JP6700980B2 - シャワーヘッド - Google Patents
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Description
本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、吐水形式を確認せずにシャワーを浴びようとしても、集中型の吐水が体に当たることを抑制可能なシャワーヘッドの提供を目的とする。
また、ノズル送水口よりシャワー面に近い位置にシャワー送水口を設け、これに合わせて摺動弁体(及びその切替え窓)が、シャワー面に接離する方向に摺動するようにしたので、ノズル送水口から線状ノズルまでの送水路とシャワー送水口からシャワー面までの送水路とが交差することが無いため、両送水路を短くかつ簡素化できる。
を備え、前記円弧状スリットは、前記摺動片を前記摺動方向について変位させる傾斜部を有することが好ましい。
このように、摺動杆を円弧状スリットに差し込み、摺動杆に固定した摺動片が円弧状スリットに沿って摺動するよう設けたので、円弧状スリットを回動させると、摺動杆及び摺動片は、相対的に円弧状スリットに沿って摺動する。傾斜部は摺動弁体の摺動方向に対し傾斜しているので、摺動片が傾斜部を摺動すると、摺動片及び摺動杆は、摺動弁体の摺動方向に摺動し、同時に摺動杆に連結された摺動弁体が摺動する。
このように、ヘッド部の側壁の周方向に回動する円弧状スリットにより、摺動弁を操作することで、ヘッド部の側壁に吐水方法を切替えるレバー等を配設することができる。
また、本発明は、有蓋有底筒状をなし蓋面にシャワー状の吐水を行うシャワー面を有するヘッド部と、前記ヘッド部へ送水を行うハンドル部とを備え、シャワー状の吐水を直線状の吐水に切替え可能なシャワーヘッドであって、 前記ヘッド部の側壁から直線状の吐水を行う線状ノズルを有し、 前記ヘッド部及び前記ハンドル部が互いに回動不能に設けられており、前記側壁は、前記線状ノズルからの吐水が通過するノズル窓を有することを特徴とするシャワーヘッドを含む。
加えて、本発明は、有蓋有底筒状をなし蓋面にシャワー状の吐水を行うシャワー面を有するヘッド部と、前記ヘッド部へ送水を行うハンドル部とを備え、シャワー状の吐水を直線状の吐水に切替え可能なシャワーヘッドであって、 前記ヘッド部の側壁から直線状の吐水を行う線状ノズルを有し、 前記ヘッド部及び前記ハンドル部が互いに回動不能に設けられており、前記線状ノズルの前方を開閉する開閉扉を備えることを特徴とするシャワーヘッドを含む。
図1は、本発明の一の実施形態に係るシャワーヘッド100を示している。シャワーヘッド100は、図1に示したように、シャワー面131を有するヘッド部10と、ハンドル部20と、線状ノズル32から線状の吐水を行う線状吐水部30とを主に備え、ヘッド部10の側壁10bから線状の吐水を行うよう構成されている。
尚、以下の説明において、ヘッド部10のシャワー面131側、底面11a側を、それぞれ単に「上側」、「下側」といい、ヘッド部10からハンドル部が延出する方向を単に「後側」といい、「後側」の逆側を単に「前側」というものとする。
また、柱状部12cは、図2に示すように、隣接する着脱板12fと合わせてノズル窓11dを開閉する開閉扉122を構成する。着脱板12fは、回動部12の内部へ収容される線状吐水部30や、摺動弁40等を収容する際に取り外せるよう、回動部12とは別体に形成されている。
摺動弁体44は、図5に示すように、下側が開口した略直方体の箱状をなし、前面(図5では左側の面)に横長矩形の貫通孔からなる切替え窓44aを備えている。摺動弁体44は、摺動杆52が上下方向に貫通するようにして固定され、摺動杆52とともに上下方向に摺動する。
円弧状スリット51は、図7(b)に示すように、上下方向に貫通するスリットの中間に断面が略円形の円形トンネル部51aを備え、円形トンネル部51aは、長手方向の一端側(図14の左側)に上下方向に傾斜する傾斜部51cを備え、長手方向の他端側(図14の右側)に上下方向について平坦な平坦部51dを備えている。円弧状スリット51のかかる形状は、回動部12と一体的に設けられている上側円弧状部126と、下側円弧状部56を重ね合わせることにより形成されている。
かかる形状の上側円弧状スリット126aと下側円弧状スリット56aを重ね合わせることで円弧状スリット51、円形トンネル部51a、円形トンネル部の傾斜部51c、及び平坦部51dが形成される。
シャワーヘッド100を使用する際には、まず、不図示の水栓を開いて不図示のホースを通じハンドル部20の内部へ水を供給する。続けて切替えボタン21を操作して、スライドバルブ22を開いて、図9に示すように、ハンドル部20からヘッド部10へと送水を行う。ハンドル部20からヘッド部10へ供給された水は、ケーシング11の連結口11e、及び弁箱本体451の連結口451aを介して摺動弁体44の内部へ流入する。
10ヘッド部
10a 蓋面
10b 側壁
11d ノズル窓
122 開閉扉
131 シャワー面
20 ハンドル部
32 線状ノズル
40 摺動弁
44摺動弁体
44a 切替え窓
45弁箱
451b ノズル送水口
452d シャワー送水口
50 操作部
51 円弧状スリット
51c 傾斜部
51d 平坦部
52 摺動杆
53 摺動片
Claims (8)
- 有蓋有底筒状をなし蓋面にシャワー状の吐水を行うシャワー面を有するヘッド部と、前記ヘッド部へ送水を行うハンドル部とを備え、シャワー状の吐水を直線状の吐水に切替え可能なシャワーヘッドであって、
前記ヘッド部の側壁から直線状の吐水を行う線状ノズルを有し、
前記ヘッド部及び前記ハンドル部が互いに回動不能に設けられており、
前記ヘッド部は、シャワー状の吐水と直線状の吐水を切替える摺動弁体と前記摺動弁体を操作する操作部と、前記線状ノズルに送水するノズル送水口と、前記ノズル送水口より前記シャワー面に近接して設けられるシャワー送水口とを有し、
前記摺動弁体は、前記シャワー面に接離する方向に摺動して、前記ハンドル部から供給された水を前記シャワー面、又は前記線状ノズルに択一的に送水するよう構成されていることを特徴とするシャワーヘッド。 - 前記線状ノズルは、前記ハンドル部が延出する方向と反対側において前記側壁に設けられている請求項1に記載のシャワーヘッド。
- 前記摺動弁体は、弁箱内を摺動するよう構成され、
前記弁箱は、前記線状ノズルに送水するノズル送水口と、前記ノズル送水口より前記シャワー面に近接して設けられるシャワー送水口とを含み、
前記摺動弁体は、前記シャワー送水口、又は前記ノズル送水口に択一的に連通して前記ハンドル部から供給された水を前記シャワー面、又は前記線状ノズルに送水する切替え窓を含む請求項1、又は請求項2に記載のシャワーヘッド。 - 前記操作部は、
前記摺動弁体から前記摺動弁体の摺動方向に延出する摺動杆と、
前記摺動杆が差し込まれ前記ヘッド部の側壁の周方向に回動操作可能に設けられる円弧状スリットと、
前記摺動杆に固定されるとともに前記円弧状スリットに沿って摺動する摺動片と
を備え、
前記円弧状スリットは、前記摺動片を前記摺動方向について変位させる傾斜部を有する請求項3に記載のシャワーヘッド。 - 前記側壁は、前記線状ノズルからの吐水が通過するノズル窓と、前記円弧状スリットと一体的に回動するとともに前記ノズル窓を開閉する開閉扉とを有し、
前記円弧状スリットは、前記傾斜部に連続する平坦部を有し、
前記摺動杆が前記傾斜部を前記平坦部に向けて摺動すると前記切替え窓が前記シャワー送水口に連通し、前記摺動杆が前記平坦部を前記傾斜部から遠ざかる方へ摺動すると前記開閉扉が前記ノズル窓を閉鎖するよう構成されている請求項4に記載のシャワーヘッド。 - 前記円弧状スリットは、前記側壁の少なくとも一部と一体的に回動するよう設けられる請求項4、又は請求項5に記載のシャワーヘッド。
- 有蓋有底筒状をなし蓋面にシャワー状の吐水を行うシャワー面を有するヘッド部と、前記ヘッド部へ送水を行うハンドル部とを備え、シャワー状の吐水を直線状の吐水に切替え可能なシャワーヘッドであって、
前記ヘッド部の側壁から直線状の吐水を行う線状ノズルを有し、
前記ヘッド部及び前記ハンドル部が互いに回動不能に設けられており、
前記側壁は、前記線状ノズルからの吐水が通過するノズル窓を有することを特徴とするシャワーヘッド。 - 有蓋有底筒状をなし蓋面にシャワー状の吐水を行うシャワー面を有するヘッド部と、前記ヘッド部へ送水を行うハンドル部とを備え、シャワー状の吐水を直線状の吐水に切替え可能なシャワーヘッドであって、
前記ヘッド部の側壁から直線状の吐水を行う線状ノズルを有し、
前記ヘッド部及び前記ハンドル部が互いに回動不能に設けられており、
前記線状ノズルの前方を開閉する開閉扉を備えることを特徴とするシャワーヘッド。
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2016
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