JP6715430B2 - 避難用クッション - Google Patents

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この発明は、自動車のシートクッションやシートバックに着脱自在に装着し、トンネル内での火災事故等の緊急時に身体を保護するとともに呼吸を確保することが可能な避難用クッションに関するものである。
自動車でトンネル内を走行中に火災事故に遭遇した場合、乗員は自動車から降りてトンネルの非常口や出口に避難する。
換気の悪いトンネル内等の火災においては、充満した煙に含まれる一酸化炭素やその他の有毒ガスにより、避難者が死に至ることがある。
また、火災によってトンネルの内壁が崩落等し、落下物により避難者が負傷することがある。
特許文献1(実用新案登録第3112172号公報)「チューブ式エアクッション」には、自動車の座席のエアクッションを夫々エアバルブが付設された左側と右側に区画した無端チューブで形成し、エア圧を調整できると共に荷重が偏っても大きく傾く事のないチューブ式エアクッションの構造が開示されている。
特許文献2(特開2007−138312号公報)「エアチューブを装着した作業服、及び当該作業服に使用されるエアチューブ」には、衝撃を緩和し得るクッション性エアチューブを外側に装着した作業服であって、作業中にクリンカ等の固形物が落下してきた場合に衝撃を十分保護し得るようなエアチューブ付作業服の構成が開示されている。
特許文献3(特開平6−269507号公報)「避難用防護服」には、耐火プラスチックを有するフード部と、マント部とから構成され、ポケット内に収容した圧縮酸素タンクと呼吸用ガス供給口部とを導管で接続し、前記フード部内に呼吸用のマスクを配置した避難用防護服の構造が開示されている。
特許文献4(特開2005−278973号公報)「緊急避難用簡易マスク」には、開口を有する防煙用マスクと、この防煙用マスクの開口に接続される空気溜め容器と、前記防煙マスクの開口の近傍に空気送り管を介して接続される小型手動ポンプとを具備した緊急避難用簡易マスクの構成が開示されている。
特許文献5(特開2014−100445号公報)「防災服」には、防災素材など炎に強い素材を用いることで火災から身を守り、フード付きベストの生地の間にある浮き袋を膨らませることで避難時に落下物から頭部や内臓部分を守り、火災時に煙の吸引を軽減できると共に浮き袋内の空気を吸いながら避難することが可能な防災服の構成が開示されている。
実用新案登録第3112172号公報 特開2007−138312号公報 特開平6−269507号公報 特開2005−278973号公報 特開2014−100445号公報
自動車でトンネル内を走行中に火災事故に遭遇した場合、乗員は自動車から降りてトンネルの非常口や出口に避難するが、無防備で避難する場合、火災で発生する有毒な煙や、トンネル天井の内壁が崩落することによる落下物で危険に晒され、時には死に至ることがある。
火災等の避難時に装着して身体を保護する防護服としては、従来より様々な構成のものがあるが、火災等の緊急時に備えて予め防護服を着用したり、自動車に防護服を常備しておくことは、現実的な防災方法ではなかった。
とりわけ自動車に常に装備して日常的に使用することが可能で、かつ火災等の避難時に身体の保護と、呼吸の確保を同時に行うことが可能な簡便な防災用品に関する従来技術はなかった。
特許文献1「チューブ式エアクッション」は、外装カバーとエアバルブを付設した無端チューブで構成した自動車の座席のエアクッションに関するものであるが、走行中の衝撃や振動等を各チューブ内のエアの膨縮及び材料の伸縮によって吸収して運転中のストレスを軽減するためのものであり、火災事故等による避難時に自動車のシートから取り外して身体に装着することにより、身体を保護して呼吸を確保することが可能なクッションに関するものではない。
特許文献2「エアチューブを装着した作業服、及び当該作業服に使用されるエアチューブ」は、衝撃を緩和し得るクッション性エアチューブを外側に装着した作業服に関するものであるが、日常的に自動車のシートに着脱自在に載置し、火災事故等による避難時に自動車のシートから取り外して身体に装着することにより、身体を保護して呼吸を確保することが可能なクッションに関するものではない。
特許文献3「避難用防護服」は、建造物において火災が発生した際に着用し、煙等がフード部内に入り込むおそれがない小型の呼吸用ガスタンクを備えた避難用防護服に関するものであるが、日常的に自動車のシートに着脱自在に載置してクッションとして使用し、火災事故等による避難時に自動車のシートから取り外して身体に装着することにより、身体を保護して呼吸を確保することが可能なクッションに関するものではない。
特許文献4「緊急避難用簡易マスク」は、空気溜め部付きのライフジャケット等の上着に小型手動ポンプで空気を蓄えて、火災などの災害現場において利用可能な緊急避難用簡易マスクに関するものであるが、日常的に自動車のシートに着脱自在に載置してクッションとして使用し、火災事故等による避難時に自動車のシートから取り外して身体に装着することにより、身体を保護して呼吸を確保することが可能なクッションに関するものではない。
特許文献5「防災服」は、建物の火災等の避難時にフード付きベストの生地の間にある浮き袋を膨らませ、ベストの浮き袋内の空気を吸いながら避難することが可能で、かつ日常生活で着用可能なデザインの防護服に関するものであるが、日常的に自動車のシートに着脱自在に載置してクッションとして使用し、火災事故等による避難時に自動車のシートから取り外して身体に装着することにより、身体を保護して呼吸を確保することが可能なクッションに関するものではない。
この発明の目的は、上述のような従来技術が有する問題点に鑑みてなされたもので、
日常的に自動車のシートクッションやシートバック上に着脱自在に装着して使用するクッションであって、トンネル内の火災事故等に遭遇した際に、乗員が自動車のシートから取外して頭上や背中を覆い、付属の小型空気ボンベで外装カバー内のチューブ内に空気を供給して付属の吸引マスクで空気を吸引することにより有毒な煙を吸うことなく、かつ落下物等から身体を保護することが可能な避難用クッションを提供する。
請求項1の発明に係る避難用クッションは、
自動車のシートクッション及び又はシートバック上に載置した避難用クッションであって、
外装カバーと、
当該外装カバー内部に両端部を有す連通したチューブと、
当該チューブの両端部それぞれに連通接続した給気ホースと、
前記チューブの一方の先端部の給気ホースに連通接続した吸引マスクと、
前記チューブの他方の先端部の給気ホースに連通接続した小型空気ボンベと
を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明に係る避難用クッションは、
請求項1記載の避難用クッションが、
その左右両側面に手で掴む把手部と、
前記自動車のシートクッション又はシートバック又は身体に着脱自在に装着する装着用具とを備えていることを特徴とする。
請求項3の発明に係る避難用クッションは、
請求項1記載のチューブが、
1本の折曲したチューブを束ねた固定具を備えるか、或いは
複数のチューブを連通接続した接続具を備え、
前記外装カバー内に単層又は多層構造に均一に配置して内包したことを特徴とする。
請求項1の発明に係る避難用クッションは、
自動車のシートクッション及び又はシートバック上に載置した避難用クッションであって、
外装カバーと、
当該外装カバー内部に両端部を有す連通したチューブと、
当該チューブの両端部それぞれに連通接続した給気ホースと、
前記チューブの一方の先端部の給気ホースに連通接続した吸引マスクと、
前記チューブの他方の先端部の給気ホースに連通接続した小型空気ボンベとを備えたので、
乗員が自動車のシートクッション又はシートバックに装着することが容易な構造であり、小型で携帯するのに便利である。
日常的に自動車走行時の衝撃や振動を吸収するクッションとして使用することが可能で、かつトンネル内の火災事故等に遭遇した際に、前記自動車のシートクッション又はシートバックから取り外して身体の頭部や背中に装着して保護する防災用品として使用することが可能である。
外装カバー内に耐衝撃性、弾性及び可撓性を有すチューブを内包することにより、従来のエアバッグ等と異なり、空気を供給しなくともチューブ自体で落下物から避難者を保護することが可能となる。
避難者は、小型空気ボンベの空気噴出口から空気を噴出させて、外装カバー内のチューブ及び給気ホースを経由して吸引マスクから供給される空気を吸いながら煙を吸わずに避難することが可能となる。
請求項2の発明に係る避難用クッションは、
請求項1記載の避難用クッションが、
その左右両側面に手で掴む把手部と、
前記自動車のシートクッション又はシートバック又は身体に着脱自在に装着する装着用具とを備えているので、
避難時に左右両側面の把手部を掴んで、頭部や背中に身に付けて避難することが容易である。
自動車のシートクッション又はシートバック又は避難者の身体の頭部や背中に着脱自在に装着可能とする装着用具を備えているため、トンネル内等で火災事故に遭遇した場合に、直ぐに自動車のシートクッション又はシートバックから取外し、頭部又は背中に身に付け、非常口又は出口に避難することが可能となる。
請求項3の発明に係る避難用クッションは、
請求項1記載のチューブが、
1本の折曲したチューブを束ねた固定具を備えるか、或いは
複数のチューブを連通接続した接続具を備え、
前記外装カバー内に単層又は多層構造に均一に配置して内包したので、
チューブを外装カバー内に均一に配置することにより、当該避難用クッションで覆っている避難者の頭部や背中を確実に保護することが可能である。
複数のチューブを連結する構造とすることにより、長さの調節が容易となり、前記外装カバーの大きさに合わせて均一に内包させることが容易となり、外装カバー内に収納する作業も容易となる。
また、チューブを外装カバー内に多層状に配置することにより、落下物等に対してより強い構造とすることが可能となる。
本発明に係る避難用クッション4を自動車用シート1に装着した事例を示し、上部は側面図、下部は斜視図である。 自動車のシートバック3上に載置する(A)避難用背部クッション4aの事例の拡大斜視図を示す。 自動車のシートクッション2上に載置する(B)避難用座部クッション4bの事例の拡大斜視図を示す。 避難用クッション4の外装カバー5内の(C)チューブ6の構造の第1事例を示す平面図である。 避難用クッション4の外装カバー5内の(c)チューブ6の構造の第2事例を示す平面図である。
本発明に係る避難用クッションの実施形態例について図1から図5を参照しながら説明する。本発明は下記の実施形態にのみ限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲で下記の構成要素の省略または付加、構成要素の形状等の実施形態の変更を加えることが出来るのはもちろんである。なお、図は概略を示すもので、一部のみを描き詳細構造は省略した。
図1は、本発明に係る避難用クッション4を自動車用シート1に装着した事例を示し、上部は側面図、下部は斜視図である。
図1に示す自動車用シート1は、一般にシートクッション2と、このシートクッション2に傾動自在に取り付けられたシートバック3とを備えている。
本発明に係る避難用クッション4は、日常的に前記シートクッション2 及び又はシートバック3上に載置し、着脱自在に装着する。この避難用クッション4は、シートクッション2又はシートバック3の大きさに見合ったものとする。
当該避難用クッション4は、通常の自動車走行時において、走行中の衝撃や振動等を吸収して乗員のストレスを軽減するクッションとして使用することが可能であるとともに、トンネル内で火災事故等に遭遇した場合に、自動車用シート1から取り外して身体の頭部や背中に装着して保護するための防災用品としても使用することが可能である。
図2、図3は、自動車用シート1上に載置する避難用クッション4の事例の拡大斜視図を示す。
図2の(A)は、シートバック3上に載置する避難用背部クッション4aの事例を示す。
図3の(B)は、シートクッション2上に載置する避難用座部クッション4bの事例を示す。
当該避難用クッション4は、外装カバー5と、当該外装カバー5内部に両端部を有すチューブ6とで構成され、当該チューブ6の各先端部が前記外装カバー5の外部に突出するように構成される。さらに、避難用クッション4は、当該チューブ6、6の両端部それぞれに給気ホース接続具13a、13bで可撓性の給気ホース7a、7bを連通接続し、チューブ6の一方の先端部の給気ホース7aに避難者の口に装着されて空気を供給する吸引マスク8と、チューブ6の他方の先端部の給気ホース7bにチューブ6内に空気を供給する小型空気ボンベ9を連通接続した構成とする。また、外装カバー5の側面に、当該小型ガスボンベ9を外装カバー5に固定するワンタッチベルト等の固定具10を備えている。
上記外装カバー5は、不燃性の織布又は不織布で自動車用シート1のシートクッション2又はシートバック3の大きさに見合った大きさで略矩形状に縫着等により構成したものとし、少なくとも一辺にチューブ6を挿脱するための開閉自在な開口辺(図示せず)を備え、開口辺(図示せず)はスライドファスナー、面ファスナー、ホック等で構成するものとする。
外装カバー5内のチューブ6は、耐衝撃性、弾性及び可撓性を有す断面が中空円筒状のゴム等で両端部を有す構造とし、予め長さと直径は外装カバー5内に挿入されるように構成され、一方の先端部に空気を供給した場合に、他方の先端部から空気が排気されるように構成する。また、前記給気ホース接続具13a、13bをバルブ構造とすることにより、チューブ6内に出入りする空気量を調節することが可能である。
吸引マスク8に接続する給気ホース7aは、避難者の口元まで届く長さとし、可撓性を有す材料で構成し、伸縮自在構造とすることが好ましい。小型空気ボンベ9に接続する給気ホース7bも、小型空気ボンベ9の空気噴出口9aまで届く長さとし、可撓性を有す材料で構成し、伸縮自在構造とすることが好ましい。
吸引マスク8は、周囲が顔面に密着して密閉空間を形成するようにし、火災による煙が吸引マスク8内に入らない構造とする。なお吸引マスク8は、日常走行時において邪魔になるようであれば、自動車用シート1の後部座席側に設置するか、或いは着脱式のものを使用しても良い。図1は、日常走行時において着脱式の吸引マスク8を取り外して使用している状態を示している。
小型空気ボンベ9は、上部に空気噴出口9aと塞止弁9bを設けた構造とし、塞止弁9bを開くことにより、空気噴出口9aから空気が噴出する構造である。当該空気噴出口9aから噴出した空気は、給気ホース7bを通じて外装カバー5内のチューブ6に供給され、当該チューブ6の他端に接続された給気ホース7aを通じて吸引マスク8に送られ、当該吸引マスク8を装着した避難者に空気が供給される。
当該小型空気ボンベ9は、人間が5〜15分間程度呼吸できる量の空気を圧縮充填したものとし、携帯に便利なように出来るだけ軽量のものとする。
また、小型空気ボンベ9は、前記形式のものに限らず、レバー回動式やプッシュ式のものを採用しても良い。
前記避難用クッション4を使用することにより、下記の作用効果が得られる。
乗員が自動車のシートクッション2又はシートバック3に装着することが容易な構造であり、小型で携帯するのに便利である。
日常的に自動車走行時の衝撃や振動を吸収するクッションとして使用することが可能で、かつトンネル内の火災事故等に遭遇した際に、前記自動車のシートクッション2又はシートバック3から取り外して身体の頭部や背中に装着して保護する防災用品として使用することが可能である。
外装カバー5内に耐衝撃性、弾性及び可撓性を有すチューブ6を内包することにより、従来のエアバッグ等と異なり、空気を供給しなくともチューブ6自体で落下物から避難者を保護することが可能となる。
避難者は、小型空気ボンベ9の塞止弁9bを開いて空気噴出口9aから空気を噴出させて、外装カバー5内のチューブ6及び給気ホース7を経由して吸引マスク8から供給される空気を吸いながら煙を吸わずに避難することが可能となる。
当該避難用クッション4は、左右両側面に手で掴む把手部11、11と、自動車用シート1又は身体に巻き付けて装着するための装着用具12、12を備えた構造とする。
上記装着用具12は、紐やバンド等で構成され、先端部に面ファスナー、ホック等の接着具12aを有した構造とし、自動車用シート1又は身体の胴部に巻き付けた際に接着具12aで固定できる長さを有すものとする。
図2のシートバック3上に載置する避難用背部クッション4aは、当該装着用具12の接着具12a側でない他方の先端部を外装カバー5の側面等に固定する構造とする。
当該避難用背部クッション4aは、自動車走行時に、自動車用シート1のシートバック3上に装着用具12で装着し、トンネル等で火災事故に遭遇した場合に、乗員は当該避難用背部クッション4aの装着用具12を取り外して、当該避難用背部クッション4aを背負って、装着用具12を身体の胴部に巻き付け、胴部前方で接着具12aで固定した状態で、非常口或いは出口まで避難する。
図3の避難用座部クッション4bは、自動車走行時に、自動車用シート1のシートクッション2上に載置し、トンネル等で火災事故に遭遇した場合に、乗員は当該避難用座部クッション4bの把手部11を持って当該避難用座部クッション4bを頭部に被った状態で非常口或いは出口まで避難する。
前記避難用背部クッション4a又は避難用座部クッション4bを使用することにより、下記の作用効果が得られる。
避難時に左右両側面の把手部11を掴んで、頭部や背中に身に付けて避難することが容易である。
自動車のシートクッション2又はシートバック3又は避難者の身体の頭部や背中に着脱自在に装着可能とする装着用具12を備えているため、トンネル内等で火災事故に遭遇した場合に、直ぐに自動車のシートクッション2又はシートバック3から取外し、頭部又は背中に身に付け、非常口又は出口に避難することが可能となる。
図4は、避難用クッション4の外装カバー5内の(C)チューブ6の構造の第1事例を示す平面図である。
チューブ6は、図4に図示する如く外装カバー5内に均一に配置されるように、1本のチューブ6aを折り返すように折曲させた状態で固定具14で束ねて外装カバー5内に内包する。また、落下物等に対する強度を高めるため、チューブ6を多層構造とすることが好ましい。図4は2層構造である。
前記固定具14は、紐やバンド等で構成し、先端部の面ファスナーやフック等で構成した接着具14aで固定する。
図5は、避難用クッション4の外装カバー5内の(c)チューブの構造の第2事例を示す平面図である。
チューブ6は、図5に図示する如く外装カバー5内に均一に配置されるように複数のチューブ6bを接続具14bで連通接続して外装カバー5内に内包する。また、落下物等に対する強度を高めるため、チューブ6を多層構造とすることが好ましい。図5は2層構造である。
前記接続具14bは、耐衝撃性、弾性及び可撓性を有す材料とし、チューブ6と同等の材料とすることが好ましい。
前記チューブ6を内包した避難用クッション4を使用することにより、下記の作用効果が得られる。
チューブ6を外装カバー5内に均一に配置することにより、当該避難用クッション4で覆っている避難者の頭部や背中を確実に保護することが可能である。
複数のチューブ6を連結する構造とすることにより、長さの調節が容易となり、前記外装カバー5の大きさに合わせて均一に内包させることが容易となり、外装カバー内に収納する作業も容易となる。
また、チューブ6を外装カバー5内に多層状に配置することにより、落下物等に対してより強い構造とすることが可能となる。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
1自動車用シート
2シートクッション
3シートバック
4避難用クッション
4a避難用背部クッション
4b避難用座部クッション
5外装カバー
6チューブ
6a(1本の)チューブ
6b(複数の)チューブ
7給気ホース
7a(吸引マスク8に連通接続した)給気ホース
7b(小型空気ボンベ9に連通接続した)給気ホース
8吸引マスク
9小型空気ボンベ
9a空気噴出口
9b塞止弁
10(ワンタッチベルト等の)固定具
11把手部
12装着用具
12a接着具
13給気ホース接続具
13a(吸引マスク8に連通接続した)給気ホース接続具
13b(小型空気ボンベ9に連通接続した)給気ホース接続具
14固定具
14a接着具
14b接続具








Claims (3)

  1. 自動車のシートクッション及び又はシートバック上に載置した避難用クッションであって、
    外装カバーと、
    当該外装カバー内部に両端部を有す連通したチューブと、
    当該チューブの両端部それぞれに連通接続した給気ホースと、
    前記チューブの一方の先端部の給気ホースに連通接続した吸引マスクと、
    前記チューブの他方の先端部の給気ホースに連通接続した小型空気ボンベと
    を備えたことを特徴とする避難用クッション。
  2. 前記避難用クッションは、
    その左右両側面に手で掴む把手部と、
    前記自動車のシートクッション又はシートバック又は身体に着脱自在に装着する装着用具とを備えていることを特徴とする請求項1記載の避難用クッション。
  3. 前記チューブは、
    1本の折曲したチューブを束ねた固定具を備えるか、或いは
    複数のチューブを連通接続した接続具を備え、
    前記外装カバー内に単層又は多層構造に均一に配置して内包したことを特徴とする請求項1記載の避難用クッション。



















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