JP6711149B2 - 制御装置、光伝送システムおよび光伝送システムの制御方法 - Google Patents

制御装置、光伝送システムおよび光伝送システムの制御方法 Download PDF

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Description

開示は、制御装置、光伝送システムおよび光伝送システムの制御方法に関する。
従来、光ネットワークにおいては、中心波長およびスロット幅が固定である固定グリッド光ネットワークが使用されている。また、光ネットワークの構成に使用される機器は単一のベンダの機器であることが多い。このため、ネットワークの状況が容易に把握でき、また、隣接波長パス間には、十分な波長軸上のマージンを確保することができる。したがって、従来の光ネットワークにおいて、新規に波長パスを設定する際には、既設の波長パスへの影響を考えずに新規の波長パスを設定し、導通(伝送確認)を行なえば十分である。
一方、従来の固定グリッド光ネットワークに代え、中心波長およびスロット幅を柔軟に選択することにより波長資源の有効活用を目指すフレキシブルグリッド光ネットワーク(エラスティック光ネットワーク)が採用されつつある。フレキシブルグリッド光ネットワークにおいては、ネットワーク費用(CAPEX(Capital Expenditure))の削減のために複数のベンダの機器を混在させて使用したり、波長パスごとに異なる変調方式を活用したりすることが予想される。このため、異なるベンダの機器の混在によりネットワークの状況の把握が困難になったり、最小限の伝送ペナルティマージンで波長パスが設定されたりする。
また、Software Defined Networkの導入によって波長パスを動的に設定したり解除したりすることが繰り返され、いわゆる虫食い状に波長パスが使用される状況を解消するために、波長デフラグメンテーションの必要性が高まっている。
特表2014−508429号公報
上述のようなフレキシブルグリッド光ネットワークの特性により、新規に波長パスを設定しようとすると、既設の波長パスに悪影響を及ぼす可能性が、固定グリッド光ネットワークを使用しているときよりも増えることが予想される。例えば、隣接波長パスの伝送マージンが想定以下に悪化していることの検出が困難となり、この結果、予期しないタイミングで波長パスが伝送不可となることがあり得る。このような伝送不可となる原因は、他の障害要因(例えばトランスポンダの障害や受信障害)との切り分けが困難である。
以上に鑑み、既設の波長パスの伝送特性に与える影響を小さくして、新規波長パスの設定を行なうことを含む開示を行なう。
一実施形態において、制御装置は、第1伝送装置と第2伝送装置とを制御する。制御装置は、監視波長パス選出部と、監視波長パス下限値算出部と、波長パス追加部と、を備える。監視波長パス選出部は、第1伝送装置と第2伝送装置との間に新規波長パスを設定する際に、第1伝送装置と第2伝送装置の間の少なくとも一部の伝送路を通過する既設波長パスの中から、監視波長パスを選ぶ。監視波長パス下限値算出部は、監視波長パスの信号品質の下限値を算出する。波長パス追加部は、監視波長パスの信号品質が、監視波長パス下限値算出部により算出された下限値以上であることを監視しながら、新規波長パスのパワーを上昇させる。
一側面によれば、既設の波長パスの伝送特性に与える影響を小さくし、新規波長パスの設定を行なうことが可能になる。
実施形態1に係る光伝送システムの全体構成図である。 実施形態1に係る光伝送システムの機能ブロック図である。 実施形態1に係る光伝送システムの制御装置の波長パスデータベースに格納されるデータの一例を示す図である。 図3に示す波長パスの経路を例示する図である。 実施形態1において、新規の波長パス(新規波長パス)を追加するための画面表示の一例を示す図である。 図4に示す一例から、新規の波長パスが追加された後の波長パスの一例を示す図である。 新規の波長パスを設定した後の各波長パスのノイズ限界量の一例を示す図である。 (A)は新規の波長パスの設定のための処理のフローチャートであり、(B)は新規の波長パスの設定のための処理の別のフローチャートである。 新規の波長パスを設定する際に徐々に(段階的に)新規波長パスのパワーを上昇させることを示す図である。 新規の波長パスのパスパワーの増大に伴って既設の波長パスに及ぶ影響を予測するグラフの一例を示す図である。 実施形態1の変形例に係る光伝送システムの制御装置の機能ブロック図である。 実施形態1の変形例に係る光伝送システムの制御装置の機能ブロック図である。 実施形態2に係る光伝送システムの制御装置の機能ブロック図である。 実施形態2において、新規の波長パスを追加するための画面表示の一例を示す図である。 新規の波長パスを追加した後のノイズ限界量の算出の一例を示す図である。 新規の波長パスを追加した後のノイズ限界量の算出の一例を示す図である。 実施形態3に係る制御装置の機能ブロック図である。 波長デフラグメンテーションの一例を示す図である。 波長デフラグメンテーションの一例を示す図である。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。なお、以下の実施形態に用いる図面において、同一符号を付した部分は、特に断らない限り、同一または同様の部分を表わす。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る光伝送システム100の全体構成図である。光伝送システム100は、ノードA(101)、B(102)、C(103)、D(104)、E(105)および制御装置110を備える。
ノードA(101)、B(102)、C(103)、D(104)およびE(105)のそれぞれは、光伝送中継装置(伝送装置)を備える。図1を参照すると、ノードA(101)とノードB(102)、ノードB(102)とノードC(103)、ノードB(102)とノードD(104)およびノードD(104)とノードE(105)のそれぞれが光伝送路により接続される。したがって、例えばノードA(101)の光伝送中継装置に接続されたトランスポンダに信号を入力して、ノードB(102)の光伝送中継装置に接続されたトランスポンダから信号が出力できる。このとき、ノードA(101)において光信号に変換がされ、当該光信号が光伝送路を経由してノードB(102)の光伝送中継装置に伝送される。
また、例えば、ノードA(101)からノードD(104)へ信号を送信するには、ノードB(102)を経由して光信号が伝送される。別言すれば、まず、ノードA(101)から光信号が光伝送路を介してノードB(102)に伝送される。その後、ノードB(102)において必要な増幅および方路の選択などが行なわれ、ノードB(102)からノードD(104)へ光信号が伝送路を介して伝送される。このとき、ノードA(101)からノードB(102)へ伝送される光信号の中心波長とノードB(102)からノードD(104)へ伝送される光信号の中心波長は等しくなる。ノード間で伝送される光信号の中心波長が等しくなることは、複数のノードを経由する場合も同様である。例えば、ノードA(101)からノードE(105)へ光信号がノードB(102)およびノードD(104)を経由して伝送されるときも、各ノード間で伝送される光信号の中心波長が等しい。
そこで、波長パスを、出発点となるノードと、経由点のノードがあれば当該ノードと、終点となるノードと、光信号の中心波長との組として特定してもよい。また、波長パスは、さらにスロット幅を含むとして特定してもよい(第2の特定)。別言すれば、第2の特定の仕方による波長パスは、出発点となるノードと、経由点のノードがあれば当該ノードと、終点となるノードと、光信号の中心波長と、スロット幅との組である。以下では、前者の特定の仕方を用いて説明するが、第2の特定の仕方を用いることもできるし、必要ならば他の特定の仕方を用いることもできる。
また、隣接する2ノード間の光伝送路を「スパン」という。例えば、ノードA(101)からノードB(102)を経由してノードD(104)までの経路を有する波長パスは、2つのスパンを有する。別言すれば、当該波長パスは、ノードA(101)からノードB(102)までのスパンおよびノードB(102)からノードD(104)までのスパンを有する。
制御装置110は、各ノードと接続され、各ノードと通信が可能であり、各ノードの光伝送中継装置を制御する。制御装置110は、各波長パスの光信号の送信パワー(パスパワーあるいは単にパワーという場合がある)の大きさの制御、各波長パスの光信号の信号品質の監視を行なう。信号品質は、BER(Bit Error Rate)や、OSNR(Optical Signal−to−Noise Ratio)などにより測定することができる。以下では、説明を簡単にするために、信号品質を、BERの測定により得られるノイズ量により表わす。
図2は、実施形態1に係る光伝送システム100の機能ブロック図を示す。
ノードA(101)は、WSS201と、ポストアンプ202を備え、WSS201には、トランスポンダ204〜206が接続されたマルチプレクサ203が接続される。なお、WSSは、Wavelength Selection Switchの略である。ノードA(101)は、波長パスの始点になるノードである。
ノードB(102)は、ノードA(101)から伝送される光信号をノードC(103)およびノードD(104)に伝送可能なノードである。ノードB(102)は、ノードA(101)からの光信号を増幅するプリアンプ208を有し、プリアンプ208の出力光信号は、WSS207に入力される。WSS207には、光信号をアドしたりドロップしたりするためのトランスポンダ212が接続されたマルチプレクサ/デマルチプレクサ211が接続される。また、WSS207には、光信号をノードC(103)およびノードD(104)に伝送するためのポストアンプ209および210が接続される。ノードB(102)は、波長パスの始点、終点および中継点のいずれにもなり得るノードである。
ノードC(103)は、ノードB(102)から伝送される光信号を増幅するプリアンプ228がWSS227に接続され、WSS227は、トランスポンダ230および231が接続されたデマルチプレクサ229に接続される。ノードC(103)は波長パスの終点になるノードである。
ノードD(104)は、ノードB(102)から伝送される光信号をノードE(105)に伝送可能なノードである。ノードD(104)は、ノードB(102)からの光信号を増幅するプリアンプ214を有し、プリアンプ214の出力光信号は、WSS213に入力される。WSS213には、光信号をアドしたりドロップしたりするためのトランスポンダ217〜220が接続されたマルチプレクサ/デマルチプレクサ216が接続される。また、WSS213には、光信号をノードE(105)に伝送するために、ポストアンプ215が接続される。ノードD(104)は、波長パスの始点、終点および中継点のいずれにもなり得るノードである。
ノードE(105)は、ノードD(104)から伝送される光信号を増幅するプリアンプ222が、WSS221に接続され、WSS221は、トランスポンダ224〜226が接続されたデマルチプレクサ223に接続される。ノードE(105)は波長パスの終点となるノードである。
なお、ノードA(101)〜ノードE(105)の数は5に限定されず任意であり、また、種々のトポロジーでのノードの接続があり得る。また、図1および図2においては、ノード間の光信号の伝送方向は一方向となることを想定しているが、双方向としてもよい。
制御装置110は、波長パスデータベース231と、新規波長パス受付部232と、新規波長パスノイズ限界算出部233と、監視波長パス選出部234と、監視波長パスノイズ限界算出部235と、波長パス追加部236とを有する。
波長パスデータベース231は、光伝送システム100に現在、設定されている波長パス(既設波長パス)の情報を格納する。波長パスの情報は、光信号の中心波長、始点のノードの識別情報、必要な中継点のノードの識別情報および終点のノードの識別情報を含む。
図3は、波長パスデータベース231の格納する情報の一例を示す図である。「パス番号」は、波長パスを一意に識別するための識別情報を格納する列の名前であり、「波長」は、波長パスの光信号の中心波長の識別情報を格納する列の名前である。また、「パス」は、波長パスの始点のノードの識別情報、必要な中継点のノードの識別情報および終点のノードの識別情報を格納する列の名前である。
例えば、パス番号として「1」という識別情報を有する波長パスは、光信号の中心波長の識別情報が「3」であり、A(101)を始点とし、中継点をB(102)およびD(104)とし、E(105)を終点とし、3スパンの長さを有する波長パスである。なお、光信号の中心波長の識別情報の代わりに、光信号の中心波長の値そのものを使用してもよい。
同様に、パス番号として「2」という識別情報を有する波長パスは、光信号の中心波長の識別情報が「5」であり、A(101)を始点とし、中継点をB(102)とし、C(103)を終点とし、2スパンの長さを有する波長パスである。
同様に、パス番号として「3」という識別情報を有する波長パスは、光信号の中心波長の識別情報が「5」であり、D(104)を始点とし、E(105)を終点とし、1スパンの長さを有する波長パスである。
以降において、パス番号として「1」という識別情報を有する波長パスを波長パス1と呼称する。同様に、「2」という識別情報を有する波長パスを波長パス2と呼称し、「3」という識別情報を有する波長パスを波長パス3と呼称する。
図4は、図3に示す波長パスの経路を例示する図である。図4の実線401は、波長パス1を表わす。同様に、図4の一点鎖線402は、波長パス2を表わし、図4の一点鎖線403は、波長パス3を表わす。
以下では、波長パス1〜3がすでに設定されている状態で、光信号の中心波長の識別情報が「4」の波長パスを新規に設定する例を用いて制御装置110の説明を行なう。光信号の中心波長の識別情報が「4」の波長パスは、始点をA(101)、中継点をB(102)およびD(104)、終点をE(105)とする波長パスである。なお、識別情報として「4」を有する光信号の中心波長は、識別情報として「3」を有する光信号の中心波長と識別情報として「5」を有する光信号の中心波長との間の波長を有するとする。別言すれば、光信号の中心波長の識別情報の値の大きさの順序にしたがって、光信号の中心波長の大きさの順序が定まるとする。
図2に戻り説明を続ける。新規波長パス受付部232は、新規に設定する波長パスの情報を受け付ける。例えば、新規波長パス受付部232は、ディスプレイとキーボードなどの入出力装置に入力された波長パスを表わす情報を受け付ける。あるいは、波長パスを表わす情報を記述したファイルから情報を受け付けるようにしてもよい。
図5は、新規に設定する波長パスの情報が新規波長パス受付部232により受け付けられ、画面などに表示された状態の一例を示す。光信号の中心波長の識別情報が「4」であり、パスを表わす情報として、始点をAとし、中継点をBおよびDとし、終点をEとする情報が表示されている。
図6は、波長パス1〜3がすでに設定されている図4の状態から、図5に情報が示される波長パスを新規に設定した後の状態とした場合の波長パスを具体的に示す図である。新規に設定される波長パスが点線601により示されている。上述のように点線601に対応する波長パスの光信号の中心波長の識別情報である「4」の光信号の中心波長は、識別情報として「3」を有する光信号の中心波長と識別情報として5を有する光信号の中心波長との間である。このため、図6では、A(101)とB(102)とのスパンにおいて実線401と一点鎖線402との間に点線601が配置され、D(104)とE(105)とのスパンにおいて実線401と一点鎖線403との間に点線601が配置されている。
再び図2に戻り説明を続ける。新規波長パスノイズ限界算出部233は、新規波長パス受付部232により受け付けられた情報に基づき新規に設定される波長パス(以下、当該波長パスを「波長パスN」と呼称する。)のノイズ限界量を算出する。新規波長パスノイズ限界算出部233は、波長パスNが設定された後に、さらに別の波長パスが新規に設定される場合、当該別の波長パスが波長パスNに影響を与えても波長パスNの伝送が不可能とならない波長パスNのノイズ量(ノイズ限界量)を算出する。
新規波長パスノイズ限界算出部233の算出するノイズ限界量は、通信品質の下限値を表わす。したがって、新規波長パスノイズ限界算出部233を、新規波長パス下限値算出部と呼称する場合がある。
別の波長パスが波長パスNに影響を与える場合としては、別の波長パスと波長パスNとのそれぞれの光信号の中心波長が隣接する場合がある。また、別の波長パスが波長パスNに影響を与える場合としては、相互位相変調やイントラチャネル四光波混合、誘導ラマン散乱などの非線形効果によるものがある。以下では、説明を簡単にするために、光信号の中心波長が隣接する場合について説明するが、非線形効果によるものについても同様に説明することができる。
波長パスNを設定した後に、別の波長パスが、光信号の中心波長が隣接するように設定される可能性がある場合には、当該別の波長パスが波長パスNに与える影響を考慮して波長パスNを設定する必要がある。例えば、波長パスNの設定の後に、波長パスNの光信号の中心波長に隣接する波長パスが新規に設定され波長パスNに影響が及び、波長パスNのノイズ量の増加量が「q」となることを仮定する。このとき、波長パスNを設定した後の波長パスNのノイズ量は、光伝送が可能になる最大のノイズ量(以下において、ノイズ量限界(最終値)と呼称する場合がある。)からqを減じた量以下となっている必要がある。
図3〜図6を参照すると、図3に示す波長パスが設定されている状態から図5に示す波長パスNが新規に設定された後に、B(102)とD(104)との間のスパンにおいて識別情報が「5」の光信号の中心波長が設定されると、波長パスNに影響が及ぶ可能性がある。したがって、波長パスNが新規に設定される場合には、ノイズ限界量は、ノイズ量限界(最終値)からqを減じた量となる。
別の定式化を行なうとすると次のようになる。波長パスNの経路上のスパン「s」における空き指標VN、sを、波長パスNを設定した後に設定されることにより、波長パスNの通信品質の低下をもたらすことになる波長パスの数とする。例えば、VN、A→Bは、0であり、VN、B→Dは、1であり、VN、D→Eは、0である。次に波長パスNの空き指標Vを、波長パスNの経路上のスパンsについてのVN、sの総和であるとする。例えばV=VN、A→B+VN、B→D+VN、D→E=0+1+0=1である。したがって、波長パスNが新規に設定される場合のノイズ限界量は、ノイズ量限界(最終値)からV×qを減じた量となる。
なお、以上においては、各スパンにおけるqの値は同じであることを仮定したが、スパンの距離に応じて、qの値は変化するようにしてもよい。この場合、波長パスNが新規に設定される場合のノイズ限界量は、ノイズ量限界(最終値)から、VN、A→B、VN、B→DおよびVN、D→Eに各スパンのqの値を乗じてから総和を計算した値を減じた値となる。
図2に戻ると、監視波長パス選出部234は、波長パスNの設定により、影響が及ぶ可能性がある既設の波長パスを監視対象波長パス(「監視波長パス」と呼称する場合がある)として選出する(選ぶ)。別言すれば、波長パスNの設定の前後においてVの値が変化する波長パスMを監視対象波長パスとして選出する。
図3〜図6を参照すると、波長パスNを設定すると影響が及ぶ可能性があるのは、実線401の波長パス(波長パス1)と、一点鎖線402の波長パス(波長パス2)と、一点鎖線403の波長パス(波長パス3)の3つである。そこで、図3〜図6の例では、監視波長パス選出部234は、実線401の波長パス1と、一点鎖線402の波長パス2と、一点鎖線403の波長パス3とを監視対象波長パスとして選出する。
監視波長パスノイズ限界算出部235は、監視波長パス選出部234が選出した監視対象波長パスのノイズ限界量を算出する。監視波長パスノイズ限界算出部235は、波長パスNを設定した直後に許容されるノイズ量を算出する。別言すれば、波長パスNを設定した後に、さらに別の波長パスを新規に設定しても監視波長パスのノイズがノイズ量限界(最終値)を超えないノイズ量を算出する。
監視波長パスノイズ限界算出部235の算出するノイズ限界量は、通信品質の下限値を表わす。したがって、監視波長パスノイズ限界算出部235を、監視波長パス下限値算出部と呼称する場合がある。
図3〜図6を参照すると、点線601の波長パスNを設定した後には、識別情報が2の光信号の中心波長を有する波長パスが、A、B、DおよびE間のそれぞれに設定される可能性がある。この場合、波長パス1(実線401)が3スパンに亘って影響を受けることになる。したがって、波長パス1のノイズ限界量は、ノイズ量限界(最終値)から3×qを減じた値となる必要がある。
同様に、点線601の波長パスNを設定した後には、識別情報が6の光信号の中心波長を有する波長パスが、AとBとのスパンに設定されると、波長パス2(一点鎖線402)が影響を受ける。このため、波長パス2のノイズ限界量は、ノイズ量限界(最終値)からqを減じた値となる必要がある。
さらに、BとCとのスパンにおいて、識別番号が4および6の光信号の中心波長を有する波長パスが設定されると、波長パス2が影響を受ける。したがって、一点鎖線402の波長のノイズ限界量は、さらに2×qを減じた値となる必要がある。
結論として、点線601の波長パスNを設定した後には、波長パス2のノイズ限界量は、ノイズ量限界(最終値)から3×qを減じた値となる必要がある。
同様に、点線601の波長パスNを設定した後には、識別情報が6の光信号の中心波長を有する波長パスが、DとEとのスパンに設定されると、波長パス3(一点鎖線403)が影響を受ける。このため、波長パス3のノイズ限界量は、ノイズ量限界(最終値)からqを減じた値となる必要がある。
以上のノイズ限界量についてまとめると、点線601の波長パスNを設定した後には、波長パスNについては、ノイズ量限界(最終値)からqを減じた値となる必要がある。実線401の波長パス1については、ノイズ量限界(最終値)から3×qを減じた値となる必要がある。一点鎖線402の波長パス2については、ノイズ量限界(最終値)から3×qを減じた値となっている必要がある。一点鎖線403の波長パス3については、ノイズ量限界(最終値)からqを減じた値となっている必要がある。
別言すれば、監視波長パスをMとすると、Mのノイズは、ノイズ量限界(最終値)からV×qを減じた値となる。
図7は、各波長パスのノイズ限界量をグラフ上に示す図である。新規波長パスNについては、ノイズ量限界(最終限界)からqを減じた値以下となることが示されている。また、実線401の波長パス(波長パス1)については、ノイズ量限界(最終限界)から3×qを減じた値となることを示す。また、一点鎖線402の波長パス(波長パス2)については、ノイズ量限界(最終限界)から3×qを減じた値となることを示す。また、一点鎖線403の波長パス(波長パス3)については、ノイズ量限界(最終限界)からqを減じた値となることを示す。
再度図2に戻ると、波長パス追加部236は、新規波長パス受付部232に受け付けられた情報に基づき波長パスNを追加し設定する。波長パスNの設定の際には、波長パス追加部236は、目標パワーを設定し、経路上の全ての光伝送中継装置について出力可能な最小の値から1ステップずつパスパワー大きくして新規波長パスNのパスパワーを目標パワーにすることができる。目標パワーは、新規波長パス受付部232が、新規に設定する波長パスの情報を受け付けるときに同時に受け付けてもよい。また、新規に設定する波長パスのスパン数に応じて決められるようになっていてもよい。この場合、スパン数が多いほど、目標パスパワーを大きくしてもよい。また、光伝送システム100の設計時にスパン毎に目標パワーが決められている場合には、当該決められた値を用いてもよい。
波長パス追加部236は、パスパワーを1ステップ上昇させるたびに、監視対象波長パスのノイズ量が、ノイズ限界量を超えていないかどうかを確認することができる。また、付加的に、波長パス追加部236は、パスパワーを1ステップ上昇させるたびに、波長パスNのノイズ量が、ノイズ限界量を超えていないかどうかを確認してもよい。以下においては、波長パス追加部236は、監視対象波長パスのノイズ量と波長パスNのノイズ量とを確認することを想定して説明する。
波長パス追加部236は、波長パスNを設定する際には、C(103)およびE(105)が受信する新規波長パスNおよび監視対象波長パスの光信号のノイズ量が、ノイズ限界量を超えていないかどうかを確認することができる。もし、波長パス追加部236は、ノイズ限界量を超えていることが確認されれば、新規波長パスNの設定を中断することができる。中断後には、例えば、目標パワーを下げたり、別の波長を選択したりして新規波長パスの設定を行なうことができる。
図8(A)は、新規に波長パスNを設定する際の制御装置110の処理のフローチャートを示す。ステップS801の処理において、新規波長パス受付部232により、新規に設定する波長パス(新規波長パス)の情報を受付ける。ステップS802の処理において、監視波長パス選出部234が、受付けた情報に基づいて、監視対象波長パスを選出する。ステップS803の処理として、新規波長パスノイズ限界算出部233が、新規波長パスのノイズ限界量を算出する。ステップS804の処理として、監視波長パスノイズ限界算出部235が、監視対象波長パスのノイズ限界量を算出する。ステップS805の処理として、波長パス追加部236が、波長パスNのパスパワーを上昇させる。波長パスNのパワーを上昇させながら、監視対象波長パスのノイズ量が、ノイズ限界量を超えていないかどうかを確認する。また、波長パスNのノイズ量が、ノイズ限界量を超えていないかどうかを確認してもよい。
なお、波長パスNを設定する際の制御装置110の処理の各ステップは、図8(A)に示す順序に限定されることはない。例えば、ステップS803の処理は、ステップS801の処理の実行の後であり、ステップS805の実行の前であればいつでも行なうことができる。同様に、ステップ804の処理は、ステップS802の処理の実行の後であり、ステップS805の実行の前であればいつでも行なうことができる。
図8(B)は、波長パス追加部236が、波長パスNのパスパワーを上昇させる処理のフローチャートである。ステップS811の処理において、変数Poに最小のパスパワーの値を代入する。最小のパスパワーは、光伝送中継装置が送信可能なパスパワーのうち最小の値である。なお、最小のパスパワーにおいて光信号の伝送が可能である必要はない。ステップS812の処理において、波長パス追加部236は、波長パスNの経路上の各送信側のノードに、波長パスNのパスパワーを変数「Po」の値に設定する。ステップS813において、波長パスNおよび監視対象波長パスのそれぞれのノイズ量を測定し、ノイズ限界量以下であるかどうかを判断する。もし、ノイズ限界量以下でなければ、次の処理は、ステップS815の処理となり、波長パスNの設定の処理を中止する。
ステップS813において、波長パスNおよび監視対象波長パスのそれぞれのノイズ量を測定し、ノイズ限界量以下であれば、次の処理は、ステップS814となる。ステップS814の処理においては、変数Poの値が、目標パワー以上かどうかを判断する。もし、変数Poの値が目標パワーと等しい場合には、波長パス追加部236は処理を終了する。
ステップS814において、変数Poの値が、目標パワーになっていない場合には、次の処理は、ステップS816の処理となる。ステップS816の処理において、変数Poの値をΔの値により増加させ、ステップS812に戻る。
なお、ステップS813においては、波長パスNおよび監視対象波長パスのそれぞれのノイズ量を測定し、測定したノイズ量がノイズ限界量以下であることを確認する。しかし、波長パスNのパスパワーが所定の値(例えば、光伝送が可能となるパスパワー(最小許容パスパワー))に達するまでは、波長パスNのノイズ量の測定と、当該測定したノイズ量がノイズ限界量以下であるかどうかの確認と、を省略してもよい。この理由は、波長パスNのパスパワーが小さく、光伝送が可能となるパスパワー未満であれば、ノイズが多く検出される場合がほぼ通常である。このため、波長パスNが原因でステップS814からNOに分岐してしまって波長パスNが設定できなくなってしまう可能性がある。
そこで、図9に示すように、波長パスNのパスパワーが、光伝送が可能となる最小許容パスパワー(図9の場合は、−3dB/ch)未満の間は、波長パスNについては、ノイズ量の測定を省略してもよい。したがって、ノイズ量がノイズ限界量以下であるかどうかの確認を省略してもよい。図9において、「新規波長パス」の列の「N/A」が、波長パスNについて、ノイズ量の測定と確認とを省略したことを示す。そして、波長パスNのパスパワーが、光伝送が可能となる最小許容パスパワー以上となっている場合に、波長パスNについてのノイズ量の測定を行ない、測定したノイズ量がノイズ限界量以下であることを確認する。図9において、「新規波長パス」の列の「OK」は、波長パスNのパスパワーが−3dB/chとなるときにおいて、波長パスNのノイズ量を測定し、測定したノイズ量がノイズ限界量以下であったことを示す。
このように、波長パスNのパスパワーが所定の値未満である間、波長パスNのノイズ量の測定を省略することにより、波長パスNの設定の失敗の可能性を低減させることができ、また、ノイズ測定などに要する手間を削減することができる。
また、図8(B)において、Δの値は定数でなく可変な値であってもよい。これは、既設の波長パスについて、波長パスNのパスパワーについての異なる少なくとも2つの値についてのノイズ量が測定されれば、ノイズ量の外挿(補間)により、波長パスNのパスパワーを大きくしたときのノイズ量が予測できるためである。
具体的には、図10の測定点△、□および○に示すように、新規波長パスのパスパワーが−10dB/chと−7dB/chとなる場合の波長パス1〜3のノイズ量が測定されたとする。2つの場合において外挿を行なって得られる例えば直線1001、1002および1003により、さらに波長パスNのパスパワーを上げた場合のノイズ量を予測することができる。
図11は、このようなノイズ量の予測が行なわれる場合の制御装置110の機能ブロック図である。制御装置は、図2と同様に、波長パスデータベース231と、新規波長パス受付部232と、新規波長パスノイズ限界算出部233と、監視波長パス選出部234と、監視波長パスノイズ限界算出部235と、波長パス追加部236とを有する。波長パス追加部236は、予測部1101を有する。
予測部1101は、既設波長パスについて、少なくとも2つの新規波長パスパワーに対するノイズ量が測定された場合に、新規波長パスパワーをさらに上昇させたときのノイズ量を予測する。予測は、例えば、少なくとも2つの新規波長パスパワーに対するノイズ量を外挿(補間)して行なう。
図10に示すように直線1001が波長パス1のノイズ限界量となるときのパスパワーがPo1として求められる。同様に、直線1002が波長パス2のノイズ限界量となるときのパスパワーがPo2として求められ、直線1003が波長パス3のノイズ限界量となるときのパスパワーがPo3として求められる。このとき、PO2<PO1<PO3となっていれば、波長パス2が最も小さいパスパワーによりノイズ限界量に達する。
そこで、波長パスNのパスパワーを−7dB/chにして波長パス1〜3のノイズ量がノイズ量限界以下であることを確認した場合、ステップS816において、Poを−7とPO2との間の値に設定してもよい。具体的には、ステップS816において

Δ = (−7+PO2)/2−(−7)

とし、Poを

Po = (−7+PO2)/2

に設定してもよい。
図12は、ステップS816において、このように既にノイズ量が測定された新規波長パスのパスパワーと、予測部1101による予測に基づいて、新規波長パスのパスパワーの増加値Δを算出する場合の制御装置110の機能ブロック図である。制御装置は、図2と同様に、波長パスデータベース231と、新規波長パス受付部232と、新規波長パスノイズ限界算出部233と、監視波長パス選出部234と、監視波長パスノイズ限界算出部235と、波長パス追加部236とを有する。波長パス追加部236は、予測部1101を有し、さらに、パワー増加値算出部1201を有する。
パワー増加値算出部1201は、既にノイズ量が測定された新規波長パスのパスパワーと、予測部1101による予測に基づいて、新規波長パスのパスパワーの増加値を算出する。
このように波長パスNのパスパワーを上昇させることにより、より早く波長パスNを設定することができる。
以上のように、本実施形態においては、新規に波長パスを設定する場合、波長パスの設定により影響が及ぶ可能性のある監視対象波長パスを選出し、監視対象波長パスのノイズ限界量を算出する。これにより、新規に波長パスを設定しようとする際に、既設の波長パスの光伝送が不可能となることを防止することができる。また、新規に設定する波長パスのパスパワーを1ステップずつ上昇させることにより、既設の波長パスの光伝送が突然不可能になることを防止することができる。
(実施形態2)
実施形態1においては、新規に設定する波長パスの経路上の全ての送信側のノードのパスパワーを上昇させる。これにより、パスパワーは各スパンにおいて等しくすることができる。一方、スパン毎に伝送特性が異なっていたり、波長パスの使用率が異なっていたりするなどの場合には、パスパワーはスパン毎に異なっていることが望ましい。
そこで、実施形態2として、新規に設定する波長パスの経路を複数のセグメントに分けて目標パワーを設定してパスパワーを上昇させる形態について説明する。ここにセグメントとは、経路のサブ経路をいう。例えば、波長パスの使用率が高いサブ経路(混雑しているサブ経路)においては、サブ経路のスパン毎に波長パスを設定し、混雑していないサブ経路においては、サブ経路の複数のスパンに亘る1つの波長パスを設定する。
図13は、実施形態2に係る光伝送システム100の制御装置110の機能ブロック図である。実施形態2に係る光伝送システム100の制御装置110は、図2に示す実施形態2に係る光伝送システムの制御装置110の新規波長パス受付部232が追加順序受付部1301をさらに有している。
追加順序受付部1301は、新規に設定する波長パスの経路の複数のセグメントを受付ける。新規に設定する波長パスの経路が、例えば「A、B、D、E」である場合、追加順序受付部1301は、セグメント「A、B、D」および「D、E」を受付けることができる。この場合、制御装置110は、「A、B、D」に波長パス(以後、波長パスN1という)を設定した後に、「D、E」に波長パス(以後、波長パスN2という)を設定する。
図14は、本実施形態において、新規に設定する波長パスの情報が追加順序とともに新規波長パス受付部232により受け付けられ、ディスプレイに表示された状態の一例を示す。実施形態1との違いは、本実施形態においては、波長パス追加順序が表示されている点である。
図14の場合には、「A、B、D」および「D、E」となっている。上述したように、制御装置110は、2回に分けて波長パスの追加を行ない、まず、A、BおよびDに波長4の波長パスN1を設定し、次に、DおよびEに波長4の波長パスN2を設定することができる。
別言すれば、まず、A、BおよびDのセグメントに波長パスN1を新規に設定するために、新規に設定する波長パスのノイズ限界量を求める。ノイズ限界量は、VN1+SRestに基づいて算出され、ノイズ量限界(最終値)から、VN1+SRestにqを乗じた値を引いた値となる。ここにSRestは、未設定のセグメントRestの波長パスに、波長パスN2を設定することにより波長パスN2の通信品質の低下をもたらすことになる波長パスの数をスパン毎に求め、当該数の総和を求めた数である。通常は、SN2はN2のスパン数の2倍となるが、光信号の中心波長が、各スパンにおける最小の波長または最大の波長であれば、スパン数となる。したがって、波長パスN1のノイズ限界量は、VN1+SN2に基づいて算出される。
N1にSRestを加える理由は、N1を設定した後にRestに波長パスを設定するので、Restに波長パスを設定する際に他の波長パスから受ける影響を前もって加える必要があるからである。
波長パスN1は、A、BおよびDのセグメントに設定されるので、Restは、DおよびEのセグメントとなる。したがって、VN1=VN1、A→B+VN1、B→D=0+1となり、SRest=2×1=2となるので、波長パスN1のノイズ限界量は、ノイズ限界量(最終限界)から3×qを減じた値となる。
監視対象波長パスは、波長パス1および波長パス2となる。V波長パス1=4となり、V波長パス2=3となる。波長パス1について、実施形態1の場合よりも1大きくなるのは、波長パスN1を設定しても、DおよびEのスパンに波長パスN2が未設定であるからである。
以上をまとめると、波長パスN1のノイズ限界量は、ノイズ量限界(最終値)から3×qを減じた値となり、波長パス1のノイズ限界量は、ノイズ量限界(最終値)から4×qを減じた値となる。また、波長パス2のノイズ限界量は、ノイズ量限界(最終値)から3×qを減じた値となる。
図15は、各波長パスのノイズ限界量をグラフ上に示す図である。波長パスN1については、ノイズ限界量は、ノイズ量限界(最終限界)から3×qを減じた値となることが示されている。また、波長パス1については、ノイズ限界量は、ノイズ量限界(最終限界)から4×qを減じた値となることを示す。また、波長パス2については、ノイズ限界量は、ノイズ量限界(最終限界)から3×qを減じた値となることを示す。
波長パスN1の設定が終了すると、制御装置110は、波長パスN2の設定を行なう。ノイズ限界量は、上記と同様の演算により、次のようになる。波長パスN2の設定を行なう場合には、未設定のセグメントRestは存在しないので、ノイズ限界量は、VN1にqを乗じた値をノイズ量限界(最終値)から減じた値となる。また、監視対象波長パスは、波長パス1および波長パス3となり、それぞれのノイズ限界量は、ノイズ量限界(最終限界)から3×q、qを減じた値となる。
図16は、各波長パスのノイズ限界量をグラフ上に示す図である。波長パスN2については、ノイズ限界量は、ノイズ量限界(最終値)と等しくなることを示す。波長パス1については、ノイズ限界量は、ノイズ量限界(最終限界)から3×qを減じた値となることを示す。また、波長パス3については、ノイズ限界量は、ノイズ量限界(最終限界)からqを減じた値となることを示す。
図15と図16とを比較すると、新規に設定する波長パスの経路を複数のセグメントに分ける場合には、セグメントへの波長パスの設定の度に、波長パスのノイズ限界量が同じとはならない。したがって、目標パワーもそれぞれのセグメントに応じて異なるようにするのが好ましいことになる。
(実施形態3)
図17は、制御装置110を別の側面から捉えた場合の機能ブロック図である。制御装置は、入力部1601と、記憶部1602と、演算部1603と、出力部1604とを有する。
入力部1601には、新規に設定する波長パスの情報が入力され、また、各ノードに設置された受信器から取得する伝送特性(ノイズ量)の情報が入力される。したがって、入力部1601は、図2に示す新規波長パス受付部232の機能を含む。
記憶部1602は、物理ネットワーク情報、光回線配置状況、ノイズ量限界値(最終限界)、現在設定中の新規波長パスの状況、現在の各波長パスのパスパワーの設定状況を記憶する。したがって、記憶部1602は、波長パスデータベース231の機能を含む。また、波長パスの設定の途中には、記憶部1602は、図9に示すテーブルに相当する情報を記憶する。
演算部1603は、監視波長パス決定部1611と、新規波長パスのパスパワー増分ステップ計算部1612と、伝送特性取得受信機決定部1613と、追加パターン決定部1614と、新規波長パスの追加可不可決定部1615とを有する。
監視波長パス決定部1611は、監視波長パス選出部234に対応し、新規波長パスの情報が入力されると、監視対象波長パスを決定する。
新規波長パスのパスパワー増分ステップ計算部1612は、パワー増加値算出部1201に相当し、図8(B)のフローチャートのステップS816のΔの値を決定する。
伝送特性取得受信機決定部1613は、ステップS814において、ノイズ限界量以下であることを確認するために、ノイズ量を取得する受信機を選択する部である。
追加パターン決定部1614は、新規波長パスを設定する場合に、新規波長パスを複数のセグメントに分けて設定するかどうかを決定する部である。実施形態2においては、新規波長パスの情報を入力する際に波長パス追加順序を指定することにより、新規波長パスをセグメントに分けて設定するかどうかを指定することができた。一方、本実施形態では、波長パス追加順序を指定しなくても、制御装置110がノードの接続のトポロジーや波長パスの設定の数に基づいてサブ経路が混雑しているかどうかを判断し、波長パス追加順序を決定する。追加パターン決定部1614が、波長パス追加順序を指定して波長パスを設定すると決定した場合には、波長パス追加部236は、実施形態2の動作を行なうように制御を行なう。
サブ経路が混雑しているかどうかは、定数Mを定めておき、サブ経路に設定されている波長パスの数がM以上であるかどうかにより判断することができる。別言すれば、サブ経路に設定されている波長パスの数がM以上であれば、サブ経路は混雑しており、サブ経路に設定されている波長パスの数がM未満であれば、サブ経路は混雑していないと判断することができる。
新規波長パスの追加可不可決定部1615は、図8(B)のフローチャートのステップS813の判断を行なう部である。
したがって、新規波長パスのパスパワー増分ステップ計算部1612と、伝送特性取得受信機決定部1613と、追加パターン決定部1614と、新規波長パスの追加可不可決定部1615は、波長パス追加部236の機能に含まれる。
(応用例)
以上説明した制御装置110を有する光伝送システム100により、例えば、光経路のデフラグメンテーションの処理を行なうことができる。
図18(A)は、ノード1701および1702間で波長パスの追加および削除を繰り返した結果として、波長パスC1と波長パスC2の間に、未使用の波長帯域が存在していることを示す図である。また、波長パスC1に隣接して波長パスC2が存在している。
そこで、以上説明した制御装置110を有する光伝送システム100により、波長帯域を有効に利用するために、波長パスC1と波長パスC2の間の波長帯域に、波長パスC2の波長帯域を移動させ、図18(B)に示すようにすることができる。
この場合、波長パスC2を波長パスC1とC3との間に移動して設定しようとする際、1ステップずつパスパワーを上昇させることにより、例えば、クロストークにより、波長パスC1またはC3の伝送マージンが一定以下になることを検出することができる。この場合の検出は波長パスC1およびC3の伝送不可とせずに検出することができる。また、設定後のC2の伝送マージンが十分に得られない場合も、同様に検出することが可能である。
図19は、波長でフラグメンテーションについて、さらに一般化した一例を示す図である。図19(A)に示すように、波長パスAが波長1および2を使用してノード1805および1806に設定されており、波長パスBが波長2を使用して、ノード1801〜1804に設定されている。また、波長パスCが波長3を使用してノード1803〜1805に設定されているとする。また、符号1811〜1814には、波長パスが設定されていないとする。
このような状況は、例えばSDN(Software Defined Network)の導入によって、光ネットワークの波長パスを動的に設定/解除することを繰り返すことにより発生し得る。
図19(A)の場合、新たに、ノード1801〜1806間に波長パスを設定することができない。
しかし、波長デフラグメンテーションを行なうことにより、図19(B)に示すように、符号1821〜1823に示すように波長パスが設定されてない部分が発生する。例えば、ノード1801〜1806に符号1823に示すように波長3を用いた波長パスを設定することができ、波長空間を有効に利用することが可能となる。
以上のように、開示によれば、ネットワーク内の他の波長パスへの伝送特性の影響を適切に考慮し、波長パスを新規に設定することができる。
以上の実施形態それぞれに関し、以下の付記を開示する。
(付記1)
第1伝送装置と第2伝送装置を制御する制御装置において、
前記第1伝送装置と前記第2伝送装置との間に新規波長パスを設定する際に、前記第1伝送装置と前記第2伝送装置との間の少なくとも一部の伝送路を通過する既設波長パスの中から、監視波長パスを選ぶ監視波長パス選出部と、
前記監視波長パスの信号品質に応じて、前記新規波長パスのパワーを上昇させる波長パス追加部と、
を備える、制御装置。
(付記2)
前記波長パス追加部は、前記新規波長パスが複数のスパンに亘るとき、前記複数のスパンのそれぞれのスパンごとに、前記監視波長パスの信号品質を監視しながら、前記新規波長パスのパワーを上昇させる、付記1に記載の制御装置。
(付記3)
前記監視波長パスの信号品質の下限値を算出する監視波長パス下限値算出部を備え、
前記波長パス追加部は、前記監視波長パスの信号品質が、前記監視波長パス下限値算出部により算出された下限値以上であることを監視しながら、前記新規波長パスのパワーを上昇させる、付記1または付記2に記載の制御装置。
(付記4)
前記波長パス追加部は、前記監視波長パスの信号品質が前記監視波長パス下限値算出部により算出された下限値未満となる場合に、前記新規波長パスの設定を中止する、付記3に記載の制御装置。
(付記5)
前記波長パス追加部は、前記新規波長パスの複数のパワー値に対する前記監視波長パスの複数の信号品質を補間し、前記新規波長パスのパワーをさらに上昇させたときの前記監視波長パスの信号品質を予測する予測部を有する、付記3または付記4に記載の制御装置。
(付記6)
前記波長パス追加部は、前記予測部の予測に基づいて、前記新規波長パスのパワーの増加値を算出するパワー増加値算出部を有する、付記5に記載の制御装置。
(付記7)
前記監視波長パス下限値算出部は、前記新規波長パスの設定が完了した後に、別の波長パスが設定されることによる信号品質の低下量に基づいて、前記監視波長パスの信号品質の下限値を算出する、付記3から付記6のいずれか1項に記載の制御装置。
(付記8)
前記監視波長パス選出部が選ぶ前記監視波長パスは、前記新規波長パスと波長が隣接する、付記1から付記7のいずれか1項に記載の制御装置。
(付記9)
前記監視波長パス選出部が選ぶ前記監視波長パスは、前記新規波長パスから非線形効果により信号品質に影響が及ぶ、付記1から付記7のいずれか1項に記載の制御装置。
(付記10)
第1伝送装置と第2伝送装置とを制御する制御装置を備える光伝送システムであり、
前記制御装置は、
前記第1伝送装置と前記第2伝送装置との間に新規波長パスを設定する際に、前記第1伝送装置と前記第2伝送装置との間の少なくとも一部の伝送路を通過する既設波長パスの中から、監視波長パスを選ぶ監視波長パス選出部と、
前記監視波長パスの信号品質に応じて、前記新規波長パスのパワーを上昇させる波長パス追加部と、
を備える、光伝送システム。
(付記11)
前記波長パス追加部は、前記新規波長パスが複数のスパンに亘るとき、前記複数のスパンのそれぞれのスパンごとに、前記監視波長パスの信号品質を監視しながら、前記新規波長パスのパワーを上昇させる、付記10に記載の光伝送システム。
(付記12)
前記監視波長パスの信号品質の下限値を算出する監視波長パス下限値算出部と、
を備え、
前記波長パス追加部は、前記監視波長パスの信号品質が、前記監視波長パス下限値算出部のそれぞれにより算出された下限値以上であることを監視しながら、前記新規波長パスのパワーを上昇させる、付記10または付記11に記載の光伝送システム。
(付記13)
前記波長パス追加部は、前記監視波長パスの信号品質が前記監視波長パス下限値算出部により算出された下限値未満となる場合に、前記新規波長パスの設定を中止する、付記12に記載の光伝送システム。
(付記14)
前記波長パス追加部は、前記新規波長パスの複数のパワー値に対する前記監視波長パスの複数の信号品質を補間し、前記新規波長パスのパワーをさらに上昇させたときの前記監視波長パスの信号品質を予測する予測部を有する、付記12または付記13に記載の光伝送システム。
(付記15)
前記波長パス追加部は、前記予測部の予測に基づいて、前記新規波長パスのパワーの増加値を算出するパワー増加値算出部を有する、付記14に記載の光伝送システム。
(付記16)
前記監視波長パス下限値算出部は、前記新規波長パスの設定が完了した後に、別の波長パスが設定されることによる信号品質の低下量に基づいて、前記監視波長パスの信号品質の下限値を算出する付記12から付記15のいずれか1項に記載の光伝送システム。
(付記17)
前記監視波長パス選出部が選ぶ前記監視波長パスは、前記新規波長パスと波長が隣接する、付記10から付記16のいずれか1項に記載の光伝送システム。
(付記18)
前記監視波長パス選出部が選ぶ前記監視波長パスは、前記新規波長パスから非線形効果により信号品質に影響が及ぶ、付記10から付記16のいずれか1項に記載の光伝送システム。
(付記19)
第1伝送装置と第2伝送装置との間に新規波長パスを設定する際に、前記第1伝送装置と前記第2伝送装置との間の少なくとも一部の伝送路を通過する既設波長パスの中から、監視波長パスを選び、
前記監視波長パスの信号品質を監視しながら、前記新規波長パスのパワーを上昇させる、
光伝送システムの制御方法。
(付記20)
前記新規波長パスが複数のスパンに亘るとき、前記複数のスパンのそれぞれのスパンごとに、前記監視波長パスの信号品質を監視しながら、前記新規波長パスのパワーを上昇させる、付記19に記載の光伝送システムの制御方法。
(付記21)
前記監視波長パスの信号品質の下限値を算出し、
前記監視波長パスの信号品質が、前記算出された下限値以上であることを監視しながら、前記新規波長パスのパワーを上昇させる、付記19または付記20に記載の光伝送システムの制御方法。
(付記22)
前記監視波長パスの信号品質が前記算出された下限値未満となる場合に、前記新規波長パスの設定を中止する、付記21に記載の光伝送システムの制御方法。
(付記23)
前記新規波長パスの複数のパワー値に対する前記監視波長パスの複数の信号品質を補間し、前記新規波長パスのパスパワーをさらに上昇させたときの前記監視波長パスの信号品質を予測する、付記21または付記22に記載の光伝送システムの制御方法。
(付記24)
前記予測に基づいて、前記新規波長パスのパスパワーの増加値を算出する、付記23に記載の光伝送システムの制御方法。
(付記25)
前記新規波長パスの設定が完了した後に、別の波長パスが設定されることによる信号品質の低下量に基づいて、前記監視波長パスの信号品質の下限値を算出する、付記21から付記24のいずれか1項に記載の光伝送システムの制御方法。
(付記26)
前記監視波長パスは、前記新規波長パスと波長が隣接する、付記19から付記25のいずれか1項に記載の光伝送システムの制御方法。
(付記27)
前記監視波長パスは、前記新規波長パスから非線形効果により信号品質に影響が及ぶ、付記19から付記25のいずれか1項に記載の光伝送システムの制御方法。
100 光伝送システム
101〜105 ノード
201、207、213、221、227 WSS
202、209、210、215 ポストアンプ
203、マルチプレクサ
204〜206、212、217〜220、224〜226、230、231 トランスポンダ
208、214、222、228 プリアンプ
211、216 マルチプレクサ/デマルチプレクサ
223、229 デマルチプレクサ
231 波長パスデータベース
232 新規波長パス受付部
233 新規波長パスノイズ限界算出部
234 監視波長パス選出部
235 監視波長パスノイズ限界算出部
236 波長パス追加部
401〜403、601 波長パス
1101 予測部
1201 パワー増加値算出部
1601 入力部
1602 記憶部
1603 演算部
1604 出力部
1611 監視波長パス決定部
1612 新規波長パスのパワー増分ステップ計算部
1613 伝送特性取得受信機決定部
1614 追加パターン決定部
1615 新規波長パスの追加可不可決定部

Claims (10)

  1. 第1伝送装置と第2伝送装置とを制御する制御装置において、
    前記第1伝送装置と前記第2伝送装置との間に新規波長パスを設定する際に、前記第1伝送装置と前記第2伝送装置との間の少なくとも一部の伝送路を通過する既設波長パスの中から、監視波長パスを選ぶ監視波長パス選出部と、
    前記監視波長パスの信号品質の下限値を算出する監視波長パス下限値算出部と、
    前記監視波長パスの信号品質が、前記監視波長パス下限値算出部により算出された下限値以上であることを監視しながら、前記新規波長パスのパワーを上昇させる波長パス追加部と、
    を備える、制御装置。
  2. 前記波長パス追加部は、前記新規波長パスが複数のスパンに亘るとき、前記複数のスパンのそれぞれのスパンごとに、前記監視波長パスの信号品質を監視しながら、前記新規波長パスのパワーを徐々に上昇させる、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記波長パス追加部は、前記監視波長パスの信号品質が前記監視波長パス下限値算出部により算出された下限値未満となる場合に、前記新規波長パスの設定を中止する、請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 前記波長パス追加部は、前記新規波長パスの複数のパワー値に対する前記監視波長パスの複数の信号品質を補間し、前記新規波長パスのパワーをさらに上昇させたときの前記監視波長パスの信号品質を予測する予測部を有する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の制御装置。
  5. 前記波長パス追加部は、前記予測部の予測に基づいて、前記新規波長パスのパワーの増加値を算出するパワー増加値算出部を有する、請求項に記載の制御装置。
  6. 前記監視波長パス下限値算出部は、前記新規波長パスの設定が完了した後に、別の波長パスが設定されることによる信号品質の低下量に基づいて、前記監視波長パスの信号品質の下限値を算出する請求項から請求項のいずれか1項に記載の制御装置。
  7. 前記監視波長パス選出部が選ぶ前記監視波長パスは、前記新規波長パスと波長が隣接する、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の制御装置。
  8. 前記監視波長パス選出部が選ぶ前記監視波長パスは、前記新規波長パスから非線形効果により信号品質に影響が及ぶ、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の制御装置。
  9. 第1伝送装置と第2伝送装置とを制御する制御装置を備える光伝送システムであり、
    前記制御装置は、
    前記第1伝送装置と前記第2伝送装置との間に新規波長パスを設定する際に、前記第1伝送装置と前記第2伝送装置との間の少なくとも一部の伝送路を通過する既設波長パスの中から、監視波長パスを選ぶ監視波長パス選出部と、
    前記監視波長パスの信号品質の下限値を算出する監視波長パス下限値算出部と、
    前記監視波長パスの信号品質が、前記監視波長パス下限値算出部により算出された下限値以上であることを監視しながら、前記新規波長パスのパワーを上昇させる波長パス追加部と、
    を備える、光伝送システム。
  10. 第1伝送装置と第2伝送装置との間に新規波長パスを設定する際に、前記第1伝送装置と前記第2伝送装置との間の少なくとも一部の伝送路を通過する既設波長パスの中から、監視波長パスを選び、
    前記監視波長パスの信号品質の下限値を算出し、
    前記監視波長パスの信号品質が、前記算出された下限値以上であることを監視しながら、前記新規波長パスのパワーを上昇させる、
    光伝送システムの制御方法。
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