JP6706030B2 - 容器の封止構造 - Google Patents

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本発明は、容器を閉鎖する際に、気泡の残留や、内容物の溢れだしを抑止した封止構造に関し、特に培養液の中に細胞を浸した状態で培養するために用いられる細胞培養容器を封止するのに好適な封止構造に関する。
従来、細胞培養容器に細胞を入れて培養液で浸し、インキュベータ等による調整された環境下において細胞の培養が行われている。細胞の培養には、例えば特許文献1に開示される容器を用いて行われる。
容器内の空気の残留を低減させる技術としては例えば特許文献2に開示されるものがある。特許文献2においては、細胞培養容器が細胞培養容器の側壁を変形可能とされ、内部容積を縮小させた状態から容器入口となるチューブから培養液を充填し、内部容積を増大させながら充填して、内部の残留空気を減少させている。
また、特許文献3に開示されるような重力分散型のクリノスタットに細胞培養容器を搭載して、重力分散された環境下で細胞を培養することも行われている。この場合、容器内面に細胞が接着して培養するほか、培養液内に細胞を浮遊させながら培養することも可能である。
図6は、従来技術を示す図であり、図6Aにクリノスタットによる重力分散培養の様子が示されている。細胞培養容器500は、細胞が入れられ培養液で浸された状態で、キャップ501により閉鎖されている。細胞培養容器500はガス不透性であり、内部の培養液のガスは、ガス透過膜502を介して透過可能である。細胞培養容器は、X回転軸の回りを回転し、X回転軸はこれと直交するY回転軸の回りで回転する腕510に搭載される。
特開平10−179137号公報 特開2006−314276号公報 特開2003−9852号公報
特許文献1に示されるような細胞培養容器を用いて重力分散された環境下で細胞培養をしようとすると、培養液を充填してキャップにより閉鎖する以前に、キャップによる閉鎖後の内部空間の容量に適合するように培養液の量を調整して細胞培養容器に充填する必要がある。図6Bと図6Cに充填の様子を示す。
細胞培養容器500に注ぎ込む培養液wが少ないと、図6Bに示すように細胞培養容器500内に気泡vが残留する。細胞培養容器500がクリノスタットにより回転されると、気泡が培養液w内を移動して定着している細胞を引きはがし、又は、培養液wをかき混ぜて浮遊している細胞にストレスを与える。一方、注ぎ込む培養液wが多いと、図6Cに示すように培養液wがキャップ501から溢れて細胞培養容器500の首部503の周辺が培養液により汚染される。細胞培養容器500が汚染されたままで細胞培養を行うと、培養液wにカビや細菌が繁殖する。一旦、このような繁殖が観察されると、もはや細胞培養容器500の内部も汚染されたものと見做されて、細胞培養容器500は破棄されることになる。そのため、細胞培養容器500内に気泡vを残留させず、且つ、培養液wが溢れ出ないように培養液wを充填するには、大変な熟練を要する。
また、特許文献2に示されるような細胞培養容器においては、培養液の充填はチューブを介して行う必要があり、チューブ同士の接続を無菌状態で行うための設備が必要になる。さらに、チューブ内にも培養液を充填する必要があるため、培養液の使用量が多くなる。
従って、本発明は、熟練を要することなく気泡を残留させずかつあふれ出ないように容器に内容液を充填して閉鎖する封止構造を提供することを目的とする。
本発明の封止構造は、円筒状の首部を有する容器の封止構造であって、
前記首部の内周側の空間S1に侵入する円筒状の侵入体と、前記侵入体の外周面に設けられ、前記外周面と前記首部の内周面との間を遮断する第1のシール部材と、前記侵入体の底面に開口した誘導通路と、前記侵入体の底面より上の高さ位置に設けられ、前記侵入体の侵入により溢れた容器内の液体が前記誘導通路を介して導入される空間S2を有する液溜部とを有し、容器の首部に着脱自在に取り付け可能なベースキャップと、
前記液溜部の空間S2に侵入して前記誘導通路を空間S2から遮蔽するとともに、侵入した際に空間S2の中に空間を残すように前記液溜部の直径よりも小さくされた浸漬栓と、前記浸漬栓に前記残った空間を外気から封鎖する第2のシール部材とを有し、前記浸漬栓が前記誘導通路を遮蔽し、前記残される空間を前記第2のシール部材が外気から封鎖した際に前記ベースキャップと一体化される補助キャップであって、前記補助キャップとベースキャップが一体とされた場合の下側に前記浸漬栓が設けられ、上側に前記第2のシール部材が設けられた補助キャップと、
を具備することを特徴する。
本発明によれば、熟練を要することなく気泡を残留させずかつあふれ出ないように容器に内容液を充填して封止することが可能になる。
実施例1による細胞培養容器の封止構造を示す図である。 図1の細胞培養容器の封止構造の作用を示す図であり、図2Aは容器に培養液を充填した状態、図2Bはベースキャップを取り付けた状態、図2Cは補助キャップを取り付けた状態をそれぞれ示している。 実施例2を示す図である。 図3の細胞培養容器の封止構造の作用を示す図であり、図4Aは容器に培養液を充填した状態、図4Bはベースキャップを取り付けた状態、図4Cは補助キャップを取り付けた状態をそれぞれ示している。 さらに別の実施例を示す図であり、図5Aは実施例3を、図5Bは実施例4を示している。 従来技術を示す図であり、図6Aは重力分散培養がされている状態の細胞培養容器を示し、図6Bは容器の開口をキャップにより閉鎖した際に気泡が残留した状態、図6Cは培養液があふれた状態をそれぞれ示している。
以下、本実施例の封止構造について、容器として細胞培養容器を、内容液として培養液をそれぞれ用いた場合を例にして説明する。
図1において、細胞培養容器1は、円筒状の首部11を有し、首部11は雄ネジ山を有する外周面12を有している。細胞培養容器1の首部11の内側には、内周面11aに周囲を囲まれた空間S1を有している。この空間S1は、細胞培養容器1を起立状態にしたときに、細胞培養容器1の内部容積となる空間S0のうち最も上側の高さに位置する。空間S1は円筒状の空間であり、その直径はw1である。このような細胞培養容器1は、例えば特許文献1に開示されるような典型的な細胞培養容器である。
ベースキャップ2は、首部11の空間S1の天井となる蓋部28と、首部11が着脱自在に被嵌される被嵌部21と、侵入体24と、液溜部26を有する。被嵌部21は、円筒状である。被嵌部21の内周面22には、外周面12の雄ネジ山に螺合する雌ネジ山が設けられている。ベースキャップ2は、空間S1の直径w1とほぼ等しいか小さい直径w2の侵入体24を有している。侵入体24は、被嵌部21と同心状の円筒であって、その外周面24aにはベースキャップ2が首部11に螺合される過程で、首部11の内周面11aに当接して、空間S0と外気の間(侵入体24の外周面24aと首部11の内周面11aの間を通り外気に抜ける経路)の遮断を行うシール部材23が、溝23aに設けられている。侵入体24の底面24bには、上に向かって延びる誘導通路29の開口29aが開いている。
液溜部26は、液溜部26の内周面26aにより包囲され、蓋部28の上の高さ位置に底面26bを有する直径w3の円筒状の空間S2を有している。空間S2と空間S0とは、侵入体24と蓋部28を貫き、液溜部26の底面26bに開いた開口29bを持つ誘導通路29により連通している。円筒状の液溜部26の上端縁26cから外側に蓋部28に降下する外周面27には、雄ネジが設けられている。
補助キャップ3は、空間S2の天井となる補助蓋部35の下側に、補助被嵌部31と、浸漬栓34とを有している。補助被嵌部31の内周面32には、ベースキャップ2の外周面27の雄ネジ山に螺合する雌ネジ山が設けられている。浸漬栓34は、補助被嵌部31と同心状の円柱であって、空間S2に挿入されるようになっており、直径w4である。浸漬栓34の底面34aには、補助キャップ3がベースキャップ2に螺合されたとき、液溜部26の底面26bに当接して誘導通路29と空間S2との間で遮断を行うシール部材34bが設けられている。また、補助蓋部35の下側であって、液溜部26の上端縁26cと対面する位置に、シール部材33が設けられている。シール部材33は、浸漬栓34が挿入された空間S2と外気の間(液溜部26の内周面26aと浸漬栓34の外周面34cの間を抜け、補助被嵌部31の内周面32と外周面27の間を通る経路)の遮断を行う。浸漬栓34の直径w4は、空間S2の直径w3よりも小さいので、補助キャップ3がベースキャップ2に螺合されたとき、内周面26aと浸漬栓34の外周面34cとの間に、空間ができるようになっている。尚、ベースキャップ2の蓋部28を水平方向に、誘導通路29の途中に外部から貫通している経路25には、ガス透過膜25aが設けられている。
被嵌部21と補助被嵌部31が互いに上下に位置し、補助被嵌部31が被嵌部21を半径方向に覆わない形状にしておくのが良い。被嵌部21が外部に露出しておれば、細胞培養容器1を開封する際には、これをつまんでベースキャップ2と細胞培養容器1の螺合を外せば、補助キャップ3もベースキャップ2とともに細胞培養容器1から分離でき、補助キャップ3単独を外す必要がないという効果がある。
次に、実施例1の封止構造の作用を説明する。
図2Aにおいて、細胞培養容器1に、培養液wを注ぐ。培養液wの量は、低位レベルLと高位レベルHの間の範囲ならば、適当で良い。低位レベルL及び高位レベルHがどの様にして決められるかは、後述する。
ベースキャップ2を首部11に螺合する。細胞培養容器1内の培養液wは、侵入体24の侵入により、押し出され誘導通路29を上昇する。一方、シール部材23により、空間S0から侵入体24の外周面24aと首部11の内周面11aの間を通り、首部11の外周面12と被嵌部21の内周面22の間を抜けて外気に至る経路が遮断されており、螺合の過程で培養液wが外部にこぼれることはない。図2Bに示すように、ベースキャップ2が首部11に螺合されると、培養液wは、空間S2に到る。このとき、誘導通路29の途中に設けられたガス透過膜25aは、一方の面が培養液wに浸漬し、他方の面が外気に触れた状態になる。
補助キャップ3をベースキャップ2に螺合する。空間S2内の培養液wは、浸漬栓34の侵入により、液面を上昇させる。しかしながら、液溜部26の上端縁26cを乗り越えようとする手前で、螺合が完了し、シール部材33が空間S2と外気の間(液溜部26の内周面26aと浸漬栓34の外周面34cの間を抜け、外周面27と内周面32の間を抜ける経路)の遮断を行う。図2Cに示すように、この螺合が完了したとき、浸漬栓34の底面34aのシール部材34bが液溜部26の底面26bに当接して、空間S0と空間S2との間で遮断が行われる。
この結果、細胞培養容器1の培養液w内(シール部材23、シール部材34bによりシールされた空間)には、気泡の存在が抑止される。また、余分な培養液wは、浸漬栓34により狭められた空間S2に保持され、シール部材34bにより細胞培養容器1の空間S0から隔離される。また、この狭められた空間S2は、シール部材33により外部からは遮断された空間であることから、外気が侵入できず、カビや細菌の増殖が防止される。
なお、以上の説明から明らかなように培養液wの量は、ベースキャップ2を首部11に螺合したときに、シール部材34bによりシールされる位置を超えた位置まで培養液wが液溜部26内に上昇する量であることを少なくとも要求され、これにより、低位レベルLが決められる。一方、補助キャップ3をベースキャップ2に螺合したときに、培養液wがシール部材33を超える位置まで上昇しないような量であることが要求され、これにより高位レベルHが決められる。
このように、本実施例では、低位レベルLと高位レベルHの範囲内で培養液wを細胞培養容器1に注げば、気泡が発生せず、かつ培養液wが細胞培養容器1から溢れだして、細胞培養容器1の外部表面を汚染することがないため、培養液wの充填量の調節に熟練を要さないという効果がある。
本実施例2の封止構造は、ベースキャップ2が首部11に螺合されたときに、実施例1の封止構造では蓋部28の上側に空間S2が存在しているのに対し、実施例2の封止構造では、空間S2の底の高さ位置h2が、空間S1の上側の高さ位置h1よりも低い位置になる点において相違する。図3において、細胞培養容器1は、実施例1で示した典型的な細胞培養容器である。
ベースキャップ102は、首部11に覆い被さる蓋部128と、その下側に被嵌部121と、侵入体124を有している。被嵌部121は、円筒状であって、首部11が被嵌される。被嵌部121の内周面122には、首部11の外周面12の雄ネジ山に螺合する雌ネジ山が設けられている。侵入体124の直径は空間S1の直径w1とほぼ等しいか小さい直径w2である。侵入体124は、被嵌部121と同心状の円筒である。ベースキャップ102は、首部11に螺合される過程で、シール部材123により、空間S0と外気の間(侵入体124の外周面124aと首部11の内周面11aの間を通り、被嵌部121の内周面122と首部11の外周面12との間を通って外気に抜ける経路)を遮断する。
侵入体124は内側に液溜部126が設けられている。液溜部126は内側に直径w3の空間S2を形成している。誘導通路129は、液溜部126の底面の開口129bと侵入体124の下面の開口129aとの間を連通している。空間S2の天井面には、外部に対する開口を形成する襟部127が設けられている。開口129aと誘導通路129は、1つの直線上に配置されている。
補助キャップ103は、空間S2を経由して、襟部127、開口129bを同時に遮蔽する円筒状の棒体である。補助キャップ103は、弾性体で形成されており、先端側に浸漬栓134、後端側にシール部材131が形成されている。補助キャップ103が襟部127、開口129bに差し込まれたとき、補助キャップ103の先端側の浸漬栓134は、液溜部126の培養液内に浸漬して誘導通路129の閉鎖をし、誘導通路129から空間S2を遮断する。一方で、後端側のシール部材131は空間S2と外気の間の遮断を行う。補助キャップ103の浸漬栓134とシール部材131の間の箇所は空間S2の直径w2よりも小さい直径w4であるため、空間S2に差し込まれたときに空間S2は空間を残すようになっている。尚、補助キャップ103を貫通している経路125には、ガス透過膜125aが設けられている。
次に、実施例2の封止構造の作用を説明する。
図4Aにおいて、細胞培養容器1に、培養液wを注ぐ。培養液wの量は、低位レベルLと高位レベルHの間の範囲ならば、適当で良い。
ベースキャップ102を首部11に螺合する。細胞培養容器1内の培養液wは、侵入体124の侵入により、押し出され誘導通路129を経由して、液溜部126の空間S2に到る。このとき、侵入体124の侵入により液面は、上昇するが、シール部材123により、空間S0と外気の間が遮断され、培養液が外部にこぼれることはない。
補助キャップ103をベースキャップ102に襟部127を介して挿入する。空間S2内の培養液wは、補助キャップ103の侵入により、液面を上昇させる。しかしながら、天井面に到る手前で、図2Cに示すように、補助キャップ103の先端側の浸漬栓134は開口129bを閉鎖し、空間S0と空間S1との間の遮断が行われる。一方、襟部127は、補助キャップ103の後端側のシール部材131により封鎖されており、空間S2と外気との間で遮断が行われる。
実施例2において、襟部127の開口の大きさは、開口129bよりも大きくしておくのが良い。開口129bを閉鎖する補助キャップ103の先端側の浸漬栓134が、容易に襟部127を通過できるようにするためである。
実施例2によれば、補助キャップ103は差し込み式であるので、構造が簡単であるという効果がある。
図5はさらに別の実施例を示す図であるが、用いられる細胞培養容器は、先の2つの実施例と同一であるので省略する。
図5Aに示す実施例3の封止構造は、実施例1の構造を変更して、空間S2を構成する液溜部326の底面326bの高さ位置h2が、空間S1の上側の高さ位置h1(図3参照)よりも低い状態になる構造にした例である。実施例1と比較して、誘導通路329の長さが短く、液溜部326の底面326bの高さ位置h2が被嵌部321の上側の高さ位置h3よりも低い。このため、ベースキャップ302が図1等に示される首部11に螺合されたときに、空間S2の高さ位置が、空間S1と一部重なる状態になる。その一方で、浸漬栓334は、底面326bに届くように実施例1よりも長くなっている。シール部材334bが液溜部326の底面326bに押しつけられて、空間S2を誘導通路329から遮断するのは実施例と同様である。
図5Bに示す実施例4の封止構造は、実施例2の構造を変更して、襟部427の直径を空間S2の直径w2と同じにした例である。襟部427の直径は空間S2の直径w2よりも大きくても良い。補助キャップ403の後端側のシール部材431は、少なくとも、襟部427に当接して閉鎖するために襟部427よりもやや大きくしておく必要がある。図5Bに示すように、ベースキャップ402が首部11に螺合する過程で、シール部材423により、空間S0と外気の間が遮断され、培養液が外部にこぼれることはない。
本実施例においては、襟部427が空間S2の直径w2と同じかあるいは大きいので、ベースキャップ402の液溜部426を樹脂で作成する場合に、型の引き抜き加工により容易に製造できるという効果がある。
上記実施例においては、空間S2を円筒状の空間として説明したが、その断面形状は円形でなくても良い。この場合、実施例2及び4においては、後端側のシール部材231、431は、空間S2の断面に対応した形状としておく。
1 細胞培養容器
2、102、302、402 ベースキャップ
3、103、303、403 補助キャップ
11 首部
23、123、323、423 シール部材
24、124、324、424 侵入体
26、126、326、426 液溜部
29、129、329 誘導通路
34、134、334、434 浸漬栓
33、131、331、431 シール部材

Claims (3)

  1. 円筒状の首部を有する容器の封止構造であって、
    前記首部の内周側の空間S1に侵入する円筒状の侵入体と、前記侵入体の外周面に設けられ、前記外周面と前記首部の内周面との間を遮断する第1のシール部材と、前記侵入体の底面に開口した誘導通路と、前記侵入体の底面より上の高さ位置に設けられ、前記侵入体の侵入により溢れた容器内の液体が前記誘導通路を介して導入される空間S2を有する液溜部とを有し、容器の首部に着脱自在に取り付け可能なベースキャップと、
    前記液溜部の空間S2に侵入して前記誘導通路を空間S2から遮蔽するとともに、侵入した際に空間S2の中に空間を残すように前記液溜部の直径よりも小さくされた浸漬栓と、前記浸漬栓に前記残った空間を外気から封鎖する第2のシール部材とを有し、前記浸漬栓が前記誘導通路を遮蔽し、前記残される空間を前記第2のシール部材が外気から封鎖した際に前記ベースキャップと一体化される補助キャップであって、前記補助キャップとベースキャップが一体とされた場合の下側に前記浸漬栓が設けられ、上側に前記第2のシール部材が設けられた補助キャップと、
    を具備することを特徴する封止構造
  2. 前記浸漬栓は、前記液溜部の底面に当接して、当該底面に開口した前記誘導通路の開口周囲をシールするシール部材を有することを特徴とした請求項1の封止構造。
  3. 前記浸漬栓は弾性体からなり、前記液溜部の底面に開口した前記誘導通路に差し込まれることにより封止することを特徴とした請求項1の封止構造。

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