JP6702201B2 - 車両駆動制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンと電動モータとのそれぞれの駆動力によって駆動されるハイブリッド車両においてそれらの駆動力を制御するための制御装置に関する。
エンジンと電動モータとのそれぞれの駆動力によって走行するハイブリッド車両が社会において定着してる昨今、例えば、下記特許文献に記載されているように、それらの駆動力の配分がいろいろと検討されている。
特開2011−73533号公報
一方で、車両のばね上振動、詳しくは、車体のピッチ振動を抑制するために駆動力を制御することも行われており、その制御(以下、「ピッチ制振制御」という場合がある)では、応答性の良好な電動モータの駆動力が制御される。ピッチ制振制御を充分に行うためには、電動モータの駆動力をできるだけ活用することが望まれ、その要望に応えるために、本願発明者は、上述のエンジンの駆動力と電動モータの駆動力とへの配分に工夫を凝らすべきであるとの知見を得た。本発明は、そのような知見に基づいてなされたものであり、ハイブリッド車両において電動モータの駆動力を活用したピッチ制振制御を良好に行うことができる車両駆動制御装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の車両駆動制御装置は、
エンジンと電動モータとのそれぞれの駆動力によって駆動されるハイブリッド車両において、それら駆動力を制御するための車両駆動制御装置であって、
車両全体に必要とされる必要全体駆動力を、前記エンジンによる車両の駆動力であるエンジン駆動力と、前記電動モータによる車両の駆動力であるモータ駆動力とに配分する駆動力配分部と、
車体のピッチ振動を抑制するために、配分された前記モータ駆動力を増減させる制振制御部と、
前記ピッチ振動を抑制するための前記モータ駆動力の変動幅を確保するために、前記ピッチ振動の程度に応じて、前記駆動力配分部における前記エンジン駆動力と前記モータ駆動力との配分を変更する駆動力配分変更部と
を備えている。
本発明の車両駆動制御装置によれば、車体のピッチ振動が発生した場合に、エンジン駆動力とモータ駆動力との配分が変更されるため、ピッチ制振制御において電動モータの駆動力を充分に活用でき、良好なピッチ制振制御が実現される。
実施例の車両駆動制御装置が搭載された車両の全体構成を模式的に示す図である。 実施例の車両駆動制御装置を概念的に示す機能ブロック図である。 ピッチ制振制御の概念を説明するための模式図である。 ピッチ制振制御が実行された場合に実施例の車両駆動制御装置の制御によって発生させられるエンジン駆動力およびモータ駆動力を模式的に表すグラフである。 駆動力配分が変更される場合のピッチ制振制御において発生させられるエンジン駆動力およびモータ駆動力を模式的に表すグラフである。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例である車両駆動制御装置を、図を参照しつつ詳しく説明する。なお、本発明は、下記実施例の他、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の形態で実施することができる。
[A]車両駆動制御装置が搭載された車両の全体構成
図1に示すように、実施例の車両駆動制御装置であるコントローラ10が搭載された車両は、前輪12Fを駆動輪とし、エンジン14の駆動力と、電動モータ16(以下、単に、「モータ16」と略す場合がある)の駆動力とによって駆動されるハイブリッド車両である。後輪12Rは従動輪であり、当該車両は、モータ16を発電機として利用した回生制動をも行い得るようにされている。
駆動システムについて、詳しく説明すれば、エンジン14とモータ16とは、無断変速機構であるトランスミッション18を介して接続され、それぞれの駆動力が合わさって差動機構であるデファレンシャル20に伝達され、そのデファレンシャル20によって、左右の前輪12Fに配分される。エンジン14およびトランスミッション18の作動の制御は、エンジン電子制御ユニット22(以下、「E−ECU22」と言う場合がある)によって行われる。モータ16は、インバータ24を介してバッテリ26に接続されており、バッテリ26から供給される電力によって駆動力を発生し、回生制動において発生させられた電気エネルギはバッテリ26に蓄えられる。モータ16の作動の制御は、モータ電子制御ユニット28(以下、「M−ECU28」と言う場合がある)がインバータ24を制御することによって行われる。
コントローラ10は、ECU,ROM,RAM,I/O等を含むコンピュータを主要構成要素とするものであり、E−ECU22,M−ECU28を統括して制御する。コントローラ10から送信される駆動力指令値に基づいて、E−ECU22,M−ECU28は、それぞれ、エンジン14の作動,モータ16の作動を制御する。なお、コントローラ10には、アクセル操作部材であるアクセルペダル30,車体のピッチレートγP(ピッチ角速度)を検出するためのピッチレートセンサ32が接続されている。
[B]車両駆動制御装置による制御
コントローラ10は、車両駆動制御プログラムの実行により、エンジン14によって車両に与えられる駆動力であるエンジン駆動力FEと、モータ16によって車両に与えられる駆動力であるモータ駆動力FMとを制御する。車両駆動制御プログラムの実行による当該コントローラ10の機能構成は、図2の機能ブロック図で示すようなものとなるため、以下の制御に関する説明は、その機能ブロック図に基づいて行うこととする。
i)基本制御
コントローラ10による基本的な制御では、必要全体駆動力決定部40において、アクセルペダル30の操作量であるアクセル操作量δに基づいて、車両全体に必要な駆動力である必要全体駆動力F*が決定される。駆動力配分部42は、その必要全体駆動力F*を、目標エンジン駆動力FE *と目標モータ駆動力FM *とに配分する。この配分は、モータ駆動力FMへの重み付け係数であるモータ配分係数Dと、エンジン駆動力FEへの重み付け係数であるエンジン配分係数(1−D)とに基づいて行われる。具体的に言えば、必要全体駆動力F*に、それぞれ、モータ配分係数D,エンジン配分係数(1−D)が乗ぜられることによって、目標エンジン駆動力FE *,目標モータ駆動力FM *が決定される。
モータ配分係数D,エンジン配分係数(1−D)は、基礎駆動力配分決定部44によって決定される。その決定は、トランスミッション18の現時点での減速比,モータ16によるバッテリ26への充電が行われているか否か等に基づき、当該車両の燃費を考慮して、できるだけエンジン駆動力FEが小さくなるように、言い換えれば、できるだけモータ駆動力FMが大きくなるように行われる。なお、バッテリ26への充電中は、エンジン駆動力FEの一部がモータ16の回転に使われるため、モータ配分係数Dは、負の値となる。上記のように決定された目標エンジン駆動力FE *,目標モータ駆動力FM *は、それぞれ、E−ECU22,M−ECU28に送られ、E−ECU22,M−ECU28は、それぞれ、エンジン駆動力FE,モータ駆動力FMが、目標エンジン駆動力FE *,目標モータ駆動力FM *となるように、エンジン14,モータ16を制御する。
ii)ピッチ制振制御
例えば、車両が図3(a)に示すように、荒れた路面、すなわち、ある程度大きな起伏のある路面を走行するような場合、車体に、幅方向に延びる軸線回りに回転するような振動、つまり、いわゆるピッチ振動が生じる。本車両では、コントローラ10は、応答性が良好なモータ16の駆動力を制御することで、このピッチ振動を抑制する制御であるピッチ制振制御を実行する。
図3(b)に示すように、車体重心位置Gと車体に作用するイナーシャとの関係で、車両を加速させると、車体は、前輪側の部分が後輪側の部分に対して上方に移動するような挙動、すなわち、スクワット挙動を呈し、逆に、車両を減速させると、前輪側の部分が後輪側の部分に対して移動するような挙動、すなわち、ダイブ挙動を呈する。つまり、車両の加減速によって、車体にピッチモーメントが作用するのである。ピッチ制振制御は、このピッチモーメントを利用して、車体のピッチ振動を抑制する制御とされている。
コントローラ10は、図2に示すように、制振制御部46を有し、その制振制御部46は、ピッチレートセンサ32によって検出されたピッチレート(ピッチ方向の回転速度)γPに基づいて、適正な上記ピッチモーメントを車体に作用させるべく、モータ駆動力FMを変更する。詳しく言えば、駆動力配分部42によって配分された目標モータ駆動力FM *を増減させるためのモータ駆動力FMの成分として、モータ駆動力増減分ΔFMが決定される。このモータ駆動力増減分ΔFMは、ピッチ振動を抑制するための成分と考えることができる。具体的には、ピッチレートγPに、ピッチ抑制ゲイン(−β)を乗じることで、モータ駆動力増減分ΔFMが決定される。したがって、ピッチ制振制御は、スカイフックピッチダンパ理論に基づく制御と考えることができ、モータ駆動力増減分ΔFMは、アンピッチモーメントを発生させるための力と考えることができるものである。
上述したピッチ制振制御における駆動力の配分は、図4に示すようになり、ピッチ振動が発生した場合には、図の後半部分に示すように、モータ駆動力増減分ΔFMが決定され、それに基づいてモータ駆動力FMが変更される。なお、図では、駆動力配分部42によって配分させられてモータ駆動力増減分ΔFMによっては増減させられずに発生させられているモータ駆動力FM、つまり、基本制御において発生させられるモータ駆動力FMを、基礎モータ駆動力FM0として表している。ちなみに、制御の内容を解り易くするために、図4は、必要全体駆動力F*が一定である状態を示している。
iii)ピッチ制振制御における駆動力配分の変更
ピッチ制振制御によれば、図4に示すように、モータ駆動力増減分ΔFM,全体駆動力Fが発生させられるはずである。ところが、本駆動システムでは、モータ駆動力FMは、エンジン駆動力FEの補助として扱われるため、モータ16は、比較的小型で、最大発生トルクが小さいものとされている。また、先に説明したように、基本制御において、できるだけモータ駆動力FMが大きくなるように、エンジン駆動力FEとモータ駆動力FMとの配分が行われているため、モータ駆動力増減分ΔFM、すなわち、ピッチ振動を抑制するためのモータ駆動力FMの成分を、適切には発生させることができない。極端に言えば、基本制御によって発生させられる基礎モータ駆動力FM0が、当該モータ16によって発生させることができるモータ駆動力FMの上限に設定されていれば、モータ駆動力増減分ΔFMのそれの値が正となる部分(図における斜線を施した部分)を、殆ど、発生させることができないという問題があるのである。
上記問題に鑑み、本コントローラ10によるピッチ制振制御では、ピッチ振動が生じた場合に、エンジン駆動力FEとモータ駆動力FMとの駆動力配分を変更するようにされている。具体的に言えば、コントローラ10は、図2に示すように、振動解析部48を有し、ピッチレートセンサ32によって検出されたピッチレートγPに基づき、振動解析によって現時点でのピッチ振動の程度degP(例えば、ピッチ振動の振幅,振動速度等のパラメータを採用できる)を把握している。また、コントローラ10は、駆動力配分変更部50を有しており、ピッチ振動の程度degPに関する信号が振動解析部48から駆動力配分変更部50に送られる。駆動力配分変更部50は、ピッチ振動の程度degPに基づいて、モータ配分係数Dの変更分であるモータ配分係数変更分ΔDを決定し、その決定されたモータ配分係数変更分ΔDに関する信号が送信される。この送信されたモータ配分係数変更分ΔDによって、基礎駆動力配分決定部44によって決定されたモータ配分係数D,エンジン配分係数(1−D)が変更されて、駆動力配分部42に、変更されたモータ配分係数D,エンジン配分係数(1−D)が送られる。
駆動力配分の変更、つまり、駆動力配分変更部50によるモータ配分係数変更分ΔDの決定について詳しく説明すれば、その決定は、2段階に行われる。具体的には、ピッチ振動が発生していると認められ、かつ、そのピッチ振動の程度degPが比較的低い場合(例えば、ピッチ振動の程度degPが設定された閾程度以下の場合)には、モータ配分係数変更分ΔDは、その低い程度の範囲においてモータ駆動力増減分ΔFMが発生させられ得る一定の値ΔD1に決定される。つまり、モータ配分係数変更分ΔDはΔD1にまで小さくされるのである。一方で、ピッチ振動の程度degPが比較的高い場合(例えば、ピッチ振動の程度degPが設定された閾程度を超える場合)には、ピッチ振動の程度degPに応じて減少する値ΔD2に変更される。そのように2段階でモータ配分係数変更分ΔDが変更される理由は、ピッチ振動の程度degPが比較的低い場合には、マージンを設けることにより、より確実にピッチ制振制御によるモータ駆動力FMの変動幅を確保し、適正なモータ駆動力増減分ΔFMを発生させることができるという利点を重視し、ピッチ振動の程度degPが比較的高い場合には、燃費等に鑑みて、エンジン駆動力FEが必要以上に大きくなることを避けるためである。
上述のように駆動力配分が変更される場合ピッチ制振制御におけるエンジン駆動力FE,モータ駆動力FMは、図5に示すようである。図5も、図4と同様、必要全体駆動力F*が一定である状態を示しており、また、駆動力配分の態様を解り易くするため、ピッチ振動の程度が徐々に高くなる状態を示している。ピッチ振動の程度degPが比較的低い領域(A)においては、固定的な配分変更が行われ、エンジン駆動力FE,基礎モータ駆動力FM0は、モータ配分係数変更分ΔD1に従った一定の値に変更されつつ、モータ駆動力変更分ΔFMの変動に対して充分な変動幅(図の斜線部)が確保されている。それに対して、ピッチ振動の程度degPが比較的高い領域(B)においては、モータ配分係数変更分ΔD2の値の変化に応じて、エンジン駆動力FE,基礎モータ駆動力FM0が、それぞれ、漸増,漸減するように変動させられつつ、ピッチ振動の抑制に必要な分のモータ駆動力変更分ΔFMの発生が確保されている。
コントローラ10は、以上説明したような制御を行うことで、車体のピッチ振動が発生した場合に、エンジン駆動力FEとモータ駆動力FMとの配分が適切に変更されるため、ピッチ制振制御においてモータ16の駆動力を充分に活用でき、良好なピッチ制振制御が実現される。
なお、モータ16によるバッテリ26への充電が行われているときは、モータ16は、エンジン駆動力FEに対する負の駆動力として、回生制動力を発生していると考えることができる。つまり、上記モータ配分係数Dが負の値となるような駆動力の配分が行われていると考えることができる。その負のモータ駆動力FMである回生制動力は、インバータ24によって、単位時間あたりの充電量、つまり、充電速度を変更することによって、制御することが可能であり、その制御により、負のモータ駆動力FMである回生制動力を増減させることで、ピッチ制振制御が可能である。したがって、上記モータ駆動力増減分ΔFMは、この場合における負のモータ駆動力FMの増減を含むものとして扱うことができ、その場合のピッチ制振制御における駆動力配分の変更は、エンジン駆動力FEを小さくすべく、モータ配分係数変更分ΔDを設定すればよい。その結果として、図示は省略するが、充分なる負のモータ駆動力増減分ΔFMの変動幅が確保できることになる。
[C]変形例
実施例の車両駆動制御装置であるコントローラ10は、E−ECU22,M−ECU28とは別体の装置として、それらE−ECU22,M−ECU28の制御を司るものとされていたが、それらが一体となって1つの制御装置を構成し、その制御装置が、上記コントローラ10の機能を有するものであってもよい。
上記コントローラ10は、駆動力配分を、ピッチ振動の程度degPに依拠して、2段階で行っていたが、ピッチ振動の程度degPに依拠せずに、1段階でかつ固定的なモータ配分係数変更分ΔDに基づく駆動力配分を行うように構成されてもよい。また、ピッチ振動の程度degPの全領域に渡って、ピッチ振動の程度degPに応じて増加するモータ配分係数変更分ΔDに基づく駆動力配分を行うように構成されててもよい。
上記実施例では、ピッチレートγPに基づいて、ピッチ制振制御およびそれにおけるピッチ振動の程度degPの把握を行っていたが、例えば、車両の前後に車体の上下加速度を検出する上下加速度センサを設け、それら上下加速度センサの検出値に基づいて、ピッチ制振制御およびそれにおけるピッチ振動の程度degPの把握を行ってもよい。
10:コントローラ〔車両駆動制御装置〕 14:エンジン 16:電動モータ 22:エンジン電子制御ユニット(E−ECU) 24:インバータ 28:モータ電子制御ユニット(M−ECU) 30:アクセルペダル 32:ピッチレートセンサ 40:必要全体駆動力決定部 42:駆動力配分部 44:基礎駆動力配分決定部 46:制振制御部 48:振動解析部 50:駆動力配分変更部 γP:ピッチレート δ:アクセル操作量 F:全体駆動力 F*:必要全体駆動力 FE:エンジン駆動力 FE *:目標エンジン駆動力 FM:モータ駆動力 FM *:目標モータ駆動力 ΔFM:モータ駆動力増減分 D:モータ配分係数 (1−D):エンジン配分係数 ΔD:モータ配分係数変更分 degP:ピッチ振動の程度 (−β):ピッチ抑制ゲイン

Claims (2)

  1. エンジンと電動モータとのそれぞれの駆動力によって駆動されるハイブリッド車両において、それら駆動力を制御するための車両駆動制御装置であって、
    車両全体に必要とされる必要全体駆動力を、前記エンジンによる車両の駆動力であるエンジン駆動力と、前記電動モータによる車両の駆動力であるモータ駆動力とに配分する駆動力配分部と、
    車体のピッチ振動を抑制するために、配分された前記モータ駆動力を増減させる制振制御部と、
    前記ピッチ振動を抑制するための前記モータ駆動力の変動幅を確保するために、前記ピッチ振動の程度に応じて、前記駆動力配分部における前記エンジン駆動力と前記モータ駆動力との配分を変更する駆動力配分変更部と
    を備えた車両駆動制御装置。
  2. 前記駆動力配分変更部が、
    ピッチ振動の程度が比較的低い場合には、前記モータ駆動力の配分を、一定の値に小さくし、ピッチ振動の程度が比較的高い場合には、前記モータ駆動力の配分を、前記一定の値からピッチ振動の程度に応じて減少する値に変更するように構成された請求項1に記載の車両駆動制御装置。
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