JP6716961B2 - 切換開閉器の動作可能回数相当量の演算方法及び演算システム - Google Patents

切換開閉器の動作可能回数相当量の演算方法及び演算システム Download PDF

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Description

本発明は、切換開閉器の動作可能回数相当量の演算方法及び演算システムに関する。
電力会社では、顧客に電気を供給する場合、変電所に設置されている変圧器によって、高電圧を、所定の電圧に変換している。こうした状態において、例えば昼間のように、顧客による電力需要が多くなると、電圧が規定値よりも下がる。逆に、夜間のように、顧客による電力需要が少なくなると、電圧が規定値よりも上がる。
このような場合に対応するため、変圧器に負荷時タップ切換装置を設け、この負荷時タップ切換装置によりタップを切り換えて、電圧が規定内になるように、電圧を調整している(例えば、特許文献1参照)。
この負荷時タップ切換装置は切換動作を行う切換開閉器を備えるが、切換開閉器は、負荷電流の開閉を行うアーク接触子が摩耗するため、所定回数切り換えを行うと、交換が必要となる。
この交換時期は、直接的にはアーク接触子の摩耗量に依存するが、構造状摩耗量の確認は困難である。このため、切換開閉器の動作回数をカウントし、所定の回数になると切換開閉器を交換している。
切換開閉器の交換までの動作可能回数(寿命)は、例えば、機械的動作可能回数として80万回、電気的動作可能回数としては,20万回と10万回の2種類がある。
特開2011−55599号公報
しかし、この電気的動作可能回数とは、定格ステップ電圧及び定格通過電流の元での動作可能回数である。通常、切換開閉器は定格電流以下の電流で使用されている。このため、切換開閉器は、電気的動作可能回数の動作回数が20(もしくは、10)万回を過ぎても使用可能な場合が多く、実際はまだ使用可能な状態であるにも関わらず、交換されている。
本発明は、より実際の状態に即した切換開閉器の動作可能回数相当量の演算方法及び演算システムを提供することを目的とする。
(1)本発明は、負荷時タップ切換装置における切換開閉器の動作可能回数相当量の演算方法であって、無電圧状態で1タップ切り換えごとに始動及び停止させながら動作サイクル切換を繰り返したときの動作可能回数である機械的動作可能回数から、切り換えを行うごとに、機械的劣化回数である1と、電気的劣化による前記機械的劣化回数に相当する数とを足した数を引くことで、動作可能回数相当量を演算する、演算方法である。
(2)前記電気的劣化による前記機械的劣化回数に相当する数は、定格電流に対する、切り換え時の負荷電流の割合を考慮して求めてもよい。
(3)前記電気的劣化による前記機械的劣化回数に相当する数であるNImは、切り換えm回目のときの負荷電流をIm、定格電流をInとしたときに、
以下の式
NIm=(Im/200000In)×600000
もしくは、
NIm=(Im/100000In)×700000
のいずれかの式で求めてもよい。
(4)前記電気的劣化による前記機械的劣化回数に相当する数であるNImは、切り換えm回目のときの負荷電流をIm、定格電流をInとしたときに、
以下の式
NIm=(Im/200000In)×600000
もしくは、
NIm=(Im/100000In)×700000
のいずれかの式で求めてもよい。
(5)本発明は、負荷時タップ切換装置における切換開閉器の動作可能回数相当量の演算システムであって、無電圧状態で1タップ切り換えごとに始動、停止させながら動作サイクル切換を繰り返したときの動作可能回数である機械的動作可能回数から、切り換えを行うごとに、機械的劣化回数である1と、電気的劣化による前記機械的劣化回数に相当する数とを足した数を引くことで、動作可能回数相当量を演算する演算部を備える演算システムである。
(6)前記動作可能回数相当量を表示する表示部を備えてもよい。
本発明によれば、より実際の状態に即した切換開閉器の動作可能回数相当量の演算方法及び演算システムを提供することができる。
本実施形態の切換開閉器の動作可能回数相当量演算システムを含む電圧調整システムを示す図である。 第1実施形態における、切換開閉器の動作可能回数と負荷電流との関係を示すグラフである。 第2実施形態における、切換開閉器の動作可能回数と負荷電流との関係を示すグラフである。
図1は本実施形態の負荷時タップ切換装置3における切換開閉器4の動作可能回数相当量演算システム1を含む電圧調整システム2を示す図である。
電圧調整システム2は、配電用変電所に設置されているものであり、切換開閉器4を含む負荷時タップ切換装置3と、90リレー(電圧調整継電器)5と、動作可能回数相当量演算システム1とを備える。
負荷時タップ切換装置3は、電気の供給を停止することなく、一次側もしくは2次側の電圧を切り換えるための複数のタップ(図示を省略)を備えている。負荷時タップ切換装置3は、タップを切り換えることにより、二次側の電圧を変更する。
すなわち、負荷時タップ切換装置3は、二次側からの送出電圧が適正な電圧、例えば法律に定められている標準電圧(101±6V)又はこの標準電圧付近になるように、切換開閉器4の制御でタップを切り換え、二次側からの送出電圧を調整する。
切換開閉器4は、負荷時タップ切換装置3に備えられている。切換開閉器4は、90リレー5から送られてくる切換信号に応じて、負荷時タップ切換装置3のタップを切り換えて、二次側の送出電圧が適正になるように調整する。
90リレー5は、一次側の入力電圧を監視し、当該電圧が所定の不感帯の範囲から外れている場合には切換開閉器4に対してタップ切換指令を出力する。
本実施形態において、90リレー5は、一次側の入力電圧のみならず、一次側の電流値Imも計測する。なお、90リレー5からのタップ切換動作信号が発生されたT秒後に、切換開閉器4は動作する。このため、90リレー5は、動作信号発信のT秒後において、一次側より流れる電流値Imを計測する。
(動作可能回数相当量演算システム)
動作可能回数相当量演算システム1は、演算部11と表示部12とを備える。
演算部11は、90リレー5が計測した電流値Imを用いて、切換開閉器4の動作可能回数相当量を演算する。
動作可能回数相当量とは、切換開閉器4が動作可能な、演算した時点以降の残りの切換回数に相当する量である。動作可能回数相当量は、切換開閉器4が動作可能な実際の回数よりは大きい数値であり、後述する機械的動作可能回数に換算した場合の回数である。
なお、電流値Imが一定の場合は、動作可能回数相当量を、実際の動作可能回数に変換も可能である。
表示部12は、切換開閉器4が切り替えた回数と、演算部11により演算された動作可能回数相当量を表示する。
作業者は、定期的に表示部12を観察し、表示された動作可能回数相当量がゼロに近くなったところで、切換開閉器4を取り換える。
次に、動作可能回数相当量演算システム1の演算部11で行われる動作可能回数相当量の演算について説明する。
切換開閉器4は、負荷電流の開閉でアーク接触子が摩耗するため、摩耗量が規定以上となると交換が必要となる。しかし、構造上摩耗量の確認が困難である。このため、動作回数を基準とした、機械的動作可能回数と電気的動作可能回数という概念を導入する。
機械的動作可能回数とは、無電圧状態で1タップ切り換えごとに始動、停止させながら動作サイクル切換を繰り返したときの動作可能回数である。
電気的動作可能回数とは、定格ステップ電圧及び定格通過電流のもとで、所定の電気的耐用切換に相当する回数だけ開閉させたときの動作可能回数である。
すなわち、機械的動作可能回数は無負荷で切換した場合の動作可能回数、電気的動作可能回数は定格電流で切り換えをした場合の動作可能回数である。
例えば、切換開閉器4の機械的動作可能回数は80万回、電気的動作可能回数は20(もしくは、10)万回である。したがって、切換開閉器4は、従来、電気的動作可能回数の20(もしくは、10)万回で交換されている。
しかし、電気的動作可能回数は、定格電流が流れていた場合の動作可能回数相当量である。実際は、定格電流以下の電流値が使用されているので、切換開閉器4の実際に使用可能な回数は20(もしくは、10)万回より多い。
(第1実施形態)
機械的動作可能回数Lmは、概算として以下の式で求められる。

Lm=Nm+I0×R×t0×Nm・・・・・(1)

ここで、
I0:負荷時タップ切換装置の切換電流(0A)
R:抵抗
t0:アーク時間(アーク時間 0秒)
Nm:機械的な動作回数(800000)
であるので、これらを(1)式に代入すると、

Lm=800000+0×R×0×800000

となり、すなわち、

Lm=800000・・・・(1)’

となる。
電気的動作可能回数Leは、概算として以下の式で求められる。

Le=Nn+In×R×tn×Nn・・・・・(2)

ここで、
In:負荷時タップ切換装置の定格電流
R:抵抗
tn:アーク時間(定格電流時のアーク時間)
Nn:電気的な動作回数(200000もしくは100000)
であるので、これらを(2)式に代入すると、

Le=200000+In×R×tn×200000=200000+200000InRtn
(もしくは、Le=100000+In×R×tn×100000=100000InRtn)
となる。
さらに、Rは絶縁油中で開閉するため電流値に関係なく一定とする。
またtnは電流値で変化するが、切換開閉の機械的時間は電流に関係なく一定のためアーク時間も一定とする。ここで、正確には負荷電流や動作タイミングにより抵抗R、アーク時間tnは変化するが、後述の動作可能回数計算を簡素化するため、負荷電流や動作タイミングによる抵抗R、アーク時間tnの変化を考慮せず定格時と同じとして考えて抵抗、アーク時間を省略した。なお、ここでは、R,tnを定数として1を用いたが、1以外の場合は、その値を用いてLeを算出する。
R,tnを定数として1とすると、(2)式は、

Le=200000+200000In・・・・(2)’
(もしくは、Le=100000+100000In
となる。
機械的動作可能回数、電気的動作可能回数において、切り換えによるエネルギー総量は変わらないとすれば、Lm=Leであるので(1)’=(2)’とすると、

800000=200000+200000In
(もしくは、800000=100000+100000In
すなわち、

600000=200000In
(もしくは、700000=100000In

であるので、機械的動作可能回数600000(もしくは、700000)回は、定格電流で200000(もしくは、100000)回切り換えたときのエネルギー量に等しいと考えられる。
従って、動作可能回数の最大値を機械的動作可能回数の800000回とすると、切換開閉器4における動作可能回数相当量Xは、以下の式で表すことができる。

X=800000−(1+NI1)−(1+NI2)−・・・(1+NIm)
・・・(3)
ここで、NImは、切り換えm回目における切換時における、電気的理由によるダメージの、機械的動作可能回数に相当する量である。この切り換えm回目のときの負荷電流をImとすると、

NIm=(Im/200000In)×600000・・・(4)
(もしくは、NIm=(Im/100000In)×700000)
である。
ここで、例えば、負荷電流値Imが一定だとすると、動作可能回数相当量Xは、

X=800000−Σ{1+3(Im/In)}・・・・・(3)’
(もしくは、X=800000−Σ{1+7(Im/In)})

切換開閉器の動作可能回数(新品の切換開閉器の動作可能回数相当量)をYとすると、

0=800000―Y{1+3(Im/In)
(もしくは、0=800000−Y{1+7(Im/In)})

であるので、

Y=800000/{(1+3(Im/In)}・・・・・(5)
(もしくは、Y=800000/{(1+7(Im/In)})

となる。
式(5)において、定格電流値In=200Aとしたときの切換開閉器の動作可能回数Yと負荷電流値Imとの関係を下の表1及び図2に示す。
Figure 0006716961
図示するように、負荷電流値Imが定格電流値Inと同じ200Aの場合、動作可能回数Yは、200,000回である。
すなわち、上述の定格ステップ電圧及び定格通過電流のもとで、所定の電気的耐用切換に相当する回数だけ開閉させたときの動作可能回数である電気的動作可能回数と等しい。
しかし、負荷電流値Imが100Aの場合、動作可能回数Yは、約457,143回となる。
負荷電流値Imが50Aの場合、動作可能回数Yは、約673,684回となる。
なお、負荷電流値Imが0Aの場合は、動作可能回数Yは機械的動作可能回数である800,000となる。
表1及び図2は、負荷電流値Imを一定とした場合の動作可能回数Yであるが、実際は電流値Imは変動しているので、切換毎に、切り換え時の電流値Imをもとに、前回の動作可能回数相当量から、切り換えm回目の切換時によって低下した動作可能回数相当量(1+NIm)を引く。

=Xm−1−(1+NIm)・・・・・(3)’’

そして、演算された今回の動作可能回数相当量Xを、累積動作回数mとともに動作可能回数相当量を表示する。
本実施形態によると、動作可能回数は、負荷電流の値が小さくなると増加する。したがって、実際の負荷電流を基に動作可能回数相当量Xを演算することで、より正確な動作可能回数相当量Xを得ることができる。したがって、切換開閉器の動作可能回数がまだ十分ある状態にもかかわらず交換するといった事態を回避することができる。
本実施形態は、切換開閉器4の開閉時の電流値Imを測定して記録し、電気的動作可能回数の定格電流と動作回数のエネルギー量と比較して切換開閉器4におけるアーク接触子の摩耗量を推定することができる。
変圧器の停電やスイッチ室の抜油を行わなくても、表示部12による表示により、切換開閉器4におけるアーク接触子の摩耗量が推定できる。したがって、電気的動作可能回数の動作回数を超えて使用可能かどうかを判定することができる。
また、表示部12に表示された切換開閉器の動作可能回数相当量は、定期巡視等で記録し保存するようにし、表示部12等が故障してデータが消滅しても、巡視記録にデータがるようにするのが好ましい。
90リレー5に動作可能回数相当量の演算システム1を内蔵すれば、さらに小スペース化ができる。
(第2実施形態)
機械的動作可能回数は、概算として、上述の式(1)と等価な式として、以下の式でも求められる。

Lm=Nm+Vs×I0×t0×Nm・・・・・(6)

ここで、
I0:負荷時タップ切換装置の切り換える電流(0A)
Vs:定格ステップ電圧
t0:アーク時間(アーク時間 0秒)
Nm:機械的動作可能回数の動作回数(800000)
であるので、これらを(6)式に代入すると、

すなわち、
Lm=800000・・・・(6)’
電気的動作可能回数は、概算として上述の式(2)と等価な式として、以下の式で求められる。

Le=Nn+Vs×In×tn×Nn・・・・(7)

ここで、
In:負荷時タップ切換装置の定格電流
Vs:定格ステップ電圧
tn:アーク時間(定格電流時のアーク時間)
Nn:電気的動作可能回数の動作回数
であるので、これらを(7)式に代入すると、

Le=200000+Vs×In×tn×200000
Le=200000+200000VsIntn

(もしくは、Le=100000+Vs×In×tn×100000
Le=100000+100000VsIntn)

となる。
さらに、ステップ電圧は、系統電圧のため、多少の変動はあるものの略一定とし、定格ステップ電圧とする。またアーク時間も一定とするとする。ここで、正確には負荷電流や動作タイミングによりステップ電圧Vs、アーク時間tnが変化するが、後述の動作可能回数計算を簡素化するため、負荷電流や動作タイミングによるステップ電圧Vs、アーク時間tnの変化を考慮せず定格時と同じとして考えて抵抗、アーク時間を省略した。なお、ここでは、Vs,tnを定数として1を用いたが、1以外の場合は、その値を用いてLeを算出する。
Vs,tnを定数として1とすると、(7)式は

Le=200000+200000In・・・・(7)’
(もしくは、Le=100000+100000In)
機械的動作可能回数、電気的動作可能回数において、切り換えによるエネルギー総量はかわらないとすれば、Lm=Leであるので(6)’=(7)’とすると、

800000=200000+200000In
(もしくは、800000=100000+100000In)

すなわち、

600000=200000In
(もしくは、700000=100000In)

であるので機械的動作可能回数600000(もしくは、700000)回は定格電流を200000(もしくは、100000)回切り換えたエネルギー量に等しいと考えられる。
従って、動作可能回数相当量の最大値を機械的動作可能回数の800000回とすると、切換開閉器4における動作可能回数相当量Xは、以下の式で表すことができる。

X=800000−(1+NI1)−(1+NI2)−・・・(1+NIm) ・・・・(8)
ここで、NImは、切り換えm回目における切換時における、電気的な理由によるダメージの、機械的動作可能回数に相当する量である。この切り換えm回目のときの負荷電流をImとすると、

NIm=(Im/200000In)×600000・・・・(9)
(もしくは、NIm=(Im/100000In)×700000)

である。
ここで、例えば、負荷電流値Imが一定だとすると、動作可能回数相当量Xは、
X=800000−Σ{1+3(Im/In)}・・・・・(8)’
(もしくは、X=800000−Σ{1+7(Im/In)})

切換開閉器の動作可能回数(新品の切換開閉器の動作可能回数相当量)をYとすると、

0=800000―Y{1+3(Im/In)}
(もしくは、0=800000―Y{1+7(Im/In)})

であるので、

Y=800000/{(1+3(Im/In)}・・・・・(10)
(もしくは、Y=800000/{(1+7(Im/In)})

となる。
式(10)において、定格電流値In=200AとしたときのYとImとの関係を下の表2及び図3に示す。
Figure 0006716961
図示するように、負荷電流値Imが定格電流値Inと同じ200Aの場合、動作可能回数Yは、200,000回である。
すなわち、上述の定格ステップ電圧及び定格通過電流のもとで、所定の電気的耐用切換に相当する回数だけ開閉させたときの動作可能回数である電気的動作可能回数と等しい。
しかし、負荷電流値Imが100Aの場合、動作可能回数Yは、約320,000回となる。
負荷電流値Imが50Aの場合、動作可能回数Yは、約457,143回となる。
なお、負荷電流値Imが0Aの場合は、動作可能回数Yは機械的動作可能回数である800,000となる。
すなわち、第2実施形態においても、動作可能回数は、負荷電流の値が小さくなると、増加する。したがって、実際の負荷電流を基に動作可能回数相当量Xを演算することで、より正確な動作可能回数相当量Xを得ることができる。したがって、切換開閉器の動作可能回数がまだ十分ある状態にもかかわらず交換するといった事態を回避することができる。
1 動作可能回数相当量演算システム
2 電圧調整システム
3 負荷時タップ切換装置
4 切換開閉器
5 90リレー
11 演算部
12 表示部

Claims (5)

  1. 負荷時タップ切換装置における切換開閉器の動作可能回数相当量の演算方法であって、
    無電圧状態で1タップ切り換え毎に始動及び停止させながら動作サイクル切換を繰り返したときの動作可能回数である機械的動作可能回数から、
    切り換えを行うごとに、
    機械的劣化回数である1と、電気的劣化による前記機械的劣化回数に相当する数とを足した数を引くことで、動作可能回数相当量を演算する、演算方法において、
    前記電気的劣化による前記機械的劣化回数に相当する数は、定格電流に対する、切り換え時の負荷電流の割合を考慮して求められ、
    前記電気的劣化による前記機械的劣化回数に相当する数であるNImは、
    切り換えm回目のときの負荷電流をIm、
    定格電流をInとしたときに、
    以下の式
    NIm=(Im /200000In )×600000
    もしくは、
    NIm=(Im /100000In )×700000
    のいずれかの式で求められる演算方法。
  2. 負荷時タップ切換装置における切換開閉器の動作可能回数相当量の演算方法であって、
    無電圧状態で1タップ切り換え毎に始動及び停止させながら動作サイクル切換を繰り返したときの動作可能回数である機械的動作可能回数から、
    切り換えを行うごとに、
    機械的劣化回数である1と、電気的劣化による前記機械的劣化回数に相当する数とを足した数を引くことで、動作可能回数相当量を演算する、演算方法において、
    前記電気的劣化による前記機械的劣化回数に相当する数は、定格電流に対する、切り換え時の負荷電流の割合を考慮して求められ、
    前記電気的劣化による前記機械的劣化回数に相当する数であるNImは、
    切り換えm回目のときの負荷電流をIm、
    定格電流をInとしたときに、
    以下の式
    NIm=(Im/200000In)×600000
    もしくは、
    NIm=(Im/100000In)×700000
    のいずれかの式で求められる演算方法。
  3. 負荷時タップ切換装置における切換開閉器の動作可能回数相当量の演算システムであって、
    無電圧状態で1タップ切り換えごとに始動、停止させながら動作サイクル切換を繰り返したときの動作可能回数である機械的動作可能回数から、
    切り換えを行うごとに、機械的劣化回数である1と、電気的劣化による前記機械的劣化回数に相当する数とを足した数を引くことで、動作可能回数相当量を演算する演算部を備え、
    前記演算部は、
    前記電気的劣化による前記機械的劣化回数に相当する数を、定格電流に対する、切り換え時の負荷電流の割合を考慮して求め、
    前記電気的劣化による前記機械的劣化回数に相当する数であるNImを、
    切り換えm回目のときの負荷電流をIm、
    定格電流をInとしたときに、
    以下の式
    NIm=(Im /200000In )×600000
    もしくは、
    NIm=(Im /100000In )×700000
    のいずれかの式で求める演算システム。
  4. 負荷時タップ切換装置における切換開閉器の動作可能回数相当量の演算システムであって、
    無電圧状態で1タップ切り換えごとに始動、停止させながら動作サイクル切換を繰り返したときの動作可能回数である機械的動作可能回数から、
    切り換えを行うごとに、機械的劣化回数である1と、電気的劣化による前記機械的劣化回数に相当する数とを足した数を引くことで、動作可能回数相当量を演算する演算部を備え、
    前記演算部は、
    前記電気的劣化による前記機械的劣化回数に相当する数を、定格電流に対する、切り換え時の負荷電流の割合を考慮して求め、
    前記電気的劣化による前記機械的劣化回数に相当する数であるNImを、
    切り換えm回目のときの負荷電流をIm、
    定格電流をInとしたときに、
    以下の式
    NIm=(Im/200000In)×600000
    もしくは、
    NIm=(Im/100000In)×700000
    のいずれかの式で求める演算システム。
  5. 前記動作可能回数相当量を表示する表示部を備える、
    請求項3又は4に記載の演算システム。
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