JP6704444B1 - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力変換回路を制御する制御回路に過電流が流れることを抑制することができる電力変換装置を得る。【解決手段】電力変換装置は、電力変換回路と、複数の電源装置のそれぞれから電力供給を受けており、電力変換回路を制御する制御回路と、複数の電源装置に個別に対応しており、それぞれ電流閾値が設定される複数の第1遮断部と、を備え、複数の第1遮断部のそれぞれは、対応する電源装置から制御回路に流れる電流が、設定される電流閾値以上である場合、対応する電源装置から制御回路への電力供給を遮断するように構成されている。【選択図】図1

Description

本願は、電力変換装置に関する。
内燃機関および電動機を動力源とした一般的なハイブリッド車両は、補機類に電力を供給する用途で使用される補機用蓄電装置と、電動機を駆動する用途で使用される電動機用蓄電装置とを含む2種類以上の蓄電装置を備えて構成されている。ハイブリッド車両に搭載される電動機は、駆動機能に加えて発電機能を有しており、発電電動機とも呼ばれる。
ハイブリッド車両に発電電動機が搭載される場合、直流と交流との間で双方向に電力変換を行う電力変換回路と、電力変換回路を制御する制御回路とを備えて構成された電力変換装置もハイブリッド車両に搭載される。このような電力変換装置は、上述の2種類以上の蓄電装置から電力が制御回路に供給されるように構成されることが多い。
また、上述の電力変換装置の制御回路に流れる消費電流が比較的小さいことから、蓄電装置と制御回路とを接続する配線が細く、制御回路を構成する部品をその配線上に直列に接続して配置していることが多い。ここで、制御回路および電力変換回路のそれぞれのための遮断機能が電力変換装置に実装されることがある。
制御回路のための遮断機能は、例えば、制御回路の部品の短絡故障等に対応するためのものである。すなわち、制御回路の部品の短絡故障等に起因して過電流が発生すると、制御回路のための遮断機能が作用する。具体的には、一例として、蓄電装置と制御回路とを接続する配線が溶断することで、蓄電装置から制御回路への電力供給が遮断される。別例として、制御回路のその配線上の部品のオープン故障が発生することで、蓄電装置から制御回路への電力供給が遮断される。
電力変換回路のための遮断機能は、例えば、電力変換回路を構成する半導体スイッチング素子の短絡故障等に対応するためのものである。すなわち、電力変換回路の半導体スイッチング素子の短絡故障等に起因して過電流が発生すると、電力変換回路のための遮断機能が作用する(例えば、特許文献1参照)。具体的には、特許文献1に記載の従来技術では、半導体スイッチング素子内部の配線の一部を細くすることでその配線を溶断しやすくしている。半導体スイッチング素子の短絡故障等に起因して過電流が発生すると、その半導体スイッチング素子内部の配線が溶断することで、蓄電装置から電力変換回路への電力供給が遮断される。
特開2003−86753号公報
ここで、例えば、電力変換回路を制御する制御回路が封止材によって封止される構成となっている電力変換装置を考える。この場合、制御回路に過電流が流れると、その過電流によって制御回路の部品が発熱し、その発熱によって封止材が炭化する可能性がある。また、このような炭化は、電力変換装置に不具合をもたらす可能性がある。したがって、上述のような電力変換装置に適用した場合であっても、制御回路に過電流が流れることを抑制するための新たな技術が求められる。
本願は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、電力変換回路を制御する制御回路に過電流が流れることを抑制することができる電力変換装置を得ることを目的とする。
本願における電力変換装置は、入力される電力の形態を変換し、変換後の電力を出力する電力変換回路と、複数の電源装置のそれぞれから電力供給を受けており、電力変換回路を制御する制御回路と、複数の電源装置に個別に対応しており、それぞれ電流閾値が設定される複数の第1遮断部と、を備え、複数の第1遮断部のそれぞれは、対応する電源装置から制御回路に流れる電流が、設定される電流閾値以上である場合、対応する電源装置から制御回路への電力供給を遮断し、第1遮断部と、第1遮断部に対応する電源装置との間に第2遮断部が設けられる場合、第1遮断部に設定される電流閾値は、第2遮断部に設定される電流閾値よりも小さいものである。
本願によれば、電力変換回路を制御する制御回路に過電流が流れることを抑制することができる電力変換装置を得ることができる。
本願の実施の形態1における電力変換装置を示す構成図である。 本願の実施の形態1における電力変換装置を備えた車載システムを示す構成図である。 本願の実施の形態2における電力変換装置を示す構成図である。
以下、本願による電力変換装置を、好適な実施の形態にしたがって図面を用いて説明する。なお、図面の説明においては、同一部分または相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、本願の実施の形態1における電力変換装置10を示す構成図である。なお、図1では、本実施の形態1における電力変換装置10を発電電動機1に適用した場合のシステム構成例を示している。
図1において、電力変換装置10には、発電電動機1が接続されている。また、電力変換装置10には、蓄電装置2が接続されている。さらに、電力変換装置10には、コンタクタ4を介して蓄電装置3が接続されている。発電電動機1は、発電機として機能する発電動作と、電動機として機能する駆動動作とを行う。蓄電装置2および蓄電装置3のそれぞれは、供給される電力を充電したり、充電した電力を放電したりする。コンタクタ4は、外部からの制御に従って、蓄電装置3と電力変換装置10との間を、接続したり遮断したりする。
電力変換装置10は、電力変換回路11と、制御回路12と、第1遮断部14aおよび14bとを備える。電力変換回路11は、入力される電力の形態を変換し、変換後の電力を出力する。制御回路12は、複数の電源装置の一例である蓄電装置2および蓄電装置3のそれぞれから電力供給を受けている。また、制御回路12は、電力変換回路11を制御する。第1遮断部14aおよび14bは、制御回路12と、複数の電源装置の一例である蓄電装置2および蓄電装置3に個別に対応しており、それぞれ電流閾値が設定される。
電力変換回路11には、発電電動機1が接続されている。また、電力変換回路11には、コンタクタ4を介して蓄電装置3が接続されている。電力変換回路11は、それぞれがオンとオフとに切り替え制御される複数の半導体スイッチング素子111〜116を有する。
電力変換回路11は、各半導体スイッチング素子111〜116がオンとオフとに切り替え制御されることで、直流と交流との間で双方向に電力変換を行う。具体的には、発電電動機1が駆動動作を行う場合、電力変換回路11は、蓄電装置3から供給される直流電力を交流電力に変換し、その変換した交流電力を発電電動機1に供給する。また、発電電動機1が発電動作を行う場合、発電電動機1から供給される交流電力を直流電力に変換し、その変換した直流電力を蓄電装置3に供給する。
電力変換回路11は、複数の半導体スイッチング素子111〜116がブリッジ接続されて構成されている。半導体スイッチング素子111〜116としては、電界効果トランジスタの一種であるMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)を用いればよく、MOSFETとは異なるその他のトランジスタ、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等を用いてもよい。
制御回路12は、蓄電装置2および蓄電装置3のそれぞれから電力供給を受けることによって駆動する。より具体的には、制御回路12は、蓄電装置2および蓄電装置3の少なくとも一方の蓄電装置から電力が供給されていれば駆動可能となるように相補型の電源構成となっている。制御回路12は、整流素子13a、整流素子13b、内部電源回路16、演算回路17および駆動回路18を備える。また、制御回路12には、第1遮断部14a、第1遮断部14bおよびイグニッションスイッチ15が設けられている。
整流素子13aおよび整流素子13bは、電流の逆流を防止するために設けられている。整流素子13aは、蓄電装置2に対応しており、整流素子13bは、蓄電装置3に対応している。第1遮断部14aは、蓄電装置2に対応しており、第1遮断部14bは、蓄電装置3に対応している。
蓄電装置2からの電力は、第1遮断部14a、イグニッションスイッチ15および整流素子13aを介して、内部電源回路16に供給される。蓄電装置3からの電力は、コンタクタ4、第1遮断部14bおよび整流素子13bを介して、内部電源回路16に供給される。
イグニッションスイッチ15は、第1遮断部14aと整流素子13aとの間に設けられている。イグニッションスイッチ15は、外部から与えられるイグニッション信号に従って、オンとオフとに切り替え制御される。制御回路12を起動する場合、イグニッション信号によってイグニッションスイッチ15をオンにすることで、蓄電装置2から内部電源回路16に電力が供給される。これにより、制御回路12が駆動を開始する。
内部電源回路16は、蓄電装置2または蓄電装置3から供給される電力を基に、制御回路12を構成する各種部品を駆動させるための電源を生成する。内部電源回路16は、生成した電源を演算回路17および駆動回路18に供給することによって、演算回路17および駆動回路18を駆動させる。
演算回路17は、電力変換装置10に実装されている各種機能を監視したり制御したりする。より具体的には、演算回路17は、駆動回路18を制御することで、電力変換回路11の各半導体スイッチング素子111〜116をオンとオフとに切り替え制御する。演算回路17は、例えば、マイクロコンピュータによって実現される。
駆動回路18は、演算回路17による制御に従って、電力変換回路11を駆動させるために必要な電力を電力変換回路11に供給することで電力変換回路11を駆動させる。駆動回路18は、自身が駆動するための電源と、電力変換回路11を駆動させるための電源との二電源が使用される構成となっている。
具体的には、駆動回路18には、内部電源回路16によって生成される電源が供給される。この電源によって駆動回路18が駆動する。駆動回路18は、蓄電装置3から第1遮断部14bを介して供給された電力を各半導体スイッチング素子111〜116に供給する。このような構成によって、電力変換回路11を駆動させるために比較的大きな電力が必要である場合に対応することが可能である。
次に、第1遮断部14aおよび第1遮断部14bについてさらに説明する。上述したように、第1遮断部14aおよび第1遮断部14bは、蓄電装置2および蓄電装置3に個別に対応する。また、第1遮断部14aおよび第1遮断部14bには、電流閾値Aおよび電流閾値Bがそれぞれ設定される。
なお、第1遮断部14aおよび第1遮断部14bのそれぞれに設定される電流閾値、すなわち、電流閾値Aおよび電流閾値Bは、すべて同一の値であってもよいし、すべて同一の値でなくてもよい。
第1遮断部14aおよび第1遮断部14bのそれぞれは、対応する電源装置から制御回路12に流れる電流が、設定される電流閾値以上である場合、対応する電源装置から制御回路12への電力供給を遮断する。
すなわち、第1遮断部14aは、対応する蓄電装置2から制御回路12に流れる電流が、設定される電流閾値A以上である場合、蓄電装置2から制御回路12への電力供給を遮断する。また、第1遮断部14bは、対応する蓄電装置3から制御回路12に流れる電流が、設定される電流閾値B以上である場合、蓄電装置3から制御回路12への電力供給を遮断する。
第1遮断部14aおよび第1遮断部14bのそれぞれは、例えば、制御回路12への電力供給を不可逆的に遮断する機構、または、半導体素子によって構成されている。具体的には、第1遮断部14aおよび第1遮断部14bのそれぞれは、一例として、制御回路12への電力供給を一旦遮断すれば、その遮断状態を維持する機構によって構成されている。つまり、第1遮断部14aおよび第1遮断部14bのそれぞれは、制御回路12への電力供給を不可逆的に遮断する機構によって構成されている。このような機構の具体例として、設定される電流閾値以上の電流が流れると溶断するヒューズ等が挙げられる。
第1遮断部14aおよび第1遮断部14bのそれぞれは、別例として、半導体素子によって構成されている。このような半導体素子の第1の具体例として、設定される電流閾値以上の電流が流れるとオンからオフに切り替えられることで制御回路12への電力供給を遮断する半導体スイッチング素子が挙げられる。また、このような半導体素子の第2の具体例として、ポリスイッチのような、スイッチング用でない半導体素子が挙げられる。ここで、ポリスイッチとは、温度が上昇すると抵抗値が上昇して回路電流を遮断し、温度が低下すると抵抗値が元に戻って再び回路電流を導通させる素子である。なお、第1遮断部14aおよび第1遮断部14bの一方は、制御回路12への電力供給を不可逆的に遮断する機構によって構成され、他方は、半導体素子によって構成されていてもよい。
なお、実施の形態1では、第1遮断部14a、第1遮断部14bおよびイグニッションスイッチ15のそれぞれが制御回路12に設けられている場合を例示したが、これに限定されない。すなわち、第1遮断部14a、第1遮断部14bおよびイグニッションスイッチ15のそれぞれは、電力変換装置10の制御回路12以外の箇所に設けられていてもよい。
次に、電力変換装置10に第1遮断部14aおよび第1遮断部14bが設けられることによって得られる効果について説明する。ここで、制御回路12は、封止材によって封止される構成となっている場合を考える。
封止材は、制御回路12を構成する部品を固定するとともに大気から遮断する役割を果たす。また、電力変換装置10が車両に搭載される場合、封止材は、振動対策または非水対策として使用される。
封止材は、熱を加えると炭化する素材によって形成されることが多い。例えば、制御回路12に過電流が流れた場合、その過電流によって上述の部品が発熱すると、その発熱によって封止材が炭化する可能性がある。
特に、電力変換装置10が車両に適用される場合、制御回路12の部品は、エンジンルームの高温環境下でも動作するように設計される必要があることから、高温耐性を有する。したがって、制御回路12に過電流が流れた場合、制御回路12の部品が仕様上の上限を超えて発熱しても、その部品が直ちにオープン故障しない可能性がある。この場合、部品の発熱が継続することによって、封止材が炭化する可能性がある。
上述の過電流による封止材の炭化を抑制するためには、制御回路12に過電流が流れることを抑制するための遮断機能を電力変換装置10に実装する必要がある。
そこで、実施の形態1では、上述の遮断機能として、第1遮断部14aおよび第1遮断部14bが電力変換装置10に設けられる。第1遮断部14aは、蓄電装置2から制御回路12に流れる電流が電流閾値A以上となる場合に蓄電装置2から制御回路12への電力供給を遮断する。また、第1遮断部14bは、蓄電装置3から制御回路12に流れる電流が電流閾値B以上となる場合に蓄電装置3から制御回路12への電力供給を遮断する。
上述の第1遮断部14aの構成によって、蓄電装置2から制御回路12に流れる電流が電流閾値A以上となれば、蓄電装置2と制御回路12との間の電流経路が遮断される。また、上述の第1遮断部14bの構成によって、蓄電装置3から制御回路12に流れる電流が電流閾値B以上となれば、蓄電装置3と制御回路12との間の電流経路が遮断される。したがって、制御回路12に過電流が流れることを抑制することが可能となる。
なお、実施の形態1における制御回路12は、蓄電装置2および蓄電装置3からそれぞれ整流素子13aおよび整流素子13bを介して内部電源回路16に電力が供給可能な構成となっている。このような構成では、蓄電装置2および蓄電装置3のうちの蓄電電圧が高い方の蓄電装置から内部電源回路16に電力が供給される。この場合、第1遮断部14aに設定される電流閾値Aと、第1遮断部14bに設定される電流閾値Bは、すべて同一の値であることが好ましい。電流閾値Aと電流閾値Bを同一の値にすることによって、内部電源回路16に電力を供給する蓄電装置に関わらず、制御回路12への電力供給を遮断することが可能となる。
次に、本実施の形態1における電力変換装置10を車両に適用した場合のシステム構成例について、図2を参照しながら説明する。図2は、本願の実施の形態1における電力変換装置10を備えた車載システムを示す構成図である。
図2において、車載システムは、発電電動機1と、蓄電装置2と、蓄電装置3と、コンタクタ4と、電力変換回路11および制御回路12を有する電力変換装置10と、ECU(Electronic Control Unit)5と、DC/DCコンバータ6と、補機類7と、第2遮断部8aと、第2遮断部8bとを備える。なお、図2では、制御回路12に設けられる第1遮断部14a、第1遮断部14bおよびイグニッションスイッチ15の図示を省略している。
ECU5は、コンタクタ4、DC/DCコンバータ6、補機類7、電力変換装置10等の各種車載機器を制御する。補機類7は、車両に設けられた複数の車載機器である。補機類7として、例えば、ヘッドライト、エアコン、オーディオ等が挙げられる。
第2遮断部8aは、蓄電装置2と、電力変換装置10との間に設けられている。また、第2遮断部8aは、制御回路12に設けられる第1遮断部14aに対して、蓄電装置2側に設けられている。蓄電装置2は、第2遮断部8aを介して、補機類7、ECU5および制御回路12のそれぞれと接続されており、必要に応じてそれぞれに電力を供給する。
第2遮断部8bは、電力変換装置10と、蓄電装置3との間に設けられている。また、第2遮断部8bは、制御回路12に設けられる第1遮断部14bに対して、蓄電装置3側に設けられている。蓄電装置3は、コンタクタ4および第2遮断部8bを介して、電力変換装置10と接続されており、発電電動機1との間で電力の授受を行う。
蓄電装置2側の電源ラインと蓄電装置3側の電源ラインとは、DC/DCコンバータ6を介して接続されている。発電電動機1によって発電された交流電力は、電力変換回路11によって直流電力に変換される。その変換された直流電力は、必要に応じて、DC/DCコンバータ6によって変圧されて蓄電装置2に供給される。蓄電装置2は、供給された直流電力を充電する。
蓄電装置2と蓄電装置3との間で蓄電電圧に差がある場合には、DC/DCコンバータ6が必要である。一方、蓄電装置2と蓄電装置3との間で蓄電電圧が同一である場合には、DC/DCコンバータ6が不要である。
次に、電力変換装置10を車両に適用した場合に第1遮断部14aおよび第1遮断部14bのそれぞれに設定される電流閾値について説明する。
図2に示す車載システムでは、車両が運転状態である場合、制御回路12およびECU5は、基本的には常時稼働状態であり、蓄電装置2から絶えず電力が供給されている。このように、蓄電装置2は、複数の供給先に電力を常時供給する。そこで、第2遮断部8aに設定される電流閾値は、蓄電装置2から複数の供給先に電力が供給される際に複数の供給先のそれぞれに流れる通常の消費電流の合計値以上となっている。第2遮断部8aは、蓄電装置2から流れる電流が、この電流閾値以上になれば、蓄電装置2からの電力供給を遮断する。
また、上述の車載システムでは、発電電動機1が発電動作を行っている等に起因して、蓄電装置3の蓄電電圧が蓄電装置2の蓄電電圧を超えている場合、制御回路12には、蓄電装置3から電力が供給される。この場合、蓄電装置3側の電源ラインには大電流が流れる。そこで、第2遮断部8bに設定される電流閾値は、蓄電装置3から制御回路12に電力が供給される際に制御回路12に流れる通常の消費電流以上となっている。第2遮断部8bは、蓄電装置3から流れる電流が、この電流閾値以上になれば、蓄電装置3からの電力供給を遮断する。
ここで、例えば制御回路12を構成する部品の短絡故障が発生すると、通常の消費電流の大きさを超えた短絡電流が制御回路12に流れる。ただし、このような短絡電流の大きさによっては、第2遮断部8aおよび第2遮断部8bによって短絡電流を遮断することができない可能性がある。
上述の可能性を考慮すると、第1遮断部14aに設定される電流閾値は、第2遮断部8aに設定される電流閾値よりも小さいことが好ましい。同様に、第1遮断部14bに設定される電流閾値は、第2遮断部8bに設定される電流閾値よりも小さいことが好ましい。第1遮断部14aおよび第1遮断部14bのそれぞれに設定される電流閾値をこのように調整することで、制御回路12を構成する部品の短絡故障等に起因して発生する短絡電流を、第1遮断部14aおよび第1遮断部14bによって遮断することができる。
このように、第1遮断部14aと、第1遮断部14aに対応する蓄電装置2との間に第2遮断部8aが設けられる場合、第1遮断部14aに設定される電流閾値Aは、第2遮断部8aに設定される電流閾値よりも小さい。同様に、第1遮断部14bと、第1遮断部14bに対応する蓄電装置3との間に第2遮断部8bが設けられる場合、第1遮断部14bに設定される電流閾値Bは、第2遮断部8bに設定される電流閾値よりも小さい。
以上、本実施の形態1によれば、電力変換装置10は、電力変換回路11と、複数の電源装置の一例である複数の蓄電装置2および3のそれぞれから電力供給を受けており、電力変換回路11を制御する制御回路12と、複数の電源装置の一例である複数の蓄電装置2および3に個別に対応しており、それぞれ電流閾値が設定される複数の第1遮断部14aおよび14bと、を備えて構成されている。また、複数の第1遮断部14aおよび14bのそれぞれは、対応する電源装置から制御回路12に流れる電流が、設定される電流閾値以上である場合、対応する電源装置から制御回路12への電力供給を遮断するように構成されている。
これにより、電源装置から閾値以上の電流が制御回路12に流れる場合、その電源装置に対応する第1遮断部によって、その電源装置と制御回路との間の電流経路を遮断することができる。つまり、電力変換回路11を制御する制御回路12に過電流が流れることを抑制することができる。
なお、実施の形態1では、複数の蓄電装置、および複数の蓄電装置に個別に対応する第1遮断部のそれぞれの数が「2」である場合を例示しているが、これに限定されず、それぞれの数が「3」以上であってもよい。後述する実施の形態2についても同様である。
実施の形態2.
本願の実施の形態2では、先の実施の形態1の構成に対して、制御回路12に検出部19がさらに設けられている電力変換装置10について説明する。なお、本実施の形態2では、先の実施の形態1と同様である点の説明を省略し、先の実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
図3は、本願の実施の形態2における電力変換装置10を示す構成図である。なお、図3では、先の実施の形態1と同様に、本実施の形態2における電力変換装置10を発電電動機1に適用した場合のシステム構成例を示している。
図3において、実施の形態2における制御回路12には、先の図1に示す制御回路12の構成に対して、検出部19がさらに設けられている。
検出部19は、第1遮断部14aによって蓄電装置2から制御回路12への電力供給が遮断されたことを、遮断検出情報として検出する。検出部19は、その遮断検出情報を演算回路17またはECU5に出力する。演算回路17またはECU5は、検出部19から遮断検出情報が入力されると、電力変換回路11の駆動を停止させる。
このように、第1遮断部14aによって制御回路12への電力供給が遮断されたことが検出された場合、電力変換回路11の駆動が停止するように構成されている。したがって、第1遮断部14aが制御回路12への電力供給を遮断する一方、第1遮断部14bが不良によって制御回路12への電力供給を遮断することができない状況が発生した場合であっても、電力変換回路11の駆動を停止させることが可能となる。
なお、検出部19は、第1遮断部14bによって蓄電装置3から制御回路12への電力供給が遮断されたことを、遮断検出情報として検出するように構成されていてもよい。また、実施の形態2では、検出部19が制御回路12に設けられている場合を例示したが、これに限定されず、検出部19は、電力変換装置10の制御回路12以外の箇所に設けられていてもよい。
以上、本実施の形態2によれば、電力変換装置10は、先の実施の形態1の構成に対して、複数の第1遮断部14aおよび14bのいずれかによって制御回路12への電力供給が遮断されたことを検出する検出部19をさらに備えて構成されている。また、検出部19によって電力供給が遮断されたことが検出された場合、電力変換回路11の駆動が停止するように構成されている。
これにより、先の実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、複数の第1遮断部14aおよび14bのいずれかが不良によって制御回路12への電力供給を遮断することができない状況が発生した場合であっても、電力変換回路11の駆動を停止させることができる。
なお、本願の実施例として実施の形態1および2を説明したが、本願は実施の形態1および2の各構成に限定されるものではなく、本願の趣旨を逸脱しない範囲において、実施の形態1および2の各構成を適宜組み合わせたり、各構成に一部変形を加えたり、各構成を一部省略したりすることが可能である。
1 発電電動機、2 蓄電装置、3 蓄電装置、4 コンタクタ、5 ECU、6 DC/DCコンバータ、7 補機類、8a,8b 第2遮断部、10 電力変換装置、11 電力変換回路、12 制御回路、13a,13b 整流素子、14a,14b 第1遮断部、15 イグニッションスイッチ、16 内部電源回路、17 演算回路、18 駆動回路、19 検出部、111〜116 半導体スイッチング素子。

Claims (6)

  1. 入力される電力の形態を変換し、変換後の電力を出力する電力変換回路と、
    複数の電源装置のそれぞれから電力供給を受けており、前記電力変換回路を制御する制御回路と、
    前記複数の電源装置に個別に対応しており、それぞれ電流閾値が設定される複数の第1遮断部と、
    を備え、
    前記複数の第1遮断部のそれぞれは、
    対応する前記電源装置から前記制御回路に流れる電流が、設定される前記電流閾値以上である場合、対応する前記電源装置から前記制御回路への前記電力供給を遮断し、
    前記第1遮断部と、前記第1遮断部に対応する前記電源装置との間に第2遮断部が設けられる場合、前記第1遮断部に設定される前記電流閾値は、前記第2遮断部に設定される電流閾値よりも小さい
    電力変換装置。
  2. 前記複数の第1遮断部のいずれかによって前記電力供給が遮断されたことを検出する検出部をさらに備え、
    前記検出部によって前記電力供給が遮断されたことが検出された場合、前記電力変換回路の駆動が停止するように構成されている
    請求項に記載の電力変換装置。
  3. 入力される電力の形態を変換し、変換後の電力を出力する電力変換回路と、
    複数の電源装置のそれぞれから電力供給を受けており、前記電力変換回路を制御する制御回路と、
    前記複数の電源装置に個別に対応しており、それぞれ電流閾値が設定される複数の第1遮断部と、
    を備え、
    前記複数の第1遮断部のそれぞれは、
    対応する前記電源装置から前記制御回路に流れる電流が、設定される前記電流閾値以上である場合、対応する前記電源装置から前記制御回路への前記電力供給を遮断し、
    前記複数の第1遮断部のいずれかによって前記電力供給が遮断されたことを検出する検出部をさらに備え、
    前記検出部によって前記電力供給が遮断されたことが検出された場合、前記電力変換回路の駆動が停止するように構成されている
    電力変換装置。
  4. 前記制御回路は、封止材によって封止される
    請求項1から3のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  5. 前記複数の第1遮断部のそれぞれに設定される前記電流閾値は、すべて同一の値である
    請求項1から4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  6. 前記複数の第1遮断部のそれぞれは、
    前記電力供給を不可逆的に遮断する機構、
    または、半導体素子によって構成されている
    請求項1から5のいずれか1項に記載の電力変換装置。
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