JP6726153B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
更に、このような遊技機には、保留している図柄変動に対する先読み演出を手前の図柄変動において実行するものが存在する(例えば、特許文献1)。
さらに、本発明によれば、演出手段を備え、図柄変動ごとに遊技者に対して有利な有利状態を設定するか否かを判定する当否判定を実行し、変動開始条件が充足されるまで図柄変動の開始を保留し、該有利状態として、第一の有利状態、及び該第一の有利状態よりも有利な第二の有利状態を設定可能な遊技機であって、前記演出手段は、第一の演出、第二の演出、及び第三の演出を実行するものであり、前記第一の演出は、前記有利状態が設定される図柄変動において少なくとも実行される演出であり、前記第二の演出は、前記第一の演出が実行される図柄変動が保留されている保留状態における一又は複数の図柄変動において実行される演出であり、前記第三の演出は、前記第一の演出が実行される図柄変動において実行される場合があり、前記第一の演出が遊技者に対して認識可能となる第一のタイミング、又は該第一のタイミングの手前の第二のタイミングで遊技者に対して認識可能となる演出であって、前記第一の演出が実行されるにあたり、前記第二の演出が実行された図柄変動の回数が所定の回数を超える第一の場合には、前記第二の演出が実行された図柄変動の回数が該所定の回数以下となる第二の場合よりも高い割合で実行される演出であり、前記第一の演出が実行される図柄変動において前記有利状態が設定される場合には、前記第一の有利状態よりも高い割合で前記第二の有利状態が設定され、前記第一の演出は、前記第三の演出が実行される場合に、前記第三の演出が実行されない場合よりも遅いタイミングで認識可能となる、ことを特徴とする遊技機が提供される。
さらに、本発明によれば、演出手段を備え、図柄変動ごとに遊技者に対して有利な有利状態を設定するか否かの当否判定を実行し、変動開始条件が充足されるまで図柄変動の開始を保留し、該有利状態として、第一の有利状態、及び該第一の有利状態よりも有利な第二の有利状態を設定可能な遊技機であって、前記演出手段は、第一の演出、第二の演出、及び第三の演出を実行するものであり、前記第一の演出は、前記有利状態が設定される図柄変動において少なくとも実行される演出であり、前記第二の演出は、前記第一の演出が実行される図柄変動が保留されている保留状態における一又は複数の図柄変動において実行される演出であり、前記第三の演出は、前記第一の演出が実行される図柄変動において実行される場合があり、前記第一の演出が遊技者に対して認識可能となる第一のタイミング、又は該第一のタイミングの手前の第二のタイミングで遊技者に対して認識可能となる演出であって、前記第一の演出が実行されるにあたり、前記第二の演出が実行された図柄変動の回数が所定の回数を超える第一の場合には、前記第二の演出が実行された図柄変動の回数が該所定の回数以下となる第二の場合よりも高い割合で実行される演出であり、前記第三の演出が実行される図柄変動において前記有利状態が設定される場合には、前記第一の有利状態よりも高い割合で前記第二の有利状態が設定され、前記第一の演出は、前記第三の演出が実行される場合に、前記第三の演出が実行されない場合よりも遅いタイミングで認識可能となる、ことを特徴とする遊技機が提供される。
なお、以降の説明における「有利(有利度)」とは、遊技者に対して有利であることを指し、さらに、特に断りがない限り、いわゆるプレミア画像等の演出上の特典を除き、賞球の獲得量(遊技球の払い出し)に関して有利であることを指す。
本実施形態における遊技機10の詳細を説明する前に、本実施形態に記載されている発明(本発明)の特徴を説明する。なお、当該特徴を説明するにあたり、括弧内の構成は、直前の構成に対応する本実施形態の構成を例示したものであり、当該説明以降の遊技機10の説明においても同様の用途で括弧内に構成を記載する場合がある。
上記演出手段は、
第一の演出(7揃い演出)、第二の演出(一部に7図柄を含むバラケ目)、及び第三の演出(差込み演出)を実行するものであり、
上記第一の演出は、
上記有利状態が設定される図柄変動において少なくとも実行される演出であり、
上記第二の演出は、
上記第一の演出が実行される図柄変動が保留されている保留状態における一又は複数の図柄変動において実行される演出であり、
上記第三の演出は、
上記第一の演出が実行される図柄変動において実行される場合があり、
上記第一の演出が遊技者に対して認識可能となる第一のタイミング(図17(a)で示すタイミング)、又は当該第一のタイミングの手前の第二のタイミング(図17(b)で示すタイミング)で遊技者に対して認識可能となる演出であって、
上記第一の演出が実行されるにあたり、上記第二の演出が実行された図柄変動の回数が所定の回数(1)を超える第一の場合には、上記第二の演出が実行された図柄変動の回数が当該所定の回数以下となる第二の場合よりも高い割合で実行される演出であり、
上記第一の演出が実行される図柄変動において上記有利状態が設定される場合には、上記第一の有利状態よりも高い割合で上記第二の有利状態が設定されることを特徴とする遊技機である。
上記演出手段は、
第一の演出(7揃い演出)、第二の演出(一部に7図柄を含むバラケ目)、及び第三の演出(差込み演出)を実行するものであり、
上記第一の演出は、
上記有利状態が設定される図柄変動において少なくとも実行される演出であり、
上記第二の演出は、
上記第一の演出が実行される図柄変動が保留されている保留状態における一又は複数の図柄変動において実行される演出であり、
上記第三の演出は、
上記第一の演出が実行される図柄変動において実行される場合があり、
上記第一の演出が遊技者に対して認識可能となる第一のタイミング(図17(a)で示すタイミング)、又は当該第一のタイミングの手前の第二のタイミング(図17(b)で示すタイミング)で遊技者に対して認識可能となる演出であって、
上記第一の演出が実行されるにあたり、上記第二の演出が実行された図柄変動の回数が所定の回数(1)を超える第一の場合には、上記第二の演出が実行された図柄変動の回数が当該所定の回数以下となる第二の場合よりも高い割合で実行される演出であり、
上記第三の演出が実行される図柄変動において上記有利状態が設定される場合には、上記第一の有利状態よりも高い割合で上記第二の有利状態が設定されることを特徴とする遊技機である。
まず、図1から図4を用いて、遊技機10の構造について説明する。
図1は、遊技機10の正面図である。図2は、図1に示す領域IIに配設される図柄表示装置90を示す図である。図3は、図1に示す領域IIIに配設される操作ボタン群及びその周辺を示す鳥瞰図である。図4は、遊技機10内に設置される遊技盤50を示す図である。
なお、図1から図4に図示される各構成は、本実施形態の遊技機10を説明する上で必要なものを挙げたに過ぎず、ここに図示しない構成及び機能を遊技機10に追加してもよい。また、遊技機10はここに図示する構成の全部を必ずしも備えなくてもよく、本発明の効果を阻害しない範囲で一部の構成又は機能が省かれても良い。
また、前枠20は、遊技領域50aを覆うように配置された透明部材25を備え、透明部材25によって遊技領域50a及び遊技盤50を透視保護している。
また、前枠20は、遊技球を貯留する上球受け皿27及び下球受け皿29を備え、上球受け皿27と下球受け皿29は上下に離間して前枠20と一体的に設けられている。
また、前枠20は、下球受け皿29の右側方に操作ハンドル31を備え、操作ハンドル31の回動操作によって、上球受け皿27に貯留された遊技球が遊技領域50aに向けて発射されるようになっている。
また、上球受け皿27の側方には、図示しないモータ等のアクチュエータにより動作する可動装飾体22が設けられている。
なお、図示は省略するが、上球受け皿27には、球抜き機構36と同様に、操作することで貯留している球を下球受け皿29へ移動させる機構が設けられ、この機構と球抜き機構36の双方を操作することで、貯留している球を排出することが可能となる。
ここで、メイン表示部81は、固定式の液晶装置であり、上サブ表示部82a、左サブ表示部82b、右サブ表示部82cは、図示しないモータ等のアクチュエータにより動作する可動式の液晶装置である。
メイン表示部81に表示される装飾図柄の変動表示において、表示される装飾図柄は、3つの図柄列をなす。各図柄列における装飾図柄の変動表示の方向は特に制限されず、例えば、上下方向、左右方向、奥行き方向、又はこれらの組合せ(斜め方向)のいずれであってもよい。
ここで、奥行き方向とは、実際にはメイン表示部81の表示画面上の平面的な変動表示であるにも関わらず、メイン表示部81の奧方から手前方向又はその逆方向に装飾図柄が変動表示しているかのように認識させる手法(例えば、遠近法)を用いた表示態様において、遊技者が認識する仮想的な方向をいう。
ここで、保留画像とは、後述する作動保留情報のそれぞれに対応する画像であり、その形状や色彩等によって対応する作動保留情報に基づいて実行される図柄変動の有利度を示唆する場合がある。
また、メイン表示部81は、実行中の図柄変動(いわゆる当該変動)に対応しており、且つ保留画像に摸した画像を表示することができる。該画像のことを保留画像と区別して扱う場合には「当該保留画像」と称し、当該保留画像と保留画像とを区別なく扱う場合には単に「保留画像」と称しうる。
なお、それぞれの初期位置は、上サブ表示部82aはメイン表示部81を基準として上側であり、左サブ表示部82bはメイン表示部81を基準として左側であり、右サブ表示部82cはメイン表示部81を基準として右側であり、サブ表示部82のそれぞれは、これらの初期位置からメイン表示部81における装飾図柄の表示領域に重なる位置まで移動可能に構成されている。
また、図柄表示装置90はメイン表示部81よりも遊技者が視認しにくい位置に配設され、図柄表示装置90の表示領域はメイン表示部81の表示領域よりも小さい面積になっている。
なお、本実施形態における図柄表示装置90に係るLEDの配置や数は図2に示すとおりであるが、これは一例であって、図柄表示装置90に係るLEDの配置や数はこの例に制限されるものではない。
なお、特別図柄は「特図」、第1特別図柄は「特図1」、第2特別図柄は「特図2」と略称される場合がある。
なお、普通図柄は、「普図」と略称される場合があり、普通電動役物は「電チュー」と称される場合がある。
第1特別図柄保留ランプ94は、保留されている特図1の図柄変動の数を特定可能とし、第2特別図柄保留ランプ95は、保留されている特図2の図柄変動の数を特定可能とし、普通図柄保留ランプ96は、保留されている普図の図柄変動の数を特定可能とし、いずれも、2つのLEDの点灯態様(本実施形態では、右常時点灯のみ=1、左右常時点灯=2、右側点滅+左側常時点灯=3、左右点滅=4)によって対応する図柄変動の数を特定可能とするものである。
また、以下の説明では、上述のメイン表示部81に表示される装飾図柄の変動表示は、「特図の図柄変動」や「普図の図柄変動」と区別して「装飾図柄の図柄変動」と称する場合がある。
なお、以下の説明では、単に「図柄変動」と称した場合には、特に断りがない限り特図の図柄変動を意味する。
また、遊技領域50aの左側及び上側には、操作ハンドル31の回転操作により発射された遊技球を遊技領域50aの上部に案内するために設けられた湾曲形状の外レール51及び内レール53が配置されている。なお、外レール51は、遊技領域50a中央を基準として内レール53より外側に位置している。ここで、風車52とは、遊技球の落下の方向に変化を与えるための機構であって、くぎ状のものをいう。
なお、本実施形態において、第1流路Xから転動する場合と比較して、第2流路Yから転動する場合に多くの遊技球が大入賞口55に向けて転動するように各障害物が配置されている。
より具体的には、特別電動役物65は、後述する特図当否判定によって大当りが導出されたことに起因して設定される大当り遊技の少なくとも一部において開放状態になり、これに伴って大入賞口55への入賞が許容される。このように、特別電動役物65が開放状態である場合には、大入賞口55への入賞が容易となるため、賞球を獲得できる機会が大幅に増大する大当り遊技は、有利な遊技状態であると言える。
なお、特別電動役物は、「アタッカー」と称され、特別電動役物ソレノイド41によって特別電動役物が開放状態となることを、「アタッカー開放」と称する場合がある。
また、特図当否判定によって小当りが導出されたことに起因する小当り遊技の少なくとも一部においても特別電動役物65が開放状態となるが、上記の大当り遊技と比較して当該開放状態となる時間が短い。そのため、小当り遊技は、大当り遊技よりも不利な遊技状態と言える。
なお、本実施形態に係る遊技領域50aは、第2流路Yから転動した場合に比べて、第1流路Xから転動した場合に多くの遊技球が第1始動口57に向けて転動するように、遊技釘等の障害物が配置されているものとする。
第2始動口59に係る入賞が判定された場合の少なくとも一部において、特図2の図柄変動が行われることとなる。
なお、本実施形態に係る遊技領域50aは、第1流路Xから転動した場合に比べて、第2流路Yから転動した場合に多くの遊技球が第2始動口59に向けて転動するように、遊技釘等の障害物が配置されているものとする。
より具体的には、普通電動役物61は、普図の図柄変動で当選して行われる普図当り遊技の少なくとも一部において開放状態になり、これに伴って第2始動口59への入賞が許容される。このように、普通電動役物61が開放状態である場合には、第2始動口59への入賞が容易となるため、賞球により遊技球の減少を抑えつつ、特図2の図柄変動が実行される機会を大幅に増大しうる。
なお、本実施形態において、第1流路Xから転動する場合と比較して、第2流路Yから転動する場合に多くの遊技球がゲート63に向けて転動するように各障害物が配置されている。
なお、本実施形態において、第2流路Yから転動する場合と比較して、第1流路Xから転動する場合に多くの遊技球が一般入賞口67に向けて転動するように各障害物が配置されているが、第2流路Yから転動する場合に多くの遊技球が一般入賞口67に向けて転動するように各障害物が配置されるようにしてもよい。また、一般入賞口67を複数個設けるようにしてもよい。
次に、図5を用いて、本実施形態に係る遊技機10が備える制御構成を説明する。図5は、遊技機10が備える制御構成を示すブロック図である。なお、図5に示す制御構成は、本実施形態の遊技機10を説明する上で必要となるものであり、遊技機10は、図5で図示しない制御構成を備えていてもよい。
なお、第1副制御基板200から主制御基板100へデータを送信することはできず、また、第1副制御基板200は、主制御基板100に対してデータの送信を要求することはできないように構成されている。
なお、第1副制御基板200は、演出ボタン37及びカーソルボタン38に電気的に接続されており、当該操作部の操作を検知可能に構成されている。
ここで、第1副制御基板200は、第2副制御基板300と双方向通信が可能に接続されており、画像および音響に関する画像制御コマンドが第1副制御基板200から第2副制御基板300へ送信される一方、その応答として、当該制御コマンドを正常に受信できた旨を示す応答コマンド(ACKコマンド)が第2副制御基板300から第1副制御基板200へ送信される。
そして、可動装飾体及びサブ表示部82は、第1副制御基板200から送信される可動制御データによって可動が制御されるように構成されている。
その他、第2副制御基板300には、図示省略するが、CPU301から受信した制御信号に基づき演出内容に沿った画像データを生成するVDPと、CPU301から受信した制御信号に基づき演出内容に沿った音響データを生成する音源ICとを搭載している。VDPは、いわゆる画像プロセッサであり、CPU301からの指示に応じて画像ROMに記憶された画像データを読み込み、これを画像処理して生成した画像データを演出表示装置へ送信する。このVDPには、画像ROMから読み出された画像データの展開・加工に使用される高速のVRAMが接続されている。音源ICは、CPU301からの指示に応じて音声ROMに記憶された音響データを読み込み、読み込んだ音響データを合成処理して生成した最終的な音響データを増幅器を介してスピーカ33に出力する。
また、払出制御基板400は、主制御基板100と双方向通信可能に接続されており、主制御基板100からの払出制御コマンドに基づいて賞球払出ユニットを駆動させて賞球を払い出すための制御を実行するとともに、発射ハンドルの操作量に基づき球送り機構と発射機構とを同期的に駆動させて遊技球の発射を制御する。
次に、図6を用いて、本実施形態に係る遊技機10が備える機能構成を説明する。図6は、遊技機10が備える機能構成を示すブロック図である。なお、図6に示す機能構成は、本実施形態の遊技機10を説明する上で必要となるものであり、遊技機10は、図6で図示しない機能構成を備えていてもよい。また、必要に応じて、機能構成を説明する際に、図7及び図8も参照することとする。
より具体的には、メイン乱数発生手段115は、第1始動口57又は第2始動口59への入賞が判定された場合には、後述する特図当否判定用の乱数、転落当否判定用の乱数、特図停止図柄抽選用の乱数、及び特図変動パターン抽選用の乱数を取得する。ゲート63への入賞が判定された場合には、後述する普図当否判定用の乱数、普図図柄抽選用の乱数、及び普図変動パターン抽選用の乱数をメイン情報記憶手段180の対応する格納領域に格納する。
より具体的には、メイン保留制御手段120は、特図1の作動保留情報が保留されるごとに1加算され、特図1の作動保留情報が使用される(特図抽選手段140の抽選で用いられる)ごとに1減算される保留カウンタ(以下、「特図1保留カウンタ」と称する)を備え、特図1保留カウンタの値が上限値(本実施形態では、4)となるまで、当該作動保留情報をメイン情報記憶手段180の現在の特図1保留カウンタに対応する格納領域に記憶させ、作動保留情報が使用されるごとに、使用された作動保留情報をクリアし、残りの作動保留情報を、特図1保留カウンタの小さいものから順に、現在の格納領域から現在の特図1保留カウンタよりも1少ない特図1保留カウンタに対応する格納領域に移動(シフト)させる制御を行う。
また、メイン保留制御手段120は、特図2及び普図に関しても、特図1とは別に上述の制御と同様の制御を行い、特図2の保留カウンタを特図2保留カウンタと称する。
また、以降の説明では、「作動保留情報の保留」を「図柄変動の保留」と表現する場合がある。
また、メイン保留制御手段120は、特図1又は特図2の作動保留情報(保留カウンタ)を更新(加算又は減算)した際に、特図1保留カウンタ及び特図2保留カウンタを含む演出制御コマンド(保留コマンド)を生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段180の送信コマンド格納領域に記憶させる。
なお、本実施形態では、特図1に対応する作動保留情報及び特図2に対応する作動保留情報の双方が保留されている場合には、特図2に対応する作動保留情報が優先的に使用される。
より具体的には、事前判定手段130は、今回保留した作動保留情報の各乱数を読み出し、特図当否判定の事前判定、転落当否判定の事前判定、特図停止図柄抽選の事前判定、特図変動パターン抽選の事前判定を実行する。各事前判定では、各事前判定に対応する抽選に用いられる抽選テーブル(詳細は、後述)と同等の抽選テーブル(図示省略)がを用いられる。そのため、これらの事前判定は、後に実行される抽選の結果と同一の結果が導出される。
また、事前判定手段130は、導出された事前判定の結果を含む演出制御コマンド(事前判定コマンド)を生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段180の送信コマンド格納領域に記憶させる。
なお、上述の通り、事前判定コマンドは、所定の事前判定のタイミングにおいて特図の作動保留情報が保留された場合に送信される(生成され、メイン情報記憶手段180の送信コマンド格納領域に記憶される)ものであるため、上述の保留コマンドに続いて送信されることとなる。
なお、「特図の変動開始条件が充足される」とは、その一例として、大当り中ではないこと、特図1及び特図2のいずれも図柄変動中でないこと、特図1及び特図2のうちの少なくともいずれか一方に作動保留情報が存在することの全ての条件が充足されたことである。
なお、図7で示す抽選テーブル以外の抽選テーブルを含め、以下の抽選テーブルを用いた抽選では、読み出した乱数に対して抽選テーブルに記憶された抽選値をあらかじめ定められた順序に従って順次加算され、キャリー(桁あふれ)が発生した抽選値に対応する結果が当該抽選の結果として導出される。同様に、以降の抽選テーブルに関する説明では、説明の便宜上、抽選テーブルに名前を付しているが、名前に対応する抽選テーブルに含まれる抽選値等のデータが各ROMに識別可能に記憶されていればよく、これらの名前は、当該データが記憶される領域を特定するものではない。同様に、以降で図示される抽選テーブルには、説明の便宜上記載された項目や、抽選値として「−」又は「0」が記載されているが、これらは各ROMに記憶されたデータを示すものではない。同様に、抽選に使用される乱数範囲の最大値と同一の抽選値が抽選テーブルに記載されている場合には、当該結果が100%導出されるため、必ずしも抽選を行う必要はない。
図7(a)は、特図1当否判定用の抽選テーブルを示したものであり、当該抽選で用いられる乱数の範囲は、0〜65535である。そのため、特図1において特図抽選状態が低確率の場合(以下、「特図低確」と略称する場合がある)には、200/65536の確率で大当り、300/65536の確率で小当り、残りの65036/65536の確率ではずれとなり、特図1において特図抽選状態が高確率の場合(以下、「特図高確」と略称する場合がある)には、500/65536の確率で大当り、300/65536の確率で小当り、残りの64736/65536の確率ではずれとなる。
図7(c)は、特図1停止図柄抽選用の抽選テーブルを示したものであり、当該抽選で用いられる乱数の範囲は、0〜99である。そのため、特図1では、大当りが導出された際に、50/100の確率で図柄A、50/100の確率で図柄Bが停止図柄として決定される。
なお、図柄Aは、大当り遊技中に特別電動役物65が十分な時間(概ね9球入賞する程度)に亘って解放される回数(ラウンド数(R数))が8であり、且つ大当り遊技終了後に特図低確、普図高確(詳細は後述)となる図柄(以下、「通常図柄」と称する場合があり、当該図柄に係る大当りを「通常大当り」と称する場合がある)である。一方、図柄Bは、ラウンド数が9であり、且つ大当り遊技終了後に特図高確、普図高確となる図柄(以下、「確変図柄」と称する場合があり、当該図柄に係る大当りを「確変大当り」と称する場合がある)である。よって、図柄Bは、ラウンド数及びその後の特図抽選状態の双方において、図柄Aよりも有利な図柄である。
なお、図柄aは、ラウンド数が16であり、且つ大当り遊技終了後に特図高確、普図高確となる確変図柄であり、図柄bは、ラウンド数が9であり、かつ大当り遊技終了後に特図高確、普図高確となる確変図柄である。一方、図柄cは、ラウンド数が8であり、大当り遊技終了後に特図低確、普図高確となる通常図柄である。よって、図柄c、図柄b、図柄aの順に有利度が高くなると言える。
また、特図変動パターン導出手段143は、決定された特図変動パターンを含む演出制御コマンド(変動開始コマンド)を生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段180の送信コマンド格納領域に記憶させる。
なお、特図変動パターン抽選テーブル及び特図変動パターン導出状態を含めた特図変動パターン決定の詳細は、後述する。
図7(e)は、転落当否判定用の抽選テーブルを示したものであり、当該抽選で用いられる乱数の範囲は、0〜65535である。そのため、130/65536の確率で転落当否判定に当選する。
なお、転落当否判定は、特図1と特図2で共通して行われ、特図高確における特図当否判定の前に行われる。そのため、図柄変動の開始時に特図高確であったとしても、転落当否判定に当選した場合には、直後の特図当否判定において特図低確用の抽選テーブルが用いられることとなる。
より具体的には、普図当否判定では、普図抽選状態が高確率の状態(「普図高確」と略称する場合がある)と、普図抽選状態が低確率の状態(「普図低確」と略称する場合がある)とがあり、抽選テーブルの図示は省略するが、本実施形態では、普図高確では、65535/65536の確率で普図当りとなり、残りの1/65536の確率ではずれとなる一方、普図低確では、1/65536の確率で普図当りとなり、残りの65535/65536の確率ではずれとなる。なお、普図低確では、普図当りとならない(65536/65536ではずれとなる)ようにしてもよい。
また、大当り遊技制御手段160は、大当り開始時には、大当り開始デモに係るデモ時間を含む演出制御コマンド(大当り開始コマンド)を生成し、メイン情報記憶手段180の送信コマンド格納領域に記憶させ、大当り終了時には、大当り終了デモに係るデモ時間を含む演出制御コマンド(大当り終了コマンド)を生成し、メイン情報記憶手段180の送信コマンド格納領域に記憶させる。
また、大当り遊技制御手段160は、特図当否抽選の結果が小当りの場合も同様に、小当り開始デモに係る時間、及び小当り終了デモに係るデモ時間を決定し、小当り開始時には、小当り開始デモに係るデモ時間を含む演出制御コマンド(小当り開始コマンド)を生成し、メイン情報記憶手段180の送信コマンド格納領域に記憶させ、小当り終了時には、小当り終了デモに係るデモ時間を含む演出制御コマンド(小当り終了コマンド)を生成し、メイン情報記憶手段180の送信コマンド格納領域に記憶させる。
なお、図柄表示制御手段165は、特図1及び特図2の表示に係る時間(変動時間、停止表示時間)を管理するための特図遊技タイマを有し、特図を停止表示させる際に(特図遊技タイマの値が「0」となるタイミングで)、装飾図柄の確定表示を要求するための演出制御コマンド(変動停止コマンド)を生成し、当該コマンドをメイン情報記憶手段180の送信コマンド格納領域に格納する。
なお、図柄表示制御手段165は、普図の表示に係る時間(変動時間、停止表示時間)を管理するための普図遊技タイマを有する。
特図変動パターン導出状態を大別すると、特図低確且つ普図低確に対応する特図変動パターン導出状態A、特図高確且つ普図高確に対応する特図変動パターン導出状態B、及び特図低確且つ普図高確に対応する特図変動パターン導出状態Cがあり、特図変動パターン導出状態A〜特図変動パターン導出状態C間の遷移条件には、遷移条件(i)〜遷移条件(iv)がある。遷移条件(i)は、確変大当りに係る大当り遊技の終了、遷移条件(ii)は、通常大当りに係る大当り遊技の終了、遷移条件(iii)は、100回目の図柄変動の終了、遷移条件(iv)は、転落当否判定に当選した図柄変動の終了となる。なお、特図変動パターン導出状態Cにおいて通常大当りに係る大当り遊技が開始された場合には、当該大当り遊技の終了後に再度特図変動パターン導出状態Cが設定される(遷移条件(iii)における図柄変動のカウントが0から開始される)こととなる。
なお、メインエラー制御手段185は、例えば、磁気センサ(図示省略)の検知によるエラー状態等、重要度の高いエラー状態となった場合には、払出制御基板400に遊技球の発射を規制させる等、エラーコマンドをメイン情報記憶手段180の送信コマンド格納領域に格納する以外の処理を実行するようにしてもよい。
なお、各演出制御コマンドは、原則として、メイン情報記憶手段180の送信コマンド格納領域に記憶された順番に従って送信される。
なお、サブ情報記憶手段260は、第1副制御基板200が備える手段によって読み出されたデータや、当該手段における演算によって導出されたデータ等を各々に対応する格納領域に一時的に記憶する手段である。また、メインコマンド管理手段190から送信された演出制御コマンドは、サブコマンド管理手段270によってサブ情報記憶手段260の受信コマンド格納領域に記憶される。
本実施形態における演出モードは、通常モード、低確時短モード、確変モードに大別され、確変モードは、さらに、低速変動モード、中速変動モード、高速変動モードに分けられる。そして、特図変動パターン導出状態Aには通常モード、特図変動パターン導出状態Bには確変モード、特図変動パターン導出状態Cには低確時短モードが対応し、特図変動パターン導出状態B1には低速変動モード、特図変動パターン導出状態B2には中速変動モード、特図変動パターン導出状態B3には高速変動モードが対応する。
演出ルートとは、図柄変動の開始から終了までの演出であって、当該図柄変動における特図当否判定の結果を報知する演出の過程を規定するものであり、当該図柄変動で実行される演出の内容は、当該図柄変動に対応する演出ルートに従って決定されることとなる。なお、本実施形態における演出ルートの詳細は、後述する。
なお、保留画像(当該保留画像を除く)は、大当り遊技の期待度等の有利度を示唆する種々の態様に変化する保留先読み演出の対象となる画像であり、当該保留先読み演出は、後述する先読み演出制御手段224によって制御される。
先読み演出とは、先読み対象の図柄変動が開始される前の一又は複数回の図柄変動に亘って、先読み対象の図柄変動における特図当否判定の結果に対する期待度や、先読み対象の図柄変動において実行される演出の内容を示唆する演出である。なお、本実施形態における先読み演出、及び先読み演出制御手段224における制御の詳細については、後述する。
より具体的には、演出ルート決定手段222は、決定された演出ルートの各段階において、実行する演出の内容(演出パターン)を、当該演出ルートに対応する演出パターン抽選テーブルを用いた抽選等によって決定する。このようにすることで、決定された演出ルートに係る(に従って実行される)演出の内容を変えることができるとともに、一つの図柄変動における演出に繋がりを持たせることができる。また、同一の演出ルートが決定された場合であっても、実行される演出を多彩にすることもできる。
なお、本実施形態では、高速変動モードにおいて、先読み演出の実行状況に応じて当該図柄変動における差込み演出の実行有無を決定する差込み演出設定処理を実行しており、当該処理の詳細は、後述する。
本実施形態における装飾図柄には、数字の「1」を模した「1図柄」、数字の「2」を模した「2図柄」、数字の「3」を模した「3図柄」、数字の「4」を模した「4図柄」、数字の「5」を模した「5図柄」、数字の「6」を模した「6図柄」、数字の「7」を模した「7図柄」、及び「転落」の文字を模した「転落図柄」があり、以降の説明では、「1図柄」、「3図柄」、「5図柄」、「7図柄」を総称して「奇数図柄」と称し、「2図柄」、「4図柄」、「6図柄」を総称して「偶数図柄」と称する場合がある。
なお、停止させる装飾図柄の組合せを特図の停止図柄に対応させるにあたっては、必ずしも上述の対応関係とする必要はなく、例えば、図柄bに偶数図柄揃いを対応させるなど、上述の対応関係に対して停止させる装飾図柄の組合せの期待度が高くならない組合せであれば、一部の場合(上述の対応関係となる割合よりも低い割合)で上述の対応関係とは異なる装飾図柄の組合せを採用してもよく、このような場合であっても、停止させる装飾図柄の組合せが特図の停止図柄と対応していると言える。
また、本実施形態では、特図が図柄dで停止される場合に停止される装飾図柄の組合せを用いた先読み演出を実行しており、当該演出の詳細は後述する。
なお、サブエラー制御手段230は、独自に(メインエラー制御手段185と独立して)遊技機10がエラー状態であるか否かを判定し、エラー状態であると判定した場合にエラー演出を実行する演出データを読み出すようにしてもよく、当該エラー状態としては、例えば、普図低確時におけるゲート63の入賞回数に基づいて判定される右打ちエラー状態がある。
次に、図9を用いて、特図変動パターン導出状態B3において選択される特図変動パターンを説明する。図9は、特図変動パターン導出状態B3(高速変動モード)における特図変動パターン抽選テーブルを模式的に示す図であり、図9に示す特図変動パターン抽選テーブルには、はずれ用の特図変動パターン抽選テーブル、大当り用の特図変動パターン抽選テーブル、及び転落用の特図変動パターン抽選テーブルが含まれている。
なお、各特図変動パターン抽選テーブルは、特図当否判定の結果ごとに特図変動パターンに対して抽選値が対応づけられたものであり、各特図変動パターン抽選テーブルを用いた抽選では、更新範囲0〜255の乱数が使用される。
また、上述の通り、演出ルート決定手段222は、設定された特図変動パターンに基づいて演出ルートを決定するため、説明の便宜上、図9で示す各特図変動パターンのそれぞれには、対応する演出ルートを記載するとともに、対応する変動時間も記載している。
また、図9に示す特図変動パターン抽選テーブルは、特図2に対応するものであり、高速変動モードにおいて特図1が変動する場合には、特図当否判定の結果ごとの専用の特図変動パターン(図示省略)が採用される。
なお、本実施形態では、転落当否判定に当選した場合に対して一つの特図変動パターンしか対応していないため、この場合には、特図変動パターンの抽選を行わないようにしてもよい。
また、本実施形態では、転落当否判定に当選した場合に対して一つの特図変動パターンしか対応していないが、複数の特図変動パターンを対応させるようにしてもよい。
このようにすることで、遊技機10は、後述する第二の演出と第一の演出の繋がりを保つようにする効果を高めることができる。
なお、本実施形態における第一の変動パターンテーブル及び第二の変動パターンテーブルは、ともに普図高確に対応する変動パターン抽選テーブルであり、さらには、特図高確に対応する変動パターン抽選テーブルである。
次に、図10を用いて、特図変動パターン導出状態B3(高速変動モード)において決定され得る演出ルートに係る(に従って実行される)演出の概要を説明する。なお、図10は、演出ルートRX1及び演出ルートRY1に係る演出のタイムチャートである。
また、演出ルートRX1(高速)は、停止される装飾図柄の組合せを用いた先読み演出が行われる演出ルートであり、且つ当該先読み演出の対象となる可能性がある演出ルートである。当該演出ルートが当該先読み演出の対象とならない演出ルートである場合には、当該演出ルートで停止されるバラケ目が、先読み演出で停止される可能性のあるバラケ目の組合せとは異なる組合せで構成されることとなる。
次に、図11〜図13を用いて、高速変動モードにおける先読み演出の詳細を説明する。なお、図11は、先読み演出制御手段224による高速変動モード中に実行される高速変動モード中先読み演出設定処理の処理フローを示す図であり、図12は、高速変動モード中先読み演出設定処理における先読み演出パターン抽選において参照される先読み演出パターン抽選テーブルを模式的に示す図であり、図13は、先読み演出パターンSPX1、先読み演出パターンSPY2、及び先読み演出パターンSPZ2に係る先読み演出の具体例を示す図である。なお、図12の先読み演出抽選テーブルには、説明の便宜上、各先読み演出パターンに対応する演出内容を記載している。
なお、先読みカウンタとは、後述するステップS117において先読み演出の演出内容を決定する(先読み演出の進行を管理する)ためのカウンタであり、本実施形態における特図2に係る作動保留情報が保留される数の上限値(特図2保留カウンタの上限値)は4であるため、先読みカウンタの最大値は3となる。
なお、実行カウンタとは、先読み演出の実行回数をカウントするためのカウンタであり、当該カウンタは、後述する差込み演出設定処理で参照される。
上述の通り、先読みカウンタの初期値には、先読み演出パターンが設定された際の特図2保留カウンタの値から1減算された値が設定されるため、例えば、特図2保留カウンタ=3で先読み演出パターンが設定された場合には、先読みカウンタ=2に対応する演出内容の先読み演出、先読みカウンタ=1に対応する演出内容の先読み演出の順に、先読み演出が実行されることとなる。図13(a)〜図13(c)に示す具体例では、特図2保留カウンタ=4で先読み演出パターンが設定された場合を示している。
なお、上述の通り、本実施形態では、先読みカウンタ(又は特図2保留カウンタ)の値に関わらず先読み演出パターンを決定しているが、先読みカウンタ(又は特図2保留カウンタ)の値に応じて先読み演出パターンを決定するようにしてもよい。
より具体的には、図13(b)に示す具体例では、先読みカウンタ=3に対応する図柄変動、及び先読みカウンタ=2に対応する図柄変動では、転落図柄が左の図柄列のみに停止され、先読カウンタ=1に対応する図柄変動では、左の図柄列及び右の図柄列のそれぞれに転落図柄が停止されている。図示は省略するが、他の先読み演出パターンも同様に、図12の演出内容に示す転落図柄の停止数が1の場合には、左の図柄列のみに転落図柄を停止させ、同演出内容に示す転落図柄の停止数が2の場合には、左の図柄列及び右の図柄列のそれぞれに転落図柄を停止させる。なお、当該演出パターンにおける転落図柄が停止される図柄列は、本実施形態の図柄列に限定されない。
このように、先読み演出パターンSPY1〜先読み演出パターンSPY4は、一部に転落図柄を含むバラケ目で装飾図柄を停止させる演出が連続的に実行され、かつ停止される転落図柄の数が段階的に増加し得る先読み演出パターンである。
より具体的には、図13(c)に示す具体例では、先読みカウンタ=3に対応する図柄変動、及び先読みカウンタ=2に対応する図柄変動では、7図柄が左の図柄列のみに停止され、先読カウンタ=1に対応する図柄変動では、左の図柄列及び右の図柄列のそれぞれに7図柄が停止されている。図示は省略するが、他の先読み演出パターンも同様に、図12の演出内容に示す7落図柄の停止数が1の場合には、左の図柄列のみに7図柄を停止させ、同演出内容に示す7図柄の停止数が2の場合には、左の図柄列及び右の図柄列のそれぞれに7図柄を停止させる。なお、当該演出パターンにおける転落図柄が停止される図柄列は、本実施形態の図柄列に限定されない。
このように、先読み演出パターンSPZ1〜先読み演出パターンSPZ4は、一部に7を含むバラケ目で装飾図柄を停止させる演出が連続的に実行され、かつ停止される7図柄の数が段階的に増加し得る先読み演出パターンである。
このようにすることで、遊技機10は、後述する第二の演出と第一の演出の繋がりを保つようにする効果を高めることができる。
なお、上述の通り、本実施形態における第一の組合せは、大当り遊技が設定されることを示す装飾図柄の組合せであるが、直後に実行される(発展先の)演出内容を示唆する特殊装飾図柄の組合せ等、有利度が比較的高い(他の装飾図柄の組合せのうちの少なくとも一つの装飾図柄の組合せよりも有利度が高い)装飾図柄の組合せであってもよい。
ここで、関連性のある演出とは、本実施形態のように、見た目上関連性があると認識できる演出や、一方の演出の実行が決まっている場合に他方の演出の実行が決定され得る(より好ましくは、少なくとも一つの演出よりも決定される確率が高い)演出など、遊技者が演出の関連性を認識できる場合があればよい。
このようにすることで、遊技機10は、後述する第二の演出(一部に7図柄を含むバラケ目)と第一の演出の繋がりを保つようにする効果を高めることができる。
このようにすることで、遊技機10は、後述する第二の演出(一部に7図柄を含むバラケ目)と第一の演出の繋がりを保つようする効果を高めることができる。
以上の説明では、本実施形態における基本構成及び先読み演出の詳細について説明してきたが、本実施形態は、さらに、先読み演出が実行された回数に応じてその後の図柄変動における演出内容を変化させる(差込み演出の有無を切り換える)演出制御を実行する。以下の説明では、当該演出制御の詳細について説明する。
なお、実行カウンタとは、上述の通り、高速変動モード中先読み演出設定処理において更新されるカウンタであり、先読み演出が実行された回数をカウントするカウンタである。
このようにすることで、遊技機10は、後述する第二の演出と第一の演出(7揃い演出)の繋がりを保つようにする効果を高めることができる。
また、後述する変形例2においても、同様に、装飾図柄(の図柄列)が視認困難となる期間さえあれば、同様の効果を奏する。
なお、後述する各演出の終了タイミングも同様に、制御上の終了タイミングに限らず、遊技者が認識不能となるタイミングであればよい。
同様に、同一の図柄変動において遊技者に対して認識不能となるタイミングが複数ある場合には、最後のタイミングが本実施形態における「遊技者に対して認識不能となるタイミング」となる。
このようにすることで、遊技機10は、第二の演出と第一の演出の繋がりを保つ(繋がりにメリハリを出さない)ようにし、先読み演出を実行するにあたり、従来にない新しい演出を実行することができる。
このようにすることで、遊技機10は、第二の演出と第一の演出の繋がりを保つようにする効果を高めることができる。
このようにすることで、遊技機10は、第二の演出(一部に7図柄を含むバラケ目)と第一の演出の繋がりを保つようにする効果を高めることができる。
ところで、差込み演出と7揃い演出の実行期間の関係性は、図16で示した関係性に限らず、上述の効果を奏する範囲で別の関係性とすることもできる。以下の説明では、この別の関係性について説明する。
より具体的には、図17(a)は、差込み演出が7揃い演出と同一のタイミングで開始される変形例であり、この場合であっても7揃い演出を認識させる前に差込み演出を認識させることができる場合があるため、演出ルートRY1に係る先読み演出と7揃い演出の繋がりを保つようにすることができる。
また、図17(b)は、差込み演出が7揃い演出の開始タイミングよりも手前のタイミングで開始される変形例であり、この場合も7揃い演出を認識させる前に差込み演出を認識させることができる場合があるため、演出ルートRY1に係る先読み演出と7揃い演出の繋がりを保つようにすることができる。
なお、遊技者に対して認識可能となるタイミングとは、上述の通り、制御上の開始タイミングに限らず、見た目(現象面)で演出が開始されるタイミングであればよく、同一の図柄変動において遊技者に対して認識可能となるタイミングが複数ある場合には、最先のタイミングが本実施形態における遊技者に対して認識可能となるタイミングとなる。
また、上述の通り、本実施形態では、第三の演出が実行されるにあたり、第一の演出が遊技者に対して認識可能となるタイミングが後ろ倒しになっているが、必ずしもこのようにする必要はなく、差込み演出の実行有無に関わらず、同一のタイミングで第一の演出が遊技者に対して認識可能となるようにしてもよい。
また、上述の通り、第一の演出及び第二の演出は、互いに関連性のある演出であれば、種々の演出を採用してもよい。ここで、関連性のある演出とは、本実施形態のように、見た目上関連性があると認識できる演出や、一方の演出の実行が決まっている場合に他方の演出の実行が決定され得る(より好ましくは、少なくとも一つの演出よりも決定される確率が高い)演出など、遊技者が演出の関連性を認識できる場合があればよい。
このようにすることで、遊技機10は、第二の演出(一部に7図柄を含むバラケ目)と第一の演出(7揃い演出)の繋がりを保つようにする効果を高めることができる。
より具体的には、図17(c)は、差込み演出が7揃い演出よりも後のタイミングで終了する変形例であり、図17(d)は、差込み演出が7揃い演出と同一のタイミングで終了する変形例であり、図17(e)は、差込み演出が7揃い演出の終了タイミングよりも手前のタイミングで終了する変形例である。
いずれの場合も、図17(a)及び図17(b)で示した差込み演出の開始タイミングが担保されていれば、演出ルートRY1に係る先読み演出と7揃い演出の繋がりを保つようにすることができるが、図17(e)と、図17(c)及び図17(d)を比較すると、図17(e)で示す期間Tbが存在するため、図17(c)及び図17(d)で示す変形例よりも図(e)で示す変形例の方がより演出ルートRY1に係る先読み演出と7揃い演出の繋がりを保つようにすることができる。
このようにすることで、遊技機10は、第二の演出(一部に7図柄を含むバラケ目)と第一の演出の繋がりを保つようにする効果を高めることができる。
なお、遊技者に対して認識不能となるタイミングとは、上述の通り、制御上の終了タイミングに限らず、見た目(現象面)で遊技者が認識不能となるタイミングであればよく、同一の図柄変動において遊技者に対して認識不能となるタイミングが複数ある場合には、最後のタイミングが遊技者に対して認識不能となるタイミングとなる。
以上の説明では、差込み演出に着目して、演出ルートRY1に係る先読み演出と7揃い演出の繋がりを保つようにすることができる構成について説明してきたが、7揃い演出の開始タイミングの変化に着目しても同様の効果を奏することができる場合があり、以降の説明では、後者の場合について説明する。
図18で示すタイムチャートの上段、すなわち、先読み演出が実行された実行回数(実行カウンタの値)が1よりも大きくなる場合には、7揃い演出が変動開始から1s経過したタイミングで開始されることが示されており、当該タイミングは、先読み演出が実行された実行回数(実行カウンタの値)が以下となる場合よりも後のタイミングである。
また、図18で示すタイムチャートの下段、すなわち、先読み演出が実行された実行回数(実行カウンタの値)が1以下となる場合には、7揃い演出が変動開始してから0.5s経過したタイミングで開始されることが示されている。
以上の説明で記載されていない変形例について、以下に列挙する。
まず、先読み演出パターンSPZ1〜先読み演出パターンSPZ4を含む先読み演出パターンに係る演出、及び演出ルートRY1を含む各演出ルートに対応する演出は、停止される装飾図柄の組合せに限らず、装飾図柄の組合せ以外の画像を採用してもよく、さらには、スピーカやランプ等の他のデバイスを採用してもよい。同様に、差込み演出についても、種々の画像を採用してもよく、さらには、先読み演出パターン及び演出ルートに係る演出と同一のデバイスを採用しさえすれば、スピーカやランプ等の他のデバイスを採用してもよい。
本実施形態は、次のような技術思想を包含する。
(1) 演出手段を備え、図柄変動ごとに遊技者に対して有利な有利状態を設定するか否かを判定する当否判定を実行し、変動開始条件が充足されるまで図柄変動の開始を保留し、該有利状態として、第一の有利状態、及び該第一の有利状態よりも有利な第二の有利状態を設定可能な遊技機であって、
前記演出手段は、
第一の演出、第二の演出、及び第三の演出を実行するものであり、
前記第一の演出は、
前記有利状態が設定される図柄変動において少なくとも実行される演出であり、
前記第二の演出は、
前記第一の演出が実行される図柄変動が保留されている保留状態における一又は複数の図柄変動において実行される演出であり、
前記第三の演出は、
前記第一の演出が実行される図柄変動において実行される場合があり、
前記第一の演出が遊技者に対して認識可能となる第一のタイミング、又は該第一のタイミングの手前の第二のタイミングで遊技者に対して認識可能となる演出であって、
前記第一の演出が実行されるにあたり、前記第二の演出が実行された図柄変動の回数が所定の回数を超える第一の場合には、前記第二の演出が実行された図柄変動の回数が該所定の回数以下となる第二の場合よりも高い割合で実行される演出であり、
前記第一の演出が実行される図柄変動において前記有利状態が設定される場合には、前記第一の有利状態よりも高い割合で前記第二の有利状態が設定されることを特徴とする遊技機。
(2) 演出手段を備え、図柄変動ごとに遊技者に対して有利な有利状態を設定するか否かの当否判定を実行し、変動開始条件が充足されるまで図柄変動の開始を保留し、該有利状態として、第一の有利状態、及び該第一の有利状態よりも有利な第二の有利状態を設定可能な遊技機であって、
前記演出手段は、
第一の演出、第二の演出、及び第三の演出を実行するものであり、
前記第一の演出は、
前記有利状態が設定される図柄変動において少なくとも実行される演出であり、
前記第二の演出は、
前記第一の演出が実行される図柄変動が保留されている保留状態における一又は複数の図柄変動において実行される演出であり、
前記第三の演出は、
前記第一の演出が実行される図柄変動において実行される場合があり、
前記第一の演出が遊技者に対して認識可能となる第一のタイミング、又は該第一のタイミングの手前の第二のタイミングで遊技者に対して認識可能となる演出であって、
前記第一の演出が実行されるにあたり、前記第二の演出が実行された図柄変動の回数が所定の回数を超える第一の場合には、前記第二の演出が実行された図柄変動の回数が該所定の回数以下となる第二の場合よりも高い割合で実行される演出であり、
前記第三の演出が実行される図柄変動において前記有利状態が設定される場合には、前記第一の有利状態よりも高い割合で前記第二の有利状態が設定されることを特徴とする遊技機。
(3) 上記(1)又は上記(2)に記載の遊技機であって、
前記第三の演出は、
前記第二のタイミングで遊技者に対して認識可能となる演出であることを特徴とする遊技機。
(4) 上記(1)乃至上記(3)のいずれか一つに記載の遊技機であって、
前記第一の演出は、
前記第三の演出が遊技者に対して認識不能となるタイミングよりも後のタイミングで遊技者に対して認識不能となる演出であることを特徴とする遊技機。
(5) 上記(1)乃至上記(4)のいずれか一つに記載の遊技機であって、
前記所定の回数は、
前記保留状態において実行される図柄変動の回数の最大値の半分よりも小さい回数であることを特徴とする遊技機。
(6) 上記(1)乃至上記(5)のいずれか一つに記載の遊技機であって、
前記第三の演出は、
前記第二の演出とは異なる態様の演出であることを特徴とする遊技機。
(7) 上記(1)乃至上記(3)のいずれか一つに記載の遊技機であって、
前記演出手段は、
複数種類の装飾図柄を有する複数の図柄列を変動表示させ、変動させた該複数の図柄列を前記当否判定の結果に対応する組合せで停止表示する演出を実行するものであり、
前記第一の演出は、
前記複数の図柄列を第一の組合せで停止させる演出であり、
前記第二の演出は、
該第二の演出が実行される図柄変動ごとに実行される演出であって、
前記複数の図柄列を、前記第一の組合せとは異なる組合せであって該第一の組合せと関連する第二の組合せで停止させる演出であることを特徴とする遊技機。
(8) 上記(1)乃至上記(7)のいずれか一つに記載の遊技機であって、
前記第三の演出は、
前記第一の演出が実行されるにあたり、前記第一の場合には実行される一方、前記第二の場合には実行されない演出であることを特徴とする遊技機。
15 外枠
20 前枠
21 ヒンジ機構
22 可動装飾体
23 シリンダ錠
25 透明部材
27 上球受け皿
29 下球受け皿
31 操作ハンドル
32 上枠部
33(33a、33b) スピーカ
34a、34b 左右側枠部
35(35a、35b、35c) 演出ランプ
36 球抜き機構
37 演出ボタン
38(38a、38b、38c、38d) カーソルボタン
39 メイン操作部
39a 玉貸ボタン
39b 返却ボタン
40 普通電動役物ソレノイド
41 特別電動役物ソレノイド
50 遊技盤
50a 遊技領域
51 外レール
52 風車
53 内レール
55 大入賞口
57 第1始動口
59 第2始動口
61 普通電動役物
63 ゲート
65 特別電動役物
67 一般入賞口
69 アウト口
70 第1始動口センサ
71 第2始動口センサ
72 大入賞口センサ
73 一般入賞口センサ
74 ゲートセンサ
80 演出表示装置
81 メイン表示部
82 サブ表示部
82a 上サブ表示部
82b 左サブ表示部
82c 右サブ表示部
90 図柄表示装置
91 第1特別図柄表示装置
92 第2特別図柄表示装置
93 普通図柄表示装置
94 第1特別図柄保留ランプ
95 第2特別図柄保留ランプ
96 普通図柄保留ランプ
100 主制御基板
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 I/Oポート
105 乱数回路
110 入球判定手段
115 メイン乱数発生手段
120 メイン保留制御手段
130 事前判定手段
140 特図抽選手段
141 特図当否判定手段
142 特図停止図柄抽選手段
143 特図変動パターン導出手段
144 転落当否判定手段
150 普図抽選手段
160 大当り遊技制御手段
165 図柄表示制御手段
170 電動役物制御手段
175 遊技状態制御手段
180 メイン情報記憶手段
185 メインエラー制御手段
190 メインコマンド管理手段
200 第1副制御基板
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 I/Oポート
210 サブ乱数発生手段
220 通常演出制御手段
221 演出モード制御手段
222 演出ルート決定手段
223 サブ保留制御手段
224 先読み演出制御手段
225 演出内容決定手段
226 装飾図柄制御手段
227 大当り演出制御手段
230 サブエラー制御手段
240 ランプ制御手段
250 可動役物制御手段
260 サブ情報記憶手段
270 サブコマンド管理手段
300 第2副制御基板
301 CPU
302 ROM
303 RAM
304 I/Oポート
400 払出制御基板
401 CPU
402 ROM
403 RAM
X 第1流路
Y 第2流路
Claims (4)
- 演出手段を備え、図柄変動ごとに遊技者に対して有利な有利状態を設定するか否かを判定する当否判定を実行し、変動開始条件が充足されるまで図柄変動の開始を保留し、該有利状態として、第一の有利状態、及び該第一の有利状態よりも有利な第二の有利状態を設定可能な遊技機であって、
前記演出手段は、
第一の演出、第二の演出、及び第三の演出を実行するものであり、
前記第一の演出は、
前記有利状態が設定される図柄変動において少なくとも実行される演出であり、
前記第二の演出は、
前記第一の演出が実行される図柄変動が保留されている保留状態における一又は複数の図柄変動において実行される演出であり、
前記第三の演出は、
前記第一の演出が実行される図柄変動において実行される場合があり、
前記第一の演出が遊技者に対して認識可能となる第一のタイミング、又は該第一のタイミングの手前の第二のタイミングで遊技者に対して認識可能となる演出であって、
前記第一の演出が実行されるにあたり、前記第二の演出が実行された図柄変動の回数が所定の回数を超える第一の場合には、前記第二の演出が実行された図柄変動の回数が該所定の回数以下となる第二の場合よりも高い割合で実行される演出であり、
前記第一の演出が実行される図柄変動において前記有利状態が設定される場合には、前記第一の有利状態よりも高い割合で前記第二の有利状態が設定され、
前記第一の演出は、
前記有利状態が設定される図柄変動において実行され得る一方、前記有利状態が設定されない図柄変動において実行されない、
ことを特徴とする遊技機。 - 演出手段を備え、図柄変動ごとに遊技者に対して有利な有利状態を設定するか否かの当否判定を実行し、変動開始条件が充足されるまで図柄変動の開始を保留し、該有利状態として、第一の有利状態、及び該第一の有利状態よりも有利な第二の有利状態を設定可能な遊技機であって、
前記演出手段は、
第一の演出、第二の演出、及び第三の演出を実行するものであり、
前記第一の演出は、
前記有利状態が設定される図柄変動において少なくとも実行される演出であり、
前記第二の演出は、
前記第一の演出が実行される図柄変動が保留されている保留状態における一又は複数の図柄変動において実行される演出であり、
前記第三の演出は、
前記第一の演出が実行される図柄変動において実行される場合があり、
前記第一の演出が遊技者に対して認識可能となる第一のタイミング、又は該第一のタイミングの手前の第二のタイミングで遊技者に対して認識可能となる演出であって、
前記第一の演出が実行されるにあたり、前記第二の演出が実行された図柄変動の回数が所定の回数を超える第一の場合には、前記第二の演出が実行された図柄変動の回数が該所定の回数以下となる第二の場合よりも高い割合で実行される演出であり、
前記第三の演出が実行される図柄変動において前記有利状態が設定される場合には、前記第一の有利状態よりも高い割合で前記第二の有利状態が設定され、
前記第一の演出は、
前記有利状態が設定される図柄変動において実行され得る一方、前記有利状態が設定されない図柄変動において実行されない、
ことを特徴とする遊技機。 - 演出手段を備え、図柄変動ごとに遊技者に対して有利な有利状態を設定するか否かを判定する当否判定を実行し、変動開始条件が充足されるまで図柄変動の開始を保留し、該有利状態として、第一の有利状態、及び該第一の有利状態よりも有利な第二の有利状態を設定可能な遊技機であって、
前記演出手段は、
第一の演出、第二の演出、及び第三の演出を実行するものであり、
前記第一の演出は、
前記有利状態が設定される図柄変動において少なくとも実行される演出であり、
前記第二の演出は、
前記第一の演出が実行される図柄変動が保留されている保留状態における一又は複数の図柄変動において実行される演出であり、
前記第三の演出は、
前記第一の演出が実行される図柄変動において実行される場合があり、
前記第一の演出が遊技者に対して認識可能となる第一のタイミング、又は該第一のタイミングの手前の第二のタイミングで遊技者に対して認識可能となる演出であって、
前記第一の演出が実行されるにあたり、前記第二の演出が実行された図柄変動の回数が所定の回数を超える第一の場合には、前記第二の演出が実行された図柄変動の回数が該所定の回数以下となる第二の場合よりも高い割合で実行される演出であり、
前記第一の演出が実行される図柄変動において前記有利状態が設定される場合には、前記第一の有利状態よりも高い割合で前記第二の有利状態が設定され、
前記第一の演出は、
前記第三の演出が実行される場合に、前記第三の演出が実行されない場合よりも遅いタイミングで認識可能となる、
ことを特徴とする遊技機。 - 演出手段を備え、図柄変動ごとに遊技者に対して有利な有利状態を設定するか否かの当否判定を実行し、変動開始条件が充足されるまで図柄変動の開始を保留し、該有利状態として、第一の有利状態、及び該第一の有利状態よりも有利な第二の有利状態を設定可能な遊技機であって、
前記演出手段は、
第一の演出、第二の演出、及び第三の演出を実行するものであり、
前記第一の演出は、
前記有利状態が設定される図柄変動において少なくとも実行される演出であり、
前記第二の演出は、
前記第一の演出が実行される図柄変動が保留されている保留状態における一又は複数の図柄変動において実行される演出であり、
前記第三の演出は、
前記第一の演出が実行される図柄変動において実行される場合があり、
前記第一の演出が遊技者に対して認識可能となる第一のタイミング、又は該第一のタイミングの手前の第二のタイミングで遊技者に対して認識可能となる演出であって、
前記第一の演出が実行されるにあたり、前記第二の演出が実行された図柄変動の回数が所定の回数を超える第一の場合には、前記第二の演出が実行された図柄変動の回数が該所定の回数以下となる第二の場合よりも高い割合で実行される演出であり、
前記第三の演出が実行される図柄変動において前記有利状態が設定される場合には、前記第一の有利状態よりも高い割合で前記第二の有利状態が設定され、
前記第一の演出は、
前記第三の演出が実行される場合に、前記第三の演出が実行されない場合よりも遅いタイミングで認識可能となる、
ことを特徴とする遊技機。
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