JP6711486B2 - 血管縫縮部材及び血管縫縮装置 - Google Patents

血管縫縮部材及び血管縫縮装置 Download PDF

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本発明は、血管を容易かつ効率的に縫縮することが可能な血管縫縮部材及び血管縫縮装置に関する。
近年、冠動脈が狭くなった場合や閉塞した場合に、血流を改善させて心筋に血流不足が生じるのを抑制するために、冠動脈にバイパスを形成する心臓バイパス手術が広く行われている(例えば、非特許文献1参照。)。
心臓バイパス手術では、例えば、患者の大腿部から取り出した大静脈をバイパス血管として適用する場合がある。
大静脈によりバイパス血管を形成する場合、大静脈と冠動脈では径に大きな差があるので、例えば、図9に示すように、冠動脈P110を斜めに切断して形成した切断端部P110Eと大静脈P120を長手方向に対して直角に切断した切断端部P120Eとを合わせて縫合することによって、冠動脈P110と大静脈P120の血管径の差を調整して血管吻合する場合がある。
一方、例えば、図10に示すように、冠動脈P110と大静脈P120を、それぞれ長手方向に対して直角に切断して、大静脈P120にPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)を材料としたフェルト(繊維を圧縮してシート状とした不織布)140を沿わせて大静脈120に縫合して大静脈120を縫縮することにより、大静脈P120に直角な切断端部P121Eを形成し、縫縮した大静脈の切断端部P121Eと冠動脈の切断端部P110Eとを合わせて縫合することにより血管吻合する場合がある。
http://www.cardio-vasc.com/bypass1.html
しかしながら、大静脈を縫縮する場合には、大静脈に沿って配置したフェルトにより大静脈を挟んで、大静脈の長手方向に沿ってフェルトを縫合する必要があり、縫縮に時間がかかるという問題がある。
そこで、容易かつ効率的に血管を縫縮することができ、ひいては径が異なる血管を効率的に吻合することが可能な技術に対する要望がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、血管を容易かつ効率的に縫縮することができ、ひいては大径の血管と小径の血管を効率的に吻合することが可能とされる血管縫縮部材及び血管縫縮装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
請求項1に記載の発明は、血管を長手方向に沿って縮径する血管縫縮部材であって、前記長手方向に沿って血管周壁部の一部を外方から把持可能に構成された把持部を備え、前記把持部は、開いた状態で前記血管の縫縮対象部より大きな間隔を形成するとともに、閉じた状態で前記血管の縫縮対象部を把持する間隔を形成し、前記血管の長手方向における位置に応じて自在に湾曲、屈曲されて形状が変化可能とされ、かつその変化した形状を保持することが可能に構成されるとともに、前記長手方向に沿って配置された複数のクランプ部を備え、前記複数のクランプ部は、連結部によって前記長手方向に接続されていることを特徴とする。
この発明に係る血管縫縮部材によれば、長手方向に沿って血管周壁部の一部を外方から把持可能に構成された把持部を備え、把持部は、開いた状態で血管の縫縮対象部より大きな間隔を形成するとともに、閉じた状態で血管の縫縮対象部を把持する間隔を形成しているので、血管を容易かつ効率的に縫縮することができ、ひいては効率的に血管吻合することができる。
また、血管の長手方向における位置に応じて自在に湾曲、屈曲されて形状が変化可能とされ、かつその変化した形状を保持することが可能に構成されているので、バイパス血管を臓器の外形に容易に沿わせることができる。
また、把持部が、長手方向に沿って配置された複数のクランプ部を備え、複数のクランプ部は、連結部によって前記長手方向に接続されているので、容易かつ効率的に血管を縫縮することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の血管縫縮部材であって、前記把持部は、前記血管に対する把持位置を調整可能に構成されていることを特徴とする。
この発明に係る血管縫縮部材によれば、把持部が血管に対する把持位置を調整可能に構成されているので、例えば、手術終了後に送血状態を確認して送血量の増減をしたい場合に、血管に対する把持位置を調整して血管径(血管の流路断面積)を調整することで、容易かつ効率的に送血量を調整することができる。
ここで、把持位置を調整するとは、血管の流路断面積を調整するための把持部の位置を意味しており、例えば、血管の長手方向に沿って実施する把持部による血管の把持深さ(縫縮対象部の大きさ)の調整や、血管の長手方向における一部で流路断面積を変更可能な血管と把持部の相対位置の調整を含む。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の血管縫縮部材であって、長手方向に沿ってみたときに一部が開口する略C字形の断面を有するとともに前記長手方向に沿って針金が配置され、前記把持部は、前記略C字形の断面において対向する一対の端部により構成され、前記一対の端部は互いに接近する側に付勢されていることを特徴とする。
この発明に係る血管縫縮部材によれば、把持部が、長手方向に沿ってみたときに一部が開口する略C字形の断面を有するとともに長手方向に沿って針金が配置され、把持部は、略C字形の断面において対向する一対の端部により構成され、一対の端部は互いに接近する側に付勢されているので、容易かつ効率的に血管を縫縮することができる。
また、構造が簡単であり、製造コストを低減することができる。
請求項4に記載の発明は、血管を長手方向に沿って縮径する血管縫縮装置であって、請求項1〜のいずれか1項に記載の血管縫縮部材と、縫縮対象の血管を収容して、前記長手方向に沿ってみたときに前記収容した血管壁部の一部を外方にはみ出させることにより縫縮対象部を形成する縫縮対象部形成装置と、を備えることを特徴とする。



この発明に係る血管縫縮装置によれば、縫縮対象部形成装置を備えているので、縫縮対象の血管を収容して、長手方向に沿ってみたときに収容した血管壁部の一部を外方にはみ出させることにより縫縮対象部を形成することができる。
また、構造が簡単であるので製造コストを低減することができる。
この発明に係る血管縫縮部材によれば、血管を容易かつ効率的に縫縮することができ、ひいては大径の血管と小径の血管を効率的に吻合することができる。
本発明の第1実施形態に係る血管縫縮装置の概略構成の一例を説明する斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る血管縫縮装置の概略構成を説明する図であり、縫縮対象部形成装置に大静脈を収容して血管縫縮部材を所定位置に配置した状態を説明する斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る血管縫縮部材の開閉状態と血管縫縮装置による血管縫縮の概略を説明する図である。 本発明の第1実施形態に係る縫縮血管の概略構成を説明する概念図である。 本発明の第2実施形態に係る血管縫縮装置の概略構成を説明する図であり、縫縮対象部形成装置に大静脈を収容して血管縫縮部材を所定位置に配置した状態を説明する斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る血管縫縮部材の開閉状態と血管縫縮装置による血管縫縮の概略を説明する図である。 本発明の第3実施形態に係る血管縫縮装置の概略構成を説明する図であり、縫縮対象部形成装置に大静脈を収容して血管縫縮部材を所定位置に配置した状態を説明する斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る血管縫縮部材の開閉状態と血管縫縮装置による血管縫縮の概略を説明する図である。 直角に切断した大静脈と斜めに切断した冠動脈を吻合する例を説明する図である。 直角に切断して縫縮した大静脈と直角に切断した冠動脈を吻合する例を説明する図である。
<第1実施形態>
以下、図1〜図4を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係る血管縫縮装置の概略構成を説明する斜視図であり、図2は縫縮対象部形成装置に大静脈を収容して血管縫縮部材を所定位置に配置した状態を説明する斜視図である。図1〜図4において、符号1は血管縫縮装置を、符号10は血管縫縮部材を示している。
血管縫縮装置1は、図1に示すように、例えば、縫縮対象の血管を収容して血管の周壁部の一部を外方にはみ出させて縫縮対象部を形成する縫縮対象部形成装置2と、縫縮対象部を把持して縫縮する血管縫縮部材10とを備えている。
縫縮対象部形成装置2は、例えば、長手方向に沿ってみたときに閉じた状態で周方向の一部が開口する断面略C字状とされた一対の血管収容部3と、一対の血管収容部3がその周方向の中央で長手方向の軸線O1周りに回動可能に接続する回動支持軸4と、一対の血管収容部3に連結されて、例えば、はさみの操作部のように手で開閉して、一対の血管収容部3を効率的に開閉する開閉操作レバー(操作部、不図示)とを備えている。
一対の血管収容部3は、例えば、ステンレス鋼等の錆や腐食が発生しにくい金属によって形成された第1血管収容部材3Lと、第2血管収容部材3Rとを備えている。
第1血管収容部材3L、第2血管収容部材3Rは、それぞれ略半円の円弧状断面が、長手方向に伸びた形態を有している。
第1血管収容部材3L及び第2血管収容部材3Rは、円弧状断面において互いに連結される側の周方向位置(周方向端部近傍)に、長手方向に沿って交互にリング状孔が形成され、互いに取り付け可能とされている。
そして、第1血管収容部材3Lのリング状孔と、第2血管収容部材3Rのリング状孔を互いに重ね合わせて配置すると、同軸上に接続軸取付孔3Hが形成されるようになっている。
そして、この接続軸取付孔3Hには、回動支持軸4が挿入され、第1血管収容部材3Lと第2血管収容部材3Rは、回動支持軸4が構成する軸線O1周りに矢印R2方向に回動可能とされている。
また、一対の血管収容部3を軸線O1周りに回動させて閉じた状態にすると、接続軸取付孔3Hと反対側の周方向端部とされる端部3E、3E同士は大静脈(縫縮対象の血管)P10の壁部と対応する所定間隔(例えば、大静脈P10の血管壁部厚さの2倍)をあけて対向する。なお、端部3E、3Eには、縫縮対象部P10Aと干渉しない位置に位置決ストッパ(不図示)が設けられている。
そして、一対の血管収容部3に収容された大静脈P10は、図2に示すように、バイパス血管を構成する部分が一対の血管収容部3内にとどまり、大静脈P10壁部のうち残りの部分が外方にはみ出して縫縮対象部P10Aとなる。
血管縫縮部材10は、図1、図2に示すように、縫縮対象部P10Aを外方から把持する把持部11と、長手方向に沿って配置された複数のクランプ部12と、補強用フェルト13と、針金(連結部)14とを備えている。
この実施形態において、把持部11は、複数のクランプ部12の先端側の対向部12Fに取り付けられた補強用フェルト13によって構成されており、開いた状態では血管P10の縫縮対象部P10Aより大きな間隔となり、閉じた状態では血管P10の縫縮対象部P10Aを把持する間隔となるように設定されている。
また、血管縫縮部材10は、血管の長手方向における位置に応じて湾曲、屈曲させて形状を自在に変化させることが可能とされ、その形状変化を保持することが可能に構成されている。
クランプ部12は、例えば、生体と適合可能とされ可撓性及び弾性を有するナイロンやポリプロピレン等の合成樹脂により一体成形されていて、先端側が互いに接近、離間可能とされたクランプアーム部121、122と、クランプアーム部121、122の基端側を接続する基端部123と、ラチェット121L、122Lとを備えている。
この実施形態では、基端部123は、例えば、隣接するクランプ部12の基端部123と一体成形されていて、隣接するクランプ部12を接続して、複数のクランプ部12が実質的に一体とされている。
また、クランプ部12の内方には縫縮対象部P10Aが収容される収容凹部10Uが形成されている。なお、収容凹部10Uは、対象の患者に予測される送血流量の最小値〜最大値をカバー可能な縫縮血管P11を構成するのに充分な大きさ(例えば、空間の大きさや深さ)に形成されていることが好ましい。
ラチェット121L、122Lは、クランプアーム部121、122の基端側近傍に配置され、それぞれのラチェット歯が互いに係合可能な向き及び位置に形成されている。そして、ラチェット121L、122Lは、クランプアーム部121、122の開閉状態をロックするロック機構を構成している。
また、ラチェット121L、122Lは、クランプアーム部121、122と一体成形されて可撓性を有しているので、例えば、いずれかを相手側と反対側に変位させるとロックが解除されて、クランプアーム部121、122を開く側に緩めて、血管10Pの長手方向に沿って、把持部11の血管10Pに対する把持深さ(把持位置)を調整可能とされている。
補強用フェルト13は、例えば、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)を材料としたフェルト(不織布)からなり、クランプアーム部121、122の先端側の対向部12Fに貼着されている。そして、縫縮対象部P10Pを把持した際に縫縮対象部P10Pを補強するようになっている。
針金(連結部)14は、例えば、錆及び腐食が発生しにくいステンレス鋼等の金属によって形成されていて、クランプ部12を成形する際に基端部123の内方に配置されていて、基端部123とともに隣接するクランプ部12を連結し、複数のクランプ部12を一体化している。
また、針金14は、長手方向の任意の位置で湾曲や屈曲されることで、複数のクランプ部12の長手方向の位置に応じた形状を任意に設定可能とするとともに、その形状を保持することができるようになっている。
次に、図3を参照して、血管縫縮装置1による大静脈(縫縮対象血管)P10の縫縮について説明する。図3は、第1実施形態に係る血管縫縮部材10の開閉状態と血管縫縮部材10による大静脈P10の縫縮手順の概略を説明する図である。
図3(A)は、血管縫縮部材10が単独で閉じた状態を示す図である。
血管縫縮部材10は、閉じた状態では、クランプアーム部121とクランプアーム部122に配置された補強フェルト13、13が縫縮対象の血管の壁部と対応する所定間隔(例えば、血管の壁部厚さの2倍)をあけて対向する。なお、血管縫縮部材10は、ラチェット121L及びラチェット122Lの相互の位置(ロック深さ)を調整することで、血管の壁部と対応する間隔を容易に調整できるようになっている。
以下、血管縫縮装置1による血管の縫縮手順について説明する。
(1)まず、図3(B)に示すように、クランプアーム部121とクランプアーム部122が開いた状態とする。このとき、ラチェット121L、122Lは解除されている。
(2)次に、縫縮部形成装置2の一対の血管収容部3を開いた状態にして、第1血管収容部3L又は第2血管収容部3Rに大静脈P10を配置する。
(3)そして、図3(C)に示すように、大動脈P10の壁部の一部を一対の血管収容部3の外方にはみ出させた状態で一対の血管収容部3を閉じて縫縮対象部P10Aを形成する。
その後、開いた状態の血管縫縮部材10を、縫縮対象部P10Aに装着可能な位置に配置する。
(4)そして、図3(C)に示すように、縫縮対象部P10Aを血管縫縮部材10の収容凹部10Uに挿入して、クランプアーム部121とクランプアーム部122に矢印T22方向の外力を付加する。
(5)その結果、図3(D)に示すように、血管縫縮部材10が縫縮対象部P10Aを把持して大動脈P10が縫縮されて縫縮血管P11が形成される。
次に、第1実施形態に係る縫縮血管P11の概略構成について説明する。
図4は、第1実施形態に係る縫縮血管P11の概略構成を説明する概念図であり、図4(A)は縫縮血管P11を血管縫縮部材10側から見た図であり、図4(B)は縫縮血管P11を図4(A)における矢視IVB−IVBから見た図である。
縫縮血管P11は、図4(A)、図4(B)に示すように、大動脈P10に沿って血管縫縮部材10が把持された形態とされている。
そして、縫縮血管P11は、図4(A)、図4(B)に示すように、血管縫縮部材10を湾曲又は屈曲(不図示)させて、長手方向の任意の位置において、二点鎖線で示すような任意の形状に変化させることが可能とされ、かつこの形状変化が保持可能とされている。
また、この形状変化は外力を加えることで新たな任意の形状に変化させることが可能とされている。
第1実施形態に係る血管縫縮装置1及び血管縫縮部材10によれば、長手方向に沿って大動脈P10の縫縮対象部P10Aを外方から把持して縫縮血管P11を形成するので、容易かつ効率的に縫縮血管P11を形成することができ、ひいては効率的に血管吻合することができる。
また、血管縫縮部材10を長手方向の任意の位置で湾曲、屈曲させることにより、縫縮血管P11の形状を自在に変化することができ、しかも形状変化が保持されるので、バイパス血管を臓器に容易に沿わせることができる。
第1実施形態に係る血管縫縮部材10によれば、把持部11が、長手方向に沿って配置された複数のクランプ部12を備えていて、これらクランプ部12が基端部213及び針金14によって長手方向に接続されているので、容易かつ効率的に血管を縫縮することができる。
第1実施形態に係る血管縫縮部材10によれば、例えば、手術終了後に送血状態を確認して送血量の増減をしたい場合に、把持部11による血管P10に対する把持深さ(把持位置)を変更して縫縮対象部P10Aの大きさを調整して、縫縮血管P11の血管径(血管の流路断面積)を調整することができる。その結果、容易かつ効率的に送血量を調整することができる。
第1実施形態に係る血管縫縮部材によれば、ラチェット121L、122Lを備えていて、ラチェット121L、122Lがロック機構を構成しているので、クランプ部12を係合させて容易かつ効率的に血管を縫縮することができる。
また、ラチェット121L、122Lの相対位置を調整することにより、クランプ部12の開度を効率的に任意の位置で係止することができる。
また、ラチェット121L、122Lがロック機構を構成しているので、縫縮対象部P10Aを把持したクランプ部12が不意に開くことを防止することができる。
<第2実施形態>
次に、図5、図6を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。
図5は本発明の第2実施形態に係る血管縫縮装置の概略構成を説明する斜視図であり、図6は第2実施形態に係る血管縫縮装置による血管縫縮の概略を説明する図である。図5、図6において、符号1Aは血管縫縮装置を、符号20は血管縫縮部材を示している。
血管縫縮装置1Aは、図5、図6に示すように、例えば、縫縮対象部形成装置2と、縫縮対象部を把持して縫縮する血管縫縮部材20とを備えている。また、この実施形態では、血管縫縮装置1Aは、血管縫縮部材20を容易に開状態とする開状態設定部材25を備えている。なお、縫縮対象部形成装置2については、第1実施形態と同様であるので、同じ符号を付して説明を省略する。
血管縫縮部材20は、図5、図6に示すように、縫縮対象部P10Aを外方から把持する把持部21と、長手方向に沿って配置された複数のクランプ部22と、針金(連結部)24とを備えている。
この実施形態において、把持部21は、複数のクランプ部22の先端側の対向部22Fによって構成されており、開いた状態では血管P10の縫縮対象部P10Aより大きな間隔となり、閉じた状態では血管P10の縫縮対象部P10Aを把持する間隔となるように設定されている。
また、血管縫縮部材20は、血管の長手方向における位置に応じて湾曲、屈曲させて形状を自在に変化させることが可能とされ、その形状変化を保持することが可能に構成されている。
クランプ部22は、例えば、生体と適合可能とされ可撓性及び弾性を有するナイロンやポリプロピレン等の合成樹脂により一体成形されていて、図5に示すように、長手方向に見たときに、間隔が先端側(開口側)で次第に小さくなる略U字状に形成されていて、先端側の対向部22Fが互いに接近、離間可能とされるクランプアーム部221、222と、クランプアーム部221とクランプアーム部222とを基端側で接続する基端部223とを備えている。
また、クランプ部22の内方には縫縮対象部P10Aが収容される収容凹部20Uが形成されていて、クランプアーム部221とクランプアーム部222が互いに収容凹部20U側(図6(D)に示す矢印T22方向)に向かって付勢されている。
針金(連結部)24は、例えば、錆及び腐食が発生しにくいステンレス鋼等の金属によって形成されていて、クランプ部22を成形する際に、基端部223の内方に配置され、基端部223とともに隣接するクランプ部22を連結し、複数のクランプ部22を一体化している。
また、針金24は、長手方向の任意の位置で湾曲や屈曲されることで、複数のクランプ部22の長手方向の位置に応じた形状を任意に設定可能とするとともに、その形状を保持することができるようになっている。
開状態設定部材25は、例えば、断面が略円形とされた棒状の部材とされていて、血管縫縮部材20の収容凹部20Uに挿入することにより、クランプアーム部221とクランプアーム部222を互いに離間して開状態を形成するようになっている。
また、開状態設定部材25は、長手方向に沿って、縫縮対象部P10Aを収容するための凹部25Uが形成されている。
なお、血管縫縮部材20は、例えば、収容凹部20Uが予測される送血量に対応可能な縫縮血管P11Aを構成するのに十分な大きさに形成されるとともに、開状態設定部材25の凹部25Uよりも大きな凹部を有する調整専用の開状態設定部材(不図示)によりクランプアーム部221、222を開く側に緩めることで、把持部21の血管10Pに対する把持深さ(把持位置)を調整可能とされている。
次に、図6を参照して、血管縫縮装置1による大静脈(縫縮対象血管)P10の縫縮について説明する。図6は、第2実施形態に係る血管縫縮部材20の開閉状態と血管縫縮部材20による大静脈P10の縫縮手順の概略を説明する図である。
図6(A)は、血管縫縮部材20が単独で閉じた状態を示す図である。
血管縫縮部材20は、閉じた状態では、クランプアーム部221とクランプアーム部222が互いに接近する側に付勢されていて、縫縮対象の血管の壁部と対応する所定間隔(例えば、血管の壁部厚さの2倍)をあけて対向するように設定されている。
以下、血管縫縮装置1Aによる血管の縫縮手順について説明する。
(1)まず、図6(B)に示すように、血管縫縮部材20の収容凹部20Uに開状態設定部材25を挿入して、クランプアーム部221とクランプアーム部122を矢印T21方向に変位させて開いた状態とする。
(2)次に、縫縮部形成装置2の一対の血管収容部3を開いた状態にして、第1血管収容部3L又は第2血管収容部3Rに大静脈P10を配置する。
次いで、図6(C)に示すように、大動脈P10の壁部の一部を一対の血管収容部3の外方にはみ出させた状態で一対の血管収容部3を閉じて縫縮対象部P10Aを形成する。
その後、開いた状態の血管縫縮部材20を、縫縮対象部P10Aに装着可能な位置に配置する。
(3)そして、図6(C)に示すように、縫縮対象部P10Aを血管縫縮部材20の内方の収容凹部20U及び凹部25Uに収容してから、開状態設定部材25を長手方向に引き抜いてクランプアーム部221とクランプアーム部222が閉じた状態とする。
(4)その結果、図6(D)に示すように、血管縫縮部材20が縫縮対象部P10Aを把持して大動脈P10が縫縮されて縫縮血管P11Aが形成される。
縫縮血管P11Aの概略構成については、図4で示した第1実施形態の場合と同様であるので説明を省略する。
第2実施形態に係る血管縫縮装置1A及び血管縫縮部材20によれば、長手方向に沿って大動脈P10の縫縮対象部P10Aを外方から把持して縫縮血管P11Aを形成するので、容易かつ効率的に縫縮血管P11Aを形成することができ、ひいては効率的に血管吻合することができる。
また、血管縫縮装置1Aによれば、クランプアーム部221とクランプアーム部222が収容凹部20U側に付勢されていて、開状態設定部材25によってクランプ部22を開状態として、開状態設定部材25を引き抜くことによりクランプアーム部221とクランプアーム部222が接近して閉じた状態とするので、容易かつ効率的に奉職することができる。
また、血管縫縮部材20を長手方向の任意の位置で湾曲、屈曲させることにより、縫縮血管P11Aの形状を自在に変化することができ、しかも形状変化が保持されるので、バイパス血管を臓器に容易に沿わせることができる。
また、第2実施形態に係る血管縫縮部材20によれば、開状態設定部材25に凹部25Uが形成されているので、縫縮対象部P10Aを容易に収容するとともに効率的に縫縮することができる。
<第3実施形態>
次に、図7、図8を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。
図7は本発明の第3実施形態に係る血管縫縮装置の概略構成を説明する斜視図であり、図8は第3実施形態に係る血管縫縮装置による血管縫縮の概略を説明する図である。図7、図8において、符号1Bは血管縫縮装置を、符号30は血管縫縮部材を示している。
血管縫縮装置1Bは、図7、図8に示すように、例えば、縫縮対象部形成装置2と、縫縮対象部を把持して縫縮する血管縫縮部材30とを備えている。また、この実施形態では、血管縫縮装置1Bは、血管縫縮部材30を容易に開状態とする開状態設定部材35を備えている。なお、縫縮対象部形成装置2については、第1実施形態と同様であるので、同じ符号を付して説明を省略する。
血管縫縮部材30は、図7、図8に示すように、長手方向に沿ってみたときに一部が開口する略C字形の断面を有し、長手方向に沿って縫縮対象部P10Aを外方から把持する把持部31と、針金34とを備えている。
この実施形態において、把持部31は、略C字形断面の開口側で対向する一対の端部(対向部)32Fによって構成され、一対の端部32Fは互いに接近する側に付勢されている。
また、把持部31は、開いた状態では血管P10の縫縮対象部P10Aより大きな間隔となり、閉じた状態では血管P10の縫縮対象部P10Aを把持する間隔となるように設定されている。
具体的には、把持部本体32は、例えば、生体と適合可能とされ可撓性を有する柔軟なポリプロピレン等の合成樹脂からなるパイプの周壁部を長手方向に沿って1か所切断して形成した開口部の対向する一対の端部(対向部)32Fにより構成されている。
より具体的には、長手方向に沿って見たときに、図7に示すように、略C字状の断面を有していて、このC字状の断面が長手方向に沿って伸びた形態とされている。
また、把持部本体32の内方には縫縮対象部P10Aが収容される収容凹部30Uが形成されていて、一対の端部32Fが互いに接近する側(図8(D)に示す矢印T32方向)に付勢されている。
針金34は、例えば、錆及び腐食が発生しにくいステンレス鋼等の金属によって形成されていて、把持部本体32を成形する際に、把持部本体32の内方に長手方向に沿って配置されている。
また、針金34は、長手方向の任意の位置で湾曲や屈曲されることで、複数のクランプ部22の長手方向の位置に応じた形状を任意に設定可能とするとともに、その形状を保持することができるようになっている。
また、血管縫縮部材30は、血管の長手方向における位置に応じて湾曲、屈曲させて形状を自在に変化させることが可能とされ、その形状変化を保持することが可能に構成されている。
開状態設定部材35は、例えば、断面が略円形とされた棒状の部材とされていて、血管縫縮部材30の収容凹部30Uに長手方向における両側の開口部から挿入することにより、把持部本体32の一対の端部32Fを互いに離間して把持部31が開いた状態を形成するようになっている。
また、長手方向の両側の開口部から開状態設定部材35を挿入することにより、開状態設定部材35が挿入されていても、開状態設定部材35と開状態設定部材35の間には収容凹部30Uが維持されるようになっている。
なお、血管縫縮部材30は、例えば、収容凹部30Uが予測される送血量に対応可能な縫縮血管P11Bを構成するのに十分な大きさに形成されるとともに、開状態設定部材35を適度に再挿入してクランプアーム部221、222を開く側に緩めることで、把持部31の血管10Pに対する把持深さ(把持位置)を調整可能とされている。
次に、図8を参照して、血管縫縮装置1Bによる大静脈(縫縮対象血管)P10の縫縮について説明する。図8は、第3実施形態に係る血管縫縮部材30の開閉状態と血管縫縮部材30による大静脈P10の縫縮手順の概略を説明する図である。
図8(A)は、血管縫縮部材30が単独で閉じた状態を示す図である。
血管縫縮部材30は、閉じた状態では、端部32F、32Fが互いに接近する側に付勢されていて、縫縮対象の血管の壁部と対応する所定間隔(例えば、血管の壁部厚さの2倍)をあけて対向するように設定されている。
以下、血管縫縮装置1Bによる血管の縫縮手順について説明する。
(1)まず、図8(B)に示すように、血管縫縮部材30の収容凹部30Uに開状態設定部材35を挿入して、端部32Fと端部32Fを矢印T31方向に変位させて、把持部31を開いた状態とする。
(2)次に、縫縮部形成装置2の一対の血管収容部3を開いた状態にして、第1血管収容部3L又は第2血管収容部3Rに大静脈P10を配置する。
次いで、図8(C)に示すように、大動脈P10の壁部の一部を一対の血管収容部3の外方にはみ出させた状態で一対の血管収容部3を閉じて縫縮対象部P10Aを形成する。
その後、開いた状態の血管縫縮部材30を、縫縮対象部P10Aに装着可能な位置に配置する。
(3)そして、図8(C)に示すように、縫縮対象部P10Aを血管縫縮部材30の内方の収容凹部30Uに収容してから、開状態設定部材35を長手方向の両側に引き抜いて把持部31を閉じた状態とする。
(4)その結果、図8(D)に示すように、血管縫縮部材30が縫縮対象部P10Aを把持して大動脈P10が縫縮されて縫縮血管P11Aが形成される。
縫縮血管P11Aの概略構成については、図4で示した第1実施形態の場合と同様であるので説明を省略する。
第3実施形態に係る血管縫縮装置1B及び血管縫縮部材30によれば、長手方向に沿って大動脈P10の縫縮対象部P10Aを外方から把持して縫縮血管P11Bを形成するので、容易かつ効率的に縫縮血管P11Bを形成することができ、ひいては効率的に血管吻合することができる。
また、血管縫縮装置1Bによれば、端部(対向部)32F、32Fが収容凹部30U側に付勢されていて、開状態設定部材35によって把持部31を開いた状態として、開状態設定部材35を長手方向両側に引き抜くことで、端部32F、32Fが接近して把持部31が閉じた状態となるので、容易かつ効率的に縫縮することができる。
また、血管縫縮部材30を長手方向の任意の位置で湾曲、屈曲させることにより、縫縮血管P11Bの形状を自在に変化することができ、しかも形状変化が保持されるので、バイパス血管を臓器に容易に沿わせることができる。
また、第3実施形態に係る血管縫縮部材30によれば、開状態設定部材35を挿入した状態で、収容凹部30Uが維持されるので、縫縮対象部P10Aを容易に収容するとともに効率的に縫縮することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更をすることが可能である。
例えば、上記実施形態の縫縮対象部形成装置2、縫縮対象部材10、20、30の形態及び材質については任意に設定することができる。
例えば、上記実施形態においては、把持部11、21、31が血管10Pに対する把持位置を調整可能に構成されている場合について説明したが、把持部11が血管10Pに対する把持位置を調整可能に構成するかどうかについて任意に設定することができる。
また、上記実施形態においては、血管縫縮部材10がクランプ部12を内方に押さえて閉じた状態とし、血管縫縮部材20、30が閉じた状態側に付勢されている場合について説明したが、血管縫縮部材を閉じた状態とする機構については任意に設定することができる。
また、上記実施形態においては、血管縫縮部材10、20、30が自在に湾曲、屈曲することで形状変化しその形状を保持するために、針金14、24、34を用いる場合について説明したが、針金以外の材料(例えば、樹脂等)を用いてもよいことはいうまでもない。また、隣接するクランプ部12、22を基端側で接続する関節構造等によって構成してもよい。
また、上記実施形態においては、血管縫縮部材10がラチェット121L、122Lにより閉じた状態を維持するロック機構を備え、血管縫縮部材20、30が付勢力により閉じた状態を維持しロック機構を備えていない場合について説明したが、閉じた状態を維持するためのロック機構を備えるかどうかは任意に設定することができ、例えば、閉じた状態側に付勢される場合にロック機構を適用してもよい。
また、ラチェット121L、122L以外のロック機構を設けてもよく、ロック機構の具体的構成については任意に設定することができる。
また、上記実施形態において、血管縫縮部材10が補強用フェルト13を備え、管血管縫縮部材20、30がフェルトを備えない場合について説明したが、補強用フェルトを備えるかどうかは任意に設定することができる。
また、上記実施形態においては、血管縫縮装置1、1A、1Bを、心臓バイパス手術に用いるために、大静脈を縫縮する場合について説明したが、血管縫縮装置1、1A、1B及び血管縫縮部材10、20、30を適用する手術や縫縮する血管については任意に設定することができる。
また、上記実施形態においては、血管縫縮部材10、20、30が血管縫縮対象部P10Aを挟んで把持する場合について説明したが、例えば、血管縫縮対象部P10Aと対応して針等の喰いこみ部を形成して、喰いこみ部によって血管縫縮対象部P10Aを突き刺して把持する構成としてもよい。
この発明に係る血管縫縮部材及び血管縫縮装置によれば、血管を容易かつ効率的に縫縮することができ、ひいては大径の血管と小径の血管を効率的に吻合することができるので、産業上利用可能である。
P10 大静脈(血管)
P10A 縫縮対象部
P11 縫縮血管
1、1A、1B 血管縫縮装置
2 縫縮対象部形成装置
10、20、30 血管縫縮部材
10U、20U、30U 収容凹部
11、21、31 把持部
12F、22F 対向部
25、35 開状態設定部材

Claims (4)

  1. 血管を長手方向に沿って縮径する血管縫縮部材であって、
    前記長手方向に沿って血管周壁部の一部を外方から把持可能に構成された把持部を備え、
    前記把持部は、
    開いた状態で前記血管の縫縮対象部より大きな間隔を形成するとともに、閉じた状態で前記血管の縫縮対象部を把持する間隔を形成し、前記血管の長手方向における位置に応じて自在に湾曲、屈曲されて形状が変化可能とされ、かつその変化した形状を保持することが可能に構成されるとともに、
    前記長手方向に沿って配置された複数のクランプ部を備え、
    前記複数のクランプ部は、連結部によって前記長手方向に接続されていることを特徴とする血管縫縮部材。
  2. 請求項1に記載の血管縫縮部材であって、
    前記把持部は、
    前記血管に対する把持位置を調整可能に構成されていることを特徴とする血管縫縮部材。
  3. 請求項1又は2に記載の血管縫縮部材であって、
    長手方向に沿ってみたときに一部が開口する略C字形の断面を有するとともに前記長手方向に沿って針金が配置され、
    前記把持部は、
    前記略C字形の断面において対向する一対の端部により構成され、前記一対の端部は互いに接近する側に付勢されていることを特徴とする血管縫縮部材。
  4. 血管を長手方向に沿って縮径する血管縫縮装置であって、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の血管縫縮部材と、
    縫縮対象の血管を収容して、前記長手方向に沿ってみたときに前記収容した血管壁部の一部を外方にはみ出させることにより縫縮対象部を形成する縫縮対象部形成装置と、
    を備えることを特徴とする血管縫縮装置。
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