JP6725117B2 - 通信装置、通信システム、通信方法、及びプログラム - Google Patents

通信装置、通信システム、通信方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本開示は、通信装置、通信システム、通信方法、及びプログラムに関する。
通信ネットワークを構成するスイッチやケーブル等が適切に動作しているかを調べる機能として、EtherOAMが利用されている。ここで、EtherOAMとは、Ethernet(登録商標;以下同様) Operations, Administration and Maintenanceを指す。
このEtherOAMには、あるスイッチから別のスイッチまでのリンクが維持されているか検査フレームを定期的に流して常時監視する機能や、端にあるスイッチから反対の端にあるスイッチにメッセージを送り、正常に送り返されるかを調べる機能がある。さらにEtherOAMには、経路上の全てのスイッチに応答させて異常な機器がないかを調べる機能がある。
そして、このEtherOAMにおける検査のためのフレーム、及びメッセージは、CCM(Continuity Check Message)と呼ばれ、通信機は、通信の対向相手と定期的にCCMを交信することで、対向機の異常有無や存在有無を確認している。この通信機には、EtherOAM監視システムにおけるMEP(Maintenance Entity Group(MEG) End Point)を含むことができる。MEPは、障害監理及びパフォーマンス監視のためのEtherOAMフレームの生成と終端を行う機器である。
特許文献1には、EtherOAMによる監視網が障害であると認識しない通信機が記載されている。特許文献1に記載の通信機は、ネットワークに接続し、第1の入出力端から電源オフ信号を受信すると予め第1の入出力端から検出して所定の時間保存している導通確認信号を第2の入出力端に送信している。また、特許文献1に記載の通信機は、第1の入出力端から電源復旧信号を受信すると導通確認信号の送信を停止している。
特許第6204397号公報
ところで、通常、第1のMEPと第2のMEPとの間でCCMによる疎通確認を行っているシステムにおいて、不定期且つ人為的に、MEP間に接続されている通信機(通信装置)であるセンタ装置とリモート装置との間においてループバック試験を行うことがある。このような場面では、センタ装置又はリモート装置内において主信号経路をループさせてしまうため、CCMが通らなくなり、障害ではないにも拘わらず、MEPは障害発生と認識してしまい、報知してしまう。このような課題は、特許文献1に記載の技術を適用した場合でも生じ得る。
そのため、MEP間のCCMによる通信を阻害することなく、センタ装置とリモート装置との間でのループバック試験を行うことができるような仕組みが望まれる。
本開示の目的は、上述した課題を解決する通信装置、通信システム、通信方法、及びプログラムを提供することにある。上記課題は、装置間のメッセージの通信を阻害することなく、それらの装置間に接続された2つの通信装置の間でのループバック試験を行うことを可能にするというものである。
本開示の第1の態様に係る通信装置は、第1装置から第2装置へのメッセージである第1メッセージの信号を受信する受信部と、ループバック試験のテスト信号である第1テスト信号に、前記第1メッセージを埋め込む制御部と、前記第1メッセージが埋め込まれた前記第1テスト信号を、自装置に対向し且つ前記第2装置に接続された他の通信装置に送信する送信部と、を備えるものである。
本開示の第2の態様に係る通信方法は、通信装置における通信方法であって、第1装置から第2装置へのメッセージである第1メッセージの信号を受信するステップと、ループバック試験のテスト信号である第1テスト信号に、前記第1メッセージを埋め込むステップと、前記第1メッセージが埋め込まれた前記第1テスト信号を、前記通信装置に対向し且つ前記第2装置に接続された他の通信装置に送信するステップと、を備える、ものである。
本開示の第3の態様に係るプログラムは、通信装置内の制御コンピュータに、第1装置から第2装置へのメッセージである第1メッセージの信号を受信するステップと、ループバック試験のテスト信号である第1テスト信号に、前記第1メッセージを埋め込むステップと、前記第1メッセージが埋め込まれた前記第1テスト信号を、前記通信装置に対向し且つ前記第2装置に接続された他の通信装置に送信するステップと、を実行させるためのプログラムである。
本開示により、上記課題を解決する通信装置、通信システム、通信方法、及びプログラムを提供することができる。即ち、本開示によれば、装置間のメッセージの通信を阻害することなく、それらの装置間に接続された2つの通信装置の間でのループバック試験を行うことが可能になる。
実施形態1に係る通信装置の一構成例を示すブロック図である。 図1の通信装置と接続される他の通信装置の一構成例を示すブロック図である。 図1の通信装置における処理の一例を説明するためのフロー図である。 実施形態2に係る通信装置(センタ装置)の一構成例を示すブロック図である。 実施形態2に係る通信装置(リモート装置)の一構成例を示すブロック図である。 図4のセンタ装置と図5のリモート装置とを接続した通信システムの一例を示す概略図である。 IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.1agのCCMフレームフォーマットの一例を示す図である。 図6の通信システムにおいてEtherOAM監視システムを接続したシステムにおける通常時の通信例を示す概略図である。 図6の通信システムにおいてEtherOAM監視システムを接続したシステムにおけるループバック試験時の通信例を示す概略図である。 比較例におけるセンタ装置とリモート装置とを接続しEtherOAM監視システムを接続した通信システムにおけるループバック試験時の通信例を示す概略図である。 実施形態3に係る通信システムにおいてEtherOAM監視システムを接続したシステムにおけるループバック試験時の通信例を示す概略図である。 通信装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。なお、実施形態において、同一又は同等の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略される。また、以下に説明する図面には一方向性の矢印を描いている図面があるが、この矢印はある信号(データ)の流れの方向を端的に示したもので、双方向性を排除するものではない。
<実施形態1>
図1は、実施形態1に係る通信装置の一構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係る通信装置1は、制御部1a、受信部1b、及び送信部1cを有する。通信装置1は、スイッチ、ゲートウェイ装置等の通信制御装置とすることができる。
受信部1b及び送信部1cで構成される通信部は、通信のための通信ポート(通信インタフェース)等を有することができる。また、制御部1aは、例えば、集積回路(Integrated Circuit)によって実現することができる。また、制御部1aは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、作業用メモリ、及び通信装置1の全体を制御するためのプログラムを記憶した不揮発性の記憶装置などによって実現することもできる。
受信部1bは、第1装置から第2装置へのメッセージである第1メッセージの信号を受信する。ここで、第1装置は、通信装置1に対向するように接続された装置であり、このような信号の送信や他の信号の受信のための通信部を有することができる。なお、第2装置は、第1装置とは異なる装置である。
制御部1aは、ループバック試験のテスト信号である第1テスト信号に、第1メッセージを埋め込む。送信部1cは、第1メッセージが埋め込まれた第1テスト信号を、自装置(通信装置1)に対向し且つ第2装置に接続された他の通信装置に送信する。送信部1cは、制御部1aからの送信指示に従い、このような送信を行うことができる。また、第2装置は、上記他の通信装置に対向するように接続された装置であり、上記他の通信装置から第1メッセージの信号を受信するための通信部を有することができる。
次に、上記他の通信装置について、図2を参照しながら説明する。図2は、通信装置1と接続される他の通信装置の一構成例を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態に係る通信装置1と通信する上記他の通信装置3は、制御部3a、受信部3b、及び送信部3cを備えることができる。
受信部3b及び送信部3cで構成される通信部は、通信のための通信ポート(通信インタフェース)等を有することができる。また、制御部3aは、制御部1aと同様に、集積回路、或いは、CPU、作業用メモリ、及び記憶装置などで構成することができる。
第2装置は、このような通信装置3に対向するように接続された装置であり、信号の送受のための通信部を有することができる。また、第1装置と通信装置1との間の接続、通信装置1と通信装置3との間の接続、通信装置3と第2装置との間の接続は、有線又は無線のいずれの接続であってもよい。
通信装置3の受信部3bは、通信装置1の送信部1cから送信された、第1メッセージが埋め込まれた第1テスト信号を受信する。制御部3aは、この第1テスト信号を解析してループバック試験を実行するとともに第1メッセージを抽出し、抽出した第1メッセージの信号を第2装置に対して送信する指示を送信部3cに送る。送信部3cは、この指示に従い、第2装置に第1メッセージの信号を送信する。
また、通信装置3における制御部3a、受信部3b、及び送信部3cの機能は、それぞれ通信装置1における制御部1a、受信部1b、及び送信部1cの機能を含むことができる。同様に、通信装置1における制御部1a、受信部1b、及び送信部1cの機能は、それぞれ通信装置3における制御部3a、受信部3b、及び送信部3cの機能を含むことができる。
本実施形態では、上述の説明から明らかなように、通信装置1及び通信装置3により通信システムを構築することができ、さらにこの通信システムには第1装置及び第2装置を含めることができる。
次に、このような通信システムにおける通信装置1の処理の一例について、図3を併せて参照しながら説明する。図3は、図1の通信装置1における処理の一例を説明するためのフロー図である。
受信部1bは、第1装置から第2装置へのメッセージである第1メッセージの信号の受信を待ち(ステップS1)、受信した場合、制御部1aにそれを渡す。制御部1aは、ループバック試験のテスト信号である第1テスト信号に、第1メッセージを埋め込み(ステップS2)、埋め込み後のテスト信号を送信部1cに送信するように指示し、送信部1cがこの送信を実行する(ステップS3)。この送信先は、通信装置3となる。そのような埋め込み後のテスト信号を受信した通信装置3は、ループバック試験を実行するとともに第1メッセージを抽出し、第1メッセージの信号を第2装置に送信する。
なお、ループバック試験を実施しない場合には、制御部1aは、第1装置から受信した第1メッセージの信号を、通信装置3に送信するように送信部1cに渡す。送信部1cはこの第1メッセージの信号を通信装置3に送信し、その信号を受信した通信装置3が第2装置にその信号を送信する。
以上、本実施形態によれば、第1装置と第2装置との間のメッセージの通信を阻害することなく、それらの装置間に接続された2つの通信装置1,3の間でのループバック試験を行うことが可能になる。
<実施形態2>
実施形態2について、図4〜図10を併せて参照しながら、実施形態1との相違点を中心に説明するが、実施形態1で説明した様々な例が適用できる。図4は、実施形態2に係る通信装置(センタ装置)の一構成例を示すブロック図で、図5は、実施形態2に係る通信装置(リモート装置)の一構成例を示すブロック図である。図6は、図4のセンタ装置10と図5のリモート装置30とを接続した通信システムの一例を示す概略図である。
図4に示すセンタ装置10は実施形態1における通信装置1に対応する装置であり、図5に示すリモート装置30は実施形態1における通信装置3に対応する装置である。但し、逆に、リモート装置30を実施形態1における通信装置1に対応する装置とした場合、センタ装置10を実施形態1における通信装置3とすることができる。センタ装置10及びリモート装置30の細部を説明する前に、それらの接続例について説明する。
図6に示すように、本実施形態では、センタ装置10とリモート装置30とは双方のWAN(Wide Area Network)ポートにて接続することができる。つまり、センタ装置10及びリモート装置30は、WANポートにて互いに対向して配置されることができる。また、以下に説明するように、センタ装置10及びリモート装置30は、いずれもWANポートの他にLAN(Local Area Network)ポートを有することができる。つまり、センタ装置10及びリモート装置30は、いずれもWANインタフェース及びLANインタフェースを有することができる。センタ装置10のLANポートには上述した第1装置を接続することができ、リモート装置30のLANポートには上述した第2装置を接続することができる。
また、本実施形態において、センタ装置10及びリモート装置30は、電気通信事業者などで使用されるEtherOAMにて監視を行っているシステム内に設置されるRLB試験機能を持つ装置とすることができる。つまり、センタ装置10及びリモート装置30は、RLB試験中にEtherOAM−CCMを転送する通信装置とすることができる。なお、RLB試験とは、Remote Loop Back試験の略で、装置や通信回線の障害の確認のため、2つの装置間の主信号疎通を確認する試験である。2つの装置のいずれかが起点となり、装置間で、試験用経路を形成し、実施されるものである。また、EtherOAMとは、IEEE802.1ag、又は、ITU−T Y.1731にて規定されるデータ通信網の保守管理手段である。
また、上述した第1装置及び第2装置は、いずれもEtherOAM監視システム50におけるMEPとすることができる。よって、本実施形態では、上述した第1メッセージ及び後述する第2メッセージは、EtherOAMにおけるCCM(Continuity Check Message)とする。以下、EtherOAM−CCMをCCMと記載して、説明を行う。
次に、センタ装置10の細部について説明する。図4に示すように、センタ装置10は、LANポートCCM保存・解析部c(11)、RLB制御部c(12)、切替部2c(13)、CCM送信部c(14)、WANポートCCM保存・解析部c(15)、及び切替部1c(16)を有することができる。また、図4に示すように、センタ装置10は、RLB要求・終了信号送信部(17)、テスト信号作成・送信部c(18)、テスト信号解析・検証部c(19)、及びRLB応答信号受信部(20)を有することができる。なお、センタ装置10の部位において「c」を付し、リモート装置30の部位において「r」を付しているが、互いを区別し易くするためにこのような表記を採用したに過ぎない。
LANポートCCM保存・解析部c(11)は、LANポートにて受信するCCMを保存・解析する。CCM送信部c(14)は、LANポートにCCMを送信する。WANポートCCM保存・解析部c(15)は、WANポートにて受信するCCMを保存・解析する。LANポートCCM保存・解析部c(11)及びWANポートCCM保存・解析部c(15)は、センタ装置10に備えられた、受信したメッセージを解析する解析部の一例である。
また、RLB制御部c(12)は、RLB試験起動要求により、RLB試験を制御するとともに、RLB試験結果を別途設けた表示部に通知し、その表示部で表示させる。切替部1c(16)及び切替部2c(13)は、RLB試験実行時に主信号経路を切り替える。テスト信号作成・送信部c(18)は、RLB制御部c(12)からの制御に従い、テスト信号(第1テスト信号)を作成し、リモート装置30に送信する。RLB要求・終了信号送信部(17)は、リモート装置30に対し、RLB試験の要求信号の送信を行い、また、RLB試験の終了信号の送信も行う。
また、RLB応答信号受信部(20)は、リモート装置30からRLB試験時の応答信号を受信する。テスト信号解析・検証部c(19)は、応答信号としてリモート装置30からテスト信号を受信した場合、その受信したテスト信号を解析して検証する。この検証は、リモート装置30から受信したテスト信号と送信した第1テスト信号とを照合することで行うことができ、照合されるテスト信号は、メッセージ(CCMで例示)を除いた部分となる。
次に、リモート装置30の細部について説明する。図5に示すように、リモート装置30は、LANポートCCM保存・解析部r(31)、RLB制御部r(32)、切替部2r(33)、CCM送信部r(34)、WANポートCCM保存・解析部r(35)、及び切替部1r(36)を有することができる。また、図5に示すように、リモート装置30は、RLB応答信号送信部(37)、テスト信号作成・送信部r(38)、テスト信号解析・検証部r(39)、及びRLB要求・終了信号受信部(40)を有することができる。
LANポートCCM保存・解析部r(31)は、LANポートにて受信するCCMを保存・解析する。CCM送信部r(34)は、LANポートにCCMを送信する。WANポートCCM保存・解析部r(35)は、WANポートにて受信するCCMを保存・解析する。LANポートCCM保存・解析部r(31)及びWANポートCCM保存・解析部r(35)は、リモート装置30に備えられた、受信したメッセージを解析する解析部の一例である。
また、RLB要求・終了信号受信部(40)は、センタ装置10から送信されるRLB要求信号の受信を行い、また、その終了信号の受信も行う。テスト信号解析・検証部r(39)は、センタ装置10から受信したテスト信号を解析して検証し、RLB制御部r(32)に通知する。
RLB制御部r(32)は、センタ装置10から送信されるRLB要求信号により、RLB試験を制御するとともに、試験結果をテスト信号作成・送信部r(38)に通知する。切替部1r(36)及び切替部2r(33)は、RLB試験実行時に主信号経路を切り替える。テスト信号作成・送信部r(38)は、RLB制御部r(32)からの制御に従い、試験結果からテスト信号(応答信号)を作成し、センタ装置10に送信する。RLB応答信号送信部(37)は、この応答信号をセンタ装置10に送信する。
次に、本実施形態における動作の例について説明する。
まず、通常時の動作例について説明する。
通常時、LANポートCCM保存・解析部c(11)は、LANポートから入力される主信号の中からCCMを検出した場合、このCCMを保存しておく。なお、このような保存経路とは別に、WANポートにこの主信号が転送される。また、通常時、WANポートCCM保存・解析部c(15)は、WANポートから入力される主信号の中からCCMを検出した場合、このCCMを保存しておく。なお、このような保存経路とは別に、LANポートにこの主信号が転送される。
通常時には、リモート装置30側でも同様の処理を行う。即ち、LANポートCCM保存・解析部r(31)は、LANポートから入力される主信号の中からCCMを検出した場合、このCCMを保存しておく。なお、このような保存経路とは別に、WANポートにこの主信号が転送される。また、WANポートCCM保存・解析部r(35)は、WANポートから入力される主信号の中からCCMを検出した場合、このCCMを保存しておく。なお、このような保存経路とは別に、LANポートにこの主信号が転送される。
次にRLB試験時の動作例について、センタ装置10から試験を開始する例を挙げて説明する。
保守者がRLB試験を実施する場合、センタ装置10のRLB試験起動要求により、RLB制御部c(12)にRLB試験起動を通知する。RLB試験起動が通知されたRLB制御部c(12)は、最初に切替部1c(16)及び切替部2c(13)を制御し、主信号経路を切り替える。次に、RLB制御部c(12)は、RLB要求・終了信号送信部(17)を制御し、リモート装置30にRLB要求信号を送出する。
リモート装置30では、RLB要求・終了信号受信部(40)にてRLB要求信号を検出した場合、RLB試験起動をRLB制御部r(32)に通知する。RLB試験起動が通知されたRLB制御部r(32)は、最初に切替部1r(36)及び切替部2r(33)を制御し、主信号経路を切り替える。次に、RLB制御部r(32)は、RLB応答信号送信部(37)を制御し、センタ装置10にRLB応答信号を送出する。
センタ装置10では、RLB応答信号受信部(20)にてRLB応答信号を検出した場合、RLB準備完了をRLB制御部c(12)に通知する。RLB準備完了が通知されたRLB制御部c(12)は、テスト信号作成・送信部c(18)を制御し、リモート装置30にテスト信号を送信する。
リモート装置30では、このテスト信号を受信した場合、テスト信号解析・検証部r(39)にてテスト信号を解析して検証し、検証結果をRLB制御部r(32)に通知する。RLB制御部r(32)は、テスト信号作成・送信部r(38)に検証結果を通知する。テスト信号作成・送信部r(38)は、テスト信号に検証結果を含めてセンタ装置10に送信する。
センタ装置10では、このテスト信号を受信した場合、テスト信号解析・検証部c(19)にて解析及び検証を行う。テスト信号解析・検証部c(19)は、リモート装置30から受信したテスト信号を解析し、そのテスト信号とリモート装置30に送信したテスト信号とを照合することで検証を行い、その検証結果をRLB制御部c(12)に通知する。RLB制御部c(12)は、RLB試験結果を表示部に通知するとともに、RLB試験起動要求が継続されていた場合、再度、テスト信号作成・送信部c(18)を制御し、リモート装置30にテスト信号を送信する。
これにより、RLB試験が継続される。
リモート装置30からテスト信号を受信し、RLB試験結果を表示部に通知した際に、RLB試験起動要求が継続されていない場合、RLB制御部c(12)は、RLB要求・終了信号送信部(17)を制御し、リモート装置30にRLB終了信号を送信する。
リモート装置30では、RLB要求・終了信号受信部(40)にてRLB終了信号を検出した場合、RLB終了をRLB制御部r(32)に通知する。RLB終了が通知されたRLB制御部r(32)は、最初にRLB応答信号送信部(37)を制御し、センタ装置10にRLB応答信号を送出する。次に切替部1r(36)及び切替部2r(33)を制御し、主信号経路を通常時に切り替える。
センタ装置10では、RLB応答信号受信部(20)にてRLB応答信号を検出した場合、RLB終了をRLB制御部c(12)に通知する。RLB終了が通知されたRLB制御部c(12)は、切替部1c(16)及び切替部2c(13)を制御し、主信号経路を通常時に切り替える。
これにより、RLB試験が終了する。
次に、RLB試験中にセンタ装置10のLANポートにてCCMを受信した場合の動作について説明する。
RLB試験中にセンタ装置10のLANポートにてCCMを受信した場合、LANポートCCM保存・解析部c(11)は、CCMの内容を解析する。そして、LANポートCCM保存・解析部c(11)は、RLB試験以前に受信していたCCMに相当するCCMであった場合、RLB制御部c(12)に受信したCCMの情報を通知する。RLB制御部c(12)は、テスト信号作成・送信部c(18)に対し、受信したCCMの情報を通知する。テスト信号作成・送信部c(18)では、テスト信号に受信したCCMの情報をテスト信号に含め、次のテスト信号送信契機にて、リモート装置30に送信する。
リモート装置30では、CCMの情報を含むテスト信号を受信した場合、テスト信号解析・検証部r(39)にてテスト信号を解析して検証し、検証結果及びCCMの情報をRLB制御部r(32)に通知する。RLB制御部r(32)は、テスト信号作成・送信部r(38)に検証結果を通知するとともに、WANポートCCM保存・解析部r(35)に対して、CCMの情報を通知する。その後のテスト信号作成・送信部r(38)の動作は、RLB試験の動作について説明した内容と同じとなる。WANポートCCM保存・解析部r(35)は、通知されたCCMの情報により、LANポートへ送出するためのCCMを予め保存してあったCCMを元に作成し、CCM送信部r(34)へ通知する。CCM送信部r(34)は、WANポートCCM保存・解析部r(35)より通知されたCCMをLANポートへ送信する。
次に、RLB試験中にリモート装置30のLANポートにてCCMを受信した場合の動作について説明する。
RLB試験中にリモート装置30のLANポートにてCCMを受信した場合、LANポートCCM保存・解析部r(31)は、CCMの内容を解析する。そして、LANポートCCM保存・解析部r(31)は、RLB試験以前に受信していたCCMに相当するCCMであった場合、RLB制御部r(32)に受信したCCMの情報を通知する。RLB制御部r(32)は、テスト信号作成・送信部r(38)に対し、受信したCCMの情報を通知する。テスト信号作成・送信部r(38)では、テスト信号に受信したCCMの情報をテスト信号に含め、次のテスト信号送信契機にて、センタ装置10に送信する。
センタ装置10では、CCMの情報を含むテスト信号(第2テスト信号)を受信した場合、テスト信号解析・検証部c(19)にて解析及び検証を行う。テスト信号解析・検証部c(19)は、リモート装置30から受信した第2テスト信号を解析し、その第2テスト信号(CCMの情報を除く)とリモート装置30に送信した第1テスト信号(CCMの情報を除く)とを照合することで検証を行う。そして、テスト信号解析・検証部c(19)は、検証結果及びCCMの情報をRLB制御部c(12)に通知する。
この検証のために、テスト信号解析・検証部c(19)は、次のテスト信号検証部を含むことができる。このテスト信号検証部は、第1テスト信号に含めて送信したRLB試験のテスト信号と、リモート装置30から受信した第2テスト信号から第2メッセージを抽出して残ったRLB試験のテスト信号と、を照合することで、RLB試験の検証を行う。第2メッセージは、リモート装置30から送信された、CCMで例示したメッセージである。また、このテスト信号検証部は、この照合に際し、各テスト信号を解析する機能を有することができる。なお、RLB試験中にセンタ装置10のLANポートにてCCMを受信していない場合について説明したように、第2メッセージが存在しない場合もある。なお、リモート装置30側からテストを開始することを可能にするために、テスト信号解析・検証部r(39)も、テスト信号解析・検証部c(19)と同様のテスト信号検証部を含むことができる。リモート装置30側のテスト信号検証部は、送信したRLB試験のテスト信号と受信したテスト信号からメッセージを抽出して残ったRLB試験のテスト信号とを照合することで、RLB試験の検証を行う。リモート装置30側のテスト信号検証部は、この照合に際し、各テスト信号を解析する機能を有することができる。
RLB制御部c(12)は、テスト信号解析・検証部c(19)から通知されたRLB試験結果を表示部に通知するとともに、WANポートCCM保存・解析部c(15)に対して、CCMの情報を通知する。また、RLB試験起動要求が継続されていた場合、再度、テスト信号作成・送信部c(18)を制御し、リモート装置30にテスト信号を送信する。その後のテスト信号作成・送信部c(18)の動作は、RLB試験の動作について説明した内容と同じとなる。WANポートCCM保存・解析部c(15)は、通知されたCCMの情報により、LANポートへ送出するためのCCMを予め保存してあったCCMを元に作成し、CCM送信部c(14)へ通知する。CCM送信部c(14)は、WANポートCCM保存・解析部c(15)より通知されたCCMをLANポートへ送信する。
ここで、図7を参照しながら、テストフレームに含めるCCMの情報例について説明する。図7は、IEEE802.1agのCCMフレームフォーマットの一例を示す図である。図7に示すフォーマットTのうち、情報T1,T2,T3,T4は、テスト信号に含める情報の例である。
RLB試験中にLANポートにてRLB試験以前に受信していたCCMに相当するCCMを受信した場合、情報T1,T2,T3,T4をテストフレームに含め送信する。この情報により、受信側でCCMを作成する。
CCMは、図7におけるSA(Source Media Access Control address;送信元MACアドレス)、RDI(Remote Defect Indicator;対局劣化表示)以外の値は、受信したCCMの値をコピーして使用できる。SAは、送信元の装置(ここではセンタ装置10又はリモート装置30)に予め与えられたMACアドレスを使用し、RDIは送信元の装置が備えるCCM送信部c(14)又はCCM送信部r(34)に予め設定された値を使用する。
なお、受信したフレームがCCMであることは、図7のTYPEの値とOpCodeの値で判定することができる。即ち、図7のTYPE=0x8902はEtherOAMのフレームであることを示し、TYPE=0x8902とOpCode=1でEtherOAMのCCMであることを示す。
次に、図8を併せて参照しながら、図6の通信システムにおいてEtherOAM監視システムを接続したシステムにおける通常時の通信について説明する。図8は、このようなシステムにおける通常時の通信例を示す概略図である。
図8に示すシステムは、通常時にCCMの送受を行っているMEP1(41)及びMEP2(42)と、センタ装置10と、リモート装置30と、EtherOAM監視システム50と、で構成される。MEP1(41)及びMEP2(42)は、EtherOAM監視システム50におけるMEG End Pointであり、障害監理及びパフォーマンス監視のためのEtherOAMフレームの生成と終端を行う機器である。EtherOAM監視システム50は、障害管理等を行うサーバ装置を有することができる。
図8に示すように、通常運用時、MEP1とMEP2の間で、センタ装置10及びリモート装置30を介してCCMの送受が行われているものとする。このとき、センタ装置10及びリモート装置30では、上述したように、各々のLANポート及びWANポートから入力されるCCMを保存している。
次に、図9を併せて参照しながら、図6の通信システムにおいてEtherOAM監視システムを接続したシステムにおけるRLB試験時の通信について説明する。図9は、このようなシステムにおけるRLB試験時の通信例を示す概略図である。
図9に示すシステムは、図8にシステムと同じであり、RLB試験時の状態を示すものである。センタ装置10にてRLB試験が起動された場合、センタ装置10及びリモート装置30は、先に説明したように主信号経路を切り替える。そして、センタ装置10及びリモート装置30は、RLB要求信号の送信/受信、RLB応答信号の送信/受信により、RLB試験経路を作成し、テスト信号送信/受信によるRLB試験を開始する。
RLB試験中にセンタ装置10は、MEP1(41)からCCMをLANポートで受信した場合、テスト信号にCCMの情報を含め、WANポートで対向するリモート装置30に送信する。
このように、センタ装置10は、CCMで例示する第1メッセージの信号を受信した通信ポート(LANポートで例示)とは異なる通信ポート(WANポートで例示)から、第1メッセージが埋め込まれた第1テスト信号を送信するように構成することができる。センタ装置10は、このように複数の通信ポートを有する場合には、切替部1c(16)及び切替部2c(13)で例示したように、通信ポートを切り替える切替部を有することができる。
CCMの情報を含んだテスト信号をセンタ装置10から受信したリモート装置30は、CCMの情報に基づきCCMを作成し、LANポートへ送信する。これにより、このCCMの情報はMEP2(42)に送信されることになる。
RLB試験中にリモート装置30は、MEP2(42)からLANポートでCCMを受信した場合、RLB試験の応答信号であるテスト信号にCCMの情報を含め、WANポートで対向するセンタ装置10に送信する。CCMの情報を含んだテスト信号をWANポートで受信したセンタ装置10は、CCMの情報に基づきCCMを作成し、LANポートへ送信する。これにより、このCCMの情報はMEP1(41)に送信されることになる。このように、センタ装置10は、応答信号で例示する第2テスト信号を受信した通信ポート(WANポートで例示)とは異なる通信ポート(LANポートで例示)から、CCMで例示する第2メッセージの信号を送信するように構成することができる。
このように、センタ装置10は、リモート装置30から送信され、MEP1(41)に送信するための第2メッセージ(同じくCCMで例示)が埋め込まれたRLB試験のテスト信号(第2テスト信号)を受信するように構成することができる。センタ装置10は、この第2テスト信号から第2メッセージを抽出し、MEP1(41)に第2メッセージの信号を送信することができる。
以上の処理により、MEP1(41)及びMEP2(42)では継続してCCMを受信することになる。よって、本実施形態では、MEP1(41)及びMEP2(42)が障害通知であるLOC(Loss of Continuity)信号を発生させないことになり、EtherOAM監視システム50では障害が検知されないことになる。このように、本実施形態では、RLB試験を実施中であっても、MEP1(41)とMEP2(42)との間のCCMによる通信を阻害することがない。
次に、比較例として、センタ装置とリモート装置とを接続しEtherOAM監視システムを接続した通信システムにおけるRLB試験時の通信について説明する。図10は、比較例に係る通信システムにおけるRLB試験時の通信例を示す概略図である。
図10に示す通信システムは、通信装置であるセンタ装置60とそれに対向する通信装置であるリモート装置80とを含み、センタ装置60に対向するMEP1(41)とリモート装置80に対向するMEP2(42)とを含む。
比較例に係るセンタ装置60にてRLB試験が起動された場合、センタ装置60及び比較例に係るリモート装置80は、主信号経路を切り替える。そして、センタ装置60及びリモート装置80は、RLB要求信号の送信/受信、RLB応答信号の送信/受信などにより、RLB試験経路を作成し、テスト信号送信/受信によるRLB試験を開始する。
比較例に係るセンタ装置60は、RLB試験中にMEP1(41)からCCMを受信した場合、CCMを破棄する。比較例に係るリモート装置80は、RLB試験中にMEP2(42)からCCMを受信した場合、CCMを破棄する。これにより、比較例においては、MEP1(41)及びMEP2(42)では、継続してCCMを受信できなくなるため、LOC発生となり、EtherOAM監視システム50で障害が検知される。
特に、一般的に装置や通信回線の障害は、突発的に発生するため、それらを確認するためのRLB試験も、突発的に必要となる。よって、比較例では、RLB試験を実施する場合は、主信号経路が断となるため、事前にEtherOAM監視システムの管理者とRLB試験の実施者の間で連絡をとるなどして、本来の障害との切り分けのため、事前の連絡や整合などの煩わしい作業が必要となる。また、比較例では、定期試験な保守作業でも同様に、事前の連絡や整合などの煩わしい作業が必要となる。また、比較例では、EtherOAM監視システムの管理者側では、本来の障害とRLBによるLOC発生の識別が困難であるため、本来の障害でないにも関わらず、確認のための時間が必要になるなどにより、本来の障害の場合の復旧対応が遅くなることがある。
これに対し、以上に説明したように、本実施形態では、予め各通信装置のWAN及びLANの各々のポートにて受信しているCCMの情報を保存しておく。そして、本実施形態では、WANポート間のRLB試験中にLANポートにてCCMを受信した場合、RLBテスト信号を用いて対向する通信装置にCCMの受信を通知する。このような処理により、本実施形態によれば、RLB試験中でも対向通信装置のLANポートからCCMを送出するが可能となり、比較例でなされたようなEtherOAM監視システムにおけるCCM断障害の誤検出を防ぐことが可能となる。
即ち、本実施形態では、RLB試験中にCCMを受信した場合、CCMの情報をRLBテスト信号に含めることで、対向する通信装置に送信し、対向する通信装置の他ポートから出力することでRLB試験中のCCMの断を防ぐことができる。そして、これにより、本実施形態では、EtherOAM監視システムにて本来発生していないLOC発生障害の誤検出を防ぐことができ、障害解析の誤解を防ぎ、正しい障害認識により障害復旧の迅速化が可能となり、業務の効率化を図ることができる。
<実施形態3>
実施形態3について、図11を併せて参照し、その効果も含めた実施形態2との相違点を中心に説明する。但し、実施形態3は、実施形態1,2で説明した様々な例が適用できる。図11は、実施形態3に係る通信システムにおいてEtherOAM監視システムを接続したシステムにおけるRLB試験時の通信例を示す概略図である。
本実施形態に係るセンタ装置10は、LANポートCCM保存・解析部c(11)及びWANポートCCM保存・解析部c(15)で例示した解析部が、複数種類のメッセージを解析可能に構成されている。ここで、異なる種類とは、異なるフォーマットを指すことができ、或いは、同じフォーマットであっても異なる情報が含まれるものを指すことができる。
図11で示すシステムは、一例として、対向するMEPの数を4つとしている。このシステムに含まれるMEPを、MEP−a1(41a)、MEP−b1(41b)、MEP−a2(42a)、及びMEP−b2(42b)として説明する。但し、MEPの数はこれ以上であってもよい。MEP−a1(41a)とMEP−b1(41b)とは互いに対向しており、MEP−a2(42a)とMEP−b2(42b)とは互いに対向している。また、センタ装置10とMEP−b1(41b)とは互いに対向しており、リモート装置30とMEP−b2(42b)とは互いに対向している。
そして、上述したように、本実施形態では、センタ装置10のLANポートCCM保存・解析部c(11)にて保存・解析可能なCCMの数を複数とする。また、本実施形態では、センタ装置10のWANポートCCM保存・解析部c(15)にて保存・解析可能なCCMの数を複数とする。同様に、本実施形態では、リモート装置30のLANポートCCM保存・解析部r(31)及びWANポートCCM保存・解析部r(35)にて保存・解析可能なCCMの数をいずれも複数とすることができる。
図11に示すシステムでは、MEP−a1(41a)とMEP−a2(42a)とがCCM−aで通信を行うことが可能となっており、MEP−b1(41b)とMEP−b2(42b)とがCCM−bで通信を行うことが可能となっている。
本実施形態では、センタ装置10及びリモート装置30のいずれにおいても保存・解析可能なCCMの数を複数としているため、これらの通信が、センタ装置10及びリモート装置30でのRLB試験実行中にも阻害されることがない。このように、本実施形態によれば、対向するMEPの数が複数存在する複雑なネットワークにおいても、実施形態1,2で説明したような効果が得られる。
<他の実施形態>
[a]
実施形態1では、図1に示す通信装置1の制御部1a、受信部1b、及び送信部1cの機能や図2に示す通信装置3の制御部3a、受信部3b、及び送信部3cの機能について説明したが、それぞれ通信装置1として、通信装置3としてこれらの機能が実現できればよい。同様に、実施形態2,3では、センタ装置10、リモート装置30内の各構成要素の機能について説明したが、いずれも通信装置としてこれらの機能が実現できればよい。
[b]
実施形態1〜3に係る通信装置(センタ装置又はリモート装置)は、次のようなハードウェア構成を有していてもよい。図12は、実施形態1〜3に係る通信装置のハードウェア構成の一例を示す図である。なお、上記他の実施形態[a]についても同様である。
図12に示す通信装置100は、プロセッサ101、メモリ102、及び通信インタフェース103を有する。実施形態1〜3で説明した受信部及び送信部は、その全部又は一部が通信インタフェース103に対応する。実施形態1〜3で説明した制御部等、その他の部位の機能は、プロセッサ101がメモリ102に記憶されたプログラムを読み込んで通信インタフェース103と協働しながら実行することにより実現される。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)を含む。さらに、この例は、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/Wを含む。さらに、この例は、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
[c]
さらに、上述した様々な実施形態において、通信装置における通信方法の手順を例示したように、本開示は、通信方法としての形態も採り得る。この通信方法は、次の3つのステップを備える。第1のステップは、第1装置から第2装置へのメッセージである第1メッセージの信号を受信する。第2のステップは、ループバック試験のテスト信号である第1テスト信号に、第1メッセージを埋め込む。第3のステップは、第1メッセージが埋め込まれた第1テスト信号を、上記通信装置に対向し且つ上記第2装置に接続された他の通信装置に送信する。なお、その他の例については、上述した様々な実施形態で説明した通りである。また、上記プログラムは、上記通信装置内の制御コンピュータに、第1〜第3のステップを実行させるためのプログラムであると言える。
なお、本開示は上記実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。また、本開示は、それぞれの実施形態を適宜組み合わせて実施されてもよい。
1、3、100 通信装置
1a、3a 制御部
1b、3b 受信部
1c、3c 送信部
10 通信装置(センタ装置)
11 LANポートCCM保存・解析部c
12 RLB制御部c
13 切替部2c
14 CCM送信部c
15 WANポートCCM保存・解析部c
16 切替部1c
17 RLB要求・終了信号送信部
18 テスト信号作成・送信部c
19 テスト信号解析・検証部c
20 RLB応答信号受信部
30 通信装置(リモート装置)
31 LANポートCCM保存・解析部r
32 RLB制御部r
33 切替部2r
34 CCM送信部r
35 、WANポートCCM保存・解析部r
36 切替部1r
37 RLB応答信号送信部
38 テスト信号作成・送信部r
39 テスト信号解析・検証部r
40 RLB要求・終了信号受信部
41、41a、41b、42、42a、42b MEP
50 EtherOAM監視システム
101 プロセッサ
102 メモリ
103 通信インタフェース

Claims (8)

  1. 通信装置であって、
    第1装置から第2装置へのメッセージである第1メッセージの信号を受信する受信部と、
    前記第1メッセージの信号を、前記通信装置に対向し且つ前記第2装置に接続された他の通信装置に送信する送信部と、
    前記通信装置と前記他の通信装置との間でのループバック試験の実施時において、ループバック試験のテスト信号である第1テスト信号に、前記第1メッセージを埋め込む制御部と、
    を備え、
    前記メッセージは、EtherOAM(Ethernet(登録商標) Operations, Administration and Maintenance)におけるCCM(Continuity Check Message)であり、
    前記第1装置及び前記第2装置はいずれも、継続して前記CCMを受信できなかった場合に通信障害を報知する報知機能を有するMEP(Maintenance End Point)であり、
    前記ループバック試験の非実施時において、
    前記受信部が、前記第1メッセージに対する応答として前記第2装置から前記第1装置に送信するためのメッセージである第2メッセージの信号を、前記他の通信装置から受信し、
    前記送信部が、前記第2メッセージの信号を前記第1装置に送信し、
    前記ループバック試験の実施時において、
    前記送信部が、前記第1メッセージが埋め込まれた前記第1テスト信号を、前記他の通信装置に送信し、
    前記受信部、前記他の通信装置から送信された第2テスト信号であって前記第2メッセージが埋め込まれた、前記第1テスト信号の応答としてのループバック試験のテスト信号である第2テスト信号を受信し、
    前記制御部、前記第2テスト信号から前記第2メッセージを抽出し、
    前記送信部、抽出した前記第2メッセージの信号を前記第1装置に送信する、
    通信装置。
  2. 前記送信部は、前記受信部で前記第1メッセージの信号を受信した通信ポートとは異なる通信ポートから、前記第1メッセージが埋め込まれた前記第1テスト信号を送信する、
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記送信部は、前記受信部で前記第2テスト信号を受信した通信ポートとは異なる通信ポートから、前記第2メッセージの信号を送信する、
    請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記送信部から前記第1テスト信号に含めて送信したループバック試験のテスト信号と、前記受信部によって前記他の通信装置から受信した前記第2テスト信号から前記第2メッセージを抽出して残ったループバック試験のテスト信号と、を照合することで、ループバック試験の検証を行う、テスト信号検証部をさらに備える、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記制御部は、前記メッセージを解析する解析部を有し、
    前記解析部は、複数種類のメッセージを解析可能に構成されている、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 請求項1からのいずれか1項に記載の通信装置と、前記他の通信装置と、を備えた通信システム。
  7. 請求項1からのいずれか1項に記載の通信装置において実行される通信方法。
  8. 請求項に記載の通信方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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