JP6724937B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本開示は、空気調和機に関する。
従来の空気調和機としては、暖房運転中において除霜運転しようとする時、使用している室内機と停止している室内機が存在する場合、使用している室内機の熱交換器に冷媒を循環させず、停止している室内機の熱交換器内に冷媒を循環させるように制御するものがある(特許文献1参照)。
特開2002−147879号公報
しかし、特許文献1の空気調和機では、停止している室内機が設置された部屋における吸熱量が少なく、除霜時間が長くなるという問題がある。
本開示は、除霜時間を短縮する空気調和機を提案する。
本開示の一態様に係る空気調和機は、
圧縮機と、室外熱交換器とを有する室外機と、
上記室外機に接続される複数の室内機と、
上記各室内機にそれぞれ対応する複数の電動膨張弁と、
上記複数の電動膨張弁を制御する制御部と
を備え、
上記制御部は、上記室外機の上記室外熱交換器の除霜運転において、上記複数の室内機のうちの上記除霜運転の直前に運転していた室内機に対応する電動膨張弁を開くとともに、上記複数の室内機のうちの上記除霜運転の直前に停止していた室内機に対応する電動膨張弁を開くように、上記複数の電動膨張弁を制御し、
上記除霜運転は、上記圧縮機の起動から停止までの圧縮機動作区間を含み、
上記制御部は、上記圧縮機動作区間において、上記複数の室内機のうちの上記除霜運転の直前に運転していた室内機に対応する電動膨張弁の開度が、上記複数の室内機のうちの上記除霜運転の直前に停止していた室内機に対応する電動膨張弁の開度よりも大きくなるように、上記複数の電動膨張弁を制御することを特徴とする。
また、一実施形態の空気調和機では、上記制御部は、上記圧縮機動作区間において、上記複数の室内機のうちの上記除霜運転の直前に運転していた室内機の数が増えるほど、上記複数の室内機のうちの上記除霜運転の直前に運転していた室内機に対応する電動膨張弁の開度を大きくするように、上記複数の電動膨張弁を制御することを特徴とする。
上記実施形態によれば、除霜運転の直前に停止していた室内機に流入する冷媒の量を抑制することができるので、除霜運転の直前に停止していた室内機から外部に漏れる冷媒音を低減できる。また、除霜運転の直前に運転していた室内機と、除霜運転の直前に停止していた室内機との両方で吸熱させて除霜運転を行う。このため、除霜運転の直前に運転していた室内機と除霜運転の直前に停止していた室内機とのうちの一方を使用して除霜運転を行う場合と比較して、吸熱量を増加させることができ、除霜運転の運転時間を短縮できる。
一実施形態の空気調和機では、
上記除霜運転は、上記圧縮機の起動から停止までの圧縮機動作区間を含み
上記制御部は、上記圧縮機動作区間の上記圧縮機の起動時に、上記複数の室内機のうちの上記除霜運転の直前に運転していた室内機に対応する電動膨張弁の開度が、上記均圧区間における該電動膨張弁の開度よりも小さい所定開度になり、その後、上記圧縮機動作区間において上記所定開度以上の開度になるように、該電動膨張弁を制御することを特徴とする。
上記実施形態によれば、圧縮機動作区間において圧縮機を起動させたときに、除霜運転の直前に運転していた室内機に流入する冷媒の量を抑制して、該室内機から外部に漏れる冷媒音を低減できる。
本開示の他の態様に係る空気調和機は、
圧縮機と、室外熱交換器とを有する室外機と、
上記室外機に接続される複数の室内機と、
上記各室内機にそれぞれ対応する複数の電動膨張弁と、
上記複数の電動膨張弁を制御する制御部と
を備え、
上記制御部は、上記室外機の上記室外熱交換器の除霜運転において、上記複数の室内機のうちの上記除霜運転の直前に運転していた室内機に対応する電動膨張弁を開くとともに、上記複数の室内機のうちの上記除霜運転の直前に停止していた室内機に対応する電動膨張弁を開くように、上記複数の電動膨張弁を制御し、
上記除霜運転は、上記圧縮機の起動から停止までの圧縮機動作区間を含み、
上記制御部は、上記圧縮機動作区間において、上記複数の室内機のうちの上記除霜運転の直前に運転していた室内機の数が増えるほど、上記複数の室内機のうちの上記除霜運転の直前に運転していた室内機に対応する電動膨張弁の開度を大きくするように、上記複数の電動膨張弁を制御することを特徴とする。
一実施形態の空気調和機では、
上記複数の室内機のうち、少なくとも1つの室内機の定格冷房能力は2.2kw未満であることを特徴とする。
本開示の第1実施形態に係る空気調和機の構成図である。 本開示の第1実施形態に係る空気調和機の室内機を下方から見た外観図である。 本開示の第1実施形態に係る除霜運転前後のタイムチャートである。 本開示の第2実施形態に係る除湿運転前後のタイムチャートである。 本開示の第3実施形態に係る除湿運転前後のタイムチャートである。
以下、本開示の実施形態に係る空気調和機を添付図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1は、本開示の第1実施形態に係る空気調和機の構成図である。
図1を参照すると、本実施形態の空気調和機1は、室外機2と、室外機2に冷媒配管を介してそれぞれ接続された3つの室内機3A,3B,3Cとを備える。3つの3A,3B,3Cは、冷媒配管によって並列に接続されている。
室外機2は、圧縮機10と、室外熱交換器20と、3つの室内機3A,3B,3Cにそれぞれ対応する3つの電動膨張弁30A,30B,30Cと、四路切換弁40と、室外制御装置(制御部)50とを備える。
圧縮機10は、図示しないモータが内蔵されており、上記モータによって駆動されると、圧縮機10の吸入側の冷媒配管から冷媒を吸入し、圧縮して圧縮機10の吐出側の冷媒配管に吐出する。圧縮機10の吸入側の冷媒配管には、アキュムレータ11が設けられている。また、圧縮機10は、室外制御装置50の制御に応じて運転周波数を変更可能なように構成されている。
室外熱交換器20は、冷媒回路を流れる冷媒と室外空気との間で熱交換を行わせる熱交換器である。また、室外機2は、室外熱交換器20の温度を検出する温度センサ21と、室外熱交換器20に室外空気を搬送する室外ファン22とを更に備える。
電動膨張弁30Aは、電動膨張弁30Aを通過する冷媒を減圧し、電動膨張弁30Aを通過する冷媒の流量を調整する。電動膨張弁30Aは、室外熱交換器20と室内機3Aとを接続する冷媒配管に設けられている。電動膨張弁30Aは、暖房運転、冷房運転及び除霜運転において、電動膨張弁30Aの開度VAを調節することで、室内機3Aを介して流れる冷媒の流量を調節する。また、電動膨張弁30Aは、室外制御装置50の制御によって、開度VAを調節可能なように構成されている。
電動膨張弁30Bは、電動膨張弁30Bを通過する冷媒を減圧し、電動膨張弁30Bを通過する冷媒の流量を調整する。電動膨張弁30Bは、室外熱交換器20と室内機3Bとを接続する冷媒配管に設けられている。電動膨張弁30Bは、暖房運転、冷房運転及び除霜運転において、電動膨張弁30Bの開度VBを調節することで、室内機3Bを介して流れる冷媒の流量を調節する。また、電動膨張弁30Bは、室外制御装置50の制御によって、開度VBを調節可能なように構成されている。
電動膨張弁30Cは、電動膨張弁30Cを通過する冷媒を減圧し、電動膨張弁30Cを通過する冷媒の流量を調整する。電動膨張弁30Cは、室外熱交換器20と室内機3Cとを接続する冷媒配管に設けられている。電動膨張弁30Cは、暖房運転、冷房運転及び除霜運転において、電動膨張弁30Cの開度VCを調節することで、室内機3Cを介して流れる冷媒の流量を調節する。また、電動膨張弁30Cは、室外制御装置50の制御によって、開度VCを調節可能なように構成されている。
四路切換弁40は、第1ポート41と、第2ポート42と、第3ポート43と、第4ポート44とを備える。第1ポート41は、圧縮機10の吐出側の冷媒配管と接続されており、第2ポート42は、圧縮機10の吸入側の冷媒配管と接続されている。また、第3ポート43は、室外熱交換器20と冷媒配管を介して接続されており、第4ポート44は、室内機3A,3B,3Cと冷媒配管を介してそれぞれ接続されている。四路切換弁40は、暖房運転時には、第1ポート41と第4ポート44とを連通させ、第2ポート42と第3ポート43とを連通させる(図中実線の切換位置)。また。四路切換弁40は、冷房運転時及び除霜運転時には、第1ポート41と第3ポート43とを連通させ、第2ポート42と第4ポート44とを連通させる(図中破線の切換位置)。
室内機3Aは、室内60Aと、室内熱交換器60Aに室内空気を搬送する室内ファン61Aと、室内ファン61Aの運転を制御する室内制御部62Aとを備える。
室内機3Bは、室内熱交換器60Bと、室内熱交換器60Bに室内空気を搬送する室内ファン61Bと、室内ファン61Bの運転を制御する室内制御部62Bとを備える。
室内機3Cは、室内熱交換器60Cと、室内熱交換器60Cに室内空気を搬送する室内ファン61Cと、室内ファン61Cの運転を制御する室内制御部62Cとを備える。
室内機3A,3B,3Cの室内制御部62A,62B,62Cは、室外機2の室外制御装置50と通信線(図示せず)を介して互いに通信を行う。これにより、室外機2の室外制御装置50と、室内機3A,3B,3Cの室内制御部62A,62B,62Cとが協調動作することにより、マルチ型空気調和機として動作する。
圧縮機10と、アキュムレータ11と、四路切換弁40と、室外熱交換器20と、電動膨張弁30A,30B,30Cと、室内熱交換器60A,60B,60Cと、これらを接続する冷媒配管とで冷媒回路を構成している。図1において、70A,70B,70Cは冷媒配管接続部である。同様に、図1において、71A,71B,71Cは、冷媒配管接続部である。
本実施形態の室内機3Aは、洗面所やキッチンなどの狭い空間の冷暖房に適した低能力室内機であり、定格冷房能力が2.2kw未満である。具体的には、室内機3Aの定格冷房能力は、0.8kwであり、室内機3B,3Cの定格冷房能力は、2.8kwである。
図2は、室内機3Aを斜め下方から見た外観図である。この室内機は、天井埋め込み型の室内機である。
この室内機3Aは、図2に示すように、ケーシング本体101と、ケーシング本体101の下側に取り付けられた矩形状のパネル102と、パネル102に着脱可能に取り付けられたグリル103とを備えている。ケーシング本体101とパネル102およびグリル103でケーシングを構成している。
パネル102の長手方向の一方に、パネル102の短辺に沿って吹出口110を設けている。また、パネル102にフラップ120を回動可能に取り付けている。図2では、フラップ120により吹出口110が閉じられた状態を示す。
また、ケーシング本体101の側壁から突出するようにドレンソケット104を設けている。このドレンソケット104に外部からドレンホース(図示せず)を接続する。また、配管接続部105,106を、ケーシング本体101の側壁から突出するように設けている。この配管接続部105,106に、外部から冷媒配管(図示せず)を接続する。
なお、図2において、107は電装品部であり、111〜113は、ケーシング本体101から側方に突出するように夫々設けられた吊り金具である。
以下、図1を参照して、暖房運転時及び冷房運転時の空気調和機1の動作を説明する。
(暖房運転時)
室内機3A,3B,3Cで暖房運転を行う場合、四路切換弁40を図1の実線の位置に切り換えて、圧縮機10の運転を開始する。そして、電動膨張弁30A,30B,30Cを夫々所定の開度に開く。圧縮機10から吐出した高温高圧のガス冷媒は、室内ファン61A,61B,61Cを運転することにより室内熱交換器60A,60B,60Cで室内空気との熱交換により凝縮して液冷媒となる。
次に、室内熱交換器60A,60B,60Cからの液冷媒は、電動膨張弁30A,30B,30Cで減圧された後、室外熱交換器20で室外ファン22を運転することにより室外空気との熱交換により蒸発してガス冷媒となり、圧縮機10の吸入側に戻る。
(冷房運転時)
室内機3A,3B,3Cで冷房運転を行う場合、四路切換弁40を図1の点線の位置に切り換えて、圧縮機10の運転を開始する。そして、電動膨張弁30A,30B,30Cを夫々所定の開度に開く。圧縮機10から吐出した高温高圧のガス冷媒は、室外熱交換器20で室外ファン22を運転することにより室外空気との熱交換により凝縮して液冷媒となる。
次に、室内熱交換器60A,60B,60Cからの液冷媒は、電動膨張弁30A,30B,30Cで減圧された後、室内ファン61A,61B,61Cを運転することにより室内熱交換器60A,60B,60Cで室内空気との熱交換により蒸発してガス冷媒となり、圧縮機10の吸入側に戻る。
(除霜運転)
図3は、本実施形態の空気調和機1に係る除霜運転前後の圧縮機10(図1に示す)及び電動膨張弁30A,30B,30C(図1に示す)の動作を表すタイムチャートである。具体的には、図3は、除霜運転前後における、圧縮機10の運転周波数FDと、電動膨張弁30A,30B,30Cの開度VA,VB,VCとの時間推移を示す。本実施形態では、暖房運転中に所定の除霜開始条件を満たすと、室外制御装置50(図1に示す)は、除霜運転を開始する。上記除霜開始条件とは、例えば、温度センサ21(図1に示す)によって検出された室外熱交換器20(図1に示す)の温度条件である。
図3を参照すると、本実施形態の除霜運転は、除霜運転開始から圧縮機10の起動までの第1均圧区間と、圧縮機10の起動から停止までの圧縮機動作区間と、圧縮機10の停止から除霜運転終了までの第2均圧区間とを含む。
本実施形態では、室内機3A(図1示す)は、除霜運転の直前に運転していた室内機であり、室内機3B(図1示す)と室内機3C(図1示す)とは、除霜運転の直前に停止していた室内機である。室外制御装置50は、室内機3A,3B,3Cの室内制御部62A,62B,62C(図1示す)と互いに通信することで、除霜運転の直前の室内機3A,3B,3Cの運転状況を取得する。室外制御装置50は、除霜運転の直前に運転していた室内機と、除霜運転の直前に停止していた室内機とで、異なる制御を行う。
(第1均圧区間)
室外制御装置50は、除霜運転が開始すると時間T1の間、圧縮機10の運転を停止状態に維持するように、圧縮機10を制御するとともに、除霜運転の直前に運転していた室内機3Aに対応する電動膨張弁30Aの開度VAが開度PA1に維持されるように、電動膨張弁30Aを制御する。
このとき、室外制御装置50は、除霜運転の直前に停止していた室内機3Bに対応する電動膨張弁30Bの開度VBが開度PB1に維持されるように、電動膨張弁30Bを制御する。同様に、室外制御装置50は、除霜運転の直前に停止していた室内機3Cに対応する電動膨張弁30Bの開度VBが開度PB1に維持されるように、電動膨張弁30Cを制御する。
第1均圧区間では、圧縮機10を停止させた状態で、電動膨張弁30A,30B,30Cを開くことで、電動膨張弁30A,30B,30Cの高圧側の圧力と低圧側の圧力とを均等にする。
(圧縮機動作区間)
室外制御装置50は、除霜運転の開始から時間T1が経過した後、時間T2の間、圧縮機10を運転周波数FD1で運転するように圧縮機10を制御するとともに、除霜運転の直前に運転していた室内機3Aに対応する電動膨張弁30Aの開度VAを均圧区間での開度PA1よりも小さい開度PA2(所定開度)に維持するように、電動膨張弁30Aを制御する。
このとき、室外制御装置50は、除霜運転の直前に停止していた室内機3Bに対応する電動膨張弁30Bの開度VBが、均圧区間での電動膨張弁30Bの開度PB1よりも小さい開度PB2に維持されるように電動膨張弁30Bを制御する。同様に、室外制御装置50は、除霜運転の直前に停止していた室内機3Cに対応する電動膨張弁30Cの開度VCが、均圧区間での電動膨張弁30Cの開度PB2よりも小さい開度PB2に維持されるように電動膨張弁30Cを制御する。
室外制御装置50は、圧縮機10の起動時から時間T2が経過した後、時間T3の間、圧縮機10を運転周波数FD1よりも高い運転周波数FD2で運転するように圧縮機10を制御するとともに、除霜運転の直前に運転していた室内機3Aに対応する電動膨張弁30Aの開度VAが、開度PA2よりも大きい開度PA3に維持されるように、電動膨張弁30Aを制御する。
このとき、室外制御装置50は、除霜運転の直前に停止していた室内機3Bに対応する電動膨張弁30Bの開度VBが、開度PB2に維持されるように、電動膨張弁30Bを制御する。同様に、室外制御装置50は、除霜運転の直前に停止していた室内機3Cに対応する電動膨張弁30Cの開度VCが、開度PB2に維持されるように、電動膨張弁30Cを制御する。室外制御装置50は、圧縮機10の起動から時間T2が経過し、その後、時間T3が経過したときに、圧縮機10の運転を停止するように、圧縮機10を制御する。
(第2均圧区間)
室外制御装置50は、圧縮機10の運転の停止から時間T4の間、除霜運転の直前に運転していた室内機3Aに対応する電動膨張弁30Aの開度VAを、開度PA3よりも小さな開度PA4に維持するように、電動膨張弁30Aを制御する。
このとき、室外制御装置50は、除霜運転の直前に停止していた室内機3Bに対応する電動膨張弁30Bの開度VBが、開度PB3に維持されるように、電動膨張弁30Bを制御する。同様に、室外制御装置50は、除霜運転の直前に停止していた室内機3Bに対応する電動膨張弁30Cの開度VCが、開度PB3に維持されるように、電動膨張弁30Cを制御する。
第2均圧区間では、圧縮機10を停止させた状態で、電動膨張弁30A,30B,30Cを開くことで、電動膨張弁30A,30B,30Cの高圧側の圧力と低圧側の圧力とを均等にする。
室外制御装置50は、除霜運転において、除霜運転の直前に運転していた室内機3Aに対応する電動膨張弁30Aの開度VAが、除霜運転の直前に停止していた室内機3B,3Cに対応する電動膨張弁30B,30Cの開度VB,VCよりも大きくなるように電動膨張弁30A,30B,30Cを制御している。具体的には、第1均圧区間において、電動膨張弁30Aの開度PA1は、電動膨張弁30B,30Cの開度PB1よりも大きい。また、圧縮機動作区間において、電動膨張弁30Aの開度PA2と開度PA3とは、電動膨張弁30B,30Cの開度PB2よりも大きい。同様に、第2均圧区間において、電動膨張弁30Aの開度PA4は、電動膨張弁30B,30Cの開度PB3よりも大きい。
上記実施形態では、除霜運転において、除霜運転の直前に運転していた室内機3Aと、除霜運転の直前に停止していた室内機3B,3Cとの両方で吸熱させるため、除霜運転の直前に運転していた室内機3Aと、除霜運転の直前に停止していた室内機3B,3Cとのうちの一方で吸熱させる場合と比較して、吸熱量を増加でき、除霜時間を短縮できる。
また、上記実施形態のように、除霜運転の直前に低能力の室内機3Aのみを運転していた場合には、除霜運転において、除霜運転の直前に運転していた室内機3Aと、除霜運転の直前に停止していた室内機3B,3Cとの両方で吸熱させることで、吸熱量の少ない低能力の室内機3Aのみで吸熱させる場合と比較して、効果的に除霜時間を短縮できる。
上記実施形態では、室外制御装置50は、除霜運転において、除霜運転の直前に運転していた室内機3Aに対応する電動膨張弁30Aの開度VAが、除霜運転の直前に停止していた室内機3A,3Bに対応する電動膨張弁30B,30Cの開度VB,VCよりも大きくなるように、電動膨張弁30A,30B,30Cを制御している。このため、除霜運転の直前に停止していた室内機3B,3Cに流入する冷媒量を抑制できるので、除霜運転の直前に停止していた室内機3B,3Cから外部に漏れる冷媒音を抑制できる。すなわち、運転停止しているはずの室内機3B,3Cから音が発生して、ユーザに違和感を与えることがない。また、除霜運転の直前まで室内機3Aにより暖房運転されていた部屋から吸熱できるため、吸熱量を増加でき、除霜時間を短縮できる。
上記実施形態では、室外制御装置50は、除霜運転の直前に運転していた室内機3Aに対応する電動膨張弁30Aの開度VAが、圧縮機10の起動時に、第1均圧区間における電動膨張弁30Aの開度PA1よりも小さい開度PA2になるように、電動膨張弁30Aを制御している。このため、除霜運転の直前に運転していた室内機3Aに流入する冷媒量を抑制でき、除霜運転の直前に運転していた室内機3Aから外部に漏れる冷媒音を低減できる。また、室外制御装置50は、圧縮機動作区間において、電動膨張弁30Aの開度VAが開度PB2以上の開度になるように、電動膨張弁30Aを制御している。このため、圧縮機10の運転周波数FDを増加させた場合であっても、除霜運転の直前に運転していた室内機3Aに流入する冷媒の流速の増加を抑制できるので、室内機3Aから外部に漏れる冷媒音を低減できる。
以下に説明する第2実施形態及び第3実施形態では、第1実施形態と同一ないし同様の要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。さらに、第2実施形態及び第3実施形態では、特に言及する点を除いて、第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
[第2実施形態]
図4は、本実施形態の空気調和機1に係る除霜運転前後の圧縮機10及び電動膨張弁30A,30B,30Cの動作を表すタイムチャートである。
本実施形態では、除霜運転の直前に運転していた室内機の数が第1実施形態と異なる。具体的には、本実施形態では、室内機3Aと室内機3Bとは、除霜運転の直前に暖房運転していた室内機であり、室内機3Cは、除霜運転の直前に停止していた室内機である。また、本実施形態では、室外制御装置50は、室内機3Cに対応する電動膨張弁30Cに対して、第1実施形態と同様の制御を行うため、その詳細な説明は省略する。
(第1均圧区間)
室外制御装置50は、除霜運転の開始から時間T1の間、電動膨張弁30Aの開度VAと電動膨張弁30Bの開度VBとを開度PC1に維持するように、電動膨張弁30A,30Bを制御する。開度PC1は、第1実施形態での、除霜運転の直前に運転していた室内機3Aに対応する電動膨張弁30Aの均圧区間における開度PA1と同一である。
(圧縮機動作区間)
室外制御装置50は、除霜運転の開始から時間T1が経過した後、時間T2の間、電動膨張弁30Aの開度VAと電動膨張弁30Bの開度VBとを均圧区間での開度PC1よりも小さい開度PC2(所定開度)に維持するように電動膨張弁30Aと電動膨張弁30Bとを制御する。開度PC2は、第1実施形態での、除霜運転の直前に運転していた室内機3Aに対応する電動膨張弁30Aの開度PA2よりも大きい。
室外制御装置50は、圧縮機10の起動時から時間T2が経過した後、時間T3の間、電動膨張弁30Aの開度VAと電動膨張弁30Bの開度VBとを、開度PC2よりも大きい開度PC3に維持するように、電動膨張弁30Aと電動膨張弁30Bとを制御する。開度PC3は、第1実施形態での、除霜運転の直前に運転していた室内機3Aに対応する電動膨張弁30Aの開度PA3よりも大きい。
(第2均圧区間)
室外制御装置50は、圧縮機10の運転の停止から時間T4の間、電動膨張弁30Aの開度VAと電動膨張弁30Bの開度VBとを開度PC4に維持するように、電動膨張弁30Aと電動膨張弁30Bとを制御する。
本実施形態では、第1実施形態と同一の作用効果を奏する。
上記実施形態によれば、除霜運転の直前に運転していた室内機の数(本実施形態では2つ)が多いほど、除霜運転の直前に運転していた室内機1つ当たりに流入する冷媒の流量が減少するため、除霜運転の直前に運転していた室内機3A,3Bに対応する電動膨張弁30A,30Bの開度VA,VBを大きくした場合であっても、冷媒音を抑制できる。
[第3実施形態]
図5は、本実施形態の空気調和機1に係る除霜運転前後の圧縮機10及び電動膨張弁30A,30B,30Cの動作を表すタイムチャートである。本実施形態では、室外制御装置50は、圧縮機動作区間において、電動膨張弁30Aに対して第1実施形態と異なる制御を行う。また、本実施形態では、室外制御装置50は、電動膨張弁30B,30Cに対して、第1実施形態と同様の制御を行うため、その詳細な説明は省略する。
本実施形態では、室外制御装置50は、圧縮機動作区間において、電動膨張弁30Aの開度VAが一定であるように、電動膨張弁30Aを制御する。すなわち、本実施形態の開度PA3は、開度PA2に等しい。
本実施形態では、第1実施形態と同一の作用効果を奏する。
以上、実施形態を説明したが、特許請求の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
例えば、上記第1〜第3実施形態では、電動膨張弁30A,30B,30Cは、室外機2の内部に設けられていたが、これに限定されず、例えば、室内機3A,3B,3Cのそれぞれが電動膨張弁を備えていてもよい。すなわち、室内機3Aが、電動膨張弁30Aを備えていてもよく、室内機3Bが、電動膨張弁30Bを備えていてもよく、室内機3Cが電動膨張弁30Cを備えていてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、3つの室内機3A,3B,3Cを備えていたが、室内機の数は、2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。
1…空気調和機
2…室外機
3A,3B,3C…室内機
4A,4B,4C…
10…圧縮機
11…アキュムレータ
20…室外熱交換器
21…温度センサ
22…室外ファン
30A,30B,30C…電動膨張弁
40…四路切換弁
41…第1ポート
42…第2ポート
43…第3ポート
44…第4ポート
50…室外制御装置(制御部)
60A,60B,60C…室内熱交換器
61A,61B,61C…室内ファン
62A,62B,62C…室内制御部
70A,70B,70C…冷媒配管接続部
71A,71B,71C…冷媒配管接続部
101…ケーシング本体
102…パネル
103…グリル
104…ドレンソケット
105…配管接続部
106…配管接続部
107…電装品部
110…吹出口
111…吊り金具
112…吊り金具
113…吊り金具
120…フラップ

Claims (5)

  1. 圧縮機(10)と、室外熱交換器(20)とを有する室外機(2)と、
    上記室外機(2)に接続される複数の室内機(3A,3B,3C)と、
    上記各室内機(3A,3B,3C)にそれぞれ対応する複数の電動膨張弁(30A,30B,30C)と、
    上記複数の電動膨張弁(30A,30B,30C)を制御する制御部(50)と
    を備え、
    上記制御部(50)は、上記室外機(2)の上記室外熱交換器(20)の除霜運転において、上記複数の室内機(3A,3B,3C)のうちの上記除霜運転の直前に運転していた室内機に対応する電動膨張弁を開くとともに、上記複数の室内機(3A,3B,3C)のうちの上記除霜運転の直前に停止していた室内機に対応する電動膨張弁を開くように、上記複数の電動膨張弁(30A,30B,30C)を制御し、
    上記除霜運転は、上記圧縮機(10)の起動から停止までの圧縮機動作区間を含み、
    上記制御部(50)は、上記圧縮機動作区間において、上記複数の室内機(3A,3B,3C)のうちの上記除霜運転の直前に運転していた室内機に対応する電動膨張弁の開度が、上記複数の室内機(3A,3B,3C)のうちの上記除霜運転の直前に停止していた室内機に対応する電動膨張弁の開度よりも大きくなるように、上記複数の電動膨張弁(30A,30B,30C)を制御することを特徴とする空気調和機(1)。
  2. 請求項1に記載の空気調和機であって、
    上記制御部(50)は、上記圧縮機動作区間において、上記複数の室内機(3A,3B,3C)のうちの上記除霜運転の直前に運転していた室内機の数が増えるほど、上記複数の室内機(3A,3B,3C)のうちの上記除霜運転の直前に運転していた室内機に対応する電動膨張弁の開度を大きくするように、上記複数の電動膨張弁(30A,30B,30C)を制御することを特徴とする、空気調和機(1)。
  3. 圧縮機(10)と、室外熱交換器(20)とを有する室外機(2)と、
    上記室外機(2)に接続される複数の室内機(3A,3B,3C)と、
    上記各室内機(3A,3B,3C)にそれぞれ対応する複数の電動膨張弁(30A,30B,30C)と、
    上記複数の電動膨張弁(30A,30B,30C)を制御する制御部(50)と
    を備え、
    上記制御部(50)は、上記室外機(2)の上記室外熱交換器(20)の除霜運転において、上記複数の室内機(3A,3B,3C)のうちの上記除霜運転の直前に運転していた室内機に対応する電動膨張弁を開くとともに、上記複数の室内機(3A,3B,3C)のうちの上記除霜運転の直前に停止していた室内機に対応する電動膨張弁を開くように、上記複数の電動膨張弁(30A,30B,30C)を制御し、
    上記除霜運転は、上記圧縮機(10)の起動から停止までの圧縮機動作区間を含み、
    上記制御部(50)は、上記圧縮機動作区間において、上記複数の室内機(3A,3B,3C)のうちの上記除霜運転の直前に運転していた室内機の数が増えるほど、上記複数の室内機(3A,3B,3C)のうちの上記除霜運転の直前に運転していた室内機に対応する電動膨張弁の開度を大きくするように、上記複数の電動膨張弁(30A,30B,30C)を制御することを特徴とする、空気調和機(1)。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の空気調和機であって、
    上記除霜運転は、上記除霜運転開始から上記圧縮機(10)の起動までの均圧区間を含み、
    上記制御部(50)は、上記圧縮機動作区間の上記圧縮機(10)の起動時に、上記複数の室内機(3A,3B,3C)のうちの上記除霜運転の直前に運転していた室内機に対応する電動膨張弁の開度が、上記均圧区間における該電動膨張弁の開度よりも小さい所定開度になり、その後、上記所定開度以上の開度になるように、該電動膨張弁を制御することを特徴とする、空気調和機(1)。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の空気調和機であって、
    上記複数の室内機(3A,3B,3C)のうち、少なくとも1つの室内機の定格冷房能力は2.2kw未満であることを特徴とする、空気調和機(1)。
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