JP6721174B2 - 回転2軸運動の同期精度の診断方法 - Google Patents
回転2軸運動の同期精度の診断方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6721174B2 JP6721174B2 JP2016084340A JP2016084340A JP6721174B2 JP 6721174 B2 JP6721174 B2 JP 6721174B2 JP 2016084340 A JP2016084340 A JP 2016084340A JP 2016084340 A JP2016084340 A JP 2016084340A JP 6721174 B2 JP6721174 B2 JP 6721174B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lissajous
- axes
- intersection
- plate surface
- axis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 13
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 title claims description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 claims description 15
- 238000004088 simulation Methods 0.000 claims description 14
- 238000003745 diagnosis Methods 0.000 description 6
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 5
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 5
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 3
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 2
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 2
- NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N acrylic acid group Chemical group C(C=C)(=O)O NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 230000001131 transforming effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
- Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
Description
特許文献1に記載の方法では、回転2軸のまわりに互いに独立に回転可能に支持された平坦なプレート面上に球を置き、プレートを回転2軸のまわりに互いに位相が90°ずれたサイン関数の振幅で与えた角度で周期的に回転運動させ、プレート面上における球の運動の軌跡の基準円からの偏差を検出することで、回転2軸運動の同期精度を診断する。
それ故、この従来法では、回転2軸運動の同期精度の定性的な診断、すなわち、回転2軸運動の振幅のみに誤差が生じているのか、回転2軸運動の振幅および位相差または位相差のみに誤差が生じているのかの判定は正確に行えるが、この従来法によって同期精度の定量的な診断を行うことは難しかった。
図1は、本発明の1実施例による方法のフロー図である。図1を参照して、本発明によれば、まず、直交する2軸のまわりに互いに独立に回転可能に支持された平坦なプレート面上に球を置く(図1のS1)。
そして、リサージュ図形と2軸のそれぞれとの交点が複数ある場合には、基準リサージュ図形と2軸のそれぞれとの交点からの、プレート面上に描かれたリサージュ図形と2軸のそれぞれとの対応する交点の偏差の平均値をとり、当該平均値を偏差の代表値として採用することができ、また、リサージュ図形の交差点が複数ある場合には、基準リサージュ図形の交差点からのプレート面上に描かれたリサージュ図形の対応する交差点の偏差の平均値をとり、当該平均値を偏差の代表値として採用することができる。
図2は、この実施例のフロー図である。本発明によれば、まず、図3に示すように、回転運動の同期精度を診断すべき直交2軸3、4のまわりに互いに独立に回転可能に支持された平坦なプレート面1a上の所定の位置に球2を置く(図2のS1)。なお、図3中、2軸3、4にそれぞれx軸およびy軸を設定した。
なお、この実施例では、ω1=3.8rad/s(周期T1=1.65s)、ω2=1.9rad/s(周期T2=3.3s)、最大傾斜角θy0=θx0=5°に設定した。
なお、このステップS3において「座標原点を除くy軸との交点」としているのは、この実施例では基準リサージュ図形の交差点が座標原点に位置するからである。
θy(t)=(5/180)sin(3.8t)、
θx(t)=(5/180)sin(1.9t)
として、シミュレーションを行った結果、図5Aに示すようになった。
一方、球2によってプレート面1a上に描かれたリサージュ図形は、図5Bに示すようになった。
式(1)の右辺の各項は、順に、球2に作用する重力、摩擦力f、速度に比例する粘性力Fおよび遠心力pである。
θx(t)=θx0sin(ω2t)
である点を除いて、上記と同様である。
こうして、θが十分に小さい場合には、xy平面上における球2の運動方程式は、
すなわち、球2の材質、半径および質量、並びにプレート1の材質およびサイズも考慮して、基準リサージュ図形のx軸およびy軸方向のそれぞれの大きさ予め設定し、式(7)に適当なDの値を代入してシミュレーションを行い、球2が基準リサージュ図形を描くような減衰係数Dの値を求めるとともに、θx0、θy0およびω1、ω2の値を決定する。
そして、この数値範囲内にある適当な最大傾斜角θx0、θy0の値を決定し、それに対応するω1、ω2の値を決定する。
上記運動方程式(式(6)、(7))において、球2の駆動力FBallは、プレート1の傾斜によって与えられ、FBall=5/7Mgθyである。
そして、Xm軸方向の球2の速度をmVyBとして、式(7)を変形すれば、球2のXm軸方向の状態方程式は、
そして、当該偏差がゼロのとき、2軸のまわりの回転運動の位相差の同期誤差はないと判定し、当該偏差がゼロでないときは、予めシミュレーションによって得た、第2の正弦関数のαの変化に伴う基準リサージュ図形の交差点の位置の変化を表すグラフから、2軸のまわりの回転運動の位相差の同期誤差を定量的に検出する(図2のS7、S8)。
θy(t)=(5/180)sin(3.8t+α)、
θx(t)=(5/180)sin(1.9t)
として、予めシミュレーションによって得た、αの変化に伴う基準リサージュ図形の交差点の位置の変化を表すグラフ(図8参照)を用いる。図8のグラフにおいて、縦軸は、基準リサージュ図形の交差点の座標原点からの偏差xp(m)を表し、横軸は、位相差α(rad)を表す。
θy(t)=θy0sin(ω1t+α)、
θx(t)=θx0sin(ω2t)、
α=0、εa=ω2/ω1=1/2、εb=θx0/θy0=1
と設定して八の字状のリサージュ図形を生成する場合、シミュレーションによれば、αの値をゼロから増大させていくと、基準リサージュ図形の交差点の位置がx軸方向にずれていくことがわかっている。
θy(t)=(5/180)sin(3.8t)、
x軸まわりに、
θx(t)=(1/4)×(5/180)sin(1.9t)
で回転運動させる指令を入力して、プレート面1a上の球2の運動の軌跡を測定し、測定で得られたリサージュ図形を基準リサージュ図形と対比した。結果を、図9に示す。
1a プレート面
2 球
3 一方の回転軸
4 他方の回転軸
Claims (3)
- (1)直交する2軸のまわりに互いに独立に回転可能に支持された平坦なプレート面上に球を置き、
(2)前記球が前記プレート面上において1つまたは複数の交差点もつリサージュ図形となる軌跡を描くように、前記プレートを、前記2軸のうちの一方の軸のまわりに第1の正弦関数の振幅で与えた角度でもって周期的に回転運動させると同時に、前記2軸のうちの他方の軸のまわりに第2の正弦関数の振幅で与えた角度でもって周期的に回転運動させ、
(3)前記2軸のまわりの回転運動が正確に同期しているとしてシミュレーションによって得た基準リサージュ図形と前記2軸のそれぞれとの交点からの、前記プレート面上に描かれたリサージュ図形と前記2軸のそれぞれとの対応する交点の偏差に基づいて、前記2軸のまわりの回転運動の振幅の同期誤差を定量的に検出するとともに、前記基準リサージュ図形の交差点からの前記プレート面上に描かれたリサージュ図形の対応する交差点の偏差に基づいて、前記2軸のまわりの回転運動の位相差の同期誤差を定量的に検出することによって、前記2軸のまわりの回転運動の同期精度を定量的に診断することを特徴とする方法。 - 前記ステップ(3)において、前記基準リサージュ図形と前記2軸のそれぞれとの交点からの、前記プレート面上に描かれたリサージュ図形と前記2軸のそれぞれとの対応する交点の前記偏差として、当該偏差の平均値をとり、前記基準リサージュ図形の交差点からの前記プレート面上に描かれたリサージュ図形の対応する交差点の前記偏差として、当該偏差の平均値をとることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記ステップ(2)において、前記一方の軸および前記他方の軸をそれぞれy軸およびx軸とするxy座標系を設定し、前記第1の正弦関数をθy(t)=θy0sin(ω1t+α)、ここで、θy0は最大傾斜角であり、ω1は角速度であり、tは時間であり、αは位相差である、とする一方、前記第2の正弦関数をθx(t)=θx0sin(ω2t)、ここで、θx0は最大傾斜角であり、ω2は角速度であり、tは時間である、とし、εa=ω2/ω1=1/2、およびεb=θx0/θy0=1、およびα=0と設定して、前記球が、前記プレート面上に、交差点が前記xy座標系の原点に位置し、かつ前記xy座標の原点以外で前記y軸を2回横切る八の字状のリサージュ図形となる軌跡を描くように前記プレートを前記2軸のまわりに回転運動させ、
前記ステップ(3)において、
(3-1)前記xy座標の原点を除いた前記基準リサージュ図形と前記y軸との交点からの、前記プレート面上に描かれたリサージュ図形と前記y軸との対応する交点の偏差がゼロのとき、前記2軸のまわりの回転運動の振幅の同期誤差はないと判定する一方、当該偏差がゼロでないときは、前記球のxy平面における運動方程式から導出した伝達関数に基づきボード線図を描き、前記ボード線図のうちのゲイン特性のグラフから、角速度ω1におけるゲインと角速度ω2におけるゲインとのゲイン差を求め、当該ゲイン差から前記振幅の同期誤差を定量的に検出するとともに、
(3-2)前記基準リサージュ図形の交差点からの前記プレート面上に描かれたリサージュ図形の対応する交差点の偏差がゼロのとき、前記2軸のまわりの回転運動の位相差の同期誤差はないと判定する一方、当該偏差がゼロでないときは、予めシミュレーションによって得た、前記第2の正弦関数のαの変化に伴う前記基準リサージュ図形の交差点の位置の変化を表すグラフから、前記位相差の同期誤差を定量的に検出することを特徴とする請求項1に記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016084340A JP6721174B2 (ja) | 2016-04-20 | 2016-04-20 | 回転2軸運動の同期精度の診断方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016084340A JP6721174B2 (ja) | 2016-04-20 | 2016-04-20 | 回転2軸運動の同期精度の診断方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017193012A JP2017193012A (ja) | 2017-10-26 |
JP6721174B2 true JP6721174B2 (ja) | 2020-07-08 |
Family
ID=60156209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016084340A Active JP6721174B2 (ja) | 2016-04-20 | 2016-04-20 | 回転2軸運動の同期精度の診断方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6721174B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109976188B (zh) * | 2019-03-12 | 2022-01-07 | 广东省智能制造研究所 | 一种基于时间自动机的板球控制方法及系统 |
-
2016
- 2016-04-20 JP JP2016084340A patent/JP6721174B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017193012A (ja) | 2017-10-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN103808331B (zh) | 一种mems三轴陀螺仪误差标定方法 | |
CN102221372B (zh) | 使用离心机和转台对惯性测量单元进行误差标定的方法 | |
JP6363638B2 (ja) | 振動マスジャイロスコープシステムおよび方法 | |
CN109459585B (zh) | 一种加速度计零位偏置修正方法 | |
CN105960571A (zh) | 通过使用惯性传感器校准运动系统的位置 | |
EP3315917B1 (en) | Microelectromechanical systems device test system and method | |
CN110192150A (zh) | 姿态控制装置、保持装置、姿态控制方法、及程序 | |
JP6721174B2 (ja) | 回転2軸運動の同期精度の診断方法 | |
CN113049002A (zh) | 一种倾角传感器的圆锥运动测试方法 | |
TW201425873A (zh) | 角速度感測器之校正裝置及其校正方法 | |
JP5697149B2 (ja) | 加速度センサ特性評価方法及びプログラム | |
JP6550906B2 (ja) | 傾斜度測定方法及び装置並びに電子機器及びプログラム | |
JP6485195B2 (ja) | 傾斜度測定方法及び装置並びに電子機器及びプログラム | |
JP6704443B2 (ja) | 振動マスジャイロスコープシステム | |
WO2022249292A1 (ja) | 姿勢センサーのキャリブレーション装置 | |
JP5688842B2 (ja) | 磁界測定調整装置 | |
JP5757526B2 (ja) | 回転2軸運動の同期精度の診断方法 | |
JP2016211905A (ja) | 傾斜度測定方法及び装置並びに電子機器及びプログラム | |
CN102751210B (zh) | 一种测量晶圆旋转参数的方法及系统 | |
JP2015114286A (ja) | 角速度センサの校正装置及びその校正方法 | |
JP2007178138A (ja) | 角速度センサユニットの出力補正方法 | |
US9879996B2 (en) | System and method of electrostatic carouseling for gyrocompassing | |
JP6273647B2 (ja) | 加速度センサ特性評価装置及び方法 | |
JP4972568B2 (ja) | 磁界測定装置と磁界測定値の補正方法 | |
CN106153257B (zh) | 用于两轴框架机构的静不平衡测量装置及方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190411 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200610 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200611 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6721174 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |