JP6708489B2 - Door lock device - Google Patents
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Description
本発明は、ドアロック装置に関する。 The present invention relates to a door lock device.
車両のドアハンドルにロッド及びオープンレバーを介して伝達部材が連結され、ドアハンドルの操作により伝達部材を介してラッチ機構によるストライカの係合を解除するようにしたドアロック装置が知られている。このドアロック装置では、ドアに大きな衝撃が加わり、ドアパネルが変形してロッドが下降すると、伝達部材が開作動する。この際、ドアロック装置がアンロック状態である場合、ドアが開放される可能性がある。 A door lock device is known in which a transmission member is connected to a door handle of a vehicle via a rod and an open lever, and a striker is disengaged by a latch mechanism via the transmission member by operating the door handle. In this door lock device, when a large impact is applied to the door and the door panel is deformed to lower the rod, the transmission member is opened. At this time, if the door lock device is unlocked, the door may be opened.
特許文献1には、伝達部材として、樹脂性のレバー本体、金属製の慣性レバー、及びコイルバネを備える切替レバーを用いたドアロック装置が開示されている。このドアロック装置では、ドアに大きな衝撃が加わると、コイルバネの付勢力に抗して慣性レバーがラッチ機構と係合不可能な角度に傾斜する。これにより、衝撃によるドアの開放防止を図っている。
しかしながら、特許文献1のドアロック装置は、通常使用時にはコイルバネが伸縮しないため、コイルバネに塗布したグリースが経時的に固化する。また、グリースには塵や埃等の異物が付着する。グリースの固化や異物は、コイルバネの正常な伸縮を妨げるため、ドアに衝撃が加わった際に、切替レバーによる意図しないドアの開放を確実に防止できない虞がある。
However, in the door lock device of
本発明は、衝撃が加えられることによるドアの開放を確実に防止できるドアロック装置を提供することを課題とする。 An object of the present invention is to provide a door lock device that can reliably prevent the door from being opened due to impact.
本発明は、ストライカを係脱可能で、前記ストライカの係合を解除するための操作受部を有するラッチ機構と、ドアハンドルの操作に連動して回転するオープンレバーと、前記オープンレバーの回転により進退可能で、前記オープンレバーの回転力を前記操作受部に伝達可能なアンロック位置と、前記オープンレバーの回転力を前記操作受部に伝達不可能なロック位置との間を揺動可能な伝達部材と、前記伝達部材を前記ロック位置から前記アンロック位置に向けて付勢する一方、前記伝達部材に設定値以上の慣性力が作用すると、前記アンロック位置から前記ロック位置に向けた前記伝達部材の移動を許容するバネ部材と、前記オープンレバーの回転による前記伝達部材の進退により前記バネ部材を伸縮させるバネ作動部とを備える、ドアロック装置を提供する。
本発明の第1態様では、前記伝達部材は、前記オープンレバーに回転可能に取り付けられた一端の入力部と、前記入力部とは反対側に設けられた他端の被ガイド部とを有し、前記バネ部材は、前記被ガイド部を付勢するように前記伝達部材の前記他端側に配置されている。
本発明の第2態様では、前記伝達部材には、前記伝達部材の進退方向に延びる被ガイド部が形成され、この被ガイド部が、前記伝達部材を前記アンロック位置及び前記ロック位置に揺動させるロックレバーに保持されており、前記ロックレバーは、レバー本体と、前記被ガイド部の一側に位置するように前記レバー本体に設けられた第1ガイド部と、前記被ガイド部の他側に位置するように前記レバー本体に対して移動可能に設けられ、前記バネ部材の付勢力で前記被ガイド部を前記第1ガイド部に当接させて、前記被ガイド部を進退可能にガイドするとともに、前記アンロック位置に移動させた前記被ガイド部を前記ロック位置側へ移動可能に保持する第2ガイド部とを備える。
本発明の第3態様では、前記伝達部材は、前記オープンレバーに取り付けられた本体と、この本体の進出方向の先端に回転可能に取り付けられた金属製の質量体とを備え、前記質量体は、前記本体に対して前記本体の進出方向に沿って直線上に位置するように、前記バネ部材によって付勢されている。
The present invention is capable of engaging and disengaging a striker, a latch mechanism having an operation receiving portion for releasing the engagement of the striker, an open lever that rotates in conjunction with operation of a door handle, and a rotation of the open lever. It can be swung between an unlocked position that can move forward and backward and can transmit the rotational force of the open lever to the operation receiving portion, and a locked position that cannot transmit the rotational force of the open lever to the operation receiving portion. While urging the transmission member and the transmission member from the lock position toward the unlock position, when an inertial force of a set value or more acts on the transmission member, the transmission member moves toward the lock position from the unlock position. There is provided a door lock device including a spring member that allows the transmission member to move, and a spring operating unit that expands and contracts the spring member by advancing and retracting the transmission member by rotation of the open lever.
In the first aspect of the present invention, the transmission member has an input portion at one end rotatably attached to the open lever, and a guided portion at the other end provided on the side opposite to the input portion. The spring member is arranged on the other end side of the transmission member so as to bias the guided portion.
In a second aspect of the present invention, the transmission member is formed with a guided portion extending in the advancing/retreating direction of the transmission member, and the guided portion swings the transmission member to the unlock position and the lock position. The lock lever is held by a lever main body, a first guide portion provided on the lever main body so as to be located on one side of the guided portion, and the other side of the guided portion. Is provided so as to be movable with respect to the lever main body so as to be positioned at, and the guided portion is brought into contact with the first guide portion by the biasing force of the spring member to guide the guided portion so that the guided portion can move forward and backward. In addition, the second guide portion holds the guided portion moved to the unlock position so as to be movable to the lock position side.
In a third aspect of the present invention, the transmission member includes a main body attached to the open lever, and a metal mass body rotatably attached to a tip of the main body in the advancing direction, and the mass body is Is urged by the spring member so as to be located on a straight line with respect to the main body along the advancing direction of the main body.
このドアロック装置では、ドアに強い衝撃が加わると、その衝撃でドアロック装置全体が移動する。これにより伝達部材に設定値以上の慣性力が作用すると、伝達部材自体は現在の位置に止まり続けようとする。この際、ドアロック装置がアンロック状態の場合、伝達部材はバネ部材の付勢力に抗してロック位置に移動した状態になる。よって、ドアハンドルとオープンレバーを連結する連結部材が、衝撃によってドアの開操作方向に移動しても、ドアが開放することはない。また、車両の通常使用時には、ユーザがドアハンドルを操作し、オープンレバーを介して伝達部材が進退すると、バネ作動部が伝達部材によってバネ部材を伸縮させる。 In this door lock device, when a strong shock is applied to the door, the shock causes the entire door lock device to move. As a result, when an inertial force of a set value or more acts on the transmission member, the transmission member itself tries to continue to stay at the current position. At this time, when the door lock device is in the unlocked state, the transmission member moves to the locked position against the biasing force of the spring member. Therefore, even if the connecting member that connects the door handle and the open lever moves in the door opening operation direction due to an impact, the door does not open. In addition, during normal use of the vehicle, when the user operates the door handle and the transmission member moves back and forth through the open lever, the spring operating unit causes the transmission member to expand and contract.
本発明のドアロック装置では、通常使用時にドアハンドルを操作する度に、バネ作動部によってバネ部材を伸縮できるため、バネ部材に塗布したグリースの固化を防止できる。また、グリースに付着した異物も強制的に排除できる。よって、伝達部材に設定値以上の慣性力が作用した際に、バネ部材の付勢力に抗して伝達部材がロック位置に向けて移動可能な状態を維持できる。その結果、車両のドアに強い衝撃が加えられることによる意図しないドアの開放を確実に防止できる。 In the door lock device of the present invention, the spring member can be expanded and contracted by the spring operating portion every time the door handle is operated during normal use, so that the grease applied to the spring member can be prevented from solidifying. In addition, foreign matter attached to the grease can be forcibly removed. Therefore, when an inertial force of a set value or more is applied to the transmission member, it is possible to maintain a state in which the transmission member can move toward the lock position against the biasing force of the spring member. As a result, it is possible to reliably prevent unintentional opening of the door due to strong impact on the vehicle door.
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
(第1実施形態)
図1A及び図1Bは、第1実施形態に係るドアロック装置10を示す。このドアロック装置10は、車両のドア1内に配置され、図示しないドアハンドルに対してロッド(連結部材)6を介して連結されている。本実施形態のドアロック装置10では、ドア1に大きな衝撃が加わることによるドア1の開放を確実に防止する。
(First embodiment)
1A and 1B show a
以下の説明では、ドア1の車長方向をX方向、ドア1の車高方向をY方向、ドア1の車幅方向をZ方向という。また、X軸の矢印の向きを+X方向といい、それとは反対の向きを−X方向という場合がある。なお、+X方向は、ドア1のヒンジ側端部に向かう向き(端面2と逆向き)である。また、Y軸の矢印の向きを+Y方向といい、それとは反対の向きを−Y方向という場合がある。なお、+Y方向は、ドア1の高さ方向の上側に向かう向きである。また、Z軸の矢印の向きを+Z方向といい、それとは反対の向きを−Z方向という場合がある。なお、+Z方向は、ドア1の車内側(インナーパネル3側)に向かう向きである。
In the following description, the vehicle length direction of the
(全体構成)
ドアロック装置10は、平面視L字形状のハウジング12を備えている。ハウジング12の第1装着部13は、YZ平面に平行なドア1の端面2に沿って配置され、ハウジング12の第2装着部14は、XY平面に平行なドア1のインナーパネル3に沿って配置されている。第1装着部13にはフェンスブロック15が配置されており、このフェンスブロック15の表面の一部が金属製のカバー16によって覆われている。
(overall structure)
The
フェンスブロック15には、ラッチ機構18、ロック機構25、及び開放機構54が配置されている。図2A及び図2Bを参照すると、ラッチ機構18は、フォーク19とクローレバー21を備えており、車体に取り付けられたU字型のストライカ8を離脱可能に係合する。図3A及び図3Bを参照すると、ロック機構25は、リンク27とロックレバー36を備えており、ラッチ機構18によるストライカ8の係合を、解除可能なアンロック状態と解除不可能なロック状態とに切り換える。開放機構54は、ドアハンドルの操作力をリンク27に伝達するオープンレバー55を備えている。このオープンレバー55は、一端側がロッド6に連結され、他端側がリンク27に連結され、中間部分がフェンスブロック15に設けられた軸部15aに回動可能に軸支されている。第2装着部14には、ロック機構25の状態を切り換える図示しない切換機構が配置されている。
A
開状態のドア1が閉じられると、ストライカ8がフォーク19の係合溝20に進入することで、フォーク19が図2Bに示す開放位置から図2Aに示す係合位置に向けて、反時計回りに回転する。すると、図2Aに示すように、クローレバー21がフォーク19に係止することで、フォーク19とストライカ8の係合状態が維持される。その結果、ドア1は、車体に対して閉塞した状態に保持される。
When the
ドアハンドルが開操作されると、ロッド6が図1Aにおいて下向きに直動することで、オープンレバー55が図2Aにおいて時計回りに回転する。すると、伝達部材を構成するリンク27が連動して、図3A及び図3Bに示す初期位置から図4Bに示す進出位置に向けて直動する。なお、ドアハンドルの開操作が止められると、オープンレバー55を付勢するスプリング(図示せず)によって、リンク27は進出位置から初期位置に後退する。
When the door handle is opened, the
開操作時にロック機構25が図3Aに示すアンロック状態の場合、リンク27は、オープンレバー55の回転力を操作力としてクローレバー21に伝達する。なお、クローレバー21の操作受部22は、フェンスブロック15を貫通してリンク27側に突出している。この操作受部22をリンク27が上向きに押圧し、クローレバー21を図2Aにおいて時計回りに回転させることで、クローレバー21とフォーク19の係止を解除する。すると、図2Bに示すように、フォーク19が図示しないスプリングの付勢力で開放位置に向けて時計回りに回転することで、フォーク19からストライカ8が離脱可能になる。これによりドア1は、車体に対して開放可能になる。
When the
開操作時にロック機構25が図3Bに示すロック状態の場合、リンク27は、斜め上向きに直動するため、クローレバー21の操作受部22に当接することなく空振りする。よって、クローレバー21とフォーク19の係止を解除できず、フォーク19とストライカ8の係合も解除できないため、ドア1は車体に対して開放不可能な状態に維持される。
When the
アンロック状態とロック状態の切り換えは、第2装着部14内の切換機構によって行われる。例えば、切換機構は、ドア1のシリンダ錠に連結されるキーレバーを備えている。また、ロックレバー36には、第2装着部14内と連通する位置に、切換機構と連結するための連結部40が設けられている。
Switching between the unlocked state and the locked state is performed by the switching mechanism in the second mounting
シリンダ錠が施錠操作されると、ロックレバー36は、図3Aに示すアンロック位置から図3Bに示すロック位置に向けて、時計回りに回転する。すると、リンク27の上端が反時計回りに揺動することで、ロック状態になる。一方、シリンダ錠が解錠操作されると、ロックレバー36は、図3Bに示すロック位置から図3Aに示すアンロック位置に向けて、反時計回りに回転する。すると、リンク27の上端が時計回りに揺動することで、アンロック状態になる。
When the cylinder lock is locked, the
一般的に、ドアロック装置がアンロック状態の場合、ドア1に大きな衝撃が加わってアウターパネル4が変形し、ロッド6が開操作方向に移動すると、ドア1が開放可能な状態になる。そこで、本実施形態では、図3Cに示すように、ドア1に大きな衝撃IFが加わると、アンロック状態のロック機構25が一時的にロック状態に切り換わるようにしている。これにより、衝撃が加えられることによるドア1の開放を防止している。
Generally, when the door lock device is in the unlocked state, a large impact is applied to the
(一時的なロック作動の詳細)
図3Cから図4Bに示すように、リンク27は、ロックレバー36に対して揺動可能に配置され、バネ部材48によってアンロック位置に向けて付勢されている。そして、予め定められた設定値以上の慣性力がリンク27に作用すると、バネ部材48の付勢力に抗してアンロック位置からロック位置に向けてリンク27が移動するように構成されている。また、リンク27に作用する慣性力が設定値未満の場合には、リンク27をアンロック位置に付勢した状態を維持するように構成されている。
(Details of temporary lock operation)
As shown in FIGS. 3C to 4B, the
詳しくは、リンク27は、金属材料によって形成された質量体である。ここで、質量体とは、他の部材の成形材料である樹脂よりも比重が大きい材料からなり、ドアロック装置10に衝撃IFが加わることで慣性力が作用し、現在の位置に留まり続けることが可能な部材を意味する。このリンク27は、ロックレバー36に対して揺動可能かつ進退可能に連結されている。図5A及び図5Bを併せて参照すると、リンク27は、下端(Y方向の一端)に形成された入力部28と、上端(Y方向の他端)に形成された連結部29と、中間部分に形成された操作部34とを備えている。
Specifically, the
入力部28には、オープンレバー55が回転可能に連結される。連結部29は、ロックレバー36の+X側に重ねて配置されている。この連結部29には、リンク27の進退方向(概ねY方向)に沿って延びるガイド孔30が形成されている。連結部29において、ガイド孔30のアンロック位置側(+Z側)に位置する部分は、リンク27の進退方向Yに沿って延びる被ガイド部31を構成する。操作部34は、入力部28と連結部29の間において、クローレバー21側である−X向きに突出している。
An
図3Cから図4Bに示すように、ロックレバー36はレバー本体38を備えており、このレバー本体38にバネ部材48が配置されている。即ち、本実施形態のバネ部材48は、ロックレバー36の一部を構成する。ロックレバー36は、フェンスブロック15に配置されたスプリング37によって、切り換えられたアンロック位置及びロック位置に保持される。
As shown in FIGS. 3C to 4B, the
図6A及び図6Bを併せて参照すると、レバー本体38は、フェンスブロック15に回転可能に取り付けるための軸部39を備えている。このレバー本体38には、軸部39から間隔をあけて位置するように、前述した連結部40が設けられている。レバー本体38の下側には、リンク27の連結部29のフェンスブロック15側(−X側)に配置された突出部41が設けられている。この突出部41には、ストッパ部42とガイド片43とが設けられている。
Referring to FIGS. 6A and 6B together, the lever
ストッパ部42は、リンク27の連結部29が配置された+X向きに突出しており、リンク27の被ガイド部31におけるアンロック位置側(+Z側)に位置する第1ガイド部である。ガイド片43は、軸部39を中心とする円弧状で、突出部41からロック位置側(−Z側)に突出しており、+X側の面にリンク27の連結部29が配置されている。ガイド片43と軸部39との間には、挿通溝44が形成されている。図6Bに最も明瞭に示すように、X方向における突出部41の肉厚はガイド片43の肉厚よりも厚い。これにより、突出部41におけるガイド片43の−X側には、バネ部材48の移動を停止するための当接部45が形成されている。また、レバー本体38には、バネ部材48の端部を係止する係止部46が設けられている。
The
バネ部材48は、リンク27をロック位置からアンロック位置に向けて+Z向きに付勢するキックバネである。巻回部49は、レバー本体38の+X側に位置するように、軸部39に配置されている。第1のアーム部50は、レバー本体38の係止部46に係止されている。第2のアーム部51は、挿通溝44、及びガイド片43の−X側を通してリンク27側に突出している。
The
アーム部51の先端には、リンク27のガイド孔30に挿通されるガイド突部52が設けられている。このガイド突部52は、被ガイド部31におけるロック位置側(−Z側)に位置する第2ガイド部である。また、ガイド突部52は、ガイド片43に沿ってZ方向に移動可能であり、バネ部材48の付勢力によって被ガイド部31をストッパ部42に当接した状態に保持する。このガイド突部52がガイド孔30に挿通され、ガイド突部52とストッパ部42の間に被ガイド部31が挟み込まれることで、リンク27が進退可能にガイドされる。
A
次に、リンク27に設定値以上の慣性力が作用した際の作動原理について説明する。
Next, the operating principle when an inertial force of a set value or more acts on the
図3Aに示すアンロック状態で、ドア1に対して車外側から車内側に向けた衝撃IF(図3C参照)が加わると、その衝撃IFでドアロック装置10全体が急激に+Z向きに移動する。この際、ロックレバー36は、スプリング37の付勢力で、アンロック位置に回転した状態が維持される。一方、リンク27は、自身の質量によって現在の位置に留まり続ける。すると、図3Cに示すように、リンク27は、バネ部材48の付勢力に抗してロック位置側に移動した状態になる。
In the unlocked state shown in FIG. 3A, when a shock IF (see FIG. 3C) is applied to the
ロック位置に向けたリンク27の移動を許容する設定値は、ドア1に加えられる衝撃力、リンク27の質量、及びバネ部材48の付勢力によって定められる。この設定値が大きすぎる場合、衝撃が加わった際にリンク27がロック位置に向けて移動することが困難になる。設定値が小さすぎる場合、ドア1の開閉時の衝撃でもリンク27がロック位置に向けて移動してしまう。即ち、設定値は大きすぎても小さすぎても好ましくない。そこで、本実施形態では、アウターパネル4が変形するような衝撃力がドア1に加わったときに、リンク27がロック位置に向けて移動するように、リンク27の質量、及びバネ部材48の付勢力が設定されている。
The set value that allows the movement of the
このようにしたドアロック装置10では、リンク27に所定値以上の慣性力が作用すると、リンク27が一時的にロック位置に移動する。そのため、ドア1に大きな衝撃が加わることで、ロッド6が開操作方向に移動しても、ドア1が開放することはない。なお、ロック位置側に移動したリンク27は、バネ部材48の付勢力によって再びアンロック位置に移動される。この際、ロッド6が開操作位置に移動したままの場合、操作部34が操作受部22の横に当接した状態になるため、ドア1が開放することはない。
In the
(バネ部材の付勢力の維持)
バネ部材48にはグリースが塗布され、レバー本体38に対する滑動性が向上されている。しかし、このグリースが固化したり異物が付着したりすると、バネ部材48の正常な伸縮が妨げられる。そこで、本実施形態では、ユーザが車両の通常使用時にドアハンドルを操作する度に、バネ部材48を伸縮させることで、グリースの固化を防止するとともに、グリースに付着した異物も排除するようにしている。
(Maintaining the biasing force of the spring member)
Grease is applied to the
図4Aから図5Aに示すように、ロック機構25には、オープンレバー55の回転によりリンク27が進退するときに、バネ部材48をZ方向に伸縮させるバネ作動部が設けられている。このバネ作動部は、リンク27の進出方向の位置によって異なるようにした被ガイド部31の幅Wにより構成されている。なお、被ガイド部31の幅Wは、リンク27の進退方向(概ねY方向)に対して直交する方向(概ねZ方向)として定義される。
As shown in FIGS. 4A to 5A, the
詳しくは、ストッパ部42に当接する被ガイド部31の一側32には、ロック位置に向けて湾曲する湾曲部33が形成されている。また、被ガイド部31の他側を構成するガイド孔30は、湾曲部分30aと直線部分30bとを備えている。湾曲部分30aは湾曲部33の形状に沿って形成され、直線部分30bは湾曲部33から離れる方向に延びるように形成されている。また、湾曲部分30aはリンク27の進出方向の先端側に形成され、直線部分30bはリンク27の進出方向の末端側に形成されている。これにより、図4Aに示すように、リンク27の進出方向の先端側(+Y側)の被ガイド部31の幅W1は、図4Bに示すように、リンク27の進出方向の末端側(−Y側)の被ガイド部31の幅W2よりも小さくなっている。
Specifically, a
このドアロック装置10では、ドアハンドルの開操作によりリンク27が進出すると、被ガイド部31によってガイド突部52がロック位置に向けて押されることで、バネ部材48が圧縮される。また、ドアハンドルの開操作が止められると、オープンレバー55を介してリンク27が後退することで、バネ部材48が伸張する。なお、リンク27の進退によるバネ部材48の伸縮は、ロック機構25がアンロック状態及びロック状態のいずれでも行われる。
In this
このように、本実施形態では、車両の通常使用時に、ドアハンドルを操作することでリンク27が進退する度に、バネ部材48を伸縮させることができる。よって、バネ部材48に塗布したグリースの固化を防止できるとともに、グリースに付着した異物も強制的に排除できる。そのため、リンク27に設定値以上の慣性力が作用した際に、バネ部材48の付勢力に抗してリンク27がロック位置に向けて移動可能な状態を維持できる。その結果、車両のドア1に強い衝撃が加わることによる意図しないドア1の開放を確実に防止できる。
As described above, in the present embodiment, during normal use of the vehicle, the
また、バネ部材48のガイド突部52が、リンク27をアンロック位置に付勢する機能と、リンク27を進退方向にガイドする機能を兼ね備えているため、部品点数を削減でき、簡素化を図ることができる。さらに、幅Wの設定によって被ガイド部31にバネ作動部の機能を持たせているため、ドアハンドルの操作によりリンク27を直動させることで、確実にバネ部材48を伸縮させることができる。
Further, since the
(第1実施形態の変形例)
バネ作動部を構成するリンク27は、図7A及び図7Bのようにしてもよい。これらの変形例では、被ガイド部31の一側32には湾曲部33を形成していない。
(Modification of the first embodiment)
The
図7Aのガイド孔30には、リンク27の進出方向の先端側に、被ガイド部31の一側32に沿って延びる直線部分30bを形成し、リンク27の進出方向の末端側に、被ガイド部31の一側32から離れる方向に延びる湾曲部分30aを形成している。これにより、リンク27の進出方向の先端側の被ガイド部31の幅W1を、リンク27の進出方向の末端側の被ガイド部31の幅W2よりも小さくすることができる。このようにしても、リンク27の進出によりバネ部材48を圧縮させ、リンク27の後退によりバネ部材48を伸張させることができる。よって、第1実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
In the
図7Bに示すガイド孔30には、リンク27の進出方向の先端側に、被ガイド部31の一側32から離れる方向に延びる湾曲部分30aを形成し、リンク27の進出方向の末端側に、被ガイド部31の一側32に沿って延びる直線部分30bを形成している。これにより、リンク27の進出方向の先端側の被ガイド部31の幅W1を、リンク27の進出方向の末端側の被ガイド部31の幅W2よりも大きくすることができる。このようにすれば、リンク27の進出によりバネ部材48を伸張させ、リンク27の後退によりバネ部材48を圧縮させることができる。よって、第1実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
In the
(第2実施形態)
図8は第2実施形態のドアロック装置に用いられるロック機構25を示す。この第2実施形態では、サブレバー58を介してロックレバー36にリンク27を揺動可能に連結している。サブレバー58は、レバー本体38の軸部39に回転可能に配置されている。サブレバー58の先端には、リンク27のガイド孔30に挿通されるガイド突部59が形成されている。サブレバー58には、ロック位置側の側縁にバネ部材48のアーム部51が係止されている。これによりバネ部材48の付勢力によって、サブレバー58がロック位置からアンロック位置に向けて付勢され、このサブレバー58を介してリンク27が付勢されている。よって、リンク27が進退する度にバネ部材48を伸縮できるため、第1実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
(Second embodiment)
FIG. 8 shows a
(第3実施形態)
図9は第3実施形態のドアロック装置に用いられるロック機構25を示す。この第3実施形態では、リンク27にガイド孔30を設けることなく、連結部29全体を被ガイド部31としている。この連結部29におけるロック位置側の側縁61には、バネ部材48のアーム部51が係止されている。また、連結部29の側縁61には、リンク27の進出方向の先端側から末端側に向けてロック位置側に突出する突出部62が形成されている。このようにした第3実施形態では、突出部62によって、リンク27の進出方向の先端側の連結部29の幅W1を、末端側の連結部29の幅W2よりも小さくすることができる。よって、リンク27が進退する度にバネ部材48を伸縮できるため、第1実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
(Third Embodiment)
FIG. 9 shows a
(第4実施形態)
図10は第4実施形態のドアロック装置に用いられるロック機構25を示す。この第4実施形態では、被ガイド部31とは異なる専用のバネ作動部65が形成されている。バネ作動部65は、アンロック位置側に位置するリンク27の一側66に設けた第1干渉部67と、図3Aに示すフェンスブロック15に設けた第2干渉部69とを備えている。ドアハンドルの開操作によりリンク27が進出すると、第1干渉部67と第2干渉部69とが干渉することで、リンク27をロック位置側に揺動させるようにしている。
(Fourth Embodiment)
FIG. 10 shows a
第1干渉部67は、アンロック位置側に突出する三角柱状の突起である。この第1干渉部67には、リンク27の進出方向の先端側に、リンク27の進退方向に対して傾斜し、リンク27をロック位置に向けて移動させる傾斜部68が設けられている。
The
第2干渉部69は、アンロック位置に移動したリンク27が進退することで、第1干渉部67に干渉する位置に設けられている。この第2干渉部69は、第1干渉部67が設けられたリンク27の一側66の横に形成された五角柱状の突起である。この第2干渉部69には、リンク27の進出方向の末端側に、リンク27の進退方向に対して傾斜し、リンク27をロック位置に向けて移動させる傾斜部70が設けられている。
The
このようにした第4実施形態では、リンク27が進退することで、干渉部67,69によってリンク27が一時的にロック位置側に移動し、バネ部材48の付勢力でアンロック位置側に戻される。その後、リンク27の操作部34が、図3Aに示すクローレバー21の操作受部22に押圧することで、ラッチ機構によるストライカの係合を解除できる。また、リンク27が進退する度にバネ部材48を伸縮できるため、第1実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
In the fourth embodiment thus configured, the
(第5実施形態)
図11は第5実施形態のドアロック装置に用いられるロック機構25を示す。この第5実施形態では、リンク27に傾斜部68を備える第1干渉部67を形成し、フェンスブロック15(図3A参照)には傾斜部がない円柱状の第2干渉部69を形成している。なお、リンク27に傾斜部がない第1干渉部を形成し、フェンスブロック15に傾斜部を備える第2干渉部を形成してもよい。このようにしても、第4実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
(Fifth Embodiment)
FIG. 11 shows a
(第6実施形態)
図12A及び図12Bは第6実施形態のドアロック装置10を示す。このドアロック装置では、リンク27を2個の部材によって構成している。詳しくは、リンク27は、オープンレバー55に連結されたリンク本体72と、このリンク本体72に回転可能に配置した質量体73とを備えている。
(Sixth Embodiment)
12A and 12B show a
リンク本体72は四角柱状であり、下端側の入力部28にオープンレバー55が回転可能に連結されている。質量体73は金属材料によって四角柱状に形成されており、リンク本体72の進出方向の先端に回転可能に取り付けられている。質量体73は、リンク本体72と質量体73とがリンク27の進出方向に沿って直線上に位置するように、バネ部材48によって付勢されている。そして、リンク27は、バネ部材48による質量体73の付勢方向がロック位置からアンロック位置に向かうように、フェンスブロックに配置されている。
The link
図12Bに示すように、ロック機構25は、ロック部材74によって質量体73をロック位置に向けて押圧することで、ロック状態になる。また、ロック部材74による押圧を解除することで、質量体73はバネ部材48の付勢力でアンロック位置側に付勢され、図12Aに示すアンロック状態になる。
As shown in FIG. 12B, the
質量体73には第1干渉部67が設けられ、フェンスブロックには第2干渉部69が設けられている。そのため、図12Aに示すアンロック状態でリンク27が進出すると、干渉部67,69が干渉することで質量体73がロック位置側に揺動する。第1干渉部67が第2干渉部69を越えると、質量体73はバネ部材48の付勢力でアンロック位置側に付勢される。その後、クローレバー21の操作受部22に当接することで、ラッチ機構によるストライカの係合を解除できる。
The
このようにした第6実施形態では、質量体73に設定値以上の慣性力が作用すると、バネ部材48の付勢力に抗して質量体73がロック位置に向けて移動する。そのため、車両のドア1に強い衝撃が加わった際に、不意にドア1が開放することはない。また、ロック状態とアンロック状態に切り換えられる度、及びリンク27を進退する度に、バネ部材48を伸縮できるため、慣性力が作用した際に、確実に質量体73が移動可能な状態を維持できる。
In the sixth embodiment thus configured, when the inertial force of the set value or more acts on the
なお、本発明のドアロック装置10は、前記実施形態の構成に限定されず、種々の変更が可能である。
The
本発明は、ドアハンドルの操作によりオープンレバー55を介してリンク27が進退すると、このリンク27によってバネ部材48を伸縮させることに特徴を有し、そのためのバネ作動部の構成は希望に応じて変更可能である。
The present invention is characterized in that when the
1 ドア
2 端面
3 インナーパネル
4 アウターパネル
6 ロッド
8 ストライカ
10 ドアロック装置
12 ハウジング
13 第1装着部
14 第2装着部
15 フェンスブロック
15a 軸部
16 カバー
18 ラッチ機構
19 フォーク
20 係合溝
21 クローレバー
22 操作受部
25 ロック機構
27 リンク(伝達部材)
28 入力部
29 連結部
30 ガイド孔
30a 湾曲部分
30b 直線部分
31 被ガイド部(バネ作動部)
32 一側
33 湾曲部
34 操作部
36 ロックレバー
37 スプリング
38 レバー本体
39 軸部
40 連結部
41 突出部
42 ストッパ部(第1ガイド部)
43 ガイド片
44 挿通溝
45 当接部
46 係止部
48 バネ部材
49 巻回部
50 アーム部
51 アーム部
52 ガイド突部(第2ガイド部)
54 開放機構
55 オープンレバー
58 サブレバー
59 ガイド突部(第2ガイド部)
61 側縁
62 突出部
65 バネ作動部
66 一側
67 第1干渉部
68 傾斜部
69 第2干渉部
70 傾斜部
72 リンク本体
73 質量体
74 ロック部材
1
28
32 one
43
54
61
Claims (9)
ドアハンドルの操作に連動して回転するオープンレバーと、
前記オープンレバーの回転により進退可能で、前記オープンレバーの回転力を前記操作受部に伝達可能なアンロック位置と、前記オープンレバーの回転力を前記操作受部に伝達不可能なロック位置との間を揺動可能な伝達部材と、
前記伝達部材を前記ロック位置から前記アンロック位置に向けて付勢する一方、前記伝達部材に設定値以上の慣性力が作用すると、前記アンロック位置から前記ロック位置に向けた前記伝達部材の移動を許容するバネ部材と、
前記オープンレバーの回転による前記伝達部材の進退により前記バネ部材を伸縮させるバネ作動部と
を備え、
前記伝達部材は、前記オープンレバーに回転可能に取り付けられた一端の入力部と、前記入力部とは反対側に設けられた他端の被ガイド部とを有し、
前記バネ部材は、前記被ガイド部を付勢するように前記伝達部材の前記他端側に配置されている、ドアロック装置。 A latch mechanism capable of engaging and disengaging the striker and having an operation receiving portion for releasing the engagement of the striker,
With an open lever that rotates in conjunction with the operation of the door handle,
Between an unlocked position that can be moved forward and backward by the rotation of the open lever and that can transmit the rotational force of the open lever to the operation receiving portion, and a locked position that cannot transmit the rotational force of the open lever to the operation receiving portion. A transmission member that can swing between
When the transmission member is biased from the lock position toward the unlock position, and when an inertial force of a set value or more acts on the transmission member, the transmission member moves from the unlock position toward the lock position. A spring member that allows
E Bei a spring actuating section for stretching the spring member by advancing and retracting of the transmission member by the rotation of the open lever,
The transmission member has an input portion at one end rotatably attached to the open lever, and a guided portion at the other end provided on the side opposite to the input portion,
The door lock device, wherein the spring member is arranged on the other end side of the transmission member so as to bias the guided portion .
前記ロックレバーは、
レバー本体と、
前記被ガイド部の一側に位置するように前記レバー本体に設けられた第1ガイド部と、
前記被ガイド部の他側に位置するように前記レバー本体に対して移動可能に設けられ、前記バネ部材の付勢力で前記被ガイド部を前記第1ガイド部に当接させて、前記被ガイド部を進退可能にガイドするとともに、前記アンロック位置に移動させた前記被ガイド部を前記ロック位置側へ移動可能に保持する第2ガイド部とを備える、請求項1に記載のドアロック装置。 The guided portion extends in forward and backward direction of the transmission member, is held in front Symbol transmission member to the lock lever is swung to the unlocking position and the locking position,
Said lock lever,
And the lever body,
A first guide portion provided on the lever body so as to be located on one side of the guided portion;
The guided portion is provided movably with respect to the lever main body so as to be located on the other side of the guided portion, and the guided portion is brought into contact with the first guide portion by the urging force of the spring member. The door lock device according to claim 1, further comprising: a second guide portion that guides the portion so that the portion can be moved back and forth, and that movably holds the guided portion that has been moved to the unlock position to the lock position side.
ドアハンドルの操作に連動して回転するオープンレバーと、
前記オープンレバーの回転により進退可能で、前記オープンレバーの回転力を前記操作受部に伝達可能なアンロック位置と、前記オープンレバーの回転力を前記操作受部に伝達不可能なロック位置との間を揺動可能な伝達部材と、
前記伝達部材を前記ロック位置から前記アンロック位置に向けて付勢する一方、前記伝達部材に設定値以上の慣性力が作用すると、前記アンロック位置から前記ロック位置に向けた前記伝達部材の移動を許容するバネ部材と、
前記オープンレバーの回転による前記伝達部材の進退により前記バネ部材を伸縮させるバネ作動部と
を備え、
前記伝達部材には、前記伝達部材の進退方向に延びる被ガイド部が形成され、この被ガイド部が、前記伝達部材を前記アンロック位置及び前記ロック位置に揺動させるロックレバーに保持されており、
前記ロックレバーは、
レバー本体と、
前記被ガイド部の一側に位置するように前記レバー本体に設けられた第1ガイド部と、
前記被ガイド部の他側に位置するように前記レバー本体に対して移動可能に設けられ、前記バネ部材の付勢力で前記被ガイド部を前記第1ガイド部に当接させて、前記被ガイド部を進退可能にガイドするとともに、前記アンロック位置に移動させた前記被ガイド部を前記ロック位置側へ移動可能に保持する第2ガイド部とを備える、ドアロック装置。 A latch mechanism capable of engaging and disengaging the striker and having an operation receiving portion for releasing the engagement of the striker,
With an open lever that rotates in conjunction with the operation of the door handle,
Between an unlock position that can be moved forward and backward by the rotation of the open lever and that can transmit the rotational force of the open lever to the operation receiving portion, and a lock position that cannot transmit the rotational force of the open lever to the operation receiving portion. A transmission member that can swing between
When the transmission member is biased from the lock position toward the unlock position, and when an inertial force of a set value or more acts on the transmission member, the transmission member moves from the unlock position toward the lock position. A spring member that allows
A spring operating portion that expands and contracts the spring member by advancing and retracting the transmission member by rotation of the open lever;
Equipped with
A guided portion that extends in the forward and backward direction of the transmitting member is formed on the transmission member, and the guided portion is held by a lock lever that swings the transmission member to the unlock position and the lock position. ,
Said lock lever,
And the lever body,
A first guide portion provided on the lever body so as to be located on one side of the guided portion;
The guided portion is provided movably with respect to the lever main body so as to be located on the other side of the guided portion, and the guided portion is brought into contact with the first guide portion by the urging force of the spring member. with movably guiding the part, and a second guide portion for movably holding the guided part is moved to the unlocking position to the locking position side, de alloc device.
前記伝達部材の進退方向に対して交差する方向における前記被ガイド部の幅は、前記伝達部材の進出方向の位置によって異なっている、請求項1から5のいずれか1項に記載のドアロック装置。 The spring actuating portion is configured by the guided portion,
The door lock device according to any one of claims 1 to 5, wherein a width of the guided portion in a direction intersecting with an advancing/retreating direction of the transmission member differs depending on a position of the transmission member in the advancing direction. ..
ドアハンドルの操作に連動して回転するオープンレバーと、
前記オープンレバーの回転により進退可能で、前記オープンレバーの回転力を前記操作受部に伝達可能なアンロック位置と、前記オープンレバーの回転力を前記操作受部に伝達不可能なロック位置との間を揺動可能な伝達部材と、
前記伝達部材を前記ロック位置から前記アンロック位置に向けて付勢する一方、前記伝達部材に設定値以上の慣性力が作用すると、前記アンロック位置から前記ロック位置に向けた前記伝達部材の移動を許容するバネ部材と、
前記オープンレバーの回転による前記伝達部材の進退により前記バネ部材を伸縮させるバネ作動部と
を備え、
前記伝達部材は、前記オープンレバーに取り付けられた本体と、この本体の進出方向の先端に回転可能に取り付けられた金属製の質量体とを備え、
前記質量体は、前記本体に対して前記本体の進出方向に沿って直線上に位置するように、前記バネ部材によって付勢されている、ドアロック装置。 A latch mechanism capable of engaging and disengaging the striker and having an operation receiving portion for releasing the engagement of the striker,
With an open lever that rotates in conjunction with the operation of the door handle,
Between an unlock position that can be moved forward and backward by the rotation of the open lever and that can transmit the rotational force of the open lever to the operation receiving portion, and a lock position that cannot transmit the rotational force of the open lever to the operation receiving portion. A transmission member that can swing between
When the transmission member is biased from the lock position toward the unlock position, and when an inertial force of a set value or more acts on the transmission member, the transmission member moves from the unlock position toward the lock position. A spring member that allows
A spring operating portion that expands and contracts the spring member by advancing and retracting the transmission member by rotation of the open lever;
Equipped with
The transmission member includes a main body attached to the open lever, and a metal mass body rotatably attached to a tip of the main body in the advancing direction,
The door lock device, wherein the mass body is biased by the spring member so as to be located on a straight line along the advancing direction of the main body with respect to the main body .
前記伝達部材の一側に設けられた第1干渉部と、
前記第1干渉部側の前記伝達部材の横に設けられ、前記第1干渉部に干渉して前記伝達部材を揺動させる第2干渉部と
を備える、請求項1から5,7のいずれか1項に記載のドアロック装置。 The spring operating portion is
A first interference part provided on one side of the transmission member;
Provided next to the transmission member of the first interference portion interferes with the first interfering portion and a second interfering portion for oscillating the transmission member, any one of claims 1 to 5, 7 The door lock device according to item 1.
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