JP6719106B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、造営材に取り付けられる照明器具に関する。
従来、照明器具として、例えば、ダウンライトのように天井板等の造営材に埋め込み配設されて鉛直方向下向きに光を出射する天井埋込型の照明器具等が知られている。
この種の照明器具は、光源と、光源が取り付けられる器具本体と、造営材に形成された取付穴の周縁に配置される環状の固定枠と、一端が固定枠に取り付けられた複数の板バネとを備える(例えば特許文献1など参照)。特許文献1に記載された照明器具は、固定枠(及び造営材)に対する器具本体の取り付け角度、すなわち、光軸の方向を調整することができる、いわゆるユニバーサルダウンライトである。
特許文献1に記載された照明器具においては、固定枠に配置され、器具本体を支持する回動枠を備える。回動枠は、造営材の取付穴の略中心を通り、造営材の取り付け面に略垂直な軸を中心に、固定枠に対して回動自在である。回動枠とともに器具本体を回動させることにより、光軸の方向を調整することができる。
特開2015−135743号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような照明器具においては、照明器具が取り付けられた造営材の振動などに伴って、回動枠が固定枠に対して回動することがあり得る。このような回動に伴い、光軸が変動するため、所望の光軸に沿って光が出射されなくなり得る。また、照明器具に接続された配線が照明器具に絡まるおそれもある。
そこで、本発明は、造営材に形成された取付穴に取り付けられ、器具本体からの出射光の光軸の方向を調整可能な照明器具であって、器具本体が造営材に対して回動することを抑制できる照明器具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る照明器具の一態様は、造営材に形成された取付穴に取り付けられる照明器具であって、前記取付穴に固定される固定枠と、前記固定枠に配置され、かつ、前記固定枠に対して回動自在である回動枠と、前記回動枠に支持される器具本体と、前記器具本体に配置される光源と、線材を用いて形成された弾性体であって、前記固定枠に取り付けられる取付部と、前記回動枠を前記固定枠に向けて付勢する付勢部とを有し、前記固定枠との間で前記回動枠を挟持する弾性体とを備える。
本発明の一態様によれば、造営材に形成された取付穴に取り付けられ、器具本体からの出射光の光軸の方向を調整可能な照明器具であって、器具本体が造営材に対して回動することを抑制できる照明器具を提供することができる。
図1は、実施の形態に係る照明器具の外観を示す斜視図である。 図2は、実施の形態に係る照明器具の断面図である。 図3は、実施の形態に係る照明器具の光軸の方向を傾斜させた状態における断面図である。 図4は、実施の形態に係る照明器具の一部分解斜視図である。 図5は、実施の形態に係る照明器具を造営材に取り付けた状態を示す斜視図である。 図6は、実施の形態に係る弾性体の外観を示す斜視図である。 図7は、実施の形態に係る照明器具の外観を示す上面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態等は、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態)
[1.全体構成]
実施の形態に係る照明器具10の全体構成について、図面を用いて説明する。
図1は、本実施の形態に係る照明器具10の外観を示す斜視図である。図2及び図3は、本実施の形態に係る照明器具10の断面図である。図2及び図3は、照明器具10の光軸Jを通る断面を示している。図3では、照明器具10の光軸Jの方向を傾斜させた状態における断面図が示されている。図4は、本実施の形態に係る照明器具10の一部分解斜視図である。図5は、本実施の形態に係る照明器具10を造営材900に取り付けた状態を示す斜視図である。
なお、各図において、図2に示される光軸Jの方向に平行な方向をZ軸方向、Z軸方向に垂直で互いに直交する2つの方向をX軸方向及びY軸方向としている。なお、本実施の形態では、Z軸方向が鉛直方向であり、照明器具10は鉛直方向下向きに光を出射する。
図1〜図4に示される照明器具10は、図5に示される造営材900に形成された取付穴910に取り付けられる照明器具である。照明器具10は、例えば建物の天井板等の造営材900に埋め込み配設されることにより下方(床や壁等)に光を照明するダウンライト等の埋込型照明器具である。本実施の形態では、照明器具10は、造営材900に対して光軸方向を傾斜させることができる、いわゆるユニバーサルダウンライトである。図2には、照明器具10の光軸Jが造営材900の取付面に対して垂直な方向となる場合の断面図が示されている。
図2に示されるように、照明器具10は、主に、光源50と、器具本体20と、回動枠28と、固定枠30と、弾性体40とを備える。照明器具10は、さらに、接続部材26と、板バネ80と、反射部材52と、光学部材54と、補助反射部材56とを備える。なお、図示しないが、光源50などは、ねじなどの固定用部材で器具本体20に取り付けられている。
以下、照明器具10の各構成要素について説明する。
[1−1.器具本体]
図1及び図2に示される器具本体20は、照明器具10の本体部分であり、光源50が取り付けられる。器具本体20は、取付台22と、筒状部材24とを備える。
取付台22は、光源50が取り付けられる台として機能する部材である。取付台22には、複数のフィンが形成されている。取付台22においては、光源50で発生した熱が複数のフィンに伝達し、複数のフィンにおいて放散される。つまり、取付台22は、光源50の熱を放散させるヒートシンクとしても機能する。
筒状部材24は、光源50及び光軸Jの周囲を囲む部材であり、筒状の形状を有する。本実施の形態では、筒状部材24は、円筒状の形状を有する。筒状部材24の一方の開口端部には、取付台22が配置され、当該開口端部が塞がれる。これにより、器具本体20には、筒状部材24と取付台22とで凹部23が形成される。この凹部23内に光源50などが配置される。
取付台22及び筒状部材24を形成する材料は、特に限定されない。本実施の形態では、取付台22及び筒状部材24は、例えば、アルミニウムなどの導電性部材で形成される。
[1−2.光源]
図2に示される光源50は、照明器具10から出射される光を生成する発光モジュールである。光源50は、所定の光を放射状に出射する。本実施の形態では、光源50は、LED(Light Emitting Diode)を有する発光モジュールである。光源50は、例えば白色光を出射するように構成されている。光源50は、COB(Chip On Board)型LEDで構成され、基台と、基台上に実装されたベアチップ(LEDチップ)である複数の青色LEDと、それら青色LEDを封止し、黄色蛍光体を含む封止部材とを備える。
光源50に用いられる基台は、複数のLEDを実装するための実装基板であって、例えばセラミックス基板、樹脂基板又は絶縁被覆されたメタルベース基板などである。また、基台は、例えば平面視において矩形状である平面を有する板材である。基台は、底面(Z軸方向正側の面)を器具本体20の取付台22に向けて固定される。なお、図示しないが、基台には、LEDを発光させるための直流電力を外部から受電するための一対の電極端子(正電極端子及び負電極端子)が形成されている。
[1−3.固定枠]
図1及び図2に示される固定枠30は、器具本体20を支持し、造営材900に形成された取付穴910に固定される部材である(造営材900及び取付穴910については図5参照)。固定枠30は、取付穴910の内周に沿って配置され、板バネ80によって取付穴910に固定される。固定枠30は、回動枠28を固定枠30に対して回動自在に支持する。また、回動枠28には、接続部材26が取り付けられており、接続部材26には、器具本体20が取り付けられている。このように固定枠30は、回動枠28及び接続部材26を介して器具本体20を支持する。
本実施の形態では、図2に示されるように、固定枠30は、補助反射部材56を介して回動枠28を支持する。固定枠30は、取付穴910に対応する環状の形状を有し、補助反射部材56のZ軸方向における位置を規制する環状の規制部31を有する。規制部31は、固定枠30から光軸向きに突出する円環状の部分である。
また、図1及び図2に示されるように固定枠30は、造営材900と当接する鍔状部29を有する。鍔状部29は、固定枠30から外側向きに(つまり、図2における光軸Jから遠ざかる向きに)突出する円環状の部分である。鍔状部29と、板バネ80との間で造営材900を挟持することで、照明器具10を造営材900に固定することができる。
固定枠30を形成する材料は、特に限定されない。本実施の形態では、固定枠30は、例えば、アルミニウムなどの導電性部材で形成される。
[1−4.回動枠]
図1及び図2に示される回動枠28は、固定枠30に配置され、かつ、造営材900に形成された取付穴910を貫く軸を中心に固定枠30に対して回動自在である環状部材である。回動枠28には、接続部材26が取り付けられており、接続部材26には、器具本体20が取り付けられている。このように、回動枠28は、接続部材26を介して器具本体20を支持する。
また、図4に示されるように、回動枠28には、補助反射部材56の二つ係合部57とそれぞれ係り合う二つの被係合部27が形成されている。これにより、補助反射部材56は、回動枠28と一体的に回動する。
回動枠28を形成する材料は、特に限定されない。本実施の形態では、回動枠28は、例えば、アルミニウムなどの導電性部材で形成される。
[1−5.弾性体]
図1〜図4に示される弾性体40について、図6も参照しながら説明する。
図6は、本実施の形態に係る弾性体40の外観を示す斜視図である。
図6に示されるように、弾性体40は、線材を用いて形成された弾性部材である。弾性体40は、固定枠30に取り付けられる取付部45と、回動枠28を固定枠30に向けて付勢する付勢部41とを有し、固定枠30との間で回動枠28を挟持する。弾性体40は、さらに、付勢部41の一方の端部及び他方の端部にそれぞれ接続される二つの腕部42と、二つの腕部42にそれぞれ接続される二つの屈曲部43と、二つの屈曲部43にそれぞれ接続される二つの支持部44とを備える。
本実施の形態では、付勢部41、腕部42及び支持部44は、いずれも直線状の線材からなる。二つの屈曲部43は、それぞれ、腕部42と支持部44とが所定の角度をなすように、腕部42と支持部44とを接続する。二つの支持部44は、それぞれ取付部45に接続される。本実施の形態では、弾性体40は、一本の線材を屈曲させることによって形成されている。
図4に示されるように、弾性体40は、固定枠30に形成されたねじ穴30sに捻じ込まれた取付ねじ48によって、固定枠30に取り付けられる。本実施の形態では、弾性体40の取付部45は、線材を屈曲させることで形成された環状部を有する。取付部45の環状部を介して取付ねじ48のねじ部を固定枠30に形成されたねじ穴30sに捻じ込むことによって、弾性体40が固定枠に取り付けられる。なお、取付部45は、取付ねじ48などで固定枠30に取り付けることができる構造を有すればよい。例えば、取付部45は、線材をU字型に屈曲させることによって形成されてもよい。
弾性体40を形成する材料は、弾性部材であれば特に限定されないが、後述するように弾性体40を導電性部材で形成することによって、固定枠30を回動枠28と導通させることができる。弾性体40は、例えばステンレス製の線材で形成される。
[1−6.接続部材]
図1及び図2に示される接続部材26は、器具本体20と回動枠28とを接続する部材である。本実施の形態では、図1に示されるように、二つの接続部材26は、それぞれボルト34及びナット35によって回動枠28と締結され、ねじ32によって器具本体20と締結される。また、ボルト34の回転軸を中心として、接続部材26の回動枠28に対する取付角度を調整できる。一方、接続部材26の器具本体20に対する取付角度は固定されている。したがって、図3に示されるように、接続部材26の回動枠28に対する取付角度を調整することにより、器具本体20の回動枠28に対する取付角度を調整できる。器具本体20の回動枠28に対する取付角度を調整することにより、光軸Jを通り、ボルト34の回転軸に垂直な平面内において光軸Jの方向を調整できる。さらに、回動枠28は、固定枠30に対して回動自在であることから、回動枠28の回動に伴って、接続部材26と回動枠28とを締結するボルト34も回動する。これに伴い、上述の光軸Jを通りボルト34の回転軸に垂直な平面も回動させることができる。
接続部材26を形成する材料は、特に限定されない。本実施の形態では、接続部材26は、例えば、アルミニウムなどの導電性部材で形成される。
[1−7.板バネ]
図1及び図2に示される板バネ80は、固定枠30を造営材900に形成された取付穴910に固定する弾性部材である。本実施の形態では、固定枠30にボルト38を用いて取り付けられた三つの板バネ80によって、固定枠30が取付穴に固定される。板バネ80は、湾曲形状部を有する。照明器具10は、当該湾曲形状部と固定枠30の鍔状部29との間で造営材900を挟持することによって、造営材900に固定される。
板バネ80を形成する材料は、弾性部材であれば特に限定されない。板バネ80は、例えば鋼材、アルミニウムなどの導電性部材で形成される。また、板バネ80の湾曲形状部は、例えば金型に板状部材を押し当てることによって形成できる。
[1−8.反射部材]
図2に示される反射部材52は、光源50からの光の配光を制御する部材である。本実施の形態では、反射部材52は、光源50からの光を光学部材54に向けて反射させる。
反射部材52は、図2に示すように、光源50からの光が入射される側(図2の上側)の端部から、当該光が出射される側の端部に向かって内径が漸次大きくなるように構成された筒状の形状を有する。反射部材52の内面において、光源50からの光が反射される。
反射部材52は、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)など硬質の白色樹脂材料で形成される。なお、反射部材52は、内面にアルミニウムなどの金属膜が設けられてもよい。
なお反射部材52は、照明器具10において必須の構成要素ではない。つまり、照明器具10は、反射部材52を備えなくてもよい。
[1−9.光学部材]
図2に示される光学部材54は、反射部材52からの光が入射される透光性の部材である。光学部材54は、反射部材52から入射した光の配光を制御して出射する機能を有してもよい。本実施の形態では、光学部材54は円板状のフレネルレンズである。光学部材54は、反射部材52からの光を集光し、略円形の断面を有する光を出射する。
光学部材54は、透光性材料で形成されており、例えばアクリル、ポリカーボネート(PC)などの透明樹脂材料、又は、ガラス材料などの透明材料で形成される。
[1−10.補助反射部材]
図1及び図2に示される補助反射部材56は、光学部材54から出射された光の配光を制御する部材である。補助反射部材56は、光学部材54から出射された光のうち、補助反射部材56の内面に入射した光を、図2の略下方に向けて反射させる。
また、図4に示されるように、補助反射部材56には、回動枠28の二つ被係合部27とそれぞれ係り合う二つの係合部57が形成されている。これにより、補助反射部材56は、回動枠28と一体的に回動する。
補助反射部材56は、例えばPBTなど硬質の白色樹脂材料で形成される。なお、補助反射部材56は、内面にアルミニウムなどの金属膜が設けられてもよい。
[2.作用及び効果]
本実施の形態に係る照明器具10の作用及び効果について説明する。
本実施の形態では、弾性体40が固定枠30に取り付けられた状態において、弾性体40の付勢部41が回動枠28を図1〜図4のZ軸方向の正から負に向かう向きに付勢するように弾性体40の形状が設計される。つまり、弾性体40を固定枠30に取り付けた場合に、弾性体40の付勢部41がZ軸方向の負から正に向かう向きに変形した状態となるように弾性体40の形状が設計される。言い換えると、弾性体40単体における屈曲部43の屈曲角度は、弾性体40が固定枠30に取り付けた状態における屈曲部43の屈曲角度より小さい。このように弾性体40が回動枠28を固定枠30の規制部31に向けて付勢し、固定枠30との間で回動枠28を挟持することにより、回動枠28を回動させるために要する力が増大する。具体的には、回動枠28と弾性体40との間の摩擦力が発生する。さらに、回動枠28と一体的に回動する補助反射部材56と、固定枠30との間の摩擦力が増大する。このため、回動枠28が造営材の振動などに伴って回動することを抑制できる。したがって、回動枠28に支持される器具本体20が造営材900に対して回動することを抑制できる。
また、線材を用いることにより、容易に、かつ、低コストで弾性体40を製造することができる。本実施の形態では、弾性体40を形成する線材は、円形状の断面を有する。これにより、弾性体40の付勢部41における回動枠28との接触部を、曲率を有する面で形成できる。つまり、付勢部41における回動枠28との接触部に角張った部分が存在しないように弾性体40を形成することができる。このため、回動枠28の表面に微小な凹凸が存在する場合でも、弾性体40が回動枠28の表面に引っ掛かることを抑制できる。なお、線材が円形状の断面を有する場合であっても、線材の長手方向端部においては、角張った部分が存在し得るため、線材の長手方向端部が付勢部41に配置される場合には、当該端部が回動枠28の表面に引っ掛かり得る。そのため、弾性体40の付勢部41に線材の長手方向端部が配置されないように、弾性体40を形成してもよい。本実施の形態では、図6に示されるように、線材の二つの長手方向端部は、取付部45に配置されており、付勢部41には配置されていない。
また、本実施の形態では、固定枠30、回動枠28及び弾性体40は、導電性を有する。ここで、固定枠30には、電気絶縁性のコーティングがなされている場合がある。また、固定枠30と回動枠28との間に、電気絶縁性の補助反射部材56が配置されている。このため、固定枠30と回動枠28との間は、必ずしも直接的には導通していない。しかしながら、本実施の形態では、固定枠30は、弾性体40を介して回動枠28と導通することができる。具体的には、弾性体40は、固定枠30に捻じ込まれた導電性の取付ねじ48を介して固定枠30と導通する。さらに、弾性体40は、付勢部41において、回動枠28と導通する。このため、回動枠28を接地することで、固定枠30を接地することができる。また、弾性体40が付勢部41において回動枠28と導通する場合、付勢部41は回動枠28を付勢しているため、付勢部41と回動枠28との間の導通をより確実にすることができる。
また、弾性体40は、固定枠30に形成されたねじ穴30sに捻じ込まれた導電性の取付ねじ48によって固定枠30に取り付けられる。これにより、弾性体40を固定枠30に取り付け、かつ、固定枠30と導通することができる。また、取付ねじ48を固定枠30に形成されたねじ穴30sに捻じ込むことによって、固定枠30の表面に電気絶縁性のコーティングがなされている場合にも、固定枠30と取付ねじ48とを容易に導通させることができる。つまり、取付ねじ48を介して、固定枠30と弾性体40とを容易に導通させることができる。
さらに、照明器具10が固定枠30と導通する導電性の板バネ80を備える場合には、板バネ80も接地することができる。したがって、回動枠28を接地することによって、回動枠28の帯電だけでなく、固定枠30及び板バネ80の帯電も抑制できる。本実施の形態では、器具本体20及び接続部材26は導電性を有する。また、器具本体20はアース線を接続するための構成を有する。この構成について図面を用いて説明する。
図7は、本実施の形態に係る照明器具10の外観を示す上面図である。
図7に示されるように、器具本体20の取付台22は、アース線が接続されるアース部25を有する。より具体的には、取付台22の外表面に形成されたねじ穴にねじが捻じ込まれている。このねじによって、アース線が接続された端子を取付台22に電気的に接続することができる。これにより、器具本体20(つまり取付台22及び取付台22に電気的に接続された筒状部材24)を接地することができる。また、器具本体20と、接続部材26とは、直接的に、又は、ねじ32を介して間接的に導通している。さらに、接続部材26と回動枠28とは、直接的に、又は、ボルト34を介して間接的に導通している。つまり、回動枠28は、接続部材26及び器具本体20を介して接地される。これにより、回動枠28及び弾性体40を介して固定枠30を接地することができる。
[3.まとめ]
以上のように、本実施の形態に係る照明器具10は、造営材900に形成された取付穴910に取り付けられる照明器具10である。照明器具10は、取付穴910に固定される固定枠30と、固定枠30に配置され、かつ、固定枠30に対して回動自在である回動枠28と、回動枠28に支持される器具本体20と、器具本体20に配置される光源50とを備える。照明器具10は、さらに、線材を用いて形成された弾性体40であって、固定枠30に取り付けられる取付部45と、回動枠28を固定枠30に向けて付勢する付勢部41とを有し、固定枠30との間で回動枠28を挟持する弾性体40を備える。
このように、弾性体40で回動枠28を固定枠30に向けて付勢し、かつ、弾性体40と固定枠30との間で回動枠28を挟持することにより、回動枠28と弾性体40などとの間の摩擦力が増大する。これにより、回動枠28が造営材900の振動などに伴って回動することを抑制できる。したがって、回動枠28に支持される器具本体20が造営材900に対して回動することを抑制できる。また、弾性体40を、線材で形成することにより、容易に、かつ、低コストで弾性体40を製造することができる。
また、照明器具10において、固定枠30、回動枠28及び弾性体40は、導電性部材で形成され、固定枠30は、弾性体40を介して回動枠28と導通してもよい。
これにより、回動枠28を接地することで、固定枠30も接地することができる。
また、照明器具10において、弾性体40は、付勢部41において回動枠28と導通してもよい。
この場合、付勢部41は回動枠28を付勢しているため、付勢部41と回動枠28との間をより確実に導通させることができる。
また、照明器具10において、器具本体20は、導電性部材で形成され、かつ、アース線が接続されるアース部25を有し、回動枠28は、器具本体20と導通してもよい。
これにより、器具本体20を接地することができる。また、器具本体20と回動枠28とは、導通していることから、回動枠28及び器具本体20を介して固定枠30を接地することができる。
また、照明器具10は、さらに、固定枠30に取り付けられ、導電性部材で形成された板バネ80を備え、板バネ80は、固定枠30と導通してもよい。
これにより、回動枠28を接地することで、板バネ80も接地することができる。
また、照明器具10において、弾性体40は、固定枠30に形成されたねじ穴30sに捻じ込まれた取付ねじ48によって、固定枠30に取り付けられてもよい。
これにより、弾性体40を固定枠30に取り付け、かつ、固定枠30と導通することができる。また、取付ねじ48を固定枠30に形成されたねじ穴30sに捻じ込むことによって、固定枠30の表面に電気絶縁性のコーティングがなされている場合にも、固定枠30と取付ねじ48とを容易に導通させることができる。つまり、取付ねじ48を介して、固定枠30と弾性体40とを容易に導通させることができる。
また、照明器具10において、線材は、円形状の断面を有してもよい。
これにより、弾性体40の付勢部41における回動枠28との接触部を、曲率を有する面で形成できる。このため、弾性体40が回動枠28に引っ掛かることを抑制できる。
(変形例など)
以上、本発明に係る照明器具について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態において、弾性体40は、固定枠30と回動枠28とを導通する機能を有したが、弾性体40の構成はこれに限定されない。例えば、弾性体40は、電気絶縁性の部材で形成されてもよい。
また、弾性体40を回動枠28の回動可能角度の範囲を制限するためのストッパとして使用することも可能である。例えば、回動枠28に、所定の回動角度において弾性体40に当接することによって回動枠28の回動を制止する制止部材を設けることで、回動枠28の回動可能角度の範囲を、制止部材が弾性体40に当接しない範囲に制限することができる。
また、照明器具10の補助反射部材56は、回動枠28と一体的に回動する構成を有するが、補助反射部材56は、必ずしも回動枠28と一体的に回動しなくてもよい。
また、照明器具10の導電性の構成要素は、各構成要素間の電気的な導通を確保できれば、表面に電気絶縁性のコーティングが施されていてもよい。
また、上記の実施の形態において、光源50は基台上にLEDチップを直接実装したCOB構造を有したが、これに限定されない。例えば、COB構造のLEDモジュールに代えて、SMD(Surface Mount Device)構造のLEDモジュールを用いても構わない。SMD構造のLEDモジュールは、樹脂製のパッケージ(容器)の凹部の中にLEDチップ(発光素子)を実装して当該凹部内に封止部材(蛍光体含有樹脂)を封入したパッケージ型のLED素子(SMD型LED素子)を、1個又は複数個、基板に実装した構成である。
また、上記の各実施の形態では、発光素子としてLEDを例示したが、発光素子としては、半導体レーザ等の半導体発光素子、又は、有機EL(Electro Luminescence)素子や無機EL等のその他の固体発光素子を用いてもよい。
また、上記の実施の形態における照明器具10は、天井以外の造営材に取り付けられてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10 照明器具
20 器具本体
25 アース部
28 回動枠
30 固定枠
40 弾性体
41 付勢部
45 取付部
48 取付ねじ
50 光源
80 板バネ
900 造営材
910 取付穴

Claims (7)

  1. 造営材に形成された取付穴に取り付けられる照明器具であって、
    前記取付穴に固定される固定枠と、
    前記固定枠に配置され、かつ、前記固定枠に対して回動自在である回動枠と、
    前記回動枠に支持される器具本体と、
    前記器具本体に配置される光源と、
    線材を用いて形成された弾性体であって、前記固定枠に取り付けられる取付部と、前記回動枠を前記固定枠に向けて付勢する付勢部とを有し、前記固定枠との間で前記回動枠を挟持する弾性体とを備える
    照明器具。
  2. 前記固定枠、前記回動枠及び前記弾性体は、導電性部材で形成され、
    前記固定枠は、前記弾性体を介して前記回動枠と導通する
    請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記弾性体は、前記付勢部において前記回動枠と導通する
    請求項2に記載の照明器具。
  4. 前記器具本体は、導電性部材で形成され、かつ、アース線が接続されるアース部を有し、
    前記回動枠は、前記器具本体と導通する
    請求項2又は3に記載の照明器具。
  5. さらに、
    前記固定枠に取り付けられ、導電性部材で形成された板バネを備え、
    前記板バネは、前記固定枠と導通する
    請求項2〜4のいずれか1項に記載の照明器具。
  6. 前記弾性体は、前記固定枠に形成されたねじ穴に捻じ込まれた取付ねじによって、前記固定枠に取り付けられる
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明器具。
  7. 前記線材は、円形状の断面を有する
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の照明器具。
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