JP6719020B2 - 車載制御装置、及び、プログラム更新ソフトウェア - Google Patents

車載制御装置、及び、プログラム更新ソフトウェア Download PDF

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Description

本発明は、車載制御装置、及びプログラム更新ソフトウェアに関する。
車載制御装置のリプログラミングは、低速なCAN(Controller Area Network)を介して書込みツールとしてのPC(Personal Computer)または車載書込み装置と、車載制御装置(ECU:Electric Control Unit)を接続し、バイナリーデータ(新プログラム)全体を分割転送しながらECUのフラッシュメモリへ書込みを行っている。
このため、旧プログラムに対する新プログラムの更新部分が小さい場合においても、新プログラム全体をCAN経由で転送し、新プログラム全体の書込みを行っている。
従って、書込みに要する時間がかかるという問題があった。これに対し、従来から差分によるリプログラミングの考え方が提案されている(例えば、特許文献1参照)。すなわち、特許文献1の段落〔0019〕には、書き換え方式の1つとして「ブロック単位で新旧プログラムの差分データを作成する手段」が記載されている。さらに段落〔0064〕には、更新対象ブロックの旧プログラムをSDRAMへ転送して、差分データと旧プログラムを用いて新プログラムをSDRAMへ復元し、更新対象ブロックを消去してから、新プログラムを書込んでいる。
特許文献2では、段落〔0006〕において、少ないRAM使用量で差分更新を実現する手段が記載されている。更新対象のブロックの旧プログラムをRAMへ転送するのでは無く、フラッシュメモリの他のブロックへ転送する方法である。転送した後に、更新対象のブロックを消去し、差分データと転送した旧プログラムを用いて新プログラムを復元し、新プログラムを更新対象ブロックへ書込むというやりかたである。この処理を全ての更新対象ブロックに対して繰返し行うことで新プログラムをフラッシュメモリへ書込むことができる。ただし、他のブロックにも書込むべき新プログラムが存在する場合は、旧プログラムは既に消去されているので、全文データを用いた従来の更新を行っている。
このように、差分によるリプログラミングを実現する技術が開発されている。
特開2012−190075号公報 特開2011−81561号公報 特開2016−118879号公報
差分によるリプログラミングには、いくつかの課題がある。以下、詳しく説明する。第1の課題について説明する。車載制御装置は、数メガバイトの不揮発性メモリと1メガバイト以下の小さな揮発性メモリで構成した記憶装置で構成されることが多い。これはマイコンに内蔵されているメモリだけで制御を実現することで安価な車載制御装置を実現するためである。このため、不揮発性メモリに記憶されている旧プログラムと差分データを入力として、差分復元ソフトにより新プログラムを差分復元し、新プログラムを不揮発性メモリへ書込むことでソフトウェア更新を実現する。
しかしながら、復元した新プログラムが正しく復元できたか診断する必要がある。例えば、新プログラム全体のサム値やハッシュ値などを前記書込みツールや車載書込み装置から受信し、車載制御装置自身が復元した新プログラムのサム値やハッシュ値を計算して、受信した値と一致するかチェックすることで診断が可能となる。
第1の課題は、もし診断結果が異常の場合には、不揮発性メモリには既に旧プログラムが存在しないので、差分によるリプログラミングが不可能になってしまうという問題である。この問題を安価でかつ安全に解決する手段を提供することが第1の課題である。
特許文献3には、差分更新(差分によるリプログラミング)によるプログラム書換え手段には言及していないが、常に1つ前のバージョンのプログラムを圧縮して第2メモリに記憶しておき、第1メモリの旧プログラムのリプログラミングに異常があった場合、第2メモリの圧縮データを解凍して1つ前のバージョンのプログラムを第1メモリへ書込むことで、マイコンを動作可能にする手段を開示している。ただし1つ前のバージョンのプログラムを第2メモリに圧縮した状態で格納する必要があるため、車載制御装置は圧縮手段を必要とすることも記載されている。
次に第2の課題について説明する。差分更新は、一般的には新プログラムと1つ前のバージョンから差分データを生成する。しかしながら、数百万台のリコールのケースを考えると全ての車両が1つ前のバージョンのプログラムが搭載されているとは考えにくい。運転者は所有車に異常を感じていない場合、リコールによるプログラム更新をしていないケースやディーラーへ行くのが面倒などの理由で更新していないケースが多い。このため、差分更新には、複数バージョンとの差分データを用意する必要がある。このためバージョン管理が複雑になるという問題がある。
このバージョン管理の複雑さを簡素化する手段を提供することが第2の課題である。
上記課題を解決するために、本発明は一例として、書き換え可能な実行用プログラムと、圧縮された特定プログラムと、を有するメモリ部と、新たな前記実行用プログラムと前記特定プログラムとの差分データが入力された場合、圧縮された前記特定プログラムを解凍復元して、前記実行用プログラムを前記特定プログラムへ書き換える解凍復元部と、前記差分データと前記メモリ部の前記特定プログラムとから新たな前記実行用プログラムを差分復元して、前記メモリ部の前記特定プログラムを新たな前記実行用プログラムへ書き換える差分復元部と、を備える。
また、書き換え可能な実行用プログラムと、圧縮された特定プログラムと、を有するメモリ部と、新たな前記実行用プログラムと前記特定プログラムとの差分データが入力された場合、該差分データと前記メモリ部の前記実行用プログラムとから新たな前記実行用プログラムを差分復元して、前記メモリ部の前記実行用プログラムを新たな前記実行用プログラムへ書き換える差分復元部と、圧縮された前記特定プログラムを解凍復元して、新たな前記実行用プログラムを前記特定プログラムへ書き換える解凍復元部と、を備える。
本発明によれば、プログラム更新の安全性を高めることができる。また、プログラムのバージョン管理を簡素化できる。
本発明の実施形態による車両の全体構成を示す模式図である。 図1に示す車載制御装置のSRAMの内部の構成を示す模式図である。 図1に示す車載制御装置のFLASHメモリの内部の構成を示す模式図である。 本発明の第1の実施例の更新ソフト全体構成図である。 図1の車載書込み装置と車載制御装置の通信コマンドの種類を示す図である。 図5Aの通信コマンドをプログラム書込み装置が送信するフローチャートである。 図4と図10で使用する通信ソフトのフローチャートである。 図4と図10で使用する差分復元ソフトのフローチャートである。 図4と図10で使用する診断ソフトのフローチャートである。 図4と図10で使用する解凍ソフトのフローチャートである。 本発明の第2の実施例の更新ソフト全体構成図である。 本発明の第2の実施例の通信ソフトのフローチャートである。 本発明の第2の実施例の変形例である更新ソフト1200のフローチャートである。
第1の解決手段を説明する。
車載制御装置は、第1不揮発性メモリに更新対象のプログラムを配置し、第2不揮発性メモリには、特定のプログラム(例えば、緊急時用プログラム)を圧縮した状態(圧縮データ)で配置する。次に旧プログラムと新プログラムから生成した差分データと第1不揮発性メモリの旧プログラムから差分復元手段を用いて新プログラムを差分復元する。次に復元した新プログラムを、診断手段を用いて診断する。診断した結果、正常の場合には正しく更新できたのでプログラム更新処理は終了である。一方、異常の場合には、解凍手段を用いて圧縮データを解凍し、解凍した特定のプログラムを第1不揮発性メモリへ書込む。
この特定のプログラムを動作させることで、車両は正常に走行可能となる。
第1の解決手段によれば、差分更新に失敗した場合でも、圧縮データを解凍した特定のプログラム(例えば、緊急時用プログラム)で車両を走行可能な状態にすることができる。さらに、特定のプログラムは、走行に必要な機能に限定できるため、より小さなプログラムサイズにすることができる。従って、その圧縮データはさらに小さなサイズになるので、結果としてバックアップ用不揮発性メモリ(第2不揮発性メモリ)の容量を小さくできるという効果がある。
次に第2の解決手段を説明する。
車載制御装置は、差分更新開始前に、解凍手段を用いて第2不揮発性メモリの圧縮データを解凍し、特定のプログラムを第1不揮発性メモリへ書込む。次に特定のプログラムと新プログラムから生成した差分データと、第1不揮発性メモリ内の特定のプログラムから差分復元手段を用いて新プログラムを差分復元する。復元した新プログラムを第1不揮発性メモリへ書込む。
このように、本解決手段は、車載制御装置内の第1不揮発性メモリに特定のプログラムを配置してから差分復元するので、特定のプログラムと新プログラムの差分データだけを用意しておけば、全ての車両を差分更新可能となる。
本解決手段は、解凍手段と差分復元手段を組合せて実現している。しかし単なる組合せでは無い。本来、解凍手段だけを用いて新プログラムを復元すれば、簡単に第1不揮発性メモリを新プログラムへ変更できる。しかし、圧縮データは、差分データの10倍以上のサイズになるケースが多い。このため、車載書込み装置と車載制御装置間の通信時間が増大し、結果としてソフトウェア更新時間の増大を招く。一方、本実施例では、圧縮データの解凍処理は、車載制御装置内のメモリ間の処理で済む。このため、解凍処理は短時間で済む。また、差分更新前に解凍手段を実行して第1不揮発性メモリを特定のプログラムへ変更することは、通常考えられない概念できる。なぜなら、第1不揮発性メモリに存在している旧プログラムは、特定のプログラムよりも新しいバージョンであるケースが多い。
それゆえ、最初に、旧プログラムよりも古いバージョンの特定のプログラムへ書き換えてから、さらに差分更新する概念は、通常考えられない概念である。
さらに、第2の解決手段の改善手段がある。
前記第2の課題を解決する手段は、解凍手段を用いて特定のプログラムを第1不揮発性メモリへ書込んだ後に、差分データと特定のプログラムから新プログラムを差分復元して、新プログラムを第1不揮発性メモリへ書込んでいた。このため、第1不揮発性メモリには、2回の書込みが発生する。
改善手段は、1回の書込みで実現する手段である。まず、解凍手段は、第2不揮発性メモリの圧縮データから特定プログラムの一部分を解凍し、揮発性メモリへ書込む。次に差分復元手段は、特定プログラムの前記一部分と新プログラムの一部分の差分データと、揮発性メモリの特定プログラムの一部分を用いて、新プログラムの前記一部分を差分復元する。次に、復元された新プログラムの一部分を第1不揮発性メモリへ書込む。この一部分だけの解凍処理と差分復元処理を繰返すことで、第1不揮発性メモリへ新プログラム全体を書込む。結果として、第1不揮発性メモリは、1回の書込みで実現できた。
第2の解決手段及び改善手段によれば、車載制御装置内の旧プログラム(第1不揮発性メモリ)では無く、特定のプログラム(例えば、緊急時用プログラム)を用いるので、差分データは、特定のプログラムと新プログラムから生成している。すなわち、異なるバージョンのプログラムで動作している車載制御装置であっても、本解決手段の差分データだけで、全ての車載制御装置を差分更新できるようになる。
このように本解決手段及び改善手段により、複数のバージョンのプログラムとの差分データを管理しなくて済むので、プログラムのバージョン管理を簡素化できる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態による車載制御装置を含む車両の構成及び動作を説明する。
車両は、車載書き込み装置100(ゲートウェイ)、複数の車載制御装置200(200〜200)を備える。車載書き込み装置100と車載制御装置200は、相互に車載ネットワークCANを介して通信する。
車載制御装置200は、マイコン201、車載制御装置200毎の用途に応じた各種のIC(Integrated Circuit)204、CANトランシーバなどの通信装置205を備える。マイコン201は、SRAM202(揮発性メモリ)、FLASHメモリ203(不揮発性メモリ)を内蔵する。
なお、車載書き込み装置100の構成も車載制御装置200の構成と基本的に同じであるが、車両の外部のネットワークのプロトコルに応じた通信装置をさらに備える。すなわち、車載書き込み装置100は、マイコン101、各種のIC104、CANトランシーバなどの通信装置105、車両の外部のネットワークのプロトコルに応じた通信装置106を備える。マイコン101は、SRAM102、FLASHメモリ103を内蔵する。
次に、図2を用いて、車載制御装置200のSRAM202の構成を説明する。図2は、図1に示すSRAM202の内部の構成を示す模式図である。
SRAM202は、車載書込み装置100から送信された差分データを一時的に記憶するための受信エリア202a、差分データを用いて差分復元した復元プログラムを一時的に記憶するための復元エリア202bを備える。
次に、図3を用いて、FLASHメモリ203の構成を説明する。図3は、図1に示すFLASHメモリ203の内部の構成を示す模式図である。FLASHメモリ203は、複数のサイズのブロックB#n(n=1〜B)とBOOTから構成される。ここで更新対象のプログラム(バイナリーデータ)を格納する第1不揮発性メモリ302は、ブロックB#n(n=1〜7)のエリアである。また、本実施例の緊急時用プログラムの圧縮データを格納する第2不揮発性メモリ303は、ブロックB#n(n=8〜B)のエリアである。本実施形態では、一例として、FLASHメモリ203のサイズは2MBとしている。ここで、ブロックB#nとは、消去可能な最小サイズである。例えば、ブロックB#nにデータを書き込む場合、ブロックB#n全体を消去してからデータを書き込む必要がある。
図3に示すように、FLASHメモリ203では、先頭のブロックには車載書込み装置100と通信を行い、差分更新を実現する更新ソフト301がBOOTに搭載されている。
(第1の実施例)
次に第1の実施例の全体構成を示す図4を用いて、更新ソフト301の動作を説明する。
更新ソフト301は、通信ソフト401を動作させて、車載書込み装置100から受信した差分データをSRAM202の受信エリア202aに一時的に記憶する。
次に差分復元ソフト402を動作させて、受信エリア202aの差分データと第1不揮発性メモリ302の旧プログラム(バイナリーデータ)を用いて差分復元を行い、その結果をSRAM202の復元エリア202bへ格納する。次に第1不揮発性メモリ302のブロックB#n (n=1〜7)を消去することにより旧プログラムを削除し、復元エリア202bの復元プログラムを第1不揮発性メモリ302へコピーする。これで新プログラムが第1不揮発性メモリ302へ格納できたことになる。次に診断ソフト403を動作させて、新プログラムが正しく復元され、かつ正しく書き込めたか診断を行う。もし診断結果が正常であれば、差分更新によるソフトウェア更新は終了となる。一方、診断結果が異常であれば、解凍手段404を動作させて、第2不揮発性メモリ303の圧縮データを解凍し、その結果である緊急時用プログラムをSRAM202の復元エリア202bへ格納する。次に第1不揮発性メモリ302のブロックB#n (n=1〜7)を消去することにより復元プログラムを削除し、復元エリア202bの緊急時用プログラムを第1不揮発性メモリ302へコピーする。これで緊急時用プログラムが第1不揮発性メモリ302へ格納できたことになる。
このように、第1の課題である差分復元に失敗した場合でも、緊急時用プログラムの圧縮データを用いて、差分復元手段、診断手段、解凍手段を組み合わせて動作させることにより、車載制御装置を安全に動作させることができた。
以下、通信手段、差分復元手段、診断手段、解凍手段の詳細な説明を図5〜図9を用いて説明する。
図5Aは、車載書込み装置100から送信される通信コマンドである。この通信コマンドを用いて差分データを車載制御装置200へ送信する。
通信コマンド$10 500は、車載制御装置200へ、差分データ送信開始を通知するコマンドである。車載制御装置は、このコマンドを受信することで、受信エリア202aへ差分データを格納することができる。
通信コマンド$20 510は、差分復元対象エリア指定コマンドである。第1不揮発性メモリ302を指定する。付属するMAは先頭アドレス、MSはサイズである。
通信コマンド$30 520は、差分データを付属したコマンドである。DATAは差分データである。
通信コマンド$40 530は、差分データ送信終了を示すコマンドである。
通信コマンド$50 540は、診断開始コマンドである。付属するMAは先頭アドレス、MSはサイズである。車載制御装置は、指定された先頭アドレスMAから、サイズMSのエリアのサム値を計算し、第1不揮発性メモリ302内の所定のアドレスに格納されているサム値と一致することを診断する。
図5Bは、プログラム書込み装置100が、車載制御装置200へ通信コマンドを送信するフローチャートである。
550は通信コマンドで、差分データ送信開始 $10を送信する。
560は通信コマンドで、差分復元対象エリア指定 $20を送信する。
570は通信コマンドで、差分復元対象エリアの差分データ $30を送信する。
580は通信コマンドで、差分データ送信終了 $40を送信する。
590は、全てのブロックの差分データを送信完了したか判定し、もしyesならば595を実行し、もしnoならば560へ戻って560〜590を繰返し実行する。
595は通信コマンドで、診断開始 $50を送信する。
以上で、プログラム書込み装置100は全てのブロックの差分データを車載制御装置200へ送信したことになる。
図6は、車載制御装置200の通信ソフト401の動作を図5の通信コマンドを受信した時の動作を示している。
600では、車載書込み装置100からコマンドAを受信する。
610では、コマンドAが$10か判定し、yesなら615を実行し、もしnoならば620を実行する。
610は、受信エリア202aと、復元エリア202bを初期化して差分更新の準備をする。
620は、コマンドAが$20か判定し、yesなら625を実行し、もしnoならば630を実行する。
625は、差分復元対象エリアの先頭アドレスMA、サイズMSを記憶する。
630は、コマンドAが$30か判定し、yesなら635を実行し、もしnoならば640を実行する。
635は、差分データDATAを受信エリア202aヘ記憶する。
640は、コマンドAが$40か判定し、yesなら645と646を実行し、もしnoならば650を実行する。
645は、差分復元手段402を実行して、復元したプログラムを復元エリア202bヘ格納する。
646は、第1不揮発性メモリ302のアドレスMAからサイズMSのエリアを消去し、復元エリア202bを第1不揮発性メモリ302へコピーする。
650は、コマンドAが$50か判定し、yesなら655と656を実行し、noならば終了である。
655は、診断手段403を実行して、診断結果が正常ならば終了である。しかし診断結果が異常ならば、解凍手段404を実行して、解凍した緊急時用プログラムを復元エリア202bへ格納する。
656は、第1不揮発性メモリ302の差分復元対象エリアの先頭アドレスMAからサイズMSのエリアを消去し、復元エリア202bの緊急時用プログラムを第1不揮発性メモリ302へコピーする。
以上で、差分更新後に行った診断の結果、異常があった場合でも、緊急時用プログラムを用いて車載制御装置200は、動作可能になる。
図7は、差分復元ソフト402の動作を示すフローチャートである。
最初に、差分生成・差分復元ソフトについて説明する。差分生成ソフトは、差分抽出処理などにおいて、新プログラムの部分命令列と類似の部分命令列を旧プログラムから検索して見つけ出し、その部分命令列を短い符号に置き換えてコピーコマンドに付属させる。
一方、類似の部分命令列が見つからない場合には、追加コマンドにその部分命令列を付属させる。このコピーコマンドと追加コマンドの列が差分データである。このように、差分データとは、単に新プログラムから旧プログラムを減算した結果では無く、類似部分名列を短い符号に置き換えたコピーコマンドや追加コマンドなどの列で構成されている。
以上の準備を踏まえて、差分復元ソフト402の動作を説明する。
700は、受信エリア202aの差分データから差分コマンドを読み出す。
710で差分コマンドを解析し、
720で差分コマンドがコピーコマンドか判定し、yesなら725を実行し、もしnoならば730を実行する。
725は、コマンドに付属する符号から第1不揮発性メモリ302の旧プログラムの部分命令列を復元エリア202bへ書込む。
730は、差分コマンドが追加コマンドか判定し、yesなら735を実行し、もしnoならば740を実行する。
735は、追加コマンドに付属するデータ(部分命令列)を復元エリア202bヘ追加書込みをする。
740は、受信エリア202aの差分データを全て読み出したか判定し、yesならば差分復元処理は終了である。もしnoならば700へ戻って処理を繰返す。
以上で、差分復元した復元プログラムが復元リア202bに格納できたことになる。
図8は、診断ソフト403のフローチャートである。
800は、第1不揮発性メモリ302の特定アドレスに格納されている更新プログラムのサム値を変数SUMへ設定している。
810は、先頭アドレスMAからサイズMSまでのエリアのデータ(第1不揮発性メモリ302のプログラム)を4バイト単位に加算した値を変数Sへ設定する。
820は、変数SUMと変数Sの一致判定を行い、yesなら825を実行し、もしnoならば830を実行する。
825は、診断結果が正常なのでソフトウェア更新は、正常終了となる。
830は、診断結果が異常なので、解凍ソフト404を実行する。
図9は、解凍ソフト404のフローチャートである。
最初に、圧縮・解凍ソフトについて説明する。圧縮ソフトは、プログラム中の部分命令列と類似の部分命令列をプログラムから検索して見つけ出し、その部分命令列を短い符号に置き換えてコピーコマンドに付属させる。一方、類似の部分命令列が見つからない場合には、追加コマンドにその部分命令列を付属させる。このコピーコマンドと追加コマンドの列が圧縮データである。このように、圧縮データは、類似部分名列を短い符号に置き換えたコピーコマンドや追加コマンドなどの列で構成されている。
以上の準備を踏まえて、解凍ソフト404の動作を説明する。
900は、第2不揮発性メモリ303の圧縮データを読み出す。
910は、圧縮コマンドを解析し、
920は、圧縮コマンドがコピーコマンドか判定し、yesならば925を実行し、noならば930を実行する。
925は、コマンドに付属する符号から圧縮データ内の部分命令列を復元エリア202bへ書込む。
930は、圧縮コマンドが追加コマンドか判定し、yesならば935を実行し、noならば940を実行する。
935は、追加コマンドに付属するデータ(部分命令列)を復元エリア202bへ追加書込みをする。
940は、第2不揮発性メモリ303から圧縮データを全て読み出したか判定し、yesなら圧縮データは復元エリア202bへ解凍できたことになるので終了である。一方、noならば900へ戻り処理を繰返す。
以上、図4〜図9を用いて第1の実施例を説明した。すなわち、第1不揮発性メモリ302の旧プログラムと差分データを入力とする差分復元手段402により差分更新して新プログラムを復元し、診断手段403により診断結果が異常であった場合、第2不揮発性メモリ303に配置した緊急時用プログラムの圧縮データを解凍手段により解凍して、第1不揮発性メモリ302へ書込むことで車載制御装置200を動作可能とすることができた。
(第2の実施例)
次に第2の実施例として、ソフトウェアバージョン管理の簡素化を実現する実施例を、図10を用いて説明する。
図10の更新ソフト1000は、通信ソフト1100と解凍ソフト404と差分復元ソフト402と診断ソフト403で構成されている。
図11は、通信ソフト1100のフローチャートである。
1110は、車載書込み装置100から通信コマンドAを受信する。
1120は、通信コマンドAが$10であるか判定し、yesならば1125を実行し、noならば1130を実行する。
1125は、受信エリア202aと復元エリア202bを初期化し、解凍ソフト404を実行して、第2不揮発性メモリ303の緊急時用プログラムの圧縮データを解凍して復元エリア202bへ緊急時用プログラムを格納する。次に第1不揮発性メモリ302を消去した後に、復元エリア202bの緊急時用プログラムを第1不揮発性メモリ302へ書込む。
以上で、第1不揮発性メモリ302は、緊急時用プログラムへ更新されたことになる。
1130は、通信コマンドAが$20であるか判定し、yesならば1135を実行し、noならば1140を実行する。
1135は、第1不揮発性メモリ302に書込まれた緊急時用プログラムの差分復元対象エリアの先頭アドレスMA,サイズMSを記憶する。
1140は、通信コマンドAが$30であるか判定し、yesならば1145を実行し、noならば1150を実行する。
1145は、差分データDATAを受信エリア202aへ格納する。
1150は、通信コマンドAが$40であるか判定し、yesならば1155と1156を実行し、noならば1160を実行する。
1155は、差分復元ソフト402を実行して、受信エリア202aの差分データと第1不揮発性メモリ302の緊急時用プログラム(バイナリーデータ)を用いて差分復元を行い、その結果をSRAM202の復元エリア202bへ格納する。
1156は、第1不揮発性メモリ302の差分復元対象エリアであるブロックB#n (n=1〜7)を消去することにより緊急時用プログラムを削除し、復元エリア202bの復元プログラムを第1不揮発性メモリ302の差分復元対象エリアへコピーする。これで差分復元対象エリアの新プログラムが第1不揮発性メモリ302の差分復元対象エリアへ格納できたことになる。
1160は、通信コマンドAが$50であるか判定し、yesならば1165と1166を実行し、noならば処理を終了する。$50は、図5Aからわかるように、全てのブロックの差分更新完了した後に発行される通信コマンドである。
1165は、診断ソフト403を実行して、新プログラムが正しく復元され、かつ正しく書き込めたか診断を行う。もし診断結果が正常であれば、差分更新によるソフトウェア更新は終了となる。一方、診断結果が異常であれば、再び解凍手段404を実行して、解凍した緊急時用プログラムをSRAM202の復元エリア202bへ格納する。
1166は、第1不揮発性メモリ302を消去して、復元エリア202bの緊急時用プログラムを再び第1不揮発性メモリ302へコピーする。これで緊急時用プログラムが第1不揮発性メモリ302へ格納できた。解凍ソフト404、差分復元ソフト402、診断ソフト403の動作説明は、既に図7〜図9を用いて説明済みなので省略する。
このように、第2の課題であるソフトウェアバージョンによる差分更新時の複雑さは、本実施例で示したように、第2不揮発性メモリ303に特定のプログラムの圧縮データを配置しておき、差分更新前に解凍して第1不揮発性メモリへ書き込んでおけば、前記特定のプログラムと新プログラムの差分データだけを用いて簡素化できた。
次に、第2の実施例を図12で説明する。
基本的な考え方は、第1不揮発性メモリのブロック毎に圧縮データを解凍して、ブロックの復元した緊急時用プログラムをSRAMの第2復元エリアへ書込み、当該ブロックの新プログラムと緊急時用プログラムの差分データと第2復元エリアのデータから、差分復元手段を用いて復元し、復元した新プログラムを復元エリア202bへ書込み、その後に復元エリア202bのデータを第1不揮発性ブロックへ書込む。このブロック毎の処理を繰返すことで実現する。
図12は、更新ソフト1200のフローチャートである。
1210は、前述したようにブロック毎に処理を繰返すため、準備として、第1不揮発性メモリの第Nブロックを設定している。すなわち先頭アドレスMAへ第Nブロックの先頭アドレスMA(N)を設定し、サイズMSへ第NブロックのサイズMS(N)を設定している。
1220は、解凍手段により、第2不揮発性メモリ内の圧縮データから第Nブロック用の緊急時用プログラムだけを解凍し、解凍復元した緊急時用プログラムをSRAMの第2復元エリアへ書込む。
1230は、第Nブロックの新プログラムと緊急時用プログラムの差分データと、第2復元エリアのデータから、差分復元手段により、第Nブロックの新プログラムを復元し、復元エリア202bへ書込む。
1240は、復元エリア202bの新プログラムを第1不揮発性メモリの第Nブロックへ書込む。
1250は、全てのブロックを吹く下したか判定し、yesなら終了であり、もしnoならば1260を実行する。
1260は、次の第(N+1)ブロックを復元するため、MAへ第(N+1)ブロックの先頭アドレスを設定し、MSへ第(N+1)ブロックのサイズを設定し、1220を実行する。
以上で、ブロック毎に解凍復元と差分復元を行い、その結果を第1不揮発性メモリのブロック毎に書込むことができた。この結果、第1不揮発性メモリを1回で新プログラムへ更新することができた。
100…車載書込み装置(ゲートウェイ)101…マイコン(演算装置)102…SRAM(揮発性メモリ)103…FLASHメモリ(不揮発性メモリ)104…各種のIC105…通信装置(CANプロトコル)106…通信装置(車両の外部のネットワークのプロトコル)200…車載制御装置(ECU)201…マイコン(演算装置)202…SRAM(揮発性メモリ)203…FLASHメモリ(不揮発性メモリ)204…各種のIC205…通信装置(CANプロトコル)202a…受信エリア202b…復元エリア301…BOOTに格納されている第1の課題を実現する更新ソフト302…第1不揮発性メモリ(旧プログラムなど更新対象プログラム格納エリア)303…第2不揮発性メモリ(緊急時用プログラムの圧縮データ格納エリア)401…通信手段を実現する通信ソフト402…差分復元手段を実現する差分復元ソフト403…診断手段を実現する診断ソフト404…解凍手段を実現する解凍ソフト500…差分データ送信開始通信コマンド510…差分復元対象エリアを指定する通信コマンド520…差分データ送信用通信コマンド530…差分データ送信終了の通信コマンド540…診断開始を指示する通信コマンド1000…BOOTに格納されている第2の課題を実現する更新ソフト1100…BOOTに格納されている第2の課題を実現する通信ソフト1200…BOOTに格納されている第2の課題を実現する改善手段の更新ソフト

Claims (18)

  1. 書き換え可能な実行用プログラムと、圧縮された特定プログラムと、を有するメモリ部と、
    新たな前記実行用プログラムと前記特定プログラムとの差分データが入力された場合、圧縮された前記特定プログラムを解凍復元して、前記実行用プログラムを前記特定プログラムへ書き換える解凍復元部と、
    前記差分データと前記メモリ部の前記特定プログラムとから新たな前記実行用プログラムを差分復元して、前記メモリ部の前記特定プログラムを新たな前記実行用プログラムへ書き換える差分復元部と、を備えることを特徴とする車載制御装置。
  2. 新たな前記実行用プログラムを診断する診断部を備え、
    前記解凍復元部は、前記診断の結果に応じて、新たな前記実行用プログラムを前記特定プログラムへ書き換えることを特徴とする、請求項1記載の車載制御装置。
  3. 前記メモリ部は、前記実行用プログラムを記憶する第1のメモリ領域と、圧縮された前記特定プログラムを記憶する第2のメモリ領域と、を含み、
    前記解凍復元部は、前記第2のメモリ領域の圧縮された前記特定プログラムを解凍復元して、前記第1のメモリ領域の前記実行用プログラムを前記特定プログラムへ書き換え
    前記差分復元部は、前記差分データと前記第1のメモリ領域の前記特定プログラムとから新たな前記実行用プログラムを差分復元して、前記第1のメモリ領域の前記特定プログラムを新たな前記実行用プログラムへ書き換えることを特徴とする、請求項2記載の車載制御装置。
  4. 車両のシフトギヤがパーキング位置にある場合、前記解凍復元部と前記差分復元部を用いて、前記実行用プログラムを新たな前記実行用プログラムへ書き換えることを特徴とする、請求項2記載の車載制御装置。
  5. 書き換え可能な実行用プログラムと、圧縮された特定プログラムと、を有するメモリ部と、
    新たな前記実行用プログラムと前記特定プログラムとの差分データが入力された場合、該差分データと前記メモリ部の前記実行用プログラムとから新たな前記実行用プログラムを差分復元して、前記メモリ部の前記実行用プログラムを新たな前記実行用プログラムへ書き換える差分復元部と、
    圧縮された前記特定プログラムを解凍復元して、新たな前記実行用プログラムを前記特定プログラムへ書き換える解凍復元部と、を備えることを特徴とする車載制御装置。
  6. 新たな前記実行用プログラムを診断する診断部を備え、
    前記解凍復元部は、前記診断の結果に応じて、新たな前記実行用プログラムを前記特定プログラムへ書き換えることを特徴とする、請求項5記載の車載制御装置。
  7. 前記メモリ部は、前記実行用プログラムを記憶する第1のメモリ領域と、圧縮された前記特定プログラムを記憶する第2のメモリ領域と、を含み、
    前記差分復元部は、前記差分データと前記第1のメモリ領域の前記実行用プログラムとから新たな前記実行用プログラムを差分復元して、前記第1のメモリ領域の前記実行用プログラムを新たな前記実行用プログラムへ書き換え、
    前記解凍復元部は、前記第2のメモリ領域の圧縮された前記特定プログラムを解凍復元して、前記第1のメモリ領域の新たな前記実行用プログラムを前記特定プログラムへ書き換えることを特徴とする、請求項5記載の車載制御装置。
  8. 車両のシフトギヤがパーキング位置にある場合、前記差分復元部を用いて前記実行用プログラムを新たな前記実行用プログラムへ書き換え、前記解凍復元部は、前記診断の結果に応じて、新たな前記実行用プログラムを前記特定プログラムへ書き換えることを特徴とする、請求項記載の車載制御装置。
  9. 書き換え可能な実行用プログラムと、圧縮された特定プログラムと、を有するメモリ部を備えた車載制御装置のプログラム更新ソフトウェアにおいて、
    新たな前記実行用プログラムと前記特定プログラムとの差分データが入力された場合、圧縮された前記特定プログラムを解凍復元して、前記実行用プログラムを前記特定プログラムへ書き換える解凍復元部と、
    前記差分データと前記メモリ部の前記特定プログラムとから新たな前記実行用プログラムを差分復元して、前記メモリ部の前記特定プログラムを新たな前記実行用プログラムへ書き換える差分復元部と、を備えることを特徴とする車載制御装置のプログラム更新ソフトウェア。
  10. 新たな前記実行用プログラムを診断する診断部を備え、
    前記解凍復元部は、前記診断の結果に応じて、新たな前記実行用プログラムを前記特定プログラムへ書き換えることを特徴とする、請求項9記載の車載制御装置のプログラム更新ソフトウェア。
  11. 前記メモリ部は、前記実行用プログラムを記憶する第1のメモリ領域と、圧縮された前記特定プログラムを記憶する第2のメモリ領域と、を含み、
    前記解凍復元部は、前記第2のメモリ領域の圧縮された前記特定プログラムを解凍復元して、前記第1のメモリ領域の前記実行用プログラムを前記特定プログラムへ書き換え、
    前記差分復元部は、前記差分データと前記第1のメモリ領域の前記特定プログラムとから新たな前記実行用プログラムを差分復元して、前記第1のメモリ領域の前記特定プログラムを新たな前記実行用プログラムへ書き換えることを特徴とする、請求項10記載の車載制御装置のプログラム更新ソフトウェア。
  12. 車両のシフトギヤがパーキング位置にある場合、前記解凍復元部と前記差分復元部を用いて、前記実行用プログラムを新たな前記実行用プログラムへ書き換えることを特徴とする、請求項10記載の車載制御装置のプログラム更新ソフトウェア。
  13. 書き換え可能な実行用プログラムと、圧縮された特定プログラムと、を有するメモリ部を備えた車載制御装置のプログラム更新ソフトウェアにおいて、
    新たな前記実行用プログラムと前記特定プログラムとの差分データが入力された場合、該差分データと前記メモリ部の前記実行用プログラムとから新たな前記実行用プログラムを差分復元して、前記メモリ部の前記実行用プログラムを新たな前記実行用プログラムへ書き換える差分復元部と、
    圧縮された前記特定プログラムを解凍復元して、新たな前記実行用プログラムを前記特定プログラムへ書き換える解凍復元部と、を備えることを特徴とする車載制御装置のプログラム更新ソフトウェア。
  14. 新たな前記実行用プログラムを診断する診断部を備え、
    前記解凍復元部は、前記診断の結果に応じて、新たな前記実行用プログラムを前記特定プログラムへ書き換えることを特徴とする、請求項13記載の車載制御装置のプログラム更新ソフトウェア。
  15. 前記メモリ部は、前記実行用プログラムを記憶する第1のメモリ領域と、圧縮された前記特定プログラムを記憶する第2のメモリ領域と、を含み、
    前記差分復元部は、前記差分データと前記第1のメモリ領域の前記実行用プログラムとから新たな前記実行用プログラムを差分復元して、前記第1のメモリ領域の前記実行用プログラムを前記新たな実行用プログラムへ書き換え、
    前記解凍復元部は、前記第2のメモリ領域の圧縮された前記特定プログラムを解凍復元して、前記第1のメモリ領域の新たな前記実行用プログラムを前記特定プログラムへ書き換えることを特徴とする、請求項13記載の車載制御装置のプログラム更新ソフトウェア。
  16. 車両のシフトギヤがパーキング位置にある場合、前記差分復元部を用いて前記実行用プログラムを新たな前記実行用プログラムへ書き換え、前記診断の結果に応じて、前記解凍復元部は、新たな前記実行用プログラムを前記特定プログラムへ書き換えることを特徴とする、請求項14記載の車載制御装置のプログラム更新ソフトウェア。
  17. 前記解凍復元部と前記差分復元部は、プログラムの区分毎に繰り返し行うことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の車載制御装置。
  18. 前記解凍復元部と差分復元部は、プログラムの区分毎に繰り返し行うことを特徴とする請求項9から16のいずれか一項に記載の車載制御装置のプログラム更新ソフトウェア。
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