JP6725503B2 - センターツーエンド繊維酸化炉の改良された供給プレナム - Google Patents

センターツーエンド繊維酸化炉の改良された供給プレナム Download PDF

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Description

[関連出願の相互参照]
本願は、2014年11月7日に出願された米国仮特許出願第62/076737号の利益を主張する。上記出願は、本明細書に引用することにより本明細書の一部をなす。
酸化炉は、前駆体(アクリル繊維、ピッチ繊維又はセルロース繊維等)から炭素繊維を製造するのに一般的に用いられる。1つの一般的な処理方法は、前駆体材料の繊維セグメントを1つ又は複数の酸化炉に通して連続的に引っ張ることを含む。
酸化炉のそれぞれは、それぞれの酸化チャンバーを備え、その中で繊維セグメントの酸化が行われる。各繊維セグメントは、炭素繊維前駆体として第1の酸化炉内へ引っ張り入れ、その後、各酸化炉を通って複数回のパスが行われた後、酸化された繊維セグメントとして最後の酸化炉を出ることができる。繊維セグメントを炉の酸化チャンバーに通して引っ張るために、ロールスタンド及びテンショナーが用いられる。各酸化炉は、熱気の循環流によって、セグメントを、温度がおよそ300℃に近付くまで加熱する。
そのような炉の一例は、ミネソタ州ミネアポリス所在のDespatch Industries社から入手可能なデスパッチ炭素繊維酸化炉である。そのような炉についての記載は、本発明の譲受人に譲渡された特許文献1に見ることができる。特許文献1に記載の炉は、「センターツーエンド(center-to-ends)」酸化炉である。センターツーエンド酸化炉において、熱気は、チャンバーの中央から炉の酸化チャンバーに供給され、チャンバーの端部に向かって流れる。
通常、そのようなセンターツーエンド酸化炉は、チャンバーの中央に位置する中央供給構造部を備える。中央供給構造部は、互いに積み重ねられた複数の供給プレナム(plenum)を含む。プレナム間には隙間が設けられ、繊維セグメントがプレナム間を通過することが可能である。各プレナムは、その端部のうちの一方又は双方を通して加熱空気を受け取るダクト構造部を備える。各プレナムは、対応するダクト構造部の対向する側壁のそれぞれに形成されている一連の穴を有する。これらの穴は、本明細書において「ノズル」とも称する。各プレナムは、加熱空気を受け取り、加熱ガスの流れを、加熱ガスのおおよそ水平かつ平行なストリームの形でノズルから出して酸化チャンバーの両端部の方に向けるように構成されている。
プレナム間の隙間にガスの均一な流れは通常生じない。ラインが停止するたび、繊維は静止する。そうしたライン停止中にプレナム間の隙間に位置することになった繊維の部分は、プレナム間の隙間に均一なガス流がないために、チャンバーの残りの部分内における温度とは異なる温度にさらされ得る。その結果、繊維のそれらの部分は、繊維のその周りの部分とは別様に酸化され得る。
米国特許第4,515,561号
1つの実施形態は、繊維を加熱する炉に関する。炉は、炉内において炉の第1の端部と第2の端部との間に配置される供給構造部を備える。供給構造部は、複数のプレナムを含む。プレナムは、加熱システムと流体連通している。複数のプレナムのそれぞれは、1対の側壁と、底壁と、頂壁とを備える。複数のプレナムのそれぞれは、第1の開口がそのプレナムのそれぞれの側壁に形成されるように構成されている。少なくとも1つのプレナムは、1つ又は複数の第2の開口が、少なくとも1つのプレナムの頂壁又は底壁のうちの少なくとも一方に形成されるように構成されている。少なくとも1つのプレナムは、加熱システムからの加熱ガスを、プレナムの第1の開口及び上記1つ又は複数の第2の開口からチャンバー内へ供給するように構成されている。
1つの例示的な実施態様において、少なくとも1つのスロットが、少なくとも1つのプレナムの頂壁又は底壁のうちの少なくとも一方に形成されている。丸みを帯びた表面を有する構造部が、スロット内でプレナムの頂壁又は底壁と面一に位置付けられている。この構造部は、例えば、ねじ付きのロッド若しくはチューブ、縦溝付きのロッド若しくはチューブ、又は横溝付きのロッド若しくはチューブを用いて実現することができる。
別の例示的な実施形態において、V字形の窪みが、少なくとも1つのプレナムの頂壁又は底壁に形成されている。V字形の窪みは、2つの側面を有する。1つ又は複数の第2の開口が、V字形の窪みの側面のそれぞれに形成されている。V字形の窪みにはV字形のカバーが位置付けられる。V字形の窪みの側面のそれぞれは、V字形の窪みのその側面に形成されている一列の第2の開口を有することができ、ここでは、V字形の窪みの各側面に形成されている第2の開口は、V字形の窪みの他方の側面に形成されている第2の開口とは互い違いになっている。
別の実施形態は、炉を用いて繊維を加熱する方法に関する。本方法は、炉の内部に配置されている供給構造部に含まれる複数のプレナムに加熱ガスを供給することを含む。本方法は、加熱ガスの少なくとも一部を、複数のプレナムのそれぞれに含まれる側壁に形成されている第1の開口から炉の内部へ向けることを更に含む。本方法は、加熱ガスの少なくとも一部を、少なくとも1つのプレナムの頂壁又は底壁のうちの少なくとも一方に形成されている1つ又は複数の第2の開口から炉の内部へ向けることを更に含む。
炉の1つの例示的な実施形態の斜視図である。 炉のチャンバーから頂壁を取り除いた、図1に示されている炉の斜視図である。 図1に示されている炉の断面図である。 図1に示されている炉中央供給構造部の詳細図である。 供給プレナムの1つの例示的な実施形態の断面図である。 図5に示されている供給プレナムの1つの側壁の側面図である。 図5に示されている供給プレナムの1つのスカッシュバッフルの側面図である。 例示的な一実施形態における供給プレナムの頂壁の平面図である。 図8に示されている頂壁の側面断面図である。 別の例示的な実施形態における供給プレナムの頂壁の平面図である。 V字形のカバーがV字形の窪み上に位置付けられている、図10に示されている供給プレナムの頂壁の平面図である。 図11に示されている頂壁の側面断面図である。 図11に示されている頂壁の側面断面図である。 加熱ガスとの接触により繊維を加熱する方法の例示的な一実施形態のフロー図である。 供給プレナムの別の例示的な実施形態の断面図である。 図15に示されている供給プレナムの1つのスカッシュバッフルの側面図である。
図1〜図3は、後述する改良された供給プレナムを使用することができる酸化炉100の1つの例示的な実施形態を示している。しかし、後述する改良されたプレナムは、他の酸化炉において使用することができることを理解されたい。
図1〜図3に示されている酸化炉100は、上述のタイプの酸化プロセスを用いた炭素繊維の製造に使用するのに適している。例えば、図1〜図3に示されている酸化炉100の例示的な実施形態は、当業者には既知のように、1つ又は複数の炉(例えば、積重形態である)を使用する酸化プロセスにおいて用いることができる。
簡潔及び明確にするために、酸化炉において用いられる種々の従来の特徴が図及び以下の記載から省かれていることが、当業者には理解されよう。そのような特徴の例として、限定はしないが、炉100内のガスの流れを調整するのに用いられるバッフル、ダクト、ベーン、通気孔等、望ましくないプロセスガスの周囲環境への放出を低減する附室部及び排気機能部、及び/又は、絶縁部、ルーバー、及び炉100の熱効率を向上する他の熱的機能部が挙げられる。図1〜図3に示されている例示的な炉100は、そのような特徴を備えることができることを理解されたい。
図1〜図3に示されている例示的な実施形態では、炉100は、炉チャンバー102を備え、その中で繊維セグメントの酸化が行われる。この例示的な実施形態では、炉チャンバー102は、複数の壁によって画定される。酸化チャンバー102を画定する壁は、頂壁104と、底壁106と、チャンバー102のそれぞれの側面112及び114に沿った2つの側壁108及び110と、チャンバー102のそれぞれの端部120及び122にある2つの端壁116及び118とを含む。繊維のためのそれぞれの入口は、端壁116及び118のそれぞれに形成されている。各入口は、チャンバー102の第1の側面112と第2の側面114との間に延在する複数のスロットによって形成され、酸化炉100によって加熱される繊維セグメントは、これらの複数のスロットに通して引っ張られる。これらの入口及びスロットは、従来どおり形成することができる。
また、炉100は、加熱システム124を備える。加熱システム124は、加熱ガスをチャンバー102内に供給するのに用いられる。この例示的な実施形態では、使用されるガスは、周囲空気である。
加熱システム124は、様々な方法で実現することができる。図1〜図3に示されている例示的な実施形態では、加熱システム124は、少なくとも1つのヒーター126(図3に示されている)と、ガスをヒーター126に通して引き入れるブロワー128(図3に示されている)と、ブロワー128に動力をもたらすモーター130とを用いて実現される。各ヒーター126は、様々な方法で実現することができる。例えば、各ヒーター126は、1つ又は複数の加熱素子を用いて実現することができる。また、各ヒーター126は、間接ガスヒーター、電気ヒーター、又はそれらの組合せを用いて実現することができる。各ヒーター126は、他の方法で実現することができる。
加熱システム124は、例えば、1つ又は複数の好適なコントローラー(比例積分微分(PID)コントローラー等)を用いて制御することができる。
炉100は、チャンバー102の内部においてチャンバー102の端部120及び122間に配置される供給構造部132を備える。図1〜図3に示されている例示的な実施形態において、炉100は、加熱ガスが酸化チャンバー102の中央からチャンバー102の端部120及び122に向けて供給される、センターツーエンド酸化炉である。この例示的な実施形態では、供給構造部132は、チャンバー102の内部において、端部102及び122間のチャンバー102の中央又は中央付近に配置され、本明細書において「中央供給構造部132」とも称される。
図1〜図3に示されている例示的な実施形態では、中央供給構造部132は、間に隙間を有して互いに積み重ねられた複数の供給プレナム134を含む。中央供給構造部132は、図4により詳細に示されている。積み重ねられた供給プレナム134間には隙間136(図4に示されている)が設けられ、繊維セグメントがプレナム134間を通過することが可能である。
供給プレナム134に関するより多くの詳細は、図5〜図10の記載に関連して後述する。
プレナム134は、加熱システム124から加熱ガスを受け取るために、その端部のうちの一方又は双方が供給ダクト138(図2及び図3に示されている)と流体連通している。図1〜図3に示されている例示的な実施形態では、各プレナム134は、その端部の一方を通して加熱空気を受け取るように構成されている(ただし、他の実施形態において、各プレナムは、その端部の双方を通して加熱空気を受け取ることを理解されたい)。
供給ダクト138には、プレナム134を出る加熱ガスの速度が実質的に均一になるように加熱ガスの流れを調整するために、適切なテーパーが付いているか、又は調整可能なスロット若しくは他の機能部(図示せず)を設けることができる。
また、各炉100は、酸化チャンバー102内に2つの戻し構造部140を備える。1つの戻し構造部140は、第1の端壁116付近に位置し、もう1つの戻し構造部140は、第2の端壁118付近に位置する。戻し構造部140のそれぞれは、複数の戻しチャネルを有し、これらの複数の戻しチャネルは、それぞれ積み重なって、中央供給構造部132の対応するプレナム134の位置に概ね対応するように位置付けられている。戻しチャネル間には隙間が設けられ、繊維セグメントが戻しチャネル間を通過することが可能である。
各戻し構造部140の戻しチャネルは、中央供給構造部132からこの戻し構造部140へ向けられたガスの少なくとも一部を受け取るように構成されている。すなわち、各戻し構造部140は、中央供給構造部132におけるプレナム134の1つの側面からこの戻し構造部140へ向けられたガスを受け取る。
戻しダクト142は、各戻し構造部140と加熱システム124との間に流体連通を確立するのに用いられる。このようにして、戻し構造部140によって受け取った加熱ガスの少なくとも一部を、加熱システム124に向けて戻して加熱し、上述の供給ダクト138を介してプレナム134に供給する。
図1〜図3に示されている例示的な実施形態では、戻しダクト142は、チャンバー102の壁の中に位置している。しかし、戻しダクト142は、他の方法で(例えば、戻しダクト142の少なくとも一部をチャンバーの壁の外側に配置して)実現することができることを理解されたい。
図1〜図3に関連して本明細書で記載されている例示的な実施形態では、供給プレナム134のそれぞれは、図5〜図7に示されているように実現される。各プレナム134は、プレナム134の第1の端部500において加熱ガスを供給される。加熱ガスは、供給ダクト138から供給される。
各プレナム134は、概して矩形の断面をしており、チャンバー102の側壁108及び110間に、側壁108及び110から離間して水平に延在する。図6に示されているように、各プレナム134には、穴又は開口502が、チャンバー102のそれぞれの端部120及び122に面するプレナム134の側壁504に形成されている。これらの開口502は、本明細書において「ノズル」502とも称される。図6は、プレナム134の側壁504のうちの一方に形成されているノズル502を示している。この例示的な実施形態では、ノズル502は、双方の側壁504に同様に形成されている(ただし、側壁504のうちの一方のノズル502のみが示されている)。
ノズル502は、プレナム134の幅にわたって延在する。ノズル502は、受け取った加熱ガスの流れを、加熱ガスのおおよそ水平かつ平行なストリームの形で、酸化チャンバー102の端部120及び122に向けるように構成及び配置されている。ガスのストリームは、酸化チャンバー102のその部分を横切る各繊維セグメントと並ぶように向けられる。
各プレナム134は、プレナム134の側壁504間のプレナム134の内部に配置される1つ又は複数のバッフル506を備える。これらのバッフル506は、本明細書において「スカッシュバッフル(squash baffle)」506とも称される。図5〜図7に示されている実施形態では、スカッシュバッフル506は、図5に示されているようなV字形に配置されており、V字形の先端部は端部500付近にあり、この場所で、加熱ガスがプレナム134に供給される。スカッシュバッフル506のこのV字形構成は、概して、受け取った加熱ガスの流れをノズル502から外に均一に向けるように設計されている。
従来のプレナム設計では、2つのスカッシュバッフル506間の内部空間508内には加熱ガスは流れない。また、従来のプレナム設計では、それぞれ個々のプレナム134の底壁又は頂壁に沿って開口は形成されない。一方、図5〜図7に示されている例示的な実施形態では、プレナム134のスカッシュバッフル506のうちの1つ又は複数は、少なくとも1つの開口510を有し、加熱ガスは、少なくとも1つの開口510を通過し、スカッシュバッフル506間の空間508に入ることが可能である。これらの開口510は、本明細書において「スカッシュバッフル」開口510とも称される。
この例示的な実施形態では、スカッシュバッフル開口510は、スカッシュバッフル506のそれぞれに形成されている丸穴の直線列として実現されている。図7は、プレナム134のスカッシュバッフル506のうちの1つに形成されているスカッシュバッフル開口510を示している。この例示的な実施形態では、スカッシュバッフル開口510は、双方のスカッシュバッフル506に同様に形成されている(ただし、スカッシュバッフル506のうちの一方のスカッシュバッフル開口510のみが示されている)。
さらに、1つ又は複数の開口が、各プレナム134の頂壁又は底壁のうちの1つ又は複数に形成されている。すなわち、1つ又は複数の開口が、各プレナム134の頂壁、底壁、又は頂壁及び底壁の双方に形成されている。本明細書に記載の例示的な実施形態では、これらの開口は、各プレナム134の頂壁のみに形成されている(しかし、開口は、各プレナム134の底壁のみ又は各プレナム134の頂壁及び底壁の双方に形成することができることを理解されたい)。メッシュ、スクリーン、又は他の構造体を用いてこれらの開口を覆い、プレナム134の内外に繊維又は小片が誤って移動することを防ぐことができる。
各プレナム134に供給される加熱ガスの一部は、スカッシュバッフル開口510を通ってスカッシュバッフル506間の空間508内に流れる。スカッシュバッフル506間の空間508内に流れる加熱ガスの少なくとも一部は、頂壁の開口から流れ出る。その結果、プレナム134間において、中央供給構造部132内の隙間136にガスが流れる。加熱ガスは、加熱ガスのおおよそ水平かつ平行なストリームの形でノズル502から出て、酸化チャンバー102のその部分を横切る各繊維セグメントと並んで、酸化チャンバー102の端部120及び122に向かって流れる。
中央供給構造部132におけるプレナム134間の隙間136のこのガスの流れにより、ライン始動時又は何らかのライン停止中に供給構造部132内に位置することになった繊維の部分が、チャンバー102の残りの部分内における温度とは異なる温度にさらされる可能性が低減される。また、通常動作中(炉100のチャンバー102を通って繊維が移動している場合)、チャンバー102内の一貫した均一な空気流は、熱除去性を向上する傾向がある。一方、上述したように、従来の中央供給構造部のプレナム間の隙間内には、空気流は通常存在しない。本明細書に記載の例示的な実施形態に関して、全体的な熱除去性は、頂壁の開口から中央供給構造部132内の隙間136への加熱ガスの一貫した均一な流れをもたらすことによって向上する傾向がある。
いくつかの用途において、頂壁の開口は、流れ全体のおよそ4パーセントが、開口を通過して中央供給構造部132におけるプレナム134間の隙間136に入るようにプレナム134に送達可能に構成されることが望ましい。
開口は、プレナム134の頂壁又は底壁のうちの1つ又は複数に様々な方法で形成することができる。
図8及び図9は、図1〜図7の各プレナム134の頂壁800においてそのような開口を形成する1つの方法を示している。図8及び図9に示されている例では、2つの平行なスロット802が、プレナム134の頂壁800に形成されている。頂壁800の一部804は、2つのスロット開口802間に位置している。各スロット802に対し、丸みを帯びた表面を有する構造部806が、スロット802内でプレナム134の頂壁800と面一に取り付けられており(又は別様に位置決めされており)、構造部806の丸みを帯びた表面のいずれの部分もプレナム134の頂壁800の平面を越えて延在しないようになっている。
上述したように、各プレナム134に供給される加熱ガスの一部は、スカッシュバッフル開口506を通ってスカッシュバッフル506間の空間508に流れる。また、スカッシュバッフル506間の空間508に流れ込む加熱ガスの少なくとも一部は、プレナム134の頂壁800に形成されているスロット802から流れ出る。構造部806は、対応するスロット802をガスが出る際に、ガスの少なくとも一部が、構造部806の丸みを帯びた表面の少なくとも一部を通り越すように配置されている。
各プレナム134におけるスロット802及び構造部806は、プレナム134に供給される所定の量の加熱ガスが、スロット802から出てそのプレナム134上の隙間136に流れ込むように構成されている。例えば、1つの例示的な実施態様において、各プレナム134におけるスロット802及び構造部806は、プレナムに供給される加熱ガスのおよそ4%が、スロット802から出てプレナム134上の隙間136に流れ込むように構成されている。この例示的な実施形態では、構造部806は、丸みを帯びた表面が、所望の量の加熱ガスがスロット802を通り抜けるようにする1つ又は複数の特徴を有するように構成されている。
図8及び図9に示されている例示的な実施形態の1つの実施態様において、各構造部806は、スロット802のうちの1つの下でプレナム134の頂壁800と面一に取り付けられ、ロッド又はチューブの丸みを帯びた表面のいずれの部分もプレナム134の頂壁800の平面を越えて延在しないようになっている、ねじ付きのロッド又はチューブを用いて実現されている。そのような実施態様において、ねじ付きのロッド又はチューブは、任意の好適な機構(例えば、頂壁の内側から下方に延在するブラケット対等)を用いて適所に保持することができる。ねじ付きのロッド若しくはチューブの代わりに又はそれに加えて、縦溝付きのロッド若しくはチューブ又は横溝付きのロッド若しくはチューブ等の他の構造部806を用いることができることを理解されたい。他の構造部806を用いることもできる。
コアンダ効果に起因して、スロット802を出てプレナム134上の隙間136に入る加熱ガスの少なくとも一部は、プレナム134の頂壁800に沿って水平に流れる。図9は、スロット802から隙間136への加熱ガス808の流れの一例を示している。このプレナム134上の隙間136への加熱ガス808の流れにより、ライン始動時又は何らかのライン停止中に中央供給構造部132内に位置することになった繊維の部分が、チャンバー102の残りの部分における温度とは異なる温度にさらされる可能性が低減されるとともに、プレナム134間の隙間136に空気流がもたらされ、熱除去性を向上する傾向がある。
図10〜図13は、図1〜図4の各プレナム134の頂壁又は底壁のうちの少なくとも一方において開口を形成する別の方法を示している。図10〜図13に示されている例では、2列の丸穴1002(図10に示されている)が、各プレナム134の頂壁1000に形成されているV字形の窪み1006の各側面1004において、各プレナム134の頂壁1000に形成されている。この例では、穴1002は全て同じサイズ及び形状であり、2つの互い違いになった直線列に構成されている。V字形のカバー1008(図11〜図13に示されている)は、V字形の窪み1006の少なくとも一部の上に位置し、中心が合わされている。頂壁1000におけるV字形の窪み1006の各側面1004と、窪み1006の中央に取り付けられているV字形のカバー1008の一方の側面との間に、通路1014が形成されている。この例示的な実施形態では、カバー1008は、1つ又は複数のボルト1010(又は同様の調整可能な締結具)及びナット(図示せず)を用いて、頂壁1000又は関連するプレナム134に取り付けられている。カバー1008は、穴1002からの流れの量を制御するために、通路1014においてスペーサー1016を挿入又は除去することによって垂直位置を調整することができる。この例示的な実施形態では、V字形の窪み1006及びV字形のカバー1008の双方の「V字形」は、90度の角度を有する。しかし、他の形態(例えば、穴が別様に配置され、異なる形状及びサイズを有するか、穴のサイズ及び形状が全て同じではないか、又は、V字形の窪み及び/又はカバーが、90度以外の角度で形成されたV字形を有する)を用いることができることを理解されたい。
図12及び図13は、穴1002から隙間136への加熱ガス1012の流れの一例を示している。図12は、V字形の窪み1006の一方の側面1004にある穴1002を示しており、図13は、V字形の窪み1006の他方の側面1004にある穴1002を示している。穴1002を出る加熱ガス1012は、対応する通路1014を通って流れるようになっており、加熱ガス1012の少なくとも一部は、プレナム134の頂壁1000に沿って概ね水平に流れる。これにより、ライン始動時又は何らかのライン停止中に中央供給構造部132内に位置することになった繊維の部分が、チャンバー102の残りの部分における温度とは異なる温度にさらされる可能性が低減されるとともに、プレナム134間の隙間136における熱除去性を向上する傾向がある。
また、穴1002は、加熱されたガスの流れが、プレナム134を通り越す繊維を掻き乱すように、プレナム134の頂壁1000においてサイズ決め及び構成することができる。繊維をこうして掻き乱すことで、繊維のより均一な酸化が促進される傾向がある。
図10〜図13に示されている例では、穴1002は、各プレナム134の頂壁に形成されている。しかし、穴1002は、頂壁に形成されることに加えて又はその代わりに、各プレナム134の底壁に形成することができることを理解されたい。
図14は、加熱ガスとの接触により繊維を加熱する方法1400の例示的な一実施形態のフロー図である。図14に示されている方法1400の実施形態は、本明細書において、図1〜図3に関連して上述した酸化炉100の例示的な実施形態を用いて実現されるように記載されている。しかし、他の実施形態を他の方法で実現することができることを理解されたい。
方法1400は、炉102の内部に配置された中央供給構造部132に含まれる複数のプレナム134に加熱ガスを供給すること(ブロック1402)を含む。この例示的な実施形態では、加熱ガスは、加熱システム128から供給ダクト138を介して各プレナム134に供給される。
方法1400は、プレナム134のそれぞれに含まれるノズル502から炉102の内部へ加熱ガスの少なくとも一部を向けること(ブロック1404)を更に含む。この例示的な実施形態では、加熱ガスは、加熱ガスのおおよそ水平かつ平行なストリームの形でノズル502から出て、酸化チャンバー102のこの部分を横切る各繊維セグメントに並んで酸化チャンバー102の端部120及び122に向かって流れる。
方法1400は、プレナム134の頂壁又は底壁のうちの1つ又は複数に形成されている1つ又は複数の開口から炉102の内部に加熱ガスの少なくとも一部を向ける(ブロック1406)ことを更に含む。これにより、中央供給構造部132におけるプレナム134間の隙間136に加熱ガスが流れ込むことになる。上述の例示的な実施形態では、開口は、各プレナム134の頂壁に形成されている(例えば、図8〜図9に示されている形態又は図10〜図13に示されている形態が用いられる)。
上述の実施形態は、例示にすぎず、限定することは意図されていない。
例えば、上述の例示的な実施形態では、各プレナム134は、一方の側面から加熱ガスを供給される。しかし、他の実施形態では、中央供給構造部におけるプレナムは、双方の側面からガスを供給される。
プレナム1534の1つのこのような例示的な実施形態が、図15及び図16に示されている。プレナム1534は、図5〜図7に関連して上述したプレナム134と、後述の点を除いて概ね同じである。
各プレナム1534は、各プレナム1534の内部においてプレナム1534の側壁1504間に配置された4つのスカッシュバッフル1506を備える。図15及び図16に示されている実施形態では、スカッシュバッフル1506は、菱形に配置されている。この例示的な実施形態では、各プレナム1534は、プレナム1534の双方の端部1500から加熱ガスを供給される。
スカッシュバッフル1506の菱形の各端部の先端部は、プレナム1534の端部1500のうちの一方の端部付近に位置し、この場所で、加熱ガスがプレナム1534に供給される。スカッシュバッフル1506のこの菱形構成は、受け取った加熱ガスの流れを、プレナム1534の側壁1504に均一に形成されているノズル(図15及び図16には示されていない)から外に向けるように概して設計されている。
プレナム1534のスカッシュバッフル1506のうちの1つ又は複数は、少なくとも1つのスカッシュバッフル開口1510(図16に示されている)を有し、加熱ガスは、少なくとも1つのスカッシュバッフル開口1510を通過し、スカッシュバッフル1506間の空間1508に入ることが可能である。図16は、プレナム1534のスカッシュバッフル1506のうちの1つに形成されているスカッシュバッフル開口1510を示している。この例示的な実施形態では、スカッシュバッフル開口1510は、スカッシュバッフル1506の全てに同様に形成されている(ただし、スカッシュバッフル1506のうちの1つのスカッシュバッフル開口1510のみが示されている)。この例示的な実施形態では、スカッシュバッフル開口1510は、図7に関連して上述したものと同じ一般的な方法でスカッシュバッフル1506のそれぞれに形成されている丸穴の直線列として実現されている。
また、上述のプレナム134に関して、1つ又は複数の開口が、各プレナム1534の底壁又は頂壁のうちの1つ又は複数に形成されている(上述の手法のいずれかが用いられる)。メッシュ、スクリーン、又は他の構造体を用いて、プレナム1534の内外に繊維又は小片が誤って移動することを防ぐことができる。
各プレナム1534に供給される加熱ガスの一部は、スカッシュバッフル開口1510を通って、スカッシュバッフル1506間の空間1508に流れる。スカッシュバッフル1506間の空間1508に流れる加熱ガスの少なくとも一部は、頂壁の開口から流れ出る。その結果、中央供給構造部132内のプレナム1534間の隙間136にガスが流れる。
他の実施形態は、他の方法で構成することができる。例えば、プレナムの頂壁に開口を形成することに加えて又はその代わりに、1つ又は複数の開口を、プレナムのうちの1つ又は複数の底壁に形成することができる。さらに、本明細書に示されている例示的な実施形態では、中央供給構造部における各プレナムは、同じ形態及び設計を有する。しかし、必ずしもそうである必要はなく、その代わりに、中央供給構造部に含まれる1つ又は複数のプレナムは、中央供給構造部に含まれる1つ又は複数の他のプレナムとは異なる形態及び/又は設計を有することができる。
複数の実施形態を記載した。しかしながら、特許請求される発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、記載の実施形態に対して種々の変更を行うことができることが理解されよう。
例示的な実施形態
例1は、繊維を加熱する炉であって、炉は、炉内において炉の第1の端部と第2の端部との間に配置される供給構造部を備え、供給構造部は、複数のプレナムを含み、プレナムは、加熱システムと流体連通しており、複数のプレナムのそれぞれは、1対の側壁と、底壁と、頂壁とを有し、複数のプレナムのそれぞれは、第1の開口が、そのプレナムのそれぞれの側壁に形成されるように構成されており、少なくとも1つのプレナムは、1つ又は複数の第2の開口が、上記少なくとも1つのプレナムの頂壁又は底壁のうちの少なくとも一方に形成されるように構成されており、上記少なくとも1つのプレナムは、加熱システムからの加熱ガスを、この少なくとも1つのプレナムの第1の開口及び上記1つ又は複数の第2の開口からチャンバー内に供給するように構成されている、炉を含む。
例2は、上記1つ又は複数の第2の開口が、上記少なくとも1つのプレナムの頂壁のみに形成されるか、上記少なくとも1つのプレナムの底壁のみに形成されるか、又は、上記少なくとも1つのプレナムの頂壁及び底壁の双方に形成される、例1の炉を含む。
例3は、上記少なくとも1つのプレナムが、少なくとも1つのスカッシュバッフルを備え、少なくとも1つのスカッシュバッフル開口が、上記少なくとも1つのプレナムの頂壁又は底壁のうちの上記少なくとも一方に形成されている上記1つ又は複数の第2の開口から加熱ガスが流れ出るように、上記少なくとも1つのスカッシュバッフルに形成されている、例1又は例2のいずれかの炉を含む。
例4は、上記少なくとも1つのプレナムが、2つ以上のスカッシュバッフルを備え、上記少なくとも1つのプレナムは、スカッシュバッフル間に空間が形成されるように構成されており、上記1つ又は複数の第2の開口は、上記少なくとも1つのプレナムの頂壁又は底壁のうちの少なくとも一方において、スカッシュバッフル間の空間に形成されており、スカッシュバッフルは、以下のうちの少なくとも一方、すなわち、スカッシュバッフルの1つの端部から加熱空気を受け取るように構成され、スカッシュバッフルがV字形に配置されるように、上記少なくとも1つのプレナムが構成されているか、又は、スカッシュバッフルの2つの端部から加熱空気を受け取るように構成され、スカッシュバッフルが菱形に配置されるように、上記プレナムが構成されている、例3の炉を含む。
例5は、上記少なくとも1つのプレナムの頂壁又は底壁のうちの上記少なくとも一方に形成されている上記1つ又は複数の第2の開口が、上記少なくとも1つのプレナムの頂壁又は底壁のうちの上記少なくとも一方に形成されている少なくとも1つのスロットと、上記少なくとも1つのプレナムの頂壁又は底壁のうちの上記少なくとも一方と面一にスロット内に配置された丸みを帯びた表面を有する構造部と含む、例1〜4のいずれかの炉を含む。
例6は、上記構造部が、ねじ付きのロッド若しくはチューブ、縦溝付きのロッド若しくはチューブ、又は横溝付きのロッド若しくはチューブを含む、例5の炉を含む。
例7は、上記少なくとも1つのプレナムが、この少なくとも1つのプレナムの頂壁又は底壁のうちの上記少なくとも一方に形成されているV字形の窪みであって、V字形の窪みは、2つの側面を有し、上記1つ又は複数の第2の開口は、V字形の窪みの側面のそれぞれに形成されている、V字形の窪みと、V字形の窪みに位置付けられるV字形のカバーとを備える、例1〜6のいずれかの炉を含む。
例8は、V字形の窪みの側面のそれぞれが、V字形の窪みのその側面に形成されている一列の上記1つ又は複数の第2の開口を有し、V字形の窪みの各側面に形成されている上記1つ又は複数の第2の開口は、V字形の窪みの他方の側面に形成されている上記1つ又は複数の第2の開口とは互い違いになっている、例7の炉を含む。
例9は、炉を用いて繊維を加熱する方法であって、炉の内部に配置された供給構造部に含まれる複数のプレナムに加熱ガスを供給することと、複数のプレナムのそれぞれに含まれる側壁に形成されている第1の開口から、炉の内部に加熱ガスの少なくとも一部を向けることと、少なくとも1つのプレナムの頂壁又は底壁のうちの少なくとも一方に形成されている1つ又は複数の第2の開口から、炉の内部に加熱ガスの少なくとも一部を向けることとを含む、方法を含む。
例10は、上記1つ又は複数の第2の開口が、上記少なくとも1つのプレナムの頂壁のみに形成されるか、上記少なくとも1つのプレナムの底壁のみに形成されるか、又は、上記少なくとも1つのプレナムの頂壁及び底壁の双方に形成される、例9の方法を含む。
例11は、上記少なくとも1つのプレナムが、少なくとも1つのスカッシュバッフルを備え、少なくとも1つのスカッシュバッフル開口が、上記少なくとも1つのスカッシュバッフルに形成され、上記少なくとも1つのプレナムの頂壁又は底壁のうちの上記少なくとも一方に形成されている上記1つ又は複数の第2の開口から、炉の内部に加熱ガスの少なくとも一部を向けることは、上記少なくとも1つのスカッシュバッフルに形成されている上記少なくとも1つのスカッシュバッフル開口を通して、加熱ガスの少なくとも一部を向けることを含む、例9又は例10のいずれかの方法を含む。
例12は、上記少なくとも1つのプレナムが、少なくとも2つのスカッシュバッフルを備え、複数のプレナムに加熱ガスを供給することは、上記少なくとも1つのプレナムの一方の端部に加熱ガスを供給することであって、スカッシュバッフルがV字形に配置されるように、上記少なくとも1つのプレナムが構成されていること、又は、上記少なくとも1つのプレナムの2つの端部に加熱ガスを供給することであって、スカッシュバッフルが菱形に配置されるように、上記少なくとも1つのプレナムが構成されていることのうちの一方を含む、例11の方法を含む。
例13は、上記少なくとも1つのプレナムの頂壁又は底壁のうちの上記少なくとも一方に形成されている上記1つ又は複数の第2の開口が、上記少なくとも1つのプレナムの頂壁又は底壁のうちの上記少なくとも一方に形成されている少なくとも1つのスロットと、上記少なくとも1つのプレナムの頂壁又は底壁のうちの上記少なくとも一方と面一にスロット内に配置された丸みを帯びた表面を有する構造部とを備え、上記少なくとも1つのプレナムの頂壁又は底壁のうちの上記少なくとも一方に形成されている上記1つ又は複数の第2の開口から、炉の内部に加熱ガスの少なくとも一部を向けることは、ガスが上記少なくとも1つのスロットを出る際に、ガスの少なくとも一部が、構造部の丸みを帯びた表面の少なくとも一部を通り越すように、上記少なくとも1つのスロットを通して、加熱ガスの少なくとも一部を向けることを含む、例9〜12のいずれかの方法を含む。
例14は、上記構造部が、ねじ付きのロッド若しくはチューブ、縦溝付きのロッド若しくはチューブ、又は横溝付きのロッド若しくはチューブを含む、例9〜13のいずれかの方法を含む。
例15は、上記少なくとも1つのプレナムが、この少なくとも1つのプレナムの頂壁又は底壁のうちの上記少なくとも一方に形成されているV字形の窪みであって、V字形の窪みは、2つの側面を有し、上記1つ又は複数の第2の開口は、V字形の窪みの側面のそれぞれに形成されている、V字形の窪みと、V字形の窪みに位置付けられるV字形のカバーとを備え、上記少なくとも1つのプレナムの頂壁又は底壁のうちの上記少なくとも一方に形成されている上記1つ又は複数の第2の開口から、炉の内部に加熱ガスの少なくとも一部を向けることは、V字形の窪みの側面のそれぞれに形成されている上記1つ又は複数の第2の開口を通して、加熱ガスの少なくとも一部を向けることを含む、例9〜14のいずれかの方法を含む。

Claims (13)

  1. 繊維を加熱する炉であって、該炉は、
    該炉内において該炉の第1の端部と第2の端部との間に配置される供給構造部を備え、該供給構造部は、複数のプレナムを含み、該プレナムは、加熱システムと流体連通しており、
    前記複数のプレナムのそれぞれは、1対の側壁と、底壁と、頂壁とを有し、
    前記複数のプレナムのそれぞれは、第1の開口が、そのプレナムの前記それぞれの側壁に形成されるように構成されており、
    少なくとも1つのプレナムは、1つ又は複数の第2の開口が、前記少なくとも1つのプレナムの前記頂壁又は前記底壁のうちの少なくとも一方に形成されるように構成されており、前記少なくとも1つのプレナムは、前記加熱システムからの加熱ガスを、該少なくとも1つのプレナムの前記第1の開口及び前記1つ又は複数の第2の開口から前記チャンバー内に供給するように構成されており
    前記少なくとも1つのプレナムは、少なくとも1つのスカッシュバッフルを備え、少なくとも1つのスカッシュバッフル開口が、前記少なくとも1つのプレナムの前記頂壁又は前記底壁のうちの前記少なくとも一方に形成されている前記1つ又は複数の第2の開口から加熱ガスが流れ出るように、前記少なくとも1つのスカッシュバッフルに形成されている、炉。
  2. 前記1つ又は複数の第2の開口は、
    前記少なくとも1つのプレナムの前記頂壁のみに形成されるか、
    前記少なくとも1つのプレナムの前記底壁のみに形成されるか、又は、
    前記少なくとも1つのプレナムの前記頂壁及び前記底壁の双方に形成される、
    請求項1に記載の炉。
  3. 前記少なくとも1つのプレナムは、2つ以上のスカッシュバッフルを備え、前記少なくとも1つのプレナムは、前記スカッシュバッフル間に空間が形成されるように構成されており、前記1つ又は複数の第2の開口は、前記少なくとも1つのプレナムの前記頂壁又は前記底壁のうちの少なくとも一方において、前記スカッシュバッフル間の前記空間に形成されており、
    前記スカッシュバッフルは、以下のうちの少なくとも一方、すなわち、
    該スカッシュバッフルの1つの端部から加熱空気を受け取るように構成され、該スカッシュバッフルがV字形に配置されるように、前記少なくとも1つのプレナムが構成されているか、又は、
    該スカッシュバッフルの2つの端部から加熱空気を受け取るように構成され、該スカッシュバッフルが菱形に配置されるように、前記プレナムが構成されている、
    請求項に記載の炉。
  4. 前記少なくとも1つのプレナムの前記頂壁又は前記底壁のうちの前記少なくとも一方に形成されている前記1つ又は複数の第2の開口は、
    前記少なくとも1つのプレナムの前記頂壁又は前記底壁のうちの前記少なくとも一方に形成されている少なくとも1つのスロットと、
    前記少なくとも1つのプレナムの前記頂壁又は前記底壁のうちの前記少なくとも一方と面一で前記スロット内に配置された丸みを帯びた表面を有する構造部と、
    を含む、請求項1に記載の炉。
  5. 前記構造部は、ねじ付きのロッド若しくはチューブ、縦溝付きのロッド若しくはチューブ、又は横溝付きのロッド若しくはチューブを含む、請求項に記載の炉。
  6. 前記少なくとも1つのプレナムは、
    前記少なくとも1つのプレナムの前記頂壁又は前記底壁のうちの前記少なくとも一方に形成されているV字形の窪みであって、2つの側面を有し、前記1つ又は複数の第2の開口が前記V字形の窪みの前記側面のそれぞれに形成されている、V字形の窪みと、
    前記V字形の窪みに位置付けられるV字形のカバーと、
    を備える、請求項1に記載の炉。
  7. 前記V字形の窪みの前記側面のそれぞれは、前記V字形の窪みのその側面に形成されている一列の前記1つ又は複数の第2の開口を有し、前記V字形の窪みの各側面に形成されている前記1つ又は複数の第2の開口は、前記V字形の窪みの他方の側面に形成されている前記1つ又は複数の第2の開口とは互い違いになっている、請求項に記載の炉。
  8. 炉を用いて繊維を加熱する方法であって、
    前記炉の内部に配置された供給構造部に含まれる複数のプレナムに加熱ガスを供給することと、
    前記複数のプレナムのそれぞれに含まれる側壁に形成されている第1の開口から、前記炉の前記内部に前記加熱ガスの少なくとも一部を向けることと、
    少なくとも1つのプレナムの頂壁又は底壁のうちの少なくとも一方に形成されている1つ又は複数の第2の開口から、前記炉の前記内部に前記加熱ガスの少なくとも一部を向けることと、
    を含んでおり、
    前記少なくとも1つのプレナムは、少なくとも1つのスカッシュバッフルを備え、少なくとも1つのスカッシュバッフル開口が、前記少なくとも1つのスカッシュバッフルに形成され、
    前記少なくとも1つのプレナムの前記頂壁又は前記底壁のうちの前記少なくとも一方に形成されている前記1つ又は複数の第2の開口から、前記炉の前記内部に前記加熱ガスの少なくとも一部を向けることは、前記少なくとも1つのスカッシュバッフルに形成されている前記少なくとも1つのスカッシュバッフル開口を通して、前記加熱ガスの少なくとも一部を向けること、を含む、方法。
  9. 前記1つ又は複数の第2の開口は、
    前記少なくとも1つのプレナムの前記頂壁のみに形成されるか、
    前記少なくとも1つのプレナムの前記底壁のみに形成されるか、又は、
    前記少なくとも1つのプレナムの前記頂壁及び前記底壁の双方に形成される、
    請求項に記載の方法。
  10. 前記少なくとも1つのプレナムは、少なくとも2つのスカッシュバッフルを備え、前記複数のプレナムに前記加熱ガスを供給することは、
    前記スカッシュバッフルがV字形に配置されるように、前記少なくとも1つのプレナムが構成されていて、前記少なくとも1つのプレナムの一方の端部に前記加熱ガスを供給すること、又は、
    前記スカッシュバッフルが菱形に配置されるように、前記少なくとも1つのプレナムが構成されていて、前記少なくとも1つのプレナムの2つの端部に前記加熱ガスを供給すること、
    のうちの一方を含む、請求項に記載の方法。
  11. 前記少なくとも1つのプレナムの前記頂壁又は前記底壁のうちの前記少なくとも一方に形成されている前記1つ又は複数の第2の開口は、
    前記少なくとも1つのプレナムの前記頂壁又は前記底壁のうちの前記少なくとも一方に形成されている少なくとも1つのスロットと、
    前記少なくとも1つのプレナムの前記頂壁又は前記底壁のうちの前記少なくとも一方と面一で前記スロット内に配置された丸みを帯びた表面を有する構造部と、
    を備え、
    前記少なくとも1つのプレナムの前記頂壁又は前記底壁のうちの前記少なくとも一方に形成されている前記1つ又は複数の第2の開口から、前記炉の前記内部に前記加熱ガスの少なくとも一部を向けることは、前記ガスが前記少なくとも1つのスロットを出る際に、前記ガスの少なくとも一部が、前記構造部の前記丸みを帯びた表面の少なくとも一部を通り越すように、前記少なくとも1つのスロットを通して、前記加熱ガスの少なくとも一部を向けることを含む、請求項に記載の方法。
  12. 前記構造部は、ねじ付きのロッド若しくはチューブ、縦溝付きのロッド若しくはチューブ、又は横溝付きのロッド若しくはチューブを含む、請求項に記載の方法。
  13. 前記少なくとも1つのプレナムは、
    前記少なくとも1つのプレナムの前記頂壁又は前記底壁のうちの前記少なくとも一方に形成されているV字形の窪みであって、該V字形の窪みは、2つの側面を有し、前記1つ又は複数の第2の開口は、前記V字形の窪みの前記側面のそれぞれに形成されている、V字形の窪みと、
    前記V字形の窪みに位置付けられるV字形のカバーと、
    を備え、
    前記少なくとも1つのプレナムの前記頂壁又は前記底壁のうちの前記少なくとも一方に形成されている前記1つ又は複数の第2の開口から、前記炉の前記内部に前記加熱ガスの少なくとも一部を向けることは、前記V字形の窪みの前記側面のそれぞれに形成されている前記1つ又は複数の第2の開口を通して、前記加熱ガスの少なくとも一部を向けることを含む、請求項に記載の方法。
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