JP6728734B2 - 医療用ポート及び血液浄化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、医療用ポート及び血液浄化装置に関する。
従来、腎機能不全の患者に対して、その患者の血液を浄化するために、透析治療が行われている。透析治療においては、患者から取り出した血液を、半透膜からなるダイアライザによって透析(血液透析)し、血液から不純物を除去する。
透析治療のうち、血液濾過透析(HDF:Hemodiafiltration)では、血液透析に濾過を組み合わせることで、血液の浄化効率を向上させることができる。HDFにおいては、濾過による血液の減少分を、透析前又は透析後の血液に補液する。HDFのうち、特に、ダイアライザに供給される透析液の一部を補液に用いる技術は、オンラインHDFと呼ばれる。なお、オンラインHDFでは、透析液が血液に添加されることから、透析液における細菌及びエンドトキシンの量を厳密に管理する必要がある。
このようなオンラインHDF等を実施するために、血液浄化装置における透析液の流通するラインにポートを配置し、このポートを用いて透析液を採取する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。ポートを用いて分流された透析液は、血液への補液や、細菌及びエンドトキシンの量の測定等のために用いられる。
特許第5479520号公報
ところで、このような医療用ポートにおいては、液体を採取するためのチューブの接続口が形成され、その接続口は容易に開閉できることが求められる。そのために、接続口となる開口部に蓋部材を密着させることで、接続口を塞ぐ技術が知られている。
しかしながら、開口部に蓋部材を密着させることで接続口を塞ぐ技術では、製造時の誤差や長期間に亘る使用によって、接続口の密閉性が確保できなくなり、液体の漏れが生じる場合や、接続口を清潔に保つことができなくなる場合がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、液体を採取するためのチューブの接続口の開閉が容易である上に、製造時に誤差が生じた場合や長期間に亘って使用を継続した場合でも接続口の密閉性を確保することができる医療用ポート及びそのような医療用ポートを備える血液浄化装置を提供することを目的とする。
本発明は、液体が流通するラインに配置される医療用ポートであって、前記ラインを流通する液体が導入される導入口及び液体が導出される導出口が形成された内筒部と、前記内筒部の外周との間に液体が流通可能な空間が形成されるように該内筒部を収容する筒状の内筒収容部が形成された本体部と、前記本体部における前記導出口が位置する側に配置されて前記内筒収容部の周囲から前記内筒部の延びる方向に突出すると共に先端部に開口が形成された外周壁部と、前記外周壁部に着脱可能に取り付けられ前記開口を密閉する蓋部材と、を備え、前記外周壁部の内周面は、前記開口側に向かって該開口の径が大きくなるように傾斜したテーパ面を含み、前記蓋部材は、前記テーパ面に当接して前記開口を密閉する医療用ポートに関する。
また、前記蓋部材は、前記開口よりも大径の蓋本体と、該蓋本体における前記開口に対向する側の面に配置される凸状部と、を備え、前記凸状部が前記テーパ面に当接して前記開口を密閉することが好ましい。
また、医療用ポートは、前記蓋部材と前記本体部との間の距離を変更可能、かつ、該蓋部材を前記本体部に対して回転可能に前記蓋本体と前記本体部とを連結する軸部材と、前記蓋部材を前記本体部側に付勢する付勢部材と、を更に備えることが好ましい。
また、前記凸状部は、少なくとも突出方向側の外面が一体成型された樹脂又はゴムによって構成されることが好ましい。
また、医療用ポートは、一端側が前記内筒収容部に連通して該内筒収容部を流通する液体を導出する導出路を更に備えることが好ましい。
また、本発明は、血液と透析液との間で透析を行うダイアライザに下流側が接続され、前記ダイアライザに供給される透析液が流通する透析液供給ラインと、前記ダイアライザに上流側が接続され、前記ダイアライザから排出される透析液が流通する透析液回収ラインと、前記透析液供給ラインに配置される上述のいずれかの医療用ポートを備える血液浄化装置に関する。
本発明によれば、液体採取するためのチューブの接続口の開閉が容易である上に、製造時に誤差が生じた場合や長期間に亘って使用を継続した場合でも接続口の密閉性を確保することができる医療用ポート及びこの医療用ポートを備える血液浄化装置を提供することができる。
本発明の一実施形態における血液浄化システムを示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るポートの斜視図である。 上記実施形態に係るポートの平面図である。 上記実施形態に係るポートの底面図である。 上記実施形態に係るポートの断面図であり、図3及び図4のA−A線断面図である。 図5の外周壁部周辺の拡大図である。 上記実施形態に係るポートの断面図であり、図3及び図4のB−B線断面図である。 上記実施形態に係るポートの断面図であり、ポートの使用方法について説明するための図である。 上記実施形態に係るポートの断面図であり、ポートの使用方法について説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態における血液浄化システム100を示す模式図である。血液浄化システム100は、オンラインHDFを実施することが可能なシステムである。血液浄化システム100は、ダイアライザ200と、動脈側血液ラインL3と、静脈側血液ラインL4と、血液浄化装置10と、を備える。
ダイアライザ200は、血液と透析液との間で透析を行うことで血液を浄化する。
動脈側血液ラインL3は、患者Hから採取した血液が流通する。動脈側血液ラインL3は、上流側が患者Hの動脈に接続され下流側がダイアライザ200に接続される。動脈側血液ラインL3を流通した血液は、ダイアライザ200に供給される。動脈側血液ラインL3には、動脈側エアトラップチャンバ301が配置される。
静脈側血液ラインL4は、上流側がダイアライザ200に接続され下流側が患者Hの静脈に接続される。ダイアライザ200から排出された血液は、患者Hに戻される。静脈側血液ラインL4には、静脈側エアトラップチャンバ401が配置される。
また、図1に示すように、血液浄化装置10は、透析液容器110と、透析液供給ラインL1と、医療用ポートとしてのポート1と、透析液回収ラインL2と、透析液回収容器120と、を備える。
透析液容器110は、透析液を収容する。
透析液供給ラインL1は、上流側が透析液容器110に接続され、下流側がダイアライザ200に接続される。透析液供給ラインL1には、ダイアライザ200に供給される透析液が流通する。透析液供給ラインL1は、第1透析液供給ラインL11と、第2透析液供給ラインL12と、を有する。第1透析液供給ラインL11は、上流側が透析液容器110に接続され、下流側がダイアライザ200に接続される。第2透析液供給ラインL12は、上流側が透析液容器110に接続され、下流側が第1透析液供給ラインL11に合流する。
ポート1は、透析液供給ラインL1(第2透析液供給ラインL12)に配置される。ポート1は、ポート1に接続される分岐ラインL5を通じて、動脈側エアトラップチャンバ301等、又は静脈側エアトラップチャンバ401等に透析液を供給する。ポート1については、後段で詳述する。
透析液回収ラインL2は、上流側がダイアライザ200に接続され、ダイアライザ200から排出される透析液が流通する。
透析液回収容器120は、透析液回収ラインL2の下流側に接続され、透析液回収ラインL2を流通して回収された透析液を貯留する。
血液浄化システム100に含まれる各ラインには、必要に応じてポンプ、バルブ等が配置される。
図2は、ポート1の斜視図であり、図3は、ポート1の平面図であり、図4は、ポート1の底面図である。また、図5は、図3及び図4のA−A線断面図であり、図6は、図5の拡大図である。図2から図6に示すように、ポート1は、ベース板2と、内筒部3と、本体部4と、傾斜筒部5と、蓋部材7と、軸部材としてのシャフト8と、付勢部材としてのバネ9と、を備える。
ベース板2は、矩形状に形成される。ベース板2は、その端部から一方の面(裏面)側に延出した固定板2a,2bを介して、上記の血液浄化装置10のハウジング(図示しない)に固定される。
本体部4は、図2及び図4に示すように、直方体状に形成され、ベース板2の裏面側に固定される。この本体部4には、後述するように、内筒部3が配置される内筒収容部41、傾斜筒部5が収容される傾斜筒収容部43、及び外周壁部6が形成される。内筒収容部41は、ベース板2と直交する方向に延びる貫通穴として形成される。傾斜筒収容部43は、一端側が内筒収容部41に連通し、ベース板2と直交する方向に対して傾斜した方向に延びる穴として形成される。
内筒部3は、円筒状に形成される。内筒部3は、図5に示すように、内筒収容部41に収容される。内筒部3は、ベース板2の裏面側において、ベース板2と直交する方向に延びる。内筒部3の外周と内筒収容部41の内壁との間には、内筒部3の一端側(図5に示す上端側)から中央部に亘って、透析液が流通可能な空間が形成される。つまり、内筒収容部41は、一端側から中央部に亘って、その内径が内筒部3の外径よりも大きく形成される。内筒部3の中央部から他端側の部分においては、内筒部3の外径と内筒収容部41の内径は略同一に形成される。これにより、中央部から他端側の部分においては、内筒収容部41は密閉されている。
図5に示すように、内筒部3には、上記の透析液供給ラインL1(第2透析液供給ラインL12)を流通する透析液が導入される導入口31及び透析液が導出される導出口32が形成される。内筒部3は、導入口31と導出口32との間に形成される導入路33を備える。図6に示すように、内筒部3の導出口32側の外周には、ネジ山36が設けられる。内筒部3は、板状の押さえ部材35を介して、締結部材34によって本体部4に固定される。
傾斜筒部5は、円筒状に形成される。傾斜筒部5は、図5に示すように、一端側が傾斜筒収容部43に収容される。傾斜筒部5は、ベース板2の裏面側において、ベース板2と直交する方向に対して傾斜して配置される。傾斜筒部5は、一端側が内筒収容部41における内筒部3の外周と内筒収容部41の内壁との間に空間が形成される部分に連通し、他端側が透析液供給ラインに連結される導出路51を形成する。傾斜筒部5は、内筒収容部41を流通する透析液を透析液供給ラインL1に導出する。傾斜筒部5は、板状の押さえ部材53を介して、締結部材52によって本体部4に固定される。
外周壁部6は、本体部4における導出口32が位置する側に配置される。外周壁部6は、内筒収容部41の周囲から内筒部3の延びる方向に突出し、ベース板2に形成された孔21を貫通する。外周壁部6の先端側には、開口61が形成される。外周壁部6の内周面は、開口61側に向かって開口61の径が大きくなるように傾斜したテーパ面62を含む。
蓋部材7は、図2及び図3に示すように、ベース板2の他方の面(表面)側に配置される。蓋部材7は、開口61よりも大径の蓋本体71と、蓋本体71における開口61に対向する側の面に配置される凸状部76と、蓋本体71における凸状部76の周囲から延出する延出部73と、を備える。
蓋本体71は、図3に示すように平面視において長円状に形成される。蓋本体71は、図7に示すように、その一方がベース板2と直交する方向に突出し、その突出した先端にはフランジ71aが形成される。
凸状部76は、その突出方向側の外面が一体成型された樹脂又はゴムからなる弾性部材72によって構成され、突出方向側の周縁がテーパ面62に当接して開口61を密閉する。つまり、凸状部76は、その外径が、外周壁部6の内径よりも大きく、かつ、外周壁部6の外径よりも小さくなるように構成される。弾性部材72は、締結部材75によって蓋本体71に着脱可能に固定される支持部材74によって支持される。凸状部76がテーパ面62に当接した状態において、凸状部76と内筒部3の端部との間には、透析液が通過するための隙間が形成される。
延出部73は、図5及び図6に示すように、凸状部76及び外周壁部6の外周を囲う。
図7は、図3及び図4のB−B線断面図である。
シャフト8は、図7に示すように、ベース板2と直交する方向に延びる。シャフト8は、本体部4に形成された孔42に挿通され、ベース板2に形成された孔22を貫通する。シャフト8は、ベース板2の表面側において蓋本体71に接続される。シャフト8は、本体部4に対して軸方向に摺動可能である。シャフト8は、蓋部材7と本体部4との間の距離を変更可能、かつ、蓋部材7を本体部4に対して回転可能に蓋本体71と本体部4とを連結する。また、シャフト8は、ベース板2の裏面側の端部において外周方向に延出したバネ受け81を有する。
バネ9は、図2に示すように、シャフト8の、本体部4とバネ受け81との間に巻回される。バネ9は、圧縮された状態で、本体部4とバネ受け81との間に配置され、蓋部材7を本体部4側に付勢する。バネ9は、蓋部材7を本体部4側に付勢することで、凸状部76をテーパ面62に密着させる。
続いて、ポート1の使用方法(動作)について説明する。図8及び図9は、ポート1の断面図であり、ポートの使用方法について説明するための図である。なお、図8及び図9は、図7の断面図に対応する図である。
まず、開口61が閉鎖されている状態においては、図7に示すように、バネ9の復元力によって、蓋部材7が本体部4側に付勢される。蓋部材7が本体部4側に付勢されることで、凸状部76がテーパ面62に密着し、開口61が密閉される。この際に、透析液は、透析液供給ラインL1を流通した後、導入口31から(内筒収容部41に配置された)導入路33を流通する。その後、導出口32から導出された透析液は、凸状部76と内筒部3の端部との間の隙間、内筒部3の外周と内筒収容部41の内壁との間の空間を流通し導出路51を通じて再び透析液供給ラインL1に導出される(図5参照)。
開口61を開放する際には、図8に示すように、血液浄化装置10の第2透析液供給ラインL12における透析液の流通を停止した後に、バネ9による付勢力に抗して蓋本体71をシャフト8の軸方向に移動させることで、蓋部材7と本体部4との間の距離を広げる。続いて、蓋本体71を、外周壁部6と延出部73とがシャフト8の軸方向において重複しない位置まで引いた状態で、蓋部材7が開口61を覆わない位置までシャフト8を中心に本体部4に対して回転させる。
続いて、図9に示すように、分岐ラインL5を内筒部3の導出口32側に接続する。分岐ラインL5の端部には、内側にネジ山36に対応する溝の形成された筒状の接続部材37が配置され、その接続部材37が内筒部3の導出口32側に螺合される。
分岐ラインL5が内筒部3に接続された状態においては、透析液供給ラインL1から導入路33に導入された透析液は、導出口32から分岐ラインL5に導出される。
上記実施形態に係るポート1によれば、以下の効果が奏される。
上記実施形態では、ポート1が、透析液供給ラインL1(第2透析液供給ラインL12)を流通する透析液が導入される導入口31及び透析液が導出される導出口32が形成された内筒部3と、内筒部3の外周との間に透析液が流通可能な空間が形成されるように内筒部3を収容する筒状の内筒収容部41が形成された本体部4と、本体部4における導出口32が位置する側に配置されて内筒収容部41の周囲から内筒部3の延びる方向に突出すると共に先端部に開口61が形成された外周壁部6と、外周壁部6に着脱可能に取り付けられ開口61を密閉する蓋部材7と、を備えるものとした。また、上記実施形態では、外周壁部6の内周面が、開口61側に向かって開口61の径が大きくなるように傾斜したテーパ面62を含み、蓋部材7が、テーパ面62に当接して開口61を密閉するものとした。
これにより、蓋部材7をテーパ面62に当接させることで、開口61を容易に閉鎖し、逆に、蓋部材7をテーパ面62から離隔させることで、開口61を容易に開放することができる。また、テーパ面62は、蓋部材7に生じた大きさや形状の誤差や歪みを許容できるので、蓋部材7がテーパ面62に密着しやすい。従って、上記実施形態に係るポート1は、開口61の開閉が容易である上に、製造時に誤差が生じた場合や長期間に亘って使用を継続した場合でも開口61の密閉性を確保することができる。開口61が密閉性を確保することで、透析液の漏洩が防止され、ポート1は清潔に保たれる。
また、上記実施形態では、蓋部材7が、開口61よりも大径の蓋本体71と、蓋本体71における開口61に対向する側の面に配置される凸状部76と、を備え、凸状部76がテーパ面62に当接して開口61を密閉するものとした。
これにより、凸状部76がテーパ面62に密着しやすくなり、開口61の密閉性をより高めることができる。
また、上記実施形態では、ポート1が、蓋部材7と本体部4との間の距離を変更可能、かつ、蓋部材7を本体部4に対して回転可能に蓋本体71と本体部4とを連結するシャフト8と、蓋部材7を本体部4側に付勢するバネ9と、を更に備えるものとした。
蓋本体71と本体部4とをシャフト8によって連結し、蓋部材7を本体部4側にバネ9によって付勢した場合、シャフト8の軸方向に歪みが生じやすく、開口61の密閉性を確保し難い傾向にある。これに対して、上記実施形態に係るポート1によれば、テーパ面62に凸状部76が寸法誤差等に対し許容的に密着するので、長期間に亘って使用を継続した場合でも開口61の密閉性を確保できる。
また、凸状部76が、少なくとも突出方向側の外面が一体成型された樹脂又はゴムによって構成される。具体的には、凸状部76の突出方向の外面が、弾性部材72によって構成される。
これにより、製造時に誤差が生じた場合や長期間に亘って使用を継続した場合でも開口61の密閉性を確保するのが容易になる。
また、上記実施形態では、ポート1が、一端側が内筒収容部41に連通して内筒収容部41を流通する透析液を導出する導出路51を更に備えるものとした。
これにより、ポート1を、透析液を分流させる分流ポートとして好適に用いることができる。
また、上記実施形態では、血液浄化装置10が、ダイアライザ200に供給される透析液が流通する透析液供給ラインL1と、ダイアライザ200から排出される透析液が流通する透析液回収ラインL2と、透析液供給ラインL1に配置されるポート1と、を備えるものとした。
これにより、透析液供給ラインL1から容易に透析液を分流させることができる。また、ポート1の有する開口61の閉鎖時にも、開口61の密閉性を確保することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
上記の各実施形態においては、オンラインHDFを実施する血液浄化装置10にポート1を用いたが、本発明に係る医療用ポートの用途はこれに限定されない。また、本発明に係る医療用ポートは、透析液以外の液体が流通するラインに配置してもよい。
また、上記実施形態においては、凸状部76の突出方向側の表面がゴム等からなる弾性部材72によって構成されるものとしたが、本発明はこれに限定されない。本発明においては、例えば、凸状部76の突出方向側の周縁にOリングを配置することで、開口61を密閉してもよい。
1 ポート(医療用ポート)
3 内筒部
4 本体部
41 内筒収容部
51 導出路
6 外周壁部
62 テーパ面
7 蓋部材
71 蓋本体
76 凸状部
8 シャフト(軸部材)
9 バネ(付勢部材)
10 血液浄化装置
200 ダイアライザ
L1 透析液供給ライン
L2 透析液回収ライン

Claims (6)

  1. 液体が流通するラインに配置される医療用ポートであって、
    前記ラインを流通する液体が導入される導入口及び液体が導出される導出口が形成された内筒部と、
    前記内筒部の外周との間に液体が流通可能な空間が形成されるように該内筒部を収容する筒状の内筒収容部が形成された本体部と、
    前記本体部における前記導出口が位置する側に配置されて前記内筒収容部の周囲から前記内筒部の延びる方向に突出すると共に先端部に開口が形成された外周壁部と、
    前記外周壁部に着脱可能に取り付けられ前記開口を密閉する蓋部材と、を備え、
    前記外周壁部の内周面は、前記開口側に向かって該開口の径が大きくなるように傾斜したテーパ面を含み、
    前記蓋部材は、前記テーパ面に当接して前記開口を密閉し、
    前記内筒部は、前記本体部に固定される医療用ポート。
  2. 前記蓋部材は、前記開口よりも大径の蓋本体と、該蓋本体における前記開口に対向する側の面に配置される凸状部と、を備え、
    前記凸状部が前記テーパ面に当接して前記開口を密閉する請求項1に記載の医療用ポート。
  3. 前記蓋部材と前記本体部との間の距離を変更可能、かつ、該蓋部材を前記本体部に対して回転可能に前記蓋本体と前記本体部とを連結する軸部材と、
    前記蓋部材を前記本体部側に付勢する付勢部材と、を更に備える請求項2に記載の医療用ポート。
  4. 前記凸状部は、少なくとも突出方向側の外面が一体成型された樹脂又はゴムによって構成される請求項2又は3に記載の医療用ポート。
  5. 一端側が前記内筒収容部に連通して該内筒収容部を流通する液体を導出する導出路を更に備える請求項1〜4のいずれかに記載の医療用ポート。
  6. 血液と透析液との間で透析を行うダイアライザに下流側が接続され、前記ダイアライザに供給される透析液が流通する透析液供給ラインと、
    前記ダイアライザに上流側が接続され、前記ダイアライザから排出される透析液が流通する透析液回収ラインと、
    前記透析液供給ラインに配置される請求項1から5のいずれかに記載の医療用ポートを備える血液浄化装置。
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