JP6701887B2 - 情報処理システム、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムに関する。
近年、ブロードバンドやクラウド環境の普及、および、情報通信技術の発達に伴うコミュニケーションツールの発達により、場所や時間に制約されないワーキングスタイル(働き方)が広がりつつある。これにより、集団での協働(collaboration)作業の主な形態も、一般的な一極集中・同一空間型から、遠隔分散協働型へ移り変わっていくことが予測される。この実現のために、音声通話、FAX、電子メール、インスタントメッセンジャー、およびVoIPなどを統合したユニファイドコミュニケーション(登録商標)技術・システムが注目を集めている。
ユニファイドコミュニケーションシステムが伝達するリッチな情報としては、映像や音情報が重要な位置を占める。例えば、従来のTV会議システムを基礎とするツールが多くのユニファイドコミュニケーションシステムの一機能として搭載される。
ところで、いわゆるTV会議システムは、議題が決まった上での話し合いなど、意図的、かつ、正式・公式的なフォーマル・コミュニケーションを主に想定したコミュニケーションツールである。これに対し、近年、チームでの協働作業を円滑に進めるためには組織の一体感や人間関係の醸成が重要であること、また、組織の一体感や人間関係の醸成を高めるためには非計画的で偶然性を持ったインフォーマル・コミュニケーションが大切であることが指摘されている。
このようなインフォーマル・コミュニケーションを支援するためのユニファイドコミュニケーションシステムのツールとしては、TV会議のように「誰が何時から何時までA会議室で」というような計画的な形態ではなく、非計画的なオフィスの日常風景を共有すること、すなわち、オフィス内の環境的な映像と音情報を常に遠隔オフィス間で相互通信、提示しあうシステムが考えられる。
当該システムにおいては、各ユーザが有するユーザ端末を用いて、遠隔するオフィス間で個別の会話を実現することも可能である。特許文献1には、遠隔するユーザ間での会話を実現するシステムが開示されている。具合的には、特許文献1には、カメラ端末により得られた映像をモニタ付端末に表示させ、表示されている映像の人物または領域が指定されると、指定された人物または領域に予め関連付けられている電話番号に対応する電話機に発呼するシステムが開示されている。
特開2007−208863号公報
しかし、複数のユーザの間で通信端末を用いた会話が進行している時に他のユーザが当該会話に参入するための仕組みは十分に検討がなされていなかった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、端末を用いて複数のユーザ間で進行している会話に、対面での会話に参入するような感覚で、会話中のユーザと同室の他のユーザが参入するための、新規かつ改良された情報処理システム、情報処理方法およびプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、第1の通信端末および第2の通信端末を用いて行われる第1のユーザと第2のユーザとの会話へ参入する参入ユーザを検出する参入検出部と、前記参入ユーザの位置に応じて、前記参入ユーザに関するセンシングデータの取得を制御する制御部と、前記制御部による制御に基づいて取得されたセンシングデータを、前記第1の通信端末を利用する前記第1のユーザに向けて送信するセンシングデータ送信部と、を備え、前記参入検出部は、前記第2の通信端末の周囲に存在する2以上のユーザのうち、前記第2の通信端末に2番目以降に近いユーザを前記参入ユーザとして検出する、情報処理システムが提供される。また、別の観点によれば、第1の通信端末および第2の通信端末を用いて行われる第1のユーザと第2のユーザとの会話へ参入する参入ユーザを検出する参入検出部と、前記参入ユーザの位置に応じて、前記参入ユーザに関するセンシングデータの取得を制御する制御部と、前記制御部による制御に基づいて取得されたセンシングデータを、前記第1の通信端末を利用する前記第1のユーザに向けて送信するセンシングデータ送信部と、を備え、前記参入検出部は、前記第2の通信端末に接近し、前記第2の通信端末の周囲に留まったユーザから、前記参入ユーザを検出する、情報処理システムが提供される。
前記参入検出部は、前記第2の通信端末の周囲に存在する2以上のユーザのうち、前記第2の通信端末に2番目以降に近いユーザを前記参入ユーザとして検出してもよい。
前記参入検出部は、前記第2の通信端末に接近し、前記第2の通信端末の周囲に留まったユーザから、前記参入ユーザを検出してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、第1の通信端末および第2の通信端末を用いて行われる第1のユーザと第2のユーザとの会話へ参入する参入ユーザを検出する参入検出部と、前記参入ユーザの位置に応じて、前記参入ユーザに関するセンシングデータの取得を制御する制御部と、前記制御部による制御に基づいて取得されたセンシングデータを、前記第1の通信端末を利用する前記第1のユーザに向けて送信するセンシングデータ送信部と、を備え、前記参入検出部は、前記第2のユーザを含む撮像画像から解析される前記第2のユーザの視線が他のユーザに向いたこと、および、前記他のユーザを含む撮像画像から解析される前記他のユーザの視線が前記第2のユーザに向いたことに基づいて、前記他のユーザを前記参入ユーザとして検出する、情報処理システムが提供される。
前記センシングデータは音声データを含み、前記制御部は、複数の収音部のうちで、前記参入検出部により検出された前記参入ユーザに最も近接する収音部により得られた音声データを、前記参入ユーザに関するセンシングデータとして取得してもよい。
前記センシングデータは音声データを含み、前記制御部は、複数の収音部のうちで、前記参入検出部により検出された前記参入ユーザを含むエリアの音声データを取得する収音システムにより得られた音声データを、前記参入ユーザに関するセンシングデータとして取得してもよい。
前記センシングデータは音声データを含み、前記制御部は、前記参入ユーザに関するセンシングデータの取得を制御することとして、収音部による収音対象の方向を前記参入検出部により検出された前記参入ユーザに向ける制御を行なってもよい。
前記センシングデータは映像データを含み、前記制御部は、複数の撮像部のうちで、前記参入検出部により検出された前記参入ユーザの位置に応じて1の撮像部を選択し、当該1の撮像部により得られた映像データを、前記参入ユーザに関するセンシングデータとして取得してもよい。
前記センシングデータは映像データを含み、前記制御部は、撮像部により得られた映像データから前記参入ユーザを含む領域のデータを、前記参入ユーザに関するセンシングデータとして取得してもよい。
前記センシングデータ送信部は、前記センシングデータを前記第1の通信端末に送信してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、第1の通信端末および第2の通信端末を用いて行われる第1のユーザと第2のユーザとの会話へ参入する参入ユーザを検出する参入検出部と、前記参入ユーザの位置に応じて、前記参入ユーザに関するセンシングデータの取得を制御する制御部と、前記制御部による制御に基づいて取得されたセンシングデータを、前記第1の通信端末を利用する前記第1のユーザに向けて送信するセンシングデータ送信部と、前記参入ユーザの周囲に位置する出力装置を特定する特定部と、前記特定部により特定された出力装置の識別情報を前記第1の通信端末に送信する識別情報送信部と、を備え、前記第1の通信端末は、前記第1の通信端末が取得したセンシングデータを、前記識別情報により示される出力装置に送信し、前記第1の通信端末から前記センシングデータを受信した出力装置は、当該センシングデータを出力する、情報処理システムが提供される。
前記特定部は、前記出力装置に対応するゲートウェイをさらに特定し、前記識別情報送信部は、前記ゲートウェイの識別情報を前記第1の通信端末にさらに送信し、前記第1の通信端末は、前記出力装置宛てのセンシングデータを前記ゲートウェイに送信し、前記ゲートウェイは、前記第1の通信端末から受信したセンシングデータの方式を変換し、方式が変換されたセンシングデータを前記出力装置に送信してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、第1の通信端末および第2の通信端末を用いて行われる第1のユーザと第2のユーザとの会話へ参入する参入ユーザとして、前記第2の通信端末の周囲に存在する2以上のユーザのうち、前記第2の通信端末に2番目以降に近いユーザを検出することと、前記参入ユーザの位置に応じて、前記参入ユーザに関するセンシングデータの取得を制御することと、前記センシングデータを、前記第1の通信端末を利用する前記第1のユーザに向けて送信することと、を含む、情報処理方法が提供される。また、別の観点によれば、第1の通信端末および第2の通信端末を用いて行われる第1のユーザと第2のユーザとの会話へ参入する参入ユーザを、前記第2の通信端末に接近し、前記第2の通信端末の周囲に留まったユーザから検出することと、前記参入ユーザの位置に応じて、前記参入ユーザに関するセンシングデータの取得を制御することと、前記センシングデータを、前記第1の通信端末を利用する前記第1のユーザに向けて送信することと、を含む、情報処理方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、第1の通信端末および第2の通信端末を用いて行われる第1のユーザと第2のユーザとの会話へ参入する参入ユーザとして、前記第2の通信端末の周囲に存在する2以上のユーザのうち、前記第2の通信端末に2番目以降に近いユーザを検出する参入検出部と、前記参入ユーザの位置に応じて、前記参入ユーザに関するセンシングデータの取得を制御する制御部と、前記センシングデータを、前記第1の通信端末を利用する前記第1のユーザに向けて送信するセンシングデータ送信部と、として機能させるための、プログラムが提供される。また、別の観点によれば、コンピュータを、第1の通信端末および第2の通信端末を用いて行われる第1のユーザと第2のユーザとの会話へ参入する参入ユーザを、前記第2の通信端末に接近し、前記第2の通信端末の周囲に留まったユーザから検出する参入検出部と、前記参入ユーザの位置に応じて、前記参入ユーザに関するセンシングデータの取得を制御する制御部と、前記センシングデータを、前記第1の通信端末を利用する前記第1のユーザに向けて送信するセンシングデータ送信部と、として機能させるための、プログラムが提供される。

以上説明したように本発明によれば、端末を用いて複数のユーザ間で進行している会話に、対面での会話に参入するような感覚で、会話中のユーザと同室の他のユーザが参入することが可能である。
第1の実施形態による情報処理システムを示す説明図である。 各装置の配置の具体例を示す説明図である。 第1の実施形態による配信制御装置の構成を示す説明図である。 会話への参入の具体例を示す説明図である。 第1の実施形態による情報処理システムの動作を示す説明図である。 応用例による動作を示す説明図である。 第2の実施形態による情報処理システムを示す説明図である。 第2の実施形態による配信制御装置の構成を示す説明図である。 第2の実施形態による情報処理システムの動作を示す説明図である。 配信制御装置のハードウェア構成を示したブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成または論理的意義を有する複数の構成を、必要に応じてユーザ端末30A、30Bおよび30Cのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、ユーザ端末30A、30Bおよび30Cを特に区別する必要が無い場合には、単にユーザ端末30と称する。
<<1.第1の実施形態>>
本発明の第1の実施形態は、複数の拠点間で映像および音声を共有するための情報処理システムに関する。まず、図1および図2を参照して本発明の第1の実施形態による情報処理システムの概要を説明した後に、第1の実施形態の構成および動作を順次詳細に説明する。
<1−1.情報処理システムの概要>
図1は、第1の実施形態による情報処理システムを示す説明図である。図1に示したように、第1の実施形態による情報処理システムは、配信制御装置20と、第1拠点に存在する複数のユーザ端末30、複数の収音装置40および複数の撮像装置50と、第2拠点に存在する複数のユーザ端末30、複数の収音装置40および複数の撮像装置50と、を備える。第1拠点に存在する各装置および第2拠点に存在する各装置は、ネットワーク12を介して配信制御装置20と接続されている。
ユーザ端末30は、映像データおよび音声データの処理に関する機能を有する。例えば、ユーザ端末30は、ユーザ端末30を利用するユーザの映像データを取得する撮像機能、ユーザ端末30を利用するユーザの音声データを取得する収音機能を有する。また、ユーザ端末30は、配信制御装置20から配信される、他の拠点の映像データおよび音声データを出力する出力装置としての機能も有する。
収音装置(収音部)40は、空気的な振動である音声を、電気的な信号である音声データに変換する。なお、本明細書においては、音声という語を、人間が発話した音声に加え、環境音を含む概念として扱う。環境音としては、ドアの開け閉めの音、椅子を動かす音、電話の呼び鈴、キータッチ音および足音などが挙げられる。
撮像装置(撮像部)50は、撮像範囲からの集光に基づいて撮像面に形成された像を、電気的な信号である映像データに変換する。本実施形態において、当該撮像装置50は、各拠点の天井などユーザの頭上に設けられることが想定される。このため、撮像装置50は、俯瞰的な映像データを得ることが可能である。
配信制御装置20は、各拠点の収音装置40から音声データを受信し、各拠点の撮像装置50から映像データを受信する。そして、配信制御装置20は、ユーザ端末30への映像データおよび音声データの配信を制御する。
具体的には、配信制御装置20は、一方の拠点のユーザからの映像データおよび音声データの共有の要求に基づき、当該ユーザが利用するユーザ端末30に、他方の拠点の映像データおよび音声データを配信する。上述したように、映像データは俯瞰的な映像データであり、音声データは人間の発話によるデータに加え、環境音データを含む。このため、例えば第1拠点に存在するユーザは、第1拠点と遠隔する第2拠点の日常風景、会話および環境音を、第2拠点に自分が存在するかの如く感じることができる。
また、配信制御装置20は、異なる拠点に存在するユーザ間の会話を、映像データおよび音声データの配信により実現する。例えば、配信制御装置20は、一方の拠点のユーザからの会話の要求に基づき、当該ユーザが利用するユーザ端末30から受信される音声データおよび映像データを他方の拠点のユーザ端末30に配信し、当該他方の拠点のユーザ端末30から受信される音声データおよび映像データを会話の要求元のユーザ端末30に配信する。かかる構成により、第1拠点に存在するユーザと第2拠点に存在するユーザが、互いの映像および音声を確認しながら会話することが可能となる。
ここで、図2を参照し、拠点における各装置の配置の具体例を説明する。図2は、第2拠点における各装置の配置の具体例を示す説明図である。図2に示した例では、第2拠点に、ユーザ端末30A〜30D、収音装置40Aおよび40B、撮像装置50Aおよび50Bが設置されており、ユーザU1〜U3が存在する。
例えば、第1拠点のユーザが、映像データおよび音声データの共有の要求として、撮像装置50B付近の位置を選択すると、配信制御装置20は、選択された位置に近い撮像装置50Bおよび収音装置40Bを抽出する。そして、配信制御装置20は、撮像装置50Bにより得られた映像データおよび収音装置40Bにより得られた音声データを第1拠点のユーザのユーザ端末30に配信する。第1拠点のユーザ端末は、配信制御装置20から配信された映像データおよび音声データを出力する。この場合、第1拠点のユーザは、第2拠点の撮像装置50B付近の位置に自分がいるかのように第2拠点の日常風景、会話および環境音を感じることができる。
また、第1拠点のユーザ(第1のユーザ)が、撮像装置50Bにより得られた俯瞰的な映像データに含まれるユーザU1を選択すると、配信制御装置20は、第1拠点のユーザと第2拠点のユーザU1(第2のユーザ)との会話を映像データおよび音声データの配信により実現してもよい。例えば、配信制御装置20は、第2拠点のユーザU1が利用するユーザ端末30A(第2の通信端末)から受信された映像データおよび音声データを、第1拠点のユーザが利用するユーザ端末30(第1の通信端末)に配信する。また、配信制御装置20は、第1拠点のユーザが利用するユーザ端末30から受信した映像データおよび音声データを、第2拠点のユーザU1が利用するユーザ端末30Aに配信する。これにより、第1拠点のユーザと第2拠点のユーザU1との会話が実現される。
なお、図2においてはユーザ端末30の一例としてノート型のPC(Personal Computer)を示しているが、ユーザ端末30はノート型のPCに限定されない。例えば、ユーザ端末30は、デスクトップ型のPC、または携帯端末などの通信端末であってもよい。
<1−2.背景>
複数のユーザが対面して会話をしている時、他のユーザが当該会話の内容に興味を持ち、他のユーザが当該会話に参入することがある。上述した情報処理システムにおいて、異なる拠点に存在するユーザが行っている会話にも同様に、他のユーザが参入できることが望まれる。
上記の異なる拠点間で進行している会話への参入は、あるユーザが、会話中のユーザにユーザ端末を持って近づき、当該ユーザ端末にて他の拠点のユーザを選択する方法により、実現され得る。しかし、当該方法は、対面での会話への参入には求められないユーザ端末の持ち運びおよびユーザ端末の操作を伴うので、対面での会話に参入するような気軽な感覚を実現することが困難である。
または、あるユーザが、会話中のユーザが利用するユーザ端末を共有することでも、会話への参入を実現し得る。しかし、当該方法の実現のためには、ユーザ端末の収音範囲および撮像範囲を、1人のユーザのための収音範囲および撮像範囲よりも広くしておく必要がある。そのため、他の拠点のユーザに過多な範囲の音声データおよび映像データが配信され、円滑な会話が阻害されてしまうことが懸念される。
そこで、本件発明者は、上記事情を一着眼点にして本発明の実施形態を創作するに至った。本発明の実施形態によれば、ユーザ端末30を用いた円滑な会話を実現しつつ、対面での会話に参入するような感覚で他のユーザが会話に参入することが可能である。以下、このような本発明の実施形態による構成および動作を順次詳細に説明する。
<1−3.配信制御装置の構成>
図3は、第1の実施形態による配信制御装置20の構成を示す説明図である。図3に示したように、第1の実施形態による配信制御装置20は、通信部220と、参入検出部230と、配信制御部240と、を備える。
(通信部)
通信部220は、ユーザ端末30、収音装置40および撮像装置50とインタフェースである。例えば、通信部220は、収音装置40から音声データを受信し、撮像装置50から映像データを受信する。また、通信部220は、配信制御部240からの制御に従って音声データおよび映像データなどのセンシングデータをユーザ端末30に配信(送信)するセンシングデータ送信部としての機能を有する。
(参入検出部)
参入検出部230は、ユーザ端末30を用いて複数のユーザにより異なる拠点間で行われている会話へ参入する参入ユーザを検出し、参入ユーザの位置情報を配信制御部240に出力する。以下、参入ユーザを検出するための幾つかの方法を説明する。なお、以下に説明する各方法は、単独で適用されてもよいし、組み合わせで適用されてもよい。
−第1の検出方法
進行中の会話に用いられているユーザ端末30の最も近くに位置するユーザは、当該ユーザ端末30を用いて既に会話を進行していたユーザであると考えられる。また、参入ユーザは、会話中のユーザの近くに移動することが予想される。
そこで、参入検出部230は、進行中の会話に用いられているユーザ端末30の周囲のユーザの位置分布に基づいて参入ユーザを検出してもよい。具体的には、参入検出部230は、ユーザ端末30から所定範囲内に存在するユーザのうちで、進行中の会話に用いられているユーザ端末30に2番目以降に近いユーザを参入ユーザとして検出してもよい。
例えば、図4に示したように、ユーザU1がユーザ端末30Aを用いて第1拠点のユーザと会話をしており、当該ユーザ端末30Aから一点鎖線で示される所定範囲内にユーザU3が位置する場合、参入検出部230は、ユーザ端末30Aから2番目に近いユーザU3を参入ユーザとして検出する。
なお、距離画像センサがユーザ端末30またはユーザ端末30の近傍に設けられる場合、参入検出部230は、ユーザ端末30から送信される距離画像の解析により、ユーザ端末30の周囲のユーザの位置分布を特定することが可能である。
また、3つ以上の収音部がユーザ端末30またはユーザ端末30の近傍に設けられる場、参入検出部230は、ユーザ端末30から送信される各収音部により取得された音声データに基づき、三角測量技術を用いて、各発話ユーザのユーザ端末30に対する位置分布を特定することが可能である。
また、ユーザが電波を発する媒体(例えば、WiFi電波を発するICを内蔵する社員証カード)を携帯する場合、参入検出部230は、媒体から発せられた電波の複数個所での受信強度に基づいて、各ユーザの位置情報を推定することが可能である。なお、ユーザ端末30は固定されることが想定される場合、参入検出部230は、各ユーザ端末30の位置情報を保持しておき、当該ユーザ端末30の位置情報と、各ユーザの位置情報から、ユーザ端末30の周囲のユーザの位置分布を特定してもよい。一方、ユーザ端末30が移動することが想定される場合、参入検出部230は、ユーザの位置推定と同様に、ユーザ端末30から発せられた電波の複数個所での受信強度に基づいて、ユーザ端末30の位置を推定してもよい。
−第2の検出方法
会話中のユーザの近くに存在するユーザであっても、会話に参入しようとしているユーザでないことも考えられる。例えば、参入ユーザでないユーザが、会話中のユーザの隣の席にいることや、会話中のユーザの近くを通り過ぎることもある。一方、参入ユーザは、会話中のユーザと会話がし易くなるように会話中のユーザに接近し、会話が終わるまで会話中のユーザの近くに留まり得る。
そこで、参入検出部230は、会話に利用されているユーザ端末30に接近し、当該ユーザ端末30の周囲に所定時間に渡って留まったユーザから、参入ユーザを検出してもよい。例えば、参入検出部230は、上述したユーザの位置分布の特定履歴から、ユーザの接近、およびユーザがユーザ端末30の周囲に所定時間に渡って留まったことを検出してもよい。かかる第2の検出方法によれば、より高精度に参入ユーザを検出することが可能である。
−第3の検出方法
会話は、複数のユーザが互いに視線を向けながら行われることが一般的である。このため、会話中のユーザが視線を向けた相手であって、会話中のユーザに視線を向けた相手は、参入ユーザである蓋然性が高い。
そこで、参入検出部230は、会話中のユーザの視線が他のユーザに向いたこと、および、他のユーザの視線が会話中のユーザに向いたことに基づき、当該他のユーザを参入ユーザとして検出してもよい。なお、各ユーザの視線は、会話に用いられているユーザ端末30から送信される映像データ、または撮像装置50から送信される他のユーザを含む俯瞰的な映像データの解析(例えば、他のユーザの顔の向きの解析)により特定可能である。かかる第3の検出方法によっても、参入ユーザの検出精度を向上することが可能である。
−第4の検出方法
会話は、同一の議題について行われることが一般的である。このため、会話を行う複数のユーザは、同一または類似するキーワードを発する可能性が有る。
そこで、配信制御装置20は、会話に利用されているユーザ端末30から送信される音声データ、または収音装置40から送信される音声データを認識し、参入検出部230は、会話中のユーザが発したキーワードと同一または類似するキーワードを発したユーザを参入ユーザとして検出してもよい。
−第5の検出方法
会話は、複数のユーザが入れ替わりで発話することで成立する。このため、会話中のユーザが発話している間に発話せず、会話中のユーザが発話していない間に発話しているユーザは、参入ユーザである可能性がある。
そこで、参入検出部230は、会話中のユーザが発話している間に発話せず、会話中のユーザが発話していない間に発話しているユーザを、参入ユーザとして検出してもよい。なお、参入検出部230は、周波数特性または音源位置に基づいて音声データから複数のユーザの音声を区別してもよい。当該第5の検出方法は、第4の検出方法と比較して、音声認識処理を省略できる点で有利である。
(配信制御部)
配信制御部240は、参入検出部230により検出された参入ユーザの位置に応じて、参入ユーザに関する音声データおよび映像データの取得を制御し、参入ユーザに関する音声データおよび映像データを、他の拠点側のユーザに向けて通信部220から配信する。以下、参入ユーザに関する音声データおよび映像データの取得を制御するための幾つかの方法を説明する。
−音声データの取得制御
配信制御部240は、参入検出部230により検出された参入ユーザに最も近接する収音装置40またはユーザ端末30(会話に利用されているユーザ端末30が含まれてもよい。)から送信される音声データを、参入ユーザに関する音声データとして取得してもよい。なお、参入ユーザの位置が、会話に利用されているユーザ端末30からの相対位置として特定されている場合、配信制御部240は、会話に利用されているユーザ端末30の位置と上記ユーザ端末30からの相対位置を用いて、参入ユーザの拠点内での位置を特定してもよい。また、参入検出部230により検出された参入ユーザに最も近接する収音装置40またはユーザ端末30が起動していない場合、配信制御部240は、当該収音装置40またはユーザ端末30への起動指示信号を出力してもよい。
または、複数の収音装置40により、指定された収音エリアの音声を収集する収音システムが実現されている場合、配信制御部240は、複数の収音装置40に対して参入ユーザを含むエリアを収音エリアとして指定し、当該収音エリアからの音声を参入ユーザに関する音声データとして取得してもよい。
または、配信制御部240は、収音範囲に参入ユーザが含まれるように収音装置40による収音角度を指定し、当該収音装置40から送信される音声データを、参入ユーザに関する音声データとして取得してもよい。
または、配信制御部240は、会話に利用されているユーザ端末30のハンズフリーモードのON/OFFを切替えることにより、参入ユーザに関する音声データの取得を制御してもよい。例えば、会話に利用されているユーザ端末30のハンズフリーモードがONになることにより、会話に利用されているユーザ端末30の収音範囲が広がり、参入ユーザに関する音声データが取得され得る。
−映像データの取得制御
配信制御部240は、参入検出部230により検出された参入ユーザを撮像範囲に含む撮像装置50またはユーザ端末30(会話に利用されているユーザ端末30が含まれてもよい。)を選択し、当該撮像装置50またはユーザ端末30から送信される映像データを、参入ユーザに関する映像データとして取得してもよい。
または、配信制御部240は、撮像装置50から送信される映像データから、参入ユーザを含む領域のデータを切りだすことにより、参入ユーザに関する映像データを取得してもよい。特に、撮像装置50が魚眼レンズのように撮像範囲が広域に渡る装置である場合、当該手法は有効である。
<1−4.動作>
以上、第1の実施形態による配信制御装置20の構成を説明した。続いて、図5を参照し、第1の実施形態による情報処理システムの動作を整理する。
図5は、第1の実施形態による情報処理システムの動作を示す説明図である。当該情報処理システムにおいては、第2拠点の複数の収音装置40が音声データを配信制御装置20に継続的に送信し(S310)、第2拠点の複数の撮像装置50が映像データを配信制御装置20に継続的に送信する(S320)。なお、第1拠点の複数の収音装置40も音声データを送信し、第1拠点の複数の撮像装置50も映像データを継続的に送信する。
その後、第1拠点のユーザ端末30と第2拠点のユーザ端末30が通話状態になると、第1の拠点のユーザ端末30が配信制御装置20に通話状態がONであることを示す情報および端末IDを送信し(S324)、同様に、第2の拠点のユーザ端末30も、配信制御装置20に通話状態がONであることを示す情報および端末IDを送信する(S328)。続いて、第1拠点のユーザ端末30と第2拠点のユーザ端末30との間での映像データおよび音声データの相互配信が開始される(S332、S336)。そして、第1拠点のユーザ端末30および第2拠点のユーザ端末30は、配信される映像データおよび音声データの出力を開始する(S340、S344)。これにより、第1拠点のユーザと第2拠点のユーザによる会話が進められる。
第1拠点のユーザと第2拠点のユーザの会話中に、配信制御装置20の参入検出部230が第2拠点で当該会話に参入しようとする参入ユーザを検出すると(S348)、配信制御部240が、当該参入ユーザに関する映像データおよび音声データを配信用データとして取得する(S352)。
次に、配信制御装置20は、会話に利用されている第1拠点のユーザ端末30に、参入ユーザに関する映像データおよび音声データの配信を開始する(S356)。そして、第1拠点のユーザ端末30は、配信される映像データおよび音声データの出力を開始する(S360)。
かかる構成により、参入ユーザがユーザ端末30の持ち運びおよびユーザ端末30の操作を行うことなく、第1拠点のユーザに参入ユーザの映像データおよび音声データが配信される。このため、異なる拠点間で進行している会話に、対面での会話に参入するような気軽な感覚で、会話中のユーザと同室の他のユーザが参入することが可能となる。また、第1拠点のユーザに配信される映像データおよび音声データが、参入ユーザの位置に応じて制限されることにより、第1拠点のユーザに不要な映像データおよび音声データが配信されるケースを低減できるので、円滑な会話を実現し得る。
なお、第1拠点のユーザ端末30による、参入ユーザに関する映像データおよび音声データの出力態様は特に限定されない。例えば、第1拠点のユーザ端末30は、第2拠点のユーザ端末30により得られた映像データと参入ユーザに関する映像データを並べて表示してもよいし、第2拠点のユーザ端末30により得られた映像データまたは参入ユーザに関する映像データの一方の映像データの中に、他方の映像データをワイプ挿入してもよい。
さらに、上記では、参入ユーザに関する映像データおよび音声データが会話に利用されている第1拠点のユーザ端末30に配信される例を説明したが、参入ユーザに関する映像データおよび音声データは、第1拠点の他のユーザ端末30に配信され、他のユーザ端末30により出力されてもよい。また、各拠点に複数のユーザにより共用される表示装置が配置される場合、配信制御装置20は、参入ユーザに関する映像データを当該表示装置に配信してもよい。
<1−5.応用例>
以上、本発明の第1の実施形態を説明した。続いて、上述した第1の実施形態の応用例を説明する。応用例は、参入ユーザにも異なる拠点のユーザの音声データおよび映像データを提供するための提案に関する。
図6は、応用例による動作を示す説明図である。図6に示す動作は、図5に示した動作に続いて行われる動作である。図6に示したように、配信制御装置20は、参入ユーザに関する映像データおよび音声データの配信を開始した後(図5のS356)、第2拠点のユーザ端末30のうちで、参入ユーザに最も近い非通話状態のユーザ端末30を特定する(S364)。そして、配信制御装置20は、特定したユーザ端末30の端末IDを、会話に利用されている第1拠点のユーザ端末30に送信する(S368)。ここでは、配信制御装置20が、参入ユーザに最も近い非通話状態のユーザ端末30として、端末IDが「D」であるユーザ端末30Dを特定し、端末ID=Dを会話に利用されている第1拠点のユーザ端末30に送信した例を想定する。
第1拠点のユーザ端末30は、配信制御装置20から端末IDを受信すると、第1の拠点のユーザ端末30が撮像および収音により取得した映像データおよび音声データを、受信した端末IDを有するユーザ端末30に向けて配信し始める(S372)。本例では、第1拠点のユーザ端末30は、映像データおよび音声データを第2拠点のユーザ端末30Dに配信し始める。
そして、第2拠点のユーザ端末30Dは、第1拠点のユーザ端末30から配信される映像データおよび音声データの出力を開始する(S376)。
かかる構成によれば、参入ユーザは、参入ユーザに最も近い非通話状態のユーザ端末30から出力される映像データおよび音声データから、第1拠点のユーザの状況を知ることができる。従って、参入ユーザは、第1拠点のユーザの映像データおよび音声データを出力するためのユーザ端末30を持ち運ぶことなく、また、進行中の会話に利用されているユーザ端末30を複数のユーザで共用することなく、会話に参入することが可能である。
なお、配信制御装置20が参入ユーザに最も近い非通話状態のユーザ端末30を特定することは、配信制御装置20が参入ユーザの周囲のユーザ端末30を特定することの一例に過ぎない。例えば、配信制御装置20は、参入ユーザを含む映像データから参入ユーザの視線方向を解析し、参入ユーザの視線方向に位置する非通話状態のユーザ端末30を特定してもよい。かかる構成によれば、参入ユーザは、視線移動を行うことなく第1拠点のユーザの映像データを確認することが可能である。
<<2.第2の実施形態>>
以上、本発明の第1の実施形態を説明した。次に、本発明の第2の実施形態を説明する。第2の実施形態は、処理可能な映像データの方式および音声データの方式が異なる端末が混在するシステムに関する提案である。
<2−1.システム構成>
図7は、第2の実施形態による情報処理システムを示す説明図である。図7に示したように、第2の実施形態による情報処理システムは、配信制御装置22と、第1拠点に存在する複数のユーザ端末30、複数の収音装置40および複数の撮像装置50と、第2拠点に存在する複数のユーザ端末30、複数の収音装置40、複数の撮像装置50、複数の第1端末71および複数の第2端末72と、第1ゲートウェイ(GW:GateWay)61と、第2ゲートウェイ62と、を備える。ユーザ端末30、収音装置40および撮像装置50の構成は第1の実施形態で説明した通りであるので、ここでの詳細な説明を省略する。
第1端末71および第2端末72は、ユーザ端末30と同様に、音声データおよび映像データの出力機能を有する出力装置の一例である。しかし、第1端末71、第2端末72、およびユーザ端末30では、処理可能な映像データの方式および音声データの方式が異なる。
第1ゲートウェイ61は第1端末71に対応するゲートウェイである。すなわち、第1ゲートウェイ61は、第1端末71宛ての映像データまたは音声データを第1端末71に中継する。ここで。第1ゲートウェイ61は、第1端末71に適した方式に映像データまたは音声データを変換する。例えば、第1ゲートウェイ61は、WMV形式で配信された映像データをMP4形式の映像データに変換してもよい。
第2ゲートウェイ62は第2端末72に対応するゲートウェイである。すなわち、第2ゲートウェイ62は、第2端末72宛ての映像データまたは音声データを第2端末72に中継する。ここで。第2ゲートウェイ62は、第2端末72に適した方式に映像データまたは音声データを変換する。例えば、第2端末72がPHS(Personal Handy-phone System)である場合、第2ゲートウェイ62は、配信された音声データをPHS用の形式の音声データに変換してもよい。
配信制御装置22は、第1の実施形態において説明した機能に加え、映像データおよび音声データの配信において経由すべきゲートウェイを特定する構成を有する。以下、図8を参照し、第2の実施形態による配信制御装置22の構成を説明する。
<2−2.配信制御装置の構成>
図8は、第2の実施形態による配信制御装置22の構成を示す説明図である。図8に示したように、第2の実施形態による配信制御装置22は、通信部220と、参入検出部230と、配信制御部250と、記憶部260と、を備える。通信部220および参入検出部230の機能は第1の実施形態で説明した通りであるので、ここでの詳細な説明を省略する。
配信制御部250は、第1の実施形態で説明した配信制御部240の機能に加え、端末特定部252およびゲートウェイ特定部254の機能を有する。
端末特定部252は、参入検出部230により検出された参入ユーザの位置に応じて、第1拠点のユーザの映像データおよび音声データを参入ユーザに提供するための端末を特定する。例えば、端末特定部252は、複数の第1端末71および複数の第2端末72のうちで、参入ユーザに最も近い端末を特定してもよい。さらに、端末特定部252は、特定した端末が処理可能な映像データおよび音声データの方式を特定する。なお、当該方式の特定は、例えば、各端末と映像データおよび音声データの方式が関連付けられたテーブルを参照することにより行われてもよい。
ゲートウェイ特定部254は、端末特定部252により特定された端末が処理可能な映像データおよび音声データの方式に応じたゲートウェイのID(ゲートウェイID)を特定する。具体的には、記憶部260がゲートウェイのIDごとに映像データおよび音声データの方式を記憶しており、ゲートウェイ特定部254は、記憶部260を参照することにより、ゲートウェイIDを特定する。
端末特定部252により特定された端末の端末IDおよびゲートウェイ特定部254により特定されたゲートウェイIDは、通信部220から第1拠点のユーザ端末30に送信され、第1拠点のユーザ端末30が配信する映像データおよび音声データの宛先に用いられる。
<2−3.動作>
以上、第2の実施形態による配信制御装置22の構成を説明した。続いて、図9を参照し、第2の実施形態による情報処理システムの動作を整理する。
図9は、第2の実施形態による情報処理システムの動作を示す説明図である。なお、図9に示す動作は、図5に示した動作に続いて行われる動作である。図9に示したように、配信制御装置22の端末特定部252は、参入ユーザに関する映像データおよび音声データの配信を開始した後(図5のS356)、第2拠点に存在する複数の第1端末71および複数の第2端末72のうちで、参入ユーザに最も近い端末を特定する(S404)。さらに、端末特定部252は、当該端末が処理可能な音声データおよび映像データの方式を特定する(S408)。続いて、配信制御装置22のゲートウェイ特定部254は、端末特定部252により特定された端末が処理可能な映像データおよび音声データの方式に応じたゲートウェイのIDを特定する(S412)。
その後、配信制御装置22は、S404において特定された端末の端末IDおよびS412において特定されたゲートウェイIDを、会話に利用されている第1拠点のユーザ端末30に送信する(S416、S420)。ここでは、ある第1端末71の端末IDが「X」であり、当該第1端末71がS404において特定され、端末ID「X」および第1端末71に対応する第1ゲートウェイ61のゲートウェイIDが第1拠点のユーザ端末30に送信された例を想定する。
第1拠点のユーザ端末30は、配信制御装置22から端末ID「X」および第1ゲートウェイ61のゲートウェイIDを受信すると、端末ID「X」を宛先として指定して、第1の拠点のユーザ端末30が撮像および収音により取得した映像データおよび音声データを、第1ゲートウェイ61に送信する(S424)。
第1ゲートウェイ61は、第1拠点のユーザ端末30から受信した音声データおよび映像データの方式を変換し(S428)、変換後の方式の音声データおよび映像データを宛先として指定されている第1端末71に送信する(S432)。そして、第1端末71は、第1ゲートウェイ61から受信される映像データおよび音声データの出力を開始する(S436)。
かかる構成によれば、ユーザ端末30が処理可能な音声データおよび映像データの方式と異なる方式をサポートする第1端末71および第2端末72を用いても情報処理システムを実現することが可能である。このため、既存の電話システムが第1端末71または第2端末72として適用されれば、会話への参入を既存の電話システムを用いて支援することができる。
<<3.ハードウェア構成>>
以上、本発明の各実施形態を説明した。上述した参入検知や配信制御などの情報処理は、ソフトウェアと、以下に説明する配信制御装置20のハードウェアとの協働により実現される。
図10は、配信制御装置20のハードウェア構成を示したブロック図である。配信制御装置20は、CPU(Central Processing Unit)201と、ROM(Read Only Memory)202と、RAM(Random Access Memory)203と、ホストバス204と、を備える。また、配信制御装置20は、ブリッジ205と、外部バス206と、インタフェース207と、入力装置208と、表示装置209と、音声出力装置210と、ストレージ装置(HDD)211と、ドライブ212と、ネットワークインタフェース215とを備える。
CPU201は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って配信制御装置20内の動作全般を制御する。また、CPU201は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM202は、CPU201が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM203は、CPU201の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス204により相互に接続されている。なお、図3を参照して説明した参入検出部230および配信制御部240などの機能は、CPU201がROM202から読み出されたプログラムをRAM203において処理することにより実現され得る。
ホストバス204は、ブリッジ205を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス206に接続されている。なお、必ずしもホストバス204、ブリッジ205および外部バス206を分離構成する必要はなく、1つのバスにこれらの機能を実装してもよい。
入力装置208は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチおよびレバーなどユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU201に出力する入力制御回路などから構成されている。配信制御装置20のユーザは、該入力装置208を操作することにより、配信制御装置20に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
表示装置209は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置およびランプなどの表示装置を含む。また、音声出力装置210は、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置を含む。
ストレージ装置211は、本実施形態にかかる配信制御装置20の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置211は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含んでもよい。ストレージ装置211は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)で構成される。このストレージ装置211は、ハードディスクを駆動し、CPU201が実行するプログラムや各種データを格納する。
ドライブ212は、記憶媒体用リーダライタであり、配信制御装置20に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ212は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体24に記録されている情報を読み出して、RAM203またはストレージ装置211に出力する。また、ドライブ212は、リムーバブル記憶媒体24に情報を書き込むこともできる。
ネットワークインタフェース215は、例えば、ネットワーク12に接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。また、ネットワークインタフェース215は、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置であっても、有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。
<<4.むすび>>
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、参入ユーザがユーザ端末30の持ち運びおよびユーザ端末30の操作を行うことなく、第1拠点のユーザに参入ユーザの映像データおよび音声データが配信される。このため、異なる拠点間で進行している会話に、対面での会話に参入するような気軽な感覚で他のユーザが参入することが可能となる。また、第1拠点のユーザに配信される映像データおよび音声データが、参入ユーザの位置に応じて制限されるので、第1拠点のユーザに不要な映像データおよび音声データが配信されるケースを低減できるので、円滑な会話を実現し得る。
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本明細書の配信制御装置20およびユーザ端末30の処理における各ステップは、必ずしもシーケンス図として記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、配信制御装置20およびユーザ端末30の処理における各ステップは、シーケンス図として記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、配信制御装置20に内蔵されるCPU201、ROM202およびRAM203などのハードウェアに、上述した配信制御装置20の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
20、22 配信制御装置
22 配信制御装置
30 ユーザ端末
40 収音装置
50 撮像装置
61 第1ゲートウェイ
62 第2ゲートウェイ
71 第1端末
72 第2端末
220 通信部
230 参入検出部
240、250 配信制御部
252 端末特定部
254 ゲートウェイ特定部
260 記憶部

Claims (15)

  1. 第1の通信端末および第2の通信端末を用いて行われる第1のユーザと第2のユーザとの会話へ参入する参入ユーザを検出する参入検出部と、
    前記参入ユーザの位置に応じて、前記参入ユーザに関するセンシングデータの取得を制御する制御部と、
    前記制御部による制御に基づいて取得されたセンシングデータを、前記第1の通信端末を利用する前記第1のユーザに向けて送信するセンシングデータ送信部と、
    を備え、
    前記参入検出部は、前記第2の通信端末の周囲に存在する2以上のユーザのうち、前記第2の通信端末に2番目以降に近いユーザを前記参入ユーザとして検出する、情報処理システム。
  2. 第1の通信端末および第2の通信端末を用いて行われる第1のユーザと第2のユーザとの会話へ参入する参入ユーザを検出する参入検出部と、
    前記参入ユーザの位置に応じて、前記参入ユーザに関するセンシングデータの取得を制御する制御部と、
    前記制御部による制御に基づいて取得されたセンシングデータを、前記第1の通信端末を利用する前記第1のユーザに向けて送信するセンシングデータ送信部と、
    を備え、
    前記参入検出部は、前記第2の通信端末に接近し、前記第2の通信端末の周囲に留まったユーザから、前記参入ユーザを検出する、情報処理システム。
  3. 第1の通信端末および第2の通信端末を用いて行われる第1のユーザと第2のユーザとの会話へ参入する参入ユーザを検出する参入検出部と、
    前記参入ユーザの位置に応じて、前記参入ユーザに関するセンシングデータの取得を制御する制御部と、
    前記制御部による制御に基づいて取得されたセンシングデータを、前記第1の通信端末を利用する前記第1のユーザに向けて送信するセンシングデータ送信部と、
    を備え、
    前記参入検出部は、前記第2のユーザを含む撮像画像から解析される前記第2のユーザの視線が他のユーザに向いたこと、および、前記他のユーザを含む撮像画像から解析される前記他のユーザの視線が前記第2のユーザに向いたことに基づいて、前記他のユーザを前記参入ユーザとして検出する、情報処理システム。
  4. 前記センシングデータは音声データを含み、
    前記制御部は、複数の収音部のうちで、前記参入検出部により検出された前記参入ユーザに最も近接する収音部により得られた音声データを、前記参入ユーザに関するセンシングデータとして取得する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  5. 前記センシングデータは音声データを含み、
    前記制御部は、複数の収音部のうちで、前記参入検出部により検出された前記参入ユーザを含むエリアの音声データを取得する収音システムにより得られた音声データを、前記参入ユーザに関するセンシングデータとして取得する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  6. 前記センシングデータは音声データを含み、
    前記制御部は、前記参入ユーザに関するセンシングデータの取得を制御することとして、収音部による収音対象の方向を前記参入検出部により検出された前記参入ユーザに向ける制御を行う、請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  7. 前記センシングデータは映像データを含み、
    前記制御部は、複数の撮像部のうちで、前記参入検出部により検出された前記参入ユーザの位置に応じて1の撮像部を選択し、当該1の撮像部により得られた映像データを、前記参入ユーザに関するセンシングデータとして取得する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  8. 前記センシングデータは映像データを含み、
    前記制御部は、撮像部により得られた映像データから前記参入ユーザを含む領域のデータを、前記参入ユーザに関するセンシングデータとして取得する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  9. 前記センシングデータ送信部は、前記センシングデータを前記第1の通信端末に送信する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  10. 第1の通信端末および第2の通信端末を用いて行われる第1のユーザと第2のユーザとの会話へ参入する参入ユーザを検出する参入検出部と、
    前記参入ユーザの位置に応じて、前記参入ユーザに関するセンシングデータの取得を制御する制御部と、
    前記制御部による制御に基づいて取得されたセンシングデータを、前記第1の通信端末を利用する前記第1のユーザに向けて送信するセンシングデータ送信部と、
    前記参入ユーザの周囲に位置する出力装置を特定する特定部と、
    前記特定部により特定された出力装置の識別情報を前記第1の通信端末に送信する識別情報送信部と、
    を備え、
    前記第1の通信端末は、前記第1の通信端末が取得したセンシングデータを、前記識別情報により示される出力装置に送信し、
    前記第1の通信端末から前記センシングデータを受信した出力装置は、当該センシングデータを出力する、情報処理システム。
  11. 前記特定部は、前記出力装置に対応するゲートウェイをさらに特定し、
    前記識別情報送信部は、前記ゲートウェイの識別情報を前記第1の通信端末にさらに送信し、
    前記第1の通信端末は、前記出力装置宛てのセンシングデータを前記ゲートウェイに送信し、
    前記ゲートウェイは、前記第1の通信端末から受信したセンシングデータの方式を変換し、方式が変換されたセンシングデータを前記出力装置に送信する、請求項10に記載の情報処理システム。
  12. 第1の通信端末および第2の通信端末を用いて行われる第1のユーザと第2のユーザとの会話へ参入する参入ユーザとして、前記第2の通信端末の周囲に存在する2以上のユーザのうち、前記第2の通信端末に2番目以降に近いユーザを検出することと、
    前記参入ユーザの位置に応じて、前記参入ユーザに関するセンシングデータの取得を制御することと、
    前記センシングデータを、前記第1の通信端末を利用する前記第1のユーザに向けて送信することと、
    を含む、情報処理方法。
  13. 第1の通信端末および第2の通信端末を用いて行われる第1のユーザと第2のユーザとの会話へ参入する参入ユーザを、前記第2の通信端末に接近し、前記第2の通信端末の周囲に留まったユーザから検出することと、
    前記参入ユーザの位置に応じて、前記参入ユーザに関するセンシングデータの取得を制御することと、
    前記センシングデータを、前記第1の通信端末を利用する前記第1のユーザに向けて送信することと、
    を含む、情報処理方法。
  14. コンピュータを、
    第1の通信端末および第2の通信端末を用いて行われる第1のユーザと第2のユーザとの会話へ参入する参入ユーザとして、前記第2の通信端末の周囲に存在する2以上のユーザのうち、前記第2の通信端末に2番目以降に近いユーザを検出する参入検出部と、
    前記参入ユーザの位置に応じて、前記参入ユーザに関するセンシングデータの取得を制御する制御部と、
    前記センシングデータを、前記第1の通信端末を利用する前記第1のユーザに向けて送信するセンシングデータ送信部と、
    として機能させるための、プログラム。
  15. コンピュータを、
    第1の通信端末および第2の通信端末を用いて行われる第1のユーザと第2のユーザとの会話へ参入する参入ユーザを、前記第2の通信端末に接近し、前記第2の通信端末の周囲に留まったユーザから検出する参入検出部と、
    前記参入ユーザの位置に応じて、前記参入ユーザに関するセンシングデータの取得を制御する制御部と、
    前記センシングデータを、前記第1の通信端末を利用する前記第1のユーザに向けて送信するセンシングデータ送信部と、
    として機能させるための、プログラム。
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