない。そのため、先端角度a2は、特に45°以上65°以下の範囲に設定することが好ましい。
図3を参照すると、タイヤ径方向の任意の位置における突起11の幅hRpが過度に狭いと、頂面12近傍の層流境界層TBによる突起11からの放熱面積が不足し、層流による放熱促進効果が十分に得られない。そのため、突起11の幅hRpは10mm以上に設定することが好ましい。
引き続き図3を参照すると、タイヤ径方向の任意の位置における突起11の幅hRpは、以下の次式を満たすように設定することが好ましい。
Figure 0006730042
R:タイヤ半径R
Rp:突起上の任意の位置のタイヤ回転中心からの距離
hRp:タイヤ回転中心からの距離Rpにおける突起の幅
幅hRpが小さすぎると速度勾配が増大する領域を十分に確保できず十分な冷却効果が得られない。式(5)における下限値10は、層流境界層TBが得られる最小寸法に対応している。
幅hRpが大きすぎると突起11上で速度境界層が過度に成長してしまい速度勾配が小さくなり放熱性が悪化する。式(5)における上限値50は、かかる観点から規定されている。以下、上限値を50に設定した理由を説明する。
平板上における速度境界層の発達、すなわち層流境界層LBから乱流境界層TBへの遷移は以下の次式で表されることが知られている。
Figure 0006730042
x:層流境界層から乱流境界層への遷移が生じる平板先端からの距離
U:流入速度
ν:流体の動粘性係数
主流の乱れの影響や、遷移領域付近では境界層がある程度成長することで速度勾配が低下することを考えると、十分な冷却効果が得られるために必要な突起11の幅hRpの最大値hRp_maxは、式(6)の距離xの1/2程度と考えられる。従って、突起11の最大幅hRp_maxは、次式で表される。
Figure 0006730042
突起11への流体の流入速度Uは、突起11のタイヤ径方向の任意の位置のタイヤ回転中心からの距離Rpとタイヤ角速度の積として表される(U=Rpω)。また、車両速度Vはタイヤ半径Rとタイヤ角速度の積として表される(V=Rω)。従って、次式の関係が成立する。
Figure 0006730042
空気の動粘性係数νについて、次式が成立する。
Figure 0006730042
式(8),(9)を式(7)に代入することで、次式が得られる。
Figure 0006730042
車両速度Vとして80km/hを想定すると、式(10)よりhRp_maxは以下となる。
Figure 0006730042
タイヤ1の発熱がより顕著となる高速走行時、具体的には車両速度Vとして160km/hまでを考慮すると、式(10)よりhRp_maxは以下となる。
Figure 0006730042
このように、高速走行時(車両速度Vとして160km/h以下)であっても、突起11の頂面12の幅方向全体で層流境界層TBが形成されるためには、式(5)の上限値は50mmとなる。
なお、本発明は、前記実施形態に記載された構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
また、突起11の平面視での形状は、以下の通り種々の形態を取ることができる。
図13A及ぶ図13Bでは、外側突起11Aの前辺部17aが平面視で右上がりに延びているのに対し、内側突起11Bの前辺部17bは平面視で右下がりに延びている。外側突起11Aの前辺部17aと内辺部19aとの交点X1を通ってタイヤ径方向に延びる直線LS1と、前辺部17aとのなす角度a1−1は、前記式(3)を満足する。一方、内側突起11Bの前辺部17bと外辺部20bとの交点X2を通ってタイヤ径方向に延びる直線LS2と、前辺部17bとのなす角度a1−2は、前記式(4)を満足する。また、前記直線LS1と外側突起11Aの内辺部19aとのなす角度c1は、前記式(1)を満足する。一方、前記直線LS2と突起11Bの外辺部20aとのなす角度c2は、前記式(2)を満足する。
図14A〜14Cの突起11は、前記実施形態と同様に、外側突起11Aと内側突起11Bとに2分割されることにより、両者の間にはタイヤ回転逆方向に向かうに従って徐々に広がる隙間Gが形成されている。
図14Aでは、突起11Bの後辺部18bは、傾斜角度の異なる2本の直線により構成された平面視での形状を有する。すなわち、後辺部18bは、内辺部19との交点である角部から前辺部17側へと延びる第1後辺部18b−1と、この第1後辺部18b−1よりも前辺部17とのなす角度が小さくなった第2後辺部18b−2とで構成されている。
図14B,14Cの突起11A,11Bは、前辺部17a,17bが右上がりに延びるのに対し、後辺部18a,19bが右下がりに延びる平面視での形状を有する。特に、図14Cの突起11A,11Bは、平面視での形状が等脚台形状とされている。これらの突起11A,11Bを2分割する隙間Gは、タイヤ径方向のほぼ中央部に形成されている。
図15Aでは、タイヤサイド部3の表面に、幅hRpが異なる2種類の突起11が交互に配置されている。但し、この幅hRpが異なる突起11は3種類以上とすることもできる。
図15B,図15Cでは、タイヤサイド部3の表面に、前辺部17の傾斜角度a1が異なる2種類の突起11が交互に配置されている。図15Bでは、2種類の突起11はいずれも右上がりの前辺部17を有する。図15Cでは、2種類の突起11のうちの一方は右上がりの前辺部17を有し、他方の突起11は右下がりの前辺部17を有する。
図15Dでは、タイヤサイド部3の表面に、タイヤ径方向の位置が異なる2種類の突起11が交互に配置されている。
図15A〜15Dでは、特に突起11に形成する隙間Gについては図示しなかったが、前記実施形態と同様に、タイヤ径方向の中央部にタイヤ周方向に延びる隙間Gがそれぞれ形成されている。図15Aの場合、特に幅hRpが異なる3種類以上の場合、幅hRpが小さい突起11には必ずしも隙間Gを形成する必要はない。
図16Aから図16Cは、突起11の頂面12の端面視での形状の種々の代案を示す。図16Aの突起11は、端面視において翼断面形状の頂面12を有する。図16Bの突起11は、端面視において円弧状の頂面12を有する。図16Cの突起11は、端面視において翼断面形状でも円弧状でもない曲線状の頂面12を有する。
図17Aから図17Dに示す突起11の前側面13は、端面視で、1個の窪み23を構成している。
図17Aの突起11の前側面13は、2個の平坦面24a,24bによって構成されている。端面視では、平坦面24aは右下がりで、平坦面24bは右上がりである。これらの平坦面24a,24bによって、端面視で三角形の窪み23が形成されている。
図17Bの突起11の前側面13は、半円状の断面形状を有する曲面により構成されている。この曲面によって、端面視で半円状の窪み23が形成されている。
図17Cの突起11の前側面13は、端面視で右下がりの平坦面25aと、円弧状の断面形状を有する曲面25bにより構成されている。平坦面25aが突起11の頂面12側に位置し、曲面25bがタイヤサイド部3の表面側に位置している。平坦面25aと曲面25bとによって、窪み23が形成されている。
図17Dの突起11の前側面13は、3個の平坦面26a,26b,26cによって構成されている。端面視では、突起11の頂面12側の平坦面26aは右下がりで、タイヤサイド部3の表面側の平坦面26cは右上がりで、中央の平坦面26bはタイヤ径方向に延びている。これらの平坦面26a〜26cによって多角形状の窪み23が形成されている。
図18A及び図18Bに示す突起11の前側面13は、端面視で、タイヤ径方向に隣接した配置された2個の窪み23A,23Bを構成している。
図18Aの突起11の前側面13は、4個の平坦面27a〜27dによって構成されている。端面視では、突起11の頂面12側の平坦面27aは右下がりであり、タイヤサイド部3の表面に向けて、右上がりの平坦面27b、右下がりの平坦面27c、及び右上がりの平坦面27dが順に配置されている。平坦面27a,27bによって突起11の頂面12側に三角形状の断面形状を有する1個の窪み23Aが形成され、この窪み23Aのタイヤサイド部3の表面側に隣接して、同様に三角形状の断面形状を有する1個の窪み23Bが平坦面27c,27dによって形成されている。
図18Bの突起11の前側面13は、半円状の断面形状を有する2個の曲面28a,28bによって構成されている。突起11の頂面12側の曲面28aによって、半円状の断面形状を有する1個の窪み23Aが形成され、この窪み23Aのタイヤサイド部3の表面側に隣接して、同様に半円状の断面形状を有する1個の窪み23Bが曲面28bによって形成されている。
突起11の前側面13は、端面視で、タイヤ径方向に隣接した配置された3個以上の窪みを構成してもよい。
図17Aから図18Bに示すような前側面13の窪みの形状、寸法、個数を適切に設定することで、突起11の頂面12に沿って流れる空気流AF1と、突起11の前側面13に沿って流れる空気流AF2の流量比率を調節することができる。
図16Aから図16Cの頂面12の形状のうちのいずれか1個と、図17Aから図18Bの前側面13の形状のいずれかを組み合わせて1個の突起11を構成してもよい。
図5、図16Aから図18Bを参照すると、前辺部17において突起11の頂面12と前側面13とがなす角度、すなわち突起11の先端角度a2は、端面視において、頂面12に対応する直線Ltと、前側面13の前辺部17近傍の部分に対応する直線Lfsとがなす角度として定義される。
直線Ltは、頂面12のうち厚みtRpが最も大きい部分を通り、かつタイヤサイド部3の表面に沿って延びる直線として定義される。図5、図17Aから図18Bを参照すると、頂面12がタイヤサイド部3の表面に沿って延びる平坦面である場合、端面視において頂面12自体を延長して得られる直線が直線Ltである。図16Aから図16Cを参照すると、頂面12が曲面である場合、端面視で頂面12のうち厚みtRpが最も大きい位置P3を通り、かつタイヤサイド部3の表面に沿って延びる直線が直線Ltである。
図5、図16Aから図16Cを参照すると、前側面13が単一の平坦面から構成されている場合、端面視で前側面13自体を延長して得られる直線が直線Lfsである。図17Aから図17Dを参照すると、前側面13が単一の窪み23を構成している場合、端面視において前辺部17と窪み23の最も窪んだ位置とを接続する直線が、直線Lfsである。図18A及び図18Bを参照すると、複数(これらの例では2個)の窪み23A,23Bを構成している場合、端面視において、前辺部17と最も頂面12側に位置する窪み23Aの最も窪んだ位置とを接続する直線が、直線Lfsである。
1 タイヤ
2 トレッド部
3 タイヤサイド部
4 ビード部
5 カーカス
6 インナーライナー
7 補強ゴム
8 ベルト層
11 突起
12 頂面
13 前側面
14 後側面
15 内端面
16 外端面
17 前辺部
18 後辺部
19 内辺部
20 外辺部
23,23A,23B 窪み
24a,24b,25a,26a〜26c,27a〜27d 平坦面
25b,28a,28b 曲面
RD 回転方向
P1 リムの最外周位置
P2 タイヤサイド部の表面の特定の点
P3 頂面の厚みが最も大きい位置
Ls 基準直線
Lt,Lfs 直線
Lh 水平線
AF0,AF1,AF2 空気流
Va 空気流の速度
LB 層流境界層
TR 遷移領域
TB 乱流境界層
TA 乱流の領域
G 隙間

Claims (9)

  1. タイヤサイド部の表面に突起を備え、
    前記突起は、頂面と、タイヤ回転方向側の側面である前側面と、前記頂面と前記前側面とが交わる前辺部とを備え、タイヤ径方向のいずれかの位置に、タイヤ周方向への空気流れを許容し、タイヤ回転逆方向に向かうに従って徐々に間隔を広くする隙間を形成され、
    前記突起の前辺部において前記頂面と前記前側面とがなす先端角度は、100°以下であり、
    前記突起は、タイヤ周方向に間隔をあけて複数設けられ、
    タイヤ周方向に隣接して配置される前記突起は、同一形状を有する
    ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記隙間によってタイヤ径方向の外径側に形成される外側突起は、前記隙間側の内端面と頂面とが交わる内辺部のタイヤ回転方向側の端部を通ってタイヤ径方向に延びる直線と、前記内辺部とのなす傾斜角度c1が、23°≦c1<90°を満足することを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記隙間によってタイヤ径方向の内径側に形成される内側突起は、前記隙間を構成する外端面と頂面とが交わる外辺部のタイヤ回転方向側の端部を通ってタイヤ径方向に延びる直線と、前記外辺部とのなす角度c2が、90°<c2≦133°を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記突起の前側面は、タイヤ径方向には、前記隙間に向かってタイヤ回転逆方向に傾斜していることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記先端角度は、90°未満であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記前側面は、タイヤ外径方向に向かってタイヤ周方向のいずれか一方に変位することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記前側面は、タイヤ外径方向に向かってタイヤ回転逆方向に変位することを特徴とする請求項6に記載の空気入りタイヤ。
  8. タイヤサイド部の表面に突起を備え、
    前記突起は、頂面と、タイヤ回転方向側の側面である前側面と、前記頂面と前記前側面とが交わる前辺部とを備え、タイヤ径方向のいずれかの位置に、タイヤ周方向への空気流れを許容し、タイヤ回転逆方向に向かうに従って徐々に間隔を広くする隙間を形成され、
    前記突起の前辺部において前記頂面と前記前側面とがなす先端角度は、100°以下であり、
    前記隙間によってタイヤ径方向の内径側に形成される内側突起は、前記隙間を構成する外端面と頂面とが交わる外辺部のタイヤ回転方向側の端部を通ってタイヤ径方向に延びる直線と、前記外辺部とのなす角度c2が、90°<c2≦133°を満足することを特徴とする空気入りタイヤ。
  9. タイヤサイド部の表面に突起を備え、
    前記突起は、頂面と、タイヤ回転方向側の側面である前側面と、前記頂面と前記前側面とが交わる前辺部とを備え、タイヤ径方向のいずれかの位置に、タイヤ周方向への空気流れを許容し、タイヤ回転逆方向に向かうに従って徐々に間隔を広くする隙間を形成され、
    前記突起の前辺部において前記頂面と前記前側面とがなす先端角度は、100°以下であり、
    前記前側面は、タイヤ外径方向に向かってタイヤ周方向のいずれか一方に変位し、
    前記前側面は、タイヤ外径方向に向かってタイヤ回転逆方向に変位することを特徴とする空気入りタイヤ。
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