JP6719576B2 - 光データ符号化方法及び光送信機 - Google Patents

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Description

本発明は、光信号送信機及び光通信システム、並びに変調符号を生成する方法に関し、より具体的には、定モジュラスフォーマットを用いたコヒーレント光通信の光信号送信機及び光通信システム、並びに定モジュラスフォーマットに基づいて複数の変調符号を生成する方法に関する。
光通信では、光通信のデータレートが増加するにつれて、8QAM、16QAM、64QAM、256QAM、1024QAM等を含む直交振幅変調(QAM)フォーマット等の複雑な変調フォーマットが用いられる。なぜならば、十分なユークリッド距離が設計されるからである。しかしながら、これらの変調フォーマットは、通常、シンボルに応じて信号パワー変動を引き起こし、光ファイバーの非線形性を通じて、チャネル及び他の波長分割多重化チャネルの信号上に位相雑音を引き起こす可能性がある。位相シフトキーイング(PSK)変調フォーマットは、各シンボルタイミングにおいて定信号パワーをもたらす定モジュラスを提供する。しかしながら、PSK変調フォーマットは、QAMフォーマットと比較してビットエラーレート(BER)が高く、ビットエラーレートに関して劣った性能を示す。なぜならば、PSK変調フォーマットは、QAMフォーマットのユークリッド距離よりも短いユークリッド距離に基づいているからである。
QAMフォーマット及びPSK変調フォーマットのいくつかの特定の性質が、それらの利点を失うことなく適切に組み合わされて適用される場合、より低いBER、より高いデータレート、より長いファイバー距離及びより高いスペクトル密度が得られる。したがって、シンボル当たりより低い信号パワー変動とともに十分なユークリッド距離を提供する他の符号化変調方式が必要とされている。
いくつかの実施の形態は、メモリと通信するプロセッサを用いてシンボルから光データ符号を生成する光データ符号化方法が低いBER、データレート、ファイバー距離及びスペクトル密度を改善するという認識に基づいている。該光データ符号化方法は、
所定の位相角に対応する円形グリッドを有する第1の振幅リング及び第2の振幅リングを有するX偏光信号点配置図フォーマットと、前記所定の位相角に対応する前記円形グリッドを有する前記第1の振幅リング及び前記第2の振幅リングを有するY偏光信号点配置図フォーマットとを含む変調方式を選択するステップと、
前記X偏光信号点配置図フォーマット上の前記第1の振幅リング上の第1の円形グリッド上に前記シンボルの第1の部分を配置するステップと、
前記Y偏光信号点配置図フォーマット上の前記第2の振幅リング上の第2の円形グリッド上に前記シンボルの第2の部分を配置するステップと、
第1の振幅値を示す前記第1の振幅リングと、第1の位相角を示す前記第1の円形グリッドとを用いて、前記シンボルの前記第1の部分を光データ符号の第1のサブセットに符号化するステップと、
第2の振幅値を示す前記第2の振幅リングと、第2の位相角を示す前記第2の円形グリッドとを用いて、前記シンボルの前記第2の部分を前記光データ符号の第2のサブセットに符号化するステップと、
を含む。
別の実施の形態は、非一時的コンピューター可読記録媒体を開示する。該記録媒体は、シンボルを光信号データに符号化する、プロセッサによって実行されるプログラムを記憶する。前記プログラムは、
所定の位相角に対応する円形グリッドを有する第1の振幅リング及び第2の振幅リングを有するX偏光信号点配置図フォーマットと、前記所定の位相角に対応する前記円形グリッドを有する前記第1の振幅リング及び前記第2の振幅リングを有するY偏光信号点配置図フォーマットとを含む変調方式を選択するステップと、
前記X偏光信号点配置図フォーマット上の前記第1の振幅リングの第1の円形グリッド上にシンボルの第1の部分を配置するステップと、
前記Y偏光信号点配置図フォーマット上の前記第2の振幅リングの第2の円形グリッド上に前記シンボルの第2の部分を配置するステップと、
第1の振幅値を示す前記第1の振幅リングと、第1の位相角を示す前記第1の円形グリッドとを用いて、前記シンボルの前記第1の部分を光データ符号の第1のサブセットに符号化するステップと、
第2の振幅値を示す前記第2の振幅リングと、第2の位相角を示す前記第2の円形グリッドとを用いて、前記シンボルの前記第2の部分を前記光データ符号の第2のサブセットに符号化するステップと、
を前記プロセッサに実行させること。
別の実施の形態は、
第1の変調信号及び第2の変調信号を生成して送信するように構成された符号化器デバイスであって、光データ符号化方法を用いることによって生成された光データ符号に基づいて、前記第1の変調信号及び前記第2の変調信号を生成する、符号化器デバイスと、
連続波(CW)光信号を送信するように構成されたCW光源と、
前記CW光源の前記CW光信号を、該CW光信号の第1の部分及び第2の部分に分割するように構成された偏光ビームスプリッターと、
前記符号化器デバイスに接続された第1の変調器であって、前記CW光信号の前記第1の部分を受信し、前記第1の変調信号に従って変調して第1の変調された光搬送波信号を生成する、第1の変調器と、
前記符号化器デバイスに接続された第2の変調器であって、前記CW光信号の前記第2の部分を受信し、前記第2の変調信号に従って変調して第2の変調された光搬送波信号を生成する、第2の変調器と、
前記第1の変調された光搬送波信号及び前記第2の変調された光搬送波信号を組み合わせて、変調された光搬送波信号を生成して送信するように構成されたビームコンバイナーと、
を備える、光送信機を開示し、
前記光データ符号化方法は、
所定の位相角に対応する円形グリッドを有する第1の振幅リング及び第2の振幅リングを有するX偏光信号点配置図フォーマットと、前記所定の位相角に対応する前記円形グリッドを有する前記第1の振幅リング及び前記第2の振幅リングを有するY偏光信号点配置図フォーマットとを含む変調方式を選択するステップと、
前記X偏光信号点配置図フォーマット上の前記第1の振幅リング上の第1の円形グリッド上に前記シンボルの第1の部分を配置するステップと、
前記Y偏光信号点配置図フォーマット上の前記第2の振幅リング上の第2の円形グリッド上に前記シンボルの第2の部分を配置するステップと、
第1の振幅値を示す前記第1の振幅リングと、第1の位相角を示す前記第1の円形グリッドとを用いて、前記シンボルの前記第1の部分を光データ符号の第1のサブセットに符号化するステップと、
第2の振幅値を示す前記第2の振幅リングと、第2の位相角を示す前記第2の円形グリッドとを用いて、前記シンボルの前記第2の部分を前記光データ符号の第2のサブセットに符号化するステップと、
を含む。
光信号送信機及び光信号受信機を備える光通信システムを示す図である。 図2A及び図2Bは4D−2A8PSK変調フォーマットの信号点配置図である。 図3Aは5ビット/シンボル変調フォーマットのマッピングルールの概要を示す図である。図3Bは6ビット/シンボル変調フォーマットのマッピングルールの概要を示す図である。図3Cは7ビット/シンボル変調フォーマットのマッピングルールの概要を示す図である。 図4A及び図4Bは5ビット/シンボル変調フォーマットの一例を示す図である。 図5A及び図5Bは6ビット/シンボル変調フォーマットの一例を示す図である。 図6A及び図6Bは7ビット/シンボル変調フォーマットの一例を示す図である。 図7Aは5B4D−2A8PSKのストック(Stock)空間表現図である。図7Bは7B4D−2A8PSKのストック空間表現図である。 4次元変調の一例を示す図である。 8次元変調の一例を示す図である。 時間ハイブリッド4次元変調の一例を示す図である。 7ビット8次元グラスマン2AQPSKフォーマットの一例を示す図である。 6ビット8次元グラスマン2AQPSKフォーマットの一例を示す図である。 7b8D変調のスパン損失バジェット(span loss budget)の一例を示すグラフである。 3つのタイプの5ビット/シンボルフォーマットを示すグラフである。 3つのタイプの7ビット/シンボルフォーマット及びDP−16QAMを示すグラフである。 種々のシンボル/ビットの通信距離とビット数との間の関係を示すグラフである。
本発明の様々な実施形態が、図面を参照して以下で説明される。図面は縮尺どおり描かれておらず、類似の構造又は機能の要素は、図面全体にわたって同様の参照符号によって表されることに留意されたい。図面は、本発明の特定の実施形態の説明を容易にすることのみを意図することにも留意されたい。図面は、本発明の網羅的な説明として意図されるものでもなければ、本発明の範囲を限定するものとして意図されるものでもない。加えて、本発明の特定の実施形態と併せて説明される態様は、必ずしもその実施形態に限定されず、本発明の任意の他の実施形態において実施することができる。
図1は、光信号送信機及び光信号受信機を備える光通信システムを示している。
いくつかの実施形態は、4次元2値振幅8値位相シフトキーイング(4D−2A8PSK)符号がコヒーレント光通信の定モジュラス4D符号を生成するのに有利であるという認識に基づいている。
コヒーレント光通信システム
図1は、本発明のいくつかの実施形態による、光信号送信機200及び光信号受信機400を備える光通信システム100を示している。光信号送信機200及び光信号受信機400に接続された光ファイバー300も、この図に示されている。
光信号送信機200は、レーザーダイオード等の連続波光搬送波源10(CW10)と、符号化器デバイス20と、偏光ビームスプリッター30と、x偏光変調器210と、y偏光変調器220と、偏光ビームコンバイナー50とを備える。
x偏光変調器210は、第1の変調器230と、第2の変調器240と、導波管Sx、Sx1、Sx1’、Sx2、Sx2’及びSx’と、導波管Sx2’に配置されたπ/2位相シフター40とを備える。
y偏光変調器220は、第3の変調器250と、第4の変調器260と、導波管Sy、Sy1、Sy1’、Sy2、Sy2’及びSy’と、導波管Sy2’に配置されたπ/2フィルター45とを備える。
第1の変調器230、第2の変調器240、第3の変調器250及び第4の変調器260は、マッハツェンダー干渉計、可変光減衰器、位相変調器等から構築することができる。
符号化器デバイス20は、エラー訂正回路25と、符号化回路26と、ドライバー回路27と、プロセッサ(図示せず)に接続されたメモリ(図示せず)と、符号化器デバイス20の外部のデータ記憶デバイス又はデータ通信ケーブルと接続可能な入力/出力(I/O)部(図示せず)とを備える。符号化器デバイス20の符号化フォーマットを新たな符号化フォーマットに変更する必要があるとき、光信号変調用の符号化器デバイス20の符号化フォーマットが新しくされ、光送信機200が新たな符号化フォーマットに従って変調された光搬送波信号を送信するように、新たなプログラムをI/O部を介して符号化器デバイス20に導入することができる。I/O部及びメモリは、符号化器デバイス20から分離して、光送信機200に配置されてもよい。
符号化器デバイス20は、データバスS0を介してデータセットを受信すると、エラー訂正回路25及び符号化回路26を用いて、所定の変調フォーマット方式に従って、所定のエラー訂正を有する符号化されたデータセットを生成するデータ処理を実行する。続いて、ドライバー回路27は、符号化されたデータセットの変調ドライバー信号を第1の変調器230、第2の変調器240、第4の変調器250及び第5の変調器260にそれぞれ送信する。この場合、所定の変調フォーマット方式は、本発明のいくつかの実施形態によれば、4D−2A8PSK変調フォーマット方式に基づく5ビット/シンボル変調フォーマット、6ビット/シンボル変調フォーマット、7ビット/シンボル変調フォーマット、又は時間ハイブリッド4次元変調フォーマットとすることができる。
4D−2A8PSK変調フォーマット方式に基づく5ビットシンボル変調フォーマット、6ビットシンボル変調フォーマット、7ビットシンボル変調フォーマット、及び時間ハイブリッド4次元変調フォーマットに関する説明は、以下の節において提供される。
CW10は、光搬送波を生成し、CWと偏光ビームスプリッター30とを接続する導波管CWSを介して偏光ビームスプリッター30に送信する。偏光ビームスプリッター30は、この光搬送波をX偏光搬送波及びY偏光搬送波に分割する。
X偏光搬送波は、導波管Sxを通って誘導され、導波管Sx1及びSx2を介して第1のX偏光搬送波及び第2のX偏光搬送波に分離される。第1のX偏光搬送波は、導波管Sx1を介して第1の変調器230に導入され、第2のX偏光搬送波は、導波管Sx2を介して第2の変調器240に導入される。符号化器デバイス20のドライバー回路27から供給される変調ドライバー信号に従って、第1のX偏光搬送波は第1の変調器230によって変調され、第2のX偏光搬送波は第2の変調器240によって変調され、その結果、変調された第1のX偏光搬送波及び変調された第2のX偏光搬送波が得られる。
この場合、変調された第1のX偏光搬送波の振幅及び変調された第2のX偏光搬送波の振幅は、符号化器デバイス20からの変調ドライバー信号に従って、異なるように構成される。例えば、変調された第1のX偏光搬送波の振幅が所定の振幅よりも小さいとき、変調された第2のX偏光搬送波の振幅は所定の振幅よりも大きい。このプロセスによって、変調された第1のX偏光搬送波及び変調された第2のX偏光搬送波の和についてほぼ定パワーを生成することが可能になる。
変調された第2のX偏光搬送波は、π/2フィルター40を通過した後、変調された第1のX偏光搬送波とマージし、その結果、変調されてマージされたX偏光搬送波が得られる。
Y偏光搬送波は、導波管Syを通って誘導され、導波管Sy1及びSy2を介して第1のY偏光搬送波及び第2のY偏光搬送波に分離される。それぞれ、第1のY偏光搬送波は、導波管Sy1を介して第3の変調器250に導入され、第2のY偏光搬送波は、導波管Sy2を介して第4の変調器260に導入される。符号化器デバイス20のドライバー回路27から供給される変調ドライバー信号に従って、第1のY偏光搬送波は第3の変調器250によって変調され、第2のY偏光搬送波は第4の変調器260によって変調され、その結果、変調された第1のY偏光搬送波及び変調された第2のY偏光搬送波が得られる。
この場合、変調された第1のY偏光搬送波の振幅及び変調された第2のY偏光搬送波の振幅は、符号化器デバイス20からの変調ドライバー信号に従って、異なるように構成される。例えば、変調された第1のY偏光搬送波の振幅が所定の振幅よりも小さいとき、変調された第2のY偏光搬送波の振幅は所定の振幅よりも大きい。
このプロセスによって、変調された第1のY偏光搬送波及び変調された第2のY偏光搬送波の和についてほぼ定パワーを生成することが可能になる。
変調された第2のY偏光搬送波は、π/2フィルター45を通過した後、変調された第1のY偏光搬送波とマージし、その結果、変調されてマージされたY偏光搬送波が得られる。
変調されてマージされたX偏光搬送波及び変調されてマージされたY偏光搬送波は、偏光ビームコンバイナー50において組み合わされて、その結果、光搬送波信号が得られる。この光搬送波信号は、光ファイバー300を介して伝播する。
したがって、変調された第1のX偏光搬送波及び変調された第2のX偏光搬送波の和はほぼ定パワーであり、変調された第1のY偏光搬送波及び変調された第2のY偏光搬送波の和はほぼ定パワーであるので、光信号送信機200から送信される光搬送波信号はほぼ定パワーになる。これは、コヒーレント光通信システムにとってかなりの利点となり得る。なぜならば、光ファイバー内を伝播している間の潜在的な非線形効果が回避可能であるからである。
光信号受信機400は、偏光ビームスプリッター410と、局部発振器レーザー420(LD420)と、X偏光受信機430と、Y偏光受信機440と、アナログ/デジタル(A/D)変換器450と、デジタル信号プロセッサ460と、エラー訂正復号化器470とを備える。
光信号受信機400は、光ファイバー300を介して光搬送波信号を受信すると、X偏光受信機430及びY偏光受信機440と、A/D変換器450と、DSP460と、復号化器470とを用いて光搬送波信号の信号処理を実行し、復号化されたデータセットを生成し、データバスS5を介して送出する。
光搬送波信号は、偏光ビームスプリッター410によってX偏光受信搬送波及びY偏光受信搬送波に分割され、それぞれ導波管Sxx及びSyyを介してX偏光受信機430及びY偏光受信機440に導入される。LDは、導波管Ls1及びLs2を介してX偏光受信機430及びY偏光受信機440に基準光信号を送信する。
X偏光受信機430は、第1の光ハイブリッド回路431と、フォトダイオードセット432とを備える。X偏光受信機430は、X偏光受信搬送波を第1の同相信号及び第1の直交位相信号に変換し、第1の光ハイブリッド回路431及びフォトダイオードセット432を用いてこれらの信号をA/D変換器460に送信する。
Y偏光受信機440は、第3の光ハイブリッド回路441と、フォトダイオードセット442とを備える。Y偏光受信機440は、Y偏光受信搬送波を第2の同相信号及び第2の直交位相信号に変換し、第2の光ハイブリッド回路441及びフォトダイオードセット442を用いてこれらの信号をA/D変換器460に送信する。
A/D変換器450は、X偏光受信機430及びY偏光受信機440から第1の同相信号及び第2の同相信号並びに第1の直交位相信号及び第2の直交位相信号を受信すると、これらの第1の同相信号及び第2の同相信号並びに第1の直交位相信号及び第2の直交位相信号を第1の同相デジタル信号及び第2の同相デジタル信号並びに第1の直交位相デジタル信号及び第2の直交位相デジタル信号に変換し、それぞれのデジタル信号をバスS3を介してDSP460に送信する。
適応等化器(図示せず)を有するDSP460は、符号化器デバイス20の符号化フォーマットに従ってそれぞれのデジタル信号を復号化するデジタル信号処理を実行し、復号化されたデジタル信号をエラー訂正復号化器470に送信する。DSP450の適応等化器は、光信号送信機200から送信された信号に適用することができる。
エラー訂正復号化器470は、復号化されたデジタル信号を受信すると、光送信機200内の符号化器デバイス20のエラー訂正回路25において用いられる所定のエラー訂正に基づいて、復号化されたデジタル信号を符号化し、バスS5を介して出力されるエラー訂正されたデジタルデータを生成する。
DSP460は、適応等化器(図示せず)と、プロセッサ(図示せず)に接続されたメモリ(図示せず)と、DSP460の外部のデータ記憶デバイス又はデータ通信ケーブルと接続可能な入力/出力(I/O)部465とを備えることができる。符号化器デバイス20の符号化フォーマットが新たな符号化フォーマットに変更されると、光信号送信機200からの新たな符号化フォーマットに基づいて変調された光搬送波信号が、復号化されたデジタル信号に適切に復号化されるように、新たな復号化プログラムをI/O部465を介してDSP460に導入することができる。I/O部465及びメモリは、DSP460から分離して、光信号受信機400に配置されてもよい。DPS460において用いられる符号化フォーマットは、以下で詳細に説明される。
4D−2A8PSK変調フォーマット方式
図2A及び図2Bは、4D−2A8PSK変調フォーマットの信号点配置図を示している。これらの信号点配置図は、X偏光信号点配置図及びY偏光信号点配置図を含む。
図2Aは、X偏光の同相成分を示すXI軸と、X偏光の直交成分を示すXQ軸とを備えるX偏光信号点配置図である。X偏光信号点配置図は、振幅値を示す第1の振幅半径r及び第2の振幅半径rを有する第1の振幅リングRx1及び第2の振幅リングRx2を含む。第1の振幅リングRx1及び第2の振幅リングRx2は、図2Aに示すように位相角θxによって決まる円形グリッドを形成する。第1の振幅リングRx1及び第2の振幅リングRx2上の円形グリッドのそれぞれには、{B[0] B[1] B[2]}の形態としての3ビットと、1ビットのパリティビットB[6]とが割り当てられる。3ビット{B[0] B[1] B[2]}は、{0 0 0}〜{1 1 1}の範囲を有し、パリティビットB[6]は、「0」及び「1」の間で変動する。
図2Bは、Y偏光の同相成分を示すYI軸と、Y偏光の直交成分を示すYQ軸とを備えるY偏光信号点配置図である。Y偏光信号点配置図は、振幅値を示す第1の振幅半径r及び第2の振幅半径rを有する第1の振幅リングRy1及び第2の振幅リングRy2を含む。第1の振幅リングRy1及び第2の振幅リングRy2は、図2Bに示すように位相角θyによって決まる円形グリッドを形成する。第1の振幅リングRy1及び第2の振幅リングRy2上の円形グリッドのそれぞれには、{B[3] B[4] B[5]}の形態としての3ビットと、1ビットのパリティビットB[7]とが割り当てられる。3ビット{B[3] B[4] B[5]}は、{0 0 0}〜{1 1 1}の範囲を有し、パリティビットB[6]は、「0」及び「1」の間で変動する。
いくつかの実施形態では、振幅リングRx1、Rx2、Ry1及びRy2上の円形グリッドは、4D−2A8PSKの振幅リングに沿ってπ/4ラジアンずつ位相角θx及びθyをシフトすることによって求められる。
いくつかの実施形態では、振幅リングRx1、Rx2、Ry1及びRy2は、r及びrに対する所定の量の半径変動を有するほぼ円形とすることができ、角度θx及びθyは、所定の量の角度変化内で変動し得る。さらに、第1の振幅半径及び第2の振幅半径の振幅比r/rは、光通信システムのシステム設計に従って0.5〜0.8の範囲内で変化し得る。
4D−2A8PSKによるX偏光信号点配置図及びY偏光信号点配置図を組み合わせることによって256個の達成可能な組み合わせが存在することに留意されたい。4D−2A8PSK変調フォーマットにおいて、半径rを有する第1の振幅リングRx1が一方の偏光について選択されると、半径rを有する第2の振幅リングRy2が、4次元定モジュラス性を達成するための他方の偏光について選択される。したがって、本発明の実施形態による4D−2A8PSK変調フォーマット方式は、8ビット以下のビットから構成されるシンボルを管理する任意の光データ符号化方式に適用することができる。
このフォーマット方式は、8ビット/シンボル符号語ビットについて十分なユークリッド距離、4D定モジュラス(定パワー)特性及びグレーラベリングを提供するので、非線形送信において有利な特性を提供することが可能である。
5ビットシンボル変調フォーマット
5ビット/シンボル(5ビット/シンボル:5ビットによって表されるシンボル)変調フォーマットは、図2A及び図2Bを用いることによって説明される。5ビット/シンボル変調フォーマットは、X偏光信号点配置図及びY偏光信号点配置図のそれぞれに配置された2つの振幅リングを有するグレーマッピングされた8値位相シフトキーイング(8PSK)を用いた4D−2A8PSK変調フォーマット方式に基づいて実施される。X偏光信号点配置図の振幅リングRx1及びRx2は、図2Aに示すように、位相角を示す3ビットによって特定される円形グリッドと、パリティビットによって特定される振幅値を示す半径とを有する。さらに、Y偏光信号点配置図の振幅リングRy1及びRy2は、図2Bに示すように、位相角を示す3ビットによって特定される円形グリッドと、パリティビットによって特定される振幅値を示す半径とを有する。
また、図3Aは、5ビット/シンボル変調フォーマットのマッピングルールの概要を示している。ビットアレイ{B[0] B[1] B[2] B[3] B[4] B[5] B[6] B[7]}は、この図では{b}によって表されることに留意されたい。図示するように、{b}及び{b}は、グレーマッピングされた位相であり、ビットbは、追加のビットであり、ビットb及びbは、振幅値を示すパリティビットである。より具体的な説明は以下で与えられる。
本発明の一実施形態による5ビット変調フォーマットに基づいてX偏光信号点配置図上の第1のサブセット{B[0] B[1] B[2]}及びY偏光信号点配置図上の第2のサブセット{B[3] B[4]}をマッピングすることによって光データ符号に符号化された{B[0] B[1] B[2] B[3] B[4]}の5つの情報ビットによって表される5ビット符号語。
5ビットシンボルの第1のサブセット及び第2のサブセットをX偏光信号点配置図及びY偏光信号点配置図上にマッピングする手順は、8ビット{B[0] B[1] B[2] B[3] B[4] B[5] B[6] B[7]}を用いることによって行われる。
これらの8ビットは、{B[0] B[1] B[2] B[3] B[4]}の5つの情報ビットと、{B[5] B[6] B[7]}のパリティビットとから構成される。パリティビットB[5]は、符号語ビット{B[0] B[1] B[2]}の論理排他的OR(XOR)演算によって求められ、この演算は以下の式によって表される。
B[5]=XOR(B[0],B[1],B[2]) (1)
さらに、パリティビットB[6]は、以下の論理演算によって求められる。
B[6]=XOR(B[2],B[3],B[4]) (2)
パリティビット{B[6],B[7]}は、互いに相補的であるように構成され、したがって、それらの関係は以下の式によって表される。
B[7]=NOT(B[6]) (3)
追加のビットB[5]は、この例では、5ビットシンボルの第1のサブセットからXOR演算によって作成されるが、変調フォーマット方式の設計に従って、5ビットシンボルからのビットの他の組み合わせが用いられてもよいことに留意されたい。さらに、変調フォーマット方式の設計に従って別の論理演算が実行されてもよい。
パリティビットB[5]及びB[6]が得られると、ビットB[2]は、式(2)及び(3)における論理XOR演算に共通に利用されることにも留意されたい。他の実施形態では、B[0]、B[1]、B[3]又はB[4]等の5ビットシンボルにおける別の符号語ビットが、論理演算に選択されてもよい。
例えば、パリティビットB[6]が、式(2)のXOR演算後に「0」であると確定されると、パリティビットB[7]は、式(3)に従って「1」になり、その場合、第1のサブセット{B[0] B[1] B[2]}は、X偏光信号点配置図の第1の振幅リングRx1上のグリッドに配置される。この場合、第1の振幅リングRx1上の円形グリッドは、第1の振幅リングRx1上の円形グリッドの3ビットが、5ビットシンボルの第1のサブセットの{B[0] B[1] B[2]}に対応するように選択される。続いて、第2のサブセット{B[3] B[4] B[5]}は、「1」を示すパリティビットB[7]に従ってY偏光信号点配置図の第2の振幅リングRy2上のグリッドに配置される。この場合、第2の振幅リングRy2上の円形グリッドは、第2の振幅リングRy2上の円形グリッドの3ビットが第2のサブセットの{B[3] B[4] B[5]}に対応するように選択される。したがって、与えられた5ビットシンボルの場合、第1の振幅リングRx1上の円形グリッドは、rの振幅値と、第1の振幅リングRx1上に配置された3ビット{B[0] B[1] B[2]}によって決まる位相角とを指定し、第2の振幅リングRy2上の円形グリッドは、rの振幅値と、第2の振幅リングRy2上に配置された3ビット{B[3] B[4] B[5]}によって決まる位相角とを指定する。
別の例では、パリティビットB[6]が、式(2)のXOR演算後に「1」であると確定されると、パリティビットB[7]は、式(3)に従って「0」になり、その場合、{B[0] B[1] B[2]}の第1のサブセットは、X偏光信号点配置図の第2の振幅リングRx2上のグリッドに配置される。この場合、第2の振幅リングRx2上の円形グリッドは、第2の振幅リングRx2上の円形グリッドの3ビットが、5ビットシンボルの第1のサブセットの{B[0] B[1] B[2]}に対応するように選択される。続いて、第2のサブセット{B[3] B[4] B[5]}は、「0」を示すパリティビットB[7]に従ってY偏光信号点配置図の第1の振幅リングRy1上のグリッドに配置される。この場合、第1の振幅リングRy1上の円形グリッドは、第1の振幅リングRy1上の円形グリッドの3ビットが第2のサブセットの{B[3] B[4] B[5]}に対応するように選択される。
図4A及び図4Bは、本発明の一実施形態による5ビット/シンボル変調フォーマットの一例を示している。アドレス「1o」〜「8o」及び「1i」〜「8o」が、3ビット{0 0 0}〜{1 1 1}の代わりに振幅リングRx1、Rx2、Ry1及びRy2上の円形グリッドに配置されている。
この場合、シンボルの第1のサブセットが、X偏光信号点配置図におけるリングRx1上のグリッド(1o)に割り当てられるとき、このシンボルの第2のサブセットは、Y偏光信号点配置図におけるリングRy2上に割り当てられる2つの可能な円形グリッド(1i及び5i)を有し、別のシンボルの第1のサブセットが、X偏光信号点配置図におけるリングRx2上のグリッド(1i)に割り当てられるとき、このシンボルの第2のサブセットは、Y偏光信号点配置図におけるリングRy1上に割り当てられる2つの円形グリッド(4o及び8o)を有する。
したがって、与えられた5ビットシンボルの場合、第2の振幅リングRx2上の円形グリッドは、rの振幅値と、第2の振幅リングRx2上に配置された3ビット{B[0] B[1] B[2]}によって決まる位相角とを指定し、第1の振幅リングRy1上の円形グリッドは、rの振幅値と、第1の振幅リングRy1上に配置された3ビット{B[3] B[4] B[5]}によって決まる位相角とを指定する。
6ビットシンボル変調フォーマット
6ビット/シンボル(6ビットシンボル:6ビットによって表されるシンボル)変調フォーマットは、以下において図2A及び図2Bを用いることによって説明される。5ビット/シンボル変調フォーマットの場合と同様に、6ビット/シンボル変調フォーマットは、X偏光信号点配置図及びY偏光信号点配置図のそれぞれに配置された2つの振幅リングを有するグレーマッピングされた8値位相シフトキーイング(8PSK)を用いた4D−2A8PSK変調フォーマット方式に基づいて実施される。X偏光信号点配置図の振幅リングRx1及びRx2は、図2Aに示すように、位相角を示す3ビットによって特定される円形グリッドと、パリティビットによって特定される振幅値を示す半径とを有する。さらに、Y偏光信号点配置図の振幅リングRy1及びRy2は、図2Bに示すように、位相角を示す3ビットによって特定される円形グリッドと、パリティビットによって特定される振幅値を示す半径とを有する。
また、図3Bは、6ビット/シンボル変調フォーマットのマッピングルールの概要を示している。符号語ビット{B[0] B[1] B[2] B[3] B[4] B[5] B[6] B[7]}は、この図では{b}によって表されることに留意されたい。図示するように、{b}及び{b}は、グレーマッピングされた位相であり、ビットb及びbは、振幅値を示すパリティビットである。より具体的な説明は以下で与えられる。
{B[0] B[1] B[2] B[3] B[4] B[5]}の6つの情報ビットによって表される6ビットシンボルは、本発明の一実施形態による6ビット変調フォーマットに基づいてX偏光信号点配置図上の第1のサブセット{B[0] B[1] B[2]}及びY偏光信号点配置図上の第2のサブセット{B[3] B[4] B[5]}をマッピングすることによって光データ符号に符号化される。
6ビットシンボルの第1のサブセット及び第2のサブセットをX偏光信号点配置図及びY偏光信号点配置図上にマッピングする手順は、8ビット{B[0] B[1] B[2] B[3] B[4] B[5] B[6] B[7]}を用いることによって行われる。これらの8ビットは、{B[0] B[1] B[2] B[3] B[4] B[5]}と、パリティビット{B[6],B[7]}とから構成され、ここで、これらのビットのそれぞれは符号語ビットである。符号語ビットB[6]は、以下のように表される符号語ビット{B[0] B[1] B[2] B[3] B[4] B[5]}の論理排他的OR(XOR)演算によって求められる。
B[6]=XOR(B[0],B[1],B[2],B[3],B[4],B[5] B[6],B[7]) (4)
パリティビット{B[6],B[7]}は、互いに相補的であるように構成され、したがって、それらの関係は以下の式によって表される。
B[7]=NOT(B[6]) (5)
例えば、符号語ビットB[6]が、式(4)のXOR演算後に「0」であると確定されると、パリティビットB[7]は、式(5)に従って「1」になり、{B[0] B[1] B[2]}の第1のサブセットは、リングRx1上のグリッドに配置される。この場合、リングRx1上の円形グリッドは、リングRx1上の円形グリッド上の3ビットが6ビットシンボルの第1のサブセットの{B[0] B[1] B[2]}に対応するように選択される。続いて、{B[3] B[4] B[5]}の第2のサブセットは、「1」を示すパリティビットB[7]に従ってリングRy2上のグリッドに配置される。この場合、リングRy2上の円形グリッドは、リングRy2上の円形グリッドの3ビットが6ビットシンボルの第2のサブセットの{B[3] B[4] B[5]}に対応するように選択される。したがって、振幅リングRx1、Rx2、Ry1及びRy2上の円形グリッドのそれぞれは、6ビットシンボルの各サブセットの位相角及び振幅値を指定する。
図5A及び図5Bは、本発明の一実施形態による6ビット/シンボル変調フォーマットの一例を示している。グリッドアドレス「1o」〜「8o」及び「1i」〜「8o」が、3ビット{0 0 0}〜{1 1 1}の代わりに振幅リングRx1、Rx2、Ry1及びRy2上の円形グリッドに配置されている。
この場合、シンボルの第1のサブセットが、X偏光信号点配置図におけるリングRx1上のグリッド(1o)に割り当てられるとき、このシンボルの第2のサブセットは、Y偏光信号点配置図におけるリングRy2上に割り当てられる4つの可能な円形グリッド(1i、3i、5i及び7i)を有し、別のシンボルの第1のサブセットが、X偏光信号点配置図におけるリングRx2上のグリッド(1i)に割り当てられるとき、このシンボルの第2のサブセットは、Y偏光信号点配置図におけるリングRy1上に割り当てられる4つの円形グリッド(2o、4o、6o及び8o)を有する。
7ビットシンボル変調フォーマット
図3Cは、7ビット/シンボル変調フォーマットのマッピングルールの概要を示している。7ビット/シンボル(7ビットシンボル:7ビットによって表されるシンボル)は、以下において詳細に説明される。
5ビット/シンボル変調フォーマット及び6ビット/シンボル変調フォーマットの場合と同様に、7ビット/シンボル変調フォーマットは、X偏光信号点配置図及びY偏光信号点配置図のそれぞれに配置された2つの振幅リングを有するグレーマッピングされた8値位相シフトキーイング(8PSK)を用いた4D−2A8PSK変調フォーマット方式に基づいて実施される。X偏光信号点配置図の振幅リングRx1及びRx2は、図2Aに示すように、位相角を示す3ビットによって特定される円形グリッドと、パリティビットによって特定される振幅値を示す半径とを有する。さらに、Y偏光信号点配置図の振幅リングRy1及びRy2は、図2Bに示すように、位相角を示す3ビットによって特定される円形グリッドと、パリティビットによって特定される振幅値を示す半径とを有する。
7ビットシンボルは、{B[0] B[1] B[2] B[3] B[4] B[5] B[6]}の7つの情報ビットによって表される。7ビットシンボルは、第1のサブセット{B[0] B[1] B[2] B[3]}と第2のサブセット{B[4] B[5] B[6]}とに分割される。パリティビットB[7]は、以下の式によって表される論理演算によって作成される。
B[7]=NOT(B[3]) (6)
この場合、第1のサブセット{B[0] B[1] B[2] B[3]}は、ビットB[3]を第1のサブセットのパリティビットとして用いることによってX偏光信号点配置図に適用される。残りのビット{B[0] B[1] B[2]}は、パリティビットB[3]の値に応じて、振幅リングRx1及びRx2のうちの一方のグリッドを特定するのに用いられる。第2のサブセット{B[4] B[5] B[6]}は、パリティビットB[7]の値に応じて振幅リングRy1及びRy2のうちの一方のグリッドを特定するためにY偏光信号点配置図に適用される。
例えば、7ビットシンボルの符号語ビットB[3]が「0」を示しているとき、パリティビットB[7]は「1」になり、リングRx1上のグリッドは、リングRx1上の円形グリッドの3ビットが7ビットシンボルの第1の3ビット{B[0] B[1] B[2]}に対応するように選択される。その結果、7ビットシンボルの第1のサブセット{B[0] B[1] B[2] B[3]}は、リングRx1の半径rによって示される振幅値と、円形グリッドによって示される位相角とを特定するように符号化される。さらに、第2のサブセット{B[4] B[5] B[6]}は、リングRy2上の円形グリッドの3ビットが7ビットシンボルの第2のサブセットの第2の3ビット{B[3] B[4] B[5]}に対応するようにリングRy2上のグリッドを選択するために適用される。
さらに、7ビットシンボルの符号語ビットB[3]が「1」を示しているとき、パリティビットB[7]は「0」になり、リングRx2上のグリッドは、リングRx2上の円形グリッドの3ビットが7ビットシンボルの第1の3ビット{B[0] B[1] B[2]}に対応するように選択される。その結果、7ビットシンボルの第1のサブセット{B[0] B[1] B[2] B[3]}は、リングRx1の半径rによって示される振幅値と、円形グリッドによって示される位相角とを特定するように符号化される。さらに、第2のサブセット{B[4] B[5] B[6]}は、リングRy2上の円形グリッドの3ビットが7ビットシンボルの第2のサブセットの第2の3ビット{B[3] B[4] B[5]}に対応するようにリングRy2上のグリッドを選択するために適用される。
図6A及び図6Bは、本発明の一実施形態による7ビット/シンボル変調フォーマットの一例を示している。グリッドアドレス「1o」〜「8o」及び「1i」〜「8o」が、3ビット{0 0 0}〜{1 1 1}の代わりに振幅リングRx1、Rx2、Ry1及びR2上の円形グリッドに配置されている。
この場合、シンボルの第1のサブセットが、X偏光信号点配置図におけるリングRx1上のグリッド(1o)に割り当てられるとき、第2のサブセットは、Y偏光信号点配置図におけるリングRy2上の全ての可能な円形グリッド(1i〜8i)に割り当てることができる。
図7A及び図7Bは、5B4D−2A8PSK及び7B4D−2A8PSKのストックス(Stocks)空間表現図を示している。双方のフォーマットにおいて、信号符号は、5B4D−2A8PSK及び7B4D−2A8PSKを介した通信において用いられる総パワーが一定であることを示すストークス(Stokes)球の表面上に配置される。
2A8PSKフォーマットの適応等化器
受信機400内のDSP460の適応等化器は、送信されたシンボルを受信したときに用いることができる。コヒーレント光通信では、定モジュラスアルゴリズム(CMA)又は半径指向等化器(RDE)が通常用いられる。
CMAは、原信号が、X偏光信号点配置図及びY偏光信号点配置図の双方において用いられる定振幅を有するという仮定を用いる。この仮定は、4D−2A8PSKに直接適用することはできない。なぜならば、X偏光及びY偏光のそれぞれは、2つの値の振幅を含むからである。したがって、CMAは、このアルゴリズムが、x偏光及びy偏光のパワーを組み合わせたものが一定であるという条件に依拠するように変更される必要がある。
RDEは、複数の値の振幅がX偏光及びY偏光の双方に存在するという仮定を用いる。これは、4D−2A8PSKに技術的に適用することができる。しかしながら、従来のRDEのように、振幅に関する決定が独立に行われる場合、これは、より不適切な決定を行う場合がある。代わりに、一方の偏光が内側リングを利用し、他方の偏光が外側リングを利用するという事実を活用する場合、決定の不適切さははるかに低下する。換言すれば、信号パワーの大きい方の偏光は外側リングを利用する一方、信号パワーの小さい方の偏光は内側リングを利用する。代替的に、偏光においてより大きなリングを選ぶ確率は、他の偏光と比較したその偏光の相対的なパワーレベルに応じてより大きくなるという点で、軟情報を用いることができる。
変調フォーマットのタイムスロット
図8は、4次元変調の一例を示している。この場合、語は各タイムスロットを占有し、各語のX偏光信号点配置図及びY偏光信号点配置図の和のパワーは一定になるように設計される。
図9は、8次元変調(8D変調)の一例を示している。この場合、語は2つのタイムスロットを占有し、各タイムスロットにおけるX偏光信号点配置図及びY偏光信号点配置図の和のパワーは一定になるように設計される。
図10は、時間領域ハイブリッド4次元変調(ハイブリッド4D変調)の一例を示している。この場合、語は、異なる変調フォーマットを用いた1つおきのタイムスロットを占有し、少なくとも1つのタイムスロットにおけるX偏光信号点配置図及びY偏光信号点配置図の和のパワーは一定になるように設計される。
レート適応変調方式
いくつかの実施形態では、本発明による4D−2A8PSK変調フォーマット方式は、時間領域ハイブリッド変調に適用することができる。
本発明による4D−2A8PSK変調フォーマット方式は、2A8PSKの従来の基本的な信号点配置図に適用することができるので、例えば、時間領域ハイブリッド方式を用いることによって、5.25ビット/シンボル、5.5ビット/シンボル、6.25ビット/シンボル、又は6.5ビット/シンボルを対象として含むことが可能である。
7ビット8次元グラスマン2AQPSK−2A8PSKフォーマット
グラスマン符号は、いわゆる交差偏光変調(XPolM)効果を低減するのに有効であることが知られている。(Koike他の米国特許出願公開第20120263454号)。グラスマン符号は、2AQPSK及び2A8PSKを組み合わせることによって実現することができる。2AQPSKは、2A8PSKの8つの可能な位相から4つの位相のみが用いられる2A8PSKの特殊な場合とみなされる。
例えば、3.5ビット/シンボルフォーマットは、以下のように実現することができる。
図11Aは、3.5ビット/シンボルフォーマットに用いられる7ビット8次元グラスマン2AQPSK−2A8PSKフォーマットの一例である。このフォーマットでは、2つのタイムスロット、すなわち、タイムスロット1及びタイムスロット2が7ビットシンボルに用いられる。この7ビットシンボルは、2つのスロットによって分割されるので、このフォーマットは、3.5ビット/シンボルフォーマットと呼ばれる。タイムスロット1は、x1をX偏光信号点配置図に配置し、y1をY偏光信号点配置図に配置し、タイムスロット2は、x2をX偏光信号点配置図に配置し、y2をY偏光信号点配置図に配置する。この場合、この図に示すように、x1及びy1は2AQPSKフォーマットに構成され、x2及びy2は2A8PSKフォーマットに構成される。
x1、x2及びy1が独立変数であるように構成されているとき、グラスマン符号は、x1、x2、y1及びy2が以下の関係を満たすことを必要とする。
y2=−x1・y1/x2 (7)
ここで、は複素共役を示す。
さらに、2AQPSKフォーマット及び2A8PSKは、同一の円形リングr及びr(図2A及び図2B参照)を用いるように設計され、x1が円形リングrを利用すると、y1は円形リングrを利用し、又はその逆の場合もある。同様に、x2が円形リングrを利用すると、y2は円形リングrを利用し、又はその逆の場合もある。
振幅リングは振幅値を示すので、偏光信号点配置図当たりの平均パワーが1であることを満たすために、円形リングr及びrの間には以下の関係がある。
+r =2 (8)
振幅リングの比r/rは、0.5〜0.8とすることができる。
B[0]〜B[6]が情報ビット(変調ビット)として用いられるとき、残りのビットB[7]及びB[8]は、以下のようにパリティビットとして用いることができる。
B[7]=XOR(B[4],B[5],B[6]) (9)
B[8]=XOR(B[0],B[1],B[2],B[3],B[4],B[5],B[6]) (10)
この場合、B[7]の値は、タイムスロット1においてx1及びy1に割り当てられた情報ビットの円形リングr又はrを指定し、B[8]の値は、タイムスロット2においてx2及びy2に割り当てられた情報ビットの円形リングr又はrを指定する。図12Aは、7b8D変調フォーマット(3.5ビット/シンボル)並びにPS−QPSK変調フォーマット(3ビット/シンボル)及びDP−QPSK変調フォーマット(4ビット/シンボル)のスパン損失バジェットの一例である。これは、明らかに、約0.7のリング比を有する7b8Dグラスマン2AQPSK−2A8PSKが、3.5ビット/シンボルにおいて最良の送信特性を与え、3ビット/シンボルの送信特性にも匹敵することを示している。
代替的に、以下の関係をパリティ構成に用いることができる。
B[7]=XOR(B[0],B[1],B[2]) (11)
B[8]=XOR(B[0],B[1],B[2],B[3],B[4],B[5],B[6]) (12)
6ビット8次元グラスマン2AQPSKフォーマット
例えば、3ビット/シンボルフォーマットは、以下のように実現することができる。
図11Aは、3ビット/シンボルフォーマットに用いられる7ビット8次元グラスマン2AQPSKフォーマットの一例である。このフォーマットでは、2つのタイムスロット、すなわち、タイムスロット1及びタイムスロット2が3ビットシンボルに用いられる。2AQPSKは、2A8PSKの特殊な場合とみなされる。6ビットシンボルは、2つのスロットによって分割されるので、このフォーマットは、3ビット/シンボルフォーマットと呼ばれる。タイムスロット1は、x1をX偏光信号点配置図に配置し、y1をY偏光信号点配置図に配置し、タイムスロット2は、x2をX偏光信号点配置図に配置し、y2をY偏光信号点配置図に配置する。この場合、この図に示すように、x1、x2、y1及びy2は全て、2AQPSKフォーマットに構成される。
さらに、図11Bは、6ビット8次元グラスマン2AQPSKフォーマットの一例である。このフォーマットでは、2つのタイムスロット、すなわち、タイムスロット1及びタイムスロット2が6ビットシンボルに用いられる。この6ビットシンボルは、2つのスロットによって分割されるので、このフォーマットは、3ビット/シンボルフォーマットと呼ばれる。タイムスロット1は、x1をX偏光信号点配置図に配置し、y1をY偏光信号点配置図に配置し、タイムスロット2は、x2をX偏光信号点配置図に配置し、y2をY偏光信号点配置図に配置する。この場合、この図に示すように、x1及びy1は2AQPSKフォーマットに構成され、x2及びy2も2AQPSKフォーマットに構成される。
x1、x2及びy1が独立変数であるように構成されているとき、グラスマン符号は、x1、x2、y1及びy2が以下の関係を満たすことを必要とする。
y2=−x1・y1/x2 (13)
ここで、は複素共役を示す。
さらに、2AQPSKフォーマットは、同一の円形リングr及びr(図2A及び図2B参照)を用いるように設計され、x1が円形リングrを利用すると、y1は円形リングrを利用し、又はその逆の場合もある。同様に、x2が円形リングrを利用すると、y2は円形リングrを利用し、又はその逆の場合もある。
振幅リングは振幅値を示すので、偏光信号点配置図当たりの平均パワーが1であることを必要とするために、円形リングr及びrの間には以下の関係がある。
+r =2 (14)
振幅リングの比r/rは、0.5〜0.8とすることができる。
B[0]〜B[5]が情報ビット(変調ビット)として用いられるとき、パリティビットB[6]及びB[7]は、以下のようにパリティビットとして用いることができる。
B[6]=XOR(B[4],B[5]) (15)
B[7]=XOR(B[0],B[1],B[2],B[3]) (16)
この場合、B[6]の値は、タイムスロット1においてx1及びy1に割り当てられた情報ビットの円形リングr又はrを指定し、B[7]の値は、タイムスロット2においてx2及びy2に割り当てられた情報ビットの円形リングr又はrを指定する。
非定モジュラスベースの4D−2A8PSK変調フォーマット
いくつかの実施形態では、別の変調方式が、偏光信号点配置図当たりの平均パワーが1でないという条件を必要とする。そのような場合、タイムスロット1において用いられる第1の平均パワー及びタイムスロット2において用いられる第2の平均パワーは、異なるように構成される。例えば、第1の平均パワーが所定の平均パワーよりも大きく構成されると、第2の平均パワーは所定の平均パワーよりも小さく構成される。同様に、第1の平均パワーが所定の平均パワーよりも小さく構成されると、第2の平均パワーは所定の平均パワーよりも大きく構成される。
換言すれば、シンボルの情報ビットが、タイムスロット1では第1のX偏光信号点配置図及び第1のY偏光信号点配置図に配置され、タイムスロット2では第2のX偏光信号点配置図及び第2のY偏光信号点配置図に配置されるとき。
図2A及び図2Bと同様の方法で、第1のX偏光信号点配置図は、第1の半径rx1を有する第1の円形リングRx1と、第2の半径rx2を有する第2の円形リングRx2とを含み、第2のX偏光信号点配置図は、第1の半径rxx1を有する第1の円形リングRxx1と、第2の半径rxx2を有する第2の円形リングRxx2とを含み、第1のY偏光信号点配置図は、第1の半径ry1を有する第1の円形リングRy1と、第2の半径ry2を有する第2の円形リングRy2とを含み、第2のY偏光信号点配置図は、第1の半径ryy1を有する第1の円形リングRyy1と、第2の半径ryy2を有する第2の円形リングRyy2とを含む。
この場合、以下の関係が確立される。
x1 +ry1 +rx2 +ry2 =rxx1 +ryy1 +rxx2 +ryy2 (16)
すなわち、関係(16)が、本発明の一実施形態による4D−2A8PSK変調フォーマット方式の下で満たされている限り、タイムスロット1における第1のX偏光信号点配置図及び第1のY偏光信号点配置図と、タイムスロット2における第2のX偏光信号点配置図及び第2のY偏光信号点配置図とに関して、任意の組み合わせが利用可能である。
図12Bは、比較用の3つのタイプの5ビット/シンボルフォーマットである。この場合、r/r=0.6が、スパン損失バジェットを最大にするために5b4D−2A8PSKに用いられる。0.85の目標一般化相互情報(GMI)におけるスパン損失バジェットがメトリックとして用いられ、出射パワーが変更される。ピークスパン損失バジェットが高いほど、信号を送信することができる距離は長くなる。SP32−QAMは8QAM(16QAMのセット分割)に基づいているので、SP32−QAMのスパン損失バジェットは、大きなパワー変動に起因して急速に飽和する。他方、8PolSK−QPSK13は、線形の場合に0.4dB悪化したOSNRを有し、飽和特性は、その4D定モジュラス性に起因して5b4D−2A8PSKと非常に類似している。全体として、5b4D−2A8PSKは、8PolSK-QPSKよりも0.3dBだけ、SP32−QAMよりも2dBだけ増加した最大スパン損失バジェットを有する。
図13は、3つのタイプの7ビット/シンボルフォーマットと、比較用の同じデータレート((7/8)*34GBd)のDP−16QAMとを示している。この場合、r/r=0.59が、最大スパン損失バジェットのために7b4D−2A8PSKに選ばれる。DP−16QAMは、強いパワー変動を有するので、ファイバーの非線形性を被る。SP128−QAMも、16QAMに基づいているので、ファイバーの非線形性を被る。時間領域ハイブリッド6b4D−2A8PSK-16QAMは、6ビット/シンボル及び8ビット/シンボルにおける最良の変調フォーマットを用いて、7ビット/シンボルを実現する。少なくとも1つのタイムスロットにおいて定モジュラスフォーマットを用いることによって、非線形送信性能は、純粋な16QAMの場合と比較して大幅に改善される。
上記で説明したフォーマット方式によって、広範囲のビット/シンボルフォーマットをカバーし、産業利用において大きな利点を提供することが可能になる。なぜならば、従来から用いられている信号処理の構成要素を広いスペクトル効率範囲にわたって用いることができるからである。
図14は、種々のシンボル/ビットにおける通信距離とビット数との間の関係を示している。従来のフォーマットでは、4ビット/シンボルと8ビット/シンボルとの間に欠落した範囲が存在する。他方、本発明による4D−2A8PSK変調フォーマット方式は、この図において黒の点によって示されるように時間領域ハイブリッド方式を導入することによって3.25ビット/シンボルフォーマットと8ビット/シンボルフォーマットとの間の範囲をカバーすることができる。
本発明のいくつかの実施形態では、非一時的コンピューター可読記録媒体が、シンボルを光信号データに符号化する、プロセッサによって実行されるプログラムを記憶することができる。このプログラムは、所定の位相角に対応する円形グリッドを有する第1の振幅リング及び第2の振幅リングを有するX偏光信号点配置図フォーマットと、所定の位相角に対応する円形グリッドを有する第1の振幅リング及び第2の振幅リングを有するY偏光信号点配置図フォーマットとを含む変調方式を選択するステップと、X偏光信号点配置図フォーマット上の第1の振幅リングの第1の円形グリッド上にシンボルの第1の部分を配置するステップと、Y偏光信号点配置図フォーマット上の第2の振幅リングの第2の円形グリッド上にシンボルの第2の部分を配置するステップと、第1の振幅値を示す第1の振幅リングと、第1の位相角を示す第1の円形グリッドとを用いて、シンボルの第1の部分を光データ符号の第1のサブセットに符号化するステップと、第2の振幅値を示す第2の振幅リングと、第2の位相角を示す第2の円形グリッドとを用いて、シンボルの第2の部分を光データ符号の第2のサブセットに符号化するステップとをプロセッサに実行させる。
さらに、シンボルの第1のサブセットは、グレー符号化における第1の位相角を示す3ビットと、シンボルの第1のサブセットの第1の振幅値を示す第1のパリティである1ビットとを有する第1の4ビットによって表すことができ、シンボルの第2のサブセットは、グレー符号化における第2の位相角を示す3ビットと、シンボルの第2のサブセットの第2の振幅値を示す第2のパリティである1ビットとを有する第2の4ビットによって表される。
いくつかの実施形態では、シンボルの第1のサブセット及びシンボルの第2のサブセットは、少なくとも2つの信号区間に配置される。さらに、別の実施形態では、シンボルの第1のサブセット及びシンボルの第2のサブセットは、単一の信号区間に配置される。本発明のいくつかの実施形態によれば、シンボルには、b0、b1、b2、b3及びb4の所定の5つの情報ビットが割り当てられ、第1の4ビットのうちの3ビットは、情報ビットb0、b1及びb2によって表され、第2の4ビットのうちの3ビットは、情報ビットb3、b4及び第3のパリティビットb5によって表され、第3のパリティビットb5は、b5=XOR(b0,b1,b2)によって表される論理排他的OR(XOR)演算によって求められ、第1のパリティビット及び第2のパリティビットは、それぞれ追加のビットb6及びb7によって表され、第1のパリティビットは、b6=XOR(b0,b1,b3,b4)によって表されるXOR演算によって求められ、第2のパリティビットは、b7=NOT(b6)によって表される論理NOT演算によって求められる。
別の実施形態では、シンボルは、b0、b1、b2、b3、b4及びb5の所定の6つの情報ビットを割り当てられ、第1の4ビットのうちの3ビットは、情報ビットb0、b1及びb2によって表され、第2の4ビットのうちの3ビットは、情報ビットb3、b4及びb5によって表され、第1のパリティビット及び第2のパリティビットは、それぞれ追加のビットb6及びb7によって表され、第1のパリティビットは、b6=XOR(b0,b1,b2,b3,b4,b5)によって表される論理排他的OR(XOR)演算によって求められ、第2のパリティビットは、b7=NOT(b6)によって表される論理NOT演算によって求められる。
さらに、いくつかの実施形態によれば、シンボルは、b0、b1、b2、b3、b4、b5及びb6の7つの情報ビットによって表され、第1の4ビットのうちの3ビットは、情報ビットb0、b1及びb2によって表され、第1のパリティビットは、情報ビットb3によって表され、第2の4ビットのうちの3ビットは、情報ビットb4、b5及びb6によって表され、第2のパリティビットは、b7=NOT(b3)によって表される論理NOT演算によって求められる追加のビットb7によって表される。
別の実施形態によれば、第1の振幅値は第2の振幅値と異なる。
別の実施形態によれば、シンボルは、7つの情報ビットb0、b1、b2、b3、b4、b5及びb6によって表され、第1の4ビットは、情報ビットb0、b1、b2、及びb3によって表され、第2の4ビットのうちの3ビットは、情報ビットb3、b4及びb5によって表され、追加のパリティビットb7は、b7=NOT(b3)によって表される論理NOT演算によって求められる。さらに、別の実施形態では、第1の振幅値は第2の振幅値と異なる。
いくつかの好ましい実施形態が示され説明されてきたが、本発明の範囲から逸脱することなく、これらの実施形態に多くの変形及び変更を加えることができることは当業者には明らかであろう。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲及びそれらの均等物によって定義される。

Claims (17)

  1. メモリと通信するプロセッサを用いてシンボルから光データ符号を生成する光データ符号化方法であって、
    所定の位相角に対応する円形グリッドを有する第1の振幅リング及び第2の振幅リングを有するX偏光信号点配置図フォーマットと、前記所定の位相角に対応する前記円形グリッドを有する前記第1の振幅リング及び前記第2の振幅リングを有するY偏光信号点配置図フォーマットとを含む変調方式を選択するステップと、
    前記X偏光信号点配置図フォーマット上の前記第1の振幅リングの第1の円形グリッド上に前記シンボルの第1の部分を配置するステップと、
    前記Y偏光信号点配置図フォーマット上の前記第2の振幅リングの第2の円形グリッド上に前記シンボルの第2の部分を配置するステップと、
    第1の振幅値を示す前記第1の振幅リングと、第1の位相角を示す前記第1の円形グリッドとを用いて、前記シンボルの前記第1の部分を光データ符号の第1のサブセットに符号化するステップと、
    第2の振幅値を示す前記第2の振幅リングと、第2の位相角を示す前記第2の円形グリッドとを用いて、前記シンボルの前記第2の部分を前記光データ符号の第2のサブセットに符号化するステップと、
    を含み、
    前記光データ符号の前記第1のサブセットは、グレー符号化における前記第1の位相角を示す3ビットと、前記第1の振幅値を示す第1のパリティビットである1ビットとを有する第1の4ビットによって表され、
    前記光データ符号の前記第2のサブセットは、グレー符号化における前記第2の位相角を示す3ビットと、前記シンボルの前記第2のサブセットの前記第2の振幅値を示す第2のパリティビットである1ビットとを有する第2の4ビットによって表される、
    方法。
  2. 前記シンボルは、b0、b1、b2、b3及びb4の所定の5つの情報ビットを割り当てられ、
    前記第1の4ビットのうちの前記3ビットは、前記情報ビットb0、b1及びb2によって表され、
    前記第2の4ビットのうちの前記3ビットは、情報ビットb3、b4及び第3のパリティビットb5によって表され、
    前記第1のパリティビット及び前記第2のパリティビットは、それぞれ追加のビットb6及びb7によって表され、
    前記第3のパリティビットb5は、b0、b1、b2、b3及びb4の第1の所定の組み合わせの論理排他的OR(XOR)演算によって求められ、
    前記第1のパリティビットは、b0、b1、b2、b3及びb4の第2の所定の組み合わせの前記論理XOR演算によって表される前記XOR演算によって求められ、
    前記第2のパリティビットは、b7=NOT(b6)によって表される論理NOT演算によって求められる、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記シンボルは、b0、b1、b2、b3及びb4の所定の5つの情報ビットを割り当てられ、
    前記第1の4ビットのうちの前記3ビットは、前記情報ビットb0、b1及びb2によって表され、
    前記第2の4ビットのうちの前記3ビットは、情報ビットb3、b4及び第3のパリティビットb5によって表され、
    前記第1のパリティビット及び前記第2のパリティビットは、それぞれ追加のビットb6及びb7によって表され、
    前記第3のパリティビットb5は、b5=XOR(b0,b1,b2)によって表される論理排他的OR(XOR)演算によって求められ、
    前記第1のパリティビットは、b6=XOR(b2,b3,b4)によって表される前記XOR演算によって求められ、
    前記第2のパリティビットは、b7=NOT(b6)によって表される論理NOT演算によって求められる、
    請求項1に記載の方法。
  4. 前記シンボルは、b0、b1、b2、b3及びb4の所定の5つの情報ビットを割り当てられ、
    前記第1の4ビットのうちの前記3ビットは、前記情報ビットb0、b1及びb2によって表され、
    前記第2の4ビットのうちの前記3ビットは、情報ビットb3、b4及び第3のパリティビットb5によって表され、
    前記第1のパリティビット及び前記第2のパリティビットは、それぞれ追加のビットb6及びb7によって表され、
    前記第3のパリティビットb5は、b5=XOR(b0,b1,b2)によって表される論理排他的OR(XOR)演算によって求められ、
    前記第1のパリティビットは、b6=XOR(b0,b1,b3,b4)によって表される前記XOR演算によって求められ、
    前記第2のパリティビットは、b7=NOT(b6)によって表される論理NOT演算によって求められる、
    請求項1に記載の方法。
  5. 前記シンボルは、b0、b1、b2、b3、b4及びb5の所定の6つの情報ビットを割り当てられ、
    前記第1の4ビットのうちの前記3ビットは、前記情報ビットb0、b1及びb2によって表され、
    前記第2の4ビットのうちの前記3ビットは、前記情報ビットb3、b4及びb5によって表され、
    前記第1のパリティビット及び前記第2のパリティビットは、それぞれ追加のビットb6及びb7によって表され、
    前記第1のパリティビットは、b0、b1、b2、b3、b4、及びb5の所定の組み合わせの論理排他的OR(XOR)演算によって求められ、
    前記第2のパリティビットは、b7=NOT(b6)によって表される論理NOT演算によって求められる、
    請求項1に記載の方法。
  6. 前記シンボルは、b0、b1、b2、b3、b4及びb5の所定の6つの情報ビットを割り当てられ、
    前記第1の4ビットのうちの前記3ビットは、前記情報ビットb0、b1及びb2によって表され、
    前記第2の4ビットのうちの前記3ビットは、前記情報ビットb3、b4及びb5によって表され、
    前記第1のパリティビット及び前記第2のパリティビットは、それぞれ追加のビットb6及びb7によって表され、
    前記第1のパリティビットは、b6=XOR(b0,b1,b2,b3,b4,b5)によって表される論理排他的OR(XOR)演算によって求められ、
    前記第2のパリティビットは、b7=NOT(b6)によって表される論理NOT演算によって求められる、
    請求項1に記載の方法。
  7. 前記シンボルは、b0、b1、b2、b3、b4、b5及びb6の7つの情報ビットによって表され、
    前記第1の4ビットのうちの前記3ビットは、前記情報ビットb0、b1及びb2によって表され、
    前記第1のパリティビットは、前記情報ビットb3によって表され、
    前記第2の4ビットのうちの前記3ビットは、前記情報ビットb4、b5及びb6によって表され、
    前記第2のパリティビットは、b7=NOT(b3)によって表される論理NOT演算によって求められる追加のビットb7によって表される、
    請求項1に記載の方法。
  8. 前記光データ符号の前記第1のサブセット及び前記光データ符号の前記第2のサブセットは、少なくとも2つのタイムスロットに配置される、
    請求項1に記載の方法。
  9. 前記第1のサブセット及び前記第2のサブセットのうちの少なくとも一方は、複数のタイムスロットの中の1つのタイムスロットに配置される、
    請求項1に記載の方法。
  10. 7ビットシンボルが2つのタイムスロットを占有し、
    前記2つのタイムスロットのうちの一方は、X偏光信号点配置図における変数x1及びY偏光信号点配置図における変数y1を配置する2振幅直交位相シフトキーイング(2AQPSK)フォーマットを用い、もう一方のタイムスロットは、前記X偏光信号点配置図における変数x2及び前記Y偏光信号点配置図における変数y2を配置する2振幅8位相シフトキーイング(2A8PSK)フォーマットを用い、
    2AQPSKフォーマット及び2A8PSKフォーマットの双方は、4次元(4D)定モジュラスであり、
    グラスマン符号条件は、y2=−x1・y1/x2を満たす、
    請求項1に記載の方法。
  11. 6ビットシンボルが2つのタイムスロットを占有し、
    前記2つのタイムスロットのうちの一方は、X偏光信号点配置図における変数x1及びY偏光信号点配置図における変数y1を配置する2振幅直交位相シフトキーイング(2AQPSK)フォーマットを用い、もう一方のタイムスロットは、前記X偏光信号点配置図における変数x2及び前記Y偏光信号点配置図における変数y2を配置する前記2AQPSKフォーマットを用い、
    双方の2AQPSKフォーマットは、4次元(4D)定モジュラスであり、
    グラスマン符号条件は、y2=−x1・y1/x2を満たす、
    請求項1に記載の方法。
  12. 前記方法は、
    第1の部分及び第2の部分を含む第2のシンボルを準備することであって、前記第2のシンボルの前記第1の部分及び前記第2の部分は、それぞれ第2のX偏光信号点配置図フォーマット及び第2のY偏光信号点配置図フォーマットに配置されることと、
    前記第2のシンボルの前記第1の部分及び前記第2の部分を第2の光データ符号の第1のサブセット及び第2のサブセットに符号化することと、
    を更に含み、
    前記シンボルの前記光データ符号及び前記第2のシンボルの前記第2の光データ符号は、少なくとも2つのタイムスロットに配置され、
    該タイムスロットのうちの1つは、前記光データ符号の前記第1のサブセット及び前記第2のサブセットからなるサブセットによって占有され、前記タイムスロットのうちの別の1つは、前記第2の光データ符号の前記第1のサブセット及び前記第2のサブセットからなるサブセットによって占有される、
    請求項1に記載の方法。
  13. 前記シンボルから前記光データ符号を生成するための前処理として、受信した前記シンボルに対して、シンボル時間におけるX偏光及びY偏光におけるパワーの和を強制的に一定にする定モジュラスアルゴリズムを用いて適応等化を実行するステップをさらに含む
    請求項1に記載の方法。
  14. 前記シンボルから前記光データ符号を生成するための前処理として、受信した前記シンボルに対して、シンボル時間における相対パワーがより高い偏光が他方の偏光よりも大きな半径を選ぶ半径指向等化器を用いて適応等化を実行するステップをさらに含む
    請求項1に記載の方法。
  15. 前記シンボルから前記光データ符号を生成するための前処理として、受信した前記シンボルに対して、シンボル時間における相対パワーがより高い偏光が他方の偏光よりも大きな半径を選ぶ確率がより高い半径指向等化器を用いて適応等化を実行するステップをさらに含む
    請求項1に記載の方法。
  16. 第1の変調信号及び第2の変調信号を生成して送信するように構成された符号化器デバイスであって、請求項1に記載の光データ符号化方法を用いることによって生成された光データ符号に基づいて、前記第1の変調信号及び前記第2の変調信号を生成する、符号化器デバイスと、
    連続波(CW)光信号を送信するように構成されたCW光源と、
    前記CW光源の前記CW光信号を、該CW光信号の第1の部分及び第2の部分に分割するように構成された偏光ビームスプリッターと、
    前記符号化器デバイスに接続された第1の変調器であって、前記CW光信号の前記第1の部分を受信し、前記第1の変調信号に従って変調して第1の変調された光搬送波信号を生成する、第1の変調器と、
    前記符号化器デバイスに接続された第2の変調器であって、前記CW光信号の前記第2の部分を受信し、前記第2の変調信号に従って変調して第2の変調された光搬送波信号を生成する、第2の変調器と、
    前記第1の変調された光搬送波信号及び前記第2の変調された光搬送波信号を組み合わせて、変調された光搬送波信号を生成して送信するように構成されたビームコンバイナーと、
    を備える、光送信機。
  17. 前記光送信機は、前記符号化器デバイスに接続されたI/O部を更に備え、
    前記I/O部は、前記符号化器デバイスが交換符号化プログラムに従って前記第1の変調信号及び前記第2の変調信号を変調するように、前記交換符号化プログラムを前記符号化器デバイスに対して送受信する、
    請求項16に記載の光送信機。
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