JP6704645B2 - 車両用表示システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両用表示システムに関する。
従来、自動車などの車両の後方の様子をカーナビゲーションシステムのモニタに映し出す機能(バックビューモニタ)が知られている。
この機能を搭載した車両の後部には、車載カメラが設けられている。たとえば、車室内に配設されているシフトレバーがRポジション(リバースポジション)に入れられると、車載カメラにより撮影された車両の後方の様子がカーナビゲーションシステムのモニタに表示される。これにより、運転者から死角となる範囲の様子を運転者に認知させることができ、車両の車庫入れ時や縦列駐車時の運転を補助することができる。
特開2000−177513号公報
その車庫入れ時や縦列駐車時などに、運転者が顔や体を車両の側方ないし後方にひねって、車両の後退による進路(後退進路)を直接目視しながら、車両を後退(後進)させることがある。カーナビゲーションシステムのモニタは、通常、ダッシュボードにおける車幅方向の中央に配置されている。そのため、運転者が車両の後退進路を目視しながら車両を後退させる際には、車両の後方の様子を映し出しているモニタが運転者から見えず、運転者がモニタを見るためには、視線を大きく移動させなければならないので、使い勝手が悪い。
本発明の目的は、車両の後退時に車両の後方領域の画像を映し出す機能の使い勝手の向上を図ることができる、車両用表示システムを提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係る車両用表示システムは、車両の後退による進路を含む後方領域を撮影する撮影手段と、車両の運転席の前方で車幅方向に互いに異なる位置に配置され、撮影手段により撮影された画像をそれぞれ表示可能な複数の表示手段と、車両のステアリング機構の舵角を取得する舵角取得手段と、少なくとも車両の後進レンジが構成されている状態において、舵角取得手段により取得される舵角が舵角中点から離れるほど、当該舵角の方向の下流側に配置される表示手段を画像表示対象とし、当該画像表示対象の表示手段に、撮影手段により撮影された画像を表示させる表示制御手段とを含む。
この構成によれば、運転席の前方には、複数の表示手段が車幅方向に互いに異なる位置に配置されている。各表示手段は、撮影手段により撮影された画像、つまり車両が後退(後進)する際の進路を含む後方領域の画像を表示可能である。
運転者が車両の後退による進路を目視しながら車両を後退させる時、ステアリング機構の舵角が舵角中点から離れるほど、運転者の視線の先が車両の中央から舵角の方向に離れる。少なくとも車両の後進レンジが構成されている状態では、ステアリング機構の舵角が舵角中点から離れるほど、その舵角の方向の下流側に配置される表示手段に車両の後方領域の画像が表示される。これにより、車両の後退による進路を目視している運転者がなるべく見やすい位置の表示手段に後方領域の画像を表示させることができる。そのため、車両の後退時に、運転者が視線を大きく移動させなくても後方領域の画像を容易に視認することができる。よって、車両の後退時に車両の後方領域の画像を映し出す機能の使い勝手を向上させることができる。
車両用表示システムは、運転者の注意を喚起すべき注意喚起事項の発生を判定する注意喚起判定手段をさらに含む構成であってもよい。この構成が採用される場合、表示制御手段は、撮影手段により撮影された画像を表示手段に表示させる際に、注意喚起判定手段により注意喚起事項の発生が判定されている場合、画像表示対象の表示手段に、所定の注意喚起画像を表示させ、画像表示対象の表示手段と隣り合う表示手段に、撮影手段により撮影された画像を表示させてもよい。
これにより、車両に注意喚起事項が発生している場合に、運転者が視線を大きく移動させなくても視認可能な位置の表示手段に注意喚起画像が表示されるので、注意喚起事項の発生を運転者に良好に認知させることができる。そのうえ、注意喚起画像が表示された表示手段と隣り合う表示手段に車両の後方領域の画像が表示されるので、運転者が視線を大きく移動させなくても後方領域の画像を容易に視認することができる。よって、注意喚起事項の発生を運転者に良好に認知させることができながら、車両の後退時に車両の後方領域の画像を映し出す機能の使い勝手を向上させることができる。
なお、注意喚起画像の概念には、注意を喚起するメッセージ(文字)や注意を喚起する映像が含まれる。
複数の表示手段は、たとえば、車両のダッシュボードの車幅方向の中央に装着されるナビゲーションシステムのモニタ(ナビモニタ)、インストルメントパネル(メータパネル)に組み込まれるメータモニタ、バックミラー(ルームミラー)の位置に設けられるバックミラーモニタ、および左右の各サイドミラー(サイドアウタミラー)の位置に設けられるサイドミラーモニタの中から選択される2個または3個以上であってもよい。
本発明によれば、車両の後退時に車両の後方領域の画像を映し出す機能の使い勝手を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る表示システムが搭載された車両の電気的構成を示すブロック図である。 モニタのレイアウトの一例を示す図である。 表示制御のための処理の流れを示すフローチャート(その1)である。 表示制御のための処理の流れを示すフローチャート(その2)である。 表示制御のための処理の流れを示すフローチャート(その3)である。 右サイドミラーモニタにバックビューが表示されている状態を示す図である。 メータモニタおよび右サイドミラーモニタにそれぞれバックビューおよび異常発生の警告メッセージが表示されている状態を示す図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<車両の電気的構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る表示システムが搭載された車両1の電気的構成を示すブロック図である。
車両1には、CPUおよびメモリなどを含む構成の複数のECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)が備えられている。複数のECUには、変速機ECU11および表示制御ECU12が含まれる。各ECUは、CAN(Controller Area Network)通信プロトコルによる双方向通信が可能に接続されている。
車両1には、エンジンからの駆動力を変速する変速機として、たとえば、変速比が自動的に変速される自動変速機が搭載されている。自動変速機は、有段式の自動変速機(AT:Automatic Transmission)であってもよいし、無段変速機(CVT:Continuously Variable Transmission)であってもよい。
変速機ECU11は、主として自動変速機を制御する。
具体的には、変速機ECU11には、シフトポジションセンサ21が接続されている。シフトポジションセンサ21は、車室内に配設されているシフトレバーS(図2参照)のポジションに応じた検出信号を出力する。シフトレバー(セレクトレバー)のポジションであるシフトポジションとして、たとえば、Pポジション、Rポジション、NポジションおよびDポジションが設けられている。Pポジション、Rポジション、NポジションおよびDポジションは、それぞれ自動変速機におけるPレンジ(パーキングレンジ)、Rレンジ(リバースレンジ)、Nレンジ(ニュートラルレンジ)およびDレンジ(ドライブレンジ)に対応する。シフトレバーは、Pポジション、Rポジション、NポジションおよびDポジションの間でシフト操作することができ、そのシフト操作により、レンジの切り替えを指示することができる。
変速機ECU11は、各種センサの検出信号から取得した情報および/または他のECUから入力される種々の情報などに基づいて、自動変速機のレンジまたは変速段を変更するため、自動変速機の各部に油圧を供給するための油圧回路に含まれるバルブ(図示せず)を制御する。
また、車両1には、舵角センサ22が設けられている。舵角センサ22は、たとえば、ステアリング機構の舵角中点に対する舵角(絶対舵角)に応じた検出信号を出力する。舵角センサ22が検出する舵角は、たとえば、運転者により操作されるステアリングホイールが中立位置から右側に回された状態で正の値をとり、左側に回された状態で負の値をとる。舵角センサ22によって検出される舵角は、ステアリングホイールの回転操作角であるステアリング角(操舵角)であってもよいし、ステアリング機構による操舵輪の転舵角であってもよい。以下の説明では、舵角センサ22によって検出される舵角をステアリング角とする。
さらに、車両1には、車外の領域を撮影する複数のカメラ31と、画像を表示する複数のモニタ41〜45とが搭載されている。
表示制御ECU12は、カメラ31で撮影された画像などをモニタ41〜45に表示させるための表示制御を実行する。表示制御については、後述する。
カメラ31には、たとえば、車両1の後退(後進)による進路を含む後方領域を撮影するバックカメラ、運転席に着座した運転者から見てバックミラー(ルームミラー)に映る鏡像と同等の画像を撮影するリヤカメラ、運転席に着座した運転者から見て右サイドミラー(右サイドアウタミラー)に映る鏡像と同等の画像を撮影する右サイドカメラ、および運転席に着座した運転者から見て左サイドミラー(左サイドアウタミラー)に映る鏡像と同等の画像を撮影する左サイドカメラが含まれる。また、車室内(とくに後部座席)を撮影する車室内カメラや車両1の前方の領域を撮影するフロントカメラがカメラ31に含まれていてもよい。カメラ31は、たとえば、カラーCMOSイメージセンサと広角レンズとの組合せで構成されている。
<モニタの配置>
図2は、モニタ41〜45のレイアウトの一例を示す図である。
モニタ41〜45は、それぞれナビモニタ、バックミラーモニタ、メータモニタ、右サイドミラーモニタおよび左サイドミラーモニタであり、たとえば、いずれも液晶パネル(液晶ディスプレイ)からなる。
ナビモニタ41は、カーナビゲーションシステムのモニタであり、ダッシュボードDにおける車幅方向(左右方向)の中央に配置されている。
バックミラーモニタ42は、バックミラーが設けられる位置、すなわち、フロントガラスにおける車幅方向の中央の上端部付近に配置されている。
メータモニタ43は、インストルメントパネルIの左右方向の中央部に配置されている。
右サイドミラーモニタ44は、右サイドミラーが設けられる位置、すなわち、右フロントサイドウインドウの前端部付近の外側(右側)に配置されている。
左サイドミラーモニタ45は、左サイドミラーが設けられる位置、すなわち、左フロントサイドウインドウの前端部付近の外側(左側)に配置されている。
<表示制御>
図3A、図3Bおよび図3Cは、表示制御のための処理の流れを示すフローチャートである。図4は、右サイドミラーモニタ44における表示の一例を示す図である。図5は、メータモニタ43および右サイドミラーモニタ44における表示の一例を示す図である。
ナビモニタ41、バックミラーモニタ42、メータモニタ43、右サイドミラーモニタ44および左サイドミラーモニタ45における画像の表示を制御するため、表示制御ECU12により、図3A〜図3Cに示される処理が実行される。
この表示制御のための処理では、表示制御ECU12により、車両1に搭載されている各種のシステム(車載システム)における異常の有無がチェック(確認)される(ステップS1)。
具体的には、表示制御ECU12は、カメラ31、ナビモニタ41、バックミラーモニタ42、メータモニタ43、右サイドミラーモニタ44および左サイドミラーモニタ45を含む表示システムにおける異常の有無を自身で判断することができる。
また、表示制御ECU12は、ソナーシステムを制御し、ソナーシステムにおける異常の有無を自身で判断することができる。ソナーシステムは、複数の超音波センサ(ソナー)を用いて、車両1の後方の障害物の有無を検出する障害物検出システムである。複数の超音波センサは、たとえば、車両1のリヤバンパに車幅方向に間隔を空けて配置されている。シフトレバーSがRポジションに入れられている間、複数の超音波センサが所定の順序でオンされ、オンされた超音波センサから超音波が発信される。各超音波センサからの超音波の到達範囲内に障害物があると、超音波が障害物に当たって反射し、その反射した超音波(反射波)を超音波センサが受信する。超音波センサが反射波を受信すると、表示制御ECU12により、超音波の発信から受信までの時間に基づいて、車両1の後方の所定範囲内における障害物の有無が判断される。ソナーシステムでは、所定範囲内に障害物が存在している場合、そのことが音などにより警告される。
表示制御ECU12が制御に直接関与しない車載システムにおける異常の有無は、その車載システムを制御するECUから表示制御ECU12に通知される。たとえば、車両1のブレーキシステムにおける異常の有無は、ブレーキシステムを制御するブレーキECUから表示制御ECU12に通知される。表示制御ECU12が制御に直接関与しない車載システムにおける異常の有無のチェックのため、表示制御ECU12により、他のECUからの通知内容が確認される。
なお、ブレーキシステムは、たとえば、ブレーキブースタ、マスタシリンダ、ホイールシリンダおよびブレーキを含む。車室内に設けられたブレーキペダルが踏まれると、そのブレーキペダルに入力された踏力がブレーキブースタに伝達される。ブレーキブースタに伝達された踏力は、ブレーキブースタの負圧によって増幅(倍力)され、ブレーキブースタからマスタシリンダに入力される。マスタシリンダでは、ブレーキブースタから入力される力に応じた液圧が発生する。マスタシリンダの油圧は、各車輪に設けられたホイールシリンダに分配されて伝達される。そして、各ホイールシリンダの油圧により、各ブレーキから車輪に制動力が付与される。
各車載システムにおける異常の有無の確認の結果、車両1のブレーキシステムおよびソナーシステムの両方に異常が発生していない場合には(ステップS2のNO)、表示制御ECU12により、ステップS3〜S14の処理が実行される。
すなわち、現在のシフトポジションがRポジションであるか否かが判定される(ステップS3)。
現在のシフトポジションがRポジションではない場合(ステップS3のNO)、つまりシフトポジションがPポジション、NポジションまたはDポジションである場合、ナビモニタ41、バックミラーモニタ42、メータモニタ43、右サイドミラーモニタ44および左サイドミラーモニタ45にそれぞれ通常情報が表示されて(ステップS4)、表示制御のための処理が終了される。
なお、通常情報とは、ナビモニタ41、バックミラーモニタ42、メータモニタ43、右サイドミラーモニタ44および左サイドミラーモニタ45のそれぞれに本来表示されるべき情報をいう。ナビモニタ41の通常情報は、ナビゲーションまたはオーディオに関する情報である。バックミラーモニタ42の通常情報は、リヤカメラ31により撮影される画像(車両1の後方の情報)である。メータモニタ43の通常情報は、累積走行距離、走行燃費、航続可能距離、外気温など、運転者への案内情報である。右サイドミラーモニタ44の通常情報は、右サイドカメラ31により撮影される画像(車両1の右後方の情報)である。左サイドミラーモニタ45の通常情報は、左サイドカメラ31により撮影される画像(車両1の左後方の情報)である。
現在のシフトポジションがRポジションである場合(ステップS3のYES)、舵角センサ22の検出信号から現在のステアリング角が取得される(ステップS5)。
また、ナビモニタ41、バックミラーモニタ42、メータモニタ43、右サイドミラーモニタ44および左サイドミラーモニタ45のいずれかに、バックカメラ31により撮影された画像、つまり車両1の後方領域の画像(以下、「バックビュー」という。)が表示されているか否かが確認される(ステップS6)。
ナビモニタ41、バックミラーモニタ42、メータモニタ43、右サイドミラーモニタ44および左サイドミラーモニタ45のいずれかにバックビューが表示されている場合(ステップS6のYES)、ナビモニタ41、バックミラーモニタ42、メータモニタ43、右サイドミラーモニタ44または左サイドミラーモニタ45の少なくとも1つにおいて、通常情報と通常情報以外の非通常情報との間で表示が切り替わった時点からのステアリング角の変化量が45°以上であるか否かが判断される(ステップS7)。この判断は、ステアリング角に応じて、バックビューの表示先がナビモニタ41、バックミラーモニタ42、メータモニタ43、右サイドミラーモニタ44または左サイドミラーモニタ45の間で頻繁に切り替わることを抑制するために設けられている。「45°」の数値は、単なる一例であり、バックビューの表示先が頻繁に切り替わることを抑制する効果が発揮される数値に適宜変更されるとよい。
表示切替時からのステアリング角の変化量が45°未満である場合(ステップS7のNO)、ナビモニタ41、バックミラーモニタ42、メータモニタ43、右サイドミラーモニタ44および左サイドミラーモニタ45の表示は変更されず、表示制御のための処理が終了される。
一方、ナビモニタ41、バックミラーモニタ42、メータモニタ43、右サイドミラーモニタ44および左サイドミラーモニタ45のいずれにもバックビューが表示されてないか(ステップS6のNO)、または、表示切替時からのステアリング角の変化量が45°以上である場合(ステップS7のYES)、現在のステアリング角が−210°以上210°未満の範囲内であるか否かが判断される(ステップS8)。
ステアリング角が−210°以上210°未満の範囲内である場合(ステップS8のYES)、ナビモニタ41にバックビューが非通常情報として表示されて(ステップS9)、表示制御のための処理が終了される。この場合、バックミラーモニタ42、メータモニタ43、右サイドミラーモニタ44および左サイドミラーモニタ45には、それぞれ通常情報が表示されたままである。
ステアリング角が−210°以上210°未満の範囲外である場合(ステップS8のNO)、次いで、そのステアリング角が210°以上420°未満の範囲内であるか否かが判断される(ステップS10)。
ステアリング角が210°以上420°未満の範囲内である場合(ステップS10のYES)、メータモニタ43にバックビューが非通常情報として表示されて(ステップS11)、表示制御のための処理が終了される。この場合、バックミラーモニタ42、右サイドミラーモニタ44および左サイドミラーモニタ45には、それぞれ通常情報が表示されたままである。ナビモニタ41には、通常情報が表示されたままであってもよいし、たとえば、バックビューまたはメータモニタ43の通常情報が表示されてもよい。
ステアリング角が210°以上420°未満の範囲外である場合(ステップS10のNO)、次いで、そのステアリング角が420°以上であるか否かが判断される(ステップS12)。
ステアリング角が420°以上である場合(ステップS11のYES)、図4に示されるように、右サイドミラーモニタ44にバックビューが非通常情報として表示されて(ステップS13)、表示制御のための処理が終了される。この場合、バックミラーモニタ42、メータモニタ43および左サイドミラーモニタ45には、それぞれ通常情報が表示されたままである。ナビモニタ41には、通常情報が表示されたままであってもよいし、たとえば、バックビューまたは右サイドミラーモニタ44の通常情報が表示されてもよい。
ステアリング角が420°以上ではない場合(ステップS12のNO)、ステアリング角は−210°未満であり、この場合、左サイドミラーモニタ45にバックビューが非通常情報として表示されて(ステップS14)、表示制御のための処理が終了される。この場合、バックミラーモニタ42、メータモニタ43および右サイドミラーモニタ44には、それぞれ通常情報が表示されてもよい。ナビモニタ41には、通常情報が表示されたままであってもよいし、たとえば、バックビューまたは左サイドミラーモニタ45の通常情報が表示されてもよい。
なお、ステアリングホイールの一方側への最大回転量は、2回転半であり、ステアリング角の最大値および最小値は、それぞれ450°および−450°である。
各車載システムにおける異常の有無の確認の結果、車両1のブレーキシステムおよびソナーシステムの少なくとも一方に異常が発生している場合には(ステップS2のYES)、表示制御ECU12により、ステップS15〜S29の処理が実行される。
すなわち、車両1のブレーキシステムおよびソナーシステムの少なくとも一方に異常が発生している場合には(ステップS2のYES)、まず、ナビモニタ41およびバックミラーモニタ42の一方に異常発生の警告メッセージが表示される(ステップS15)。
次に、現在のシフトポジションがRポジションであるか否かが判定される(ステップS16)。
現在のシフトポジションがRポジションではない場合(ステップS16のNO)、つまりシフトポジションがPポジション、NポジションまたはDポジションである場合、ナビモニタ41、バックミラーモニタ42、メータモニタ43、右サイドミラーモニタ44および左サイドミラーモニタ45の表示は変更されず、表示制御のための処理が終了される。この場合、ナビモニタ41およびバックミラーモニタ42の一方には、異常発生の警告メッセージが表示され、ナビモニタ41およびバックミラーモニタ42の他方、メータモニタ43、右サイドミラーモニタ44および左サイドミラーモニタ45には、それぞれ通常情報が表示されたままである。
現在のシフトポジションがRポジションである場合(ステップS16のYES)、舵角センサ22の検出信号から現在のステアリング角が取得される(ステップS17)。
その後、ナビモニタ41およびバックミラーモニタ42の他方(警告メッセージが表示されていない方)、メータモニタ43、右サイドミラーモニタ44および左サイドミラーモニタ45にバックビューが表示されているか否かが確認される(ステップS18)。
ナビモニタ41およびバックミラーモニタ42の他方、メータモニタ43、右サイドミラーモニタ44および左サイドミラーモニタ45のいずれかにバックビューが表示されている場合(ステップS18のYES)、ナビモニタ41、バックミラーモニタ42、メータモニタ43、右サイドミラーモニタ44または左サイドミラーモニタ45の少なくとも1つにおいて、通常情報と通常情報以外の非通常情報との間で表示が切り替わった時点からのステアリング角の変化量が45°以上であるか否かが判断される(ステップS19)。
表示切替時からのステアリング角の変化量が45°未満である場合(ステップS19のNO)、表示が頻繁に切り替わることを抑制するため、ナビモニタ41、バックミラーモニタ42、メータモニタ43、右サイドミラーモニタ44および左サイドミラーモニタ45の表示は変更されず、表示制御のための処理が終了される。
一方、ナビモニタ41およびバックミラーモニタ42の他方、メータモニタ43、右サイドミラーモニタ44および左サイドミラーモニタ45のいずれにもバックビューが表示されていないか(ステップS18のNO)、または、表示切替時からのステアリング角の変化量が45°以上である場合(ステップS19のYES)、現在のステアリング角が−210°以上210°未満の範囲内であるか否かが判断される(ステップS20)。
ステアリング角が−210°以上210°未満の範囲内である場合(ステップS20のYES)、ナビモニタ41およびバックミラーモニタ42の他方にバックビューが非通常情報として表示されて(ステップS21)、表示制御のための処理が終了される。この場合、メータモニタ43、右サイドミラーモニタ44および左サイドミラーモニタ45には、それぞれ通常情報が表示されたままである。
ステアリング角が−210°以上210°未満の範囲外である場合(ステップS20のNO)、次いで、そのステアリング角が210°以上420°未満の範囲内であるか否かが判断される(ステップS22)。
ステアリング角が210°以上420°未満の範囲内である場合(ステップS22のYES)、メータモニタ43に異常発生の警告メッセージが表示され(ステップS23)、メータモニタ43と隣り合うナビモニタ41、バックミラーモニタ42および右サイドミラーモニタ44のうちの1つにバックビューが非通常情報として表示されて(ステップS24)、表示制御のための処理が終了される。この場合、バックビューが表示されないナビモニタ41、バックミラーモニタ42および右サイドミラーモニタ44のうちの2つならびに左サイドミラーモニタ45には、それぞれ通常情報が表示されたままであってもよいし、たとえば、ナビモニタ41には、バックビューが表示されてもよい。
ステアリング角が210°以上420°未満の範囲外である場合(ステップS22のNO)、次いで、そのステアリング角が420°以上であるか否かが判断される(ステップS25)。
ステアリング角が420°以上である場合(ステップS25のYES)、図5に示されるように、右サイドミラーモニタ44に異常発生の警告メッセージが表示され(ステップS26)、右サイドミラーモニタ44と隣り合うメータモニタ43にバックビューが非通常情報として表示されて(ステップS27)、表示制御のための処理が終了される。この場合、ナビモニタ41、バックミラーモニタ42および左サイドミラーモニタ45には、それぞれ通常情報が表示されたままであってもよいし、たとえば、ナビモニタ41には、バックビューまたはメータモニタ43の通常情報が表示されてもよい。
ステアリング角が420°以上ではない場合(ステップS25のNO)、ステアリング角は−210°未満であり、この場合、左サイドミラーモニタ45に異常発生の警告メッセージが表示され(ステップS28)、左サイドミラーモニタ45と隣り合うナビモニタ41またはバックミラーモニタ42の一方にバックビューが非通常情報として表示されて(ステップS29)、表示制御のための処理が終了される。この場合、バックビューが表示されないナビモニタ41またはバックミラーモニタ42の他方および右サイドミラーモニタ44には、それぞれ通常情報が表示されたままであってもよいし、たとえば、バックミラーモニタ42にバックビューが表示される場合、ナビモニタ41には、バックビューまたはバックミラーモニタ42の通常情報が表示されてもよい。
<作用効果>
以上のように、運転席の前方には、ナビモニタ41、バックミラーモニタ42、メータモニタ43、右サイドミラーモニタ44および左サイドミラーモニタ45が車幅方向に互いに異なる位置に配置されている。ナビモニタ41、バックミラーモニタ42、メータモニタ43、右サイドミラーモニタ44および左サイドミラーモニタ45は、カメラ31により撮影された画像を表示可能である。
運転者が車両1の後退による進路を目視しながら車両1を後退させる時、ステアリング機構の舵角が舵角中点から離れるほど、運転者の視線の先が車両1の中央から舵角の方向に離れる。シフトポジションがRポジションであり、車両1の後進レンジが構成されている状態では、ステアリング機構の舵角が舵角中点から離れるほど、その舵角の方向の下流側に配置されるナビモニタ41、バックミラーモニタ42、メータモニタ43、右サイドミラーモニタ44または左サイドミラーモニタ45に、バックビューが表示される。これにより、車両1の後退による進路を目視している運転者がなるべく見やすい位置のナビモニタ41、バックミラーモニタ42、メータモニタ43、右サイドミラーモニタ44または左サイドミラーモニタ45の1つにバックビューを表示させることができる。そのため、車両1の後退時に、運転者が視線を大きく移動させなくてもバックビューを容易に視認することができる。よって、車両1の後退時にバックビューを映し出す機能の使い勝手を向上させることができる。
また、車載システムに異常が発生している場合、車両1の後進レンジが構成されている状態では、ステアリング機構の舵角が舵角中点から離れるほど、その舵角の方向の下流側に配置されるナビモニタ41、バックミラーモニタ42、メータモニタ43、右サイドミラーモニタ44または左サイドミラーモニタ45の1つに、異常発生の警告メッセージが表示される。これにより、車両1に異常が発生している場合に、運転者が視線を大きく移動させなくても視認可能な位置のナビモニタ41、バックミラーモニタ42、メータモニタ43、右サイドミラーモニタ44または左サイドミラーモニタ45の1つに異常発生の警告メッセージが表示されるので、異常発生を運転者に良好に認知させることができる。そのうえ、異常発生の警告メッセージが表示されたナビモニタ41、バックミラーモニタ42、メータモニタ43、右サイドミラーモニタ44または左サイドミラーモニタ45の1つと隣り合うナビモニタ41、バックミラーモニタ42、メータモニタ43、右サイドミラーモニタ44または左サイドミラーモニタ45の1つにバックビューが表示されるので、運転者が視線を大きく移動させなくてもバックビューを容易に視認することができる。よって、車両1における異常発生を運転者に良好に認知させることができながら、車両1の後退時にバックビューを映し出す機能の使い勝手を向上させることができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の実施形態では、車両1のブレーキシステムおよびソナーシステムの少なくとも一方に異常が発生している場合に、異常発生の警告メッセージがナビモニタ41、バックミラーモニタ42、メータモニタ43、右サイドミラーモニタ44または左サイドミラーモニタ45に表示される構成を取り上げた。しかしながら、異常発生の警告メッセージに限らず、異常発生の警告マークが表示されてもよいし、電動パワーステアリング装置の電動モータの焼き付きやオイルの漏れによる操舵力の変化が生じていることを報知するメッセージなど、運転者の注意を喚起する注意喚起メッセージまたは注意喚起マークが表示されてもよい。また、メッセージに限らず、バックビューに映った子供や障害物などを拡大した映像など、運転者の注意を喚起する注意喚起映像が表示されてもよい。
また、異常発生の警告メッセージもしくは警告マーク、または注意喚起メッセージもしくは注意喚起マークが表示される場合、それらがナビモニタ41、バックミラーモニタ42、メータモニタ43、右サイドミラーモニタ44または左サイドミラーモニタ45の通常情報に重ねて表示されてもよい。
さらにまた、バックミラーモニタ42、右サイドミラーモニタ44または左サイドミラーモニタ45に非通常情報が表示される場合、その非通常情報を表示しているバックミラーモニタ42、右サイドミラーモニタ44または左サイドミラーモニタ45の通常情報がナビモニタ41またはメータモニタ43に表示されてもよい。
また、前述の実施形態では、現在のステアリング角が−210°未満であるか、−210°以上210°未満の範囲内であるか、210°以上420°未満の範囲内であるか、420°以上であるかに応じて、バックビューの表示先が切り替わる構成を取り上げたが、それらの範囲を定める各数値は、単なる一例であり、適宜に変更されるとよい。その他の具体的な数値についても、単なる一例であり、適宜に変更されるとよい。
さらにまた、車両1に自動変速機が搭載されているとしたが、車両1には、自動変速機に代えて、手動変速機(MT:Manual Transmission)が搭載されていてもよい。
また、車両1は、電気自動車、ハイブリッドカーなどであってもよく、エンジン車には限らない。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 車両
12 表示制御ECU(舵角取得手段、表示制御手段、注意喚起判定手段)
31 カメラ(撮影手段)
41 ナビモニタ(表示手段)
42 バックミラーモニタ(表示手段)
43 メータモニタ(表示手段)
44 右サイドミラーモニタ(表示手段)
45 左サイドミラーモニタ(表示手段)

Claims (2)

  1. 車両の後退による進路を含む後方領域を撮影する撮影手段と、
    前記車両の運転席の前方で車幅方向に互いに異なる位置に配置され、前記撮影手段により撮影された画像をそれぞれ表示可能な複数の表示手段と、
    前記車両のステアリング機構の舵角を取得する舵角取得手段と、
    少なくとも前記車両のシフトポジションがRポジションである状態において、前記舵角取得手段により取得される舵角が舵角中点から離れるほど、当該舵角の方向の下流側に配置される前記表示手段を画像表示対象とし、当該画像表示対象の前記表示手段に、前記撮影手段により撮影された画像を表示させる表示制御手段とを含む、車両用表示システム。
  2. 運転者の注意を喚起すべき注意喚起事項の発生を判定する注意喚起判定手段をさらに含み、
    前記表示制御手段は、前記撮影手段により撮影された画像を前記表示手段に表示させる際に、前記注意喚起判定手段により前記注意喚起事項の発生が判定されている場合、前記画像表示対象の前記表示手段に、所定の注意喚起画像を表示させ、前記画像表示対象の前記表示手段と隣り合う前記表示手段に、前記撮影手段により撮影された画像を表示させる、請求項1に記載の車両用表示システム。
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